JP2014178715A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ローラー担持環が作動端に突き当たった状態で更に手動操作を行った場合に、
ローラーとそれに当接する部材との間のスリップの発生を抑制すること。
【解決手段】 レンズを駆動するための振動波モータと、手動操作してレンズを光軸方向に移動させるためのマニュアル環102と、それに当接するスリップ環103と、スリップ環103に当接し、振動波モータにより駆動されるローラー105と、ローラー105を担持するローラー担持環104と、ローラー105とスリップ環103とを圧接する加圧手段と、を有し、マニュアル環102とスリップ環103との当接面の摩擦抵抗が、ローラー105とスリップ環103との当接面の摩擦抵抗よりも小さくなるように、スリップ環103を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光軸と同心の環状の振動波モータによるレンズ駆動と、マニュアル環によるレンズの手動操作とが可能なレンズ鏡筒に関する。
特許文献1には、放射方向(径方向)の軸線を中心として回転可能なローラーが設けられたリング(以後、ローラー担持環)を介して、振動波モータによるレンズ駆動と、マニュアル操作環によるレンズの手動操作とが行えるレンズ鏡筒が開示されている。
特開平02−253214号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、手動操作に際し、ローラー担持環が作動端に突き当たった後、更に手動操作を行おうとすると、最も摩擦抵抗が少ない箇所が摩擦に抗してスリップすることになる。通常はマニュアル操作環とローラーとの間、あるいはローラーと振動波モータとの間、稀には振動波モータ内のロータとステータの間でスリップすることになる。一般的にローラー担持環は形状が複雑となるため樹脂による成型で製作されるが、比較的弾性変形しやすい樹脂部品である軸に担持されたローラーがスリップすると、軸の変形と摩擦が交互に繰り返されることになる。このような現象が生じると、これが振動となって異音が発生するという問題があった。
本発明は、ローラー担持環が作動端に突き当たった状態で更に手動操作を行った場合でも、ローラーとそれに当接する部材との間のスリップの発生を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、例示的な本発明のレンズ鏡筒は、レンズを光軸方向に駆動するための環状の振動波モータと、前記レンズの光軸を回転中心として回転可能であり、手動操作して前記レンズを光軸方向に移動させるためのマニュアル環と、前記光軸を回転中心として回転可能であり、前記マニュアル環に当接するスリップ環と、前記光軸に対して直交する放射方向の軸線を中心として回転可能であり、前記スリップ環に当接し、前記振動波モータにより駆動されるローラーと、前記ローラーを担持する共に、前記ローラーと共に前記光軸を中心として回転可能なローラー担持環と、前記ローラーと前記スリップ環とを圧接する加圧手段と、を有し、前記マニュアル環と前記スリップ環との当接面の摩擦抵抗が、前記ローラーと前記スリップ環との当接面の摩擦抵抗よりも小さくなるように、前記スリップ環を構成することを特徴としている。
本発明によれば、ローラーとそれに当接する部材との間のスリップの発生を抑制することができるので、結果として異音の発生を抑制したレンズ鏡筒が実現できる。
本発明を適用したレンズ鏡筒の断面図である。 フォーカス駆動ユニットの部分拡大断面図である。 フォーカス駆動ユニットの分解斜視図である。
以下、本発明の実施例のレンズ鏡筒について、図面を参照しながら説明する。本実施例のレンズ鏡筒は、レンズの光軸と同心の環状の振動波モータを内蔵し、更に手動操作を可能とするマニュアル操作環を備えたレンズ鏡筒である。
図1は、本実施例のレンズ鏡筒の断面図である。図2は、このレンズ鏡筒の一部であるフォーカス駆動ユニットの箇所(図1における破線枠A内)の部分拡大図である。図3は、そのフォーカス駆動ユニットの分解斜視図である。
本実施例のレンズ鏡筒は、不図示であるカメラ本体に取り付くためのマウント201を有している。このマウント201には、カメラ本体とレンズ鏡筒の通信のためのコネクタ202が設けられている。
マウント201は、固定鏡筒203にビスによって取り付けられている。固定鏡筒203は、中間筒204にビスによって固定されている。中間筒204は、案内筒205にビスによって取り付けられている。また中間筒204には、外装環206がビスによって取り付けられている。固定鏡筒203、中間筒204、案内筒205は、いずれも光軸と同心の環状の部材である。
案内筒205の最も物体側には、第1レンズ群L1を保持した1群レンズ鏡筒207が嵌合保持されている。1群レンズ鏡筒207には、案内筒205のカム溝内に嵌合するカムフォロアA210がビス止めされている。1群レンズ鏡筒207をカムフォロアA210を介して案内筒205のカム溝内を進退させることによって、製造時の光学調整が行える。
案内筒205の内径にはカム筒208が嵌合しており、カム筒208にはカムフォロアB(不図示)がビス止めされている。カムフォロアBは、案内筒205内径の溝部に嵌合し、案内筒205の内径に沿って、光軸を回転中心として定位置回転する構造となっている。カム筒208の内径には、サブカム筒209が嵌合しており、サブカム筒209には、カムフォロアC(不図示)がビス止めされている。カムフォロアCは、カム筒208に設けられた直進溝と案内筒205に設けられたサブカム溝に挿通している。サブカム筒209は、カム筒208が回転することで、カム筒208の内径に沿って進退する構造となっている。
サブカム筒209の内径には、2群直進ガイド筒211が嵌合されている。2群直進ガイド筒211は、サブカム筒209とバヨネット結合しており、サブカム筒209内で光軸を回転中心として定位置回転可能となっている。2群直進ガイド筒211には、直進溝と、フォーカス駆動ユニット2Aのフォーカスキー107とが嵌合する溝が設けられている。
2群直進ガイド筒211の内径には、第2レンズ群L2を保持した2群鏡筒212が嵌合されている。2群鏡筒212にはカムフォロアD213がビス止めされている。カムフォロアD213は、サブカム筒209に設けられたフォーカスカム溝と、2群直進ガイド筒211の直進溝とに挿通嵌合している。サブカム筒209の内径には、3群直進ガイド筒214が嵌合されている。3群直進ガイド筒214はサブカム筒209とバヨネット結合しており、サブカム筒209内で光軸を回転中心として定位置回転可能となっている。3群直進ガイド筒214には、直進溝と、案内筒205に固定された直進ガイドキー216が嵌合する溝とが設けられている。
3群直進ガイド筒214の内径には、第3レンズ群L3を保持した3群鏡筒215が嵌合されている。3群鏡筒215にはカムフォロアE(不図示)がビス止めされている。カムフォロアEは、サブカム筒209に設けられたズームカム溝と、3群直進ガイド筒214の直進溝とに挿通嵌合している。
第4レンズ群L4を保持した4群鏡筒217には、カムフォロアF218がビス止めされている。カムフォロアF218は、カム筒208に設けられた4群カム溝と案内筒205に設けられた直進溝に挿通嵌合している。
中間筒204には、ズーム操作環219と、ビスによりズーム操作環219と係合されたギアリングA220と、ギアリングB221が嵌合保持されている。ギアリングA220とギアリングB221とは、中間筒204の外径に沿って、光軸を回転中心として定位置回転する。中間筒204には、ギアリングA220とギアリングB221の間で転動するギアユニット222がビス結合されている。ギアリングB221には、ズームレバー223がビス止めされており、ズームレバー223の他端はカム筒208に嵌め合わされている。
案内筒205には、フォーカス環224が嵌合されている。案内筒205にビス止めされたカムフォロアG(不図示)とフォーカス環224の内径の溝部224aとが嵌合しており、フォーカス環224は、案内筒205の外径に沿って、光軸を回転中心として定位置回転する構造となっている。フォーカス環224は、フォーカス駆動ユニット2A内のマニュアル連絡環102と係合している。マニュアル連絡環102は、手動操作により回転されたフォーカス環224の回転力をフォーカス駆動ユニット2A内に伝達する。マニュアル連絡環102は、案内筒205に光軸方向の端面を当接しており、案内筒205によって光軸方向の位置が決められている。なお、本実施例は、マニュアル連絡環102とフォーカス環224とを別部品としてあるが、一体的な部品であっても良い。このため、マニュアル連絡環102とフォーカス環224とを総称して「マニュアル環」と呼ぶことにする。
フォーカス駆動ユニット2Aの構成は後に説明するが、差分作動機構で構成されており、差分作動機構から出力される回転力が、フォーカスキー107によって2群直進ガイド筒211に伝達される。フォーカスキー107と2群直進ガイド筒211の直進溝は、嵌合結合されている。
4群鏡筒217の像面側には、電動絞りユニット2Cが配置されている。電動絞りユニット2Cの像面側には、第5レンズ群L5を保持した5群鏡筒225が、中間筒204の内径と嵌合し、カムフォロアH(不図示)にて定位置保持されている。
第6群レンズL6は、防振レンズ群であり、レンズ群を光軸の鉛直な面に沿って移動させることで像面位置を変化させるレンズ群である。防振レンズユニット2Bは、第6レンズ群L6を保持する6群鏡筒226と、2軸方向へ駆動させるための2対のマグネット、コイル、レンズ位置検出素子とそれらを制御する駆動制御基板にて構成されている。防振レンズユニット2Bは、中間筒204の内径と嵌合し、カムフォロアI(不図示)にて定位置保持されている。
中間筒204の像面側端面部には、第7レンズ群L7を保持した7群鏡筒227がビスによって固定されている。7群鏡筒227には、2つの軸の角速度を検出するジャイロセンサや、レンズ鏡筒を制御する基板が2枚取り付けられる。
レンズ鏡筒には、レンズの状態を出力する手段が複数設けられており、焦点距離情報、フォーカス群位置情報、フォーカス移動量情報、絞り開放情報、防振レンズ位置情報、レンズ角速度情報等をカメラ側に出力する。
次に、フォーカス駆動ユニット2Aの構成について詳しく説明する。
図1〜3において、205は前述のとおり案内筒であるが、フォーカス駆動ユニットを構成するベース部材も兼ねている。案内筒205は、摩擦抵抗を軽減するためのカラー部材101を保持し、更にカラー部材101に当接するようにマニュアル連絡環102が取り付けられる。マニュアル連絡環102にはスリップ環103が当接している。更にスリップ環103には、レンズ鏡筒の光軸に対して直交する放射方向(径方向)の3ヶ所に配置されたローラー105が当接している。詳細は後述するが、マニュアル連絡環102、スリップ環103はいずれも光軸を回転中心として回転可能に構成されている。
ここでマニュアル連絡環102とスリップ環103の摩擦抵抗は、スリップ環103とローラー105の摩擦抵抗よりも小さくなるように、それぞれの当接面の表面粗さが設定されている。
ローラー105は、ローラー担持環104の円周上の放射方向に3ヶ所配置された保持軸を軸線として、それを中心に回転可能に保持され、さらにワッシャ106により軸からの抜け止めをされている。ローラー担持環104には、2群直進ガイド筒211と係合するフォーカスキー107が固定されている。更にローラー担持環104には、案内筒205上に貼り付けられグレーコードパターンが印刷配線されたフレキシブル印刷配線板(不図示)に対応するブラシ部材108が取り付けられている。このフレキシブル印刷配線板とブラシ部材108とにより位置エンコーダを構成している。フレキシブル印刷配線板上をブラシ部材108が摺動することにより、ローラー担持環104の回転位置が判別され、フォーカス動作の制御に用いる。またローラー担持環104の外周側には、回転角度に対応した印刷が施された距離目盛シート109が貼り付けられている。またローラー担持環104は、案内筒205に対し、不図示である回転規制箇所によりフォーカス群である第2レンズ群L2の作動領域範囲内で移動できるよう回転領域を制限されている。
スリップ環103とそれに当接するローラー105の像面側には、連結環109が当接している。更に連結環109の像面側には、ゴムシート110を挟んで、ロータ111、ステータ113、圧電素子114で構成される、レンズの光軸と同心の環状の振動波モータが配置されている。112はステータの回転取付け位置を固定し、またロータ111、ステータ113の接触面から発生する摩耗粉が前記フレキシブル印刷配線板側に進行するのを抑制するための防塵カラーである。更に、フェルトシート115、バネワッシャ116、スラストワッシャ117によって構成される加圧手段により、振動波モータを構成するそれぞれの部品を光軸方向に付勢圧をかけながら当接させている。この付勢圧は、ゴムシート110及びロータ111と一体的に構成されている連結環109を介して、ローラー105側に振動波モータのロータ111を圧接させることになる。
続いてフォーカス駆動ユニット2Aについて動作を説明する。
まず、オートフォーカス等のモータ駆動の場合は、カメラ本体側の制御命令により振動波モータが駆動される。振動波モータの出力部であるロータ111の回転力は、ロータ111と一体的に配置されている連絡環109が当接しているローラー105を転進させつつ、ローラー105を保持しているローラー担持環104を減速比1/2の関係で光軸を回転中心として正転させる。ローラー担持環104にはフォーカスキー107が固定されており、フォーカスキー107は2群直進ガイド筒211と係合し、フォーカス群である第2レンズ群L2を移動させる。また、フレキシブル印刷配線板とブラシ部材108とで構成された位置エンコーダにより作動領域端を検知し、振動波モータに対して必要以上の回転力は制御上与えないよう構成している。
次に手動操作のためフォーカス環224が操作された場合を説明する。
フォーカス環224が回転された場合は、係合しているマニュアル連絡環102に回転力が伝達され、マニュアル連絡環102とともに一体的に配置されているスリップ環103にも同様に回転力が伝達される。スリップ環103はローラー105と圧接されており、またローラー105の像面側方向には振動波モータが配置されているため、スリップ環103が光軸を回転中心として回転するとローラー105は転進し、ローラー105を保持しているローラー担時環104も正転する。ローラー担時環104が光軸を回転中心として回転すると、振動波モータの駆動と同様にフォーカスキー107の係合により、フォーカス群であるL2が移動する。
ここでローラー担持環104が回転領域端に突き当たって尚、フォーカス環211を回転させた場合の動作について説明する。この場合、スリップ環211とローラー105は摩擦抵抗が大きいため、この間でスリップが発生することはなく、それよりも摩擦抵抗の少ないマニュアル連絡環102とスリップ環103の間でスリップが発生することになる。面同士で当接するマニュアル連絡環102とスリップ環103の間でスリップすることにより、従来問題であった異音が発生するようなことがなくなる。
次に、撮影者がレンズ鏡筒のズーム動作を行ったとき(ズーム操作環219が操作された場合)の動作について説明する。
ズーム操作環219が操作されると、ギアリングA220が回転し、ギアユニット222が転動し、ギアリングB221を逆転させる。ギアリングB221の回転力は、ズームレバー223を介し、カム筒208へズーム操作環219の回転方向と逆転して伝達される。カム筒208は、カムフォロアBが案内筒205の内径の溝部に嵌合しているので、案内筒205の内径に沿って、光軸を回転中心として定位置回転する。
カム筒208が回転した時、カム筒208の内径に嵌合しているサブカム筒209に取り付けられているカムフォロアCがカム筒208の直進溝に嵌合しているために、サブカム筒209はカム筒208と同量回転する。サブカム筒209に取り付けられているカムフォロアCは、案内筒205のカム溝にも嵌合しているために、サブカム筒209は、案内筒205のカム溝に沿って進退する。結果として、サブカム筒209は、カム筒208内で回転しながら繰出していく動作を行う。
サブカム筒209に嵌合している2群直進ガイド筒211は、サブカム筒209とバヨネット結合しており、2群直進ガイド筒211は、嵌合部分の摩擦力でサブカム筒と同等の回転が行われようとする。2群直進ガイド筒211には、フォーカス駆動ユニット2Aのフォーカスキー107が係合されている。フォーカス駆動ユニット2Aのフォーカスキー107は、フォーカス駆動ユニット2A内には差分作動機構に固定され、差分作動機構は摩擦保持されている。フォーカスキー107が2群直進ガイド筒211によって回転させられようとしても、差分作動機構の摩擦保持力の方が、サブカム筒209と2群直進ガイド筒211の摩擦保持力よりも大きいために回転することはない。
また2群レンズ鏡筒212のカムフォロアD213は、サブカム筒209に設けられたフォーカスカム溝と、2群直進ガイド筒211の直進溝とに挿通嵌合され保持されている。よって、2群レンズ鏡筒212が、2群直進ガイド筒211の内部で直進移動をする。
一方、サブカム筒209に嵌合している3群直進ガイド筒214は、サブカム筒209とバヨネット結合しており、3群直進ガイド筒214は、嵌合部分の摩擦力でサブカム筒と同等の回転が行われようとする。サブカム筒209が、カム筒208内で回転しながら繰出していく動作中、3群直進ガイド筒214は、嵌合の摩擦力でサブカム筒209と連れて回りながら繰出していこうとする。3群直進ガイド筒214は、案内筒205に固定された直進ガイドキー216が嵌め合わされていることにより、回転を規制されサブカム筒209に抱えられ、直進移動する。
3群レンズ鏡筒215のカムフォロアEは、サブカム筒209に設けられた3群カム溝と、3群直進ガイド筒214の直進溝とに挿通嵌合され保持されている。カム筒208が回転し、サブカム筒209が回転繰出しすることで、3群レンズ鏡筒215のカムフォロアEがサブカム筒209のカム溝に沿って移動する。この結果、3群レンズ鏡筒215は、サブカム筒209の光軸方向移動量より多く、光軸方向に回転せずに移動する。
4群レンズ鏡筒217は、これにビス止めされたカムフォロアF218がカム筒208に設けられた4群カム溝と案内筒208に設けられた直進溝に挿通嵌合されている。したがって、カム筒208が回転すると、4群レンズ鏡筒217のカムフォロアF218がカム筒208の4群カム溝に沿って移動する。カムフォロアF218は、案内筒208の直進溝にも嵌合しているために、回転せずに光軸方向のみ移動する。この結果、4群鏡筒217は、カム筒208が回転することでカム筒208内を直進進退する。
上記のことより、ズーム操作環219を回転させることでレンズ鏡筒の焦点距離を可変する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、先にも述べたように、マニュアル連絡環102とフォーカス環224を構成しやすいように別部品としてあるが、一体であっても本発明の効果を損なうものではない。またカラー部材101は摺動性のよいシート部材であってもよい。更には、ローラー105は、光軸に直交する放射方向に3ヶ所に等分配置しているが、3ヶ所以上であってもよい。またローラーを二段形状としてスリップ環103と連結環109が当接する径をそれぞれ別の径とすれば、手動操作時とモータ駆動時でローラー担持環104の減速比を変更できるという効果も得られる。
2A フォーカス駆動ユニット
224 フォーカス環
102 マニュアル連絡環
103 スリップ環
104 ローラー担持環
105 ローラー
111 ロータ
113 ステータ
114 圧電素子
115 フェルトシート
116 バネワッシャ
117 スラストワッシャ

Claims (5)

  1. レンズを光軸方向に駆動するための環状の振動波モータと、
    前記レンズの光軸を回転中心として回転可能であり、手動操作して前記レンズを光軸方向に移動させるためのマニュアル環と、
    前記光軸を回転中心として回転可能であり、前記マニュアル環に当接するスリップ環と、
    前記光軸に対して直交する放射方向の軸線を中心として回転可能であり、前記スリップ環に当接し、前記振動波モータにより駆動されるローラーと、
    前記ローラーを担持する共に、前記ローラーと共に前記光軸を中心として回転可能なローラー担持環と、
    前記ローラーと前記スリップ環とを圧接する加圧手段と、を有し、
    前記マニュアル環と前記スリップ環との当接面の摩擦抵抗が、前記ローラーと前記スリップ環との当接面の摩擦抵抗よりも小さくなるように、前記スリップ環を構成することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. レンズを光軸方向に駆動するための環状の振動波モータと、
    前記レンズの光軸を回転中心として回転可能であり、手動操作により前記レンズを光軸方向に移動させるためのマニュアル環と、
    前記光軸を回転中心として回転可能であり、前記マニュアル環に当接するスリップ環と、
    前記光軸に対して直交する放射方向の軸線を中心として回転可能であり、前記スリップ環及び前記振動波モータに当接するローラーと、
    前記ローラーを担持する共に、前記ローラーと共に前記光軸を中心として回転可能なローラー担持環と、
    前記ローラーと前記スリップ環とを圧接する加圧手段と、を有し、
    前記マニュアル環を所定の回転方向に回転させて前記ローラー担持環がその回転領域端に突き当たった後、さらに前記マニュアル環に対して前記所定の回転方向への力を加えたときに、前記ローラーと前記スリップ環との間でスリップするより先に前記マニュアル環と前記スリップ環との間でスリップするように、前記マニュアル環と前記スリップ環との当接面と、前記ローラーと前記スリップ環との当接面と、が構成されていることを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 前記ローラー担持環には、回転により前記レンズを光軸方向に移動させるガイド筒に係合する駆動腕が設けられており、前記環状の振動波モータまたは前記マニュアル環によって前記ローラー担持環に設けられた駆動腕を光軸を中心として回転させることで前記ガイド筒を回転させ、それにより前記レンズを光軸方向に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記マニュアル環は、手動操作により回転される操作環と、前記操作環の回転を前記スリップ環に伝達するマニュアル連結環とを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を有することを特徴とするカメラシステム。
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