JP2014169753A - 気体貯蔵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合であっても、シール油を流下させる流下量を抑制できる気体貯蔵装置を提供する。
【解決手段】気体貯蔵装置は、円筒状の側板2と、側板を支持する複数の基柱と、側板に沿って上下に摺動するピストン8と、シール機構10と、回転抑制機構20と、可撓性板状部材としてのカバーゴム70と、を含む。シール機構10は、ピストン8の外周に備えられて、側板2に沿って摺動する上部シールゴム31を含み、上部シールゴム31の上方にシール油を貯留する。回転抑制機構20は、ピストン8の外周に備えられて、ラメレ6Pに沿って上下に滑走する滑走体21を含み、ピストン8の水平方向の回転を抑制する。カバーゴム70は、ピストン8が水平方向に回転して、滑走体21がラメレ6Pから外れた場合に生じる隙間領域α及びβの少なくとも一部を覆う。
【選択図】図7

Description

本発明は、ピストンで区画された上下空間を可変可能な可変容量の気体貯蔵装置に関する。
側板と、この側板の内面に沿って上下に摺動する蓋状のピストンとの間をシールゴムによって気密に保持するようにした、ガス等の気体を一定圧力で貯蔵する、ガスホルダなどと呼ばれる気体貯蔵装置が知られている。このガスホルダは、製鉄所のコークス炉、高炉、転炉等で副生する中、低圧ガス用のガスホルダ、又はメタン、その他一般の都市ガス用のガスホルダのような用途がある。
特許文献1には、ピストンの回転防止のため、ピストンの外周に、このピストンと側板との間の気密保持用のシール材とともに配設され、側板面内に突出する基柱に沿って上下に滑走する滑走体の技術が記載されている。
実開昭60−162799号公報
特許文献1に記載の技術では、滑走体が基柱に沿って上下に滑走している状態であれば、ピストンの回転を抑制することができる。しかし、ピストンに、万が一の大きな力が加わった場合、滑走体が側板面内に突出するラメレから外れる可能性を考慮しておくことが、安全対策として重要である。仮に滑走体が側板面内に突出するラメレから外れた場合、滑走体が側板面内に突出するラメレに嵌め合う面が側板に接していないので、側板と滑走体との間でシール油を流下させてしまう可能性がある。滑走体が側板面内に突出するラメレから外れた場合、気体貯蔵装置は、シール油の減少により、ピストンが貯蔵していた気体を不用意に放出する前に、気体貯蔵装置から別の場所へ移してしまう時間を稼ぐ必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合であっても、シール油を流下させる流下量を抑制できる気体貯蔵装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の気体貯蔵装置は、円筒状の側板と、前記側板を支持する複数の基柱と、を有する気体貯蔵装置において、前記側板に沿って移動可能なピストンと、前記ピストンの外周に備えられて、前記側板に沿って摺動する弾性封止部材を含み、前記弾性封止部材の上方にシール油を貯留するシール機構と、前記ピストンの外周に備えられて、前記複数の基柱のうち前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する滑走体を含み、前記ピストンの水平方向の回転を抑制する、回転抑制機構と、前記ピストンが水平方向に回転して、前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間の少なくとも一部を覆う可撓性板状部材と、を含むことを特徴とする。
この構造により、気体貯蔵装置は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間を通過してしまうシール油の量を低減することができる。このため、気体貯蔵装置は、シール油がピストンより下方の気体貯留領域に流下してしまう可能性を抑制することができる。気体貯蔵装置は、隙間からシール油の流下する量が少なければ、シール油の不足により生じるピストンが貯蔵していた気体の不用意な放出の前に、気体出入口管から気体を排出して、気体貯蔵装置から別の場所へ気体を移してしまう時間を稼ぐことができる。このため、気体貯蔵装置は、安全性を高めることができる。
本発明の望ましい態様として、前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する場合、前記可撓性板状部材は、屈曲して前記側板の内側にあるラメレの表面に接していることが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間を覆うための復元力を保持した状態で回転抑制機構に取り付けることができる。
本発明の望ましい態様として、前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する場合、前記可撓性板状部材は、屈曲して前記側板の表面に接していることが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間を覆うための復元力を保持した状態でシール機構に取り付けることができる。
本発明の望ましい態様として、前記可撓性板状部材は、前複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせることが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間を覆う応答速度を速めることができる。
本発明の望ましい態様として、前記可撓性板状部材は、円周方向に所定の間隔で、側板側の端部から直径方向に延びるスリットが設けられていることが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間の位置に合わせて、隙間の少なくとも一部を覆うことができる。
本発明の望ましい態様として、前記可撓性板状部材は、円周方向に所定の間隔で、かつ側板側の端部から延びるスリットが設けられている複数の可撓性板状部材を備え、前記複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせたときに、上側の前記可撓性板状部材のスリットと、下側の前記可撓性板状部材のスリットが重なりあわないことが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間の位置に合わせて、隙間の少なくとも一部を覆うことができる。また、可撓性板状部材は、スリットを通じて通過するシール油の量を抑制することができる。
本発明の望ましい態様として、前記可撓性板状部材は、前記滑走体の上側に配置された第1の可撓性板状部材と、前記滑走体の円周方向の両側にある前記弾性封止部材の上側に配置された第2の可撓性板状部材と、を備え、前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する場合、前記第1の可撓性板状部材が屈曲して前記側板の内側にあるラメレの表面に接し、前記第2の可撓性板状部材が屈曲して前記側板の表面に接していることが好ましい。この構造により、第1の可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間を覆うための復元力を保持した状態で回転抑制機構に取り付けることができる。また、第2の可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間を覆うための復元力を保持した状態でシール機構に取り付けることができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1の可撓性板状部材及び前記第2の可撓性板状部材の少なくとも1つは、複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせることが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間を覆う応答速度を速めることができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1の可撓性板状部材及び前記第2の可撓性板状部材の少なくとも1つは、円周方向に所定の間隔で、側板側の端部から延びるスリットが設けられていることが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間の位置に合わせて、隙間の少なくとも一部を覆うことができる。
本発明の望ましい態様として、前記第1の可撓性板状部材及び前記第2の可撓性板状部材の少なくとも1つは、円周方向に所定の間隔で、かつ側板側の端部から直径方向に延びるスリットが設けられている複数の可撓性板状部材を備え、前記複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせたときに、上側の前記可撓性板状部材のスリットと、下側の前記可撓性板状部材のスリットが重なりあわないことが好ましい。この構造により、可撓性板状部材は、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間の位置に合わせて、隙間の少なくとも一部を覆うことができる。また、可撓性板状部材は、スリットを通じて通過するシール油の量を抑制することができる。
本発明によれば、滑走体が側板の内側にあるラメレから外れた場合であっても、シール油を流下させる流下量を抑制できる気体貯蔵装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の側面図である。 図2は、本実施形態に係る気体貯蔵装置を垂直方向と直交する方向で切った断面模式図である。 図3は、本実施形態に係る気体貯蔵装置のピストンの中心で切った縦断面の模式図である。 図4は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の側板とシールゴム間のシール機構の断面図である。 図5は、比較例に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の平面図である。 図6は、比較例に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の滑走体が側板面内に突出するラメレから外れた場合の平面図である。 図7は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の平面図である。 図8は、図7に示すA−A線の縦断面図である。 図9は、図7に示すB−B線の縦断面図である。 図10は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の滑走体が側板面内に突出するラメレから外れた場合の平面図である。 図11は、図10に示すC−C線の縦断面図である。 図12は、図10に示すD−D線の縦断面図である。 図13は、本実施形態に係る上側の可撓性板状部材の部分平面図である。 図14は、本実施形態に係る下側の可撓性板状部材の部分平面図である。 図15は、本実施形態に係る上下の可撓性板状部材を重ね合わせた部分平面図である。 図16は、本実施形態に係る上下の可撓性板状部材の動きを説明する説明図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(気体貯蔵装置)
図1は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の側面図である。図2は、本実施形態に係る気体貯蔵装置を垂直方向と直交する方向で切った断面模式図である。図3は、本実施形態に係る気体貯蔵装置のピストンの中心で切った縦断面の模式図である。気体貯蔵装置1は、外形が円筒であり、基礎4上に立設された側板2と屋根3とを備えている。そして、側板2は、回廊5と基柱6とにより補強されている。
図2に示すように、基柱6は、気体貯蔵装置を垂直方向と直交する方向で切ったときに、側板2に沿って円周方向に複数配列されている。基柱6は、側板2の内側に突出する基柱6Aと、側板2の外側に接する基柱6Bとを備えている。基柱6Aは、気体貯蔵装置1の中央と点対称の位置GLにあり、側板2の内側に突出する基柱6Aを利用して、後述する回転抑制機構20が配置されている。
気体貯蔵装置1は、下部に気体出入口管7が設けられ、気体出入口管7を介して気体貯蔵装置1内に気体(例えば、ガス)を供給又は排出される。
気体貯蔵装置1は、内部にピストン8を備え、気体出入口管7からのガスの流出入に応じてピストン8が側板2の内面に沿って上下に円滑に摺動し、気体を貯蔵又は排出する。この構造により、気体貯蔵装置1は、ピストン8で区画された上下空間を可変可能な可変容量のタンクとすることができる。ピストン8の水平回転は、後述する回転抑制機構により拘束される。ピストン8は、図3に示すように、上側に凸となるドーム型に形成され、円周方向と半径方向の梁で組み合わされた骨組み上に甲板(デッキ)が張られている。
図4は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の側板とシールゴム間のシール機構の断面図である。図3及び図4に示すように、気体貯蔵装置1は、側板2とピストン8との間に、内部に貯留している気体gの漏洩を防止するためのシール機構10を備えている。
ピストン8の上面には支持フレーム80が固設され、支持フレーム80は、図2に示す基柱6Bの位置の側板2又は基柱6Aに当接する上部ガイドローラ81及び下部ガイドローラ82を備えている。気体貯蔵装置1は、上部ガイドローラ81及び下部ガイドローラ82によってピストン8の傾斜が抑制されている。
図4に示すように、ピストン8は、円周方向と半径方向の梁で組み合わされた骨組み上にデッキ84が張られてドーム型に形成されている。図4に示すように、ピストン8の外縁に円周方向に設けられたフートリング83の内部には、ピストン8の重量を調整するため、バランスコンクリート85が充填されている。ピストン8は、自重で降下し、ピストン8下部の気体貯蔵装置内に貯留される気体gの圧力で上昇する。ピストン8は、重量をバランスコンクリート85等で調整されることにより、気体貯蔵装置1は、気体gの圧力を所定の圧力に調整することができる。これにより、図3に示すように、気体貯蔵装置1は気体出入口管7から気体を排出した場合、二点鎖線で示すピストン8のように、ピストン8が基礎4側に移動する。
(シール機構)
図4に示すように、シール機構10は、弾性を有する弾性封止部材であって、上部シールゴム31及び下部シールゴム32を備えている。そして、上部シールゴム31及び下部シールゴム32間に配置された木製のスペーサ33は、保持金具34に一体に固定されている。上部シールゴム31及び下部シールゴム32、スペーサ33の上下方向長さは、例えば50mmに設定される。上部シールゴム31及び下部シールゴム32は、合成ゴム、例えばニトリルゴム(NBR:Nitrile butadiene rubber)と繊維層とが積層されている。
保持金具34は、吊り材52を介してピストン8の上部側縁からピストン8の直径方向に突設された支持フレーム61に接続される。吊り材52は、ピストン8の円周方向に所定の間隔で複数配置されている。
カウンタウェイト62は、ピストン8の上面に設置されている。リンク機構50は、カウンタウェイト62と保持金具34とを連結するリンク構造体である。保持金具34は、水平方向に配置されたフレーム53の一端に対して支軸53aを介して接続されている。三角フレーム54は、側面からみて三角形状を有しており、フレーム53の他端が三角フレーム54の第1角部に対して支軸54aで接続されている。カウンタウェイト62の先端62aと三角フレーム54の第2角部にある支軸54bとはワイヤ63で接続される。ブラケット55は、ピストン8のフートリング83に一端が取り付けられており、他端が三角フレーム54の第3角部にある支軸55aに接続される。この構造により、三角フレームは、支軸55aを中心に回転可能であり、カウンタウェイト62と保持金具34とが三角フレーム54を介して連結される。
カウンタウェイト62は、支軸62bを中心に回動可能に取り付けられている。カウンタウェイト62の自重により、ワイヤ63は、上方に引っ張られる引っ張り力を受ける。そして、ワイヤ63が上方に引っ張られることにより、フレーム53は、三角フレーム54によって保持金具34を側板2側に押し付ける押圧力を受ける。保持金具34を介して伝達された押圧力は、上部シールゴム31及び下部シールゴム32を側板2に押し付け、上部シールゴム31及び下部シールゴム32が側板2に密着する。
カウンタウェイト62は、ピストン8の円周方向に所定の間隔で複数配置される。これにより、気体貯蔵装置1は、ピストン8の円周方向全域に亘って側板2へ均一な押し付ける押圧力を付与できる。その結果、カウンタウェイト62による押し付け力により側板2の変形に対する追従性も良好となり、また一時的な側板2の局所変形に対しても十分なシール性を保持できる。
保持金具34とフートリング83に取り付けられた遮蔽板64とは、キャンバス57で接続されており、遮蔽板64及びキャンバス57とでこれらの下方に形成される気体貯留領域と遮蔽板64及びキャンバス57の上方とを遮断し、上部シールゴム31の上方及び遮蔽板64及びキャンバス57の上方にシール油Qの貯留溝を形成している。
上部シールゴム31及び下部シールゴム32は、側板2の内面に密着し、ピストン8の上下方向の動きに従って摺動することにより、ピストン8の下方に貯留された気体gを封じることができる。また、上部シールゴム31及び下部シールゴム32の上方にシール油Qの貯留溝を形成してそこにシール油Qを溜め、シール油Qの静圧力によって上部シールゴム31及び下部シールゴム32を側板2に押し付け、かつ気体gを封じるようにしている。
貯蔵溝に貯留されたシール油Qは、側板2の内面に沿って流下し、図3に示す底部油溝11に溜まり、気体貯蔵装置1の本体側部に設置されたシール油循環装置12に送られる。シール油循環装置12は、シール油Qに混入している水を分離した後、シール油循環ポンプなどにより、シール油上昇管13を介して上部の予備油タンク14にシール油Qを、押し上げる。シール油Qは、予備油タンク14から図示しないスリットを経て側板2の内面へ流し、再びシール機構10の貯蔵溝に入ってシール油Qとして使用される。
(回転抑制機構)
図5は、比較例に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の平面図である。図6は、比較例に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の滑走体が側板面内に突出するラメレから外れた場合の平面図である。図2に示す気体貯蔵装置1の中央と点対称の位置GLには、ピストン8の回転抑制のための回転抑制機構として、滑走体21が配置されている。滑走体21は、ピストン8の外周に、このピストン8と側板2との間の上部シールゴム31及び下部シールゴム32とともに配設され、基柱6Aが側板2の内側に突出する突出部であるラメレ6Pに沿って上下に滑走する。滑走体21とラメレ6Pとの嵌め合いにより、滑走体21とラメレ6Pとは密着しており、滑走体21の上方にあるシール油Qは保持されている。そして、滑走体21は、ラメレ6Pに沿って上下に滑走している状態であれば、ピストン8の回転を抑制することができる。
図6に示すように、滑走体21とラメレ6Pとの嵌め合いが、万が一外れてしまう場合、滑走体21にラメレ6Pを嵌め込むための凹部が隙間領域αとして、側板2と滑走体21との間に上下に貫通する空隙を生じさせてしまう可能性がある。この場合、滑走体21の上方にあるシール油Qは、隙間領域αを通過してしまう。このため、シール油Qは、ピストン8より下方の気体貯留領域に流下してしまう可能性がある。
図6に示すように、滑走体21とラメレ6Pとの嵌め合いが、万が一外れてしまう場合、ラメレ6Pには、上部シールゴム31及び下部シールゴム32が当接することになる。上部シールゴム31及び下部シールゴム32は、側板2を押圧するよう設計されているため、側板2よりも直径方向内側に突出するラメレ6Pに当接した場合、ラメレ6Pの円周方向両側に、隙間領域βが生じてしまう可能性がある。この場合、このため、シール油Qは、ピストン8より下方の気体貯留領域に流下してしまう可能性がある。
気体貯蔵装置1は、隙間領域α又は隙間領域βからシール油Qの流下する量が少なければ、シール油Qの不足によるピストン8が貯蔵していた気体の不用意な放出の前に、気体出入口管7から気体を排出して、気体貯蔵装置1から別の場所へ気体を移してしまう時間を稼ぐことができる。
図7は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の平面図である。図8は、図7に示すA−A線の縦断面図である。図9は、図7に示すB−B線の縦断面図である。図7に示すように、本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、可撓性板状部材であるカバーゴム70を滑走体21の上側に備えている。図7に示すように、カバーゴム70の円周方向の長さは、ラメレ6Pの円周方向の長さ以上、滑走体21の円周方向の長さ以下で設定される。
本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、可撓性板状部材であるカバーゴム75を上部シールゴム31の上側に備えている。また、カバーゴム75は、滑走体21の円周方向の両側に設けられている。カバーゴム75は、図2に示す位置GL間の円周方向の全ての上部シールゴム31の上側に備えるようにしてもよい。また、滑走体21が円周方向にずれる量を想定して、カバーゴム75の円周方向の長さ75Lが設定されてもよい。
図8に示すように、回転抑制機構20は、滑走体21が座金56で上下の両側から挟まれて、ボルト51により固定されている。滑走体21の下方において、座金56とフートリング83に取り付けられた遮蔽板64とをキャンバス57で接続している。これによって、遮蔽板64及びキャンバス57とでこれらの下方に形成されるガス貯留領域(気体g)と遮蔽板64及びキャンバス57の上方とを遮断し、上部シールゴム31の上方及び遮蔽板64及びキャンバス57の上方にシール油Qの貯留溝を形成している。
座金56はスプリングプレート65を介してフレーム53にボルト結合されている。ボルト51の上端は吊り材52に接続される。カバーゴム70は、吊り材52に接続されるボルト51が、後述する取付孔を貫通しており、ワッシャー59と、座金56との間に挟まれて固定されている。カバーゴム70は、複数枚の合成ゴム、例えばニトリルゴム(NBR:Nitrile butadiene rubber)と繊維層とが積層されている可撓性板状部材である。例えば、カバーゴム70は、上側カバーゴム71と、下側カバーゴム72とが、重ね合わされている。
上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72の厚みは、上部シールゴム31及び下部シールゴム32よりも薄いため、屈曲することが可能である。このため、上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72は、側板2側の先端が、ラメレ6Pの直径方向の厚みLαと同じ程度、屈曲して上方に向かって延びるように、ラメレ6Pの表面に沿って立てかけられている。このように、滑走体21が側板2の内側にある基柱6Aのラメレ6Pに沿って上下に滑走する場合、第1の可撓性板状部材として、カバーゴム70は、屈曲して側板2の内側にあるラメレ6Pの表面に接している。この構造により、カバーゴム70は、滑走体21が側板2の内側にあるラメレ6Pから外れた場合に生じる隙間領域αを覆うための復元力を保持した状態で回転抑制機構20に取り付けることができる。
例えば、上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72の厚みは、2mm以上6mm以下が好ましい。上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72の厚みが2mm以上である場合、上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72は、シール油Qの自重により、変形しない程度の剛性を保つことができる。上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72の厚みが6mm以下である場合、上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72は、屈曲して上方に向かって延びるように、ラメレ6Pの表面に沿って立てかけることができる。
図9に示すように、上部シールゴム31、下部シールゴム32及びスペーサ33は、座金56で上下の両側から挟まれて、ボルト51により固定されている。座金56はスプリングプレート65及び保持金具34にボルト結合されている。ボルト51の上端は吊り材52に接続される。カバーゴム75は、吊り材52に接続されるボルト51が、後述する取付孔を貫通しており、ワッシャー58と、座金56との間に挟まれて固定されている。カバーゴム75は、カバーゴム70と同様に、複数枚の合成ゴム、例えばニトリルゴム(NBR:Nitrile butadiene rubber)と繊維層とが積層されている可撓性板状部材である。例えば、カバーゴム70は、上側カバーゴム76と、下側カバーゴム77とが、重ね合わされている。
上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77の厚みは、上部シールゴム31及び下部シールゴム32よりも薄いため、屈曲することが可能である。このため、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、側板2側の先端が、ラメレ6Pの直径方向の厚みLαと同じ程度、屈曲して上方に向かって延びるように、側板2の表面に沿って立てかけられている。このように、滑走体21が側板2の内側にあるラメレ6Pに沿って上下に滑走する場合、第2の可撓性板状部材としてカバーゴム75は、屈曲して側板2の表面に接している。この構造により、カバーゴム75は、滑走体21が側板2の内側にあるラメレ6Pから外れた場合に生じる隙間領域βを覆うための復元力を保持した状態でシール機構10に取り付けることができる。
例えば、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77の厚みは、6mm以下が好ましい。上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77の厚みが2mm以上である場合、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、シール油Qの自重により、変形しない程度の剛性を保つことができる。上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77の厚みが6mm以下である場合、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、屈曲して上方に向かって延びるように、側板2の表面に沿って立てかけることができる。
図10は、本実施形態に係る気体貯蔵装置の回転抑制機構の滑走体が側板面内に突出するラメレから外れた場合の平面図である。図11は、図10に示すC−C線の縦断面図である。図12は、図10に示すD−D線の縦断面図である。図10に示すように、滑走体21とラメレ6Pとの嵌め合いが、万が一外れてしまう場合、滑走体21にラメレ6Pを嵌め込むための凹部が隙間領域αとして、側板2と滑走体21との間に上下に貫通する空隙を生じさせてしまう可能性がある。しかしながら、本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、図8に示すように、カバーゴム70が屈曲してラメレ6Pの表面に接した状態で保持されている。また、カバーゴム75は、屈曲して側板2の表面に接している。そして、図11に示すように、ラメレ6Pの表面に拘束されていた、カバーゴム70は、復元力が開放されて、本来の板状の形状に戻る。上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72は、隙間領域αの少なくとも一部を覆い、隙間領域αを通過するシール油Qの量を低減することができる。カバーゴム70は、複数の可撓性板状部材を重ね合わせた、上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72を備えているので、隙間領域αを覆う応答速度を速めることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、円筒状の側板2と、側板2を支持する複数の基柱6と、側板2に沿って上下に摺動するピストン8と、シール機構10と、回転抑制機構20と、カバーゴム70と、を含む。シール機構10は、ピストンの外周に備えられて、側板2に沿って摺動する上部シールゴム31を含み、上部シールゴム31の上方にシール油Qを貯留する。回転抑制機構20は、ピストン8の外周に備えられて、基柱6Aに沿って上下に滑走する滑走体21を含み、ピストン8の水平方向の回転を抑制する。カバーゴム70は、ピストン8が水平方向に回転して、滑走体21が基柱21から外れた位置にある場合に生じる隙間領域αの少なくとも一部を覆う。そして、回転抑制機構20が、隙間領域αを通過してしまうシール油Qの量を低減することができる。このため、本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、シール油Qがピストン8より下方の気体貯留領域に流下してしまう可能性を抑制することができる。気体貯蔵装置1は、隙間領域αからシール油Qの流下する量が少なければ、シール油Qの不足により生じるピストン8が貯蔵していた気体の不用意な放出の前に、気体出入口管7から気体を排出して、気体貯蔵装置1から別の場所へ気体を移してしまう時間を稼ぐことができる。このため、気体貯蔵装置1は、安全性を高めることができる。
図10に示すように、滑走体21とラメレ6Pとの嵌め合いが、万が一外れてしまう場合、ラメレ6Pには、上部シールゴム31及び下部シールゴム32が当接することになる。上部シールゴム31及び下部シールゴム32は、側板2を押圧するよう設計されているため、側板2よりも直径方向内側に突出するラメレ6Pに当接した場合、ラメレ6Pの円周方向両側に、隙間領域βが生じてしまう可能性がある。しかしながら、本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、図9に示すように、カバーゴム75が屈曲して側板2の表面に接した状態で保持されている。図12に示すように、側板2の表面に拘束されていた、カバーゴム75は、開放されて、本来の板状の形状に戻る。上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、隙間領域βの少なくとも一部を覆い、隙間領域βを通過するシール油Qの量を低減することができる。カバーゴム75は、複数の可撓性板状部材を重ね合わせた、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77を備えているので、隙間領域βを覆う応答速度を速めることができる。
このように本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、シール機構10が、隙間領域βを通過してしまうシール油Qの量を低減することができる。このため、本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、シール油Qがピストン8より下方の気体貯留領域に流下してしまう可能性を抑制することができる。気体貯蔵装置1は、隙間領域βからシール油Qの流下する量が少なければ、シール油Qの不足により生じるピストン8が貯蔵していた気体の不用意な放出の前に、気体出入口管7から気体を排出して、気体貯蔵装置1から別の場所へ気体を移してしまう時間を稼ぐことができる。このため、気体貯蔵装置1は、安全性を高めることができる。
図13は、本実施形態に係る上側の可撓性板状部材の部分平面図である。図14は、本実施形態に係る下側の可撓性板状部材の部分平面図である。図15は、本実施形態に係る上下の可撓性板状部材を重ね合わせた部分平面図である。図10に示すように、隙間領域βが生じる箇所は、滑走体21の円周方向の移動量に応じて定まる。このため、カバーゴム75は、側板側にスリットを備えている。なお、取付孔52Hは、ボルト51が貫通する孔である。
例えば、図13に示すように、上側カバーゴム76は、隙間領域βの円周方向の長さより短い間隔p1おきに、側板2側の端部SSから直径方向に延びるスリットSL1を備えている。スリットの長さは、図10に示す、隙間領域βの直径方向の長さLβに設定される。ここで、長さLβは、図12に示す側板2から上部シールゴム31の側板2側先端までの長さである。上述した長さLβは、滑走体21の円周方向の移動量に応じて変わるため、長さLβが最大の長さとなる上述したLαとしておくことが望ましい。
例えば、図14に示すように、下側カバーゴム77は、所定の間隔p2おきに、側板2側の端部SSから直径方向に延びるスリットSL2を備えている。スリットの長さは、図10に示す、隙間領域βの直径方向の長さLβに設定される。ここで、長さLβは、図12に示す側板2から上部シールゴム31の側板2側先端までの長さである。上述した長さLβは、滑走体21の円周方向の移動量に応じて変わるため、長さLβが最大の長さとなる上述したLαとしておくことが望ましい。
スリットSL1及びスリットSL2を備えることにより、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、滑走体21の円周方向の移動量に応じて定まる隙間領域βの位置に応じて、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、隙間領域βを覆い、隙間領域βを通過するシール油Qの量を低減することができる。スリットSL1及びスリットSL2は、シール油Qが透過してしまうため、図15に示すように、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、側板2側の端部SSを揃えて重ね合わせたときに、スリットSL1と、スリットSL2とが重なり合わないよう、上述した間隔p1、p2が設定されている。
図16は、本実施形態に係る上下の可撓性板状部材の動きを説明する説明図である。スリットSL1及びスリットSL2を備えることにより、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77は、独立して変形できる。例えば、図16に示すように、上側カバーゴム76が側板2の表面に拘束されている場合でも、下側カバーゴム77は、隙間領域βを覆うことができる。その結果、本実施形態に係る気体貯蔵装置1は、シール機構10が、隙間領域βを通過してしまうシール油Qの量を低減することができる。
なお、上述したスリットSL1、SL2は、上側カバーゴム76及び下側カバーゴム77に設けたが、上述した上側カバーゴム71及び下側カバーゴム72に同様に設けてもよい。
1 気体貯蔵装置
2 側板
6、6A、6B 基柱
6P ラメレ
7 気体出入口管
8 ピストン
10 シール機構
20 回転抑制機構
21 滑走体
31 上部シールゴム(弾性封止部材)
32 下部シールゴム(弾性封止部材)
33 スペーサ
34 保持金具
50 リンク機構
51 ボルト
52 吊り材
52H 取付孔
53 フレーム
54 三角フレーム
53a、54a、54b、55a、62b 支軸
55 ブラケット
56 座金
57 キャンバス
58、59 ワッシャー
64 遮蔽板
65 スプリングプレート
70、75 カバーゴム(可撓性板状部材)
71、76 上側カバーゴム(可撓性板状部材)
72、77 下側カバーゴム(可撓性板状部材)
g 気体
Q シール油
SL1、SL2 スリット
α、β 隙間領域

Claims (10)

  1. 円筒状の側板と、前記側板を支持する複数の基柱と、を有する気体貯蔵装置において、
    前記側板に沿って移動可能なピストンと、
    前記ピストンの外周に備えられて、前記側板に沿って摺動する弾性封止部材を含み、前記弾性封止部材の上方にシール油を貯留するシール機構と、
    前記ピストンの外周に備えられて、前記複数の基柱のうち前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する滑走体を含み、前記ピストンの水平方向の回転を抑制する、回転抑制機構と、
    前記ピストンが水平方向に回転して、前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレから外れた場合に生じる隙間の少なくとも一部を覆う可撓性板状部材と、
    を含むことを特徴とする気体貯蔵装置。
  2. 前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する場合、前記可撓性板状部材は、屈曲して前記側板の内側にあるラメレの表面に接していることを特徴とする請求項1に記載の気体貯蔵装置。
  3. 前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する場合、前記可撓性板状部材は、屈曲して前記側板の表面に接していることを特徴とする請求項1に記載の気体貯蔵装置。
  4. 前記可撓性板状部材は、複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の気体貯蔵装置。
  5. 前記可撓性板状部材は、円周方向に所定の間隔で、側板側の端部から直径方向に延びるスリットが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の気体貯蔵装置。
  6. 前記可撓性板状部材は、円周方向に所定の間隔で、かつ側板側の端部から延びるスリットが設けられている複数の可撓性板状部材を備え、前記複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせたときに、上側の前記可撓性板状部材のスリットと、下側の前記可撓性板状部材のスリットが重なりあわないことを特徴とする請求項4に記載の気体貯蔵装置。
  7. 前記可撓性板状部材は、前記滑走体の上側に配置された第1の可撓性板状部材と、前記滑走体の円周方向の両側にある前記弾性封止部材の上側に配置された第2の可撓性板状部材と、を備え、
    前記滑走体が前記側板の内側にあるラメレに沿って上下に滑走する場合、前記第1の可撓性板状部材が屈曲して前記側板の内側にあるラメレの表面に接し、前記第2の可撓性板状部材が屈曲して前記側板の表面に接していることを特徴とする請求項1に記載の気体貯蔵装置。
  8. 前記第1の可撓性板状部材及び前記第2の可撓性板状部材の少なくとも1つは、複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせることを特徴とする請求項7に記載の気体貯蔵装置。
  9. 前記第1の可撓性板状部材及び前記第2の可撓性板状部材の少なくとも1つは、円周方向に所定の間隔で、側板側の端部から延びるスリットが設けられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の気体貯蔵装置。
  10. 前記第1の可撓性板状部材及び前記第2の可撓性板状部材の少なくとも1つは、円周方向に所定の間隔で、かつ側板側の端部から直径方向に延びるスリットが設けられている複数の可撓性板状部材を備え、前記複数の可撓性板状部材を上下に重ね合わせたときに、上側の前記可撓性板状部材のスリットと、下側の前記可撓性板状部材のスリットが重なりあわないことを特徴とする請求項8に記載の気体貯蔵装置。
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