JP2014173380A - 防犯サムターン - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を少なくして、小型化及び製品コスト低減が可能となるとともに、扉からの出寸法を小さくできる防犯サムターンを提供する。
【解決手段】防犯サムターンにおいて、被取付体に固定される固定筒45と、被取付体に回転自在に支持されるコアベース31と、固定筒45に回転自在に取り付けられるサムターン本体37と、サムターン本体37の回転を阻止するストッパーと、サムターン本体37に固定され腕部51を有するサムターンボス49と、サムターン本体37から突出され押し込まれることでストッパーの係合を解除するボタンと、コアベース31に突設されコアベース31とサムターンボス49を連動させる弧状突起47と、ストッパーに形成され弧状突起47により押圧されてストッパーの係合を解除するストッパー解除板71と、コアベース31に装着され弧状突起47の遊び空間に腕部51を中立保持する腕部付勢バネ53と、を設けた。
【選択図】 図6

Description

本発明は、扉の屋内面に突出させた摘みの回転を規制することで、不正な解錠操作を阻止する防犯サムターンに関する。
マンションや住宅等に設けられる玄関扉には錠箱が設けられ、錠箱は扉木口から進退させたデッドボルトを扉枠に係合・係合解除させて、扉を施解錠する施解錠機構を内蔵している。施解錠機構は、屋外側からはシリンダー錠により、屋内側からはサムターンにより施解錠動作される。すなわち、屋外側からは合鍵による操作が必要になる一方、屋内側からはサムターンのみで施解錠が簡便に行えるようになっている。
ところが、近年、ポスト口や、機械工具によって扉等に開けた小さな穴から棒や針金等を挿入し、回転操作の容易なサムターンに係止して回転させ、施錠装置を解錠する不正解錠が増えている。このようなサムターンに針金等を係止して回転させることを防止するものに例えば針金等の係止が困難となる円形状の防犯カバーがある。しかし、この種の防犯カバーは、本来回転位置によって視認できたサムターンの施錠または非施錠が視認できなくなり、誤操作が生じ易くなって、操作性を低下させる問題があった。そこで、防犯カバーによらない下記特許文献1に開示される防犯サムターンが提案されている。
この防犯サムターンは、固定筒に内設されるコア軸と、固定筒内に内設されるサムターン筒と、サムターン筒に摺動自在に内設されるストッパーと、サムターン筒に連動回転しストッパー退避凹部を有したサムターンボスと、サムターンボスに取り付けられる摘みと、ストッパーの係合を解除する一対のボタンと、ストッパーを挟む一対の解除交差部材と、コア軸の回転によって開脚され、この開脚動作によって一対のストッパーを係合解除方向に摺動させる二対の挟持板とを設けている。
この防犯サムターンによれば、ボタン押下による規制解除によって摘みが回転可能となるので、ボタンを押下しながら摘みに回転力を加えなければ摘みによる操作は行えず、これにより、挿入した針金や棒等を摘みに引っ掛ける等して、サムターン摘みを回転することによる不正解錠を阻止でき、防犯性を向上させることができる。
特許第4343679号公報
しかしながら、上記した防犯サムターンは、固定筒、コア軸、サムターン筒、ストッパー、サムターンボス、摘み、一対のボタンに加え、一対の解除交差部材、二対の挟持板を必要とし、部品点数が多い。このため小型化しにくく、製品コストの低減が困難となる。また、上記した多くの部品をキーウェイに沿う方向に組み込まなければならないため、扉からの出寸法を小さくしにくかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、部品点数を少なくして、小型化及び製品コスト低減が可能となるとともに、扉からの出寸法を小さくできる防犯サムターンを提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の防犯サムターン11は、被取付体15に固定される固定筒45と、
前記被取付体15に回転自在に支持され入出力部材33に連結されるコアベース31と、
前記固定筒45に回転自在に取り付けられて屋内側へ突出するサムターン本体37と、
前記固定筒45に軸線直交方向で摺動自在に内設され前記固定筒45に係合することで前記サムターン本体37の回転を阻止する一対のストッパーと、
前記サムターン本体37に固定され前記コアベース31に所定の遊び角を許容して連動回転するサムターンボス49と、
脚部を有して前記サムターン本体37の外周面から一部が突出され同時に押し込まれることでサムターン本体37の半径方向内側へスライドされ前記脚部を介して前記ストッパーの係合を解除する一対のボタンと、
前記一対のボタンを離反方向に付勢することで前記脚部を介して前記ストッパーを係合方向に付勢するボタン付勢バネ97と、
前記サムターンボス49のコアベース側の面に突設される一対の腕部51と、
前記コアベース31のサムターンボス側の面に突設され前記腕部51と係合して前記コアベース31と前記サムターンボス49を連動する一対の弧状突起47と、
前記ストッパーに形成され前記弧状突起47により押圧されて前記固定筒45に対する前記ストッパーの係合を解除するストッパー解除板71と、
前記コアベース31に装着され前記一対の弧状突起47の遊び空間55に相対移動可能に配置される前記腕部51を中立位置に保持する腕部付勢バネ53と、
を具備することを特徴とする。
この防犯サムターン11では、室内からの操作時、ボタンを、ボタン付勢バネ97の付勢力に抗して押下し、ストッパーを後退させて固定筒45との係合状態を解く。ストッパーのストッパー解除板71が、中心に寄り、互いが近づく。サムターン本体37を回すと、サムターン本体37と一体のサムターンボス49の後方の一対の腕部51が、コアベース31の弧状突起47に当接する。このとき、サムターンボス49は腕部付勢バネ53の付勢力に抗して回転と、遊び空間55を移動した後、弧状突起47と当接する。その後、一対の腕部51が、弧状突起47を介してコアベース31を回転させる。コアベース31に連動連結されている錠機構部に入力となる。コアベース31とサムターンボス49とは、腕部付勢バネ53が介在することで、遊びを有しながら遊び空間55の中立位置に保持された状態に復帰する。
一方、室外からの操作時、シリンダー錠29を合鍵で回転操作すると、錠機構部を介してコアベース31が回転開始する。腕部付勢バネ53の付勢力に抗してコアベース31の弧状突起47がストッパーのストッパー解除板71をこじるように互いを近接方向に作動させる。これにより、ストッパーを固定筒45から後退させ、互いの係合状態を解く。同時にボタンを後退させて、遊び空間55における腕部51の遊び分を弧状突起47が回転する。その後、弧状突起47がサムターンボス49の腕部51を押し、コアベース31は、サムターンボス49の回転、サムターン本体37を回転させることになる。
本発明の請求項2記載の防犯サムターン11は、請求項1記載の防犯サムターン11であって、
前記サムターン本体37には、回転位置確認手段が設けられていることを特徴とする。
この防犯サムターン11では、従来の防犯カバー等を被せるのと異なり、垂直・水平姿勢が、回転位置確認手段によって視認可能となる。
本発明に係る請求項1記載の防犯サムターンによれば、部品点数を少なくして、小型化及び製品コスト低減が可能となるとともに、扉からの出寸法を小さくできる。
本発明に係る請求項2記載の防犯サムターンによれば、一般的なサムターンと同様に、室内側からの施解錠状態を容易に確認できる。
本発明の実施形態に係る防犯サムターンを屋内側から見た正面図である。 図1の防犯サムターンを裏側から見た背面図である。 図1に示した防犯サムターンの平断面図である。 図1に示した防犯サムターンの側断面図である。 図1に示した防犯サムターンの要部を分解した平断面図である。 図1に示した防犯サムターンの要部を分解した側断面図である。 サムターンボス、ストッパー、腕部付勢バネ及びコアベースの分解斜視図である。 屋内側からの操作による防犯サムターンの要部の作動過程を表す動作説明図である。 屋外側からの操作による防犯サムターンの要部の作動過程を表す動作説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る防犯サムターンを屋内側から見た正面図、図2は図1の防犯サムターンを裏側から見た背面図、図3は図1に示した防犯サムターンの平断面図、図4は図1に示した防犯サムターンの側断面図、図5は図1に示した防犯サムターンの要部を分解した平断面図、図6は図1に示した防犯サムターンの要部を分解した側断面図、図7はサムターンボス、ストッパー、腕部付勢バネ及びコアベースの分解斜視図である。
本実施の形態による防犯サムターン11が取付けられる扉13には被取付体としてのケース15が台座17を介して設けられる。扉13には台座17が台座固定ビス19によって螺着され、ケース15はこの台座17を貫通するケース固定ビス21が、屋外側のエスカチオン23に植設されたケース固定ボス25に螺着される。本実施の形態ではケース15は略箱状に形成され扉13の屋内側の面に露出して固定される。防犯サムターン11は、所謂ワンドア・ツーロックを実現させるための後付け用の錠として好適に用いることができる。すなわち、既にサムターン付きの錠箱が設けられている扉13の第2のサムターンとして、既存の錠とは別体で後付けすることができる。この場合、図示しないが、扉枠側の屋内面には後述するデッドバー27の係止具が必要となる。
また、この防犯サムターン11は、上記のように単体で扉13に設けても良く、或いは扉13に内蔵された錠箱と連動可能に設けることもできる。通常、錠箱は、ラッチボルト、デッドボルト、及びこれらを扉13の木口から進退させる錠箱機構部を内設している。錠箱のデッドボルトは、扉13の屋外側の面に設けたシリンダー錠29を合鍵(キー)によって回動することで扉13の木口から進退される。防犯サムターン11は、このような錠箱に連動させて用いた場合、後述するようにシリンダー錠29の解錠操作によっても、サムターン本体操作の規制が解除される。
本実施の形態では、防犯サムターン11が、ケース15に内設される錠箱機構部と連動して取り付けられる場合を例に説明する。錠箱機構部には、扉13の屋外面に鍵穴が露出するシリンダー錠29が連結される。
ケース15には防犯サムターン11のコアベース31に固定される入出力部材33が設けられ、入出力部材33はピン35を介してデッドバー27に係合している。デッドバー27は、防犯サムターン11のサムターン本体37が回動されると、コアベース31,入出力部材33,ピン35を介してケース15の左側または右側から突出される。従って、突出されたデッドバー27の先端が、扉枠側に固設された係止具に係止することで、扉13の開放を規制する施錠が可能となる。
なお、本実施の形態では、防犯サムターン11が扉13の屋外側のシリンダー錠29と連動するため、ピン35の先端には接続プレート39の一端が固定され、接続プレート39の他端にはシリンダー錠29に連動連結されるジョイント軸41が固定される。コアベース31からの回転力は、デッドバー27をスライドさせるとともに、ピン35,接続プレート39,ジョイント軸41を介してシリンダー錠側へ伝達される。また、シリンダー錠側による操作力はジョイント軸41、接続プレート39,ピン35,入出力部材33を介してコアベース31へ伝達される。デッドバー27は、つるまきバネ43によってスライド方向両端に付勢されている。
ケース15には固定筒45が固定される。固定筒45の内部にはコアベース31が回転自在に内設され、コアベース31は上述のように後部がケース内の入出力部材33に連結されている。コアベース31のサムターンボス49側の面には一対の弧状突起47が突設され、一対の弧状突起47はサムターンボス49の腕部51と係合してコアベース31とサムターンボス49を連動する。また、コアベース31には腕部付勢バネ53が装着され、腕部付勢バネ53は一対の弧状突起47の遊び空間55(図8参照)に相対移動可能に配置される腕部51を、中立位置に保持する。
固定筒45の先端側内部には、サムターン本体37の取り付けられるサムターンボス49が回転自在に内設される。サムターンボス49は、サムターン本体37に固定され、コアベース31に所定の遊び角を許容して連動回転する。サムターンボス49のコアベース31側の面には上記の一対の腕部51が突設され、腕部51はコアベース31と係合する。サムターンボス49には、後述するボタンの脚部が貫通する透孔57が穿設されている。
サムターン本体37は、例えば円筒状に形成される。これにより、針金をサムターン本体37に引っ掛けようとしたり、棒を当てて押し回ししようとしたりしても、角部がないため針金や棒が滑り易く、これら不正な回転操作力が印加され難くなっている。また、角部がなくなることで、手指によるフィット感も良好となる。そして、サムターン本体37の屋内側端面に近接した外周には直径方向の両側で一対の凹み部59が形成され、この凹み部59には後述するボタンの押下部が配置される。
ストッパーは、一対で構成され、左ストッパー61と、右ストッパー63とからなる。左ストッパー61,右ストッパー63は、固定筒45に軸線直交方向で摺動自在に内設され、固定筒45に係合することでサムターン本体37の回転を阻止する。左ストッパー61,右ストッパー63には脚部係合部65が形成され、脚部係合部65は上ボタン67,下ボタン69に設けられた脚部93,95と係合する。左ストッパー61,右ストッパー63にはストッパー解除板71が形成される。また、左ストッパー61,右ストッパー63には溝係合部73が形成され、溝係合部73は固定筒45の係合溝75,横係合溝77に進入可能となっている。
一対の左ストッパー61,右ストッパー63は、ボタン67,69の脚部93,95が脚部係合部65に係合されることで、固定筒45の係合溝75,横係合溝77に係合するようになっている。左ストッパー61,右ストッパー63は、半径方向内側へ摺動されることで、溝係合部73が係合溝75,横係合溝77から抜け、係合が解除される。また、左ストッパー61,右ストッパー63は、ストッパー解除板71が、コアベース31の弧状突起47により押圧されることによっても、溝係合部73が係合溝75,横係合溝77から抜け、係合が解除される。
サムターン本体37は、固定筒45の屋内側端面から回転自在に外挿される。固定筒45はケース15に固定されるので、サムターン本体37はこの固定筒45に対して回動自在となる。サムターン本体37の屋内側端面には直径方向のボタン収容溝79が形成される。ボタン収容溝79の長手方向中央部にはボタン脚部貫通穴81が穿設される。ボタン脚部貫通穴81は固定筒45の端面開口穴83を介して固定筒45の内部に連通する。サムターン本体37の屋内側端面には、ボタン収容溝79に後述のボタンを収容した状態で、サムターンプレート85が固定される。
サムターンプレート85の屋内側面にはボス固定ビス87の頭部が表出し、この頭部はサムターンプレート85に係止されるキャップ89によって覆われる。これにより、キャップ89は、サムターン本体37の屋内側端面に表出するビス頭部を覆う。このキャップ89の屋内側の面には、サムターン本体37の回転位置を視認できるようにした回転位置確認手段としての回転位置確認用マーク91が設けられている。回転位置確認用マーク91は、印刷の他、微少な凸部或いは凹部で形成されてもよい。この回転位置確認用マーク91は、板状サムターンの先端面を表すように、例えば−字状、矩形状に形成される。
サムターン本体37のボタン収容溝79には溝方向に摺動自在となったボタンである一対の上ボタン67,下ボタン69が収容される。上ボタン67,下ボタン69は、サムターン本体37の外周面から一部が突出され、同時に押し込まれることでサムターン本体37の半径方向内側へスライドされストッパー61,63の係合を解除する。上ボタン67,下ボタン69は、サムターン本体37の凹み部内で押下部が突出されている。上ボタン67,下ボタン69は、コアベース31の方向へ向かって突出する脚部である上脚部93,下脚部95を有しており、略T字状に形成されている。この上脚部93,下脚部95は、上記した左ストッパー61,右ストッパー63の脚部係合部65に係合される。
また、上ボタン67,下ボタン同士の間にはボタン付勢バネ97が挟入され、ボタン付勢バネ97は、上ボタン67,下ボタン69を離反方向へ付勢している。上ボタン67,下ボタン69は、ボタン付勢バネ97によって離反方向へ配置されることで、上脚部93,下脚部95が水平に並ぶようになっている。そして、この上脚部93,下脚部95を脚部係合部65に係合させた一対の左ストッパー61,右ストッパー63は、上脚部93,下脚部95が水平配置されることで係合溝75に係合する。
一方、上ボタン67,下ボタン69は、ボタン付勢バネ97の付勢力に抗して接近方向へ押し込まれることで、上脚部93,下脚部95が互い違いに作動する。これにより、一対の左ストッパー61,右ストッパー63を、半径方向内側へ摺動させて、係合溝75との係合を解除させるよう作動する。
次に、上記の構成を有する防犯サムターン11の作用を説明する。
図8は屋内側からの操作による防犯サムターン11の要部の作動過程を表す動作説明図、図9は屋外側からの操作による防犯サムターン11の要部の作動過程を表す動作説明図である。
防犯サムターン11は、施錠状態において、サムターン本体37の回転位置確認用マーク91が例えば水平方向に位置している。
防犯サムターン11では、図8に示す室内からの操作時、上ボタン67,下ボタン69を、ボタン付勢バネ97の付勢力に抗して押下し、左ストッパー61,右ストッパー63を後退させて固定筒45との係合状態を解く。左ストッパー61,右ストッパー63のストッパー解除板71が、中心に寄り、互いが近づく。サムターン本体37を回すと、サムターン本体37と一体のサムターンボス49の後方の一対の腕部51が、コアベース31の弧状突起47に当接する。
このとき、サムターンボス49は腕部付勢バネ53の付勢力に抗して回転と、遊び空間55を移動した後、弧状突起47と当接する。その後、一対の腕部51が、弧状突起47を介してコアベース31を回転させる。この回転操作力がコアベース31に連動連結されている錠機構部に入力される。コアベース31とサムターンボス49とは、腕部付勢バネ53が介在することで、遊びを有しながら遊び空間55の中立位置に保持された状態に復帰する。
一方、図9に示す室外からの操作時、シリンダー錠29を合鍵で回転操作すると、錠機構部を介してコアベース31が回転開始する。腕部付勢バネ53の付勢力に抗してコアベース31の弧状突起47が左ストッパー61,右ストッパー63のストッパー解除板71をこじるように互いを近接方向に作動させる。これにより、左ストッパー61,右ストッパー63を固定筒45から後退させ、互いの係合状態を解く。同時に上ボタン67,下ボタン69を上脚部93,下脚部95を介して後退させて、遊び空間55における腕部51の遊び分を弧状突起47が回転する。その後、弧状突起47がサムターンボス49の腕部51を押し、コアベース31は、サムターンボス49の回転、サムターン本体37を回転させることになる。
また、防犯サムターン11は、サムターン本体37に、回転位置確認手段が設けられている。従来の防犯カバー等を被せるのと異なり、垂直・水平姿勢が、回転位置確認手段によって視認可能となる。これにより、一般的な板形状等のサムターンと同様に、室内側からの施解錠状態を容易に確認できる。
この防犯サムターン11では、一対の上ボタン67,下ボタン69をそれぞれ同時に押下した状態でサムターン本体37を回転させなければ、サムターン本体37による解錠操作が行えない。これにより、挿入した針金や棒等をサムターン本体37に引っ掛ける等して、サムターン本体37を回転することによる不正解錠が阻止される。また、一般的なサムターンと同様に、サムターン本体37を摘んで回動操作が行えるとともに、屋外からのシリンダー錠29による合鍵操作時には左ストッパー61,右ストッパー63が自動解除されてサムターン本体37が回転されるので、良好な操作性が確保される。さらに、従来の防犯カバーが被せられる構成と異なり、回転位置確認用マーク91によってサムターン本体37の垂直・水平姿勢が視認可能となるので、一般的なサムターンと同様に、室内側からの施解錠状態が容易に確認できるようになる。
そして、防犯サムターン11は、サムターンボス49,左ストッパー61,右ストッパー63,コアベース31の一部分に、腕部51,ストッパー解除板71,弧状突起47の形状部分が追加形成されることで、従来必要であったサムターン筒、一対の解除交差部材、二対の挟持板が省略されている。
なお、上述した実施の形態では、サムターン本体37の形状を円筒状に形成した例について述べたが、これに限ることはなく、楕円状に中途部分が膨出形状とされている形状としてもよく、或いは錐状や角柱状などの形状としてもよい。
従って、本実施形態に係る防犯サムターン11によれば、部品点数を少なくして、小型化及び製品コスト低減が可能となるとともに、扉13からの出寸法を小さくできる。
11…防犯サムターン
13…扉
15…被取付体(ケース)
31…コアベース
33…入出力部材
37…サムターン本体
45…固定筒
47…弧状突起
49…サムターンボス
51…腕部
53…腕部付勢バネ
55…遊び空間
61…ストッパー(左ストッパー)
63…ストッパー(右ストッパー)
67…ボタン(上ボタン)
69…ボタン(下ボタン)
71…ストッパー解除板
91…回転位置確認手段(回転位置確認用マーク)
93…脚部(上脚部)
95…脚部(下脚部)
97…ボタン付勢バネ

Claims (2)

  1. 被取付体に固定される固定筒と、
    前記被取付体に回転自在に支持され入出力部材に連結されるコアベースと、
    前記固定筒に回転自在に取り付けられて屋内側へ突出するサムターン本体と、
    前記固定筒に軸線直交方向で摺動自在に内設され前記固定筒に係合することで前記サムターン本体の回転を阻止する一対のストッパーと、
    前記サムターン本体に固定され前記コアベースに所定の遊び角を許容して連動回転するサムターンボスと、
    脚部を有して前記サムターン本体の外周面から一部が突出され同時に押し込まれることでサムターン本体の半径方向内側へスライドされ前記脚部を介して前記ストッパーの係合を解除する一対のボタンと、
    前記一対のボタンを離反方向に付勢することで前記脚部を介して前記ストッパーを係合方向に付勢するボタン付勢バネと、
    前記サムターンボスのコアベース側の面に突設される一対の腕部と、
    前記コアベースのサムターンボス側の面に突設され前記腕部と係合して前記コアベースと前記サムターンボスを連動する一対の弧状突起と、
    前記ストッパーに形成され前記弧状突起により押圧されて前記固定筒に対する前記ストッパーの係合を解除するストッパー解除板と、
    前記コアベースに装着され前記一対の弧状突起の遊び空間に相対移動可能に配置される前記腕部を中立位置に保持する腕部付勢バネと、
    を具備することを特徴とする防犯サムターン。
  2. 請求項1記載の防犯サムターンであって、
    前記サムターン本体には、回転位置確認手段が設けられていることを特徴とする防犯サムターン。
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