JP2014174767A - 情報処理装置、電子会議システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、電子会議システム、及びプログラム Download PDF

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覚 松村
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Abstract

【課題】会議開催者及び会議参加者に対する負荷を軽減し、使い勝手の良い電子会議文書ファイル技術を提供する。
【解決手段】会議の開催者が電子資料を用いた会議予定を登録するのと同時に、過去に開催された関連会議を自動的に登録する。そして、会議の主題となる資料(会議主題資料)とこれに紐付けられた過去関連会議資料を自動ダウンロードする。また、過去関連資料が多数に及んでも高速に表示を切り替えるための画面表示処理と操作処理を実行する。さらに、背景表示を固定し、資料の任意の複数個所の同時拡大を行うようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、電子会議システム、及びプログラムに関し、会議開催者及び会議参加者に対する負荷を軽減し、使い勝手の良い電子会議文書ファイル技術に関するものである。
一般的に、企業では、会議を行う際に多くの紙資料を必要としており、紙のコストの削減や環境面への配慮等の課題が叫ばれている。これに対し、近年の電子計算機の低価格化、小型化に伴い、従来紙の資料を使用して行われていた会議を、ノートPCなどの移動端末を活用し、電子文書を紙の代わりに閲覧して行う電子会議が広がりつつある。例えば、特許文献1には、電子文書を利用した会議システムの例が開示されている。
特開2002−41429号公報
ところで、会議では、前回会議の議事録や、参考資料として過去の会議資料を使用したい場合が多い。
しかしながら、特許文献1のような従来技術では、会議開催者が電子会議資料を事前に登録する際、会議で初めて使用される主題となる資料(会議主題資料)と、過去に行われた会議の議事録や参考資料(過去関連会議資料)を明確に区別していない。このため、会議参加者は、それらの資料が配信された時点では資料の新旧の区別を付けられない。従って、表示アプリケーションは、用途、閲覧頻度、編集の有無等に関係なく、全ての資料を同等に扱うことしかできない。
また、大きさが限定されている電子端末の画面上では、用紙サイズの大きい資料の全体を表示すると文字がつぶれて読みにくくなるため、一般的に、資料の一部分だけを画面に表示する。そのため、1つの資料の端と端を見比べるなど、複数個所を同時に閲覧することができず、紙の資料に比べて、資料全体を俯瞰しにくい。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、会議開催者及び会議参加者に対する負荷を軽減し、使い勝手の良い電子会議文書ファイル技術を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明では、会議の開催者が電子資料を用いた会議予定を登録するのと同時に、過去に開催された関連会議を指定すると、その会議に関連する資料を自動的に登録する。そして、会議の主題となる資料(会議主題資料)とこれに紐付けられた過去関連会議資料を自動ダウンロードする。また、過去関連資料が多数に及んでも高速に表示を切り替えるための画面表示処理と操作処理を実行する。さらに、背景表示を固定し、資料の任意の複数個所の同時拡大を行うようにする。
つまり、本発明は、ユーザによるタッチパネル操作によって表示画面における動作の指示を可能とする情報処理装置に関する。当該情報処理装置は、表示画面における部分的領域を拡大表示する処理を実現するための部分拡大表示処理プログラムを格納するメモリと、所定のタッチパネル操作の検知に応答して、メモリから部分拡大表示処理プログラムを読み出し、ユーザによって指定される部分的領域を拡大表示処理するプロセッサと、を有する。そして、メモリは、さらに、部分拡大表示処理の対象となる画像に対応するメタ情報を格納している。このような情報処理装置において、プロセッサは、部分拡大表示処理プログラムに従って、表示画面上に表示された画像上の少なくとも3点がユーザによってタッチされたことを検知し、タッチされた少なくとも3点のうちペアとなる2点を決定し、当該ペアから矩形領域を算出し、その2点間の距離の変化に基づいて矩形領域の拡大率を算出する。さらにプロセッサは、メタ情報をメモリから読み出し、矩形領域のみの画像を、メタ情報を用いて、算出した拡大率で生成し、これを最終表示用の主画像とする。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本発明の態様は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。
本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本発明の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではないことを理解する必要がある。
本発明によれば、資料全体ではなく一部のみを拡大表示するとともに、元の資料も背景に表示されるので、1つの資料の端と端を見比べるなど、複数個所を同時に閲覧することができるようになり、資料全体を俯瞰することができるようになる。よって、会議開催者及び会議参加者の使い勝手を向上し、会議中の負荷を軽減することができる。
本発明の実施形態における会議システムの概略構成を示す図である。 会議参加者端末の会議実施時の内部構成を示す図である。 会議参加者端末の資料表示画面構成を示す図である。 会議の関連文書の表示を切り替える画面コントロールを説明するための図である。 文書を切り替える画面コントロールの階層化を説明するための図である。 閲覧専用電子会議資料のファイル構造とメモリデータ配置例を示す図である。 会議参加者端末における会議参加画面構成の一例を示す図である。 会議参加者端末における会議終了画面構成の一例を示す図(1)である。 会議参加者端末における会議終了画面構成の一例を示す図(2)である。 3点タッチによる複数個所の同時ズーム方法を説明するための図である。 4点タッチによる複数個所の同時ズーム方法を説明するための図である。 ズーム後の領域の移動操作を説明するための図である。 2点タッチによるズーム範囲の特定方法を説明するための図である。 複数個所のズーム範囲の特定方法を説明するための図である。 会議関連管理DBの会議関連データの一例を示す図である。 グループウェア管理DBの会議予定データの一例を示す図である。 会議開催者端末の会議登録処理を説明するためのフローチャートである。 会議登録サーバのDB登録処理を説明するためのフローチャート(前半部)である。 会議登録サーバのDB登録処理を説明するためのフローチャート(後半部)である。 会議登録サーバの資料配信時の処理を説明するためのフローチャート(前半部)である。 会議登録サーバの資料配信時の処理を説明するためのフローチャート(後半部)である。 会議参加者端末の会議開始処理を説明するためのフローチャート(前半部)である。 会議参加者端末の会議開始処理を説明するためのフローチャート(後半部)である。 会議開始後のキャッシュ展開時の処理を説明するためのフローチャートである。 会議開催者端末の会議終了処理を説明するためのフローチャートである。 閲覧専用電子会議資料の部分拡大処理を説明するためのフローチャートである。
一般に従来技術(例えば、特許文献1)では、会議開催者が電子会議資料を事前に登録する際、会議で初めて使用される主題となる資料(会議主題資料)と、過去に行われた会議の議事録や参考資料(過去関連会議資料)を明確に区別していない。このため、会議参加者は、それらの資料が配信された時点では資料の新旧の区別を付けられない。従って、表示アプリケーションは、用途、閲覧頻度、編集の有無等に関係なく、全ての資料を同等に扱うことしかできない。
また、参照する関連資料が多数に及ぶ場合を考慮すると、会議参加者が会議で配布された電子資料と、会議に関連する複数の過去資料を同時に開いた場合、全て同一のタスクバー上に表示されるため、表示の切り替えにおいて混乱しやすい。加えて、アプリケーションで開かれた複数の関連資料の間で表示を切り替えるのに時間がかかり操作速度が遅くなるため、資料を交互に見るなどといった、紙資料なら簡単に行える操作が快適に行えない。
さらに、大きさが限定されている電子端末の画面上では、用紙サイズの大きい資料の全体を表示すると文字がつぶれて読みにくくなるため、一般的に、資料の一部分だけを画面に表示する。そのため、1つの資料の端と端を見比べるなど、複数個所を同時に閲覧することができず、紙の資料に比べて、資料全体を俯瞰しにくい。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
本実施形態では、当業者が本発明を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本発明の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
更に、本発明の実施形態は、後述されるように、汎用コンピュータ上で稼動するソフトウェアで実装しても良いし専用ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実装しても良い。
なお、以後の説明では「テーブル」形式によって本発明の各情報について説明するが、これら情報は必ずしもテーブルによるデータ構造で表現されていなくても良く、リスト、DB、キュー等のデータ構造やそれ以外で表現されていても良い。そのため、データ構造に依存しないことを示すために「テーブル」、「リスト」、「DB」、「キュー」等について単に「情報」と呼ぶことが可能である。
以下では、各モジュールや各サーバ等を主語(動作主体)として本発明の実施形態における各処理について説明を行うが、各モジュールやサーバが実行するプログラムはプロセッサによって実行されることで定められた処理をメモリ及び通信ポート(通信制御装置)を用いながら行うため、プロセッサを主語とした説明としてもよい。プログラムの一部または全ては専用ハードウェアで実現しても良い。各種プログラムはプログラム配布サーバや記憶メディアによって各端末やサーバにインストールされてもよい。
<システム構成>
図1は、本発明の実施形態による電子会議システムの概略構成を示す図である。
図1において、電子会議システムは、少なくとも1つの会議開催者端末102と、少なくとも1つの会議参加者端末103と、過去の会議資料データ(過去関連会議資料データ)114を保存するファイル共有サーバ104と、グループウェアサーバ105と、会議登録サーバ106と、を有し、それらはネットワーク101を介して接続されている。
会議開催者端末102、会議参加者端末103、ファイル共有サーバ104、グループウェアサーバ105、及び会議登録サーバ106のそれぞれは、通常のコンピュータで構成され、図示していないが、プロセッサ、メモリ(記憶装置)、入力装置(キーボード、マウス等)、出力装置(ディスプレイ等)を少なくとも有している。ただし、会議開催者端末102及び会議参加者端末103は、入力装置としてタッチパネル(及びそれを実現する構成)をさらに含んでいる。
各端末やサーバの記憶装置には、必要とされるプログラム(モジュールを含む)が格納されている。つまり、会議開催者端末102の記憶装置には、会議資料登録ソフト(ソフトウェア、以下「ソフト」ということとする)107とグループウェアクライアント113がインストールされており、既存の編集アプリケーションにより作成されたファイルそのものである電子会議資料マスタファイル108が格納されている。会議資料登録ソフト107は、電子会議資料登録モジュール109とグループウェア連携モジュール110とで構成されている。
また、会議登録サーバ106は、記憶装置に電子会議資料変換ソフト111と会議状態制御ソフト112がインストールされており、グループウェアに登録されている会議予約情報と、会議と電子会議資料の関連と、会議同士の関連とを保存する会議関連管理DB116を備える。電子会議資料変換ソフト111は、ポストスクリプト(アドビシステムズ社の登録商標)プリンタドライバにより、文書をベクタ情報化する一般的な機能を搭載する。
グループウェアサーバ105は、会議予約情報や利用者の情報を保存するグループウェア管理DB115を備える。
ファイル共有サーバ104は、これから開催される予定の会議の電子会議資料のマスタデータ、及び、実施済みの過去の会議で使用された電子資料を閲覧専用形式に変換したデータを含む、会議資料データ114を保管する。
<会議参加者端末の内部構成>
図2は、本発明の実施形態による会議参加者端末103の内部構成(ソフトウェア構成)を示す図である。
図2において、会議参加者端末103のメモリ(記憶装置)には、会議資料閲覧ソフト201と、会議参加管理ソフト202とがインストールされており、会議資料閲覧ソフト201で表示する閲覧専用電子会議資料データ203が格納されている。
会議資料閲覧ソフト201は、会議主題資料および過去関連会議資料を取得するための電子会議資料受信モジュール204と、取得した各種資料にインデックス(タブ)を付与して表示画面に表示するための仮想インデックス表示モジュール205と、過去関連資料の内容を表示画面上に表示する際に必要な処理を実行するための閲覧専用ファイル表示モジュール206と、を構成ソフトウェアとして含んでいる。
また、会議参加管理ソフト202は、会議情報取得モジュール207と、画面制御モジュール208と、参加状態管理モジュール209と、を構成ソフトウェアとして含んでいる。
<資料閲覧画面の構成例>
図3は、本発明の実施形態による、会議参加者端末103の資料閲覧画面の構成例を示す図である。会議参加者端末の画面出力装置301上において、会議参加者によって会議開始指示(開始ボタン押下等)がなされると、仮想インデックス表示モジュール205は、画面左端にアクティブ資料インデックス302と、画面右端に関連資料インデックス303とを、電子会議資料切り替え用コントロールとして画面の最前面に表示する。なお、ここで、アクティブ資料インデックス302及び関連資料インデックス303の画面コントロールは、総称して仮想インデックスと呼ぶこととする。
アクティブ資料インデックス302には、開催されている会議の電子会議資料(会議主題資料)の名称が表示されている。仮想インデックスは、常時表示していると画面左右の幅を狭めるため、資料の閲覧時には非表示とし、マウスカーソルが画面端に近づいた場合にのみ表示されるようにしたり、タッチパネル端末の場合は、指で特定範囲がタップされた場合に表示されるようにしたりする。
また、アクティブ資料インデックス302に表示される電子会議資料(会議主題資料)は、会議の最中及び終了後に編集される可能性があるため、文書構造情報を除去した閲覧専用の形式ではなく、編集が可能なままのファイル原本である。従って、アクティブ資料インデックス302に表示される電子会議資料は、各々が作成されたアプリケーションによってそのまま表示される。
一方、関連資料インデックス303には、会議開催者端末102により、現在の会議の過去会議として設定された会議に関連付けられた電子会議資料(過去関連会議資料)のファイル名が表示される。関連資料インデックス303に表示される電子会議資料は、電子会議資料変換ソフト111により閲覧専用の形式に変換済みであり、閲覧専用ファイル表示モジュール206によって表示される。
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、会議参加者が関連資料インデックス303で選択した関連資料(過去関連会議資料)の内容を、中央の資料表示部(領域)304に表示する。関連資料インデックス303に表示される文書は、編集のための情報が取り除かれたベクタ形式で構成されている。従って、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、ベクタ形式画像の演算結果を画面に出力するためにビットマップ化(ラスタライズ)する一般的な手段を備えている。
<資料閲覧画面上の表示及び操作例>
(i)図4は、本発明の実施形態による、資料閲覧画面上の表示及び操作例を示す図である。会議参加者は、資料閲覧画面に表示された仮想インデックスをユーザインターフェースとして用い、関連資料を画面に表示する。
タッチパネル機能を持つ会議参加者端末103の画面(資料閲覧画面)において、関連資料インデックス401がタッチされ、そのまま左方向に点402まで並行移動されると、移動中の指の位置403に追従して文書表示ウィンドウ404の左辺405が引き出される。この操作は、非タッチパネル端末においては、マウスでのドラッグ操作に対応する。なお、ドラッグの途中(完全にウィンドウが引き出される前に)で会議参加者が指をタッチパネルから離した場合、例えば、引き出された文書表示ウィンドウがその指を離した場所で静止するようにしても良い。また、所定の引き出し長さを閾値として、閾値未満の位置で指が離された場合には文書表示ウィンドウ404が元の位置に引っ込んで該当する関連資料インデックス401のみが資料閲覧画面上に表示され(初期の表示状態)、閾値以上の位置で指が離された場合には文書表示ウィンドウ404が最大限に引き出された位置になるようにしても良い。
また、関連資料インデックス上を指でダブルタップ、またはマウスでダブルクリックが行われた場合は、一気に画面左端まで、または等倍サイズで資料を表示した場合の横幅の分だけ資料を左方向にスライドして表示するようにしても良い。
引き出された後の表示ウィンドウは、通常のウィンドウと同様に移動、サイズ変更の操作を可能とする。ウィンドウを閉じる操作が行われた場合のみ、一般的なウィンドウと異なり、引き出す前の仮想インデックスの位置に戻る。
(ii)図5は、本発明の実施形態による、階層化された仮想インデックスの表示と操作の一例を示す図である。
最初に画面に表示される仮想インデックス501は、例として開催中の会議に関連付けられた過去の会議の開催日を表示している。そして、過去の関連会議の開催日によって過去関連会議資料がグルーピングされ、開催日のインデックスの下に階層化され、整理されている。
例えば、ここで、7月30日開催された会議に関連付けられた会議資料502を閲覧するため、閲覧者が仮想インデックス501をタッチし、左側にスライドさせるか、ダブルタップしたとする。このとき、仮想インデックス表示モジュール205は、その会議に関連付けられた複数の過去資料(過去関連会議資料)の仮想インデックス503を画面の右側からスライドして表示する。続いて、閲覧者(会議参加者)が表示された会議資料502の仮想インデックスを図4で示した方法で操作すると、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、その仮想インデックスに示された会議資料を引き出して表示する。以上により、仮想インデックスの表示を階層化することで、同時に表示される仮想インデックスの数を、操作と目視に適した量に調整できる。
なお、例えば、図5において、docAが全開表示(最大限に引き出された状態)されたら他のインデックスを表示しないようにしてdocAの表示領域を十分に確保するようにしても良いし、他のインデックスを続けて使用したい場合にはそのまま残して表示しておいても良い。どちらの表示形態にするかは設定により閲覧者が選択できるようにしても良い。また、docAを全開表示した状態で閲覧者が所定の操作(例えば、docAのインデックスをダブルタップ操作)することにより、他のインデックスの表示を隠し、再度docAのインデックスを所定の操作(ダブルタップ操作)することにより隠されていた他のインデックスの表示を復活させるようにしても良い。
<ファイル構造及びメモリ展開>
図6は、閲覧専用電子会議資料(過去関連会議資料)のファイル構造とメモリ展開を説明するための図である。
閲覧専用電子会議資料は、描画するために必要な位置情報の集合(メタ情報群)で構成されるベクタ画像601と、初期表示用ビットマップ画像602と、を有している。ベクタ形式のデータは、拡大時に画質が劣化しない利点がある一方、ラスタライズ演算を必要とするため画面に表示するまでに時間がかかる。そのため、閲覧専用電子会議資料には、文書の全ページを含むベクタ画像601に加えて、予め最初に表示するページのラスタライズ演算を完了したビットマップ画像である初期表示用画像602を格納し、少なくとも最初のページについてはユーザがラスタライズ処理による画像表示のための待機時間を省くようにしている。なお、ラスタライズ処理はバックグラウンドで並行して実行され、終了したら初期画像と差し替えるようにしても良い。閲覧専用ファイル表示モジュール206は、予め全ての関連資料の初期表示用画像602を、一般的な可逆画像圧縮を使用して会議参加者端末103の主記憶に常駐させる。
ユーザの操作によってアクティブになった関連資料の画像は、展開された無圧縮状態のビットマップでメモリに保持する。ベクタ画像601は、端末画面への初期表示処理を終えた後、閲覧専用ファイル表示モジュール206が会議参加者端末103の主記憶に展開し、拡大・縮小・表示位置移動などの操作が行われたタイミングでラスタライズ演算を行って表示を更新する。主記憶に常駐するビットマップ画像は、文書の切り替え時や、最小化から復帰した際に、表示の更新とともにラスタライズ演算の結果で置き換えられる。
例として、関連会議資料である文書Aと文書Bと文書Cを使用する会議を実施中、閲覧者が文書Cを画面に表示しているときの主記憶上のデータ配置を、データ配置図603で示す。主記憶装置(メインメモリ)上には、文書Aと文書Bの初期表示画面の圧縮済みビットマップ画像604及び605と、表示状態にある文書Cのベクタ画像データ606と、画面表示内容609に対応する無圧縮のビットマップ画像データ607と、現在非表示になっている文書Cのページの圧縮ビットマップ画像データ608とが格納される。なお、文書A及び文書Bの圧縮方式は、ポータブルネットワークグラフィックス(PNG)形式など、一般的な可逆圧縮画像形式とする。
ユーザ操作により表示領域(一部又は全域)の拡大縮小が指示された場合は、逐次ベクタ画像606をラスタライズ演算し、ビットマップ画像データ607を置き換えて表示内容609が切り替えられる。ビットマップ画像を拡大すると解像度が悪くなってしまうが、ベクタ画像は拡大するために改めてラスタライズ演算を実行するので高解像度を担保することができる。拡大縮小時には、文書内のページ変更を高速化するために、表示中のページに近接するページのラスタライズ演算を、あらかじめユーザ操作がない時間帯にバックグラウンドで実行しておき、ビットマップ画像化して608として主記憶装置上に格納する。
なお、図6による形態では、上述のように、初期ビットマップ画像を表示しているバックグラウンドで当該初期画像(初期ページ)のビットマップ画像を生成すべくラスタライズ処理が実行され対応するビットマップ画像を生成するようにしている。ただし、初期ページに対応するビットマップ画像だけではなく、処理対象としている文書(例えば、文書C)の最初から複数ページ(或いは全ページ)についてラスタライズ処理をバックグランドで実行しても良い。生成された各ビットマップ画像は圧縮されメモリに格納しておく。このようにすることにより、2ページ目以降の表示も迅速に実行できるようになる。
<会議参加GUI>
図7は、会議参加者端末における会議一覧及び参加登録画面(会議GUI)の一例を示す図である。
会議参加者端末103の会議情報取得モジュール207は、その時刻に予約されている会議の情報をグループウェアから取得し、画面制御モジュール208が画面に会議一覧画面701を表示する。
また、画面制御モジュール208は、特定の会議702が選択された状態で会議参加登録ボタン703のクリックを検知すると、会議参加登録画面704を表示する。
そして、参加ボタン705が参加者によってクリックされると、参加状態管理モジュール209は、会議を特定するための情報を会議登録サーバ106に送信し、これにより後述する会議の開始処理が開始する。
<会議終了GUI>
図8A及びBは、会議終了画面(会議終了GUI)の一例を示す図である。
本発明の実施形態では、画面制御モジュール208は、会議開始とともに、会議参加者端末103の画面801の一部に、会議終了のための画面コントロール802を、会議の実施中常時表示させる。画面制御モジュール208は、画面コントロール802がクリックされると、会議の終了機能を呼び出すメニュー803を表示し、参加状態管理モジュール209が会議の終了機能を実行し、会議登録サーバ106に終了を通知する。
ここで、図7および図8において、会議参加者端末103が直接会議登録サーバ106と通信する構成となっているが、会議参加者端末103と会議登録サーバ106との通信は、会議開催者端末102が仲介するという構成としてもよい。
<部分領域拡大表示の概要>
図9乃至11は、開かれた関連会議資料の複数の個所を、同時に拡大表示するためのユーザインターフェース(UI)の例である。図9は片手でスレートPCを持ち片手で自由に操作できる場合、図10は固定端末使用時など閲覧者が両手を使用できる場合を想定したシステムの動作を示す。タッチパネルは、図9の場合には3点以上、図10の場合には4点以上の同時タッチを認識できる必要がある。
通常、タッチパネル操作のシステムでは、単に2本の指でズーム操作を行った場合、画面全体がズームする動作となる。この操作に対して異なる挙動を割り当ててしまうと、ユーザの期待する一般的な動作予測を裏切ることになり、著しく使用感が損なわれる。
そこで、本発明の実施形態では、図9に示すように、表示されている電子会議資料901の表示領域内902を指でホールド操作した状態のまま、拡大対象範囲903を2本指で範囲904まで広げる特殊操作により、部分的なズームを行えるようにしている。つまり、画面をホールドする動作の有無によって画面全体のズームか画面の部分ズーム(局所領域ズーム)かを区別するようにする。部分的なズームが実施された領域904は、続けて他の領域に対する部分的ズーム操作が行われた場合にもそのまま表示し続ける(905)。ユーザが続けて資料表示領域901内の別の領域906に対する部分的ズームを実施すると、2か所のズーム結果907と908を同時に表示する。
図10は、図9において片方の手で複数回に分けて行なわれた範囲拡大の操作を両手で同時に実行することにより、部分領域1001及び1002の2か所を同時にズームする様子を示している。図10のズーム動作は図9の動作とは異なり、ユーザによるホールド動作はないが、4点タッチ(2領域操作)を検出することにより、画面の部分ズームか画面全体ズームかを識別するようにしている。2点タッチ(1領域操作)の場合には、画面全体ズームが指示されていると認識される。
図11は、ズーム後の領域を移動させるときの操作を説明するための図である。図11に示されるように、「て」の周辺領域を拡大表示すると、その周辺にあった文字(「き」〜「ほ」)が隠れてしまう。この隠れた部分のズームを可能にするため、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、拡大表示領域1101に対するドラッグまたはスワイプ操作を検知し、拡大領域1101を移動可能とする。これにより、拡大表示領域1101で隠れていた部分にある文字の閲覧、拡大操作が可能になる。拡大領域の移動時に期待される挙動として、最初に拡大した表示内容をそのまま保持したまま移動する動作と、拡大領域の移動に合わせて拡大対象位置も移動する動作がある。本実施形態においては、1102に示すように、拡大領域1101をホールド後にスワイプされた場合には、拡大した際の表示内容を保持したまま移動し、1103のようにホールドせずにスワイプされた場合は、拡大領域の中心位置にある部位を拡大する虫眼鏡のような動作とするなどにより、期待される2つの動作を満たせる。
<拡大領域の特定>
図12は、タッチされた2点だけで拡大範囲を特定する方式を説明するための図である。この方式では、文書内の点aと点bが同時にタッチされ、線分abの画面水平方向に対する傾きがθである場合の拡大範囲1201は、線分abの中点を中心とし、一辺の長さがab×tanθで、画面水平方向に対する傾きが0の正方形とする。その後、それぞれ点aから点a'、点bから点b'に指がスライドされ、線分a'b'の画面水平方向に対する傾きがθである場合の拡大後の範囲1202は、拡大範囲1201と同様に、線分a'b'の中点を中心とし、一辺の長さがa'b'×tanθ'で、画面水平方向に対する傾きが0の正方形とする。拡大率は、拡大範囲1201及び拡大後の範囲1202の一辺の長さの比率に準ずる。
図13は、4点タッチで同時に複数個所をズームする場合に、2か所の拡大範囲を特定する方式を説明するための図である。4つの点のうち画面上最も左にある1点を基点とし、その点からの距離が最も近い点を、拡大範囲検出のためのペアとする。そして、残った2点同士をもう一方のペアとする。例えば、図中の点1301、点1302、点1303、点1304の4点が同時にタッチされた場合、点1301から最も近い点1302がペアとなり、続いて残った点1303と点1304をペアとし、2つの拡大範囲と特定する。
<各種DBの内容>
図14Aは、グループウェア管理DBに格納されるデータの一例を示し、図14Bは会議関連管理DBのデータの一例を示す図である。
グループウェア管理DB115上の会議予約テーブル1401は、予約された会議を特定する情報として、主題会議特定情報1402と、会議予約内容を示す開始日時1403と、開催場所1404と、を含んでいる。会議予約情報テーブル1401は、会議関連管理DB116から主題会議特定情報1402によって参照される。
会議関連管理DB116は、過去の実施された会議の情報を保存する過去会議テーブル1404と、会議資料の情報を保存する会議資料テーブル1407と、会議予約と過去会議の関連及び過去会議と過去会議の関連の情報を保持する会議関連テーブル1412と、を構成テーブルとして有している。
過去会議テーブル1404は、過去会議を特定するための過去会議特定情報1405と、終了日時1406と、を構成情報として有している。
会議資料テーブル1407は、会議資料特定情報1408と、文書ファイルそのものが保存されているファイルパス1409と、会議予約の資料であるのか過去会議の資料であるのかを示す区分1410と、資料が使われる、または使われた会議を特定する関連会議特定情報1411と、を構成情報として有している。
会議関連テーブル1412は、後続会議特定情報1413と、過去会議特定情報1414と、を構成情報として有している。例えば、“00000001”で示される会議予約は、“P00000001”で示される過去会議の後に続けて実施される会議であり、かつ、“P00000001”で示される過去会議が“P00000002”で示される過去会議の後に続けて実施された会議であることを表現したデータ(会議の前後関係を示す情報)が格納されている。また、“P0000002”で示される過去会議が、別の会議予約である“00000002”で示される会議予約の過去会議としても関連付けられているように、後続会議と過去会議は多対多の関連を持つことが分かる。
以上のデータ構造により、“00000001”の会議を実施する際には、その会議予約自体に関連づけられている、“00000004”で示される会議資料(例:\\サーバA\\...a.doc:開催者が登録する資料)に加え、関連する過去会議に関連づいた“00000005”で示される会議資料(例:\\サーバA\\...b.xls:自動的に取得される資料)も同時に配信することができる。
なお、図14A及びBで示されるデータ形式は、本実施形態を実施するための最小限のデータ構成であり、本発明を適用したシステムの付加的機能のための追加データを格納しても良い。例えば、本実施形態においては、DBには会議資料のファイルパスのみが保存し、ファイルそのものはDB外部のデータとして会議資料データ114に保存する形態であるが、会議関連管理DB116の領域に会議資料ファイルデータを直接保存するような方式を採っても良い。
<電子会議システムにおける具体的処理の詳細>
図15乃至20は、本発明の実施形態による電子会議システムにおいて実行される各種処理の具体的内容を説明するためのフローチャートである。
(1)会議登録処理
図15は、会議開催者端末102における会議登録処理を説明するためのフローチャートである。
(i)ステップ1501
グループウェア連携モジュール110は、会議開催者端末102の画面上に、会議登録画面の一部として、開催する会議の情報と使用する会議資料、及び関連会議の入力メニューを表示する。関連会議の入力メニューには、グループウェア上に開催済みと登録されている過去の会議が表示される。開催済と登録されている過去の会議の情報は、例えば、グループウェア連携モジュール110が、グループウェアサーバ105のグループウェア管理DB115にアクセスすることにより取得される。
(ii)ステップ1502
グループウェア連携モジュール110は、開催者によって入力された会議予定情報(開始日時1403や開催場所1404)を会議登録サーバ106に送信する。(ステップ1503)
(iii)ステップ1503
グループウェア連携モジュール110は、会議開催者によって会議に使用する新規の会議資料が入力されたか否かを判定する。入力された場合には処理はステップ1504に移行し、入力されていない場合には処理はステップ1506に移行する。
(iv)ステップ1504
グループウェア連携モジュール110は、指定された会議資料をファイル共有サーバ104に送信する。
(v)ステップ1505
また、グループウェア連携モジュール110は、送信先のパス(会議資料を保存したパス)を会議登録サーバ106に送信する。
(vi)ステップ1506
グループウェア連携モジュール110は、会議開催者によって今回開催する会議に関連する過去の会議(過去会議特定情報)が入力されたか否かを判定する。入力されている場合には処理はステップ1507に移行し、入力されていない場合には会議登録処理は終了する。
(vii)ステップ1507
グループウェア連携モジュール110は、入力された過去会議特定情報1405を会議登録サーバ106に送信する。
(2)DB登録処理
図16A及びBは、会議登録サーバ106及びグループウェアサーバ105におけるDB登録処理を説明するためのフローチャートである。
(i)ステップ1601
会議登録サーバ106は、グループウェア連携モジュール110から受信した会議予定情報をグループウェアサーバ105に送信する。
(ii)ステップ1602
グループウェアサーバ105は、会議登録サーバ106から受信した会議予定情報をグループウェア管理DB115に登録する。
(iii)ステップ1603
会議登録サーバ106は、グループウェア連携モジュール110から同時に会議資料の保存パスを受信したかどうかを判定する。受信した場合には処理はステップ1604に移行し、受信しなかった場合には処理はステップ1607に移行する。
(iv)ステップ1604
会議登録サーバ106は、ファイル共有サーバ104上に保存された会議資料と、受信した会議予定情報を関連付ける。
(v)ステップ1605
会議登録サーバ106は、ステップ1604で会議予定情報と関連付けた会議資料を、関連資料データとして会議関連管理DB116に登録する。
(vi)ステップ1606
会議登録サーバ106は、グループウェア連携モジュール110から受信した全ての会議資料保存パスに対応する関連資料を会議関連管理DB116に登録したか否か判定する。全ての会議資料保存パスについて処理が完了していない場合には、処理はステップ1604に移行し、会議登録サーバ106は、ステップ1604及び1605の処理を繰り返す。一方、全ての会議資料保存パスについて処理が完了している場合には、処理はステップ1607に移行する。
(vii)ステップ1607
会議登録サーバ106は、グループウェア連携モジュール110から関連会議特定情報を受信したか否かを判定する。受信している場合には処理はステップ1608に移行する。受信していない場合にはDB登録処理は終了する。
(viii)ステップ1608
会議登録サーバ106は、受信した関連会議特定情報と一致する過去の会議を会議関連管理DB116に問い合わせ、登録した会議予定情報と関連付ける。
(ix)ステップ1609
会議登録サーバ106は、過去関連会議と今回開催予定の会議の関連情報を会議関連管理DB116に登録する。
(x)ステップ1610
会議登録サーバ106は、受信した全ての関連会議特定情報についての処理が完了したか判定する。完了していればDB登録処理は終了する。完了していなければ処理はステップ1608に移行し、全ての関連会議特定情報について登録が完了するまでステップ1608及び1609の処理が繰り返し実行される。
(3)資料配信処理
図17A及びBは、会議開始前の会議登録サーバ106における資料配信処理を説明するためのフローチャートである。
(i)ステップ1701
会議登録サーバ106は、会議参加者端末103からグループウェア連携モジュール110を介して主題会議特定情報1402(例えば、00000001:参加者が参加しようとする今回開催する会議を特定する情報)を受信する。
(ii)ステップ1702
会議登録サーバ106は、受信した会議特定情報の会議予約に関連付けられた会議資料について会議関連管理DB116に問い合わせる。
(iii)ステップ1703
会議登録サーバ106は、会議関連管理DB116への問い合わせの結果、主題会議に関連する資料データ(主題関連資料データ:区分1410が「予約」の会議資料特定情報1408に相当)が存在するかどうかを判定する。つまり、会議資料テーブル1407において関連会議特定情報1411が「00000001」となっている関連会議特定情報1411が存在するか判定される。主題関連資料データが存在する場合は、処理はステップ1704に移行する。主題関連資料データが存在しない場合には、処理はステップ1707に移行する。
(iv)ステップ1704
会議登録サーバ106は、主題関連資料データ(区分1410が「予約」となっている会議資料特定情報1408)を取得し、当該取得した主題関連資料データからファイルが保存されているパス(ファイルパス1409)を読み取る。
(v)ステップ1705
会議登録サーバは、主題会議特定情報1402を送信してきた会議参加者端末103に対し、ステップ1704で読み取ったファイルパス1409に対応する関連資料ファイル(主題会議資料ファイル:例えば、a.doc)を送信する。
(vi)ステップ1706
会議登録サーバ106は、会議関連管理DB116から取得した主題関連資料データに対応する全ての関連資料ファイルを取得したか判定する。全ての関連資料ファイルを取得していない場合には、会議登録サーバ106は、ステップ1704及び1705の処理を繰返し実行する。全ての関連資料ファイルを取得した場合には、処理はステップ1707に移行する。
(vii)ステップ1707
続いて、会議登録サーバ106は、受信した主題会議特定情報1402(例えば、「00000001」)に関連する過去の関連会議データを会議関連管理DB116に問い合わせる。
(viii)ステップ1708
そして、会議登録サーバ106は、会議関連テーブル1412を参照し、主題会議に関連する過去の関連会議データが存在するかどうかを判定する。例えば、後続会議特定情報1413「00000001」に関連する過去会議特定情報1414として、「P0000001」が特定される。過去の関連会議データが存在する場合には、処理はステップ1709に移行する。存在しない場合には、資料配信処理は終了する。
(ix)ステップ1709
会議登録サーバ106は、会議資料テーブル1407を参照し、過去の関連会議データ(例えば、関連会議特定情報1411の「P0000001」)に関連づいた資料データが存在するかどうかを判定する。過去の関連会議に関連する資料が存在する場合には、処理はステップ1710に移行する。存在しない場合には、処理はステップ1713に移行する。
(x)ステップ1710
会議登録サーバ106は、会議資料テーブル1407を参照し、問い合わせた関連会議(例えば、P0000001)に関連する関連資料のファイルが保存されているパス(例えば、¥¥サーバA¥¥...¥b.xls)を読み取る。
(xi)ステップ1711
会議登録サーバ106は、主題会議特定情報1402を送信してきた会議参加者端末103に対し、読み取ったパスにある過去会議の関連資料ファイル(例えば、b.xls)を送信する。
(xii)ステップ1712
会議登録サーバ106は、取得した全ての過去の関連会議データについて関連資料ファイルを取得したか判定する。全ての関連資料ファイルを取得した場合には、処理はステップ1413に移行する。まだ全ての関連資料ファイルを取得していない場合には、会議登録サーバ106は、ステップ1710及び1711の処理を繰り返す。
(xiii)ステップ1713
会議登録サーバ106は、受信した主題会議特定情報に関連する過去会議が複数あり、全ての過去会議について処理を完了したか判定する。取得した全ての過去関連会議データの処理が終了している場合は、資料配信処理は終了する。まだ全ての過去関連会議データの処理が終了していない場合には処理はステップ1709に移行する。
(4)会議開始処理
図18A乃至Cは、会議参加者端末103において実行される会議開始処理を説明するためのフローチャートである。この処理は、会議参加者端末103から見た処理である。また、図18Cは、会議開始処理中に実行されるページキャッシュ生成処理(図6参照)を説明するためのフローチャートである。
(i)ステップ1801
会議参加者端末103のプロセッサ(以下、単に「会議参加者端末」と記述する)は、参加者が入力した指示に応答して会議登録サーバ106に対して当該参加者が参加する主題会議の特定情報(主題会議特定情報1402)を送信する。
(ii)ステップ1802
その結果、会議参加者端末103の電子会議資料受信モジュール204は、会議登録サーバ106の機能によりファイル共有サーバ104から自動受信される資料ファイルを受け取り、会議参加者端末103上の一時領域に保存する。
(iii)ステップ1803
会議参加者端末103は、受信した全てのファイルに対して、ステップ1804以降の処理を実行したか判定する。全てのファイルについての処理が完了していれば、処理はステップ1809に移行する。まだ完了していなければ、処理はステップ1804に移行する。
(iv)ステップ1804
会議参加者端末103は、受信したファイル(現在処理中のファイル)が開催予定の主題会議の関連資料(主題会議資料)か過去会議の関連資料かを判定する。過去会議の関連資料である場合には、処理はステップ1807に移行する。主題会議資料である場合には、処理はステップ1805に移行する。
(v)ステップ1805
会議参加者端末103において、仮想インデックス表示モジュール205は、アクティブ資料インデックス302を作成する。
(vi)ステップ1806
そして、仮想インデックス表示モジュール205は、ステップ1805で作成したアクティブ資料インデックス302上に受信したファイル名を表示する。この時点ではまだインデックスのみが画面上に表示されることになる。
(vii)ステップ1807
一方、受信したファイルが過去会議の関連資料であった場合は、会議参加者端末103の仮想インデックス表示モジュール205は、関連資料インデックス303を作成する。
(viii)ステップ1808
仮想インデックス表示モジュール205は、作成した関連資料インデックス303上に受信した過去会議資料のファイル名を表示する。
(ix)ステップ1809
会議参加者端末103は、作成した全ての関連資料インデックス303に対して、ステップ1810の処理を実行したか判定する。ステップ1810の処理が完了してれば処理はステップ1811に移行する。完了していなければ、処理はステップ1810に移行する。
(x)ステップ1810
会議参加者端末103の閲覧専用ファイル表示モジュール206は、対応する関連資料ファイル(過去関連会議資料)に格納された初期表示用画像を読み出し、それを圧縮したデータを会議参加者端末103のメモリに格納する。
(xi)ステップ1811及びステップ1812
会議開始後、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、会議参加者によって特定の関連資料インデックス303が操作されたことを検知すると(ステップ1811)、その関連資料インデックス303に対応するメモリ上の圧縮画像(ステップ1810で取得した圧縮画像)を展開してメモリ上に格納する。
(xii)ステップ1813
そして、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、その展開した画像(ビットマップ画像)を会議参加者端末103の表示領域に表示する。
(xiii)ステップ1814
さらに、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、会議参加者端末103の一時領域に保存した対応関連資料ファイルから、文書全体が含まれたベクタ情報(ベクタ画像601)を読み出し、会議参加者の操作にすぐ対応できるようメモリに格納しておく。ステップ1814が終了すると、ページキャッシュ生成処理(図18C参照)がステップ1815以降で実行される。
(xiv)ステップ1815
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、会議参加者端末103の画面上に文書の最初のページ(初期表示用画像)を表示し、会議参加者(ユーザ)がそのページを閲覧、操作している間に、別のページ(ベクタ画像)についてラスタライズ演算を行い、対応するビットマップ画像を生成する。本発明の実施形態においてこのように処理するのは、会議参加者がページを切り替える際に毎回ラスタライズ演算を実行して会議参加者が感じる操作速度に影響を与えないためである。ここで、生成されたビットマップ画像をキャッシュと呼ぶこととする。
(xv)ステップ1816
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、会議参加者が現在閲覧しているファイルの全ページのキャッシュが生成されているかどうかを判定する。全ページについてキャッシュが生成されていれば、ページキャッシュ生成処理は終了すると共に、会議開始処理も同時に終了する。全ページについてキャッシュが生成されていなければ、処理はステップ1817に移行する。
(xvi)ステップ1817
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、まだキャッシュが生成されていないページのうち、直後に表示される可能性が最も高いページ、つまり現在表示中のページに最も近いページを選択する。
(xvii)ステップ1818
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、ステップ1817で選択したページのベクタ画像を現在表示中の倍率でビットマップ化する。
(xviii)ステップ1819
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、生成したビットマップ画像を圧縮してメモリに格納する。そして、処理はステップ1816に戻る。ステップ1818からステップ1819までの処理が全てのページについて実行される。これにより、会議参加者が素早くページを切り替えられるようにする。なお、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、ページキャッシュ生成処理を実行中に、文書変更または表示倍率変更の操作を検出した場合には、ただちに当該処理を中断し、変更された状況に対する新しいページキャッシュ生成処理を開始する。
(5)会議終了処理
図19は、会議開催者端末102において実行される、会議の終了にかかわる処理(会議終了処理)を説明するためのフローチャートである。
(i)ステップ1901
会議参加者端末103の参加状態管理モジュール209は、会議参加者の会議終了についての画面操作を検知し、会議の終了機能を開始する。このとき、会議登録サーバ106には、会議終了が検知された各会議参加者端末103から会議終了の通知が送信される。
(ii)ステップ1902
会議登録サーバ106の会議状態制御ソフト112は、受信した会議終了の通知に基づいて、全ての会議参加者が終了したかどうかを判定する。全ての会議参加者が会議終了を指示した場合には処理はステップ1903に移行する。まだ参加中の端末がある場合は、処理はステップ1901に移行し、会議登録サーバ106は、次の会議終了処理の開始まで待機する。
(iii)ステップ1903
全ての会議参加者が終了したら、会議登録サーバ106の電子会議資料変換ソフト111は、会議で初めて使用された会議資料(主題会議資料)を閲覧専用ファイル(例えばPDFファイル)に変換し、編集できないようにする。
(iv)ステップ1904
会議登録サーバ106は、ステップ1903で変換して生成した閲覧専用ファイルを、ファイル共有サーバ104に送信し、以後の会議で過去会議資料として参照可能とする。
(v)ステップ1905
最後に、会議登録サーバ106は、会議関連管理DB116(過去会議テーブル1404、会議資料テーブル1407、及び会議関連テーブル1412)に、終了した会議(今回の主題会議)を過去会議として登録する。また、会議登録サーバ106は、その会議の関連資料として変換した会議資料のパスを会議資料テーブル1407に登録する。
(6)閲覧専用ファイルの部分拡大処理
図20は、閲覧専用電子会議資料の部分拡大処理を説明するためのフローチャートである。このフローチャートでは、前述の3点タッチ(図9参照)における部分拡大を想定するものとする。
(i)ステップ2001及び2002
会議参加者端末103の閲覧専用ファイル表示モジュール206は、文書内の1点のタッチ(例えば、右利きユーザの左手親指によるタッチ(図9参照))を検出し(ステップ2001)、それに続けて別の2点の同時タッチ(同ユーザの右手人差し指及び親指によるタッチ(図9参照))を検出する(ステップ2002)と、部分拡大操作と認識し、部分拡大処理を開始する。
(ii)ステップ2003
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、同時タッチされた2点から、図12の方法で矩形領域を算出する。
(iii)ステップ2004
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、ステップ2003で算出された矩形領域内に表示されているビットマップを切り出してメモリに記憶する。この切出されたビットマップ画像が拡大処理の対象となる。
(iv)ステップ2005及び2006
その後、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、同時タッチされた2点がスライドし、2点間の距離が離れたことを検出する(ステップ2005)と、移動した後の2点の位置から矩形を求め、移動前後の矩形の大きさの比率、すなわち拡大率を求める(ステップ2006)。このときすぐにベクタ画像をラスタライズ演算して画像を生成すると、ユーザの操作に対して即座に拡大画像を提供できない。そこで、ステップ2007及び2008で説明する処理を実行することにより、このような欠点を解消している。
(v)ステップ2007及び2008
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、まず、メモリに記憶したビットマップ画像を一般的なビットマップ拡大手法により拡大し、多少ぼやけた拡大ビットマップ画像を生成し(ステップ2007)、そのビットマップを拡張された矩形領域に張り付け、暫定的な拡大表示を行う(ステップ2008)。
(vi)ステップ2009
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、この時点からユーザの次の画面操作の待ち受けを開始し、ユーザに拡大の待ち時間を感じさせないようにする。
(vii)ステップ2010
一方、画面操作待ち受けのバックグラウンドでは、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、求めた倍率で表示中のページを拡大するラスタライズ演算を並列で行う。
(viii)ステップ2011
ラスタライズ演算により表示中のページ全体のくっきりした拡大ビットマップが生成されたら、閲覧専用ファイル表示モジュール206は、拡大された矩形領域がページ全体のうちのどの部分であるかを、一般的な画面・ウィンドウの座標変換手法により算出する。
(ix)ステップ2012
閲覧専用ファイル表示モジュール206は、求まったページ内位置をビットマップ画像として切り出し、拡大領域の画像として差し替え、くっきりした拡大結果を表示する。
(x)その他
図10で述べたような4点タッチによる同時拡大が行われた場合においても、ステップ2007以降の拡大処理は同様であり、それぞれの拡大領域2か所に対して時間差でのベクタ画像の演算を並列で実行する。なお、当該部分領域拡大処理は、3点タッチや4点タッチ以上の数の同時タッチ(例えば、複数のユーザのそれぞれが4点タッチを同時に行う場合)を検出した場合にも同様に適用される。
<まとめ>
(i) 以上説明してきたように、本発明は、企業内における電子会議システムに利用可能である。
(ii)本発明の実施形態では、事前に会議開催者が過去の会議を予定する会議に関連付けられるようにしており、会議の開催者が電子資料を用いた会議予定を登録するのと同時に、過去に開催された関連会議を自動的に登録する。また、会議参加者が特別な操作を行うことなく、会議の主題となる資料と過去の関連資料を自動ダウンロードできる。このようにすることにより、自動的に過去の関連会議で使用された会議資料を配信できる。また、用途や閲覧頻度の異なる開催予定会議の資料と過去会議の資料とを、会議参加者が自動で振り分けられた上で受信することができるようになる。さらに、会議開催者は、会議の登録時に、作成した資料と、開催する会議に関連する過去の会議の情報を一括登録できる。会議参加者は、会議開始時に、高速表示可能な独自形式に変換された電子会議資料を自動的に端末に転送する。
(iii)また、主題となる会議資料に比べ、編集が不要であり、別々の資料間を見比べるなど、頻繁に表示を切り替えることが多い過去会議の関連資料を、表示に特化した専用ファイルに変換する。そして、資料インデックスによるユーザインターフェース(図3乃至5参照)を設けることにより、ファイルが多くなっても表示切り替えをすばやく行うことができるようになる。また、これにより、物理的にラベル等によってまとめられた紙の資料で行う会議の利便性を損なうことなく、電子資料による会議を実施できる。つまり、ファイリングされた紙の資料を見比べる手順に近い操作感覚で異なる電子会議資料の表示の切り替えが可能となる。
(iv)そして、会議資料閲覧時には、過去の関連資料が多数に及んでも高速に表示(資料)を切り替えることができるようになっている。また、資料の任意の複数個所の同時拡大を行うことができる。また、文書の表示においては、画面に表示された文書中の複数の範囲を特定し、その範囲を同時にズームできるようにし、文書内の離れた点を同時に見比べながら参照できる機能を提供することで、紙の資料のようにサイズの大きな資料の端と端を同時に見比べることが容易に行える。
(v)本発明は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ上のメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータのCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。
さらに、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することにより、それをシステム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、使用時にそのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしても良い。
最後に、ここで述べたプロセス及び技術は本質的に如何なる特定の装置に関連することはなく、コンポーネントの如何なる相応しい組み合わせによってでも実装できることを理解する必要がある。更に、汎用目的の多様なタイプのデバイスがここで記述した教授に従って使用可能である。ここで述べた方法のステップを実行するのに、専用の装置を構築するのが有益であることが判るかもしれない。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。本発明は、具体例に関連して記述したが、これらは、すべての観点に於いて限定の為ではなく説明の為である。本分野にスキルのある者には、本発明を実施するのに相応しいハードウェア、ソフトウェア、及びファームウエアの多数の組み合わせがあることが解るであろう。例えば、記述したソフトウェアは、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、上述の実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていても良い。
加えて、本技術分野の通常の知識を有する者には、本発明のその他の実装がここに開示された本発明の明細書及び実施形態の考察から明らかになる。記述された実施形態の多様な態様及び/又はコンポーネントは、データを管理する機能を有するコンピュータ化ストレージシステムに於いて、単独又は如何なる組み合わせでも使用することが出来る。明細書と具体例は典型的なものに過ぎず、本発明の範囲と精神は後続する請求範囲で示される。
101 ネットワーク
102 会議開催者端末
103 会議参加者端末
104 ファイル共有サーバ
105 グループウェアサーバ
106 会議登録サーバ
114 会議資料データDB
115 グループウェア管理DB
116 会議関連管理DB

Claims (14)

  1. ユーザによるタッチパネル操作によって表示画面における動作の指示を可能とする情報処理装置であって、
    前記表示画面における部分的領域を拡大表示する処理を実現するための部分拡大表示処理プログラムを格納するメモリと、
    所定のタッチパネル操作の検知に応答して、前記メモリから前記部分拡大表示処理プログラムを読み出し、前記ユーザによって指定される前記部分的領域を拡大表示処理するプロセッサと、を有し、
    前記メモリは、さらに、前記部分拡大表示処理の対象となる画像に対応するメタ情報を格納し、
    前記プロセッサは、前記部分拡大表示処理プログラムに従って、
    前記表示画面上に表示された画像上の少なくとも3点がユーザによってタッチされたことを検知し、
    前記タッチされた少なくとも3点のうちペアとなる2点を決定し、当該ペアから矩形領域を算出し、
    前記2点間の距離の変化に基づいて前記矩形領域の拡大率を算出し、
    前記メタ情報を前記メモリから読み出し、前記矩形領域のみの画像を、前記メタ情報を用いて前記算出した拡大率で生成し、これを最終表示用の主画像とする、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記メモリは、さらに、前記部分拡大表示処理の対象となる画像に対応する対象画像を格納し、
    前記プロセッサは、
    前記メタ情報に基づく前記主画像を生成する前に、前記メモリから前記対象画像を読み出し、
    前記対象画像及び前記拡大率を用いて、前記矩形領域に対応する領域の拡大予備画像を生成し、
    前記拡大予備画像を部分拡大された前記矩形領域に表示し、
    前記主画像を生成した後に、前記拡大予備画像を前記主画像で置き換える、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記メタ情報はベクタ画像情報であり、前記対象画像、前記拡大予備画像、及び主画像ビットマップ画像であることを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記プロセッサは、前記主画像を生成する処理及び前記主画像を表示する処理に並行して、ユーザによる画面操作を受付け、当該画面操作に対応する処理を実行することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、
    前記プロセッサは、ユーザによる前記矩形領域に表示された前記主画像への再タッチ操作を検知し、再タッチされた状態での前記ユーザの前記主画像に対するドラッグ操作に応答して、前記主画像を前記表示画面上で移動させることを特徴とする情報処理装置。
  6. 会議開催者端末と、会議登録サーバと、会議予定・関連資料管理DBと、少なくとも1つの会議参加者端末と、を有し、前記会議登録サーバが、前記会議開催者端末によって登録された主題会議資料と当該主題会議資料に関連する関連資料を、前記会議参加者端末に配信する電子会議システムであって、
    前記会議開催者端末は、
    会議登録サーバに会議予定を登録する手段と、会議予定登録の際に関連する電子会議資料を一括登録する手段を有し、
    前記会議登録サーバは、
    前記会議開催者端末から会議予約情報を受け付ける手段と、
    前記会議予約情報に係る主題会議の資料である主題会議資料と、前記主題会議に関連する過去会議の関連資料である過去関連資料とを関連付ける手段と、
    前記主題会議資料と前記過去関連資料を端末に自動配布する手段と、を有し、
    前記会議参加者端末は、
    前記会議登録サーバから配信された前記主題会議資料及び前記過去関連会議資料を表示するための表示部と、
    前記主題会議資料及び前記過去関連会議資料を含む複数の会議資料の前記表示装置の画面上での表示の切り替え制御を行う表示制御手段と、
    を有することを特徴とする電子会議システム。
  7. 請求項6において、
    前記主題会議資料は編集可能なファイル形式の資料であり、前記過去関連会議資料は前記主題会議資料よりも編集困難なファイル形式の資料であることを特徴とする電子会議システム。
  8. 請求項7において、
    前記表示制御手段は、前記主題会議資料の識別情報と、前記過去関連会議資料の識別情報を、前記表示部における4辺からなる表示画面枠のうち、異なる画面枠辺領域に表示し、さらに、前記主題会議資料の識別情報及び前記過去関連会議資料の識別情報のうち何れか1つに対するユーザの資料表示指示に応答して、前記表示部における資料表示領域に対象となる資料の内容を表示することを特徴とする電子会議システム。
  9. 請求項8において、
    前記過去関連会議資料は、資料全体についてのベクタ画像情報と、少なくとも初期表示用ビットマップ画像とによって構成されており、
    前記表示制御手段は、過去関連会議資料をユーザの指示に応答して表示する際に、まず前記ユーザの表示指示に対応する過去関連会議資料の初期表示ビットマップ画像を表示し、その表示中に前記表示指示に対応する過去関連会議資料のベクタ画像をラスタライズ演算して表示用のビットマップ画像を生成することを特徴とする電子会議システム。
  10. 請求項9において、
    前記表示制御手段は、表示中の過去関連会議資料とは別の過去関連会議資料の表示指示を受けた場合、前記表示中の過去関連会議の表示ビットマップ画像を所定の圧縮形式で圧縮してメモリに保持し、前記別の過去関連会議資料の初期表示用ビットマップ画像を表示し、その表示中に前記別の過去関連会議資料のベクタ画像をラスタライズ演算して表示用のビットマップ画像を生成することを特徴とする電子会議システム。
  11. 請求項8において、
    前記表示部は、タッチパネルで構成され、
    前記過去関連会議資料は、資料全体についてのベクタ画像情報と、少なくとも初期表示用ビットマップ画像とによって構成されており、
    前記表示制御手段は、
    前記表示部の表示画面上に表示された画像上の少なくとも3点がユーザによってタッチされたことを検知し、
    前記タッチされた少なくとも3点のうちペアとなる2点を決定し、当該ペアから矩形領域を算出し、
    前記2点間の距離の変化に基づいて前記矩形領域の拡大率を算出し、
    前記ベクタ画像情報を用いて、前記矩形領域のみの画像を前記算出した拡大率で生成し、これを部分拡大表示用主画像とすることを特徴とする電子会議システム。
  12. 請求項11において、
    前記表示制御手段は、
    前記ベクタ画像情報に基づく前記部分拡大表示用主画像を生成する前に、前記初期表示ビットマップ画像と前記拡大率を用いて、前記矩形領域に対応する領域の拡大予備画像を生成し、
    前記拡大予備画像を部分拡大された前記矩形領域に表示し、
    前記部分拡大表示用主画像を生成した後に、前記拡大予備画像を前記部分拡大表示用主画像で置き換えることを特徴とする電子会議システム。
  13. タッチパネルを有するコンピュータを、ユーザによるタッチパネル操作によって表示画面における動作の指示を可能とする情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記表示画面上に表示された画像上の少なくとも3点がユーザによってタッチされたことを検知するためのプログラムコードと、
    前記タッチされた少なくとも3点のうちペアとなる2点を決定し、当該ペアから矩形領域を算出するためのプログラムコードと、
    前記2点間の距離の変化に基づいて前記矩形領域の拡大率を算出するためのプログラムコードと、
    前記コンピュータのメモリから、部分拡大表示処理の対象となる画像に対応するメタ情報を読み出し、前記矩形領域のみの画像を、前記メタ情報を用いて前記算出した拡大率で生成し、これを部分拡大表示用主画像とするためのプログラムコードと、
    を有することを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13において、さらに、
    前記メタ情報に基づく前記主画像を生成する前に、前記メモリから部分拡大表示処理の対象となる画像に対応する対象画像を読み出し、前記対象画像及び前記拡大率を用いて、前記矩形領域に対応する領域の拡大予備画像を生成するためのプログラムコードと、
    前記拡大予備画像を部分拡大された前記矩形領域に表示するためのプログラムコードと、
    前記部分拡大表示用主画像を生成した後に、前記拡大予備画像を前記部分拡大表示用主画像で置き換えるためのプログラムコードと、
    有することを特徴とするプログラム。
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