JP2014183693A - 受電機器及び非接触電力伝送装置 - Google Patents

受電機器及び非接触電力伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】不要な放射磁界を低減できる受電機器及びその受電機器を備えた非接触電力伝送装置を提供すること。
【解決手段】非接触電力伝送装置10の車両側機器21は、送電器13から非接触で高周波電力を受電可能な受電器23と、受電器23にて受電された高周波電力が供給される負荷22とを備えている。ここで、受電器23と負荷22との間には、複数のインピーダンス変換器33,34が設けられている。そして、両インピーダンス変換器33,34の間のインピーダンスである仮想インピーダンスVZLは、最大電力値の高周波電力が各インピーダンス変換器33,34のキャパシタ33b,34bに供給されている状況における各キャパシタ33b,34bの印加電圧が許容最大電圧に近づくよう設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、受電機器及びその受電機器を備えた非接触電力伝送装置に関する。
従来から、電源コードや送電ケーブルを用いない非接触電力伝送装置として、例えば磁場共鳴を用いたものが知られている。例えば特許文献1の非接触電力伝送装置は、交流電源と、交流電源から交流電力が供給される1次側コイルとを有する送電機器を備えている。また、非接触電力伝送装置は、1次側コイルと磁場共鳴可能な2次側コイルを有する受電機器を備えている。そして、1次側コイルと2次側コイルとが磁場共鳴することにより、送電機器から受電機器に交流電力が伝送される。2次側コイルにて受電された交流電力は、受電機器に設けられた負荷に供給される。負荷は、例えば交流電力を整流する整流器及び蓄電部を備えている。
特開2009−106136号公報
ここで、例えば、負荷に整流器等のような非線形回路が含まれている場合、高調波電流が発生し得る。当該高調波電流によって不要な放射磁界が発生すると、例えば周辺の電子部品の誤動作等といった不都合が懸念される。
なお、上述した事情は、磁場共鳴によって非接触の電力伝送を行う構成に限られず、例えば電磁誘導によって非接触の電力伝送を行う構成についても同様である。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、不要な放射磁界を低減できる受電機器及びその受電機器を備えた非接触電力伝送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する受電機器は、交流電力が供給される1次側コイルを有する送電機器から非接触で前記交流電力を受電可能であり、前記1次側コイルから非接触で前記交流電力を受電可能な2次側コイルと、前記2次側コイルにて受電された交流電力が供給される負荷と、前記2次側コイルと前記負荷との間に設けられ、インピーダンス変換を行う複数のインピーダンス変換部と、を備え、前記複数のインピーダンス変換部は直列に配置されており、前記2次側コイルにて受電された交流電力は前記複数のインピーダンス変換部を介して前記負荷に供給され、前記複数のインピーダンス変換部は、前記複数のインピーダンス変換部のうち前記負荷に最も近い位置に設けられ、第1素子を有する第1インピーダンス変換部と、前記第1インピーダンス変換部の隣に設けられ、第2素子を有する第2インピーダンス変換部と、を備え、前記第1インピーダンス変換部と前記第2インピーダンス変換部との間のインピーダンスは、前記第1素子及び前記第2素子に供給され得る交流電力のうち最大電力値の交流電力が前記第1素子及び前記第2素子に供給されている状況において、前記第1素子の印加電圧及び前記第2素子の印加電圧が各々の許容最大電圧以内で、且つ、前記第1素子の印加電圧及び前記第2素子の印加電圧の少なくとも一方が前記許容最大電圧に近づくよう設定されていることを特徴とする。
本発明者らは、2次側コイルと負荷との間に複数のインピーダンス変換部を設け、これら各インピーダンス変換部のうち第1インピーダンス変換部と第2インピーダンス変換部との間のインピーダンスが高くなるほど高調波電流が低くなることを見出した。そして、この知見に基づいて、第1素子の印加電圧及び第2素子の印加電圧が各々の許容最大電圧以内で、且つ、第1素子の印加電圧及び第2素子の印加電圧の少なくとも一方が許容最大電圧に近づくように第1インピーダンス変換部及び第2インピーダンス変換部の間のインピーダンスを設定した。これにより、各素子が正常に動作可能な範囲内で、可能な限り高調波電流を低くすることができる。よって、不要な放射磁界を低減できる。なお、第1素子及び第2素子は、それぞれ別々であってもよいし、同一であってもよい。つまり、1つの素子を各インピーダンス変換部にて共用している態様を含む。
上記受電機器について、前記第1素子及び前記第2素子の少なくとも一方は、前記第1インピーダンス変換部と前記第2インピーダンス変換部とを接続するP配線及びN配線の双方に接続されているとよい。かかる構成によれば、各インピーダンス変換部間のインピーダンスが高くなると、それに伴いP配線及びN配線の双方に接続されている素子の印加電圧が高くなる。この点、本構成によれば、上記のように各インピーダンス変換部間のインピーダンスと密接に関連する上記素子の印加電圧を考慮して、各インピーダンス変換部間のインピーダンスが設定されている。これにより、各インピーダンス変換部が正常に動作可能な範囲内で、可能な限り高調波電流を低くすることができる。
上記受電機器について、前記許容最大電圧は、前記第1素子及び前記第2素子の仕様に基づいて設定されるとよい。かかる構成によれば、許容最大電圧は各素子の仕様に基づいて設定されるため、当該許容最大電圧を適切に設定することができる。これにより、各インピーダンス変換部間のインピーダンス及び各インピーダンス変換部のインピーダンスを適切な値に設定することができる。
非接触電力伝送装置において、前記送電機器と、上述した受電機器と、を備えているとよい。かかる構成によれば、非接触電力伝送装置において、高調波電流を低くすることができ、それを通じて不要な放射磁界を低減できる。
この発明によれば、不要な放射磁界を低減できる。
車両側機器及び非接触電力伝送装置の電気的構成を示す回路図。
以下、受電機器及びその受電機器を備えた非接触電力伝送装置(非接触電力伝送システム)を車両に適用した一実施形態について説明する。
図1に示すように、非接触電力伝送装置10は、地上に設けられた地上側機器11と、車両に搭載された車両側機器21とを備えている。地上側機器11が送電機器(1次側機器)に対応し、車両側機器21が受電機器(2次側機器)に対応する。
地上側機器11は、所定の周波数の高周波電力(交流電力)を供給可能な高周波電源12(交流電源)を備えている。高周波電源12は、インフラとしての系統電源から供給される系統電力を高周波電力に変換し、その変換された高周波電力を供給可能に構成されている。また、高周波電源12は、電力値が異なる複数種類の高周波電力を供給可能に構成されている。
高周波電源12から供給された高周波電力は、非接触で車両側機器21に伝送され、車両側機器21に設けられた負荷22に供給される。具体的には、非接触電力伝送装置10は、地上側機器11及び車両側機器21間の電力伝送を行うものとして、地上側機器11に設けられた送電器13と、車両側機器21に設けられた受電器23とを備えている。
送電器13及び受電器23は同一の構成となっており、両者は磁場共鳴可能に構成されている。詳細には、送電器13は、並列に接続された1次側コイル13a及び1次側コンデンサ13bからなる共振回路で構成されている。受電器23は、並列に接続された2次側コイル23a及び2次側コンデンサ23bからなる共振回路で構成されている。両者の共振周波数は同一に設定されている。
かかる構成によれば、送電器13及び受電器23の相対位置が磁場共鳴可能な位置にある状況において、高周波電力が送電器13(1次側コイル13a)に供給された場合、送電器13と受電器23(2次側コイル23a)とが磁場共鳴する。これにより、受電器23は送電器13のエネルギの一部を受け取る。すなわち、受電器23は、送電器13から高周波電力を受電する。なお、説明の便宜上、以降の説明においては、送電器13及び受電器23の相対位置は予め定められた基準位置に固定されているものとする。
負荷22は、受電器23にて受電された高周波電力が供給されるものであり、具体的には受電器23にて受電された高周波電力を整流する整流器、及び整流器にて整流された直流電力が供給される車両用バッテリを有している。受電器23にて受電された高周波電力は車両用バッテリの充電に用いられる。
地上側機器11は、高周波電源12等の制御を行う電源側コントローラ14を備えている。電源側コントローラ14は、高周波電源12から高周波電力を供給するか否かの判断を行うとともに、高周波電源12から供給される高周波電力の電力値制御を行う。
また、車両側機器21は、電源側コントローラ14と無線通信可能に構成された車両側コントローラ24を備えている。非接触電力伝送装置10は、各コントローラ14,24間での情報のやり取りを通じて、電力伝送の開始又は終了等を行う。
非接触電力伝送装置10は、複数のインピーダンス変換器(インピーダンス変換部)31〜34を備えている。詳細には、非接触電力伝送装置10は、地上側機器11に設けられた第1インピーダンス変換器31及び第2インピーダンス変換器32と、車両側機器21に設けられた第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34とを備えている。本実施形態では、第3インピーダンス変換器33が「第2インピーダンス変換部」に対応し、第4インピーダンス変換器34が「第1インピーダンス変換部」に対応する。
第1インピーダンス変換器31は、第1インダクタ31a及び第1キャパシタ31bを有する逆L型のLC回路で構成されている。第2インピーダンス変換器32は、第2インダクタ32a及び第2キャパシタ32bを有する逆L型のLC回路で構成されている。第1インピーダンス変換器31及び第2インピーダンス変換器32は、高周波電源12と送電器13との間に設けられており、両者は直列に配置されている。高周波電源12から供給された高周波電力は、第1インピーダンス変換器31及び第2インピーダンス変換器32を介して送電器13に供給される。
第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34は受電器23と負荷22との間に設けられている。第4インピーダンス変換器34は、複数のインピーダンス変換器33,34のうち負荷22に最も近い位置(受電器23から負荷22に向かう電力伝送経路における最下流の位置)に設けられている。つまり、第4インピーダンス変換器34は、受電器23及び負荷22との間に設けられた複数のインピーダンス変換器33,34のうち最後段のインピーダンス変換器である。
第3インピーダンス変換器33は、第4インピーダンス変換器34の隣に配置されている。第3インピーダンス変換器33と第4インピーダンス変換器34とは直列に配置されている。詳細には、車両側機器21には、第3インピーダンス変換器33と第4インピーダンス変換器34とを接続するP配線(電力線)L1及びN配線L2が設けられており、第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34はP配線L1及びN配線L2によって直接接続されている。受電器23にて受電された高周波電力は第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34を介して負荷22に供給される。
第3インピーダンス変換器33は、第3インダクタ33a及び第3キャパシタ33bを有する逆L型のLC回路で構成されている。詳細には、第3インダクタ33aは、一端がP配線L1に接続されており、他端が受電器23に接続されている。第3キャパシタ33bは、第3インダクタ33aよりも第4インピーダンス変換器34側にあり、P配線L1及びN配線L2の双方に接続されている。第3キャパシタ33bが「第2素子」に対応する。
第4インピーダンス変換器34は、第4インダクタ34a及び第4キャパシタ34bを有するL型のLC回路で構成されている。詳細には、第4インダクタ34aは、一端がP配線L1に接続され、他端が負荷22に接続されている。第4キャパシタ34bは、第4インダクタ34aよりも第3インピーダンス変換器33側にあり、P配線L1及びN配線L2の双方に接続されている。第4キャパシタ34bが「第1素子」に対応する。
なお、以降の説明において、第1インピーダンス変換器31及び第2インピーダンス変換器32を1次側インピーダンス変換器群G1と、第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34を2次側インピーダンス変換器群G2という。
ここで、負荷22に含まれる整流器は、ダイオード等を含む非線形回路である。このため、受電器23から負荷22に向けて高周波電力が伝送される場合、車両側機器21内にて高調波電流が発生し得る。なお、当該高調波電流は、例えば電力伝送が行われる高周波電力(高周波電源12から供給される高周波電力)の周波数の整数倍の周波数を有するものである。
これに対して、本発明者らは、第3インピーダンス変換器33と第4インピーダンス変換器34との間のインピーダンス(以下、仮想インピーダンスVZLという)が高くなるほど高調波電流が低くなることを見出した。
仮想インピーダンスVZLは、上記知見、及び、仮想インピーダンスVZLが高くなるほど各キャパシタ33b,34bの印加電圧が高くなることを考慮して設定されている。つまり、仮想インピーダンスVZLは、各インピーダンス変換器33,34のキャパシタ33b,34bに供給され得る高周波電力のうち最大電力値の高周波電力が各キャパシタ33b,34bに供給されている状況における各キャパシタ33b,34bの印加電圧が予め定められた許容最大電圧に近づく(好ましくは一致する)ように設定されている。つまり、仮想インピーダンスVZLは、各キャパシタ33b,34bに最大電力値の高周波電力が供給されている場合であっても各キャパシタ33b,34bの印加電圧が許容最大電圧を超えない範囲内で可能な限り高く設定されている。
ここで、許容最大電圧とは、各キャパシタ33b,34bの仕様に基づいて設定されるものであり、各キャパシタ33b,34bに印加することが許容される電圧の最大値である。換言すれば、許容最大電圧は、各キャパシタ33b,34bが正常に動作可能な範囲内にて印加可能な最大電圧とも言える。許容最大電圧の一例としては、例えば各キャパシタ33b,34bの定格電圧(耐圧)又はその定格電圧に所定のマージンを差し引いた電圧が考えられる。また、例えば定格電圧等との関係で、各キャパシタ33b,34bが通常使用される使用電圧範囲が想定される場合には、当該使用電圧範囲の最大値又はそれよりも所定のマージンを差し引いた電圧を許容最大電圧としてもよい。
ちなみに、本実施形態において、各キャパシタ33b,34bの仕様は同一であり、各キャパシタ33b,34bの許容最大電圧は同一である。
また、各キャパシタ33b,34bに供給され得る最大電力値の高周波電力は、高周波電源12の仕様及び高周波電源12の出力端から負荷22までのインピーダンスZpに基づいて決まるものである。例えば、高周波電源12の出力端から負荷22までのインピーダンスZpが一定となっている条件下においては、高周波電源12内にて設定される電力値が最大となっている場合に各キャパシタ33b,34bに供給される高周波電力の電力値である。また、高周波電源12の出力端から負荷22までのインピーダンスZpが変動し得る構成にあっては、高周波電源12の出力端から負荷22までのインピーダンスZpが最小値である条件下において高周波電源12内にて設定される電力値が最大となっている場合に各キャパシタ33b,34bに供給される高周波電力の電力値である。
なお、各キャパシタ33b,34bに供給され得る最大電力値の高周波電力は、受電器23にて受電される高周波電力が最大値である場合に各キャパシタ33b,34bに供給される高周波電力の電力値であるとも言える。
2次側インピーダンス変換器群G2は、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスが特定値に近づく(好ましくは一致する)ように負荷22のインピーダンスZLをインピーダンス変換する。
なお、上記特定値とは、例えば、相対的に伝送効率が高くなる値等が考えられる。詳細には、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスの実部には、相対的に他の抵抗値よりも高い伝送効率となる特定抵抗値Routが存在する。より詳しくは、仮に送電器13の入力端に仮想負荷を設けた場合において、当該仮想負荷の抵抗値をRaとし、受電器23(詳細には受電器23の出力端)から仮想負荷までの抵抗値をRbとすると、特定抵抗値Routは√(Ra×Rb)である。
この場合、第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34の定数(インピーダンス)は、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスが特定抵抗値Routとなるように、仮想インピーダンスVZL及び負荷22のインピーダンスZLに対応させて設定されている。かかる構成において、仮想インピーダンスVZLは、負荷22のインピーダンスZLよりも高く、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンス(特定抵抗値Rout)よりも高い。なお、定数(インピーダンス)は、変換比とも、インダクタンスやキャパシタンスとも言える。
なお、1次側インピーダンス変換器群G1は、高周波電源12から所望の電力値の高周波電力が供給されるべく、送電器13の入力端から負荷22までのインピーダンス(送電器13の入力インピーダンス)Zinをインピーダンス変換する。
例えば、負荷22の車両用バッテリに対して供給される直流電力の電力値が充電に適した電力値となるのに要する高周波電源12からの供給電力の電力値を、充電に適した電力値とする。そして、高周波電源12から充電に適した電力値の高周波電力が供給されるための高周波電源12の出力端から負荷22までのインピーダンスを、充電に適した入力インピーダンスZtとする。この場合、1次側インピーダンス変換器群G1は、高周波電源12の出力端から負荷22までのインピーダンスZpが上記充電に適した入力インピーダンスZtに近づく(好ましくは一致する)ように、送電器13の入力インピーダンスZinをインピーダンス変換する。
次に本実施形態の作用について説明する。
各キャパシタ33b,34bに最大電力値の高周波電力が供給されている状況における各キャパシタ33b,34bの印加電圧が許容最大電圧となるように仮想インピーダンスVZLが高く設定されているため、車両側機器21にて発生する高調波電流が低くなっている。かかる構成において、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスは特定抵抗値Routとなっているため、伝送効率が向上している。
以上詳述した本実施形態によれば以下の優れた効果を奏する。
(1)受電器23と負荷22との間に、互いに直列に配置された複数のインピーダンス変換器33,34を設けた。その上で、負荷22に最も近い第4インピーダンス変換器34と、第4インピーダンス変換器34の隣に配置された第3インピーダンス変換器33との間のインピーダンス(仮想インピーダンスVZL)を、各インピーダンス変換器33,34が正常に動作可能な範囲内で可能な限り高く設定した。具体的には、仮想インピーダンスVZLは、第4インピーダンス変換器34を構成する第4キャパシタ34b及び第3インピーダンス変換器33を構成する第3キャパシタ33bに最大電力値の高周波電力が供給されている状況における各キャパシタ33b,34bの印加電圧が許容最大電圧に近づく(好ましくは一致する)よう設定されている。これにより、各キャパシタ33b,34bが正常に動作可能な範囲内で、高調波電流を低くすることができる。よって、不要な放射磁界を低減できる。
特に、車両側機器21は車両に搭載されるものである。車両には、各種電子部品が多数搭載されており、且つ、車内スペースを広く確保するべく、これら各種電子部品は近接して配置されている。このため、放射磁界による不都合、例えば電子部品の誤動作が発生し易い。
また、車両用バッテリの容量は、携帯電話のバッテリ等と比較して大きい。このような大容量の車両用バッテリを充電する場合、充電時間の短縮を図るべく、電力伝送で用いられる高周波電力の電力値は高く設定され易い。このため、不要な放射磁界は、無視することはできない程、強くなり易い。
これに対して、本実施形態では、仮想インピーダンスVZL及び高調波電流に相関関係があるとともに、仮想インピーダンスVZL及び各キャパシタ33b,34bの印加電圧に相関関係があることに着目し、各キャパシタ33b,34bの印加電圧が過度に高くならない範囲内で高調波電流が低くなるよう仮想インピーダンスVZLを設定した。これにより、放射磁界を低減でき、これを通じて放射磁界による不都合を好適に抑制することができる。
(2)第3キャパシタ33b及び第4キャパシタ34bは、第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34を接続するP配線L1及びN配線L2の双方に接続されている。この場合、仮想インピーダンスVZLの印加電圧と、各キャパシタ33b,34bの印加電圧とはほぼ同一であるため、仮想インピーダンスVZLが高くなった場合に、それに伴い各キャパシタ33b,34bの印加電圧が高くなる。また、仮想インピーダンスVZLが高くなった場合に、各キャパシタ33b,34bの印加電圧の方が、P配線L1のみに接続されている各インダクタ33a,34aの印加電圧と比較して、高くなり易い場合がある。
この点、本実施形態によれば、上記のように仮想インピーダンスVZLと密接に関連する各キャパシタ33b,34bの許容最大電圧を考慮して仮想インピーダンスVZLが設定されている。これにより、各インピーダンス変換器33,34が正常に動作可能な範囲内で、高調波電流を可能な限り低くすることができ、放射磁界を低減できる。
(3)許容最大電圧は、各キャパシタ33b,34bの仕様に基づいて設定される。これにより、許容最大電圧を適切に設定することができる。よって、仮想インピーダンスVZL及び各インピーダンス変換器33,34の定数を好適に設定することができる。
(4)第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34の定数は、受電器23(2次側コイル23a)の出力端から負荷22までのインピーダンスが特定値(例えば特定抵抗値Rout)となるように、仮想インピーダンスVZL及び負荷22のインピーダンスZLに対応させて設定されている。これにより、高調波電流を低くしつつ、伝送効率の向上を図ることができる。
なお、複数のインピーダンス変換器33,34が受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスを特定値にするものであることに着目すれば、受電器23の出力端から負荷22のインピーダンスを特定値にするための構成を用いて高調波電流を低減することができるとも言える。この場合、高調波電流を低減するための構成を別途設ける必要がないため、構成の簡素化を図ることができるとも言える。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、各キャパシタ33b,34bの仕様は同一であったが、これに限られず、異なる構成であってもよい。この場合、第3キャパシタ33bと第4キャパシタ34bとで許容最大電圧が異なる場合が生じ得る。かかる構成においては、第3キャパシタ33bの許容最大電圧及び第4キャパシタ34bの許容最大電圧のうち低い方の許容最大電圧を採用するとよい。すなわち、各キャパシタ33b,34bの印加電圧が同一である場合、最大電力値の高周波電力の供給時における各キャパシタ33b,34bの印加電圧が、第3キャパシタ33bの許容最大電圧及び第4キャパシタ34bの許容最大電圧のうち低い方の許容最大電圧に近づく(一致する)ように仮想インピーダンスVZLが設定されていればよい。
○ 実施形態では、各キャパシタ33b,34bの許容最大電圧に着目したが、これに限られず、各インダクタ33a,34aの許容最大電圧に着目してもよい。詳細には、例えば仮想インピーダンスVZLと負荷22のインピーダンスZLとの差が大きくなるほど、第4インダクタ34aの印加電圧が高くなる。この場合、仮想インピーダンスVZLと負荷22のインピーダンスZLとの関係によっては、第4キャパシタ34bの印加電圧が当該第4キャパシタ34bの許容最大電圧を超える前に、第4インダクタ34aの印加電圧が当該第4インダクタ34aの許容最大電圧を超える場合が生じ得る。この点に着目して、第4インダクタ34aの印加電圧が当該第4インダクタ34aの許容最大電圧を超えないように仮想インピーダンスVZLを設定してもよい。要は、第1インピーダンス変換部の第1素子、及び、第2インピーダンス変換部の第2素子は、P配線L1及びN配線L2の双方に接続されたキャパシタ33b,34bに限定されず、P配線L1のみに接続されたインダクタ33a,34aも含む。要は、第1素子が複数ある場合には、最大電力値の交流電力の供給時において、複数の第1素子のうち少なくとも1つの素子の印加電圧が許容最大電圧に近づき、他の素子の印加電圧が各々の許容最大電圧以内になるよう仮想インピーダンスVZLを設定するとよい。第2素子が複数ある場合についても同様である。
○ ここで、例えば第1素子として第4インダクタ34aに着目し、第2素子として第3キャパシタ33bに着目した場合、両者の印加電圧は異なるとともに、各々の許容最大電圧は異なる。つまり、上記各別例にて示した通り、着目する素子によって、第1素子の印加電圧(第1印加電圧)と第2素子の印加電圧(第2印加電圧)とは異なる場合があり、第1素子の許容最大電圧(第1許容最大電圧)と第2素子の許容最大電圧(第2許容最大電圧)とは異なる場合がある。
かかる構成においては、(A)第1印加電圧が第1許容最大電圧以内で第2印加電圧が第2許容最大電圧に近づく、又は、(B)第2印加電圧が第2許容最大電圧以内で第1印加電圧が第1許容最大電圧に近づく、の少なくとも一方の条件が成立するよう仮想インピーダンスVZLを設定するとよい。この場合、各印加電圧は同一であってもよいし、異なっていてもよい。また、各許容最大電圧は同一であってもよいし、異なっていてもよい。なお、「前記第1素子の印加電圧及び前記第2素子の印加電圧が各々の許容最大電圧以内で、且つ、前記第1素子の印加電圧及び前記第2素子の印加電圧の少なくとも一方が前記許容最大電圧に近づく」とは、上記(A)及び(B)の少なくとも一方の条件が成立した状態に対応する。
○ 実施形態では、P配線L1及びN配線L2の双方に接続された素子として各キャパシタ33b,34bが設けられていたが、これに限られず、各キャパシタ33b,34bに代えてインダクタを設ける構成としてもよい。この場合、インダクタの許容最大電圧に基づいて仮想インピーダンスVZLを設定するとよい。なお、インダクタの許容最大電圧は、当該インダクタの仕様に基づいて設定される。
○ 各インピーダンス変換器31〜34のうち少なくとも1つの定数を可変としてもよい。例えば、第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34の双方の定数を可変にし、送電器13及び受電器23の相対位置の変動に応じて、第3インピーダンス変換器33の定数の可変制御を行い、負荷22のインピーダンスZLの変動に応じて第4インピーダンス変換器34の定数の可変制御を行う構成であってもよい。
○ 実施形態では、2次側インピーダンス変換器群G2は、2つのインピーダンス変換器33,34で構成されていたが、これに限られず、3つ以上のインピーダンス変換器で構成されていてもよい。この場合、最後段のインピーダンス変換器と、その手前のインピーダンス変換器との間のインピーダンスを、各インピーダンス変換器の素子の許容最大電圧に基づいて設定するとよい。
○ 実施形態では、1次側インピーダンス変換器群G1は、2つのインピーダンス変換器31,32で構成されていたが、これに限られず、3つ以上であってもよいし、1つであってもよい。また、第1インピーダンス変換器31及び第2インピーダンス変換器32の双方を省略してもよい。
○ 実施形態では、送電器13(1次側コイル13a)及び受電器23(2次側コイル23a)の相対位置は基準位置に固定されていたが、これに限られず、送電器13及び受電器23の相対位置が変動する構成であってもよい。この場合、送電器13及び受電器23の相対位置の変動によって受電器23にて受電される高周波電力の電力値が変動し得る。このため、各キャパシタ33b,34bに供給され得る最大電力値の高周波電力は、上記相対位置が受電器23にて受電される高周波電力の電力値が最大となる特定位置である条件下において高周波電源12の仕様等に基づいて決まる。
○ 各インピーダンス変換器31〜34の具体的な構成は任意であり、例えば逆L型、π型、T型等を用いてもよい。具体的には、例えば、第3インピーダンス変換器33を、第3インダクタ33aよりも受電器23側に第3キャパシタが配置されたL型にしてもよい。この場合、P配線L1及びN配線L2の双方に接続されている素子は第4キャパシタ34bのみとなる。なお、高周波電源12にD級増幅器を用いる場合には、第1インピーダンス変換器31はL型以外のものを用いるとよい。
○ 各インピーダンス変換器31〜34は全てLC回路で構成されていたが、これに限られず、例えば各インピーダンス変換器31〜34の少なくとも一方をトランスで構成してもよい。
○ 実施形態では、仮想インピーダンスVZLは、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンス(特定抵抗値Rout)よりも高く設定されていたが、これに限られず、仮想インピーダンスVZLが受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスよりも低く設定されていてもよい。この場合、第3インピーダンス変換器33をL型にするとよい。
○ 2次側インピーダンス変換器群G2は、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスを特定抵抗値Routに近づけるようインピーダンス変換を行うものであったが、これに限られない。例えば、高周波電源12として電力源を用いる構成においては、2次側インピーダンス変換器群G2は、受電器23の出力端から負荷22までのインピーダンスと、受電器23の出力端から高周波電源12までのインピーダンスとが整合するようにインピーダンス変換するものであってもよい。
○ 高周波電源12は、電圧源、電流源及び電力源のいずれであってもよい。
○ 高周波電源12から供給される高周波電力の波形は任意であり、例えば正弦波であってもよいし、矩形波であってもよい。
○ 実施形態では、送電器13の共振周波数と受電器23の共振周波数とは同一に設定されていたが、これに限られず、電力伝送が可能な範囲内で両者を異ならせてもよい。
○ 実施形態では、送電器13と受電器23とは同一の構成であったが、これに限られず、異なる構成であってもよい。
○ 実施形態では、1次側コイル13aと1次側コンデンサ13bとが並列に接続されていたが、これに限られず、直列に接続されていてもよい。同様に、2次側コイル23aと2次側コンデンサ23bとが直列に接続されていてもよい。
○ 実施形態では、各コンデンサ13b,23bが設けられていたが、これらを省略してもよい。この場合、各コイル13a,23aの寄生容量を用いて磁場共鳴させる。
○ 実施形態では、非接触の電力伝送を実現させるために磁場共鳴を用いたが、これに限られず、電磁誘導を用いてもよい。
○ 実施形態では、非接触電力伝送装置10は、車両に適用されていたが、これに限られず、他の機器に適用してもよい。例えば、携帯電話のバッテリを充電するのに適用してもよい。
○ 送電器13は、1次側コイル13a及び1次側コンデンサ13bからなる共振回路と、その共振回路と電磁誘導で結合する1次側結合コイルとを有する構成であってもよい。同様に、受電器23は、2次側コイル23a及び2次側コンデンサ23bからなる共振回路と、その共振回路と電磁誘導で結合する2次側結合コイルとを有する構成であってもよい。
○ 実施形態では、2つの第3インピーダンス変換器33及び第4インピーダンス変換器34が設けられていたが、これに限られず、2つのインダクタと1つのキャパシタとを有するT型のインピーダンス変換器が1つのみ設けられている構成であってもよい。詳細には、インピーダンス変換器は、受電器23(2次側コイル23a)と負荷22との接続する2つの配線であるP配線及びN配線のうちP配線上に直列に接続された第1実体素子及び第2実体素子としての第1インダクタ及び第2インダクタと、各インダクタの接続線及びN配線の双方に接続された第3実体素子としてのキャパシタを備えている。この場合、キャパシタを、仮想的に互いに並列に接続された2つの仮想キャパシタに分割した場合、実施形態のように、2つのインピーダンス変換器33,34が存在することと等価となる。T型のインピーダンス変換器における仮想インピーダンスVZLは、各仮想キャパシタ間のインピーダンスである。なお、T型のインピーダンス変換器においては、第1インピーダンス変換部の第1素子と、第2インピーダンス変換部の第2素子とが同一の素子(キャパシタ)で構成されているとも言える。
かかる構成において、仮想インピーダンスVZLは、キャパシタに最大電力値の交流電力が供給されている状況におけるキャパシタの印加電圧が許容最大電圧に近づくように設定されている。これにより、T型のインピーダンス変換器を用いた場合において高調波電流を低減できる。
○ なお、上記別例において、P配線上にある第1実体素子及び第2実体素子は、第1インダクタ及び第2インダクタに限られず、第1キャパシタ及び第2キャパシタであってもよい。この場合、第3実体素子としてインダクタを用いる。そして、インダクタを2つの仮想インダクタに分割する。そして、その仮想インダクタ間のインピーダンスである仮想インピーダンスVZLを、インダクタの許容最大電圧に対応させて設定するとよい。
○ また、第1実体素子及び第2実体素子は、インダクタとキャパシタであってもよい。この場合、インダクタと協働してLC回路を構成する仮想キャパシタと、キャパシタと協働してLC回路を構成する仮想インダクタとを合成して得られる実体素子(インダクタ又はキャパシタ)を、第3実体素子として用いるとよい。つまり、第3実体素子を第1仮想素子及び第2仮想素子に分割する場合、第1実体素子側にある第1仮想素子が第1実体素子と協働してLC回路を構成し、第2実体素子側にある第2仮想素子が第2実体素子と協働してLC回路を構成するよう、第3実体素子の分割態様を決定するとよい。換言すれば、第1実体素子及び第1仮想素子のうち一方はインダクタであり、他方はキャパシタであり、第2実体素子及び第2仮想素子のうち一方はインダクタであり、他方はキャパシタであればよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)前記第1インピーダンス変換部及び前記第2インピーダンス変換部は、前記2次側コイルの出力端から前記負荷までのインピーダンスが予め定められた特定値に近づくよう前記負荷のインピーダンスをインピーダンス変換するものである請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の受電機器。
(ロ)交流電力が供給される1次側コイルを有する送電機器から非接触で前記交流電力を受電可能な受電機器において、前記1次側コイルから非接触で前記交流電力を受電可能な2次側コイルと、前記2次側コイルにて受電された交流電力が供給される負荷と、前記2次側コイルと前記負荷との間に設けられ、インピーダンス変換を行う複数のインピーダンス変換部と、を備え、前記複数のインピーダンス変換部は直列に配置されており、前記2次側コイルにて受電された交流電力は前記複数のインピーダンス変換部を介して前記負荷に供給され、前記複数のインピーダンス変換部のうち前記負荷に最も近い位置に設けられた第1インピーダンス変換部と、前記第1インピーダンス変換部の隣に設けられた第2インピーダンス変換部との間のインピーダンスは、前記負荷のインピーダンスよりも高く設定されていることを特徴とする受電機器。
(ハ)交流電力が供給される1次側コイルを有する送電機器から非接触で前記交流電力を受電可能な受電機器において、前記1次側コイルから非接触で前記交流電力を受電可能な2次側コイルと、前記2次側コイルにて受電された交流電力が供給される負荷と、前記2次側コイルと前記負荷との間に設けられ、インピーダンス変換を行うインピーダンス変換部と、を備え、前記インピーダンス変換部は、前記2次側コイルと前記負荷とを接続する2つの配線のうち一方の配線上に直列に接続された第1実体素子及び第2実体素子と、前記第1実体素子と前記第2実体素子の接続線及び他方の配線の双方に接続された第3実体素子と、を備え、前記第3実体素子を、前記第1実体素子と協働してLC回路を構成する第1仮想素子、及び、前記第1仮想素子に並列に接続され且つ前記第2実体素子と協働してLC回路を構成する第2仮想素子に分割した場合における前記第1仮想素子及び前記第2仮想素子間のインピーダンスは、前記第3実体素子に供給され得る交流電力のうち最大電力値の交流電力が前記第3実体素子に供給されている状況における前記第3実体素子の印加電圧が予め定められた許容最大電圧に近づくよう設定されていることを特徴とする受電機器。
10…非接触電力伝送装置、11…地上側機器、12…高周波電源、13a…1次側コイル、21…車両側機器、22…負荷、23a…2次側コイル、33…第3インピーダンス変換器(第2インピーダンス変換部)、34…第4インピーダンス変換器(第1インピーダンス変換部)、L1…P配線、L2…N配線。

Claims (4)

  1. 交流電力が供給される1次側コイルを有する送電機器から非接触で前記交流電力を受電可能な受電機器において、
    前記1次側コイルから非接触で前記交流電力を受電可能な2次側コイルと、
    前記2次側コイルにて受電された交流電力が供給される負荷と、
    前記2次側コイルと前記負荷との間に設けられ、インピーダンス変換を行う複数のインピーダンス変換部と、
    を備え、
    前記複数のインピーダンス変換部は直列に配置されており、前記2次側コイルにて受電された交流電力は前記複数のインピーダンス変換部を介して前記負荷に供給され、
    前記複数のインピーダンス変換部は、
    前記複数のインピーダンス変換部のうち前記負荷に最も近い位置に設けられ、第1素子を有する第1インピーダンス変換部と、
    前記第1インピーダンス変換部の隣に設けられ、第2素子を有する第2インピーダンス変換部と、
    を備え、
    前記第1インピーダンス変換部と前記第2インピーダンス変換部との間のインピーダンスは、前記第1素子及び前記第2素子に供給され得る交流電力のうち最大電力値の交流電力が前記第1素子及び前記第2素子に供給されている状況において、前記第1素子の印加電圧及び前記第2素子の印加電圧が各々の許容最大電圧以内で、且つ、前記第1素子の印加電圧及び前記第2素子の印加電圧の少なくとも一方が前記許容最大電圧に近づくよう設定されていることを特徴とする受電機器。
  2. 前記第1素子及び前記第2素子の少なくとも一方は、前記第1インピーダンス変換部と前記第2インピーダンス変換部とを接続するP配線及びN配線の双方に接続されている請求項1に記載の受電機器。
  3. 前記許容最大電圧は、前記第1素子及び前記第2素子の仕様に基づいて設定される請求項1又は請求項2に記載の受電機器。
  4. 前記送電機器と、
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の受電機器と、
    を備えていることを特徴とする非接触電力伝送装置。
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