JP2014170273A - 電子ペン - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の電子ペンと比較して、容易に細かい図形や文字等を描画することが可能となる電子ペンを提供する。
【解決手段】棒状の形状を有するアーム部10と、アーム部10の先端に配置され、描画を行う面に接触する先端部60と、アーム部10の表面に配置され、使用者が操作する操作部70とを備え、先端部60が描画を行う面に接触したとき又は操作部70が操作されたときのいずれのときにおいても、書き込み信号を発信することを特徴とする電子ペン1。
【選択図】図1
【解決手段】棒状の形状を有するアーム部10と、アーム部10の先端に配置され、描画を行う面に接触する先端部60と、アーム部10の表面に配置され、使用者が操作する操作部70とを備え、先端部60が描画を行う面に接触したとき又は操作部70が操作されたときのいずれのときにおいても、書き込み信号を発信することを特徴とする電子ペン1。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子ペンに関する。
従来、プロジェクター等によってホワイトボート、黒板、壁面等の投写面に投写された画像に対して、電子ペンにより描画した図形や文字等を重ねて表示するシステムが広く知られている。このようなシステムにおいては、電子ペンから発せられる書き込み信号をプロジェクターやPC等が検知し、元の画像情報に信号の発信位置や信号の種類に応じた情報を加えた投写画像をプロジェクターが投写する。
上記のようなシステムに用いる電子ペンとして、描画を行う面(上記のようなシステムにおいては、投写面と同様である。)から離れた位置から操作可能な発信機付差し棒である電子ペン(いわゆるロング電子ペン)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来の電子ペンは、超音波信号を発信する超音波発信部と、赤外線信号を発信する赤外線発光部と、使用者が操作する操作部(スイッチ)とを備え、操作部が操作されたときに書き込み信号を発信する。
従来の電子ペンは、超音波信号を発信する超音波発信部と、赤外線信号を発信する赤外線発光部と、使用者が操作する操作部(スイッチ)とを備え、操作部が操作されたときに書き込み信号を発信する。
従来の電子ペンによれば、描画を行う面から離れた位置から電子ペンの操作を行うことで投写画像が使用者の陰になるのを抑制し、その結果、投写画像や使用者の操作を見やすくすることが可能となる。
しかしながら、従来の電子ペンにおいては、操作部を操作することによって書き込み信号を発信するため、細かい図形や文字等を描画するのが難しいという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、従来の電子ペンと比較して、容易に細かい図形や文字等を描画することが可能となる電子ペンを提供することを目的とする。
[1]本発明の電子ペンは、棒状の形状を有するアーム部と、前記アーム部の先端に配置され、描画を行う面に接触する先端部と、前記アーム部の表面に配置され、使用者が操作する操作部とを備え、前記先端部が前記描画を行う面に接触したとき又は前記操作部が操作されたときのいずれのときにおいても、書き込み信号を発信することを特徴とする。
本発明の電子ペンによれば、アーム部を備えるため、従来の電子ペンと同様に、描画を行う面から離れた位置から電子ペンの操作を行うことで投写画像が使用者の陰になるのを抑制し、その結果、投写画像や使用者の操作を見やすくすることが可能となる。
また、本発明の電子ペンによれば、先端部が描画を行う面に接触したときに書き込み信号を発信するため、容易に細かい図形や文字等を描画することが可能となる
また、本発明の電子ペンによれば、操作部が操作されたときにも書き込み信号を発信するため、同じ場所を素早く2回選択する動作(いわゆるダブルクリック動作)を容易に行うことが可能となる。
ところで、描画を行う面が硬く、描画を行う面を押圧したときに強い反発が得られる場合(ホワイトボードや硬質のスクリーン等に投写を行っている場合)には、先端部を描画を行う面に接触させて描画を行うことがやり易い。また、描画を行う面が軟らかく、描画を行う面を押圧したときに強い反発が得られない場合(布や軟質のスクリーン等に投写を行っている場合)には、操作部を操作して描画を行うことがやり易い。
つまり、本発明の電子ペンによれば、先端部が描画を行う面に接触したとき又は操作部が操作されたときのいずれのときにおいても書き込み信号を発信するため、描画を行う面が硬いときにも軟らかいときにも使用しやすくすることが可能となる。
つまり、本発明の電子ペンによれば、先端部が描画を行う面に接触したとき又は操作部が操作されたときのいずれのときにおいても書き込み信号を発信するため、描画を行う面が硬いときにも軟らかいときにも使用しやすくすることが可能となる。
操作部としては、例えば、使用者が操作する具体的な構成要素からなるものを挙げることができる。具体的な構成要素としては、使用者が扱えるものであれば種々の形状、性質のものを用いることができる。中でも、アーム部の表面に設けられた押しボタンスイッチのように、簡便で単機能の構成要素を用いることが好ましい。このような構成とすることにより、操作部の操作を容易に行うことが可能となる。
[2]本発明の電子ペンにおいては、前記アーム部は、前記先端部とは反対側の後端に配置され、使用者に把持されるグリップ部を有し、前記操作部は、前記グリップ部に配置されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用時において操作部が使用者の手元に来るようになり、操作部の操作を一層容易に行うことが可能となる。
[3]本発明の電子ペンにおいては、前記電子ペンは、前記電子ペンの制御を行う制御部と、前記電子ペンに電力を供給する電源部とをさらに備え、前記制御部及び前記電源部は、前記グリップ部に収納されていることが好ましい。
ところで、電子ペンの先端部は描画を行う面との接触を繰り返すため、電子ペンの先端部付近は振動や衝撃にさらされることとなる。
一方、上記のような構成とすることにより、ハードウェア的には精密機械(CPUや記憶装置等)からなる制御部を、先端部から離れた場所に配置して振動や衝撃から守り、製品としての信頼性を一層高くすることが可能となる。
一方、上記のような構成とすることにより、ハードウェア的には精密機械(CPUや記憶装置等)からなる制御部を、先端部から離れた場所に配置して振動や衝撃から守り、製品としての信頼性を一層高くすることが可能となる。
また、上記のような構成とすることにより、一般に重量がある電源部を手元側に配置することで、電子ペンの重量バランスをグリップ部側(手元側)に偏らせ、使用時の安定性を高くすることが可能となる。
[4]本発明の電子ペンにおいては、前記電子ペンは、前記アーム部の先端側に配置され、前記先端部が前記描画を行う面に接触しているか否かを検知する検知部と、前記制御部と前記検知部との間における情報伝達を可能とする伝達部とをさらに備えることが好ましい。
このような構成とすることにより、検知部がアーム部の先端側(先端部側)にあり、制御部がアーム部の後端側(グリップ部側)にあっても、情報の伝達が可能となる。
伝達部は、例えばケーブルのように検知部と制御部とを有線で接続するものであってもよいし、例えば無線機のように検知部と制御部とを無線で接続するものであってもよい。また、検知部と制御部とを有線で接続する場合には、1つの伝達部を用いてもよいし、複数の伝達部を用いてもよいし、複数の伝達部を纏めて外見的に1つにした伝達部を用いてもよい。
検知部は、スイッチ式の検知部や、センサー式の検知部(感圧センサー、歪みセンサー等)等、種々の検知部を用いることができる。
伝達部を用いた情報の伝達は、一方向的なものでもよいし、双方向的なものでもよい。また、伝達部は、情報の他に電力も伝達するものであってもよい。
[5]本発明の電子ペンにおいては、前記アーム部が連結・分割可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、不使用時における収納性を高くすること可能となる。
なお、例えば、アーム部同士の分割面に伝達部同士の接点(例えば、電気的な接点)を設けることで、上記[4]に記載したような伝達部を備える電子ペンにも上記[5]の発明を適用することが可能となる。
[6]本発明の電子ペンにおいては、前記アーム部が伸縮可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることによっても、不使用時における収納性を高くすることが可能となる。
なお、例えば、アーム部を最大まで伸ばした長さに伝達部の長さを合わせておくことで、上記[4]に記載したような伝達部を備える電子ペンにも上記[6]の発明を適用することが可能となる。この場合、アーム部を縮めたときに伝達部が絡まってしまったりするのを抑制するため、例えばケーブルがカール状に巻かれている伸縮カールケーブルのように、伸縮性のある伝達部を用いることが好ましい。
以下、本発明に係る電子ペンの実施形態について説明する。なお、各実施形態及び各図においては、本発明に直接関係しない構成要素の説明や図示は基本的に省略する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る電子ペン1の側面図である。図1(a)はアーム部10を連結したときの電子ペン1の側面図であり、図1(b)アーム部10を分割したときの電子ペン1の側面図である。
図2は、実施形態1に係る電子ペン1の断面図である。
図1は、実施形態1に係る電子ペン1の側面図である。図1(a)はアーム部10を連結したときの電子ペン1の側面図であり、図1(b)アーム部10を分割したときの電子ペン1の側面図である。
図2は、実施形態1に係る電子ペン1の断面図である。
図3は、実施形態1におけるグリップ部20及び第1分割アーム部30を説明するために示す図である。図3(a)はグリップ部20及び第1分割アーム部30の斜視図であり、図3(b)は第1分割アーム部30を先端側から見た図である。なお、図3〜図5の斜視図においては、本来見えない構成要素(制御部80等)も破線で表示している。
図4は、実施形態1における第2分割アーム部40を説明するために示す図である。図4(a)は第2分割アーム部40の斜視図であり、図4(b)は第2分割アーム部40を後端側から見た図であり、図4(c)は第2分割アーム部40を先端側から見た図である。
図5は、実施形態1における第3分割アーム部50及び先端部60を説明するために示す図である。図5(a)は第3分割アーム部50及び先端部60の斜視図であり、図5(b)は第3分割アーム部50を後端側から見た図である。
図4は、実施形態1における第2分割アーム部40を説明するために示す図である。図4(a)は第2分割アーム部40の斜視図であり、図4(b)は第2分割アーム部40を後端側から見た図であり、図4(c)は第2分割アーム部40を先端側から見た図である。
図5は、実施形態1における第3分割アーム部50及び先端部60を説明するために示す図である。図5(a)は第3分割アーム部50及び先端部60の斜視図であり、図5(b)は第3分割アーム部50を後端側から見た図である。
なお、各図面においては、アーム部10の長手方向に沿う軸をz軸、z軸と垂直かつ図1(a)において紙面と平行な軸をx軸、z軸と垂直かつ図1(a)において紙面と垂直な軸をy軸として、立体的な表示を行っている。
実施形態1に係る電子ペン1は、プロジェクター等によって投写面に投写された画像に対して、電子ペンにより描画した図形や文字等を重ねて表示するシステムに用いるための電子ペンである。電子ペン1は、書き込み信号や、現在位置に関する信号等を赤外線信号の形で発信し、プロジェクターやPC等に検知させる方式の電子ペンである。
電子ペン1は、図1及び図2に示すように、アーム部10と、先端部60と、操作部70と、制御部80と、電源部90と、検知部100と、伝達部110と、発信部150とを備える、いわゆるロング電子ペンである。なお、各図に表示されている制御部80は、制御部80を構成する要素のうちのハードウェア部分を搭載する基板である。
まず、電子ペン1のうち、外から見える部分について説明する(図1参照。)。
アーム部10は、棒状の形状を有する。アーム部10は、先端部60とは反対側の後端に配置され、使用者に把持されるグリップ部20を備える。また、アーム部10は、連結・分割可能に構成されており、グリップ部20及び第1分割アーム部30からなる部分と、第2分割アーム部40からなる部分と、第3分割アーム部50からなる部分とに分割できる(図1(b)参照。)。なお、第3分割アーム部50の先端側には、先端部60が配置されている。
アーム部10は、棒状の形状を有する。アーム部10は、先端部60とは反対側の後端に配置され、使用者に把持されるグリップ部20を備える。また、アーム部10は、連結・分割可能に構成されており、グリップ部20及び第1分割アーム部30からなる部分と、第2分割アーム部40からなる部分と、第3分割アーム部50からなる部分とに分割できる(図1(b)参照。)。なお、第3分割アーム部50の先端側には、先端部60が配置されている。
第1分割アーム部30は、図3に示すように、グリップ部20と接続されている。第1分割アーム部30の先端側には、ボルト部32が設けられている。ボルト部32は後述するボルト穴部42と結合・分離することができる。
第1分割アーム部30の内部には、後述する第1分割伝達部120が配置されている。また、第1分割アーム部30の先端側には、第1分割伝達部120と後述する第2分割伝達部130との電気的接点である接点122が設けられている。
第1分割アーム部30の内部には、後述する第1分割伝達部120が配置されている。また、第1分割アーム部30の先端側には、第1分割伝達部120と後述する第2分割伝達部130との電気的接点である接点122が設けられている。
第2分割アーム部40には、図4に示すように、後端側にはボルト穴部42が設けられており、先端側にはボルト部44が設けられている。ボルト穴部42はボルト部32と結合・分離することができ、ボルト部44は後述するボルト穴部52と結合・分離することができる。
第2分割アーム部40の内部には、第2分割伝達部130が配置されている。また、第2分割アーム部40の後端側には、第1分割伝達部120と第2分割伝達部130との電気的接点である接点132が設けられている。さらに、第2分割アーム部40の先端側には、第2分割伝達部130と後述する第3分割伝達部140との電気的接点である接点134が設けられている。
第2分割アーム部40の内部には、第2分割伝達部130が配置されている。また、第2分割アーム部40の後端側には、第1分割伝達部120と第2分割伝達部130との電気的接点である接点132が設けられている。さらに、第2分割アーム部40の先端側には、第2分割伝達部130と後述する第3分割伝達部140との電気的接点である接点134が設けられている。
第3分割アーム部50には、図5に示すように、後端側にはボルト穴部52が設けられている。ボルト穴部52はボルト部44と結合・分離することができる。
第3分割アーム部50の内部には、第3分割伝達部130が配置されている。また、第3分割アーム部50の後端側には、第2分割伝達部130と第3分割伝達部140との電気的接点である接点142が設けられている。
第3分割アーム部50の先端側の内部には、検知部100が配置されている。
第3分割アーム部50の内部には、第3分割伝達部130が配置されている。また、第3分割アーム部50の後端側には、第2分割伝達部130と第3分割伝達部140との電気的接点である接点142が設けられている。
第3分割アーム部50の先端側の内部には、検知部100が配置されている。
先端部60は、アーム部10の先端に配置され、使用時において、描画を行う面に接触する。電子ペン1は、先端部60が描画を行う面に接触したときに書き込み信号を発信する。先端部60は、内部に後述する発信部150を配置するための空間を有する。先端部60は、発信部150から発せられる赤外線信号を通過させる。赤外線信号を通過させるための構成として、例えば、先端部60そのものが赤外線を通過させる物質からなるようにしてもよいし、赤外線を通過させる貫通孔を有するようにしてもよい。
先端部60とアーム部10とは、着脱可能に構成されていてもよいし、着脱不可能に構成されていてもよい。先端部60が着脱可能に構成されている場合には、先端部60に損傷や磨耗が発生した場合でも、先端部60のみを交換することで改善することができるため、電子ペン1全体としてみたときの製品寿命を長くすることが可能となるという効果がある。
操作部70は、アーム部10の表面、さらにいえばグリップ部20に配置され、使用者が操作する。電子ペン1は、操作部70が操作されたときにも、書き込み信号を発信する。操作部70は、使用者が操作する具体的な構成要素である押しボタンスイッチからなる。
次に、電子ペン1のうち、使用時においては外から見えない部分について説明する(図2参照。)。
制御部80は、電子ペン1の制御を行う。制御部80は、ハードウェア的には、CPU等の処理装置やメモリやROM等の記憶装置等からなる。電子ペン1の制御を行う方法については、種々の方法が広く知られているため、説明を省略する。
制御部80は、電子ペン1の制御を行う。制御部80は、ハードウェア的には、CPU等の処理装置やメモリやROM等の記憶装置等からなる。電子ペン1の制御を行う方法については、種々の方法が広く知られているため、説明を省略する。
電源部90は、電子ペン1に電力を供給する。電源部90としては、各種の非充電式乾電池や充電式乾電池等を用いることができる。
制御部80及び電源部90は、グリップ部20に収納されている。
制御部80及び電源部90は、グリップ部20に収納されている。
検知部100は、アーム部10の先端側に配置され、先端部60が描画を行う面に接触しているか否かを検知する。検知部100としては、スイッチ式の検知部や、センサー式の検知部(感圧センサー、歪みセンサー等)等、種々の検知部を用いることができる。
伝達部110は、制御部80と検知部100との間における情報伝達を可能とする。伝達部110は、図2に示すように、第1分割アーム部30内部に配置されている第1分割伝達部120、第2分割アーム部40内部に配置されている第2分割伝達部130及び第3分割アーム部50内部に配置されている第3分割伝達部140を有する。各分割伝達部は、使用時(アーム部10が連結されているとき)においては、各分割伝達部間に設けられている接点122,132,134,142により接続される。
実施形態1における伝達部110は、検知部100と制御部80とを有線で接続するものであり、複数の伝達部(電源部90からの電力を検知部100に送信するものも含む)を纏めて外見的に1つにしたケーブルからなる。
実施形態1における伝達部110は、検知部100と制御部80とを有線で接続するものであり、複数の伝達部(電源部90からの電力を検知部100に送信するものも含む)を纏めて外見的に1つにしたケーブルからなる。
発信部150は、先端部60の内部に配置される(図2参照。)。発信部150は、先端部60が描画を行う面に接触したとき又は操作部70が操作されたときのいずれのときにおいても、書き込み信号を発信する。
発信部150は、制御部80による制御に従って、プロジェクターやPC等に宛てて信号を発信する。実施形態1においては、発信部150は、赤外線を発する赤外線発光ダイオード(IR−LED)からなる。発信部150は、位置情報、機器認証に関連する情報、電子ペン1のステータス情報等、必要に応じた種々の情報を発信するように構成することができる。赤外線を用いた信号の発信方法や受信方法については、広く知られている技術であるので説明を省略する。
次に、実施形態1に係る電子ペン1の効果を説明する。
実施形態1に係る電子ペン1によれば、アーム部10を備えるため、従来の電子ペンと同様に、描画を行う面から離れた位置から電子ペンの操作を行うことで投写画像が使用者の陰になるのを抑制し、その結果、投写画像や使用者の操作を見やすくすることが可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、先端部60が描画を行う面に接触したときに書き込み信号を発信するため、容易に細かい図形や文字等を描画することが可能となる
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、操作部70が操作されたときにも書き込み信号を発信するため、同じ場所を素早く2回選択する動作(いわゆるダブルクリック動作)を容易に行うことが可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、先端部60が描画を行う面に接触したとき又は操作部70が操作されたときのいずれのときにおいても書き込み信号を発信するため、描画を行う面が硬いときにも軟らかいときにも使用しやすくすることが可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、操作部70としてアーム部の表面に設けられた押しボタンスイッチを用いるため、操作部の操作を容易に行うことが可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、操作部70がグリップ部20に配置されているため、使用時において操作部が使用者の手元に来るようになり、操作部の操作を一層容易に行うことが可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、制御部80がグリップ部20に収納されているため、ハードウェア的には精密機械(CPUや記憶装置等)からなる制御部を、先端部から離れた場所に配置して振動や衝撃から守り、製品としての信頼性を一層高くすることが可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、電源部90がグリップ部20に収納されているため、一般に重量がある電源部を手元側に配置することで、電子ペンの重量バランスをグリップ部側(手元側)に偏らせ、使用時の安定性を高くすることが可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、制御部80と検知部100との間における情報伝達を可能とする伝達部110を備えるため、検知部がアーム部の先端側(先端部側)にあり、制御部がアーム部の後端側(グリップ部側)にあっても、情報の伝達が可能となる。
また、実施形態1に係る電子ペン1によれば、アーム部10が連結・分割可能に構成されているため、不使用時における収納性を高くすること可能となる。
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係る電子ペン2の側面図である。図6(a)はアーム部12を伸ばしたときの側面図であり、図6(b)はアーム部12を縮めたときの側面図である。
図7は、実施形態2に係る電子ペン2の断面図である。図7(a)はアーム部12を伸ばしたときの断面図であり、図7(b)はアーム部12を縮めたときの断面図である。
図6は、実施形態2に係る電子ペン2の側面図である。図6(a)はアーム部12を伸ばしたときの側面図であり、図6(b)はアーム部12を縮めたときの側面図である。
図7は、実施形態2に係る電子ペン2の断面図である。図7(a)はアーム部12を伸ばしたときの断面図であり、図7(b)はアーム部12を縮めたときの断面図である。
実施形態2に係る電子ペン2は、基本的には実施形態1に係る電子ペン1と同様の構成を有するが、アーム部及び伝達部の構成が実施形態1に係る電子ペン1の場合とは異なる。
以下、実施形態2に係る電子ペン2について、実施形態1に係る電子ペン1とは異なる部分について説明する。
以下、実施形態2に係る電子ペン2について、実施形態1に係る電子ペン1とは異なる部分について説明する。
実施形態2に係る電子ペン2は、図6及び図7に示すように、アーム部12が伸縮可能に構成されている。
アーム部12は、それぞれ中空の第1伸縮アーム部160、第2伸縮アーム部170及び第3伸縮アーム部180を有する。第1伸縮アーム部160、第2伸縮アーム部170及び第3伸縮アーム部180は、この順番に少しずつ太くなっており、アーム部12全体としての伸縮が可能である。なお、各伸縮アーム部が抜けないようにするためのストッパーについては、図示及び説明を省略する。
アーム部12は、それぞれ中空の第1伸縮アーム部160、第2伸縮アーム部170及び第3伸縮アーム部180を有する。第1伸縮アーム部160、第2伸縮アーム部170及び第3伸縮アーム部180は、この順番に少しずつ太くなっており、アーム部12全体としての伸縮が可能である。なお、各伸縮アーム部が抜けないようにするためのストッパーについては、図示及び説明を省略する。
また、電子ペン2は、ケーブルがカール状に巻かれている伸縮カールケーブルからなり、伸縮性のある伝達部190を備える。伝達部190は、図7に示すように、アーム部12の伸縮に併せて伸縮する。
上記のように、実施形態2に係る電子ペン2は、アーム部及び伝達部の構成が実施形態1に係る電子ペン1の場合とは異なるが、先端部60が描画を行う面に接触したときに書き込み信号を発信するため、実施形態1に係る電子ペン1と同様に、容易に細かい図形や文字等を描画することが可能となる。
また、実施形態2に係る電子ペン2によれば、アーム部12が伸縮可能に構成されているため、不使用時における収納性を高くすることが可能となる。
なお、実施形態2に係る電子ペン2は、アーム部及び伝達部の構成以外は実施形態1に係る電子ペン1と同様の構成を有するため、実施形態1に係る電子ペン1が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
以上、本発明を上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の様態において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態において記載し、各図面において図示した各構成要素の寸法、個数、材質及び形状は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記各実施形態においては、押しボタンスイッチからなる操作部70を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。押しボタンスイッチ以外にも、スライド式スイッチ等、種々の形状、性質のものからなる操作部を用いることできる。
(3)また、押しボタンスイッチのような具体的な構成要素からなるものではない操作部を用いてもよい。このような操作部としては、例えば、タッチ機能付ディスプレイパネル上に表示された操作部や、グリップ部を強く握ることで操作する操作部や、アーム部の一部を捻ることで操作する操作部を挙げることができる。要するに、使用者が任意に操作できる仕組みであれば、種々の操作部を用いることができる。
(4)上記各実施形態においては、赤外線を発する赤外線発光ダイオードからなる発信部150を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、無線信号を発する発信部や、超音波信号を発する発信部等を用いてもよい。また、複数種類の発信部を同時に用いてもよい。
(5)上記各実施形態においては、電子ペンの先端側内部に配置されている発信部150を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。種類や信号発信方法に応じて任意の位置に配置した発信部を用いることができる。
(6)上記各実施形態においては、プロジェクター等によってホワイトボート、黒板、壁面等の投写面に投写された画像に対して、電子ペンにより描画した図形や文字等を重ねて表示するシステムに用いる電子ペンを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の電子ペンは、他の用途に用いることもできる。
1,2…電子ペン、10,12…アーム部、20…グリップ部、30…第1分割アーム部、32,44…ボルト部、40…第2分割アーム部、42,52…ボルト穴部、60…先端部、70…操作部、80…制御部、90…電源部、100…検知部、110,190…伝達部、120…第1分割伝達部、122,132,134,142…接点、130…第2分割伝達部、140…第3分割伝達部、150…発信部、160…第1伸縮アーム部、170…第2伸縮アーム部、180…第3伸縮アーム部
Claims (6)
- 棒状の形状を有するアーム部と、
前記アーム部の先端に配置され、描画を行う面に接触する先端部と、
前記アーム部の表面に配置され、使用者が操作する操作部とを備え、
前記先端部が前記描画を行う面に接触したとき又は前記操作部が操作されたときのいずれのときにおいても、書き込み信号を発信することを特徴とする電子ペン。 - 請求項1に記載の電子ペンにおいて、
前記アーム部は、前記先端部とは反対側の後端に配置され、使用者に把持されるグリップ部を有し、
前記操作部は、前記グリップ部に配置されていることを特徴とする電子ペン。 - 請求項2に記載の電子ペンにおいて、
前記電子ペンは、前記電子ペンの制御を行う制御部と、前記電子ペンに電力を供給する電源部とをさらに備え、
前記制御部及び前記電源部は、前記グリップ部に収納されていることを特徴とする電子ペン。 - 請求項3に記載の電子ペンにおいて、
前記電子ペンは、
前記アーム部の先端側に配置され、前記先端部が前記描画を行う面に接触しているか否かを検知する検知部と、
前記制御部と前記検知部との間における情報伝達を可能とする伝達部とをさらに備えることを特徴とする電子ペン。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の電子ペンにおいて、
前記アーム部が連結・分割可能に構成されていることを特徴とする電子ペン。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の電子ペンにおいて、
前記アーム部が伸縮可能に構成されていることを特徴とする電子ペン。
Priority Applications (1)
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JP2013040413A JP2014170273A (ja) | 2013-03-01 | 2013-03-01 | 電子ペン |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020202761A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-08 | 株式会社ワコム | 伸縮可能な電子ペン |
-
2013
- 2013-03-01 JP JP2013040413A patent/JP2014170273A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020202761A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-08 | 株式会社ワコム | 伸縮可能な電子ペン |
US11614808B2 (en) | 2019-04-03 | 2023-03-28 | Wacom Co., Ltd. | Electronic pen |
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