JP2014179574A - 有機電界発光素子、プリンターヘッド、露光装置 - Google Patents

有機電界発光素子、プリンターヘッド、露光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014179574A
JP2014179574A JP2013054340A JP2013054340A JP2014179574A JP 2014179574 A JP2014179574 A JP 2014179574A JP 2013054340 A JP2013054340 A JP 2013054340A JP 2013054340 A JP2013054340 A JP 2013054340A JP 2014179574 A JP2014179574 A JP 2014179574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
light
organic
maximum
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2013054340A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Mori
匡貴 毛利
Sachie Suzuki
幸栄 鈴木
Koji Deguchi
浩司 出口
Takumi Yamaga
匠 山賀
Masahito Shinoda
雅人 篠田
Satoshi Miyagawa
聡志 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013054340A priority Critical patent/JP2014179574A/ja
Publication of JP2014179574A publication Critical patent/JP2014179574A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】照射エリア内での輝度分布が小さい有機電界発光素子を提供すること。
【解決手段】本有機電界発光素子は、光を取り出す側の第1電極と、前記第1電極と対向配置される第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に挟持され、複数の極大発光波長を有する発光層と、を有し、前記発光層の発光強度が最大となる極大発光波長をλE1、λE1より長波長の極大発光波長をλE2、外部から前記第1電極を介して前記第2電極側へ垂直に照射した可視光の光量と前記第2電極で反射して前記第1電極から外部に出射する光量との比である反射率が最小となる波長をλRminとしたとき、λE1、λE2、λRminが『λE1 < λRmin < λE2』を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機電界発光素子、有機電界発光素子を有するプリンターヘッド及び露光装置に関する。
有機電界発光素子(以下、有機EL素子)は、少なくとも発光層を含む有機膜の積層体を、反射電極と透明電極との間に挟持した構造をしており、両電極から注入された電子と正孔を発光層中で再結合させることにより発光する素子である。このような有機EL素子を多数形成した有機ELアレイは、薄型・軽量といった特徴を有することから、ディスプレイへの応用はもちろんのこと、プリンターにおける光源としての応用も期待されている。
有機EL素子の応用例として、有機EL素子をライン上に複数並べたものを光源とし、この光源からの発光光を感光ドラムへ投影するようにした、ライン発光デバイスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、有機EL素子から出射した光をレンズを介して感光ドラム上に投射するため、小型で安価なライン発光デバイスを実現できる。
このような発光デバイスを用いたプリンターにおいて、印刷スピードを増加させるには光源の光量を増加させる必要がある。しかし、有機EL素子からなる光源の光量を増やすにはより大きな電流を流す必要があり、素子性能の劣化が顕著となる。そのため、小さな電流密度で高い輝度が得られる、高い発光効率を有する有機EL素子の開発が重要となる。
そこで近年、高い反射率を示す金属を陽極に用いたトップエミッション構造に関する開発が活発に行われている。画素回路によって発光部の面積が制限されてしまうボトムエミッション構造と違い、トップエミッション構造では発光部を広くとれる。又、反射電極と透明電極との間で生じる光学干渉を利用したキャビティ効果を利用することで高い光取り出し効率を実現できる。
又、キャビティ効果は、光取り出し効率の改善以外に、発光スペクトルの半値幅低減による色純度の改善、特定波長に対する発光強度の増大にも有効である。これに関し、基体上に半透明反射層と反射電極間の光学距離が異なる微小共振器を複数個設けることで、多色発光素子を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、キャビティ効果は放射強度の指向性に大きな影響を与え、発光強度の角度依存性の問題が生じる場合がある。例えば、照明やプリンターヘッドの用途においては、照射対象方向へ指向した光が強く、更に、その照射エリア内での輝度分布が小さいことが求められる。そこで、キャビティ効果を利用した高い発光効率を有する有機EL素子においても、角度依存性が問題とならない有機EL素子の開発が望まれている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、照射エリア内での輝度分布が小さい有機電界発光素子を提供することを課題とする。
本有機電界発光素子は、光を取り出す側の第1電極と、前記第1電極と対向配置される第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に挟持され、複数の極大発光波長を有する発光層と、を有し、前記発光層の発光強度が最大となる極大発光波長をλE1、λE1より長波長の極大発光波長をλE2、外部から前記第1電極を介して前記第2電極側へ垂直に照射した可視光の光量と前記第2電極で反射して前記第1電極から外部に出射する光量との比である反射率が最小となる波長をλRminとしたとき、λE1、λE2、λRminが『λE1 < λRmin < λE2』を満たすことを要件とする。
開示の技術によれば、照射エリア内での輝度分布が小さい有機電界発光素子を提供できる。
本実施の形態に係る有機EL素子を例示する断面図である。 比較例に係る有機EL素子の反射スペクトル及び発光スペクトルを例示する図(その1)である。 比較例に係る有機EL素子の反射スペクトル及び発光スペクトルを例示する図(その2)である。 本実施の形態に係る有機EL素子の反射スペクトル及び発光スペクトルを例示する図である。 実施例1に係る有機EL素子において基板の法線方向に対し正面0°と30°の角度で入射した光に対する反射スペクトルを例示する図である。 実施例1に係る有機EL素子における相対輝度の角度依存性を例示する図である。 実施例2に係る有機EL素子において基板の法線方向に対し正面0°と30°の角度で入射した光に対する反射スペクトルを例示する図である。 実施例2に係る有機EL素子における相対輝度の角度依存性を例示する図である。 実施例4に係る露光装置を例示する断面図である。 比較例1に係る有機EL素子において基板の法線方向に対し正面0°と30°の角度で入射した光に対する反射スペクトルを例示する図である。 比較例1に係る有機EL素子における相対輝度の角度依存性を例示する図である。 比較例4に係る有機EL素子における相対輝度の角度依存性を例示する図である。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
図1は、本実施の形態に係る有機EL素子を例示する断面図である。図1を参照するに、本実施の形態に係る有機EL素子1(有機電界発光素子)において、基板10上に、反射電極20、有機EL層30、及び半透明電極40が順次積層されている。又、基板10上に積層された反射電極20、有機EL層30、及び半透明電極40は、封止層50に覆われている。但し、封止層50は、必要に応じて設ければよい。
有機EL素子1は、トップエミッション型である。つまり、反射電極20が基板10上に形成され、後述の発光層33が発する光は、反射電極20よりも基板10から遠い側に配置された半透明電極40から取り出される。
有機EL層30において、反射電極20上には、正孔注入層31、正孔輸送層32、発光層33、電子輸送層34、及び電子注入層35が順次積層されている。但し、有機EL層30は、少なくとも発光層33を含み、必要に応じて、正孔注入層31、正孔輸送層32、電子輸送層34、電子注入層35の何れか一方又は双方を含むことができる。
基板10は、絶縁基板であり、有機EL素子1を構成する各層を支持するための基体である。基板10としては、例えば、ガラス基板、石英基板、シリコン基板、樹脂フィルム等が好適に用いられる。
反射電極20は、基板10の一方の面に形成されており、本実施の形態においては陽極として機能する。又、反射電極20は、発光層33で発生した光を取り出し方向(図1においては上方)に反射する機能を有する。反射電極20は、本発明に係る第2電極の代表的な一例である。
反射電極20は、例えばAlやAu、Ag、Cu、Ni等の、有機EL素子1の発光波長領域において反射率が高い金属材料、又はその合金により形成することができる。反射電極20は、例えば、Ag等からなる金属膜上にindium-tin oxide(ITO)やindium-zinc oxide(IZO)等の透明電極を積層した構造としてもよい。
反射電極20は、用いる材料に依存して、蒸着(抵抗加熱又は電子ビーム加熱)、スパッタ、イオンプレーティング、レーザーアブレーション等の任意の手段を用いて形成することができる。反射電極20の膜厚は、材料にもよるが、例えば10nm〜1μm程度とすることができ、50nm〜200nmの範囲とすることが好ましい。
反射電極20は、所望の形状を与えるマスクを用いて複数の部分電極を形成してもよい。又、最初に基板10上に均一な層を形成してフォトリソグラフィー等を用いて所望の形状の複数の部分電極としてもよいし、リフトオフ法を用いてもよい。
正孔注入層31は、反射電極20上に必要に応じて形成される。正孔注入層31に用いられる正孔注入材料は、有機EL素子に一般的に使用されるものを適宜選択することができ、特に制限されるものではない。
正孔注入層31に用いられる好適な正孔注入材料の一例としては、PEDOT-PSS、フタロシアニン誘導体、芳香族アミン、特にトリアリールアミン誘導体を挙げることができる。又、酸化モリブデン、酸化タングステン等の遷移金属酸化物を用いてもよい。これらの材料は単独で用いてもよいし、複数材料を積層若しくは混合した構造を用いてもよい。
正孔輸送層32は、正孔注入層31上に必要に応じて形成される。正孔輸送層32に用いられる正孔輸送材料は、有機EL素子に一般的に使用されるものを適宜選択することができ、特に制限されるものではない。
正孔輸送層32に用いられる好適な正孔輸送材料の一例としては、芳香族アミン、特にトリアリールアミン誘導体を挙げることができる。具体的には、α-NPD、m-MTDATA、2-TNATA、TCTA、スピロ-TAD等を挙げることできる。これらの材料は単独で用いてもよいし、複数材料を積層若しくは混合した構造を用いてもよい。
発光層33は、反射電極20と半透明電極40との間に挟持されるように、正孔輸送層32上に形成されている。但し、前述のように、正孔注入層31や正孔輸送層32は必要に応じて形成される。つまり、発光層33は、反射電極20上に直接形成される場合や、正孔注入層31と正孔輸送層32との何れか一方又は双方を介して形成される場合がある。
発光層33に用いられる発光材料は、複数の極大発光波長(少なくとも2つの極大発光波長λE1及びλE2)を有している。この発光材料は、励起状態から基底状態への発光を伴う失活過程における、励起状態のエネルギー準位と基底状態のエネルギー準位とのエネルギー差が、少なくとも2つの異なった値を有している。つまり、少なくとも2つの異なったバンドギャップの値を有している。
λE1は発光層33の発光強度が最大となる極大発光波長であり、λE2はλE1より長波長の極大発光波長である。ここで、有機EL素子1に対し外部から半透明電極40を介して反射電極20側へ垂直に照射した可視光の光量と反射電極20で反射して半透明電極40から有機EL素子1の外部に出射する光量との比である反射率が最小となる波長をλRminとする。この場合、有機EL素子1において、極大発光波長λE1及びλE2は、以下の式(1)を満たしている。
式(1) λE1 < λRmin < λE2
なお、本願において可視域とは、380nm以上780nm以下の波長範囲を指すものとする。又、半透明電極40から出射する光には、有機EL素子1に照射された可視光の中で、反射電極20で半透明電極40側に反射し、更に隣接する任意の層の界面で反射電極20側に反射し、再度反射電極20で半透明電極40側に反射して出射する光も含む。
このように、複数の極大発光波長を有する発光材料の中で、発光強度が最大となる極大発光波長λE1より長波長側に極大発光波長λE2を有する発光材料を用い、式(1)を満たすことにより、照射エリア内での輝度分布を低減することが可能となる。詳しくは後述する。
プリンターヘッドの用途においては感光体の分光感度の観点から、λE1は590nm以上の橙色や赤色領域であることが好ましい。発光層33に用いられる発光材料の具体例としては、アントラセン、ペリレン、ベンゾフェノン、TBPe、BCzVB、FIr6、FIrpic、PenPTC、PTCBI、PTCDI、Ir(ppy)3,Ir(ppy)2acac、BCzVBi、Ir(Btp)2acac、Ir(piq)3、Ir(piq)2acac等が挙げられる。なお、これら発光材料は、必要に応じてホスト材料と混合して用いてもよい。
例えば、代表的な蛍光発光材料であるアントラセンは、放射失活過程において多数の振動準位を経由する結果、約20000cm−1から27000cm−1の間に、複数の極大発光波長を示す。
電子輸送層34は、発光層33上に必要に応じて形成される。電子輸送層34に用いられる電子輸送材料は、有機EL素子に一般的に使用されるものを適宜選択することができ、特に制限されるものではない。
電子輸送層34に用いられる好適な電子輸送材料の一例としては、Alq3やBAlq2、PBD、TPOBT等のオキサジアゾール誘導体、TmPyPB、BTB等を挙げることできる。これらの材料は単独で用いてもよいし、複数材料を積層若しくは混合した構造を用いてもよい。
電子注入層35は、電子輸送層34上に必要に応じて形成される。電子注入層35に用いられる電子注入材料は、有機EL素子に一般的に使用されるものを適宜選択することができ、特に制限されるものではない。電子注入層35に用いられる好適な電子注入材料の一例としては、LiF、MgF、CsF等のフッ化化合物やCs2CO3、LiO2等を挙げることできる。
半透明電極40は、電子注入層35上に形成されており、反射電極20と対向配置された、光を取り出す側の電極である。半透明電極40は、本発明に係る第1電極の代表的な一例である。半透明電極40は、本実施の形態においては陰極として機能する。但し、前述のように、電子輸送層34や電子注入層35は必要に応じて形成される。つまり、半透明電極40は、発光層33上に直接形成される場合や、電子輸送層34と電子注入層35との何れか一方又は双方を介して形成される場合がある。
半透明電極40に用いられる電極材料も特に限定されないが、発光層33への電子注入の観点から、仕事関数が小さいものが好ましい。例えば、マグネシウム−銀合金電極、マグネシウム−インジウム合金電極、アルミニウム電極、アルミニウム合金電極等を好適に使用することができる。半透明電極40の膜厚は、発光層33から生じた光の透過性を考慮して設定する必要があり、例えば5nm〜50nm程度とすることができ、10nm〜20nmの範囲とすることが好ましい。
なお、有機EL素子1では、反射電極20と半透明電極40との間で光共振器(キャビティ)が構成されている。この光共振器(キャビティ)は、対向する二つの鏡面の間に発光体である発光層33を挟んだ構造をしており、光の干渉効果を利用して発光特性を積極的に制御することができる。
この光共振器(キャビティ)において、反射電極20、半透明電極40、反射電極20と半透明電極の40と間に存在する発光層33を含む薄膜の光学定数に基づいて、各層を最適な膜厚に設計する必要ある。つまり、設計波長をλ、光共振器(キャビティ)の光学距離をL、反射面における位相変化に相当する波数をkp、モード数をmとするとき、2L=λ(m−kp)を満たすように光学設計を行う必要がある。
封止層50は、基板10上に積層された各層を覆うように、基板10上に形成されている。封止層50を構成する材料は、可視域における透明性が高い材料から選択することができる。具体例としては、SiOx、SiNx、SiNxOy、TiOx、TaOx、ZnOx、AlOx 等の無機酸化物又は無機窒化物が挙げられる。封止層50は、単層であってもよいし、複数の別個の材料を用いて複数層の積層構造を採ってもよい。
封止層50は、例えば真空蒸着やスパッタリング、CVD(Chemical Vapor Deposition)法等の薄膜形成技術により形成できる。封止層50の膜厚は、ガスや水分に対する十分なバリア性を確保すると共に、輝度の低減や角度依存性の増大が発生しないように適宜設定することができる。
このようにして形成される有機EL素子1は、結像光学系と併せてハウジングすることで、プリンターヘッドとして使用することが可能である(後述の実施例4参照)。
このように、本実施の形態に係る有機EL素子1は、トップエミッション構造を有しており、反射電極20と半透明電極40との間で光共振器が構成されている。又、発光層33は、少なくとも2つの極大発光波長λE1及びλE2を有し、λE1及びλE2が『λE1 < λRmin < λE2』を満たすように設定されている。これにより、発光層33からの放射光を効率よく外部へ取り出すことが可能となり、かつ、照射エリア内での輝度分布を低減することが可能となる。この効果について、以下に、より具体的に説明する。
図2及び図3は、比較例に係る有機EL素子の反射スペクトル及び発光スペクトルを例示する図であり、λE1とλRminとが一致している場合を示している。比較例に係る有機EL素子としては、例えば、特開2006−173089号公報に記載の有機EL素子を挙げることができる。
特開2006−173089号公報に記載の有機EL素子では、RGBそれぞれの画素において膜厚設計を行うことで、各色の色純度向上を図っている。その際、RGB各画素における膜厚は、それぞれの発光波長における反射光強度が最小となるように設計することが記載されている。つまり、この有機EL素子では、図2に示すように極大発光波長λE1と反射率が最小となる波長λRminとが一致した状態において、効率の良い光取り出しが可能となる。なお、図2等において、矢印Aは短波長方向、矢印Bは長波長方向を示している。
又、被照射物が平面の場合、照射エリアにおける輝度分布は有機EL素子−被照射物間距離と輝度の角度依存性により決まる。そこで、有機EL素子の輝度は正面からの輝度だけではなく、必要とする角度範囲内においても十分な輝度を確保する必要がある。図3には角度依存性の一例として、λE1とλRminとが一致した有機EL素子における、基板の法線方向に対し正面0°と30°の角度で入射した光に対する反射スペクトルを示す。斜め入射により反射スペクトルは短波長方向(矢印A方向)へシフトし、λE1における反射率は大きくなる。その結果、正面方向の輝度に比べ、30°方向の輝度は低下する。
一方、図4は、本実施の形態に係る有機EL素子の反射スペクトル及び発光スペクトルを例示する図である。つまり、発光層33が少なくとも2つの極大発光波長λE1及びλE2を有し、λE1及びλE2が『λE1 < λRmin < λE2』を満たすように設定されている場合の反射スペクトル及び発光スペクトルを例示する図である。
この条件下では、極大発光波長λE1及びλE2の両スペクトルの取り出しが可能となる。換言すれば、極大発光波長λE1及びλE2の両スペクトルの取り出しが可能となるように、有機EL素子1を構成する各層の膜厚等の光学設計がなされている。各層の膜厚等の光学設計は、実験やシミュレーション等により行うことができる。
図4において、図3と同様に、斜め入射による反射スペクトルの短波長方向(矢印A方向)へのシフトが生じた場合、λE1における発光強度の増加とλE2における発光強度の減少が生じることになる。その結果、図3の場合と比べて、放射光の変化を小さくすることができる。
図4に示す反射率が高くなると有機EL素子1の発光強度が減少する理由は、図4に示す反射率が高くなると有機EL素子1の各層内を導波して半透明電極40に達しない光(半透明電極40から外部に取り出せない光)が増えるためである。
なお、下記式(2)及び式(3)を満たす場合、発光層33からの放射光を効率よく外部へ取り出すことができ、照射エリア内での輝度分布を低減させる効果が更に大きくなる。
式(2) (Rmax + Rmin)/2 = Rave
式(3) |λE1 − λE2| < |λRave1 − λRave2
なお、式(2)において、Raveは、前記反射率の最大値Rmaxと最小値Rminとを用いて式(2)より求められる平均反射率である。又、式(3)において、λRave1及びλRave2は、平均反射率がRaveとなる波長であり、λRave1が短波長側、λRave2が長波長側である。ここで、前記反射率とは、有機EL素子1に対し外部から半透明電極40を介して反射電極20側へ垂直に照射した可視光の光量と反射電極20で反射して半透明電極40から有機EL素子1の外部に出射する光量との比である。
式(3)を満たすように、発光層33に用いる発光材料の構造から決定される|λE1 − λE2|より、|λRave1 − λRave2|が大きくなるように、反射電極20、半透明電極40、両電極間に存在する薄膜の材料選定や膜厚設計を行うことが好ましい。これにより、発光層33からの放射光を効率よく外部へ取り出すことができ、照射エリア内での輝度分布を低減させる効果を向上できる。なお、図4に示した例は、上記式(1)から式(3)を全て満たしている。
以上のように、本実施の形態に係る有機EL素子1では、発光層33からの放射光を効率よく外部へ取り出すことが可能であり、かつ、照射エリア内での輝度分布を低減することが可能である。特に、本実施の形態における効果は、大きな光量を必要とし、照射エリアにおける輝度分布が重要となるプリンターヘッド、及びそれを用いた露光装置の用途において有効である。ここで、露光装置における照射エリアは結像光学系によって決まり、本実施の形態の構成を用いることで、結像光学系へ輝度分布が小さく、更に放射強度の強い光を入射させることが可能となる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施例によって限定されるものではない。なお、以下の実施例1〜4は、前述の式(1)〜(3)を全て満たすものである。一方、以下の比較例1〜4は、前述の式(1)〜(3)を何れも満たしていない。
(実施例1)
厚さ1.0mmのガラス基板を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールを用いて超音波洗浄後、酸素プラズマ処理を行った。その後、シャドーマスクを用いた真空蒸着法により、厚さ200nmのAgを成膜した。更に、Agの上にシャドーマスクを用いたスパッタ法にて、厚さ20nmのITOを成膜した。
続いて、抵抗加熱式の真空蒸着法にて、三酸化モリブデンを蒸着速度0.1Å/sで10Å、トリフェニルアミン系正孔輸送材料を蒸着速度2.0Å/sで440Å、順次成膜した。その後、アセン系ホスト材料へ赤色蛍光材料であるペリレン誘導体(λE1=620nm、λE2=670nm)を1wt%の濃度でドープした発光層を2.0Å/sで310Å成膜した。更に、電子輸送性のジアゾール誘導体を2.0Å/sで300Å、MgAg合金(Mg:Ag=9:1)を2.2Å/sで150Å堆積させることで、有機EL素子を形成した。
図5は、実施例1に係る有機EL素子において基板の法線方向に対し正面0°と30°の角度で入射した光に対する反射スペクトルを例示する図である。図5において、0°におけるλRminは642nmであった。又、図6には、電流密度100mA/cmのときの輝度の角度依存性を示す。なお、縦軸の値は各角度での輝度を正面0°での輝度(13600cd/m)で規格化している。30°での輝度は正面0°に対して0.87倍であった。
なお、実施例1で用いたペリレン誘導体は、複数の極大発光波長を有しており、発光強度が2番目に大きな値を示す極大発光波長が、発光強度が最大となる極大発光波長の次の長波長側に位置している。つまり、発光強度が最大となる極大発光波長と発光強度が2番目に大きな値を示す極大発光波長との間に、他の極大発光波長が存在しない。
そのため、発光層の発光強度が最大となる極大発光波長をλE1、発光強度が2番目に大きな値を示す極大発光波長をλE2とし、λE1、λE2、λRminが式(1)を満足することにより、発光層からの放射光を効率よく外部へ取り出す効果を顕著に発揮できる。又、照射エリア内での輝度分布を低減させる効果を顕著に発揮できる。
(実施例2)
実施例1の有機EL素子において、正孔輸送層の膜厚を1150Åに、発光層の膜厚を800Åに、電子輸送層の膜厚を800Åに変え、その他は実施例1と同様に有機EL素子の作製を行った。
図7には、基板の法線方向に対し正面0°と30°の角度で入射した光に対する反射率を示す。0°におけるλRminは630nmであった。又、図8には、電流密度100mA/cmのときの輝度の角度依存性を示す。なお、縦軸の値は各角度での輝度を正面0°での輝度(11800cd/m)で規格化している。30°での輝度は正面0°に対して0.89倍であった。
(実施例3)
実施例3では、実施例1及び2とは異なる材料から発光層を形成した。まず、実施例1同様に洗浄したガラス基板上へ、シャドーマスクを用いた真空蒸着法により、厚さ200nmのAgを成膜した。更に、Agの上にシャドーマスクを用いたスパッタ法にて、厚さ20nmのITOを成膜した。
その後、抵抗加熱式の真空蒸着法にて、三酸化モリブデンを蒸着速度0.1Å/sで10Å、トリフェニルアミン系正孔輸送材料を蒸着速度2.0Å/sで350Åで堆積させた。そして、ホスト材料CBPへ赤色リン光材料(btp)2Iracac(λE1=616nm、λE2=677nm)を5wt%の濃度でドープした発光層を2.0Å/sで300Å堆積させた。更に、ホールブロッキング層としてTPBiを2.0Å/sで100Å、電子輸送性のジアゾール誘導体を2.0Å/sで250Å、MgAg合金(Mg:Ag=9:1)を2.2Å/sで150Å順次堆積させて有機EL素子を作製した。
作製した有機EL素子において、0°におけるλRminは625nmであった。又、電流密度100mA/cmにおいて正面0°での輝度が3200cd/mであったのに対し、30°での輝度はその0.75倍であった。
なお、ホールブロッキング層は、例えば、電子輸送層の一部に含まれてもよい。但し、ホールブロッキング層は、有機EL素子の必須の構成要素ではない。
(実施例4)
図9を参照しながら実施例4について説明する。まず、厚さ1.0mmのガラス基板61を中性洗剤、アセトン、イソプロパノールを用いて超音波洗浄後、酸素プラズマ処理を行った。その後、スパッタ法により、厚さ200nmのAg及び30nmのITOを順次成膜した。成膜後、フォトリソプロセスを用い、約21μm径のドットがライン状に1024個開口されたレジストパターンを作製した。
この基板を用い、実施例1と同様に有機EL膜の蒸着を行うことで、複数個配置された有機EL素子62を光源として用いたプリンターヘッド63を作製した。但し、複数の有機EL素子をライン上に配列するのは一例であり、他の配列としても構わない。
その後、ヘッドケース64にプリンターヘッド63及びプリンターヘッド63からの光を正立等倍結像させるレンズ素子65(結像光学系)を取り付け、プリンターヘッドモジュール60(露光装置)を作製した。プリンターヘッドモジュール60(露光装置)に電流印加後、レンズから集光された光を観察したところ、ライン状に配置されたドットの発光が確認された。プリンターヘッドモジュール60(露光装置)からの光によって、露光対象物である感光体70を露光することができる。
(比較例1)
実施例1の有機EL素子において、正孔輸送材料の膜厚を440Åから390Åに変え、その他は実施例1と同様に有機EL素子の作製を行った。なお、比較例1で作製した有機EL素子は、λE1とλRminが一致している。
図10には、基板の法線方向に対し正面0°と30°の角度で入射した光に対する反射率を示す。0°におけるλRminは620nmであった。又、図11には、電流密度100mA/cmのときの輝度の角度依存性を示す。なお、縦軸の値は各角度での輝度を正面0°での輝度(12800cd/m)で規格化している。30°での輝度は正面0°に対して0.68倍であった。
(比較例2)
実施例3の有機EL素子において、ホスト材料CBPへ赤色リン光材料Ir(piq)2acac(λE1=620nm)を7wt%の濃度でドープした発光層を2.0Å/sで300Å作製し、その他は実施例3と同様に有機EL素子の作製を行った。なお、比較例2の有機EL素子は、極大発光波長を1つしかもたない。
作製した有機EL素子において、0°におけるλRminは625nmであった。又、電流密度100mA/cmにおいて正面0°での輝度が2800cd/mであったのに対し、30°での輝度はその0.7倍であった。
(比較例3)
比較例2の有機EL素子において、電子輸送材料の膜厚を410Åに変え、その他は比較例1と同様に有機EL素子の作製を行った。なお、比較例3の有機EL素子は、極大発光波長を1つしかもたない。作製した有機EL素子において、0°におけるλRminは646nm、正面0°での輝度は1200cd/mであった。
(比較例4)
比較例2の有機EL素子において、正孔輸送層の膜厚を1150Åに、発光層の膜厚を800Åに、電子輸送層の膜厚を800Åに変え、その他は比較例1と同様に有機EL素子の作製を行った。作製した有機EL素子において、0°におけるλRminは627nmであった。又、図12には、電流密度100mA/cmのときの輝度の角度依存性を示す。なお、縦軸の値は各角度での輝度を正面0°での輝度で規格化している。30°での輝度は正面0°に対して0.57倍であった。
(実施例と比較例の検討)
実施例1と比較例1では各層に同様の材料を用いているが、膜厚が相違している。このような相違により、実施例1では式(1) λE1 < λRmin < λE2を満たし、比較例1では式(1)を満たさずλE1とλRminとが一致している。その結果、実施例1における正面0°での輝度は13600cd/mとなり、比較例1における正面0°での輝度12800cd/mよりも高かった。又、図6と図11とを比較するとわかるように、実施例1の方が比較例1よりも輝度の角度依存性が小さかった。このように、実施例1では比較例1と比べて、発光層からの放射光を効率よく外部へ取り出すことができ、照射エリア内での輝度分布を低減できることが確認できた。
実施例3と比較例2とでは各層の膜厚は同様であるが、発光層に異なる材料を用いている。このような相違により、実施例3では式(1) λE1 < λRmin < λE2を満たし、比較例2では式(1)を満たさない(比較例2の有機EL素子は極大発光波長を1つしかもたない)。その結果、実施例3における正面0°での輝度は3200cd/mとなり、比較例2における正面0°での輝度2800cd/mよりも高かった。又、実施例3では30°での輝度は正面0°に対して0.75倍であるのに対し、比較例2では0.7倍であり、実施例3は比較例2よりも輝度の角度依存性が小さかった。このように、実施例3では比較例2と比べて、発光層からの放射光を効率よく外部へ取り出すことができ、照射エリア内での輝度分布を低減できることが確認できた。
実施例2は実施例1と同様の材料を用い、各層の膜厚を厚くした構成となっているが、式(1) λE1 < λRmin < λE2を満たすため、実施例1と同等に小さな角度依存性となっている。比較例4は比較例2と同様の材料を用い、各層の膜厚を厚くした構成となっているが、非常に大きな角度依存性を示した。又、比較例2では極大発光波長を1つしかもたない発光材料を用いているが、実施例1や実施例2よりも大きな角度依存性を示した。
比較例3は、比較例2に対して、Ag電極−MgAg電極間の物理膜厚が60Å厚い構成となっている。この60Åは、実施例1と比較例1のAg電極−MgAg電極間の物理膜厚差と等しい。実施例1ではλE1 < λRmin < λE2を満たすように、比較例1より厚膜構成とすることで、正面0°での輝度が向上している。一方、極大発光波長を1つしかもたない比較例3においては、比較例2より厚膜構成としても正面0°での輝度の向上は見られなかった。
以上、好ましい実施の形態及び実施例について詳説したが、上述した実施の形態及び実施例に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態及び実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
1 有機EL素子
10 基板
20 反射電極
30 有機EL層
31 正孔注入層
32 正孔輸送層
33 発光層
34 電子輸送層
35 電子注入層
40 半透明電極
50 封止層
60 プリンターヘッドモジュール(露光装置)
61 ガラス基板
62 複数個配置された有機EL素子
63 プリンターヘッド
64 ヘッドケース
65 レンズ素子
70 感光体
特開2006−51622号公報 特許第2797833号

Claims (9)

  1. 光を取り出す側の第1電極と、
    前記第1電極と対向配置される第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に挟持され、複数の極大発光波長を有する発光層と、を有し、
    前記発光層の発光強度が最大となる極大発光波長をλE1、λE1より長波長の極大発光波長をλE2、外部から前記第1電極を介して前記第2電極側へ垂直に照射した可視光の光量と前記第2電極で反射して前記第1電極から外部に出射する光量との比である反射率が最小となる波長をλRminとしたとき、λE1、λE2、λRminが下記式(1)を満たす有機電界発光素子。
    式(1) λE1 < λRmin < λE2
  2. 前記極大発光波長λE2は、前記発光層において発光強度が2番目に大きな値を示す極大発光波長である請求項1記載の有機電界発光素子。
  3. 前記反射率の最大値Rmaxと最小値Rminを用いて下記式(2)より求められる平均反射率をRaveとし、平均反射率がRaveとなる波長を短波長側から順にλRave1とλRave2としたとき、下記式(3)を満たす請求項1又は2記載の有機電界発光素子。
    式(2) (Rmax + Rmin)/2 = Rave
    式(3) |λE1 - λE2| < |λRave1 - λRave2
  4. 前記極大発光波長λE1が590nm以上である請求項1及至3の何れか一項記載の有機電界発光素子。
  5. 前記発光層が、590nm以上の極大発光波長λE1を有するペリレン誘導体を含む請求項1及至4の何れか一項記載の有機電界発光素子。
  6. 前記第1電極と前記第2電極の間で光共振器が構成されている請求項1及至5の何れか一項記載の有機電界発光素子。
  7. 前記第2電極は基板上に形成され、
    前記発光層が発する光を、前記第2電極よりも前記基板から遠い側に配置された前記第1電極から取り出すトップエミッション型である請求項1及至6の何れか一項記載の有機電界発光素子。
  8. 複数個配置された請求項1及至7の何れか一項記載の有機電界発光素子を光源として用いたプリンターヘッド。
  9. 請求項8記載のプリンターヘッドと、
    前記プリンターヘッドからの光を結像させる結像光学系と、を有し、
    前記結像光学系を透過した前記プリンターヘッドからの光によって露光対象物を露光する露光装置。
JP2013054340A 2013-03-15 2013-03-15 有機電界発光素子、プリンターヘッド、露光装置 Withdrawn JP2014179574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054340A JP2014179574A (ja) 2013-03-15 2013-03-15 有機電界発光素子、プリンターヘッド、露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013054340A JP2014179574A (ja) 2013-03-15 2013-03-15 有機電界発光素子、プリンターヘッド、露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014179574A true JP2014179574A (ja) 2014-09-25

Family

ID=51699200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013054340A Withdrawn JP2014179574A (ja) 2013-03-15 2013-03-15 有機電界発光素子、プリンターヘッド、露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014179574A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018515800A (ja) * 2016-04-26 2018-06-14 マウイ ジム インコーポレイテッド アイウェア用のカラーエンハンシング薄型レンズ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018515800A (ja) * 2016-04-26 2018-06-14 マウイ ジム インコーポレイテッド アイウェア用のカラーエンハンシング薄型レンズ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5109303B2 (ja) 有機発光素子および表示装置
JP4393249B2 (ja) 有機発光素子,画像表示装置、及びその製造方法
US7518141B2 (en) Multicolor organic light emitting apparatus
JP5073842B2 (ja) El装置
KR101415098B1 (ko) 유기 일렉트로루미네슨트 소자와 그것을 구비한 표시장치
JP5698848B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
US20060017377A1 (en) Organic electroluminescent display device and method for fabricating the same
JP6567670B2 (ja) 有機発光ダイオード表示装置及びその製造方法
JP2003109775A (ja) 有機電界発光素子
JP5683094B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子及びこれを用いた多色表示装置
JP5292465B2 (ja) 表示装置及びその製造方法
JP2011018451A (ja) 発光表示装置
CN109119546B (zh) 发光器件以及制造具有该发光器件的显示面板的方法
JP2011065992A (ja) 有機発光ディスプレイ装置
JP2008218081A (ja) 有機el素子アレイ及びその製造方法
JP2010263155A (ja) 有機el表示装置
JP2010003577A (ja) 積層型発光表示装置
WO2017149985A1 (ja) 有機電界発光素子、および有機電界発光素子の製造方法
JP5142485B2 (ja) 多色表示装置
JP2010165666A (ja) 有機発光素子及びそれを利用した発光装置
JP2011065943A (ja) 有機電界発光素子
JP2014179574A (ja) 有機電界発光素子、プリンターヘッド、露光装置
JP7031898B2 (ja) 発光素子、自発光パネル、および、発光素子の製造方法
JP2016035830A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子
JP2018190666A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20150127