JP2014171753A - 医療用スクリュー及び該医療用スクリューの抜去操作治具 - Google Patents

医療用スクリュー及び該医療用スクリューの抜去操作治具 Download PDF

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Abstract

【課題】 骨が癒合した後又は交換するときに、捩じ込んだ骨内から容易に抜去できる医療用スクリューを得る。
【解決手段】 医療用スクリュー11の先端部の外表面にスクリューねじ部11bを設け、後端部11d側にスクリューねじ部11bと逆ねじ方向に刻設した逆内ねじ部とを設け、この逆内ねじ部に抜去操作治具17の先端部に刻設した逆外ねじ部をスクリューねじ部11bのねじ方向と逆方向に回動して螺合させることにより、スクリュー11と抜去操作治具17とを一体化し、スクリュー11を捩じ込み方向と逆方向に抜去操作治具17を回転させることで、スクリュー11のスクリューねじ部11bを骨折部位Dから抜去する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、骨折部位を接合するための医療用スクリュー及び該医療用スクリューの抜去操作治具に関するものである。
特許文献1には、図19に示すようなキャニュイレイテッド・スクリューと呼ばれる中空孔を有する医療用スクリュー1が記載されている。このスクリュー1は従来から医療分野で骨の接合のために使用されており、先端部1aの外表面にスクリューねじ部1bが設けられ、その最先端に錐刃1cが形成され、また全長に渡って中心軸に沿った貫通孔1dが設けられている。スクリュー1の頭部1eの貫通孔1dの入口には、例えば六角形の凹部から成る回転操作部1fが設けられ、この回転操作部1fにドライバ等の回転操作治具の先端部を嵌め込んで回転することにより、スクリューねじ部1bを骨に捩じ込んで骨折部位を接合する。
この従来のスクリュー1の骨への捩じ込みの手順は、先ず図20に示すように麻酔下で、金属製のガイドピン2を切開した皮膚A、皮下組織Bを通して骨Cの骨折部位Dに対し、ほぼ直交するように刺し込む。ガイドピン2の先端は錐のように尖っていて、皮膚A、皮下組織Bにそのまま穿刺して、骨Cの骨皮質面Eに当接したときに、モータ等によって回転させながら骨C内に捩じ込んでゆく。
次いで、スクリュー1の先端部1a側の貫通孔1dにガイドピン2の上端を挿入し、スクリュー1をガイドピン2に沿って押し込む。図21に示すように、スクリュー1の頭部1eから更に上方に突出したガイドピン2の上端を、回転操作治具3の貫通孔3b内に挿通する。続いて、回転操作治具3によりスクリュー1を皮膚A、皮下組織B内に押し込み、スクリュー1の先端部1aが骨皮質面Eに当接した後に、回転操作治具3の把持部3cを持って手動操作により時計回りに回転させる。このスクリュー1の回転により、先端の錐刃1cによって骨Cを堀削しながらスクリューねじ部1bをガイドピン2に沿って骨Cの内部に捩じ込んでゆく。なお、スクリュー1は医療用電動ドリル等の回転操作治具3により捩じ込んでもよい。
X線透視によりX線テレビモニタを観察しながら、スクリュー1を骨C内に捩じ込むことにより、スクリューねじ部1bが骨折部位Dを貫通し接合を始める。そして、図22に示すように、スクリュー1の頭部1eが骨皮質面Eに到達すると、スクリュー1による骨折部位Dの固定がなされる。
最後に、回転操作治具3をガイドピン2から抜き取り、更にガイドピン2を骨Cから抜き取り、皮膚A等を縫合して骨折部位Dのスクリュー1による接合処理が完了する。
接合処理から数ヶ月経過すると骨折部位Dが癒合するので、役割を果たしたスクリュー1を取り出す処理を行う。皮膚A、皮下組織Bを切開した後に、回転操作治具3の先端部3aをスクリュー1の回転操作部1fに嵌め込んで、反時計回りに回転させることで、捩じ込んだスクリューねじ部1bを緩めて骨Cから抜き出す。なお、この場合に抜去用ガイドピンを挿入し、スクリュー1の頭部1eに回転操作治具3を誘導することもある。
特開平10−272142号公報
スクリュー1の固定により骨折部位Dが癒合する頃には、スクリュー1の頭部1eの周辺に新しく仮骨が生成されていることが多く、スクリュー1の頭部1eは仮骨内に埋もれていることがある。スクリュー1を抜去する場合に、仮骨が障害となり回転操作治具3の反時計回りの回転を防たげ、スクリュー1を抜去する際には反時計回りの強い回転力が必要になる。
スクリュー1は回転操作治具3を反時計回りに強く回転することにより、骨Cに対しスクリューねじ部1bが抜け出す。この抜け出しにおいて、骨C内に捩じ込まれたスクリューねじ部1bが骨皮質面Eに至るまでは回転により上方に持ち上がるが、それでもなお、スクリュー1の頭部1eが皮下組織B中に埋もれている場合には、スクリュー1が空転してスクリュー1の引き抜きが厄介となる。
また、スクリュー1を骨Cに捩じ込む際にスクリュー1が骨Cから外れてしまい、皮下組織B内に捩じ込んでしまった場合には、捩じ込みのやり直しのために抜き出す必要があり、反時計回りにスクリュー1を回転させても、スクリューねじ部1bが空転することになる。
更に、接合処理から数ヶ月経過すると、捩じ込まれた骨Cに金属に対する拒絶反応が発生し、骨Cとスクリュー1との間に隙間が生ずることもある。この場合も、スクリュー1を回転させてもスクリューねじ部1bが空転して抜去が困難となる。
また、骨折部位Dの個所等に応じて長さ、径が異なる複数のスクリューを予め用意しておくが、同じ長さのスクリュー1の使用が続いた場合に、個数が足りなくなるという問題もある。従って、スクリュー11の長さが異なる複数種類を準備しておく必要がある。
本発明の第1の目的は、上述の課題を解決し、骨が癒合した後又は交換時に、容易に骨内から抜去することができる医療用スクリューを提供することにある。
本発明の第2の目的は、使用前又は使用中に、任意の長さに切断可能とした医療用スクリューを提供することにある。
本発明の第3の目的は、医療用スクリューを確実にかつ容易に抜去できる医療用スクリューの抜去操作治具を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る医療用スクリューは、金属製の管状体から成り骨折部位を接合するための医療用スクリューであって、先端部の外表面に形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成したガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の後端部側の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る医療用スクリューは、金属製の管状体から成り骨折部位を接合するための医療用スクリューであって、先端部の外表面に全長に渡って形成し、スクリューねじ部となる外ねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成したガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の内壁に全長に渡って前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えたことを特徴とする。
更に、本発明に係る医療用スクリューの抜去操作治具は、金属製の管状体から成り、外表面の先端部に形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成したガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えた医療用スクリューを抜去するための抜去操作治具であって、挿込部の端部に前記逆内ねじ部に螺合する逆外ねじ部を備えたことを特徴とする。
本発明に係る医療用スクリュー及び該医療用スクリューの抜去操作治具によれば、医療用スクリューに、スクリューねじ部と逆ねじ方向に刻設した逆内ねじ部を設け、抜去時には抜去操作治具の先端部の逆ねじ方向に設けた逆外ねじ部を医療用スクリューの逆内ねじ部に螺合させる。これにより、医療用スクリューと抜去操作治具とを一体化し、医療用スクリューの捩じ込み方向と反対の逆ねじ方向の更なる回転により医療用スクリューを取り外し、容易に引き出すことが可能となる。
なお、骨折部位に応じて医療用スクリューの長さを任意に切断することができるので、長さが異なる多数の医療用スクリューを用意しておく必要がない。
実施例1の医療用スクリューの断面図である。 回転操作治具により医療用スクリューの後端部を把持した状態の断面図である。 他の回転操作治具により医療用スクリューの後端部を把持した状態の断面図である。 骨折部位に医療用スクリューを捩じ込んだ状態の断面図である。 医療用スクリューの後端部をカッタで切断する状態の説明図である。 後端部にナットを螺合した状態の説明図である。 抜去時にガイドピンを医療用スクリューに挿通した状態の説明図である。 切削操作治具により仮骨を除去する状態の説明図である。 抜去操作治具の斜視図である。 抜去操作治具を医療用スクリューねじの逆内ねじ部に螺合した状態の説明図である。 医療用スクリューを骨内から抜去する状態の説明図である。 実施例2の医療用スクリューの断面図である。 実施例3の医療用スクリューの断面図である。 回転操作治具の斜視図である。 ガイドピンを医療用スクリューに刺し込んだ状態の説明図である。 抜去操作治具を挿入する状態の説明図である。 医療用スクリューを骨内から抜去する状態の説明図である。 実施例4の医療用スクリューの断面図である。 従来の医療用スクリューの斜視断面図である。 骨折部位にガイドピンを挿入した状態の説明図である。 皮下組織に従来の医療用スクリューを挿入した状態の説明図である。 骨折部位に従来の医療用スクリューを捩じ込んだ状態の説明図である。
本発明を図1〜図18に図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1の医療用スクリュー11の断面図である。チタン等の金属材料により製作した管状体であるスクリュー11の先端部11aの外表面に、右ねじによるスクリューねじ部11bが形成され、その最先端に錐刃11cが設けられている。また、スクリュー11の後端部11dから少なくとも中間部までの外表面には、右ねじの外ねじ部11eが形成されている。なお、本実施例においては、外ねじ部11eはスクリューねじ部11bと連続しており、両者は同じピッチで形成されている。
スクリュー11の中心部には、先端部11aから後端部11dに至る中心軸に沿ってガイドピン挿通用の貫通孔11fが設けられ、従来技術で説明した金属製のガイドピン2を挿通できるようになっている。貫通孔11fの断面は円形で内径は2mm程度であり、また後端部11d側の貫通孔11fの内壁には、後端部11dから少なくとも中間部まで、逆内ねじ部11gがスクリューねじ部11bに対し逆ねじ方向の左ねじとして刻設されている。なお、逆内ねじ部11gのピッチは、スクリューねじ部11b、外ねじ部11eと異なっていても支障はない。
スクリュー11は例えば全長100mm程度の長さとし、径が異なる複数種類を用意しておき、指骨、大腿骨等の骨折部位Dの位置、大きさにより径を選択して適宜に使い分けることが好ましい。
スクリュー11を骨C内に捩じ込む際には、従来例の図20と同様に、麻酔下でX線テレビモニタにより観察しながら、皮膚Aを切開して骨C中に挿通したガイドピン2をスクリュー11の貫通孔11fに挿通する。次いで、図2に示すようにスクリュー11の後端部11dを回転操作治具に固定する。例えば医療用電動ドリルのチャック12に取り付けた握持部12aにより把持する。チャック12の取り付けに際して、ガイドピン2が邪魔になるようであれば、ガイドピン2を適当な長さで切断しておくか、或いはチャック12の構造をガイドピン2が邪魔にならないようにしておけばよい。
図3に示すように、回転操作治具は先端に袋ナット13を取り付けたドライバ状としてもよい。この場合に、袋ナット13の内部には外ねじ部11eと螺合する内ねじ部13aが設けられており、螺合により一体化した後にスクリュー11の後端部11dを回転して骨C内に捩じ込む。ドライバ状の回転操作治具には、中空孔13bを設けておけば、中空孔13bにガイドピン2を挿通させることが可能となる。
図4は骨折部位Dにスクリュー11を捩じ込んで接合した直後の断面図である。スクリュー11を皮下組織B中に挿し込み、先端部11aが骨Cに達すると、回転操作治具によりスクリュー11を時計方向に回転することで、スクリュー11の最先端の錐刃11cが骨Cを掘削し、スクリューねじ部11bが骨C内に捩じ込まれて骨折部位Dを接合する。回転操作治具をスクリュー11の後端部11dから外した接合後においては、スクリュー11の後端部11dは骨Cから上方に突出されている。
次いで図5に示すように、ガイドピン2を抜き取り、骨皮質面Eの上方に突出した後端部11dは、後述するナットを螺合する部分を残して不要な上端の残余部分を、例えばペンチのようなカッタ14により切断する。また、回転操作治具が電動ドリルの場合は、電動ドリルをスクリュー11に固定したままの状態で、電動回転力を用いたカッタ14によりスクリュー11及びガイドピン2を併せて切断してもよい。この場合には、切断後にスクリュー11内に残されたガイドピン2を抜き取る必要がある。
なお、外ねじ部11e、逆内ねじ部11gは後端部11dから少なくとも中間部まで形成されているので、任意の位置でカッタ14により切断しても、外ねじ部11e、逆内ねじ部11gは残されたスクリュー11に残留している。この切断に際しては、スクリュー11はその切断切口が変形し、外ねじ部11e、逆内ねじ部11gの螺合機能が損傷しないようにすることが必要である。また、このスクリュー11の切断は予め必要長が分かっていれば、スクリュー11を捩じ込む前に切断しておき、切断されたスクリュー11を使用するようにしてもよい。
続いて、図6に示すように、スクリュー11の切り残された後端部11dの外ねじ部11eにナット15を螺合し、皮膚Aを縫合して骨折部位Dの癒合を待つ。このナット15の取り付けは、経時による拒絶反応などにより、スクリュー11が骨Cに対して移動してしまうことを防止するためであるが、その心配がなければナット15の螺合は必ずしも必要なものではない。なお、ナット15の螺合が不要な場合には、外ねじ部11eの形成は不要であり、その場合には図3に示す袋ナット13による回転操作治具が使用できない。
図7〜図11は骨折した骨折部位Dが癒合し、不要となったスクリュー11の取出処理の説明図である。最初に、X線テレビモニタにより観察しながら、皮膚A等を切開し、図7に示すように埋め込まれているスクリュー11の後端部11dから抜去用ガイドピン2’を貫通孔11f内に挿通する。
スクリュー11の取り出しに際しては、後述する切削操作治具、抜去操作治具及びスクリュー11を皮膚A等を通過させる必要がある。皮膚A及び皮下組織Bは或る程度伸縮するので、後端部11dの上方の皮膚A及び皮下組織Bは切削操作治具、抜去操作治具が通過し得る外径4mm程度に切開しておけばよい。
また、スクリュー11、後端部11d、ナット15の近傍に新たに仮骨Fが形成され、後端部11d、ナット15が仮骨F内に埋もれている場合がある。この場合には、貫通孔11fの入口が現れ、かつナット15が取り出せるようにナット15上の仮骨Fを除くために、必要に応じて図8に示すように切削操作治具16を使用する。
この切削操作治具16は皮下組織B内を下降し易くするために、先端部16aに向かって外形が稍々縮径する筒部16bを有し、更に形成された仮骨Fを切削できるように先端部16aに刃部16cを有している。切削操作治具16の刃部16cの外径は、スクリュー11の後端部11dの外径とほぼ等しくされている。
刺し込まれた抜去用ガイドピン2’の上端をこの切削操作治具16の筒部16bの孔内に挿入し、切削操作治具16を抜去用ガイドピン2’を案内として下降させながら、スクリュー11の後端部11d、ナット15付近に形成された仮骨Fに当接する。そして、切削操作治具16を後端部11dに押し付けながらガイドピン2’を中心に回転させることで、刃部16cによりナット15上の仮骨Fを切削、除去し、除去後に切削操作治具16を抜去用ガイドピン2’に沿って抜き取る。
なお、スクリュー11の後端部11d、ナット15が仮骨F内にそれほど埋もれていない場合や、スクリュー11を埋め込んで間がなく、スクリュー11の長さの変更等による交換時には仮骨Fは殆ど生成されていないので、切削操作治具16の使用は不要である。
図9はスクリュー11を抜去する際に使用するドライバ状の抜去操作治具17の斜視図である。抜去操作治具17は端部17aから把持部17bに渡る円筒状の挿込部17cを有し、挿込部17cの中心軸に沿って断面円形の挿通孔17dが設けられており、この挿通孔17dには抜去用ガイドピン2’が挿通可能とされている。
挿込部17cの端部17aの外表面には、スクリュー11の貫通孔11f内に形成された逆内ねじ部11gに螺合するために、左ねじつまり逆ねじ方向に刻設された逆外ねじ部17eが形成されている。なお、この逆外ねじ部17eが必要以上に、スクリュー11の貫通孔11f内に捩じ込まれないように逆外ねじ部17eは端部17aのみに長さ10〜20mm程度に設けられている。
抜去に際しては図10に示すように、抜去用ガイドピン2’の上端を抜去操作治具17の挿通孔17dに挿入する。抜去操作治具17を抜去用ガイドピン2’を案内として下降することで、抜去操作治具17の端部17aをスクリュー11の貫通孔11f内に誘導される。その後に、抜去操作治具17を把持部17bにより反時計方向、つまり逆ねじ方向に回転させて、抜去操作治具17の逆外ねじ部17eを貫通孔11fの内壁に設けられた逆内ねじ部11gに十分に捩じ込むと、抜去操作治具17はスクリュー11と一体化する。
この状態から、更に抜去操作治具17を反時計回りに回転させると、この回転はスクリュー11に伝達され、スクリューねじ部11bが反時計方向に回転を始め、図11に示すように捩じ込み方向と逆方向となって骨Cから抜け始める。骨Cからスクリュー11が完全に抜け出すと、抜去操作治具17を反時計回りに回転させても空転するようになるので、抜去操作治具17を上方に引き出すことにより、一体となったスクリュー11を抜き出す。
このように、スクリュー11が骨Cから抜け出ても、スクリュー11は抜去操作治具17と一体化されているので、そのまま抜去操作治具17を引き上げることができる。そして、スクリュー11の後端部11d、ナット15は伸縮する皮膚A及び皮下組織Bを押し拡げながら体外に引き出され、最後に抜去用ガイドピン2’を抜き取り、皮膚Aを縫合して抜去処理は終了する。スクリュー11を抜き取った骨Cには一時的に空洞Gが形成されるが、時間と共に骨Cが再生されこの空洞Gは消滅する。
抜去操作治具17の皮膚A内への挿込部17cの径は、スクリュー11の貫通孔11fの径と同程度であるので、スクリュー11の取出時の皮膚Aを小さく切開して抜去操作治具17を挿入することができる。なお、スクリュー11の引き出し時に後端部11dにナット15が取り付けられていても、切開部の皮膚Aを拡げてスクリュー11を取り出すことができる。
また、抜去用ガイドピン2’を用いずにスクリュー11を抜去することも可能である。この場合はX線テレビモニタにより観察しながら、スクリュー11の後端部11dの上方の皮膚A及び皮下組織Bを、後端部11dの外径程度に切開して抜去操作治具17を皮下組織Bに挿入し、逆外ねじ部17eを逆内ねじ部11gに螺合させればよい。
先の説明では、1個所の骨折部位Dに1個の医療用スクリュー11を使用することを説明したが、骨折部位Dが大きい場合などには複数個のスクリュー11を使用することもある。更に、骨折部位Dを跨ぐように骨C上に添え木として金属製の骨接合プレートを配置し、これらの骨接合プレートに穿孔されている挿通孔に、スクリュー11を挿通して骨折部位Dを接合することもできる。
図12は実施例2の医療用スクリュー21の断面図である。このスクリュー21は全長100mm以上であり、貫通孔21fの内壁に全長に渡って左ねじの逆内ねじ部21gが刻設されている。また、右ねじから成る外ねじ部21eも全長に渡って形成されている。
このスクリュー21は骨折部位Dの接合処理時に、線Hにおいてカッタにより切断して長さを短縮した後に、切り取った上端部分を別の個所の骨折部位Dの接合処理に利用することができる。切断後の切り取ったスクリュー21の先端部21aをグラインダ等で再加工して最先端に錐刃21cを形成し、外ねじ部21eをスクリューねじとして使用することで、切り取った部分を再利用することができる。
或いは、カッタによる線Hに複数の傾斜を設けることで、切り取った部分の先端を鋭利にして、グラインダ等の再加工を不要にして、そのまま再利用できるようにしてもよい。
実際には、長尺の医療用スクリュー21の後端部を把持して、捩じ込みを行うのは不安定であり、この場合に深さの測定が可能となるガイドピン2の挿入によって、捩じ込むべき医療用スクリュー21の長さを測定して、捩じ込み前に予め医療用スクリュー21を適切な長さに切断するようにしてもよい。
なお、実施例2においても、実施例1で説明した切削操作治具16、抜去操作治具17を使用できる。
図13は実施例3の医療用スクリュー31の断面図である。スクリュー31の先端部31aには、外表面に右ねじの外ねじ部31bが形成され、その最先端に錐刃31cが設けられている。なお、この外ねじ部31bは先端部31aのみではなく、スクリュー31の長手方向全体の外表面に設けてもよい。
また、後端部31dには頭部31hが設けられ、頭部31hには後述する回転操作治具32の先端部に嵌合する、例えば十字状の溝による回転操作部31iが形成されている。この回転操作部31iの先端部31a側の下端部31jから先端部31aにかけてスクリュー31の中心軸に沿った貫通孔31fが設けられている。この貫通孔31fの断面は略円形で内径は2mm程度であり、ガイドピン2を挿通させるようになっている。また、頭部31h側の貫通孔31fの内壁には下端部31jから中間部に渡って、貫通孔31fよりも径の大きな左ねじの逆内ねじ部31gが外ねじ部31bに対し逆ねじ方向に刻設されている。中間部まで逆内ねじ部31gを設けることでスクリュー31及び抜去操作治具17はより強固に固定される。
スクリュー31は例えば全長30〜60mm程度であるが、その長さ、大きさが異なる複数種を用意しておき、指骨、大腿骨等の骨折時の部位の大きさ、骨折個所により適宜に使い分けることが好ましい。
図14は回転操作治具32の斜視図を示し、先端部32aにはスクリュー31の回転操作部31iに嵌合するプラス部が突出され、先端部32aから後端の把持部32bに渡って断面円形の貫通孔32cが設けられている。貫通孔33cの内径は、スクリュー31の貫通孔31fの内径と略一致し、ガイドピン2が挿通可能とされている。
スクリュー31を骨C内に捩じ込む際には、従来例の図21と同様に、骨C中に挿通したガイドピン2をスクリュー31の貫通孔31fに挿通し、回転操作治具32の先端部32aをスクリュー31の回転操作部31iに嵌合する。回転操作治具32を時計回りに回転することで、スクリュー31の錐刃31cが骨Cを掘削し、外ねじ部31bが骨C内に捩じ込まれて骨折部位Dを接合する。
また、スクリュー31の凹状の回転操作部31iの形状は、図13に示す凹状の十字状にすることで、回転操作治具32の先端部32aのプラス形状の大きさが多少異なっていても、回転操作治具32の先端部32aをスクリュー31の回転操作部31iと嵌合し、回転させることが可能である。
回転操作治具32の先端部32aの形状は、マイナス形状であってもよく、この場合はスクリュー31の回転操作部31iの形状は凹状の線状又は十字状でもよく、先端部32aのマイナス形状と多少大きさが異なっていても回転させることができる。或いは、凹状の回転操作部31iの形状は、背景技術のように六角形等から成る多角形状の回転操作治具3を嵌合する形状でもよいが、この場合には完全に嵌合する形状の先端部を有する回転操作治具32でないと回転させることができない。
骨折部位Dが癒合し、不要となったスクリュー31を取り出す場合には、図15に示すように抜去用ガイドピン2’を、埋め込まれているスクリュー31の頭部31hに刺し込み、更にスクリュー31の貫通孔31f内に挿通する。
スクリュー31の引き抜きに際しては、切削操作治具16、抜去操作治具17及びスクリュー31を皮下組織B、皮膚Aを通過させる必要があるが、皮膚A及び皮下組織Bは或る程度伸長するので、頭部31hの上方の皮膚A及び皮下組織Bを外径4mm程度に切開しておけばよい。
また、スクリュー31の頭部31hの近傍に新しい仮骨Fが形成され、頭部31hが仮骨F内に埋もれている場合には、頭部31h上の仮骨Fを除くために、必要に応じて図8に示すように切削操作治具16を使用する。
切削操作治具16を使用しなかった場合は、ガイドピン2’を刺し込んだ皮膚Aの周辺を回転操作部31iの径程度の大きさを切開した上で、図16に示すように、抜去用ガイドピン2’の上端を図9に示す抜去操作治具17の挿通孔17dに挿入する。
切削操作治具16を使用した場合は、既に皮膚Aは切開されているので、そのまま抜去用ガイドピン2’の上端を抜去操作治具17の挿通孔17dに挿入する。抜去操作治具17を抜去用ガイドピン2’に沿って下降することで、抜去操作治具17の端部17aをスクリュー31の頭部31hに誘導して当接させる。その後に、抜去操作治具17を把持部17bにより反時計方向、つまり逆ねじ方向に回転させて、抜去操作治具17の逆外ねじ部17eをスクリュー31の逆内ねじ部31gに十分に捩じ込む。
更に、抜去操作治具17を反時計回りに回転させながら、一体となったスクリュー31を上方に引き出して、図17に示すように骨Cから抜き出して取り外すことができる。スクリュー31が骨Cから抜け出してもスクリュー31は抜去操作治具17と一体化されているので、そのまま抜去操作治具17を引き上げればスクリュー31を体外に引き出すことができる。
図18は実施例4の医療用スクリュー41の断面図である。スクリュー41は先端部41aの外表面に外ねじ部41bが設けられ、更にその最先端に錐刃41cが形成されている。スクリュー41の後端部41dの頭部41hに設けた回転操作部41iの下端部41jから前記先端部41aまでの中心軸に沿った貫通孔41fが設けられている。頭部41hには回転操作部41iが設けられ、回転操作部41iから逆内ねじ部41gにかけてロート状の案内部41kが設けられている。逆内ねじ部41gは下端部41jから中間部に至る内壁に形成する。
なお、この実施例4の回転操作部41iは、案内部41kの入口部の周囲に設ける必要があるので、回転操作治具32の先端部32aのプラス形状を大きくするなどの特殊な形状とする必要がある。
実施例3と同様に、スクリュー41を骨C内に捩じ込むには回転操作治具32を使用し、スクリュー41を骨C内から抜去する際には、抜去操作治具17を使用する。また、必要に応じて切削操作治具16を使用することも先の実施例と同様である。
スクリュー41を抜去する際に、抜去用ガイドピン2’を刺し込み、抜去用ガイドピン2’がスクリュー41の頭部41hに到達するとき又は抜去操作治具17の端部17aがスクリュー41の頭部41hに到達するとき、先ずロート状の案内部41kに到達する。これにより、抜去用ガイドピン2’の先端又は抜去操作治具17の端部17aは貫通孔41fの中心軸から或る程度ずれていても、案内部41kにより容易に抜去用ガイドピン2’を貫通孔41fに、また抜去操作治具17の端部17aを逆内ねじ部41gに案内することができる。
なお、上述の実施例では医療用スクリュー11、21、31、41の外ねじは右ねじ、内ねじは左ねじと説明したが、この関係は逆にしてもよい。
2、2’ ガイドピン
11、21、31、41 医療用スクリュー
11a、21a、31a、41a 先端部
11b、31b、41b スクリューねじ部
11c、21c、31c、41c 錐刃
11d、31d、41d 後端部
11e、21e 外ねじ部
11f、21f、31f、32c、41f 貫通孔
11g、21g、31g、41g 逆内ねじ部
12 チャック
13 袋ナット
14 カッタ
15 ナット
16 切削操作治具
16c 刃部
17 抜去操作治具
17a 端部
17c 挿込部
17e 逆外ねじ部
31h、41h 頭部
31i、41i 回転操作部
31j、41j 下端部
32 回転操作治具
41k 案内部
上記目的を達成するための本発明に係る医療用スクリューは、金属製の管状体から成り骨折部位を接合するための医療用スクリューであって、先端部の外表面に形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成し、前記先端部から前記後端部に渡って内径が同一であるガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の後端部側の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る医療用スクリューは、金属製の管状体から成り骨折部位を接合するための医療用スクリューであって、先端部の外表面に全長に渡って形成し、スクリューねじ部となる外ねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成し、前記先端部から前記後端部に渡って内径が同一であるガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の内壁に全長に渡って前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えたことを特徴とする。
更に、本発明に係る医療用スクリューの抜去操作治具は、金属製の管状体から成り、外表面の先端部に形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成し、前記先端部から前記後端部に渡って内径が同一であるガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えた医療用スクリューを抜去するための抜去操作治具であって、前記円筒状の挿込部の中心部に抜去用ガイドピン挿通用の貫通孔を設けると共に前記挿込部の端部の外表面に前記逆内ねじ部に螺合する逆外ねじ部を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る医療用スクリューは、金属製の管状体から成り骨折部位を接合するための医療用スクリューであって、先端部から後端部までの外表面に連続して形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成し、前記先端部から前記後端部に渡って内径が同一であるガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の後端部側の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えたことを特徴とする。
更に、本発明に係る医療用スクリューの抜去操作治具は、金属製の管状体から成り、先端部から後端部までの外表面に連続して形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成し、前記先端部から前記後端部に渡って内径が同一であるガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えた医療用スクリューを抜去するための抜去操作治具であって、前記円筒状の挿込部の中心部に抜去用ガイドピン挿通用の貫通孔を設けると共に前記挿込部の端部の外表面に前記逆内ねじ部に螺合する逆外ねじ部を備えたことを特徴とする。

Claims (12)

  1. 金属製の管状体から成り骨折部位を接合するための医療用スクリューであって、先端部の外表面に形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成したガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の後端部側の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えたことを特徴とする医療用スクリュー。
  2. 前記逆内ねじ部は前記貫通孔の後端部から少なくとも中間部に至る内壁に形成したことを特徴とする請求項1に記載の医療用スクリュー。
  3. 前記後端部から少なくとも中間部までの間の外表面に外ねじ部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用スクリュー。
  4. 前記スクリューねじ部と前記外ねじ部とを連続したことを特徴とする請求項3に記載の医療用スクリュー。
  5. 前記後端部に頭部を設け、該頭部に前記スクリューねじ部を回転させるための回転操作部を形成し、該回転操作部の下端部から前記先端部までの中心軸に沿って前記貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療用スクリューの抜去操作治具。
  6. 前記頭部の逆内ねじ部の入口にロート状の案内部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の医療用スクリュー。
  7. 金属製の管状体から成り骨折部位を接合するための医療用スクリューであって、先端部の外表面に全長に渡って形成し、スクリューねじ部となる外ねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成したガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の内壁に全長に渡って前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えたことを特徴とする医療用スクリュー。
  8. 前記管状体はカッタにより切断して長さを短縮することを可能としたことを特徴とする請求項7に記載の医療用スクリュー。
  9. 前記管状体に設けた外ねじ部の後端にナットを螺合するようにしたことを特徴とする請求項7又は8に記載の医療用スクリュー。
  10. 前記貫通孔に金属製のガイドピンを挿通可能としたことを特徴とする請求項1〜9の何れか1つの請求項に記載の医療用スクリュー。
  11. 金属製の管状体から成り、外表面の先端部に形成したスクリューねじ部と、前記先端部から後端部までの中心軸に沿って形成したガイドピン挿通用の貫通孔と、該貫通孔の内壁に前記スクリューねじ部と逆ねじ方向に形成した逆内ねじ部とを備えた医療用スクリューを抜去するための抜去操作治具であって、挿込部の端部に前記逆内ねじ部に螺合する逆外ねじ部を備えたことを特徴とする医療用スクリューの抜去操作治具。
  12. 前記挿込部内に抜去用ガイドピンを挿通する挿通孔を設けたことを特徴とする請求項11に記載の医療用スクリューの抜去操作治具。
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