JP2014186610A - 情報処理装置および記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体端末と連携して出力制御を行うことが可能な情報処理装置および記憶媒体を提供する。
【解決手段】出力部が設けられた1以上の面を含む多面体形状の筐体と、移動体端末と通信を行う通信部と、前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して前記出力部からの出力制御を行う制御部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置および記憶媒体に関する。
近年、立方体から形成される表示装置や遊技装置が提案されている。
例えば、下記特許文献1では、外形が立方体から成り、全面に液晶表示パネルを設け、複数の情報を同時に表示できる構造により、複数のパネルを用いた複雑なゲームを実現したり、テレビ信号/ビデオ信号をパネルに独立して表示したりする携帯表示装置が開示されている。
また、下記特許文献2、3では、立方体の全面に表示部を設けることが開示されている。
また、下記特許文献4では、平面の表示パネルに、立方体イメージを構成するよう各画面を配置して表示することが開示されている。
特開平8−137417号公報 特開2005−3732号公報 特開2006−078648号公報 特開2001−312346号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4では、立方体の全面に表示部が設けられた表示装置が、タブレット端末や携帯電話端末、スマートフォン等の移動体端末と通信して連携動作する点については何ら考慮されていない。
そこで、本開示では、移動体端末と連携して出力制御を行うことが可能な、新規かつ改良された情報処理装置および記憶媒体を提案する。
本開示によれば、出力部が設けられた1以上の面を含む多面体形状の筐体と、移動体端末と通信を行う通信部と、前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して前記出力部からの出力制御を行う制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータに、移動体端末と通信を行う通信部と、前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して、1以上の面を含む多面体形状の筐体に設けられた出力部からの出力制御を行う制御部と、として機能させるためのプログラムが記憶された、記憶媒体が提供される。
以上説明したように本開示によれば、移動体端末と連携して出力制御を行うことができる。
本開示の一実施形態によるCubeの外観構成を説明するための図である。 本開示の一実施形態によるCubeのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態によるCubeが有するCPUの機能構成を示すブロック図である。 第1の実施形態によるCubeの基本動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるセキュリティモードにおける各種割込処理について示すフローチャートである。 第1の実施形態によるセキュリティモードにおける各種割込処理について示すフローチャートである。 第1の実施形態による光学迷彩モードについて説明するための図である。 第2の実施形態によるコンテンツ出力システムの概要を説明するための図である。 第2の実施形態によるタブレット端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態によるタブレット端末のCPUの機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態によるサーバの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態によるIDデータベースに格納される各IDの対応付けの一例を示す図である。 第2の実施形態によるコンテンツ出力制御システムにおいて、タブレット端末が取り付けられた場合の動作処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるコンテンツ出力制御システムにおいて、新たにタブレット端末が取り付けられた場合の動作処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態によるコンテンツ出力制御システムにおいて、タブレット端末が取り外された場合の動作処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の変形例によるCubeのCPUの機能構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の変形例による出力制御処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態によるCubeの面を介したタブレット端末との双方向通信の概要を説明するための図である。 第3の実施形態によるCubeが有するCPUの機能構成を示すブロック図である。 第3の実施形態によるCubeの各面に対応付けられるIDの登録処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態による登録済み他IDを未登録の面に変更する場合について説明するための図である。 第3の実施形態によるCubeの通信制御処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態の概要を説明するための図である。 第4の実施形態によるCubeが有するCPUの機能構成を示すブロック図である。 第4の実施形態によるCubeが近接するタブレット端末に応じたコンテンツを出力する際の動作処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態によるCubeの機能の概要を説明するための図である。 第5の実施形態によるCubeが有するCPUの機能構成を示すブロック図である。 第5の実施形態によるCubeが近接するタブレット端末と通信を行い連携して動作する際の動作処理を示すフローチャートである。 第6の実施形態によるCubeの動作概要を説明するための図である。 第6の実施形態によるCubeのCPUの機能構成を示すブロック図である。 第6の実施形態によるCubeによるチャンネル切替処理を示すフローチャートである。 第6の実施形態の変形例1によるCubeが音楽コンテンツの選択に利用される場合について説明するための図である。 第6の実施形態の変形例2によるCubeが映像コンテンツの選択に利用される場合について説明するための図である。 第7の実施形態によるCubeの概要を説明するための図である。 第7の実施形態によるCPUの機能構成を示すブロック図である。 第7の実施形態による入出力画面表示制御処理を示すフローチャートである。 第7の実施形態によるCubeにおいて、文字出力画面を拡大表示する場合の一例を説明するための図である。 第7の実施形態によるCubeにおいて、文字出力画面を拡大表示する場合の一例を説明するための図である。 本開示の一実施形態による小型のCubeが各面に異なるアプリケーションを同時に表示する場合について説明するための図である。 本開示の一実施形態によるCubeと撮像装置の連携動作について説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
また、以下に示す項目順序に従って本開示を説明する。
1.Cube1の概要
2.Cube1の構成
3.各実施形態
3−1.第1の実施形態
3−2.第2の実施形態
3−3.第3の実施形態
3−4.第4の実施形態
3−5.第5の実施形態
3−6.第6の実施形態
3−7.第7の実施形態
4.補足
5.まとめ
<<1.Cubeの概要>>
本開示による技術は、一例として「3.各実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、本開示の情報処理装置としての機能を含む各実施形態によるCube1は、
A.出力部(表示部2、表示部22、スピーカ4、スピーカ24)が設けられた1以上の面を含む多面体形状の筐体と、
B.移動体端末(タブレット端末20)と通信を行う通信部(近接通信・充電処理部116)と、
C.前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して前記出力部からの出力制御を行う制御部(CPU100)と、
を備える。
以下では、まず、このような各実施形態において共通するCube1の概要について図1を参照して説明する。
図1は、本開示の一実施形態によるCube1の外観構成を示した説明図である。図1に示したように、本開示の実施形態によるCube1は、1以上の面を含む立方体形状の筐体から形成され、各面には、表示部22A〜22Cやスピーカ(音声出力部)24A〜24Cといった出力部と、撮像部23A〜23Cが設けられている。なお、各面に設けられている出力部のユニットは、Cube1から取り外し可能であってもよく、この場合、図1に示すように、取り外された出力部のユニットは、タブレット端末20A〜20Cとして使用することができる。
さらに、Cube1は、タブレット端末20A〜20Cが着脱される各面に、表示部2A〜2Cやスピーカ(音声出力部)4A〜4Cといった出力部と、撮像部3A〜3Cが設けられていてもよい。これにより、Cube1は、タブレット端末20が取り付けられている場合は、タブレット端末20の表示部22およびスピーカ24をCube1の各面に設けられた出力部として用いることができる。
Cube1に着脱可能なタブレット端末20は、Cube1の各面に、磁力、またはラッチを用いた物理的な構造により取り付けられる。
また、図1に示す例では、立方体形状の筐体から形成されるCube1の上面S3と、側面S1、S2のみが図示されているが、他の側面や底面も同様の構造を有する。
また、本実施形態によるCube1は、近接(接触および非接触を含む)するタブレット端末と無線通信することが可能である。ここで、Cube1と通信するタブレット端末は、図1に示すCube1に着脱可能なタブレット端末20であってもよいし、着脱不可能なタブレット端末であってもよい。また、図1に示すCube1およびタブレット端末20は、サーバ30と無線通信することも可能である。これによりCube1は、サーバ30からコンテンツを取得したり、サーバ30を介して、遠隔にあるタブレット端末20と通信したりすることも可能である。
なお、図1では、情報処理装置の一例として、Cube1(立方体形状の筐体から形成される情報処理装置)を図示したが、本開示による情報処理装置は立方体形状に限定されず、立方体以外の多面体形状であってもよい。
(背景)
ここで、従来、立方体により形成される表示装置において、各面に独立した画像を表示する技術は提案されていたが、タブレット端末や携帯電話端末、スマートフォン等の移動体端末と通信して連携動作する点については何ら考慮されていなかった。
立方体表示装置が移動体端末と通信して連携動作することができれば、従来の立方体表示装置では想定し得なかった動作制御を実現することができ、より利便性が向上する。
そこで、上記事情を一着眼点にして本開示の各実施形態によるCube1を創作するに至った。本開示の各実施形態によるCube1は、近接(接触および非接触を含む)するタブレット端末と通信して連携動作することにより、従来の立方体表示装置では想定し得なかった動作制御を実現することができ、より利便性を向上させることができる。以下、このような本開示の各実施形態によるCube1に共通するハードウェア構成について図2を参照して説明する。
<<2.Cube1の構成>>
図2は、本開示の一実施形態によるCube1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、Cube1は、例えば、近接通信・充電アンテナ117、近接通信・充電処理部116、GPSアンテナ120、GPS処理部119、Wifiアンテナ122、Wifi処理部121、地磁気センサ112、加速度センサ113、ジャイロセンサ114、撮像部3、CPU(Central Processing Unit)100、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、操作部104、表示部2、デコーダ106、スピーカ4、エンコーダ108、マイク5、および記憶部110を有する。
なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部、例えば地磁気センサ112、加速度センサ113、ジャイロセンサ114、エンコーダ108、マイク5、スピーカ4、撮像部3、または表示部2等が省略されてもよい。また、Cube1は、着脱可能に取り付けられたタブレット端末20のスピーカ24、撮像部23、または表示部22からコンテンツを出力したり撮像画像を取得したりすることもできる。また、本実施形態によるCube1は、Cube1の各面のうち少なくとも1面に固定の表示部2を設けられ、他の面にタブレット端末20が着脱可能に設けられる構成であってもよい。
また、ここで示される構成要素以外の構成要素、例えば振動部、プロジェクター部等をさらに含んでもよいことは言うまでもない。
(近接通信・充電アンテナ117)
近接通信・充電アンテナ117は、近接(非接触および接触を含む)するタブレット端末20と無線で接続し、タブレット端末20とデータの送受信を行う機能と、タブレット端末20に電力供給を行う機能とを有するアンテナの一例である。近接通信・充電アンテナ117は、Cube1を形成する立方体形状の筐体の各面のうち少なくとも1以上の面に設けられ、近接するタブレット端末20と無線で接続する。近接通信は、例えばBluetooth(登録商標)、赤外線通信、または近距離無線通信等により実現される。また、近接充電は、例えば電磁誘導方式、電波方式、または電磁界共鳴方式等により実現される。
ここで、タブレット端末20が着脱される各面に、表示部2が設けられている場合は、近接通信・充電アンテナ117を各表示部2A〜2Cの外周部分に設置したり、タブレット端末20の背面に磁性体材料を設けたりすることで、磁界の妨げを低減することができる。また、近接通信・充電アンテナ117は、Cube1に着脱可能なタブレット端末20に限定されず、例えば着脱不可能なタブレット端末と無線接続し、データの送受信や電力供給を行うことも可能である。
(近接通信・充電処理部116)
近接通信・充電処理部116は、近接通信・充電アンテナ117により送受信されるデータに対する各種の信号処理、および近接通信・充電アンテナ117による電力供給の処理を行う機能を有する。例えば、近接通信・充電処理部116は、タブレット端末20から受信したデバイスIDまたはユーザIDをCPU100に出力したり、CPU100の制御に従って、タブレット端末20にコンテンツ情報を送信したりする。
また、近接通信・充電アンテナ117が、タブレット端末20が着脱されるCube1の各面に設けられている場合、近接通信・充電処理部116は、タブレット端末20のCube1の各面への着脱を検知することが可能である。具体的には、例えば近接通信・充電処理部116は、タブレット端末20の電波強度に応じて着脱を検知することが可能である。また、近接通信・充電処理部116は、各面にタッチセンサ(操作部104の一例)が設けられている場合、タッチセンサによる検知結果と、近接通信・充電アンテナ117による近接無線通信の可否に応じて着脱を検知することも可能である。
(GPSアンテナ120)
GPSアンテナ120は、測位衛星からの信号を受信するアンテナの一例である。GPSアンテナ120は、複数のGPS衛星からのGPS信号を受信することができ、受信したGPS信号をGPS処理部119に入力する。
(GPS処理部119)
GPS処理部119は、測位衛星から受信された信号に基づいて位置情報を算出する算出部の一例である。GPS処理部119は、GPSアンテナ120から入力された複数のGPS信号に基づいて現在の位置情報を算出し、算出した位置情報を出力する。具体的には、GPS処理部119は、GPS衛星の軌道データからそれぞれのGPS衛星の位置を算出し、GPS信号の送信時刻と受信時刻との差分時間に基づいて、各GPS衛星から当該Cube1までの距離をそれぞれ算出する。そして、算出された各GPS衛星の位置と、各GPS衛星から当該Cube1までの距離とに基づいて、現在の3次元位置を算出することができる。なお、ここで用いられるGPS衛星の軌道データは、例えばGPS信号に含まれていてもよい。或いは、GPS衛星の軌道データは、Wifiアンテナ122を介して外部のサーバから取得されてもよい。
(Wifiアンテナ122)
Wifiアンテナ122は、例えば無線LAN(Local Area Network)通信網との通信信号をWifi(登録商標)の仕様に従って送受信する機能を有するアンテナである。Cube1は、Wifiアンテナ122を介して、ネットワーク上のサーバ30と接続することができる。また、Wifiアンテナ122は、受信した信号をCPU100に供給することができる。
(Wifi処理部121)
Wifi処理部121は、Wifiアンテナ122から供給された信号に各種の信号処理を行う機能を有する。Wifi処理部121は、供給されたアナログ信号から生成したデジタル信号をCPU100に供給することができる。
(地磁気センサ112)
地磁気センサ112は、地磁気を電圧値として検出するセンサである。地磁気センサ112は、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向の地磁気をそれぞれ検出する3軸地磁気センサであってよい。地磁気センサ112は、検出した地磁気データをCPU100に供給することができる。
(加速度センサ113)
加速度センサ113は、加速度を電圧値として検出するセンサである。加速度センサ113は、X軸方向に沿った加速度、Y軸方向に沿った加速度、及びZ軸方向に沿った加速度をそれぞれ検出する3軸加速度センサであってよい。加速度センサ113は、検出した加速度データをCPU100に供給することができる。
(ジャイロセンサ114)
ジャイロセンサ114は、物体の角度や角速度を検出する計測器の一種である。このジャイロセンサ114は、X軸、Y軸、及びZ軸周りの回転角の変化する速度(角速度)を電圧値として検出する3軸ジャイロセンサであってよい。ジャイロセンサ114は、検出した角速度データをCPU100に供給することができる。
(撮像部3)
撮像部3は、CPU100の制御に従い、レンズを介して静止画像又は動画像を撮影する機能を有する。撮像部3は、撮影した画像を記憶部110に記憶させてもよい。
本実施形態による撮像部3は、Cube1の周囲、全方向を撮像可能である。具体的には、図1に示すように、Cube1を形成する多面体形状の筐体の各面に、外方向に向けて設けられる複数の撮像部3A〜3Cにより、Cube1の周囲、全方向を撮像することができる。また、Cube1の各面にタブレット端末20が着脱可能に取り付けられている場合、Cube1は、タブレット端末20の撮像部23A〜23Cを用いて、Cube1の周囲、全方向の撮像画像を取得することが可能である。
また、本実施形態による撮像部3は、図1に示す複数の撮像部3A〜3Cの他、Cube1の内部に設けられ、透明または半透明の各面を介して全方向を撮像可能な1つの360度カメラにより実現されてもよい。
(CPU100)
CPU100は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従ってCube1内の動作全般を制御する。またCPU100は、マイクロプロセッサであってもよい。このCPU100は、各種プログラムに従って様々な機能を実現することができる。
また、CPU100は、後述するように、CPU100−1〜100−7として機能することにより、第1〜第7の実施形態において説明する各動作処理を実現することができる。
(ROM102、RAM103)
ROM102は、CPU100が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶することができる。RAM103は、CPU100の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶することができる。
(操作部104)
操作部104は、ユーザ操作を検出する機能を有する。操作部104は、例えば多面体形状の筐体の各面に設けられたタッチセンサ、ボタン、マイク5、及びスイッチなどユーザが入力情報を入力するための入力部と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU100に出力する入力制御回路などから構成されてよい。
(表示部2)
表示部2は、出力部の一例であり、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ装置などにより実現され、Cube1の面に固定される。また、表示部2は、タッチセンサ(操作部104の一例)が積層されたタッチパネルディスプレイにより実現されてもよい。本実施形態による表示部2は、CPU100による制御にしたがって、所定のコンテンツを表示する。
(デコーダ106、スピーカ4)
デコーダ106は、CPU100の制御に従い、入力されたデータのデコード及びアナログ変換などを行う機能を有する。デコーダ106は、例えばWifiアンテナ122及びWifi処理部121を介して入力された音声データ(音声コンテンツ)のデコード及びアナログ変換などを行い、音声信号をスピーカ4に出力することができる。スピーカ4(音声出力部)は、出力部の一例であり、デコーダ106から供給される音声信号に基づいて音声を出力することができる。
(エンコーダ108、マイク5)
エンコーダ108は、CPU100の制御に従い、入力されたデータのデジタル変換及びエンコードなどを行う機能を有する。エンコーダ108は、マイク5から入力される音声信号のデジタル変換及びエンコードなどを行い、音声データを出力することができる。マイク5は、音声を集音し、音声信号として出力することができる。
(記憶部110)
記憶部110は、データ格納用の装置であり、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含むことができる。ここで記憶媒体としては、例えばフラッシュメモリ、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)、PRAM(Phase change Random Access Memory)、及びEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの不揮発性メモリや、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体などが用いられてよい。
Cube1は、上記のようなハードウェア構成を有することにより、タブレット端末20と通信してタブレット端末20と連携した動作(表示制御、音声出力制御、送信制御等)を行う機能を実装し、本開示による情報処理装置として機能することができる。
続いて、本開示による情報処理装置として機能するCube1の動作について、複数の実施形態を用いて詳細に説明する。
<<3.各実施形態>>
<3−1.第1の実施形態>
第1の実施形態によるCube1は、Cube1に固定された撮像部3によりCube1の周囲の撮像画像を取得し、当該撮像画像を用いたセキュリティモードを実行することができる。また、本実施形態によるCube1は、タブレット端末20との通信に応じて、タブレット端末20と連携してセキュリティモードを実行することができる。具体的には、Cube1は、タブレット端末20がCube1から取り外された場合またはタブレット端末20からの指示等に基づいて、セキュリティモードの実行を開始する。また、Cube1は、タブレット端末20からの指示等に基づいて、撮像画像(監視画像)をタブレット端末20に転送したり、報知準備(検出情報や報知情報の設定)を行ったり、光学迷彩制御(各面に対向面側の撮像画像を表示)を行ったりする。以下、このようにタブレット端末20と連携してセキュリティモードを実行する本実施形態によるCube1のCPU100−1の機能構成について、図3を参照して説明する。
(3−1−1.機能構成)
図3は、第1の実施形態によるCube1が有するCPU100−1の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、CPU100−1は、モード設定部130a、撮像制御部130b、記憶制御部130c、転送制御部130d、報知制御部130e、および表示制御部130fとして機能する。
モード設定部130aは、セキュリティモードとして、記憶モード、転送(送信)モード、報知モード、または光学迷彩モードを設定する機能を有する。モード設定部130aによるセキュリティモードの実行開始/終了および各モードの切り替えは、Cube1へのタブレット端末20の着脱状態や、タブレット端末20からの指示、または操作部104からのユーザ操作などに応じて行われる。
撮像制御部130bは、撮像部3による撮像に関する各種パラメータ(撮像方向、撮像範囲、ズーム等)を設定し、制御する。また、撮像制御部130bは、モード設定部130aによりセキュリティモードが設定された際、撮像を開始する。
記憶制御部130cは、モード設定部130aによりセキュリティモードとして記憶モードが設定された場合、撮像部3により撮像したCube1の周囲の撮像画像を、記憶部110に記憶するよう制御する。これにより、本実施形態によるCube1は監視カメラとして機能することができる。
転送制御部130dは、モード設定部130aによりセキュリティモードとして転送(送信)モードが設定された場合、撮像部3により撮像したCube1の周囲の撮像画像を、Wifi処理部121およびWifiアンテナ122を介して、タブレット端末20に送信するよう制御する。これにより、本実施形態によるCube1は、画像転送が可能な監視カメラとして機能し、また、転送された画像がタブレット端末20に表示されることで、ユーザは、他の場所に居てもCube1の周囲の様子を視認することができる。また、転送制御部130dは、Cube1に取り付けられていたタブレット端末20が取り外された場合、当該タブレット端末20に対応するデバイスIDやユーザIDに基づいて、当該タブレット端末20に自動的に画像転送を行うよう制御してもよい。
報知制御部130eは、モード設定部130aによりセキュリティモードとして報知モードが設定された場合、外部状況の検出結果に応じて、所定の報知を行うよう制御する。外部状況の検出は、撮像部3、地磁気センサ112、加速度センサ、ジャイロセンサ114、Cube1に設けられる人感センサ(赤外線センサ、超音波センサ等)、タッチセンサ、若しくは静電容量センサ(いずれも不図示)の少なくともいずれか、またはこれらの組み合わせにより行われる。所定の報知は、例えばアラーム、サイレン、または警察や消防署等への通報等である。これにより、本実施形態によるCube1は、防犯/防災装置として機能することができる。
表示制御部130fは、モード設定部130aによりセキュリティモードとして光学迷彩モードが設定された場合、Cube1の各面に設けられた表示部2に、対向面側方向の撮像画像を表示するよう制御する。これにより、本実施形態によるCube1は、疑似的に透明化され、侵入者等に気付かれない状態で、監視カメラや防犯/防災装置として機能することができる。
以上、本実施形態によるCube1のCPU100−1の機能構成について具体的に説明した。続いて、本実施形態による動作処理について図4〜図6を参照して具体的に説明する。
(3−1−2.動作処理)
図4は、第1の実施形態によるCube1の基本動作を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、ステップS103において、Cube1のメイン電源がONされる。具体的には、例えばCube1に操作部104として設けられたボタンまたはスイッチが押下されることにより電源ONの操作が検出された場合、Cube1が起動する。
次いで、ステップS106において、CPU100−1は、各種割込処理トリガが有るか否か判断する。
次に、各種割込処理トリガが有る場合(S106/Yes)、ステップS109において、CPU100−1は、各種割込処理を実行する。
そして、ステップS112において、Cube1のメイン電源がOFFされるまで上記S106およびS109が繰り返され、Cube1のメイン電源がOFFされると、Cube1は停止する。具体的には、例えばCube1に操作部104として設けられたボタンまたはスイッチが再度押下されることにより電源OFFの操作が検出され、Cube1の動作処理が終了する。
続いて、上記S106およびS109に示す各種割込処理について、図5および図6を参照して説明する。
図5および図6は、第1の実施形態によるセキュリティモードにおける各種割込処理について示すフローチャートである。まず、図5のステップS123において、CPU100−1は、セキュリティモードONの割込処理トリガが有るか否かを判断する。具体的には、例えば予め登録した家族のタブレット端末20が、Wifiアンテナ122から家庭内の無線LANに接続して探索しても発見されない場合、CPU100−1のモード設定部130aは、セキュリティモードONの割込処理トリガが有ると判断する。また、Cube1の全側面(上面および底面以外の面)からタブレット端末20が取り外されている場合、モード設定部130aは、セキュリティモードONの割込処理トリガが有ると判断してもよい。また、Cube1が有する360度カメラや人感センサ(不図示)による外部状況検出結果に基づいて周囲に人間がいないと判断された場合、モード設定部130aは、セキュリティモードONの割込処理トリガが有ると判断してもよい。また、Cube1の操作部104からユーザ操作によりセキュリティモード実行指示があった場合、モード設定部130aは、セキュリティモードONの割込処理トリガが有ると判断してもよい。
次いで、セキュリティモードONの割込処理トリガが有った場合(S123/Yes)、モード設定部130aはセキュリティモード(記憶モード)を設定し、撮像制御部130bは、撮像部3により周囲の撮像を開始する。また、セキュリティモード(記憶モード)を設定に伴い、記憶制御部130cは、撮像部3により撮像された撮像画像を記憶部110に記憶するよう制御する。これにより、本実施形態によるCube1は監視カメラとして機能することができる。
次に、セキュリティモードOFFの割込処理トリガが有った場合(S129/Yes)、ステップS132において、CPU100−1のモード設定部130aは、セキュリティモードをOFFし、撮像制御部130bによる撮像制御、記憶制御部130cによる記憶制御が終了する。セキュリティモードOFFの割込処理トリガとは、例えば予め登録した家族のタブレット端末20がCube1に近づいたこと、Cube1の全側面にタブレット端末20が取り付けられたこと、または操作部104から入力された手動によるセキュリティモード終了指示等である。また、セキュリティモードOFFの後処理として、CPU100−1は、例えば記憶部110に記憶した撮像画像を圧縮して、撮像年月日や時間帯と共に所定の記憶領域に移動させる。
一方、画像転送モードONの割込処理トリガが有った場合(S135/Yes)、ステップS138において、モード設定部130aは画像転送モードを設定し、転送制御部130dは、撮像部3により撮像された所定範囲の撮像画像を所定のタブレット端末20に送信する制御を開始する。画像転送モードONの割込処理トリガとは、例えば1または複数のタブレット端末20からの画像転送要求、または操作部104からの手動による要求指示等である。転送制御部130dは、画像転送要求元のタブレット端末20や、手動により設定されたタブレット端末20に対して、所定範囲の撮像画像を送信する。
所定の範囲の撮像画像とは、Cube1を形成する各面のうち少なくともいずれかの面から外方向を撮像した撮像画像である。例えば、転送制御部130dは、タブレット端末20が取り外された面から外方向を撮像した撮像画像を、当該タブレット端末20に送信するよう制御してもよい。
これにより、本実施形態によるCube1は、画像転送が可能な監視カメラとして機能し、また、転送された画像がタブレット端末20に表示されることで、ユーザは、他の場所に居てもCube1の周囲の様子を視認することができる。
次いで、画像転送モードOFFの割込処理トリガが有った場合(S141/Yes)、ステップS144において、モード設定部130aは、画像転送モードをOFFし、転送制御部130dによる撮像画像の送信制御が終了する。画像転送モードOFFの割込処理トリガは、例えば1または複数のタブレット端末20からの画像転送中止要求があった場合、または手動により画像転送モード終了指示が操作部104から入力された場合等である。また、画像転送モードOFFの後処理として、CPU100−1は、例えば転送要求元のタブレット端末20のデバイスIDやユーザIDを削除する。
一方、画像転送モードOFFの割込処理トリガではなく(S141/No)、右/左移動モードの割込処理トリガが有った場合(S147/Yes)、ステップS150において、モード設定部130aは、右/左移動モードを設定し、転送制御部130dは、転送する撮像画像の範囲を、所定範囲(所定角度)分、右/左にずらす(移動させる)よう制御する。例えば現在送信している撮像画像が、Cube1を形成する立体形状の筐体の各面のうち1の面の外方向を撮像した撮像画像の場合、転送制御部130dは、当該1の面の右隣または左隣の面から外方向を撮像した撮像画像を送信するよう切り替える。右/左移動モードの割込処理トリガとは、例えば1または複数のタブレット端末20からの右/左移動要求、または操作部104からの手動による要求指示等である。
そして、ステップS153において、右/左移動モード終了の割込処理トリガが有るまで、転送制御部130dは、上記S150に示す撮像画像の転送範囲の右/左移動を続ける。
次いで、図6のステップS160において、CPU100−1は、報知モードONの割込処理トリガが有るか否か判断する。報知モードONの割込処理トリガとは、例えば1または複数のタブレット端末20からの報知モード設定要求、または操作部104からの手動による要求指示等である。
次に、報知モードONの割込処理トリガが有った場合(S160/Yes)、ステップS163において、モード設定部130aは報知モードを設定し、報知制御部130eは、報知モードの設定に応じて、検出情報(検出方法、検出条件等)や報知情報(報知方法、報知条件等)の設定を行い、検出を開始する。検出情報や報知情報の設定内容は初期設定のものであってもよいし、ユーザにより任意に指定されたものであってもよい。
報知制御部130eは、検出方法として、使用するセンサ(撮像センサ、人感センサ、加速度センサ等)を設定し、また、検出条件として、不審者を検出した場合や火災を検出した場合等の条件を設定する。不審者を検出した場合とは、例えば顔認識により予め登録されたユーザ以外の顔が認識された場合や、人間を検出してから所定時間内に解除パスワードが入力されなかった場合等である。また、報知制御部130eは、報知方法として、アラーム/サイレンの出力、警察/消防署等への通報等を設定し、また、報知条件として、アラーム出力後所定の時間内に解除パスワードが入力されなかった場合は警察へ通報する等の条件を設定する。これにより、本実施形態によるCube1は、防犯/防災装置として機能することができる。
次いで、設定した所定の検出があった場合(S166/Yes)、ステップS169において、報知制御部130eは、設定した報知情報にしたがって、報知処理を行う。
一方、報知モードOFFの割込処理トリガが有った場合(S166/No、S169/Yes)、ステップS172において、モード設定部130aは、報知モードを解除し、報知制御部130eによる報知制御は終了する。報知モードOFFの割込処理トリガは、例えば1または複数のタブレット端末20からの報知解除要求があった場合、または手動により報知モード終了指示が操作部104から入力された場合等である。また、CPU100−1は、後処理として、各種センサによる検出を終了させたり、検出履歴や報知履歴を記憶部110に記憶させたりする。
続いて、ステップS175において、CPU100−1は、光学迷彩(カモフラージュ)モードONの割込処理トリガが有るか否か判断する。光学迷彩モードONの割込処理トリガとは、例えば1または複数のタブレット端末20からの光学迷彩モード設定要求、または操作部104からの手動による要求指示等である。
次に、光学迷彩モードONの割込処理トリガが有った場合(S175/Yes)、ステップS178において、モード設定部130aは光学迷彩モードを設定し、表示制御部130fは、光学迷彩モードの設定に従って、Cube1の各面に対向面側の撮像画像を表示するよう制御する。ここで図7を参照して光学迷彩モードについて説明する。
表示制御部130fは、図7に示すように、Cube1を形成する立方体形状の面S1、S2に設けられている表示部2A、2Bに、それぞれ面S1、S2と対向する面に設けられている撮像部3D、3Eで撮像した対向面側の撮像画像P1、P2を表示する。表示制御部130fは、撮像部3D、3Eで撮像した対向面側の撮像画像P1、P2をリアルタイムで表示してもよい。これにより、Cube1は疑似的に透明化され、視点V1や視点V2からCube1を見た場合にCube1に気付きにくくなる。
また、表示制御部130fは、Cube1の上面S3に設けられている表示部2Cには、図7に示すように何ら表示しなくともよいし、上面S3に連結する面S1、S2の表示部2A、2Bに表示されている撮像画像P1、P2に基づいて生成した画像を表示してもよい。具体的には、例えば表示制御部130fは、表示部2Cの対向する2組の頂点をそれぞれ結ぶ2本の線で表示領域を四等分し、面S1と連結する側の表示領域には撮像画像P1に基づいて生成した画像を表示し、面S2と連結する側の表示領域には撮像画像P2に基づいて生成した画像を表示する。
次に、光学迷彩モードOFFの割込処理トリガが有った場合(S181/Yes)、ステップS184において、モード設定部130aは、光学迷彩(カモフラージュ)モードを解除し、表示制御部130fによる表示制御は終了する。光学迷彩モードOFFの割込処理トリガは、例えば1または複数のタブレット端末20からの迷彩中止要求があった場合、または手動により光学迷彩モード終了指示が操作部104から入力された場合等である。また、CPU100−1は、後処理として、例えば光学迷彩用に一時保存していた撮像画像P1、P2を削除する。
以上、第1の実施形態によるCube1によるセキュリティモードの実行について詳細に説明した。なお本実施形態によるCube1は、Cube1に着脱可能に取り付けられたタブレット端末20の撮像部23によりCube1の周囲の撮像画像を取得し、当該撮像画像を用いたセキュリティモードを実行することも可能である。また、Cube1は、光学迷彩モードにおいて、Cube1に着脱可能に取り付けられたタブレット端末20の表示部22に、所定の撮像画像を表示するよう制御することも可能である。
<3−2.第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態として、Cube1、Cube1に着脱可能なタブレット端末20、およびサーバ30によるコンテンツ出力システムについて説明する。本実施形態では、Cube1の各面に取り付けられたタブレット端末20から、タブレット端末20に対応する識別情報であるID(デバイスID/所有者ID)に応じたコンテンツ(ユーザへの推薦コンテンツ)が出力されることで、利便性がより向上する。
ここで、図8を用いて本実施形態による概要を説明する。図8は、第2の実施形態によるコンテンツ出力システムの概要を説明するための図である。図8左に示すように、例えばCube1の面S1に、タブレット端末20Aが取り付けられると、タブレット端末20Aの表示部22Aには、タブレット端末20Aの所有者であるユーザAに応じたコンテンツが表示される。ユーザAに応じたコンテンツとは、例えばユーザAの性別、年齢、閲覧履歴、視聴履歴等に基づいて推薦されるコンテンツである。図8左に示す例では、ユーザAが父親であって、趣味がゴルフの場合、Cube1に取り付けられたタブレット端末20Aの表示部22Aには、例えばゴルフのニュース映像が表示される。
次に、図8中央に示すように、Cube1の面S2に、新たなタブレット端末20Bが取り付けられると、タブレット端末20A、20Bの表示部22A、22Bには、タブレット端末20A、20Bの各所有者であるユーザAとユーザBに応じたコンテンツが表示される。ユーザAとユーザBに応じたコンテンツとは、ユーザAとユーザBに共通して推薦されるコンテンツである。例えば、写真コンテンツやビデオコンテンツに、予め顔認識(自動)や手動により人物タグ情報が付加されている場合、ユーザAのタグとユーザBのタグが付加されている写真/ビデオコンテンツが、共通して推薦されるコンテンツとして表示される。また、ユーザAとユーザBに共通する趣味のニュース映像等が表示されてもよい。
さらに、図8右に示すように、Cube1の上面S3に、新たなタブレット端末20Cが取り付けられると、タブレット端末20A〜20Cの表示部22A〜22Cには、タブレット端末20A〜20Cの各所有者であるユーザA、ユーザB、およびユーザCに応じたコンテンツが表示される。ユーザA、ユーザB、およびユーザCに応じたコンテンツとは、ユーザA、ユーザB、およびユーザCに共通して推薦されるコンテンツである。例えば、ユーザA、ユーザB、およびユーザCが家族の場合、ファミリー向けのレジャー施設や飲食店等の案内画像が表示される。
なお、複数のタブレット端末20がそれぞれ貼り付けられた面(位置)同士の位置関係を考慮して、各タブレット端末20の所有者間の共通性に重み付けを行った上で、各タブレット端末20に表示するコンテンツが選出されてもよい。具体的には、例えば離れた面に取り付けられたタブレット端末20の所有者よりも、隣接する面に取り付けられたタブレット端末20の所有者と共通して推薦されるコンテンツが優先的に選出され、表示される。
以上説明したようなCube1に着脱可能に取り付けられたタブレット端末20からのコンテンツ出力制御は、Cube1側で行ってもよいし、タブレット端末20側で行ってもよいし、サーバ30側で行ってもよい。ここでは、一例として、タブレット端末20とサーバ30が主体的に本実施形態によるコンテンツ出力制御を行う場合について、図9〜図15を参照して説明する。
(3−2−1.タブレット端末20の構成)
図9は、本実施形態によるタブレット端末20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、タブレット端末20は、例えば、近接通信・充電アンテナ217、近接通信・充電処理部216、GPSアンテナ220、GPS処理部219、Wifiアンテナ222、Wifi処理部221、地磁気センサ212、加速度センサ213、ジャイロセンサ214、撮像部23、CPU200、ROM202、RAM203、操作部204、表示部22、デコーダ206、スピーカ24、エンコーダ208、マイク25、および記憶部210を有する。各構成の基本的な機能は、図2を参照して説明したCube1の各構成と同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
なお、近接通信・充電アンテナ217は、近接(非接触および接触を含む)するCube1と無線通信を行うことにより、データの送受信と、電力の受給を行うことができる。
また、本実施形態によるCPU200は、図10を参照して後述するCPU200−1として機能する。
以上、第2の実施形態によるタブレット端末20のハードウェア構成について説明した。なおタブレット端末20は、図9に示す構成に限定されず、演算部(CPU200)、各出力部(表示部22、マイク25)、各入力部(撮像部23、操作部204)、通信部等の最低限の構成しか有しないシンクライアント端末であってもよい。
続いて、本実施形態によるタブレット端末20が有するCPU200−1の機能構成について図10を参照して説明する。
図10は、第2の実施形態によるタブレット端末20のCPU200−1の機能構成を示すブロック図である。図10に示すように、本実施形態によるCPU200−1は、ID要求部230、コンテンツ要求部231、コンテンツ出力制御部232、および取り外し通知部233として機能する。
ID要求部230は、近接通信・充電処理部216によりCube1への取り付けが検知された場合、Cube1に対応するIDの送信を要求する。Cube1に対応するIDとは、Cube IDおよびグループIDの少なくともいずれかであって、本実施形態では一例としてCube1からCube IDを取得した場合について説明する。ID要求部230は、取得したCube IDをコンテンツ要求部231に供給する。
コンテンツ要求部231は、当該タブレット端末20がCube1に取り付けられた場合、サーバ30に対してコンテンツの送信を要求する。具体的には、コンテンツ要求部231は、ID要求部230により取得されたCube IDと、当該タブレット端末20に対応するIDと共に、Wifiアンテナ222を介してネットワーク上のサーバ30に対して要求する。タブレット端末20に対応するIDとは、タブレット端末20固有のデバイスID、およびタブレット端末20の所有者を示すユーザIDの少なくともいずれかである。
コンテンツ出力制御部232は、サーバ30から要求に応じて送信された推薦コンテンツを表示部22またはスピーカ24から出力するよう制御する。
取り外し通知部233は、当該タブレット端末20がCube1から取り外された場合、サーバ30に対して、取り外された旨を通知する。この際、取り外し通知部233は、Cube ID、およびデバイスIDまたはユーザIDを併せて通知してもよい。
(3−2−2.サーバ30の構成)
以上、第2の実施形態によるタブレット端末20の構成について詳細に説明した。続いて、図11を参照して第2の実施形態によるサーバ30の構成について詳細に説明する。
図11は、第2の実施形態によるサーバ30の構成の一例を示すブロック図である。図11に示すように、サーバ30は、通信部31、登録管理部32、IDデータベース33、コンテンツ情報生成部34、およびコンテンツデータベース35を有する。
通信部31は、ネットワークを介してCube1やタブレット端末20とデータ通信を行う。具体的には、本実施形態による通信部31は、タブレット端末20からコンテンツ送信要求を受信し、また、タブレット端末20に対してコンテンツ情報を送信する。
登録管理部32は、IDデータベース33に格納されるグループID、Cube ID、ユーザID、およびデバイスIDの対応付けを管理し、また、新たなIDの登録や、登録済みIDの削除を行う。また、サーバ30側がIDデータベース33を有することで、複数のCube1がサーバ30に接続されている場合に、グループIDと複数のCube IDとの対応付けや、複数のCube IDと各ユーザID/デバイスIDとの対応付けを管理することができる。
ここで、IDデータベース33に格納される各IDの対応付けの一例を図12に示す。図12に示すように、グループIDは、複数のユーザIDが属するグループの属性である。図12に示す例では、ユーザA〜ユーザCがグループA(例えば「家族」)に属している。
また、Cube IDは、各Cube固有のIDであって、グループIDより下のサブグループIDの概念として使用される。例えば、本システムにおいて、1家族で複数のCube1を使用する場合(台所にCube1Aを置いて、寝室にCube1Bを置く等)、Cube固有のIDが使用される。また、本システムにおいて、グループが1つしかない場合は、Cube IDをグループIDそのものとして使うこともできる。
ユーザIDは、ユーザ固有のIDであって、Cube IDに対応付けられる。
デバイスIDは、各タブレット端末固有のIDであって、ユーザIDに対応付けられる。ユーザCのように、一人で複数のタブレット端末を所有する場合、タブレット端末に対応するIDとしてユーザID「ユーザC」のみを用いると各タブレット「タブレットC」「タブレットD」の識別が困難であるので、タブレット端末固有のデバイスIDが用いられる。また、デバイスIDは、Cube IDに直接対応付けられてもよい。
図12に示す例では、現在、Cube1AにユーザA所有のタブレット端末20AおよびユーザB所有のタブレット端末20Bが対応付けられて登録され、Cube1BにユーザC所有のタブレット端末20C・20Dが対応付けられて登録されている状態である。かかる対応付けの関係は、登録管理部32により変更され得る。
コンテンツ情報生成部34は、要求元のタブレット端末20でコンテンツを出力するための情報を生成する。コンテンツを出力するための情報とは、コンテンツそのもののデータや、コンテンツのURL、または、要求元のタブレット端末20が取り付けられているCube1に取り付けられている他のタブレット端末20のID等である。
具体的には、コンテンツ情報生成部34は、要求元のタブレット端末20から送信されたデバイスID(またはユーザID)と、Cube ID(またはグループID)に応じたコンテンツ情報を生成する。例えばコンテンツ情報生成部34は、コンテンツデータベース35に格納されているコンテンツに付加されているタグ情報や、各ユーザへの推薦コンテンツのリストを参照し、タブレット端末20に推薦するコンテンツを抽出する。各ユーザへの推薦コンテンツのリストは、予め各ユーザの年齢、性別、趣味、閲覧履歴、視聴履歴等の各種情報を解析して各ユーザに推薦される推薦コンテンツがリスト化されたものである。
また、コンテンツ情報生成部34は、要求元のタブレット端末20から送信されたデバイスID/ユーザIDと、要求元のタブレット端末20が取り付けられているCube1に取り付けられている他のタブレット端末20のデバイスID/ユーザIDとに応じたコンテンツ情報を生成してもよい。コンテンツ情報生成部34は、要求元のタブレット端末20が取り付けられているCube1に取り付けられている他のタブレット端末20の有無に関し、IDデータベース33に格納されている各IDの対応付けを参照して把握することができる。
(3−2−3.動作処理)
続いて、第2の実施形態によるコンテンツ出力制御システムの動作処理について、図13〜図15を参照して説明する。
図13は、第2の実施形態によるコンテンツ出力制御システムにおいて、タブレット端末20Aが取り付けられた場合の動作処理を示すフローチャートである。図13に示すように、まず、ステップS203において、タブレット端末20Aは、近接通信・充電処理部216によりCube1への取り付けが検知されたか否かを判断する。
次いで、Cube1への取り付けが検知されると(S203/Yes)、ステップS204において、タブレット端末20AのID要求部230は、Cube1に対してIDの送信要求を行う。
次に、ステップS206において、Cube1は、Cube1に対応するID(識別情報)として、グループIDまたはCube IDをタブレット端末20Aに送信する。また、Cube1は、タブレット端末20Aが、Cube1のどの面に取り付けられたかを示す取り付け位置IDを併せて送信してもよい。
次いで、ステップS209において、タブレット端末20Aのコンテンツ要求部231は、サーバ30に対して、タブレット端末20Aに対応するIDと、Cube1に対応するIDを送信し、コンテンツ要求を行う。タブレット端末20Aに対応するIDとは、ユーザID(例えば「ユーザA」)またはデバイスIDであって、Cube1に対応するIDとは、Cube ID(例えば「CubeA」)またはグループID(例えば「グループA」)である。さらに、タブレット端末20Aは、Cube1から取り付け位置IDを取得している場合、当該取り付け位置IDもコンテンツ要求と共にサーバ30に送信する。
次に、ステップS212において、サーバ30は、通信部31を介してタブレット端末20Aから送信されたコンテンツ要求に応じて、まず、登録管理部32により、ユーザIDを、Cube ID/グループIDに対応付けてIDデータベース33に登録する。
続いて、ステップS215において、コンテンツ情報生成部34は、IDデータベース33を参照して、ユーザAのIDに対応付けられたCube IDまたはグループIDに属する全てのユーザID(ここでは、ユーザAのID)を認識し、当該ユーザIDに推薦するコンテンツ情報を生成する。ここでは、Cube IDまたはグループIDに属する全てのユーザIDが、ユーザAのIDのみと想定するので、推薦するコンテンツ情報を生成する際に、取り付け位置IDは特に考慮されない。
次いで、ステップS218において、サーバ30は、コンテンツ情報生成部34により生成されたユーザA用のコンテンツ情報を、通信部31を介して要求元のタブレット端末20Aに送信する。
そして、ステップS221において、タブレット端末20Aは、コンテンツ出力制御部232により、サーバ30から送信されたコンテンツ情報に基づいて、コンテンツを出力するよう制御する。例えばコンテンツ情報がコンテンツそのもののデータである場合、コンテンツ出力制御部232は、当該データを表示部22Aまたはスピーカ24から出力する。また、コンテンツ情報がURLである場合、コンテンツ出力制御部232は、URLに基づいて所定の格納場所からコンテンツを取得し、出力する。
以上、タブレット端末20AがCube1に取り付けられた際に、タブレット端末20AにユーザA用の推薦コンテンツが出力される動作処理について説明した。続いて、Cube1に、他のタブレット端末20Bが新たに取り付けられた場合におけるタブレット端末20A、20Bの出力制御について図14を参照して説明する。
図14は、第2の実施形態によるコンテンツ出力制御システムにおいて、新たにタブレット端末20Bが取り付けられた場合の動作処理を示すフローチャートである。図14に示すように、まず、ステップS224において、タブレット端末20Bは、近接通信・充電処理部216によりCube1への取り付けが検知されたか否かを判断する。
次いで、Cube1への取り付けが検知されると(S224/Yes)、ステップS225において、タブレット端末20BのID要求部230は、Cube1に対してIDの送信要求を行う。
次に、ステップS227において、Cube1は、Cube1に対応するID(識別情報)として、グループIDまたはCube IDをタブレット端末20Bに送信する。また、Cube1は、タブレット端末20BがCube1のどの面に取り付けられたかを示す取り付け位置IDもタブレット端末20Bに送信してもよい。
次いで、ステップS230において、タブレット端末20Bのコンテンツ要求部231は、サーバ30に対して、タブレット端末20Bに対応するIDと、Cube1に対応するIDを送信し、コンテンツ要求を行う。タブレット端末20Bに対応するIDとは、ユーザID(例えば「ユーザB」)またはデバイスIDであって、Cube1に対応するIDとは、Cube ID(例えば「CubeA」)またはグループID(例えば「グループA」)である。さらに、タブレット端末20Bは、Cube1から取り付け位置IDを取得している場合、当該取り付け位置IDもコンテンツ要求と共にサーバ30に送信する。
次に、ステップS233において、サーバ30は、通信部31を介してタブレット端末20Bから送信されたコンテンツ要求に応じて、まず、登録管理部32により、ユーザIDを、Cube ID/グループIDに対応付けてIDデータベース33に登録する。
続いて、ステップS236において、コンテンツ情報生成部34は、IDデータベース33を参照し、ユーザBのIDに対応付けられたCube ID/グループIDに属する全てのユーザID(ユーザAのIDおよびユーザBのID)を認識し、当該ユーザIDに推薦するコンテンツ情報を生成する。この際、コンテンツ情報生成部34は、タブレット端末20AのCube1における取り付け位置と、タブレット端末20BのCube1における取り付け位置との位置関係を考慮して、ユーザAおよびユーザBに推薦するコンテンツ情報を生成してもよい。
次いで、ステップS239において、サーバ30は、コンテンツ情報生成部34により生成されたユーザAおよびユーザB用のコンテンツ情報を、通信部31を介してユーザAのタブレット端末20Aに送信する。
そして、ステップS242において、タブレット端末20Aは、コンテンツ出力制御部232により、サーバ30から送信されたコンテンツ情報に基づいて、コンテンツを出力するよう制御する。
また、ステップS245において、サーバ30は、コンテンツ情報生成部34により生成されたユーザAおよびユーザB用のコンテンツ情報を、通信部31を介して要求元であるユーザBのタブレット端末20Bに送信する。
そして、ステップS248において、タブレット端末20Bは、コンテンツ出力制御部232により、サーバ30から送信されたコンテンツ情報に基づいて、コンテンツを出力するよう制御する。例えばコンテンツ情報が、他のユーザID(ユーザAのID)である場合、コンテンツ出力制御部232は、他のユーザIDと当該タブレット端末20BのユーザID(ユーザBのID)がタグ付けされたコンテンツ(写真画像やビデオ等)を記憶部210等から取得し、出力する。
以上、Cube1に、タブレット端末20Aに加えて、タブレット端末20Bが取り付けられた際に、タブレット端末20A、20BにユーザA、ユーザB用の推薦コンテンツが出力される動作処理について説明した。このように、Cube1にタブレット端末20Bが追加されると、既に取り付けられていたタブレット端末20Aへの推薦コンテンツが自動的に更新され、タブレット端末20Aとタブレット端末20Bに対して共通して推薦されるコンテンツが出力される。続いて、Cube1に取り付けられたタブレット端末20Aが取り外された場合におけるタブレット端末20Bの出力制御について図15を参照して説明する。
図15は、第2の実施形態によるコンテンツ出力制御システムにおいて、タブレット端末20Aが取り外された場合の動作処理を示すフローチャートである。図15に示すように、まず、ステップS251において、タブレット端末20Aは、近接通信・充電処理部216により当該タブレット端末20AがCube1から取り外されたことが検知されたか否かを判断する。
次いで、Cube1からの取り外しが検知されると(S251/Yes)、ステップS254において、タブレット端末20Aの取り外し通知部233は、サーバ30に対して、タブレット端末20Aに対応するID(例えばユーザAのID)と共に、取り外し通知を行う。この際、取り外し通知部233は、タブレット端末20Aに対応するIDに加えて、取り外されたCube IDを送信してもよい。また、タブレット端末20Aは、表示部22Aに表示していた推薦コンテンツを継続して表示していてもよいし、Cube1から取り外されたことをトリガとして推薦コンテンツの表示を終了してもよい。
次に、ステップS257において、サーバ30は、通信部31を介してタブレット端末20Aから送信された取り外し通知に応じて、登録管理部32により、IDデータベース33に格納されている各IDの対応付けから、ユーザAのIDの登録を削除する。
続いて、ステップS260において、コンテンツ情報生成部34は、IDデータベース33を参照し、削除されたユーザAのIDに対応付けられていたCube ID/グループIDに属する全てのユーザID(ユーザBのID)を認識し、当該ユーザIDに推薦するコンテンツ情報を生成する。若しくは、コンテンツ情報生成部34は、取り外し通知とともにCube IDが送信された場合、当該Cube IDに属する全てのユーザID(ユーザBのID)を認識し、当該ユーザIDに推薦するコンテンツ情報を生成する。
次いで、ステップS263において、サーバ30は、コンテンツ情報生成部34により生成されたユーザB用のコンテンツ情報を、通信部31を介してユーザBのタブレット端末20Bに送信する。
そして、ステップS266において、タブレット端末20Bは、コンテンツ出力制御部232により、サーバ30から送信されたコンテンツ情報に基づいて、コンテンツを出力するよう制御する。
以上、Cube1からタブレット端末20Aが取り外された場合における本システムのコンテンツ出力制御処理について説明した。このように、Cube1からタブレット端末20Aが取り外されると、他に取り付けられているタブレット端末20Bへの推薦コンテンツが自動的に更新され、タブレット端末20Bに対して推薦されるコンテンツが出力される。
上述したように、本実施形態によるタブレット端末20のIDに応じた推薦コンテンツのタブレット端末20への出力制御は、タブレット端末20とサーバ30により主体的に行われる。しかしながら、本実施形態による出力制御は、タブレット端末20とサーバ30が主体的に行う場合に限定されず、上述したように、例えばCube1側で行ってもよい。以下、本実施形態の変形例として、Cube1が主体的に推定コンテンツの出力制御を行う場合について、図16〜図17を参照して説明する。
(3−2−4.変形例)
図16は、第2の実施形態の変形例によるCube1のCPU100−2の機能構成を説明するためのブロック図である。図16に示すように、CPU100−2は、ID要求部132a、登録管理部132b、コンテンツ情報生成部132c、およびコンテンツ出力制御部132dとして機能する。
ID要求部132aは、当該Cube1の面にタブレット端末20が取り付けられたことが近接通信・充電処理部116により検知された場合、タブレット端末20に対して、タブレット端末20に対応するID(デバイスIDおよびユーザIDの少なくともいずれか)の送信を要求する。ID要求部230は、取得したユーザID(またはデバイスID)を登録管理部132bに供給する。
登録管理部132bは、記憶部110のIDデータベース110aに格納されるユーザID/デバイスIDを管理する。具体的には、登録管理部132bは、新たなユーザID/デバイスIDの登録や、登録済みユーザID/デバイスIDの削除を行う。
コンテンツ情報生成部132cは、タブレット端末20がCube1に取り付けられると、タブレット端末20のユーザID/デバイスIDに応じたコンテンツ情報を生成する。具体的には、コンテンツ情報生成部132cは、タブレット端末20の所有者であるユーザの年齢、性別、趣味、閲覧履歴、視聴履歴等に基づいてユーザに推薦するコンテンツを出力するためのコンテンツ情報を生成する。推薦コンテンツは、当該Cube1が内蔵する記憶部110のコンテンツデータベース110bから取得されてもよいし、Wifiアンテナ122を介してネットワーク上の所定のコンテンツサーバから取得されてもよい。また、コンテンツデータベース110bには、各ユーザへの推薦コンテンツのリストが格納されていてもよい。
この際、コンテンツ情報生成部132cは、IDデータベース110aを参照し、現在当該Cube1に取り付けられている他のタブレット端末20のユーザID/デバイスIDを認識し、全ユーザID/デバイスIDに共通して推薦できるコンテンツの情報を取得する。また、コンテンツ情報生成部132cは、複数のタブレット端末20がCube1に取り付けられている場合、各タブレット端末20が取り付けられている面の位置関係を考慮して、推薦コンテンツを取得してもよい。具体的には、例えばコンテンツ情報生成部132cは、離れた面に取り付けられているタブレット端末同士よりも、隣り合う面に取り付けられているタブレット端末同士に共通して推薦できるコンテンツを優先して取得する。
コンテンツ出力制御部132dは、コンテンツ情報生成部132cにより生成された推薦コンテンツの情報に基づいて、Cube1の面に取り付けられたタブレット端末20の表示部22またはスピーカ24から出力するよう制御する。具体的には、コンテンツ出力制御部132dは、近接通信・充電アンテナ117を介して推薦コンテンツの情報をタブレット端末20に送信し、タブレット端末20から出力するよう制御する。
以上、第2の実施形態の変形例によるCube1のCPU100−2の機能構成について説明した。このように、Cube1は、取り付けられたタブレット端末20と通信してIDを取得し、当該IDに応じてユーザに推薦できるコンテンツをタブレット端末20の出力部から出力させるという連携動作を行うことができる。なお複数のタブレット端末20A、20BがCube1に取り付けられている場合、コンテンツ情報生成部132cは、近接通信・充電アンテナ117を介して例えばタブレット端末20Aから推薦コンテンツを取得してもよい。この場合、コンテンツ出力制御部132dは、取得した推薦コンテンツを、近接通信・充電アンテナ117を介して他のタブレット端末20Bに送信し、タブレット端末20A、20Bにおいて同推薦コンテンツを出力するよう制御することができる。続いて、第2の実施形態の変形例による動作処理について図17を参照して説明する。
図17は、第2の実施形態の変形例による出力制御処理を示すフローチャートである。図17に示すように、まず、ステップS273において、Cube1は、近接通信・充電処理部116によりCube1の面へのタブレット端末20の取り付けが検知されたか否かを判断する。
次いで、Cube1への取り付けが検知されると(S273/Yes)、ステップS275において、Cube1のID要求部132aは、タブレット端末20に対してIDの送信要求を行い、タブレット端末20に対応するIDを取得する。ここでは、タブレット端末20Aが取り付けられた場合を想定して説明する。Cube1のID要求部132aは、タブレット端末20Aから取得したID(ユーザID/デバイスID)を登録管理部132bに供給する。登録管理部132bは、IDデータベース110aに、ID要求部132aが取得したタブレット端末20AのID(例えばユーザAのID)を登録する。
次に、ステップS277において、コンテンツ情報生成部132cは、IDデータベース110aを参照して、現在Cube1に取り付けられている全てのタブレット端末20のID(ここでは、ユーザAのID)を認識し、ユーザAに推薦するコンテンツ情報を生成する。
そして、ステップS279において、コンテンツ出力制御部132dは、コンテンツ情報生成部132cに生成されたコンテンツ情報に基づいて、ユーザAに推薦するコンテンツをタブレット端末20Aから出力するよう制御する。
続いて、Cube1の他の面への新たなタブレット端末20の取り付けが検知されると(ステップS281/Yes)、ステップS283において、Cube1のID要求部132aは、タブレット端末20に対してIDの送信要求を行う。ここでは、タブレット端末20Bが新たに取り付けられた場合を想定して説明する。Cube1のID要求部132aは、タブレット端末20Bから取得したID(ユーザID/デバイスID)を登録管理部132bに供給する。登録管理部132bは、IDデータベース110aに、ID要求部132aが取得したタブレット端末20BのID(例えばユーザBのID)を登録する。
次に、ステップS285において、コンテンツ情報生成部132cは、IDデータベース110aを参照し、現在Cube1に取り付けられている全てのタブレット端末20のID(ここではユーザA及びユーザBのID)を認識する。また、コンテンツ情報生成部132cは、ユーザA及びユーザBに共通して推薦するコンテンツ情報を生成する。
そして、ステップS287において、コンテンツ出力制御部132dは、コンテンツ情報生成部132cに生成されたコンテンツ情報に基づいて、ユーザA、ユーザBに推薦するコンテンツをタブレット端末20A、20Bから出力するよう制御する。
続いて、ステップS289において、Cube1は、近接通信・充電処理部116によりCube1からタブレット端末20が取り外されたことが検知されたか否かを判断する。
タブレット端末20の取り外しが検知されると(S289/Yes)、ステップS291において、登録管理部132bは、取り外されたタブレット端末20のIDを、IDデータベース33から削除する。ここでは、タブレット端末20Aが取り外された場合を想定して説明する。この場合、登録管理部132bは、タブレット端末20AのユーザID(ユーザAのID)を、IDデータベース33から削除する。
次いで、ステップS293において、コンテンツ情報生成部132cは、IDデータベース110aを参照し、現在Cube1に取り付けられている全てのタブレット端末20のID(ここではユーザBのID)を認識し、ユーザBに推薦するコンテンツ情報を生成する。
そして、ステップS295において、コンテンツ出力制御部132dは、コンテンツ情報生成部132cに生成されたコンテンツ情報に基づいて、ユーザBに推薦するコンテンツをタブレット端末20Bから出力するよう制御する。
以上、第2の実施形態による出力制御システムについて詳細に説明した。なおタブレット端末20がCube1に取り付けられた際に、いずれか一方からのIDの送信要求(ID要求部230、ID要求部132aによる要求)に応じて、他方がIDを送信しているが、本実施形態によるID送信のタイミングはこれに限定されない。例えば、Cube1へのタブレット端末20の取り付けが検知されたことをトリガとして、一方から他方に自動的にIDを送信してもよい。さらに、上記第2の実施形態およびその変形例では、図8に示すように、複数のユーザIDに基づいて生成した同じコンテンツ情報を、Cube1に取り付けられている複数のタブレット端末20に出力しているが、本実施形態による出力制御はこれに限定されない。例えば、本実施形態では、複数のユーザID(またはデバイスID)に基づいて生成した複数の異なるコンテンツ情報を、Cube1に取り付けられている複数のタブレット端末20からそれぞれ出力することも可能である。
<3−3.第3の実施形態>
次に、本開示の第3の実施形態について図18〜図22を参照して説明する。第3の実施形態によるCube1は、各面にタブレット端末20のIDを対応付け、当該IDが対応付けられた面に対する呼び出し操作に応じて、面を介して、遠隔にあるタブレット端末20との双方向通信を実現するといった連携動作を行うことができる。以下、図18を参照して第3の実施形態の概要について説明する。
図18は、第3の実施形態によるCube1の面を介したタブレット端末20との双方向通信の概要を説明するための図である。図18に示すように、本実施形態によるCube1は、Cube1を形成する立方体形状の各面に着脱可能に取り付けられているタブレット端末20のIDを、各面に対応付けて記憶する。
具体的には、図18左に示すように、Cube1の面S1には、面S1に取り付けられているタブレット端末20AのID(ユーザID/デバイスID)を対応付けて記憶し、面S2には、面S2に取り付けられているタブレット端末20BのIDを対応付けて記憶する。
次いで、図18中央に示すように、Cube1の面S1からタブレット端末20Aが取り外されても、Cube1は、面S1とタブレット端末20AのIDとの対応付けを記憶し続ける。ここでは、Cube1からタブレット端末20Aが取り外される場合として、例えば家庭において、リビングにCube1が置かれている場合に、ユーザAが自分のタブレット端末20AをCube1から取り外して自室に持っていった場合が想定される。
Cube1は、図18中央に示すように、面S1に固定されている表示部2Aに、現在対応付けて記憶されているタブレット端末20AのIDで示される所有者(ユーザA)を明示する画像を表示する。例えばCube1は、予め各所有者用に設定された色、名前、顔画像、アイコン、アバター、キャラクター等の少なくともいずれかにより、Cube1の面に対応付けられているタブレット端末20の所有者を識別可能に明示する。これにより、面S1にユーザAが対応付けられていることが直感的に把握される。
この場合、図18中央に示すように、例えばユーザBが面S1をノック等して、ユーザAを呼び出すことができる。具体的には、Cube1は、面S1がノックされたことを検知すると、面S1に対応付けられているIDに基づいて、タブレット端末20Aの呼び出しを行う。例えばCube1は、Wifiアンテナ122からネットワークを介して、または通話及び通信用の携帯電話網と無線で接続する機能を有する電話網アンテナ(不図示)から携帯電話網を介して、タブレット端末20Aを呼び出す。
そして、タブレット端末20Aが呼び出しに応答すると、図18右に示すように、Cube1の面S1に固定された撮像部3A、スピーカ4A、マイク(不図示)等を介して、タブレット端末20Aとの通話やビデオチャットが実現される。
以上、本実施形態の概要について説明した。続いて、本実施形態によるCube1が有するCPU100−3について図19を参照して説明する。
(3−3−1.機能構成)
図19は、第3の実施形態によるCube1のCPU100−3の機能構成を示すブロック図である。図19に示すように、本実施形態によるCPU100−3は、ID要求部134a、登録管理部134b、表示制御部134c、および通信制御部134dとして機能する。
ID要求部134aは、当該Cube1の面にタブレット端末20が取り付けられたことが近接通信・充電処理部116により検知された場合、タブレット端末20に対して、ID(デバイスIDおよびユーザIDの少なくともいずれか)の送信を要求する。ID要求部134aは、取得したユーザID/デバイスIDを登録管理部134bに供給する。
登録管理部134bは、記憶部110の対応面データベース110cに格納される、Cube1の各面のID(面S1、面S2、上面S3等)と、ユーザID/デバイスIDの対応付けを管理する。具体的には、登録管理部134bは、新たなユーザID/デバイスIDの登録や、登録済みユーザID/デバイスIDの削除を行う。
表示制御部134cは、対応面データベース110cを参照し、Cube1の各面に対応付けられているタブレット端末(またはその所有者であるユーザ)を明示するよう、各面に固定されている表示部2の表示を制御する。例えば表示制御部134cは、予めユーザに設定された所定の色、名前、顔画像、アイコン、アバター、キャラクター等の少なくともいずれかを、対応付けられた面の表示部2に表示するよう制御する。若しくは、表示制御部134cは、Cube1の上面に設けられた表示部2を専用ディスプレイと定義し、上面に連結する4つの側面それぞれに対応付けられたユーザを示す表示を、上面の表示部2に表示してもよい。
通信制御部134dは、Cube1を形成する各面のいずれか1面に対するユーザによる呼び出し操作に応じて、呼び出し操作が行われた面に対応付けられたタブレット端末20との通信(通話やビデオチャット等の双方向通信)を開始するよう制御する。タブレット端末20との通信は、Wifiアンテナ122からネットワークを介して、または電話網アンテナ(不図示)から携帯電話網を介して行われる。また、Cube1の面に対するユーザによる呼び出し操作(ノック等)は、例えば表示部2に積層して設けられたタッチセンサ(操作部104の一例)により検出されてもよいし、面に設けられたボタンやスイッチ(操作部104の一例)により検出されてもよい。なお本実施形態による通信制御部134dは、双方向通信の開始制御に限定されず、タブレット端末20に対する一方的な呼び出し通知を行うよう制御してもよい。呼び出し通知を受けたタブレット端末20は、表示部22を点滅させたり、表示部22に「Cube1からの呼び出しあり」と表示させたりする。
以上、本実施形態によるCPU100−3の機能構成について説明した。次に、本実施形態による動作処理について図20〜図22を参照して説明する。
(3−3−2.動作処理)
図20は、第3の実施形態によるCube1の各面に対応するIDの登録処理を示すフローチャートである。図20に示すように、まず、ステップS318において、Cube1は、近接通信・充電処理部116によりCube1へのタブレット端末20の取り付けが検知されたか否かを判断する。
タブレット端末20の取り付けが検知された場合(S303/Yes)、ステップS306において、ID要求部134aは、タブレット端末20のユーザID/デバイスIDの送信をタブレット端末20に対して要求し、取得する。ID要求部134aは、取得したタブレット端末20のIDを登録管理部134bに供給する。
次いで、ステップS309において、登録管理部134bは、対応面データベース110cを参照し、タブレット端末20が取り付けられた面に、既に他ユーザID/他デバイスIDが登録済みか否かを判断する。
他ユーザID/他デバイスIDが登録済みであった場合(S309/Yes)、ステップS312において、登録管理部134bは、登録済みの他ユーザID/他デバイスIDを、未登録の面に変更する。
例えばCube1の面S1に、ユーザCのIDが既に対応付けられ対応面データベース110cに登録されていた場合、図21左に示すように、面S1の表示部2Aには、ユーザCを明示する画像が表示されている。このような場合に、Cube1の面S1にタブレット端末20Aが取り付けられると、Cube1の登録管理部134bは、既に登録済みのユーザCのIDを、未登録の面、例えば上面S3に変更する。これに伴い、Cube1の表示制御部134cは、図21右に示すように、Cube1の上面S3の表示部2Cに、ユーザCを明示する画像を表示するよう制御する。
そして、登録変更後または他ユーザID/他デバイスIDが登録済みでない場合(S309/No)、ステップS315において、登録管理部134bは、タブレット端末20が取り付けられた面に当該タブレット端末20のIDを対応付けて対応面データベース110cに登録する。
以上、Cube1の面とタブレット端末20のIDとの対応付け処理(登録処理)について説明した。なお、上記S312で、未登録の面が無かった場合、登録管理部134bは、登録時間が最も過去の(登録が古い)IDを削除することで、未登録の面を出してもよい。続いて、タブレット端末20がCube1から取り外された後、Cube1の面に対して他ユーザによる呼び出し操作があった場合の動作処理について、図22を参照して説明する。
図22は、第3の実施形態によるCube1の通信制御処理を示すフローチャートである。図22に示すように、まず、ステップS318において、Cube1の操作部104は、タブレット端末20に対するユーザによる呼び出し操作を検知したか否かを判断する。
呼び出し操作を検知した場合(S318/Yes)、ステップS321において、通信制御部134dは、呼び出し操が検知された面に対応して登録されているタブレット端末20のユーザID/デバイスIDを対応面データベース110cから抽出する。
次いで、ステップS324において、通信制御部134dは、呼び出し操が検知された面に対応付けられたユーザID/デバイスIDが、対応面データベース110cに存在するか否かを判断する。
対応面データベース110cに存在する場合(S324/No)、通信制御部134dは、抽出したユーザID/デバイスIDに基づいて、ネットワーク/携帯電話網を介してタブレット端末20の呼び出しを行う。
次に、ステップS330において、通信制御部134dは、タブレット端末20からの呼び出し応答を検知したか否かを判断する。
呼び出し応答が検知されなかった場合(S330/No)、ステップS327において、通信制御部134dは呼び出しを繰り返す。通信制御部134dは、所定回数呼び出しを繰り返してもタブレット端末20からの応答がなかった場合、呼び出しを終了する。
一方、呼び出し応答が検知された場合(S330/Yes)、ステップS333において、通信制御部134dは、呼び出し操作に対応した通信(音声通話か、ビデオチャットか等)をタブレット端末20と開始するよう制御する。
以上、本実施形態による通信制御について説明した。なお本実施形態による通信制御は、Cube1で行われることに限定されず、例えばCube1とサーバ30により行われてもよい。具体的には、サーバ30が対応面データベースや登録管理部を有している場合、図20に示すS309〜S315の処理や、図22に示すS321〜S333の処理を、サーバ30側で行ってもよい。
<3−4.第4の実施形態>
次に、本開示の第4の実施形態について図23〜図25を参照して説明する。第4の実施形態によるCube1は、近接するタブレット端末20を検知することにより、タブレット端末20に応じたコンテンツを出力制御するといった連携動作を実現することができる。以下、図23を参照して第4の実施形態の概要について説明する。
図23は、第4の実施形態の概要を説明するための図である。図23に示すように、本実施形態によるCube1aは、タブレット端末20が近接している(近づいて来ている)ことを検知すると、タブレット端末20の所有者に対するメッセージを出力する。具体的には、例えば図23に示すように、Cube1aは、表示部2に「お帰りなさい」といった挨拶のメッセージを表示する。挨拶の内容は、時間帯に応じて適した挨拶が自動的に選択される。また、他ユーザからの伝言が登録されている場合、当該伝言が表示される。
また、本実施形態では、メッセージの表示に限定されず、メッセージの音声出力が併せて行われてもよい。例えば図23に示すように、本実施形態によるCube1bは、表示部2にエージェントを表示させ、スピーカ4からエージェントの声で「お帰りなさい」といった挨拶を音声出力させる。
以上、本実施形態の概要について説明した。続いて、本実施形態によるCube1が有するCPU100−4について図24を参照して説明する。
(3−4−1.機能構成)
図24は、第4の実施形態によるCube1のCPU100−4の機能構成を示すブロック図である。図24に示すように、本実施形態によるCPU100−4は、ID取得部136a、コンテンツ取得部136b、および出力制御部136cとして機能する。
ID取得部136aは、タブレット端末20から送信されるタブレット端末20に対応するID(デバイスID/ユーザID)を受信する。具体的には、タブレット端末20から定期的にブロードキャストされる信号を受信して当該信号からIDを取得してもよいし、撮像部3や人感センサ等によりユーザが検出されたことをトリガにタブレット端末20にポーリングを開始してIDを受信してもよい。また、ID取得部136aは、予めCube1のユーザとして設定されたIDのみを取得することもできる。これにより、設定されていないタブレット端末20からのアクセスは拒絶される。
コンテンツ取得部136bは、ID取得部136aにより取得されたタブレット端末20のIDに応じて、所定のコンテンツを取得する。所定のコンテンツは、当該Cube1が内蔵する記憶部110から取得されてもよいし、ネットワークを介してサーバ30から取得されてもよい。例えばコンテンツ取得部136bは、所定のコンテンツとして、ユーザにより予め設定された所定のエージェントによる挨拶コンテンツや、ユーザに対する他ユーザからの伝言コンテンツ等、タブレット端末20の所有者(ユーザ)に対するメッセージを取得する。
出力制御部136cは、コンテンツ取得部136bにより取得されたコンテンツを、Cube1の少なくとも1面に表示されている表示部2や、スピーカ4から出力するよう制御する。なおCube1の面に着脱可能なタブレット端末が取り付けられている場合、出力制御部136cは、取り付けられているタブレット端末の表示部やスピーカからコンテンツを出力するよう制御することができる。
以上、本実施形態によるCPU100−4の機能構成について説明した。次に、本実施形態による動作処理について図25を参照して説明する。
(3−4−2.動作処理)
図25は、第4の実施形態によるCube1が近接するタブレット端末20に応じたコンテンツを出力する際の動作処理を示すフローチャートである。図25に示すように、まず、ステップS403において、タブレット端末20は、自動的に、またはCube1からの要求に応じて、デバイスID/ユーザIDを含む信号をCube1に送信する。
次いで、タブレット端末20から信号を受信した場合(S406/Yes)、ステップS409において、Cube1のID取得部136aは、受信した信号からデバイスID/ユーザIDを取得する。ここで、Cube1は、近接通信・充電アンテナ117により所定範囲内に近付いたタブレット端末20から信号を受信し得る。
以下、一例としてID取得部136aがタブレット端末20からデバイスIDを取得した場合を想定して説明する。
次に、ステップS412において、コンテンツ取得部136bは、ID取得部136aにより取得されたタブレット端末20のデバイスIDに対応するコンテンツが、内蔵する記憶部110に格納されているか否かを判断する。
記憶部110に格納されていない場合(S412/No)、ステップS415において、コンテンツ取得部136bは、ネットワーク上の所定のサーバ30に対してデバイスIDに対応するコンテンツの送信を要求する。
次いで、ステップS418において、サーバ30は、Cube1からの要求に応じて、デバイスIDに対応するコンテンツを検索し、取得する。
続いて、ステップS421において、サーバ30は、取得したコンテンツをCube1に送信する。
そして、タブレット端末20のIDに対応するコンテンツをサーバ30から受信した場合、または記憶部110から取得できた場合(S412/Yes)、ステップS424において、Cube1の出力制御部136cは、コンテンツを出力するよう制御する。
以上、第4の実施形態による出力制御システムについて詳細に説明した。
<3−5.第5の実施形態>
次に、本開示の第5の実施形態について図26〜図28を参照して説明する。上記第4の実施形態では、近接するタブレット端末20の所有者に対するメッセージを出力したが、本開示による出力制御はこれに限定されず、タブレット端末20で予め登録されたウェブページを出力することもできる。さらに、本実施形態によるCube1は、近接するタブレット端末20に対して電力の無線供給を行うことも可能である。以下、このようなタブレット端末20の近接に応じたウェブページの出力およびタブレット端末20に対する給電(電力送信)といった連携動作を行う第5の実施形態によるCube1の概要について、図26を参照して説明する。
図26は、第5の実施形態によるCube1の機能の概要を説明するための図である。図26に示すように、タブレット端末20が、Cube1を中心とする所定の範囲R内に近付くと、Cube1は、タブレット端末20に対して無線給電を開始する。Cube1は、タブレット端末20の電池残量が所定値以下の場合に無線給電を開始するよう制御してもよい。また、この際、タブレット端末20は、給電中を示すマークを表示してもよい。
また、Cube1は、給電を開始すると共に、タブレット端末20において予めブックマークやフェイバリット登録されたウェブページのURLをタブレット端末20から受信した場合、ネットワークを介してサーバ30に接続し、当該URLで示されるウェブページを取得する。そして、Cube1は、複数のブックマーク等があった場合は、Cube1を形成する各面の各表示部2A、2Bに、各ウェブページを表示する。これによりユーザは、タブレット端末20の電池残量が少なく、Cube1により充電中であっても、タブレット端末20で予めブックマークしたウェブページを、Cube1で閲覧することができる。
以上、本実施形態の概要について説明した。続いて、本実施形態によるCube1が有するCPU100−5について図27を参照して説明する。
(3−5−1.機能構成)
図27は、第5の実施形態によるCube1のCPU100−5の機能構成を示すブロック図である。図27に示すように、本実施形態によるCPU100−5は、ID取得部138a、給電制御部138b、ブックマーク取得部138c、および表示制御部138dとして機能する。
ID取得部138aは、タブレット端末20から送信されるタブレット端末20に対応するID(デバイスID/ユーザID)を受信する。具体的には、タブレット端末20から定期的にブロードキャストされる信号を受信して当該信号からIDを取得してもよいし、撮像部3や人感センサ等によりユーザが検出されたことをトリガにタブレット端末20にポーリングを開始してIDを受信してもよい。また、ID取得部138aは、予めCube1のユーザとして設定されたIDのみを取得することもできる。これにより、設定されていないタブレット端末20からのアクセスは拒絶される。
給電制御部138bは、ID取得部138aによりIDが取得されたタブレット端末20に対して、近接通信・充電処理部116および近接通信・充電アンテナ117により電力の供給を行うよう制御する。また、給電制御部138bは、タブレット端末20の電池残量が所定値以下の場合に無線給電を開始してもよい。
ブックマーク取得部138cは、ID取得部138aによりIDが取得されたタブレット端末20に対して、予め登録されたウェブページのURLを示すブックマークの情報を要求し、当該URL(ブックマーク)で示されるウェブページを取得する。
表示制御部138dは、ブックマーク取得部138cにより取得されたウェブページを表示部2に表示するよう制御する。また、複数のブックマークに対応する複数のウェブページが取得された場合、表示制御部138dは、Cube1を形成する各面の表示部2にそれぞれ各ウェブページを表示するよう制御する。なおCube1の面に着脱可能なタブレット端末が取り付けられている場合、表示制御部138dは、取り付けられているタブレット端末の表示部からウェブページを表示するよう制御することができる。
以上、本実施形態によるCPU100−5の機能構成について説明した。次に、本実施形態による動作処理について図28を参照して説明する。
(3−5−2.動作処理)
図28は、第5の実施形態によるCube1が近接するタブレット端末20と通信を行い連携して動作する際の動作処理を示すフローチャートである。図28に示すように、まず、ステップS503において、タブレット端末20は、自動的に、またはCube1からの要求に応じて、デバイスID/ユーザIDを含む信号をCube1に送信する。
次に、ステップS506において、Cube1のID取得部138aは、タブレット端末20から信号を受信したか否かを判断する。具体的には、ID取得部138aは、タブレット端末20から受信した信号からデバイスID/ユーザIDを取得できたか否かを判断する。ここで、Cube1は、近接通信・充電アンテナ117により所定範囲内に近付いたタブレット端末20から信号を受信し得る。また、ID取得部138aは、予めCube1のユーザとして設定されたIDのみを取得することもできる。これにより、設定されていないタブレット端末20からのアクセスは拒絶される。
以下、一例としてID取得部138aがタブレット端末20からデバイスIDを取得した場合を想定して説明する。
次いで、タブレット端末20から信号を受信した場合(S506/Yes)、ステップS509において、給電制御部138bは、ID取得部138aによりデバイスIDが取得されたタブレット端末20に対して、近接通信・充電アンテナ117を介して給電を開始する。
次に、ステップS512において、ブックマーク取得部138cは、ID取得部138aによりデバイスIDが取得されたタブレット端末20に対して、ブックマークを要求する。
次いで、ステップS515において、タブレット端末20は、予めユーザによりブックマーク登録やフェイバリット登録されたウェブページのURL(Uniform Resource Locator)の情報(以下、ブックマーク情報とも称す)をCube1に送信する。タブレット端末20において複数のブックマークが登録されている場合は、複数のブックマーク情報(URL)が送信される。
続いて、ステップS518において、ブックマーク取得部138cは、タブレット端末20から送信されたブックマーク情報(URL)に基づき、サーバ30(例えばDNSサーバ)にアクセスし、URLで示されるウェブページを要求する。なお、図28に示すフローでは、ブックマーク取得部138cがタブレット端末20から複数のブックマーク情報を受信した場合を想定し、S518において、ブックマーク取得部138cは、第1のブックマーク情報で示されるウェブページの要求を行う。
次に、ステップS521において、サーバ30は、要求された第1のブックマーク情報で示される第1のウェブページの表示情報を送信する。
次いで、ステップS524において、Cube1の表示制御部138dは、サーバ30から送信された第1のウェブページの表示情報に基づいて、第1のウェブページをCube1の面に設けられた第1の表示部(例えば図26に示す表示部2A)に表示する。
続いて、ステップS527において、ブックマーク取得部138cは、第2のブックマーク情報(URL)に基づき、サーバ30にアクセスし、URLで示されるウェブページを要求する。
次に、ステップS530において、サーバ30は、要求された第2のブックマーク情報で示される第2のウェブページの表示情報を送信する。
次いで、ステップS533において、Cube1の表示制御部138dは、サーバ30から送信された第2のウェブページの表示情報に基づいて、第2のウェブページをCube1の面に設けられた第2の表示部(例えば図26に示す表示部2B)に表示する。
以上、第5の実施形態によるCube1が、近接するタブレット端末20と通信を行い連携して動作するシステムについて詳細に説明した。
<3−6.第6の実施形態>
次に、本開示の第6の実施形態について図29〜図32を参照して説明する。図29は、第6の実施形態によるCube1’の動作概要を説明するための図である。
図29に示すように、第6の実施形態によるCube1’は、Cube1’を形成する筐体の大きさが小型(手のひらサイズ)であって、ユーザが手に持って容易に操作することができる。このような小型のCube1’は、例えばテレビジョン装置40(家庭用大型表示装置)のリモートコントローラとして用いられる。
具体的には、図29に示すように、Cube1’の各面に設けられた表示部2’にチャンネル映像を表示させ、ユーザにタップされた面のチャンネルにテレビジョン装置40のチャンネルを切り替えるよう制御することができる。
以上、本実施形態の概要について説明した。続いて、本実施形態によるCube1’が有するCPU100−6について図30を参照して説明する。
(3−6−1.機能構成)
図30は、第6の実施形態によるCube1’のCPU100−6の機能構成を示すブロック図である。図30に示すように、本実施形態によるCPU100−6は、チャンネル映像表示制御部140a、およびチャンネル切替指示部140bとして機能する。
チャンネル映像表示制御部140aは、チャンネル切り替えモードに設定された際に、テレビジョン装置40からチャンネル映像を取得し、取得したチャンネル映像を、チャンネル毎に各面の表示部2’に表示するよう制御する。なおチャンネル映像表示制御部140aは、1面を分割して複数のチャンネル映像を表示するよう制御してもよい。また、チャンネル映像表示制御部140aは、チャンネル映像をグループ分けし(例えば6チャンネル毎にグループ分け)、ユーザ操作に応じて各面の表示部2’に表示する各チャンネル映像のグループを切り替えて表示してもよい。
チャンネル切替指示部140bは、チャンネル映像を表示している面に対するユーザ操作(タップ、タッチ操作等)が検知されると、操作された面に対応するチャンネルに切り替えるよう、テレビジョン装置40に対して指示する。
以上、本実施形態によるCPU100−6の機能構成について説明した。次に、本実施形態による動作処理について図31を参照して説明する。
(3−6−2.動作処理)
図31は、第6の実施形態によるCube1’によるチャンネル切替処理を示すフローチャートである。図31に示すように、まず、ステップS603において、Cube1’は、ユーザ操作に応じてチャンネル切り替えモードに設定される。
次いで、ステップS606において、チャンネル切り替えモードに設定されたCube1は、周囲に存在するテレビジョン装置40に対して、各チャンネルの映像情報(動画像または静止画像)の送信を要求する。Cube1’とテレビジョン装置40との無線通信は、近接通信・充電アンテナ117を介して行われてもよいし、Wifi122を介して家庭内無線LANにより行われてもよい。
次に、ステップS609において、テレビジョン装置40は、各チャンネルの映像情報をCube1’に送信する。
次いで、ステップS612において、Cube1’のチャンネル映像表示制御部140aは、テレビジョン装置40から送信された各チャンネルの映像情報に基づいて、Cube1’の各面の表示部2’に、各チャンネルの映像を表示する。これにより、ユーザは、Cube1’の各面にそれぞれ表示されたチャンネル映像を視認してテレビジョン装置40で見たいチャンネルを選ぶことができる。
続いて、ステップS615において、チャンネル切替指示部140bは、Cube1’の面へのユーザ操作(チャンネル選択操作)を操作部104により検知したか否かを判断する。チャンネル選択操作は、例えば各面の表示部2’に設けられたタッチセンサ(操作部104の一例)により検知されたタッチ操作、タップ操作等である。
チャンネル選択操作が検知されると(S615/Yes)、ステップS618において、チャンネル切替指示部140bは、操作された面に対応するチャンネルを識別する。
次いで、ステップS621において、チャンネル切替指示部140bは、識別したチャンネルを示す情報(チャンネルID)をテレビジョン装置40に送信する。
そして、ステップS624において、テレビジョン装置40は、Cube1’から受信したチャンネルIDが示すチャンネルに切り替えるよう制御する。
以上、本実施形態による小型のCube1’によるチャンネル切替処理について詳細に説明した。なお本実施形態による小型のCube1’の利用は、チャンネル切替に限定されない。そこで、本実施形態による小型のCube1’の他の利用方法について、以下変形例として図32A、図32Bを用いて説明する。
(3−6−3.変形例)
図32Aは、第6の実施形態の変形例1によるCube1’が音楽コンテンツの選択に利用される場合について説明するための図である。図32Aに示すように、Cube1’は、各面の表示部2’に各音楽コンテンツに対応する画像(タイトル、ジャケット画像、ミュージックビデオ等)を表示し、ユーザに選択操作された面に対応する音楽コンテンツを外部装置である音楽再生装置50から再生するよう制御する。具体的には、Cube1’は、音楽再生装置50と無線接続し、音楽コンテンツを送信して再生指示を行うことができる。
なお、Cube1’は、Cube1’の複数の面にそれぞれ異なる音楽コンテンツに対応する画像を同時に表示してもよいし、1の面に対するフリップ操作に応じて、1の面に順次音楽コンテンツに対応する画像を表示してもよい。
図32Bは、第6の実施形態の変形例2によるCube1’が映像コンテンツ(映画、ドラマ、ミュージックビデオ等)の選択に利用される場合について説明するための図である。図32Bに示すように、Cube1’は、各面の表示部2’に各映像コンテンツに対応する画像(タイトル画像等)を表示し、ユーザに選択操作された面に対応する映像コンテンツを外部装置であるテレビジョン装置40から再生するよう制御する。具体的には、Cube1’は、テレビジョン装置40と無線接続し、映像コンテンツを送信して再生指示を行うことができる。また、Cube1’は、図32Bに示すように、テレビジョン装置40にも各映像コンテンツに対応する画像(タイトル画像等)を表示させて、Cube1’で選択された映像コンテンツにカーソルを合わせて表示してもよい。
また、近年、ネットワークを介して映像コンテンツを購入またはレンタルできるシステムが提供され、Cube1’は、ネットワーク上の所定のコンテンツサーバに接続し、購入またはレンタル可能な映像コンテンツをCube1’の各面に表示することも可能である。
なお、Cube1’は、Cube1’の複数の面にそれぞれ異なる映像コンテンツを同時に表示してもよいし、1の面に対するフリップ操作に応じて、1の面に順次映像コンテンツを表示してもよい。
<3−7.第7の実施形態>
次に、本開示の第7の実施形態について図33〜図36を参照して説明する。図33は、第7の実施形態によるCube1の概要を説明するための図である。第7の実施形態によるCube1は、メール作成画面など文字入力モードが設定されている際に、図33左に示すように着脱可能に取り付けられていたタブレット端末20が取り外されると、図33右に示すようにタブレット端末20の表示部22に文字入力画面を表示させる。ここで、タブレット端末20の表示部22は、タッチセンサが積層されたタッチパネルディスプレイにより実現され、文字入力画面に対するユーザのタッチ操作によりデータ入力が行われる。
一方、タブレット端末20が取り外されたCube1の面の表示部2には、文字出力画面(例えばメール作成画面)が表示される。そして、Cube1に表示された文字出力画面には、タブレット端末20の文字入力画面(ソフトウェアキーボード等)から入力された情報が反映される。
このように、本実施形態によるCube1は、タブレット端末20が取り外された場合に、連携して入出力画面の表示制御を行うことができる。上述したように、取り外されたタブレット端末20には文字入力画面が表示され、Cube1への入力装置として用いられるので、ユーザは、例えばCube1をテーブルに置き、タブレット端末20は手元において文字入力を行うことができる。
以上、本実施形態の概要について図33を参照して説明した。続いて、本実施形態によるCube1が有するCPU100−7の機能について、図34を参照して説明する。
(3−7−1.機能構成)
図34は、第7の実施形態によるCPU100−7の機能構成を示すブロック図である。図34に示すように、CPU100−7は、入力画面表示制御部142a、および出力画面表示制御部142bとして機能する。
入力画面表示制御部142aは、文字や図形等の情報を入力するための所定の画面(入力画面)を表示部に表示させるよう制御する。具体的には、入力画面表示制御部142aは、近接通信・充電処理部116および近接通信・充電アンテナ117を介して、Cube1から取り外されたタブレット端末20の表示部22に入力画面を表示させるよう制御する。
出力画面表示制御部142bは、文字や図形等の情報を出力(表示)するための所定の画面(出力画面)を表示部に表示させるよう制御する。具体的には、出力画面表示制御部142bは、タブレット端末20が取り外された面に固定された表示部2に、出力画面を表示させるよう制御する。また、出力画面表示制御部142bは、近接通信・充電処理部116および近接通信・充電アンテナ117を介して、タブレット端末20から入力された情報を、出力画面に反映させる制御を行う。
また、出力画面表示制御部142bは、拡大表示を指示するユーザ操作に応じて、Wifi処理部121およびWifiアンテナ122を介して、テレビジョン装置40(家庭用大型表示装置の一例)に出力画面を表示させるよう制御することもできる。
また、出力画面表示制御部142bは、さらに拡大表示を指示するユーザ操作に応じて、Cube1が内蔵するプロジェクター部124(またはCube1に外付けされた小型プロジェクター)から出力画面を投影させるよう制御することも可能である。
(3−7−2.動作処理)
次に、本実施形態の動作処理について図35を参照して説明する。図35は、第7の実施形態による入出力画面表示制御処理を示すフローチャートである。図35に示すように、まず、ステップS702において、Cube1は、文字入力モードに設定される。文字入力モードとは、メール作成画面や、文書作成画面、ウェブサイトのコメント入力フォーム等、文字入力が可能な画面が表示部(Cube1に着脱可能に取り付けられたタブレット端末20Aの表示部22)に表示された際に自動的に設定される。
次いで、ステップS703において、Cube1の近接通信・充電処理部116は、Cube1の面に取り付けられたタブレット端末20が取り外されたか否かを判断する。
次に、タブレット端末20が取り外されたことが検知されると(S703/Yes)、ステップS706において、Cube1の入力画面表示制御部142aは、取り外されたタブレット端末20に対して、文字入力画面の表示制御を行う。
次いで、ステップS709において、タブレット端末20は、Cube1からの制御に従って、表示部22(タッチパネルディスプレイ)に文字入力画面を表示する。文字入力画面とは、例えばソフトウェアキーボードや、マウス操作領域(タッチパッド機能を実行)が表示された画面である。これによりユーザは、Cube1から取り外して手元に置いたタブレット端末20から文字入力を行うことができる。
続いて、ステップS712において、タブレット端末20は、文字入力画面から入力された入力情報を、Cube1に送信する。
次に、ステップS715において、Cube1の出力画面表示部142bは、上記S703でタブレット端末20が取り外されたことが検知されると(S703/Yes)、タブレット端末20が取り外された面に固定された表示部2に、文字出力画面を表示する。文字出力画面とは、上記メール作成画面や、文書作成画面、ウェブサイトのコメント入力フォーム等である。そして、出力画面表示部142bは、上記S712でタブレット端末20から入力情報が送信されると、当該入力情報を文字出力画面に反映させる。このようにして、ユーザがタブレット端末20から入力した文字情報がCube1の表示部2に表示された文字出力画面に反映されるので、Cube1およびタブレット端末20の利便性がさらに向上する。
次いで、ステップS718において、Cube1の出力画面表示制御部142bは、ユーザによる拡大要求を受け付けたか否かを判断する。拡大要求の受け付けは、Cube1に設けられたボタンやスイッチ、タッチセンサ(操作部104の一例)への操作や、Cube1を振る(加速度センサ113やジャイロセンサ114により検知)等のワンアクションで受け付けられる。また、拡大要求とは、文字出力画面を、Cube1の表示部2の画面より大きい画面で大きく表示することを指示するものである。文字出力画面を大きく表示する方法としては、例えばCube1の表示部2より大きい表示部を有する大型表示装置に文字出力画面を出力することが挙げられる。
そこで、拡大要求を受け付けた場合(S718/Yes)、次のステップS721において、Cube1の出力画面表示制御部142bは、周辺に存在するテレビジョン装置40に文字出力画面を送信し、テレビジョン装置40の表示部で表示するよう制御する。テレビジョン装置40との通信は、例えばWifi処理部121およびWifiアンテナ122を介して、家庭内無線LANを介して行われる。
次に、ステップS724において、テレビジョン装置40は、Cube1から送信された文字出力画面を、テレビジョン装置40の表示部に表示する。テレビジョン装置40の表示部はCube1の表示部2より大きいと想定されるので、テレビジョン装置40の表示部に文字出力画面を表示することで、文字出力画面の拡大表示が実現される。
ここで、このようにテレビジョン装置40に拡大表示する場合の説明図を図36Aに図示する。図36Aは、第7の実施形態によるCube1において、文字出力画面を拡大表示する場合の一例を説明するための図である。図36Aに示すように、Cube1は、テレビジョン装置40と無線通信し、文字出力画面を表示させる。この際、Cube1は、Cube1の表示部2に「拡大表示中」と表示し、拡大表示処理を実行していること明示する。また、Cube1は、タブレット端末20の表示部22に表示された文字入力画面から入力された情報を受信し、これをテレビジョン装置40に表示させた文字出力画面に反映させる。
続いて、ステップS727において、Cube1の出力画面表示制御部142bは、さらにユーザによる拡大要求を受け付けたか否かを判断する。
拡大要求を受け付けた場合(S727/Yes)、ステップS730において、Cube1の出力画面表示制御部142bは、Cube1に内蔵されたプロジェクター部124で文字出力画面を投影し、拡大表示するよう制御する。プロジェクター部124は、Cube1内蔵に限定されず、外付けの小型プロジェクター(ピコプロジェクター)であってもよい。
ここで、このようにプロジェクター部124で拡大表示する場合の説明図を図36Bに図示する。図36Bは、第7の実施形態によるCube1において、文字出力画面を拡大表示する場合の一例を説明するための図である。図36Bに示すように、Cube1は、プロジェクター部124を有し、文字出力画面を部屋の壁等に投影する。この際、Cube1は、Cube1の表示部2に「拡大表示中」と表示し、拡大表示処理を実行していること明示する。また、Cube1は、タブレット端末20の表示部22に表示された文字入力画面から入力された情報を受信し、これを投影画面(投影した文字出力画面)に反映させる。
以上、本実施形態による入出力画面の表示制御について説明した。なお図35のS727〜S730に示す処理は、必ずしもS718〜S724に示す処理の後でなくともよく、例えばユーザ操作により投影指示があった時点で実行されてもよい。
<<4.補足>>
<4−1.二重ディスプレイの活用>
本開示の一実施形態によるCube1は、図1に示すように、Cube1を形成する立体形状の筐体の各面に表示部2が固定され、当該面上に表示部22を有するタブレット端末20が着脱可能に取り付けられると、二重ディスプレイ構造となる。
この場合、Cube1は、タブレット端末20が取り付けられた際に、Cube1の表示部2に表示されていた表示内容を、自動的にタブレット端末20の表示部22に表示するといった連携動作を行うことができる。これにより、Cube1の表示部2にタブレット端末20を重ねても、表示部2に表示していた内容を引き続きタブレット端末20の表示部22で見ることができるので、利便性が向上する。
また、Cube1は、タブレット端末20が取り外された際に、タブレット端末20の表示部22に表示されていた表示内容を、自動的にCube1の表示部2に表示するといった連携動作を行うことができる。これにより、Cube1からタブレット端末20が取り外されても、タブレット端末20の表示部22に表示していた内容を引き続き取り外された面の表示部2で見ることができるので、利便性が向上する。
以上、二重ディスプレイ構造となる場合におけるCube1の表示制御について補足した。なお、本開示によるCube1は、必ずしも二重ディスプレイ構造でなくてもよく、例えばタブレット端末20が着脱可能に取り付けられる面に表示部2を有しない構造や、表示部2が固定された面にはタブレット端末20が着脱できない構造であってもよい。
<4−2.多面ディスプレイの活用>
上記第6の実施形態で説明したように、本開示の一例による小型(手のひらサイズ)のCube1’は、ユーザが手に持って容易に操作することができる。このような小型のCube1’は、第6の実施形態で説明した利用方法の他、携帯型のスマートデバイスとして利用することも想定される。例えば、Cube1’は、各面に異なるアプリケーションを同時に表示させることができる。以下、図37を参照して具体的に説明する。
図37は、本開示の一実施形態による小型のCube1’が各面に異なるアプリケーションを同時に表示する場合について説明するための図である。図37左に示すように、Cube1’は、各面に設けられた複数の表示部2A、2B、2Cに、それぞれ異なるアプリケーションを同時に表示させることができる。また、図37中央に示すように、ユーザはCube1’を手に持って動かし、底面の表示部2Fや対向面側の表示部2D、2Eも容易に視認することができ、表示部2F、2D、2Eにも、それぞれ異なるアプリケーションを同時に表示される。
さらに、Cube1’の表示部2A〜2Eは、タッチセンサ(操作部104の一例)が積層されたタッチパネルディスプレイであってもよく、この場合、図37右に示すように、各面に対するユーザによるタッチ操作を受け付けることができる。また、Cube1’は、1の面に対するユーザによるタッチ操作を、当該面で展開されているアプリケーションに対する個別の操作として検出してもよいし、全面で展開されているアプリケーションに対する共通の操作として検出してもよい。例えばCube1の表示部2A〜2Eにそれぞれ異なるウェブページが表示されている場合に、1の面に対して共通の操作として更新操作を行うと、自動的に全面で更新処理が行われる。
このように、本開示の一実施形態による小型のCube1’は、各面に異なるアプリケーションを同時に表示させることで、各面にそれぞれ設けられた複数の表示部(多面ディスプレイ)を活用することができ、利便性が向上する。
以上、本開示の一実施形態による小型のCube1’の利用方法について補足した。なお、本開示によるCube1’は、必ずしも全面に表示部2が設けられていなくてもよく、例えば少なくとも1面以上に表示部2が設けられていてもよい。
<4−3.撮像装置との組み合わせ>
また、本開示によるCube1は、撮像装置と連携した動作を行うことも可能である。以下、図38を参照して具体的に説明する。
図38は、本開示の一実施形態によるCube1と撮像装置の連携動作について説明するための図である。図38左に示すように、小型の撮像装置6は、全方位を撮像可能な360度カメラであって、ユーザは、カメラの方向を気にすることなく、撮影することができる。
次いで、図38中央に示すように、小型の撮像装置6をCube1に乗せると、近接通信により自動的に撮像装置6の撮像データがCube1に送信され、Cube1は、取得した撮像データを表示部2に表示することができる。このように、ユーザは、撮像装置6をCube1に乗せるだけで、撮像装置6で撮像した撮像データを見て楽しむことができる。
また、図38右に示すように、Cube1は、周辺に存在するテレビジョン装置40と無線接続し、撮像装置6から取得した撮像データを、テレビジョン装置40に送信して表示させることができる。これにより、ユーザは、撮像データを他ユーザとシェアして楽しむことができる。
<4−4.その他>
また、本開示の一実施形態によるCube1は、各角に、歪ゲージが内包された弾性体が取り付けられていてもよい。この場合、Cube1は、歪ゲージにより机面との接触を検知し、現在のCube1の姿勢を検出することができる。これにより、Cube1は、Cube1の各面に設けられる各表示部2のうち、検出されたCube1の姿勢に基づいて、底面となる表示部2をOFFすることで、省エネルギーを実現することができる。なおCube1の姿勢は、歪ゲージの他、上述したジャイロセンサ114により検出することも可能である。
また、Cube1の各角に、上記歪ゲージが内包された弾性体が取り付けられることにより、Cube1が机面等に置かれても、Cube1の各面に設けられた表示部2に傷や汚れが付くことを防止することができる。
表示部2の傷や汚れを防止する方法は、上記歪ゲージが内包された弾性体を各角に取り付ける方法の他、表示部2に設けられる保護面を凹面に成形する方法であってもよい。
また、本開示の一実施形態によるCube1は、本体の熱を排除する排熱機能を有する。具体的には、例えばCube1に、各面から本体の熱を排熱するための流路が設けられている際、Cube1は、ユーザにより操作されている面の対向面側から排熱するよう流路切り替えを行う。
<<5.まとめ>>
以上説明したように、本開示の実施形態によるCube1は、近接(接触および非接触を含む)するタブレット端末と通信して連携動作することにより、従来の立方体表示装置では想定し得なかった動作制御を実現することができ、より利便性を向上させることができる。
なお、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書のCube1、タブレット端末20の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、Cube1の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、Cube1、タブレット端末20、またはサーバ30に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述したCube1、タブレット端末20、またはサーバ30の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
また、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
出力部が設けられた1以上の面を含む多面体形状の筐体と、
移動体端末と通信を行う通信部と、
前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して前記出力部からの出力制御を行う制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記多面体形状は、立方体形状である、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記出力部は、前記多面体形状の筐体の各面に固定された表示部若しくは音声出力部、または、各面に着脱可能に設けられた前記移動体端末の表示部若しくは音声出力部である、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記通信部は、前記移動体端末から送信される情報を受信することにより、前記移動体端末が近接していることを検知し、
前記制御部は、前記移動体端末が近接した場合、前記移動体端末から送信される情報に応じたコンテンツを前記出力部から出力するよう制御する、前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(5)
前記移動体端末から送信される情報に応じたコンテンツは、前記移動体端末の所有者に対するメッセージ、または前記移動体端末において予めブックマークされたウェブページである、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記情報処理装置に近接する前記移動体端末に対して無線給電を行うよう制御する、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、前記面に取り付けられた前記移動体端末が取り外された場合、前記移動体端末の表示部に入力画面を表示するよう制御し、前記入力画面から入力された情報を出力する出力画面を、前記多面体形状の筐体の各面に設けられた表示部に表示するよう制御する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、ユーザによる拡大表示指示に応じて、前記出力画面を、外部の表示装置から表示または前記情報処理装置に設けられた投影部から投影するよう制御する、前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記通信部は、前記面に取り付けられた1以上の前記移動体端末に対応する識別情報を受信し、
前記制御部は、受信した1以上の前記識別情報に基づくコンテンツを、前記面に取り付けられた1以上の前記移動体端末の表示部に表示するよう制御する、前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(10)
前記制御部は、複数の前記移動体端末が取り付けられている各面の位置関係および前記移動体端末の識別情報に基づくコンテンツを、複数の前記移動体端末の表示部に表示するよう制御する、前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記情報処理装置は、前記多面体形状の筐体の各面に、ユーザ操作を検出する操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記多面体形状の筐体の各面と、前記移動体端末に対応する識別情報とを対応付けて記憶し、前記操作部により呼び出し操作が検出された面に対応付けられた前記識別情報で示される前記移動体端末との通信を制御する、前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(12)
前記情報処理装置は、前記情報処理装置の周囲を撮像する撮像部をさらに備え、
前記制御部は、前記移動体端末との通信結果に応じて、前記撮像部により撮像された撮像画像を用いたセキュリティモードを実行するよう制御する、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(13)
前記撮像部は、前記多面体形状の筐体の各面に設けられた複数の撮像部、または前記多面体形状の筐体の内部に設けられ、各面の外方向を撮像する1の撮像部である、前記(12)に記載の情報処理装置。
(14)
前記制御部は、前記移動体端末が前記情報処理装置の周辺に存在しない場合、前記セキュリティモードの実行を開始するよう制御する、前記(12)または(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記セキュリティモードは、前記撮像部により撮像された撮像画像を記憶部に記憶する記憶モードである、前記(12)〜(14)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(16)
前記セキュリティモードは、前記撮像部により撮像された撮像画像を前記移動体端末に送信する送信モードである、前記(12)〜(15)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(17)
前記移動体端末に送信する撮像画像の範囲は、前記移動体端末からの指示に応じて変更される、前記(16)に記載の情報処理装置。
(18)
前記セキュリティモードは、外部状況の検出結果に応じて、所定の報知を行う報知モードである、前記(12)〜(17)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(19)
前記セキュリティモードは、前記多面体形状の筐体の各面に設けられた表示部に、対向面側方向の撮像画像を表示する光学迷彩モードである、前記(12)〜(18)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(20)
コンピュータに、
移動体端末と通信を行う通信部と、
前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して、1以上の面を含む多面体形状の筐体に設けられた出力部からの出力制御を行う制御部と、
として機能させるためのプログラムが記憶された、記憶媒体。
(21)
移動体端末と通信を行うステップと、
前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して、1以上の面を含む多面体形状の筐体に設けられた出力部からの出力制御を行うステップと、
を含む、制御方法。
1、1a、1b、1’ Cube
2、2A〜2F、2’、22、22A〜22C 表示部
3、3A〜3C、23、23A〜23C 撮像部
4、4A〜4C、24、24A〜24C スピーカ
5、25 マイク
6 撮像装置
20、20A〜20C タブレット端末
30 サーバ
31 通信部
32 登録管理部
33 IDデータベース
34 コンテンツ情報生成部
35 コンテンツデータベース
40 テレビジョン装置
50 音楽再生装置
100、100−1〜100−7、200 CPU
102、202 ROM
103、203 RAM
104、204 操作部
106、206 デコーダ
108、208 エンコーダ
110、210 記憶部
110a IDデータベース
110b コンテンツデータベース
110c 対応面データベース
112、212 地磁気センサ
113、213 加速度センサ
114、214 ジャイロセンサ
116、216 近接通信・充電処理部
117、217 近接通信・充電アンテナ
119、219 GPS処理部
120、220 GPSアンテナ
121、221 Wifi処理部
122、222 Wifiアンテナ
124 プロジェクター部
130a モード設定部
130b 撮像制御部
130c 記憶制御部
130d 転送制御部
130e 報知制御部
130f 表示制御部
132a ID要求部
132b 登録管理部
132c コンテンツ情報生成部
132d コンテンツ出力制御部
134a ID要求部
134b 登録管理部
134c 表示制御部
134d 通信制御部
136a ID取得部
136b コンテンツ取得部
136c 出力制御部
138a ID取得部
138b 給電制御部
138c ブックマーク取得部
138d 表示制御部
140a チャンネル映像表示制御部
140b チャンネル切替指示部
142a 入力画面表示制御部
142b 出力画面表示制御部
230 ID要求部
231 コンテンツ要求部
232 コンテンツ出力制御部
233 取り外し通知部
S1〜S3 面
P1、P2 撮像画像
V1、V2 視点

Claims (20)

  1. 出力部が設けられた1以上の面を含む多面体形状の筐体と、
    移動体端末と通信を行う通信部と、
    前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して前記出力部からの出力制御を行う制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記多面体形状は、立方体形状である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力部は、前記多面体形状の筐体の各面に固定された表示部若しくは音声出力部、または、各面に着脱可能に設けられた前記移動体端末の表示部若しくは音声出力部である、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記通信部は、前記移動体端末から送信される情報を受信することにより、前記移動体端末が近接していることを検知し、
    前記制御部は、前記移動体端末が近接した場合、前記移動体端末から送信される情報に応じたコンテンツを前記出力部から出力するよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記移動体端末から送信される情報に応じたコンテンツは、前記移動体端末の所有者に対するメッセージ、または前記移動体端末において予めブックマークされたウェブページである、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記情報処理装置に近接する前記移動体端末に対して無線給電を行うよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記面に取り付けられた前記移動体端末が取り外された場合、前記移動体端末の表示部に入力画面を表示するよう制御し、前記入力画面から入力された情報を出力する出力画面を、前記多面体形状の筐体の各面に設けられた表示部に表示するよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、ユーザによる拡大表示指示に応じて、前記出力画面を、外部の表示装置から表示または前記情報処理装置に設けられた投影部から投影するよう制御する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記通信部は、前記面に取り付けられた1以上の前記移動体端末に対応する識別情報を受信し、
    前記制御部は、受信した1以上の前記識別情報に基づくコンテンツを、前記面に取り付けられた1以上の前記移動体端末の表示部に表示するよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、複数の前記移動体端末が取り付けられている各面の位置関係および前記移動体端末の識別情報に基づくコンテンツを、複数の前記移動体端末の表示部に表示するよう制御する、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、前記多面体形状の筐体の各面に、ユーザ操作を検出する操作部をさらに備え、
    前記制御部は、前記多面体形状の筐体の各面と、前記移動体端末に対応する識別情報とを対応付けて記憶し、前記操作部により呼び出し操作が検出された面に対応付けられた前記識別情報で示される前記移動体端末との通信を制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、前記情報処理装置の周囲を撮像する撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、前記移動体端末との通信結果に応じて、前記撮像部により撮像された撮像画像を用いたセキュリティモードを実行するよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記撮像部は、前記多面体形状の筐体の各面に設けられた複数の撮像部、または前記多面体形状の筐体の内部に設けられ、各面の外方向を撮像する1の撮像部である、請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記制御部は、前記移動体端末が前記情報処理装置の周辺に存在しない場合、前記セキュリティモードの実行を開始するよう制御する、請求項12に記載の情報処理装置。
  15. 前記セキュリティモードは、前記撮像部により撮像された撮像画像を記憶部に記憶する記憶モードである、請求項12に記載の情報処理装置。
  16. 前記セキュリティモードは、前記撮像部により撮像された撮像画像を前記移動体端末に送信する送信モードである、請求項12に記載の情報処理装置。
  17. 前記移動体端末に送信する撮像画像の範囲は、前記移動体端末からの指示に応じて変更される、請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記セキュリティモードは、外部状況の検出結果に応じて、所定の報知を行う報知モードである、請求項12に記載の情報処理装置。
  19. 前記セキュリティモードは、前記多面体形状の筐体の各面に設けられた表示部に、対向面側方向の撮像画像を表示する光学迷彩モードである、請求項12に記載の情報処理装置。
  20. コンピュータに、
    移動体端末と通信を行う通信部と、
    前記移動体端末と通信することにより前記移動体端末と連携して、1以上の面を含む多面体形状の筐体に設けられた出力部からの出力制御を行う制御部と、
    として機能させるためのプログラムが記憶された、記憶媒体。

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