JP2014177986A - 軸シール装置 - Google Patents

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健一郎 木藤
Akihiko Yano
昭彦 矢野
Shuichi Isayama
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Abstract

【課題】回転軸の軸方向外側に設けられたシールリングの発熱抑制効果及び潤滑効果を高め、該シールリングを長寿命化する。
【解決手段】回転軸10とハウジング12との間に外側シールリング24及び内側シールリング34が設けられ、これらシールリング間にリング状の間座28が介装され、間座28の内側に環状空間s1が形成されている。間座28に貫通孔30a〜30cが形成され、潤滑油供給系40から貫通孔30a〜30cを介して環状空間s1に潤滑油oが供給される。貫通孔30a〜30cの開口は、外側シールリング24と回転軸10との摺接部Sに近接した位置に配置され、貫通孔30a〜30cから滴下した潤滑油oで摺接部Sを冷却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転軸と該回転軸が設けられたハウジングとの間をシールする軸シール装置に関する。
従来、回転軸と、該回転軸を軸受を介して支持するハウジングとの間では、軸受の潤滑性を保持しながらシール性能を確保する必要があるため、各種のシール構造が用いられている。例えば、プロペラ軸が船外へ突出する船体部分に設けられる船尾管においては、軸受を囲むように潤滑油溜まりを形成して、軸受の潤滑を保持し、焼付きや発熱を防止すると共に、軸受のプロペラ軸方向外側で、リング状のシール部材をプロペラ軸方向に沿って多重に設け、潤滑油溜まりから潤滑油が船外に漏れるのを防止している。
しかし、軸方向外側のシール部材には、潤滑油溜まりの潤滑油が届かないので、外側シール部材の発熱などによる早期損傷を防止する必要がある。そのため、外側シール部材とその内側に設けられたシール部材との間に、少量の潤滑油を供給するなどの対策が考えられている。
特許文献1には、船尾管のシール構造の一例が開示されている。このシール構造は、プロペラ軸方向で最も外側に設けられた第1シールリングと、その軸方向内側に設けられた第2シールリングとの間に形成される環状空間に水溜まりを形成している。この水溜まりによって、第1シールリングと回転部分との摺接面を冷却すると共に、該摺接面の潤滑性を保持し摩耗を防止している。また、水溜まりを形成している水が第1シールリングから船外に漏れても、油漏れと異なり、環境汚染とはならない利点がある。
特開2000−238694号公報
特許文献1では、第1シールリングと第2シールリングとの間に水溜まりを形成している。しかし、船尾管以外の用途で、環境汚染が問題とならない場合は、水溜まりの代わりに、潤滑油溜まりを形成したほうが摺接部の潤滑性をさらに向上できると考えられる。
しかし、潤滑油溜まりを形成した場合でも、潤滑油が滞留したままで流動しなければ、潤滑油の温度は時間と共に急激に上昇してしまうので、冷却効果は時間と共に急激に低下する。そのため、大量の潤滑油を使用する割には冷却効果は期待したほど向上しないという問題がある。
また、第1シールリングと第2シールリングとの間に潤滑油を供給しても、シールリングと回転軸との摺接面に潤滑油をうまく供給できるとは限らない。そのため、所期の冷却効果が得られず、第1シールリングが早期に焼損するおそれもある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、回転軸の軸方向外側に設けられたシールリングの発熱抑制効果及び潤滑効果を高め、該シールリングの長寿命化を達成することを目的とする。
本発明は、回転軸の外周面に摺接する第1シールリングと、第1シールリングに対し回転軸の軸方向内側に配置され、回転軸に摺接する第2シールリングとを備え、第2シールリングに対し回転軸の軸方向内側で回転軸の外周面に潤滑油溜まりが形成された軸シール装置に適用される。
前記目的を達成するため、本発明の軸シール装置は、第1シールリングと第2シールリングとの間に介装され、回転軸との間に環状空間を形成するリング状の間座と、間座に形成され環状空間に開口した潤滑油供給孔に潤滑油を供給する潤滑油供給系と、環状空間に供給された潤滑油を環状空間から排出する潤滑油排出系とを備え、間座は、回転軸に接近する方向に延設された延設部を有し、潤滑油供給孔は間座の延設部まで形成され、第1シールリングと回転軸との摺接部の近接位置に開口している。
本発明では、第1シールリングと第2シールリングとの間に、間座を介装することで、第1シールリングと第2シールリングとの間に所望容積の環状空間を形成できる。この間座に潤滑油供給孔を形成することで、簡単な構成で環状空間に潤滑油を容易に供給できる。この間座は、回転軸に接近する方向に延設された延設部を有し、潤滑油供給孔は間座の延設部まで形成される。これによって、潤滑油供給孔を第1シールリングと回転軸との摺接部の近接位置に開口できる。そのため、環状空間に供給される潤滑油を第1シールリングと回転軸との摺接部に確実に供給することができ、潤滑油溜まりを形成しなくても、少量の潤滑油を環状空間に滴下するだけで、前記摺接部の冷却効果を向上できる。
本発明では、環状空間に潤滑油を供給する潤滑油供給系と、環状空間から潤滑油を排出する潤滑油排出系とを備えているので、環状空間の潤滑油を常時循環できる。そのため、潤滑油の温度上昇を回避できるので、前記摺接部の冷却効果を高く維持できる。
本発明の一態様として、第1シールリングと回転軸との摺接部に対面する間座の延設部の側面に、潤滑油供給孔を開口させることができる。これによって、潤滑油供給孔の開口を前記摺接部に近接した位置でかつ前記摺接部に向けて配置できるので、潤滑油を前記摺接部に確実に到達させることができる。これによって、前述のように、摺接部の冷却効果を高く維持できる。
本発明の一態様として、回転軸が横方向に配置されたとき、潤滑油供給孔を間座の上部に形成するとよい。これによって、環状空間の上部に供給された潤滑油は、環状空間を全周に亘り流れ落ちるので、第1シールリングと回転軸との摺接部を全周に亘り冷却することができる。
また、間座の延設部の底面が、前記摺接部に向かって回転軸に徐々に接近する傾斜面を有するように形成することができる。これによって、間座の延設部の底面に付着した潤滑油は、重力によって前記傾斜面に沿い前記摺接部に向かって流れ、前記摺接部に最も接近した位置で回転軸に滴下する。従って、潤滑油を前記摺接部に確実に到達できる。
本発明の一態様として、潤滑油供給孔の開口の周縁に、潤滑油供給孔の開口から流出した潤滑油を前記摺接部にガイドするリップ部材が設けることができる。これによって、簡単な構成で、潤滑油を前記摺接部に確実に到達させることができる。
さらに、本発明の一態様として、潤滑油供給系に、環状空間に供給する潤滑油の流量を調整する流量調整弁を設けると共に、潤滑油排出系に、環状空間から排出される潤滑油の温度を検出する温度センサを設け、制御装置に温度センサの検出値を入力させ、該制御装置によって、流量調整弁の開度を制御するようにすることができる。これによって、第1シールリングの冷却度を所望の温度に調整することができる。
本発明によれば、最も外側に配置された第1シールリングと回転軸との摺接部を、少量の潤滑油で冷却でき、かつ潤滑性を保持できる。従って、第1シールリングの焼損及び摩耗を抑制でき、第1シールリングの長寿命化を達成できる。
本発明の第1実施形態に係る軸シール装置の縦断面図である。 図1中のA―A線に沿う断面図である。 図1の一部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る軸シール装置縦断面図である。 図4中のB方向矢視図である。 図4中のC方向矢視図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
(実施形態1)
本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1において、回転軸10は水平方向に配置され、回転軸10と、回転軸10を軸受を介してハウジング12との間に本実施形態の軸シール装置20Aが設けられている。ハウジング12には、内側に突出した軸受支持部12aが設けられ、軸受支持部12aに軸受14が設けられ、軸受14によって回転軸10を回転自在に支承している。回転軸10の軸方向最外部に配置された支持板22の軸方向内側で、回転軸10とハウジング12との間に外側シールリング24が介装されている。外側シールリング24はゴム等の弾性体で構成されている。
外側シールリング24の内面には、斜め方向に突出した弾性リップ24aが一体に形成されている。弾性リップ24aには、断面が円形でリング状のガータスプリング26が設けられている。弾性リップ24aはガータスプリング26によって回転軸10に押し付けられ、回転軸10との摺接面をシールしている。また、弾性リップ24aは、支持板22と一体のリテーナ22aによって下方から支持されている。
外側シールリング24の内側には断面が四角形で金属製の間座28が設けられている。間座28には、内外両面に貫通する貫通孔30aが形成されている。貫通孔30aはハウジング12に設けられた油供給管16aと連通している。間座28と回転軸10との間に環状空間s1が形成されており、油供給管16a及び貫通孔30aを通して環状空間s1に潤滑油が供給される。
間座28の軸方向内側に金属製のリテーナ32が設けられ、リテーナ32と軸受支持部12aの側面との間に内側シールリング34が介装されている。内側シールリング34は、ゴム等の弾性体で構成されている。内側シールリング34の内面には、斜め方向に突出した弾性リップ34aが一体に形成されている。弾性リップ34aには、ガータスプリング36が設けられ、弾性リップ34aはガータスプリング36によって回転軸10に押し付けられ、回転軸10との摺接面をシールしている。また、弾性リップ24aはリテーナ32によって下方から支持されている。内側シールリング34の軸方向内側に形成された環状空間s2には潤滑油oが満たされている。
次に、環状空間s1に潤滑油oを供給する潤滑油供給系40の構成を説明する。ハウジング12の内部に潤滑油oを貯留した油タンク38が設けられている。また、油タンク38とハウジング12に設けられた油供給管16aとを分岐管41aを介して接続する油供給管41が設けられている。油供給管41には、潤滑油oを油供給管16aに供給する油ポンプ42及び油供給管41を流れる潤滑油oの流量を調整する流量調整弁44が設けられている。油タンク38に貯留されている潤滑油oは、油ポンプ42によって油供給管16a及び貫通孔30aを介し環状空間s1に供給される。
環状空間s1から潤滑油oを排出する潤滑油排出系45は、環状空間s1と油タンク38とを接続する油排出管46で構成されている。油排出管46には、油排出管46を流れる潤滑油oの温度を検出する温度計48及び潤滑油oを冷却するオイルクーラ50が設けられている。環状空間s1に供給された潤滑油oは、重力によって油排出管46に流下し、油タンク38に戻る。温度計48の検出値は制御装置56に入力される。制御装置56は、油排出管46を流れる潤滑油oの温度を設定値にすべく、流量調整弁44の開度を制御する。
次に、図2により、間座28付近における潤滑油供給系40及び潤滑油排出系45の構成を説明する。図2において、油供給管41はハウジング12の手前で3つの分岐管41a、41b及び41cに分岐している。ハウジング12には、回転軸10の半径方向に油供給管16a〜16cが設けられている。ハウジング12の最上部に油供給管16aが設けられ、油供給管16aの両側でハウジング12の上半分の領域に油供給管16b及び16cが設けられている。分岐管41a〜41cは、夫々油供給管16a〜16cに接続されている。間座28には、油供給管16a〜16cの夫々の開口に連なる位置に貫通孔30a〜30cが形成されている。
かかる構成により、潤滑油oは、油供給管41から分岐管41a〜41c、油供給管16a〜16c及び貫通孔30a〜30cを介して環状空間s1に供給される。
間座28の最下部には、間座28の上下面に貫通する貫通孔52が形成されている。ハウジング12の最下部には、貫通孔52に連通する油排出管54が設けられ、油排出管54は油排出管46に接続されている。貫通孔30a〜30cから環状空間s1に供給された潤滑油oは、重力によって環状空間s1を流れ落ち、貫通孔52及び油排出管54から油排出管46に排出する。
次に、間座28及び貫通孔30a〜30cの構成を説明する。貫通孔30a〜30cは同一の形状を有している。図3は、貫通孔30aが形成された断面を示しており、貫通孔30aを例に取って説明する。図3において、間座28は、外側シールリング24とリテーナ32との間に配置された基部60と、基部60と一体に形成され、環状空間s1に突き出た延設部62とで構成されている。
貫通孔30aは、孔64及び孔66から構成されている。孔64は、基部60に回転軸10の半径方向に直線状に形成された同一径の孔であり、孔66は、孔64と段差なく連通し、外側シールリング24と回転軸10との摺接部Sに向かって斜め方向に直線状に形成され、延設部62の側面62aに開口した同一径の孔である。延設部62の底面62bは、摺接部Sに向かって回転軸10に徐々に接近する平坦な傾斜面である。
かかる構成において、貫通孔30aに供給された潤滑油oは、孔64及び66を通り、孔66の開口から側面62aを伝って下方に流下し、回転軸10に滴下する。側面62aの下端は摺接部Sに近い位置にあるので、孔66から滴下した潤滑油oは摺接部Sに到達し、摺接部Sを冷却することができる。この際、延設部62の底面62bは、摺接部Sに向かって回転軸10に徐々に接近する傾斜面となっているので、底面62bに付着した潤滑油oが摺接部Sから離れる方向へ流れることはなく、側面62aの下端に向かって流れる。
油排出管46を流れる潤滑油oの温度は温度計48で検出され、検出値は制御装置56に入力される。制御装置56は、温度計48の検出値が設定温度となるように、流量調整弁44の開度を調整し、油供給管41を流れる潤滑油oの流量を調整する。
本実施形態によれば、孔66の開口から流出した潤滑油oは、側面62aを伝って摺接部Sの極近傍に滴下するので、潤滑油oは確実に摺接部Sに到達できる。そのため、少量の潤滑油で摺接部Sの冷却効果を向上できる。また、貫通孔30a〜30cから環状空間s1の上部に供給された潤滑油oは、摺接部Sに接触しながら重力によって環状空間s1を全周に亘って流れ落ちる。また、潤滑油oの滴下量が多い場合でも、潤滑油oは孔66にガイドされて、側面62aの真下の摺接部Sの極近傍位置に確実に滴下できる。
このように、潤滑油溜まりを形成することなく、少量の潤滑油を環状空間s1に滴下するだけで摺接部Sの冷却効果を向上できるので、外側シールリング24からの潤滑油の漏れを抑制できる。また、貫通孔30a〜30cは、間座28の上部に配置されているので、潤滑油oは回転軸10の外周面に沿って滴下しながら、環状空間s1の全周に隈なく行き渡らせることができる。従って、摺接部Sの全周に亘り冷却できる。
また、環状空間s1で、潤滑油oは重力により貫通孔52に到達し、油排出管54から自然に排出できるので、排出のための動力を必要としない。さらに、制御装置56により、環状空間s1に供給される潤滑油oの温度を設定値に調整できるので、外側シールリング24を最適な温度に冷却でき、外側シールリング24の寿命を延ばすことができる。
なお、本実施形態において、孔66を回転軸10の半径方向に向け、図3中、二点鎖線66aに示すように、孔66を底面62bに開口させてもよい。この場合でも、孔66aの開口から流下した潤滑油oは底面62bを伝って摺接部Sに最も接近した位置で滴下するので、摺接部Sを確実に冷却できる。孔64及び66aは、直線状で段差がない同一径の連続孔であるので、加工が容易である。
(実施形態2)
次に、本発明の第2実施形態を図4〜図6により説明する。図4において、本実施形態の軸シール装置10Bは、延設部62の側面62aにおいて、孔66の開口の下縁にリップ部材70を取り付けたものである。リップ部材70は、摺接部Sに向かって突出するように配置されている。その他の構成は前記第1実施形態と同一である。以下、図5及び図6により、リップ部材70の構成を説明する。
図5及び図6において、リップ部材70は三角形状の板からなるリップ72と、リップ72の両端に一体に形成されたフランジ74a及び74bとで構成されている。リップ部材70は、フランジ74a及び74bにおいてボルト76により延設部62の側面62aにボルト結合されている。リップ部材70は、例えば、ボム製、金属製又は樹脂製で構成できる。
孔66から排出された潤滑油oは、リップ72の上面を伝って摺接部Sの極近傍まで到達できる。そのため、本実施形態によれば、少量の潤滑油で摺接部Sの冷却効果をさらに増すことができる。
本発明によれば、回転軸に設けられたシールリングの発熱抑制効果及び潤滑効果を高め、シールリングの長寿命化を達成できる。本発明は、例えば、風力発電装置の回転軸、エンジンのクランク軸、船舶の船尾管及び工作機械に設けられた回転軸等のシールに適用できる。
10 回転軸
12 ハウジング
12a 軸受支持部
14 軸受
16a、16b、16c、41 油供給管
20A、20B 軸シール装置
22 支持板
22a リテーナ
24 外側シールリング(第1シールリング)
24a 弾性リップ
26、36 ガータスプリング
28 間座
60 基部
62 延設部
62a 側面
62b 底面
64,66,66a 孔(潤滑油供給孔)
30a、30b、30c、52 貫通孔
32 リテーナ
34 内側シールリング(第2シールリング)
34a 弾性リップ
38 油タンク
40 潤滑油供給系
42 油ポンプ
44 流量調整弁
45 潤滑油排出系
46、54 油排出管
50 オイルクーラ
56 制御装置
70 リップ部材
72 リップ
74a、74b フランジ
76 ボルト
S 摺接部
o 潤滑油
s1、s2 環状空間

Claims (5)

  1. 回転軸の外周面に摺接する第1シールリングと、
    前記第1シールリングに対し前記回転軸の軸方向内側に配置され、前記回転軸に摺接する第2シールリングとを備え、
    前記第2シールリングに対し前記回転軸の軸方向内側で前記回転軸の外周面に潤滑油溜まりが形成された軸シール装置において、
    前記第1シールリングと前記第2シールリングとの間に介装され、前記回転軸との間に環状空間を形成するリング状の間座と、
    前記間座に形成され前記環状空間に開口した潤滑油供給孔に潤滑油を供給する潤滑油供給系と、
    前記環状空間に供給された潤滑油を前記環状空間から排出する潤滑油排出系とを備え、
    前記間座は、前記回転軸に接近する方向に延設された延設部を有し、前記潤滑油供給孔は前記延設部まで形成され、前記第1シールリングと前記回転軸との摺接部の近接位置に開口していることを特徴とする軸シール装置。
  2. 前記間座の延設部の側面は前記摺接部に対面し、前記延設部の側面に前記潤滑油供給孔が開口していることを特徴とする請求項1に記載の軸シール装置。
  3. 前記回転軸が横方向に配置され、かつ前記潤滑油供給孔が前記間座の上部に形成され、
    前記延設部の底面が、前記摺接部に向かって前記回転軸に徐々に接近する傾斜面を有していることを特徴とする請求項1に記載の軸シール装置。
  4. 前記潤滑油供給孔の開口の周縁に、前記潤滑油供給孔から流出した前記潤滑油を前記摺接部にガイドするリップ部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の軸シール装置。
  5. 前記潤滑油供給系に設けられ、前記環状空間に供給する潤滑油の流量を調整する流量調整弁と、
    前記潤滑油排出系に設けられ、前記環状空間から排出される潤滑油の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出値が入力され、該検出値に基づいて前記流量調整弁の開度を制御する制御装置とをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の軸シール装置。
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CN115583330A (zh) * 2021-07-05 2023-01-10 Abb有限公司 用于船舶的推进单元

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