JP2014180631A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切なタイミングで紙葉類を送り出せる紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】一つの実施の形態に係る紙葉類処理装置は、上流搬送部と、下流搬送部と、タイミング調整部と、を備える。前記下流搬送部は、前記上流搬送部から搬送された前記紙葉類を受け取る第1の状態と、前記紙葉類を受け取らない第2の状態と、に変化する。前記タイミング調整部は、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、前記上流搬送部から搬送された前記紙葉類を前記下流搬送部に送るとともに当該紙葉類を送る速度を変化可能な移送部と、前記移送部の上流に配置されて前記紙葉類を検知する第1の検知部と、を有する。前記タイミング調整部は、前記第1の検知部が前記紙葉類を検知した場合、前記移送部が前記紙葉類を送る速度を、前記下流搬送部が前記第1の状態のときに加速し、前記下流搬送部が前記第2の状態のときに減速する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、紙葉類処理装置に関する。
例えば郵便物を区分する装置は、重ねてセットされた紙葉類を一つずつ送り出す。当該装置は、例えばコンベア上に送り出された前記紙葉類を、宛先のような区分情報に基づいて区分処理する。
特開平9−30707号公報
前記装置は、例えば、厚さ、重さ、または形状が異なる多様な紙葉類を処理する場合がある。この場合、前記装置は、各紙葉類の特徴にかかわらず、紙葉類を適切なタイミングで送り出すことが求められる。
本発明が解決しようとする課題は、適切なタイミングで紙葉類を送り出せる紙葉類処理装置を提供することにある。
一つの実施の形態に係る紙葉類処理装置は、上流搬送部と、下流搬送部と、タイミング調整部と、を備える。前記上流搬送部は紙葉類を搬送する。前記下流搬送部は、前記上流搬送部から搬送された前記紙葉類を受け取る第1の状態と、前記紙葉類を受け取らない第2の状態と、に変化し、当該紙葉類を搬送する。前記タイミング調整部は、前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、前記上流搬送部から搬送された前記紙葉類を前記下流搬送部に送るとともに当該紙葉類を送る速度を変化可能な移送部と、前記移送部の上流に配置されて前記紙葉類を検知する第1の検知部と、を有する。前記タイミング調整部は、前記第1の検知部が前記紙葉類を検知した場合、前記下流搬送部が前記第1の状態のときに前記移送部が前記紙葉類を送る速度を加速し、前記下流搬送部が前記第2の状態のときに前記移送部が前記紙葉類を送る速度を減速する。
一つの実施の形態に係る紙葉類処理装置を示す平面図。 一つの実施形態の上流および下流搬送部とタイミング調整部とを示す側面図。 一つの実施形態の紙葉類処理装置の動作を示すフローチャート。
以下に、一つの実施の形態について、図1から図3を参照して説明する。なお、本明細書において、複数の表現が可能な各要素に、一つ以上の他の表現の例を付すことがある。しかし、これは、他の表現が付されていない要素について異なる表現がされることを否定するものではないし、例示されていない他の表現がされることを制限するものでもない。また、各図面は実施形態を概略的に示すものであり、図面に示される各要素の寸法は、実施形態の説明と異なることがある。
図1は、紙葉類処理装置1の一部を概略的に示す平面図である。紙葉類処理装置1は、例えば、郵便物または書状のような紙葉類Pを区分する装置である。なお、本明細書において紙葉類とは、一枚の紙に限らず、例えば、複数の紙や物品を梱包したもの、および一定の厚みを有する板状のものを含む。
紙葉類処理装置1は、例えば、紙葉類Pから宛先のような情報を読み取り、当該情報に基づいて紙葉類Pを区分する。区分された紙葉類Pは、区分ごとに割り振られた複数の集積部に振り分けられ、集積される。
図1に示すように、紙葉類処理装置1は、取り出し部10と、排除判定部11と、排除部12と、上流搬送部(ひねり部)13と、タイミング調整部14と、下流搬送部(下流搬送コンベア)15と、制御部16と、を有する。図1に示される紙葉類処理装置1の一部は、紙葉類放出装置とも称され得る。紙葉類処理装置1の当該一部は、紙葉類Pを大よそ一定のタイミングで一つずつ送り出す。
取り出し部10に、立位状態で重ねられた複数の紙葉類Pがセットされる。取り出し部10は、紙葉類Pを搬送する無端状のベルトと、セットされた複数の紙葉類を当該ベルトに向かって押し付ける押圧部とを有する。上記ベルトは、押し付けられた紙葉類Pを一つずつ排除判定部11へ搬送する。取り出し部10は、一定の時間(定ピッチ)または一定の距離(定ギャップ)を挟んで間欠的に、紙葉類Pを搬出する。取り出し部10は、例えば、400[ms]毎に紙葉類Pを搬出する。
排除判定部11は、取り出し部10から配送された紙葉類Pを選別する。例えば、排除判定部11は、搬送された紙葉類Pが、規定の長さ、高さ、または重量を超過しているかどうか判断する。排除判定部11は、当該判断に基づき、搬送された紙葉類Pを排除すべきかどうか決定する。排除判定部11は、紙葉類Pを排除部12に搬送するとともに、搬送される紙葉類Pが排除すべきものか否かに関する信号を排除部12に送る。
排除部12は、例えば、分岐する搬送路を有する。排除部12は、排除判定部11から、搬送される紙葉類Pが排除すべきものという信号を受け取った場合、搬送される紙葉類Pをその搬送経路から排除する。排除部12は、排除判定部11から、搬送される紙葉類Pが排除すべきものではないという信号を受け取った場合、紙葉類Pを上流搬送部13に搬送する。
上流搬送部13は、立位状態で搬送された紙葉類Pを90°ひねりながら搬送する。言い換えると、上流搬送部13は、搬送過程において紙葉類Pを立位状態から水平状態に変化させる。上流搬送部13は、紙葉類Pをひねるため、異なる角度で傾斜した複数のローラと、当該複数のローラに架け渡された無端状のベルトとを有する。紙葉類Pは、当該ローラおよびベルトによって搬送されることで、立位状態から水平状態へと移行する。
図2は、上流搬送部13、タイミング調整部14、および下流搬送部15を示す側面図である。図2において、上流搬送部13および下流搬送部15は、部分的に示される。図2に示すように、上流搬送部13は、一対の第1の輸送部21と、第2の輸送部(下面限定搬送ベルト部)22とをさらに有する。
一対の第1の輸送部21は、紙葉類Pの搬送経路において、第2の輸送部22の上流に配置される。なお、本明細書において、下流とは、紙葉類Pの搬送経路における紙葉類Pの進行方向側であり、上流とは、下流の反対側である。第2の輸送部22は、第1の輸送部21とタイミング調整部14との間に配置される。
一対の第1の輸送部21および第2の輸送部22は、複数のローラ24と、無端状のベルト25とをそれぞれ有する。ベルト25は、複数のローラ24に架け渡される。ローラ24は、例えばモータのような駆動装置によって回転させられることで、ベルト25を動かす。ベルト25は、一定の通常速度で動く。当該通常速度は、例えば2.3[m/s]である。なお、取り出し部10、排除判定部11、および排除部12も、当該通常速度で動く。ベルト25は紙葉類Pの搬送経路に沿って移動する。
一対の第1の輸送部21は、紙葉類Pの搬送経路の下方および上方にそれぞれ配置される。一対の第1の輸送部21は、水平状態で搬送される紙葉類Pを挟んで、第2の輸送部22に搬送する。
第2の輸送部22は、紙葉類Pの搬送経路の下方に配置される。第2の輸送部22は、第1の輸送部21から搬送された紙葉類Pを下方から支持して、タイミング調整部14に搬送する。言い換えると、第2の輸送部22は、紙葉類Pを下面からのみ支持して搬送する。
第2の輸送部22の上方は開放される。なお、第2の輸送部22の上方に、例えばガイドが設けられても良い。当該ガイドは、第2の輸送部22によって搬送される紙葉類Pとの間に隙間を形成するように配置される。紙葉類Pは、前記ガイドから離れた状態で搬送される。
タイミング調整部14は、上流搬送部13と、下流搬送部15との間に配置される。タイミング調整部14は、上流搬送部13から搬送された紙葉類Pを、適切なタイミングで下流搬送部15に送る。タイミング調整部14は、移送部31と、第1の検知部32(紙葉類侵入確認センサ)と、第2の検知部33(紙葉類放出確認センサ)とを有する。
移送部31は、一対のローラ35を有する。一対のローラ35は、紙葉類Pの搬送経路の上方および下方にそれぞれ配置される。上方のローラ35は、下方のローラ35の鉛直上方に位置する。なお、一対のローラ35の配置はこれに限らない。一対のローラ35は、紙葉類Pを挟んで下流搬送部15へ放出する。一対のローラ35は、それぞれサーボモータのような駆動装置によって回転する。
ローラ35は、通常では上流搬送部13と同じ前記通常速度(2.3[m/s])で紙葉類Pを送るように運転する。ローラ35の回転速度は、変化可能である。なお、移送部31は一対のローラ35に限らず、例えば、コンベアのような紙葉類Pの搬送速度が変化可能な他の装置を有しても良い。
第1の検知部32は、移送部31の上流に配置される。第1の検知部32は、例えば移送部31と第2の輸送部22との間に位置する。第1の検知部32は、例えば光学センサである。第1の検知部32は、通過する紙葉類Pを検知する。
第2の検知部33は、移送部31の下流に配置される。第2の検知部33は、例えば移送部31と下流搬送部15との間に位置する。第2の検知部33は、例えば光学センサである。第2の検知部33は、通過する紙葉類Pを検知する。
なお、第1および第2の検知部32,33は光学式センサに限らない。第1および第2の検知部32,33は、例えば、搬送される紙葉類Pに接触されることで作動する機械式スイッチのような、通過する紙葉類Pを検知可能な他の装置であっても良い。
下流搬送部15は、タイミング調整部14の下流に位置する。下流搬送部15は、例えばベルトコンベアである。下流搬送部15は、例えば、複数のローラと、無端状のベルト42とを有する。ベルト42は、前記複数のローラに架け渡される。前記ローラは、例えばモータのような駆動装置によって回転させられることで、ベルト42を動かす。
ベルト42は、例えば水平に紙葉類Pを搬送する。図1に示すように、ベルト42は、タイミング調整部14から紙葉類Pが放出される方向と直交する方向に、紙葉類Pを搬送する。なお、ベルト42はこれに限らず、例えば、タイミング調整部14から紙葉類Pが放出される方向と同一方向に、紙葉類Pを搬送しても良い。
ベルト42は、一定間隔で配置された複数の羽根(仕切り)44を有する。隣り合う羽根44の間隔は、例えば、紙葉類Pの前記既定の幅よりも長い。紙葉類Pは、隣り合う羽根44の間に入ることができる。言い換えると、ベルト42は、隣り合う羽根44の間に設けられ、紙葉類Pを受け入れる複数の受け入れ領域45を有する。
図2に示すように、下流搬送部15は、鉛直方向において、移送部31の一対のローラ35の間を通る紙葉類Pの搬送経路よりも、下方に位置する。すなわち、紙葉類Pは、下流搬送部15よりも上方から移送部31によって放出され、下流搬送部15に着地する。
下流搬送部15は、間欠的に動作し、紙葉類Pを搬送する。すなわち、下流搬送部15は、ベルト42が停止した第1の状態(受入許可状態)と、ローラ41によってベルト42を移動させる第2の状態(受入不許可状態)とに変化する。前記第1の状態において、ベルト42の受け入れ領域45が、タイミング調整部14に隣接する。言い換えると、受け入れ領域45がタイミング調整部14の前に来ることで下流搬送部15が紙葉類Pを受け入れ可能となったときに、下流搬送部15は一時停止する。
上記のように、下流搬送部15は、前記第1の状態の時に、上流搬送部13から搬送された紙葉類Pをタイミング調整部14から受け取る。下流搬送部15は、前記第2の状態の時には、紙葉類Pを受け取らず、受け入れ領域45に載置された紙葉類Pを搬送する。
図1に示すように、制御部16は、タイミング調整部14と、下流搬送部15とに接続される。制御部16は、タイミング調整部14の第1および第2の検知部32,33から信号を受け取る。
さらに、制御部16は、下流搬送部15が前記第1の状態であるのか、前記第2の状態であるのかを判別する。例えば、下流搬送部15は、前記第1の状態であるときに、制御部16に対して信号を入力する。制御部16は、当該信号が入力された場合に下流搬送部15が第1の状態であると判断し、当該信号を受け取っていない場合に下流搬送部15が第2の状態であると判断する。制御部16は、タイミング調整部14を制御し、適切なタイミングで紙葉類Pを下流搬送部15に放出させる。
以下に、図3を参照して、紙葉類処理装置1における紙葉類Pの搬送方法の一例について説明する。図3は、紙葉類処理装置1の動作の一部を示すフローチャートである。図3に示すように、上流搬送部13から搬送された紙葉類Pの先端が第1の検知部32によって検知されると(Act1)、制御部16は、下流搬送部15が前記第1の状態か前記第2の状態かを判断する(Act2)。言い換えると、制御部16は、下流搬送部15が紙葉類Pを受け入れ可能か否かを判断する。
制御部16は、下流搬送部15が前記第1の状態の場合、タイミング調整部14に加速指示の信号を入力する。当該信号が入力されたタイミング調整部14は、移送部31が紙葉類Pを送る速度(ローラ35の回転速度)を加速させる(Act3)。移送部31は、前記信号を受け取る前は、前記通常速度で運転する。
一方、制御部16は、下流搬送部15が前記第2の状態の場合、タイミング調整部14に減速指示の信号を入力する。当該信号が入力されたタイミング調整部14は、移送部31が紙葉類Pを送る速度を減速させる(Act4)。すなわち、移送部31が紙葉類Pを送る速度が、前記通常速度よりも遅くなる。
紙葉類Pは、減速した一対のローラ35によって挟まれ、下流搬送部15に向かって進む。この際、上流搬送部13の第2の輸送部22の速度は前記通常速度であり、ローラ35の速度は前記通常速度よりも遅い。第2の輸送部22の上方が開放されているため、紙葉類Pは第2の輸送部22の上方に逃げることができる。言い換えると、紙葉類Pは、第2の輸送部22の上で僅かに浮き上がり、または第2の輸送部22の上を滑る。このため、ローラ35によって減速した紙葉類Pが、前記通常速度で動く第2の輸送部22によって損傷することが抑制される。
ローラ35によって搬送される紙葉類Pの先端が第2の検知部33によって検知されると(Act5)、制御部16は、下流搬送部15が前記第1の状態か前記第2の状態かを再び判断する(Act6)。言い換えると、制御部16は、下流搬送部15が紙葉類Pを受け入れ可能か否かを再度判断する。
制御部16は、下流搬送部15が前記第1の状態の場合、タイミング調整部14に加速指示の信号を入力する。当該信号が入力されたタイミング調整部14は、移送部31が紙葉類Pを送る速度を加速させる(Act3)。この場合、移送部31が紙葉類Pを送る速度は、前記通常速度より速くなる。
一方、下流搬送部15が前記第2の状態の場合、制御部16は、第2の検知部33が、紙葉類Pの後端を検知しているか否かを判断する(Act7)。例えば、第2の検知部33が一度紙葉類Pを検知した後で、紙葉類Pを検知しなくなれば、第2の検知部33が紙葉類Pの後端を検知したと判断される。
制御部16は、第2の検知部33が紙葉類Pの後端を検知しない場合、タイミング調整部14に再び減速指示の信号を入力する。当該信号が入力されたタイミング調整部14は、移送部31が紙葉類Pを送る速度をさらに減速させる(Act8)。
制御部16は、一定時間毎に、下流搬送部15が紙葉類Pを受け入れ可能か否かをさらに判断する(Act6)。このため、制御部16は、下流搬送部15が前記第2の状態で、且つ、第2の検知部33が紙葉類Pの後端を検知しない限り、一定時間毎に移送部31が紙葉類Pを送る速度を減速させる(Act8)。
制御部16は、第2の検知部33が紙葉類Pの後端を検知した場合、紙葉類処理装置1を緊急停止させる(Act9)。すなわち、前記第2の状態の下流搬送部15に紙葉類Pが放出された場合、上流搬送部13、タイミング調整部14、および下流搬送部15を含む紙葉類処理装置1全体が停止する。
紙葉類処理装置1が緊急停止した場合、例えばオペレータが、前記第2の状態の下流搬送部15に放出された紙葉類Pを除去した後、紙葉類処理装置1を再始動させる。このため、例えば紙葉類Pが下流搬送部15の羽根44に乗り上げるなどして、紙葉類Pの区分のような下流の工程に影響が出ることが抑制される。
移送部31が減速した(Act8)後、下流搬送部15が前記第1の状態であると(Act6)、制御部16は、タイミング調整部14に加速指示の信号を入力する。当該信号が入力されたタイミング調整部14は、移送部31が紙葉類Pを送る速度を加速させる(Act3)。
移送部31が紙葉類Pを送る速度を加速することで、紙葉類Pは前記通常速度よりも早く下流搬送部15に向かって進む。そして、第2の検知部33が紙葉類Pの後端を検知すると(Act10)、制御部16は、下流搬送部15が前記第1の状態か前記第2の状態かを再び判断する(Act11)。言い換えると、制御部16は、紙葉類Pを受け入れ可能な下流搬送部15に紙葉類Pが放出されたのか、受け入れ不可能な下流搬送部15に紙葉類Pが放出されたのかを判断する。
制御部16は、下流搬送部15が前記第1の状態であると、タイミング調整部14に速度平常化信号を入力する。当該信号を入力されたタイミング調整部14は、移送部31が紙葉類Pを送る速度(ローラ35の回転速度)を前記通常速度に戻す(Act12)。言い換えると、移送部31が紙葉類Pを送る速度が、上流搬送部13が紙葉類Pを送る速度と等しくなる。
一方、制御部16は、下流搬送部15が前記第2の状態であると、紙葉類処理装置1を緊急停止させる(Act9)。
なお、制御部16は、移送部31が加速(Act3)した後であって、第2の検知部33が紙葉類Pの後端部を検知する(Act10)までの間に、下流搬送部15が前記第1の状態か前記第2の状態か判断しても良い。この際、下流搬送部15が前記第2の状態の場合、制御部16は、移送部31を減速させるか、紙葉類処理装置1を緊急停止させても良い。
紙葉類処理装置1における紙葉類Pの搬送方法は、上記の方法に限らない。第1の検知部32が紙葉類Pを検知した後、下流搬送部15が前記第1の状態である場合、制御部16は、いかなる状態からも移送部31を加速させても良い。
図1に示すように、紙葉類処理装置1に扱われる紙葉類Pは、様々な厚さを有する。言い換えると、紙葉類Pは、第1の搬送物P1と、第1の搬送物P1よりも薄い第2の搬送物P2とを含む。なお、紙葉類Pは第1および第2の搬送物P1,P2以外の紙葉類も含む。
前記通常速度は、下流搬送部15が前記第1の状態である時点で、第1の搬送物P1がタイミング調整部14に到着する速度である。言い換えると、前記通常速度は、第1の搬送物P1がタイミング調整部14で減速させられることなく下流搬送部15に搬送されるような速度である。
一方、前記通常速度で搬送される第2の搬送物P2は、下流搬送部15が前記第1の状態になる前に、タイミング調整部14に到達する。言い換えると、第2の搬送物P2がタイミング調整部14に到達するとき、下流搬送部15は未だ前記第2の状態である。
上記のように、第1の搬送物P1よりも薄い第2の搬送物P2は、第1の搬送物P1よりも早くタイミング調整部14に到達する。これは、第1の搬送物P1が、例えば第1の輸送部21のローラ24に衝突し、タイムロスが生じるためである。第2の搬送物P2は、第1の搬送物P1よりも薄いため、ローラ24などに衝突し難い。このため、第2の搬送物P2は、第1の搬送物P1よりもタイムロスが生じ難い。
上記のように、第1の搬送物P1は、下流搬送部15が第1の状態である時点でタイミング調整部14に到達する。このため、第1の搬送物P1は、タイミング調整部14に減速させられることなく、下流搬送部15に放出される。
一方、第2の搬送物P2は、下流搬送部15が第2の状態である時点でタイミング調整部14に到達する。このため、第2の搬送物P2は、タイミング調整部14によって減速され、下流搬送部15に放出されるタイミングを調整される。このように、紙葉類Pは薄いほど、タイミング調整部14によって放出タイミングが調整される。
上記の実施形態の紙葉類処理装置1によれば、タイミング調整部14は、その上流に配置された第1の検知部32が紙葉類Pを検知したとき、下流搬送部15が紙葉類Pを受け取る状態であれば移送部31を加速し、受け取らない状態であれば減速する。言い換えると、タイミング調整部14は、下流搬送部15が紙葉類Pを受け取る準備が整っていない場合、紙葉類Pの搬送を遅らせる。これにより、紙葉類Pを適切なタイミングで送り出すことができる。さらに、紙葉類Pの放出タイミングを移送部31のみによって調整することで、サーボモータのような駆動装置が少なくて済み、騒音およびコストの増加を抑制できる。
タイミング調整部14は、その下流に配置された第2の検知部33が紙葉類Pを検知したとき、下流搬送部15が紙葉類Pを受け取る状態であれば移送部31を加速し、受け取らない状態であればさらに減速する。言い換えると、紙葉類Pの先端が移送部31から出た状態で未だ下流搬送部15が紙葉類Pを受け取れない場合に、紙葉類Pの搬送をさらに遅らせる。これにより、紙葉類Pをさらに適切なタイミングで送り出すことができる。
タイミング調整部14は、第2の検知部33が紙葉類Pの後端を検知すると、移送部31の速度を前記通常速度に戻す。これにより、次に第1の検知部32が紙葉類Pを検知したときのタイミング調整が容易になる。
第2の検知部33が紙葉類Pの後端を検知したときに、未だ下流搬送部15が紙葉類Pの受け入れができない状態であると、紙葉類処理装置1が緊急停止する。これにより、例えばオペレータがタイミング調整部14から放出された紙葉類Pを除去することができ、後の工程で不具合が生じることを抑制できる。
タイミング調整部14の直前にある第2の輸送部22は、一方の面からのみ紙葉類Pを支持する。このため、タイミング調整部14で移送部31の搬送速度が遅くなっても、紙葉類Pが第2の輸送部22から逃げる。これにより、第2の輸送部22によって紙葉類Pが擦れて損傷することを抑制できる。
移送部31は、一対のローラ35によって、紙葉類Pを搬送する。このため、紙葉類Pの広い範囲に力をかけて紙葉類Pを搬送することができる。したがって、紙葉類Pの一部に力が集中して紙葉類Pが損傷することを抑制できる。
上流搬送部13は、比較的厚い第1の搬送物P1にとっては適切なタイミングで、比較的薄い第2の搬送物P2にとっては少し早いタイミングで、タイミング調整部14に到達する前記通常速度で運転する。第2の搬送物P2のような薄い紙葉類Pは、第1の搬送物P1のような厚い紙葉類Pよりも慣性が小さいため、タイミング調整部14によって搬送速度を変化させやすい。したがって、容易に、紙葉類Pを適切なタイミングで送り出すことができる。
以上述べた少なくとも一つの紙葉類処理装置によれば、第1の検知部が紙葉類を検知した場合、下流搬送部が紙葉類を受け取る状態のときに移送部が加速し、前記下流搬送部が前記紙葉類を受け取らない状態の時に前記移送部が減速する。これにより、適切なタイミングで紙葉類を送り出せる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…紙葉類処理装置、13…上流搬送部、14…タイミング調整部、15…下流搬送部、21…第1の輸送部、22…第2の輸送部、31…移送部、32…第1の検知部、33…第2の検知部、35…ローラ、P…紙葉類、P1…第1の搬送物、P2…第2の搬送物。

Claims (7)

  1. 紙葉類を搬送する上流搬送部と、
    前記上流搬送部から搬送された前記紙葉類を受け取る第1の状態と、前記紙葉類を受け取らない第2の状態と、に変化し、当該紙葉類を搬送する下流搬送部と、
    前記上流搬送部と前記下流搬送部との間に配置され、前記上流搬送部から搬送された前記紙葉類を前記下流搬送部に送るとともに当該紙葉類を送る速度を変化可能な移送部と、前記移送部の上流に配置されて前記紙葉類を検知する第1の検知部と、を有するタイミング調整部と、
    を具備し、
    前記タイミング調整部は、前記第1の検知部が前記紙葉類を検知した場合、前記下流搬送部が前記第1の状態のときに前記移送部が前記紙葉類を送る速度を加速し、前記下流搬送部が前記第2の状態のときに前記移送部が前記紙葉類を送る速度を減速する、
    紙葉類処理装置。
  2. 前記タイミング調整部は、前記移送部の下流に配置されて前記紙葉類を検知する第2の検知部を有し、前記第2の検知部が前記紙葉類を検知した場合、前記下流搬送部が前記第1の状態のときに前記移送部が前記紙葉類を送る速度を加速し、前記下流搬送部が前記第2の状態のときに前記移送部が前記紙葉類を送る速度を減速する、請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記移送部は、前記第1の検知部が前記紙葉類を検知する前において、前記上流搬送部が前記紙葉類を搬送する通常速度で運転し、
    前記タイミング調整部は、前記第2の検知部が前記紙葉類の後端を検知した場合、前記移送部が前記紙葉類を送る速度を前記通常速度に戻す、請求項2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記第2の検知部が前記紙葉類の後端を検知したときに、前記下流搬送部が前記第2の状態の場合、前記上流搬送部、前記タイミング調整部、および前記下流搬送部は停止する、請求項3に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記上流搬送装置は、前記紙葉類を挟んで搬送する一対の第1の輸送部と、前記第1の輸送部と前記タイミング調整部との間に配置され、前記紙葉類を一方の面からのみ支持して搬送する第2の輸送部と、を有する請求項4に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記移送部は、前記書状を挟んで移動させる一対のローラを有する、請求項5に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記紙葉類は、第1の搬送物と、前記第1の搬送物よりも薄い第2の搬送物とを含み、
    前記通常速度は、前記下流搬送部が前記第1の状態である時点で前記第1の搬送物が前記タイミング調整部に到達し、前記下流搬送部が前記第1の状態になる前に前記第2の搬送物が前記タイミング調整部に到達する速度である、請求項6に記載の紙葉類処理装置。
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