JP2014188510A - 血液中の気泡を分離排出するための気液分離処理装置 - Google Patents

血液中の気泡を分離排出するための気液分離処理装置 Download PDF

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Shigeki Kawarabata
茂樹 河原畑
Masayoshi Omori
正芳 大森
Daisuke Koyama
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Abstract

【課題】体外循環する血液中に混入した気泡を、溶血の発生を回避しながら、超音波を利用して血液非接触で捕捉し、血液から分離して排出する。
【解決手段】空洞2aを形成する容器壁を有するリアクタ2と、容器壁に設けられた流入管部3と、流入管部と管軸方向で対向する箇所の容器壁に設けられた気泡排出管部5と、流入管部の管軸に対して交差する方向に管軸を配向させて容器壁に設けられた流出管部4と、流入管部および気泡排出管部のそれぞれに隣接した領域の容器壁に設けられた一対の超音波振動子6a、6bと、超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備えた気液分離処理装置。一対の超音波振動子を駆動することにより、空洞内に超音波の定在波を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、心血管部系手術等に伴う血液の体外循環に際して、循環する血液中に混入した気泡(マイクロバブル)を血液から分離して排出するための気液分離処理装置に関する。
体外循環を伴う心血管系手術では、無血術視野を得るため、あるいは手術操作を簡便に行うために、体外循環回路中に一時的に生体機能を代行可能な血液処理器を使用するのが一般的である。体外に取り出された患者の血液は、体外循環回路を循環する間に、血液処理器によりガス交換や、除水などの処理が行われ、再び体内に戻される。その際の様々な要因により、回路中の血液に気泡が混入したり、発生したりすることがある。
大量の気泡が混入した血液を体内に戻すと、空気塞栓などにより末梢循環障害が生じ、虚血などによる組織の障害が発生することが知られている。したがって、このような体外循環回路を用いる際には、血液から気泡を分離するための気液分離処理装置を組み込むことが望ましい。
例えば、開放型貯血槽では、導管により流入した血液の流速を極端に遅くすることにより、混入した気泡が浮力により血液中より気液分離されるように構成されている。また、血液フィルタ装置も、ほぼ同様の効果を期待した装置として一般的に知られている。その構成及び使用形態が、例えば特許文献1に開示されている。血液フィルタは、メッシュフィルタを通過させて血液を流動させることにより、気泡あるいは血栓などの異物を捕捉し除去するように構成される。
一方、化学的分析を行う際などに、試験管内で試験検体を有機溶媒等に混和するために、震盪器等により振動を与えて混和を促進する方法が知られている。その際に試験管内に混入した気泡を脱気する方法として、あらかじめ試験管ごと超音波洗浄槽に浸漬することにより、マイクロバブルを超音波で再結合し巨大化し、併せて真空装置などを用いることにより、より短時間で効率よく脱気を行う方法が知られている。
また、超音波を液中に照射することにより発生する進行波と定在波において、気泡が定在波の節(音圧が安定している部分)に捕捉される現象は古くから知られている。
特開2008−220417号公報
特許文献1に開示されたような血液フィルタの場合、流入した気泡あるいは血栓などの異物を捕捉するために血流中にメッシュフィルタが挿入されるので、血液の滞留部が形成され易い。さらに、異物として認識されるメッシュフィルタを血液に接触させるため、血栓が形成され易くなる。これらを回避するには、血液に対して非接触の構造により気泡を捕捉することが望ましい。
また、上述のような超音波を用いて気泡を捕捉する従来の技術については、体外循環回路や流体処理器に、血液中の気泡を除去する目的で適用された事例がない。従って、血液に混入した気泡を効果的に捕捉するために、超音波を適切に利用する構成については知られていない。特に、血液を処理する場合には、捕捉した気泡を効果的に気泡捕捉装置外に排出する構造が必要である。しかも、気泡捕捉装置は、生体に侵襲を与えない、すなわち溶血により血液に損傷を与えないことが要求される。
従って本発明は、体外循環する血液中に混入した気泡を、血栓の形成を抑制し、しかも溶血の発生を回避するように、超音波を利用して血液非接触で捕捉し、血液から分離して排出するための気液分離処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1構成の気液分離処理装置は、空洞を形成する容器壁を有するリアクタと、前記容器壁に設けられた流入管部と、前記流入管部と管軸方向で対向する箇所の前記容器壁に設けられた気泡排出管部と、前記流入管部の前記管軸に対して交差する方向に管軸を配向させて前記容器壁に設けられた流出管部と、前記流入管部および前記気泡排出管部のそれぞれに隣接した領域の前記容器壁に設けられた一対の超音波振動子と、前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、前記一対の超音波振動子を駆動することにより、前記空洞内に超音波の定在波を形成するように構成されたことを特徴とする。
本発明の第2構成の気液分離処理装置は、空洞を形成する容器壁を有するリアクタと、前記容器壁に設けられた流出管部と、前記流出管部と管軸方向で対向する箇所の前記容器壁に設けられた気泡排出管部と、前記流出管部の前記管軸に対して交差する方向に管軸を配向させて前記容器壁に設けられた流入管部と、前記流出管部に隣接した領域の前記容器壁に設けられた超音波振動子と、前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、前記超音波振動子を駆動することにより、前記空洞内に前記流出管部から前記気泡排出管部に向かう方向に音響放射力及び音響流として作用する超音波の進行波が発生するように構成されたことを特徴とする。
本発明の第3構成の気液分離処理装置は、空洞を形成し、上部がドーム形状である容器壁を有するリアクタと、前記ドーム形状の容器壁の側部に接線方向に管軸を向けて設けられた流入管部と、前記ドーム形状の容器壁の頂部に設けられた気泡排出管部と、前記容器壁の底部に設けられ、前記底部の中央部に開口している流出管部と、前記容器壁の底部における前記流出管部による開口の周囲領域に設けられた超音波振動子と、前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、前記超音波振動子を駆動することにより、前記空洞内で上方に向かって音響放射力及び音響流として作用する超音波の進行波が発生するように構成されたことを特徴とする。
本発明の第4構成の気液分離処理装置は、空洞を形成し対向する一対の平面部を含む容器壁を有するリアクタと、前記平面部の間の領域である前記容器壁の側部に設けられ、前記平面部の間の領域を通る方向に管軸方向が配向された流入管部と、前記流入管部と管軸方向で対向する箇所の前記容器壁に設けられた流出管部と、前記流入管部の前記管軸に対して交差する方向に管軸を配向させて前記容器壁の上部に設けられた気泡排出管部と、前記平面部の少なくとも一方に前記容器壁に設けられた超音波振動子と、前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、前記超音波振動子を駆動することにより、前記一対の平面部間の前記空洞内に超音波の定在波を形成するように構成されたことを特徴とする。
本発明の第5構成の気液分離処理装置は、流入管部、及び前記流入管部から分岐した流出管部及び気泡排出管部を含み空洞を形成する容器壁を有するリアクタと、前記流入管部の側周面に設けられた超音波振動子と、前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、前記流出管部及び前記気泡排出管部は、管軸が互いに平行に配列され、前記流入管部は、その管軸が前記流出管部および前記気泡排出管部の前記管軸に対して平行かつ中間位置を通るように配置され、前記超音波振動子を駆動することにより、前記流入管部の前記空洞内に超音波の定在波を形成し、前記高周波電力の周波数をf1からf2(f1<f2)にスイープするように構成されたことを特徴とする。
上記構成の気液分離処理装置によれば、流入管部から流入した血液に混入している気泡は、超音波振動により捕捉され、血液の流動、超音波振動による音響流、あるいは気泡自身の浮力の作用により、気泡排出管部のみから排出されて、流出管部からは実質的に気泡が排出されない。これにより、溶血の発生を回避しながら、血液に非接触で気泡を分離排出することが可能となる。
実施の形態1における気液分離処理装置を示す斜視図 同気液分離処理装置の正面から見た断面図 同気液分離処理装置の左側面図 同気液分離処理装置が組み込まれた体外循環回路の構成を概略的に示す図 同気液分離処理装置の動作を示す断面図 実施の形態1における気液分離処理装置の変形例を示す断面図 実施の形態1における気液分離処理装置の他の変形例を示す断面図 実施の形態1における気液分離処理装置による効果を測定するための試験回路を概略的に示す図 同気液分離処理装置による気泡捕捉力の超音波周波数に応じた特性の測定結果を示す図 同気液分離処理装置による気泡捕捉力の駆動電力の大きさに応じた特性の測定結果を示す図 同気液分離処理装置の超音波発振による溶血への影響を調べるための試験回路を示す図 同気液分離処理装置による超音波の駆動電力に応じた溶血への影響の試験結果を示す図 同気液分離処理装置による超音波の駆動周波数に応じた溶血への影響の試験結果を示す図 実施の形態2における気液分離処理装置を示す正面から見た断面図 同気液分離処理装置の平面断面図 実施の形態3における気液分離処理装置を示す正面図 同気液分離処理装置の平面断面図 実施の形態4における気液分離処理装置を示す斜視図
本発明の気液分離処理装置は、上記構成を基本として以下のような態様をとることができる。
すなわち、上記第1構成の気液分離処理装置において、前記容器壁は円筒形状を有し、前記流入管部及び前記気泡排出管部は前記容器壁の円筒の両端面に配置され、前記流出管部は前記円筒の側周面に配置され、前記超音波振動子は、前記流入管部及び前記気泡排出管部の周囲の前記円筒の端面に設けられた円環形状を有する。
また、前記流入管部の管軸方向に垂直に前記定在波の波面が形成される。
上記第2構成の気液分離処理装置において、前記容器壁は円筒形状を有し、前記流出管部及び前記気泡排出管部は前記容器壁の円筒の両端面に配置され、前記流入管部は前記円筒の側周面に配置され、前記超音波振動子は、前記流出管部の周囲の前記円筒の端面に設けられた円環形状を有する。
また、前記リアクタは、前記流出管部と前記気泡排出管部を結ぶ方向が垂直方向に配列され、前記気泡排出管部が上部に配置されている。
以上のいずれかの構成の気液分離処理装置において、前記高周波電力の周波数は550kHz〜1Hzの範囲内に設定されている。
また、前記高周波電力は、前記リアクタの空洞内に10kPa〜300kPaの音圧の超音波を発生させる大きさに設定されている。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
実施の形態1における気液分離処理装置について、図1A〜図1Cを参照して説明する。図1Aは気液分離処理装置を示す斜視図、図1Bは正面から見た断面図、図1Cは左側面図である。この気液分離処理装置の本体であるリアクタ1は、空洞2aを形成する容器壁2を有する。
容器壁2は金属製で円筒形状を有し、容器壁2の円筒の両端面に流入管部3及び気泡排出管部5が設けられている。すなわち、流入管部3と気泡排出管部5は、容器壁2における管軸上で互いに対向する箇所に配置される。さらに、容器壁2の円筒の側周面に流出管部4が設けられ、流入管部3の管軸に対して交差する方向、図では直交する方向に管軸を配向させている。
容器壁2の円筒の端面には、流入管部3及び気泡排出管部5の周囲に円環状に形成された一対の超音波振動子(例えば、PZTからなる)6a、6bが設けられている。超音波振動子6a、6bは、このように、流入管部3及び気泡排出管部5のそれぞれに隣接した領域において、空洞2aに面して設けられる。図示を省略するが、超音波振動子6a、6bには周知の構成の駆動回路が接続され、超音波振動子6a、6bを高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる。
上記構成を有する気液分離処理装置を組み込んだ体外循環回路について、図2に示す概略図を参照して説明する。この体外循環回路では、脱血回路7が、気泡放出装置として機能する開放型貯血槽8の流入ポートに接続され、開放型貯血槽8の流出ポートには血液ポンプ9が接続されている。脱血回路7により脱血され開放型貯血槽8に貯留された血液は、血液ポンプ9により人工肺10に送られてガス交換が行われる。ガス交換され人工肺10から送り出された血液は、気液分離処理装置のリアクタ1に流入管部3から流入する。
リアクタ1の流出管部4からは、後述するように気泡が捕捉され分離された後の血液が流出し、送血回路11を通して心臓に返血される。一方、リアクタ1の気泡排出管部5からは、気液分離された気泡を含む血液が流出し、開放型貯血槽8に戻される。リアクタ1には、駆動回路12が接続されており、図1B等に示した超音波振動子6a、6bを駆動する。
気液分離処理装置の超音波振動子6a、6bを駆動したときの気泡の捕捉及び分離作用について、図3を参照して説明する。この図は、図1Bに示した構成中に、超音波振動の模様、及び血液中に含まれる気泡の挙動を模式的に示したものである。一対の超音波振動子6a、6bを駆動することにより、容器壁2の円筒部にたわみ振動13が発生し、空洞2a内に超音波の定在波14が形成される。定在波14の波面は、流入管部3の管軸方向に垂直に形成される。
流入管部3から流入する血液中の気泡15は、この超音波の定在波により、円筒管軸上の音圧腹部16に寄せ集められ、血液の流動とともに気泡排出管部5からのみ排出される。これにより、流出管部4から流出する血液中には、気泡は実質的には含まれない。流出管部4の方向には、気泡を押し出す血液の流動の作用が小さいからである。このように、本実施の形態の気液分離処理装置によれば、体外循環する血液中に混入した気泡を、超音波を利用して血液非接触で捕捉し、体内へ返血される血液からは分離して排出することができる。
容器壁2の部材としては、上述のような超音波の定在波あるいは後述する進行波を効率よく得るために、例えばステンレスなどの金属を用いることが好ましい。ただし、医療用具として供給することを考慮すると、ポリカーボネイトなどのプラスティック部材が好ましいが、使用する超音波周波数領域を選択する必要がある。
次に、本実施の形態における上記構成の気液分離処理装置の変形例について、図4を参照して説明する。同図は、リアクタ17の正面から見た断面図を示す。この気液分離処理装置は、上記構成に概ね類似した要素からなるので、同一の要素については、同一の参照番号を付して説明する。
リアクタ17は、空洞2aを形成する容器壁2を有し、容器壁2は金属製で円筒形状である。流入管部3は、上記構成とは異なり容器壁2の円筒の側周面に配置されている。流出管部4及び気泡排出管部5はそれぞれ、容器壁2の円筒の両端面に設けられている。すなわち、流出管部4と気泡排出管部5が、容器壁2における管軸上で互いに対向する箇所に配置される。また、流入管部3は、流出管部4の管軸に対して交差する方向、図では直交する方向に管軸を配向させて配置される。
容器壁2の円筒の一方の端面、すなわち、流出管部4の周囲には、円環状に形成された超音波振動子6が設けられている。超音波振動子6は、このように、流出管部4に隣接した領域に空洞2aに面して設けられる。図示を省略するが、超音波振動子6には上記構成と同様に駆動回路が接続され、超音波振動子6を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる。
この気液分離処理装置は、図2に示した概略図と同様に体外循環回路に組み込まれる。すなわち、人工肺10から送り出された血液は、容器壁2の円筒側面の流入管部3からリアクタ17に流入する。リアクタ17の流出管部4からは、気泡が捕捉され分離された後の血液が流出し、送血回路11を通して心臓に返血される。一方、リアクタ17の気泡排出管部5からは、気液分離された気泡を含む血液が流出し、開放型貯血槽8に戻される。
図4には、気液分離処理装置の超音波振動子6を駆動したときの気泡の捕捉及び分離作用に関して、超音波振動の模様、及び血液中に含まれる気泡の挙動を模式的に示す。すなわち、超音波振動子6を駆動することにより、容器壁2の円筒部に流出管部4から気泡排出管部5に向かう方向のたわみ進行波18が発生し、空洞2a内に一方向の音響放射力及び音響流として作用する超音波の進行波が発生する。
流入管部3から流入する血液中の気泡19は、この超音波の進行波により、気泡排出管部5に向かって流され、排出される。これにより、流出管部4から流出する血液中には、気泡は実質的には含まれない。このように、本実施の形態の気液分離処理装置によれば、体外循環する血液中に混入した気泡を、超音波を利用して血液非接触で、体内へ返血される血液からは分離して排出することができる。
次に、図4の気液分離処理装置の異なる態様の使用例について、図5を参照して説明する。同図は、正面から見た断面図である。この例では、リアクタ17は、流出管部4と排出管部5を結ぶ方向(流出管部4の管軸方向)が垂直方向に配列され、気泡排出管部5が上部に配置されている。この状態で超音波振動子6を駆動することにより、上述と同様、空洞2a内に流出管部4から気泡排出管部5に向かう超音波の進行波が発生する。そして、気泡排出管部5が上部に配置されているので、気泡の浮力も作用して、捕捉された気泡が気泡排出管部5から排出される効果がより顕著になる。
なお、このように、流出管部4と排出管部5を結ぶ方向を垂直方向に配列し、気泡排出管部5を上部に配置した態様は、図1B等に示したような超音波の定在波を形成する構成に対して適用しても、相応の効果を得ることが可能である。但し、その場合は流入管部3と排出管部5を結ぶ方向を垂直方向に配列することになる。また、容器壁2の上端部の形状を、気泡排出管部5に向かって細くなるテーパー状とすれば、気泡排出部5の近傍に気泡が残存し難くすることができる。
以上のような構成を有する本実施の形態の気液分離処理装置について、気泡捕捉力、及び溶血に関する影響を調べた実験の結果について、以下に述べる。
[気泡捕捉力の超音波周波数に応じた特性の測定]
測定に用いた試験回路は、図6に示すとおり、貯血槽20の水を遠心ポンプ21により回路内に循環させる構成である。図5に示した気液分離処理装置を構成するリアクタ17を組込んで、超音波振動子に駆動回路22を接続し、流入管部3に遠心ポンプ21の吐出側を接続した。
流出管部4から流出する水は貯血槽20に直接戻し、気泡排出管部5から流出する水は気泡回収筒23を作用させて貯血槽20に戻した。流出管部4及び気泡排出管部5から流出する流量は、流量調整用クランプ24により調節した。
貯血槽20と遠心ポンプ21の間の流路中に、気泡注入用ポンプ25により気泡を注入し、流出管部4から流出する水中の気泡を測定した。測定は、流出管部4に接続されたチューブ内を通過する気泡を、バブルカウンタ(図示省略)を用いて測定することにより行った。
測定の条件は、次のとおりに設定し、超音波振動子を駆動する電力の周波数を、OFF、45kHz、200kHz、550kHz、725kHz、840kHz、1MHz、3MHz、及び5MHzに変化させて測定を行った。
血液:クエン酸加牛血
流入管部3の流量:3.97L/min
流出管部4の流量:3.85L/min
気泡排出管部5の流量:0.3L/min
気泡注入速度:5mL/min
超音波駆動の駆動電力:30W
実験の結果を図7に示す。同図において、横軸は検出された気泡の径(μm)、縦軸は気泡数(個)を示す。臨床的な経験則として、直径40μm以上の気泡の流出を阻止することが好ましいとされているので、この値を基準として気泡捕捉力を評価する。図7からは、超音波の駆動周波数が550kHz〜1Hzの範囲内であれば、40μm以上の径の気泡が実質的に捕捉されており、良好な気泡捕捉力が得られることが判る。
[気泡捕捉力の駆動電力の大きさに応じた特性の測定]
測定に用いた試験回路の構成は図6と同様であり、計測の条件も、超音波の駆動電力以外については上述と同様にした。駆動周波数は1MHzで一定とし、駆動電力を、OFF、30W、50W,70W,90W、及び110Wに変化させて測定を行った。
実験の結果を図8に示す。同図において、横軸は検出された気泡の径(μm)、縦軸は気泡数(個)を示す。同図から、有効駆動電力が30W〜150Wの範囲内であれば、40μm以上の径の気泡が実質的に捕捉されていることが判る。この駆動電力の範囲は、リアクタの空洞内に10kPa〜300kPaの音圧の超音波を発生させる大きさに相当する。すなわち、この範囲内の音圧の超音波を発生させれば、良好な気泡捕捉力が得られることが判る。
[超音波発振による溶血への影響の試験]
試験に用いた試験回路は、図9に示すとおり、貯血槽26の血液を遠心ポンプ21により回路内に循環させる構成とした。図5に示した気液分離処理装置を構成するリアクタ17を組込み、遠心ポンプ21の吐出側を流入管部3に接続した。図6の場合と同様、リアクタ17の超音波振動子に駆動回路(図示省略)を接続して駆動した。
流出管部4から流出する血液は、貯血槽26に直接戻して循環させ、気泡排出管部5はクランプ27により閉塞した。貯血槽26と遠心ポンプ21の間に流量センサー28を配置し、流出管部4と貯血槽26の間に設けた流量調整用クランプ24を流量センサー28の検出値に基づき操作して、循環血液量を調節した。試験の条件は、次のとおりに設定した。
流量:5.0L/min
揚程:100mmHg
血液:クエン酸加牛血
循環血液量:400mL
循環時間:50min
温度:室温
先ず、超音波の駆動周波数を1MHzで一定とし、駆動電力を、OFF、10W、20W、30W、及び75Wに変化させて試験を行った。50分の超音波振動照射後に、遊離Hbの増加量を測定した。その結果を図10に示す。同図において、横軸は駆動電力(W)、縦軸は遊離Hbの増加量(mg/dL)である。この結果から、電力による溶血への影響の変化はほとんど無いことが確認された。
次に、電力を30Wで一定とし、超音波の駆動周波数を、OFF、47kHz、200kHz、550kHz、725kHz、840kHz、1MHz、及び3MHzに変化させて試験を行った。50分の超音波振動照射後に、遊離Hbの増加量を測定した。その結果を図11に示す。同図において、横軸は駆動周波数(Hz)、縦軸は遊離Hbの増加量(mg/dL)である。この結果から、550kHz以上の周波数であれば、超音波発振による溶血への影響が低いことが判った。
以上の気泡捕捉力及び溶血に関する実験結果を考慮すると、血液に対する侵襲(溶血)を回避し、実用上十分な気泡捕捉力を安定して得るためには、超音波の駆動周波数は、550kHz〜1Hzの範囲に設定することが好ましいことが判る。
<実施の形態2>
実施の形態2における気液分離処理装置について、図12A及び図12Bを参照して説明する。図12Aは正面から見た断面図、図12Bは平面断面図である。
この気液分離処理装置のリアクタ30は、上部容器壁31と下部容器壁32を結合させた容器壁を有し、円筒状の空洞33が形成されている。上部容器壁31の上部がドーム形状部34となっており、その側部に、接線方向に管軸を向けて流入管部35が設けられている。ドーム形状部34の頂部は細くなって気泡排出管部36が設けられている。
下部容器壁32の底部には流出管部37が設けられ、底部の中央部に開口している。下部容器壁32の底部における流出管部37による開口の周囲領域に、空洞33に面して円環状の超音波振動子38が設けられている。
実施の形態1と同様の駆動回路によって超音波振動子38を駆動することにより、空洞33内に上方に向かう超音波の進行波が発生する。流入管部35がドーム形状部34の側部で接線方向に向いているので、流入する血液は旋回流となって流出管部37に向かう。これにより、超音波による気泡の捕捉効果が促進される。
そして、流入管部35から流入する血液中の気泡は、この超音波の進行波及び気泡の浮力の作用により、上方の気泡排出管部36に向かって浮上し、排出される。また、気泡排出管部36に吸引装置を接続して、超音波振動子38の駆動とともに吸引を行うことにより、気泡排出の効果を更に向上させることができる。
上記作用によって、流出管部37から流出する血液中には、気泡は実質的には含まれない。従って、本実施の形態の気液分離処理装置も、体外循環する血液中に混入した気泡を、超音波を利用して血液非接触で、体内へ返血される血液からは分離して排出する効果を十分に奏することができる。
<実施の形態3>
実施の形態3における気液分離処理装置について、図13A及び図13Bを参照して説明する。図13Aは正面図、図13Bは平面断面図である。
この気液分離処理装置のリアクタ40は、直方体形状の容器壁41を有する。従って、容器壁41は、対向する一対の平面部41a、41bを含み、その間に空洞42を有する形態となる。容器壁41は、少なくとも平面部41a、41bが金属製である。平面部41a、41bの間の領域である容器壁41の側部に流入管部43が設けられ、平面部41a、41bの間の領域を通る方向に管軸方向が配向されている。
流入管部43と管軸方向で対向する箇所の容器壁41の側部に、流出管部44が設けられている。容器壁41の上部には気泡排出管部45が設けられ、流入管部43の管軸に対して交差する方向、図では直交する方向に管軸を配向させている。容器壁41の平面部41aには、超音波振動子46が設けられている。なお、超音波振動子46は、両方の平面部41a、41bに設けてもよく、平面部の少なくとも一方に設ければよい。
実施の形態1と同様の駆動回路によって超音波振動子46を駆動することにより、空洞42内で平面部41aから平面部41bに向かって超音波が放射される。平面部41a、41bの間隔を、放射される超音波の半波長の整数倍に設定することにより、平面部41a、41b間に超音波の定在波が形成される。
流入管部43から流入する血液中の気泡は、この超音波の定在波の音圧の腹の位置に沿って捕捉される。捕捉された気泡どうしが合体し大きく成長すると、浮力によって空洞42の上方に浮上し、流出管部44から流出することはない。この状態で気泡排出管部45から流出する血液とともに気泡が排出される。このようにして、体外循環する血液中に混入した気泡を、超音波を利用して血液非接触で、体内へ返血される血液からは分離して排出することができる。
<実施の形態4>
実施の形態4における気液分離処理装置について、図14に示す斜視図を参照して説明する。この気液分離処理装置のリアクタ47は、流入管部48、及び流入管部48から分岐した流出管部49及び気泡排出管部50により形成された容器壁を有する。
流出管部49及び気泡排出管部50は、管軸が互いに平行に配列されている。流入管部48は、その管軸が、流出管部49及び気泡排出管部50の管軸に対して平行かつ中間位置を通るように配置されている。超音波振動子51は、流入管部48の側周面に設けられている。
実施の形態1と同様の駆動回路によって超音波振動子51を駆動することにより、流入管部48の空洞内で、超音波振動子51が位置する側周面から対向する側周面に向かって超音波52が放射され、対向する側周面によって反射される。流入管部48の内径を適切に設定することにより、流入管部48内に超音波の定在波が形成される。流入管部48から流入する血液中の気泡は、この超音波の定在波の音圧の腹の位置に捕捉される。
ここで、超音波振動子46を駆動する電力の周波数をf1からf2(f1<f2)にスイープするように、駆動回路が構成される。これにより、超音波の定在波の波長が変化し、その音圧の腹の位置が、流出管部49側から気泡排出管部50側への移動を繰り返す。それに伴い気泡が動かされて、気泡排出管部50からのみ排出される。このようにして、体外循環する血液中に混入した気泡を、超音波を利用して血液非接触で、体内へ返血される血液からは分離して排出することができる。
本発明の気液分離処理装置は、体外循環する血液中に混入した気泡を、溶血の発生を回避しながら血液非接触で捕捉し血液から分離して排出することが可能であり、血液の体外循環装置等に有用である。
1、17、30、40、47 リアクタ
2、41 容器壁
2a、33、42 空洞
3、35、43、48 流入管部
4、37、44、49 流出管部
5、36、45、50 気泡排出管部
6、6a、6b、38、46、51 超音波振動子
7 脱血回路
8 開放型貯血槽
9 血液ポンプ
10 人工肺
11 送血回路
12、22 駆動回路
13 たわみ振動
14 定在波
15、19 気泡
16 音圧腹部
18 たわみ進行波
20 貯血槽
21 遠心ポンプ
23 気泡回収筒
24 流量調整用クランプ
25 気泡注入用ポンプ
26 貯血槽
27 クランプ
28 流量センサー
31 上部容器壁
32 下部容器壁
34 ドーム形状部
41a、41b 平面部
52 超音波

Claims (11)

  1. 空洞を形成する容器壁を有するリアクタと、
    前記容器壁に設けられた流入管部と、
    前記流入管部と管軸方向で対向する箇所の前記容器壁に設けられた気泡排出管部と、
    前記流入管部の前記管軸に対して交差する方向に管軸を配向させて前記容器壁に設けられた流出管部と、
    前記流入管部および前記気泡排出管部のそれぞれに隣接した領域の前記容器壁に設けられた一対の超音波振動子と、
    前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、
    前記一対の超音波振動子を駆動することにより、前記空洞内に超音波の定在波を形成するように構成されたことを特徴とする気液分離処理装置。
  2. 前記容器壁は円筒形状を有し、前記流入管部及び前記気泡排出管部は前記容器壁の円筒の両端面に配置され、前記流出管部は前記円筒の側周面に配置され、前記超音波振動子は、前記流入管部及び前記気泡排出管部の周囲の前記円筒の端面に設けられた円環形状を有する請求項1に記載の気液分離処理装置。
  3. 前記流入管部の管軸方向に垂直に前記定在波の波面が形成される請求項1または2に記載の気液分離処理装置。
  4. 空洞を形成する容器壁を有するリアクタと、
    前記容器壁に設けられた流出管部と、
    前記流出管部と管軸方向で対向する箇所の前記容器壁に設けられた気泡排出管部と、
    前記流出管部の前記管軸に対して交差する方向に管軸を配向させて前記容器壁に設けられた流入管部と、
    前記流出管部に隣接した領域の前記容器壁に設けられた超音波振動子と、
    前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、
    前記超音波振動子を駆動することにより、前記空洞内に前記流出管部から前記気泡排出管部に向かう方向に音響放射力及び音響流として作用する超音波の進行波が発生するように構成されたことを特徴とする気液分離処理装置。
  5. 前記容器壁は円筒形状を有し、前記流出管部及び前記気泡排出管部は前記容器壁の円筒の両端面に配置され、前記流入管部は前記円筒の側周面に配置され、前記超音波振動子は、前記流出管部の周囲の前記円筒の端面に設けられた円環形状を有する請求項4に記載の気液分離処理装置。
  6. 前記リアクタは、前記流出管部と前記気泡排出管部を結ぶ方向が垂直方向に配列され、前記気泡排出管部が上部に配置されている請求項4または5に記載の気液分離処理装置。
  7. 空洞を形成し、上部がドーム形状である容器壁を有するリアクタと、
    前記ドーム形状の容器壁の側部に接線方向に管軸を向けて設けられた流入管部と、
    前記ドーム形状の容器壁の頂部に設けられた気泡排出管部と、
    前記容器壁の底部に設けられ、前記底部の中央部に開口している流出管部と、
    前記容器壁の底部における前記流出管部による開口の周囲領域に設けられた超音波振動子と、
    前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、
    前記超音波振動子を駆動することにより、前記空洞内で上方に向かって音響放射力及び音響流として作用する超音波の進行波が発生するように構成されたことを特徴とする気液分離処理装置。
  8. 空洞を形成し対向する一対の平面部を含む容器壁を有するリアクタと、
    前記平面部の間の領域である前記容器壁の側部に設けられ、前記平面部の間の領域を通る方向に管軸方向が配向された流入管部と、
    前記流入管部と管軸方向で対向する箇所の前記容器壁に設けられた流出管部と、
    前記流入管部の前記管軸に対して交差する方向に管軸を配向させて前記容器壁の上部に設けられた気泡排出管部と、
    前記平面部の少なくとも一方に前記容器壁に設けられた超音波振動子と、
    前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、
    前記超音波振動子を駆動することにより、前記一対の平面部間の前記空洞内に超音波の定在波を形成するように構成されたことを特徴とする気液分離処理装置。
  9. 流入管部、及び前記流入管部から分岐した流出管部及び気泡排出管部を含み空洞を形成する容器壁を有するリアクタと、
    前記流入管部の側周面に設けられた超音波振動子と、
    前記超音波振動子を高周波電力により駆動して超音波振動を発生させる駆動回路とを備え、
    前記流出管部及び前記気泡排出管部は、管軸が互いに平行に配列され、
    前記流入管部は、その管軸が前記流出管部および前記気泡排出管部の前記管軸に対して平行かつ中間位置を通るように配置され、
    前記超音波振動子を駆動することにより、前記流入管部の前記空洞内に超音波の定在波を形成し、前記高周波電力の周波数をf1からf2(f1<f2)にスイープするように構成されたことを特徴とする気液分離処理装置。
  10. 前記高周波電力の周波数は550kHz〜1Hzの範囲内に設定されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の気液分離処理装置。
  11. 前記高周波電力は、前記リアクタの空洞内に10kPa〜300kPaの音圧の超音波を発生させる大きさに設定されている請求項10に記載の気液分離処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108096656A (zh) * 2016-11-24 2018-06-01 B·布莱恩·阿维图姆股份公司 在血液治疗中使用的医用空气分离器

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