JP2014176199A - 電力貯蔵制御システムおよび電力貯蔵制御方法 - Google Patents

電力貯蔵制御システムおよび電力貯蔵制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】風力発電機による発電電力の予測値と実際の発電電力の値とに誤差がある場合でも、供給電力の変動を抑制する。
【解決手段】実施形態によれば、電力貯蔵制御システムは、複数の風力発電装置のそれぞれに対応して設けられ、複数の風力発電装置のそれぞれにより発電した電力の一部を充電するための電力貯蔵装置を制御するシステムであって、複数の風力発電装置に対する電力系統の連系点の電力値と、複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の予測値とに基づいて、供給電力の変動を抑制するための発電電力指令値を演算する演算手段をもつ。このシステムは、演算した複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値と同じ風力発電機による発電電力の値との間の誤差を補償するために、複数の風力発電装置のそれぞれに対応する電力貯蔵装置に対する充放電を制御する電力貯蔵制御装置をもつ。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電力貯蔵制御システムおよび電力貯蔵制御方法に関する。
風力発電システムでは、周囲の風速などを測定して発電電力を予測し、この予測した発電電力に基づいて風力発電機への発電指令を行っている。風力発電機が複数設けられるウィンドファ−ムなどでは、予測値の細かい変動が生じた際に、この変動に応じて互いの風力発電機間の発電電力の融通による干渉を行う事で、各風力発電機に対する電力系統の連系点に供給される電力の変動を抑制することが可能であり、ある程度の発電制御も可能である。
特開平11−262186号公報 特開2010−84545号公報 特開2011−229205号公報
しかしながら発電電力の予測値と実際の発電電力の値との間には誤差があり、特に、風況の急変などにより予測値に応じた発電が行えなくなると、発電電力の予測値と実際の発電電力の値との間の誤差が著しく大きくなる。この場合、予測値の変動に応じて互いの風力発電機間の発電電力の融通を行ったとしても、供給電力の変動を必要十分に抑制する事ができない。
本発明が解決しようとする課題は、風力発電機による発電電力の予測値と実際の発電電力の値との間に誤差がある場合でも、供給電力の変動を抑制することが可能な電力貯蔵制御システムおよび電力貯蔵制御方法を提供することにある。
実施形態によれば、電力貯蔵制御システムは、複数の風力発電装置のそれぞれに対応して設けられ、複数の風力発電装置のそれぞれにより発電した電力の一部を充電するための電力貯蔵装置を制御するシステムであって、複数の風力発電装置に対する電力系統の連系点の電力値と、複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の予測値とに基づいて、複数の風力発電装置から電力系統に供給される電力の変動を抑制するための複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値を演算する演算手段をもつ。この電力貯蔵制御システムは、複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の値を測定する測定手段と、演算手段により演算した複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値と測定手段により測定した同じ風力発電機による発電電力の値との間の誤差を補償するように、複数の風力発電装置のそれぞれに対応する電力貯蔵装置に対する充放電を制御する電力貯蔵制御手段とをもつ。
第1の実施形態における風力発電システムの構成例を示す図。 第1の実施形態における風力発電システムのウィンドファーム制御装置の発電指令生成部の構成例を示すブロック図。 第1の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵制御装置の構成例を示すブロック図。 第2の実施形態における風力発電システムの構成例を示す図。 第2の実施形態における風力発電システムのウィンドファーム制御装置および電力貯蔵制御装置の構成例を示すブロック図。 第2の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵装置の構成例を示す図。 第2の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵制御装置の充放電電力制御部による処理動作を説明するための図。 第2の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵制御装置の発電指令演算部の構成例を示すブロック図。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における風力発電システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態における風力発電システムは、ウィンドファーム(風力発電装置群)をなしており、複数の風力発電機(単機風力発電設備)1(1−1,1−2,…,1−N)が同一の発電所に設置される。これらの風力発電機1に対応して電力貯蔵装置6(6−1,6−2,…,6−N)が設置される。
複数の風力発電機1のそれぞれには、電力変換器4(4−1,4−2,…4−N)が対応して設けられる。電力変換器4は、対応する風力発電機1による発電電力を直流電力から交流電力に変換して電力系統の連系点へ送出する。
また、それぞれの電力変換器4と電力系統の連系点との間には電力貯蔵用の電力変換器5(5−1,5−2,…,5−N)、電力貯蔵制御装置7(7−1,7−2,…,7−N)が対応して設けられる。電力貯蔵装置6は、電力変換器5と電力貯蔵制御装置7とに併設される。電力変換器5は、電力変換器4からの交流電力を直流電力へ変換して電力貯蔵装置6に貯蔵したり、この電力貯蔵装置6に貯蔵される直流電力を交流電力に変換して電力系統の連系点へ供給したりする。
電力系統の連系点に供給される電力の変動を抑制する為に、電力変換器5は、必要に応じて電力貯蔵制御装置7による制御のもとに電力貯蔵装置6に対する充放電制御を行う。
複数の風力発電機1のそれぞれの近傍には発電電力予測部3(3−1,3−2,…,3−N)が対応して設けられる。発電電力予測部3は、対応する風力発電機1の周辺の風速や風向などを計測する。この計測結果に基づいて、発電電力予測部3は、対応する風力発電機1の発電電力を予測し、この予測結果である発電予測電力値をウィンドファーム制御装置2へ送信する。
図1に示すように、ウィンドファーム制御装置2は、発電指令生成部21を有する。電力系統の連系点に供給される電力変動を抑制するために、この発電指令生成部21は、それぞれの風力発電機1に対する発電指令値(発電電力指令値)を生成する。
図2は、第1の実施形態における風力発電システムのウィンドファーム制御装置の発電指令生成部の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、ウィンドファーム制御装置2の発電指令生成部21は、変動抑制演算部211および電力振り分け部212を有する。
変動抑制演算部211は、連系点における入出力電力の検出用のメータ102による件出力電力を入力する。この入力結果に基づいて、変動抑制演算部211は、電力系統の連系点に供給される電力の出力変動幅を所定の範囲内に抑制する為のウィンドファーム全体の発電指令を出力する。この発電指令は、例えば電力会社が規定するような20分間の最大出力変動幅を風力発電システムの定格出力の±10%以内に抑制するための発電指令である。
それぞれの風力発電機1に対応する発電電力予測部3からの発電予測電力値は、所定の電力マージンが差し引かれて電力振り分け部212に出力される。この電力マージンは、風力発電機1に対するピッチ制御により抑制可能な発電電力である。このピッチ制御は、風速や風向きなどに基づいて風力発電機1の羽の角度を調整する事による発電電力の制御である。
変動抑制演算部211で演算されたウィンドファーム全体の発電指令の値と風力発電機1のそれぞれについて電力マージンが差し引かれた予測値に基づいて、電力振り分け部212は、それぞれの風力発電機1に対する発電指令を算出する。この指令値は、それぞれの風力発電機1による実際の発電電力を予測値に近づけるための値となる。これにより、ウィンドファーム全体の発電指令を各風力発電機1に対する発電電力の指令に振り分けることができる。図1や図2に示すように、この算出された発電指令8(8−1,8−2,…,8−N)は、それぞれの風力発電機1に対応する電力変換器4に出力される。
また、図1や図2に示すように、この算出された発電指令は、風力発電機1に対応する電力貯蔵装置6を制御するための電力貯蔵制御装置7にも送信される。
図1に示すように、同じ風力発電機1に対応する電力変換器4と電力貯蔵制御装置7との間には、メータ101(101−1,101−2,…,101−N)が対応して設けられる。このメータ101は、対応する風力発電機1から電力変換器4を介した発電電力を計測する。
図3は、第1の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵制御装置の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、電力貯蔵制御装置7は、対応するメータ101により測定した発電電力値からウィンドファーム制御装置2の電力振り分け部212からの発電指令8(図2参照)の値を差し引いた値を求める。この求めた値が発電指令の値と実際の発電電力の値との誤差となる。電力貯蔵制御装置7は、この求めた値に制御ゲイン7aを施して電力貯蔵装置6に対する充放電電力指令とする。電力貯蔵制御装置7は、この充放電電力指令を対応する電力変換器5に出力する。測定した発電電力値が発電指令8の値より大きければ、電力貯蔵装置6に充電指令が出力される。また、測定した発電電力値が発電指令8の値より小さければ、電力貯蔵装置6に放電指令が出力される。充放電電力指令が充電指令の場合は指令値の正負符号を+とする。充放電電力指令が放電指令の場合は指令値の正負符号を−とする。
例えば、電力貯蔵制御装置7−1からの充電指令を入力すると、電力変換器5−1は、電力変換器4−1からの電力を電力貯蔵装置6−1に充電するための制御を行う。また、例えば電力貯蔵制御装置7−1からの放電指令を入力すると、電力変換器5−1は、電力貯蔵装置6−1に貯蔵される電力を電力系統の連系点に放電するための制御を行う。これにより、各風力発電機1のそれぞれによる発電予測値と当該風力発電機1による実際の発電出力値との誤差を補償する為の電力貯蔵装置6に対する充放電がなされる。
ウィンドファーム構成の風力発電では、複数の風力発電機による発電電力を予測し、この予測した発電電力に基づいて風力発電機間での発電電力の融通を行うことで、電力系統の連系点での電力変動が抑制できるように複数の風力発電機の発電電力の制御を行う。しかし、予測される発電量は、風況の急変などに起因して得られない場合がある。
本実施形態では、複数の風力発電機1のそれぞれへの発電指令値を対応する電力貯蔵制御装置7に通知し、実際の発電電力が発電指令値に追従できずに各風力発電機1による発電予測値と実際の発電電力値との誤差が生じた場合に、この誤差による電力の過不足分を電力貯蔵装置6に対する充放電制御を行う。この充放電制御を行うことで、誤差による電力の過不足分を補償することができる。
また、本実施形態では、ピッチ制御による発電マージンを考慮して複数の風力発電機1のそれぞれへの発電指令値を求める。本実施形態では、この発電指令値を求めた上で、ピッチ制御により、供給電力の変動を抑制する。本実施形態では、この供給電力の変動を抑制しつつ、各風力発電機1による発電予測値と実際の発電電力値との誤差が大きくなった場合の電力の過不足分の補助的な補償として電力貯蔵装置6に対する充放電制御を行うことができる。これにより、電力貯蔵装置6の貯蔵容量の小型化を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態における風力発電システムの構成のうち第1の実施形態と同一部分の説明は省略する。
図4は、第2の実施形態における風力発電システムの構成例を示す図である。
図4に示すように第2の実施形態における風力発電システムでは、第1の実施形態で説明した電力貯蔵装置6の推定エネルギー状態を示す信号が、それぞれの風力発電機1に対応する電力貯蔵制御装置7からウィンドファーム制御装置2の発電指令生成部21に出力される。
図5は、第2の実施形態における風力発電システムのウィンドファーム制御装置および電力貯蔵制御装置の構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、第2の実施形態では、ウィンドファーム制御装置2の発電指令生成部21は、それぞれの風力発電機1に対応する充放電電力制御部22(22−1,22−2,…,22−N)を有する。また、発電指令生成部21は、発電指令演算部23を有する。この発電指令演算部23は、第1の実施形態で説明した変動抑制演算部211と電力振り分け部212とを有する。発電指令生成部21の詳細については後で述べる。
図5に示すように、第2の実施形態におけるそれぞれの風力発電機1に対応する電力貯蔵制御装置7は、エネルギー状態推定部7bを有する。エネルギー状態推定部7bの詳細については後で述べる。
図6は、第2の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵装置の構成例を示す図である。
例えば、電力貯蔵制御装置7−1のエネルギー状態推定部7bは、対応する電力貯蔵装置6−1の電力貯蔵装置端電圧71(図6参照)、電力貯蔵装置端電流72(図6参照)、電力貯蔵装置温度73(図6参照)を示す信号を入力する。エネルギー状態推定部7bは、入力元の電力貯蔵装置6−1のエネルギー状態(SOC(State Of Charge))を推定する。
エネルギー状態推定部7bは、電力貯蔵装置端電圧71の代わりに電力貯蔵装置6を構成する最小単位のセルの電圧74(図6参照)を示す信号を入力して、この信号に基づいて入力元の電力貯蔵装置6のエネルギー状態を推定しても良い。
図7は、第2の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵制御装置の充放電電力制御部による処理動作を説明するための図である。
図7に示すように、電力貯蔵制御装置7の充放電電力制御部22は、電力貯蔵装置6のエネルギー状態の値(推定エネルギー値)が充放電を正常に行うための所定の範囲に入るようにするための充放電電力を演算する。この演算は発電予測電力の変動を抑制しながらなされる。
例えば図7に示すように、電力貯蔵装置6のエネルギー状態の値に上限値(上限SOC)と下限値(下限SOC)とを設定する。この設定は、電力貯蔵装置6−1〜6−Nのそれぞれの特性に応じて個別になされる。
例えば電力貯蔵装置6−1の推定エネルギー状態を示す値が上限SOCの値を超えた場合には(S1のYES)、電力貯蔵装置6−1に貯蔵されたエネルギーを電力変換器5−1を介して電力系統の連系点に放出して電力貯蔵装置6−1の推定エネルギー状態を示す値を上限SOC以下の値にするために、充放電電力制御部22−1は、電力貯蔵装置6−1のSOC調整用の放電電力を電力貯蔵用の電力変換器5の定格出力電力として設定して、発電指令演算部23に出力する(S3)。
同様に、電力貯蔵装置6−1の推定エネルギー状態を示す値が下限SOCを下回る場合には(S2のYES)、風力発電機1−1により発電されたエネルギーを電力変換器5−1を介して電力貯蔵装置6−1に充電して電力貯蔵装置6−1の推定エネルギー状態を示す値を下限SOC以上の値にするために、充放電電力制御部22−1は、電力貯蔵装置6−1のSOC調整用の充電電力を電力貯蔵用の電力変換器5−1の定格出力電力として設定して、発電指令演算部23に出力する(S4)。
また、電力貯蔵装置6−1の推定エネルギーを示す値が規定の範囲内(上限SOCの値以下で下限SOCの値以上)であれば(S2のNO)、充放電電力制御部22−1は、電力貯蔵装置6−1のSOC調整用の充放電電力を0に設定する(S5)。この場合は、SOC調整のための電力貯蔵装置6−1に対する充放電制御はなされない。
電力変換器5に対する充放電電力の設定値は運用者が適宜決めることの出来る値であり、前述した電力貯蔵用の電力変換器5の定格出力電力に限られない。また、風力発電機1のピッチ制御により抑制できる発電電力が電力貯蔵用の対応する電力変換器5の定格出力電力よりも小さければ、当該抑制できる発電電力を充放電電力の設定値として設定して、SOC調整のための電力貯蔵装置6に対する充放電を行わないようにしてもよい。
図8は、第2の実施形態における風力発電システムの電力貯蔵制御装置の発電指令演算部の構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、それぞれの風力発電機1に対応する発電電力予測部3からの発電予測電力値に対しては、第1の実施形態で説明した所定の電力マージンが差し引かれて、かつ充放電電力制御部22からのSOC調整用充放電電力の値が加算される。SOC調整用の充電であれば、加算するSOC調整用充放電電力の値の正負符号を+とする。また、SOC調整用の放電であれば、加算するSOC調整用充放電電力の値の正負符号を−とする。この加算後の値は、対応する風力発電機1の発電可能電力の値として電力振り分け部212に出力される。
メータ102による連系点の検出電力に基づいて、変動抑制演算部211は、発電電力の出力変動幅を第1の実施形態で説明した所定の範囲内に抑制する為のウィンドファーム全体の発電指令を電力振り分け部212に出力する。
変動抑制演算部211で演算されたウィンドファーム全体の発電指令の値と、それぞれの風力発電機1の発電可能電力の値とに基づいて、電力振り分け部212は、それぞれの風力発電機1の為の発電指令8の値を算出する。この発電指令8の値は、それぞれの風力発電機1による実際の発電電力の値を発電可能電力の値に近づけるための値となる。これにより、充放電電力制御部22で算出されたSOC調整用充放電電力を考慮して、それぞれの風力発電機1の為の発電指令8を求めることができる。発電予測電力値が同じ条件において、電力貯蔵装置6のSOC調整のための充電を要すれば、対応する風力発電機1の為の発電指令8の値は大きくなり、SOC調整のための放電を要すれば、対応する風力発電機1の為の発電指令8の値は小さくなる。
図4や図5に示すように、風力発電機1の為の発電指令8は、それぞれの風力発電機1に対応する電力変換器4に出力される。
また、図4や図5に示すように、風力発電機1の為の発電指令8は、それぞれの風力発電機1に対応する電力貯蔵装置6を制御する電力貯蔵制御装置7にも送信される。
図8に示すように、それぞれの風力発電機1に対応する充放電電力制御部22からのSOC調整用充放電電力の値に基づいて、電力振り分け部212は、SOC調整用充放電電力指令を出力する。また、このSOC調整用充放電電力指令の値は、各風力発電機1に対応する電力貯蔵装置6のそれぞれについて算出される。SOC調整用の充電であれば、SOC調整用充放電電力指令の値の正負符号を+とする。また、SOC調整用の放電であれば、SOC調整用充放電電力指令の値の正負符号を−とする。
図5に示すように、電力貯蔵制御装置7は、メータ101により測定した発電電力値からウィンドファーム制御装置2の電力振り分け部212からの発電指令(図8参照)を差し引いた値に制御ゲイン7aを施して電力貯蔵装置6に対する充放電電力指令を対応する電力変換器5に出力する。
また、図5に示すように、電力貯蔵制御装置7から出力された充放電電力指令には、発電指令演算部23の電力振り分け部212からのSOC調整用充放電電力指令(図8参照)の値が加算されて、それぞれの風力発電機1に対応する電力貯蔵用の電力変換器5に出力される。
つまり、第2の実施形態では、各風力発電機1による発電予測値と実際の発電出力値との誤差を補償するための充放電電力指令と、電力貯蔵装置6のエネルギー状態の値を正常な充放電が行える範囲内とするためのSOC調整用充放電電力指令とをあわせた指令を、電力貯蔵用の電力変換器5への充放電電力指令としている。
この第2の実施形態では、発電電力予測値に対してSOC調整用充放電電力を考慮した上で各風力発電機1に対する指令の振り分けを実施する。よって、電力貯蔵装置のエネルギー状態を適切に保持することができる。
また、本実施形態では、ピッチ制御による発電マージンおよびSOC調整用充放電電力を考慮して複数の風力発電機1のそれぞれへの発電指令値を求めた上で、ピッチ制御により供給電力の変動の抑制を行う。そして、各風力発電機1による発電予測値と実際の発電電力値との誤差が大きくなった場合の電力の過不足分の補助的な補償として電力貯蔵装置6に対する充放電制御を行うことができる。これにより、電力貯蔵装置6の貯蔵容量の小型化を図ることができる。
また、第2の実施形態では、系統電力を用いることなく、風力発電機の発電電力を用いて電力貯蔵装置の充放電を実施することが出来る。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、風力発電機による発電電力の予測値と実際の発電電力の値とに誤差がある場合でも、供給電力の変動を抑制することができる。
発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…風力発電機、2…ウィンドファーム制御装置、3…発電電力予測部、4…風力発電機用の電力変換器、5…電力貯蔵装置用の電力変換器、6…電力貯蔵装置、7…電力貯蔵制御装置、21…発電指令生成部、22…充放電電力指令部、23…発電指令演算部、101…風力発電入出力電力検出用のメ−タ、102…連系点入出力電力検出用のメ−タ、211…変動抑制演算部、212…電力振り分け部。

Claims (4)

  1. 複数の風力発電装置のそれぞれに対応して設けられ、前記複数の風力発電装置のそれぞれにより発電した電力の一部を充電するための電力貯蔵装置を制御するシステムであって、
    前記複数の風力発電装置に対する電力系統の連系点の電力値と、前記複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の予測値とに基づいて、前記複数の風力発電装置から前記電力系統に供給される電力の変動を抑制するための前記複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値を演算する演算手段と、
    前記複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の値を測定する測定手段と、
    前記演算手段により演算した前記複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値と前記測定手段により測定した同じ風力発電機による発電電力の値との間の誤差を補償するように、前記複数の風力発電装置のそれぞれに対応する電力貯蔵装置に対する充放電を制御する電力貯蔵制御手段と
    を備えたことを特徴とする電力貯蔵制御システム。
  2. 前記複数の風力発電装置のそれぞれに対応する電力貯蔵装置のエネルギー状態を示す値を当該電力貯蔵装置に対する充放電を正常に行うための所定の範囲内とするための当該電力貯蔵装置に対する充放電電力を計算する計算手段を備え、
    前記演算手段は、
    前記複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の予測値に前記計算した充放電電力を考慮した値と前記連系点の電力値とに基づいて、前記発電電力指令値を演算し、
    前記電力貯蔵制御手段は、
    前記誤差を補償するために、前記複数の風力発電装置のそれぞれに対応する電力貯蔵装置に対する充放電を制御し、かつ、前記電力貯蔵装置のエネルギー状態を示す値を所定の範囲内とするための当該電力貯蔵装置に対する充放電の制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵制御システム。
  3. 前記演算手段は、
    前記複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の予測値に対し、前記風力発電装置におけるピッチ制御により制御可能な発電電力の値を差し引いた値と、前記複数の風力発電装置に対する電力系統の連系点の電力値とに基づいて、前記複数の風力発電装置から前記電力系統に供給される電力の変動を抑制するための前記複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値を演算する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力貯蔵制御システム。
  4. 複数の風力発電装置のそれぞれに対応して設けられ、前記複数の風力発電装置のそれぞれにより発電した電力の一部を充電するための電力貯蔵装置を制御する方法であって
    前記複数の風力発電装置に対する電力系統の連系点の電力値と、前記複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の予測値とに基づいて、前記複数の風力発電装置から前記電力系統に供給される電力の変動を抑制するための前記複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値を演算し、
    前記複数の風力発電装置のそれぞれによる発電電力の値を測定し、
    前記演算した前記複数の風力発電装置のそれぞれへの発電電力指令値と前記測定した同じ風力発電機による発電電力の値との間の誤差を補償するように、前記複数の風力発電装置のそれぞれに対応する電力貯蔵装置に対する充放電を制御する
    ことを特徴とする電力貯蔵制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018533352A (ja) * 2015-09-14 2018-11-08 アーベーベー シュヴァイツ アクツィエンゲゼルシャフト 発電プラントのランプレート制御

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