JP2014182660A - 検出回路、電源回路及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な回路で導通角制御の有無及び導通角制御の種類を判別できる検出回路、電源回路及び照明装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、第1及び第2コンパレータと判別部とを備えた検出回路が提供される。第1コンパレータは、第1検出用電圧を入力するための第1入力端子と、第1閾値電圧を入力するための第2入力端子と、第1出力信号を出力する第1出力端子と、を有する。第2コンパレータは、第2検出用電圧を入力するための第3入力端子と、第1閾値電圧よりも高い第2閾値電圧を入力するための第4入力端子と、第2出力信号を出力する第2出力端子と、を有する。判別部は、第1出力信号と第2出力信号との時間差を基に、交流電圧の導通角制御の有無、及び、導通角制御が位相制御方式か逆位相制御方式かを判別する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、検出回路、電源回路及び照明装置に関する。
交流電圧の導通角制御の有無及び導通角制御の種類を検出する検出回路がある。検出回路を含み、検出回路の検出結果に応じた制御を行って、負荷に電力を供給する電源回路がある。こうした電源回路は、例えば、発光ダイオード(Light-emitting diode:LED)などの照明光源を含む照明負荷を備えた照明装置に用いられる。検出回路では、より簡単な回路で導通角制御の有無及び導通角制御の種類を判別できるようにすることが望まれる。
米国特許出願公開第2011/0012530号明細書
本発明の実施形態は、より簡単な回路で導通角制御の有無及び導通角制御の種類を判別できる検出回路、電源回路及び照明装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、第1コンパレータと、第2コンパレータと、判別部と、を備えた検出回路が提供される。前記第1コンパレータは、交流電圧に基づく交流または脈流の第1検出用電圧を入力するための第1入力端子と、第1閾値電圧を入力するための第2入力端子と、前記第1検出用電圧が前記第1閾値電圧未満であることを示す第1状態と、前記第1検出用電圧が前記第1閾値電圧以上であることを示す第2状態と、を有する第1出力信号を出力する第1出力端子と、を有する。前記第2コンパレータは、前記交流電圧に基づく交流または脈流の第2検出用電圧を入力するための第3入力端子と、前記第1閾値電圧よりも高い第2閾値電圧を入力するための第4入力端子と、前記第2検出用電圧が前記第2閾値電圧未満であることを示す第3状態と、前記第2検出用電圧が前記第2閾値電圧以上であることを示す第4状態と、を有する第2出力信号を出力する第2出力端子と、を有する。前記判別部は、前記第1出力信号と前記第2出力信号との時間差を基に、前記交流電圧の導通角制御の有無、及び、前記導通角制御が位相制御方式か逆位相制御方式かを判別する。
より簡単な回路で導通角制御の有無及び導通角制御の種類を判別できる検出回路、電源回路及び照明装置が提供される。
実施形態に係る照明装置を模式的に表すブロック図である。 実施形態に係る電源回路を模式的に表す回路図である。 図3(a)〜図3(d)は、実施形態に係る制御部の動作を模式的に表すグラフ図である。 図4(a)〜図4(d)は、実施形態に係る制御部の動作を模式的に表すグラフ図である。 図5(a)〜図5(d)は、実施形態に係る制御部の動作を模式的に表すグラフ図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る照明装置を模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、照明装置10は、照明負荷12(負荷)と、電源回路14と、を備える。照明負荷12は、例えば、発光ダイオード(LED)などの照明光源16を有する。照明光源16は、例えば、有機発光ダイオード(Organic light-emitting diode:OLED)などでもよい。
電源回路14は、交流電源2及び調光器3と接続されている。なお、本願明細書において、「接続」とは、電気的な接続を意味し、物理的に接続されていない場合や他の要素を介して接続されている場合も含むものとする。
交流電源2は、例えば、商用電源である。調光器3は、交流電源2の交流の電源電圧VINから導通角制御した交流電圧VCTを生成する。電源回路14は、調光器3から供給される交流電圧VCTを直流電圧VDCに変換して照明負荷12に出力することにより、照明光源16を点灯させる。また、電源回路14は、導通角制御された交流電圧VCTに同期して、照明光源16の調光を行う。なお、調光器3は、必要に応じて設けられ、省略可能である。調光器3が設けられていない場合には、交流電源2の電源電圧VINが、電源回路14に供給される。
調光器3の導通角制御には、例えば、交流電圧のゼロクロスから交流電圧の絶対値が最大値となる期間において導通する位相を制御する位相制御(leading edge)の方式と、交流電圧の絶対値が最大値となってから交流電圧がゼロクロスする期間において遮断する位相を制御する逆位相制御(trailing edge)の方式とがある。
位相制御する調光器3は、回路構成が簡単であり、比較的大きな電力負荷を扱うことができる。しかし、トライアックが使用されている場合は、軽負荷動作が困難で、電源電圧が一時的に低下するいわゆる電源ディップが発生すると不安定動作に陥りやすい。また、容量性負荷を接続した場合は、突入電流が発生するため容量性負荷との相性が悪いなどの特徴がある。
一方、逆位相制御する調光器3は、軽負荷でも動作可能であり、容量性負荷を接続しても突入電流が発生せず、また電源ディップが発生しても動作が安定である。しかし、回路構成が複雑であり、温度が上昇し易いため、重負荷に向かない。また、誘導性負荷を接続した場合は、サージが発生するなどの特徴がある。
本実施形態では、調光器3として、電源電圧VINを供給する一対の電源ラインの一方の端子4、6間に直列に挿入された構成を例示しているが、他の構成でもよい。
電源回路14は、電力変換部20と、制御部21と、制御用電源部22と、電流調整部23と、を有する。電力変換部20は、電源供給経路25を介して供給される交流電圧VCTを照明負荷12に応じた所定の電圧値の直流電圧VDCに変換して照明負荷12に供給する。
制御用電源部22は、電源供給経路25に接続された配線部40を有する。配線部40は、入力端子4に接続された配線40aと、入力端子5に接続された配線40bと、を含む。制御用電源部22は、配線部40を介して入力される交流電圧VCTを制御部21に応じた直流の駆動電圧VDDに変換して、その駆動電圧VDDを制御部21に供給する。
電流調整部23は、電源供給経路25に電気的に接続された分岐経路24を有し、電源供給経路25を流れる電流の一部を分岐経路24に流す導通状態と、流さない非導通状態と、を切り替え可能である。これにより、電流調整部23は、例えば、電源供給経路25に流れる電流を調整する。この例では、電流調整部23の分岐経路24が、制御用電源部22を介して電源供給経路25に接続されている。分岐経路24は、制御用電源部22を介することなく、電源供給経路25に直接接続してもよい。なお、非導通状態には、動作に影響のない微小な電流が分岐経路24に流れる場合も含む。非導通状態は、例えば、分岐経路24に流れる電流が、導通状態よりも小さい状態である。
制御部21は、交流電圧VCTの導通角を検出する。制御部21は、検出した導通角に対応する制御信号CTLを生成し、その制御信号CTLを電力変換部20に入力する。電力変換部20は、入力された制御信号CTLに応じた電圧値の直流電圧VDCを生成する。すなわち、制御部21は、電力変換部20による直流電圧VDCへの変換を制御する。また、制御部21は、検出した導通角に応じて制御信号CGSを生成し、その制御信号CGSを電流調整部23に入力することにより、電流調整部23の導通状態と非導通状態との間の切り替えを制御する。このように、制御部21は、検出した導通角に応じて電力変換部20と電流調整部23とを制御することにより、調光器3の導通角制御に同期して、照明光源16を調光する。制御部21には、例えば、マイクロプロセッサが用いられる。
また、制御部21には、検出回路28が設けられている。検出回路28は、交流電圧VCTの導通角制御の有無、及び、導通角制御の種類を検出する。検出回路28は、交流電圧VCTの導通角制御が、位相制御であるか逆位相制御であるかを検出する。すなわち、検出回路28は、調光器3が接続されているか否かを検出する。そして、接続されている場合に、その調光器3が位相制御を行う調光器であるか逆位相制御を行う調光器であるかを検出する。交流電圧VCTの導通角の検出は、例えば、検出回路28の検出結果に基づいて行われる。制御部21は、検出回路28の検出した導通角制御の有無及びその種類に応じて、電力変換部20及び電流調整部23を制御する。
図2は、実施形態に係る電源回路を模式的に表す回路図である。
図2に表したように、電力変換部20は、整流回路30と、平滑コンデンサ32と、直流電圧変換部34と、を有する。
整流回路30は、例えば、ダイオードブリッジで構成されている。整流回路30の入力端子30a、30bは、一対の入力端子4、5に接続されている。整流回路30の入力端子30a、30bには、調光器3を介して位相制御または逆位相制御された交流電圧VCTが入力される。整流回路30は、例えば、交流電圧VCTを全波整流し、全波整流後の脈流電圧を高電位端子30cと低電位端子30dとの間に生じさせる。
平滑コンデンサ32は、整流回路30の高電位端子30cと低電位端子30dとの間に接続されている。平滑コンデンサ32は、整流回路30によって整流された脈流電圧を平滑化する。これにより、平滑コンデンサ32の両端には、直流電圧VRE(第1直流電圧)が現れる。
直流電圧変換部34は、平滑コンデンサ32の両端に接続されている。これにより、直流電圧VREが、直流電圧変換部34に入力される。直流電圧変換部34は、直流電圧VREを電圧値の異なる直流電圧VDC(第2直流電圧)に変換し、その直流電圧VDCを電源回路14の出力端子7、8に出力する。照明負荷12は、出力端子7、8に接続されている。照明負荷12は、電源回路14から供給された直流電圧VDCにより、照明光源16を点灯させる。
直流電圧変換部34は、制御部21と接続されている。制御部21は、直流電圧変換部34に制御信号CTLを入力する。直流電圧変換部34は、例えば、制御信号CTLに応じて直流電圧VREを降圧する。これにより、直流電圧変換部34は、例えば、直流電圧VREを、照明負荷12の仕様や調光器3の調光度に応じた直流電圧VDCに変換する。
直流電圧変換部34は、例えば、FETなどのスイッチング素子を有しており、スイッチング素子をオン・オフすることによって直流電圧VREを降圧する。制御部21は、例えば、スイッチング素子のオン・オフのタイミングを規定するデューティ信号を制御信号CTLとして直流電圧変換部34に入力する。これにより、直流電圧VDCの電圧値を、制御信号CTLのデューティ比に応じた値に調整することができる。直流電圧変換部34は、例えば、降圧型のDC−DCコンバータである。
電源回路14は、フィルタコンデンサ26をさらに有している。フィルタコンデンサ26は、入力端子4、5の間に接続されている。すなわち、フィルタコンデンサ26は、電源供給経路25に接続されている。フィルタコンデンサ26は、例えば、交流電圧VCTに含まれるノイズを除去する。
制御用電源部22は、整流素子41〜43と、抵抗44、45と、コンデンサ46、47と、レギュレータ48と、ツェナーダイオード50と、半導体素子51と、を有している。
整流素子41、42は、例えば、ダイオードである。整流素子41のアノードは、配線40aを介して整流回路30の一方の入力端子30aに接続されている。整流素子42のアノードは、配線40bを介して整流回路30の他方の入力端子30bに接続されている。
半導体素子51には、例えば、FETやGaN−HEMTなどが用いられる。以下では、半導体素子51をFETとして説明を行う。この例において、半導体素子51は、エンハンスメント型のnチャネルFETである。半導体素子51は、ソース電極51Sと、ドレイン電極51Dと、ゲート電極51Gと、を有する。ドレイン電極51Dの電位は、ソース電極51Sの電位よりも高く設定される。ゲート電極51Gは、ソース電極51Sとドレイン電極51Dとの間に電流の流れる第1状態と、ソース電極51Sとドレイン電極51Dとの間に流れる電流が第1状態よりも小さい第2状態と、を切り替えるために用いられる。第2状態では、ソース電極51Sとドレイン電極51Dとの間に実質的に電流が流れない。半導体素子51は、pチャネル形でもよいし、デプレッション型でもよい。例えば、半導体素子51をpチャネル形とする場合には、ドレイン電極51Dが第1主電極となり、ソース電極51Sが第2主電極となる。すなわち、pチャネル形の場合には、ソース電極51Sの電位が、ドレイン電極51Dの電位よりも高く設定される。
半導体素子51のドレイン電極51Dは、整流素子41のカソード及び整流素子42のカソードに接続されている。すなわち、半導体素子51のドレイン電極51Dは、整流素子41、42を介して電源供給経路25に接続されている。半導体素子51のソース電極51Sは、抵抗44の一端に接続されている。半導体素子51のゲート電極51Gは、ツェナーダイオード50のカソードに接続されている。また、半導体素子51のゲート電極51Gは、抵抗45を介して整流回路30の高電位側の出力端子である高電位端子30cに接続されている。
抵抗44の他端は、整流素子43のアノードに接続されている。整流素子43のカソードは、コンデンサ46の一端及びレギュレータ48の一端に接続されている。レギュレータ48の他端は、制御部21及びコンデンサ47の一端に接続されている。
交流電圧VCTの印加にともなう一方の極性の電流は、整流素子41を介して半導体素子51のドレイン電極51Dに流れる。一方、交流電圧VCTの印加にともなう他方の極性の電流は、整流素子42を介して半導体素子51のドレイン電極51Dに流れる。これにより、半導体素子51のドレイン電極51Dには、交流電圧VCTを全波整流した脈流の電圧が印加される。
ツェナーダイオード50のカソードには、抵抗45を介して、平滑コンデンサ32によって平滑された直流電圧VREが、印加される。これにより、半導体素子51のゲート電極51Gには、ツェナーダイオード50の降伏電圧に応じた実質的に一定の電圧が印加される。これにともない、半導体素子51のドレイン−ソース間に、実質的に一定の電流が流れる。このように、半導体素子51は、定電流素子として機能する。半導体素子51は、配線部40に流れる電流を調整する。
コンデンサ46は、半導体素子51のソース電極51Sから抵抗44及び整流素子43を介して供給される脈流の電圧を平滑化し、脈流の電圧を直流電圧に変換する。レギュレータ48は、入力された直流電圧から実質的に一定の直流の駆動電圧VDDを生成し、制御部21に出力する。コンデンサ47は、例えば、駆動電圧VDDのノイズの除去などに用いられる。これにより、駆動電圧VDDが制御部21に供給される。
この際、上記のように、半導体素子51のドレイン電極51Dを電源供給経路25に接続し、半導体素子51のゲート電極51Gを整流回路30の高電位端子30cに接続する。すなわち、半導体素子51のドレイン電極51Dに、交流電圧VCTを印加し、半導体素子51のゲート電極51Gに、直流電圧VREを印加する。これにより、例えば、半導体素子51の動作を安定させることができる。整流素子41、42にかかる負荷を抑えることができる。安定した駆動電圧VDDを制御部21に供給することができる。結果として、制御部21の動作を安定させることができる。なお、半導体素子51のドレイン電極51Dに印加される電圧は、平滑コンデンサ32により平滑化されていない電圧であればよい。例えば、整流回路30による整流後の脈流電圧でもよい。半導体素子51のゲート電極51Gに印加される電圧は、平滑コンデンサ32に平滑された電圧であればよい。例えば、直流電圧VDCでもよい。
電流調整部23は、抵抗61と、スイッチング素子62と、を有している。スイッチング素子62には、例えば、FETやGaN−HEMTなどが用いられる。以下では、スイッチング素子62をFETとして説明を行う。
抵抗61の一端は、半導体素子51のソース電極51Sに接続されている。抵抗61の他端は、スイッチング素子62のドレインに接続されている。スイッチング素子62のゲートは、制御部21に接続されている。制御部21は、スイッチング素子62のゲートに制御信号CGSを入力する。スイッチング素子62には、例えば、ノーマリオフ型が用いられる。例えば、制御部21から入力される制御信号CGSをLoからHiに切り替えることで、スイッチング素子62が、オフ状態からオン状態に変化する。
スイッチング素子62をオン状態にすると、例えば、整流素子41、42、及び半導体素子51を介して、電源供給経路25を流れる電流の一部が、分岐経路24に流れる。すなわち、スイッチング素子62をオン状態にすることによって、電流調整部23が導通状態となり、スイッチング素子62をオフ状態にすることによって、電流調整部23が非導通状態となる。
スイッチング素子62のソース、ツェナーダイオード50のアノード、コンデンサ46の他端、及び、コンデンサ47の他端は、整流回路30の低電位端子30dに接続されている。すなわち、制御用電源部22のグランド及び電流調整部23のグランドは、直流電圧変換部34の入力側のグランドと共通化されている。一方、制御部21のグランドは、出力端子8に接続されている。すなわち、制御部21のグランドは、直流電圧変換部34の出力側のグランドと共通化されている。これにより、例えば、制御部21の動作をより安定させることができる。
電源回路14には、抵抗71〜76が、さらに設けられている。抵抗71の一端は、半導体素子51のドレイン電極51Dに接続されている。抵抗71の他端は、抵抗72の一端に接続されている。抵抗72の他端は、整流回路30の低電位端子30dに接続されている。
抵抗73の一端は、整流回路30の高電位端子30cに接続されている。抵抗73の他端は、抵抗74の一端に接続されている。抵抗74の他端は、整流回路30の低電位端子30dに接続されている。
抵抗75の一端は、整流回路30の高電位端子30cに接続されている。抵抗75の他端は、抵抗76の一端に接続されている。抵抗76の他端は、整流回路30の低電位端子30dに接続されている。
検出回路28には、第1コンパレータ81と、第2コンパレータ82と、判別部83と、が設けられている。第1コンパレータ81は、第1入力端子81aと、第2入力端子81bと、第1出力端子81cと、を有する。第2コンパレータ82は、第3入力端子82aと、第4入力端子82bと、第2出力端子82cと、を有する。
第1コンパレータ81の第1入力端子81aは、抵抗71と抵抗72との接続点に接続されている。これにより、第1コンパレータ81の第1入力端子81aには、抵抗71、72の分圧比に応じた脈流の電圧が、導通角制御の有無及びその種類を検出するための第1検出用電圧として入力される。第1検出用電圧は、例えば、整流前の交流の電圧でもよい。このように、第1入力端子81aは、交流の電源電圧VINまたは交流電圧VCTに基づく交流または脈流の第1検出用電圧を入力するための端子である。
第1コンパレータ81の第2入力端子81bは、抵抗73と抵抗74との接続点に接続されている。これにより、第1コンパレータ81の第2入力端子81bには、抵抗73、74の分圧比に応じた直流の電圧が、第1閾値電圧Vth1として入力される。第1閾値電圧Vth1の電圧値は、第1検出用電圧の最大値よりも低い。例えば、第1閾値電圧Vth1の電圧値が、第1検出用電圧の最大値よりも低くなるように、抵抗73、74の分圧比が設定される。このように、第2入力端子81bは、第1閾値電圧Vth1を入力するための端子である。
第1コンパレータ81の第1出力端子81cは、第1出力信号を出力する。第1出力信号は、第1検出用電圧が第1閾値電圧Vth1未満であることを示す第1状態と、第1検出用電圧が第1閾値電圧Vth1以上であることを示す第2状態と、を有する。この例では、第1入力端子81aが、反転入力端子であり、第2入力端子81bが、非反転入力端子である。従って、この例の第1出力信号においては、第1検出用電圧が第1閾値電圧Vth1未満のときに、Hi(第1状態)になり、第1検出用電圧が第1閾値電圧Vth1以上のときに、Lo(第2状態)になる。
上記と反対に、第1入力端子81aを非反転入力端子とし、第2入力端子81bを反転入力端子としてもよい。この場合には、第1検出用電圧が第1閾値電圧Vth1未満のときに、第1出力信号がLo(第1状態)になり、第1検出用電圧が第1閾値電圧Vth1以上のときに、第1出力信号がHi(第2状態)になる。
第2コンパレータ82の第3入力端子82aは、抵抗71と抵抗72との接続点に接続されている。これにより、第2コンパレータ82の第3入力端子82aには、抵抗71、72の分圧比に応じた脈流の電圧が、導通角制御の有無及びその種類を検出するための第2検出用電圧として入力される。第2検出用電圧は、例えば、整流前の交流の電圧でもよい。第3入力端子82aは、交流の電源電圧VINまたは交流電圧VCTに基づく交流または脈流の第2検出用電圧を入力するための端子である。この例において、第2検出用電圧は、第1検出用電圧と実質的に同じである。第2検出用電圧は、第1検出用電圧と異なる電圧でもよい。
第2コンパレータ82の第4入力端子82bは、抵抗75と抵抗76との接続点に接続されている。これにより、第2コンパレータ82の第4入力端子82bには、抵抗75、76の分圧比に応じた直流の電圧が、第2閾値電圧Vth2として入力される。第2閾値電圧Vth2の電圧値は、第2検出用電圧の最大値よりも低い。また、第2閾値電圧Vth2は、第1閾値電圧Vth1よりも高い。例えば、第2閾値電圧Vth2の絶対値は、第1閾値電圧Vth1の絶対値よりも高い。例えば、第2閾値電圧Vth2が、検出用電圧Vdetの最大値よりも低く、かつ第1閾値電圧Vth1よりも高くなるように、抵抗75、76の分圧比が設定される。このように、第4入力端子82bは、第2閾値電圧Vth2を入力するための端子である。
第2コンパレータ82の第2出力端子82cは、第2出力信号を出力する。第2出力信号は、第2検出用電圧が第2閾値電圧Vth2未満であることを示す第3状態と、第2検出用電圧が第2閾値電圧Vth2以上であることを示す第4状態と、を有する。この例では、第3入力端子82aが、反転入力端子であり、第4入力端子82bが、非反転入力端子である。従って、この例の第2出力信号においては、第2検出用電圧が第2閾値電圧Vth2未満のときに、Hi(第3状態)になり、第2検出用電圧が第2閾値電圧Vth2以上のときに、Lo(第4状態)になる。
上記と反対に、第3入力端子82aを非反転入力端子とし、第4入力端子82bを反転入力端子としてもよい。この場合には、第2検出用電圧が第2閾値電圧Vth2未満のときに、第2出力信号がLo(第3状態)になり、第2検出用電圧が第2閾値電圧Vth2以上のときに、第2出力信号がHi(第4状態)になる。
なお、第2コンパレータ82のHi及びLoの第2出力信号の極性は、第1コンパレータ81の第1出力信号の極性と反対でもよい。例えば、第1検出用電圧が、第1閾値電圧Vth1以上のときに、第1コンパレータ81の第1出力信号がLoに設定され、第2検出用電圧が、第2閾値電圧Vth2以上のときに、第2コンパレータ82の第2出力信号がHiに設定されるようにしてもよい。第1閾値電圧Vth1は、例えば、1V程度である。第2閾値電圧Vth2は、例えば、3V程度である。以下では、第1検出用電圧及び第2検出用電圧をまとめて検出用電圧Vdetと称す。
判別部83は、第1コンパレータ81の第1出力端子81c及び第2コンパレータ82の第2出力端子82cのそれぞれに接続されている。判別部83は、第1コンパレータ81の第1出力信号及び第2コンパレータ82の第2出力信号を基に、導通角制御の有無及びその種類の判別を行う。判別部83は、例えば、第1出力信号と第2出力信号との時間差を基に、判別を行う。
図3(a)〜図3(d)は、実施形態に係る制御部の動作を模式的に表すグラフ図である。
図3(a)〜図3(d)では、電源回路14に入力された交流電圧が、導通角制御されていない場合の制御部21の動作例を表す。導通角制御されていない場合とは、例えば、調光器3が接続されておらず、交流電源2の電源電圧VINが、電源回路14に入力されている場合である。導通角制御されていない場合には、例えば、調光器3の調光度が極めて小さい場合も考えられる。導通角制御されていない場合とは、例えば、実質的に正弦波の交流電圧が電源回路14に入力されている状態である。制御部21は、制御用電源部22からの駆動電圧VDDの供給に応じて起動した後、検出回路28の判別部83に、導通角制御の有無及びその種類を判別させる。
図3(a)〜図3(d)の横軸は、時間tである。
図3(a)の縦軸は、検出用電圧Vdetである。
図3(b)の縦軸は、第1コンパレータ81の第1出力信号S1である。
図3(c)の縦軸は、第2コンパレータ82の第2出力信号S2である。
図3(d)の縦軸は、制御信号CGSの電圧値である。
判別部83は、第1出力信号S1、第2出力信号S2、及び、各出力信号S1、S2の時間差によって、導通角制御の有無及びその種類の判別を行う。より詳しくは、判別部83は、第1出力信号S1の立ち下がりエッジTE1、第1出力信号S1の立ち上がりエッジLE1、第2出力信号S2の立ち下がりエッジTE2、第2出力信号S2の立ち上がりエッジLE2、及び、各エッジの時間差によって、導通角制御の有無及びその種類の判別を行う。
この例では、検出用電圧Vdetが、第1閾値電圧Vth1以上のときに、第1出力信号S1がLoになる。そして、検出用電圧Vdetが、第2閾値電圧Vth2以上のときに、第2出力信号S2がLoになる。
この場合、交流電圧の半波の部分においては、第1出力信号S1の立ち下がりエッジTE1、第2出力信号S2の立ち下がりエッジTE2、第2出力信号S2の立ち上がりエッジLE2、及び、第1出力信号S1の立ち上がりエッジLE1の順に、各エッジが変化する。このため、判別部83は、第1出力信号S1の立ち下がりエッジTE1と第1出力信号S1の立ち上がりエッジLE1との間の部分を、交流電圧の半波の部分と判別する。
すなわち、この例では、第1出力信号S1の立ち下がりエッジTE1が、第1出力信号S1が第1状態から第2状態に切り替わる第1切替点である。第2出力信号S2の立ち下がりエッジTE2が、第2出力信号S2が第3状態から第4状態に切り替わる第2切替点である。第2出力信号S2の立ち上がりエッジLE2が、第2出力信号S2が第4状態から第3状態に切り替わる第3切替点である。第1出力信号S1の立ち上がりエッジLE1が、第1出力信号S1が第2状態から第1状態に切り替わる第4切替点である。
判別部83は、第1出力信号S1の立ち下がりエッジTE1と第2出力信号S2の立ち下がりエッジTE2との間の第1時間差Δt1を計時する。また、判別部83は、第2出力信号S2の立ち上がりエッジLE2と第1出力信号S1の立ち上がりエッジLE1との間の第2時間差Δt2を計時する。判別部83による各時間差Δt1、Δt2の計時は、例えば、制御部21の内部クロックを用いて行ってもよいし、制御部21の外部にタイマなどを設けて行ってもよい。
図3(a)〜図3(d)に表したように、導通角制御無しの場合には、第1出力信号S1の立ち下がりエッジTE1と第2出力信号S2の立ち下がりエッジTE2との間、及び、第2出力信号S2の立ち上がりエッジLE2と第1出力信号S1の立ち上がりエッジLE1との間に、所定の時間差が生じる。このため、判別部83は、第1時間差Δt1及び第2時間差Δt2の計時を行い、各時間差Δt1、Δt2のそれぞれが、所定値以上である場合に、導通角制御が行われていないと判別する。判別部83は、例えば、各時間差Δt1、Δt2のそれぞれが、0.5msec以上である場合に、導通角制御が行われていないと判別する。
判別部83は、例えば、電源電圧VINまたは交流電圧VCTの入力が停止されるまで、判別を定期的に実施する。なお、判別部83による判別は、例えば、電源電圧VINまたは交流電圧VCTの半波毎に毎回行ってもよいし、所定数の半波毎に行ってもよい。
制御部21は、判別部83によって導通角制御無しと判別された場合、導通角制御無しの場合に応じたデューティ比の制御信号CTLを生成し、生成した制御信号CTLを直流電圧変換部34に入力する。これにより、電源電圧VINに応じた明るさで、照明光源16が点灯する。
また、制御部21は、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1未満である場合に、制御信号CGSをHi(電流調整部23を導通状態)に設定する。そして、制御部21は、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1以上である場合に、制御信号CGSをLo(電流調整部23を非導通状態)に設定する。すなわち、制御部21は、電源電圧VINまたは交流電圧VCTが下限値未満のときに電流調整部23を導通状態とし、電源電圧VINまたは交流電圧VCTが下限値以上のときに電流調整部23を非導通状態とする。
制御部21は、判別部83によって導通角制御無しと判別された場合、電流調整部23を導通状態から非導通状態に切り替えるタイミングを、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1未満の状態から第1閾値電圧Vth1以上の状態に切り替わるタイミングよりも、第1微小時間MT1だけ遅くする。
例えば、位相制御方式で導通角制御を行う調光器3にトライアックが用いられ、照明光源16にLEDが用いられている状態において、導通角制御無しと判別されたとする。LEDの消費電流は、白熱電球などの消費電流に比べて低い。このため、上記のような動作を行わない場合には、交流電圧VCTが所定値以下の状態において、トライアックをオンするために必要な保持電流を流すことができず、調光器3の動作が不安定になることがある。
これに対して、本実施形態に係る電源回路14では、上記のように電流調整部23の動作を制御することにより、所定値以下の交流電圧VCTにおいて、トライアックをオンするために必要な保持電流を電流調整部23(分岐経路24)に流すことができる。これにより、調光器3の動作を安定させることができる。また、電流調整部23の切り替えのタイミングを第1微小時間MT1だけ遅くすることで、調光器3の動作をより安定させることができる。
この例では、制御信号CGSの切り替えタイミングの決定に、第1閾値電圧Vth1を用いている。すなわち、この例では、第1閾値電圧Vth1を下限値として用いている。下限値は、第1閾値電圧Vth1と異なる値の電圧でもよい。例えば、制御信号CGSの切り替えタイミングを決定するためのコンパレータを別に設けてもよい。
図4(a)〜図4(d)は、実施形態に係る制御部の動作を模式的に表すグラフ図である。
図4(a)〜図4(d)では、電源回路14に入力された交流電圧が、位相制御方式で導通角制御されている場合の制御部21の動作例を表す。図4(a)〜図4(d)のそれぞれの横軸及び縦軸は、図3(a)〜図3(d)のそれぞれの横軸及び縦軸と同じである。
図4(a)〜図4(d)に表したように、位相制御方式の導通角制御の場合には、第1出力信号S1の立ち下がりエッジTE1と第2出力信号S2の立ち下がりエッジTE2との間の第1時間差Δt1が、極めて小さくなる。例えば、第1時間差Δt1が、0.5msec未満になる。このため、判別部83は、第1時間差Δt1及び第2時間差Δt2の計時を行い、第1時間差Δt1が所定値未満で、第2時間差Δt2が所定値以上である場合に、位相制御方式の導通角制御が行われていると判別する。判別部83は、例えば、第1時間差Δt1が0.5msec未満で、第2時間差Δt2が0.5msec以上である場合に、位相制御方式の導通角制御が行われていると判別する。
制御部21は、判別部83によって位相制御方式の導通角制御が判別された場合、判別部83の判別の結果を基に、交流電圧VCTの導通角の検出を行う。制御部21は、例えば、第1出力信号S1がLoに設定されている区間を、調光器3の導通角制御の導通区間Tonと判断する。そして、制御部21は、第1出力信号S1がHiに設定されている区間を、調光器3の導通角制御の遮断区間Toffと判断する。これにより、制御部21は、導通区間Tonと遮断区間Toffとの比率から、交流電圧VCTの導通角を検出する。導通角の検出は、第2出力信号S2に基づいて行ってもよい。導通角の検出は、第1閾値電圧Vth1及び第2閾値電圧Vth2とは異なる閾値に基づいて行ってもよい。
制御部21は、交流電圧VCTの導通角を検出した後、その導通角に応じたデューティ比の制御信号CTLを生成し、生成した制御信号CTLを直流電圧変換部34に入力する。これにより、位相制御方式で導通角を制御された交流電圧VCTに応じて、照明光源16が調光される。
制御部21は、導通角制御無しの場合と同様に、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1未満である場合に、制御信号CGSをHiに設定する。制御部21は、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1以上である場合に、制御信号CGSをLoに設定する。そして、制御部21は、判別部83によって位相制御方式の導通角制御が判別された場合、電流調整部23を導通状態から非導通状態に切り替えるタイミングを、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1未満の状態から第1閾値電圧Vth1以上の状態に切り替わるタイミングよりも、第2微小時間MT2だけ遅くする。
これにより、位相制御方式の導通角制御が行われている場合において、調光器3の動作を安定させることができる。第2微小時間MT2は、例えば、第1微小時間MT1と実質的に同じである。第2微小時間MT2は、第1微小時間MT1と異なってもよい。
図5(a)〜図5(d)は、実施形態に係る制御部の動作を模式的に表すグラフ図である。
図5(a)〜図5(d)では、電源回路14に入力された交流電圧が、逆位相制御方式で導通角制御されている場合の制御部21の動作例を表す。図5(a)〜図5(d)のそれぞれの横軸及び縦軸は、図3(a)〜図3(d)及び図4(a)〜図4(d)のそれぞれの横軸及び縦軸と同じである。
図5(a)〜図5(d)に表したように、逆位相制御方式の導通角制御の場合には、第2出力信号S2の立ち上がりエッジLE2と第1出力信号S1の立ち上がりエッジLE1との間の第2時間差Δt2が、極めて小さくなる。例えば、第2時間差Δt2が、0.5msec未満になる。このため、判別部83は、第1時間差Δt1及び第2時間差Δt2の計時を行い、第1時間差Δt1が所定値以上で、第2時間差Δt2が所定値未満である場合に、逆位相制御方式の導通角制御が行われていると判別する。判別部83は、例えば、第1時間差Δt1が0.5msec以上で、第2時間差Δt2が0.5msec未満である場合に、逆位相制御方式の導通角制御が行われていると判別する。
制御部21は、判別部83によって逆位相制御方式の導通角制御が判別された場合、交流電圧VCTの導通角の検出を行う。制御部21は、例えば、第1出力信号S1がLoに設定されている区間を、調光器3の導通角制御の導通区間Tonと判断する。そして、制御部21は、第1出力信号S1がHiに設定されている区間を、調光器3の導通角制御の遮断区間Toffと判断する。これにより、制御部21は、導通区間Tonと遮断区間Toffとの比率から、交流電圧VCTの導通角を検出する。
制御部21は、交流電圧VCTの導通角を検出した後、その導通角に応じたデューティ比の制御信号CTLを生成し、生成した制御信号CTLを直流電圧変換部34に入力する。これにより、逆位相制御方式においても、導通角を制御された交流電圧VCTに応じて、照明光源16を調光することができる。
制御部21は、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1未満である場合に、制御信号CGSをHiに設定する。制御部21は、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1以上である場合に、制御信号CGSをLoに設定する。
制御部21は、判別部83によって逆位相制御方式の導通角制御が判別された場合、電流調整部23を非導通状態から導通状態に切り替えるタイミングを、検出用電圧Vdetの電圧値が、第1閾値電圧Vth1以上の状態から第1閾値電圧Vth1未満の状態に切り替わるタイミングよりも、第3微小時間MT3だけ早くする。
制御部21は、例えば、1つ前に検出した半波の導通区間Tonの時間を記憶しておき、その時間よりも第3微小時間MT3だけ早いタイミングで、電流調整部23を非導通状態から導通状態に切り替える。
逆位相制御方式では、フィルタコンデンサ26などに蓄積された電荷の影響により、調光器3の実際の導通区間よりも、導通区間Tonが、長くなってしまう場合がある。導通区間Tonが、実際の導通区間よりも長くなると、例えば、制御信号CTLのデューティ比が変化し、照明光源16の調光の度合いが変化してしまう。
電流調整部23を導通状態にして、電源供給経路25を流れる電流の一部を分岐経路24に流すことにより、フィルタコンデンサ26などに蓄積された電荷を、電流調整部23に引き抜くことができる。これにより、電源回路14では、逆位相制御された交流電圧VCTの導通角をより確実に検出することができる。より高精度に照明光源16の調光を行うことができる。また、上記のように、電流調整部23を切り替えるタイミングを第3微小時間MT3だけ早くすることで、フィルタコンデンサ26などに蓄積された電荷をより適切に引き抜くことができる。導通角の検出精度をより高めることができる。
例えば、入力電圧波形のエッジをA/Dコンバータなどで検出し、電圧傾きなどから導通角制御の有無及びその種類を検出する検出回路がある。しかしながら、このような検出回路では、メモリが必要となるなど、回路が複雑になる。例えば、マイコンなどにある程度の性能が要求される。
これに対して、本実施形態に係る検出回路28では、第1コンパレータ81及び第2コンパレータ82のそれぞれの出力信号S1、S2によって、導通角制御の有無及びその種類を判別することができる。検出回路28では、例えば、メモリなどを必要としない。このように、検出回路28では、簡単な回路で導通角制御の有無及びその種類を適切に判別することができる。
上記実施形態では、各コンパレータ81、82のそれぞれを制御部21に設けている。各コンパレータ81、82は、例えば、制御部21の外部に設け、各出力信号S1、S2を制御部21に入力してもよい。例えば、判別部83を制御部21の外部に設けてもよい。検出回路28は、例えば、制御部21の外部に設けてもよい。
上記実施形態では、負荷として、照明負荷12を示しているが、これに限ることなく、例えば、ヒータなど、導通角制御の必要な任意の負荷でよい。上記実施形態では、電源回路として、照明装置10に用いられる電源回路14を示しているが、これに限ることなく、導通角制御の必要な負荷に対応する任意の電源回路でよい。電力変換部20の変換する電圧は、直流電圧に限ることなく、例えば、実効値の異なる交流電圧でもよいし、脈流電圧でもよい。電力変換部20の変換する電圧は、例えば、接続される負荷に応じて設定すればよい。
本発明のいくつかの実施形態および実施例を説明したが、これらの実施形態または実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態または実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態または実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…交流電源、 3…調光器、 4〜8…端子、 10…照明装置、 12…照明負荷(負荷)、 14…電源回路、 16…照明光源、 20…電力変換部、 21…制御部、 22…制御用電源部、 23…電流調整部、 24…分岐経路、 25…電源供給経路、 26…フィルタコンデンサ、 28…検出回路、 30…整流回路、 30a〜30d…端子、 32…平滑コンデンサ、 34…直流電圧変換部、 40…配線部、 40a、40b…配線、 41〜43…整流素子、44、45、61、71〜76…抵抗、 46、47…コンデンサ、 48…レギュレータ、 50…ツェナーダイオード、 51…半導体素子、 62…スイッチング素子、81…第1コンパレータ、82…第2コンパレータ、83…判別部

Claims (6)

  1. 第1コンパレータであって、
    交流電圧に基づく交流または脈流の第1検出用電圧を入力するための第1入力端子と、
    第1閾値電圧を入力するための第2入力端子と、
    前記第1検出用電圧が前記第1閾値電圧未満であることを示す第1状態と、前記第1検出用電圧が前記第1閾値電圧以上であることを示す第2状態と、を有する第1出力信号を出力する第1出力端子と、
    を有する第1コンパレータと、
    第2コンパレータであって、
    前記交流電圧に基づく交流または脈流の第2検出用電圧を入力するための第3入力端子と、
    前記第1閾値電圧よりも高い第2閾値電圧を入力するための第4入力端子と、
    前記第2検出用電圧が前記第2閾値電圧未満であることを示す第3状態と、前記第2検出用電圧が前記第2閾値電圧以上であることを示す第4状態と、を有する第2出力信号を出力する第2出力端子と、
    を有する第2コンパレータと、
    前記第1出力信号と前記第2出力信号との時間差を基に、前記交流電圧の導通角制御の有無、及び、前記導通角制御が位相制御方式か逆位相制御方式かを判別する判別部と、
    を備えた検出回路。
  2. 前記判別部は、前記第1出力信号が前記第1状態から前記第2状態に切り替わる第1切替点と、前記第2出力信号が前記第3状態から前記第4状態に切り替わる第2切替点と、の間の第1時間差と、前記第2出力信号が前記第4状態から前記第3状態に切り替わる第3切替点と、前記第1出力信号が前記第2状態から前記第1状態に切り替わる第4切替点と、の間の第2時間差と、を基に、前記判別を行う請求項1記載の検出回路。
  3. 前記判別部は、前記第1時間差及び前記第2時間差のそれぞれが所定値以上である場合に、前記導通角制御が行われていないと判別し、前記第1時間差が前記所定値未満で前記第2時間差が前記所定値以上である場合に、位相制御方式の前記導通角制御が行われていると判別し、前記第1時間差が前記所定値以上で前記第2時間差が前記所定値未満である場合に、逆位相制御方式の前記導通角制御が行われていると判別する請求項2記載の検出回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の検出回路と、
    前記交流電圧を変換して負荷に供給する電力変換部と、
    前記判別部の前記判別の結果を基に、前記交流電圧の導通角を検出し、検出した前記導通角に応じて前記電力変換部による電圧の変換を制御する制御部と、
    を備えた電源回路。
  5. 前記電源供給経路に電気的に接続された分岐経路を有し、前記電源供給経路を流れる電流の一部を前記分岐経路に流す導通状態と、流さない非導通状態と、を切り替え可能な電流調整部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記交流電圧が下限値未満のときに前記電流調整部を前記導通状態とし、前記交流電圧が前記下限値以上のときに前記電流調整部を前記非導通状態とする請求項4記載の電源回路。
  6. 照明光源を含む照明負荷と、
    請求項4または5に記載の電源回路と、
    を備えた照明装置。
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