JP2014178723A - コンテンツ配信システムおよびサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】 視聴者の満足をさらに高めることを可能とする。
【解決手段】 実施形態によれば、ネットワークを介してコンテンツを配信するコンテンツ配信システムは、収集部、作成部、公開部、受け付け部、投票処理部および選定部を具備する。収集部は、配信を要求するイベントのリクエストをネットワークを介して複数のユーザから収集する。作成部は、収集されたリクエストをイベントごとに集計してリストを生成する。公開部は、リストを一定期間にわたりネットワークのサイトに公開する。受け付け部は、リストに含まれるイベントごとに、複数の主体者からの配信の意思表示をサイトを介して受け付ける。投票処理部は、意思表示に伴って示される配信条件を提示して、配信を希望する主体者への投票を複数のユーザの各々に促す。選定部は、投票により選定された主体者に、イベントに基づくコンテンツの配信権を与える。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、不特定多数の視聴者に映像コンテンツを配信する技術に関する。
インターネットなどのIP(Internet Protocol)ネットワークを介して映像コンテンツを配信するシステムが知られている。放送局と各ユーザとを結ぶ回線は、大容量かつ高品質になってきている。WiMAX(worldwide interoperability for microwave access)を初めとするモバイルブロードバンド回線も広く普及し、新たな形態のサービスを提供できる素地も生まれてきている。
コンサートなどのイベント中継、あるいはスポーツ中継は代表的な放送コンテンツである。現状ではテレビ局がこれらのコンテンツを独自の基準で選定するようになっているので、個々の視聴者が真に欲するコンテンツを配信できているとは言いがたい。つまり視聴率に頼った旧来の選定基準では均一化されたコンテンツになりがちで、野球やサッカーなど知名度の比較的高い種目に絞られざるを得ない側面があり、また、中継事業者もそれに縛られる。
近年ではインターネット上の動画配信サイトからコンテンツを視聴することが可能である。そこで、Webサイトを利用した双方向型のコンテンツ配信ビジネスが検討されている。例えば、視聴したいコンテンツのリクエストをWebサイトに公開し、配信を希望する者(事業者など)が配信の権利をオークション形式で落札できるようにしたシステムがある。
特許第4686618号公報 特許第4672786号公報
旧来のテレビ局主導のシステムでは、一般の視聴者がほんとうに見たいスポーツ中継やイベント中継を視聴することは難しい。新たに提案された技術によれば、テレビ局だけでなく、幅広い主体者(例えば、イベントの主催者、コンテンツ配信事業の運営会社、コンテンツ中継を行う中継事業者、イベントの主演者、選手、あるいはコンテンツ作成手段を持つ一般のユーザなど)にもコンテンツ配信への門戸が開かれ、視聴者の満足を高められると期待される。
しかしコンテンツの配信権は、オークションで最も安い価格を提示した主体者に与えられるので、コンテンツのクオリティを保つことが難しくなることが指摘されている。コンテンツの選択肢を増やすというメリットを活かしつつ、コンテンツの質も担保して、視聴者の満足をさらに高められる技術が要望されている。
目的は、視聴者の満足をさらに高めることの可能なコンテンツ配信システムおよびサーバを提供することにある。
実施形態によれば、コンテンツ配信システムは、ネットワークを介してコンテンツを配信する。このコンテンツ配信システムは、収集部と、作成部と、公開部と、受け付け部と、投票処理部と、選定部とを具備する。収集部は、配信を要求するイベントのリクエストをネットワークを介して複数のユーザから収集する。作成部は、収集されたリクエストをイベントごとに集計してリストを生成する。公開部は、リストを一定期間にわたりネットワークのサイトに公開する。受け付け部は、リストに含まれるイベントごとに、複数の主体者からの配信の意思表示をサイトを介して受け付ける。投票処理部は、意思表示に伴って示される配信条件を提示して、配信を希望する主体者への投票を複数のユーザの各々に促す。選定部は、投票により選定された主体者に、イベントに基づくコンテンツの配信権を与える。
図1は、実施形態に係わるコンテンツ配信システムの一例を示すシステム図である。 図2は、図1に示されるWebサーバ100の実施の形態を示す機能ブロック図である。 図3は、Webサーバ100により公開されるWebページの一例を示す図である。 図4は、図1のコンテンツ配信システムにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図5は、図4に示される投票依頼シーケンスにおいてユーザに提示される情報の一例を示す図である。 図6は、比較のため既存のテレビ放送システムの概要を示すシステム図である。
図1は、実施形態に係わるコンテンツ配信システムの一例を示すシステム図である。図1において、スポーツの試合などが開催されるイベント会場1の模様はカメラマン2により撮影され、アナウンサーや解説者3などの音声も加えて編集所4で編集されて、中継あるいは配信のためのコンテンツが作成される。このコンテンツは直ちに、WiMAX用基地局5などからIPネットワーク7を直接経由して一般ユーザ8−1〜8−nに配信される。
つまりイベントの現場からWiMAXなどを介してコンテンツをIPネットワーク7に流し込むことができる。なお、この配信されたコンテンツをコンテンツサーバ6に一旦録画し、一般ユーザからの要求に応じてオンデマンド配信するようにしてもよい。一般ユーザ8−1〜8−nは自身のテレビ端末、あるいはパソコン端末などからコンテンツを視聴する。なおこの実施形態では「配信」と「中継」とをほぼ同義として用いるが、より詳しくは「中継」がより即時性を持つのに対し、「配信」はオンデマンドな要素を持つ語として用いられる。
ところで図1のシステムは、IPネットワーク7に接続されるWebサーバ100を備える。この実施形態ではこのWebサーバ100を中核として各種の処理が実施される。このWebサーバ100はコンテンツ配信事業を請け負う中継事業者、放送局、あるいはマネジメント業務を担う運営会社により管理されても良いし、あるいはこれらから独立した事業体により管理されるものであっても良い。
図2は、図1のWebサーバ100の実施の形態を示す機能ブロック図である。Webサーバ100はいわゆるWebサイトとしての機能を備え、IPネットワーク7に接続されるインタフェース部91と、CPU(Central Processing Unit)による演算処理機能を持つ制御部92と、大容量メモリなどの記憶部93とを備える。
制御部92はこの実施形態に関わる処理機能として収集部92aと、作成部92bと、公開部92cと、受け付け部92dと、投票処理部92eと、選定部92fと、ランク付け部92gと、課金処理部92hとを備える。
収集部92aは、一般ユーザ8−1〜8−nがそれぞれ配信を要求するイベントをイベントリクエストの形で収集する。すなわち一般ユーザ8−1〜8−nの端末はIPネットワーク7を介してWebサーバ100にアクセスする機能を備え、テキストデータ、あるいはWeb投票などの形でリクエストをWebサーバ100に送出する。収集部92aはこのリクエストを、IPネットワークを介して複数のユーザから収集する。また収集部92aは、配信されたコンテンツへの評価を、例えばWeb投票などの形でIPネットワーク7を介して収集する。
作成部92bは、収集されたリクエストをイベントごとに集計してリストアップし、図3に示されるようなWebページを作成する。このWebページのソースデータは記憶部93に、Webページソースデータ93aとして記憶される。このWebページは公開部92cにより、IPネットワーク7上に一定の期間にわたって公開される。一般ユーザ8−1〜8−nはもちろんのこと、コンテンツ配信事業者や他の事業者の全てがこのWebページにアクセスすることができる。
図3は、Webサーバ100により公開されるWebページの一例を示す図である。このWebページは例えばイベントのエントリー期間に渡って公開される。図3において、日付(図3では10月10日)ごとに、予定されているイベントに対する、番組コード、開始時刻、修了時刻、イベント名、場所および一般ユーザからのリクエスト数がリスト表示される。
すなわち作成部92bは、イベントごとに番組コードを付し、一般ユーザ8−1〜8−nから収集したリクエストに基づいてイベントのリクエスト数などを集計し、表にまとめてWebページソースデータ93aを作成する。ユーザあるいは事業者は、Webページを参照することにより、要望されているイベントの登録の状況、およびリクエストの状況を知ることができる。
図2に戻り、受け付け部92dは、図3のWebページに示されるイベントごとに、複数の事業者からの配信の意思表示を、例えばWebサイトを介して受け付ける。投票処理部92eは、配信事業者からの意思表示に伴って示される配信条件を各ユーザに提示し、配信を希望する事業者への投票をそれぞれのユーザに促す。選定部92fは、投票の結果、最も得票数の多い事業者に、イベントに基づくコンテンツの配信権を与える。
業者選定期間において配信事業者が決定すると、その旨が配信事業者に通知される。通知にあたってはWebサイトに公開しても良いし、あるいは秘匿メッセージにより当該事業者のみに知らせても良い。
ランク付け部92gは、収集部92aにより収集された配信コンテンツへの評価を統計的に処理し、その結果に基づいて事業者をランク付けする。このランク付けは、過去の中継の実績に対するユーザの評価を客観的に数値化したものである。例えば、配信したコンテンツを視聴したユーザにアンケートで満足度を評価させる、あるいは、最初から最後まで見た人の割合などの手法により、ユーザの満足度を評価できる。この評価は中継事業者としてのランクを示すので、ユーザは投票の際に参考として用いることができる。
課金処理部92hは、コンテンツを視聴したユーザに対する課金処理を行う。次に、以上の構成における作用を説明する。
図4は、図1に示されるコンテンツ配信システムにおける処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図4に示されるように、実施形態に係わるコンテンツ配信ビジネスには、例えば、主演者やスポーツ選手9、各イベントを企画する主催者10、コンテンツを制作する中継事業者11、コンテンツ配信事業の運営会社12、および一般ユーザ13が関係する。
図4において、イベント主催者10は出演者やスポーツ選手9などに働きかけてイベントを企画する。この働きかけは直接相対してでも良いし、IPネットワーク7を介するメッセージの授受であっても良い(符合14−1,14−2)。イベントが企画されると、そのことがイベントPR更新メッセージ15−1により運営会社12に通知される。運営会社12は企画されたイベントを行う旨をWebサーバ100に登録し、その内容は、図3に示されるWebページに直ちに反映される。
一方、一般ユーザ13は放送して欲しいイベントや番組に対するリクエストを、イベントリクエスト16−1〜16−mにより運営会社12に通知する。リクエストの集計結果はWebサイトに登録され、Webページにより公開される。このWebページを閲覧した一般ユーザは、賛同するイベントコンテンツが表示されていれば同様にイベントリクエストを上げる。これにより、イベント毎にそのニーズ(人気度)が集積される。
ただし、リクエストを上げる一般ユーザは、自らのある程度の費用負担を前提としてリクエストを上げるものとする。つまり、リクエスト数に基づいて、コンテンツの制作から配信までに供給される費用を見積もることができる。この情報がWebサイトに登録されることで、これに賛同する一般ユーザは次々にリクエストとして投票することで、そのイベントに対するニーズ(人気度)を17−1のイベントの人気度として積み上げる事ができる。
イベント毎の人気の度合い(人気度)をモニタしつつ(17−1,17−2)、いくつかのイベント主催者は一般ユーザからのリクエストに沿ったイベントを企画する。その企画内容はイベントPR(15−2)としてWebサイトに登録され、更新される。このような手続が、実際にイベントが行われる一定期間前までに行われ、そのイベントに対する人気の度合いをユーザ、ベンダの双方ともに確認することが可能となる。
イベントの開催日が近づくと、業者見積フェーズに移行し、イベントの中継事業者を選定する手順が実施される。中継を希望するイベントに対する人気度は、ほぼ提供される費用に連動する。そこで、個々の中継事業者はその情報に基づいて、イベント中継の立候補および見積(18−1)をWebサイトにアップし、イベントをどのように中継するか、そしてそのための費用はどのくらいになるかといった情報を示す。または、リクエストによって集まった金額のうち中継事業者に払う事ができる金額を運営会社が指定し、その金額の中で、どのように中継するかだけの計画を提示するという情報を示す方法でもよい。
イベントをどのように中継するかを示す情報としては、使用するカメラや集音マイクの台数、アナウンサーや解説者の有無、氏名、生中継の有無、カメラマンなどのスタッフの経歴など、要するにコンテンツの品質・完成度を評価することの可能な情報であればどのようなものでも良い。中継事業者としての候補者情報を運営会社12が認めると、19−1として正式に立候補受付確認として認められた事が中継事業候補者に伝えられる。そして、ある一定期間で中継事業候補者がそろった時点で、業者選定期間にシフトする。
図5は、図4に示される投票依頼シーケンスにおいてユーザに提示される情報の一例を示す図である。この情報は運営会社12から、費用負担を受諾した一般ユーザの、予め登録済みのメールアドレスに配信される。当該メールは例えばHTML形式の電子メールで配信され、ユーザの端末(図示せず)のブラウザに表示される、
図5においては、番組コードA−10のイベントについて、A社〜D社の4つの中継事業者が立候補を表明していることが示される。そして、各社ごとに、見積もり金額を含む中継の条件が詳細にリストアップされる。条件とは、例えば生中継の有無、カメラ台数、集音マイク数、アナウンサー、解説者の有無と氏名、そして、見積金額(方式による)などである。
図4において業者投票が開始されると、図5に示されるページデータを含む投票依頼メール(20−1〜20−k)がユーザ端末に配信される。ユーザは業者ごとの配信条件を閲覧し、投票ボタンをクリックして、希望する業者に投票する。投票(21−1〜21−k)の結果は運営会社12に返信され、集計されて、最多の得票数を得た業者が選定される。なお、ユーザの投票権は、提供する資金が多ければ多いほど、多くの投票権を持たせる等の配慮も行えるものとする。
コンテンツを中継する配信権は、投票の結果、最も高得点を得た中継事業者に与えられる。配信権を得た事業者には、その旨が選定結果通知メッセージ22により通知される。配信権を得た中継事業者11は、イベントの開始までに、アナウンサー、解説者、イベントの背景、出演者情報、スポーツ選手の経歴調査、中継の際のカメラワークなど様々な準備を行い、実際のイベント中継に備えることになる。
イベントが開催されると、放送コンテンツ23がIPネットワーク7経由で一般ユーザ13に配信される。その形態は基本的には生中継であるが、コンテンツサーバ6を経由するオンデマンド配信であっても良い。すなわち一般ユーザ13は、コンテンツを実況生中継24で視聴できるだけでなく、コンテンツサーバ6(図1)から好きな時に視聴することができる。
コンテンツごとの視聴者数は運営会社12により把握される。イベントリクエスト16−1〜16−mにより費用負担を受諾する意思を示したユーザは、そのコンテンツを観ても観なくても、コンテンツ配信にかかる費用を負担することになる。一方、イベントリクエストを上げずにコンテンツを視聴したユーザには、当該コンテンツをどの程度視聴したかを、運営会社12が把握するものとする。具体的には、一般ユーザ13は予めシステムに登録を行い、ログイン期間などに基づいて、コンテンツ放送時間のうち何時から何時まで視聴したかが運営会社12により把握される。これにより途中で飽きてしまっていないかという指標も算出することができ、これは事業者のポイントに反映される。
また、イベントの事前の人気度と実際の視聴者数とを比較することでも、 中継事業者11への評価データの一つとして使用することができる。例えば、前評判の高かった割には視聴者数が少なければ、一般ユーザ13が途中で飽きてしまうなど、イベントそのものの問題や中継事業者11のスキルなどに問題がある可能性がある。このような場合にはそのコンテンツの配信を請け負った事業者の評価ポイント下げ、逆の場合にはポイントを上げるなどの配慮が可能となる。この結果が中継事業者としてのランクとなる。
コンテンツを視聴したユーザには、実況生中継の都度、あるいは録画中継の都度、例えば従量課金などの形で課金される(25,27−1,27−n)。ユーザから徴収した料金は運営会社12が一旦とりまとめ、中継事業者13にはコンテンツ料金28、イベント主催者にはイベント料金29、出演者、選手9には出演料、報酬30の形でそれぞれ支払われる。すなわち、イベント終了後の視聴者数の集計の結果を元に、運営会社12は中継事業者11にコンテンツ料金28を支払い、中継事業者11はイベント主催者10にイベント料金29として費用の一部を支払う。さらにイベント主催者10は、この放送以外の入場者による入場料などと合わせた金額の中から出演者やスポーツ選手などに出演料や報酬30を支払う。このようにして、提供したサービスに見合った見返りが各者に分配される。
なお、以上のビジネスの運用に当てる費用として、一般ユーザ13から視聴した分をIPネットワーク7経由で視聴料として徴収する機能を整備するか、一般企業からの広告料で賄うなどの方法も考えられる。一般ユーザ13からの視聴料として徴収する場合は、視聴開始時刻からある一定の時間以上視聴した場合のみ課金するなどの配慮を要する場合もある。
図6は、比較のため既存のテレビ放送システムの概要を示すシステム図である。図6において、カメラマン2により撮影されたイベント1の模様はアナウンサーや解説者3などの音声も加えて編集所4で編集され、放送コンテンツが作成される。この放送コンテンツは放送素材伝送車両(SNG)31から通信衛星32、放送局33を経由する形でエンドユーザ34−1,34−2〜34−nに放送される。このような形態であるから既存の技術では、一般ユーザの要望を反映させる余地がない。
これに対しこの実施形態では、IPネットワーク7を介して、事前に料金支払情報などを含んで個人登録した多くの一般ユーザが、計画されているスポーツ中継やイベント中継に対する視聴のリクエストを事業者に通知することが可能になる。リクエストはシステム側で集計され、Webページに公開される。さらに、中継事業者に対するリクエストも合わせて通知することができるので、中継事業者自身の努力によるスキルの向上が期待できる。
中継事業者はどのスポーツ中継やイベント中継が多いか、あるいは得意とするコンテンツが要望されているかなどを公開された情報をもとに判断でき、条件が折り合えばコンテンツ中継の事業者として立候補することができる。投票によりコンテンツ配信の権利を獲得した中継事業者は、イベント会場で中継の準備、アナウンサーや解説者の準備、IPネットワーク7回線の準備を行い、生中継でコンテンツを中継する。またそのコンテンツはコンテンツサーバ6に記録され、オンデマンド配信も実施可能である。
さらに、視聴者から収集した情報に基づき中継事業者の評価が統計的にポイント化され、Webページに反映されるので、次の入札時のランクとしてフィードバックすることができる。コンテンツの視聴者は視聴した分に応じた料金を電子的に決済され、その料金がシステムの運営会社12、中継事業者13、イベント主催者10に分配されて各事業者の収入となる。
このように一般ユーザは、一方的に放送局が決めるイベントではなく、視聴したいイベント中継のリクエストをあげることができる。また、中継事業者は評価ポイントを高くすることで、有利なイベント中継を選ぶことができるという動機付けを得られるので、事業者どうしの競争原理により、中継業務のスキル向上を期待できる。また、今まで中継される機会の少なかったスポーツやイベントも中継の機会を得ることができ、様々なスポーツ振興が図れる。さらには、イベント中継業務を手掛ける新たな職種を増やすことができ、社会の雇用増進にも寄与することができる。
また、一般ユーザと事業者との双方がリクエストの集計の結果を知ることができる。事業者は、一般ユーザからのリクエスト数が増えれば増えるほど高い報酬を期待でき、中継意欲が向上することになる。逆にリクエスト数が少なければ中継意欲が低下し、中継そのものが行われない可能性もでてくる。さらに、一般ユーザからリクエストがほんの少数でも、一般ユーザの負担する費用を増やすことで、総費用が中継事業者の実施意欲を満たすケースも考えられる。このように本実施形態によれば、既存のTV放送が行われるケースも想定した上で柔軟なビジネスを展開することが可能になる。
以上述べたようにこの実施形態によれば、一般ユーザからリクエストを収集し、賛同する一般ユーザからのニーズが高ければ、比較的知名度の低いイベントであっても視聴が可能となる。また、中継事業者に対して一般ユーザの意向をより強く反映することが可能になり、一般ユーザからのリクエストが広がるに従い、中継事業者の数の増加が期待できる。このことは、例えばスポーツ中継するアナウンサーや解説者を増やすことにつながり、雇用の創出だけでなく、裾野の広がりによりスキルの向上も期待できるので、より一層放送コンテンツの質の向上が期待できる。具体的には、スポーツ種別ごとに中継が得意なアナウンサーを育成したり、特定のスポーツ経験者の中から、優秀な解説者を育成し、そのスポーツそのものの普及促進を図ることにも寄与することができる。
更に、スポーツ中継を例にとれば、従来は野球、サッカーなど人気スポーツだけがTV中継の対象になっていたので、他のスポーツに対する注目度を上げることができなかった。これに対しこの実施形態によれば知名度の低いスポーツも一般ユーザからのリクエストがあり、それに応える中継事業者が出てくることにより、いつでもそのスポーツ中継を一般ユーザが視聴できるようになるなど、スポーツの種別ごとの格差是正が期待できる。
以上をまとめればこの実施形態では、一般ユーザは、視聴したいイベントをWebサーバ100にリクエストする。Webサーバ100はリクエストを集計し、その結果をWebページに公開する。このWebページを閲覧した他の一般ユーザも同様にリクエストを上げ、その集計を次々にWebページに反映させる。このWebページを閲覧した中継事業者は、リクエスト数などの指標と自らの事業体力などに基づく判断により事業価格をWebサーバに提示し、投票形式でコンテンツ配信の権利を落札する。このようにして中継事業者と放送局とを分離し、視聴者のニーズを満たすとともに中継事業者の動機付けも向上させることが可能になる。しかも視聴者の投票により中継事業者を選定するようにしているので、配信に係わるコンテンツの質を担保できるようになり、視聴者の満足をさらに高められる。
中継事業者は、一般ユーザからのリクエスト数が増えれば増える程、番組関係者に分配される金額が増えるようになるので、中継意欲が向上する。逆にリクエスト数が少なければ、中継意欲が低下し、中継そのものが行われない可能性もでてくる。また、視聴を希望するイベントのリクエストを本サイトにアップする場合は、リクエストの内容にバラツキが発生したり、不明瞭が発生する場合があるので、コールセンター等による人的な受付窓口を設けたり、更にそのイベントに対する詳細を表示するためのリンクをWebページに張るようにしても良い。
また、仮にリクエスト数があまり集まらなかった場合には、動画中継ではなく、途中経過を電子メールにより写真を交えながら伝えるだけであったり、結果をサイトにアップするだけになる場合もあり得る。そしてリクエストを上げた視聴者は、どの業者にイベント中継をしてもらいたいかを投票方式により決定させる。この投票は、あらかじめ視聴者としてユーザ登録において個人のメールアドレスを登録してもらう事で、リクエストを上げた視聴者に対し、投票というアクションのフォローを行い、視聴者一人一票の投票となるような制限された投票とするものである。
この投票方式により最も多くの票を獲得した業者が、中継の権利を獲得するものとする。なお、投票率が100%に満たない場合も十分想定されるが、その点は事業運営上の約款として、投票結果を有効とするための条件を明確化する必要がある。その後、中継事業者は、イベント会場で中継の準備、アナウンサーや解説者の準備、インターネット回線の準備を行い、生中継でコンテンツを中継する。
また図4では、イベントの主催者10が各種イベントをPRする形態を示した。これに代えて、例えば中継事業者11にイベントPRの主導権を持たせるようにしてもよい。すなわち中継事業者11は全く独自にイベントを主催することができ、視聴者の興味を引きそうなコンテンツを、発案し、自らの経営体力に応じた規模で企画すればよい。そもそも図4に示すようにイベントのリクエストと人気の度合いとが中継事業者11にも通知されるようになっているので、中継事業者11はこれを参照して魅力あるコンテンツを作成することができる。
すなわち、一般ユーザ13とイベント主催者10との間での需要と供給の関係を運営会社12が仲介する、というビジネス形態にとどまらず、中継事業者11にもコンテンツの選択権を与えるようにするのが望ましいことは明らかである。全くの新鋭の中継事業者が新たなコンセプトや思い入れなどでコンテンツ配信ビジネスに参画し、その中で自らの力量を示せることは一般の視聴者にとってメリットがあるばかりか、新たな文化の創出という面で有意義である。さらにイベント主催者10や中継事業者11だけでなく、主演者、選手9あるいは一般ユーザ13までもが無償でオリジナルコンテンツを制作し、自らをPRすることも、Webサーバ100を経由すれば自由に実施することができる。このように視聴者の満足の度合いを高めるだけでなく、不特定多数の人々にとって自らのコンテンツを配信することの敷居を低くできるといったメリットも得られる。
以上のように実施形態によれば、スポーツ中継やイベント中継などのコンテンツをネットワークを介して視聴可能とするビジネスに、スキルさえあれば多くの主体者(事業者を含む)が自由に参画することが可能になる。ユーザにとっても自己の欲するコンテンツをリクエストの形で主体者に通知することができるし、視聴したいものに対する選択肢を飛躍的に増やすことができるようになる。従って、一般の視聴者だけでなく、コンテンツ配信ビジネスに参画しようとする意思を持つ者に対しても双方にメリットのあるシステムを実現することが可能になる。これらのことから、視聴者の満足をさらに高めることの可能なコンテンツ配信システムおよびサーバを提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではない。例えば実施形態ではスポーツのイベント中継など、生中継による放送コンテンツを例に記載した。これに限らず、教育番組や対談、クイズ番組など、これまで放送局だけが番組を編成し、制作し、放送していたものも含め、一般ユーザからのリクエストによるTV放送を行うようにすることも可能である。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…イベント会場、2…カメラマン、3…アナウンサー,解説者、4…編集所、5…WiMAX用基地局、6…コンテンツサーバ、7…IPネットワーク、8−1〜8−n…一般ユーザ、100…Webサーバ、91…インタフェース部、92…制御部、92a…収集部、92b…作成部、92c…公開部、92d…受け付け部、92e…投票処理部、92f…選定部、92g…ランク付け部、92h…課金処理部、93…記憶部、93a…Webページソースデータ、9…主演者,スポーツ選手、10…イベント主催者、11…中継事業者、12…運営会社、13…一般ユーザ、14−1,14−2…イベント企画メッセージ、15−1,15−2…イベントPR更新メッセージ、16−1〜16−m…イベントリクエスト、17−1,17−2…イベントリクエスト,人気度、20−1,20−k…投票依頼メール、21−1,21−k…投票メッセージ、22…選定結果通知メッセージ、23…放送コンテンツ、24…実況生中継、25,27−1,27−n…課金情報、26−1,26−n…録画中継、28…コンテンツ料金、29…イベント料金、30…出演料,報酬

Claims (9)

  1. ネットワークを介してコンテンツを配信するコンテンツ配信システムにおいて、
    配信を要求するイベントのリクエストを前記ネットワークを介して複数のユーザから収集する収集部と、
    前記収集されたリクエストをイベントごとに集計してリストを生成する作成部と、
    前記リストを一定期間にわたり前記ネットワークのサイトに公開する公開部と、
    前記リストに含まれるイベントごとに、複数の主体者からの配信の意思表示を前記サイトを介して受け付ける受け付け部と、
    前記意思表示に伴って示される配信条件を提示して、配信を希望する主体者への投票を前記複数のユーザの各々に促す投票処理部と、
    前記投票により選定された主体者に、前記イベントに基づくコンテンツの配信権を与える選定部とを具備する、コンテンツ配信システム。
  2. 前記収集部は、配信されたコンテンツへの評価を前記ネットワークを介して収集し、
    さらに、前記収集された評価を統計的に処理した結果に基づき前記複数の主体者をランク付けするランク付け部を具備し、
    前記公開部は、前記ランク付けの結果を前記サイトに公開することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  3. さらに、前記コンテンツを視聴したユーザに課金する課金処理部を具備することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  4. さらに、前記配信されたコンテンツを録画しユーザからの要求に応じてオンデマンド配信するサーバを具備することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  5. 前記意思表示に伴って示される配信条件は、前記イベントの生中継の有無、カメラ台数、集音マイク数、アナウンサー、解説者の有無と氏名、およびコンテンツ配信に係わる見積金額のうち少なくともいずれかを含む、請求項1に記載のコンテンツ配信システム。
  6. ネットワークを介してコンテンツを配信するコンテンツ配信システムに備えられるサーバにおいて、
    配信を要求するイベントのリクエストを前記ネットワークを介して複数のユーザから収集する収集部と、
    前記収集されたリクエストをイベントごとに集計してリストを生成する作成部と、
    前記リストを一定期間にわたり前記ネットワークのサイトに公開する公開部と、
    前記リストに含まれるイベントごとに、複数の主体者からの配信の意思表示を前記サイトを介して受け付ける受け付け部と、
    前記意思表示に伴って示される配信条件を提示して、配信を希望する主体者への投票を前記複数のユーザの各々に促す投票処理部と、
    前記投票により選定された主体者に、前記イベントに基づくコンテンツの配信権を与える選定部とを具備する、サーバ。
  7. 前記収集部は、配信されたコンテンツへの評価を前記ネットワークを介して収集し、
    さらに、前記収集された評価を統計的に処理した結果に基づき前記複数の主体者をランク付けするランク付け部を具備し、
    前記公開部は、前記ランク付けの結果を前記サイトに公開することを特徴とする請求項6に記載のサーバ。
  8. さらに、前記コンテンツを視聴したユーザに課金する課金処理部を具備することを特徴とする請求項6に記載のサーバ。
  9. 前記意思表示に伴って示される配信条件は、前記イベントの生中継の有無、カメラ台数、集音マイク数、アナウンサー、解説者の有無と氏名、およびコンテンツ配信に係わる見積金額のうち少なくともいずれかを含む、請求項6に記載のサーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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