JP2014182512A - 周波数制御装置、周波数制御方法および周波数制御プログラム - Google Patents

周波数制御装置、周波数制御方法および周波数制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を抑制する。
【解決手段】記憶部23は、アプリケーション毎に、当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を示す性能情報31を記憶する。導出部60は、性能情報31に基づき、プロセッサで実行されるアプリケーションの処理に必要な処理性能を導出する。周波数制御部63は、導出部60により導出された処理性能に応じてCPU29の動作周波数を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、周波数制御装置、周波数制御方法および周波数制御プログラムに関する。
プロセッサには、動的に動作周波数(動作クロック)を変更可能なものがある。このようなプロセッサを備えた装置には、直前のプロセッサの使用率を検出して次のタイミングのプロセッサの動作周波数を決定するフィードバック制御を行って、消費電力を抑制しているものがある。
特開2007−133723号公報
しかしながら、フィードバック制御は、直前のプロセッサの使用率から次のタイミングのプロセッサの動作周波数を決定するため、必ずしも最適な周波数を選択できていたとは言えず、低消費電力化が難しい場合があった。
一側面では、消費電力を抑制できる周波数制御装置、周波数制御方法および周波数制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、周波数制御装置は、記憶部と、導出部と、周波数制御部とを有する。記憶部は、アプリケーション毎に、当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を示す性能情報を記憶する。導出部は、性能情報に基づき、プロセッサで実行されるアプリケーションの処理に必要な処理性能を導出する。周波数制御部は、導出部により導出された処理性能に応じて前記プロセッサの動作周波数を制御する。
消費電力を抑制できる。
図1は、端末装置の全体構成を示す図である。 図2は、設定ファイルのデータ構成の一例を示す図である。 図3は、制御処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、登録処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、経時的な処理性能の変化の一例を示す図である。 図6は、周波数制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本発明にかかる周波数制御装置、周波数制御方法および周波数制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1について説明する。本実施例では、端末装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサの動作周波数を制御する場合について説明する。図1は、端末装置の全体構成を示す図である。端末装置10は、動的に動作周波数を変更可能なプロセッサを内蔵した装置であり、例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機等の携帯端末装置である。なお、端末装置10は、デスクトップ型PC、タブレット型PC、ノート型PCなどの情報処理装置であってもよい。本実施例は、端末装置10をスマートフォンとした場合を例とする。
図1に示すように、端末装置10は、通信I/F(インタフェース)部20と、表示部21と、入力部22と、記憶部23と、メモリ24とを有する。また、端末装置10は、クロックコントローラ25と、電源制御IC(Integrated Circuit)26と、バッテリ27と、温度センサ28と、CPU29とを有する。
通信I/F部20は、他の装置との間で通信制御を行うインタフェースである。通信I/F部20は、図示しないネットワークを介して各種情報を送受信する。かかるネットワークとしては、有線または無線を問わず、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)、移動体通信網などの任意の通信網が挙げられる。例えば、通信I/F部20は、移動体通信網を介して、災害に関する通知として、緊急地震速報を受信する。かかる通信I/F部20の一態様としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカード、移動体通信モジュールが挙げられる。
表示部21は、各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部21としては、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)などの表示デバイスが挙げられる。表示部21は、各種情報を表示する。例えば、表示部21は、後述するアプリケーションの画面など各種の画面を表示する。
入力部22は、各種の情報を入力する入力デバイスである。例えば、入力部22としては、端末装置10に設けられた各種のボタンや、表示部21上に設けられた透過型のタッチセンサなどの入力デバイスが挙げられる。なお、図1の例では、機能的な構成を示したため、表示部21と入力部22を別に分けているが、例えば、タッチパネルなど表示部21と入力部22を一体的に設けたデバイスで構成してもよい。また、入力部22は、キーボード、マウスなどであってもよい。入力部22は、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作情報をCPU29へ出力する。
記憶部23は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスクなどの不揮発性の記憶装置である。記憶部23は、CPU29で実行されるOS(Operating System)や各種プログラムを記憶する。例えば、記憶部23は、各種のアプリケーションプログラム30を記憶する。このアプリケーションプログラム30には、端末装置10の製造元でプレインストールされたものと、端末装置10のユーザがネットワーク等を介して後からインストールされたものがある。また、記憶部23は、各種データを記憶する。例えば、記憶部23は、性能情報31を記憶する。
性能情報31は、アプリケーション毎に、当該アプリケーションの処理に必要な処理性能に関する情報を記憶したデータである。図2は、性能情報のデータ構成の一例を示す図である。図2に示すように、性能情報31は、「対象アプリケーション」、「必要処理性能」の各項目を有する。対象アプリケーションの項目は、処理性能を記憶する対象のアプリケーションに関する情報を記憶する領域である。ここで、本実施例では、アプリケーションの処理に必要な処理性能に関する情報として、アプリケーションを実行する際にCPU29に生成されるスレッド毎に、必要な処理性能を記憶する。スレッドには、スレッドの処理を含んだアプリケーション名や、スレッド名などスレッドを識別する識別情報が含まれている。対象アプリケーションの項目には、スレッドの処理を含んだアプリケーション名およびスレッドの識別情報が記憶される。なお、図2の例は、各スレッドを識別し易くするため、スレッドA〜スレッドDのスレッド名を記載している。必要処理性能の項目は、スレッドの処理に必要な処理性能に関する情報を記憶する領域である。本実施例では、必要な処理性能として、スレッドの処理の実行に必要な1秒間の処理回数を記憶する。必要処理性能の項目には、スレッドの処理の実行に必要な1秒間の処理回数がMIPS(Million Instructions Per Second)の値で格納される。端末装置10の製造元でプレインストールされたアプリケーションプログラム30については、スレッド毎の必要な処理性能を製造元で登録してもよい。後からインストールされたアプリケーションプログラム30については、後述する登録部64により必要な処理性能が登録される。
図2の例では、スレッドAは、必要な処理性能が1500[MIPS]であることを示す。スレッドBは、必要な処理性能が2000[MIPS]であることを示す。スレッドCは、必要な処理性能が500[MIPS]であることを示す。スレッドDは、必要な処理性能が1000[MIPS]であることを示す。
図1に戻り、メモリ24は、各種データを一時的に記憶するデバイスである。例えば、メモリ24としては、RAM(Random Access Memory)などのデータを書き換え可能な半導体メモリが挙げられる。メモリ24は、各種データを記憶するワーク領域として利用され、CPU29において実行される各種のプログラムやプログラムの処理で用いられる各種データが格納される。例えば、メモリ24には、端末装置10の起動時に、記憶部23から性能情報31が読み出されて性能情報32として格納される。
クロックコントローラ25は、CPU29の動作周波数の設定を行っており、後述する周波数制御部63からの制御によりCPU29の動作周波数を変更する。
電源制御IC26は、バッテリ27からCPU29へ供給される電圧を制御しており、後述する周波数制御部63からの制御によりCPU29へ供給する電圧を変更する。また、電源制御IC26は、バッテリ27の端子電圧からバッテリ27の残量を検出しており、バッテリ27の残量をCPU29へ通知する。なお、バッテリ27の残量は、別なデバイスが検出してCPU29へ通知してもよい。
バッテリ27は、CPU29を含む端末装置10内の各デバイスに図示しない電力配線を介して接続され、電力を供給する。
温度センサ28は、端末装置10内に配置され、端末装置10内の温度を検出する。例えば、温度センサ28は、CPU29の周辺など、高温になりやすい部分に配置される。温度センサ28は、検出した温度をCPU29へ通知する。
CPU29は、端末装置10を制御するデバイスである。CPU29は、クロックコントローラ25からの制御により、動的に動作周波数を変更可能とされている。なお、本実施例では、端末装置10を、CPU29を1つ備えたシングルプロセッサ構成としたが、CPU29を複数備えたマルチプロセッサ構成としてもよい。端末装置10は、CPU29を複数備える場合、非同期で各CPU29の動作周波数を変更可能なマルチプロセッサ構成であるものとする。
CPU29は、各種の処理手順を規定したプログラムの処理を実行する。例えば、CPU29は、OSが読み込まれて動作することにより、スケジューラ40と、カーネル41と、CPUモニタ42とを有する。また、CPU29は、カーネル41からメモリ領域などの割り当てを受けて各種のアプリケーションプログラム30の処理を実行することにより、アプリケーションプロセス43が動作する。図1の例では、2つのアプリケーションプロセス43A、43Bが動作する。カーネル41は、マルチスレットに対応しており、1つのプロセスで複数のスレッドの処理を並列に実行可能としている。図1の例では、アプリケーションプロセス43Aは、スレッドA、スレッドBが実行されている。アプリケーションプロセス43Bは、スレッドC、スレッドDが実行されている。
スケジューラ40は、各プロセスの処理を効率的に実施するため、スケジューリングを行う。例えば、スケジューラ40は、処理の優先度などの重み値に従い各アプリケーションプロセス43の優先順位を定めて、処理を割り当てる順序等を決定し、決定した順序に従いCPU29にアプリケーションプロセス43の各スレッドの処理を割り当てる。
カーネル41は、OSの核となる部分であり、端末装置10を動作させるための基本機能を提供する。例えば、カーネル41は、各アプリケーションプロセス43や周辺機器の監視、記憶部23やメモリ24などの資源の管理、割りこみ処理、プロセス間通信などOSとしての基本機能を提供する。
CPUモニタ42は、CPU29による各種の処理を監視し、処理状況に関する情報を提供する。例えば、CPUモニタ42は、処理状況に関する情報として、スレッド毎のCPU29の使用率を提供する。
また、CPU29は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、CPU29は、導出部60と、フィードバック制御部61と、補正部62と、周波数制御部63と、登録部64とを有する。
導出部60は、CPU29で実行される処理に必要な処理性能を導出する。例えば、導出部60は、CPU29で実行される各アプリケーションプロセス43の各スレッドについて、性能情報32を参照し、それぞれのスレッドの処理に必要な処理性能を導出する。例えば、導出部60は、CPU29でスレッドA〜Dが実行される場合、スレッドAの必要な処理性能を1500[MIPS]と導出する。また、導出部60は、スレッドBの必要な処理性能を2000[MIPS]と導出する。また、導出部60は、スレッドCの必要な処理性能を500[MIPS]と導出する。また、導出部60は、スレッドDの必要な処理性能を1000[MIPS]と導出する。
導出部60は、各アプリケーションプロセス43の各スレッドの処理に必要な処理性能が得られた場合、各スレッドの処理に必要な処理性能を加算して、全体として必要な処理性能を導出する。例えば、導出部60は、CPU29でスレッドA〜Dが実行される場合、全体として必要な処理性能を、1500+2000+500+1000=5000[MIPS]と導出する。
導出部60は、全体として必要な処理性能から、当該処理性能が得られ、消費電力を最も抑制できるCPU29の動作周波数を導出する。例えば、CPU29は、段階的に動作周波数を変更可能であり、動作周波数が低いほど消費電力が低いものとする。この場合、導出部60は、全体として必要な処理性能が得られる最も低い動作周波数をCPU29の動作周波数と特定する。例えば、CPU29が2GHz、2.5GHz、3GHzと段階的に動作周波数を変更可能であり、1GHz当たりの処理性能を2100[MIPS]とすると、2.5GHzの処理性能が5250[MIPS]、3GHzの処理性能が6300[MIPS]である。この場合、導出部60は、必要な処理性能を5000[MIPS]とすると、2.5GHzをCPU29の動作周波数と特定する。一方、例えば、CPU29が動作周波数を変更可能であり、所定の使用率(例えば、70%)で動作する場合に消費電力が低いものとする。この場合、導出部60は、CPU29が所定の使用率で全体として必要な処理性能となる動作周波数をCPU29の動作周波数と特定する。例えば、導出部60は、必要な処理性能を5000[MIPS]とすると、5000/(0.7×2100)=3.4GHzをCPU29の動作周波数と特定する。なお、必要な処理性能毎に消費電力が最も低いCPU29の動作周波数の情報を記憶し、導出部60は、当該情報からCPU29の動作周波数を特定してもよい。例えば、必要な処理性能を複数の範囲に分けた範囲毎に、必要な処理性能が得られ、消費電力が最も低いCPU29の動作周波数を示した情報を記憶部23に記憶させる。導出部60は、記憶部23に記憶された当該情報から、全体として必要な処理性能が含まれる範囲の動作周波数をCPU29の動作周波数と特定してもよい。
フィードバック制御部61は、CPUモニタ42により検出されるCPU29の使用率から次のタイミングのCPU29の動作周波数を特定する。例えば、CPU29で実行されるアプリケーションプロセス43のスレッドの必要な処理性能が性能情報32に未登録の場合、導出部60は、全体として必要な処理性能を導出できない。この場合は、フィードバック制御部61により、CPUモニタ42により検出されるCPU29の使用率から次のタイミングのCPU29の動作周波数を特定する。例えば、フィードバック制御部61は、CPUモニタ42により検出されるCPU29の使用率が所定値以上である場合、現在よりも高い動作周波数に変更する。この所定値は、例えば、90%とする。この所定値は、外部から調整可能としてもよい。
補正部62は、各種の補正を行う。例えば、補正部62は、入力部22からアプリケーションに対する操作を受け付けた場合、操作を受け付けたアプリケーションの処理の優先度を高く補正する。これにより、スケジューラ40は、優先度を高く変更されたアプリケーションのアプリケーションプロセス43に優先的にCPU29の処理を割り当てるので、操作を受け付けたアプリケーションの処理を優先的に実行できる。
また、例えば、補正部62は、導出部60またはフィードバック制御部61により特定されたターゲットの動作周波数を補正する。ここで、端末装置10は、温度が動作を保証する所定範囲を超えると、誤作動等の不具合が発生する場合がある。そこで、補正部62は、温度センサ28により検出される装置内部の温度が所定の許容温度以上となった場合、CPU29からの熱の発生を抑えるため、ターゲットの動作周波数を低く補正する。この所定の許容温度は、端末装置10内のデバイスの仕様に応じて定められる。これにより、CPU29からの熱の発生を抑えることができる。
また、端末装置10は、バッテリ27の残量が少ない場合、端末装置10をより長く使用可能な状態にするため、CPU29での電力消費を抑えてバッテリ27の残量の減少を抑制することが好ましい。そこで、補正部62は、バッテリ27の残量が所定量以下となった場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。この所定量は、例えば、20%とする。この所定量は、外部から調整可能としてもよい。これにより、バッテリ27の残量の減少を抑制できる。
また、端末装置10は、表示部21がオフ状態である場合、表示部21にアプリケーションの画面を表示する必要がなく、端末装置10で実行される処理に対するユーザの関心も低い状況であるため、バッテリ27の消費を抑制することが好ましい。そこで、補正部62は、表示部21がオフ状態の場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、バッテリ27の消費を抑制することができる。
また、端末装置10は、表示部21がオン状態である場合でも、表示部21にアプリケーションの画面を表示させずにバックグランドで処理を実行している場合がある。バックグランドで実行される処理は、一般的に、優先度が低く、処理速度も重要視されない。そこで、補正部62は、各アプリケーションの処理がバックグランドで実行される場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、バッテリ27の消費を抑制することができる。
また、端末装置10は、災害等が発生した場合、停電が発生してバッテリ27への充電が行えなくなる場合がある。そこで、補正部62は、災害に関する通知を受信した場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。例えば、補正部62は、緊急地震速報を受信した場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、バッテリ27の消費を抑制することができる。なお、緊急地震速報を受信した場合、例えば、記憶部23に緊急地震速報を受信した旨の情報を記憶させ、表示部21に動作周波数を低く補正する設定が行われている旨を表示させ、補正部62は、所定の解除操作が行われるまで継続して補正を行うものとする。
補正部62は、装置内部の温度が所定の許容温度以上となった場合や、バッテリ27の残量が所定量以下となった場合、表示部21がオフ状態の場合、および、緊急地震速報を受信した場合について、それぞれ低下させるCPU29の動作周波数を異ならせてもよい。また、補正部62は、一部または全部の場合で、同じ動作周波数に低下させてもよい。例えば、それぞれの場合の低下させる動作周波数の割合または低下させる動作周波数を補正情報として記憶部23に記憶させておき、補正部62は、補正情報に基づいて、それぞれの場合が発生した際に動作周波数を低下させる。また、補正部62は、複数のケースに該当する場合、低下させる動作周波数が最も低いものにターゲットの動作周波数を補正する。また、補正部62は、CPU29の動作周波数が所定値以上の間、CPU29の動作周波数を低く補正してもよい。例えば、補正部62は、CPU29が2GHz、2.5GHz、3GHzと段階的に動作周波数の変更可能である場合、電力消費が多い3GHzでCPU29が動作している場合に、動作周波数を低く補正する。これにより、CPU29の電力消費が多い場合にのみ補正が行われるようにすることができる。
ここで、補正部62は、CPU29の動作周波数を低く補正するが、CPU29の動作を停止させるわけではない。CPU29で実行されている各アプリケーションプロセス43の処理は、処理にかかる時間が長くなるものの継続される。
周波数制御部63は、CPU29の動作周波数を制御する。例えば、周波数制御部63は、CPU29の動作周波数が、導出部60により導出され、補正部62により補正されたターゲットの動作周波数となるように電源制御IC26およびクロックコントローラ25を制御する。例えば、周波数制御部63は、電源制御IC26に対してターゲットの動作周波数での駆動電圧となるように電圧の変更を指示する。これにより、電源制御IC26は、ターゲットの動作周波数がCPU29の現在の動作周波数よりも低い場合、駆動電圧を低下させ、ターゲットの動作周波数がCPU29の現在の動作周波数よりも高い場合、駆動電圧を上昇させる。周波数制御部63は、クロックコントローラ25に対してターゲットの動作周波数への動作周波数の変更を指示する。これにより、クロックコントローラ25は、指示された動作周波数にCPU29の動作周波数を変更する。
登録部64は、アプリケーションの処理に必要な処理性能を性能情報32に登録する。例えば、登録部64は、必要な処理性能が性能情報32に未登録のアプリケーションプロセス43のスレッドがある場合、当該スレッドの処理に必要な処理性能を求める。登録部64は、入力部22に操作が行われていない期間が続いており、各スレッドの処理に変換が少ない定常状態において、CPUモニタ42により各スレッドのCPU29の使用率を検出する。そして、登録部64は、スレッドのCPU29の使用率と、CPU29の動作周波数からスレッドの処理に必要な処理性能を算出する。例えば、スレッドのCPUモニタ42により検出されるCPU29の使用率が50%であり、CPU29の動作周波数が1GHzであり、1GHz当たりの処理性能を2100[MIPS]であるものとする。この場合、登録部64は、1×0.5×2100=1050とスレッドの処理に必要な処理性能を算出する。そして、登録部64は、算出したスレッドの処理に必要な処理性能を性能情報32に、当該スレッドの処理に必要な処理性能として登録する。これにより、必要な処理性能が未登録のアプリケーションプロセス43のスレッドの必要な処理性能が性能情報32に登録されるため、後からインストールされたアプリケーションプログラム30についても、必要な処理性能を学習できる。なお、登録部64は、未登録のアプリケーションプロセス43のスレッドについて、必要な処理性能を複数回算出して平均値を登録してもよい。また、登録部64は、製造元でプレインストールされたアプリケーションプログラム30についても、必要な処理性能が未登録の場合、必要な処理性能を性能情報32に登録してもよい。また、登録部64は、既に必要な処理性能が性能情報32に登録されているスレッドについても必要な処理性能を算出し、算出した必要な処理性能と登録済みの必要な処理性能との平均値に性能情報32を更新してもよい。
登録部64は、所定のタイミングで、メモリ24に記憶された性能情報32を記憶部23に性能情報31として上書きして格納する。例えば、登録部64は、端末装置10の電源がオフされるタイミングや、一定周期毎のタイミングで性能情報32を性能情報31として上書保存する。これにより、登録部64は、性能情報32に登録された処理性能を性能情報31に反映させることができる。
次に、本実施例に係る端末装置10がCPU29の動作周波数を制御する制御処理の流れを説明する。図3は、制御処理の手順を示すフローチャートである。この制御処理は、例えば、アプリケーションプログラム30が起動されたタイミングや、起動中のアプリケーションプログラム30を終了したタイミングなど、実行されるアプリケーションプログラム30が変化したタイミングで実行される。なお、制御処理は、周期的に実行してもよい。
図3に示すように、導出部60は、性能情報32を参照して、CPU29で実行される各アプリケーションプロセス43の各スレッドの処理に必要な処理性能が性能情報32に記憶されているか否かを判定する(S10)。記憶されている場合(S10肯定)、導出部60は、性能情報32からそれぞれのスレッドの処理に必要な処理性能を読み出して、それぞれのスレッドの処理に必要な処理性能を導出する(S11)。そして、導出部60は、各スレッドの処理に必要な処理性能を加算して全体として必要な処理性能を導出し、全体として必要な処理性能から、消費電力を最も抑制できるCPU29の動作周波数を導出する(S12)。
一方、一部のスレッドまたは全部のスレッドの処理性能が記憶されていない場合(S10否定)、導出部60は、後述する登録処理を起動する(S13)。この登録処理は、制御処理と並列して処理が実行される。そして、フィードバック制御部61は、CPUモニタ42により検出されるCPU29の使用率から次のタイミングのCPU29の動作周波数を特定する(S14)。
補正部62は、入力部22からアプリケーションに対する操作を受け付けたか否かを判定する(S15)。操作を受け付けていない場合(S15否定)、処理は、後述するS17へ移行する。一方、操作を受け付けた場合(S15肯定)、補正部62は、操作を受け付けたアプリケーションの処理の優先度を高く補正する(S16)。
補正部62は、温度センサ28により検出される装置内部の温度が所定の許容温度以上であるか否かを判定する(S17)。装置内部の温度が所定の許容温度以上である場合(S17肯定)、処理は、後述するS22へ移行する。
一方、装置内部の温度が所定の許容温度以上ではない場合(S17否定)、補正部62は、バッテリ27の残量が所定量以下であるか否か判定する(S18)。バッテリ27の残量が所定量以下である場合(S18肯定)、処理は、後述するS22へ移行する。
一方、バッテリ27の残量が所定量以下ではない場合(S18否定)、補正部62は、表示部21がオフ状態であるか否か判定する(S19)。表示部21がオフ状態である場合(S19肯定)、処理は、後述するS22へ移行する。
一方、表示部21がオフ状態ではない場合(S19否定)、各アプリケーションの処理がバックグランドで実行されているか否かを判定する(S20)。各アプリケーションの処理がバックグランドで実行されている場合(S20肯定)、処理は、後述するS22へ移行する。
一方、一部または全部のアプリケーションの処理がバックグランドで実行されていない場合(S20否定)、補正部62は、災害に関する通知を受信したか否かを判定する(S21)。災害に関する通知を受信した場合(S21肯定)、処理は、後述するS22へ移行する。一方、災害に関する通知を受信していない場合(S21否定)、処理は、後述するS23へ移行する。
補正部62は、それぞれのケースに応じて、上述のS12またはS14で求めたターゲットの動作周波数を補正する(S22)。周波数制御部63は、CPU29の動作周波数が、ターゲットの動作周波数となるように電源制御IC26およびクロックコントローラ25を制御し(S23)、処理を終了する。
次に、本実施例に係る端末装置10が必要な処理性能が未登録のアプリケーションプロセス43のスレッドの処理性能を登録する登録処理の流れを説明する。図4は、登録処理の手順を示すフローチャートである。この更新処理は、例えば、上述の制御処理のS13から起動されたタイミングで実行される。
図4に示すように、登録部64は、入力部22に操作が行われていない定常状態において、CPUモニタ42により未登録の各スレッドのCPU29の使用率を検出する(S30)。そして、登録部64は、未登録の各スレッドのCPU29の使用率と、CPU29の動作周波数から、未登録の各スレッドの処理に必要な処理性能を算出する(S31)。登録部64は、算出したスレッドの処理に必要な処理性能をメモリ24に記憶された性能情報32に、当該スレッドの処理に必要な処理性能として登録し(S32)、処理を終了する。
このように、端末装置10は、アプリケーション毎に、当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を示す性能情報を記憶部23に記憶する。端末装置10は、性能情報に基づき、CPU29で実行されるアプリケーションの処理に必要な処理性能を導出する。そして、端末装置10は、導出された処理性能に応じてCPU29の動作周波数を制御する。これにより、端末装置10は、アプリケーションの処理に必要な処理性能でCPU29を動作させることができるため、消費電力を抑制できる。
また、端末装置10は、CPU29でアプリケーションを実行している際の当該アプリケーションに対するCPU29の使用率およびCPU29の処理性能から当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を算出して性能情報に登録する。これにより、端末装置10は、アプリケーションが後から追加された場合でも、追加されたアプリケーションの処理に必要な処理性能を性能情報に登録できる。
また、端末装置10は、アプリケーションに対する操作を受け付けた場合、操作を受け付けたアプリケーションの処理の優先度を高く補正する。これにより、端末装置10は、操作を受け付けたアプリケーションの処理を優先的に実行させることができるため、アプリケーションの操作性が低下することを抑制できる。
また、端末装置10は、装置内の温度が所定の許容温度以上となった場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、端末装置10は、CPU29からの熱の発生を抑えられるため、装置内の温度が上昇することを抑制できる。
また、端末装置10は、バッテリ27の残量が所定量以下の場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、端末装置10は、消費電力を抑制でき、バッテリ27の残量の減少を抑制できる。
また、端末装置10は、表示部21がオフ状態の場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、端末装置10は、消費電力を抑制でき、バッテリ27の消費を抑制することができる。
また、端末装置10は、アプリケーションの処理がバックグランドで実行される場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、端末装置10は、消費電力を抑制でき、バッテリ27の消費を抑制することができる。
また、端末装置10は、災害に関する通知を受信した場合、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、端末装置10は、消費電力を抑制でき、バッテリ27の消費を抑制することができる。
また、端末装置10は、CPU29の動作周波数が所定値以上の間、CPU29の動作周波数を低く補正する。これにより、端末装置10は、CPU29が電力消費の多い高い動作周波数で動作することを抑制できる。
また、端末装置10は、必要な処理性能を1秒間の処理回数として記憶する。これにより、端末装置10は、CPUやMPUなどプロセッサが異なる場合であっても、性能情報31をそのまま利用でき、また、必要な動作周波数を簡易に算出できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記の実施例では、アプリケーションの処理に必要な処理性能をスレッド毎に必要な処理性能として記憶する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、アプリケーション毎にスレッドの必要な処理性能を合算してアプリケーションの処理に必要な処理性能として記憶させてもよい。
また、上記の実施例では、必要な処理性能を1秒間の処理回数として記憶する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、アプリケーションの処理に必要な処理性能を動作周波数として記憶させてもよい。また、アプリケーションの処理に必要な処理性能を重み値、CPU29の使用率などとして記憶させてもよい。
また、上記の実施例では、アプリケーションに対する操作を受け付けた場合、補正部62が、操作を受け付けたアプリケーションの処理の優先度を高く補正する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、補正部62は、操作を受け付けたアプリケーションの処理に必要な処理性能を所定時間上昇させ、所定時間経過後、必要な処理性能を経時的な処理性能に戻すようにしてもよい。
また、上記の実施例では、性能情報31に、定常状態でアプリケーションの処理に必要な処理性能を記憶する場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、アプリケーションの処理に必要な経時的な処理性能を性能情報31に記憶させ、性能情報31に基づいて、アプリケーションの処理に必要な処理性能の経時的な変化に合わせてCPU29の動作周波数を変化させてもよい。例えば、一定間隔で周期的にアプリケーションの処理のCPU29の使用率をサンプリングする。そして、CPU29の動作周波数とサンプリングされた使用率からアプリケーションの処理に必要な経時的な処理性能を求め、所定個ずつ移動平均を求めて経時的な処理性能としてもよい。図5は、経時的な処理性能の変化の一例を示す図である。なお、図5の例では、必要な処理性能を動作周波数をとして示している。例えば、10〜300ms程度の間隔で周期的にアプリケーションの処理のCPU29の使用率をサンプリングする。そして、図5の例では、CPU29の動作周波数と使用率を乗算してアプリケーションの処理に必要なCPU29の動作周波数を実動作周波数として求め、それぞれ2つ前までの実動作周波数の移動平均を求めている。移動平均を求める実動作周波数の個数は、アプリケーションの処理に必要な処理性能の変化の特性に応じて調整すればよい。
また、例えば、性能情報31に、アプリケーションの起動から定常状態に安定するまでの所定期間についてアプリケーションの処理に必要な経時的な処理性能と、定常状態の処理に必要な処理性能とを記憶させてもよい。この場合、端末装置10は、アプリケーションの起動から所定期間、経時的な処理性能を用いてCPU29の動作周波数を制御し、所定期間経過後、定常状態の処理に必要な処理性能を用いてCPU29の動作周波数を制御するものとしてもよい。
また、例えば、性能情報31に、アプリケーション毎に、複数の状態の必要な処理性能を記憶させ、アプリケーションの状態に応じて必要な処理性能を切替えてもよい。例えば、性能情報31に、定常状態での必要な処理性能と、操作を受け付けた状態での必要な処理性能を記憶させる。そして、端末装置10は、定常状態の場合、定常状態の必要な処理性能を用いてCPU29の動作周波数を制御し、操作を受け付けた場合、操作を受け付けた状態の必要な処理性能を用いてCPU29の動作周波数を制御してもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図1に示す導出部60、フィードバック制御部61、補正部62、周波数制御部63および登録部64の各処理部が適宜統合または分割されてもよい。また、各処理部にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[周波数制御プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図6は、周波数制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図6に示すように、コンピュータ300は、CPU310、ROM(Read Only Memory)320、HDD(Hard Disk Drive)330、RAM(Random Access Memory)340を有する。これら310〜340の各部は、バス400を介して接続される。
ROM320には上記実施例の各処理部と同様の機能を発揮する周波数制御プログラム320aが予め記憶される。例えば、上記実施例の導出部60、フィードバック制御部61、補正部62、周波数制御部63および登録部64と同様の機能を発揮する周波数制御プログラム320aを記憶させる。なお、周波数制御プログラム320aについては、適宜分離しても良い。
HDD330には、各種データを記憶する。例えば、HDD330は、OSや各種データを記憶する。
そして、CPU310が、周波数制御プログラム320aをROM320から読み出して実行することで、実施例の各処理部と同様の動作を実行する。すなわち、周波数制御プログラム320aは、実施例の導出部60、フィードバック制御部61、補正部62、周波数制御部63および登録部64と同様の動作を実行する。
なお、上記した周波数制御プログラム320aについては、必ずしも最初からROM320に記憶させることを要しない。周波数制御プログラム320aはHDD330に記憶させてもよい。
例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、Digital Versatile Disk(DVD)、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
10 端末装置
21 表示部
22 入力部
23 記憶部
24 メモリ
25 クロックコントローラ
26 電源制御IC
27 バッテリ
28 温度センサ
30 アプリケーションプログラム
31、32 性能情報
40 スケジューラ
41 カーネル
42 CPUモニタ
43、43A、43B アプリケーションプロセス
60 導出部
61 フィードバック制御部
62 補正部
63 周波数制御部
64 登録部

Claims (11)

  1. アプリケーション毎に、当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を示す性能情報を記憶する記憶部と、
    前記性能情報に基づき、プロセッサで実行されるアプリケーションの処理に必要な処理性能を導出する導出部と、
    前記導出部により導出された処理性能に応じて前記プロセッサの動作周波数を制御する周波数制御部と、
    を有することを特徴とする周波数制御装置。
  2. 前記プロセッサでアプリケーションを実行している際の当該アプリケーションに対する前記プロセッサの使用率および前記プロセッサの処理性能から当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を算出して前記性能情報に登録する登録部
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の周波数制御装置。
  3. アプリケーションに対する操作を受け付けた場合、操作を受け付けたアプリケーションの処理の優先度を高く補正する補正部
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の周波数制御装置。
  4. 前記補正部は、装置内の温度が所定の許容温度以上となった場合、前記プロセッサの動作周波数を低く補正することを特徴とする請求項3に記載の周波数制御装置。
  5. 前記補正部は、前記プロセッサへ電力を供給するバッテリの残量が所定量以下の場合、前記プロセッサの動作周波数を低く補正する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の周波数制御装置。
  6. 前記補正部は、前記プロセッサで実行されるアプリケーションの画面を表示する表示部がオフ状態の場合、前記プロセッサの動作周波数を低く補正する
    ことを特徴とする請求項3〜5の何れか1つに記載の周波数制御装置。
  7. 前記補正部は、アプリケーションの処理がバックグランドで実行される場合、前記プロセッサの動作周波数を低く補正する
    ことを特徴とする請求項3〜6の何れか1つに記載の周波数制御装置。
  8. 前記補正部は、災害に関する通知を受信した場合、前記プロセッサの動作周波数を低く補正する
    ことを特徴とする請求項3〜7の何れか1つに記載の周波数制御装置。
  9. 前記補正部は、前記プロセッサの動作周波数が所定値以上の間、前記プロセッサの動作周波数を低く補正する
    ことを特徴とする請求項3〜8の何れか1つに記載の周波数制御装置。
  10. コンピュータが、
    記憶部に記憶され、アプリケーション毎に、当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を示す性能情報に基づき、プロセッサで実行されるアプリケーションの処理に必要な処理性能を導出し、
    導出された処理性能に応じて前記プロセッサの動作周波数を制御する、
    処理を実行することを特徴とする周波数制御方法。
  11. コンピュータに、
    記憶部に記憶され、アプリケーション毎に、当該アプリケーションの処理に必要な処理性能を示す性能情報に基づき、プロセッサで実行されるアプリケーションの処理に必要な処理性能を導出し、
    導出された処理性能に応じて前記プロセッサの動作周波数を制御する、
    処理を実行させることを特徴とする周波数制御プログラム。
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