JP2014176873A - 耐火物構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】オープンノズルの下端部分が熱衝撃等により破壊することを防止でき、しかもオープンノズルの内孔にストッパーを嵌め込む作業を容易かつ確実に行うことができる耐火物構造体を提供すること。
【課題手段】縦方向中心軸に沿って内孔21を有するオープンノズル20と、そのオープンノズル20の下端部分を囲むように配置された羽口耐火物30とを備え、オープンノズル20の下端面が羽口耐火物30の下端面と同一高さ又は羽口耐火物30の下端面より上方に位置し、オープンノズル20の内孔21に下方からストッパーの先端を嵌め込むことにより内孔21を閉塞する耐火物構造体において、羽口耐火物30の下端面に、オープンノズル20の内孔21中心に向かってストッパーの先端を案内する案内溝31を設けた。
【選択図】図1
【課題手段】縦方向中心軸に沿って内孔21を有するオープンノズル20と、そのオープンノズル20の下端部分を囲むように配置された羽口耐火物30とを備え、オープンノズル20の下端面が羽口耐火物30の下端面と同一高さ又は羽口耐火物30の下端面より上方に位置し、オープンノズル20の内孔21に下方からストッパーの先端を嵌め込むことにより内孔21を閉塞する耐火物構造体において、羽口耐火物30の下端面に、オープンノズル20の内孔21中心に向かってストッパーの先端を案内する案内溝31を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、鋼の連続鋳造においてタンディッシュの底に取り付けられて鋳型に溶鋼を注入するために使用されるオープンノズルと、そのオープンノズルの下端部分を囲むように配置された羽口耐火物とからなる耐火物構造体に関する。なお、本発明において「羽口耐火物」とは、定形耐火物、不定形耐火物を問わず、オープンノズルの下端部分を囲む耐火物を総称するものである。
連続鋳造における溶鋼の注入方法として、溶鋼容器であるタンディッシュから下方に延びたオープンノズルを使用してその下方に設置した鋳型に溶鋼を注入する、いわゆるオープン注入方法が採用される場合がある。特に、小断面のビレットの連続鋳造装置では、鋳型の断面サイズが小さいため、ノズル下端部を溶鋼に浸漬させる浸漬ノズルを鋳型内に挿入することが困難である等の理由から、オープン注入方法が採用されることが多い。
このオープン注入方法に使用されるオープンノズルは、その縦方向中心軸に沿って内孔を有し、当該内孔を通過した溶鋼が鋳型に注入される。したがって、オープンノズルは、内孔通過による溶鋼の整流効果を得る点からはできるだけ長い方が有利である。ただし、タンディッシュと鋳型との間隔などにより、オープンノズルの長さには制限が課されることから、従来、溶鋼の整流効果を高めるために内孔形状の検討がなされてきた(例えば特許文献1、2)。
ただし、オープンノズルの使用回数が多くなるほど内孔壁面の溶損が進み、目的の整流効果が得られなくなることから、内孔形状は変えずノズル長さを延長し、そのノズル下端部分を羽口耐火物の下端面から突出させた形で使用することがある。しかしこの場合、ノズル下端部分は羽口耐火物で拘束されていないことから、鋳造中に下端割れにより十分な耐用が得られないことがある。また、予熱条件によってはオープンノズルの下端部分が熱衝撃によって破壊することもある。この点からは、やはりオープンノズルの下端面は羽口耐火物の下端面と同一高さ又は羽口耐火物の下端面より上方に位置させることが望まれる。
一方、オープンノズルによる鋳造作業において溶鋼の注入を停止する場合、オープンノズルの内孔にストッパーの先端を嵌め込むことによって停止することが一般的である。また、このストッパーの先端をオープンノズルの内孔に嵌め込む作業は、機械ではなく作業者が行うことが一般的であり、この場合、図2に示すように、先端にストッパー41を備えたストッパー治具40の柄42の基端部分を作業者が持って、目視によりストッパーをオープンノズルの内孔に嵌め込む作業を行う。したがって、特にオープンノズルの下端面が羽口耐火物の下端面と同一高さ又は羽口耐火物の下端面より上方に位置していると、作業者がオープンノズルの内孔の位置を確認しにくくなる。いずれにしても、このストッパーをオープンノズルの内孔に嵌め込む作業は、現状、作業者が目視のみに頼って行っており、ストッパーを内孔に適正に嵌め込むためには、その箇所にかなり接近して目視により確認しなければならず、この作業が容易ではないうえに、安全性の面でも非常に危険を伴う作業であり、その作業性の改善が望まれていた。
本発明が解決しようとする課題は、オープンノズルの下端部分が熱衝撃等により破壊することを防止でき、しかもオープンノズルの内孔にストッパーを嵌め込む作業を容易かつ確実に行うことができる耐火物構造体を提供することにある。
本発明の一観点によれば、縦方向中心軸に沿って内孔を有するオープンノズルと、そのオープンノズルの下端部分を囲むように配置された羽口耐火物とを備え、前記オープンノズルの下端面が前記羽口耐火物の下端面と同一高さ又は前記羽口耐火物の下端面より上方に位置し、前記オープンノズルの内孔に下方からストッパーの先端を嵌め込むことにより前記内孔を閉塞する耐火物構造体において、前記羽口耐火物の下端面に、前記オープンノズルの内孔中心に向かって前記ストッパーの先端を案内する案内溝を設けたことを特徴とする耐火物構造体が提供される。
本発明によれば、オープンノズルの下端面は羽口耐火物の下端面と同一高さ又は前記羽口耐火物の下端面より上方に位置させているので、オープンノズルの下端部分が熱衝撃等により破壊することを防止できる。更に、羽口耐火物の下端面に、オープンノズルの内孔中心に向かってストッパーの先端を案内する案内溝を設けているので、オープンノズルの内孔にストッパーを嵌め込む作業を容易かつ確実に行うことができる。
以下、図面に示す実施例に基づき、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の一実施例による耐火物構造体を示し、(a)はその縦断面図、(b)は底面図、(c)は(b)の変形例である。
図1に示す耐火物構造体は、タンディッシュ10の底に取り付けられたオープンノズル20と、そのオープンノズル20を囲むように配置された羽口耐火物30とからなり、オープンノズル20の下端面は羽口耐火物30の下端面より上方に位置している。タンディッシュ10内の溶鋼は、オープンノズル20の内孔21を通過して、その下方の図示しない鋳型に注入される。オープンノズル20による溶鋼の注入を停止する場合は、前述のとおり図2に示したようなストッパー治具40を使用し、作業者がストッパー治具の柄42の基端部分を持ってストッパー41をオープンノズル20の内孔21に嵌め込むことにより、当該内孔21を閉塞する。
この作業を容易とするために、図1の実施例では、オープンノズル20を囲む羽口耐火物30の下端面に、オープンノズル20の内孔21中心に向かってストッパーの先端を案内する案内溝31を設けている。この案内溝31は、ストッパーの先端の一部が嵌り込みうる程度の深さ及び幅を有し、オープンノズル20側は開口している。このように案内溝31を設けたことで、作業者がストッパーの先端を案内溝31に合わせて嵌め込み、そのまま案内溝31に沿ってストッパーをオープンノズル20の内孔21中心に向かって移動させると、ストッパーの先端がオープンノズル20の内孔21の中心位置まで案内される。したがって、オープンノズル20の内孔21にストッパーを嵌め込む作業を容易かつ確実に行うことができる。
図1の実施例において案内溝31は、オープンノズル20の下端部分を囲む周方向に沿って90度間隔で4箇所に設けられている。このように4箇所に設けることで、オープンノズル20の周方向の向きに拘わらず、作業者は適当な案内溝31を選択してオープンノズル20の内孔21にストッパーを嵌め込む作業を容易かつ確実に行うことができる。
また図1の実施例では、案内溝31の底面は、オープンノズル20の下端面と同一高さ又はオープンノズル20の下端面より下方に位置するようにしている。これにより、案内溝31によって案内されたストッパーの先端がオープンノズル20の外周面に当たることなくスムーズにオープンノズル20の内孔21中心に導かれる。
案内溝31の溝幅については、図1(b)に示すように均等とすることもできるが、図1(c)に示すようにオープンノズル20の内孔21中心に向かって漸次狭くなるようにすることが好ましい。これにより、ストッパーの先端を案内溝31に嵌め込むことが容易となり、しかも確実にオープンノズル20の内孔21中心に向かって案内することができる。
以上のように本発明によれば、オープンノズル20の内孔21にストッパーを嵌め込む作業を容易かつ確実に行うことができる。また、オープンノズル20の下端面は羽口耐火物30の下端面と同一高さ又は羽口耐火物30の下端面より上方に位置させているので、オープンノズル20の下端部分が熱衝撃等により破壊することを防止できる。
10 タンディッシュ
20 オープンノズル
21 内孔
30 羽口耐火物
31 案内溝
40 ストッパー治具
41 ストッパー
42 柄
20 オープンノズル
21 内孔
30 羽口耐火物
31 案内溝
40 ストッパー治具
41 ストッパー
42 柄
Claims (4)
- 縦方向中心軸に沿って内孔を有するオープンノズルと、そのオープンノズルの下端部分を囲むように配置された羽口耐火物とを備え、前記オープンノズルの下端面が前記羽口耐火物の下端面と同一高さ又は前記羽口耐火物の下端面より上方に位置し、前記オープンノズルの内孔に下方からストッパーの先端を嵌め込むことにより前記内孔を閉塞する耐火物構造体において、
前記羽口耐火物の下端面に、前記オープンノズルの内孔中心に向かって前記ストッパーの先端を案内する案内溝を設けたことを特徴とする耐火物構造体。 - 前記案内溝の底面が、前記オープンノズルの下端面と同一高さ又は前記オープンノズルの下端面より下方に位置する請求項1に記載の耐火物構造体。
- 前記案内溝の溝幅が、前記オープンノズルの内孔中心に向かって漸次狭くなっている請求項1又は2に記載の耐火物構造体。
- 前記案内溝が、前記オープンノズルの下端部分を囲む周方向に沿って90度間隔で4箇所に設けられている請求項1から3のいずれかに記載の耐火物構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013052128A JP2014176873A (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 耐火物構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013052128A JP2014176873A (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 耐火物構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014176873A true JP2014176873A (ja) | 2014-09-25 |
Family
ID=51697387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013052128A Withdrawn JP2014176873A (ja) | 2013-03-14 | 2013-03-14 | 耐火物構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014176873A (ja) |
-
2013
- 2013-03-14 JP JP2013052128A patent/JP2014176873A/ja not_active Withdrawn
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