JP2014187548A - 無線通信装置 - Google Patents

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Kazuyuki Okada
和志 岡田
Nobuyuki Oki
伸之 大木
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Abstract

【課題】アンテナ接点の接続不良に関する検査を適切に行える無線通信装置を提供する。
【解決手段】無線通信装置(1)は、2つの接続端子(2a・2b)を有するアンテナ(2)と、信号線(31)を介して接続端子(2a)に接続される通信回路(52)と、信号線(31)に接続される検査回路(53)と、接続端子(2b)に接続されるグランド回路(51)と、検査時に抵抗(25)を介して直流電圧を印加する入力電源(27)と、断線または接続不良の有無を判定する判定部(22)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナの接触に関する自己確認機構を有する無線通信装置に関する。
特許文献1には、受信機からアンテナへ延びる信号線の断線を検知することができる無線通信装置が記載されている。この無線通信装置では、信号線の一端が抵抗を介して接地されている。この無線通信装置は検査時に上記受信機内に設けられた直流電流印加手段から、信号線に直流電流を流すことによって、信号線の断線の有無を判定する。
特開2010−10841号公報(2010年1月14日公開)
しかしながら上述のような従来技術では、信号線の断線の判定が可能となる経路には、アンテナは含まれておらず、信号線とアンテナとの接続不良が生じていても接続不良を検出することはできない。よって、特許文献1の無線通信装置においてアンテナ接点の接続不良の有無を検査するためには、アンテナ等に外部からのコンタクトポイントを設けて、外部機器を用いて検査をする必要がある。しかしながら、アンテナおよび受信機が筐体の中に格納されている場合、外部からのコンタクトポイントを設けることが困難である。
本発明の一態様によれば、信号線の断線およびアンテナ接点の接続不良に関する検査を適切に行うことができる無線通信装置を実現することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線通信装置は、第1接続端子および第2接続端子を有するアンテナと、上記アンテナの上記第1接続端子に接続される第3接続端子と、ノードとを有する信号線と、上記ノードに接続され、上記信号線を介して交流信号を上記アンテナへ送信または上記アンテナから受信する通信回路と、一端が上記ノードに接続され、直流電流が流れることができる第1電流経路と、一端が上記第2接続端子に接続され、直流電流が流れることができる第2電流経路と、上記第1電流経路の他端または上記第2電流経路の他端に、一端が接続される抵抗素子と、検査時において、上記抵抗素子の他端に直流電圧を印加し、上記第1電流経路、上記信号線、上記アンテナ、および上記第2電流経路に直流電流を流す直流電源と、検査時において、上記第1電流経路または上記第2電流経路における電位が、所定の閾値以上であるか否かに基づいて、上記第1接続端子と上記第3接続端子との間の接続不良の有無を判定する判定部とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、外部からのコンタクトポイント確保ができない場合においても、アンテナと信号線との接続不良に関する検査を適切に行うことができる無線通信装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信装置において、前筐体と後筐体とが組み合わせられる前の状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信装置が外部から無線信号を受信した時の電気信号の流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信装置が信号線の断線およびアンテナ接点の接続不良を検査する時の電子信号の流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信装置の変形例の構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る無線通信装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図1から図7を参照して以下に説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号が付してある。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態に関わる無線通信装置1について、図1から図4を参照して説明する。また、種々の情報を送受信する携帯端末に好適に適用される。以下、無線通信装置1が携帯端末に搭載されることを前提として説明する。
〔無線通信装置1の構成〕
まず、無線通信装置1の構成について、図2を参照して説明する。図2は無線通信装置1において、前筐体3と後筐体4とが組み合わせられる前の状態を示す図である。
無線通信装置1は、前筐体3、後筐体4、主回路50、グランド回路51、アンテナ2、給電バネ11および給電バネ12を備える。前筐体3および後筐体4は、前筐体3と後筐体4とを組み合わせることで、主回路50、グランド回路51、アンテナ2、給電バネ11および給電バネ12を格納する筐体を形成する。前筐体3および後筐体4の材質は特に限定されないが、例えば、樹脂によって形成されるものであってもよい。
後筐体4の内面、すなわち前筐体3と後筐体4とを組み合わせた際に内側に位置する面には、アンテナ2が設けられている。アンテナ2は導電性を有する。また、アンテナ2は薄い板状であり、後筐体4の内面の形状に沿って後筐体4に固定されている。また、アンテナ2は接続端子2aおよび接続端子2bの2つの接点(アンテナ接点)10を有する。アンテナ2は接続端子2aにより給電バネ11に接続され、接続端子2bにより給電バネ12に接続される。ここで、接続端子2aおよび接続端子2bは凸形状を有するものでなくてもよく、例えばアンテナと同一平面となっていてもよい。
また、前筐体3には、主回路50およびグランド回路51が固定されている。主回路50は給電バネ11(第3接続端子)を有し、主回路50と給電バネ11とは、信号線31によって接続されている。グランド回路51は給電バネ12を有し、グランド回路51と給電バネ12とは、信号線32によって接続されている。給電バネ11および給電バネ12は、例えば導電性の板バネであり、前筐体3と後筐体4とが組み合わせられることで、アンテナ2に押し付けられる。上記構成により、前筐体3と後筐体4とが組み合わせられることで、主回路50はアンテナ2に接続され、グランド回路51はアンテナ2に接続される。
また、アンテナ2は、無線基地局または他の無線端末等から送信された電波に含まれる信号を電気信号(交流信号)に変換する。アンテナ2は変換後の交流信号を主回路50に出力する。
なお、本実施形態では、アンテナ2は薄い板状であり、後筐体4の内面の形状に沿って設けられているが、アンテナ2は線状の形状であってもよい。アンテナの形成方法、形状および大きさは、必要とするアンテナ特性に応じて適宜設計することができる。
また、無線通信装置1のように、製造過程においてアンテナ2とアンテナ2に接続されるべき主回路50とが互いに異なる筐体(前筐体3および後筐体4)上に設けられる場合、前筐体3および後筐体4を組み合わせた後に、アンテナ2と主回路50とが適切に接続されているか検査する必要がある。例えば携帯端末に防水性を持たせた場合、筐体を組み合わせた後において筐体の外部から内部の回路にコンタクトすることはできない。前筐体3および後筐体4を組み合わせた後において、アンテナ2および主回路50に外部からコンタクトできない場合、自己確認(セルフチェック)によってアンテナ2と主回路50とが適切に接続されているかを検査する必要がある。
〔主回路50およびグランド回路51〕
次に、図1を参照し、主回路50およびグランド回路51の構成について説明する。図1は上記無線通信装置1の構成を示す図である。
図1に示すように、主回路50は、送受信回路52と検査回路53とを備える。送受信回路52は、給電バネ11から延びる信号線31(第1信号線)上のノード(節点)13に接続されている。検査回路53は、信号線31上のノード13に接続されている。送受信回路52および検査回路53は、ノード13、信号線31、および給電バネ11を介してアンテナ2に接続される。
送受信回路52は、ノード13側から順に、コンデンサ23、アンテナ整合回路20、および無線送受信回路21を有する。送受信回路52は、無線信号受信時にアンテナ2から出力される電気信号(交流信号)を処理するための回路である。
コンデンサ23は、アンテナ2から送受信回路52へ入力される交流信号を通過させ、直流の電流を遮断するためのものである。アンテナ整合回路20は、コンデンサ23を介してアンテナから入力された信号の損失を抑制するために、インピーダンス整合を行うための回路である。例えば、無線送受信回路21は、アンテナ整合回路20から入力された電気信号を解析して情報を読み取り、上記情報を処理する制御装置(図示省略)に出力する。また、上記情報は上記制御装置によって処理される。無線送受信回路21は、外部へ無線信号を送信するために、上記制御装置から与えられた情報を電気信号に変換してアンテナ2に出力する。
検査回路53は、ノード13側から順に、コイル24、抵抗25および入力電源27を有する。また、検査回路53はさらに電位判定回路22を有する。電位判定回路22は、コイル24と抵抗25との間のノード14に接続されている。検査回路53は無線通信装置1において信号線31の断線およびアンテナ接点10の接続不良を検査するための回路である。
コイル24は、自己共振により所定の範囲の周波数を有する交流信号に対して高インピーダンスとなり、交流抵抗素子として機能する。ここで、コイル24において、自己共振で高インピーダンスとなる周波数を、無線送受信回路21が送受信する信号の周波数の付近になるように設定することで、無線信号受信時にアンテナ2から出力される交流信号は検査回路53に流れない。すなわち、コイル24はアンテナ2から出力される高周波の交流信号を遮断する。
電位判定回路22は、ノード14の電位が設定した所定の電位より高いか低いかを判定する。また判定した結果を、例えば表示部(図示省略)などに出力し、その結果を携帯端末に搭載されたディスプレイに表示する。上記構成により、利用者または製造者は上記検査の結果を視角的に確認することができる。また、電位判定回路22は、コンパレータ、またはオペアンプなどを用いて構成することができる。
入力電源27は、信号線31・32の断線およびアンテナ接点10の接続不良の検査時に、直流電圧(直流信号)を印加する。
グランド回路51は、コイル26を有する。給電バネ12は、信号線32(第2信号線)によって、コイル26を介しグランド(信号グランド)に接続される。グランド回路51は、信号線の断線およびアンテナ接点の接続不良の検査時に、入力電源27から出力される直流電流をグランドに流すための回路である。コイル26は、コイル24と同様に、アンテナ2から出力される高周波の交流信号を遮断する。コイル26は、無線送受信回路21が送受信する信号の周波数に対して高インピーダンスである。
なお、アンテナ整合回路20および無線送受信回路21の処理内容および組み合わせは特に制限されない。交流信号を用いて処理を行う回路であれば無線通信装置1に適用することができる。よって、送受信回路52はアンテナ2からの上記交流信号を受信または送信を単独で行う通信回路(受信回路または送信回路)であってもよく、また、上記交流信号を送受信する通信回路(送受信回路)であってもよい。
また、グランド回路51は検査時に入力電源27から印加された直流電圧により、アンテナ2から流れる直流電流がグランド回路51に流れる構成であればよい。
〔無線信号受信時の電気信号の流れ〕
次に図3を参照し、無線信号受信時の電気信号の流れについて説明する。図3は無線通信装置1が外部から電波に含まれる無線信号を受信した時の電気信号の流れを示す図である。
アンテナ2は電波を受信し、電波に含まれる無線信号を交流電流(交流信号)に変換する。アンテナ2が変換した交流信号は、給電バネ11を介して信号線31に流れる(矢印A)。コイル24は、アンテナ2が変換した交流信号に対して高インピーダンスであるため、信号線31に流れる交流信号はコイル24によって遮断される。そのため、交流信号は、ノード14および電位判定回路22には入力されず、送受信回路52にのみ入力される(矢印B)。詳しくは、給電バネ11を介して信号線31に流れた交流信号は、コンデンサ23を通り、アンテナ整合回路20および無線送受信回路21に到達する(矢印C)。
また、グランド回路51も交流信号を遮断するコイル26を有しているので、アンテナ2が電波に含まれる無線信号を交流信号に変換した時には、アンテナ2からグランド回路51には上記交流信号は流れない。すなわち、アンテナ2が電波に含まれる無線信号を受信した時にアンテナ2から出力される交流信号が流れる経路は、矢印A、矢印Bおよび矢印Cで示す経路である。
上述するように、断線および接続不良の検査のために設けられた構成(検査回路53およびグランド回路51)は、無線信号受信時の送受信回路52への交流信号の流れに影響を与えない。すなわち、検査回路53およびグランド回路51は、送受信回路52の交流信号の受信を妨げず、また送受信回路52の受信精度を低下させない。よって、無線通信装置1本来の信号受信機能を保つことができる。
〔検査時の電気信号の流れ〕
次に図4を参照し、検査時の電流の流れについて説明する。図4は無線通信装置1が信号線の断線およびアンテナ接点の接続不良を検査する時の電流の流れを示す図である。
検査回路53は、無線通信装置1の自己確認モードがONされることにより、所定の期間、直流電圧が入力電源27から印加される。これにより、直流電流が抵抗25に流れる(矢印D)。抵抗25から流れる直流電流は、ノード14を経由し、コイル24を通過し(矢印E)、さらにノード13を経由し、信号線31および給電バネ11を通過してアンテナ2に到達する(矢印F)。信号線31に流れる電流は、直流であるため、コンデンサ23によって遮断され、アンテナ整合回路20および無線送受信回路21には流れない。また、アンテナ2に到達した上記直流電流は、アンテナ2を通過して、給電バネ12を介してグランド回路51に流れる。詳しくは、直流電流はアンテナ2から給電バネ12を介し信号線32に流れ、さらにコイル26を通過してグランドに到達する(矢印G)。すなわち、検査時に入力電源27から供給される直流電流が流れる経路は、矢印Dおよび矢印Eで示される第1電流経路、矢印Fで示される信号線31および給電バネ11を通る電流経路、および矢印Gで示される第2電流経路である。
上記構成により、アンテナ接点10の接続不良および信号線31・32の断線がない場合、入力電源27から供給される直流電流はグランド回路51のグランドまで流れるので、抵抗25に電流が流れる。よって、ノード14での電位は入力電源27が印加した電位から、抵抗25を電流が流れることによる電圧降下分だけ低くなる。
それに対し、上記で示した矢印Eから矢印Gで示す経路に、アンテナ接点10の接続不良または信号線31・32の断線が生じている場合は、入力電源27から供給される直流電流はグランド回路51のグランドまで到達しないので、抵抗25に電流が流れない。よって、ノード14での電位は入力電源27の印加電圧と等しくなる。
それゆえ、電位判定回路22は、ノード14の電位に基づいて、アンテナ接点10の接続不良または信号線31・32の断線が生じているかを判定することができる。具体的には、電位判定回路22は、入力電源27が直流電圧を印加している状態で、ノード14の電位が所定の閾値以上であるか(H)、閾値より小さいか(L)を判定する。電位判定回路22は、上記判定がLであった時は正常であると判定し、結果を表示部に出力する。また、電位判定回路22は、上記判定がHであった時は異常である、すなわち矢印Eから矢印Gで示す経路にアンテナ接点10の接続不良または信号線31・32の断線が生じていると判定し、結果を表示部に出力する。
無線通信装置1では、前筐体3および後筐体4を組み合わせた後においては、信号線31およびアンテナ2へ外部からコンタクトをとることができない。上記の構成により、無線通信装置1は、アンテナ接点10の接続不良および信号線31・32の断線の有無をセルフチェックすることができる。
ここで、上記閾値は、例えば入力電源27が検査時に印加する電位と、抵抗25の電圧降下分を差し引いた電位との間に設定することができる。また、検査において誤判定を回避するためには、電圧降下分を大きくすることが好ましい。また、入力電源27からの電圧の印加は、自己確認モード時(検査時)のみ行なわれるため、通常の通信時での消費電流に影響しない。
〔変形例〕
次に、図5を参照し、無線通信装置1の変形例について説明する。図5は、上記無線通信装置1の変形例の構成例を示す図である。
無線通信装置1は、図5に示すように主回路50および検査回路53を備え、主回路50が送受信回路52とグランド回路51を備える構成であってもよい。
無線通信装置1を上記構成とする時、検査時に入力電源27から供給される直流電流は、アンテナ整合回路20および無線送受信回路21には流れない。検査時に入力電源27から供給される直流電流は、入力電源27、抵抗25、ノード14、コイル24、信号線32、給電バネ12、アンテナ2、給電バネ11、信号線31、ノード13、およびコイル26を通りグランドに流れる。よって、無線通信装置1が上記構成であっても、電位判定回路22でノード14の電位が設定した所定の電位より高いか低いかを判定することにより、アンテナ接点10の接続不良または信号線31・32の断線が生じているかを判定することができる。
また、コイル24およびコイル26により、アンテナ2の無線信号受信時において、アンテナ2が変換した交流信号は検査回路53およびグランド回路51には流れない。よって、無線通信装置1本来の信号受信機能を保つことができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図6を参照して説明する。なお、以下説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。図6は本発明の他の実施形態に係る無線通信装置1Aの構成例を示す図である。実施形態1との違いは、アンテナ2の一端に主回路50が接続され、アンテナ2の他端にグランド回路51が接続されている点である。すなわち、一方のアンテナ接点(接続端子2a)は、アンテナ2の一端に設けられ、他方のアンテナ接点(接続端子2b)は、上記一端から離れたアンテナ2の他端に設けられる。また、上記2つのアンテナ接点は、アンテナ2の電波を送信または受信する部分であるアンテナ本体部2cを挟んで設置される。主回路50およびグランド回路51の構成は、実施形態1と同じである。
上記構成により、アンテナ接点はアンテナ本体部2cを挟んで設置されるので、検査(自己確認モード)において、アンテナ2自体が断線または破断していた場合、入力電源27からグランドに電流が流れない。そのため、無線通信装置1Aは、信号線の断線およびアンテナ接点の接続不良に加えて、アンテナ2自体の断線および不良をも検出することができる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに他の実施形態について、図7を参照して説明する。図7は本発明のさらに他の実施形態に係る無線通信装置1Bの構成例を示す図である。実施形態1との違いは、検査回路53がコイル24と並列に配置されたコンデンサ28を有し、グランド回路51がコイル26と並列に配置されたコンデンサ29を有する点である。
コイル24およびコンデンサ28からなる並列回路の並列共振周波数は、無線送受信回路21が送受信する信号の周波数の付近である。そのため、コイル24およびコンデンサ28からなる並列回路は、アンテナ2から出力される交流信号に対して高インピーダンスであり、アンテナ2から出力される高周波の交流信号を遮断する。コイル26およびコンデンサ29からなる並列回路も、同様にアンテナ2から出力される交流信号に対して高インピーダンスである。また、これらの並列回路は検査時の直流電流を通過させる。
上記構成では、コイルの自己共振周波数を調整するのではなく、コイルとコンデンサとの組み合わせによって並列共振周波数を適切に設定することができる。そのため、共振周波数の調整がより容易である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る無線通信装置(1)は、第1接続端子(接続端子2a)および第2接続端子(接続端子2b)を有するアンテナ(2)と、上記アンテナ(2)の上記第1接続端子(接続端子2a)に接続される第3接続端子(給電バネ11)と、ノード(13)とを有する信号線(31)と、上記ノード(13)に接続され、上記信号線(31)を介して交流信号を上記アンテナ(2)へ送信または上記アンテナ(2)から受信する通信回路(送受信回路52)と、一端が上記ノード(13)に接続され、直流電流が流れることができる第1電流経路(矢印Dおよび矢印Eで示される経路)と、一端が上記第2接続端子(接続端子2b)に接続され、直流電流が流れることができる第2電流経路(矢印Gで示される経路)と、上記第1電流経路(矢印Dおよび矢印Eで示される経路)の他端または上記第2電流経路(矢印Gで示される経路)の他端に、一端が接続される抵抗素子(抵抗25)と、検査時において、上記抵抗素子(抵抗25)の他端に直流電圧を印加し、上記第1電流経路(矢印Dおよび矢印Eで示される経路)、上記信号線(31)、上記アンテナ(2)、および上記第2電流経路(矢印Gで示される経路)に直流電流を流す直流電源(入力電源27)と、検査時において、上記第1電流経路(矢印Dおよび矢印Eで示される経路)または上記第2電流経路(矢印Gで示される経路)における電位が、所定の閾値以上であるか否かに基づいて、上記第1接続端子(接続端子2a)と上記第3接続端子(給電バネ11)との間の接続不良の有無を判定する判定部(電位判定回路22)とを備える。
上記の構成により、検査時に直流電源から抵抗素子を介して直流電圧を印加し、第1電流経路または第2電流経路における電位を測定することにより、信号線の断線およびアンテナと信号線との接続不良の有無を判定することができる。そのため、外部からのコンタクトポイント確保ができない場合においても、信号線の断線およびアンテナと信号線との接続不良に関する検査を適切に行うことができる。
本発明の態様2に係る無線通信装置(1)は、上記態様1において、第1筐体(後筐体4)と第2筐体(前筐体3)とを備え、上記アンテナ(2)は上記第1筐体(後筐体4)に固定されており、上記信号線(31)、上記通信回路(送受信回路52)、上記直流電源(入力電源27)、および上記判定部(電位判定回路22)は、上記第2筐体(前筐体3)に固定されており、上記第1筐体(後筐体4)と上記第2筐体(前筐体3)とが組み合わせられることにより、上記第1接続端子(接続端子2a)と上記第3接続端子(給電バネ11)とが接続される構成であってもよい。
上記の構成により、第1筐体と第2筐体とが組み合わせられることにより、アンテナと、信号線とが接続される。そのため、上記無線通信装置では、判定部によって、接続不良の有無をセルフチェックすることができる。よって、第1筐体と第2筐体とが組み合わせられた後で、アンテナと信号線との接続を検査することができる。
本発明の態様3に係る無線通信装置(1)では、上記態様1または2において、上記第1電流経路(矢印Dおよび矢印Eで示される経路)は、所定の範囲の周波数である上記交流信号に対して高インピーダンスとなる第1交流抵抗素子(コイル24)を有し、上記第2電流経路(矢印Gで示される経路)は、上記交流信号に対して高インピーダンスとなる第2交流抵抗素子(コイル26)を有し、上記通信回路(送受信回路52)は、上記交流信号を通過させ直流電流を遮断するコンデンサ(26)を介して、上記ノード(13)に接続されていてもよい。
上記の構成により、信号線の断線、アンテナ接点の接続不良の検査のために設けられた構成(第1電流経路および第2電流経路)は、アンテナからの交流信号の流れに影響を与えない。すなわち、第1電流経路および第2電流経路は、通信回路の交流信号の受信を妨げず、また通信回路への受信精度を低下させない。よって、無線通信装置本来の信号受信機能を維持することができる。また、検査時には確実に通信回路に直流電流の影響が及ばない。
本発明の態様4に係る無線通信装置(1)では、上記態様1から3において、上記第1接続端子(接続端子2a)と上記第2接続端子(接続端子2b)との間には、上記アンテナ(2)において電波を送信または受信する部分であるアンテナ本体部(2c)が配置されていてもよい。
上記の構成により、アンテナ自体の断線および不良を検出することができる。
本発明の態様5に係る無線通信装置(1)では、上記態様3において、上記第1交流抵抗素子(コイル24)または上記第2交流抵抗素子(コイル26)は、互いに並列に配置されたコイル(コイル24、コイル26)とコンデンサ(コンデンサ28、コンデンサ29)とを含んでいてもよい。
上記の構成により、第1電流経路に直流電流を流し、かつ交流信号(高周波)を流さない構成が第1交流抵抗素子(コイル24)の自己共振特性のみで実現しない場合にも対応できる。すなわち、第1電流経路に直流電流を流し、かつ交流信号(高周波)を流さない構成を、コイル(コイル24)とコンデンサ(コンデンサ28)との並列共振で実現することができる。また、第2電流経路に直流電流を流し、かつ交流信号(高周波)を流さない構成が第2交流抵抗素子(コイル26)の自己共振特性のみで実現しない場合でも、コイル(コイル26)とコンデンサ(コンデンサ29)との並列共振で実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明に係る無線通信装置は、携帯端末、タブレット端末などの、あらゆる電子機器に適応可能である。
1、1A、1B 無線通信装置
2 アンテナ
2a、2b 接続端子(第1接続端子、第2接続端子)
2c アンテナ本体部
3 前筐体
4 後筐体
10 アンテナ接点
11、12 給電バネ(第3接続端子)
13、14 ノード
20 アンテナ整合回路
21 無線送受信回路
22 電位判定回路(判定部)
24、26 コイル(第1交流抵抗素子、第2交流抵抗素子)
25 抵抗(抵抗素子)
27 入力電源(直流電源)
28、29 コンデンサ(第1交流抵抗素子、第2交流抵抗素子)
31、32 信号線
50 主回路
51 グランド回路
52 送受信回路(通信回路)
53 検査回路

Claims (5)

  1. 第1接続端子および第2接続端子を有するアンテナと、
    上記アンテナの上記第1接続端子に接続される第3接続端子と、ノードとを有する信号線と、
    上記ノードに接続され、上記信号線を介して交流信号を上記アンテナへ送信または上記アンテナから受信する通信回路と、
    一端が上記ノードに接続され、直流電流が流れることができる第1電流経路と、
    一端が上記第2接続端子に接続され、直流電流が流れることができる第2電流経路と、
    上記第1電流経路の他端または上記第2電流経路の他端に、一端が接続される抵抗素子と、
    検査時において、上記抵抗素子の他端に直流電圧を印加し、上記第1電流経路、上記信号線、上記アンテナ、および上記第2電流経路に直流電流を流す直流電源と、
    検査時において、上記第1電流経路または上記第2電流経路における電位が、所定の閾値以上であるか否かに基づいて、上記第1接続端子と上記第3接続端子との間の接続不良の有無を判定する判定部とを備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 第1筐体と第2筐体とを備え、
    上記アンテナは上記第1筐体に固定されており、
    上記信号線、上記通信回路、上記直流電源、および上記判定部は、上記第2筐体に固定されており、
    上記第1筐体と上記第2筐体とが組み合わせられることにより、上記第1接続端子と上記第3接続端子とが接続されることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 上記第1電流経路は、所定の範囲の周波数である上記交流信号に対して高インピーダンスとなる第1交流抵抗素子を有し、
    上記第2電流経路は、上記交流信号に対して高インピーダンスとなる第2交流抵抗素子を有し、
    上記通信回路は、上記交流信号を通過させ直流電流を遮断するコンデンサを介して、上記ノードに接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。
  4. 上記第1接続端子と上記第2接続端子との間には、上記アンテナにおいて電波を送信または受信する部分であるアンテナ本体部が配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 上記第1交流抵抗素子または上記第2交流抵抗素子は、互いに並列に配置されたコイルとコンデンサとを含むことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
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