JP2014188640A - ロボットおよびロボット制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易かつ確実に、複数の組立対象物を組み立てることができるロボットおよびロボット制御方法を提供すること。
【解決手段】本発明のロボットは、複数のロボットアームを備え、前記ロボットアームは複数の組立対象物を組み立てる組立作業を行う本体部と、前記組立対象物の画像データを作成する撮像部と、前記画像データに基づいて、前記本体部の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記組立対象物に設定された前記組立作業における基準点を含む特徴点の数を評価する評価関数が記憶された記憶部と、前記評価関数を用いて、前記特徴点の数に応じた値を演算する演算部と、前記演算部の演算結果に基づいて、前記撮像装置に対する前記組立対象物の組立作業における目標位置および目標姿勢を設定する設定部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットおよびロボット制御方法に関するものである。
従来、複数のロボットアームを備えたロボットが知られている。このロボットアームは複数の腕部が連結され、最も先端側の腕部には、エンドエフェクタとして、例えば、ハンドが装着される。そして、ロボットは、一方のロボットアームのハンドにより第1組立対象物を把持し、他方のロボットアームのハンドにより第2組立対象物を把持し、第1組立対象物と第2組立対象物とを組み立てる組立作業を行う。この組立作業の際は、ロボット制御装置は、撮像装置により、第1組立対象物および第2組立対象物を撮像し、得られた画像データに基づいて、ロボットの作動を制御する。
また、特許文献1には、テンプレートマッチングを行う際に使用され、撮像装置の方向に応じたテンプレートを評価関数として用いることが開示されている。
国際公開第2002/067199号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置等の従来のロボットでは、撮像装置に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢について充分考慮されていない。すなわち、撮像装置に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢を精度良く設定できる画像データ、すなわち、組立作業を行い易い画像データが得られるようにすることはできない。
本発明の目的は、容易かつ的確に、組立対象物を組み立てることができるロボットおよびロボット制御方法を提供することにある。
このように、容易かつ的確に組立対象物を組み立てることができるロボットおよびロボット制御方法を提供する目的は、本発明に係わる下記により達成される。
(適用例1)
本発明に係わるロボットは、複数のロボットアームが第1組立対象物と第2組立対象物を含む組立物対象物を組み立てる本体部と、
前記組立対象物を撮像対象として含む画像データを取得する撮像部と、
前記本体部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、記憶部に記憶されている評価関数と前記撮像部が取得した画像データとに基づいて前記組立対象物の基準点情報を含む特徴点情報を演算する演算部と、前記演算部が取得した特徴点情報に基づいて目標位置および目標姿勢を設定する設定部と、を備えることを特徴とする。
これにより、画像データより、撮像装置に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢に関して特徴点情報を、すなわち、組立作業を行い易い特徴点情報を得ることができる。この特徴点情報によって、容易に、複数の組立対象物を組み立てることができる。
(適用例2)
本発明に係わるロボットでは、前記演算部は、前記画像データに含まれる撮像画像と前記組立対象物の基準画像とから、前記撮像画像における特徴点情報を取得することが好ましい。
これにより、予め取得された基準画像と実際の撮像画像とから演算することにより容易に特徴点を特定できる特徴点情報を得ることができる。
(適用例3)
本発明に係わるロボットでは、前記評価関数は、前記1組立対象物と前記第2組立対象物とが接近する方向と前記撮像部の視野の中心軸方向とがなす角度θに関係する情報項目を有することが好ましい。
これにより、撮像部に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢と撮像部の撮像視野との情報を演算に加えることによって、組立作業をより行い易い特徴点情報が得られるようにすることができる。
(適用例4)
本発明に係わるロボットでは、前記角度θが小さくなるにしたがって前記評価関数の角度θに関係する情報項目の値を大きくすることが好ましい。
これにより、撮像部に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢と撮像部の撮像視野との情報を演算に加えることによって、組立作業をより行い易い特徴点情報が得られるようにすることができる。
(適用例5)
本発明に係わるロボットでは、前記評価関数が、前記撮像部と前記組立対象物との距離に関係する情報項目を含むことが好ましい。
これにより、撮像部と組立対象物とが衝突等の干渉をおこさない距離を保持し、且つ組立作業をより行い易い特徴点情報が得られるようにすることができる。
(適用例6)
本発明に係わるロボットでは、前記情報項目に関係する前記距離の閾値を有し、前記距離が前記閾値以上且つ前記閾値に近いほど前記情報項目の値を大きくし、前記距離が前記閾値よりも小さいと前記情報項目の値を小さくすることが好ましい。
これにより、撮像部と組立対象物とが衝突等の干渉をおこさない距離を保持し、且つ組立作業をより行い易い特徴点情報が得られるようにすることができる。
(適用例7)
本発明に係わるロボットでは、前記組立作業を開始する開始前に、前記撮像部が前記組立対象物を含む画像データを取得し、前記演算部が前記評価関数に基づく演算を行い、前記設定部は前記目標位置および前記目標姿勢を設定することが好ましい。
これにより、撮像部と組立対象物とが衝突等の干渉をおこさない距離を保持し、且つ組立作業をより行い易い特徴点情報が得られるようにすることができる。
(適用例8)
本発明に係わるロボットでは、前記組立対象物の位置を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して複数の前記特徴点情報を取得し、前記設定部は前記特徴点情報の情報項目の値が大きいときの前記組立対象物の位置を目標位置として設定することが好ましい。
これにより、第1組立対象物と第2組立対象物の目標位置を容易に設定することができる。
(適用例9)
本発明のロボットでは、前記組立対象物の姿勢を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して複数の前記特徴点情報を取得し、前記設定部は前記特徴点情報の情報項目の値が大きいときの前記組立対象物の姿勢を目標姿勢として設定することが好ましい。
これにより、第1組立対象物と第2組立対象物の目標姿勢を容易に設定することができる
(適用例10)
本発明に係わるロボットでは、前記組立対象物の位置に関係する前記特徴点情報の閾値を有し、前記組立対象物の位置を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して前記特徴点情報を取得し
前記設定部が前記特徴点情報の値が前記閾値よりも大きい前記組立対象物の位置を前記目標位置として設定することが好ましい。
これにより、第1組立対象物と第2組立対象物の目標位置を容易に設定することができる。
(適用例11)
本発明に係わるロボットでは、前記組立対象物の姿勢に関係する前記特徴点情報の閾値を有し、前記組立対象物の姿勢を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して前記特徴点情報を取得し
前記設定部が前記特徴点情報の値が前記閾値よりも大きい前記組立対象物の姿勢を前記目標位置として設定することが好ましい。
これにより、撮像装置に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢を、組立作業をより行い易い画像データが得られるようにすることができる。
これにより、第1組立対象物と第2組立対象物の目標姿勢を容易に設定することができる
(適用例12)
本発明に係わるロボットでは、前記基準点情報は前記組立対象物の組み立てに用いるように予め設定された基準点となる特徴点を含む情報であり、前記特徴点情報は前記組立対象物の画像データから抽出された特徴点を含む情報であることが好ましい。
これにより、画像データより、撮像装置に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢に関して特徴点情報を、すなわち、組立作業を行い易い特徴点情報を得ることができる。この特徴点情報によって、容易に、複数の組立対象物を組み立てることができる。
(適用例13)
本発明に係わるロボット制御方法は、複数のロボットアームを備えた本体部が複数の組立対象物を組み立てる組立作業を行い、撮像部が前記組立対象物を撮像対象として含む画像データを取得して、制御部が前記本体部の動作を制御するロボット制御方法であって、
記憶部に記憶された評価関数と前記画像データから、前記組立対象物に定められている前記組立作業における基準点情報を含む特徴点の情報を評価する手段と、
前記特徴点の情報に基づいて、前記撮像装置に対する前記組立対象物の前記組立作業における目標位置および目標姿勢を設定する手段と、を有することを特徴とすることを特徴とする。
これにより、撮像部に対する第1組立対象物および第2組立対象物の位置および姿勢に関しての特徴点情報、すなわち、組立作業を行い易い特徴点情報が得られるようにすることができる。これによって、容易かつ確実に、複数の組立対象物を組み立てることができる。
本発明のロボットの実施形態におけるロボット本体を正面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットのロボット本体を背面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットのロボット本体の概略図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すロボットのロボット制御装置の主要部のブロック図である。 図1に示すロボットの評価関数を説明するための図である。 図1に示すロボットの評価関数を説明するための図である。 図1に示すロボットの評価関数を説明するための図である。 図1に示すロボットの評価関数を説明するための図である。
以下、本発明のロボットおよびロボット制御方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のロボットの実施形態におけるロボット本体を正面側から見た斜視図である。図2は、図1に示すロボットのロボット本体を背面側から見た斜視図である。図3は、図1に示すロボットのロボット本体の概略図である。図4は、図1に示すロボットの主要部のブロック図である。図5は、図1に示すロボットのロボット制御装置の主要部のブロック図である。図6〜図9は、それぞれ、図1に示すロボットの評価関数を説明するための図である。
なお、以下では、説明の都合上、図1〜図3中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1〜図3中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。また、図1では、リストの先端面の構成を示すため、ハンドの図示を省略し、図2もそれに合わせた。
図1〜図4に示すロボット(産業用ロボット)100は、例えば腕時計のような精密機器等を製造する製造工程で用いることができ、ロボット本体(本体部)10と、ロボット本体10の作動を制御するロボット制御装置(制御部)20(図4、図5参照)と、撮像装置(撮像部)として電子カメラ71とを有している。ロボット本体10と、ロボット制御装置20と、電子カメラ71とは、それぞれ、電気的に接続されている。また、ロボット制御装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)が内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)等で構成することができる。なお、ロボット本体10とロボット制御装置20とは、一体であってもよく、また、別体であってもよい。なお、ロボット制御装置20については、後で詳述する。
ロボット本体10は、基台11と、4本の腕部12、13、14、15と、リスト16と、6つの駆動源401、402、403、404、405、406とを有する第1ロボットアーム31と、基台11と、4本の腕部12、13、14、15と、リスト16と、6つの駆動源401、402、403、404、405、406とを有する第2ロボットアーム32とを備えている。なお、第1ロボットアーム31と第2ロボットアーム32とは、左右対称であり、その構成は、同様であるので、以下では代表的に、第1ロボットアーム31について説明し、第2ロボットアーム32については説明を省略する。
このロボット本体10は、基台11と、腕部12、13、14、15と、リスト16とが基端側から先端側に向ってこの順に連結された垂直多関節(6軸)ロボットの本体である。垂直多関節ロボットでは、基台11と、腕部12〜15と、リスト16とを総称して「ロボットアーム」とする。
図3に示すように、腕部12〜15、リスト16は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。
この腕部12〜15、リスト16の長さは、それぞれ、特に限定されないが、図示の構成では、腕部12〜14の長さが、他の腕部15およびリスト16よりも長く設定されている。なお、例えば、第3腕部14の長さを第1腕部12および第2腕部13の長さよりも短くしてもよい。
基台11と第1腕部12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、第1腕部12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な第1回転軸O1を回転中心とし、その第1回転軸O1回りに回動自在となっている。第1回転軸O1は、基台11の設置面である床101の上面の法線と一致している。この第1回転軸O1回りの回動は、第1駆動源401の駆動によりなされる。また、第1駆動源401はモーター401Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター401Mは電気的に接続されたモータードライバー301を介してロボット制御装置20により制御される。第1駆動源401はモーター401Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター401Mからの駆動を伝達されても良く、また、減速機が省略されていてもよい。
第1腕部12と第2腕部13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、第2腕部13は、第1腕部12に対し、水平方向と平行な第2回転軸O2を軸中心として回動自在となっている。第2回転軸O2は、第1回転軸O1と直交している。この第2回転軸O2回りの回動は、第2駆動源402の駆動によりなされる。また、第2駆動源402はモーター402Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター402Mは電気的に接続されたモータードライバー302を介してロボット制御装置20により制御される。第2駆動源402はモーター402Mの他に設けた減速機(図示せず)によってモーター402Mからの駆動を伝達されても良く、また、減速機が省略されていてもよい。なお、第2回転軸O2は、第1回転軸O1に直交する軸と平行であってもよい。
第2腕部13と第3腕部14とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、第3腕部14は、第2腕部13に対して水平方向と平行な回転軸O3を回転中心とし、その第3回転軸O3回りに回動可能となっている。第3回転軸O3は、第2回転軸O2と平行である。この第3回転軸O3回りの回動は、第3駆動源403の駆動によりなされる。また、第3駆動源403は、モーター403Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター403Mは電気的に接続されたモータードライバー303を介してロボット制御装置20により制御される。第3駆動源403はモーター403Mの他に減速機(図示せず)も設けてモーター403Mからの駆動を伝達されても良く、また、減速機が省略されていてもよい。
第3腕部14と第4腕部15とは、関節174を介して連結されている。そして、第4腕部15は、第3腕部14(基台11)に対し、第3腕部14の中心軸方向と平行な第4回転軸O4を回転中心とし、その第4回転軸O4回りに回動自在となっている。第4回転軸O4は、第3回転軸O3と直交している。この第4回転軸O4回りの回動は、第4駆動源404の駆動によりなされる。また、第4駆動源404は、モーター404Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター404Mは電気的に接続されたモータードライバー304を介してロボット制御装置20により制御される。第4駆動源404はモーター404Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター404Mからの駆動を伝達されてもよく、また、減速機が省略されていてもよい。なお、第4回転軸O4は、第3回転軸O3に直交する軸と平行であってもよい。
第4腕部15とリスト16とは、関節175を介して連結されている。そして、リスト16は、第4腕部15に対して水平方向(y軸方向)と平行な第5回転軸O5を回転中心とし、その第5回転軸O5回りに回動自在となっている。第5回転軸O5は、第4回転軸O4と直交している。この第5回転軸O5回りの回動は、第5駆動源405の駆動によりなされる。また、第5駆動源405は、モーター405Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター405Mは電気的に接続されたモータードライバー305を介してロボット制御装置20により制御される。第5駆動源405はモーター405Mとともに設けた減速機(図示せず)によってモーター405Mからの駆動を伝達されてもよく、また、減速機が省略されていてもよい。また、リスト16は、関節(ジョイント)176を介して、第5回転軸O5と垂直な第6回転軸O6を回転中心とし、その第6回転軸O6回りにも回動自在となっている。回転軸O6は、回転軸O5と直交している。この第6回転軸O6回りの回動は、第6駆動源406駆動によりなされる。また、第6駆動源406の駆動は、モーター406Mとケーブル(図示せず)によって駆動され、このモーター406Mは電気的に接続されたモータードライバー306を介してロボット制御装置20により制御される。第6駆動源406はモーター406Mの他に減速機(図示せず)も設けてモーター406Mからの駆動を伝達されても良く、また、減速機が省略されていてもよい。なお、第5回転軸O5は、第4回転軸O4に直交する軸と平行であってもよく、また、第6回転軸O6は、第5回転軸O5に直交する軸と平行であってもよい。
駆動源401〜406には、それぞれのモーターまたは減速機に、第1角度センサー411、第2角度センサー412、第3角度センサー413、第4角度センサー414、第5角度センサー415、第6角度センサー416が設けられている。これらの角度センサーとして、エンコーダ、ロータリーエンコーダ等が用いることができる。これらの角度センサー411〜416により、それぞれ、駆動源401〜406のモーターあるいは減速機の回転軸の回転角度を検出する。この駆動源401〜406のモーターとしては、それぞれ、特に限定されず、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いるのが好ましい。また、前記各ケーブルは、それぞれ、ロボット本体10を挿通していてもよい。
ロボット本体10は、ロボット制御装置20と電気的に接続されている。すなわち、駆動源401〜406、角度センサー411〜416は、それぞれ、ロボット制御装置20と電気的に接続されている。
そして、ロボット制御装置20は、腕部12〜15、リスト16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、駆動源401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この場合、ロボット制御装置20は、角度センサー411〜416により検出を行い、その検出結果に基づいて、駆動源401〜406の駆動、例えば、角加速度、角速度、回転角度等をそれぞれ制御する。この制御プログラムは、ロボット制御装置20に内蔵された記録媒体に予め記憶されている。
図1、図2に示すように、基台11は、ロボット本体10が垂直多関節ロボットの本体の場合、当該垂直多関節ロボットの最も下方に位置し、設置スペースの床101に固定される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、図1、図2に示す本実施形態では、複数本のボルト111による固定方法を用いている。なお、基台11の設置スペースでの固定箇所としては、床の他に、設置スペースの壁や天井とすることもできる。
基台11は、中空の基台本体(ハウジング)112を有している。基台本体112は、円筒状をなす円筒状部113と、当該円筒状部113の外周部に一体的に形成された、箱状をなす箱状部114とに分けることができる。そして、このような基台本体112には、例えば、モーター401Mやモータードライバー301〜306が収納されている。
腕部12〜15は、それぞれ、中空の腕部本体2と、駆動機構3と、封止手段4とを有している。なお、以下では、説明の都合上、第1腕部12が有する腕部本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「腕部本体2a」、「駆動機構3a」、「封止手段4a」と言い、第2腕部13が有する腕部本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「腕部本体2b」、「駆動機構3b」、「封止手段4b」と言い、第3腕部14が有する腕部本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「腕部本体2c」、「駆動機構3c」、「封止手段4c」と言い、第4腕部15が有する腕部本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「腕部本体2d」、「駆動機構3d」、「封止手段4d」と言うことがある。
また、関節171〜176は、それぞれ、回動支持機構(図示せず)を有している。この回動支持機構は、互いに連結された2本の腕部のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構、互いに連結された基台11と第1腕部12のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構、互いに連結された第4腕部15と第5リスト16のうちの一方を他方に対し回動可能に支持する機構である。互いに連結された第4腕部15とリスト16とを一例とした場合、回動支持機構は、リスト16を第4腕部15に対し回動させることができる。また、各回動支持機構は、それぞれ、対応するモーターの回転速度を所定の減速比で減速して、その駆動力を対応する腕部、リスト16のリスト本体161、支持リング162に伝達する減速機(図示せず)を有している。
第1腕部12は、基台11の上端部(先端部)に水平方向に対し傾斜した姿勢で連結されている。この第1腕部12では、駆動機構3aがモーター402Mを有しており、腕部本体2a内に収納している。また、腕部本体2a内は、封止手段4aにより気密封止されている。
第2腕部13は、第1腕部12の先端部に連結されている。この第2腕部13では、駆動機構3bがモーター403Mを有しており、腕部本体2b内に収納している。また、腕部本体2a内は、封止手段4bにより気密封止されている。
第3腕部14は、第2腕部13の先端部に連結されている。この第3腕部14では、駆動機構3cがモーター404Mを有しており、腕部本体2c内に収納している。また、腕部本体2c内は、封止手段4cにより気密封止されている。
第4腕部15は、第3腕部14の先端部に、その中心軸方向と平行に連結されている。この腕部15では、駆動機構3dがモーター405M、406Mを有しており、腕部本体2d内に収納している。また、腕部本体2d内は、封止手段4dにより気密封止されている。
第4腕部15の先端部(基台11と反対側の端部)には、リスト16が連結されている。第1ロボットアーム31および第2ロボットアーム32のリスト16には、それぞれ、その先端部(第4腕部15と反対側の端部)に、エンドエフェクタとして、本実施形態では、例えば、腕時計等のような精密機器を把持するハンド(マニピュレーター)91、92(図3、図6参照)が着脱自在に装着される。ハンド91、92としては、それぞれ、特に限定されないが、本実施形態では、ハンド91、92は、それぞれ、2本の指部(フィンガー)17、18と、指部(フィンガー)17、18を駆動する2つの駆動源(図示せず)とを有している。各駆動源の作動は、ロボット制御装置20により制御される。
このロボット100は、ロボット制御装置20により、ロボット本体10(腕部12〜15、リスト16、ハンド91、92等)、電子カメラ71の作動を制御することにより、ハンド91で第1組立対象物である挿入物41(図6〜図8参照)を把持し、ハンド92で第2組立対象物である挿入対象物51(図6〜図8参照)を把持し、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51に設けられた挿入箇所である穴52に挿入する組立作業(動作)を行う。なお、ハンド91で挿入対象物51を把持し、ハンド92で挿入物41を把持してもよい。また、ハンド91、92の指部の本数は、それぞれ、2本に限定されず、3本以上であってもよい。
なお、挿入物41の形状、挿入対象物51の形状は、それぞれ、特に限定されないが、本実施形態では、代表的に、挿入物41、挿入対象物51の穴52の形状をそれぞれ円筒状、挿入対象物51の全体形状を直方体状とした場合を図示して説明する。
また、挿入対象物51に形成された穴52には、貫通穴と、貫通していない穴、すなわち、有底の穴(凹部)とが含まれるが、本実施形態では、代表的に、有底の穴を図示して説明を行う。また、挿入物41は、その穴52に挿入部42のみが挿入されてもよく、また、挿入物41全体が挿入されてもよい。また、穴が貫通穴の場合は、挿入物41は、その貫通穴を通過してしまってもよい。また、挿入対象物51に設けられた挿入箇所は、穴に限定されるものでもない。
また、組立作業としては、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52に挿入する作業に限定されず、その他、例えば、第1組立対象物と第2組立対象物とを当接させる作業、第1組立対象物と第2組立対象物とを並べる作業、第1組立対象物と第2組立対象物とを接着剤で接着する作業等が挙げられる。
リスト16は、円筒状をなすリスト本体(第6腕部)161と、リスト本体161と別体で構成され、当該リスト本体161の基端部に設けられ、リング状をなす支持リング(第5腕部)162とを有している。
リスト本体161の先端面163は、平坦な面となっており、その先端面163は、ハンド91(92)等が装着される装着部となる。また、リスト本体161は、関節176を介して、第4腕部15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター406Mの駆動により、回転軸O6回りに回動する。
支持リング162は、関節175を介して、第4腕部15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター405Mの駆動により、リスト本体161ごと回転軸O5回りに回動する。
また、図3〜図5に示すように、ロボット本体10は、第1ロボットアーム31のリスト16の先端部(リスト16とハンド91との間)に設けられた力覚センサー81と、第2ロボットアーム32のリスト16の先端部(リスト16とハンド92との間)に設けられた力覚センサー82とを有している。なお、力覚センサー81、82は、それぞれ、前記の位置に限らず、例えば、ハンド91、92の基端部等に設けられていてもよい。
力覚センサー81、82は、それぞれ、ハンド91が把持した挿入物41、ハンド92が把持した挿入対象物51を介して受ける反力等の力やモーメントを検出するものである。この力覚センサー81、82としては、それぞれ、特に限定されず、各種のものを用いることができるが、その1例としては、例えば、互いに直交する3軸の各軸方向の力および各軸回りのモーメントを検出する6軸力センサー等が挙げられる。なお、以下では、力とモーメントとを含めて力と言う。
力覚センサー81、82の形状は、それぞれ、特に限定されないが、本実施形態では、力覚センサー81、82は、それぞれ、平面視で、すなわち図3中の左右方向から見て、円形をなしている。
この力覚センサー81、82の検出結果、すなわち、力覚センサー81、82から出力される信号は、それぞれ、ロボット制御装置20に入力され、ロボット制御装置20は、力覚センサー81、82の検出結果に基づいて所定の制御を行う。
電子カメラ71は、撮像素子を有し、ロボット本体10が作業する領域、すなわち、可動範囲を撮像することができるようになっており、第1ロボットアーム31のハンド91が把持した挿入物41、第2ロボットアーム32のハンド92が把持した挿入対象物51等を撮像する(図4〜図6参照)。電子カメラ71により撮像し、作成された(得られた)画像データ(撮像データ)は、ロボット制御装置20に入力され、ロボット制御装置20は、前記画像データ(画像データから得られる画像を含む)に基づいて、所定処理を行い、ロボット本体10の作動を制御する。
また、電子カメラ71は、ロボット本体10から所定距離離間した位置に設置されている。これにより、ロボット本体10が作動しても電子カメラ71は、常に、一定の位置にあり、容易に、ロボット制御装置20は、各処理を行うことができる。
次に、図1、図2、図4、図5を参照し、ロボット制御装置20の構成について説明する。
ロボット制御装置20は、ロボット本体10全体、すなわち、第1駆動源401、第2駆動源402、第3駆動源403、第4駆動源404、第5駆動源405、第6駆動源406、リスト16に装着されたハンド91、92の駆動源、電子カメラ71等の作動をそれぞれ制御する装置である。
図1、図2、図4に示すように、ロボット制御装置20は、第1駆動源401の作動を制御する第1駆動源制御部201と、第2駆動源402の作動を制御する第2駆動源制御部202と、第3駆動源403の作動を制御する第3駆動源制御部203と、第4駆動源404の作動を制御する第4駆動源制御部204と、第5駆動源405の作動を制御する第5駆動源制御部205と、第6駆動源406の作動を制御する第6駆動源制御部206とを有している。
ここで、ロボット制御装置20は、ロボット本体10が行う処理の内容に基づいてリスト16の先端部の目標位置、すなわち、リスト16に装着されたハンド91(92)の目標位置を求め、その目標位置にハンド91を移動させるための軌道を生成する。そして、ロボット制御装置20は、その生成した軌道に沿ってハンド91(リスト16)が移動するように、各駆動源401〜406の回転角度を所定の制御周期ごとに測定し、この測定結果に基づいて演算した値をそれぞれ各駆動源401〜406の位置指令Pcとして駆動源制御部201〜206に出力する。なお、前記および以下では、「値が入力、出力」等と表記しているが、これは、「その値に対応する信号が入力、出力」の意味である。
第1駆動源制御部201には、第1駆動源401の位置指令Pcの他、第1角度センサー411から検出信号が入力される。第1駆動源制御部201は、第1角度センサー411の検出信号から算出される第1駆動源401の回転角度(位置フィードバック値Pfb)が位置指令Pcになり、かつ、後述する角速度フィードバック値ωfbが後述する角速度指令ωcになるように、各検出信号を用いたフィードバック制御によって第1駆動源401を駆動する。
すなわち、第1駆動源制御部201の第1減算器(図示せず)には、位置指令Pcが入力され、また、後述する位置フィードバック値Pfbが入力される。第1駆動源制御部201では、第1角度センサー411から入力されるパルス数がカウントされるとともに、そのカウント値に応じた第1駆動源401の回転角度が位置フィードバック値Pfbとして第1減算器に出力される。第1減算器は、これら位置指令Pcと位置フィードバック値Pfbとの偏差(第1駆動源401の回転角度の目標値から位置フィードバック値Pfbを減算した値)を出力する。
また、第1駆動源制御部201は、第1減算器から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン等を用いた所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第1駆動源401の角速度の目標値を演算する。そして、その第1駆動源401の角速度の目標値(指令値)を示す信号を角速度指令(第1角速度指令)ωcとして第2減算器(図示せず)に出力する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、比例制御(P制御)がなされるが、これに限定されるものではない。
また、第1駆動源制御部201は、第1角度センサー411から入力されるパルス信号の周波数に基づいて、第1駆動源401の角速度が算出され、その角速度が角速度フィードバック値ωfbとして第2減算器に出力される。
第2減算器には、角速度指令ωcが入力され、また、角速度フィードバック値ωfbが入力される。第2減算器は、これら角速度指令ωcと角速度フィードバック値ωfbとの偏差(第1駆動源401の角速度の目標値から角速度フィードバック値ωfbを減算した値)を出力する。
また、第1駆動源制御部201は、第2減算器から入力された偏差と、予め定められた係数である比例ゲイン、積分ゲイン等を用い、積分を含む所定の演算処理を行うことで、その偏差に応じた第1駆動源401の角加速度(トルク)の目標値を演算する。そして第1駆動源制御部201は、その第1駆動源401の角加速度の目標値(指令値)を示す信号を角加速度指令(トルク指令)として生成する。なお、ここでは、本実施形態では、フィードバック制御として、PI制御がなされるが、これに限定されるものではない。
第1駆動源制御部201は、その角加速度指令に基づいて、第1駆動源401の駆動信号(駆動電流)を生成し、モータードライバー301を介してモーター401Mに供給する。
このようにして、第1駆動源401の角加速度、すなわち、トルクがその目標値と可及的に等しくなり、かつ、位置フィードバック値Pfbが位置指令Pcと可及的に等しくなるとともに、角速度フィードバック値ωfbが角速度指令ωcと可及的に等しくなるように、フィードバック制御がなされ、第1駆動源401の駆動電流が制御される。
なお、第2駆動源制御部202〜第6駆動源制御部206については、それぞれ、前記第1駆動源制御部201と同様であるので、その説明は省略する。
また、第2ロボットアーム32については、前記第1ロボットアーム31と同様であるので、その説明は省略する。
また、図5に示すように、ロボット制御装置20は、記憶部21と、演算部22と、設定部23とを有している。記憶部21には、後述する評価関数等が記憶される。ロボット制御装置20は、電子カメラ71により撮像して得られた画像データ、力覚センサー81の検出結果等に基づいて、ロボット本体10の作動を制御する。なお、演算部22は、評価関数と電子カメラ71が取得した画像データとに基づいて組立対象物の基準点情報を含む特徴点情報を演算する。また、設定部23は、演算部22が取得した特徴点情報に基づいて組立対象物の目標位置および目標姿勢を設定する。
前述したように、ロボット100は、ロボット制御装置20により、ロボット本体10(腕部12〜15、リスト16、ハンド91、92等)、電子カメラ71の作動を制御することにより、ハンド91で挿入物41を把持し、ハンド92で挿入対象物51を把持し、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52に挿入する組立作業を行う。この組立作業の際は、電子カメラ71により挿入物41および挿入対象物51を撮像し、画像データ(画像データから得られる画像を含む)を作成し、その画像データに基づいて、挿入物41の挿入部42および挿入対象物51の穴52の位置、姿勢等を特定し、第1ロボットアーム31、ハンド91、第2ロボットアーム32、ハンド92を作動させ、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52に挿入する。
なお、この組立作業の際は、力覚センサー81、82の検出結果に基づいて、例えば、インピーダンス制御等の力制御を行ってもよい。これにより、挿入物41、挿入対象物51等の物体同士を倣わせることができ、挿入物41、挿入対象物51が他の物体に接触した接触状態においてもその挿入物41、挿入対象物51に無理な力が加わることを防止することができる。
組立作業を行う場合は、その組立作業に先立って、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の組立作業における目標位置および目標姿勢を決定する。
そして、組立作業の際は、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52の近傍、すなわち、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52に挿入する直前の位置まで移動させた後、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢を前記組立作業における目標位置および目標姿勢にし、それを極力維持しつつ挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52に挿入する。なお、前記組立作業における目標位置および目標姿勢が、一旦、定まれば、組立作業を何度も行う場合、各組立作業において、それを用いることができる。
目標位置および目標姿勢を設定するにあたっては、まず、ハンド91で挿入物41を把持し、ハンド92で挿入対象物51を把持し、第1ロボットアーム31と第2ロボットアーム32とを相対的に変位させ、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52の近傍、すなわち、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52に挿入する直前の位置まで移動させる。また、第1ロボットアーム31と第2ロボットアーム32とを相対的に変位させ、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢を調整する。そして、電子カメラ71により、挿入物41および挿入対象物51を撮像し、画像データを作成する。
ロボット制御装置20は、前記画像データに基づいて、その画像データに対応する電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢を評価する、すなわち、その評価値(演算値)を求める。この評価値(演算値)は、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢、すなわち、前記画像データから作成される画像が組立作業を行い易いほど、大きい値になるようになっている。この評価値(演算値)は、演算部22により求められるが、その求め方については、後述する。
次に、第1ロボットアーム31と第2ロボットアーム32とを相対的に変位させ、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の少なくとも一方の位置および姿勢の少なくとも一方を変更する。そして、電子カメラ71により、挿入物41および挿入対象物51を撮像し、画像データを作成する。ロボット制御装置20は、前記画像データに基づいて、その画像データに対応する電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢を評価する、すなわち、その評価値を求める。
そして、前記挿入物41、挿入対象物51の位置、姿勢の変更、撮像、評価の一連の作業を繰り返し、複数回行う。この回数は、特に限定されず、諸条件に応じて適宜設定されるものであるが、10回以上、1000回以下であることが好ましく、50回以上、500回以下であることがより好ましい。
なお、挿入対象物51の位置および姿勢の変更、撮像までを先に複数回行い、その後、それぞれについて、評価を行ってもよい。
次に、ロボット制御装置20の設定部23は、前記各評価値(演算値)のうち、最大の評価値の画像データを選択し、その画像データに対応する電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢を前記組立作業における目標位置および目標姿勢として設定する。
なお、前記組立作業における目標位置および目標姿勢の設定の方法は、これに限定されず、例えば、下記のようにしてその目標位置および目標姿勢を設定してもよい。
すなわち、設定部23は、前記評価値(演算値)が所定の閾値よりも大きい画像データを選択し、その選択された各画像データに対応する電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢を前記組立作業における目標位置および目標姿勢として設定する。
所定の閾値よりも大きい評価値を発見した時点で、位置、姿勢の変更、撮像、評価の一連の作業を終了する。このことにより一連の作業の時間を短縮することが出来る。この際に、最急降下法や遺伝的アルゴリズム等の探索アルゴリズムを用いることで、より時間を短縮することが出来る。
また、評価値が閾値よりも大きい画像データがない場合は、例えば、さらに、複数回、前記挿入物41、挿入対象物51の位置、姿勢の変更、撮像、評価を行う。または、閾値を下げる。または、各評価値のうち、最大の評価値のものを選択する。
次に、前記評価値(演算値)の求め方、すなわち、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢の評価の方法について説明する。
電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢の評価は、評価関数を用いて行う。評価関数は、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置、姿勢について、組立作業の行い易さの度合いを示すものであり、その評価関数の演算値が大きいほど、組立作業が行い易い画像データが得られることとなる。なお、本実施形態では、3つの情報項目(評価関数F1、F2、F3)を有する評価関数Fを用いる。
次に、各情報項目(評価関数F1、F2、F3)ついて説明する。以下、評価関数Fの各情報項目をそれぞれ評価関数F1、F2、F3とする。
まずは、図6に基づいて、挿入物41および挿入対象物51上に定められている組立作業における基準点情報を含む特徴点情報を示す評価関数F1について説明する。
予め、挿入物41および挿入対象物51の基準画像として、CADで作成した挿入物41および挿入対象物51の画像(以下、「CAD画像」とも言う)が用意され、挿入物41および挿入対象物51上に、組立作業における基準点情報を含む特徴点が定められている。組立作業における基準点情報とは、組立作業の際、挿入物41の挿入部42および挿入対象物51の穴52を特定するための基準となる点または点の集合(線)等である。本実施形態では、穴52の開口53のエッジが基準点である。また、本実施形態では、特徴点は、複数種類あり、具体的には、挿入対象物51の穴52の開口53のエッジ、角、直線状のエッジと、挿入物41の円形状のエッジである。
挿入物41、挿入対象物51のCADデータ(CAD画像)に基づいて求めた挿入物41、挿入対象物51の直線状のエッジ、円形状のエッジの長さの合計値をLCADとする。また、ロボット本体10のハンド91、92が挿入物41および挿入対象物51を把持した状態で、電子カメラ71でその挿入物41、挿入対象物51を撮像して得られた画像データに基づいて求めた挿入物41、挿入対象物51の直線状のエッジ、円形状のエッジの長さの合計値(写っている部分の長さの合計値)をLcamとする。そして、LCADに対するLcamの比Lcam/LCADを評価関数F1の第1要素とする。
なお、以下では、前記挿入物41、挿入対象物51のCADデータを単に「CADデータ」とも言う。また、前記ロボット本体10のハンド91、92が挿入物41および挿入対象物51を把持した状態で、電子カメラ71でその挿入物41、挿入対象物51を撮像して得られた画像データを単に「画像データ」とも言う。
また、CADデータに基づいて求めた挿入物41、挿入対象物51の角の数をnCAD、画像データに基づいて求めた挿入物41、挿入対象物51の角の数をncamとしたとき、nCADに対するncamの比ncam/nCADを評価関数F1の第2要素とする。
また、CADデータに基づいて求めた挿入対象物51の穴52の開口53のエッジの長さの合計値をmCAD、画像データに基づいて求めた挿入対象物51の穴52の開口53のエッジの長さの合計値(写っている部分の長さ)をmcamとしたとき、mCADに対するmcamの比mcam/mCADを評価関数F1の第3要素とする。
評価関数F1は、下記(1)式で示される。
F1=a(mcam/mCAD)+b(ncam/nCAD)+c(Lcam/LCAD) ・・・(1)
前記a、b、cは、それぞれ、mcam/mCADと、ncam/nCADと、Lcam/LCADとに重み付けをするための定数(重み付け定数)である。
演算部22は、CADデータから得られるCAD画像と、画像データから得られる撮像画像とを比較して、撮像画像に含まれる特徴点を特定し、mcam、ncam、Lcamを求め、それらを前記評価関数F1に代入して、評価関数F1を演算し、特徴点の多さに応じた値を求める。
次に、図7に基づいて、電子カメラ71の視野の中心軸711方向と、挿入物41および挿入対象物51の組立方向とのなす角度θに対応する評価関数F2について説明する。
組立作業では、挿入対象物51の穴52の奥行き方向への作業精度よりも左右方向の作業精度のほうが重要となる。したがって、電子カメラ71の画像認識精度の劣る方向、すなわち、電子カメラ71の視野の中心軸711方向を、作業精度が低くてもよい挿入対象物51の穴52の奥行き方向となるようにすることが好ましい。
そこで、挿入物41と挿入対象物51とが接近する方向、すなわち、挿入物41の挿入部42の挿入対象物51の穴52への挿入方向(図7中矢印で示される方向)と、電子カメラ71の視野の中心軸711方向とのなす角をθとしたとき、評価関数F2は、下記(2)式で示される。この評価関数F2は、角度θが0に近いほど大きい値になる。なお、角度θは、CAD画像と撮像画像とのマッチング等を行い、撮像画像から求めることができる。
F2=0(θ<−π/2)
cosθ(−π/2≦θ≦π/2)
0(π/2<θ) ・・・(2)
なお、組立方向とは、第1組立対象物と第2組立対象物とを接近させる方向であり、本実施形態では、挿入物41の挿入対象物51の穴52への挿入方向である。
なお、組立作業が別の場合、例えば、第1組立対象物と第2組立対象物とを当接させる作業の場合は、組立方向は、第1組立対象物と第2組立対象物とを接近させる方向である。
次に、図8および図9に基づいて、電子カメラ71と、挿入物41および挿入対象物51との距離に対応する評価関数F3について説明する。
電子カメラ71の画像認識精度は、電子カメラ71と、挿入物41および挿入対象物51との距離とが離間しているほど低い。したがって、電子カメラ71、挿入物41および挿入対象物51との距離がより小さくなるようにすることが好ましい。但し、前記距離が小さくなりすぎると、電子カメラ71と、ロボット本体10とが接触するおそれがあるので、前記距離は、所定距離よりも小さくならないようにする。
そこで、電子カメラ71と挿入物41および挿入対象物51との距離をLとしたとき、評価関数F2は、下記(3)式で示される。図9に示すように、評価関数F3は、距離Lが閾値L0に近いほど大きい値になり、距離Lが閾値L0よりも小さくなると最低値となる。また、評価関数F3は、距離Lが閾値L0からL1に向って漸減し、L1よりも小さくなると最低値となる。
なお、距離Lは、電子カメラ71の予め定められた代表点712と、挿入物41および挿入対象物51の予め定められた代表点61との距離とする。電子カメラ71の代表点712としては、本実施形態では、例えば、電子カメラ71の先端面の中心とする。また、挿入物41および挿入対象物51の代表点61としては、本実施形態では、例えば、穴52の開口53の中心とする。なお、距離Lは、CAD画像と撮像画像とのマッチング等を行い、撮像画像から求めることができる。
F3=0(0<L<L0)
−d・(L−L1)(L0≦L≦L1)
0(L1<L) ・・・(3)
前記dは、定数である。
また、前記L0、L1は、それぞれ、閾値であり、L0<L1である。
したがって、評価関数(全体の評価関数)Fは、下記(4)式で示される。
F=F1+F2+F3 ・・・(4)
そして、特に優先させたい評価関数(項目)がある場合は、全体の評価関数Fは、下記(5)式で示される。
F=w1・F1+w2・F2+w3・F3 ・・・(5)
前記w1、w2、w3は、それぞれ、評価関数F1の値と、評価関数F2の値と、評価関数F3の値とに重み付けをするための定数(重み付け定数)である。
本実施形態では、前記(4)式で示される評価関数Fを用いることが好ましく、前記(5)式で示される評価関数Fを用いることがより好ましい。
なお、前記(4)式において、F2とF3とのいずれか一方を省略してもよい。同様に、前記(5)式において、w2・F2と、w3・F3とのいずれか一方を省略してもよい。また、前記(1)式で示される評価関数F1については、それを単独で用いてもよい。
以上説明したように、このロボット100によれば、電子カメラ71に対する挿入物41および挿入対象物51の位置および姿勢を、組立作業を行い易い画像データが得られるようにすることができる。これにより、容易かつ確実に、挿入物41と挿入対象物51とを組み立てること、すなわち、挿入物41の挿入部42を挿入対象物51の穴52へ挿入することができる。
なお、前述したように、組立作業の際、例えば、インピーダンス制御等の力制御を行ってもよい。以下、インピーダンス制御を併用する場合の一例(変形例)について説明する。
<変形例1>
角度θの絶対値が比較的大きい場合や距離Lが比較的大きい場合には、インピーダンス制御のパラメーターを比較的小さくする。これにより、挿入物41、挿入対象物51に無理な力が加わらないように柔らかく制御をすることができる。
一般的に、インピーダンス制御のパラメーターを小さくして柔らかく制御する場合には、動作の応答性が悪化する。したがって、電子カメラ71の精度が良い場合、すなわち、角度θの絶対値が比較的小さい場合や距離Lが比較的小さい場合は、インピーダンス制御のパラメーターを大きくし、動作の応答性を向上させる。また、電子カメラ71の精度が悪い場合、すなわち、角度θの絶対値が比較的大きい場合や距離Lが比較的大きい場合は、応答性を下げて挿入物41、挿入対象物51に無理な力が加わらない制御を行うことができる。
<変形例2>
インピーダンス制御のパラメーターを方向ごとに変更する。例えば、電子カメラ71の精度の良い左右方向は、パラメーターを大きくして応答性を向上させ、電子カメラ71の精度の悪い奥行き方向は、パラメーターを小さくして柔らかく制御する。
<変形例3>
第1ロボットアーム31と第2ロボットアーム32との制御方法を変える。例えば、挿入対象物51を把持する第2ロボットアーム32のみ、前述した評価関数を用いた位置制御を行い、挿入物41を把持する第1ロボットアーム31は、電子カメラ71により撮像して得られた画像データに基づく位置制御とインピーダンス制御とを組み合わせて制御を行う。
以上、本発明のロボットおよびロボット制御方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、各駆動源のモーターとしては、それぞれ、前記サーボモーターの他、例えば、ステッピングモーター等が挙げられる。また、モーターとしてステッピングモーターを用いる場合は、位置センサーとして、例えば、ステッピングモーターへ入力する駆動パルスの数を計測することで、モーターの回転角度を検出するものを用いてもよい。
また、各角度センサーの方式は、それぞれ、特に限定されず、例えば、光学式、磁気式、電磁式、電気式等が挙げられる。
また、前記実施形態では、ロボット本体が、2つの組立対象物を把持して組み立てるようになっているが、本発明では、これに限定されず、ロボット本体が、3つ以上の組立対象物を把持して組み立てるようになっていてもよい。
また、前記実施形態では、ロボット本体は、複数の腕部の隣り合う前記腕部同士を回動自在に連結してなるロボットアームを2つ有するロボット本体であるが、本発明では、これに限定されず、例えば、ロボットアームを3つ以上有するロボット本体であってもよい。そして、本発明では、3つ以上のロボットアームのエンドエフェクタがそれぞれ対応する組立対象物を把持し、その3つ以上の組立対象物を同時に組み立てるようになっていてもよい。
また、前記実施形態では、ロボットアームの回転軸の数は、6つであるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの回転軸の数は、例えば、3つ、4つ、5つまたは7つ以上でもよい。すなわち、本実施形態では、リストが2本の腕部を有しているので、ロボットアームの腕部の本数は、6本であるが、本発明では、これに限定されず、ロボットアームの腕部の本数は、例えば、3本、4本、5本または7本以上でもよい。
また、前記実施形態では、ロボット本体の2つのロボットアームは、互いに離間しているが、本発明では、これに限定されず、ロボット本体の2つのロボットアームは、例えば、その基端部等が互いに連結していてもよい。この場合、1例としては、ロボット本体が、胴部等を有し、2つのロボットアームが、それぞれ、その胴部に連結している構成等が挙げられる。
また、本発明では、ロボット本体は、腕部型ロボットに限定されず、他の形式のロボット、例えば、脚部を有する脚式歩行(走行)ロボット等であってもよい。
また、前記実施形態では、撮像装置の数は、1つであるが、本発明では、これに限定されず、撮像装置の数は、2つ以上でもよい。
また、前記実施形態では、撮像装置は、ロボット本体から離間した位置に設置されているが、本発明では、これに限定されず、撮像装置は、例えば、ロボット本体に設置されていてもよい。
また、前記実施形態では、撮像装置は、固定されているが、本発明では、これに限定されず、撮像装置は、例えば、移動可能に設置されていてもよい。
10……ロボット本体 11……基台 12、13、14、15……腕部 16……リスト 161……リスト本体 162……支持リング 163……先端面 171、172、173、174、175、176……関節(ジョイント) 17、18……指部 2、2a、2b、2c、2d……腕部本体 3、3a、3b、3c、3d……駆動機構 4、4a、4b、4c、4d……封止手段 20……ロボット制御装置 21……記憶部 22……演算部 23……設定部 100……ロボット(産業用ロボット) 101……床 111……ボルト 112……基台本体 113……円筒状部 114……箱状部 201、202、203、204、205、206……駆動源制御部 301、302、303、304、305、306……モータードライバー 401、402、403、404、405、406……駆動源 401M、402M、403M、404M、405M、406M……モーター 411、412、413、414、415、416……角度センサー 31、32……ロボットアーム 41……挿入物 42……挿入部 51……挿入対象物 52……穴 53……開口 61……代表点 71……電子カメラ 711……中心軸 712……代表点 81、82……力覚センサー 91、92……ハンド O1、O2、O3、O4、O5、O6……回転軸

Claims (13)

  1. 複数のロボットアームが第1組立対象物と第2組立対象物を含む組立物対象物を組み立てる本体部と、
    前記組立対象物を撮像対象として含む画像データを取得する撮像部と、
    前記本体部の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、記憶部に記憶されている評価関数と前記撮像部が取得した画像データとに基づいて前記組立対象物の基準点情報を含む特徴点情報を演算する演算部と、前記演算部が取得した特徴点情報に基づいて目標位置および目標姿勢を設定する設定部と、を備えることを特徴とするロボット。
  2. 前記演算部は、前記画像データに含まれる撮像画像と前記組立対象物の基準画像とから、前記撮像画像における特徴点情報を取得する請求項1に記載のロボット。
  3. 前記評価関数は、前記1組立対象物と前記第2組立対象物とが接近する方向と前記撮像部の視野の中心軸方向とがなす角度θに関係する情報項目を有する請求項1ないし2のいずれか1項に記載のロボット。
  4. 前記角度θが小さくなるにしたがって前記評価関数の角度θに関係する情報項目の値を大きくする請求項3に記載のロボット。
  5. 前記評価関数が、前記撮像部と前記組立対象物との距離に関係する情報項目を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載のロボット。
  6. 前記情報項目に関係する前記距離の閾値を有し、前記距離が前記閾値以上且つ前記閾値に近いほど前記情報項目の値を大きくし、前記距離が前記閾値よりも小さいと前記情報項目の値を小さくする請求項5に記載のロボット。
  7. 前記組立作業を開始する開始前に、前記撮像部が前記組立対象物を含む画像データを取得し、前記演算部が前記評価関数に基づく演算を行い、前記設定部は前記目標位置および前記目標姿勢を設定する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボット。
  8. 前記組立対象物の位置を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して複数の前記特徴点情報を取得し、前記設定部は前記特徴点情報の情報項目の値が大きいときの前記組立対象物の位置を目標位置として設定する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
  9. 前記組立対象物の姿勢を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して複数の前記特徴点情報を取得し、前記設定部は前記特徴点情報の情報項目の値が大きいときの前記組立対象物の姿勢を目標姿勢として設定する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
  10. 前記組立対象物の位置に関係する前記特徴点情報の閾値を有し、前記組立対象物の位置を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して前記特徴点情報を取得し
    前記設定部が前記特徴点情報の値が前記閾値よりも大きい前記組立対象物の位置を前記目標位置として設定する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
  11. 前記組立対象物の姿勢に関係する前記特徴点情報の閾値を有し、前記組立対象物の姿勢を複数回変更して撮像された撮像画像から複数の画像データを取得し、前記演算部が前記画像データと前記評価関数とに基づいて演算して前記特徴点情報を取得し
    前記設定部が前記特徴点情報の値が前記閾値よりも大きい前記組立対象物の姿勢を前記目標位置として設定する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のロボット。
  12. 本発明に係わるロボットでは、前記基準点情報は前記組立対象物の組み立てに用いるように予め設定された基準点となる特徴点を含む情報であり、前記特徴点情報は前記組立対象物の画像データから抽出された特徴点を含む情報である請求項1ないし11のいずれか1項に記載のロボット。
  13. 複数のロボットアームを備えた本体部が複数の組立対象物を組み立てる組立作業を行い、撮像部が前記組立対象物を撮像対象として含む画像データを取得して、制御部が前記本体部の動作を制御するロボット制御方法であって、
    記憶部に記憶された評価関数と前記画像データから、前記組立対象物に定められている前記組立作業における基準点情報を含む特徴点情報を評価する手段と、
    前記特徴点情報をに基づいて、前記撮像装置に対する前記組立対象物の前記組立作業における目標位置および目標姿勢を設定する手段と、を有することを特徴とするロボット制御方法。
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