JP2014187671A - 光伝送装置及びダミー光挿入方法 - Google Patents

光伝送装置及びダミー光挿入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光伝送装置において、ダミー光の送信レベルを細かく調整すること。全てのチャンネルにチャンネルダミー光を挿入する場合に比べて迅速にダミー光の送信レベルを調整すること。
【解決手段】光伝送装置は、波長多重部2及び選択部1を有する。波長多重部2は、WDMのチャンネルごとのチャンネルダミー光と、複数のチャンネルを含むサブバンドごとのサブバンドダミー光のうち、サブバンドごとに選択部1により選択されるいずれかのダミー光を波長多重する。選択部1は、サブバンドごとにチャンネルダミー光の強度に対する受信端での伝送特性を計測し、計測結果に応じて、サブバンドごとにチャンネルダミー光またはサブバンドダミー光のいずれかを選択する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光伝送装置及びダミー光挿入方法に関する。
従来、WDM(Wavelength Division Multiplexing、波長分割多重)システムの不使用チャンネルに自然放出光からなるダミー光を挿入するシステムがある。このシステムにおいて、ダミー光の波長は、WDMシステムの利得スペクトルの歪みに基づいて選択される(例えば、特許文献1参照)。
特表2008−510388号公報
従来、システムで使用する全波長を、一定波長帯ごとにサブバンドと呼ばれる複数の区間に分割し、サブバンドごとに、サブバンドの波長帯域と同じ波長帯域を有するダミー光を挿入することがある。これ以降の説明において、サブバンドの波長帯域と同じ波長帯域を有するダミー光をサブバンドダミー光と称することがある。
サブバンドには複数のチャンネル、すなわち波長が含まれており、サブバンドダミー光の送信パワーは1チャンネルの信号光の送信パワーよりも大きい。従って、サブバンドダミー光の送信パワーが、サブバンドに含まれる全チャンネルの信号光の合計送信パワーと等価になるように、サブバンドの幅が決定される。
そのため、サブバンドダミー光を撤去したサブバンドの一部のチャンネルに新たに信号光を増設する場合、増設する信号光の送信パワーだけでは、サブバンドダミー光の撤去により失われる送信パワーを補うことができない。この場合、不足する送信パワーを補うために、別のサブバンドのサブバンドダミー光の送信レベルを調整することがある。しかしながら、サブバンドダミー光が信号光よりも広い波長帯域を有するため、サブバンドダミー光の送信レベルを細かく調整することができないという問題点がある。
信号光を撤去したサブバンドにサブバンドダミー光を挿入する場合や、障害の発生した伝送路を修復するために光ケーブルを継ぎ足す場合も、別のサブバンドのサブバンドダミー光の送信レベルを調整することがある。従って、これらの場合にも同様の問題が生じる。
特に、サブバンドにおいて、送信端の送信レベルを上昇させているにもかかわらず、対向局の信号光特性が劣化するという非線形効果が起きている非線形状態では、信号特性が不安定になり、わずかな送信レベルの変動で信号特性が急激に変動したり劣化したりすることがある。そのため、非線形状態のサブバンドについては、サブバンドダミー光の送信レベルを変更しないのが望ましいが、特性改善のために送信レベルを変更する場合がある。
非線形効果の主な要因の一つである4光波混合という事象によって信号光とダミー光との間で干渉が発生すると、ダミー光の送信レベルの変動が信号光に影響を及ぼしてしまう。ダミー光の波長帯域がサブバンドの波長帯域と同じであると、信号光に対するダミー光のパワー比が大きくなるため、サブバンドダミー光の送信レベルを細かく調整することができないと、信号光へ大きな影響を及ぼしてしまうことになる。
サブバンドダミー光を挿入する代わりに、チャンネルごとに、信号光と同じ波長のダミー光を挿入することができる。これ以降の説明において、信号光と同じ波長のダミー光をチャンネルダミー光と称することがある。サブバンドダミー光とチャンネルダミー光とを区別する必要がない場合には、単にダミー光と称することがある。
しかしながら、チャンネルダミー光を挿入する場合、チャンネルダミー光の数は、サブバンド数に1サブバンド当たりのチャンネル数を乗じた数となるため、サブバンドダミー光を挿入する場合よりもダミー光の数が多くなる。そのため、光伝送装置の初期導入時及び信号光の増設や撤去時に、対向局の受信側の信号光特性を最適にするために、送信側の光伝送装置において信号光及びダミー光の送信レベルを調整する際に、手間と時間がかかるという問題点がある。
ダミー光の送信レベルを細かく調整することができる光伝送装置及びダミー光挿入方法を提供することを目的とする。全てのチャンネルにチャンネルダミー光を挿入する場合に比べて迅速にダミー光の送信レベルを調整することができる光伝送装置及びダミー光挿入方法を提供することを目的とする。
光伝送装置は、波長多重部及び選択部を有する。波長多重部は、WDMのチャンネルごとのチャンネルダミー光と、複数のチャンネルを含むサブバンドごとのサブバンドダミー光のうち、サブバンドごとに選択部により選択されるいずれかのダミー光を波長多重する。選択部は、サブバンドごとにチャンネルダミー光の強度に対する受信端での伝送特性を計測し、計測結果に応じて、サブバンドごとにチャンネルダミー光またはサブバンドダミー光のいずれかを選択する。
光伝送装置及びダミー光挿入方法によれば、ダミー光の送信レベルを細かく調整することができる。この光伝送装置及びダミー光挿入方法によれば、全てのチャンネルにチャンネルダミー光を挿入する場合に比べて迅速にダミー光の送信レベルを調整することができる。
図1は、実施の形態にかかる光伝送装置の第1の例を示す図である。 図2は、図1に示す光伝送装置における光信号の流れを示す図である。 図3は、サブバンドの一例を示す図である。 図4は、サブバンドダミー光を示す図である。 図5は、チャンネルダミー光を示す図である。 図6は、光伝送システムの一例を示す図である。 図7は、実施の形態にかかる光伝送装置の第2の例のハードウェア構成を示す図である。 図8は、図7に示す光伝送装置における制御部の機能的構成の一例を示す図である。 図9は、サブバンド状態管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、受信端となる光伝送装置の一例のハードウェア構成を示す図である。 図11は、図10に示す光伝送装置における監視部の機能的構成の一例を示す図である。 図12は、受信特性格納テーブルの一例を示す図である。 図13は、実施の形態にかかるダミー光挿入方法の一例を示す図である。 図14は、実施の形態にかかるサブバンド処理の一例を示す図である。 図15は、実施の形態にかかる状態判定処理の第1の例を示す図である。 図16は、線形状態における送信レベル値とOSNR平均値との関係の一例を示す図である。 図17は、非線形状態における送信レベル値とOSNR平均値との関係の一例を示す図である。 図18は、実施の形態にかかる状態判定処理の第2の例を示す図である。 図19は、線形、非線形のいずれでもない状態における送信レベル値とOSNR平均値との関係の一例を示す図である。 図20は、サブバンド状態管理テーブルにおけるサブバンド番号1のレコードの一例を示す図である。 図21は、図20に示すレコード内容に基づいて送信レベル値とOSNR平均値との関係をグラフ化して示す図である。 図22は、サブバンド状態管理テーブルにおけるサブバンド番号6のレコードの一例を示す図である。 図23は、図22に示すレコード内容に基づいて送信レベル値とOSNR平均値との関係をグラフ化して示す図である。 図24は、図20及び図22に示すレコード内容を反映させた発光スペクトルの一例を示す図である。 図25は、サブバンド状態管理テーブルにおけるサブバンド番号3のレコードの一例を示す図である。 図26は、図25に示すレコード内容に基づいて送信レベル値とOSNR平均値との関係をグラフ化して示す図である。 図27は、図20、図22及び図25に示すレコード内容を反映させた発光スペクトルの一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この光伝送装置及びダミー光挿入方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の各実施例の説明においては、同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
・光伝送装置の第1の例
図1は、実施の形態にかかる光伝送装置の第1の例を示す図である。図2は、図1に示す光伝送装置における光信号の流れを示す図である。図1及び図2に示すように、光伝送装置は、WDMシステムに用いられる装置であり、選択部1及び波長多重部2を有する。
選択部1は複数のサブバンドダミー光入力ポート3、複数のチャンネルダミー光入力ポート4及び伝送特性入力端子5に接続されている。各サブバンドダミー光入力ポート3には、各サブバンドのサブバンドダミー光がそれぞれ入力される。各チャンネルダミー光入力ポート4には、各チャンネルのチャンネルダミー光がそれぞれ入力される。
伝送特性入力端子5には、図1に示す光伝送装置から出力される光信号を受信する図示しない受信端での伝送特性が入力される。選択部1は、受信端での伝送特性に基づいて、サブバンドごとにチャンネルダミー光の強度に対する受信端での伝送特性を計測する。選択部1は、受信端での伝送特性の計測結果に応じて、サブバンドごとにチャンネルダミー光またはサブバンドダミー光のいずれかを選択する。
波長多重部2は複数の光伝送路6によって選択部1に接続されている。波長多重部2には光出力ポート7が接続されている。波長多重部2は、サブバンドごとに選択部1により選択されるサブバンドダミー光またはチャンネルダミー光を波長多重して光出力ポート7から出力する。
・サブバンドの一例
図3は、サブバンドの一例を示す図である。図3に示す例では、WDMシステムは1531.116nm〜1566.723nmの波長帯域を用いている。チャンネルの波長間隔は例えば0.4nmであり、従って周波数間隔は例えば25GHzである。サブバンド幅は例えば150GHzである。
従って、1サブバンド当たりの信号収容可能数は6チャンネルであり、サブバンド数は全部で15である。図3において各サブバンド内の破線は信号光11の光出力を表している。なお、WDMシステムの使用波長帯域、チャンネルの波長間隔、サブバンド幅、1サブバンド当たりの信号収容可能数またはサブバンド数は種々変更可能である。
・サブバンドダミー光の特徴
図4は、サブバンドダミー光を示す図である。図4に示すように、サブバンドダミー光12は、スペクトルの面積、すなわち出力パワーが大きく、信号光全体に対するサブバンドダミー光の出力パワー比が高いという特徴を有する。サブバンドダミー光12の送信レベルがわずかに変わってもサブバンドの送信レベルが変化する。
あるサブバンドのサブバンドダミー光の送信レベルが下がると、その下がった分、隣のサブバンドの送信レベルが相対的に上がる。サブバンドにはサブバンドダミー光が一つ挿入されるため、サブバンドの送信レベルを調整する手間と時間が少なくて済む。
・チャンネルダミー光の特徴
図5は、チャンネルダミー光を示す図である。図5に示すように、チャンネルダミー光13は、スペクトルの面積が小さく、信号光全体に対するチャンネルダミー光の出力パワー比が低いという特徴を有する。1チャンネルごとにチャンネルダミー光の送信レベルを変更することができるため、サブバンド全体の送信レベルの変化が小さく抑えられる。なお、図5には一例として、1サブバンド当たりの信号収容可能数が5チャンネルである場合が示されている。
あるチャンネルダミー光の送信レベルが下がると、その隣のチャンネルの送信レベルが相対的に上がるが、その変動は局所的でかつ微小である。サブバンドには、最大でサブバンドを構成するチャンネル数分のチャンネルダミー光が挿入され、各チャンネルダミー光の送信レベルを調整することができるため、サブバンドの送信レベルを細かく調整することができる。
従って、受信端での伝送特性の計測結果から送信レベルを細かく調整できなくてもよいと判断されるサブバンドについては、サブバンドダミー光を挿入してもよい。そうすれば、サブバンドの送信レベルを調整する手間と時間を省くことができる。送信レベルを細かく調整できなくてもよいと判断されるサブバンドの一例として、線形状態のサブバンドが挙げられる。線形状態では、送信端の送信レベルを上昇させると対向局の信号光特性が改善される。
一方、受信端での伝送特性の計測結果から送信レベルを細かく調整できるのが望ましいと判断されるサブバンドについては、チャンネルダミー光を挿入するのがよい。送信レベルを細かく調整できるのが望ましいと判断されるサブバンドの一例として、例えば非線形状態のサブバンドが挙げられる。また、線形状態及び非線形状態のいずれでもないサブバンドについてもチャンネルダミー光を挿入してもよい。
図1に示す光伝送装置によれば、受信端での伝送特性の計測結果に基づいてサブバンドごとにサブバンドダミー光またはチャンネルダミー光が挿入される。それによって、送信レベルを細かく調整できるのが望ましいサブバンドにチャンネルダミー光が挿入されるため、ダミー光の送信レベルを細かく調整することができる。従って、光伝送装置の運用開始後に信号光の波長を増やしたり減らしたりする場合に、ダミー光の送信レベルを細かく調整することによって既設の信号光への影響を抑えることができる。また、送信レベルを細かく調整できなくてもよいサブバンドにサブバンドダミー光が挿入されるため、例えば光伝送装置の初期導入時に、全てのチャンネルにチャンネルダミー光が挿入される場合に比べて迅速にダミー光の送信レベルを調整することができる。
・光伝送システムの一例
図6は、光伝送システムの一例を示す図である。図6に示すように、光伝送システムは、例えば送信端となる光伝送装置21及び受信端となる光伝送装置25を有する。送信端となる光伝送装置21は、光信号を送信する。受信端となる光伝送装置25は、光信号を受信する。
一つ以上の光増幅中継装置22,23,24が、送信端となる光伝送装置21と受信端となる光伝送装置25との間の伝送路26に設けられていてもよい。光増幅中継装置22,23,24は、上流の光伝送装置21もしくは光増幅中継装置22,23から送信されてくる光信号を増幅して下流の光増幅中継装置23,24もしくは光伝送装置25へ送信する。各装置21〜25の間は伝送路26によって接続されている。例えば光ファイバは伝送路26の一例である。
一般に、光増幅中継装置22,23,24は、光伝送システムで用いられ得る最大波長数を考慮して設計されている。それに対して、光伝送システムの初期導入時には、信号光の波長数が少ないことがある。その場合には、信号光がまだ挿入されていないサブバンドにダミー光を挿入し、光増幅中継装置22,23,24にとって十分なパワーを確保することによって、信号光の受信特性の劣化が防止される。光伝送システムの運用開始後、ダミー光は、信号光の波長増設に伴って撤去されていき、最終的に信号光が最大波長数に達すると完全になくなる。
・送信端となる光伝送装置の第2の例
図7は、実施の形態にかかる光伝送装置の第2の例のハードウェア構成を示す図である。図7に示すように、送信端となる光伝送装置21は、ダミー光源アンプ35、光カプラ(CPL)36、第1の波長分離デバイス(DEMUX#1)37、第2の波長分離デバイス(DEMUX#2)38、複数の可変光アッテネータ(VOA)39及び波長選択スイッチ(WSS)40を有する。
ダミー光源アンプ35は、例えば偏光依存性のない自然放出光(ASE、Amplified Spontaneous Emission)を出力する。さらに予備のダミー光源アンプを用意し、冗長構成を取ることによって信頼性を向上されてもよい。
光カプラ36はダミー光源アンプ35に接続されている。光カプラ36は、ダミー光源アンプ35から出力される光を例えば2分岐させる。
第1の波長分離デバイス37は光カプラ36に接続されている。第1の波長分離デバイス37は、サブバンドのグリッドを有している。第1の波長分離デバイス37は、光カプラ36から出力される光を各サブバンドの波長帯域S1〜Sxに対応するサブバンドダミー光に分離して対応する出力ポートからそれぞれ出力する。第1の波長分離デバイス37の出力ポートの数は、WDMシステムで用いられる最大サブバンド数と同じかそれ以上の数である。AWG(Arrayed−Waveguide Grating、アレイ導波路グレーティング)デバイスは第1の波長分離デバイス37の一例である。
第2の波長分離デバイス38は光カプラ36に接続されている。第2の波長分離デバイス38は、信号光と同じグリッドを有している。第2の波長分離デバイス38は、光カプラ36から出力される光を各信号光の波長λa〜λxに対応するチャンネルダミー光に分離して対応する出力ポートからそれぞれ出力する。第2の波長分離デバイス38の出力ポートの数は、WDMシステムで用いられる最大チャンネル数と同じかそれ以上の数である。AWGデバイスは第2の波長分離デバイス38の一例である。
可変光アッテネータ39は、第1の波長分離デバイス37の各出力ポート及び第2の波長分離デバイス38の各出力ポートにそれぞれ一つずつ接続されている。各可変光アッテネータ39は、後述する制御部41の制御信号インターフェース部42に接続されている。各可変光アッテネータ39は、制御信号インターフェース部42から出力されるレベル調整信号に基づいて、第1の波長分離デバイス37から出力される各サブバンドダミー光の送信レベル、及び第2の波長分離デバイス38から出力される各チャンネルダミー光の送信レベルをそれぞれ調整する。
波長選択スイッチ40の各入力ポートには可変光アッテネータ39がそれぞれ接続されている。波長選択スイッチ40は、後述する制御部41の制御信号インターフェース部42に接続されている。波長選択スイッチ40は、制御信号インターフェース部42から出力されるダミー光選択信号に基づいて、所望の入力ポートの光を選択して取り出す。つまり、波長選択スイッチ40は、第1の波長分離デバイス37から出力されるサブバンドダミー光、及び第2の波長分離デバイス38から出力されるチャンネルダミー光の中から、サブバンドに挿入するダミー光を選択する。
波長選択スイッチ40は、後述する波長多重デバイス(MUX)34、及び自装置21の図示省略する出力ポートに接続されている。波長選択スイッチ40は、波長多重デバイス34から出力される信号光と、サブバンドに対して挿入するダミー光とを波長多重して、自装置21の出力ポートに接続される伝送路へ出力する。
また、送信端となる光伝送装置21は、制御部41、λ1〜λnの波長に対応するn個の信号光受信部46,47及び第3の波長分離デバイス(DEMUX#3)48を有する。nは、整数であり、WDMシステムで用いられるチャンネル数である。送信端となる光伝送装置21は、対向局、すなわち自装置21が出力する波長多重光を受信する図示しない受信端となる光伝送装置から波長多重光を受信する。
第3の波長分離デバイス48は、自装置21の図示省略する入力ポートに接続されている。第3の波長分離デバイス48は、自装置21の入力ポートに接続される伝送路から波長多重光を受信し、各波長λ1〜λnの光に分離して対応する出力ポートからそれぞれ出力する。AWGデバイスは第3の波長分離デバイス48の一例である。
各信号光受信部46,47は第3の波長分離デバイス48の各出力ポートにそれぞれ接続されている。各信号光受信部46,47は、第3の波長分離デバイス48からλ1〜λnの波長の信号光を受信し、各信号光から対向局のOSNR情報を抽出して制御部41へ出力する。
制御部41は、対向局のOSNR情報に基づいてサブバンドの状態を判断し、その判断に基づいてダミー光の種類を決定する。制御部41は制御信号インターフェース部42、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)43、メモリ44及び対向局OSNR(Optical Signal−to−Noise Ratio、光信号雑音比)情報受信部45を有する。OSNR情報はチャンネルダミー光の強度に対する受信端での伝送特性の一例である。
対向局OSNR情報受信部45は各信号光受信部46,47に接続されている。対向局OSNR情報受信部45は、各信号光受信部46,47からそれぞれ出力される対向局のOSNR情報を受信してCPU43へ出力する。対向局OSNR情報受信部45は例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサにより実現されてもよい。
CPU43は対向局OSNR情報受信部45に接続されている。CPU43は、対向局OSNR情報受信部45から出力される対向局のOSNR情報を用いて、後述するダミー光挿入方法を実現するプログラムを実行する。CPU43は、そのプログラムを実行することによって、チャンネルごとに送信レベル値及びOSNR値をメモリ44に格納し、それらの値を例えばテーブルにして管理してもよい。
さらに、CPU43は、サブバンドごとのOSNR値の平均値を求め、送信レベル値とOSNR値の平均値との関係からサブバンドの状態、例えば線形状態であるか非線形状態であるかを判断し、その判断に基づいてダミー光の種類を決定する。サブバンドの状態に、線形状態及び非線形状態のいずれでもない状態を設けてもよい。その場合には、CPU43は、サブバンドが線形状態であるか非線形状態であるか、あるいはどちらの状態でもないかを判断する。
CPU43は、OSNR値の平均値、サブバンドの状態及びダミー光の種類の情報をメモリ44に格納し、それらの値及び情報を送信レベル値及びOSNR値とともにテーブルにして管理してもよい。CPU43は、メモリ44に格納されているテーブルに基づいて、レベル調整信号及びダミー光選択信号を出力する。
メモリ44はCPU43に接続されている。メモリ44はRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含んでいてもよい。メモリ44は、CPU43によって実行されるブートプログラム、オペレーティングシステム、または後述するダミー光挿入方法を実現するプログラムを格納していてもよい。メモリ44はCPU43の作業領域として用いられてもよい。メモリ44は、上述するテーブルを格納してもよい。
制御信号インターフェース部42は、CPU43から出力されるレベル調整信号及びダミー光選択信号を可変光アッテネータ39及び波長選択スイッチ40へそれぞれ出力する。それによって、サブバンドごとにサブバンドダミー光もしくはチャンネルダミー光が選択され、さらにダミー光の送信レベルが調整される。制御信号インターフェース部42は例えばFPGAなどのプロセッサにより実現されてもよい。
また、送信端となる光伝送装置21は、λ1〜λnの波長に対応するn個の信号光送信部31,32、複数の光アンプ33及び波長多重デバイス34を有する。各信号光送信部31,32はλ1〜λnの波長の信号光をそれぞれ出力する。
光アンプ33は各信号光送信部31,32にそれぞれ一つずつ接続されている。各光アンプ33は、例えば制御部41の制御によって各信号光送信部31,32から出力される信号光の送信レベルをそれぞれ調整する。
波長多重デバイス34は光アンプ33に接続されている。波長多重デバイス34は、各光アンプ33から出力される信号光を波長多重して波長選択スイッチ40へ出力する。
図7に示す構成において、波長選択スイッチ40及び制御部41は選択部の一例である。波長選択スイッチ40は波長多重部の一例である。ダミー光源アンプ35、光カプラ36及び第1の波長分離デバイス37は第2の光出力部の一例である。ダミー光源アンプ35、光カプラ36及び第2の波長分離デバイス38は第1の光出力部の一例である。
図8は、図7に示す光伝送装置における制御部の機能的構成の一例を示す図である。図8に示すように、送信端となる光伝送装置21において、プログラム起動・管理部51、ダミー光発光制御部52、対向局情報収集・平均処理部53、送信レベル可変処理部54、サブバンド状態判定部55及びダミー光決定処理部56が実現される。
また、メモリ44にサブバンド状態管理テーブル57が実現される。これらの各機能部51〜56及びテーブル57は、制御部41のCPU43が、後述するダミー光挿入方法を実現するプログラムを実行することによって実現される。
プログラム起動・管理部51は、後述するダミー光挿入方法を実現するプログラムを起動し、そのプログラムの実行に沿って各機能部52〜56を呼び出す。ダミー光発光制御部52は、波長選択スイッチ40に対してダミー光選択信号を出力し、それによって波長選択スイッチ40にダミー光を選択させる。つまり、ダミー光発光制御部52はダミー光の発光制御を行う。
対向局情報収集・平均処理部53は、例えば対向局のOSNR値を収集し、サブバンドごとのOSNR値の平均値を求め、サブバンド状態管理テーブル57にOSNR値及びその平均値を格納する。送信レベル可変処理部54は、可変光アッテネータ39に対してレベル調整信号を出力し、それによって可変光アッテネータ39にチャンネルダミー光の送信レベルを変更させる。
サブバンド状態判定部55は、サブバンド状態管理テーブル57を参照し、チャンネルダミー光の送信レベル値とOSNR値の平均値との関係からサブバンドの状態を判定する。サブバンド状態判定部55はサブバンド状態管理テーブル57にサブバンドの状態を格納してもよい。ダミー光決定処理部56はサブバンドの状態に基づいてダミー光の種類を決定する。ダミー光決定処理部56は、サブバンド状態管理テーブル57からサブバンドの状態を取得してもよい。
図9は、サブバンド状態管理テーブルの一例を示す図である。図9に示すように、サブバンド状態管理テーブル57には、サブバンド番号ごとにレコードが設けられてもよい。各レコードには、チャンネルダミー光の送信レベル値ごとに対向局における各チャンネルのOSNR測定値及びその平均値が格納されてもよい。
また、サブバンド状態管理テーブル57には、サブバンド番号ごとにサブバンドの状態及びダミー光の種類が格納されてもよい。なお、図9には一例として数値が示されているが、サブバンド数、1サブバンド当たりのチャンネル数及び送信レベル値は図示例の数値に限定されるものではない。OSNR測定値及びOSNR平均値は一例である。
・受信端となる光伝送装置の一例
図10は、受信端となる光伝送装置の一例のハードウェア構成を示す図である。図10に示すように、受信端となる光伝送装置25は、監視部64、λ1〜λnの波長に対応するn個の信号光送信部71,72及び波長多重デバイス(MUX)70を有する。光伝送装置25は、伝送路から自装置25の図示省略する入力ポートに入力する波長多重光を2分岐させ、一方の光を監視部64へ入力させ、もう一方の光を後述する波長分離デバイス(DEMUX)61へ入力させる。
監視部64は、入力される光の特性を監視し、チャンネルごとにOSNR値を測定して各信号光送信部71,72へ出力する。監視部64は、光測定部65、測定情報受信部66、CPU67、メモリ68及びOSNR情報挿入部69を有する。
光測定部65は、監視部64に入力される波長多重光のスペクトル測定を行い、チャンネルごとにOSNR値を測定して測定情報受信部66へ出力する。例えばスペクトラムアナライザは光測定部65の一例である。光測定部65は、チャンネルごとに受信レベルを測定してもよい。測定情報受信部66は光測定部65に接続されている。測定情報受信部66は、光測定部65から出力されるチャンネルごとのOSNR値をCPU67に渡す。
CPU67は測定情報受信部66に接続されている。CPU67は、測定情報受信部66から渡されるチャンネルごとのOSNR値をOSNR情報挿入部69へ出力する。CPU67は、メモリ68にチャンネルごとのOSNR値を格納し、それらの値を例えばテーブルにして管理してもよい。
メモリ68はCPU67に接続されている。メモリ68は、チャンネルごとのOSNR値を管理するテーブルを格納してもよいし、CPU67の作業領域として用いられてもよい。OSNR情報挿入部69はCPU67に接続されている。OSNR情報挿入部69は、チャンネルごとに信号光のオーバヘッドフレームにOSNR値を挿入する。
各信号光送信部71,72はλ1〜λnの波長の信号光をそれぞれ波長多重デバイス70へ出力する。各波長の信号光のオーバーヘッドにはそれぞれの波長のOSNR値が含まれている。波長多重デバイス70は各信号光送信部71,72に接続されている。波長多重デバイス70は、各信号光送信部71,72から出力される信号光を波長多重して、自装置25の図示省略する出力ポートに接続される伝送路へ出力する。これによって、対向局、例えば送信端となる光伝送装置21へチャンネルごとのOSNR値が転送される。
また、受信端となる光伝送装置25は波長分離デバイス61及びλ1〜λnの波長に対応するn個の信号光受信部62,63を有する。波長分離デバイス61は、入力される波長多重光を各波長λ1〜λnの光に分離して対応する信号光受信部62,63へ出力する。各信号光受信部62,63は波長分離デバイス61に接続されている。各信号光受信部62,63は波長分離デバイス61からλ1〜λnの波長の信号光を受信し、図示省略する後段の処理部へ転送する。
図11は、図10に示す光伝送装置における監視部の機能的構成の一例を示す図である。図11に示すように、受信端となる光伝送装置25において、プログラム起動・管理部81及び測定情報格納/取出部82が実現される。また、メモリ68に受信特性格納テーブル83が実現される。これらの各機能部81、82及びテーブル83は、監視部64のCPU67が、OSNR値を管理するプログラムを実行することによって実現される。なお、OSNR値を管理するプログラムについては説明を省略する。
プログラム起動・管理部81は、上述するOSNR値を管理するプログラムを起動し、そのプログラムの実行に沿って測定情報格納/取出部82を呼び出す。測定情報格納/取出部82は、受信特性格納テーブル83に、光測定部65によって測定されるチャンネルごとのOSNR値を格納する。また、測定情報格納/取出部82は、受信特性格納テーブル83からチャンネルごとのOSNR値を取得する。
図12は、受信特性格納テーブルの一例を示す図である。図12に示すように、受信特性格納テーブル83には、サブバンド番号ごとまたはチャンネル番号ごとにレコードが設けられてもよい。各レコードには、各チャンネルのOSNRの測定値が格納されてもよい。なお、図12には一例として数値が示されているが、サブバンド数及び1サブバンド当たりのチャンネル数は図示例の数値に限定されるものではない。OSNR値は一例である。
・ダミー光挿入方法の一例
図13は、実施の形態にかかるダミー光挿入方法の一例を示す図である。図13に示すように、送信端となる光伝送装置21の初期導入時に、光伝送装置21においてダミー光挿入方法を実現する処理が開始されると、まず、例えばダミー光決定処理部56はサブバンド番号を1に設定する(ステップS1)。そして、例えばダミー光発光制御部52、対向局情報収集・平均処理部53、送信レベル可変処理部54及びサブバンド状態判定部55は、サブバンド番号が1であるサブバンドに対して後述するサブバンド処理を実行する(ステップS2)。次いで、例えばダミー光決定処理部56は、サブバンド番号が最大であるか否かを判断する(ステップS3)。
サブバンド番号が最大でない場合(ステップS3:No)、例えばダミー光決定処理部56はサブバンド番号をインクリメントする(ステップS4)。そして、新たなサブバンド番号のサブバンドに対してサブバンド処理が実行される(ステップS2)。サブバンド番号が最大になるまでステップS2〜ステップS4が繰り返され、全てのサブバンドに対してサブバンド処理が実行される。全てのサブバンドに対してサブバンド処理が実行されると、各サブバンドの状態が判定される。
サブバンド番号が最大になると(ステップS3:Yes)、全てのサブバンドについて状態の判定が済むため、例えばダミー光決定処理部56は各サブバンドの状態を収集し(ステップS5)、各サブバンドの状態に応じてダミー光の種類を決定する(ステップS6)。そして、例えばダミー光発光制御部52は、波長選択スイッチ40に対して、ステップS6でサブバンドごとに決定されるダミー光を接続させるようにダミー光の発光制御を行い(ステップS7)、一連の処理が終了する。
・サブバンド処理の一例
図14は、実施の形態にかかるサブバンド処理の一例を示す図である。図14に示すように、サブバンド処理が開始されると、例えばダミー光発光制御部52は全チャンネルに対してチャンネルダミー光を選択する。そして、例えば送信レベル可変処理部54は全チャンネルダミー光の出力パワーを基準値に設定する(ステップS11)。次いで、例えば対向局情報収集・平均処理部53は、対向局から全チャンネルのOSNR値を収集し、サブバンドごとのOSNR値の平均値を算出する(ステップS12)。
次いで、例えば送信レベル可変処理部54は全チャンネルダミー光の出力パワーを基準値から一定量増大させる(ステップS13)。そして、例えば対向局情報収集・平均処理部53は、対向局から全チャンネルのOSNR値を収集し、サブバンドごとのOSNR値の平均値を算出する(ステップS14)。次いで、例えばサブバンド状態判定部55は、全チャンネルダミー光の出力パワーが最大であるか否かを判断する(ステップS15)。出力パワーの範囲は予め設定されている。
出力パワーが最大でない場合(ステップS15:No)、再び例えば送信レベル可変処理部54は全チャンネルダミー光の出力パワーを一定量増大させる(ステップS13)。そして、例えば対向局情報収集・平均処理部53は、対向局から全チャンネルのOSNR値を収集し、サブバンドごとのOSNR値の平均値を算出する(ステップS14)。出力パワーが最大になるまでステップS13〜ステップS15が繰り返される。
全チャンネルダミー光の出力パワーが最大になると(ステップS15:Yes)、例えば送信レベル可変処理部54は全チャンネルダミー光の出力パワーを基準値から一定量減少させる(ステップS16)。そして、例えば対向局情報収集・平均処理部53は、対向局から全チャンネルのOSNR値を収集し、サブバンドごとのOSNR値の平均値を算出する(ステップS17)。
次いで、例えばサブバンド状態判定部55は、全チャンネルダミー光の出力パワーが出力パワーの範囲内で最小であるか否かを判断する(ステップS18)。出力パワーが最小でない場合(ステップS18:No)、再び例えば送信レベル可変処理部54は全チャンネルダミー光の出力パワーを一定量減少させる(ステップS16)。そして、例えば対向局情報収集・平均処理部53は、対向局から全チャンネルのOSNR値を収集し、サブバンドごとのOSNR値の平均値を算出する(ステップS17)。出力パワーが最小になるまでステップS16〜ステップS18が繰り返される。
全チャンネルダミー光の出力パワーが最小になると(ステップS18:Yes)、例えばサブバンド状態判定部55は、後述する状態判定処理を実行し(ステップS19)、図13に示すフローチャートのステップS3に戻る。なお、ステップS13〜ステップS15の前にステップS16〜ステップS18を行ってもよい。
・状態判定処理の第1の例
図15は、実施の形態にかかる状態判定処理の第1の例を示す図である。図16は、線形状態における送信レベル値とOSNR平均値との関係の一例を示す図である。図17は、非線形状態における送信レベル値とOSNR平均値との関係の一例を示す図である。
本実施例では、送信レベル値をa1〜a7の7段階に変化させ、送信レベル値a1〜a7におけるOSNR平均値をそれぞれb1〜b7として説明する。送信レベル値はa1からa7へ向かって大きくなるとする。なお、図15においてmは1〜6の整数である。
図15に示すように、状態判定処理の第1の例が開始されると、例えばサブバンド状態判定部55は各送信レベル値a1〜a7におけるOSNR平均値b1〜b7を取得する(ステップS21)。次いで、例えばサブバンド状態判定部55は各OSNR値の差分cmを算出する(ステップS22)。例えばc1はb2からb1を引いた値であり、c2はb3からb2を引いた値である。c6はb7からb6を引いた値である。
次いで、例えばサブバンド状態判定部55は、全てのcの値が0よりも大きいか否か、すなわち全てのcの値の符号がプラスであるか否かを判断する(ステップS23)。全てのcの値の符号がプラスである場合(ステップS23:Yes)、送信レベル値とOSNR平均値との関係は例えば図16に示すようになる。従って、例えばサブバンド状態判定部55はサブバンドの状態を線形状態であると判定し(ステップS24)、図13に示すフローチャートのステップS3に戻る。
一方、一部のcの値の符号がマイナスである場合(ステップS23:No)、送信レベル値とOSNR平均値との関係は例えば図17に示すようになる。従って、例えばサブバンド状態判定部55はサブバンドの状態を非線形状態であると判定し(ステップS25)、図13に示すフローチャートのステップS3に戻る。
このように、チャンネルダミー光の出力変化に対する対向局での伝送特性の変化に基づいてサブバンドの状態を判定するため、送信端となる光伝送装置21はサブバンドの状態を容易に判定することができる。例えば送信端となる光伝送装置21は、チャンネルダミー光の出力増加に対して対向局でのOSNR値が改善するか劣化するかを知ることによって、サブバンドの状態が線形状態であるか非線形状態であるかを容易に判定することができる。
図13に示すフローチャートに戻り、ステップS6でダミー光の種類を決定する際、例えばダミー光決定処理部56は、非線形状態のサブバンド及びその両隣のサブバンドに対するダミー光の種類をチャンネルダミー光に決定する。例えばダミー光決定処理部56は、非線形状態のサブバンド及びその両隣のサブバンドを除く、残りのサブバンドに対するダミー光の種類をサブバンドダミー光に決定する。
・状態判定処理の第2の例
図18は、実施の形態にかかる状態判定処理の第2の例を示す図である。図19は、線形、非線形のいずれでもない状態における送信レベル値とOSNR平均値との関係の一例を示す図である。
本実施例では、送信レベル値をa1〜a7の7段階に変化させ、送信レベル値a1〜a7におけるOSNR平均値をそれぞれb1〜b7として説明する。送信レベル値はa1からa7へ向かって大きくなるとする。なお、図18においてmは1〜6の整数である。Xは、光伝送装置21において変更可能な値であり、システムに応じて決定される。Yは、送信レベルの増減量に依存する値である。送信レベルの増減量はシステムに応じて変更可能であるとする。
図18に示すように、状態判定処理の第2の例が開始されると、例えばサブバンド状態判定部55は各送信レベル値a1〜a7におけるOSNR平均値b1〜b7を取得する(ステップS31)。次いで、例えばサブバンド状態判定部55は各OSNR平均値の差分cmを算出する(ステップS32)。例えばb2からb1を引いた値c1、b3からb2を引いた値c2、・・・、b7からb6を引いた値c6を求める。
次いで、例えばサブバンド状態判定部55は、全てのcの値が0よりも大きいか否か、すなわち全てのcの値の符号がプラスであるか否かを判断する(ステップS33)。全てのcの値の符号がプラスである場合(ステップS33:Yes)、例えばサブバンド状態判定部55は、c値の増加量Δcが送信レベル値の増加量Δaに対して±XdB以内であるか否かを判断する(ステップS34)。例えばΔcが、ΔaからXを引いた値以上であり、かつΔaにXを足した値以下であるか否かを判断する。
ΔcがΔa±XdB以内である場合(ステップS34:Yes)、送信レベル値とOSNR平均値との関係は例えば図16に示すようになる。従って、例えばサブバンド状態判定部55はサブバンドの状態を線形状態であると判定し(ステップS35)、図13に示すフローチャートのステップS3に戻る。
ΔcがΔa±XdB以内でない場合(ステップS34:No)、送信レベル値とOSNR平均値との関係は例えば図19に示すようになる。図19に示す特性は、非線形状態ではないが、送信レベル値に対するOSNR平均値の関係が比例関係にはない。従って、例えばサブバンド状態判定部55はサブバンドの状態を不定状態または非比例状態であると判定し(ステップS37)、図13に示すフローチャートのステップS3に戻る。
一方、一部のcの値の符号がマイナスである場合(ステップS33:No)、例えばサブバンド状態判定部55は、cの値の符号がマイナスである箇所がY箇所以上連続するか否かを判断する(ステップS36)。Y箇所以上連続しない場合(ステップS36:No)、すなわち単発的または時々、cの値の符号がマイナスになることがあるため、送信レベル値とOSNR平均値との関係は例えば図19に示すようになる。従って、この場合も例えばサブバンド状態判定部55はサブバンドの状態を不定状態または非比例状態であると判定し(ステップS37)、図13に示すフローチャートのステップS3に戻る。
それに対して、cの値の符号がマイナスである箇所がY箇所以上連続する場合(ステップS36:Yes)、送信レベル値とOSNR平均値との関係は例えば図17に示すようになる。従って、例えばサブバンド状態判定部55はサブバンドの状態を非線形状態であると判定し(ステップS38)、図13に示すフローチャートのステップS3に戻る。
このように、送信端となる光伝送装置21は、チャンネルダミー光の出力増加に対して対向局でのOSNR値が改善するか劣化するか、あるいはいずれでもないかを知ることによって、サブバンドの状態が線形状態であるか非線形状態であるか、あるいは不定状態もしくは非比例状態であるかを容易に判定することができる。
図13に示すフローチャートに戻り、ステップS6でダミー光の種類を決定する際、例えばダミー光決定処理部56は、非線形状態のサブバンド及びその両隣のサブバンドに対するダミー光の種類をチャンネルダミー光に決定する。例えばダミー光決定処理部56は、不定状態または非比例状態のサブバンドに対するダミー光の種類をチャンネルダミー光に決定する。例えばダミー光決定処理部56は、非線形状態のサブバンド、非線形状態の両隣のサブバンド、及び不定状態または非比例状態のサブバンドを除く、残りのサブバンドに対するダミー光の種類をサブバンドダミー光に決定する。
・状態判定処理の第1の例を適用する場合の具体例
図20〜図24に、状態判定処理の第1の例を適用する場合の具体例を示す。図20は、サブバンド状態管理テーブルにおけるサブバンド番号1のレコードの一例を示す図である。図21は、図20に示すレコード内容に基づいて送信レベル値とOSNR平均値との関係をグラフ化して示す図である。図20及び図21に示す例では、サブバンド番号1のサブバンドの状態は線形状態である。
図22は、サブバンド状態管理テーブルにおけるサブバンド番号6のレコードの一例を示す図である。図23は、図22に示すレコード内容に基づいて送信レベル値とOSNR平均値との関係をグラフ化して示す図である。図22及び図23に示す例では、サブバンド番号6のサブバンドの状態は非線形状態である。
図24は、図20及び図22に示すレコード内容を反映させた発光スペクトルの一例を示す図である。ただし、サブバンド番号4のサブバンドに信号光が挿入されており、サブバンド番号6のサブバンド以外に非線形状態のサブバンドがないものとする。
この場合、図24に示すように、サブバンド番号5〜7のサブバンドにチャンネルダミー光が挿入される。サブバンド番号4のサブバンドには信号光が挿入されており、残りのサブバンド番号が1〜3及び8〜15であるサブバンドにはサブバンドダミー光が挿入される。
非線形状態のサブバンド及びその両隣のサブバンドにチャンネルダミー光を挿入する理由は以下の通りである。例えば図24に示す例において、非線形状態であるサブバンド番号6のサブバンド、並びにその両隣のサブバンド番号5及び7のサブバンドにサブバンドダミー光を挿入すると仮定する。この状態でサブバンド番号6のサブバンドのサブバンドダミー光を撤去して新たに信号光を増設するとする。
この場合、サブバンド番号6のサブバンドのサブバンドダミー光がなくなる分の送信レベルを、既存のサブバンドダミー光、例えばサブバンド番号7のサブバンドのサブバンドダミー光の送信レベルで調整する必要がある。サブバンド番号7のサブバンドのサブバンドダミー光のパワーを変化させると、それに応じてサブバンド番号6のサブバンドに増設される信号光のパワーにも変化が生じる。
サブバンド番号6のサブバンドは非線形状態であるため、パワー変動に弱い領域である。そのため、信号光のパワー量によっては自己位相変調や4光波混合という事象が発生し、信号光の特性に大きな変動が生じるおそれがある。そのためレベル調整が困難になってしまう。
それに対して、非線形状態であるサブバンド番号6のサブバンドにチャンネルダミー光を挿入すると、サブバンド番号6のサブバンドは初期運用段階から信号光と等価な利得状態となる。そのため、サブバンド番号6のサブバンドにおいてチャンネルダミー光を撤去してその代わりに信号光を容易に増設することができる。つまり、高難易度なレベル調整作業が不要となる。従って、非線形状態であるサブバンドにはチャンネルダミー光を挿入するのがよい。
また、非線形状態であるサブバンド番号6のサブバンドの両隣にあるサブバンド番号5及び7のサブバンドのダミー光がチャンネルダミー光であると、例えばサブバンド番号7のサブバンドのサブバンドダミー光のレベルをより細かく調整することができる。それによって、サブバンド番号6のサブバンドに増設される信号光への影響を抑えてレベル調整を行うことができる。従って、非線形状態であるサブバンドの両隣のサブバンドにはチャンネルダミー光を挿入するのがよい。
・状態判定処理の第2の例を適用する場合の具体例
図25〜図27に、状態判定処理の第2の例を適用する場合の具体例を示す。図25は、サブバンド状態管理テーブルにおけるサブバンド番号3のレコードの一例を示す図である。図26は、図25に示すレコード内容に基づいて送信レベル値とOSNR平均値との関係をグラフ化して示す図である。図25及び図26に示す例では、サブバンド番号3のサブバンドの状態は不定状態または非比例状態である。
図27は、図20、図22及び図25に示すレコード内容を反映させた発光スペクトルの一例を示す図である。ただし、サブバンド番号4のサブバンドに信号光が挿入されており、サブバンド番号3及び6のサブバンド以外に非線形状態のサブバンドがないものとする。
この場合、図27に示すように、サブバンド番号3のサブバンドにチャンネルダミー光が挿入される。サブバンド番号5〜7のサブバンドにチャンネルダミー光が挿入される。サブバンド番号4のサブバンドには信号光が挿入されており、残りのサブバンド番号が1、2及び8〜15であるサブバンドにはサブバンドダミー光が挿入される。
不定状態または非比例状態のサブバンドにチャンネルダミー光を挿入する理由は以下の通りである。サブバンドの状態が不定状態または非比例状態となる要因として、伝送路の光ファイバの損失特性や、利得や偏波状態の波長依存性などが挙げられる。この事象は、この事象が発生しているサブバンド内への影響に閉じており、隣のサブバンドには直接影響を及ぼさないことが知られている。
例えば図27に示す例において、不定状態または非比例状態であるサブバンド番号3のサブバンド、並びにその隣のサブバンド番号2のサブバンドにサブバンドダミー光を挿入すると仮定する。この状態でサブバンド番号3のサブバンドのサブバンドダミー光を撤去して新たに信号光を増設するとする。
この場合、サブバンド番号3のサブバンドは非線形状態ではないため、急激な特性劣化は生じないが、送信レベルと受信特性の関係が見出せない状態にある。そのため、伝送特性を改善するためには新たに増設する信号光のレベルを上げるか、サブバンド番号2のサブバンドのサブバンドダミー光のレベルもしくはサブバンド番号4のサブバンドの信号光のレベルを調整することが考えられる。
しかし、不定状態または非比例状態はサブバンド内に閉じた事象であるため、他のサブバンドのレベルを調整しても、新たに増設する信号光の特性が期待通りになる可能性は低いと考えられる。一方、新たに増設する信号光のレベルを上げ続けていくと、その信号光のパワー強度によって自己位相変調がかかり、受信特性が劣化するおそれがある。
この場合、サブバンド番号3のサブバンドにチャンネルダミー光を挿入しておけば、新たに増設する信号光の特性を改善するための手法の選択肢を増やすことができる。つまり、新たに増設する信号光のみのレベルを調整することもできるし、隣のサブバンドの信号光もしくはダミー光のレベルを調整することもできるし、サブバンド番号3のサブバンド内のチャンネルダミー光のレベルを調整することもできる。
また、サブバンド番号3のサブバンド内のチャンネルダミー光のレベルを調整することによって、新たに増設する信号光のレベルを上げ過ぎることがなくなる。新たに増設する信号光の送信レベルを少しずつ上げ、かつチャンネルダミー光のレベルを少しずつ上げたり下げたりする調整を行うことによって、特性を改善することができる。従って、不定状態または非比例状態であるサブバンドにはチャンネルダミー光を挿入するのがよい。
図7に示す光伝送装置21、または図13〜図15もしくは図18に示すダミー光挿入方法によれば、受信端でのOSNR値に基づいてサブバンドの状態が判定され、サブバンドの状態に応じてサブバンドダミー光またはチャンネルダミー光が挿入される。それによって、非線形状態のサブバンド、非線形状態のサブバンドの両隣のサブバンド、及び不定状態もしくは非比例状態のサブバンドにチャンネルダミー光が挿入されるため、ダミー光の送信レベルを細かく調整することができる。従って、光伝送装置21の運用開始後に信号光の波長を増やしたり減らしたりする場合に、ダミー光の送信レベルを細かく調整することによって既設の信号光や新たに増設する信号光への影響を抑えることができる。また、線形状態のサブバンドにサブバンドダミー光が挿入されるため、例えば光伝送装置21の初期導入時に、全てのチャンネルにチャンネルダミー光が挿入される場合に比べて迅速にダミー光の送信レベルを調整することができる。
図7に示す光伝送装置21によれば、CPU43によって可変光アッテネータ39及び波長選択スイッチ40が制御されることによって、信号光とダミー光との間の物理的な接続変えが不要となる。そのため、信号光を増やしたり減らしたりする作業をより安全に行うことができる。
上述した各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)WDMのチャンネルごとのダミー光と、複数の前記チャンネルを含むサブバンドごとのダミー光とを波長多重する波長多重部と、前記サブバンドごとに前記チャンネルごとのダミー光の強度に対する受信端での伝送特性を計測し、前記計測結果に応じて、前記サブバンドごとに前記チャンネルごとのダミー光、または前記サブバンドごとのダミー光のいずれかを選択する選択部と、を備え、前記サブバンドごとに前記選択部により選択されるいずれかのダミー光を前記波長多重部により波長多重することを特徴とする光伝送装置。
(付記2)前記選択部は、前記受信端での伝送特性の計測結果に基づいて前記サブバンドごとに線形状態であるか否かを判定し、前記判定結果が線形状態であるサブバンドに対して前記サブバンドごとのダミー光を選択し、前記判定結果が非線形状態であるサブバンド及び該非線形状態であるサブバンドの両隣のサブバンドに対して前記チャンネルごとのダミー光を選択することを特徴とする付記1に記載の光伝送装置。
(付記3)前記選択部は、前記判定結果が線形状態及び非線形状態のいずれでもない状態であるサブバンドに対して前記チャンネルごとのダミー光を選択することを特徴とする付記2に記載の光伝送装置。
(付記4)前記選択部は、前記チャンネルごとのダミー光の出力変化に対する前記受信端での伝送特性の変化に基づいて前記サブバンドの状態を判定することを特徴とする付記2または3に記載の光伝送装置。
(付記5)前記選択部は、前記チャンネルごとのダミー光の出力増加に対して前記受信端での伝送特性が改善する場合に線形状態であると判定し、前記チャンネルごとのダミー光の出力増加に対して前記受信端での伝送特性が劣化する場合に非線形状態であると判定することを特徴とする付記2に記載の光伝送装置。
(付記6)前記選択部は、前記チャンネルごとのダミー光の出力増加分に対して前記受信端での伝送特性の改善幅が一定範囲内に入らない場合に線形状態及び非線形状態のいずれでもない状態であると判定することを特徴とする付記3に記載の光伝送装置。
(付記7)前記チャンネルごとに前記チャンネルごとのダミー光を出力する第1の光出力部と、前記サブバンドごとに前記サブバンドごとのダミー光を出力する第2の光出力部と、前記第1の光出力部から前記波長多重部へ入力される前記チャンネルごとのダミー光の強度、及び前記第2の光出力部から前記波長多重部へ入力される前記サブバンドごとのダミー光の強度をそれぞれ調整する可変光アッテネータと、を備えることを特徴とする付記1乃至6のいずれか一つに記載の光伝送装置。
(付記8)WDMのチャンネルごとのダミー光と、複数の前記チャンネルを含むサブバンドごとのダミー光とを波長多重するにあたって、前記サブバンドごとにチャンネルごとのダミー光の強度に対する受信端での伝送特性を計測し、前記計測結果に応じて、前記サブバンドごとに前記チャンネルごとのダミー光、または前記サブバンドごとのダミー光のいずれかを選択し、前記サブバンドごとに選択されるいずれかのダミー光を波長多重することを特徴とするダミー光挿入方法。
1 選択部
2 波長多重部
21 光伝送装置
35 ダミー光源アンプ
36 光カプラ
37 第1の波長分離デバイス
38 第2の波長分離デバイス
39 可変光アッテネータ
40 波長選択スイッチ
41 制御部

Claims (5)

  1. WDMのチャンネルごとのダミー光と、複数の前記チャンネルを含むサブバンドごとのダミー光とを波長多重する波長多重部と、
    前記サブバンドごとに前記チャンネルごとのダミー光の強度に対する受信端での伝送特性を計測し、前記計測結果に応じて、前記サブバンドごとに前記チャンネルごとのダミー光、または前記サブバンドごとのダミー光のいずれかを選択する選択部と、
    を備え、前記サブバンドごとに前記選択部により選択されるいずれかのダミー光を前記波長多重部により波長多重することを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記選択部は、前記受信端での伝送特性の計測結果に基づいて前記サブバンドごとに線形状態であるか否かを判定し、前記判定結果が線形状態であるサブバンドに対して前記サブバンドごとのダミー光を選択し、前記判定結果が非線形状態であるサブバンド及び該非線形状態であるサブバンドの両隣のサブバンドに対して前記チャンネルごとのダミー光を選択することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記選択部は、前記判定結果が線形状態及び非線形状態のいずれでもない状態であるサブバンドに対して前記チャンネルごとのダミー光を選択することを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 前記選択部は、前記チャンネルごとのダミー光の出力変化に対する前記受信端での伝送特性の変化に基づいて前記サブバンドの状態を判定することを特徴とする請求項2または3に記載の光伝送装置。
  5. WDMのチャンネルごとのダミー光と、複数の前記チャンネルを含むサブバンドごとのダミー光とを波長多重するにあたって、
    前記サブバンドごとにチャンネルごとのダミー光の強度に対する受信端での伝送特性を計測し、
    前記計測結果に応じて、前記サブバンドごとに前記チャンネルごとのダミー光、または前記サブバンドごとのダミー光のいずれかを選択し、
    前記サブバンドごとに選択されるいずれかのダミー光を波長多重することを特徴とするダミー光挿入方法。
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