JP7027714B2 - ウエハキャップ、遠赤外線センサ、遠赤外線検出装置、キャップ - Google Patents

ウエハキャップ、遠赤外線センサ、遠赤外線検出装置、キャップ Download PDF

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本発明は、ウエハキャップ、遠赤外線センサ、遠赤外線検出装置、キャップに関するものである。
物体が放射する遠赤外線を検知する遠赤外線検出装置(例えば、特許文献1参照)は、非接触で対象となる物体の温度分布が測定可能であることや、基本的には光源が不要であること等から、セキュリティ用や車載用、監視用、工場での品質管理用等、近年様々な分野で普及し始めている。
特開2011-149975号公報
遠赤外線検出装置では、遠赤外線を検出する素子よりも遠赤外線の入射側(対象物側)に、遠赤外線を集光するための複数のレンズからなるレンズ群が配置される。このレンズ群は、従来、遠赤外線の透過率が高いゲルマニウムにより形成されている。
しかし、ゲルマニウムは非常に希少な材料であり、ゲルマニウム製のレンズは、非常に高価である。また、そのようなレンズを複数枚組み合わせてレンズ群を形成するため、遠赤外線センサが非常に高価になり、普及の妨げになるという問題があった。
特許文献1では、レンズ材料として、有機材料に微粒化した無機材料を混入させた材料を用いる等、ゲルマニウム以外の材料を選択することにより改善を図っているが、レンズの加熱等が必要であり、より簡単な構成であって、安価な遠赤外線検出装置の実現が望まれている。
本発明の課題は、より安価な遠赤外線検出装置を提供可能とすること、及び、これを可能とするウエハキャップ、遠赤外線センサ、キャップを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、センサウエハ(170)に一体に接合可能なウエハキャップであって、シリコンにより形成され、複数の同形状のキャップ部(11)が配列されて形成されており、前記キャップ部は、本体層(12)と、前記本体層の少なくとも一方の面に形成され、凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状であるレンズ形状部(14)と、を備えるウエハキャップ(110)である。
第2の発明は、第1の発明のウエハキャップにおいて、少なくともセンサウエハとの接合時に外側となる面には、反射抑制層(15)が形成されていること、を特徴とするウエハキャップ(110)である。
第3の発明は、遠赤外線の波長域の光を検知する検出素子(18)を備えるセンサ基板部(17)と、前記センサ基板部の少なくとも前記検出素子を被覆し、前記センサ基板部に接合されるキャップ部(11)と、を備える遠赤外線センサであって、前記キャップ部は、シリコンにより形成され、本体層(12)と、前記本体層の少なくとも一方の面に形成されたレンズ形状部(14)と、を備え、前記レンズ形状部は、凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状であり、前記検出素子に対応する位置に設けられること、を特徴とする遠赤外線センサ(10)である。
第4の発明は、第3の発明の遠赤外線センサにおいて、前記キャップ部の少なくとも遠赤外線の入射側となる面には、反射抑制層(15)が形成されていること、を特徴とする遠赤外線センサ(10)である。
第5の発明は、第3の発明又は第4の発明の遠赤外線センサ(10)と、前記遠赤外線センサの前記キャップ部(11)よりも遠赤外線の入射側に配置され、少なくとも1つのレンズ(21)を備える光学系(20)と、前記遠赤外線センサの駆動を制御する制御部(31)と、を備える遠赤外線検出装置(1)である。
第6の発明は、本体層(12)と、凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状であって、前記本体層の少なくとも一方の面に形成されるレンズ形状部(14)と、を備え、遠線赤外線の波長域の光を検知する検出素子(18)を備えるセンサ基板(17)に接合され、前記検出素子を被覆するキャップ(11)である。
本発明の課題は、より安価な遠赤外線検出装置を提供可能とすること、及び、これを可能とするウエハキャップ、遠赤外線センサ、キャップを提供することである。
実施形態の遠赤外線検出装置1を説明する図である。 実施形態の遠赤外線センサ部10を説明する図である。 実施形態のキャップ部11の別の形態を説明する図である。 実施形態の遠赤外線センサ部10の製造方法を説明する図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
(実施形態)
図1は、実施形態の遠赤外線検出装置1を説明する図である。
本実施形態の遠赤外線検出装置1は、レンズ部20、シャッター部25、制御部31、処理部32、遠赤外線センサ部10等を備えている。図1では、理解を容易にするために、光軸O方向に平行なZ軸を示している。このZ軸において、対象物側が+Z側、遠赤外線センサ部10側が-Z側とする。
レンズ部20は、この遠赤外線検出装置1の不図示の筐体の開口部に設けられ、このレンズ部に対象物の放射する遠赤外線が入射する。
レンズ部20は、少なくとも1枚のレンズ21を備え、遠赤外線を集光する機能を有する光学系であり、遠赤外線センサ部10よりも遠赤外線の入射側(+Z側)に設けられている。図1では、一例として2枚のレンズ21を備えるレンズ部20を示している。各レンズ21の形状やその組み合わせは、所望するレンズ部20としての光学性能に応じて適宜選択してよい。また、レンズ21は、フレネルレンズ形状のものを用いてもよい。
レンズ部20に用いられるレンズ21は、ゲルマニウムやカルコゲナイドガラス、シリコン、セレン化亜鉛、硫化亜鉛等の遠赤外線(特に、波長域が8~12μmの遠赤外線)を透過する材料によって形成されている。
シャッター部25は、光軸O方向に沿ってレンズ部20と遠赤外線センサ部10との間に配置されている。このシャッター部25は、後述する遠赤外線センサ部10の検出素子18の露光時間中のみ開いて遠赤外線を遠赤外線センサ部10側へ通し、それ以外の時は閉じて遠赤外線を遮る装置である。図1では、シャッター部25が開いている状態を示しており、図1に示す破線は、シャッター部25が閉じた状態を示している。本実施形態では、遠赤外線検出装置1は、シャッター部25として機械的構造を有するメカニカルシャッターを備える例を示したが、これに限らず、遠赤外線検出装置1は、機械的構造を持たない、いわゆる電子シャッターを備える形態としてもよい。
また、遠赤外線検出装置1は、レンズ部20とシャッター部25との間に、所望する光学性能等に応じて、絞り等を備えていてもよい。
制御部31は、遠赤外線センサ部10に電気的に接合されており、遠赤外線センサ部10の駆動を制御する制御回路である。この制御部31は、不図示の駆動電源に接続されている。
処理部32は、遠赤外線センサ部10に電気的に接合されており、遠赤外線センサ部10からの出力信号を用いて画像化等の処理する処理回路である。この処理部32は、不図示の出力部を有しており、遠赤外線検出装置1の外へ画像処理を施した信号等を出力可能である。
なお、上記に限らず、遠赤外線検出装置1は、不図示の記憶部や表示部等をさらに備える形態としてもよい。
図2は、本実施形態の遠赤外線センサ部10を説明する図である。図2では、遠赤外線センサ部10の光軸O方向に平行な断面を模式的に示している。
遠赤外線センサ部10は、平面視が矩形状の板状の部材である。遠赤外線センサ部10は、センサ基板17と、センサ基板17よりも+Z側(遠赤外線の入射側、対象物側)に位置するキャップ部11とを備えている。
この遠赤外線センサ部10は、センサ基板17とキャップ部11とをウエハ状態で接合した後、個片化するウエハレベルパッケージ(WLP)により形成されたいわゆるパッケージである。
センサ基板17は、平面視が矩形状の板状の部材であり、シリコン等の半導体により形成され、不図示の配線等がその表面に形成されている。また、この配線は、適宜、制御部31、処理部32と電気的に接続されている。
検出素子18は、遠赤外領域の光(遠赤外線)を受光し、電気信号に変換する素子である。本実施形態の検出素子18は、遠赤外線の波長域(特に、約8~12μmの波長域)の光に対して受光感度を有している。このような検出素子18としては、例えば、マイクロボロメーターやサーモパイル、焦電素子等が用いられる。
この検出素子18は、センサ基板17の+Z側(入射側)に配置され、センサ基板17に設けられた不図示の配線と電気的に接続されている。
なお、検出素子18が出力した信号に対して、信号処理を行って処理部32へ出力する不図示のIC回路等が、センサ基板17上に設けられ、センサ基板17上の配線を介して検出素子18と電気的に接続されている形態としてもよい。
キャップ部11は、光軸O方向から見てセンサ基板17と同じ矩形形状であり、センサ基板17を十分に被覆し、また、センサ基板17に一体に接合されている。キャップ部11は、センサ基板17に設けられた検出素子18や配線等を保護する機能を有している。
キャップ部11は、シリコンにより形成され、本体層12、この本体層12の少なくとも一方の面に形成されたレンズ形状部14、本体層12からセンサ基板17側(-Z側)へ突出した突出部13等を有している。
レンズ形状部14は、凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状であり、光軸O方向から遠赤外線センサ部10を見た場合に、検出素子18に対応する領域に形成されている。また、このレンズ形状部14は、これを透過した遠赤外線は、検出素子18の受光面上において焦点を結ぶように設けられている。
図2では、一例として、レンズ形状部14が凸フレネルレンズ形状であり、本体層12の+Z側(入射側)の面に形成されている例を示している。しかし、このレンズ形状部14は、レンズ部20の光学性能に応じて、凹フレネルレンズ形状としてもよい。
突出部13は、レンズ形状部14が設けられた領域(図2に示す領域S1)の周縁部となる領域(図2に示す領域S2)に形成され、センサ基板17側(-Z側)へ所定の高さで突出している。
突出部13のセンサ基板17側の端部には、接合層16が設けられており、この接合層16によりセンサ基板17とキャップ部11とが一体に接合されている。この接合層16は、金(Au)等の金属により形成されている。
突出部13の高さ(本体層12からの突出高さ)は、レンズ形状部14の焦点距離に応じて設定可能である。また、この突出部13を設けることにより、検出素子18とキャップ部11との間に空間19が形成されている。この空間19は、本実施形態では真空であるが、適宜、空気等の気体が封入されている形態としてもよい。
キャップ部11の本体層12の+Z側(入射側、対象物側)の面や、-Z側(出射側、センサ基板17側)の面(特に、領域S1に相当する領域)には、反射抑制層(AR層)15が形成されている。この反射抑制層15は、図2に示すように、レンズ形状部14のフレネルレンズを形成する単位レンズの表面にも形成されている。
この反射抑制層15は、反射抑制機能を有する材料、例えば、ダイヤモンドライクカーボン(DLC:Diamond-Like Carbon)等を所定の膜厚でコーティングする等により形成される。
このような反射抑制層15を設けることにより、ゲルマニウム等に比べて遠赤外線の透過率が低いシリコン製のレンズ形状部14であっても、遠赤外線の透過率を向上させることができる。
上述のように、本実施形態の遠赤外線センサ部10は、従来、センサ基板17を保護する部材として使用されているキャップ部11がレンズ形状部14を備えており、レンズ形状部14を透過した遠赤外線は、検出素子18の受光面で焦点を結ぶ。したがって、レンズ形状部14も検出素子18へ集光させる光学系として機能するので、レンズ部20のレンズ21の枚数を減らすことができる。
遠赤外線検出装置1のレンズ部20としては、ゲルマニウム等の希少材料を用いたレンズ21が用いられるが、そのようなレンズ21を減らして、より安価なシリコン製のレンズを従来使用されているキャップ部11に形成することにより、遠赤外線検出装置1の小型化や軽量化、生産コストの低減を図ることができる。
また、一般的な遠赤外線検出装置等において、レンズ部20のレンズ21は、遠赤外線(特に波長8~12μm)の透過率が高いゲルマニウムにより形成されている。一般的にシリコンは、ゲルマニウムに比して、遠赤外線の透過率が低い傾向にある。しかし、上述のように、レンズ形状部14のレンズ形状をフレネルレンズ形状とすることにより、レンズ形状部14の厚みを薄くでき、透過率を十分確保することができる。
なお、図2では、一例として、レンズ形状部14が、キャップ部11の本体層12の+Z側(入射側)に形成される例を示したが、これに限定されるものではない。
図3は、本実施形態のキャップ部11の別の形態を説明する図である。
図3(a)に示すように、キャップ部11の領域S1において、本体層12の-Z側(センサ基板17側)の面にレンズ形状部14を設けてもよい。
また、図3(b)に示すように、キャップ部11の領域S1において、本体層12の両面(+Z側及び-Z側の面)にレンズ形状部14を設けてもよい。
また、レンズ形状部14は、凸フレネルレンズ形状に限らず、凹フレネルレンズ形状としてもよく、例えば、図3(b)に示すように、本体層12の両面にレンズ形状部14を形成する場合には、一方の面のレンズ形状部14を凸フレネルレンズ形状とし、他方の面のレンズ形状部14を凹フレネルレンズ形状としてもよいし、図示しないが、両面とも凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状としてもよい。レンズ形状部14として形成されるフレネルレンズ形状のタイプ(凹型又は凸型)や、レンズ形状部14が本体層12のどの面に設けられるか等は、レンズ部20の光学特性に応じて、適宜設定してよい。
次に、本実施形態の遠赤外線センサ部10の製造方法について説明する。
図4は、本実施形態の遠赤外線センサ部10の製造方法を説明する図である。なお、図4(b)~(e)は、シリコンウエハ110、センサウエハ170の一部(1つのパッケージに相当する領域)を拡大して示している。
図4(a)に示すように、シリコンウエハ110を用意する。
このシリコンウエハ110の片面110bにレジストを塗付し、所定のマスクパターンを設けて露光、現像する。その後、ドライエッチングを行い、図4(b)に示すように、シリコンウエハ110の片面110bに突出部13が形成される。
次に、シリコンウエハ110の突出部13が形成された面110bとは反対側の面110aを研磨し、シリコンウエハ110(本体層12)の厚みを所定の値まで薄くした後、図4(c)に示すように、エッチングによりレンズ形状部14を形成する。
次に、図4(d)に示すように、シリコンウエハ110の面110aと、面110bの領域S1に相当する領域に、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)をスパッタリングや蒸着、CVD(Chemical Vapor Deposition 化学気相成長)等により反射抑制層15を形成する。これにより、シリコンウエハ110には、複数のキャップ部11が配列された状態で形成される。
次に、図4(e)に示すように、センサウエハ170を用意し、所定の配線を形成し、さらに検出素子18を配置して配線と電気的に接続する。
そして、突出部13の端部に金(Au)や銅(Cu)、アルミニウム(Al)等をスパッタリングや蒸着等により接合層16を形成し、図4(f)に示すように、シリコンウエハ110とセンサウエハ170との位置を合わせ、接合する。そして、ダイシング(個片化)することにより、図4(g)に示すように、遠赤外線センサ部10(パッケージ)が完成する。
なお、レンズ形状部14を本体層12の-Z側(センサ基板17側)となる面に形成する場合には、ドライエッチングにより突出部13を形成する際に、同時にレンズ形状部14を形成することが可能である。
上述のように形成された遠赤外線センサ部10を、遠赤外線検出装置1内の所定の位置に配置し、制御回路等を接続することにより、遠赤外線検出装置1が完成する。
本実施形態によれば、ゲルマニウムに比べて安価なシリコンにより形成されるキャップ部11にレンズ形状部14を形成することにより、レンズ部20を構成するレンズ21の枚数を削減することができ、より安価で十分な光学性能を有する遠赤外線検出装置1を提供することができる。また、レンズ部20構成するレンズ21の枚数を削減することができるので、遠赤外線検出装置1の小型化、薄型化、軽量化を図ることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)実施形態において、遠赤外線センサ部10は、遠赤外線検出装置1に使用される例を示したが、これに限らす、例えば、遠赤外線カメラに使用してもよい。
(2)実施形態において、遠赤外線検出装置1は、不図示の駆動部を備え、この駆動部がレンズ部20の各レンズ21を保持し、各レンズ21を光軸O方向に沿って移動可能である形態としてもよい。このような形態とした場合には、レンズ21間の距離やレンズ21と遠赤外線センサ部10との距離を好適なものに適宜設定することができる。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は、上述の実施形態等によって限定されることはない。
1 遠赤外線検出装置
10 遠赤外線センサ部
11 キャップ部
12 本体層
13 突出部
14 レンズ形状部
15 反射抑制層
16 接合層
17 センサ基板
18 検出素子

Claims (5)

  1. センサウエハに一体に接合可能なウエハキャップであって、
    シリコンにより形成され、
    複数の同形状のキャップ部が配列されて形成されており、
    前記キャップ部は、
    本体層と、
    前記本体層の少なくともセンサウエハとの接合時に外側となる面に形成され、前記キャップ部の厚み方向に平行な断面において少なくとも一部に、断面三角形状の単位レンズが配列された凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状であるレンズ形状部と、
    を備え、
    前記レンズ形状部の前記単位レンズの表面には、ダイヤモンドライクカーボンからなる反射抑制層が形成されていること、
    を特徴とするウエハキャップ。
  2. 遠赤外線の波長域の光を検知する検出素子を備えるセンサ基板部と、
    前記センサ基板部の少なくとも前記検出素子を被覆し、前記センサ基板部に接合されるキャップ部と、
    を備える遠赤外線センサであって、
    前記キャップ部は、
    シリコンにより形成され、
    本体層と、
    前記本体層の少なくとも遠赤外光の入射側となる面に形成されたレンズ形状部と、
    を備え、
    前記レンズ形状部は、前記キャップ部の厚み方向に平行な断面において少なくとも一部に、断面三角形状の単位レンズが配列された凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状であり、前記検出素子に対応する位置に設けられ、
    前記レンズ形状部の前記単位レンズの表面には、ダイヤモンドライクカーボンからなる反射抑制層が形成されていること、
    を特徴とする遠赤外線センサ。
  3. 請求項2に記載の遠赤外線センサと、
    前記遠赤外線センサの前記キャップ部よりも遠赤外線の入射側に配置され、少なくとも1つのレンズを備える光学系と、
    前記遠赤外線センサの駆動を制御する制御部と、
    を備える遠赤外線検出装置。
  4. 請求項3に記載の遠赤外線検出装置において
    前記レンズは、セレン化鉛により形成されていること、
    を特徴とする遠赤外線検出装置。
  5. 本体層と、
    厚み方向に平行な断面において少なくとも一部に、断面三角形状の単位レンズが配列された凸フレネルレンズ形状又は凹フレネルレンズ形状であって、前記本体層の少なくともセンサ基板との接合時に外側となる面に形成されるレンズ形状部と、
    を備え、
    遠線赤外線の波長域の光を検知する検出素子を備えるセンサ基板に接合され、前記検出素子を被覆し、
    前記レンズ形状部の前単位レンズの表面には、ダイヤモンドライクカーボンからなる反射抑制層が形成されているキャップ。
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