JP2014187623A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014187623A
JP2014187623A JP2013062282A JP2013062282A JP2014187623A JP 2014187623 A JP2014187623 A JP 2014187623A JP 2013062282 A JP2013062282 A JP 2013062282A JP 2013062282 A JP2013062282 A JP 2013062282A JP 2014187623 A JP2014187623 A JP 2014187623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
roller
conveying
driven roller
contact glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013062282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6107291B2 (ja
Inventor
Kenji Takayama
健司 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013062282A priority Critical patent/JP6107291B2/ja
Priority to US14/217,575 priority patent/US8985569B2/en
Publication of JP2014187623A publication Critical patent/JP2014187623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6107291B2 publication Critical patent/JP6107291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00567Handling of original or reproduction media, e.g. cutting, separating, stacking
    • H04N1/0057Conveying sheets before or after scanning
    • H04N1/00599Using specific components
    • H04N1/00615Guiding elements, e.g. plates
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/12Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning
    • H04N1/121Feeding arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/19Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
    • H04N1/191Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays the array comprising a one-dimensional array, or a combination of one-dimensional arrays, or a substantially one-dimensional array, e.g. an array of staggered elements
    • H04N1/192Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line
    • H04N1/193Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on one main scanning line using electrically scanned linear arrays, e.g. linear CCD arrays
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0098User intervention not otherwise provided for, e.g. placing documents, responding to an alarm

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

【課題】厚さが異なる原稿を読取ることができる低コストの原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】原稿搬送装置11は、第1及び第2の従動ローラ23、24が保持された保持部材101と、保持部材101を支持し、高さが異なる複数の支持面を有するスペーサ110とを備え、前記スペーサ110の複数の支持面の中から原稿の厚さに応じて所定の支持面に保持部材101を手動で支持させることにより、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間隔が変更されるよう構成され、白色板16が、コンタクトガラス17a上を通過する原稿Sの先端でコンタクトガラス17aの上方に押し上げられるよう構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は原稿搬送装置及び画像形成装置に関し、特に、原稿を搬送しながら読取りを行う原稿搬送装置及びこの原稿搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
原稿搬送装置を備えた画像形成装置として、ロール転写紙を使用する広幅複写機が知られている。この広幅複写機においては、通常、原稿の読取りが可能な原稿の厚さは0.035mm〜1mm程度である。しかしながら、特定のユーザにおいては、より厚さの厚い原稿、例えば0.035mm〜10mm程度の範囲で原稿を読取りたいという要望があった。
そこで、原稿を挟持して搬送する搬送ローラ対の間隔を原稿の厚さに対応して変更することができる原稿搬送装置が例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された原稿搬送装置は、原稿を読取る読取り部と、読取り部の原稿搬送方向上流側に設けられ、原稿を挟持して搬送する第1の搬送ローラ及び第1の従動ローラと、読取り部の原稿搬送方向下流側に設けられ、原稿を挟持して搬送する第2の搬送ローラ及び第2の従動ローラと、読取り部の原稿搬送方向上流側に設けられ、原稿の厚みを測定する原稿厚みセンサと、原稿厚みセンサが測定した原稿の厚みに基づいて第1の搬送ローラと第1の従動ローラとの間隔を変更する第1の変位機構と、原稿厚みセンサが測定した原稿の厚みに基づいて第2の搬送ローラと第2の従動ローラとの間隔を変更する第2の変位機構とを備えている。
また、この特許文献1に開示された原稿搬送装置は、原稿厚みセンサが測定した原稿の厚みに基づいて、読取り部のコンタクトガラスと、このコンタクトガラスに対向して設けられた白色板との間隔を変更する第3の変位機構とを備えている。
しかしながら、上述のような従来の原稿搬送装置にあっては、第1及び第2の変位機構が、原稿厚みセンサが測定した原稿の厚みに基づいて、第1の駆動ローラと第1の従動ローラとの間隔、第2の駆動ローラと第2の従動ローラとの間隔をそれぞれのステッピングモータで自動的に変更する構成になっている。また、第3の変位機構においても、原稿厚みセンサが測定した原稿の厚みに基づいて、読取り部のコンタクトガラスと白色板との間隔をステッピングモータで自動的に変更する構成になっている。このため、上述のような従来の原稿搬送装置にあっては、厚さが異なる原稿を読取ることができるものの、コストが増加してしまうという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、厚さが異なる原稿を読取ることができる低コストの原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る原稿搬送装置は、上記目的達成のため、コンタクトガラス上を通過する原稿を読取る読取り部と、前記コンタクトガラスに対向して配置された白色板と、前記読取り部の原稿搬送方向上流側に設けられ、前記原稿を挟持して前記読取り部に前記原稿を搬送する第1の搬送ローラ及び第1の従動ローラと、前記読取り部の原稿搬送方向下流側に設けられ、前記読取り部で読取られた前記原稿を挟持して後段に搬送する第2の搬送ローラ及び第2の従動ローラと、を備えた原稿搬送装置であって、前記第1及び第2の従動ローラが回動可能に保持された保持部材と、前記保持部材を支持し、高さが異なる複数の支持面を有するスペーサとを備え、前記原稿の厚さに応じて前記スペーサの複数の支持面の中から所定の支持面に前記保持部材を手動で支持させることにより、前記第1の搬送ローラと前記第1の従動ローラとの間隔及び前記第2の搬送ローラと前記第2の従動ローラとの間隔が変更されるよう構成され、前記白色板が、前記コンタクトガラス上を通過する前記原稿の先端で前記コンタクトガラスの上方に押し上げられるよう構成されている。
本発明によれば、厚さが異なる原稿を読取ることができる低コストの原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置を備えた画像形成装置の内部構成を示す概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置の構成を示す概略構成図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置において、第1の厚さの原稿の搬送を説明するための要部断面図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置において、第1の厚さよりも厚い第2の厚さの原稿の搬送を説明するための要部断面図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置において、第1の厚さよりも厚い第2の厚さの原稿の搬送を説明するための要部断面図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置において、第2の厚さよりも厚い第3の厚さの原稿の搬送を説明するための要部断面図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置のスペーサの構成を示す要部断面図である。 本発明の一実施の形態に係る原稿搬送装置の白色板ユニットの構成を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図9は、本発明に係る原稿搬送装置及びこの原稿搬送装置を備えた画像形成装置の一実施の形態を示す図である。本実施の形態の画像形成装置は、ロール転写紙を使用する広幅複写機であり、原稿(シート)の長さに合わせて転写紙の長さをカットするよう構成されている。
図1は原稿搬送装置11を備えた画像形成装置1の内部構成を示す概略構成図であり、図2は原稿搬送装置の構成を示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、画像形成装置本体19と、この画像形成装置本体19の上に配置された原稿搬送装置11とを備えている。
図1及び図2に示すように、原稿搬送装置11は、シート状の原稿Sを読取り部17に搬送し、予め設定された動作モード(後方排紙モードまたは前方排紙モード)及び原稿Sの厚さに応じて、読取り後の原稿Sを矢印aで示す方向に搬送して装置後方(背面側)の第1の原稿排紙トレイ26に排出するか、または、読取り反転後の原稿Sを矢印bで示す方向に案内して装置前方(前面側)の第2の原稿排紙トレイ12に排出するものである。
ここで、装置前方(前面側)とは、操作表示部51の表示画面が向いている側であり、装置後方(背面側)とは、操作表示部51の表示画面の向きと反対側、つまり後方排紙モードで原稿Sを排出する第1の原稿排紙トレイ26の側である。
原稿搬送装置11は、コンタクトガラス17a上を通過する原稿Sを読取る読取り部17と、コンタクトガラス17aに対向して配置された白色板16とを有している。また、原稿搬送装置11は、読取り部17の原稿搬送方向上流側に設けられ、原稿Sを挟持して読取り部17に搬送する第1の搬送ローラ13及び第1の従動ローラ23と、読取り部17の原稿搬送方向下流側に設けられ、読取り部17で読取られた原稿Sを挟持して後段に搬送する第2の搬送ローラ14及び従動ローラ24とを有している。本実施の形態において、原稿Sは、第1の原稿排紙トレイ26又は第2の原稿排紙トレイ12に搬送される。また、本実施形態において、第1の従動ローラ23は第1の搬送ローラ13に圧接して従動するよう構成され、第2の従動ローラ24は第2の搬送ローラ14に圧接して従動するよう構成されている。
なお、第1の搬送ローラ13及び第1の従動ローラ23を含めて第1の搬送ローラ対と呼ぶこともある。また、第2の搬送ローラ14及び第2の従動ローラ24を含めて第2の搬送ローラ対と呼ぶこともある。
原稿搬送装置11は、図示しないヒンジ等の連結部材によって互いに連結された上部ユニット20と下部ユニット21とを有している。上部ユニット20は、連結部材によって下部ユニット21に対して上下方向に開閉自在に接続されている。上部ユニット20の上部には、操作表示部51及び第2の原稿排紙トレイ12が装置前方に向いて搭載されている。
第2の原稿排紙トレイ12は、櫛歯状に形成された金属製ワイヤから構成され、上部ユニット20の上部に装置後方から装置前方に向けて斜めに立ち上がるように配設され、反転されて排出された原稿Sを装置前方から取出せるように収納するようになっている。
操作表示部51は、図示しないスタートキー、テンキー、クリア/ストップキー、ファンクションキー、Yes/Noキー、カーソルキー、初期設定キー、モードキー等のキー群と液晶タッチパネル、スピーカ等を備え、ユーザの操作により各動作モードの設定や動作開始指示及び動作停止指示ができるようになっている。
操作表示部51は、コピー部数や装置状態等を表示するとともに、装置状態に応じて機能キーを液晶表示パネルに適宜表示するようになっている。
読取り部17は、図示しないミラー、光源、結像レンズ、シェーディング板、密着イメージセンサ(CIS)等及びコンタクトガラス17aを有しており、装置前方から挿入及び搬送されてきた原稿Sに光を照射し、その反射光をミラー及び結像レンズを介して密着イメージセンサ(CIS)の受光面に結像し、その画像面を順次画像信号(画像データ)に変換するようになっている。
また、原稿Sと接触するコンタクトガラス17aの上方には、原稿Sをコンタクトガラス17aに圧接させるとともに読取り画像の白基準となる白色板16が設けられている。
なお、密着イメージセンサを用いた読取り部17においては、ジター等がなくフォーカスの合った高品質な読取り画像を得るためには、原稿Sの搬送速度を一定に保つとともに、読取り部17と原稿Sとの距離を一定に保つことが重要である。
第2の搬送ローラ14の下流近傍、すなわち第2の搬送ローラ14と第1の原稿排紙トレイ26との間で第2の搬送ローラ14付近には、ソレノイド65(図3参照)の駆動により回動軸29aを中心として回動する分岐爪29が配設されている。
読取り後の原稿Sは、分岐爪29により、第1の原稿排紙トレイ26側または第2の原稿排紙トレイ12側の何れかに導かれるようになっている。
具体的には、図2に示す分岐爪29は、前方排紙モードにおいては、矢印jで示す方向に回動し、読取り後の原稿Sを湾曲排紙ガイド部材42、43により形成される第2の排紙経路159に導いて湾曲させてその搬送方向を変更することで第2の原稿排紙トレイ12側に排紙させるようになっている。また、分岐爪29は、後方排紙モードにおいては、矢印iで示す方向に回動し、読取り後の原稿Sを直線排紙ガイド部材44、45により形成される第1の排紙経路158に導いてその搬送方向を変更せずに第1の原稿排紙トレイ26側に排紙させるようになっている。
一方、図1に示す下部ユニット21の前方上面には原稿テーブル25が配設され、下部ユニット21の後方背面には第1の原稿排紙トレイ26が突き出して取り付けられている。
原稿テーブル25は、読取り面が下向きになるようにして原稿Sが載置されるものであり、載置された原稿Sを第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との挟持部に案内するようになっている。
読取り部17の上流側には、光学式反射形センサであるレジストセンサ18が配設されている。レジストセンサ18は、原稿Sの先端を検知してオン状態となり、原稿Sの後端の通過後にオフとなるようになっている。第1の搬送ローラ13及び第2の搬送ローラ14の駆動停止は、レジストセンサ18が原稿Sの後端を検知したタイミングに基づいて行われる。
また、原稿搬送装置11の原稿搬送経路の入り口、すなわち第1の搬送ローラ13の上流側近傍には、サイズ検知センサ22及び原稿挿入検知センサ27が設けられており、サイズ検知センサ22が原稿Sのサイズを検知するとともに、原稿挿入検知センサ27が搬送経路への原稿Sの挿入の有無を検知するようになっている。
なお、サイズ検知センサ22により搬送経路への原稿Sの挿入の有無を検知するようにした場合は、原稿挿入検知センサ27の設置を省略することができる。
第1の原稿排紙トレイ26は、櫛歯状に形成された金属製ワイヤから構成され、搬送方向下流に向かって高くなるように緩やかに傾斜しており、第2の搬送ローラ14から伸展状態で装置後方に排出された原稿Sを収納するようになっている。
読取り部17の搬送方向上流側には、上述した第1の搬送ローラ13と、この第1の搬送ローラ13に圧接して従動する第1の従動ローラ23が設けられている。また、読取り部17の搬送方向下流側には、上述した第2の搬送ローラ14と、この第2の搬送ローラ14に圧接して従動する第2の従動ローラ24が設けられている。
図2に示す第2の搬送ローラ14は、フッ素系ゴムから構成されており、金属からなる第2の搬送ローラ軸14aの軸線方向に複数個配設されている。また、第1の搬送ローラ13は、第2の搬送ローラ14と同様に構成されている。
第2の従動ローラ24は、樹脂により構成されており、金属からなる第2従動ローラ軸24aの軸線方向に複数個配設されている。また、第1の従動ローラ23は、第2の従動ローラ24と同様に構成されている。
第1の搬送ローラ13及び第2の搬送ローラ14は、搬送モータ67(図3参照)により、タイミングベルトを有する駆動伝達手段を介して駆動されるようになっている。
また、第1の搬送ローラ13は、図示しない電磁ブレーキ・クラッチを介して駆動制御されており、原稿挿入検知信号により電磁ブレーキ・クラッチが結合して搬送モータ67からの駆動が伝達されるとともに、原稿Sの先端が第2の搬送ローラ14を通過してから原稿Sの後端が原稿挿入検知センサ27から抜けるまでは電磁ブレーキ・クラッチが切れることにより、先行している原稿が原稿搬送装置11から排出されるまで、次の原稿が原稿搬送装置11に進入できないようになっている。
なお、原稿テーブル25から第2の搬送ローラ14及び第2の従動ローラ24までの間には、原稿Sの搬送経路を形成する搬送ガイド部材46が設けられている(図2参照)。
図1に示す原稿搬送装置11の下部には画像形成装置本体19が配置されている。画像形成装置本体19は、転写紙78、79、80を収納する給紙ユニット82、及び転写紙78、79、80に画像形成を行う作像ユニット81を有している。
作像ユニット81は、ドラム状の感光体33と、この感光体33を中心として、電子写真プロセスの工程順に、帯電チャージャ31、書込ユニット30、現像ユニット32、転写チャージャ36、分離チャージャ37等を有している。
書込ユニット30は、レーザ出力ユニット(レーザダイオード、ポリゴンミラー等を具備)、結像レンズ、ミラー等によるレーザ書込光学系を構成している。
また、感光体33の転写位置よりも搬送方向下流には、定着ローラ35、加圧ローラ34、排紙ローラ対38、39、排紙トレイ40、41が設けられている。
作像ユニット81内の下部には、ロール状に巻かれた転写紙78、79、80を収納する給紙ユニット82が設けられており、転写紙78、79、80は、画像形成装置本体19に対して着脱自在にそれぞれ収納されている。
転写紙78、79、80は、カッタ76、77により原稿Sの長さに応じて切断されるとともに、給紙ローラ対71〜75により感光体33の転写位置側に搬送される。
これにより、原稿搬送装置11側で検出した原稿Sの長さに応じ、転写紙78、79、80の何れかが選択及び切断され、給紙ローラ対71、72、73、74、75により感光体33の転写位置まで搬送される。
一方、副走査方向に回転駆動される感光体33においては、書込ユニット30により静電潜像が形成されるとともに、現像ユニット32によりトナー像が形成される。
給紙ローラ対71、72、73、74、75により搬送された切断済みの転写紙は、感光体33上のトナー像先端と同期を取りながら、レジストローラ対70及び図示しない搬送ベルトによって搬送され、トナー像の転写を受ける。
転写後の転写紙は、定着ローラ35、加圧ローラ34による定着処理を受けた後、転写紙サイズに応じ、排紙ローラ対38、39を介して排紙トレイ40、41上に排出される。
図3は、原稿搬送装置11の制御部54を示すブロック図である。
図3に示すように、制御部54は、操作表示部51からのモード設定信号や原稿挿入検知センサ27、レジストセンサ18、排紙センサ49、第1の位置センサ114、第2の位置センサ134、第3の位置センサ154等からの検出信号を入力し、これらの信号を基にしてソレノイド65を駆動するソレノイド駆動回路64に駆動指令の信号を出力するものであり、CPU、メモリ(ROM、RAM、不揮発性メモリ等)、入出力部(I/O)、インタフェース部等を有している。
制御部54のメモリには、分岐爪29の切替えの際に原稿Sの厚みと比較する基準値が記憶されている。
また、制御部54は、同期信号発生回路55の制御、搬送モータ駆動回路66を介しての搬送モータ67の駆動制御、光源56の点滅制御等を実行する。
このような制御により、本実施の形態の原稿搬送装置11は、予め設定された速度で原稿Sの搬送動作、読取り動作を含む各動作を行うこととなる。
なお、本実施の形態では、搬送モータ67がステッピングモータから構成されているため、制御部54は、例えば駆動ステップ数、すなわちパルス数に1ステップ当たりの搬送距離を乗じることによって、駆動ステップに応じた搬送距離を容易に取得することができる。
また、制御部54は、図示しない原稿挿入処理タイマを有している。この原稿挿入処理タイマは、原稿挿入検知センサ27が原稿を検知してから原稿搬送開始までの遅延時間を規定するものであり、本実施の形態では遅延時間を1〜3秒としている。
すなわち、原稿挿入処理タイマは、原稿セット時間に余裕を持たせるために設けられており、例えば、原稿挿入検知センサ27が原稿Sを検知したが原稿Sがまだ十分に挿入されていない場合や、明らかに斜めに原稿Sを挿入してしまった場合に、作業者に適切なセットを行うまでの修正時間を与えるために設けられるものである。
なお、本実施の形態では原稿挿入処理タイマによる遅延時間を1〜3秒としているが、作業者の習熟度や原稿サイズ等により、遅延時間を短く設定したり長く設定したりすることが望ましく、本実施の形態は操作表示部51から調整可能にしている。
同期信号発生回路55は、リニアセンサ57、アナログ処理回路58、A/D変換回路59、シェーディング補正回路60にクロック、アドレス等の信号を供給するようになっている。
アナログ処理回路58は、リニアセンサ57からのアナログ画像信号のレベルを調整し、サンプルホールド、ゲイン可変の増幅(AGC)を行う機能を有するものである。
A/D変換回路59は、アナログ信号である画像信号を8ビットのディジタル画像信号に変換するようになっている。
なお、図示しないオート・ゲイン・コントロール(AGC)回路は、コンタクトガラス17aと白色板16との間に原稿Sがない場合に、A/D変換回路59の出力の主走査方向での最大値が予め決められた値(例えば、220)になるよう、AGC増幅を制御する。
シェーディング補正回路60は、シェーディング補正、すなわち原稿Sを照明する光源56の光量の主走査方向の分布バラツキやリニアセンサ57を構成するCCDからA/D変換回路59の出力までの特性に起因する主走査方向の画像信号のバラツキの補正を行うようになっている。
シェーディング補正処理においては、シェーディング処理後データ=(原稿画像データ/基準データ)×255の式によって、リニアセンサ57の画素ごとに補正処理を行うようになっている。
但し、基準データは、AGC後、コンタクトガラス17aと白色板16との間に原稿Sがない場合のA/D変換回路59の出力データを採用している。
なお、AGCとシェーディング処理は公知の従来技術と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、前述のAGC動作は、例えば、原稿搬送装置11に接続された画像形成装置本体19を起動するメインスイッチをオンにしたときに実施されるようになっている。
また、搬送モータ67の駆動力は、図示しないフィードクラッチがオンの場合のみ第1の搬送ローラ13に伝達され、図示しない排紙クラッチがオンの場合のみ第2の搬送ローラ14に伝達されるようになっている。
図4〜図7は原稿搬送装置11の動作を説明するための要部断面であり、図8は原稿搬送装置11のスペーサ110の構成を示す要部断面図であり、図9は原稿搬送装置11の白色板ユニット120の構成を示す概略構成図である。
原稿搬送装置11は、図4に示す原稿搬送ユニット100と、図4及び図8に示すスペーサ110と、図9に示す白色板ユニット120とを有している。
原稿搬送ユニット100は、図4に示すように、第1の搬送ローラ13、第2の搬送ローラ14及び読取り部17の上に配置されている。原稿搬送ユニット100は、第1の従動ローラ23及び第2の従動ローラ24をそれぞれ回動自在に保持する保持部材101と、保持部材101を覆うようにして収納するカバー部材105とを有している。また、原稿搬送ユニット100は、保持部材101とカバー部材105との間に介在され、一端側が保持部材101に、他端側がカバー部材105にそれぞれ固定された圧縮ばね107を有している。
カバー部材105は、図示していないが、原稿搬送装置11の筐体に保持されている。保持部材101は、カバー部材105に対して原稿Sの搬送方向(矢印cで示す方向)と直交する方向(図4の上下方向)に移動するよう構成されている。保持部材101は、圧縮ばね107のばね力により、図4の上下方向において下方向に押し付けられるよう構成されている。第1の従動ローラ23は第1の搬送ローラ13に、第2の従動ローラ24は第2の搬送ローラ14に、圧縮ばね107とは別のばね(図示せず)により保持部材101とは独立したばね力でそれぞれ圧接されるようになっている。
保持部材101は、原稿Sの厚さに応じて第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間隔を変更するときに使用される突起103を有している。突起103は、保持部材101の外側壁面に固定され、原稿Sの搬送方向に対して直交する方向に伸びる固定部と、この固定部から原稿Sの搬送方向に沿って保持部材101の外側壁面よりも外側に突出する支持部とを有するL字型で構成されている。
スペーサ110は、図4及び図8に示すように、保持部材101の突起103を支持し、高さが異なる複数の支持面を有している。本実施の形態において、スペーサ110は、例えば高さが異なる2つの支持面110a、110bを有している。スペーサ110は、突起103と同様に、原稿Sの厚さに応じて第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔を変更するときに使用されるものである。スペーサ110の支持面110a、110bは、予め処理する原稿Sの厚さに対応して高さが設定されている。
突起103及び保持部材101は、これに限定されないが、第1の従動ローラ23の外側において、第1の従動ローラ軸23aの両端側にそれぞれ1つずつ、第2の従動ローラ24の外側において、第2の従動ローラ軸24aの両端側にそれぞれ1つずつ、合計4つずつ設けられている。このように突起103及び保持部材101をそれぞれ4つずつ設けることにより、保持部材101を安定して支持することができる。
保持部材101は、手動で原稿Sの搬送方向に移動が可能なガイド部材113に固定されている。保持部材101の支持面110a、110bは、ガイド部材113の搬送方向に沿って配置されている。
白色板ユニット120は、図9に示すように、白色板16と、この白色板16を保持する保持部材123と、この保持部材123に一端側が回動自在に連結されたアーム部材125とを有している。アーム部材125の他端側は、カバー部材105に回動自在に連結されている。
白色板16は、白色板16と読取り部17のコンタクトガラス17aとの間に隙間Rを維持するための突起121を有している。突起121は、コンタクトガラス17aの原稿摺動面内において、原稿搬送方向及びこの原稿搬送方向と直交する方向でそれぞれ向かい合うように例えば4つ配置されている。この4つの突起121は、原稿搬送の妨げとならないように搬送経路の外側に配置されている。
隙間Rは、例えば1mm程度に設定されている。この隙間Rは、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔、及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔に関係なく、突起121により管理されている。
白色板16は、アーム部材125の他端側を支点にして回動するよう構成されている。また、白色板16は、突起121で管理された隙間Rよりも原稿Sの厚さが厚い場合、コンタクトガラス17a上を通過する原稿Sの先端でコンタクトガラス17aの上方に押し上げられるよう構成されている。また、白色板16は、原稿進入側が、端から内方に向かってコンタクトガラス17aに近づくよう傾斜している。白色板16は、保持部材101の上方移動に対して、独立して上方移動するよう構成されている。
次に、厚さが異なる原稿Sを処理する原稿搬送装置11の動作について、図4〜図7を用いて説明する。図4は、原稿搬送装置11において、第1の厚さの薄手原稿の搬送を説明するための要部断面図である。図5及び図6は、原稿搬送装置11において、第1の厚さよりも厚い第2の厚さの厚手原稿の搬送を説明するための要部断面図である。図7は、原稿搬送装置において、第2の厚さよりも厚い第3の厚さの厚手原稿の搬送を説明するための要部断面図である。本実施の形態において、図4では、処理する原稿Sとして、例えば厚さが0.035mm〜0.6mm程度の薄手の原稿S1を用いている。図5及び図6では、処理する原稿Sとして、原稿S1よりも厚さが厚い例えば5mm程度の厚さの厚手の原稿S2を用いている。図7では、処理する原稿Sとして、原稿S2よりも厚さが厚い例えば10mm程度の厚さの厚手の原稿S3を用いる。
図4において、薄手の原稿S1の場合、白色板16とコンタクトガラス17aとの間の隙間R(図9参照)は白色板16の突起121により1mm程度に保たれている。また、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔、及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔は、原稿S1にニップ力を付加できるように、ほぼ0mmである。薄手の原稿S1は、白色板16とコンタクトガラス17aとの間の隙間Rが1mm程度に保たれた状態で第1の搬送ローラ13及び第1の従動ローラ23からなる第1の搬送ローラ対と、第2の搬送ローラ14及び第2の従動ローラ24からなる第2の搬送ローラ対とにより読取り部17に搬送され、読取り部17で読取られる。
図5及び図6において、厚手の原稿S2の場合、まず、前もってノギス等の物差しで厚手の原稿S2の厚さを測定する。
次に、スペーサ110の複数の支持面110a、110bの中から厚手の原稿S2の厚さに応じて所定の支持面110aを選択する。
次に、選択した所定の支持面110aが原稿搬送ユニット100の突起103と互いに向かい合うようにスペーサ110を手動により移動し位置決めする。スペーサ110の移動は、原稿Sの搬送方向に沿う矢印dの方向にガイド部材113を移動することによって行われる。このとき、原稿搬送ユニット100は、スペーサ110の移動を妨げないように、読取り部17の上方に昇降移動している。このガイド部材113の移動、及び原稿搬送ユニット100の昇降移動は、手動によって行う。
次に、原稿搬送ユニット100を読取り部17に向かって降下させ、スペーサ110の所定の支持面110aに原稿搬送ユニット100の突起103を当接して支持する(図5参照)。この原稿搬送ユニット100の降下移動も手動で行う。これにより、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔を厚手の原稿S2の厚さに対応して手動により変更できるので、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔をそれぞれステッピングモータ等の駆動モータで自動的に変更する必要がない。
図5において、白色板16とコンタクトガラス17aとの間の隙間Rは白色板16の突起121により1mm程度に保たれている。第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔、及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔は、厚手の原稿S2に圧力を掛けることを考慮して、厚手の原稿S2の厚さ(約5mm)よりも狭くなっている。本実施の形態では、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔、及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔は、例えば3.5mm程度に保たれている。
次に、図6において、厚手の原稿S2は、第1の搬送ローラ13及び第1の従動ローラ23からなる第1の搬送ローラ対と、第2の搬送ローラ14及び第2の従動ローラ24からなる第2の搬送ローラ対とにより読取り部17に搬送され、読取り部17で読取られる。
このとき、白色板16が、コンタクトガラス17a上を通過する厚手の原稿S2の先端でコンタクトガラス17aの上方に押し上げられるよう構成されているので、厚手の原稿S2の厚さに基づいて、読取り部17のコンタクトガラス17aと白色板16との間の間隔Rをステッピングモータ等の駆動モータで自動的に変更する必要がない。
図7において、原稿S2の厚さよりも厚い厚手の原稿S3の場合も、上述した厚手の原稿S2と同様に行う。
まず、前もってノギス等の物差しで厚手の原稿S3の厚さを測定する。次に、スペーサ110の複数の支持面110a、110bの中から厚手の原稿S3の厚さに応じて所定の支持面110bを選択する。
次に、選択した所定の支持面110bが原稿搬送ユニット100の突起103と互いに向かい合うようにスペーサ110を手動により移動し位置決めする。スペーサ110の移動は、原稿Sの搬送方向に沿う矢印dの方向にガイド部材113を移動することによって行われる。このとき、原稿搬送ユニット100は、スペーサ110の移動を妨げないように、読取り部17の上方に昇降移動している。
次に、原稿搬送ユニット100を読取り部17に向かって降下させ、スペーサ110の所定の支持面110bに原稿搬送ユニット100の突起103を当接して支持する。これにより、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔が厚手原稿S3の厚さに対応して手動により変更されるので、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔をそれぞれステッピングモータ等の駆動モータで自動的に変更する必要がない。
白色板16とコンタクトガラス17aとの間の隙間Rは白色板16の突起121により1mm程度に保たれている。第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔、及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔は、厚手の原稿S3に圧力を掛けることを考慮して、厚手の原稿S3の厚さ(約10mm)よりも狭くなっている。本実施の形態では、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔、及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔は、例えば8.5mm程度に保たれている。
次に、厚手の原稿S3は、第1の搬送ローラ13及び第1の従動ローラ23からなる第1の搬送ローラ対と、第2の搬送ローラ14及び第2の従動ローラ24からなる第2の搬送ローラ対とにより読取り部17に搬送され、読取り部17で読取られる。
このとき、白色板16が、コンタクトガラス17a上を通過する厚手原稿S3の先端でコンタクトガラス17aの上方に押し上げられるよう構成されているので、厚手原稿S3の厚さに基づいて、読取り部17のコンタクトガラス17aと白色版16との間の間隔Rをステッピングモータ等の駆動モータで自動的に変更する必要がない。
本実施の形態に係る原稿搬送装置11は、上述のように構成されているので、次のような効果が得られる。
本実施の形態に係る原稿搬送装置11は、原稿Sの厚さに応じてスペーサ110の複数の支持面110a,110bの中から所定の支持面に保持部材101を手動で支持させることにより、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔が変更されるよう構成されている。
この構成により、本実施の形態の原稿搬送装置11は、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔を原稿Sの厚さに対応して手動により変更できるので、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔をそれぞれステッピングモータ等の駆動モータで自動的に変更する必要がない。
また、本実施の形態に係る原稿搬送装置11は、白色板16が、コンタクトガラス17a上を通過する原稿Sの先端でコンタクトガラス17aの上方に押し上げられるよう構成されている。
この構成により、本実施の形態に係る原稿搬送装置11は、白色板16が、コンタクトガラス17a上を通過する厚手原稿S2の先端でコンタクトガラス17aの上方に押し上げられるので、厚手原稿S2の厚さに基づいて、読取り部17のコンタクトガラス17aと白色版16との間の間隔Rをステッピングモータ等の駆動モータで自動的に変更する必要がない。
また、読取り部17の密着イメージセンサ(CIS)の補正回路(シェーディング補正回路)が常に一定の(読取り部17と白色板16との距離が変化しない)ため、安価な補正回路で対応できる。
すなわち、保持部材101に白色板16が取り付けられている場合、保持部材101をスペーサ110により上方に上げると白色板16も一緒に上がり、読取り部17と白色板16との距離が変化してしまうため、その距離に合ったシェーディング補正が必要であり、データを採取し制御ソフトを新規に作成する必要があった。換言すれば、原稿Sの厚さに応じて予め白色板16とコンタクトガラス17aとの間の隙間を変えると、その度にシェーディング補正が必要となり、そのソフト開発に費用がかかる。これに対し、本実施の形態に係る原稿搬送装置11は、保持部材101が上昇しても読取り部17と白色板16との距離を一定に維持するよう構成されているため、読取り部17と白色板16との距離が変化しないことから、シェーディング補正が不要である。また、通紙時は原稿Sの厚さに応じて白色板16は押し上げられるが、押し上げられる前(一定距離時)にシェーディング補正を行うことで、現状制御ソフトを変えずに対応できる。
この結果、厚さが異なる原稿Sを読取ることができる低コストの原稿搬送装置11及びそれを備えた画像形成装置1を提供することができる。
本実施の形態に係る原稿搬送装置11は、白色板16の原稿進入側が、端から内方に向かってコンタクトガラス17aに近づくよう傾斜しているので、厚手の原稿S2、S3であっても、コンタクトガラス17a上を通過する厚手の原稿S2、S3の先端でコンタクトガラス17aの上方に白色板16を安定して押し上げることができる。
本実施の形態に係る原稿搬送装置11は、白色板16がアーム部材125の一端側に回動自在に連結され、アーム部材125の他端側がカバー部材105に回動自在に連結されているので、白色板16とコンタクトガラス17aとの間の隙間Rの変更を、第1の搬送ローラ13と第1の従動ローラ23との間の間隔及び第2の搬送ローラ14と第2の従動ローラ24との間の間隔の隙間の変更に連動することなく、独自に設定することができる。
上述した実施の形態では、2つの支持面110a、110bを有するスペーサ110を例に説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、スペーサの支持面は1つでもよく、また3つ以上であってもよい。
以上説明したように、本発明に係る原稿搬送装置及びこれを備えた画像形成装置は、低コストで厚さが異なる原稿を読取ることができるという効果を有し、プリンタ、複写機等の画像形成装置及びそれに搭載される原稿搬送装置に有用である。
1 画像形成装置
11 原稿搬送装置
13 第1の搬送ローラ
14 第2の搬送ローラ
16 白色板
17 読取り部
17a コンタクトガラス
19 画像形成装置本体
20 上部ユニット
21 下部ユニット
23 第1の従動ローラ
24 第2の従動ローラ
29a 回動軸
100 原稿搬送ユニット
101 保持部材
103 突起
105 カバー部材
107 圧縮ばね
110 スペーサ
110a,110b 支持面
113 ガイド部材
120 白色板ユニット
121 突起
123 保持部材
125 アーム部材
S 原稿
特開2009−143696号公報

Claims (4)

  1. コンタクトガラス上を通過する原稿を読取る読取り部と、
    前記コンタクトガラスに対向して配置された白色板と、
    前記読取り部の原稿搬送方向上流側に設けられ、前記原稿を挟持して前記読取り部に前記原稿を搬送する第1の搬送ローラ及び第1の従動ローラと、
    前記読取り部の原稿搬送方向下流側に設けられ、前記読取り部で読取られた前記原稿を挟持して後段に搬送する第2の搬送ローラ及び第2の従動ローラと、を備えた原稿搬送装置であって、
    前記第1及び第2の従動ローラが回動可能に保持された保持部材と、
    前記保持部材を支持し、高さが異なる複数の支持面を有するスペーサとを備え、
    前記原稿の厚さに応じて前記スペーサの複数の支持面の中から所定の支持面に前記保持部材を手動で支持させることにより、前記第1の搬送ローラと前記第1の従動ローラとの間隔及び前記第2の搬送ローラと前記第2の従動ローラとの間隔が変更されるよう構成され、
    前記白色板が、前記コンタクトガラス上を通過する前記原稿の先端で前記コンタクトガラスの上方に押し上げられるよう構成されていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記白色板の原稿進入側が、端から内方に向かって前記コンタクトガラスに近づくよう傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記白色板がアーム部材の一端側に回動自在に連結され、
    前記アームの他端側が前記保持部材とは異なる他の部材に回動自在に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の原稿搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2013062282A 2013-03-25 2013-03-25 原稿搬送装置及び画像形成装置 Active JP6107291B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062282A JP6107291B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 原稿搬送装置及び画像形成装置
US14/217,575 US8985569B2 (en) 2013-03-25 2014-03-18 Document-sheet conveyance device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013062282A JP6107291B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 原稿搬送装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014187623A true JP2014187623A (ja) 2014-10-02
JP6107291B2 JP6107291B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=51568600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013062282A Active JP6107291B2 (ja) 2013-03-25 2013-03-25 原稿搬送装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8985569B2 (ja)
JP (1) JP6107291B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6237682B2 (ja) * 2015-03-26 2017-11-29 コニカミノルタ株式会社 読取装置、画像形成装置及び画像形成システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5782867A (en) * 1980-11-12 1982-05-24 Olympus Optical Co Ltd Original feeder of copying machine
JPH03100240U (ja) * 1990-01-31 1991-10-21
JP2000242047A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Konica Corp 原稿搬送装置
JP2005328216A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Canon Electronics Inc 画像読取装置
JP2009143696A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5550650A (en) * 1994-11-01 1996-08-27 Primax Electronics Ltd. Sheet-feed scanner for transmissive and reflective documents
JP3471553B2 (ja) 1997-02-17 2003-12-02 株式会社リコー 自動原稿搬送装置
CN101540819B (zh) * 2009-04-03 2011-06-01 苏州佳世达电通有限公司 馈纸式影像扫描方法及其扫描装置
JP5352484B2 (ja) 2010-01-14 2013-11-27 株式会社Pfu 搬送装置及び画像読取装置
TWI404404B (zh) * 2010-01-29 2013-08-01 Avision Inc 可調整饋紙通道開口之掃描裝置
JP2013038480A (ja) 2011-08-04 2013-02-21 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置、原稿搬送読取装置、画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5782867A (en) * 1980-11-12 1982-05-24 Olympus Optical Co Ltd Original feeder of copying machine
JPH03100240U (ja) * 1990-01-31 1991-10-21
JP2000242047A (ja) * 1999-02-19 2000-09-08 Konica Corp 原稿搬送装置
JP2005328216A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Canon Electronics Inc 画像読取装置
JP2009143696A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Ricoh Co Ltd 原稿搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20140284865A1 (en) 2014-09-25
JP6107291B2 (ja) 2017-04-05
US8985569B2 (en) 2015-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6476813B2 (ja) 自動原稿搬送装置、画像読取装置、画像形成装置および画像形成システム
US8851470B2 (en) Conveying device and image forming apparatus
EP2259147A2 (en) Image forming apparatus and sheet conveying method for the image forming apparatus
JP2004352402A (ja) シート搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2009143696A (ja) 原稿搬送装置
JP5367748B2 (ja) 用紙搬送装置、それを備えた原稿読取り装置及び画像形成装置
JP2009260870A (ja) 原稿搬送読取装置、および画像形成装置
JP4283649B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP3818105B2 (ja) 原稿読取装置
JP6107291B2 (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2009055499A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2011130233A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3698890B2 (ja) 画像読取装置
JP2004274278A (ja) 画像形成装置
US9475664B2 (en) Document conveyance device and image forming apparatus
JP2014030087A (ja) 画像形成装置
JP2013062645A (ja) 画像読取装置及び画像処理装置
JP2015110458A (ja) 画像読取装置、スキュー量調整方法、及び画像形成装置
JP2012240806A (ja) 原稿搬送装置および画像形成装置
JP2012254846A (ja) 原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP4256878B2 (ja) シート供給装置および画像形成装置
JP2020138848A (ja) シート給送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP2003032442A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2016208132A (ja) 自動原稿送り装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2001194835A (ja) 自動原稿搬送装置、画像読取装置、および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170220

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6107291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151