JP2014182071A - 赤外線撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング内の密閉性を確保しつつ、各レンズの位置調整を可能とすると共に、外部に曝される固定レンズを、容易に、且つ、安価に交換することを可能とする赤外線撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するため、赤外線レンズ21、22と、これら赤外線レンズを透過した赤外線を検知して画像信号に変換する赤外線カメラユニット30とを、ハウジング10内に配置した赤外線撮像装置1であって、赤外線レンズ21、22は、ハウジング10内に配置された鏡筒20内部において光軸L方向に移動可能に配置されると共に、ハウジング10の被写体側端面に、カバー枠体41に保持された固定レンズ40を着脱自在に設けた。
【選択図】図1

Description

本件発明は、ハウジング内に赤外線レンズと、当該赤外線レンズを透過した赤外線を検知して画像信号に変換する赤外線センサモジュールとを備えた赤外線撮像装置に関する。
遠赤外線、赤外線あるいは近赤外線等の放射エネルギーを検出して映像に変換する赤外線撮像装置は、例えば、警備上の監視、自動車走行時や災害時における暗所での人や動物の感知等に用いられる。監視に用いられる赤外線撮像装置の多くは、屋外に設置されるため、赤外線レンズと、当該赤外線レンズを透過した赤外線を検知して画像信号に変換する赤外線センサモジュールとは、ハウジング内に収容されている。
例えば、特許文献1に記載の赤外線監視装置は、赤外線カメラによる監視対象物の映像を、この監視対象物からの赤外線に基づいて、可視光の映像とは異なる映像としてモニタテレビジョンに表示するものであって、(イ)赤外線カメラを内部に配置、保持するハウジング本体と、このハウジング本体の一つの面に取付けられ、監視対象物からの赤外線を透過させて赤外線カメラに伝える監視窓とを備えた防塵ハウジングと、(ロ)防塵ハウジングの内部に保持固定されて光を放射し、この光を、防塵ハウジングの監視窓における赤外線カメラの監視対象物視野外で透過させて防塵ハウジングの外部へ放射する投光部と、防塵ハウジングの外部に保持固定されて投光部からの監視窓透過光を受光する受光部と、受光部で受光した監視窓透過光のレベルが予め設定されたレベルより低下すると汚れ検出信号を出力する汚れ検査部とを含む窓汚れ検出部とを有している。
この特許文献1の赤外線監視装置では、防塵ハウジングの内部に配設された赤外線カメラの視野を考慮して、防塵ハウジングの監視窓は、赤外線カメラに設けられるレンズよりも大きく形成されている。この監視窓は、赤外線を透過させることが可能なゲルマニウムなどの材料により構成されるため、可視光線のカメラとは異なり、大きな監視窓はコストが高騰する原因になる。
そこで、従来では、監視窓にかかるコストを低減すべく、当該監視窓自体を廃止して、ハウジングの被写体側の面にレンズ用の開口を形成して、当該レンズ用の開口から赤外線レンズが設けられたレンズ鏡筒を外部に露出させる構造などが採用されていた。
特開2000−19014号公報
しかしながら、上述のレンズ鏡筒自体をハウジングの外部に露出させる構造は、最も外側に配置されるレンズが、風雨や飛び石、砂埃などに曝され、当該レンズの表面に傷がつく問題がある。傷の程度によっては、画像不良の原因となり、レンズ鏡筒全体やカメラ全体の交換が必要となる場合がある。これらレンズ鏡筒全体やカメラの交換は、却って高額な費用が発生することとなる。
また、上述のレンズ鏡筒の一部をハウジングの外部に露出させる構造では、レンズ鏡筒とハウジングとの間における防水構造が必要となる。例えば、単焦点の赤外線レンズを採用した場合には、レンズ鏡筒自体が光軸方向に繰り出されることはないため、何ら支障なくレンズ鏡筒の一部が外部に露出した状態で、当該レンズ鏡筒をハウジングに設けることができる。しかし、ズームレンズなどの操作に伴ってレンズ鏡筒が光軸方向に繰り出される場合、ハウジングと可動部材との間での適切な防水構造を構成することが困難となる。そこで、防水構造を確保するため、レンズ鏡筒の被写体側端部をハウジングに固定した状態で使用することが考えられる。しかし、レンズ鏡筒の被写体側端部がハウジングに固定された状態での使用は、レンズ鏡筒の繰り出しを行うことができないため、フォーカスレンズやズームレンズの位置調整を行う際には、一旦、ハウジングからレンズ鏡筒を取り外して行わなければならず、操作性が悪いという問題がある。
そこで、本件発明の課題は、ハウジング内の密閉性を確保しつつ、ズームレンズ等の位置調整を容易とすると共に、外部に曝される固定レンズを、容易に、且つ、安価に交換することができる赤外線撮像装置を提供することにある。
本件発明者等は、鋭意研究を行った結果、以下の構成を採用することにより、上述の課題を解決するに至った。
本件発明に係る赤外線撮像装置は、赤外線レンズと、当該赤外線レンズを透過した赤外線を検知して画像信号に変換する赤外線センサモジュールとを、ハウジング内に配置したものであって、当該赤外線レンズは、当該ハウジング内に配置された鏡筒内部において光軸方向に移動可能に配置されると共に、当該ハウジングの被写体側端面に、カバー枠体に保持された固定レンズを着脱自在に設けたことを特徴とする。
本件発明に係る赤外線撮像装置において、前記カバー枠体の像面側端部が、前記ハウジング内部に進入して、前記鏡筒の被写体側端部に係合保持されることが好ましい。
本件発明に係る赤外線撮像装置において、前記カバー枠体は、前記固定レンズとの間に外気を遮断するための封止機構を備えることが好ましい。
本件発明に係る赤外線撮像装置において、前記カバー枠体は、前記ハウジング内部を密閉する封止機構を備えることが好ましい。
本件発明に係る赤外線撮像装置において、前記赤外線レンズは、フォーカスレンズ及び/又はズームレンズであることが好ましい。
本件発明に係る赤外線撮像装置において、前記固定レンズは、ゲルマニウム、セレン化亜鉛、カルコゲナイド、硫化亜鉛(シンクサルファイド)、シリコンのいずれかの赤外線透過材料により構成されることが好ましい。
本件発明に係る赤外線撮像装置において、前記固定レンズは、外側表面に耐候性及び耐傷性強化薄膜を備えることが好ましい。
本件発明に係る赤外線撮像装置によれば、赤外線レンズや赤外線センサモジュールとが内部に配置されたハウジングの被写体側端面に、カバー枠体に保持された固定レンズが着脱自在に設けられているので、外部に曝される固定レンズが、飛び石や砂埃によって傷が付いた場合であっても、容易に、且つ、安価に交換等のメンテナンスを行うことができる。
また、本件発明に係る赤外線撮像装置は、固定レンズが鏡筒の被写体側に位置してハウジングに固定されていると共に、赤外線レンズが、ハウジング内に配置される鏡筒内部において光軸方向に移動可能に配置されている。そのため、赤外線レンズの位置を光軸方向に移動させても、鏡筒自体は、ハウジングに対して移動しないこととなり、固定レンズを保持するカバー枠体と鏡筒の被写体側端部との係合構造を簡素化することができ、当該鏡筒の被写体側端面と固定レンズとの間に支障なく密閉空間を形成することが可能となる。
本件発明を適用した赤外線撮像装置の概略構成図である。 図1のベースを引出した状態を示す概略構成図である。 図1のカバー枠体を取り外した状態を示す概略構成図である。
以下に、本件発明にかかる赤外線撮像装置の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本件発明を適用した赤外線撮像装置1の概略構成図を示している。
図1に示す実施の形態の赤外線撮像装置1は、特に、中赤外線、遠赤外線の撮像に用いられるものであり、赤外線レンズ21、22を備えた鏡筒20と、当該赤外線レンズ21、22を透過した赤外線を検知して画像信号に変換する赤外線センサモジュール31を備えた赤外線カメラユニット30とを、ハウジング10内に備えている。そして、本件発明に係る赤外線撮像装置1は、赤外線レンズ21、22が、ハウジング10内に配置された鏡筒20内部において光軸方向に移動可能に配置されると共に、ハウジング10の被写体側端面10Aに、カバー枠体41に保持された固定レンズ40を着脱自在に設けたことを特徴とする。以下、ハウジング10、赤外線レンズ21、22、赤外線カメラユニット30、ハウジング10の被写体側端面に設けられる固定レンズ40及び当該固定レンズ40を保持するカバー枠体41について順次説明する。
<ハウジング>
ハウジング10は、当該赤外線撮像装置1を屋外などにおいて使用する場合に、塵埃や水分などが鏡筒20内部や赤外線カメラユニット30内に侵入することを防止するものである。当該ハウジング10の内部には、ベース11上に固定された赤外線カメラユニット30及び鏡筒20が収容されている。このハウジング10の被写体側端面10Aには、開口12が形成されている。そして、ハウジング10の底面と、ベース11との間には、当該ベース11を開口12から引出自在とする図示しないレール機構が設けられている。これにより、赤外線カメラユニット30及び鏡筒20は、ベース11を開口12から被写体側に引き出すことによって、容易に納出可能とされている。当該開口12は、ハウジング10の被写体側端面10Aに着脱自在に設けられる固定レンズを備えたカバー枠体41によって閉塞される。なお、当該固定レンズ40を備えたカバー枠体41の詳細は後述する。
<赤外線レンズ>
ハウジング10内に配設される赤外線レンズは、図示しないレンズ保持枠に保持された状態で鏡筒20内に光軸Lに沿って支持される。図1に示す実施の形態では、赤外線レンズは、鏡筒20内に複数設けられており、当該赤外線レンズのうち、ズームレンズ、フォーカスレンズ等は、光軸L方向に手動又はモータ制御によって移動可能に設けられる。移動可能な赤外線レンズをモータ制御する場合、赤外線カメラユニット30に設けられた操作スイッチにより当該赤外線カメラユニット30内に搭載されたモータ制御部を制御して行っても良いが、外部に設けられた遠隔制御装置を用いて当該赤外線カメラユニット30内に統制されたモータ制御部を制御して行っても良い。
図1では、ズームレンズ及びフォーカスレンズの一例として赤外線レンズ21、22を図示している。よって、ハウジング10内部に配設される赤外線レンズは、図1に示すようなズームレンズやフォーカスレンズに限定されるものではなく、その他の赤外線レンズをさらに設けた場合であっても良いのは当然である。
<赤外線カメラユニット>
ハウジング10内に配設される赤外線カメラユニット30は、上述の赤外線レンズ21、22を透過した赤外線を検知して画像信号に変換する赤外線センサモジュール31を有する。赤外線センサモジュール31は、他の赤外線カメラユニット30を構成する機器と共に筐体32内に収容されている。この赤外線カメラユニット30は、カメラマウントを備えている。そして、当該カメラマウントが上述の鏡筒の像面側の端部に設けられるレンズマウントと結合することで、赤外線カメラユニット30が、鏡筒20に固定される。
<固定レンズ>
次に、固定レンズ40について詳述する。固定レンズ40は、カバー枠体41を介してハウジング10の被写体側端面10Aに着脱自在に設けられる赤外線透過レンズである。ハウジング10内部には、光軸Lに沿って赤外線レンズが支持された鏡筒20が設けられている。そのため、カバー枠体41に保持される固定レンズ40は、鏡筒20に設けられる各赤外線レンズよりも被写体側であって、最も外側に配置される赤外線レンズとなる。
当該固定レンズ40は、赤外線を透過可能とする光学材料として、ゲルマニウム、セレン化亜鉛、カルコゲナイド、硫化亜鉛(シンクサルファイド)、シリコンのいずれかの赤外線透過材料により構成されることが好ましい。
また、固定レンズ40の外側表面にハードコートなどの耐候性及び耐傷性強化薄膜を設けても良い。これにより、最も外側に配置される固定レンズ40の耐候性及び耐傷性を向上させることができ、屋外での使用による経年劣化を抑制することができる。
<カバー枠体>
つづいて、上述の固定レンズ40を保持するカバー枠体41について詳述する。カバー枠体41は、赤外線透過材料にて構成される固定レンズ40を保持する枠状部材であり、当該固定レンズ40を保持するレンズ保持部42と、当該カバー枠体41をハウジング10自体に固定する取付部43と、カバー部材41とハウジング10内に配設される鏡筒20とを連結する連結部44とを備えている。
カバー枠体41のレンズ保持部42は、枠状部材の内側に延出して、被写体側から挿入される固定レンズ40の像面側周縁部と当接する保持壁42Aを有する。当該保持壁42Aに当接保持される固定レンズ40とカバー枠体41のレンズ保持部42との間には、外気を遮断するための封止機構が設けられている。図1に示す実施の形態では、この封止機構は、固定レンズ40とカバー枠体41のレンズ保持部42との間に介設される可撓性のパッキン45と、固定レンズ40の被写体側周縁部を被写体側から保持する押さえ環46とから構成される。このパッキン45と押さえ環46とから構成される封止機構を固定レンズ40とカバー枠体41との取付部分に設けることにより、固定レンズ40を備えたカバー枠体41にて閉塞されるハウジング10内部を密閉することができる。図1に示す実施の形態では、封止機構としてパッキン45と押さえ環46を採用しているが、固定レンズ40とカバー枠体41との間における隙間を塞ぎ、密閉構造を形成することができる構成であれば、これに限定されない。
図1に示す実施の形態では、カバー枠体41の取付部43は、枠状部材の外周面から外側に延出してハウジング10の被写体側端面10Aに当接するフランジにより構成されており、当該取付部43の像面側の面が、ハウジング10の被写体側端面10Aと当接した状態で、化粧ビス47によってカバー枠体41がハウジング10に着脱自在に固定される。図1に示す実施の形態では、カバー枠体41をハウジング10の被写体側端面10Aに着脱自在に固定する方法として、化粧ビス47を採用しているが、着脱自在にカバー枠体41をハウジング10の被写体側端面10Aに固定することが可能であれば、当該構成に限定されない。
カバー枠体41の連結部44は、枠状部材の像面側に位置して、ハウジング10の開口12の内縁に沿ってハウジング10内に進入して構成される。当該連結部44は、その外周面がハウジング10の開口12の内縁に挿入可能に構成される。この連結部44の外周面には、ハウジング10の開口12の内縁との間に可撓性のパッキン48が介設されている。当該パッキン48は、上述のパッキン45、押さえ環46と共に、ハウジング10内部を密閉する封止機構を構成する。
そして、当該連結部44の像面側端部は、ハウジング10の開口12に装着された状態で、被写体側からハウジング10内に進入して構成されており、当該連結部44の像面側端部は、ハウジング10内に配設される鏡筒20との連結機構を備えている。
図1に示す実施の形態では、連結部44の像面側端部は、内部に鏡筒20の被写体側端部が進入可能に形成されており、当該連結部44の像面側端部内周面と鏡筒20の被写体側端部外周面のそれぞれには、螺合にて着脱自在に係合可能とするねじ切りが形成されている。そのため、連結部44の像面側端部が鏡筒20の被写体側端部に、螺合によって係合保持されることで、鏡筒20に設けられる各赤外線レンズと、固定レンズ40との光軸を容易に合わせることが可能となる。さらに、これら固定レンズ40と、鏡筒20の被写体側端面と、連結部44とにより囲繞される空間を密閉空間とすることができる。
また、図1に示す実施の形態では、当該鏡筒20の被写体側端部の外周面には、螺合により係合された状態の連結部44の像面側端面が当接する凸部20Aが形成されている。当該凸部20Aは、固定レンズ40の取付位置に対する鏡筒20の取付位置を決めるための位置決め手段を構成するものであり、連結部44の像面側端面が鏡筒20の凸部20Aに当接する位置まで、鏡筒20を連結部44内に螺合・挿入することにより、固定レンズ40と鏡筒20の取付位置関係を一定とすることができる。
<組立手順>
次に、本実施の形態にかかる赤外線撮像装置1の組立手順について説明する。まずはじめに、鏡筒20の像面側端部に赤外線カメラユニット30を固定する。当該鏡筒20と赤外線カメラユニット30の固定は、上述したように鏡筒20側のレンズマウントと、赤外線カメラユニット30側のカメラマウントとを結合することにより行う。この状態で、ハウジング10から被写体側に引き出されたベース11の上面に鏡筒20を固定する。当該鏡筒20のベース11への固定によって、赤外線カメラユニット30も間接的にベース11に固定されることとなる。
その後、鏡筒20の被写体側端部に固定レンズ40が取り付けられた状態のカバー枠体41を上述した連結機構を介して固定する。具体的には、鏡筒20の被写体側端部をカバー枠体41の連結部44の像面側端部内に螺合させる。図2には、鏡筒20の被写体側端部にカバー枠体41が取り付けられた状態を示す。当該螺合は、連結部44の像面側の端面が鏡筒20の凸部20Aに到達するまでねじ込むこととする。これにより、鏡筒20に対するカバー枠体41に固定された固定レンズ40の位置決めを行うことができる。また、螺合によってカバー枠体41の連結部44と、鏡筒20との連結・係合を行うことで、当該カバー枠体41に保持される固定レンズ40と、鏡筒20の各赤外線レンズとの光軸を容易に合わせることができる。
また、鏡筒20にカバー枠体41が取り付けられた状態で、カバー枠体41には、パッキン47及び押さえ環46から構成される封止機構が介設されているため、鏡筒20の被写体側端面と、カバー枠体41、固定レンズ40とにより囲繞される空間に密閉空間を形成することができる。
なお、ここでは、鏡筒20をベース11に固定してから、鏡筒20への固定レンズ40の固定を行っているが、鏡筒20に固定レンズ40を固定してから、当該鏡筒20をベースに固定してもよく、当該固定順序はこれに限定されない。
そして、鏡筒20の被写体側に固定レンズ40が取り付けられた状態で、当該鏡筒20が固定されたベース11を上述のレール機構を用いて、ハウジング10内に納入する。図1に示すように、カバー枠体41の取付部43の像面側の端面をハウジング10の被写体側の端面と当接し、化粧ビス47により固定する。この際、ハウジング10の開口縁部とカバー部材41の連結部44の外周面との間には、パッキン48が介設されているため、支障なく、ハウジング内に密閉空間を形成することができる。これにより、図1に示す実施の形態にかかる赤外線撮像装置1が組立完了となる。
本件発明に係る赤外線撮像装置1は、上述したように、固定レンズ40が鏡筒20の被写体側に位置してハウジング10に固定されていると共に、赤外線レンズ21、22が、ハウジング10内に配置される鏡筒20内部において光軸L方向に移動可能に配置されている。そのため、赤外線レンズ21、22の位置を光軸方向に移動させても、鏡筒20自体は、ハウジング10に対して移動しないこととなり、固定レンズ40を保持するカバー枠体41と鏡筒20の被写体側端部との係合構造を簡素化することができ、当該鏡筒20の被写体側端面と固定レンズ40との間に支障なく密閉空間を形成することが可能となる。
<固定レンズの交換手順>
ハウジング10の被写体側に設けられた固定レンズ40は、外部に曝された状態で設けられているため、飛び石や砂埃などによって傷が付く場合がある。撮像に影響が生じる程度の傷が付いた場合には、当該固定レンズ40を交換する必要がある。固定レンズ40を交換する場合には、図3に示すように、固定レンズ40を保持するカバー枠体41とハウジング10とを係合保持する化粧ビス47を取り外し、カバー枠体41毎ハウジング10から取り外す。そして、新しい固定レンズ40を保持したカバー枠体41をハウジング10に化粧ビス47にて取り付けることにより行う。
このように、本件発明に係る赤外線撮像装置1によれば、赤外線レンズ21、22や赤外線カメラユニット30とが内部に配置されたハウジング10の被写体側端面に、カバー枠体41に保持された固定レンズ40が着脱自在に設けられているので、外部に曝される固定レンズ40が、飛び石や砂埃によって傷が付いた場合であっても、容易に、且つ、安価に交換等のメンテナンスを行うことができる。
特に、本件発明に係る赤外線撮像装置1に採用される固定レンズ40は、従来のようにハウジングの被写体側の端面に大きなゲルマニウム製の窓部を設ける場合と比較して、大幅にコストの低減を図ることができると共に、現場において容易に固定レンズ40の交換作業を行うことが可能となり、作業性の向上を図ることができる。
本件発明にかかる赤外線撮像装置は、ハウジング内の密閉性を確保しつつ、各レンズの位置調整を可能とすると共に、外部に曝される固定レンズを、容易に、且つ、安価に交換することができるので、屋外で使用される監視用の赤外線撮像装置などにおいて特に有効である。
1 赤外線撮像装置
10 ハウジング
10A 被写体側端面
11 ベース
12 開口
20 鏡筒
20A 凸部
21、22 赤外線レンズ
30 赤外線カメラユニット
31 赤外線センサモジュール
32 筐体
40 固定レンズ
41 カバー枠体
42 レンズ保持部
42A 保持壁
43 取付部
44 連結部
45 パッキン(封止機構)
46 押さえ環(封止機構)
47 化粧ビス
48 パッキン(封止機構)

Claims (7)

  1. 赤外線レンズと、当該赤外線レンズを透過した赤外線を検知して画像信号に変換する赤外線センサモジュールとを、ハウジング内に配置した赤外線撮像装置であって、
    当該赤外線レンズは、当該ハウジング内に配置された鏡筒内部において光軸方向に移動可能に配置されると共に、
    当該ハウジングの被写体側端面に、カバー枠体に保持された固定レンズを着脱自在に設けたことを特徴とする赤外線撮像装置。
  2. 前記カバー枠体の像面側端部が、前記ハウジング内部に進入して、前記鏡筒の被写体側端部に係合保持される請求項1に記載の赤外線撮像装置。
  3. 前記カバー枠体は、前記固定レンズとの間に外気を遮断するための封止機構を備える請求項1又は請求項2に記載の赤外線撮像装置。
  4. 前記カバー枠体は、前記ハウジング内部を密閉する封止機構を備える請求項1〜請求項3のいずれかに記載の赤外線撮像装置。
  5. 前記赤外線レンズは、フォーカスレンズ及び/又はズームレンズである請求項1〜請求項4のいずれかに記載の赤外線撮像装置。
  6. 前記固定レンズは、ゲルマニウム、セレン化亜鉛、カルコゲナイド、硫化亜鉛(シンクサルファイド)、シリコンのいずれかの赤外線透過材料により構成される請求項1〜請求項5のいずれかに記載の赤外線撮像装置。
  7. 前記固定レンズは、外側表面に耐候性及び耐傷性強化薄膜を備える請求項1〜請求項6のいずれかに記載の赤外線撮像装置。
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