JP2014176348A - 細胞培養装置と細胞培養方法 - Google Patents

細胞培養装置と細胞培養方法 Download PDF

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敏明 山内
Takeshi Nomura
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Abstract

【課題】培養液の交換作業およびそれに伴う作業の時間短縮を実現することを目的とする。
【解決手段】この細胞培養装置は、複数の培養容器(P1〜P9)が載せられたトレイ(T1)の培養室(A)からの出庫,交換室(B)におけるトレイ(T1)の移動,トレイの交換室(B)への入庫を、制御装置(11)が、ハンドリング装置を構成するアーム(5,13),エレベータ(6)と、培養液交換装置(9)に指示して、トレイ(T1)に載せられた培養容器(P1〜P9)の培養液を一斉に交換する。
【選択図】図7

Description

本発明は培養液の自動交換を実施する細胞培養装置に関する。
特許文献1には、試料にバーコードを付けて個体識別し、処理装置の庫内での前記試料の保管場所、前記試料に対する処理内容などを、前記バーコードに関連づけて自動管理する技術が記載されている。
特許文献2には、同一形状の複数の培養容器を庫内で搬送する場合に、単一のトレイに、複数の培養容器をセットして、格納、移動させる技術が記載されている。
特許文献3には、培養容器に対して、搬送、蓋の脱着、薬剤吸引時の容器姿勢制御を、多関節ロボットに実施させて自動化する技術が記載されている。
特許文献4には、複数の培養容器のディッシュを、円形のテーブルにこのテーブルの形状に沿って環状にセット、一つのディッシュに対するロボットによる処理が終了するたびに、前記テーブルを回転させて、ロボットがアクセスする作業対象を、次ぎに処理を受けるディッシュのセット位置に入れ換える技術が開示されている。
特開2000−93157号公報 特開2005−287466号公報 特開2006−149268号公報 特開2009−291103号公報
温度管理された培養室に多数の培養容器を格納して、前記培養容器にセットされた細胞を培養するためには、培養液の交換、培養状態の観察、これら作業に伴う培養容器の蓋の脱着作業を、定期的に繰り返して実施することが必要である。
このような係員による手作業を軽減するために、特許文献1〜4に見られる自動化技術が開発されているが、係員の手作業の工程をロボット作業に置換した自動化であるため、特に、培養液の交換、培養容器の蓋の脱着作業の作業性が低いのが現状である。
本発明は、培養液の交換の作業時間の短縮、およびそれに伴う培養容器の蓋の脱着作業の時間短縮を実現できる細胞培養装置を提供することを目的とする。
本発明の細胞培養装置は、蓋付きの複数の培養容器を載せたトレイと、前記トレイを格納する培養室と、前記培養室の周辺に配置された交換室と、前記培養室と前記交換室の間で前記トレイを搬送するハンドリング装置と、前記交換室に搬入された前記トレイの複数の前記培養容器の蓋を一斉に脱着し、前記蓋が開放された複数の前記培養容器の培養液を一斉に交換する培養液交換装置とを含むことを特徴とする。
また、本発明の細胞培養方法は、培養液の交換対象の複数の培養容器が載せられたトレイを、培養室から交換室への出庫する出庫工程と、前記複数の培養容器の蓋を部分的に一斉に取り外し、それぞれの前記培養容器に開口を設ける蓋取出工程と、前記開口を介して複数の培養容器のそれぞれの培養液の交換を一斉に行う培養液交換工程と、前記複数の培養容器に蓋をはめる蓋取付け工程と、培養液の交換が完了した前記複数の培養容器が載せられた前記トレイの前記交換室への入庫する入庫工程と、を含むことを特徴とする。
この構成によると、蓋付きの複数の培養容器を載せたトレイを、ハンドリング装置が培養液交換装置の作業位置に搬送し、作業位置に到着したトレイにセットされている複数の培養容器に対して、培養容器の蓋を一斉に持ち上げて、蓋が開放された複数の培養容器本体の培養液を一斉に交換して、その後にトレイを培養室の庫内に戻すので、培養容器毎に蓋の開け閉めと培養液の交換を行う場合に比べて、培養液の交換の時間短縮、およびそれに伴う培養容器の蓋の脱着作業の時間短縮を実現できる。
本発明の細胞培養装置の実施の形態1の待機位置の内部斜視図 同実施の形態の(a)複数の培養容器がセットされたトレイの平面図と(b)側面図 ステップS1を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS2を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS3を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS4を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS5を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 (a)蓋に対してトレイを移動させて開口部が形成された状態の平面図と(b)その側面図、および(c)培養液交換中の平面図と(d)その側面図 培養液交換中の斜視図 ステップS6を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS7を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS8を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS9を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 ステップS10を実行中の細胞培養装置の内部斜視図 本発明の細胞培養装置の実施の形態2の(a)作業位置に到着したトレイの平面図と、(b)トレイに対して蓋を移動させて開口部が形成された状態の平面図と、(c)培養液交換中の平面図 同実施の形態の培養液の交換が完了してディッシュ本体に蓋をする前にトレイをカメラ位置に移動させて撮影する工程の平面図 制御装置のフローチャート 実施の形態3の培養容器本体の斜視図 同実施の形態の培養容器本体をトレイにセットした状態の(a)平面図と(b)要部の拡大斜視図 同実施の形態のコード読み取り状態の側面図 同実施の形態の培養容器本体の別の例を示す側面図 培養容器本体の更に別の例を示す(a)平面図と(b)側面図
(実施の形態1)
図1は待機位置の細胞培養装置を示す。
庫内温度が目標温度に温度制御されている培養室Aに隣接して交換室Bが形成されている。また、培養室Aの前面には、複数個の培養容器Pが載置された複数のトレイT1,T2,・・・・を、係員が出し入れするための開閉扉1が設けられている。ここでは培養室Aと交換室Bを収容しているハウジングの外壁は、内部を示すために図示されていない。
また、この実施の形態では、上下方向に間隔を空けて5つのトレイT1〜T5を収納するラック2が培養室Aの庫内に形成されている。培養室Aの背面で交換室Bとの隔壁には、各トレイT1〜T5の収容高さに対応してゲートG1〜G5が設けられている。
トレイT1〜T5には、図2(a)(b)に示すようにマトリクス状に、それぞれ9つの培養容器P1〜P9が載置されている。培養容器P1〜P9は、例えば、容器本体としてのディッシュ本体3とこのディッシュ本体3に被せられた蓋4で構成されている。また、個体識別するために各ディッシュ本体3にはバーコード,QRコード(登録商標)などのコードが付けられている。
交換室Bには、培養室Aの背面に向かって接近離間する第1アーム5と、第1アーム5の基端を上下方向に駆動するエレベータ6と、交換室Bの上部に配置されたX−Yテーブル7と、カメラ8と、培養液交換装置9などが設けられている。
ここでは、培養室Aと交換室Bの間でトレイを搬送するハンドリング装置が、第1アーム5とエレベータ6などで構成されている。
X−Yテーブル7は、培養室Aと交換室Bの配列方向である奥行き方向にスライダを駆動するYテーブル7Yと、横方向にYテーブル7Yを駆動するXテーブル7Xとで構成されている。カメラ8はYテーブル7Yのスライダに取り付けられている。
培養液交換装置9は、培養室Aの天板10上の作業位置に到着した時々のトレイT1〜T5にアクセスするように、培養室Aの上方位置に配置されている。
この細胞培養装置の各装置は、制御装置11によって指示されて、培養室Aに格納された一段目のトレイT1に対して処理を実行すると、二段目以降のトレイT2〜T5についても同じ処理を実施するように構成されている。
ここでは制御装置11の構成を、一段目のトレイT1に対する処理手順に基づいて説明する。図17は制御装置11のフローチャートを示す。
図3に示すステップS1では、制御装置11は、開閉扉1が閉鎖されている状態であることを確認してから一段目のゲートG1だけを開放するとともに、パンタグラフ式の第1アーム5を前側に前進させて第1アーム5の先端のハンド12を、開放されたゲートG1から培養室Aに格納された一段目のトレイT1の下側に差し入れる。
ステップS2では、図4に示すように第1アーム5によって一段目のトレイT1を交換室Bに引き出す。一段目のゲートG1は一段目のトレイT1が交換室Bに出庫したことを検出してその直後に閉じる。
ステップS3では、図5に示すようにエレベータ6が第1アーム5を持ち上げて一段目のトレイT1を持ち上げる。
ステップS4では、図6に示すように第1アーム5の下側に設けられたパンタグラフ式の第2アーム13が培養室Aの天板10側に延びて、第1アーム5のハンド12に支持されていた一段目のトレイT1を、培養室Aの天板10と培養液交換装置9の間に挿入する。この第2アーム13も前記ハンドリング装置に含まれる。
そして、培養液交換装置9の下方に到着した一段目のトレイT1にセットされている全ての培養容器P1〜P9に対して、吸着ノズル14を一斉に降下させて、全ての培養容器P1〜P9の蓋4に吸着ノズル14が吸着する。さらに、降下していた全ての吸着ノズル14を一斉に上昇させて、全ての培養容器P1〜P9の蓋4を、下方にあるディッシュ本体3よりも高い位置に持ち上げる。
ステップS5では、図7に示すように、トレイT1を支持している第2アーム13を培養室Aの側にさらに伸ばして、蓋4に対してトレイT1を移動させ、平面的に見た場合に、図8(a)(b)に示すように各ディッシュ本体3と蓋4との間に、ディッシュ本体3の一部が蓋4によって覆われずに露出した状態のディッシュ開口部15を形成する。
さらに、培養液交換装置9に指示して、図8(c)(d)と図9に示すように、全ての培養容器P1〜P9のディッシュ開口部15を通してディッシュ本体3に向かって、それぞれ第1ノズル16と第2ノズル17を差し込む。両ノズル16,17を同時に差し込んでもよい、時間をずらして差し込んでもよい。
具体的には、最初に第1ノズル16を介して使用済みの培養液をディッシュ本体3から一斉に吸い上げて除去する。除去が終了すると第2ノズル17を介して、新しい培養液をディッシュ本体3に一斉に注入する。培養液の一斉注入が完了すると、全ての第1,第2ノズル16,17を一斉に引き上げる。
係員によって、細胞培養装置の操作パネル18から「観察動作」が設定されている場合には、ステップS6を実行してからステップS7を実行する。
ステップS6では、培養液の注入が完了して蓋4が開いたディッシュ本体3が載った一段目のトレイT1を、図10に示すように、第2アーム13が奥側に後退してトレイT1を第1アーム5のハンド12に移載するとともに、X−Yテーブル7を駆動してカメラ8を培養容器P1〜P9の上方に移動させて、各ディッシュ本体3における培養状態を画像として順に読み取って、読み取った画像データを、各ディッシュ本体3の個体識別用のコードと関連づけて保存する。
なお、カメラ8の撮像中のディッシュ本体の特定は、カメラ8が撮影した画像からディッシュ本体3の個体識別用のコードを認識して特定する方法の他に、撮影位置のトレイの識別とX−Yテーブル7によるカメラ8の駆動座標とに基づいて、トレイ上のディッシュ本体の配置座標とその配置座標にセットされたディッシュ本体の個体識別用のコードとの対照テーブルを照合して、撮影したディッシュ本体3を特定する方法、カメラ8とは別のバーコードリーダがカメラ8の撮像中のディッシュ本体3のコードを読み取る方法、カメラ8の撮像前または撮影の後に、カメラ8とは別のバーコードリーダがカメラ8によって撮像するまたは撮像したディッシュ本体3のコードを読み取る方法などがある。
ステップS7では、培養容器P1〜P9の全てのディッシュ本体3における培養状態の撮影が完了した一段目のトレイT1を、図11に示すように、第2アーム13が手前側に前進して、蓋4が保持されている下方位置に各ディッシュ本体3が到着した位置で停止させる。その後に、それまで上昇位置で各蓋4を吸着保持していた吸着ノズル14が降下して、蓋4を各ディッシュ本体3に一斉に被せた後に、吸着ノズル14による吸着が解除され、その後に吸着ノズル14が一斉に上昇する。
ステップS8では、図12に示すように第2アーム13を奥側に後退させて一段目のトレイT1を第1アーム5のハンド12に移載する。
ステップS9では、図13に示すようにエレベータ6が第1,第2アーム5,13を降下させる。
ステップS10では、図14に示すように開閉扉1が閉鎖されている状態であることを確認してから一段目のゲートG1だけを開放するとともに、第1アーム5を前側に前進させて培養液の交換が完了した一段目のトレイT1を、培養室Aのラック2の一段目に戻す。その後は、第1アーム5を後退させてハンド12を培養室Aから引き抜いた後にゲートG1を閉鎖して図1の待機位置に戻る。
なお、係員によって「観察動作」が設定されていない場合には、ステップS6を飛び越して、ステップS5に次いでステップS7を実行する。
ステップS1〜ステップS10の一回のルーチンの実行によって、一段目のトレイT1にセットされた全ての培養容器に対する培養液の入れ替えが、自動かつ短時間で実施できる。
二段目以降のトレイT2〜T5についても同様に制御装置によって運転される。具体的には、ステップS1ではエレベータ6が第1アーム5を、培養室Aの二段目のラックの高さに上昇させ、培養室Aに向かって前進するとともに、開閉扉1が閉鎖されている状態であることを確認してから二段目のゲートG2だけを開放するとともに、第1アーム5の先端のハンド12を、開放されたゲートG2から培養室Aに格納された二段目のトレイT1の下側に差し入れる。以降も同様である。
(実施の形態2)
図15は実施の形態2の細胞培養装置の要部を示す。
実施の形態1では各トレイの上に複数の培養容器がマトリクス状に配置されていたが、図15(a)に示すようにトレイの上に複数の培養容器を環状に配置して構成することも出来る。ここでは8個の培養容器P1〜P8がトレイT1の上に、円形にセットされている。実施の形態1と同じものには同じ符号を付けて説明する。
制御装置11は次の点だけが、実施の形態1とは異なっている。
ステップS1〜ステップS5は、トレイの形状とこのトレイにおける培養容器の配置の形状が異なるだけで、その他は実施の形態1と同じである。
培養容器がマトリクス状に配置されていた実施の形態1のステップS4,ステップS5では、吸着ノズル14が吸着して培養液交換装置9が一斉に持ち上げた後に、トレイT1の位置を移動させてディッシュ開口部15を形成したが、この実施の形態2では図15(b)に示すように、8個の培養容器P1〜P8の蓋4を吸着している吸着ノズル14を、回転中心19のまわりに角度θだけ右回転させて、蓋4とディッシュ本体とを相対移動させることで、培養容器P1〜P8に一斉にディッシュ開口部15を形成する。その後、図15(c)に示すように、培養容器P1〜P8のディッシュ開口部15に、第1ノズル16を介して使用済みの培養液をディッシュ本体3から一斉に吸い上げて除去する。除去が終了すると第2ノズル17を介して、新しい培養液をディッシュ本体3に一斉に注入する。培養液の一斉注入が完了すると、全ての第1,第2ノズル16,17を一斉に引き上げる。両ノズル16,17は時間をずらして引き上げてもよい。
ステップS6では、図16に示すように、実施の形態1と同様に、培養液の注入が完了して蓋4が開いたディッシュ本体3が載った一段目のトレイT1を、第2アーム13が奥側に後退してトレイT1を第1アーム5のハンド12に移載するとともに、X−Yテーブル7を駆動してカメラ8を培養容器P1〜P8の上方に移動させて、各ディッシュ本体3における培養状態を画像として順に読み取って、読み取った画像データを、各ディッシュ本体3の個体識別用のコードと関連づけて保存する。
ステップS7では、一段目のトレイT1を、第2アーム13が手前側に前進して、蓋4が保持されている下方位置に各ディッシュ本体3が到着した位置で停止させる。その後に、8個の培養容器P1〜P8の蓋4を吸着している吸着ノズル14を、回転中心19のまわりに角度θだけ左回転させて、各ディッシュ本体3の位置に蓋4の位置を合わせた後に、それまで上昇位置で各蓋4を吸着保持していた吸着ノズル14が降下して、蓋4を各ディッシュ本体3に一斉に被せた後に、吸着ノズル14による吸着が解除され、その後に吸着ノズル14が一斉に上昇する。
ステップS8以降は実施の形態1と同じである。
上記の各実施の形態では説明されていないが、使用済みの第1,第2ノズル16,17は、次のトレイが作業位置に到着するまでの期間に、制御装置11の運転制御に基づいて、使用済みの第1,第2ノズル16,17を、交換室Bの庫内において未使用の第1,第2ノズル16,17にセットし直すルーチンが含まれている。
(実施の形態3)
この実施の形態3は、上記の各実施の形態のディッシュ本体3とトレイT1の具体例を示している。
図18に示すように、ディッシュ本体3の外周面には、180°の角度差で突起31a,31bが形成されている。また、ディッシュ本体3の外周面には突起31a,31bと規定の角度ずらした位置に、ここでは90°の位置にバーコードラベル32a,32bが貼り付けられている。
トレイT1の側には、図19(a)(b)に示すように突起31a,31bに対応して、位置決め用のブラケット33a,33bが、各ディッシュ本体3がセットされる位置にそれぞれ形成されている。
このように、トレイT1の各ディッシュ本体3がセットされる位置にブラケット33a,33bを形成したため、ブラケット33a,33bに突起31a,31bが入り込むように各ディッシュ本体3をトレイにセットすることによって、トレイT1における各ディッシュ本体3の位置を、正確に規定できる。なお、突起31a,31bの断面形状を丸形状にするとともに、ブラケット33a,33bの内側の角に、内側に向かって低くなる傾斜面34を形成することによって、ディッシュ本体3をトレイT1にセットするときの位置制御が簡単で、作業性が良好である。
図20は上記のようにトレイT1にセットされた各ディッシュ本体3のバーコードラベル32aまたは32bを読み取る状態を示している。前記カメラ8の撮影位置にあるディッシュ本体3のバーコードラベル32aまたは32bを、カメラ8とは別のカメラ35が、斜め方向から撮影し、その画像からバーコードを読み取って識別する。
(実施の形態4)
実施の形態3では、突起31a,31bがディッシュ本体3の底部から距離Lだけ上がった位置に形成されていたが、図21では突起31a,31bの下端が、ディッシュ本体3の底部と面一に形成されている点だけが、実施の形態3とは異なっている。
図22(a)(b)は更に別の具体例を示している。
上記の各具体例では、ディッシュ本体3に2つの突起31a,31bが設けられていたが、図22に示した例では、ディッシュ本体3に一つだけの突起31aを設け、その代わりに突起31aとは180°異なる位置のトレイT1の位置に、ディッシュ本体3の外形に当接する凹部36bが形成されたブラケット36を形成して、トレイT1におけるディッシュ本体3の位置決めを行っている。
本発明は、限られた期間により多くの培養試料を扱う分野の細胞培養装置の実現に寄与する。
A 培養室
B 交換室
P1〜P9 培養容器
T1〜T5 トレイ
G1〜G5 ゲート
1 開閉扉
2 ラック
3 ディッシュ本体
4 蓋
5 第1アーム
6 エレベータ
7 X−Yテーブル
7Y Yテーブル
7X Xテーブル
8 カメラ
9 培養液交換装置
10 培養室Aの天板
11 制御装置
12 第1アーム5の先端のハンド
13 第2アーム
14 吸着ノズル
15 ディッシュ開口部
16 第1ノズル
17 第2ノズル
18 操作パネル

Claims (7)

  1. 蓋付きの複数の培養容器を載せたトレイと、
    前記トレイを格納する培養室と、
    前記培養室の周辺に配置された交換室と、
    前記培養室と前記交換室の間で前記トレイを搬送するハンドリング装置と、
    前記交換室に搬入された前記トレイの複数の前記培養容器の蓋を一斉に脱着し、前記蓋が開放された複数の前記培養容器の培養液を一斉に交換する培養液交換装置とを含む
    細胞培養装置。
  2. 前記培養液交換装置は、作業位置に到着した前記トレイに載置された複数の前記培養容器の蓋を、複数の前記培養容器から一斉に持ち上げ、複数の前記培養容器と前記蓋との相対位置を変更して、前記培養容器と前記蓋の間に開口部を形成する
    請求項1記載の細胞培養装置。
  3. 前記培養液交換装置は、複数の前記容器本体の前記開口部のそれぞれに、複数の第1ノズルを挿入して培養液を吸引し、複数の第2ノズルを挿入して培養液を入れることで培養液を交換する
    請求項1または2記載の細胞培養装置。
  4. 前記培養室の上部に、前記交換室が位置し、前記培養室と前記交換室の側面に前記ハンドリング装置が位置する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
  5. 前記ハンドリング装置には、2軸方向に移動可能な撮像装置が配置されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
  6. 複数の前記培養容器には、それぞれ突起があり、前記トレイには、それぞれの前記突起に対応した凹部がそれぞれある
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
  7. 培養液の交換対象の複数の培養容器が載せられたトレイを、培養室から交換室への出庫する出庫工程と、
    前記複数の培養容器の蓋を部分的に一斉に取り外し、それぞれの前記培養容器に開口を設ける蓋取出工程と、
    前記開口を介して複数の培養容器のそれぞれの培養液の交換を一斉に行う培養液交換工程と、
    前記複数の培養容器に蓋をはめる蓋取付け工程と、
    培養液の交換が完了した前記複数の培養容器が載せられた前記トレイの前記交換室への入庫する入庫工程と、を含む
    細胞培養方法。
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