JP2014182563A - 無線通信システムおよび無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隊列走行車両から隊列内車両に送信された無線信号に起因して隊列外車両の通信品質が悪化する可能性を低減することが可能な技術を提供する。
【解決手段】隊列走行車両群を構成する複数の隊列走行車両それぞれの無線通信装置を含んで構成される無線通信システムであって、隊列走行車両群を構成する所定の隊列走行車両の無線通信装置は、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルに基づく通信を行い、隊列走行車両群のうち1の隊列走行車両の無線通信装置は、他の隊列走行車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルと異なる第2の通信プロトコルに基づく通信を行う、無線通信システムが提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムおよび無線通信装置に関するものである。
近年、道路交通の安全性を向上させるために様々な技術が開発されている。例えば、道路上には、複数の隊列走行車両から構成される隊列走行車両群が存在し得る。隊列走行車両においては、自動的に隊列走行するための隊列走行アプリケーションが実行されており、隊列走行アプリケーションの機能により同一の隊列走行車両群を構成する他の隊列走行車両との相対的な位置関係が自動的に調整され得る。
より詳細には、例えば、隊列走行車両は、走行制御情報を互いにブロードキャスト型通信により送信することによって隊列内車両との相対的な位置関係を自動的に調整することが可能である。
特開2007−88583号公報 特開2006−261742号公報 特開2005−284768号公報 特開2000−293791号公報 特開2000−293799号公報 特開2000−306194号公報 特開2003−217074号公報 特開2012−85158号公報 特開2011−87252号公報 特開2011−250021号公報 特開2005−204218号公報 特開2007−108837号公報
しかしながら、隊列走行車両から隊列内車両に送信された無線信号は、隊列走行車両から隊列内車両に送信された無線信号が隊列外車両にとって干渉信号となり、隊列外車両の通信品質を悪化させる可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、隊列走行車両から隊列内車両に送信された無線信号に起因して隊列外車両の通信品質が悪化する可能性を低減することが可能な技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、隊列走行車両群を構成する複数の隊列走行車両それぞれの無線通信装置を含んで構成される無線通信システムであって、前記隊列走行車両群を構成する所定の隊列走行車両の無線通信装置は、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルに基づく通信を行い、前記隊列走行車両群のうち1の隊列走行車両の無線通信装置は、他の隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルと異なる第2の通信プロトコルに基づく通信を行う、無線通信システムが提供される。
前記第2の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の指向性は、前記第1の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の指向性よりも強くてもよい。
前記第2の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の到達距離は、前記第1の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の到達距離よりも短くてもよい。
前記隊列走行車両群の先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、前記隊列外車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルに基づく通信を行ってもよい。
前記先頭車両および前記最後尾車両それぞれの無線通信装置は、前記隊列外車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルに基づく通信を行ってもよい。
前記隊列走行車両群のうち前記先頭車両および前記最後尾車両以外の隊列走行車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群において隣り合う隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第2の通信プロトコルに基づく通信を行ってもよい。
前記先頭車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する一部の隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を前記隊列外車両の無線通信装置に送信し、前記最後尾車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群の残りの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を前記隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。
前記先頭車両の無線通信装置は、前記隊列外車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルに基づく通信を行ってもよい。
前記隊列走行車両群のうち前記先頭車両以外の隊列走行車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群において隣り合う隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第2の通信プロトコルに基づく通信を行ってもよい。
前記先頭車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する前記複数の隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を前記隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。
前記隊列走行車両群の先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する他の隊列走行車両の無線通信装置との間において、前記第1の通信プロトコルおよび前記第2の通信プロトコルと異なる第3の通信プロトコルに基づく通信を行ってもよい。
前記隊列走行車両群の先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する他の隊列走行車両の無線通信装置との間において、前記第1の通信プロトコルと同一の通信プロトコルであり、かつ、前記第1の通信プロトコルが使用するチャネルと異なるチャネルを使用する通信方式に基づく通信を行ってもよい。
また、本発明のある観点によれば、隊列走行車両群を構成する所定の隊列走行車両の無線通信装置であって、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルに基づく通信を行い、前記隊列走行車両群のうち他の隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルと異なる第2の通信プロトコルに基づく通信を行う、無線通信装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、隊列走行車両から隊列内車両に送信された無線信号に起因して隊列外車両の通信品質が悪化する可能性を低減することが可能となる。
ASV車両および隊列走行車両を説明するための図である。 隊列走行車両が受け得る干渉を説明するための図である。 ASV車両および隊列走行車両それぞれの通信品質に対する要求値の例について説明するための図である。 隊列走行車両の通信品質を向上させる手法の例について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る隊列走行車両群を構成する複数の隊列走行車両それぞれの通信制御例を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る隊列走行車両の無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る隊列走行車両からブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信されるパケットの構成例を示す図である。 先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列内車両に走行制御情報を送信する態様の例を示す図である。 先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列外車両に位置情報を送信する態様の例を示す図である。 先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信する位置情報の構成例を示す図である。 先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信を行う態様における隊列走行車両の動作例を示すフローチャートである。 先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列内車両に走行制御情報を送信する態様の例を示す図である。 先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列外車両に位置情報を送信する態様の例を示す図である。 先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信する位置情報の構成例を示す図である。 先頭車両がブロードキャスト型通信を行う態様における隊列走行車両の動作例を示すフローチャートである。 複数種類のブロードキャスト型通信を行う態様の例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
[一般的な技術]
まず、図1を参照しながら、本明細書において登場するASV車両20および隊列走行車両90について説明する。図1に示したように、例えば、道路上には、それぞれが隊列走行車両90−1〜90−4から構成される隊列走行車両群9−1、9−2が存在し得る。図1に示した例では、隊列走行車両群9−1、9−2において、隊列走行車両90−1が先頭車両であり、隊列走行車両90−4が最後尾車両である。また、隊列走行車両群9−1、9−2において、隊列走行車両90−2は隊列走行車両90−1を先行車両として追従し、隊列走行車両90−3は隊列走行車両90−2を先行車両として追従し、隊列走行車両90−4は隊列走行車両90−3を先行車両として追従している。
隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4それぞれにおいては、自動的に隊列走行するための隊列走行アプリケーションが実行されており、隊列走行アプリケーションの機能により、自分自身が属する隊列走行車両群と同一の隊列走行車両群を構成する他の隊列走行車両(以下、「隊列内車両」と言う場合もある。)との相対的な位置関係が自動的に調整され得る。より詳細には、例えば、隊列走行車両90−1〜90−4は、走行制御情報を互いにブロードキャスト型通信により送信することによって隊列内車両との相対的な位置関係が自動的に調整することが可能である。
以下では、例えば、隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4以外の車両を、隊列走行車両群9−1の隊列外車両と呼ぶ場合がある。例えば、図1を参照すると、隊列走行車両群9−1の隊列外車両の例として、ASV車両20や、隊列走行車両群9−2を構成する隊列走行車両90−1〜90−4などが挙げられる。しかし、隊列走行車両群9−1の隊列外車両の例は、かかる例に限定されない。
一方、例えば、ASV(Advanced Safety Vehicle)と呼ばれる機能を備えた自動速度走行システムがある。かかる自動速度走行システムは、車両同士の衝突を防止するための安全運転支援システムとの一例として機能し得る。以下では、ASV機能を備えた車両をASV車両20と呼ぶ場合もある。図1に示した例では、ASV車両20が存在している。
ASV車両20においては、ASV機能を実現するためのASVアプリケーションが実行されており、ASVアプリケーションの機能により周辺の車両に関する情報などを把握することが可能である。より詳細には、例えば、ASV車両20は、自分自身に関する情報(例えば、自分自身の位置情報など)を互いにブロードキャスト型通信により送信することによって周辺の車両に関する情報などを把握することが可能となっている。例えば、ASV車両20による通信方式は、自律分散型の無線通信方式(例えば、無線LANに代表されるCSMA/CA方式など)であってもよい。
ここで、例えば、隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4それぞれから隊列内車両に送信された無線信号は、隊列外車両にとって干渉信号となり、隊列外車両の通信品質を悪化させる可能性がある。したがって、本明細書においては、隊列走行車両90−1〜90−4から隊列内車両に送信された無線信号に起因して隊列外車両の通信品質が悪化する可能性を低減する技術を主に提案する。
以上、本明細書において登場するASV車両20および隊列走行車両90について説明した。
続いて、図2を参照しながら、隊列走行車両90が受け得る干渉について説明する。なお、以下の説明において、「システム内」は、ASV車両20同士の通信、隊列走行車両90同士の通信などに用い、「システム外」は、ASV車両20と隊列走行車両90との間の通信などに用いる。図2に示したように、隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4それぞれは、隊列内車両からブロードキャスト型通信により送信される無線信号により干渉を受け得る。かかる干渉は、図2に示した例では、「システム内干渉(隊列内車両)」として示されている。
また、隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4それぞれは、隊列外車両からブロードキャスト型通信により送信される無線信号により干渉を受け得る。例えば、隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4それぞれは、他の隊列走行車両群9−2を構成する隊列走行車両90−1〜90−4からブロードキャスト型通信により送信される無線信号により干渉を受け得る。かかる干渉は、図2に示した例では、「システム内干渉(隊列外車両)」として示されている。
また、例えば、隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4それぞれは、他の隊列走行車両群9−3を構成する隊列走行車両90−1〜90−4からブロードキャスト型通信により送信される無線信号により干渉を受け得る。かかる干渉は、図2に示した例では、「システム内干渉(隊列外車両)」として示されている。また、例えば、例えば、隊列走行車両群9−1を構成する隊列走行車両90−1〜90−4それぞれは、ASV車両20からブロードキャスト型通信により送信される無線信号により干渉を受け得る。かかる干渉は、図2に示した例では、「システム外干渉」として示されている。
以上、隊列走行車両90が受け得る干渉について説明した。
続いて、図3を参照しながら、ASV車両20および隊列走行車両90それぞれの通信品質に対する要求値の例について説明する。図3に示したように、ASV車両20の通信における「システム内干渉」の原因としては「ASV車両との通信」が挙げられ、ASV車両20の通信における「システム外干渉」の原因としては「隊列走行車両との通信」が挙げられる。しかしながら、ASV車両20の通信品質に対する要求値は、「パケット到達率:95%以上」とされている。
同様に、図3に示したように、隊列走行車両90の通信における「システム内干渉」の原因としては「隊列内車両との通信」「隊列外車両との通信」が挙げられ、隊列走行車両90の通信における「システム外干渉」の原因としては「ASV車両との通信」が挙げられる。しかしながら、隊列走行車両90の通信品質に対する要求値は、「パケット到達率:99.92%以上」とされている。このように高い通信品質目標が定められているが、ASV車両20および隊列走行車両90は、周辺の車両に関する情報を収集するため、お互いにパケットの送受信を行う必要がある。
以上、ASV車両20および隊列走行車両90それぞれの通信品質に対する要求値の例について説明した。
続いて、図4を参照しながら、隊列走行車両90の通信品質を向上させる手法の例について説明する。図4に示したように、隊列走行車両90によるブロードキャスト型通信による通信先としては、「ASV車両」と「隊列内車両」とが挙げられる。隊列走行車両90は「隊列内車両」とのブロードキャスト型通信においては、送信周期を短くする、連送制御を行うなどといった動作によって通信品質の改善を図ることが可能である。
しかしながら、隊列走行車両90と「隊列内車両」との間のブロードキャスト型通信において通信される無線信号は、ASV車両20に対しては干渉信号となってしまうおそれがある。そのため、このような動作によってASV車両20に対しては干渉信号が増加してしまう可能性もある。そこで、本発明の実施形態に係る隊列走行車両は、一例として、隊列内車両との通信の一部または全部に近距離Point−to−Point型通信を利用し得る。かかる構成により、例えば、隊列走行車両のASVアプリケーションに対する干渉が抑制され、隊列走行車両の他の隊列走行車両群を構成する隊列走行車両に対する干渉が抑制され得る。
以上、隊列走行車両90の通信品質を向上させる手法の例について説明した。
[本実施形態]
続いて、図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10−1〜10−4それぞれの通信制御について説明する。図5に示したように、例えば、道路上には、それぞれが隊列走行車両10−1〜10−4から構成される隊列走行車両群1−1、1−2が存在し得る。
図5に示した例では、隊列走行車両群1−1、1−2において、隊列走行車両10−1が先頭車両であり、隊列走行車両10−4が最後尾車両である。また、隊列走行車両群1−1、1−2において、隊列走行車両10−2は隊列走行車両10−1を先行車両として追従し、隊列走行車両10−3は隊列走行車両10−2を先行車両として追従し、隊列走行車両10−4は隊列走行車両10−3を先行車両として追従している。
隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10−1〜10−4それぞれにおいては、自動的に隊列走行するための隊列走行アプリケーションが実行されており、隊列走行アプリケーションの機能により同一の隊列走行車両群1−1を構成する他の隊列走行車両(以下、「隊列内車両」と言う場合もある。)との相対的な位置関係が自動的に調整され得る。より詳細には、例えば、隊列走行車両10−1〜10−4は、走行制御情報を互いにブロードキャスト型通信により送信することによって隊列内車両との相対的な位置関係を自動的に調整することが可能である。
以下では、例えば、隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10−1〜10−4以外の車両を、隊列走行車両群1−1の隊列外車両と呼ぶ場合がある。例えば、図5を参照すると、隊列走行車両群1−1の隊列外車両の例として、ASV車両20、隊列走行車両群1−2を構成する隊列走行車両10−1〜10−4などが挙げられる。しかし、隊列走行車両群1−1の隊列外車両の例は、かかる例に限定されない。
ここで、上記の隊列走行車両90の無線通信装置は、1つの通信プロトコルを利用したが、本発明の実施形態に係る隊列走行車両10の無線通信装置は、異なる複数の通信プロトコルを利用する。図5に示した例では、第1の通信プロトコルを「P1」として示し、第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルを「P2」として示している。隊列走行車両群1−1を構成する所定の隊列走行車両の無線通信装置は、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルP1に基づく通信を行う。
なお、所定の隊列走行車両は、図5に示した例では、「先頭車両」に相当する隊列走行車両10−1であるが、特に限定されない。すなわち、例えば、隊列走行車両群1−1の「先頭車両」に相当する隊列走行車両10−1および「最後尾車両」に相当する隊列走行車両10−4のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置が、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルに基づく通信を行ってもよい。
一方、隊列走行車両群1−1のうち1の隊列走行車両10の無線通信装置は、他の隊列走行車両10の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルP1と異なる第2の通信プロトコルP2に基づく通信を行う。図5には、隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10−1〜10−4それぞれが、隣り合う隊列走行車両10の無線通信装置との間において第2の通信プロトコルP2に基づく通信を行う例が示されている。
なお、図5に示した例では、それぞれが4つの隊列走行車両10(隊列走行車両10−1〜10−4)から構成される隊列走行車両群1−1、1−2が存在している。このように、本明細書においては、隊列走行車両群1が4つの隊列走行車両10から構成される場合を例として説明するが、隊列走行車両群1を構成する隊列走行車両10の台数は特に限定されない。また、隊列走行車両群1の数も特に限定されない。例えば、本発明の実施形態に係る無線通信システムは、隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10−1〜10−4それぞれの無線通信装置を含んで構成される。
かかる例に示したように、本発明の実施形態に係る隊列走行車両群1−1によれば、隊列走行車両群1−1のうち1の隊列走行車両10の無線通信装置は、他の隊列走行車両10の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルP1と異なる第2の通信プロトコルP2に基づく通信を行う。したがって、隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10から隊列内車両に送信された無線信号が隊列外車両にとって干渉信号となる可能性を低減することが期待される。
第1の通信プロトコルP1と第2の通信プロトコルP2とがどのように異なるかは様々である。例えば、第2の通信プロトコルP2に基づいて通信される無線信号の指向性は、第1の通信プロトコルP1に基づいて通信される無線信号の指向性よりも強くてもよい。そうすれば、隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10から隊列内車両に送信された無線信号が隊列外車両にとって干渉信号となる可能性をさらに低減することが可能となる。
また、例えば、第2の通信プロトコルP2に基づいて通信される無線信号の到達距離は、第1の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の到達距離よりも短くてもよい。そうすれば、隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10から隊列内車両に送信された無線信号が隊列外車両にとって干渉信号となる可能性をさらに低減することが可能となる。
より詳細には、第1の通信プロトコルP1は、例えば、5.8GHz帯の車々間通信方式(RC−005)、5.8GHz帯のOFDM方式、700MHz帯の車々間通信方式(T109)、2.4GHz帯・5GHz帯の無線LANによる通信方式などであってもよい。第1の通信プロトコルP1に基づく通信によって、ASV車両20および隊列走行車両10は、お互いに位置情報を把握することができる。例えば、第1の通信プロトコルP1が自律分散型の無線通信方式(例えば、CSMA/CA方式など)である場合には、キャリアセンスの結果、チャネルがアイドル状態であれば送信されるが、ビジー状態であれば所定時間待機後に再度キャリアセンスが行われる。
一方、第2の通信プロトコルP2は、例えば、赤外線通信方式であってもよい。なお、以下では、第1の通信プロトコルP1として、ブロードキャスト型通信を利用し、第2の通信プロトコルP2として、近距離Point−to−Point型通信を利用する場合を説明するが、第1の通信プロトコルP1および第2の通信プロトコルそれぞれは、かかる例に限定されない。
以上、本発明の実施形態に係る隊列走行車両群1−1を構成する隊列走行車両10−1〜10−4それぞれの通信制御について説明した。
続いて、図6を参照しながら、本発明の実施形態に係る隊列走行車両10の無線通信装置100のハードウェア構成例を説明する。図6に示したように、隊列走行車両10に搭載される無線通信装置100は、測位部110、制御部120、第1の無線通信部131、第2の無線通信部132、無指向性アンテナ141および指向性アンテナ142を備える。
測位部110は、無線通信装置100の位置情報を取得する機能を有する。例えば、測位部110は、位置検出センサを含んで構成されており、位置検出センサにより検出された無線通信装置100の位置を取得することが可能である。位置検出センサは、例えば、GPS(Global Positioning System)センサであってもよいし、他の位置検出センサであってもよい。
制御部120は、無線通信装置100の動作を制御する機能を有する。例えば、制御部120は、隊列走行車両10において実行されている隊列走行アプリケーションからの指示に従って、第1の無線通信部131による通信がなされるように第1の無線通信部131を制御し得る。同様に、制御部120は、隊列走行車両10において実行されている隊列走行アプリケーションからの指示に従って、第2の無線通信部132による通信がなされるように第2の無線通信部132を制御し得る。
第1の無線通信部131は、第1の通信プロトコルに基づく通信を行う。第1の通信プロトコルに基づく通信は、例えば、指向性を有さない無指向性アンテナ141を介してなされる。一方、第2の無線通信部132は、第2の通信プロトコルに基づく通信を行う。第2の通信プロトコルに基づく通信は、例えば、指向性を有する指向性アンテナ142を介してなされる。
以上、本発明の実施形態に係る隊列走行車両10の無線通信装置100のハードウェア構成例を説明した。
続いて、図7を参照しながら、本発明の実施形態に係る隊列走行車両からブロードキャスト型通信により送信されるパケットの構成例について説明する。図7に示したように、隊列走行車両10からブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信されるパケットは、一例としてオーバヘッド情報とアプリケーション情報とを含んでいる。
以上、本発明の実施形態に係る隊列走行車両10の無線通信装置100のハードウェア構成例を説明した。
以下、図8を参照しながら、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列内車両に走行制御情報の送信を行う態様の例を説明する。図8に示したように、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により、隊列走行車両10−2の無線通信装置に走行制御情報を送信する。
その後、隊列走行車両10−1から当該走行制御情報を受信した隊列走行車両10−2の無線通信装置は、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信により、隊列走行車両10−3の無線通信装置に走行制御情報を送信する。その後、隊列走行車両10−2から走行制御情報を受信した隊列走行車両10−3の無線通信装置は、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信により、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置に走行制御情報を送信する。
隊列走行車両10−3から走行制御情報を受信した隊列走行車両10−4の無線通信装置は、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により、隊列走行車両10−1の無線通信装置に走行制御情報を受信した旨を送信する。
例えば、走行制御情報は、ブレーキをかける旨を知らせるデータであってもよい。かかる場合には、隊列走行車両10−1の無線通信装置は、走行制御情報を受信した旨を受信すると、ブレーキをかける旨が隊列走行車両群1を構成する隊列走行車両10全体に伝達されたことを認識することができるため、ブレーキをかけ始めることができる。この例のように、最後尾車両もブロードキャスト型通信を利用すれば、迅速に隊列走行車両10−1の無線通信装置に走行制御情報を受信した旨を送信することが可能である。
なお、走行制御情報が緊急性を要する情報(例えば、ブレーキをかける旨を知らせるデータ)である場合、ASV車両20もブロードキャスト型通信を行っていれば、チャネルがビジー状態となりやすくなり、走行制御情報の送信により多くの時間を要する可能性もある。したがって、走行制御情報が緊急性を要する情報である場合、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1および最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の少なくとも何れか一方は、近距離Point−to−Point型通信により走行制御情報の送信を行ってもよい。
以上、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列内車両に走行制御情報の送信を行う態様の例を説明した。
ところで、上記したように、隊列走行車両群1−1の先頭車両に相当する隊列走行車両10−1および最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置が、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルP1に基づく通信を行ってもよい。例えば、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1および最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4それぞれの無線通信装置が、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルP1に基づく通信を行ってもよい。
かかる場合には、隊列走行車両群1のうち先頭車両に相当する隊列走行車両10−1および最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4以外の隊列走行車両10(以下、「中継車両」とも言う。)である隊列走行車両10−2、10−3それぞれの無線通信装置は、隊列走行車両群1−1において隣り合う隊列走行車両の無線通信装置との間において第2の通信プロトコルP2に基づく通信を行ってもよい。
続いて、図9を参照しながら、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列外車両に位置情報を送信する態様の例を説明する。図9に示したように、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により、隊列外車両の無線通信装置に自分自身の位置情報と隊列走行車両10−2の位置情報とを、隊列外車両に送信することが可能である。
このようにすれば、隊列走行車両10−2は直接的には隊列外車両に隊列走行車両10−2の位置情報を送信できなくても、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置が代わりに隊列走行車両10−2の位置情報を隊列外車両に送信し得る。隊列走行車両10−2の位置情報は、第2の通信プロトコルP2に基づいて、隊列走行車両10−2から受信され得る。
一方、図9に示したように、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置は、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により、隊列外車両の無線通信装置に自分自身の位置情報と隊列走行車両10−3の位置情報とを、隊列外車両に送信することが可能である。
このようにすれば、隊列走行車両10−3は直接的には隊列外車両に隊列走行車両10−3の位置情報を送信できなくても、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置が代わりに隊列走行車両10−3の位置情報を隊列外車両に送信し得る。隊列走行車両10−3の位置情報は、第2の通信プロトコルP2に基づいて、隊列走行車両10−3から受信され得る。
なお、図9には、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置と最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置とのそれぞれが、自分自身の位置情報と隣の隊列内車両の位置情報とを隊列外車両に送信する例が示されている。しかし、かかる例に限定されず、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置と最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置とのそれぞれから送信される位置情報に重複がなければよい。
したがって、例えば、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、隊列走行車両群1−1を構成する一部の隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信したとする。かかる場合、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置は、隊列走行車両群1−1の残りの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信すればよい。
例えば、隊列台数をN(Nは偶数)とした場合、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、先頭からN/2番目までの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。かかる場合、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置は、(N/2)+1番目から最後尾までの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。
あるいは、例えば、隊列台数をN(Nは奇数)とした場合、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、先頭から(N−1)/2番目までの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。かかる場合、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置は、(N+1)/2番目から最後尾までの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。
あるいは、例えば、隊列台数をN(Nは奇数)とした場合、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、先頭から(N+1)/2番目までの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。かかる場合、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置は、(N+2)/2番目から最後尾までの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を隊列外車両の無線通信装置に送信してもよい。
以上、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列外車両に位置情報を送信する態様の例を説明した。
続いて、図10を参照しながら、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信する位置情報の構成例を説明する。図10に示したように、例えば、ブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信される位置情報は、パケットに設けられているアプリケーション情報(例えば、図7参照)に記述されてもよい。
このようにして、例えば、ASVアプリケーションと走行制御アプリケーションとで共通する部分はオーバヘッド情報に記述され、走行制御アプリケーションに固有の部分は走行制御用のアプリケーション情報に記述されてもよい。しかしながら、ブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信される位置情報は、パケットに設けられているアプリケーション情報以外の箇所に記述されてもよい。
また、図10に示した例では、情報量削減の観点から2番目車両および3番目車両それぞれの位置情報として、先頭車両と2番目車両および3番目車両それぞれとの相対距離が記述されている。しかし、2番目車両および3番目車両それぞれの位置情報は、2番目車両および3番目車両それぞれの絶対的な位置であってもよいし、先頭車両を基準とした2番目車両および3番目車両それぞれの相対的な位置であってもよい。
以上、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信する位置情報の構成例を説明した。
続いて、図11を参照しながら、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信を行う態様における隊列走行車両の動作例を説明する。
図11に示したように、動作主体が先頭車両である場合には(ステップS101において「Yes」)、ステップS102に動作が移行されるが、動作主体が先頭車両ではない場合には(ステップS101において「No」)、ステップS104に動作が移行される。続いて、先頭車両の無線通信装置100の制御部120は、送信イベントが発生した場合には(ステップS102において「Yes」)、送信イベントに応じた送信情報を生成し、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により通信先への送信情報の送信を行わせる(ステップS103)。
動作主体が最後尾車両である場合には(ステップS104において「Yes」)、ステップS105に動作が移行されるが、動作主体が最後尾車両ではない場合には(ステップS104において「No」)、ステップS109に動作が移行される。続いて、最後尾車両の無線通信装置100の制御部120は、隊列台数をNとした場合に(N−1)番目の車両から第2の通信プロトコルP2に基づく通信によりパケットが受信された場合には(ステップS105において「Yes」)、そのパケットに対する返信情報を生成して(ステップS107)、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により返信する(ステップS108)。
最後尾車両の無線通信装置100の制御部120は、(N−1)番目の車両から第2の通信プロトコルP2に基づく通信によりパケットが受信されない場合には(ステップS105において「No」)、ステップS106に進む。続いて、最後尾車両の無線通信装置100の制御部120は、送信イベントが発生した場合には(ステップS106において「Yes」)、送信イベントに応じた送信情報を生成し、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により通信先への送信情報の送信を行わせる(ステップS103)。一方、先頭車両の無線通信装置100の制御部120は、送信イベントが発生しない場合には(ステップS106において「No」)、ステップS101に動作が移行される。
中継車両の無線通信装置100の制御部120は、隣り合う車両から第2の通信プロトコルP2に基づく通信によりパケットが受信された場合には、中継通信の必要があるため(ステップS109において「Yes」)、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信によりパケットを中継する(ステップS110)。
以上、先頭車両および最後尾車両それぞれがブロードキャスト型通信を行う態様における隊列走行車両の動作例を説明した。
続いて、図12を参照しながら、先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列内車両に走行制御情報の送信を行う態様の例を説明する。図12に示したように、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により、隊列走行車両10−2の無線通信装置に走行制御情報を送信する。
その後、隊列走行車両10−1から当該走行制御情報を受信した隊列走行車両10−2の無線通信装置は、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信により、隊列走行車両10−3の無線通信装置に走行制御情報を送信する。その後、隊列走行車両10−2から走行制御情報を受信した隊列走行車両10−3の無線通信装置は、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信により、最後尾車両に相当する隊列走行車両10−4の無線通信装置に走行制御情報を送信する。
隊列走行車両10−3から走行制御情報を受信した隊列走行車両10−4の無線通信装置は、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信により、隊列走行車両10−3の無線通信装置に走行制御情報を受信した旨を送信する。隊列走行車両10−4から走行制御情報を受信した隊列走行車両10−3の無線通信装置は、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信により、隊列走行車両10−2の無線通信装置に走行制御情報を受信した旨を送信する。
その後、隊列走行車両10−3から走行制御情報を受信した隊列走行車両10−2の無線通信装置は、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信により、先頭車両である隊列走行車両10−1の無線通信装置に走行制御情報を受信した旨を送信する。
例えば、走行制御情報は、ブレーキをかける旨を知らせるデータであってもよい。かかる場合には、隊列走行車両10−1の無線通信装置は、走行制御情報を受信した旨を受信すると、ブレーキをかける旨が隊列走行車両群1を構成する隊列走行車両10全体に伝達されたことを認識することができるため、ブレーキをかけ始めることができる。なお、近距離Point−to−Point型通信の伝送速度に応じて、End−to−Endパケット到達遅延時間は変化し得る。
以上、先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列内車両に走行制御情報の送信を行う態様の例を説明した。
続いて、図13を参照しながら、先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列外車両に位置情報を送信する態様の例を説明する。図13に示したように、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により、隊列外車両の無線通信装置に自分自身の位置情報と隊列走行車両10−2〜10−4の位置情報とを、隊列外車両に送信することが可能である。
このようにすれば、隊列内車両(隊列走行車両10−2〜10−4)それぞれは直接的には隊列外車両に自分自身の位置情報を送信できなくても、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置が代わりに隊列走行車両10−2〜10−4それぞれの位置情報を隊列外車両に送信し得る。隊列走行車両10−2〜10−4それぞれの位置情報は、第2の通信プロトコルP2に基づいて、隊列走行車両10−2〜10−4それぞれから受信され得る。
以上、先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列外車両に位置情報を送信する態様の例を説明した。
続いて、図14を参照しながら、先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信する位置情報の構成例を説明する。図14に示したように、例えば、ブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信される位置情報は、図10に示した例と同様に、パケットに設けられているアプリケーション情報(例えば、図7参照)に記述されてもよい。
また、図14に示した例では、情報量削減の観点から2番目車両、3番目車両および4番目車両それぞれの位置情報として、先頭車両と2番目車両、3番目車両および4番目車両それぞれとの相対距離が記述されている。しかし、2番目車両、3番目車両および4番目車両それぞれの位置情報は、2番目車両、3番目車両および4番目車両それぞれの絶対的な位置であってもよいし、先頭車両を基準とした2番目車両、3番目車両および4番目車両それぞれの相対的な位置であってもよい。
以上、先頭車両がブロードキャスト型通信により隊列外車両に送信する位置情報の構成例を説明した。
続いて、図15を参照しながら、先頭車両がブロードキャスト型通信を行う態様における隊列走行車両の動作例を説明する。
図15に示したように、動作主体が先頭車両である場合には(ステップS101において「Yes」)、ステップS102に動作が移行されるが、動作主体が先頭車両ではない場合には(ステップS101において「No」)、ステップS109に動作が移行される。続いて、先頭車両の無線通信装置100の制御部120は、送信イベントが発生した場合には(ステップS102において「Yes」)、送信イベントに応じた送信情報を生成し、第1の通信プロトコルP1に基づいてブロードキャスト型通信により通信先への送信情報の送信を行わせる(ステップS103)。
中継車両または最後尾車両の無線通信装置100の制御部120は、隣り合う車両から第2の通信プロトコルP2に基づく通信によりパケットが受信された場合には、中継通信の必要があるため(ステップS109において「Yes」)、第2の通信プロトコルP2に基づいて近距離Point−to−Point型通信によりパケットを中継する(ステップS110)。
以上、先頭車両の無線通信装置がブロードキャスト型通信を行う態様における隊列走行車両の動作例を説明した。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、隊列走行車両群を構成する所定の隊列走行車両の無線通信装置は、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルに基づく通信を行い、隊列走行車両群のうち1の隊列走行車両の無線通信装置は、他の隊列走行車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルと異なる第2の通信プロトコルに基づく通信を行う。
かかる構成により、隊列走行車両から隊列内車両に送信された無線信号に起因して隊列外車両の通信品質が悪化する可能性を低減することが可能となる。なお、隊列外車両の例としては、ASV車両が想定される。この場合、本発明の実施形態により、ASVアプリケーションと隊列走行アプリケーションとを同時に動作させることが可能となる。
しかし、隊列外車両はASV車両に限定されない。したがって、本発明の実施形態は、ASVアプリケーション以外のアプリケーションと隊列走行アプリケーションとを同時に動作させる場合にも当然に適用され得る。
[変形例の説明]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記した例では、先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、隊列外車両の無線通信装置および隊列内車両の無線通信装置との間において、第1の通信プロトコルP1に基づく通信を行うこととした。しかし、隊列外車両の無線通信装置との間における通信と隊列内車両の無線通信装置との間における通信とでは、異なる通信方式を用いるようにしてもよい。
図16は、複数種類のブロードキャスト型通信を行う態様の例を示す図である。図16に示したように、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、隊列内車両の無線通信装置との間において、第1の通信プロトコルP1および第2の通信プロトコルP2と異なる第3の通信プロトコルP3に基づく通信を行ってもよい。
より詳細には、第3の通信プロトコルP3は、例えば、5.8GHz帯の車々間通信方式(RC−005)、5.8GHz帯のOFDM方式、700MHz帯の車々間通信方式(T109)、2.4GHz帯・5GHz帯の無線LANによる通信方式などの中から、第1の通信プロトコルP1と異なる通信プロトコルであってもよい。
また、先頭車両に相当する隊列走行車両10−1の無線通信装置は、隊列内車両の無線通信装置との間において、第1の通信プロトコルP1と同一の通信プロトコルであり、かつ、第1の通信プロトコルP1が使用するチャネルと異なるチャネルを使用する通信方式に基づく通信を行ってもよい。
走行制御情報が緊急性を要する情報(例えば、ブレーキをかける旨を知らせるデータ)である場合、ASV車両20もブロードキャスト型通信を行っていれば、チャネルがビジー状態となりやすくなり、走行制御情報の送信により多くの時間を要する可能性もある。したがって、隊列外車両の無線通信装置との間における通信と隊列内車両の無線通信装置との間における通信とで異なる通信方式を用いることによって、走行制御情報の送信に要する時間が軽減され得る。
なお、図16には、先頭車両の無線通信装置および隊列外車両の無線通信装置の間における通信と、先頭車両の無線通信装置および隊列内車両の無線通信装置の間における通信とで、異なる通信方式を用いる例を示したが、かかる例に限定されない。したがって、例えば、先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、隊列内車両の無線通信装置との間において、第1の通信プロトコルP1および第2の通信プロトコルP2と異なる第3の通信プロトコルP3に基づく通信を行ってもよい。
あるいは、先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、隊列内車両の無線通信装置との間において、第1の通信プロトコルP1と同一の通信プロトコルであり、かつ、第1の通信プロトコルP1が使用するチャネルと異なるチャネルを使用する通信方式に基づく通信を行ってもよい。
制御部120は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、記憶部により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部120は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
[先行技術との差異]
続いて、上記の先行技術と本発明の実施形態に係る技術との差異について、以下に説明する。
特許文献1には、異なる車線間で無線通信干渉が生じてしまうために、車線毎にチャネルを割り当てることで、干渉を抑制する方法が記載されている。この方法によれば、例えば、片側3車線では、上下方向を考慮すると、6チャネル必要になり、更に、十字路の場合には、12個のチャネルが必要になるために、必要なチャネル数が増加してしまう。また、特許文献1には、ASVアプリケーションと隊列走行アプリケーションでの干渉抑制についての記載が未記載または不十分である。
特許文献2に記載の技術は、車両が自分自身の位置情報を把握し、前方から、順にバケツリレーを行なうことで、パケット衝突を回避する方法が記載されている。しかし、特許文献2では、ASVアプリケーションが動作している環境下において、どのようにASVアプリケーションに対する干渉を抑制するのかが不明確である。
特許文献3に記載の技術は、隊列走行編成の変更が容易な無線通信システムの提供について記載されているが、ASVアプリケーションおよび隊列走行アプリケーションの各パケット通信発生環境下に対する動作が不明確である。
特許文献4から7に記載の技術は、隊列走行に関わる技術ではあるが、無線通信に関わる方法を記載したものではない。
特許文献8、9には、無線通信に故障・障害が発生した際の改善手段として、無線2重化が記載されている。ASVアプリケーションのプロトコルと別のプロトコルを2つ用意して隊列走行制御を行うことで、隊列走行内の通信品質を改善でき、ASVアプリケーションに干渉を与えることはない。しかしながら、隊列走行の無線通信内では、通信品質を改善するために、冗長なパケットを送信することになり、余計な消費電力を使用することになる。
特許文献10には、Ackをまとめて送信することで、通信回数を減らしつつ、双方向通信を行なう手法について記載されており、隊列走行車両内での通信量抑制に対する効果は記載されている。しかしながら、特許文献10には、ASVアプリケーションと隊列走行アプリケーションが同時に動作していた場合、2つのアプリケーション動作状況下において、干渉抑制及び通信量抑制に対する改善は記載されていない(要約、段落0115、段落0116等参照)。
ASVアプリケーションと隊列走行アプリケーションとで、使用する周波数を変えることで、お互いに干渉を抑制することが可能になる。しかしながら、隊列走行アプリケーションをブロードキャスト型通信で実行した場合、周辺に存在する他の隊列走行車両へ干渉を与えてしまう。
特許文献11に記載の技術では、先頭車両、中央車両または最後尾車両のいずれかをリーダに選ぶ(図14参照)。また、特許文献11に記載の技術では、周波数とスループットの相関データに基づいて、通信周波数を算出する(請求項2参照)。
また、特許文献11には、先頭車両や最後尾車両をリーダとして決定している場合、車両群の端に位置する車両、すなわち最も電波環境の悪い車両を基準として、通信周波数の変更を行うことができることが記載されている。また、特許文献11には、中央車両をリーダとして決定している場合、車両群の中央に位置する車両、すなわち電波環境が車両群の中で平均である車両を基準として、通信周波数の変更を行なうことができることが記載されている(段落0118参照)。
しかしながら、特許文献11に記載の技術では、ASVアプリケーションが動作している状況下において、隊列走行用にスループットの良い周波数を選択するために、複数の周波数を確保しておく必要があり、実用化には不向きである。
特許文献12には、混信防止を目的として、車両の進行方向によって異なる無線周波数を設定する手法が記載されている(段落0120、0121参照)。しかし、隊列走行は、主として高速道路におけるサービスによりなされることが想定される。分岐のない道路では、上り方向と下り方向の2種類の無線周波数が必須になるが、分岐している道路、例えば、東西南北(特許文献12における図3、図7、図12)方向の道路では、無線周波数は4種類必要になり、高速道路のような曲率半径の大きい道路の場合には、道路が交差するエリアに侵入する際、どの地点からどの様に周波数を変更するかが重要である。
また、例えば、4種類の周波数の中から車両の進行方向に応じた周波数割り当てを行うとすると、隊列走行車両は全ての周波数を受信しておき、監視しておく必要がある。常に隊列走行車両群における全ての車両が、同一周波数に割り当てられているとは限らないためである。
このように、出会い頭衝突事故防止あるいは右折時衝突事故防止といった安全運転支援アプリケーションよりも、隊列走行アプリケーションは、通信に求められる通信品質要求値が高い。安全運転支援アプリケーションではドライバーに対しての危険通知がなされれば十分であるが、隊列走行アプリケーションでは、車両の走行制御に関わる情報通信も行うために、特許文献12の手法では不十分である。
1 隊列走行車両群(無線通信システム)
10 隊列走行車両
20 ASV車両
100 無線通信装置
110 測位部
120 制御部
131 第1の無線通信部
132 第2の無線通信部
141 無指向性アンテナ
142 指向性アンテナ
P1 第1の通信プロトコル
P2 第2の通信プロトコル
P3 第3の通信プロトコル

Claims (13)

  1. 隊列走行車両群を構成する複数の隊列走行車両それぞれの無線通信装置を含んで構成される無線通信システムであって、
    前記隊列走行車両群を構成する所定の隊列走行車両の無線通信装置は、隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルに基づく通信を行い、
    前記隊列走行車両群のうち1の隊列走行車両の無線通信装置は、他の隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルと異なる第2の通信プロトコルに基づく通信を行う、無線通信システム。
  2. 前記隊列走行車両群の先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、前記隊列外車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルに基づく通信を行う、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記先頭車両および前記最後尾車両それぞれの無線通信装置は、前記隊列外車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルに基づく通信を行う、
    請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記隊列走行車両群のうち前記先頭車両および前記最後尾車両以外の隊列走行車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群において隣り合う隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第2の通信プロトコルに基づく通信を行う、
    請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記先頭車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する一部の隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を前記隊列外車両の無線通信装置に送信し、前記最後尾車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群の残りの隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を前記隊列外車両の無線通信装置に送信する、
    請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記第2の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の指向性は、前記第1の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の指向性よりも強い、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記第2の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の到達距離は、前記第1の通信プロトコルに基づいて通信される無線信号の到達距離よりも短い、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記先頭車両の無線通信装置は、前記隊列外車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルに基づく通信を行う、
    請求項4に記載の無線通信システム。
  9. 前記隊列走行車両群のうち前記先頭車両以外の隊列走行車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群において隣り合う隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第2の通信プロトコルに基づく通信を行う、
    請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記先頭車両の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する前記複数の隊列走行車両それぞれにおいて取得された位置情報を前記隊列外車両の無線通信装置に送信する、
    請求項8に記載の無線通信システム。
  11. 前記隊列走行車両群の先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する他の隊列走行車両の無線通信装置との間において、前記第1の通信プロトコルおよび前記第2の通信プロトコルと異なる第3の通信プロトコルに基づく通信を行う、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  12. 前記隊列走行車両群の先頭車両および最後尾車両のうち少なくとも何れか一方の無線通信装置は、前記隊列走行車両群を構成する他の隊列走行車両の無線通信装置との間において、前記第1の通信プロトコルと同一の通信プロトコルであり、かつ、前記第1の通信プロトコルが使用するチャネルと異なるチャネルを使用する通信方式に基づく通信を行う、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  13. 隊列走行車両群を構成する所定の隊列走行車両の無線通信装置であって、
    隊列外車両の無線通信装置との間において第1の通信プロトコルに基づく通信を行い、
    前記隊列走行車両群のうち他の隊列走行車両の無線通信装置との間において前記第1の通信プロトコルと異なる第2の通信プロトコルに基づく通信を行う、
    無線通信装置。

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