JP2014170605A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データバスインバージョン回路によるアクセス速度の低下を抑制する。
【解決手段】メモリセルアレイ11とデータ入出力端子24との間に設けられるデータバスを備え、データバスの経路上には、複数のデータをデータバス及び他のデータバスのいずれか一方に割り当てる切替回路50〜57と、複数のデータを其々反転又は非反転するDBI回路60〜67と、データバスに含まれる複数の配線と複数のデータとの対応関係を切り替えるBOC回路70〜77が含まれており、DBI回路60〜67はデータバスの経路上において切替回路50〜57及びBOC回路70〜77の少なくとも一方を介してデータ入出力端子24に接続される。本発明によれば、DBI回路60〜67の動作によるアクセス遅延を他の回路の動作時間に隠蔽することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、データバスインバージョン機能を有する半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)の次世代規格であるDDR4(Double Data Rate 4)規格には、データバスインバージョン機能と呼ばれる機能が規定されている。データバスインバージョン機能とは、所定の条件が満たされた場合、同時に入出力されるリードデータ及びライトデータの論理レベルを反転させることによって、データ転送に伴う消費電流を削減する機能である(特許文献1参照)。
特開2011−187153号公報
しかしながら、データバスインバージョン機能を実現するデータバスインバージョン回路は負荷が大きいため、アクセス速度を律速するおそれがあった。このため、データバスインバージョン回路の動作によるアクセス遅延を防止する技術が求められている。
本発明の一側面による半導体装置は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、複数のデータを入出力するデータ入出力端子と、前記メモリセルアレイ及び前記データ入出力端子間に設けられるデータバスと、を備えた半導体装置であって、前記データバスの経路上には、第1の制御信号に応じて、前記複数のデータを前記データバス及び他のデータバスのいずれか一方に割り当てる第1の制御回路と、第2の制御信号に応じて、前記複数のデータを其々反転又は非反転する第2の制御回路と、第3の制御信号に応じて、前記データバスに含まれる複数の配線と前記複数のデータとの対応関係を切り替える第3の制御回路と、が含まれており、前記第2の制御回路は、前記データバスの経路上において前記第1及び第3の制御回路の少なくともいずれか一方を介して前記データ入出力端子に接続されることを特徴とする。
本発明の他の側面による半導体装置は、複数ビットからなるデータセットをシリアルに入出力するデータ入出力端子と、第1乃至第4のデータバスと、前記データ入出力端子を介してシリアルに入力される前記データセットをパラレルに変換して前記第1のデータバスに出力するシリアルパラレル変換回路と、前記第1のデータバスを介してパラレルに入力される前記データセットをシリアルに変換して前記データ入出力端子に出力するパラレルシリアル変換回路と、前記第1のデータバスと前記第2及び第3のデータバスのいずれか一方とを接続する切替回路と、前記第2のデータバスと前記第4のデータバスとの間に接続され、前記データセットを構成する前記複数のビットの論理レベルをそれぞれ制御信号に基づいて反転させるデータバスインバージョン回路と、を備えることを特徴とする。
本発明のさらに他の側面による半導体装置は、複数ビットからなるデータセットをシリアルに入出力するデータ入出力端子と、第1乃至第3のデータバスと、前記データ入出力端子を介してシリアルに入力される前記データセットをパラレルに変換して前記第1のデータバスに出力するシリアルパラレル変換回路と、前記第1のデータバスを介してパラレルに入力される前記データセットをシリアルに変換して前記データ入出力端子に出力するパラレルシリアル変換回路と、前記第1のデータバスと前記第2のデータバスとの間に接続され、前記第1のデータバスを構成する複数の配線と前記第2のデータバスを構成する複数の配線との接続関係を切り替えるバーストオーダー制御回路と、前記第2のデータバスと前記第3のデータバスとの間に接続され、前記データセットを構成する前記複数のビットの論理レベルをそれぞれ制御信号に基づいて反転させるデータバスインバージョン回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、データバスインバージョン回路の動作と、切替回路やバーストオーダー制御回路などの他の回路の動作とが並列に実行されることから、データバスインバージョン回路の動作によるアクセス遅延を他の回路の動作時間に隠蔽することができる。これにより、データバスインバージョン回路の動作によるアクセス遅延を低減することが可能となる。
本発明者が発明に至る過程で考えたプロトタイプによる半導体装置10Xの概要を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による半導体装置10aの概要を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による半導体装置10bの概要を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態による半導体装置10cの概要を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による半導体装置10dの概要を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による半導体装置10aの全体構成を示すブロック図である。 データ入出力回路100のうちDQ0,DQ4に関連する部分を示すブロック図であり、ライト動作に関わる要素を示している。 データ入出力回路100のうちDQ0,DQ4に関連する部分を示すブロック図であり、リード動作に関わる要素を示している。 切替回路50/54の回路図である。 DBI回路60の回路図である。 BOC回路70の回路図である。 DBI制御回路80の構成を示すブロック図である。 ×8動作に設定されている場合におけるライト動作時の切替回路50/54の動作を説明するためのタイミング図である。 ×4動作に設定されている場合におけるライト動作時の切替回路50/54の動作を説明するためのタイミング図であり、カラムアドレスの所定ビットYaがローレベルである場合の動作を示している。 ×4動作に設定されている場合におけるライト動作時の切替回路50/54の動作を説明するためのタイミング図であり、カラムアドレスの所定ビットYaがハイレベルである場合の動作を示している。 ライト動作時におけるDBI回路60,64の動作を説明するためのタイミング図である。 ライト動作時におけるBOC回路70,74の動作を説明するためのタイミング図である。
本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する前に、本発明の概要について説明する。
図1は、本発明者が発明に至る過程で考えたプロトタイプによる半導体装置10Xの概要を示すブロック図である。
図1に示す半導体装置10Xは、メモリセルアレイ11と複数のデータ入出力端子24との間に、リードライトアンプ15、BOC(バーストオーダー制御)回路70〜77、切替回路50〜57、DBI(データバスインバージョン)回路60〜67及びシリアルパラレル変換回路130〜137(パラレルシリアル変換回路140〜147)がこの順に接続された構成を有している。図1において、リードライトアンプ15からシリアルパラレル変換回路130〜137(パラレルシリアル変換回路140〜147)までの信号経路がデータバス(リードライトバス)RWBSによって構成される。つまり、データバスRWBS上には、BOC回路70〜77、切替回路50〜57及びDBI回路60〜67が直列に挿入されている。
ここで、ライト動作時におけるライトデータDQ0〜DQ7の流れについて説明すると、まず、複数のデータ入出力端子24にシリアルに入力されたライトデータDQ0〜DQ7は、シリアルパラレル変換回路130〜137によってパラレル変換され、データバスRWBSに転送される。データバスRWBS上のライトデータに対しては、まずDBI回路60〜67によってその論理レベルの反転又は非反転が行われる。ライトデータDQ0〜DQ7の反転を行うか否かは、制御端子26を介して入力される制御信号DMDBIによって制御される。制御信号DMDBIはDBI制御回路80に供給され、バッファ回路87を介してDBI回路60〜67に供給される。ここで、バッファ回路87が必要なのは、DBI回路60〜67内においては、同時に入力される複数のライトデータDQ0〜DQ7の全てに対してそれぞれデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7との論理を取る必要があるため、DBI制御回路80とDBI回路60〜67とを接続する配線の負荷が大きいからである。
DBI回路60〜67によって反転又は非反転されたライトデータDQ0〜DQ7は、切替回路50〜57、BOC回路70〜77を介し、リードライトアンプ15に供給され、メモリセルアレイ11に書き込まれる。切替回路50〜57は、使用するデータ入出力端子24の数とアドレス信号の一部に基づいて、データ入出力端子24とデータバスRWBSとの接続関係を切り替える回路である。また、BOC回路70〜77は、アドレス信号の一部に基づいて、データ入出力端子24を介して入出力されるリードデータ及びライトデータのバースト順序を入れ替える回路である。切替回路50〜57及びBOC回路70〜77の詳細については後述する。
かかる構成により、ライト動作時においてデータバスRWBSを介したデータ転送に要する時間は、DBI回路60〜67による遅延時間△t1、切替回路50〜57による遅延時間△t2及びBOC回路70〜77による遅延時間△t3に加え、バッファ回路87による遅延時間△t0が加算される。つまり、テータ転送に要する時間Tは、
T≧△t0+△t1+△t2+△t3
となる。
このように、図1に示す半導体装置10Xでは、データバスRWBSに挿入されたDBI回路60〜67、切替回路50〜57及びBOC回路70〜77による遅延(△t1+△t2+△t3)に加え、バッファ回路87による遅延時間△t0が加わることから、アクセス速度が低下するという問題があった。本発明は、このような問題を解決するものであり、以下、好ましいいくつかの実施形態について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態による半導体装置10aの概要を示すブロック図である。
図2に示すように、第1の実施形態による半導体装置10aは、ライトデータDQ0〜DQ7の流れに沿って、データバスRWBS上に切替回路50〜57、DBI回路60〜67及びBOC回路70〜77がこの順に接続された構成を有している。かかる構成により、ライト動作時においては切替回路50〜57とバッファ回路87が並列に動作することから、バッファ回路87による遅延時間△t0の一部又は全部が切替回路50〜57による遅延時間△t2に隠蔽される。このため、例えば△t0≦△t2であれば、テータ転送に要する時間Tは、
T≧△t1+△t2+△t3
となり、バッファ回路87による遅延時間△t0は完全に隠蔽される。
また、△t0>△t2であっても、テータ転送に要する時間Tは、
T≧△t0+△t1+△t3
となり、切替回路50〜57の遅延時間△t2に相当する時間だけ、アクセス速度が改善する。
図3は、本発明の第2の実施形態による半導体装置10bの概要を示すブロック図である。
図3に示すように、第2の実施形態による半導体装置10bは、ライトデータDQの流れに沿って、データバスRWBS上に切替回路50〜57、BOC回路70〜77及びDBI回路60〜67がこの順に接続された構成を有している。かかる構成により、ライト動作時においては切替回路50〜57及びBOC回路70〜77とバッファ回路87が並列に動作することから、バッファ回路87による遅延時間△t0の一部又は全部が切替回路50〜57とBOC回路70〜77による遅延時間△t2+△t3に隠蔽される。このため、例えば△t0≦△t2+△t3であれば、テータ転送に要する時間Tは、
T≧△t1+△t2+△t3
となり、バッファ回路87による遅延時間△t0は完全に隠蔽される。
また、△t0>△t2+△t3であっても、テータ転送に要する時間Tは、
T≧△t0+△t1
となり、切替回路50〜57とBOC回路70〜77の遅延時間△t2+△t3に相当する時間だけ、アクセス速度が改善する。
図4は、本発明の第3の実施形態による半導体装置10cの概要を示すブロック図である。図4に示すように、第3の実施形態による半導体装置10cは、切替回路50〜57とBOC回路70〜77の位置が入れ替えられている点において、第2の実施形態による半導体装置10bと相違している。このような構成であっても、第2の実施形態による半導体装置10bと同じ効果を得ることが可能となる。
図5は、本発明の第4の実施形態による半導体装置10dの概要を示すブロック図である。
図5に示すように、第4の実施形態による半導体装置10dは、切替回路50〜57とBOC回路70〜77の位置が入れ替えられている点において、第1の実施形態による半導体装置10aと相違している。かかる構成により、ライト動作時においてはBOC回路70〜77とバッファ回路87が並列に動作することから、バッファ回路87による遅延時間△t0の一部又は全部がBOC回路70〜77による遅延時間△t3に隠蔽される。このため、例えば△t0≦△t3であれば、テータ転送に要する時間Tは、
T≧△t1+△t2+△t3
となり、バッファ回路87による遅延時間△t0は完全に隠蔽される。
また、△t0>△t3であっても、テータ転送に要する時間Tは、
T≧△t0+△t1+△t2
となり、BOC回路70〜77の遅延時間△t3に相当する時間だけ、アクセス速度が改善する。
以下、本発明の第1の実施形態による半導体装置10aの構成について、より詳細に説明する。
図6は、第1の実施形態による半導体装置10aの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体装置10aは単一の半導体チップに集積されたDDR4型のDRAMであり、外部基板2に実装されている。外部基板2は、メモリモジュール基板あるいはマザーボードであり、外部抵抗Reが設けられている。外部抵抗Reは、半導体装置10aのキャリブレーション端子ZQに接続されており、そのインピーダンスはキャリブレーション回路38の基準インピーダンスとして用いられる。
図6に示すように、半導体装置10aはメモリセルアレイ11を有している。メモリセルアレイ11は、複数のワード線WLと複数のビット線BLを備え、これらの交点にメモリセルMCが配置された構成を有している。ワード線WLの選択はロウデコーダ12によって行われ、ビット線BLの選択はカラムデコーダ13によって行われる。
また、半導体装置10aには外部端子としてアドレス端子21、コマンド端子22、クロック端子23、データ入出力端子24、電源端子25、制御端子26、ボンディングオプション端子27、データストローブ端子28及びキャリブレーション端子ZQが設けられている。
アドレス端子21は、外部からアドレス信号ADDが入力される端子である。アドレス端子21に入力されたアドレス信号ADDは、アドレス入力回路31を介してアドレスラッチ回路32に供給され、ラッチされる。アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号IADDは、ロウデコーダ12、カラムデコーダ13又はモードレジスタ14に供給される。モードレジスタ14は、半導体装置10aの動作モードを示すパラメータが設定される回路である。
コマンド端子22は、外部からコマンド信号COMが入力される端子である。コマンド端子22に入力されたコマンド信号COMは、コマンド入力回路33を介してコマンドデコード回路34に供給される。コマンドデコード回路34は、コマンド信号COMをデコードすることによって各種内部コマンドを生成する回路である。内部コマンドとしては、アクティブ信号IACT、カラム信号ICOL、リード信号IRD、モードレジスタセット信号MRS、キャリブレーション信号ZQCなどがある。
アクティブ信号IACTは、コマンド信号COMがロウアクセス(アクティブコマンド)を示している場合に活性化される信号である。アクティブ信号IACTが活性化すると、アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号IADDがロウデコーダ12に供給される。これにより、当該アドレス信号IADDにより指定されるワード線WLが選択される。
カラム信号ICOLは、コマンド信号COMがカラムアクセス(リードコマンド又はライトコマンド)を示している場合に活性化される信号である。内部カラム信号ICOLが活性化すると、アドレスラッチ回路32にラッチされたアドレス信号IADDがカラムデコーダ13に供給される。これにより、当該アドレス信号IADDにより指定されるビット線BLが選択される。
したがって、アクティブコマンド及びリードコマンドを入力するとともに、これらに同期してロウアドレス及びカラムアドレスを入力すれば、これらロウアドレス及びカラムアドレスによって指定されるメモリセルMCからリードデータが読み出される。リードデータDQは、リードライトアンプ15及びデータ入出力回路100を介してデータ入出力端子24から外部に出力される。リードデータDQを出力する際には、データストローブ端子28から相補のデータストローブ信号がDQST,DQSBがリードデータDQに同期して出力される。また、コマンド信号COMがリードコマンドを示している場合には、リード信号IRDも活性化する。リード信号IRDは、後述するDMDBI制御回路80に供給される。
一方、アクティブコマンド及びライトコマンドを入力するとともに、これらに同期してロウアドレス及びカラムアドレスを入力し、その後、データ入出力端子24にライトデータDQを入力すれば、ライトデータDQはデータ入出力回路100及びリードライトアンプ15を介してメモリセルアレイ11に供給され、ロウアドレス及びカラムアドレスによって指定されるメモリセルMCに書き込まれる。
モードレジスタセット信号MRSは、コマンド信号COMがモードレジスタセットコマンドを示している場合に活性化される信号である。したがって、モードレジスタセットコマンドを入力するとともに、これに同期してアドレス端子21からモード信号を入力すれば、モードレジスタ14の設定値を書き換えることができる。モードレジスタ14の設定値には、モード信号MODE0,MODE1が含まれる。モード信号MODE0は、後述する制御信号DMDBIをデータマスク信号(DM)として使用する場合に活性化する信号であり、モード信号MODE1は、制御信号DMDBIをデータバスインバージョン信号(DBI)として使用する場合に活性化する信号である。これらのモード信号MODE0,MODE1は、DBI制御回路80に供給される。
ここで、半導体装置10aに設けられた外部端子の説明に戻ると、クロック端子23には外部クロック信号CK,/CKが入力される。外部クロック信号CKと外部クロック信号/CKは互いに相補の信号であり、いずれもクロック入力回路35に供給される。クロック入力回路35は、外部クロック信号CK,/CKに基づいて内部クロック信号ICLKを生成する。内部クロック信号ICLKは位相調整回路36に供給され、これにより内部クロック信号LCLKが生成される。内部クロック信号LCLKはタイミングジェネレータ37に供給され、これによって各種内部クロック信号が生成される。タイミングジェネレータ37によって生成される各種内部クロック信号は、アドレスラッチ回路32やコマンドデコード回路34などの回路ブロックに供給され、これら回路ブロックの動作タイミングを規定する。
電源端子25は、電源電位VDD,VSSが供給される端子である。電源端子25に供給される電源電位VDD,VSSは内部電源発生回路39に供給される。内部電源発生回路39は、電源電位VDD,VSSに基づいて各種の内部電位VPP,VOD,VARY,VPERIや、基準電位ZQVREFを発生させる。内部電位VPPは主にロウデコーダ12において使用される電位であり、内部電位VOD,VARYはメモリセルアレイ11内のセンスアンプにおいて使用される電位であり、内部電位VPERIは他の多くの回路ブロックにおいて使用される電位である。一方、基準電位ZQVREFは、キャリブレーション回路38にて使用される基準電位である。
制御端子26は、入出力回路91を介して制御信号DMDBIを入出力するための端子である。制御信号DMDBIは、データマスク信号(DM)又はデータバスインバージョン信号(DBI)のいずれか一方として使用される信号であり、その選択は、上述の通りモードレジスタ14の設定値によって決まる。データマスク信号(DM)はライト動作時に使用される信号であり、これが活性化すると対応するライトデータDQがマスクされ、書き込み動作が無効化される。また、データバスインバージョン信号(DBI)が活性化すると、ライト動作時においては対応するライトデータDQの論理レベルが反転され、リード動作時においては対応するリードデータDQの論理レベルが反転されていることがコントローラに通知される。
ボンディングオプション端子27は、半導体装置10aの不揮発的且つ不可逆的な動作モードを指定するための端子である。不可逆的な動作モードとしてはI/Oビット数などが挙げられる。特に限定されるものではないが、本実施形態による半導体装置10aは8個のデータ入出力端子24(DQ0〜DQ7)を有しており、ボンディングオプション端子27を用いて指定可能なI/Oビット数は8ビット又は4ビットである。もちろん、本発明がこれに限定されるものではなく、16個のデータ入出力端子24(DQ0〜DQ15)を用い、16ビット、8ビット、4ビットの3種類のI/Oビット数から選択可能に構成しても構わない。
ボンディングオプション端子27を用いた動作モードの指定は、ボンディングオプション端子27を構成する所定の端子を電源電位又は接地電位に接続する、或いは、オープン状態(非接続状態)とすることにより行う。ボンディングオプション端子27は、ボンディングオプション回路92に接続されており、指定された動作モードがボンディングオプション回路92によって判定される。本実施形態では、ボンディングオプション回路92から出力されるモード信号には、モード信号MODE8が含まれる。モード信号MODE8はデータ入出力端子24を4個使用する場合(×4動作を行う場合)にローレベルとなり、データ入出力端子24を8個使用する場合(×8動作を行う場合)にハイレベルとなる信号である。モード信号MODE8は、データ入出力回路100に供給される。
キャリブレーション端子ZQは、キャリブレーション回路38に接続されている。キャリブレーション回路38は、キャリブレーション信号ZQCによって活性化されると、外部抵抗Reのインピーダンス及び基準電位ZQVREFを参照してキャリブレーション動作を行う。キャリブレーション動作によって得られたインピーダンスコードZQCODEはデータ入出力回路100に供給され、これによって、データ入出力回路100に含まれる出力バッファ回路のインピーダンスが指定される。
図7及び図8はデータ入出力回路100のうちDQ0,DQ4に関連する部分を示すブロック図であり、図7はライト動作に関わる要素を示し、図8はリード動作に関わる要素を示している。
図7及び図8に示すように、データ入出力回路100には、入力レシーバ回路110,114,119、出力バッファ回路120,124、シリアルパラレル変換回路130,134及びパラレルシリアル変換回路140,144が含まれている。入力レシーバ回路110,114はそれぞれDQ0,DQ4に対応するデータ入出力端子24に接続されており、それぞれライトデータDQ0,DQ4の電位レベルと基準電位VREFDQの電位レベルとを比較することにより、ライトデータDQ0,DQ4の論理レベルを判定する。
入力レシーバ回路110,114の出力は、それぞれシリアルパラレル変換回路130,134に供給される。シリアルパラレル変換回路130,134は、内部データストローブ信号IDQSに同期してそれぞれライトデータDQ0,DQ4のシリアルパラレル変換を行う。内部データストローブ信号IDQSは、データストローブ端子28を介して入力されるデータストローブ信号DQST,DQSBに基づいて生成されるタイミング信号である。
本実施形態による半導体装置10aはDDR4型のDRAMであるため、8ビットプリフェッチ動作が行われる。8ビットプリフェッチ動作とは、1回のカラムアクセスで1データ入出力端子当たり8ビットのデータをシリアルに入出力する動作である。したがって、図7に示すシリアルパラレル変換回路130,134は、対応するデータ入出力端子24からバースト入力される8ビットのライトデータDQ0,DQ4をそれぞれ8ビットのパラレルなライトデータDQ0,DQ4に変換する役割を果たす。8ビットのパラレルなライトデータDQ0はデータバスRWBS0Aに転送され、同様に、8ビットのパラレルなライトデータDQ4はデータバスRWBS4Aに転送される。後述するように、データバスRWBS0Aは8本の配線RWBS0A−0〜RWBS0A−7からなり、データバスRWBS4Aは8本の配線RWBS4A−0〜RWBS4A−7からなる。
また、リード動作時においては、8ビットのパラレルなリードデータDQ0がデータバスRWBS0Aを介してパラレルシリアル変換回路140に入力され、8ビットのパラレルなリードデータDQ4がデータバスRWBS4Aを介してパラレルシリアル変換回路144に入力される。パラレルシリアル変換回路140,144は、内部クロック信号LCLKに同期してこれら8ビットのリードデータDQ0,DQ4をシリアルに変換し、出力バッファ回路120,124に出力する。これにより、対応するデータ入出力端子24からは、それぞれ8ビットのリードデータDQ0,DQ4がバースト出力される。
図7及び図8に示すように、データバスRWBS0A,RWBS4Aは切替回路50/54に接続される。切替回路50/54は、データ入出力端子24側のデータバスRWBS0A,RWBS4Aと、メモリセルアレイ11側のデータバスRWBS0B,RWBS4Bとの接続関係を切り替える回路であり、その制御はモード信号MODE8及びカラムアドレスの所定ビットYaに基づき生成される切替信号SELによって行われる。図示しないが、データDQ1,DQ5に対しては切替回路51/55が設けられ、データDQ2,DQ6に対しては切替回路52/56が設けられ、データDQ3,DQ7に対しては切替回路53/57が設けられる。これら切替回路50〜57には、切替信号SELが共通に供給される。
切替信号SELは、モード信号MODE8がハイレベルである場合、つまり、×8動作を行う場合には、カラムアドレスの所定ビットYaの論理レベルにかかわらずローレベルに固定される。これに対し、モード信号MODE8がローレベルである場合、つまり、×4動作を行う場合には、カラムアドレスの所定ビットYaの論理レベルが切替信号SELの論理レベルに反映される。
図9は、切替回路50/54の回路図である。
図9に示すように、切替回路50/54は、配線RWBS0A−i及び配線RWBS4A−i(i=0〜7)と、配線RWBS0B−i及び配線RWBS4B−i(i=0〜7)との間にそれぞれ接続された単位切替回路200〜207を備える。これら単位切替回路200〜207は、それぞれ対応する配線RWBS0A−i及び配線RWBS4A−iと、配線RWBS0B−i及び配線RWBS4B−iとの接続関係を切り替える回路である。例えば、単位切替回路200は、配線RWBS0A−0,RWBS4A−0の一方を配線RWBS0B−0に接続し、他方を配線RWBS4B−0に接続する。
単位切替回路200は4つのNチャンネル型MOSトランジスタTR11〜TR14を備えており、そのゲート電極には切替信号SEL又はその反転信号が供給される。かかる構成により、切替信号SELがローレベルであれば、トランジスタTR11,TR12がオンするため、配線RWBS0A−0,RWBS4A−0はそれぞれ配線RWBS0B−0,配線RWBS4B−0に接続される。これに対し、切替信号SELがハイレベルであれば、トランジスタTR13,TR14がオンするため、配線RWBS0A−0,RWBS4A−0はそれぞれ配線RWBS4B−0,配線RWBS0B−0に接続される。
つまり、切替信号SELがローレベルである場合には、データバスRWBS0A,RWBS4AがそのままデータバスRWBS0B,RWBS4Bに接続される一方、切替信号SELがハイレベルである場合には、データバスRWBS0A,RWBS4Aの接続がそれぞれデータバスRWBS4B,RWBS0Bに切り替えられることになる。
図7及び図8に示すように、データバスRWBS0BはDBI回路60に接続され、データバスRWBS4BはDBI回路64に接続される。DBI回路60,64は、8ビットのデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7を受け、これらに基づいて各配線上のデータを反転又は非反転する。図示しないが、データバスRWBS1B〜RWBS3B、RWBS5B〜RWBS7Bに対しては、それぞれDBI回路61〜63,65〜67が接続される。
これにより、ライト動作時においては、データバスRWBSiB(i=0〜7)から入力される8ビットの信号がそれぞれ反転又は非反転され、データバスRWBSiC(i=0〜7)に出力される。逆に、リード動作時においては、データバスRWBSiCから入力される8ビットの信号がそれぞれ反転又は非反転され、データバスRWBSiBに出力される。
図10は、DBI回路60の回路図である。
図10に示すように、DBI回路60は、配線RWBS0B−iと配線RWBS0C−i(i=0〜7)との間にそれぞれ接続された反転制御回路210〜217を備える。これら反転制御回路210〜217は、それぞれ配線RWBS0B−iから入力されるライトデータDQ0を反転又は非反転させて配線RWBS0C−iに出力し、それぞれ配線RWBS0C−iから入力されるリードデータDQ0を反転又は非反転させて配線RWBS0B−iに出力する回路である。
具体的には、反転制御回路210はデータバスインバージョン信号DBI0を受ける排他的論理和回路XNOR1,XNOR2を備えており、データバスインバージョン信号DBI0がハイレベルであれば配線RWBS0B−0と配線RWBS0C−0は同じ論理レベルとなり、データバスインバージョン信号DBI0がローレベルであれば配線RWBS0B−0と配線RWBS0C−0は同じ論理レベルとなる。
データバスインバージョン信号DBI0〜DBI7は、同時に入出力される複数のリードデータ及びライトデータに対して1ビット割り当てられる。そして、配線RWBS0B−0〜RWBS0B−7に供給されるライトデータDQ0はバースト入力された8ビットのライトデータ、つまり、互いに異なるタイミングで入力されたライトデータであり、同様に、配線RWBS0C−0〜RWBS0C−7に供給されるリードデータDQ0はバースト出力すべき8ビットのリードデータ、つまり、互いに異なるタイミングで出力すべきリードデータである。したがって、図10に示すように、配線RWBS0B−0〜RWBS0B−7(配線RWBS0C−0〜RWBS0C−7)にはそれぞれ個別のデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7が割り当てられることになる。
図7及び図8に示すように、データバスRWBS0CはBOC回路70に接続され、データバスRWBS4CはBOC回路74に接続される。BOC回路70,74は、カラムアドレスの所定ビットYbに基づき、それぞれデータバスRWBS0C,RWBS4Cを構成する8本の配線と、データバスRWBS0D,RWBS4Dを構成する8本の配線との接続関係を切り替える。図示しないが、データバスRWBS1C〜RWBS3C、RWBS5C〜RWBS7Cに対しては、それぞれBOC回路71〜73,75〜77が接続される。
図11は、BOC回路70の回路図である。
図11に示すように、BOC回路70は、配線RWBS0C−j及び配線RWBS0C−j+4(j=0〜3)と、配線RWBS0D−j及び配線RWBS0D−j+4(j=0〜3)との間にそれぞれ接続された単位切替回路220〜223を備える。これら単位切替回路220〜223は、それぞれ対応する配線RWBS0C−j及び配線RWBS0C−j+3と、配線RWBS0D−j及び配線RWBS0C−j+3との接続関係を切り替える回路である。例えば、単位切替回路220は、配線RWBS0C−0,RWBS0C−4の一方を配線RWBS0D−0に接続し、他方を配線RWBS0D−4に接続する。
単位切替回路220は4つのNチャンネル型MOSトランジスタTR21〜TR24を備えており、そのゲート電極にはカラムアドレスの所定ビットYb又はその反転信号が供給される。かかる構成により、所定ビットYbがローレベルであれば、トランジスタTR21,TR22がオンするため、配線RWBS0C−0,RWBS0C−4はそれぞれ配線RWBS0D−0,配線RWBS0D−4に接続される。これに対し、所定ビットYbがハイレベルであれば、トランジスタTR23,TR24がオンするため、配線RWBS0C−0,RWBS0C−4はそれぞれ配線RWBS0D−4,配線RWBS0D−0に接続される。
つまり、カラムアドレスの所定ビットYbがローレベルである場合には、データバスRWBS0C−0〜7がそのままデータバスRWBS0D−0〜7に接続される一方、カラムアドレスの所定ビットYbがハイレベルである場合には、バースト順序が先であるデータバスRWBS0C−0〜3についてはバースト順序が後であるデータバスRWBS0D−4〜7に接続され、バースト順序が後であるデータバスRWBS0C−4〜7についてはバースト順序が先であるデータバスRWBS0D−0〜3に接続されることになる。
そして、データバスRWBS0D,RWBS4Dは、図6に示したリードライトアンプ15に接続される。
図12は、DBI制御回路80の構成を示すブロック図である。
図12に示すように、DBI制御回路80は、DM制御部81及びDBI制御部82を備えている。DM制御部81はモード信号MODE0によって活性化される回路であり、DM制御部81が活性化されると、ライト動作時に制御端子26を介してシリアルに入力される制御信号DMDBIは、データマスク信号DM0〜DM7として扱われる。データマスク信号DM0〜DM7はシリアルパラレル変換回路83によってパラレル変換され、図6に示すリードライトアンプ15に供給される。リードライトアンプ15は、活性化しているデータマスク信号DM0〜DM7に対応するライトデータDQ0〜DQ7をマスクし、これによりメモリセルアレイ11に対する当該ライトデータの書き込みを無効化する。
一方、DBI制御部82はモード信号MODE1によって活性化される回路であり、DBI制御部82が活性化されると、ライト動作時に制御端子26を介して入力される制御信号DMDBIは、データバスインバージョン信号DBI0〜DBI7として扱われる。DBI制御部82から出力されるデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7は、シリアルパラレル変換回路84によってパラレル変換され、図6に示すバッファ回路87を介してデータ入出力回路100に供給される。上述の通り、データバスインバージョン信号DBI0〜DBI7は、データ入出力回路100に含まれるDBI回路60〜67に共通に供給される。ここで、シリアルパラレル変換回路84とDBI回路60〜67とを接続する信号パスにバッファ回路87を挿入しているのは、各データバスインバージョン信号DBI0〜DBI7が8つのDBI回路60〜67に共通に入力されるため、配線負荷が非常に大きいからである。
一方、リード動作時においては、リードライトアンプ15から全リードデータDATA0〜DATA63がリードデータ演算部86に供給される。リードデータ演算部86は、リード信号IRDの活性化に応答してリードデータDATA0〜DATA63を解析し、これに基づいてデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7を生成する。リードデータ演算部86によって生成されたデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7は、パラレルシリアル変換回路85によってシリアル変換され、図6に示す入出力回路91に供給される。これにより、制御端子26からは、リードデータDQに同期してデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7がバースト出力される。
リードデータ演算部86によるデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7の生成は、次の基準により行う。つまり、8個のデータ入出力端子24から同時に出力すべきリードデータDQ0〜DQ7の論理レベルを評価し、4ビット以上のリードデータがハイレベルであれば対応するデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7をローレベル(非活性レベル)とし、3ビット未満のリードデータがハイレベルであれば対応するデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7をハイレベル(活性レベル)とする。データバスインバージョン信号DBI0〜DBI7がハイレベルに活性化すると、図10を用いて説明したように、リードデータDQ0〜DQ7の論理レベルが反転する。これにより、8個のデータ入出力端子24から同時に出力すべきリードデータDQ0〜DQ7の論理レベルは、常に4ビット以上がハイレベルとなる。このような制御を行うのは、ローレベルのデータを転送する場合に比べ、ハイレベルのデータを転送する方が、データバスの充放電電流が少ないからである。
ライト動作時においては、ライトデータの反転制御がコントローラ側で行われるため、半導体装置10a側においては、コントローラから供給されるデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7に基づき、DBI回路70〜77を用いて、反転又は非反転されたライトデータの再生を行う。
以上が本実施形態による半導体装置10aの回路構成である。次に、図13〜図17を用いて半導体装置10aの動作について説明する。
図13は、モード信号MODE8がハイレベルである場合、つまり、×8動作に設定されている場合におけるライト動作時の切替回路50/54の動作を説明するためのタイミング図である。×8動作に設定されている場合、8個のデータ入出力端子24からライトデータDQ0〜DQ7が入力されるが、図13にはこのうちライトデータDQ0,DQ4のみを示している。
モード信号MODE8がハイレベルである場合、切替信号SELはローレベルに固定される。このため、図13に示すように、バースト入力される8ビットのライトデータDQ0はデータバスRWBS0Bに転送され、バースト入力される8ビットのライトデータDQ4はデータバスRWBS4Bに転送される。
切替回路50/54を用いて上記の動作を行うと、ライトデータDQ0,DQ4には所定の遅延が生じる。既に説明したとおり、本実施形態においてはかかる遅延とバッファ回路87による遅延をオーバーラップさせることにより、アクセス遅延を低減している。
図14及び図15は、モード信号MODE8がハイレベルである場合、つまり、×4動作に設定されている場合におけるライト動作時の切替回路50/54の動作を説明するためのタイミング図であり、図14はカラムアドレスの所定ビットYaがローレベルである場合の動作を示し、図15はカラムアドレスの所定ビットYaがハイレベルである場合の動作を示している。×4動作に設定されている場合、4個のデータ入出力端子24からライトデータDQ0〜DQ3が入力されるが、図14及び図15にはこのうちライトデータDQ0のみを示している。
図14に示すように、カラムアドレスの所定ビットYaがローレベルである場合、バースト入力される8ビットのライトデータDQ0はデータバスRWBS0Bに転送される。この場合、データバスRWBS4B上のデータは無効である。一方、図15に示すように、カラムアドレスの所定ビットYaがハイレベルである場合、バースト入力される8ビットのライトデータDQ0はデータバスRWBS4Bに転送される。この場合、データバスRWBS0B上のデータは無効である。このように、×4動作に設定されている場合には、カラムアドレスの所定ビットYaに基づいてライトデータの転送先を切り替えることができる。
図16は、ライト動作時におけるDBI回路60,64の動作を説明するためのタイミング図である。図16に示す例では、動作モードが×8動作に設定されている。このため、実際には8個のデータ入出力端子24からライトデータDQ0〜DQ7が入力されるが、図16にはこのうちライトデータDQ0,DQ4のみを示している。
図16に示すように、バースト入力されるライトデータDQ0,DQ4とこれに対応するデータバスインバージョン信号DBI0〜DBI7は、同期して入力される。リード動作時においても同様である。
図16に示す例では、データバスインバージョン信号DBI0〜DBI7の値が「01011010」である。このため、データバスRWBS0B,RWBS4Bに現れたライトデータDQ0,DQ4のうち、データバスインバージョン信号DBI0,2,5,7に対応するライトデータDQ0,DQ4の論理レベルが反転され、データバスインバージョン信号DBI1,3,4,6に対応するライトデータDQ0,DQ4の論理レベルが非反転される。このようにして反転制御されたライトデータDQ0,DQ4は、データバスRWBS0C,RWBS4Cに転送される。図16において、下線を付したライトデータはその論理レベルが反転されていることを意味する。
図17は、ライト動作時におけるBOC回路70,74の動作を説明するためのタイミング図である。図17に示す例においても動作モードが×8動作に設定されているため、実際には8個のデータ入出力端子24からライトデータDQ0〜DQ7が入力されるが、図17にはこのうちライトデータDQ0,DQ4のみを示している。
図17に示す例では、カラムアドレスの所定ビットYbがハイレベルであるため、BOC回路70,74によってバースト順序の入れ替えが行われる。つまり、データバスRWBS0C,RWBS4Cを介して入力されるライトデータDQ0,DQ4のうち、先に入力された各4ビットのライトデータと、後に入力された各4ビットのライトデータが入れ替えられる。図17において、下線を付したライトデータは先に入力されたライトデータであることを意味する。
以上が本実施形態による半導体装置10aの動作である。
このように、本実施形態による半導体装置10aは、データ入出力端子24とDBI回路60〜67との間に切替回路50〜57を配置していることから、切替回路50〜57の動作遅延とバッファ回路87の動作遅延をオーバーラップさせることができる。これにより、バッファ回路87の動作遅延の一部又は全部が、切替回路50〜57の動作遅延によって隠蔽されることから、従来に比べてアクセス速度を高速化することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では本発明をDRAMに適用した場合を例に説明したが、本発明の適用対象がこれに限定されるものではなく、データバス上の信号を反転又は非反転する右データバスインバージョン機能を有する全ての半導体装置に対して適用が可能である。
2 外部基板
10X,10a,10b,10c,10d 半導体装置
11 メモリセルアレイ
12 ロウデコーダ
13 カラムデコーダ
14 モードレジスタ
15 リードライトアンプ
21 アドレス端子
22 コマンド端子
23 クロック端子
24 データ入出力端子
25 電源端子
26 制御端子
27 ボンディングオプション端子
28 データストローブ端子
31 アドレス入力回路
32 アドレスラッチ回路
33 コマンド入力回路
34 コマンドデコード回路
35 クロック入力回路
36 位相調整回路
37 タイミングジェネレータ
38 キャリブレーション回路
39 内部電源発生回路
50〜57 切替回路
60〜67 データバスインバージョン(DBI)回路
70〜77 バーストオーダー制御(BOC)回路
80 DMDBI制御回路
81 DM制御部
82 DBI制御部
83,84 シリアルパラレル変換回路
85 パラレルシリアル変換回路
86 リードデータ演算部
87 バッファ回路
91 入出力回路
92 ボンディングオプション回路
100 データ入出力回路
110,114,119 入力レシーバ回路
120,124 出力バッファ回路
130〜137 シリアルパラレル変換回路
140〜147 パラレルシリアル変換回路
200〜207 単位切替回路
210〜217 反転制御回路
220〜223 単位切替回路
DBI0〜DBI7 データバスインバージョン信号
DM0〜DM7 データマスク信号
DMDBI 制御信号
MC メモリセル
RWBS データバス
SEL 切替信号

Claims (17)

  1. 複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、
    複数のデータを入出力するデータ入出力端子と、
    前記メモリセルアレイ及び前記データ入出力端子間に設けられるデータバスと、を備えた半導体装置であって、
    前記データバスの経路上には、
    第1の制御信号に応じて、前記複数のデータを前記データバス及び他のデータバスのいずれか一方に割り当てる第1の制御回路と、
    第2の制御信号に応じて、前記複数のデータを其々反転又は非反転する第2の制御回路と、
    第3の制御信号に応じて、前記データバスに含まれる複数の配線と前記複数のデータとの対応関係を切り替える第3の制御回路と、が含まれており、
    前記第2の制御回路は、前記データバスの経路上において前記第1及び第3の制御回路の少なくともいずれか一方を介して前記データ入出力端子に接続されることを特徴とする半導体装置。
  2. 複数の他のデータを入出力する他のデータ入出力端子をさらに備え、
    前記第1の制御回路は、前記第1の制御信号が第1の値を示している場合には、前記複数のデータを前記データバスに割り当てるとともに、前記複数の他のデータを前記他のデータバスに割り当て、前記第1の制御信号が前記第1の値とは異なる第2の値を示している場合には前記複数のデータを前記他のデータバスに割り当てるとともに、前記複数の他のデータを前記データバスに割り当てることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第2の制御回路は、前記第2の制御信号に応じて前記複数の他のデータを其々反転又は非反転することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の制御信号は、前記複数のデータにそれぞれ対応する複数のビット信号を含み、
    前記第2の制御回路は、前記複数のデータのうち第1の論理レベルであるビット信号に対応するデータを反転し、前記複数のデータのうち第2の論理レベルであるビット信号に対応するデータを非反転することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記複数のビット信号を入出力する制御端子をさらに備え、
    前記複数のデータとこれに対応する前記複数のビット信号は、同期して入出力されることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第3の制御回路は、前記第3の制御信号に応じて前記他のデータバスに含まれる複数の配線と前記複数の他のデータとの対応関係を切り替えることを特徴とする請求項2又は3に記載の半導体装置。
  7. 前記複数の配線は第1及び第2の配線を含み、
    前記複数のデータは第1及び第2のデータを含み、
    前記第3の制御回路は、前記第3の制御信号が第3の値を示している場合には、前記第1及び第2のデータをそれぞれ前記第1及び第2の配線に割り当て、前記第3の制御信号が前記第3の値とは異なる第4の値を示している場合には、前記第1及び第2のデータをそれぞれ前記第2及び第1の配線に割り当てることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 前記第1の制御回路は、前記データバスの経路上において前記データ入出力端子と前記第2の制御回路との間に接続され、
    前記第3の制御回路は、前記データバスの経路上において前記メモリセルアレイと前記第2の制御回路との間に接続されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記第1の制御回路は、前記データバスの経路上において前記メモリセルアレイと前記第2の制御回路との間に接続され、
    前記第3の制御回路は、前記データバスの経路上において前記データ入出力端子と前記第2の制御回路との間に接続されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記第2の制御回路は、前記データバスの経路上において前記第1及び第3の制御回路の両方を介して前記データ入出力端子に接続されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記第3の制御回路は、前記データバスの経路上において前記第1の制御回路と前記第2の制御回路との間に接続されることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第1の制御回路は、前記データバスの経路上において前記第2の制御回路と前記第3の制御回路との間に接続されることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  13. 複数ビットからなるデータセットをシリアルに入出力するデータ入出力端子と、
    第1乃至第4のデータバスと、
    前記データ入出力端子を介してシリアルに入力される前記データセットをパラレルに変換して前記第1のデータバスに出力するシリアルパラレル変換回路と、
    前記第1のデータバスを介してパラレルに入力される前記データセットをシリアルに変換して前記データ入出力端子に出力するパラレルシリアル変換回路と、
    前記第1のデータバスと前記第2及び第3のデータバスのいずれか一方とを接続する切替回路と、
    前記第2のデータバスと前記第4のデータバスとの間に接続され、前記データセットを構成する前記複数のビットの論理レベルをそれぞれ制御信号に基づいて反転させるデータバスインバージョン回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  14. 第5のデータバスをさらに備え、
    前記データバスインバージョン回路は、前記第2のデータバスと前記第4のデータバスとの間に接続された第1の回路部分と、前記第3のデータバスと前記第5のデータバスとの間に接続された第2の回路部分とを含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 第6のデータバスと、
    前記第4のデータバスと前記第6のデータバスとの間に接続され、前記第4のデータバスを構成する複数の配線と前記第6のデータバスを構成する複数の配線との接続関係を切り替えるバーストオーダー制御回路と、をさらに備えることを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体装置。
  16. 複数ビットからなるデータセットをシリアルに入出力するデータ入出力端子と、
    第1乃至第3のデータバスと、
    前記データ入出力端子を介してシリアルに入力される前記データセットをパラレルに変換して前記第1のデータバスに出力するシリアルパラレル変換回路と、
    前記第1のデータバスを介してパラレルに入力される前記データセットをシリアルに変換して前記データ入出力端子に出力するパラレルシリアル変換回路と、
    前記第1のデータバスと前記第2のデータバスとの間に接続され、前記第1のデータバスを構成する複数の配線と前記第2のデータバスを構成する複数の配線との接続関係を切り替えるバーストオーダー制御回路と、
    前記第2のデータバスと前記第3のデータバスとの間に接続され、前記データセットを構成する前記複数のビットの論理レベルをそれぞれ制御信号に基づいて反転させるデータバスインバージョン回路と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  17. 第4及び第5のデータバスと、
    前記第3のデータバスと前記第4及び第5のデータバスのいずれか一方とを接続する切替回路と、をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
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