図1は、本発明の一実施例である動画情報配信システム10の構成を説明する図である。この図1に示すように、本実施例の動画情報配信システム10は、情報配信サービス提供会社によって運営されるサーバ装置(センタ装置)12と、通信端末装置である複数(図1では2つを例示している)のパーソナルコンピュータ14(以下、PC14と称する)と、同じく通信端末装置である複数(図1では1つを例示している)の携帯電話機16と、同じく通信端末装置である複数(図1では1つを例示している)のタブレット端末18と、所定の通信回線20とを、備えて構成されている。この通信回線20は、例えば公衆電話回線、ADSL回線、或いは光ファイバ回線等から構成されるWWW(World Wide Web)等のインターネットに接続されたものであり、前記サーバ装置12及びPC14は、何れも前記通信回線20に接続されることで、その通信回線20を介して相互に情報の通信が可能とされている。また、前記携帯電話機16及びタブレット端末18は、中継基地局22を介して前記通信回線20に接続されており、前記サーバ装置12と前記携帯電話機16或いはタブレット端末18との間でも相互に情報の通信が可能とされている。
前記動画情報配信システム10は、カラオケ装置を用いたカラオケシステム30を含んで構成されている。例えば、図1に示すように、カラオケボックス、スナック、旅館等の店舗32における複数の個室34a、34b、34c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に個室34と称する)にそれぞれ1台乃至は複数台ずつ(図1では1台ずつ)カラオケ装置36a、36b、36c、・・・(以下、特に区別しない場合には単にカラオケ装置36と称する)が設置されている。これら複数のカラオケ装置36は、ルータ44を介して前記通信回線20に接続されており、上述のようにその通信回線20に接続されたサーバ装置12等との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。すなわち、前記カラオケ装置36は、前記PC14及び携帯電話機16等と同様に、前記通信回線20に接続されて前記サーバ装置12との間で情報の通信を行う通信端末装置に対応する。
前記動画情報配信システム10に含まれるカラオケシステム30において、前記サーバ装置12は、カラオケ情報(楽曲データ)、背景映像情報、曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の保管や入出力管理の基本的な制御を行うサーバとして機能し、前記通信回線20を介して前記カラオケ装置36に定期的にコンテンツの配信を行うと共に、そのカラオケ装置36からの要求に応じて所定の機能制御プログラムを送信する。また、前記カラオケシステム30は、複数の電子早見本装置38a、38b、38c、・・・(以下、特に区別しない場合には単に電子早見本装置38と称する)を備えており、前記カラオケ装置36の利用に際して、各利用者(グループ)毎に1台乃至数台ずつの電子早見本装置38が貸与され、各個室34において後述するように前記カラオケ装置36の遠隔操作装置として用いられるようになっている。前記店舗32内には前記複数のカラオケ装置36を相互に接続するLAN40が敷設されており、前記電子早見本装置38からのカラオケ装置36への入力は、所定のアクセスポイント42及びLAN40を介したLAN通信等により行われる。
図2は、前記サーバ装置12の構成を例示する図である。このサーバ装置12は、中央演算処理装置であるCPU50により随時書込読出メモリであるRAM54の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM52に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、ファイルの管理や入出力制御、前記通信回線20を介してのアクセス等の管理、その通信回線20を介しての通信制御等の各種制御を実行するサーバである。また、図2に示すように、例えばTFT(Thin Film Transistor Liquid Crystal)やPDP(Plasma Display Panel)等の映像表示装置56と、その映像表示装置56による映像の表示を制御するグラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部58と、キーボード等の入力装置60と、その入力装置60による入力を処理するための入力インターフェイス62と、前記CPU50等を前記通信回線20に接続するためのモデム64とを、備えて構成されている。
また、前記サーバ装置12は、前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30に係る各種情報を記憶するデータベースとして、動画データベース66、SNSデータベース68、及び楽曲データベース70をはじめとする各種データベースを備えている。これら動画データベース66、SNSデータベース68、及び楽曲データベース70それぞれの記憶内容については、図5に示す各種制御機能の説明と併せて後述する。なお、図2に示すように、本実施例では前記動画データベース66、SNSデータベース68、及び楽曲データベース70がそれぞれ異なる記憶装置に設けられた態様について説明するが、それらデータベースが同一の記憶装置に設けられたものであってもよい。例えば、前記動画データベース66は、前記SNSデータベース68の一部として設けられたものであってもよい。また、前記動画データベース66、SNSデータベース68、及び楽曲データベース70がそれぞれ個別のサーバ装置に備えられ、それら複数のサーバ装置が相互に連繋して以下に説明する本実施例の制御を実行するものであってもよい。
図3は、前記PC14の構成を例示する図である。このPC14は、中央演算処理装置であるCPU74により随時書込読出メモリであるRAM78の一時記憶機能を利用しつつ読出専用メモリであるROM76に予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う所謂ノイマン式コンピュータであり、一般にデスクトップパソコンやノートパソコン等と称される家庭用パーソナルコンピュータである。また、図3に示すように、映像表示部として機能するTFTやPDP等の映像表示装置80と、その映像表示装置80による映像の表示を制御するグラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部82と、キーボード84及びマウス86等の入力装置と、それら入力装置による入力を処理するための入力インターフェイス88と、前記CPU74等を前記通信回線20に接続するためのモデム90と、記憶装置であるハードディスク92とを、備えて構成されている。また、このPC14は、所謂WWW(World Wide Web)ウェブサイトの情報を表示させると共にそのウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるブラウザ(WWWブラウザ)等の一般的なアプリケーションを機能的に備えたものである。
図4は、前記カラオケ装置36の構成を例示するブロック線図である。この図4に示すように、前記カラオケ装置36は、中央演算処理装置であるCPU100と、読出専用メモリであるROM102と、随時書込読出メモリであるRAM104と、記憶装置であるハードディスク106と、グラフィックスチップ(グラフィックスボード)等の映像処理部108と、サウンドチップ(サウンドボード)等の音声処理部110と、操作パネル112と、表示制御部114及び入力制御部116を介して前記CPU100に接続されたタッチパネルディスプレイ118と、LANインターフェイス124と、無線通信部126と、撮像装置であるデジタルカメラ128と、ビデオ出力端子130を介して前記映像処理部108に接続された映像表示装置であるディスプレイ132と、オーディオ入力端子134を介して前記音声処理部110に接続された音声入力装置であるマイクロフォン136と、オーディオ出力端子138を介して前記音声処理部110に接続された音声増幅装置であるアンプ140と、そのアンプ140に備えられた音声出力装置であるスピーカ142とを、備えて構成されている。
前記CPU100は、前記RAM104の一時記憶機能を利用しつつ前記ROM102に予め記憶された所定のプログラムに基づいて電子情報を処理・制御する所謂マイクロコンピュータであり、前記カラオケ装置36における各種制御を実行する。すなわち、前記操作パネル112、タッチパネルディスプレイ118、或いは電子早見本装置38等により所定の楽曲(カラオケ演奏曲)が選曲入力された場合、その選曲入力された楽曲を前記RAM104等に設けられた予約曲テーブルに登録する選曲予約制御、その予約曲テーブルの演奏順に従って前記ハードディスク106から前記RAM104に選曲されたカラオケ演奏曲の演奏情報及び歌詞情報(楽曲データ)を読み出す楽曲データ読出制御、楽曲の演奏進行に応じてそのRAM104から前記音声処理部110へ演奏情報を送信する演奏出力制御、その演奏出力制御に際して前記RAM104に展開された歌詞情報に基づいて歌詞文字映像を生成して前記映像処理部108へ送信する歌詞文字映像出力制御、前記演奏出力制御に際して前記映像処理部108を制御して所定の背景映像を再生させる背景映像出力制御、及びカラオケ演奏が行われていない間すなわち曲間において、新譜情報、選曲ランキング、店舗広告等の曲間情報を出力させる曲間情報出力制御等の基本的な制御に加えて、後述する本実施例の動画出力制御、同期演奏制御、及び演奏記録制御等の各種制御を実行する。
前記映像処理部108は、前記ディスプレイ132に表示される画面(映像)の描画に係る各種制御を行う。例えば、前記CPU100から供給されるデータに基づいてグラフィックスメモリにそのデータを書き込み、そのデータを読み出すことによって前記ビデオ出力端子130を介して前記ディスプレイ132に所定の画面を表示させる制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置36による楽曲の演奏出力(カラオケ演奏)に際して、前記CPU100において生成された歌詞文字映像等の文字映像(テロップ)を出力させたり、前記ハードディスク106に記憶されたMPEG(Moving Picture Experts Group)データ等の背景映像情報に基づいて所定の背景映像を再生(デコード)させたり、その背景映像の前面側に前記歌詞文字映像を合成させて前記ディスプレイ132に表示させたり、その歌詞文字映像を前記楽曲の演奏進行に応じて順次色替わり表示させる等の各種表示制御を行う。なお、本実施例においては、前記映像処理部108により前記ディスプレイ132の表示制御を行う一方、後述する表示制御部114により前記タッチパネルディスプレイ118(表示装置120)の表示制御を行う態様について説明するが、前記映像処理部108により前記タッチパネルディスプレイ118の表示制御をも行う態様も考えられる。この態様において、前記表示制御部114は必ずしも設けられなくともよい。
前記音声処理部110は、FM音源やPCM音源等の各種音源を備え、前記カラオケ装置36による音声出力に係る各種制御を行う。好適には、電子回路により音を合成し、各種音色を発生するシンセサイザ(synthesizer)を備えている。このシンセサイザは、前記ハードディスク106から読み出されて送られて来るカラオケ演奏曲の演奏情報に基づいて楽器の演奏信号等の音楽信号を生成する。前記シンセサイザは、好適には、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)端子を備えたものであり、前記演奏情報は、例えばMIDI形式のデータである。そのMIDIデータに基づいて前記シンセサイザにより生成された音楽信号は、前記マイクロフォン136から前記オーディオ入力端子134を介して入力される利用者(演奏者)の歌声とミキシングされ、前記オーディオ出力端子138を介して前記アンプ140に供給されてそのアンプ140により増幅されて前記スピーカ142から出力される。
前記操作パネル112は、前記カラオケ装置36の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための操作ボタン(スイッチ)或いはつまみを備えた入力装置である。また、前記タッチパネルディスプレイ118は、画像(映像)を表示させると共に利用者の操作に応じて前記カラオケ装置36への操作入力を行う装置であり、そのタッチパネルディスプレイ118に所定の画像(映像)を表示させる表示装置120と、利用者の指や図示しない備え付けのペン等による前記タッチパネルディスプレイ118への接触により入力を行うタッチパネル122とを、備えている。前記表示制御部114は、前記CPU100から供給される情報に基づいて前記表示装置120に表示される画面(映像)の描画を制御する映像処理部である。前記入力制御部116は、前記タッチパネル122により入力される操作入力情報を前記CPU100等に供給する入力処理部である。以上の構成を備えていることで、前記タッチパネルディスプレイ118は、前記ディスプレイ132とは別に第2の映像表示装置として機能すると共に、前記カラオケ装置36の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力装置として機能する。
前記LANインターフェイス124は、前記カラオケ装置36をLAN接続端子144を介して前記LAN40に接続するための接続器であり、そのように前記LAN40に接続されることで、前記カラオケ装置36は、同様に前記LAN40に接続された前記電子早見本装置38等の他の機器との間で情報の送受信が可能とされる。また、前記カラオケ装置36が設置される店舗等に複数台のカラオケ装置が備えられている場合において、同様に前記LAN40に接続されたカラオケ装置相互間において情報の送受信が可能とされる。例えば、前記LAN40に接続されたアクセスポイント42を介して受信される電子早見本装置38からの選曲入力を受け付けて前記RAM104に設けられた予約曲テーブルに記憶したり、そのアクセスポイント42を介して前記カラオケ装置36から電子早見本装置38へ所定の情報を送信したりというように、電波を介して前記カラオケ装置36と電子早見本装置38との間における相互の情報のやりとりが実行される。
前記カラオケ装置36は、図1に示すように、前記LAN40及びルータ44等を介して前記通信回線20に接続されており、同様にその通信回線20に接続された他の機器との相互間でその通信回線20を介して情報の通信が可能とされている。好適には、前記通信回線20を介して前記サーバ装置12に接続されており、そのサーバ装置12から動画情報、楽曲データ(カラオケデータ)、背景映像情報、及び曲間情報等のデジタルコンテンツ(Digital Contents)の配信を受け付けるものである。すなわち、前記カラオケ装置36は、好適には、所定の通信回線に接続されてサーバとの間で各種情報の送受信を行う通信カラオケ装置である。
前記無線通信部126は、前記カラオケ装置36と前記電子早見本装置38等の入力装置との間の無線通信を行う。例えば、前記電子早見本装置38等の入力装置から送信されるリモコン信号を受信するリモコン受信部として機能する。前記カラオケ装置36と電子早見本装置38との対応付け(くくりつけ)処理は、好適には、斯かるリモコン信号(赤外線信号)により前記無線通信部126を介して行われる。すなわち、前記電子早見本装置38は、それぞれ個別のシリアル番号を有しており、前記対応付け処理においては、例えばそのシリアル番号(例えば、下4桁)及び所定の接続コードを含む信号が接続通知として前記カラオケ装置36へ送信され、前記無線通信部126によりその接続信号を受信したカラオケ装置36に対して前記電子早見本装置38が対応付けられる。そのようにして前記カラオケ装置36に対応付けられた電子早見本装置38は、そのカラオケ装置36の入力装置(遠隔操作装置)として機能し、その電子早見本装置38から送信される信号が前記CPU100に供給されることで、前記カラオケ装置36の利用者が歌いたい楽曲を選択したり、楽曲の演奏出力に係る音程を調整したり、演奏と歌との音量バランスを調整したり、その他、エコー、音量、トーン等の各種調整を行うための入力が受け付けられるようになっている。なお、前記対応付け処理が行われた後、前記電子早見本装置38と前記カラオケ装置36との間の通信は、前記LAN40及びアクセスポイント42等を介したLAN通信により行われる。また、本実施例においては、前記カラオケ装置36に対応付け処理の行われた電子早見本装置38等の入力装置もそのカラオケ装置36の一部を構成するものであるとして以下の説明を行う。
前記デジタルカメラ128は、例えばCCD(charge coupled device)等の撮像素子及びレンズを備え、そのレンズから入射される映像をCCDにより検知し、その映像を電子情報(映像データ)として取得する所謂デジタルビデオカメラであり、少なくとも動画(時間の経過に従い変化する動きのある映像)を撮影し得るものであるが、必要に応じて静止画(スチル写真)を撮影できるように構成されたものであってもよい。このデジタルカメラ128により撮影された映像情報は、図示しないビデオ端子等のインターフェイスを介して前記CPU100等へ供給され、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の映像ファイルとして前記RAM104等に記憶される。なお、このデジタルカメラ128は、必ずしも前記カラオケ装置36の一部として備えられたものでなくともよく、例えば前記個室34における所定位置に固設された別体のビデオカメラ乃至前記携帯電話機16等に備えられた撮像装置等により撮影された映像が所定のインターフェイスを介して前記カラオケ装置36に入力される態様も考えられる。
前記ハードディスク106には、カラオケ演奏曲を出力させるための多数の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する楽曲データベース146(図5を参照)をはじめとする各種データベースが設けられている。この楽曲データベース146は、前記カラオケ装置36により出力可能な演奏曲にそれぞれ対応する多数(例えば、数万曲分)の楽曲データ(カラオケデータ)を記憶する。この楽曲データは、前記音声処理部110により所定の楽器の演奏音を生成するためのMIDIデータ等の演奏情報と、歌詞文字映像(歌詞テロップ)を生成するための歌詞情報と、その歌詞情報に基づいて生成された歌詞文字映像を演奏の進行に合わせて順次色替わりさせてゆくための歌詞色替情報とを、含むものであり、コンテンツIDである各演奏曲に固有の選曲番号により識別される。また、前記楽曲データには、その演奏曲の曲名、アーティスト名(歌手名)、発表年月日、アルバム情報(販売時に入曲されていたアルバム)、主題歌情報(アニメやドラマの主題歌等として用いられていた場合にはそのアニメやドラマ等に関する情報)、前記動画データベース66において記憶された対応する動画情報の数、キー情報、ジャンル、AメロやBメロ等の曲フラグ情報、作詞・作曲者情報、デュエット曲であるか否かを示す情報、及び曲調等の情報が関連づけられて記憶されている。
前記サーバ装置12に備えられた前記楽曲データベース70は、前記カラオケシステム30に備えられた前記カラオケ装置36に配信するための楽曲データを記憶するものであり、新しく作成された楽曲データはこの楽曲データベース70に蓄積される。カラオケボックス等の店舗32にそれぞれ備えられた複数のカラオケ装置36のうち所定のカラオケ装置36例えば前記カラオケ装置36aは、前記LAN40等を介して前記通信回線20に接続されており、前記複数のカラオケ装置36によって常に新しい曲が演奏可能とされるように、随時新たな楽曲データ等が前記サーバ装置12の楽曲データベース70から前記通信回線20を介して配信され、前記ハードディスク106の楽曲データベース146等に記憶される。また、そのようにして前記サーバ装置12から情報を取得したカラオケ装置36aとその他のカラオケ装置36との間で前記LAN40を介した通信が行われることにより、各カラオケ装置36のハードディスク106に記憶される情報が共有され、前記楽曲データベース146等の内容が等価なものとされる。
前記サーバ装置12に備えられた動画データベース66は、通信端末装置としての前記カラオケ装置36、或いは前記PC14や携帯電話機16等から投稿すなわち前記通信回線20を介してアップロードされた複数の動画情報(映像情報)を記憶する。この動画情報は、例えばAVI(Audio-Video Interleaved)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、FLV(Flash Video)形式等の動画ファイル(映像ファイル)であり、例えば投稿順に定められた所定の識別番号(コンテンツID)をインデックスとして前記動画データベース66に記憶される。なお、この動画情報は、複数枚の静止画像が所定の時間間隔で切替表示される所謂パラパラアニメーションや、映像が一時的に停止する静止画部分を含むものであってもよい。また、その動画データベース66には、投稿者の識別情報(ユーザID)、投稿者の名前(ニックネーム)、投稿時(投稿日時)、投稿に相前後して投稿者により設定(入力)された映像のタイトル、投稿者のコメント、削除用のパスワード、再生回数、投稿コメント数、閲覧者からの投票結果(得票数)、対応する演奏曲の識別情報(選曲番号)、曲名、アーティスト名、及び演奏評価結果(採点結果)等の情報が各動画情報毎にその動画情報と関連づけられて記憶されるようになっている。本実施例においては、後述する共演動画情報がその元となる動画情報と共通のデータベースである前記動画データベース66に記憶される態様について説明するが、動画情報と共演動画情報とがそれぞれ個別のデータベースに記憶(蓄積)されるものであっても構わない。
本実施例においては、前記動画データベース66に投稿された動画情報の公開期間(共演動画情報の公開期間を含む、以下の説明において同じ)が予め定められている。例えば、前記動画データベース66に投稿された動画情報の公開期間は、基本的には、投稿日から2ヶ月間とされる。好適には、公開期間の満了した動画情報は、前記動画データベース66から削除される。すなわち、前記公開期間は、前記動画データベース66に投稿された動画情報の保存期間に相当する。或いは、公開期間の満了した動画情報は、前記動画データベース66に記憶されたまま、前記通信回線20等を介しての公開(閲覧)が停止されるものであってもよい。前記動画データベース66に投稿された動画情報の公開期間は、所定の条件で延長され得る。この公開期間の延長に関しては、図5等を用いて後述する。
前記サーバ装置12は、SNSデータベース68を備えており、前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30の利用者を対象とするソーシャルネットワークサービス(Social Network Service)を管理運営する制御を実行する。このソーシャルネットワークサービスとは、例えば、予め会員登録された会員相互間に限定して情報の閲覧等のサービスを提供する会員制のコミュニティ型のウェブサイトをいう。なお、以下の説明において、ソーシャルネットワークサービスをSNSと略称する。以下の実施例においては、所定のSNSを管理運営する1つのサーバ装置12について説明するが、複数種類のSNSをそれぞれ管理運営する複数のサーバ装置が前記通信回線20に接続されたものであってもよく、前記携帯電話機16等の携帯型情報通信端末によりそれら複数のSNSに選択的にコンテンツの投稿等が可能とされたものであってもよい。例えば、前記動画情報配信システム10の利用者を対象とするSNSと、前記カラオケシステム30の利用者を対象とするSNSとが、それぞれ個別に設けられ、それらSNS相互間で連携して以下に詳述する制御が行われるものであってもよい。
本実施例においては、前記動画情報配信システム10とカラオケシステム30とで共通の識別情報及びパスワードを用い、それら動画情報配信システム10及びカラオケシステム30に関する各利用者の情報を共通のSNSデータベース68に蓄積する態様について説明するが、前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30それぞれに対応して別個の利用者データベース(顧客データベース)が設けられたものであってもよく、また、それら動画情報配信システム10及びカラオケシステム30それぞれに対応して個別の識別情報及びパスワードが設定されるものであってもよい。また、本実施例においては、前記動画データベース66とSNSデータベース68とを別個のデータベースとして備えた態様について説明するが、それらは単一のデータベースとして構成されたものであってもよく、例えば、前記SNSデータベース68に記憶された各利用者に対応する情報として、その利用者が投稿した動画情報乃至後述する共演動画情報等が記憶されるものであってもよい。
前記SNSデータベース68は、前記SNSを利用する各利用者毎の情報を、その利用者の識別情報であるユーザIDと関連付けて記憶する記憶装置である。このSNSデータベース68には、例えば、会員登録された各利用者に対応する情報として、その利用者の名前(本名又はニックネーム)、生年月日、年齢、性別、メールアドレス、血液型、出身地、居住地、出身校(卒業校)、職場、配偶者の有無、家族、言語、宗教、座右の銘、アバタ(利用者に対応する人型映像)に関する情報、プレミアム会員登録の有無、パスワードを忘れたときのための質問及び解答、及びSNSへのログイン認証に用いられるパスワード等の各項目に関する情報が、その利用者のユーザIDと関連付けられて記憶されている。前記SNSデータベース68に記憶された内容に対応するウェブサイトは、前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置により正常なログイン認証が行われた利用者に対して閲覧可能に公開される。ここで、前記SNSデータベース68において、各利用者に対応して記憶された情報の開示レベルは、各項目毎に個別に設定し得るように構成されており、例えば、フレンドとして登録された利用者には閲覧可能とされるが、フレンドとして登録されていない利用者には閲覧不能とされる情報が存在するといったように、閲覧する利用者に応じて前記SNSデータベース68の公開範囲が異なる。この公開範囲については、図5等を用いて後述する。
前記SNSデータベース68には、好適には、各利用者の前記動画情報配信システム10の利用に係る情報として、動画情報の閲覧履歴、動画情報のブックマーク、過去に投稿した動画情報の投稿履歴、及び過去に投稿した共演動画情報の投稿履歴等の属性情報が各利用者毎にその利用者と関連づけられて記憶されるようになっている。また、好適には、各利用者の前記カラオケシステム30の利用に係る情報として、各利用者が過去に利用したカラオケ装置36に対応する店舗32(そのカラオケ装置36が設置された店舗32)に関する情報である来店履歴、各利用者が前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において十八番曲として登録した演奏曲(簡易な操作により選曲入力を行い得るように設定された演奏曲)に関する情報、各利用者が過去に前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において選曲した選曲履歴(カラオケ装置36において過去に選曲された演奏曲の履歴)としての演奏曲に関する情報、各利用者が前記カラオケ装置36によるカラオケ演奏において過去に行った演奏評価の評価結果に関する情報、各利用者が前記カラオケ装置36(カラオケシステム30)における新規入力曲のリクエスト投票(入曲リクエスト)を行った対象となる演奏曲に関する情報、各利用者がフレンドとして登録した他の利用者に関する情報、各利用者の顔写真をはじめとする画像情報、各利用者が所定の演奏曲等に関して記載(入力)したレビュー、及び歌年齢等の属性情報が各利用者毎にその利用者と関連づけられて記憶されるようになっている。この歌年齢とは、利用者の演奏曲の好みの傾向がどの程度の年代(何歳)に相当するものかを示す仮想的な年齢情報であり、対象となる利用者が前記カラオケ装置36において過去に選曲(演奏)した演奏曲に基づいて判断される値であり、好適には、対象となる利用者が過去に選曲(演奏)した演奏曲を算出の基準として、その利用者のカラオケ演奏の傾向がどの程度の年齢に相当するかという観点から導出される値である。
本実施例において、前記SNSデータベース68に記憶された各種情報のうち所定の情報には、その保存期間や保存件数等が予め定められている。例えば、各利用者の登録できる十八番曲は、所定曲数(例えば、200曲)までと定められており、その曲数以上は登録できない。各利用者の選曲履歴は、所定曲数(例えば、300曲)まで保存されるが、その曲数以上の演奏が行われた場合には古い演奏に対応するものから削除される。各利用者に係る演奏評価の評価結果は、演奏評価が行われてから所定期間(例えば、4ヶ月間)は保存されるが、その期間が経過すると削除される。
前記SNSデータベース68には、前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30における各利用者に属するポイントが、その利用者の識別情報と関連付けられて記憶されるようになっている。このポイントとは、前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30の少なくとも一方に係る各種の条件が満たされた場合に各利用者に付与される点数である。また、各利用者が前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30の少なくとも一方に係る各種のサービスを享受する際に消費される点数である。
例えば、各利用者が前記店舗32に来店し、その店舗32内に設置されたカラオケ装置36に対して前記SNSに係るログインを行うことで、その利用者に対して所定のポイントが付与される。各利用者が前記カラオケ装置36により予め定められた楽曲(指定楽曲)を演奏することで、その利用者に対して所定のポイントが付与される。所定のキャンペーン企画において定められたテーマに沿った動画情報を各利用者が前記動画データベース66に投稿することで、その利用者に対して所定のポイントが付与される。前記動画情報配信システム10乃至カラオケシステム30に関するアンケート等、各利用者が所定の企画案件に参加することで、その利用者に対して所定のポイントが付与される。その他、各利用者がクレジットカード等により料金を支払った場合、その料金に応じたポイントがその利用者に付与される。
また、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者が投稿した動画情報が、後述する共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な親動画情報として設定される。各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者が投稿した動画情報の、前記動画データベース66における公開期間が延長される。各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者が後述するプレミアム会員として登録される。各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者に対して所定のアーティストに関する特典が提供される。また、各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、後述する本実施例の第三者による親動画情報設定制御及び公開期間延長制御等が実行される。
前記SNSデータベース68には、各利用者がプレミアム会員として登録されているか否かが記憶される。このプレミアム会員とは、プレミアム会員ではない余の利用者とは一線を画する身分であり、プレミアム会員として登録された利用者は、前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30において各種の優遇を受ける。例えば、前記SNSデータベース68において、プレミアム会員ではない余の利用者よりも多くの曲数(例えば、600曲)の十八番曲を登録できる。プレミアム会員ではない余の利用者よりも多くの曲数(例えば、999曲)に対応する選曲履歴を保存できる。プレミアム会員ではない余の利用者よりも演奏評価の評価結果の保存期間が長い(例えば、13ヶ月間)。プレミアム会員として登録された利用者は、ポイントの消費を条件とする(要する)ことなく、その利用者が投稿した動画情報を後述する共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な親動画情報として設定できる。1日における前記カラオケ装置36(カラオケシステム30)における新規入力曲のリクエスト投票(入曲リクエスト)の最大投票回数が、プレミアム会員ではない余の利用者よりも多い。プレミアム会員ではない余の利用者は、前記楽曲データベース70に記憶された各楽曲データの歌詞情報を前記PC14によっては閲覧できるが前記携帯電話機16では閲覧できない一方、プレミアム会員として登録された利用者は、前記楽曲データベース70に記憶された各楽曲データの歌詞情報を前記携帯電話機16によっても閲覧できる。更に、プレミアム会員として登録された利用者は、図5を用いて後述するように本実施例に係る各種設定等が可能となる。
図5は、前記サーバ装置12のCPU50及び前記カラオケ装置36のCPU100に備えられた制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。この図5に示す例において、SNS管理制御手段150、SNS情報表示制御手段152、投稿受付制御手段158、動画配信制御手段162、及び共演動画編集制御手段168は前記サーバ装置12のCPU50に、入力/閲覧制御手段154、演奏記録制御手段156、配信要求制御手段160、動画出力制御手段164、及び同期演奏制御手段166は前記カラオケ装置36のCPU100に、それぞれ機能的に備えられたものである。なお、前記入力/閲覧制御手段154、配信要求制御手段160、及び動画出力制御手段164等は、前記カラオケ装置36に備えられて(対応付けられて)その一部を構成する前記電子早見本装置38のCPUに備えられたものであってもよい。特に、前記入力/閲覧制御手段154は、好適には、前記電子早見本装置38に機能的に備えられた、前記通信回線20を介して閲覧可能とされたWWWウェブサイトの情報を表示させると共にそのWWWウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるWWWブラウザにおける一機能に対応する。
前記SNS管理制御手段150は、前記SNSデータベース68を主体とする前記SNSに関する情報管理制御を行う。例えば、そのSNSに関する情報登録制御を行う。具体的には、前記カラオケ装置36に備えられた入力/閲覧制御手段154による入力操作、或いは前記PC14や携帯電話機16等の情報通信端末による入力操作に応じて、前記SNSデータベース68に新規ユーザ(利用者)の登録を行ったり、前記SNSデータベース68に記憶された登録内容を変更(更新)したり、前記SNSデータベース68に記憶された複数の利用者をフレンドとして相互に関連付けて登録したり、前記SNSデータベース68に記憶された内容を各項目毎に予め設定された公開レベルに応じて前記通信回線20を介して閲覧可能に公開したりというように、前記SNSの統括的な管理制御を行う。
前記SNS管理制御手段150は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース68に記憶された情報の閲覧レベルを設定し得るものである。この閲覧レベルは、その利用者に対応して前記SNSデータベース68に記憶された情報の、他の利用者に対する閲覧に関するものであり、例えば、第1レベル「全公開(誰であっても閲覧可能)」、第2レベル「知り合い(フレンドのフレンドまで閲覧可能)」、第3レベル「友達(フレンドは閲覧可能)」、第4レベル「自分のみ(利用者のみ閲覧可能)」というように、段階的に閲覧レベルを設定し得るものである。この閲覧レベルの設定は、好適には、各利用者に対応して前記SNSデータベース68に記憶された名前(本名又はニックネーム)、生年月日、年齢、性別、メールアドレス、血液型、出身地、居住地、出身校(卒業校)、職場、配偶者の有無、家族、言語、宗教、座右の銘、前記カラオケシステム30に係る十八番曲、選曲履歴、演奏評価の評価結果、及びリクエスト投票に関する情報等といった各項目毎に個別に設定できるものである。
前記SNS管理制御手段150は、前記SNSデータベース68に記憶(登録)された複数の利用者をフレンドとして相互に対応付けて登録するフレンド登録制御を行う。例えば、前記カラオケ装置36に備えられた入力/閲覧制御手段154による入力操作、或いは前記PC14や携帯電話機16等の情報通信端末による入力操作に応じて、前記SNSデータベース68に記憶された対象となる利用者と、その対象となる利用者がフレンド登録を希望した他の利用者とを相互にフレンドとして対応付けて登録(記憶)する。このフレンドとは、本実施例のSNSにおいて、フレンドではない不特定多数の利用者とは一線を画す関係であることを示す身分であり、前記SNSデータベース68に記憶された所定の利用者に対応する情報のうち、公開レベルが「友達」とされた情報に関しては、その利用者のフレンドとして登録されている利用者は閲覧できるが、フレンドとして登録されていない利用者は閲覧できない。このフレンド登録に関する情報は、各利用者に関連する情報として前記SNSデータベース68に記憶されるものであってもよいし、例えばフレンド登録された利用者それぞれのユーザIDを別途登録するというように前記SNSデータベース68とは別のデータベースに記憶されるものであってもよい。また、好適には、フレンド登録の申し込みがあった場合に、一律にフレンド登録を行うのではなく、申し込まれた利用者の許可を待ってその申し込みに係るフレンド登録を行う。
前記SNS管理制御手段150は、前記カラオケ装置36に備えられた入力/閲覧制御手段154による入力操作、或いは前記PC14や携帯電話機16等の情報通信端末による入力操作に応じて、前記SNSに係るログイン認証を行う。すなわち、斯かる入力操作に応じて前記SNSの利用者を認証し、その認証が正常に行われた場合にはその識別情報をもってその利用者のSNSへのログインを許可する。好適には、このSNSへのログイン認証は、前記動画情報配信サービスに係るログイン認証を兼ねる。すなわち、前記SNSへのログイン認証が正常に行われた場合、その認証に係るユーザIDをもって前記動画情報配信サービスに対しても正常にログインが行われる。具体的には、前記カラオケ装置36に備えられた入力/閲覧制御手段154による入力操作、或いは前記PC14や携帯電話機16等の情報通信端末による入力操作によりユーザID及びパスワードが入力された場合、そのユーザIDに対応付けられて前記SNSデータベース68に記憶されたパスワードが入力されたものと一致するか否かを照会し、一致する場合には正常な認証を行う一方、一致しない場合にはエラーとする。
前記SNS情報表示制御手段152は、前記SNSデータベース68に記憶された情報のうち、正常にログイン認証された利用者に対応する情報を前記カラオケ装置36に備えられた入力/閲覧制御手段154によりそのカラオケ装置36に、或いは前記PC14や携帯電話機16等に閲覧可能に表示させる。すなわち、前記SNSデータベース68に記憶された情報のうち、正常にログイン認証された利用者に対応する情報を、前記カラオケ装置36に備えられた入力/閲覧制御手段154によりそのカラオケ装置36に、或いは前記PC14や携帯電話機16等に閲覧可能に表示させる。例えば、正常にログイン認証された利用者自身に対応して前記SNSデータベース68に記憶された情報を、その利用者に対して閲覧可能に配信する。前記SNSデータベース68に記憶された情報のうち、公開レベルが「自分のみ」とされた情報は、正常にログイン認証された利用者本人に対してのみ閲覧可能に表示される。
前記SNS情報表示制御手段152は、好適には、前記SNSデータベース68に記憶された情報のうち、正常にログイン認証された利用者に対応する公開範囲に含まれる情報を閲覧可能に表示させる。例えば、前記SNSデータベース68に記憶された複数の利用者に対応する情報のうち公開レベルが「全公開」とされた情報を閲覧可能に表示させる。また、前記正常にログイン認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者のフレンド(フレンドのフレンド)として登録されている利用者に対応して前記SNSデータベース68に記憶された情報であって、公開レベルが「知り合い」とされた情報を閲覧可能に表示させる。また、前記正常にログイン認証された利用者のフレンドとして登録されている利用者に対応して前記SNSデータベース68に記憶された情報であって、公開レベルが「友達」とされた情報を閲覧可能に表示させる。前記SNS情報表示制御手段152は、その他、前記SNSデータベース68に記憶された情報それぞれに対応して定められた公開レベルに応じて、正常にログイン認証された利用者に対応する閲覧の制限(禁止)乃至許可を判定する。
前記SNS情報表示制御手段152は、好適には、前記動画情報配信システム10及びカラオケシステム30において、前記SNSデータベース68に記憶された各利用者に属する所定のポイントの消費を条件として、その利用者をプレミアム会員として登録する。例えば、毎月所定ポイント(例えば、300ポイント)の消費を条件として、その利用者を前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録する。或いは、所定のポイントの消費を条件として、6ヶ月間といった所定期間、対象となる利用者をプレミアム会員として登録するものであってもよいし、所定のポイントの消費を条件として、対象となる利用者を無期限にプレミアム会員として登録するものであってもよい。換言すれば、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録された利用者に関して、その利用者をプレミアム会員として登録するための対価となる所定のポイントを消費させる。すなわち、本実施例において、前記SNS情報表示制御手段152がプレミアム会員登録手段として機能する。
本実施例の動画情報配信システム10は、図5に示す各種制御機能により各利用者からの動画情報の投稿を受け付けると共に、投稿された動画情報を前記通信回線20を介して配信する投稿受付制御及び映像配信制御を実行する。また、この投稿受付制御に関して、それぞれ態様の異なる第1の投稿受付制御(第1の動画投稿制御)及び第2の投稿受付制御(第2の動画投稿制御)を選択的に実行するように構成されている。すなわち、第1の投稿受付制御において、前記通信回線20を介して前記カラオケ装置36等の通信端末装置からの動画情報の投稿(アップロード)を受け付け、その投稿された動画情報を前記動画データベース66に蓄積する処理を行う。一方、第2の投稿受付制御において、既に前記動画データベース66に蓄積されている所定の動画情報を親(親動画情報)として、共演動画(コラボ動画)に係る組み合わせ対象となる動画情報の投稿を受け付け、その投稿された動画情報を前記動画データベース66に蓄積すると共に共演動画情報として組み合わせる編集処理を行う。以下、これら第1の投稿受付制御及び第2の投稿受付制御それぞれにおける各制御機能の動作を個別に説明する。
先ず、前記第1の投稿受付制御及び第2の投稿受付制御において共通の前記演奏記録制御手段156、投稿受付制御手段158、配信要求制御手段160、及び動画配信制御手段162それぞれの動作について説明する。前記演奏記録制御手段156は、前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際して、撮像装置である前記デジタルカメラ128により撮影された映像情報及び音声入力装置であるマイクロフォン136により入力された音声情報を記録する。好適には、前記デジタルカメラ128により撮影された映像情報と、前記マイクロフォン136により入力されて前記音声処理部110によりディジタル信号に変換された音声情報とを、例えばAVI形式、MPEG形式、FLV形式等のファイル形式にて統合し、映像情報及び音声情報を含む動画情報(動画ファイル)として記録する。図6は、前記演奏記録制御手段156により記録された、前記カラオケ装置36による演奏曲の出力に際して前記デジタルカメラ128により撮影された動画情報である第1の演奏映像180を例示している。なお、図5に示す各制御手段は、映像情報及び音声情報をそれぞれ個別の情報(ファイル)として記録、送受信、乃至蓄積等するものであってもよいが、本実施例においてはそれらを統合して動画ファイルとして記録、送受信、乃至蓄積等する態様について説明する。すなわち、以下の説明において特に言及しない場合には、本実施例における動画情報は、映像情報及びその再生に際して出力される音声に対応する音声情報を含むものである。
前記投稿受付制御手段158は、前記通信回線20を介して前記カラオケ装置36等の通信端末装置からの動画情報の投稿を受け付け、その投稿された動画情報を前記動画データベース66に記憶させる。好適には、前記カラオケ装置36による所定の演奏曲の出力に際して前記演奏記録制御手段156により記録された映像情報及び音声情報に対応する動画情報(動画ファイル)の投稿を受け付け、対象となる演奏曲(映像情報及び音声情報の記録に際して出力された演奏曲)の識別情報である選曲番号及び投稿の主体となる利用者の識別情報(ユーザID)等と関連付けて前記動画データベース66に記憶させる。
前記配信要求制御手段160は、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報の配信要求を、前記通信回線20を介して前記サーバ装置12へ送信する。斯かる配信要求制御手段160による配信要求は、例えば、前記カラオケ装置36に備えられた入力/閲覧制御手段154により、前記動画情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により管理されるWWWウェブサイト(所謂動画投稿サイト)へのアクセスが行われ、所定の動画情報が選択されること等によって行われる。すなわち、前記配信要求制御手段160は、好適には、前記通信回線20を介して閲覧可能とされたWWWウェブサイトの情報を表示させると共にそのWWWウェブサイトに従って各種入力等を行うことができるWWWブラウザにおける一機能に対応する。
前記動画配信制御手段162は、前記カラオケ装置36から前記配信要求制御手段160による配信要求があった場合には、その配信要求に応じて前記動画データベース66に記憶されたその配信要求に係る動画情報を要求元である通信端末装置に前記通信回線20を介して配信する。この動画配信制御手段162により各通信端末装置に配信された動画情報は、後述する動画出力制御手段164によりその通信端末装置の表示部(映像表示装置)に表示される。また、前記動画配信制御手段162は、前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置から所定の動画情報の配信要求があった場合には、その配信要求に応じて前記動画データベース66に記憶されたその配信要求に係る動画情報を要求元である通信端末装置に前記通信回線20を介して配信する。この動画配信制御手段162により各通信端末装置に配信された動画情報は、その通信端末装置に機能的に備えられたWWWブラウザ等によりその通信端末装置の表示部(映像表示装置)に表示される。
図5に示すように、前記SNS管理制御手段150は、親動画情報設定手段170を備えている。この親動画情報設定手段170は、所定の条件が満たされる場合に、前記動画データベース66に記憶された動画情報を、前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な親動画情報として設定する。この親動画情報とは、複数の動画情報を組み合わせて前記共演動画情報を編集する際に基礎となる1の動画情報であり、好適には、以下に詳述する第2の投稿受付制御において、子となる動画情報の記録と併行して前記カラオケ装置36により出力される動画情報に対応する。すなわち、前記親動画情報設定手段170は、換言すれば、所定の条件が満たされる場合に、前記動画データベース66に記憶された複数の動画情報を、前記第2の投稿受付制御において出力可能に前記店舗32等に対して配信可能な店舗配信動画情報として設定する。換言すれば、前記動画データベース66に記憶された動画情報それぞれに関して、前記カラオケ装置36による前記親動画情報としての出力の可否を設定する。前記親動画情報設定手段170は、基本的には、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者に属する所定のポイント(例えば、100ポイント)の消費を条件として、その動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な親動画情報として設定する。また、好適には、プレミアム会員として登録された利用者の投稿した動画情報に関しては、ポイントの消費を条件とすることなくその投稿者による前記親動画情報としての設定を行う。
次に、第2の投稿受付制御における前記演奏記録制御手段156、投稿受付制御手段158、配信要求制御手段160、動画配信制御手段162、動画出力制御手段164、同期演奏制御手段166、及び共演動画編集制御手段168それぞれの動作について説明する。本実施例においては、前記入力/閲覧制御手段154による入力操作に応じて、前記動画データベース66に記憶された複数の動画情報から、前記共演動画情報の組み合わせに係る親としての動画情報の検索が行われる。この共演動画情報の組み合わせに係る親としての動画情報は、前記動画データベース66に記憶された複数の動画情報であって、前記親動画情報設定手段170により親動画情報として設定された動画情報のうちから選択される。例えば、前記入力/閲覧制御手段154により入力される文字乃至は文字列によって示される条件に基づいて、前記動画データベース66において親動画情報として設定された動画情報のうち、単数乃至は複数の動画情報が検索される。そのようにして検索された動画情報が、前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択された場合、前記配信要求制御手段160により前記サーバ装置12に対してその動画情報の配信要求が送信される。
前記動画出力制御手段164は、前記配信要求制御手段160による配信要求に応じて、前記サーバ装置12の前記動画配信制御手段162により配信された動画情報の出力を制御する。すなわち、前記サーバ12から前記通信回線20を介してダウンロードされた動画情報を再生して前記ディスプレイ132に表示させる。ここで、前記カラオケ装置36においては、前記映像処理部108が斯かる動画出力制御手段164として機能するものであってもよい。前記同期演奏制御手段166は、前記動画出力制御手段164による、前記共演動画情報の組み合わせに係る親としての動画情報の出力と同期してその動画情報と関連付けられた演奏曲を出力させる。例えば、前記動画出力制御手段164により対象となる動画情報の出力(再生)が行われる際に、その動画情報と関連付けられた演奏曲(動画データベース66において関連付けられていた選曲番号に対応する演奏曲)の楽曲データを前記楽曲データベース146から読み出し、動画情報の出力が開始されるのと同期して(同時に)その楽曲データに対応するカラオケ演奏制御を開始する。所定の演奏曲と関連付けられた動画情報は、前記演奏記録制御手段156によりその演奏曲の出力に際して前記デジタルカメラ128により撮影された動画情報を記録したものであるため、前記共演動画情報の組み合わせに係る親としての動画情報の出力と同期して、対応する演奏曲のカラオケ演奏制御を行うことで、あたかもその親としての動画情報の歌い手と同時に歌っているような共演演奏(コラボ演奏)を実現できる。
前記動画出力制御手段164は、好適には、前記同期演奏制御手段166による演奏曲の出力と同期してその演奏曲と関連付けられた、前記共演動画情報の組み合わせに係る親としての動画情報を出力させる際に、その動画情報に含まれる音声情報は非出力すなわちミュートとする。換言すれば、音声情報を含む映像情報においてその映像情報のみを出力させる。なお、必ずしも音声情報を非出力としなくともよく、対応する映像情報の音声情報を出力させてもよい。また、前記同期演奏制御手段166は、好適には、前記動画出力制御手段164による動画情報の出力と同期してその動画情報と関連付けられた演奏曲を出力させる際に、同期再生されるその動画情報をカラオケ演奏における背景映像として前記ディスプレイ132に表示させる。例えば、前述した図6に示す第1の演奏映像180の出力と同期してその第1の演奏映像180と関連付けられた演奏曲(第1の演奏映像180の記録に際して出力された演奏曲)を出力させる場合、図7に示すように、前記動画出力制御手段164により再生される第1の演奏映像180の前面側に、出力される演奏曲の歌詞情報に基づいて生成される歌詞文字映像182を前記映像処理部108等により合成して前記ディスプレイ132に表示させる。なお、前記同期演奏制御手段166は、前記動画出力制御手段164による動画情報の出力と同期してその動画情報と関連付けられた演奏曲を出力させる際に、その演奏曲の歌詞文字映像は表示させずその動画情報のみを前記ディスプレイ132に表示させるものであってもよい。
前記演奏記録制御手段156は、前記動画出力制御手段164による動画情報の出力と同期して前記同期演奏制御手段166によりその動画情報と関連付けられた演奏曲を出力させる同期演奏制御に際して、撮像装置である前記デジタルカメラ128により撮影された映像情報及び音声入力装置であるマイクロフォン136により入力された音声情報を記録する。好適には、前記デジタルカメラ128により撮影された動画情報と、音声入力装置であるマイクロフォン136により入力されて前記音声処理部110等によりディジタル信号に変換された音声情報とを、例えばAVI形式、MPEG形式、FLV形式等のファイル形式にて統合し、映像情報及び音声情報を含む動画情報(動画ファイル)として記録する。
前記投稿受付制御手段158は、前記同期演奏制御手段166による所定の演奏曲の出力に際して前記演奏記録制御手段156により記録された映像情報及び音声情報に対応する動画情報の投稿を受け付け、対象となる演奏曲(同期演奏制御手段166により出力された演奏曲)の識別情報、投稿の主体となる利用者の識別情報(ユーザID)、及び共演演奏に係る動画情報の識別情報(コンテンツID)と関連付けて前記動画データベース66に記憶させる。
前記共演動画編集制御手段168は、前記投稿受付制御手段158により受け付けられる複数の動画情報を組み合わせて共演動画情報を編集する。好適には、前記第2の投稿受付制御において、前記共演動画情報の組み合わせに係る親として前記カラオケ装置36から出力された動画情報に、その動画情報の出力と併行して前記演奏記録制御手段156により記録された動画情報を組み合わせて共演動画情報を編集し、その編集された共演動画情報を前記動画データベース66に記憶させる。すなわち、前記動画データベース66に記憶された複数の動画情報のうち前記親動画情報設定手段170により親動画情報として設定された何れかの動画情報に対して、単数乃至複数の動画情報を組み合わせて前記共演動画情報を編集する。換言すれば、前記投稿受付制御手段158により受け付けられる、共通の演奏曲に関連付けられた複数の動画情報を組み合わせて共演動画情報を編集し、その編集された共演動画情報をその演奏曲の識別情報(コンテンツID)と関連付けて前記動画データベース66に記憶させる。すなわち、前記共演動画編集制御手段168は、好適には、前記投稿受付制御手段158により先に投稿された第1の動画情報すなわち親としての動画情報である第1の演奏映像180に対して、後に投稿された第2の動画情報である第2の演奏映像184(図8等を参照)を組み合わせて前記共演動画情報を編集するものである。
前記共演動画編集制御手段168により編集される共演動画情報とは、前記組み合わせに係る複数の動画情報を同期して(同時に)出力させるための情報であり、好適には、前記組み合わせに係る複数の動画情報が合成され、それら複数の動画情報とは別に1動画情報(動画ファイル)としての共演動画情報が作成されて前記動画データベース66に記憶される。或いは、前記動画データベース66にそれぞれ個別に(独立した動画ファイルとして)記憶された組み合わせに係る複数の動画情報が、後述する図8に示すように共演映像として同期出力されるものであってもよい。すなわち、前記共演動画情報は、前記動画データベース66にそれぞれ個別に(独立した動画ファイルとして)記憶された組み合わせに係る複数の動画情報を読み出し、それら動画情報を共演映像として同期出力させるための組み合わせ情報に相当するものであってもよい。前記共演動画編集制御手段168は、好適には、前記共演動画情報の属性情報として、対象となる演奏曲の識別情報(選曲番号)、その演奏曲の曲名、アーティスト名、演奏時間、投稿日時、組み合わせに係る各動画情報の投稿者の識別情報(ユーザID)、各投稿者の名前(ニックネーム)、各投稿者のコメント、共演映像のタイトル等を、対象となる共演動画情報と関連付けて前記動画データベース66に記憶させる。
前記動画配信制御手段162は、前記入力/閲覧制御手段154による入力操作、或いは前記PC14や携帯電話機16等の情報通信端末による入力操作による、前記通信回線20を介しての通信端末装置からの配信要求に応じて、前記動画データベース66に記憶されたその配信要求に係る共演動画情報をその通信端末装置に配信する。好適には、配信要求に係る共演動画情報を前記動画データベース66から読み出し、前記配信要求元である通信端末装置に配信する。この動画配信制御手段162により配信された共演動画情報は、前記カラオケ装置36に備えられた動画出力制御手段164や、前記PC14乃至携帯電話機16に備えられたWWWブラウザ等により各通信端末装置の表示部(映像表示装置)に表示される。
図8は、前記カラオケ装置36、PC14、或いは携帯電話機16等の通信端末装置に表示された共演映像186の一例を示す図である。図8に示す例においては、共通の楽曲データに関連付けられた1対の動画情報の組み合わせに係る共演動画情報の表示について説明しているが、3つ以上の動画情報の組み合わせに係る共演動画情報も考えられる。図8に示す共演映像186においては、前述した図6に示す第1の演奏映像180と、前記動画出力制御手段164及び同期演奏制御手段166によりその第1の演奏映像180の出力と同期して実行されたカラオケ演奏の出力に際して前記演奏記録制御手段156により記録された第2の演奏映像184とが、所定のWWWウェブサイト上において同期して(同時に)出力される例を示している。この図8に示すWWWウェブサイトは、例えば、前記動画情報配信システム10を運営する情報配信サービス提供会社により管理される所謂動画投稿サイトに相当するものであり、前記カラオケ装置36において閲覧可能とされると共に、一般的なWWWブラウザにより前記PC14や携帯電話機16等の通信端末装置においても閲覧可能とされる。このWWWウェブサイト上においては、出力される共演映像に係る共通の演奏曲の曲名及びアーティスト名が表示されると共に、再生/停止ボタン188、頭出しボタン190、再生位置決定つまみ192、音量設定つまみ194、及び表示画面の全画面表示乃至等倍表示を切り替える表示切替ボタン196等が表示され、各ボタン乃至つまみにより共演映像の出力に係る各種操作が可能とされている。また、各動画情報に対応して非表示ボタン198が表示され、その非表示ボタン198が押されることで共演映像に係る2つの動画情報の何れか一方を非表示とすることができるようになっている。
図8に示すWWWウェブサイトが前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置におけるWWWブラウザに表示された状態において、各通信端末装置の操作部により前記WWWウェブサイトにおける再生/停止ボタン188が押される等の操作が行われた場合、前記共演映像186の出力すなわち前記第1の演奏映像180及び第2の演奏映像184の同期出力が開始される。この共演映像186の出力においては、前記第1の演奏映像180及び第2の演奏映像184が同期して再生されると共に、それら第1の演奏映像180及び第2の演奏映像184それぞれに含まれる音声情報も同期して出力される。この音声情報の出力に関して、前記第1の演奏映像180に対応する音声情報が左のスピーカから出力される一方、前記第2の演奏映像184に対応する音声情報が右のスピーカから出力されるといった制御を行うものであってもよいし、それらの音声情報を合成してステレオ出力させるものであってもよい。このように、共演動画情報の組み合わせに係る複数の動画情報及びその音声情報が同期して出力されることで、あたかも各動画情報の演奏者が同時に演奏を行っているような共演映像(コラボ動画)の出力が可能とされる。
前記親動画情報設定手段170は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報を前記親動画情報として設定する。すなわち、前記動画データベース66に記憶された動画情報を前記親動画情報として設定することは、基本的にはその動画情報の投稿者を主体として実行されるが、所定のポイントの消費を条件として、前記動画情報の投稿者ではない第三者を主体としても、その動画情報を前記親動画情報として設定可能とする。この第三者を主体とする設定は、好適には、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録された利用者にのみ許可される。すなわち、前記親動画情報設定手段170は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない前記プレミアム会員としての第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報を前記親動画情報として設定し得るものであるが、前記プレミアム会員ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とした前記動画情報の前記親動画情報としての設定を受け付けない。
前記親動画情報設定手段170は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報を前記親動画情報として設定することの許可乃至不許可を設定する。好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者による斯かる設定を受け付ける。すなわち、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件としてその動画情報を前記親動画情報として設定することの許可乃至不許可を、その動画情報の投稿者が設定し得るものである。また、好適には、前記動画データベース66に記憶された複数の動画情報に関して、それぞれ個別に斯かる設定を行う。すなわち、前記動画データベース66に記憶された、所定の投稿者に係る複数の動画情報それぞれに関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件としてその動画情報を前記親動画情報として設定することの許可乃至不許可を、前記動画情報の投稿者が設定し得る。
図9は、前記SNS情報表示制御手段152により前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置に表示される、前記動画情報配信システム10のサービスに係るウェブサイトを例示する図である。以下の説明に用いる図9〜図21は、何れも前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置に表示されるウェブサイト(ウェブページ)を例示しており、各ウェブサイトにおけるボタン等の選択入力操作は、そのウェブサイトの表示に係る通信端末装置の入力装置を介して行われるが、本実施例においてはその詳細な説明を省略する。図9においては、前記SNSデータベース68に記憶された各利用者毎に設けられた個人用ページ(マイページ)における、自分が投稿した動画情報に関する各種設定を行うためのマイ動画ページ200の一例を示している。図9に示すマイ動画ページ200においては、所定の動画情報に関して、動画情報表示欄202と、公開範囲設定欄204と、店舗配信設定欄206と、保存期間設定欄208とが、表示されるようになっている。また、前記動画情報に対する通知あった旨が、通知欄210に表示されるようになっている。
前記動画情報表示欄202には、前記所定の動画情報に関する各種情報が表示される。例えば、前記所定の動画情報のサムネイル、曲名、歌手名(アーティスト名)、投稿日、再生回数、及びコメント数等が表示される。前記公開範囲設定欄204には、前記所定の動画情報の公開範囲を設定するためのラジオボタンが表示される。この公開範囲の設定については、図5に示す公開範囲設定手段173の説明と併せて後述する。前記店舗配信設定欄206には、前記所定の動画情報の店舗配信に関する設定を行うためのラジオボタンが表示される。前記保存期間設定欄208においては、前記所定の動画情報の公開期間の延長に係る設定を行うためのラジオボタンが表示される。この公開期間の延長については、図5に示す公開期間延長制御手段172の説明と併せて後述する。
前記店舗配信設定欄206において、ラジオボタン「配信する」が選択された場合、投稿者に属する所定のポイント(100ポイント)が消費されると共に、前記所定の動画情報が前記SNSデータベース68に記憶された全利用者に対して前記共演動画情報の親として利用可能な前記親動画情報として登録される。ラジオボタン「指名配信」が選択された場合、投稿者に属する所定のポイント(100ポイント)が消費されると共に、後述するように前記所定の動画情報が、所定の利用者に対してのみ前記共演動画情報の親として利用可能な前記親動画情報として登録される。この場合において、前記店舗配信設定欄206における指名公開ユーザ選択ボタンに対する選択入力操作が行われると、図20を用いて後述するように、指名配信の対象となる利用者の選択を行うためのページが表示される。ラジオボタン「配信しない」が選択された場合、前記所定の動画情報は親動画情報として設定されない。また、前記店舗配信設定欄206において、「他人からの配信設定を受け付ける」にチェックが入れられた場合、前記所定の動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報を前記親動画情報として設定することが許可されるが、チェックが入れられない場合、不許可とされる。
前記親動画情報設定手段170は、好適には、前記動画データベース66に記憶された、投稿者により前記親動画情報として設定することが不許可と設定された動画情報に対して、その動画情報の投稿者ではない第三者から前記親動画情報として設定することの許可を求める依頼があった場合には、前記投稿者に対してその旨の通知を行う。また、好適には、前記投稿者に対して斯かる通知を行った場合において、その投稿者が前記動画情報に関して前記第三者による前記親動画情報としての設定を許可した場合には、前記依頼を行った前記第三者に対してその旨の通知を行う。また、前記親動画情報設定手段170は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントが消費されて、その動画情報が前記親動画情報として設定された場合には、その動画情報の投稿者に対してその旨の通知を行う。ここで、前記第三者による前記動画情報の親動画情報としての設定は、前記投稿者に対して許可依頼を送信し、その許可依頼に対して前記投稿者により許可された旨の通知が送付された利用者においてのみ実行可能とされるものであってもよい。
図10は、前記PC14、携帯電話機16、及びカラオケ装置36等の通信端末装置に表示される、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者が、その動画情報に関して各種の設定を行うための動画設定ページ212を例示する図である。図10に示す動画設定ページ212においては、所定の動画情報に関して、その動画情報の公開範囲すなわち閲覧を許可された利用者(公開ユーザ)を見るための公開ユーザ確認ボタン214と、投稿者ではない第三者が前記所定の動画情報を前記親動画情報として設定(店舗配信設定)するための店舗配信設定ボタン216と、投稿者ではない第三者が前記所定の動画情報の公開期間(保存期間)を延長するための公開期間延長ボタン218とが、表示されるようになっている。この公開期間延長ボタン218については、図5に示す公開期間延長制御手段172の説明と併せて後述する。
前記動画設定ページ212において、前記店舗配信設定ボタン216に対する選択入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報に係る現在の親動画情報として登録の有無、及びその動画情報の投稿者による設定に応じて、図11に示すような表示が前記動画設定ページ212において行われる。すなわち、(a)前記所定の動画情報が現在において既に前記親動画情報として登録されている場合には、その旨すなわち前記所定の動画情報が店舗配信中である旨の表示が行われる。また、(b)前記所定の動画情報が現在において前記親動画情報として登録されておらず、且つその動画情報に係る第三者による店舗配信設定が投稿者により許可されている場合には、前記所定の動画情報が未配信である旨が表示されると共に、図11に示す配信設定実行ボタン220が前記動画設定ページ212に表示される。また、(c)前記所定の動画情報が現在において前記親動画情報として登録されておらず、且つその動画情報に係る第三者による店舗配信設定が投稿者により許可されていない場合には、前記所定の動画情報が未配信である旨が表示されると共に、図11に示す配信許可依頼ボタン222が前記動画設定ページ212に表示される。また、(d)前記所定の動画情報が現在において前記親動画情報として登録されておらず、且つその動画情報に係る第三者による店舗配信許可依頼が既に行われている場合には、前記所定の動画情報が未配信である旨及びその動画情報に係る第三者による店舗配信許可依頼が既に行われている旨が表示される。
前記動画設定ページ212において、前記配信設定実行ボタン220に対する選択入力操作が行われた場合、図12に示すような配信設定実行確認ページ224が表示される。この図12に示す配信設定実行確認ページ224においては、前記所定の動画情報を前記親動画情報として登録する(店舗配信設定する)ために所定のポイントが必要であることを再度確認する表示が行われると共に、配信中止ボタン226と、配信実行ボタン228とが、表示される。図12に示す配信設定実行確認ページ224において、前記配信中止ボタン226に対する接触入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報の前記親動画情報としての登録は行われず、例えば図10に示す動画設定ページ212等の所定のウェブページに復帰させられるが、前記配信実行ボタン228に対する接触入力操作が行われた場合、その設定の主体である前記第三者に属する所定のポイントが消費されると共に、前記所定の動画情報が前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な親動画情報として、前記動画データベース66に登録(設定)される。
前記動画設定ページ212において、前記配信許可依頼ボタン222に対する選択入力操作が行われた場合、図13に示すような配信依頼送信確認ページ230が表示される。この図13に示す配信依頼送信確認ページ230においては、依頼中止ボタン232と、依頼実行ボタン234とが、表示される。図13に示す配信依頼送信確認ページ230において、前記依頼中止ボタン232に対する接触入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報に係る第三者による店舗配信許可依頼は行われず、例えば図10に示す動画設定ページ212等の所定のウェブページに復帰させられるが、前記依頼実行ボタン234に対する接触入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報の投稿者に対して、その動画情報に係る第三者による店舗配信の許可を依頼する通知が送信される。このようにして、前記第三者の操作により店舗配信の許可を依頼する通知が送信された場合、例えば、前記所定の動画情報の投稿者に係る図9に示すマイ動画ページ200の通知欄210に、前記動画情報に対して第三者から店舗配信許可依頼があった旨が表示される。そして、その店舗配信許可依頼を受けて前記投稿者によりその動画情報に係る第三者による店舗配信が許可された場合、前記店舗配信許可依頼を行った利用者(依頼者)に対して、その旨の通知が送信され、図示しないその利用者のマイページにその旨の表示が行われる。
前記共演動画編集制御手段168は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントが消費されて、その動画情報が前記親動画情報として設定された場合には、その第三者に対してはその動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能とするが、前記第三者以外の利用者に対しては前記動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択不能とする。換言すれば、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントが消費されて、その動画情報が前記親動画情報として設定された場合には、その第三者に対してのみその動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能とする。
図5に示すように、前記SNS管理制御手段150は、公開期間延長制御手段172を備えている。この公開期間延長制御手段172は、基本的には、前記動画データベース66に記憶された動画情報(共演動画情報を含む、以下の説明において同じ)の投稿者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長する。好適には、斯かる動画情報の公開期間の延長に関して、その延長に係る期間の長さに応じて前記所定のポイントが異なる。例えば、公開期間を1ヶ月延長させるために100ポイントの消費を条件とし、公開期間を3ヶ月延長させるために200ポイントの消費を条件とし、公開期間を6ヶ月延長させるために300ポイントの消費を条件とし、公開期間を12ヶ月延長させるために400ポイントの消費を条件とする。なお、前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報の公開期間が満了した後は、前記公開期間の延長を受け付けない。
前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長する。すなわち、前記動画データベース66に記憶された動画情報の公開期間の延長は、基本的にはその動画情報の投稿者を主体として実行されるが、所定のポイントの消費を条件として、前記動画情報の投稿者ではない第三者を主体としても、その動画情報の公開期間を延長可能とする。この第三者を主体とする公開期間の延長は、好適には、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録された利用者にのみ許可される。すなわち、前記親動画情報設定手段170は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない前記プレミアム会員としての第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長し得るものであるが、前記プレミアム会員ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とした前記動画情報の公開期間の延長を受け付けない。
前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長することの許可乃至不許可を設定する。好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者による斯かる設定を受け付ける。すなわち、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件としてその動画情報の公開期間を延長することの許可乃至不許可を、その動画情報の投稿者が設定し得るものである。また、好適には、前記動画データベース66に記憶された複数の動画情報に関して、それぞれ個別に斯かる設定を行う。すなわち、前記動画データベース66に記憶された、所定の投稿者に係る複数の動画情報それぞれに関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件としてその動画情報の公開期間を延長することの許可乃至不許可を、前記動画情報の投稿者が設定し得る。
例えば、図9に示すマイ動画ページ200における保存期間設定欄208において、複数の延長期間(1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月)の何れかの延長期間が選択(設定)された場合、その延長期間に応じて投稿者に属する所定のポイント(1ヶ月の場合100ポイント、3ヶ月の場合200ポイント、6ヶ月の場合300ポイント、12ヶ月の場合400ポイント)が消費されると共に、前記所定の動画情報の公開期間が延長される。また、前記保存期間設定欄208において、「他人からの保存期間延長を受け付ける」にチェックが入れられた場合、前記所定の動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長することが許可されるが、チェックが入れられない場合、不許可とされる。
前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された、投稿者により前記第三者による公開期間の延長が不許可と設定された動画情報に対して、その動画情報の投稿者ではない第三者から公開期間を延長することの許可を求める依頼があった場合には、前記投稿者に対してその旨の通知を行う。また、好適には、前記投稿者に対して斯かる通知を行った場合において、その投稿者が前記動画情報に関して前記第三者による公開期間の延長を許可した場合には、前記依頼を行った前記第三者に対してその旨の通知を行う。また、前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントが消費されて、その動画情報の公開期間が延長された場合には、その動画情報の投稿者に対してその旨の通知を行う。また、前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報に係る延長期間が前記上限値(延長限度)に達した場合には、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする更なる公開期間の延長及びその動画情報の公開期間を延長することの許可を求める依頼を受け付けない。ここで、前記第三者による前記動画情報の公開期間の延長は、前記投稿者に対して許可依頼を送信し、その許可依頼に対して前記投稿者により許可された旨の通知が送付された利用者においてのみ実行可能とされるものであってもよい。
前記動画設定ページ212において、前記公開期間延長ボタン218に対する選択入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報に係る公開期間、既に延長された延長期間、及びその動画情報の投稿者による設定に応じて、図14に示すような表示が前記動画設定ページ212において行われる。すなわち、(a)前記所定の動画情報に係る第三者による公開期間の延長が投稿者により許可されている場合には、現在の公開期間及び図14に示す延長設定実行ボタン236が前記動画設定ページ212に表示される。また、(b)前記所定の動画情報に係る第三者による公開期間の延長が投稿者により許可されていない場合には、現在の公開期間及び図14に示す延長許可依頼ボタン238が前記動画設定ページ212に表示される。また、(c)前記所定の動画情報に係る延長期間が前記上限値(延長限度)に達している場合には、現在の公開期間及びその公開期間をこれ以上延長できない旨が表示される。また、(d)前記所定の動画情報に係る第三者による公開期間の延長が投稿者により許可されておらず、且つその動画情報に係る第三者による公開期間の延長許可依頼が既に行われている場合には、現在の公開期間及びその動画情報に係る第三者による公開期間の延長許可依頼が既に行われている旨が表示される。
前記動画設定ページ212において、前記延長設定実行ボタン236に対する選択入力操作が行われた場合、図15に示すような期間延長実行確認ページ240が表示される。この図15に示す期間延長実行確認ページ240においては、前記所定の動画情報の公開期間(保存期間)を延長するために、延長期間毎にそれぞれ所定のポイントが必要であることを再度確認する表示が行われると共に、延長期間を指定する期間指定ボックス242と、延長中止ボタン244と、延長実行ボタン246とが、表示される。図15に示す期間延長実行確認ページ240において、前記延長中止ボタン244に対する接触入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報の公開期間の延長は行われず、例えば図10に示す動画設定ページ212等の所定のウェブページに復帰させられるが、前記期間指定ボックス242において延長期間の指定が行われると共に、前記延長実行ボタン246に対する接触入力操作が行われた場合、その設定の主体である前記第三者に属するポイントが、各延長期間に対応する分だけ消費されると共に、前記所定の動画情報の公開期間が前記延長期間分だけ延長される。
前記動画設定ページ212において、前記延長許可依頼ボタン238に対する選択入力操作が行われた場合、図16に示すような延長依頼送信確認ページ248が表示される。この図16に示す延長依頼送信確認ページ248においては、依頼中止ボタン250と、依頼実行ボタン252とが、表示される。図16に示す延長依頼送信確認ページ248において、前記依頼中止ボタン250に対する接触入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報に係る第三者による公開期間の延長許可依頼は行われず、例えば図10に示す動画設定ページ212等の所定のウェブページに復帰させられるが、前記依頼実行ボタン252に対する接触入力操作が行われた場合、前記所定の動画情報の投稿者に対して、その動画情報に係る第三者による公開期間の延長許可を依頼する通知が送信される。このようにして、前記第三者の操作により公開期間の延長許可を依頼する通知が送信された場合、例えば、前記所定の動画情報の投稿者に係る図9に示すマイ動画ページ200の通知欄210に、前記動画情報に対して第三者から公開期間の延長許可依頼があった旨が表示される。そして、その延長許可依頼を受けて前記投稿者によりその動画情報に係る第三者による公開期間の延長が許可された場合、前記延長許可依頼を行った利用者(依頼者)に対して、その旨の通知が送信され、図示しないその利用者のマイページにその旨の表示が行われる。
前記公開期間延長制御手段172による第三者を主体とする動画情報の公開期間延長に関して、好適には、前記動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする、その動画情報の公開期間の延長に関して、その延長に係る期間の長さに応じて前記所定のポイントが異なる。例えば、前記動画情報の投稿者を主体とする公開期間の延長と同様に、公開期間を1ヶ月延長させるために100ポイントの消費を条件とし、公開期間を3ヶ月延長させるために200ポイントの消費を条件とし、公開期間を6ヶ月延長させるために300ポイントの消費を条件とし、公開期間を12ヶ月延長させるために400ポイントの消費を条件とする。或いは、前記動画情報の投稿者を主体とする公開期間の延長とは、各延長に係る期間の長さに応じて必要とされるポイントが異なる(例えば、投稿者の設定において条件とされるポイントよりも多いポイントが条件として要求される)ものであってもよい。前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報の公開期間が満了した後は、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする公開期間の延長を受け付けない。
前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者により、その動画情報の公開期間を延長するためにそれぞれ前記所定のポイントが消費された場合には、延長が行われる毎に、その延長を行った時点から前記ポイントに対応する期間分前記動画情報の公開期間を延長する。例えば、公開期間が2012年9月30日までの動画情報に対して、2012年9月20日にユーザAが100ポイントを消費して1ヶ月間の延長を行うと、公開期間は2012年10月20日まで延長される。次いで、前記動画情報に対して、2012年10月15日にユーザBが200ポイントを消費して3ヶ月間の延長を行うと、公開期間は2013年1月15日まで延長される。また、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない複数の第三者により、その動画情報の公開期間を延長するためにそれぞれ前記所定のポイントが消費された場合には、そのポイントの合計に対応する期間分前記動画情報の公開期間を延長する。すなわち、所定の動画情報の公開期間を延長するために複数の第三者によりポイントが消費された場合、そのポイントに応じた延長期間は累積(加算)される。例えば、公開期間が2012年9月30日までの動画情報に対して、投稿者ではない第三者としてのユーザAが100ポイントを消費して1ヶ月間の延長を行った後、同様に第三者としてのユーザBが200ポイントを消費して3ヶ月間の延長を行った場合、合計4ヶ月の延長となり、対象となる動画情報の公開期間は2013年1月30日まで延長される。
前記動画データベース66に記憶された動画情報において、好適には、公開期間の上限値が予め定められている。すなわち、前記公開期間延長制御手段172による公開期間の延長には、上限値としての延長限度(例えば、12ヶ月間)が予め定められている。この延長限度は、好適には、各利用者が1つの動画情報に対して1回の申請で延長できる延長期間の上限値である。すなわち、動画情報の公開期間の延長に関する、延長実行日からの延長期間の上限値であり、例えば、2012年10月25日に延長申請した場合、延長可能な期間は最長で2013年10月25日までとなる。また、前記延長限度は、好適には、対象となる動画情報の投稿者及び第三者に共通の限度であるが、第三者には斯かる延長限度を定める一方、投稿者による公開期間の延長は無制限とするものであってもよい。すなわち、好適には、前記動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする、その動画情報の公開期間の延長には、その第三者が1つの動画情報に対して1回の申請で延長できる延長期間の上限値が予め定められている。
前記公開期間延長制御手段172は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない複数の第三者により、その動画情報の公開期間を延長するためにそれぞれ前記所定のポイントが消費された場合において、そのポイントの合計に対応する期間を現在の前記動画情報の公開期間に加えた期間が、前記延長限度を超過する場合には、その超過する期間に対応するポイントを前記第三者に償還する。例えば、公開期間が2012年10月31日までの動画情報に対して、その期限前の2012年10月25日に、投稿者ではないユーザAが12ヶ月間の延長を行った場合、公開期間は2013年10月25日までに延長され、ユーザAは、2012年10月25日にはそれ以上の延長を行うことができない。このユーザAが次に延長乃至その依頼を行うことができるのは、例えば、1日後の2012年10月26日以降となる。この場合、ユーザAは1ヶ月間の延長のみが選択できるが、2012年10月26日に再び延長を行った場合、延長の上限が1日しかないため、1日分(2013年10月26日まで)の延長となる。この場合、延長限度との差分29日間に対応するポイント(100×29/30=96ポイント)がユーザAに償還される。また、好適には、公開期間が2012年9月30日までの動画情報に対して、投稿者ではない第三者としてのユーザCが200ポイントを消費して3ヶ月間を延長し、同じく第三者としてのユーザDが300ポイントを消費して6ヶ月間を延長して計9ヶ月間の延長となった後、更に同じく第三者としてのユーザEが300ポイントを消費して6ヶ月間延長した場合、計15ヶ月間の延長となるので、延長限度(最大延長期間)が12ヶ月間である場合にはその延長限度を超過する。この場合、延長限度との差分3ヶ月に対応するポイント(300×3/6=150ポイント)がユーザEに償還される。なお、ユーザEが延長期間を設定する段階で、延長限度を超過する延長期間は選択できないようにしてもよい。
図5に示すように、前記SNS情報表示制御手段152は、好適には、依頼者表示制御手段174を備えている。この依頼者表示制御手段174は、前記動画データベース66に記憶された動画情報それぞれに関して、その動画情報を前記親動画情報として設定することの許可を求める依頼を行った前記第三者を一覧表示させる。また、前記依頼者表示制御手段174は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報それぞれに関して、その動画情報の公開期間を延長することの許可を求める依頼を行った前記第三者を一覧表示させる。
図5に示すように、前記SNS情報表示制御手段152は、好適には、設定者表示制御手段176を備えている。この設定者表示制御手段176は、前記動画データベース66に記憶された動画情報それぞれに関して、その動画情報を前記親動画情報として設定するために前記所定のポイントが消費された前記第三者を一覧表示させる。また、前記設定者表示制御手段176は、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報それぞれに関して、その動画情報の公開期間を延長するために前記所定のポイントが消費された前記第三者を一覧表示させる。
図17は、前記SNSデータベース68に記憶された所定の利用者に関して、その依頼者が投稿した動画情報に対する各種設定及び依頼等を一覧表示させる設定/依頼一覧ページ254の一例を示す図である。この図17に示す設定/依頼一覧ページ254においては、前記利用者が投稿した動画情報に関して、その動画情報を前記親動画情報として設定することの許可を求める第三者からの依頼である配信許可依頼256と、前記利用者が投稿した動画情報の公開期間を延長することの許可を求める第三者からの依頼である延長許可依頼258と、前記利用者が投稿した動画情報を第三者が所定のポイントを消費して前記親動画情報として設定した旨の通知である配信設定通知260と、前記利用者が投稿した動画情報に関して第三者が所定のポイントを消費してその公開期間を延長した旨の通知である延長設定通知262と、前記利用者が親動画情報として設定することの許可を求める依頼を行っていた第三者が斯かる設定を許可した旨の通知である設定許可通知264と、前記利用者が公開期間を延長することの許可を求める依頼を行っていた第三者が斯かる延長を許可した旨の通知である延長許可通知266と、第三者が投稿した動画情報の公開範囲として前記利用者が指定(指名公開)された旨の通知である指名公開通知268とが、図17に示すように1のウェブページに一覧表示される。
図18は、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報に関して、その動画情報の公開範囲及びその動画情報に対する各種設定を行った設定者等を一覧表示させる公開範囲/設定者一覧ページ270の一例を示す図である。この図18に示す公開範囲/設定者一覧ページ270においては、前記所定の動画情報に関して、その動画情報の公開範囲に含まれる単数乃至複数の利用者として設定された指名公開ユーザ272と、前記所定の動画情報の公開期間を延長するために前記所定のポイントが消費された単数乃至複数の利用者(第三者)である延長設定者274と、前記所定の動画情報を前記親動画情報として設定するために前記所定のポイントが消費された利用者(第三者)である配信設定者276とが、図18に示すように1のウェブページに一覧表示される。また、この図18に示す公開範囲/設定者一覧ページ270に、前記所定の動画情報を前記親動画情報として設定することの許可を求める第三者からの依頼、及び前記所定の動画情報の公開期間を延長することの許可を求める第三者からの依頼等が一覧表示されるものであってもよい。
図5に示すように、前記SNS情報表示制御手段152は、好適には、設定候補表示制御手段178を備えている。この設定候補表示制御手段178は、前記動画情報配信システム10の各利用者に対して、前記動画データベース66に記憶された動画情報のうち、前記親動画情報として設定されていない動画情報であって前記利用者にお薦めの動画情報を、その利用者を前記第三者とする前記親動画情報としての設定候補として表示させる。また、前記設定候補表示制御手段178は、好適には、前記動画情報配信システム10の各利用者に対して、前記動画データベース66に記憶された動画情報のうち、公開期間の残りが所定期間未満となった動画情報であって前記利用者にお薦めの動画情報を、その利用者を前記第三者とする公開期間の延長候補として表示させる。例えば、前記SNSデータベース68において前記利用者の十八番曲として登録された演奏曲、選曲履歴において演奏回数が多い演奏曲、及び演奏評価結果が高い演奏曲に対応する動画情報を、その利用者に対する設定候補乃至延長候補として表示させる。
図19は、前記SNSデータベース68に記憶された所定の利用者に対して、前記親動画情報として設定対象及び公開期間の延長対象となるお薦めの動画情報を表示させるお薦め動画一覧ページ278の一例を示す図である。この図19に示すお薦め動画一覧ページ278においては、前記動画データベース66に記憶された動画情報のうち、前記親動画情報として設定されていない動画情報であって、前記所定の利用者の十八番曲として登録されている等その利用者にお薦めの動画情報の一覧である設定候補リスト280と、前記動画データベース66に記憶された動画情報のうち、公開期間の残りが所定期間未満となった動画情報であって、前記所定の利用者の十八番曲として登録されている等その利用者にお薦めの動画情報の一覧である延長候補リスト284とが、図19に示すように1のウェブページに一覧表示される。また、図19に示す設定候補リスト280における各動画情報に対応して表示された店舗配信設定ボタン282に対する接触入力操作が行われた場合、その動画情報に関して前述した図12に示すような配信設定実行確認ページ224が表示される。また、図19に示す延長候補リスト284における各動画情報に対応して表示された公開期間延長ボタン286に対する接触入力操作が行われた場合、その動画情報に関して前述した図15に示すような期間延長実行確認ページ240が表示される。
前記動画配信制御手段162、好適には、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントが消費されて、その動画情報の公開期間が延長された場合には、その第三者に対してはその動画情報の公開を行うが、前記第三者以外の利用者に対しては前記動画情報の公開を行わない。換言すれば、対象となる動画情報における延長された公開期間内においては、ポイントを消費してその動画情報の公開期間を延長した前記第三者に対してのみその動画情報の閲覧を許可する。
図5に示すように、前記SNS管理制御手段150は、公開範囲設定手段173を備えている。この公開範囲設定手段173は、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その公開範囲を設定する。すなわち、その動画情報を閲覧可能とする利用者(利用者の範囲)を設定する。例えば、図9に示すマイ動画ページ200における公開範囲設定欄204において、ラジオボタン「みんなに公開」が選択された場合、前記所定の動画情報の公開範囲が、前記SNSデータベース68に記憶された全ての利用者に設定される。すなわち、前記所定の動画情報が全利用者に閲覧可能とされ、公開範囲の限定は行われない。ラジオボタン「指名配信」が選択された場合、前記所定の動画情報が所定の利用者に対してのみ公開(指名公開)される。この場合において、前記公開範囲設定欄204における指名公開ユーザ選択ボタンに対する選択入力操作が行われると、図20を用いて後述するように、指名配信の対象となる利用者の選択を行うためのページが表示される。ラジオボタン「公開しない」が選択された場合、前記所定の動画情報は何れの利用者に対しても公開されない。この場合、例えば前記所定の動画情報の投稿者のみがその動画情報を閲覧可能とされる。或いは、第1レベル「全公開(誰であっても閲覧可能)」、第2レベル「知り合い(フレンドのフレンドまで閲覧可能)」、第3レベル「友達(フレンドは閲覧可能)」、第4レベル「自分のみ(利用者のみ閲覧可能)」というように、段階的に閲覧レベルを設定し得るものであってもよい。
本実施例においては、前記動画データベース66に記憶された動画情報のうち、前記親動画情報設定手段170により前記親動画情報として設定された動画情報に関して、その動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を、その動画情報(親動画情報)の投稿者が指定できる。すなわち、自分の投稿した動画情報を、前記共演動画情報の親として用いることができる利用者の範囲を指定できる。斯かる指定は、好適には、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録された利用者にのみ許可される。すなわち、好適には、前記親動画情報に関して、前記プレミアム会員であるその親動画情報の投稿者は、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を指定できるものであるが、前記プレミアム会員ではない前記親動画情報の投稿者は、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を指定できない。また、好適には、前記親動画情報に関して、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者として指定された場合、その利用者に対してその旨の通知が行われる。
図20は、図9に示す前記店舗配信設定欄206或いは前記公開範囲設定欄204における指名公開ユーザ選択ボタンに対する選択入力操作が行われた場合において表示される公開ユーザ指定ページ288の一例を示す図である。この図20に示す公開ユーザ指定ページ288においては、ユーザ検索欄290と、公開ユーザ候補表示欄292と、公開ユーザ表示欄294とが、表示されるようになっている。前記ユーザ検索欄290において、ユーザ検索に係る各種条件が選択された後、ユーザ表示ボタンに対する選択入力操作が行われることで、前記SNSデータベース68から前記条件に適合する利用者が検索され、前記ユーザ候補表示欄292に一覧表示される。前記ユーザ検索に係る条件としては、投稿者のフレンドとして登録されている利用者、前記共演動画情報に係る親動画情報が指名公開している利用者、前記共演動画情報に含まれる動画情報の投稿者のフレンドとして登録されている利用者等の条件に加えて、利用者のニックネーム及び性別等が定められるようになっている。また、好適には、公開先の指名候補として検索される利用者は、選曲履歴における選曲回数が多い利用者や、演奏評価の評価結果の平均が高い利用者が優先的に検索されるものであってもよい。前記ユーザ候補表示欄292に一覧表示された利用者のうち何れかの利用者が選択された状態で、仮登録ボタン296に対する接触入力操作が行われると、その利用者が前記公開ユーザ表示欄294に追加される。また、その公開ユーザ表示欄294に一覧表示された利用者のうち何れかの利用者が選択された状態で、キャンセルボタン298に対する接触入力操作が行われると、その利用者が前記公開ユーザ表示欄294から削除される。そして、確定ボタン300に対する接触入力操作が行われることで、公開ユーザ表示欄294に一覧表示された利用者が、前記対象となる動画情報の公開範囲に含まれる利用者として登録される。なお、本実施例においては、前記動画データベース66に記憶された動画情報の公開範囲、親動画情報として設定された動画情報の配信範囲(共演動画の親動画情報として利用できる利用者の範囲)、及び共演動画情報の公開範囲の設定を区別することなく図20において説明しているが、それぞれ異なるウェブページにおいて異なる態様で各範囲の設定が行われるものであっても当然に構わない。
前記公開範囲設定手段173は、好適には、前記共演動画編集制御手段168により編集されて前記動画データベース66に記憶された共演動画情報に関して、前記通信回線20を介してその共演動画情報を閲覧可能な利用者の範囲を、その共演動画情報の投稿者により指定可能とする。すなわち、前記動画データベース66に投稿された共演動画情報に係る公開範囲を、その共演動画情報の投稿者により設定可能とする。ここで、前記共演動画情報の投稿者は、前記親動画情報を閲覧しつつ記録された動画情報に対応する利用者であり、換言すれば、前記共演動画情報の組み合わせに係る子としての動画情報の記録者である。前記共演動画情報に係る公開範囲の指定は、好適には、前記親動画情報に係る指定と同様に、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録された利用者にのみ許可される。
また、前記公開範囲設定手段173は、好適には、前記動画データベース66に記憶された前記親動画情報の投稿者に属する所定のポイントの消費を条件として、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を指定可能とする。この公開範囲の指定を可能とするためのポイントは、公開先として指定する利用者の人数によらず一定のポイント(例えば、100ポイント)であってもよいが、好適には、前記親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能として指定する利用者の人数が多いほど、その範囲の指定を行うための条件として多くのポイントの消費が要求される。例えば、前記親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能として指定する利用者の人数を1人指定するために所定のポイント(例えば、10ポイント)が要求される。
また、前記公開範囲設定手段173は、好適には、前記共演動画編集制御手段168により編集されて前記動画データベース66に記憶された共演動画情報に関して、その共演動画情報の親動画情報に関して指定された、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲に基づいて、前記共演動画情報の公開範囲を設定する。好適には、前記共演動画編集制御手段168により編集されて前記動画データベース66に記憶された共演動画情報に関して、前記公開範囲設定手段173により設定される前記通信回線20を介してその共演動画情報を閲覧可能な利用者の範囲は、その共演動画情報の親動画情報に関して指定された、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲と等しい。
また、前記公開範囲設定手段173は、好適には、前記共演動画編集制御手段168により編集されて前記動画データベース66に記憶された共演動画情報に関して、前記通信回線20を介してその共演動画情報を閲覧可能な利用者の範囲として、その共演動画情報の親動画情報に関して指定された、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を逸脱する範囲が指定された場合、その旨の警告を表示させる。
また、前記公開範囲設定手段173は、好適には、前記共演動画編集制御手段168により編集されて前記動画データベース66に記憶された共演動画情報に関して、前記通信回線20を介してその共演動画情報を閲覧可能な利用者の範囲として、その共演動画情報の親動画情報に関して指定された、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を逸脱する利用者が指定された場合、その範囲を逸脱する利用者に対しては、前記共演動画情報における前記親動画情報の一部乃至全部が他の画像乃至動画に置換された共演動画情報を閲覧可能とする。図21は、前記動画配信制御手段164により配信される共演動画情報の一例を示す図であり、図8と共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略している。この図21に示すように、前記動画配信制御手段164は、前記共演動画情報の公開範囲として、前記親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を逸脱する利用者が指定された場合、好適には、前記共演動画情報における前記親動画情報の映像を、その親動画情報の投稿者に対応するアバタを含む映像304に差し替えた共演映像302を、前記範囲を逸脱する利用者に対して配信する。この共演映像302に対応する共演動画において、音声に関しては前記親動画情報のものがそのまま出力される。また、前記共演映像186における親動画情報に対応する第1の演奏映像180における利用者の顔部分が解析され、その顔部分のみが隠されるように映像効果が施される等の態様も考えられる。
図22は、前記サーバ装置12のCPU50によるログイン認証制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、ステップ(以下、ステップを省略する)SA1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置からログイン情報すなわちユーザID及びログインパスワードの入力があったか否かが判断される。このSA1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SA1の判断が肯定される場合には、SA2において、ユーザID及びログインパスワードの入力が受け付けられる。次に、SA3において、前記SNSデータベース68に記憶された情報が照会され、入力されたユーザID及びログインパスワードが正しいか否かが判断される。このSA3の判断が肯定される場合には、SA4において、前記ユーザID及びパスワードの入力に係る利用者が前記SNSに正常にログインされた後、本ルーチンが終了させられるが、SA3の判断が否定される場合には、SA5において、エラーである旨が前記通信端末装置に返信された後、それをもって本ルーチンが終了させられる。
図23は、前記サーバ装置12のCPU50によるプレミアム会員登録制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SB1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から所定の利用者をプレミアム会員として登録する要求があったか否かが判断される。このSB1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SB1の判断が肯定される場合には、SB2において、前記SNSデータベース68に記憶された前記要求に係る利用者に属するポイントが所定ポイント消費される。次に、SB3において、前記要求に係る利用者が前記SNSデータベース68においてプレミアム会員として登録された後、本ルーチンが終了させられる。
図24は、前記サーバ装置12のCPU50による動画投稿/設定受付制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SC1において、前記カラオケ装置36等の通信端末装置から動画情報の投稿があったか否かが判断される。このSC1の判断が否定される場合には、SC3以下の処理が実行されるが、SC1の判断が肯定される場合には、SC2において、投稿された動画情報が投稿者である利用者及び対応する楽曲データ等と関連付けられて前記動画データベース66に記憶される。次に、SC3において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関する設定要求があったか否かが判断される。このSC3の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SC3の判断が肯定される場合には、SC4において、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の公開範囲の設定、第三者による店舗配信の許可乃至不許可の設定、第三者による公開期間の延長の許可乃至不許可の設定等が行われた後、本ルーチンが終了させられる。
図25は、前記サーバ装置12のCPU50によるコラボ動画(共演動画情報)投稿受付制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SD1において、前記カラオケ装置36等の通信端末装置から所定の親動画情報の配信要求があったか否かが判断される。このSD1の判断が否定される場合には、SD2において、親動画情報の配信は行われず、SD5以下の処理が実行されるが、SD1の判断が肯定される場合には、SD3において、前記親動画情報の配信要求者が、その親動画情報を店舗配信設定した設定者であるか否かが判断される。このSD3の判断が否定される場合には、SD2以下の処理が実行されるが、SD3の判断が肯定される場合には、SD4において、前記親動画情報の配信要求元に対してその親動画情報の配信が行われる。次に、SD5において、前記カラオケ装置36等の通信端末装置からコラボ動画すなわち共演動画情報の投稿があったか否かが判断される。このSD5の判断が否定される場合には、SD8以下の処理が実行されるが、SD5の判断が肯定される場合には、SD6において、投稿された複数の動画情報を組み合わせて共演動画情報が作成される。次に、SD7において、SD6にて作成された共演動画情報が、各動画情報の投稿者のユーザID及び共通の楽曲データ等と関連付けられて前記動画データベース66に記憶される。次に、SD8において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された共演動画情報に関する設定要求があったか否かが判断される。このSD8の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SD8の判断が肯定される場合には、SD9において、前記動画データベース66に記憶された共演動画情報の公開範囲が設定される。次に、SD10において、SD9にて設定された共演動画情報を閲覧可能な利用者の範囲が、その共演動画情報の親動画情報に関して指定された、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を逸脱する範囲であったか否かが判断される。このSD10の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SD10の判断が肯定される場合には、SD11において、SD9にて設定された共演動画情報を閲覧可能な利用者の範囲が、その共演動画情報の親動画情報に関して指定された、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を逸脱する範囲である旨の警告が表示された後、本ルーチンが終了させられる。
図26は、前記サーバ装置12のCPU50による店舗配信(親動画情報)設定制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SE1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報に関して、その動画情報の投稿者による店舗配信設定の要求があったか否かが判断される。このSE1の判断が否定される場合には、SE5以下の処理が実行されるが、SE1の判断が肯定される場合には、SE2において、前記動画情報の投稿者が、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録されているか否かが判断される。このSE2の判断が肯定される場合には、SE3において、前記要求に係る動画情報が前記動画データベース66において店舗配信設定すなわち前記親動画情報として設定された後、SE5以下の処理が実行されるが、SE2の判断が否定される場合には、SE4において、前記SNSデータベース68に記憶された前記動画情報の投稿者に属するポイントが所定ポイント消費され、前記要求に係る動画情報が前記動画データベース66において店舗配信設定すなわち前記親動画情報として設定された後、SE5において、前記動画データベース66に親動画情報として設定された動画情報に関して指名公開すなわちその動画情報を共演動画情報の親として利用することができる利用者の範囲設定が行われるか否かが判断される。このSE5の判断が否定される場合には、SE7以下の処理が実行されるが、SE5の判断が肯定される場合には、SE6において、前記親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲が設定され、その範囲に含まれる利用者に対してその旨の通知が送信された後、SE7において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者による店舗配信設定の要求があったか否かが判断される。このSE7の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SE7の判断が肯定される場合には、SE8において、前記店舗配信設定要求に係る第三者が、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録されているか否かが判断される。このSE8の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SE8の判断が肯定される場合には、SE9において、前記SNSデータベース68に記憶された前記第三者に属するポイントが所定ポイント消費され、前記要求に係る動画情報が前記動画データベース66において店舗配信設定すなわち前記親動画情報として設定される。次に、SE10において、前記動画情報の投稿者に対して、その動画情報が第三者のポイント消費により店舗配信設定された旨の通知が送信された後、本ルーチンが終了させられる。
図27は、前記サーバ装置12のCPU50による店舗配信依頼制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SF1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者による店舗配信設定の許可依頼があったか否かが判断される。このSF1の判断が否定される場合には、SF3以下の処理が実行されるが、SF1の判断が肯定される場合には、SF2において、前記動画情報の投稿者に対して、第三者からその動画情報に係る店舗配信設定の許可依頼があった旨の通知が送信される。次に、SF3において、SF2にて店舗配信設定の許可依頼があった動画情報に関して、その動画情報の投稿者により、第三者による店舗配信設定が許可されたか否かが判断される。このSF3の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SF3の判断が肯定される場合には、SF4において、SF1に係る店舗配信設定の許可依頼を行った依頼者(第三者)に対して、その許可依頼に係る動画情報に関して、利用者により第三者による店舗配信設定が許可された旨の通知が送信された後、本ルーチンが終了させられる。
図28は、前記サーバ装置12のCPU50による公開期間延長制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SG1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報に関して、その動画情報の投稿者による公開期間の延長要求があったか否かが判断される。このSG1の判断が否定される場合には、SG3以下の処理が実行されるが、SG1の判断が肯定される場合には、SG2において、前記SNSデータベース68に記憶された前記動画情報の投稿者に属するポイントが所定ポイント消費され、前記要求に係る動画情報の公開期間がそのポイントに対応する期間だけ延長される。次に、SG3において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者による公開期間の延長要求があったか否かが判断される。このSG3の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SG3の判断が肯定される場合には、SG4において、前記公開期間の延長要求に係る第三者が、前記SNSデータベース68にプレミアム会員として登録されているか否かが判断される。このSG4の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SG4の判断が肯定される場合には、SG5において、前記SNSデータベース68に記憶された前記第三者に属するポイントが所定ポイント消費され、前記要求に係る動画情報の公開期間がそのポイントに対応する期間だけ延長される。次に、SG6において、前記動画情報の投稿者に対して、その動画情報の公開期間が第三者のポイント消費により延長された旨の通知が送信される。次に、SG7において、SG5にて延長された動画情報に係る延長期間が上限値を超過したか否かが判断される。このSG7の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SG7の判断が肯定される場合には、SG8において、SG5にて延長された動画情報に係る延長期間が上限値を超過した期間に対応するポイントが前記第三者に償還された後、本ルーチンが終了させられる。
図29は、前記サーバ装置12のCPU50による公開期間延長依頼制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SH1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者による公開期間の延長許可依頼があったか否かが判断される。このSH1の判断が否定される場合には、SH5以下の処理が実行されるが、SH1の判断が肯定される場合には、SH2において、前記延長許可依頼に係る動画情報の延長期間が上限値を超過しているか、又はその動画情報の公開期間が既に満了しているか否かが判断される。このSH2の判断が肯定される場合には、SH3において、前記延長許可依頼に係る第三者に対して、前記動画情報の公開期間はこれ以上延長できない旨の表示が行われた後、SH5以下の処理が実行されるが、SH2の判断が否定される場合には、SH4において、前記動画情報の投稿者に対して、第三者からその動画情報に係る公開期間の延長許可依頼があった旨の通知が送信される。次に、SH5において、SH4にて公開期間の延長許可依頼があった動画情報に関して、その動画情報の投稿者により、第三者による公開期間の延長が許可されたか否かが判断される。このSH5の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SH5の判断が肯定される場合には、SH6において、SH1に係る公開期間の延長許可依頼を行った依頼者(第三者)に対して、その許可依頼に係る動画情報に関して、利用者により第三者による公開期間の延長が許可された旨の通知が送信された後、本ルーチンが終了させられる。
図30は、前記サーバ装置12のCPU50による動画情報配信制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SI1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の動画情報の配信要求があったか否かが判断される。このSI1の判断が否定される場合には、SI5において、動画情報の配信は実行されず、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SI1の判断が肯定される場合には、SI2において、前記配信要求に係る動画情報は、現在、延長に係る公開期間において公開されているものであるか否かが判断される。このSI2の判断が否定される場合には、SI6以下の処理が実行されるが、SI2の判断が肯定される場合には、SI3において、前記配信要求を行った利用者は、ポイントの消費によりその配信要求に係る動画情報の公開期間の延長を行った第三者であるか否かが判断される。このSI3の判断が否定される場合には、SI5以下の処理が実行されるが、SI3の判断が肯定される場合には、SI4において、前記配信要求の要求元に対して要求に係る動画情報が配信された後、本ルーチンが終了させられる。
図31は、前記サーバ装置12のCPU50による共演動画情報配信制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SJ1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記動画データベース66に記憶された所定の共演動画情報の配信要求があったか否かが判断される。このSJ1の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SJ1の判断が肯定される場合には、SJ2において、前記配信要求に係る共演動画情報の親動画情報に関して指定された、その親動画情報を前記共演動画情報の組み合わせに係る親として選択可能な利用者の範囲を逸脱する利用者からの配信要求であるか否かが判断される。このSJ2の判断が肯定される場合には、SJ3において、前記配信要求の要求元に対して、要求に係る共演動画情報における前記親動画情報の一部乃至全部が他の画像乃至動画に置換された共演動画情報が配信された後、本ルーチンが終了させられるが、SJ2の判断が否定される場合には、SJ4において、前記配信要求の要求元に対して要求に係る共演動画情報が配信された後、本ルーチンが終了させられる。
図32は、前記サーバ装置12のCPU50による各種情報表示制御の要部について説明するフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されるものである。
先ず、SK1において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記SNSデータベース68に記憶された所定の利用者に係るあしながおじさん表示要求があったか否かが判断される。このSK1の判断が否定される場合には、SK3以下の処理が実行されるが、SK1の判断が肯定される場合には、SK2において、前記所定の利用者の投稿した動画情報に関して自己のポイントを消費して店舗配信設定を行った第三者、公開期間の延長設定を行った第三者、店舗配信設定の許可依頼を行った第三者、及び公開期間の延長許可依頼を行った第三者等が一覧表示される。次に、SK3において、前記PC14、携帯電話機16、或いはカラオケ装置36等の通信端末装置から、前記SNSデータベース68に記憶された所定の利用者に対する店舗配信設定候補乃至公開期間延長候補の表示要求があったか否かが判断される。このSK3の判断が否定される場合には、それをもって本ルーチンが終了させられるが、SK3の判断が肯定される場合には、SK4において、前記所定の利用者に対応して前記SNSデータベース68に記憶された十八番曲等に応じて、前記動画データベース66において店舗配信されていない動画情報及び公開期間が残りわずかとなった動画情報等が検索され、その利用者に対する店舗配信設定候補乃至公開期間延長候補として一覧表示された後、本ルーチンが終了させられる。
以上の制御において、SA1〜SA5、SB1〜SB3、SC4、SD9、SD11、SE1〜SE10、SF1〜SF4、SG1〜SG8、及びSH1〜SH6が前記SNS管理制御手段150及び前記SNS情報表示制御手段152の動作に、SB1〜SB3が前記SNS管理制御手段(プレミアム会員登録手段)150の動作に、SC1〜SC4及びSD1〜SD11が前記投稿受付制御手段158の動作に、SI1〜SI5及びSJ1〜SJ4が前記動画配信制御手段162の動作に、SD6及びSD7が前記共演動画編集制御手段168の動作に、SE1〜SE10及びSF1〜SF4が前記親動画情報設定手段170の動作に、SG1〜SG8及びSH1〜SH6が前記公開期間延長制御手段172の動作に、SC4及びSD9〜SD11が前記公開範囲設定手段173の動作に、SK2が前記依頼者表示制御手段174及び前記設定者表示制御手段176の動作に、SK4が前記設定候補表示制御手段178の動作に、それぞれ対応する。
このように、本実施例によれば、前記カラオケ装置36等の通信端末装置から投稿された動画情報を記憶する動画データベース66と、前記通信回線20を介して前記カラオケ装置36等の通信端末装置から、予め定められた複数の楽曲データの何れかに対応する動画情報の投稿を受け付け、その投稿された動画情報を対応する楽曲データと関連付けて前記動画データベース66に記憶させる投稿受付制御手段158(SC1〜SC4及びSD1〜SD11)と、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長する公開期間延長制御手段172(SG1〜SG8及びSH1〜SH6)とを、備え、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長し得るものであることから、動画情報の投稿者ではない第三者のポイントを消費することによってもその動画情報の公開期間を延長することができ、動画投稿者、第三者双方の利便性を図ることができることに加え、無為に貯め込まれているポイントの有効利用を実現することができる。すなわち、サービスの利便性を向上させると共にシステムに係るポイントの消費を促進する動画情報配信システム10を提供することができる。
また、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者により、その動画情報の公開期間を延長するためにそれぞれ前記所定のポイントが消費された場合には、延長が行われる毎に、その延長を行った時点から前記ポイントに対応する期間分前記動画情報の公開期間を延長するものであるため、複数の第三者がそれぞれ個別にポイントを消費して前記動画情報の公開期間の延長を行った場合に、ポイントの払い損をする者が生じることを好適に抑制することができる。
また、前記動画データベース66に記憶された動画情報の公開期間の延長に関して、延長実行日からの延長期間の上限値が予め定められており、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者により、その動画情報の公開期間を延長するために前記所定のポイントが消費された場合において、そのポイントに対応する延長期間が前記上限値を超過する場合には、その超過する期間に対応するポイントを前記第三者に償還するものであるため、複数の第三者がそれぞれ個別にポイントを消費して前記動画情報の公開期間の延長を行った場合に、ポイントの払い損をする者が生じることを好適に抑制することができる。
また、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件としてその動画情報の公開期間を延長することの許可乃至不許可を、前記動画情報の投稿者が設定し得るものであるため、自分の投稿した動画の公開期間が不本意に延長されることを好適に防止できる。
また、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された、投稿者により前記第三者による公開期間の延長が不許可と設定された動画情報に対して、その動画情報の投稿者ではない第三者から公開期間を延長することの許可を求める依頼があった場合には、前記投稿者に対してその旨の通知を行うものであるため、自分の投稿した動画の公開期間を延長することを求める第三者が存在することを、投稿者に対して簡便に通知することができる。
また、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画情報の投稿者ではない第三者からその動画情報の公開期間を延長することの許可を求める依頼があり、前記投稿者に対してその旨の通知を行った場合において、その投稿者が前記動画情報に関して前記第三者による公開期間の延長を許可した場合には、前記依頼を行った前記第三者に対してその旨の通知を行うものであるため、依頼に係る動画情報に関して投稿者により公開期間の延長が許可されたことを、その依頼を行った者に対して簡便に通知することができる。
また、前記動画データベース66に記憶された、所定の投稿者に係る複数の動画情報それぞれに関して、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件としてその動画情報の公開期間を延長することの許可乃至不許可を、前記動画情報の投稿者が設定し得るものであるため、自分の投稿した動画それぞれについて、不本意にその公開期間が延長されることを好適に防止できる。
また、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントが消費されて、その動画情報の公開期間が延長された場合には、その動画情報の投稿者に対してその旨の通知を行うものであるため、自分の投稿した動画の公開期間が第三者のポイント消費により延長されたことを、投稿者に対して簡便に通知することができる。
また、前記動画データベース66に記憶された動画情報それぞれに関して、その動画情報の公開期間を延長することの許可を求める依頼を行った前記第三者を一覧表示させる依頼者表示制御手段174(SK2)を備えたものであるため、自分の投稿した動画の公開期間を延長することを求める第三者を簡便に確認できる。
また、前記動画データベース66に記憶された動画情報それぞれに関して、その動画情報の公開期間を延長するために前記所定のポイントが消費された前記第三者を一覧表示させる設定者表示制御手段176(SK2)を備えたものであるため、自分の投稿した動画の公開期間を、自己のポイント消費により延長してくれた第三者を簡便に確認できる。
また、前記動画情報配信システム10において、利用者に属する所定のポイントの消費を条件としてその利用者をプレミアム会員として登録するプレミアム会員登録手段としてのSNS管理制御手段150(SB1〜SB3)を備え、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない前記プレミアム会員としての第三者に属する所定のポイントの消費を条件として、その動画情報の公開期間を延長し得るものであるが、前記プレミアム会員ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とした前記動画情報の公開期間の延長を受け付けないものであるため、第三者のポイント消費による公開期間の延長の濫用を好適に防止できると共に、システムに係るポイントの消費を更に促進することができる。
また、前記動画情報配信システム10の各利用者に対して、前記動画データベース66に記憶された動画情報のうち、公開期間の残りが所定期間未満となった動画情報であって前記利用者にお薦めの動画情報を、その利用者を前記第三者とする公開期間の延長候補として表示させる設定候補表示制御手段178(SK4)を備えたものであるため、サービスの利便性をより向上させると共にシステムに係るポイントの消費を更に促進することができる。
また、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報の公開期間が満了した後は、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする公開期間の延長を受け付けないものであるため、第三者のポイント消費による公開期間の延長の濫用を好適に防止できる。
また、前記動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする、その動画情報の公開期間の延長に関して、延長実行日からの延長期間の上限値が予め定められており、前記公開期間延長制御手段172は、前記動画データベース66に記憶された動画情報に関して、その動画情報に係る延長期間が前記上限値に達した場合には、その動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする更なる公開期間の延長及びその動画情報の公開期間を延長することの許可を求める依頼を受け付けないものであるため、第三者のポイント消費による公開期間の延長の濫用を好適に防止できる。
また、前記動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントの消費を条件とする、その動画情報の公開期間の延長に関して、その延長に係る期間の長さに応じて前記所定のポイントが異なるものであるため、よりきめ細かな公開期間の設定を可能とすることで、サービスの利便性を更に向上させられると共に、システムに係るポイントの消費を更に促進することができる。
また、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者に属する所定のポイントが消費されて、その動画情報の公開期間が延長された場合には、その第三者に対してはその動画情報の公開を行うが、前記第三者以外の利用者に対しては前記動画情報の公開を行わないものであるため、自己のポイント消費により公開期間を延長してくれた第三者に対してのみ前記動画情報を閲覧可能とすることで、システムに係るポイントの消費を更に促進することができる。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例においては特に言及していないが、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者のポイント消費によりその動画情報の公開期間が延長された場合において、その延長に係る公開期間が満了する前に前記動画情報の投稿者によりその動画情報が削除された場合には、その削除日から延長に係る公開期間の満了日までの期間に相当するポイントが、前記延長を行った第三者に償還されるものであってもよい。例えば、公開期間が2012年9月30日までの動画情報に対し、第三者であるユーザFが200ポイントを消費して3ヶ月間その公開期間を延長し、前記動画情報の公開期間が2012年12月30までとなった場合において、その動画情報の投稿者が2012年10月30日にその動画情報を削除した場合には、差分2ヶ月間に相当するポイント(200×2/3=130ポイント)が、前記ユーザFに対して償還される。このようにすれば、前記第三者がポイントの払い損となることを好適に抑制することができる。
また、前記動画データベース66に記憶された動画情報の投稿者ではない第三者のポイント消費によりその動画情報の公開期間が延長される場合において、所定のポイントを追加消費すると、公開期間の延長に係る動画情報に所定の効果(例えば、動画の枠を赤で囲む、動画を光らせる、色を鮮やかにする等の目立たせる効果)を付与するものであってもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられて実施されるものである。