JP2014187489A - ダイバーシチ受信装置、ダイバーシチ受信方法、及びダイバーシチ受信プログラム - Google Patents

ダイバーシチ受信装置、ダイバーシチ受信方法、及びダイバーシチ受信プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014187489A
JP2014187489A JP2013060166A JP2013060166A JP2014187489A JP 2014187489 A JP2014187489 A JP 2014187489A JP 2013060166 A JP2013060166 A JP 2013060166A JP 2013060166 A JP2013060166 A JP 2013060166A JP 2014187489 A JP2014187489 A JP 2014187489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
satellite
phase difference
antenna
communication antenna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013060166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6165479B2 (ja
Inventor
Tatsuhiko Iwasaki
辰彦 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furuno Electric Co Ltd filed Critical Furuno Electric Co Ltd
Priority to JP2013060166A priority Critical patent/JP6165479B2/ja
Publication of JP2014187489A publication Critical patent/JP2014187489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6165479B2 publication Critical patent/JP6165479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】位相を合わせる際の処理量を大幅に低減可能なダイバーシチ受信装置を提供する。
【解決手段】ダイバーシチ受信装置10は、複数の通信アンテナ11と、通信アンテナ位置取得部18と、衛星方向算出部20と、位相差推定部21と、合成部12と、を備える。通信アンテナ11は、船舶に配置され、通信衛星51が送信した電波を受信信号として受信する。通信アンテナ位置取得部18は、通信アンテナ11の位置を取得する。衛星方向算出部20は、通信アンテナ11の位置と、通信衛星51の配置と、に基づいて、通信衛星51の方向を求める。位相差推定部21は、衛星方向算出部20が求めた通信衛星51の方向と、通信アンテナ11の位置と、に基づいて、受信信号の位相差を推定する。合成部12は、位相差推定部21が推定した位相差に基づいて、受信信号を合成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主要には、空間ダイバーシチを利用して通信衛星からの電波の受信処理を行うダイバーシチ受信装置に関する。
従来から、通信衛星を介して、電話、ファクシミリ、インターネット等の通信を行う技術が知られている。通信衛星を介した通信(以下、衛星通信)は、例えば、有線及び無線の通信設備が設置されていない地域(海上や孤島等)において利用されている。特許文献1は、航空機等において衛星通信を利用する際に用いられる技術を開示する。
また、従来から、距離を離して複数のアンテナを配置し、それぞれのアンテナで受信した電波を利用して、通信の品質を向上させる技術(空間ダイバーシチ)が知られている。特許文献2は、空間ダイバーシチに関する技術を開示する。
空間ダイバーシチの基本的な信号合成法としては、特許文献2に示すように、選択合成法、等利得合成法、及び最大比合成法等の方法が知られている。選択合成法とは、複数のアンテナで受信した電波(以下、受信信号)のうち最も品質が良い受信信号のみを出力する方法である。等利得合成法とは、複数の受信信号の位相を揃えて足し合わせることで信号の品質を向上させる方法である。最大比合成法とは、受信信号を信号レベル等に応じて重み付けし、位相を揃えた上で足し合わせる方法である。
特表2006−527926号公報 特開平10−51366号公報
ところで、衛星の見通しが良く、衛星から移動体への直接波が最も信号が強く品質が安定しており、陸上や海面や移動体の構造物による反射波が不要な干渉(フェージング)を引き起こす場合において良好な通信を行うには、反射波をできる限り除去する必要がある。従って、空間ダイバーシチ方式の信号合成のための、等比合成と最大比合成の位相調整は、フェーズシフトアレイ用アンテナエレメントと同様に直接波の到来方向に指向を向けるために位相を揃える際の動作に近似している。例えば、位相を揃えるためには、受信信号の位相をズラしながら比較していく工程が必要となる。特に、アンテナの間隔が波長と比較して広い場合は、位相差の検出が困難になる可能性があるため、位相を揃える工程における処理量が大幅に増大することがある。
従って、通信衛星からデータを受信してから復調信号が出力されるまでに時間が掛かり、遅延が生じることがあった。この時間を短縮するためには、処理能力が高い処理装置が必要となるので、コストが増大する。
なお、最大比合成法では、位相を揃える処理に加え、信号レベル等に基づいて重み付けを行う処理も必要であるため、位相を揃える工程における処理量の低減が特に望まれている。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、位相を合わせる際の処理量を大幅に低減可能なダイバーシチ受信装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、移動体に配置され、通信衛星が送信した電波を受信信号として受信する複数の通信アンテナを備え、それぞれの前記受信信号を合成するダイバーシチ受信装置において、以下の構成が提供される。即ち、このダイバーシチ受信装置は、通信アンテナ位置取得部と、衛星方向算出部と、位相差推定部と、を備える。前記通信アンテナ位置取得部は、前記通信アンテナの位置を取得する。前記衛星方向算出部は、前記通信アンテナの位置と、通信衛星の配置と、に基づいて、前記通信衛星の方向を求める。前記位相差推定部は、前記衛星方向算出部が求めた前記通信衛星の方向と、前記通信アンテナの位置と、に基づいて、前記受信信号の位相差を推定する。また、ダイバーシチ受信装置は、前記位相差推定部が推定した位相差に基づいて、前記受信信号を合成する。
これにより、通信アンテナの位置や通信衛星の配置等から推定した位相差を利用できるので、受信信号の位相を揃えるための処理を簡単にして処理量を低減できる。従って、受信信号を素早く解析して通信タイムラグを軽減できる。また、演算装置に要求される性能が抑えられるので、演算装置のコストを低減できる。
前記のダイバーシチ受信装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このダイバーシチ受信装置は、GNSSアンテナと、GNSSアンテナ位置取得部と、相対位置取得部と、方位センサと、を備える。前記GNSSアンテナは、前記移動体に配置され、GNSS衛星が送信した電波を受信する。前記GNSSアンテナ位置取得部は、前記GNSSアンテナが受信した電波に基づいて、前記GNSSアンテナの位置を取得する。前記相対位置取得部は、前記GNSSアンテナに対する前記通信アンテナの相対位置を取得する。前記方位センサは、前記移動体の向きを検出する。前記通信アンテナ位置取得部は、前記GNSSアンテナの位置と、前記相対位置と、前記移動体の向きと、に基づいて、前記通信アンテナの位置を求める。
これにより、通信アンテナの正確な位置を求めることができるので、位相差を精度良く推定することができる。
前記のダイバーシチ受信装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このダイバーシチ受信装置は、前記移動体の姿勢を検出する姿勢検出センサを備える。前記通信アンテナ位置取得部は、前記移動体の姿勢を更に考慮して、前記通信アンテナの位置を求める。
これにより、移動体(船舶等)が動揺する場合であっても、位相差を精度良く推定することができる。
前記のダイバーシチ受信装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、このダイバーシチ受信装置は、複数の前記通信アンテナの近傍にそれぞれ配置され、GNSS衛星が送信した電波を受信するGNSSアンテナを備える。前記通信アンテナ位置取得部は、前記GNSSアンテナが受信した電波に基づいて前記GNSSアンテナの位置を取得することで前記通信アンテナの位置を取得する。
これにより、通信アンテナ同士の位置関係が変化する場合であっても、位相差を精度良く求めることができる。
前記のダイバーシチ受信装置においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記通信アンテナは、前記通信衛星が送信した電波に加え、GNSS衛星が送信した電波を前記受信信号として受信可能である。前記通信アンテナ位置取得部は、前記受信信号のうちGNSS衛星が送信した電波に基づいて前記通信アンテナの位置を取得する。
これにより、通信アンテナがGNSSアンテナ等を兼ねることができるので、部品点数を減らして製造コストを低減できる。
前記のダイバーシチ受信装置においては、前記位相差推定部は、GNSS衛星から受信した前記受信信号に基づいて検出される、前記移動体の向き及び姿勢の少なくとも何れかを考慮して、前記受信信号の位相差を推定することが好ましい。
これにより、方位センサや姿勢検出センサを用いることなく移動体の動揺を検出できるので、コストを低減することができる。
前記のダイバーシチ受信装置においては、前記位相差推定部が推定した位相差を中心として、推定した位相差からの変化量を大きくしながら検証することで実際の位相差を求め、当該位相差に基づいて位相を揃えて前記受信信号の合成を行うことが好ましい。
これにより、推定した位相差を有効に活用できるので、位相差を素早く求めることができる。
前記のダイバーシチ受信装置においては、前記位相差推定部が推定した位相差に基づいて位相を揃えるとともに、前記受信信号を信号レベルに応じて重み付けしつつ足し合わせることが好ましい。
このように最大比合成を行うことで、等利得合成法を行う場合と比較して、より品質が良い信号を得ることができる。
本発明の第2の観点によれば、移動体に配置された複数の通信アンテナを用いて、通信衛星が送信した電波を受信信号として受信し、それぞれの前記受信信号を合成するダイバーシチ受信方法において、以下の工程を含む方法が提供される。即ち、このダイバーシチ受信方法は、通信アンテナ位置取得工程と、衛星方向算出工程と、位相差推定工程と、を含む。前記通信アンテナ位置取得工程では、前記通信アンテナの位置を取得する。前記衛星方向算出工程では、前記通信アンテナの位置と、通信衛星の配置と、に基づいて、前記通信衛星の方向を求める。前記位相差推定工程では、前記衛星方向算出工程で求めた前記通信衛星の方向と、前記通信アンテナの位置と、に基づいて、前記受信信号の位相差を推定する。そして、前記位相差推定工程で推定した位相差に基づいて、前記受信信号を合成する。
これにより、通信アンテナの位置や通信衛星の配置等から推定した位相差を利用できるので、受信信号の位相を揃えるための処理を簡単にして処理量を低減できる。
本発明の第3の観点によれば、移動体に配置された複数の通信アンテナを用いて、通信衛星が送信した電波を受信信号として受信し、それぞれの前記受信信号を合成するダイバーシチ受信プログラムにおいて、以下の手順をコンピュータに実行させるプログラムが提供される。即ち、このダイバーシチ受信プログラムは、通信アンテナ位置取得手順と、衛星方向算出手順と、位相差推定手順と、をコンピュータに実行させる。前記通信アンテナ位置取得手順では、前記通信アンテナの位置を取得する。前記衛星方向算出手順では、前記通信アンテナの位置と、通信衛星の配置と、に基づいて、前記通信衛星の方向を求める。前記位相差推定手順では、前記衛星方向算出手順で求めた前記通信衛星の方向と、前記通信アンテナの位置と、に基づいて、前記受信信号の位相差を推定する。そして、前記位相差推定手順で推定した位相差に基づいて、前記受信信号を合成する処理をコンピュータに実行させる。
これにより、通信アンテナの位置や通信衛星の配置等から推定した位相差を利用できるので、受信信号の位相を揃えるための処理を簡単にして処理量を低減できる。
本発明の一実施形態に係るダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図。 ダイバーシチ受信方法に係るフローチャート。 GNSSアンテナの位置に基づいて通信アンテナの位置を求めることを説明する図。 通信衛星の電波到来方向と通信アンテナの位置とに基づいて位相差を求めることを説明する図。 第1変形例に係るダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図。 第2変形例に係るダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るダイバーシチ受信装置10の構成を示すブロック図である。
本実施形態のダイバーシチ受信装置10は、船舶等の移動体に設置され、衛星通信を行うために利用される。陸上の拠点と船舶とで通信を行う場合、陸上の拠点から送信されたデータは、陸上のアンテナ等により通信衛星51へ送信される。通信衛星51は、このデータを船舶へ送信する。ダイバーシチ受信装置10は、このデータを受信し、増幅処理や雑音低減処理等を行った後に、PC等に出力する。これにより、外部からデータを取得することができる。なお、図1には、通信衛星51は1つしか描かれていないが実際にはより多くの通信衛星51が存在し、最適な通信衛星51が選択されるものとする。
以下、ダイバーシチ受信装置10について具体的に説明する。図1に示すように、ダイバーシチ受信装置10は、通信衛星51が送信した電波を受信して処理する構成として、2つの通信アンテナ11と、合成部12と、を備える。合成部12は、2組の、包絡線検出部31、位相検出部32、移相器33及び増幅器34と、1つの積算器35と、を備えている。
通信アンテナ11は、通信衛星51が送信した電波を受信可能に構成されている。通信アンテナ11は、受信専用である必要はなく、通信衛星51に向けて電波を送信可能であっても良い。また、通信アンテナ11は衛星通信用のアンテナなので通常はパラボラアンテナ等の開口面アンテナが用いられるが、通信衛星51が送信する電波を受信可能であれば任意の種類のアンテナを利用することができる。通信アンテナ11が受信した電波(以下、受信信号)は、包絡線検出部31、位相検出部32、及び移相器33へ出力される。
包絡線検出部31は、受信信号の包絡線を検出する処理を行う。受信信号の包絡線を利用することで、搬送波の影響をなくして受信信号の信号レベルやS/Nを判定することができる。包絡線検出部31は、受信信号の信号レベル等に応じた倍率で受信信号を増幅するように増幅器34へ指示する。
位相検出部32は、受信信号の位相を検出する。なお、図1のブロック図に矢印は描いていないが、2つの位相検出部32は互いにデータをやり取り可能に構成されている。また、後述のように本実施形態では位相差を推定する処理が行われ、位相検出部32には、推定された位相差が入力される。位相検出部32は、この推定された位相差に基づいて実際の位相差を求める。以下、具体的に説明する。
初めに、位相検出部32は、推定された位相差分だけ受信信号の位相を変化させて2つの信号の相関を取る。そして、2つの信号の相関性が低い場合、受信信号の位相を少し変化させて再び相関を取る。このようにして、推定された位相差から徐々に変化させつつ2つの受信信号の相関を取っていき、2つの受信信号の相関性が高いときの位相差が実際の位相差となる。このように推定された位相差を用いることで、手当たり次第に位相差を設定する方法よりも素早く位相差を検出することができる。
なお、位相検出部32同士で位相をやり取りする構成に代えて、2つの位相検出部32が検出した位相をそれぞれ受信して、受信した位相に基づいて位相差を求める位相差算出部を備える構成を採用することもできる。
移相器33は、位相検出部32が求めた実際の位相差分だけ受信信号の位相を変化させる。なお、移相器33は、2つの受信信号の位相を揃えるために位相を変化させる機器なので、一方にのみ移相器33が設けられていても良い。
移相器33が出力した受信信号は、増幅器34によって受信信号の信号レベル等に応じた倍率で増幅される。そして、増幅器34は、増幅した受信信号を積算器35へ出力する。
積算器35は、2つの増幅器34から入力された受信信号を積算する。これにより、受信信号は、位相を揃えた状態で、信号レベル等に応じて重み付けされた形で積算されることとなる。これにより、品質の高い受信信号を得ることができる(最大比合成法)。積算器35が出力する受信信号は、受信機22へ出力される。
受信機22は、ルータ等を介して舶用機器又はPC等と接続されており、これにより、衛星通信が実現される。
次に、位相差を推定する方法について図2のフローチャートを参照して説明する。位相差を推定する方法は、(1)通信アンテナ11の位置(絶対位置)を算出する工程と、(2)通信衛星51の方向(即ち電波到来方向)を算出する工程と、(3)位相差を推定する工程と、で構成される。以下、それぞれの工程と、当該工程を行うための構成について説明する。
初めに、通信アンテナ11の絶対位置を算出する工程について説明する。ダイバーシチ受信装置10は、この工程を行うための構成として、GNSSアンテナ13と、GNSSアンテナ位置取得部14と、方位センサ15と、姿勢検出センサ16と、相対位置取得部17と、通信アンテナ位置取得部18と、を備える。
GNSSアンテナ13は、GNSS衛星52が送信する電波(測位信号)を受信可能に構成されている。なお、GNSSアンテナ13の種類は任意であり適宜変更することができる。GNSSアンテナ13が受信した測位信号はGNSSアンテナ位置取得部14へ出力される。
GNSSアンテナ位置取得部14は、GNSS受信機等で構成されており、入力された測位信号に基づいて測位演算を行うことで、GNSSアンテナ13の位置(絶対位置)を算出することができる(S101)。
方位センサ15は、船舶に取り付けられており、方位(即ち船舶の向き)を検出することができる。方位センサは、ジャイロコンパス、GNSSコンパス等、様々な種類のセンサを用いることができる。
姿勢検出センサ16は、船舶の姿勢(姿勢角)を検出する。船舶の姿勢としては、ロール角及びピッチ角が存在する。姿勢検出センサ16は、検出した船舶の姿勢を通信アンテナ位置取得部18へ出力する。
相対位置取得部17には、GNSSアンテナ13に対する通信アンテナ11の相対位置が予め登録されている。相対位置取得部17は、必要に応じてこの相対位置を読み出す(取得する)。具体的には、相対位置取得部17には、図3(a)に示すように、GNSSアンテナ13に対する船首側の通信アンテナ11の相対位置(B1で示すベクトル)と、GNSSアンテナ13に対する船尾側の通信アンテナ11の相対位置(B2で示すベクトル)と、が登録されている。
通信アンテナ位置取得部18は、各種の値に基づいて通信アンテナ11の位置(絶対位置)を取得する(S102)。具体的には、GNSSアンテナ13の絶対位置はGNSSアンテナ位置取得部14から得られており、GNSSアンテナ13に対する通信アンテナ11の相対位置も得られているので、船舶の向き及び姿勢を考慮して相対位置ベクトルを適用することで(図3(b)を参照)、2つの通信アンテナ11の絶対位置を算出することができる。
次に、通信衛星51の方向(電波到来方向)を算出する工程について説明する。ダイバーシチ受信装置10は、この工程を行うための構成として、衛星配置記憶部19と、衛星方向算出部20と、を備える。
衛星配置記憶部19は、衛星の軌道に関する情報を記憶している。通信衛星51の軌道は予め定められているので、衛星配置記憶部19が記憶する情報を参照することで、所定の時刻における通信衛星51の配置を把握することができる。
衛星方向算出部20は、通信衛星51の方向(電波到来方向)を算出する(S103)。具体的には、衛星方向算出部20には、通信アンテナ位置取得部18が取得した通信アンテナ11の位置と、衛星配置記憶部19から読み出した衛星の配置に関する情報と、が入力されている。衛星方向算出部20は、通信アンテナ位置取得部18の位置及び現在時刻において近傍している通信衛星51を特定する。そして、特定した通信衛星51が存在する方向(方位角及び仰角)を求める。
次に、位相差を推定する工程について説明する。ダイバーシチ受信装置10は、この工程を行うための構成として、位相差推定部21を備える。
位相差推定部21は、電波到来方向及び通信アンテナ11の位置に基づいて、位相差を推定する(S104)。以下、図4を参照して位相差の推定方法を詳細に説明する。図4は、通信衛星51の電波到来方向と通信アンテナの位置とに基づいて位相差を求めることを説明する図である。
図4(a)において、2つの通信アンテナ11を結ぶベクトルをベクトルAとし、電波到来方向の単位長ベクトルであって原点を始点とするものをベクトルRとする。
ここで、ベクトルAの電波到来方向における距離(射影した線分の長さ、図4の太線)は、2つの通信アンテナ11が受信する受信信号の差を距離で示したものである。従って、この距離を波長で除算することで、2つの受信信号の位相差を求めることができる。
また、あるベクトルを他のベクトルの方向に射影した線分の長さは、ベクトルの内積を示しているので、位相差をδ、ベクトルAとベクトルRがなす角をβ、波長をλとすると、以下の式が成り立つ。このようにして、位相差推定部21は、位相差を算出することができる。
Figure 2014187489
位相差推定部21が算出した位相差は、合成部12へ出力され、実際の位相差を求めるための初期値として用いられる。
以下、図4(a)の左側の通信アンテナ11を第1通信アンテナ、右側の通信アンテナ11を第2通信アンテナとして具体的に説明する。図4(a)に示す波形の電波が通信衛星51から送信された場合、図4(b)に示すように、第1通信アンテナの受信信号は、第2通信アンテナの受信信号よりも上記の太線の分だけ遅延している。従って、合成部12は、この太線の分だけ第2通信アンテナの受信信号に遅延を加える。これにより、図4(b)に示すように、遅延付加後の第2通信アンテナの受信信号と、第1通信アンテナの受信信号と、の位相を揃えることができる。合成部12は、この状態から遅延量を微妙に調整し、2つの受信信号の位相を更に揃える。そして、合成部12は、位相を揃えた上で2つの受信信号を積算する。以上のようにして合成部12は、推定した位相差に基づいて、受信信号を合成する(S105)。
本実施形態の方法で推定した位相差は、実際の位相差にかなり近い値となるため、手当たり次第に位相差を適用する従来の方法と比較して、処理量を大幅に低減できる。
次に、上記実施形態の第1変形例について説明する。図5は、第1変形例に係るダイバーシチ受信装置10の構成を示すブロック図である。なお、本変形例の説明においては、前述の実施形態と同一又は類似の部材には図面に同一の符号を付し、説明を省略する場合がある。
上記実施形態では、通信アンテナ11の位置を求めるために、GNSSアンテナ13に対する通信アンテナ11の相対位置を用いたが、第1変形例では、GNSSアンテナ13を通信アンテナ11の近傍に配置する。つまり、通信アンテナ11と同じ数だけGNSSアンテナ13を配置することとなる。また、通信アンテナ11とGNSSアンテナ13の位置関係は、全ての組み合わせで同じにする必要がある。
これにより、GNSSアンテナ13が受信した測位信号に基づいてGNSS受信機61(通信アンテナ位置取得部)が測位演算を行って位置を求めるだけで、通信アンテナ11の位置を取得することができる。従って、上記実施形態よりも更に処理量を低減することができる。なお、GNSS受信機は、GNSSアンテナ13毎に設置しても良いし、複数のGNSSアンテナ13に対して1つのGNSS受信機61を設置しても良い。
また、第1変形例では、GNSSアンテナ13を2つ備えるため、GNSSアンテナ13が同一の鉛直線上に配置されていない場合は、検出結果に基づいて方位(船舶の向き)及び姿勢を検出することができるので、方位センサ15及び姿勢検出センサ16を省略できる。
また、第1変形例では、通信アンテナ11とその近傍のGNSSアンテナ13の位置関係が変化しないので、複数の通信アンテナ11が個別に移動する構成であっても、本願の効果を実現できる。
次に上記実施形態の第2変形例について説明する。図6は、第2変形例に係るダイバーシチ受信装置の構成を示すブロック図である。
第2変形例は、通信アンテナがGNSSの良好なアンテナとしても利用可能である場合に採用することができる。この場合、通信アンテナ11によって、通信衛星51の電波だけでなくGNSS衛星52の電波を受信する。
そして、通信アンテナ11に取り付けられたGNSS受信機61は、受信信号からGNSS衛星52が送信した電波を抽出し、当該電波を用いて測位演算を行う。これにより、GNSSアンテナ13を用いることなく通信アンテナ11の位置を容易に取得することができる。
GNSSアンテナ13を省略することにより、GNSSアンテナ13自体のコストを低減できる他、ダイバーシチ受信装置10の設置スペースを小さくすることができる。
また、第2変形例では、第1変形例と同様に、通信アンテナ11が同じ高さに配置されていれば、当該通信アンテナ11の位置に基づいて方位(船舶の向き)及び姿勢を検出することができるので、方位センサ15及び姿勢検出センサ16を省略できる。
また、第2変形例では、通信アンテナ11の位置を自ら求める構成であるので、複数の通信アンテナ11が個別に移動する構成であっても、本願の効果を実現できる。
以上に説明したように、本実施形態のダイバーシチ受信装置10は、通信アンテナ位置取得部18と、衛星方向算出部20と、位相差推定部21と、合成部12と、を備える。通信アンテナ11は、船舶に配置され、通信衛星51が送信した電波を受信信号として受信する。通信アンテナ位置取得部18は、通信アンテナ11の位置を取得する。衛星方向算出部20は、通信アンテナ11の位置と、通信衛星51の配置と、に基づいて、通信衛星51の方向を求める。位相差推定部21は、衛星方向算出部20が求めた通信衛星51の方向と、通信アンテナ11の位置と、に基づいて、受信信号の位相差を推定する。合成部12は、位相差推定部21が推定した位相差に基づいて、受信信号を合成する。
これにより、通信アンテナ11の位置や通信衛星51の配置等から推定した位相差を利用できるので、受信信号の位相を揃えるための処理を簡単にして処理量を低減できる。従って、受信信号を素早く解析して通信タイムラグを軽減できる。また、演算装置に要求される性能が抑えられるので、演算装置のコストを低減できる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記では、最大比合成法を用いて受信信号を処理する例を示したが、代わりに等利得合成法を用いることもできる。
GNSSとしては、GPS以外にも、GLONASSやGALILEO等を利用することができる。
上記では、ダイバーシチ受信装置10の設置先の移動体として船舶を例に挙げて説明したが、自動車又は航空機等の他の移動体にもダイバーシチ受信装置10を設置することができる。
10 ダイバーシチ受信装置
11 通信アンテナ
12 合成部
13 GNSSアンテナ
14 GNSSアンテナ位置取得部
15 方位センサ
16 姿勢検出センサ
17 相対位置取得部
18 通信アンテナ位置取得部
19 衛星配置記憶部
20 衛星方向算出部
21 位相差推定部
22 受信機
61 GNSS受信機(通信アンテナ位置取得部)

Claims (9)

  1. 移動体に配置され、通信衛星が送信した電波を受信信号として受信する複数の通信アンテナを備え、それぞれの前記受信信号を合成するダイバーシチ受信装置において、
    前記通信アンテナの位置を取得する通信アンテナ位置取得部と、
    前記通信アンテナの位置と、通信衛星の配置と、に基づいて、前記通信衛星の方向を求める衛星方向算出部と、
    前記衛星方向算出部が求めた前記通信衛星の方向と、前記通信アンテナの位置と、に基づいて、前記受信信号の位相差を推定する位相差推定部と、
    を備え、
    前記位相差推定部が推定した位相差に基づいて、前記受信信号を合成することを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  2. 請求項1に記載のダイバーシチ受信装置であって、
    前記移動体に配置され、GNSS衛星が送信した電波を受信するGNSSアンテナと、
    前記GNSSアンテナが受信した電波に基づいて、前記GNSSアンテナの位置を取得するGNSSアンテナ位置取得部と、
    前記GNSSアンテナに対する前記通信アンテナの相対位置を取得する相対位置取得部と、
    前記移動体の向きを検出する方位センサと、
    を備え、
    前記通信アンテナ位置取得部は、前記GNSSアンテナの位置と、前記相対位置と、前記移動体の向きと、に基づいて、前記通信アンテナの位置を求めることを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  3. 請求項2に記載のダイバーシチ受信装置であって、
    前記移動体の姿勢を検出する姿勢検出センサを備え、
    前記通信アンテナ位置取得部は、前記移動体の姿勢を更に考慮して、前記通信アンテナの位置を求めることを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  4. 請求項1に記載のダイバーシチ受信装置であって、
    複数の前記通信アンテナの近傍にそれぞれ配置され、GNSS衛星が送信した電波を受信するGNSSアンテナを備え、
    前記通信アンテナ位置取得部は、前記GNSSアンテナが受信した電波に基づいて前記GNSSアンテナの位置を取得することで前記通信アンテナの位置を取得することを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  5. 請求項1に記載のダイバーシチ受信装置であって、
    前記通信アンテナは、前記通信衛星が送信した電波に加え、GNSS衛星が送信した電波を前記受信信号として受信可能であり、
    前記通信アンテナ位置取得部は、前記受信信号のうちGNSS衛星が送信した電波に基づいて前記通信アンテナの位置を取得することを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載のダイバーシチ受信装置であって、
    前記位相差推定部が推定した位相差を中心として、推定した位相差からの変化量を大きくしながら検証することで実際の位相差を求め、当該位相差に基づいて位相を揃えて前記受信信号の合成を行うことを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載のダイバーシチ受信装置であって、
    前記位相差推定部が推定した位相差に基づいて位相を揃えるとともに、前記受信信号を信号レベルに応じて重み付けしつつ足し合わせることを特徴とするダイバーシチ受信装置。
  8. 移動体に配置された複数の通信アンテナを用いて、通信衛星が送信した電波を受信信号として受信し、それぞれの前記受信信号を合成するダイバーシチ受信方法において、
    前記通信アンテナの位置を取得する通信アンテナ位置取得工程と、
    前記通信アンテナの位置と、通信衛星の配置と、に基づいて、前記通信衛星の方向を求める衛星方向算出工程と、
    前記衛星方向算出工程で求めた前記通信衛星の方向と、前記通信アンテナの位置と、に基づいて、前記受信信号の位相差を推定する位相差推定工程と、
    を含み、
    前記位相差推定工程で推定した位相差に基づいて、前記受信信号を合成することを特徴とするダイバーシチ受信方法。
  9. 移動体に配置された複数の通信アンテナを用いて、通信衛星が送信した電波を受信信号として受信し、それぞれの前記受信信号を合成するダイバーシチ受信プログラムにおいて、
    前記通信アンテナの位置を取得する通信アンテナ位置取得手順と、
    前記通信アンテナの位置と、通信衛星の配置と、に基づいて、前記通信衛星の方向を求める衛星方向算出手順と、
    前記衛星方向算出手順で求めた前記通信衛星の方向と、前記通信アンテナの位置と、に基づいて、前記受信信号の位相差を推定する位相差推定手順と、
    を含み、
    前記位相差推定手順で推定した位相差に基づいて、前記受信信号を合成する処理をコンピュータに実行させることを特徴とするダイバーシチ受信プログラム。
JP2013060166A 2013-03-22 2013-03-22 ダイバーシチ受信装置、ダイバーシチ受信方法、及びダイバーシチ受信プログラム Active JP6165479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060166A JP6165479B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 ダイバーシチ受信装置、ダイバーシチ受信方法、及びダイバーシチ受信プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013060166A JP6165479B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 ダイバーシチ受信装置、ダイバーシチ受信方法、及びダイバーシチ受信プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014187489A true JP2014187489A (ja) 2014-10-02
JP6165479B2 JP6165479B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=51834623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013060166A Active JP6165479B2 (ja) 2013-03-22 2013-03-22 ダイバーシチ受信装置、ダイバーシチ受信方法、及びダイバーシチ受信プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6165479B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016194127A1 (ja) * 2015-06-02 2016-12-08 三菱電機株式会社 アンテナ装置
JP2017168939A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 富士通株式会社 通信制御プログラム、通信制御方法及びアレイアンテナ通信装置
WO2020049702A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 日本郵船株式会社 喫水推定システム、喫水推定装置、情報送信装置、及び荷役シミュレーション装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0865030A (ja) * 1994-08-25 1996-03-08 Nec Corp 通信アンテナ自動追尾装置
JP2002354073A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Sony Corp 携帯電話機
JP2005295094A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信装置
JP2008102102A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Brother Ind Ltd 無線機器検出装置及び無線機器検出方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0865030A (ja) * 1994-08-25 1996-03-08 Nec Corp 通信アンテナ自動追尾装置
JP2002354073A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Sony Corp 携帯電話機
JP2005295094A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信装置
JP2008102102A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Brother Ind Ltd 無線機器検出装置及び無線機器検出方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016194127A1 (ja) * 2015-06-02 2016-12-08 三菱電機株式会社 アンテナ装置
JPWO2016194127A1 (ja) * 2015-06-02 2017-06-22 三菱電機株式会社 アンテナ装置
JP2017168939A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 富士通株式会社 通信制御プログラム、通信制御方法及びアレイアンテナ通信装置
WO2020049702A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 日本郵船株式会社 喫水推定システム、喫水推定装置、情報送信装置、及び荷役シミュレーション装置
JPWO2020049702A1 (ja) * 2018-09-06 2021-09-09 日本郵船株式会社 喫水推定システム、喫水推定装置、情報送信装置、及び荷役シミュレーション装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6165479B2 (ja) 2017-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3688495B1 (en) System for determining a physical metric such as position
Li et al. A robust anti-jamming navigation receiver with antenna array and GPS/SINS
JP2006270847A (ja) アンテナ装置
JP2012098278A (ja) リアルタイム到来角推定装置及びその方法
GB2494150A (en) Multipath mitigation in positioning systems
JP6165479B2 (ja) ダイバーシチ受信装置、ダイバーシチ受信方法、及びダイバーシチ受信プログラム
KR20120071228A (ko) 위성항법장치와 무선통신단말기가 장착된 트랜스폰더를 이용한 위치추적 및 통신 시스템과 그 방법
KR20190068935A (ko) 정밀 복합항법 측위 검증 장치
JP4235239B2 (ja) 移動局、通信制御方法
JP4065802B2 (ja) 移動局、通信制御方法
WO2000064006A1 (en) Antenna direction finding in mobile phones
JP5730506B2 (ja) 到来方向標定装置および位置標定装置
JP2005249629A (ja) 電波到来方向特定システム
US10031238B2 (en) Geolocation antenna system
JP4235238B2 (ja) 移動局、通信制御方法
Razgūnas et al. GNSS 2× 2 antenna array with beamforming for multipath detection
JP2010048637A (ja) 信号到来方向推定装置
JP4594370B2 (ja) 移動局、通信制御方法
JP2007271500A (ja) 位置・姿勢推定装置
JP4594367B2 (ja) 移動局、通信制御方法
JP4660562B2 (ja) 移動局方向推定方法及び装置
KR101346196B1 (ko) 섹터 센서 시스템을 이용한 신호 도래각 추정방법
JP4404588B2 (ja) 信号到来方向推定装置、アダプティブアレー、受信信号処理装置および測位装置
WO2019207628A1 (ja) 変位計測装置
JP2013164333A (ja) 追尾アンテナ指向方向制御方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6165479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250