JP2014168735A - 塗布工具 - Google Patents

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Noriaki Arakawa
訓明 荒川
Toshihiko Kanayama
利彦 金山
Akira Kato
加藤  明
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Abstract

【課題】塗工の初期段階からマニホールドの内圧を均一にでき、塗布精度を高めることができ、種々様々な塗布液に幅広く適用可能なこと。
【解決手段】複数のヘッド部材2が隣接配置され、隣り合うヘッド部材2同士の間に形成されたマニホールド4、及びヘッド部材2の先端側に向けて開口されたスリット3を通して被塗布物に塗布液を塗布する塗布工具1であって、マニホールド4はヘッド部材2の延在方向Lに沿って延び、マニホールド4内には、延在方向Lに沿って延びヘッド部材2に回転可能に軸支される軸体15と、該マニホールド4に塗布液を供給する供給口16とが設けられ、軸体15の外周面には、軸O方向に向かうに従い漸次軸O回りに向けて螺旋状に捩れるスクリュー部20が設けられ、ヘッド部材2に対して軸体15が軸O回りに回転させられることで、スクリュー部20は塗布液を供給口16から延在方向Lに離間させる向きに送液可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート状部材やパネル状部材などの被塗布物の表面に、塗布液を塗布する際に使用される塗布工具に関するものである。
従来、この種の塗布工具として、一対のヘッド部材が隣接配置され、これらヘッド部材同士の間に形成されたマニホールド、及び該マニホールドに連通するとともにヘッド部材の先端側に向けて開口されたスリットを通して、被塗布物に塗布液を塗布する構成のスロットダイが知られている(例えば、下記特許文献1を参照)。
塗布工具に供給される塗布液は、ヘッド部材内(ヘッド部材同士の突き合わせ面部分)のマニホールドに一時的に保持され、該マニホールドからスリットへと流通し、スリットからヘッド部材の先端部(刃先エッジ)を介して被塗布物に塗布される。このようにマニホールドからスリットを通して塗布液が吐出されることで、被塗布物に塗布液が均一に塗布されるようになされている。
マニホールドは、長尺の矩形板状をなすヘッド部材の延在方向に沿って該ヘッド部材内を延びており、その断面形状は例えば円形や台形(矩形)とされている。また一般にマニホールドには、ヘッド部材を延在方向に貫通するタイプと、非貫通のくり抜きタイプがある。マニホールド内には、該マニホールドに塗布液を供給する供給口が開口しており、該供給口は、マニホールドの前記延在方向に沿う中央部や、端部に配置される。
尚、下記特許文献1の塗布工具では、マニホールド内に塗布液押し出し用回転軸(以下、回転軸と省略)が設けられており、該回転軸の表面と塗布液間の摩擦力により、塗布液を巻き込みスリット側へ向けて押し出すように流動させることで、被塗布物への塗布量を経時的に安定させるようにしている。また、塗布液を巻き込みやすくする目的で、前記回転軸の表面に単純な凹凸を設けている。
特開平6−262117号公報
しかしながら、前記従来の塗布工具においては、塗布精度を高めることに改善の余地があった。
すなわち、従来の塗布工具においては、例えば供給口がマニホールドの中央部に配置された場合に、該中央部への塗布液の充填が早く、両端部への塗布液の充填が遅くなるため、この時間差に起因してマニホールドに内圧差が生じることになる。このようにマニホールドに内圧差が生じると、内圧が低い部位に対応するスリット幅に対して、内圧が高い部位に対応するスリット幅が大きくなりやすくなり、塗布精度を確保することが難しかった。具体的に、スリット幅が該スリットの延在する方向に沿う各部で異なることに起因して、被塗布物への塗布量(塗布厚)が該被塗布物の幅方向(つまりスリットの延在する方向)に沿って一定となりにくかった。
このような問題は、塗工の初期段階(塗り始め)において生じやすいが、それ以外でも、例えば塗布液の粘度が中/高粘度である場合(粘度が高い場合)に、マニホールドからスリットへ供給される塗布液の流量がやはり不均一になりやすく、塗布精度が確保できなかった。
すなわち、塗布液の粘度が高い場合には、スリットの延在する方向の中央部におけるスリット幅が、該スリットの両端部におけるスリット幅よりも大きくなりやすく、前記中央部から被塗布物に塗布される塗布液の膜厚が、前記両端部から塗布される塗布液の膜厚よりも厚くなりやすかった。
このような現象を抑制して、塗工の初期段階や塗布液の性質(粘度)に係わらず、塗布精度を安定して高めることが要求されていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、塗工の初期段階からマニホールドの内圧を均一にできるとともに、塗布精度を高めることができ、種々様々な塗布液に対して幅広く適用可能な塗布工具を提供することを目的としている。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち、本発明は、複数のヘッド部材が隣接配置され、隣り合う前記ヘッド部材同士の間に形成されたマニホールド、及び該マニホールドに連通するとともに前記ヘッド部材の先端側に向けて開口されたスリットを通して、被塗布物に塗布液を塗布する塗布工具であって、前記マニホールドは、前記ヘッド部材の延在方向に沿って延びており、前記マニホールド内には、前記延在方向に沿って延び、前記ヘッド部材に回転可能に軸支される軸体と、該マニホールドに塗布液を供給する供給口と、が設けられ、前記軸体の外周面には、該軸体の軸方向に向かうに従い漸次軸回りに向けて螺旋状に捩れるスクリュー部が設けられており、前記ヘッド部材に対して前記軸体が軸回りに回転させられることで、前記スクリュー部は、塗布液を前記供給口から前記延在方向に離間させる向きに送液可能であることを特徴とする。
本発明の塗布工具によれば、ヘッド部材に対して軸体が軸回りに回転させられることで、該軸体のスクリュー部が、マニホールド内の塗布液を供給口から遠ざける向きに送液可能であるので、このマニホールドの内圧を、供給口付近で高めてしまうようなことが抑制されるとともに該マニホールドの延在する方向に沿って均一にすることが可能となる。これにより、マニホールドに連通するスリットの開口幅(スリット幅)が延在方向に沿ってばらつくようなことも抑制されるので、被塗布物への塗布が精度よく均一に行われる。
つまり従来では、例えば供給口がマニホールドの延在方向の中央部に配置された場合に、該中央部への塗布液の充填が早く、両端部への塗布液の充填が遅くなるため、この時間差に起因してマニホールドに内圧差が生じることから、塗布精度を確保することが難しかった。一方、本発明によれば、軸体を回転させることで、マニホールド内全体に均一に、かつ同時に塗布液を充填することが可能になり、マニホールドの内圧差を抑制できる。従って、塗工の初期段階(塗り始め)から塗布精度を十分に高めることができる。またこの構成によれば、マニホールド内全体に迅速に塗布液が供給されることから、塗り始めまでの時間を短縮できる。
さらに本発明においては、例えば中/高粘度の塗布液に対して、軸体の回転速度を速めることでマニホールドの内圧を延在方向に沿って容易に均一にすることが可能であり、また低粘度の塗布液に対しても、前記中/高粘度の塗布液の場合より軸体の回転速度を遅くする(又は回転を停止する)ことで、マニホールドの内圧を簡単に均一にすることができる。つまり塗布液の粘度に対応して軸体の回転速度を調整することで、簡単に塗布精度を高めることができる。
これにより、高い粘度の塗布液の塗工においては、スリットの延在方向の中央部での口開き現象を軽減することが可能になり、塗り始めの塗布液の膜厚が均一になる。尚、低粘度の塗布液の塗工では、塗り始めまで軸体を回転させておきマニホールドの内圧が均一となった後は、該軸体の回転を停止するようにしてもよい。
このように本発明では、塗布液の性質(粘度)に応じて軸体の回転速度を適宜設定することで、被塗布物への塗布精度を高品位に安定して確保することができる。また塗工中においても、軸体の回転速度を調整することで塗布精度を高品位に維持できることから、塗布装置を停止させる必要がなく、生産性が向上する。
このように、本発明の塗布工具は、塗工の初期段階からマニホールドの内圧を均一にできるとともに、塗布精度を高めることができ、種々様々な塗布液に対して幅広く適用可能である。
また、本発明の塗布工具において、前記供給口は、前記マニホールドにおける前記延在方向に沿う両端部同士の間の中間領域に開口しており、前記スクリュー部は、前記軸体の前記供給口を挟んだ前記延在方向の両側にそれぞれ設けられるとともに、これらのスクリュー部同士は、互いに捩れ方向が異なっていることとしてもよい。
この場合、供給口が、マニホールドの延在方向に沿う両端部間の中間領域に開口しており、該中間領域から両端部までの距離が小さく抑えられるので、塗り始めまでの時間をより短縮しやすい。すなわち、この構成とは異なり、例えば供給口がマニホールドの延在方向に沿う一端部に開口している場合には、この一端部から延在方向の他端部までの距離が長くなるとともに、マニホールド内全体に塗布液が充填されるまでの時間が長くなる。一方、本発明の前述した構成によれば、マニホールド内全体に迅速に塗布液を充填することが可能である。
そして、スクリュー部が、軸体における供給口の両側にそれぞれ設けられているとともに、これらのスクリュー部同士の捩れ方向が互いに異なっているので、この軸体を軸回りの一定方向に回転させることで、供給口からマニホールドの両端部に向けて各スクリュー部が塗布液をそれぞれ送液可能である。
また、本発明の塗布工具において、前記スクリュー部は、前記軸体の前記延在方向に沿う前記供給口に対応する部位には設けられていないこととしてもよい。
この場合、マニホールドの供給口に対応するスリット部分における塗布量が、該供給口以外の部位に対応するスリット部分における塗布量に比べて低減されるようなことが抑制される。具体的に、この構成とは異なり、例えばスクリュー部が軸体の供給口に対応する部位を含めた該軸体全体に設けられている場合には、マニホールド内において供給口付近の塗布液がスクリュー部によって延在方向に送液される割合が高くなるとともに、該供給口付近の内圧が下がりやすくなり、この供給口に対応するスリット部分へ向けては送られにくくなる可能性がある。一方、本発明の前述した構成によれば、スクリュー部による前述した作用効果が十分に得られつつも、マニホールド内において供給口付近の内圧が低下するようなことを抑制でき、よってマニホールド内全体に亘って内圧が均一化されるとともに、スリットからの塗布量も該スリットの延在する方向全体に均一にできる。
また、本発明の塗布工具において、前記供給口は、前記マニホールドの前記延在方向に沿う中央部に開口していることとしてもよい。
この場合、供給口が、マニホールドの中央部に開口しているので、該マニホールドの両端部における内圧差を抑制しやすく、よって前述した塗布精度を高められるという効果が簡単に、安定的に、かつより顕著に得られることになる。
本発明の塗布工具によれば、塗工の初期段階からマニホールドの内圧を均一にできるとともに、塗布精度を高めることができ、種々様々な塗布液に対して幅広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る塗布工具を示す側断面図(縦断面図)である。 図1のA−A断面であり、軸体及びそのスクリュー部の外観を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る塗布工具1について、図面を参照して説明する。
本実施形態の塗布工具1は、例えば可撓性を有するシート状部材やパネル状部材などの被塗布物の表面に、塗布液を所定の膜厚となるように塗布するスロットダイである。この塗布工具1は、低粘度から中/高粘度まで種々の塗布液に適用可能である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の塗布工具1は、対向配置される一対のヘッド部材2と、これらヘッド部材2同士の間に形成されたマニホールド4と、該マニホールド4に連通するとともにヘッド部材2の先端側に向けて開口されたスリット3と、を備えている。
ここで、ヘッド部材2は、長尺の矩形板状又はブロック状をなしており、前記一対のヘッド部材2同士は、その厚さ方向に隣接するように対向配置されている。本明細書においては、ヘッド部材2が延在するその長手方向を塗布工具1の延在方向Lといい、ヘッド部材2の厚さ方向を塗布工具1の幅方向Wといい、これら延在方向L及び幅方向Wに垂直な方向を塗布工具1の高さ方向Hという。また、高さ方向Hのうち、ヘッド部材2間からスリット3が外部に開口される向き(被塗布物に塗布液が吐出される向き)を先端側(ヘッド部材2の先端側であり、図1及び図2における上側)といい、スリット3が外部に開口される向きとは反対側を基端側(ヘッド部材2の基端側であり、図1及び図2における下側)という。
この塗布工具1は、ヘッド部材2の先端(刃先エッジ)を被塗布物に対向配置させるとともに、ヘッド部材2間に開口するスリット3の延在方向(ヘッド部材2の延在方向Lと同一の向き)を被塗布物の幅方向に一致させるようにして不図示の塗布装置に装着される。そして、塗布液タンクから供給ポンプによってマニホールド4内に供給される塗布液が、該マニホールド4からスリット3内を流通してヘッド部材2の先端(スリット3開口部)から吐出されることにより、この塗布工具1の幅方向Wに沿うように移動(走行)する被塗布物の表面に対して、塗布液が所定の膜厚(層厚)となるように塗布される。
ヘッド部材2は、ステンレス鋼等の金属材料からなり、図1に示される縦断面視(側断面視)で、台形状をなしている。ヘッド部材2において、前記台形の上底をなすとともに幅方向Wの外側を向く外面7、及び、前記台形の下底をなすとともに幅方向Wの内側を向く内面(突き合わせ面)8は、それぞれ幅方向Wに垂直な平面状をなしている。隣り合う一対のヘッド部材2の内面8同士は、隙間をあけて対向配置されており、前記隙間にスリット3が画成されている。
スリット3は、一対のヘッド部材2の内面8と、該ヘッド部材2同士の間に配設された不図示のシムとによって画成された塗布液の流通空間(隙間)であり、ヘッド部材2間においてマニホールド4に対応する部位から先端側の領域に形成されているとともに、ヘッド部材2の先端側に向けて開口されている一方、ヘッド部材2の基端側及び延在方向Lの両側に向けては開口されていない。具体的には、図2において、マニホールド4の先端側(図2における上側)に位置するとともに、該マニホールド4の延在方向Lに対応する領域(2点鎖線間の領域)が、スリット3となっている。
つまり、隣接配置された一対のヘッド部材2同士は、スリット3側(先端側)に向けて開口するコ字状又はU字状の前記シムを互いの内面8同士の間に挟んだ状態でボルト等により連結されており、これにより、スリット3幅が所定値(シム厚に相当)となるように設定されている。
また、図1に示されるように、ヘッド部材2において基端側を向く基端面9は、高さ方向Hに垂直な平面となっている。
ヘッド部材2において先端側を向く先端面10は、幅方向Wの内側(つまり幅方向Wの中央側、スリット3側)に向かうに従い漸次先端側に向かって傾斜している。また、先端面10における幅方向Wの内側の端部は、該端部以外の部位よりも先端側に向けて突出するエッジ部6とされており、一対のヘッド部材2のエッジ部6同士はスリット3を画成する隙間をあけて対向配置されている。またエッジ部6は、延在方向Lに長尺とされた矩形板状をなしており、エッジ部6の先端部(刃先エッジ)同士の間に、スリット3の開口部が形成されている。尚、エッジ部6は先端面10に突設されていなくてもよく、この場合、ヘッド部材2において先端面10と内面8とが交差する稜線部分が、該ヘッド部材2の刃先エッジとなる。
また本実施形態では、一対のヘッド部材2の先端部にエッジ部6が一体に形成されているが、これに限らず、例えば超硬合金等の硬質材料からなるエッジ部6を別体として作製し、ヘッド部材2の先端部にろう付けや着脱機構により配設してもよい。
また、図2に示されるように、ヘッド部材2において延在方向Lを向く両側面11、12は、延在方向Lに垂直な平面となっている。これらの側面11、12には、後述するシャフト挿通孔14(溝13)がそれぞれ開口しており、側面11、12においてシャフト挿通孔14に対応する位置には、軸受17がそれぞれ配設されている。
図1において、ヘッド部材2の内面8における高さ方向Hの中央部には、該内面8から窪まされるとともに延在方向Lに沿って延びる断面半円形状の溝穴5が形成されており、一対のヘッド部材2が互いの溝穴5同士を幅方向Wに対向配置することで、断面円形状のマニホールド4が形成されている。
図2に示されるように、溝穴5は、ヘッド部材2の内面8に矩形状に開口されており、該溝穴5の延在方向Lに沿う両端部は、ヘッド部材2の両側面11、12よりも延在方向Lの内側(つまり延在方向Lの中央側)に配置されている。また、溝穴5の両端部から両側面11、12にかけては、内面8から窪むとともに延在方向Lに沿って延びる断面半円形状の溝13が形成されており、一対のヘッド部材2が互いの溝13同士を幅方向Wに対向配置することで、断面円形状のシャフト挿通孔14が形成されている。シャフト挿通孔14の内径は、マニホールド4の内径よりも小さく設定されている。
マニホールド4は、ヘッド部材2の延在方向Lに沿って延びている。また、マニホールド4内には、延在方向Lに沿って延び、ヘッド部材2に回転可能に軸支される軸体15と、該マニホールド4に塗布液を供給する供給口16と、が設けられている。
図2において、供給口16は、マニホールド4における延在方向Lに沿う両端部同士の間の中間領域に開口しており、図示の例では、供給口16は、マニホールド4の延在方向Lに沿う中央部(前記中間領域の延在方向Lの中央)に開口している。
具体的に、本実施形態では、図1に示される一対のヘッド部材2A、2Bのうち一方のヘッド部材2Aにのみ、外面7と溝穴5とを連通する液供給路21が形成されており、該液供給路21においてマニホールド4の内周面に開口する部分が前記供給口16となっている。また図示の例では、供給口16は、マニホールド4の高さ方向Hに沿う中央部に開口している。液供給路21は、不図示の供給ポンプに接続されている。尚、液供給路21は、塗布工具1の外部に設置された前記供給ポンプとマニホールド4内とを連通可能にヘッド部材2に形成されていればよいことから、その形状や配置は本実施形態で示される例に限定されない。
また、軸体15の外周面には、該軸体15の軸O方向に向かうに従い漸次軸O回りに向けて螺旋状に捩れるスクリュー部20が設けられている。
具体的に、軸体15は、長尺の円柱状をなしマニホールド4内に収容される軸本体18と、該軸本体18の延在方向L(軸O方向と同一の方向)に沿う両端部から該延在方向Lの外側に向けて延設されるとともに、ヘッド部材2の軸受17に回転可能に軸支されるシャフト19と、軸本体18の外周面から径方向の外側へ向けて突設されるとともに、該外周面上を螺旋状に捩れて延びるスクリュー部20と、を備えている。尚、前記径方向とは軸Oに直交する方向である。
図2に示されるように、軸本体18の延在方向Lに沿う両端部は、溝穴5の延在方向Lに沿う両端面に接近配置されている。
シャフト19は、軸本体18よりも小径とされているとともに、シャフト挿通孔14の内径と同等又は僅かに小さな外径とされていて、該シャフト挿通孔14内に挿通されている。軸本体18の両端部から延設される一対のシャフト19のうち、少なくともいずれか一方は、不図示のモータ等の回転駆動装置に連結されている。回転駆動装置は、ヘッド部材2に対して軸体15を軸O回りのうち少なくとも所定の回転方向Tに回転駆動可能に構成されて(図1を参照)、不図示の制御部に接続されている。また回転駆動装置は、インバータ等により軸体15の軸O回りの回転速度を調整可能とされている。
スクリュー部20は、軸本体18の外周面に突設されて螺旋状に延びるフィン状、リブ状又は羽根状をなしている。そして、ヘッド部材2に対して軸体15が軸O回りに回転させられることで、図2に複数の小矢印で示すように、スクリュー部20は、塗布液を供給口16から延在方向Lに離間させる向きに送液可能とされている。
また、スクリュー部20は、軸体15の延在方向Lに沿う供給口16に対応する部位には設けられていない。つまりスクリュー部20は、軸体15における延在方向Lに沿う供給口16に対応する部位以外の部位に設けられている。具体的に、本実施形態では、供給口16が軸体15の延在方向Lに沿う中央部に対応して配置されており、これに伴って、軸体15の前記中央部にはスクリュー部20が設けられていない。
また、本実施形態のスクリュー部20は、軸体15における供給口16を挟んだ延在方向Lの両側にそれぞれ設けられるとともに、これらのスクリュー部20同士は、互いに捩れ方向が異なっている。すなわち、図2において、軸体15の軸本体18には、捩れ方向が互いに異なるスクリュー部20Aとスクリュー部20Bとが設けられており、これらスクリュー部20A、20Bのうち、延在方向Lに沿う一端側(側面11側、図2における左側)に位置するものがスクリュー部20Aとされ、他端側(側面12側、図2における右側)に位置するものがスクリュー部20Bとされている。
具体的に、これらのスクリュー部20A、20Bは、軸体15の延在方向Lの中央部から該延在方向Lの外側へ向かうに従い漸次軸O回りのうち回転方向Tとは反対側へ向かって捩れている。つまり、スクリュー部20A、20Bはともに、軸体15の延在方向Lに沿う両端部から中央部(延在方向Lの内側)へ向かうに従い漸次回転方向Tへ向けて捩れる螺旋状をなしている。
これにより、前記回転駆動装置によって軸体15が回転方向Tに回転駆動されたときに、該軸体15のスクリュー部20A、20Bがスクリューポンプ(アルキメディアン・スクリュー)のごとく作用して、マニホールド4内の塗布液を供給口16から延在方向Lの外側へ向けて送液するように構成されている。
また、本実施形態では、マニホールド4の内周面と、スクリュー部20の径方向外側の端縁との間に、隙間が設けられている。
以上説明した本実施形態の塗布工具1によれば、ヘッド部材2に対して軸体15が軸O回りに回転させられることで、該軸体15のスクリュー部20が、マニホールド4内の塗布液を供給口16から遠ざける向きに送液可能であるので、このマニホールド4の内圧を、供給口16付近で高めてしまうようなことが抑制されるとともに該マニホールド4の延在する方向に沿って均一にすることが可能となる。これにより、マニホールド4に連通するスリット3の開口幅(スリット幅)が延在方向Lに沿ってばらつくようなことも抑制されるので、被塗布物への塗布が精度よく均一に行われる。
つまり従来では、例えば供給口がマニホールドの延在方向の中央部に配置された場合に、該中央部への塗布液の充填が早く、両端部への塗布液の充填が遅くなるため、この時間差に起因してマニホールドに内圧差が生じることから、塗布精度を確保することが難しかった。一方、本実施形態によれば、軸体15を回転させることで、マニホールド4内全体に均一に、かつ同時に塗布液を充填することが可能になり、マニホールド4の内圧差を抑制できる。従って、塗工の初期段階(塗り始め)から塗布精度を十分に高めることができる。またこの構成によれば、マニホールド4内全体に迅速に塗布液が供給されることから、塗り始めまでの時間を短縮できる。
さらに本実施形態においては、例えば中/高粘度の塗布液に対して、軸体15の回転速度を速めることでマニホールド4の内圧を延在方向Lに沿って容易に均一にすることが可能であり、また低粘度の塗布液に対しても、前記中/高粘度の塗布液の場合より軸体15の回転速度を遅くする(又は回転を停止する)ことで、マニホールド4の内圧を簡単に均一にすることができる。つまり塗布液の粘度に対応して軸体15の回転速度を調整することで、簡単に塗布精度を高めることができる。
これにより、高い粘度の塗布液の塗工においては、スリット3の延在方向Lの中央部での口開き現象を軽減することが可能になり、塗り始めの塗布液の膜厚が均一になる。尚、低粘度の塗布液の塗工では、塗り始めまで軸体15を回転させておきマニホールド4の内圧が均一となった後は、該軸体15の回転を停止するようにしてもよい。
このように本実施形態では、塗布液の性質(粘度)に応じて軸体15の回転速度を適宜設定することで、被塗布物への塗布精度を高品位に安定して確保することができる。また塗工中においても、軸体15の回転速度を調整することで塗布精度を高品位に維持できることから、塗布装置を停止させる必要がなく、生産性が向上する。
このように、本実施形態の塗布工具1は、塗工の初期段階からマニホールド4の内圧を均一にできるとともに、塗布精度を高めることができ、種々様々な塗布液に対して幅広く適用可能である。
また、供給口16が、マニホールド4の延在方向Lに沿う両端部間の中間領域に開口しており、該中間領域から両端部までの距離が小さく抑えられるので、塗り始めまでの時間をより短縮しやすい。すなわち、前述の構成とは異なり、例えば供給口16がマニホールド4の延在方向Lに沿う一端部に開口している場合には、この一端部から延在方向Lの他端部までの距離が長くなるとともに、マニホールド4内全体に塗布液が充填されるまでの時間が長くなる。一方、本実施形態の前述した構成によれば、マニホールド4内全体に迅速に塗布液を充填することが可能である。
そして、スクリュー部20A、20Bが、軸体15における供給口16の両側にそれぞれ設けられているとともに、これらのスクリュー部20A、20B同士の捩れ方向が互いに異なっているので、この軸体15を軸O回りの一定方向(回転方向T)に回転させることで、供給口16からマニホールド4の両端部に向けて各スクリュー部20A、20Bが塗布液をそれぞれ送液可能である。
また、スクリュー部20が、軸体15の延在方向Lに沿う供給口16に対応する部位には設けられていないことから、下記の効果を奏する。
すなわち、マニホールド4の供給口16に対応するスリット3部分における塗布量が、該供給口16以外の部位に対応するスリット3部分における塗布量に比べて低減されるようなことが抑制される。具体的に、前述の構成とは異なり、例えばスクリュー部20が軸体15の供給口16に対応する部位を含めた該軸体15全体に設けられている場合には、マニホールド4内において供給口16付近の塗布液がスクリュー部20によって延在方向Lに送液される割合が高くなるとともに、該供給口16付近の内圧が下がりやすくなり、この供給口16に対応するスリット3部分へ向けては送られにくくなる可能性がある。一方、本実施形態の前述した構成によれば、スクリュー部20による前述した作用効果が十分に得られつつも、マニホールド4内において供給口16付近の内圧が低下するようなことを抑制でき、よってマニホールド4内全体に亘って内圧が均一化されるとともに、スリット3からの塗布量も該スリット3の延在する方向全体に均一にできる。
また、供給口16が、マニホールド4の延在方向Lの中央部に開口しているので、該マニホールド4の両端部における内圧差を抑制しやすく、よって前述した塗布精度を高められるという効果が簡単に、安定的に、かつより顕著に得られることになる。
尚、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前述の実施形態では、塗布工具1が一対のヘッド部材2を備えているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、塗布工具1は、3つ以上のヘッド部材2を備えるとともに、これらが幅方向Wに並べられて配設されていて、隣り合うヘッド部材2同士の間に、スリット3及びマニホールド4がそれぞれ形成され、各マニホールド4内に軸体15がそれぞれ配設されていてもよい。
この場合、一度の塗布工程において、被塗布物に対して各スリット3から複数種類の塗布液を吐出可能であり、被塗布物の表面に塗布液が複数の膜(層)をなすように塗布される。
また、前述の実施形態では、ヘッド部材2同士の間に画成されるスリット3が、図1及び図2において、塗布工具1の上側に向けて開口されているように記載されているが、これに限定されるものではない。すなわち、被塗布物に対する塗布工具1の設置姿勢は、前述の実施形態で説明したものに限定されるわけではなく、例えば、スリット3が下側に向けて開口されていてもよい。
また、図2に示される例では、ヘッド部材2の側面11、12に軸体15を軸支する軸受17が直接配設されているように記載されているが、これに限定されるものではなく、例えばヘッド部材2の延在方向Lに沿う両端部に、側板がそれぞれ配設されているとともに、これらの側板に軸受17が配設された構成であってもよい。
また、前述の実施形態では、ヘッド部材2の溝穴5が断面半円形状をなしているとともに、一対のヘッド部材2の溝穴5同士が対向配置されてなるマニホールド4が断面円形状をなしているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、マニホールド4の断面形状は、円形状以外の多角形状や楕円形状等であってもよい。
また、前述の実施形態では、供給口16が、マニホールド4における延在方向Lに沿う両端部間の中間領域に開口しており、具体的には、マニホールド4の延在方向Lに沿う中央部に開口しているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、供給口16は、例えばマニホールド4の延在方向Lに沿う一端部又は他端部に開口していてもよく、この場合、スクリュー部20は、供給口16から塗布液を延在方向Lに離間させる向きに送液可能とされて、軸体15上に捩れて延びることになる。
さらに、供給口16は、マニホールド4内に複数開口されていてもよい。この場合、スクリュー部20は、各供給口16から塗布液を延在方向Lに離間させる向きに送液可能とされて、軸体15上に複数形成されることになる。
また、前述の実施形態では、スクリュー部20が、軸体15の延在方向Lに沿う供給口16に対応する部位には設けられていないとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、スクリュー部20が軸体15の外周面全体に形成されているとともに、該スクリュー部20のうち供給口16に対応する部位における径方向外側へ向けた突出量(軸本体18の外周面からの突出量)が、該供給口16に対応する部位以外の部位における前記突出量よりも小さく設定されていてもよい。或いは、スクリュー部20のうち供給口16に対応する部位におけるリード(スクリュー部20が軸O回りに一回転する間に軸O方向へ向けて移動する量、つまり周回ピッチ)が、該供給口16に対応する部位以外の部位における前記リードよりも大きく設定されていてもよい。
この場合も、マニホールド4内において供給口16付近の内圧が低下するような事態を抑制でき、マニホールド4内全体に亘って内圧が均一化されて、塗布精度が確保されることになる。
また、前述の実施形態では、マニホールド4の内周面と、スクリュー部20の径方向外側の端縁との間に、隙間が設けられているとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、マニホールド4の内周面に対して、スクリュー部20の径方向外側の端縁が接近配置され、又は摺動可能に当接されていてもよい。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例及び尚書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
1 塗布工具
2 ヘッド部材
3 スリット
4 マニホールド
15 軸体
16 供給口
20(20A、20B) スクリュー部
L 延在方向
O 軸
T 軸体の回転方向

Claims (4)

  1. 複数のヘッド部材が隣接配置され、隣り合う前記ヘッド部材同士の間に形成されたマニホールド、及び該マニホールドに連通するとともに前記ヘッド部材の先端側に向けて開口されたスリットを通して、被塗布物に塗布液を塗布する塗布工具であって、
    前記マニホールドは、前記ヘッド部材の延在方向に沿って延びており、
    前記マニホールド内には、
    前記延在方向に沿って延び、前記ヘッド部材に回転可能に軸支される軸体と、
    該マニホールドに塗布液を供給する供給口と、が設けられ、
    前記軸体の外周面には、該軸体の軸方向に向かうに従い漸次軸回りに向けて螺旋状に捩れるスクリュー部が設けられており、
    前記ヘッド部材に対して前記軸体が軸回りに回転させられることで、前記スクリュー部は、塗布液を前記供給口から前記延在方向に離間させる向きに送液可能であることを特徴とする塗布工具。
  2. 請求項1に記載の塗布工具であって、
    前記供給口は、前記マニホールドにおける前記延在方向に沿う両端部同士の間の中間領域に開口しており、
    前記スクリュー部は、前記軸体の前記供給口を挟んだ前記延在方向の両側にそれぞれ設けられるとともに、これらのスクリュー部同士は、互いに捩れ方向が異なっていることを特徴とする塗布工具。
  3. 請求項1又は2に記載の塗布工具であって、
    前記スクリュー部は、前記軸体の前記延在方向に沿う前記供給口に対応する部位には設けられていないことを特徴とする塗布工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗布工具であって、
    前記供給口は、前記マニホールドの前記延在方向に沿う中央部に開口していることを特徴とする塗布工具。
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