JP2014168507A - ぱちんこ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】識別情報が変動表示された後、遊技者の操作に基づき、当該変動表示される期間を短縮可能とすることで遊技性のバリエーションを増加させるぱちんこ遊技機を提供する。
【解決手段】当否結果報知遊技が実行されている場合において、遊技球が特定入球口に入球した場合には、当該実行されている当否結果報知遊技に係る所定期間が満了するまでの残り期間を短縮する又は当該実行されている当否結果報知遊技を強制的に終了させるよう構成する。
【選択図】図9

Description

ぱちんこ遊技機に関する。
現在主流のぱちんこ遊技機は、始動口に入球したことを契機として取得された乱数を用いて抽選を実行した上で、識別情報を所定時間変動させた後に停止表示し、停止表示した識別情報が所定態様である場合には、通常時には閉状態である可変入賞口を開状態とする特別遊技が実行されるタイプである。ところで、近年、遊技性向上を更に追及すべく、従来の第一種、第二種、第三種等の枠に縛られない機種開発の必要性が認識されている。しかしながら、従来の遊技性から余りに逸脱してしまうと遊技性の複雑化を招き、遊技者から敬遠される原因ともなりかねない。遊技者にとって遊技性の理解を容易にするためには、従来の仕様の主要部分を踏襲して親しみやすさを維持することが必要であり、その上で斬新な遊技が実現されるような機種の開発が望まれている。
特に、従来のぱちんこ遊技機においては、遊技者操作が遊技進行状況に影響を与えることが困難に構成されていることに起因して、遊技性のバリエーションに乏しいという大きな問題点がある。このような問題点を解決するため、識別情報が変動表示された後、遊技者の指示操作に基づき、当該変動表示される期間を短縮可能とすることで遊技性のバリエーションを増加させるような手法が提案されている。
特開2006−181066号公報
しかしながら、このような手法であっても、遊技者が望むような遊技性を実現することが困難な場合があり、遊技性のバリエーションに乏しいという問題点が十分に解消されているとは言い難いという課題が存在する。
本態様に係るぱちんこ遊技機は、
遊技球が入球可能な複数の入球口と、
前記複数の入球口の内の予め定められた入球口である特定入球口(例えば、特定入球口332)と、
前記複数の入球口の内の予め定められた入球口である始動口(例えば、主遊技始動口110)と、
始動口(例えば、主遊技始動口110)への遊技球の入球に基づき、遊技内容を決定するための乱数を取得する乱数取得手段(例えば、主遊技乱数取得判定実行手段1021)と、
乱数取得手段(例えば、主遊技乱数取得判定実行手段1021)が取得した前記乱数に基づき、当否判定を実行する当否判定手段(例えば、主遊技当否抽選手段1111)と、
前記当否判定の実行後、当該当否判定の実行に起因した当否結果報知遊技を所定期間に亘って実行する当否結果報知遊技実行手段(例えば、主遊技図柄制御手段1201)と、
前記当否判定の結果が当選である場合における当該当選に係る当否結果報知遊技が終了した後、遊技者にとって有利となる特別遊技状態への移行権利を付与し得る特別遊技状態移行権利付与手段(例えば、条件判定手段1221)と、
特別遊技状態への移行権利が未行使である場合、遊技球が特定入球口(例えば、特定入球口332)へ入球したことに起因して、特別遊技状態に移行させる特別遊技状態移行権利行使手段(例えば、特定入球口入球判定手段1015、特別遊技制御手段1220)と
を備え、
当否結果報知遊技が実行されている場合において、遊技球が特定入球口(例えば、特定入球口332)に入球した場合には、当該実行されている当否結果報知遊技に係る前記所定期間が満了するまでの残り期間を短縮する又は当該実行されている当否結果報知遊技を強制的に終了させるよう構成されている
ことを特徴とするぱちんこ遊技機である。
本態様に係るぱちんこ遊技機によれば、従来のぱちんこ遊技機にはない遊技性が実現可能となり、遊技性のバリエーションに乏しいという問題点を解消することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の正面図である。 図2は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の背面図である。 図3は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的全体構成図である。 図4は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の機能ブロック図である。 図5は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側でのメインフローチャートである。 図6は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図7は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での電動役物駆動判定処理のフローチャートである。 図8は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図10は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技図柄表示処理にて用いられるテーブル構成図である。 図11は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特定遊技終了判定処理のフローチャートである。 図12は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。 図13は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技制御処理のフローチャートである。 図14は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。 図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側でのメインフローチャートである。 図16は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での保留情報管理処理のフローチャートである。 図17は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。 図18は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。 図19は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、サブメイン制御部側での特別遊技関連表示制御処理のフローチャートである。 図20は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、作用図である。 図21は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図22は、本実施形態からの変更例1に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技図柄制御処理において参照されるテーブル構成図である。 図23は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での主遊技図柄表示処理のフローチャートである。 図24は、第二実施形態に係るぱちんこ遊技機における、主制御基板側での特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。
実施するための形態
はじめに、本明細書における各用語の意義について説明する。「入球」とは、賞球が払い出される入賞のみならず、賞球払い出しの無い「スルーチャッカー」への通過も含む。「識別情報」とは、視覚的に認識可能なものであれば特に限定されず、例えば、数字、文字、図柄等(或いは、これらの組み合わせ)を挙げることができる{例えば、後述する主遊技図柄(いわゆる特別図柄)、補助遊技図柄(普通図柄)、装飾図柄等が該当する}。「乱数」とは、ぱちんこ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための抽選(電子計算機によるくじ)に使用される乱数であり、狭義の乱数の他に擬似乱数も含む(例えば、乱数としてはハード乱数、擬似乱数としてはソフト乱数)。例えば、遊技の結果に影響を与えるいわゆる「基本乱数」、具体的には、特別遊技の移行と関連した「当選乱数(当否抽選用乱数)」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、停止図柄を決定する「図柄決定乱数」、特別遊技後に特定遊技(例えば確率変動遊技)に移行するか否かを決定する「当り図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。また、本明細書では、乱数の数とか複数個の乱数、といった形で乱数を個数表示していることがあるが、乱数取得の契機となる入球口(例えば始動入球口)の一回の入球により取得された乱数を一個と称している(即ち、前記の例だと、当選乱数+変動態様決定乱数+図柄決定乱数・・・という乱数の束を一個の乱数と称している)。また、例えば、一種の乱数(例えば当選乱数)が、別種の乱数(例えば図柄決定乱数)を兼ねていてもよい。
以下の実施形態は、従来の第1種ぱちんこ遊技機である。但し、これには何ら限定されず、他の遊技機(例えば、第1種第1種複合、第2種、第3種、一般電役等のぱちんこ遊技機)に応用された場合も範囲内である。尚、本実施形態は、あくまで一例であり、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等に関し、以下の態様に限定されるものではない。また、上記した実施形態や変更例は、特定のものに対して適用されると限定的に解すべきでなく、どのような組み合わせであってもよい。例えば、ある実施形態についての変更例は、別の実施形態の変更例であると理解すべきであり、また、ある変更例と別の変更例が独立して記載されていたとしても、当該ある変更例と当該別の変更例を組み合わせたものも記載されていると理解すべきである。また、本実施形態では、各種テーブルに関し、抽選テーブルと参照テーブルとが存在するが、これらも限定的ではなく、抽選テーブルを参照テーブルとしたり或いはこの逆としてもよい。更に、以下の実施形態や変更例において示す具体的一例としての数値{例えば、抽選実行時における当選確率、特別遊技時における最大ラウンド数、図柄変動時間、各遊技状態における継続回数、等}は、あくまで一例であり、特に、異なる条件下(例えば、第1主遊技側と第2主遊技側との条件別、確率変動遊技時と非確率変動遊技時との条件別、時間短縮遊技時と非時間短縮遊技時との条件別、等)において示した数値の大小関係や組み合わせは、以下の実施形態や変更例の趣旨を大きく逸脱しない限りにおいては、適宜変更してもよいものであると理解すべきである。例えば、第1主遊技側と第2主遊技側とで、抽選実行時における当選確率や特別遊技時における最大ラウンド数の期待値における大小関係が、第1主遊技側=第2主遊技側となるよう例示されていたとしても、当該大小関係を第1主遊技側<第2主遊技側とする、或いは、第1主遊技側>第2主遊技側とするといったように適宜変更してもよい(その他の数値、条件下についても同様)。また、例えば、確率変動遊技状態の継続回数として、次回大当りが発生するまで継続するとの趣旨に基づき構成するに際し、継続回数として「65535」をセットするのか(実質的に継続するよう構成する)、或いは、継続回数をセットせずに次回大当りが発生するまで確率変動遊技状態を維持する、といった同一趣旨に基づく実現方法の選択肢においても、以下の実施形態や変更例の趣旨を大きく逸脱しない限りにおいては、適宜変更してもよいものであると理解すべきである。
ここで、各構成要素について説明する前に、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の特徴(概略)を説明する。以下、図面を参照しながら、各要素について詳述する。
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の前面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、主に遊技機枠と遊技盤で構成される。以下、これらを順に説明する。
はじめに、ぱちんこ遊技機の遊技機枠は、外枠12、前枠14、透明板16、扉18、上球皿20、下球皿22及び発射ハンドル44を含む。まず、外枠12は、ぱちんこ遊技機を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠14は、外枠12の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構を介して外枠12に開閉可能に取り付けられる。前枠14は、遊技球を発射する機構、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導又は回収するための機構等を含む。透明板16は、ガラス等により形成され、扉18により支持される。扉18は、図示しないヒンジ機構を介して前枠14に開閉可能に取り付けられる。上球皿20は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、下球皿22への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下球皿22は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。また、上球皿20と下球皿22の間にはスピーカ24が設けられており、遊技状態等に応じた効果音が出力される。
次に、遊技盤は、外レール32と内レール34とにより区画された遊技領域30が形成されている。そして、当該遊技領域30には、図示しない複数の遊技釘及び風車等の機構や各種一般入賞口の他、主遊技始動口110、補助遊技始動口410、大入賞口310、主遊技図柄表示装置120、演出表示装置2550、補助遊技図柄表示装置420、センター飾り38及びアウト口36が設置されている。以下、各要素を順番に詳述する。
次に、主遊技始動口110は、主遊技に対応する始動入賞口として設置されている。具体的構成としては、主遊技始動口110は、主遊技始動口入球検出装置111と、主遊技電動役物112と、を備える。ここで、主遊技始動口入球検出装置111は、主遊技始動口110への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す主遊技始動口入球情報を生成する。次に、主遊技電動役物112は、主遊技始動口110に遊技球が入賞し難い閉鎖状態と当該通常状態よりも遊技球が入賞し易い開放状態に可変する。
次に、補助遊技始動口410は、補助遊技始動口入球検出装置411を備える。ここで、補助遊技始動口入球検出装置411は、補助遊技始動口410への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す補助遊技始動口入球情報を生成する。
ここで、本実施形態においては、遊技領域30の右側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球が、補助遊技始動口410に誘導され易い一方、遊技領域30の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、補助遊技始動口410に誘導され難いよう構成されている{但し、これには限定されず、遊技領域30の左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球をも、補助遊技始動口410に誘導され易いよう構成してもよい}。
次に、本実施形態においては、遊技領域30の右上側(遊技領域中央を基準)において、遊技球が入球可能な入球口(本例では、遊技球が通過可能ないわゆるゲート)を備え、大当り図柄の停止表示後には当該入球口への入球を契機として特別遊技を実行可能とするよう構成されている。具体的構成としては、図示する特定入球口332(特定入球口332への入球を検出する特定入球口入球検出装置332a)を一例として挙げることができる(特に、特定入球口332の位置に関しては、これに限定されないが、特定入球口332を通過した遊技球が大入賞口310へ誘導され易いよう構成しておくことが好適である)。尚、後述するように、主遊技図柄の変動中に当該入球口へ遊技球が入球すると、当該変動中における変動時間を短縮(又は当該変動を強制停止)させるよう構成されている。
次に、アウト口36の上方には、大入賞口310が設けられており、遊技領域30の右側又は左側(遊技領域中央を基準)を流下する遊技球は、アウト口36に到達する前に、大入賞口310が配置されている領域を通過し易いよう構成されている。
次に、大入賞口310は、主遊技図柄(特別図柄)が大当り図柄停止した場合に開状態となる、横長方形状を成しアウト口36の上方に位置した、主遊技に対応した入賞口である。具体的構成としては、大入賞口310は、遊技球の入球を検出するための入賞検出装置311と、大入賞口電動役物312(及び大入賞口ソレノイド312a)と、を備える。ここで、入賞検出装置311は、大入賞口310への遊技球の入球を検出するセンサであり、入球時にその入球を示す大入賞口入球情報を生成する。大入賞口電動役物312は、大入賞口310に遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態に大入賞口310を可変させる(大入賞口ソレノイド312aを励磁して可変させる)。尚、本実施形態では、大入賞口の態様を、横長方形状を成し遊技球が入賞不能又は入賞困難な通常状態と遊技球が入賞し易い開放状態とに可変させる態様としているが、これには限定されない。その場合には、例えば、大入賞口内に設けられた棒状部材が遊技者側に突き出した状態である進出状態と遊技者側に対して引っ込んだ状態である退避状態とを採り得る態様(所謂、ベロ型アタッカー)としてもよく、大入賞口への入球数を所定数(例えば、10個)とすることを担保したい場合において好適である。
次に、主遊技図柄表示装置120は、主遊技に対応する主遊技図柄に関連した表示等を実行する装置である。具体的構成としては、主遊技図柄表示装置120は、主遊技図柄表示部121と、主遊技図柄保留表示部122とを備える。ここで、主遊技図柄保留表示部122は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、主遊技に係る乱数の保留数(実行されていない主遊技図柄の変動数)に相当する。尚、主遊技図柄表示部121は、例えば7セグメントLEDで構成され、主遊技図柄は、「0」〜「9」の10種類の数字及びハズレの「−」で表示される{但し、これには限定されず、いずれの主遊技図柄が表示されたのかを遊技者が認識困難となるよう、7セグメントLEDを用いて記号等によって表示することが好適である。また、保留数表示においても、4個のランプから構成されていることには限定されず、最大4個分の保留数を表示可能に構成(例えば、1個のランプから構成されており、保留数1:点灯、保留数2:低速点滅、保留数3:中速点滅、保留数4:高速点滅、するよう構成)されていればよい}。
尚、主遊技図柄は必ずしも演出的な役割を持つ必要が無いため、本実施形態では、主遊技図柄表示装置120の大きさは、目立たない程度に設定されている。しかしながら、主遊技図柄自体に演出的な役割を持たせて装飾図柄を表示させないような手法を採用する場合には、後述する演出表示装置2550のような液晶ディスプレーに、主遊技図柄を表示させるように構成してもよい。
次に、演出表示装置2550は、主遊技図柄と連動して変動・停止する装飾図柄を含む演出画像の表示等を実行する装置である。ここで、具体的構成としては、演出表示装置2550は、装飾図柄の変動表示等を含めて演出が実行される表示領域2551を備える。ここで、表示領域2551は、主遊技保留情報を表示する保留表示部2551bと、例えば、スロットマシンのゲームを模した複数列の装飾図柄変動の動画像を表示する装飾図柄表示領域2551aと、を有している。尚、演出表示装置2550は、本実施形態では液晶ディスプレーで構成されているが、機械式のドラムやLED等の他の表示手段で構成されていてもよい。次に、保留表示部2551bは、4個のランプから構成され、当該ランプは、主遊技図柄の保留ランプと連動している。
次に、補助遊技図柄表示装置420は、補助遊技図柄に関する表示等を実行する装置である。具体的構成としては、補助遊技図柄表示装置420は、補助遊技図柄表示部421と、補助遊技図柄保留表示部422とを備える。ここで、補助遊技図柄保留表示部422は、4個のランプから構成され、当該ランプの点灯個数が、補助遊技図柄変動の保留数(実行されていない補助遊技図柄変動の数)に相当する。
次に、センター飾り38は、演出表示装置2550の周囲に設置され、遊技球の流路、演出表示装置2550の保護、装飾等の機能を有する。また、遊技効果ランプ26は、遊技領域30又は遊技領域30以外の領域に設けられ、点滅等することで演出の役割を果たす。
次に、図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機の背面側における基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機は、ぱちんこ遊技機の全体動作を制御し、特に主遊技始動口110へ入球したときの抽選等、遊技動作全般の制御(即ち、遊技者の利益と直接関係する制御)を行う主制御基板Aと、遊技内容に興趣性を付与する演出表示装置2550上での各種演出に係る表示制御等を行う演出制御手段(サブメイン制御部)2000と、主に演出表示を実行するサブサブ制御部2500と、賞球タンク3100、賞球レール3110及び各入賞口への入賞に応じて賞球タンク3100から供給される遊技球を上球皿20へ払い出す払出ユニット3210等を備える賞球払出装置(セット基盤)3200と、払出ユニット3210による払出動作を制御する賞球払出制御基板3000と、上球皿20の遊技球(貯留球)を遊技領域30へ1球ずつ発射する発射装置42と、発射装置42の発射動作を制御する発射制御基板40と、ぱちんこ遊技機の各部へ電力を供給する電源ユニットEと、ぱちんこ遊技機の電源をオンオフするスイッチである電源スイッチEa等が、前枠14裏面(遊技側と反対側)に設けられている。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の電気的な概略構成を説明する。はじめに、本実施形態に係るぱちんこ遊技機は、前述したように、遊技の進行を制御する主制御基板Aと、主制御基板Aからの情報(信号、コマンド等)に基づいて遊技球の払出を制御する賞球払出制御基板3000と、主制御基板Aからの情報(信号、コマンド等)に基づいて装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2550上での各種演出、スピーカ24からの音響、遊技効果ランプ26の点灯、エラー報知等の実行を制御する副制御基板B(本例では、サブメイン制御部2000とサブサブ制御部2500とが一つの基板上に配置されている)と、これらの制御基板を含む遊技機全体に電源を供給する電源供給ユニットEと、を主体として構成されている。ここで、副制御基板Bは、装飾図柄の変動・停止等の演出表示装置2550上での各種演出、スピーカ24からの音響、遊技効果ランプ26の点灯、エラー報知を制御するサブメイン制御部2000と、演出表示装置2550上での装飾図柄の変動表示・停止表示及び保留表示や予告表示等の表示処理を実行するサブサブ制御部2500の2つの制御部とを備えている。尚、主制御基板A、賞球払出制御基板3000、サブメイン制御部2000及びサブサブ制御部2500には、様々な演算処理を行うCPU、CPUの演算処理を規定したプログラムをあらかじめ記憶するROM、CPUが取り扱うデータ(遊技中に発生する各種データやROMから読み出されたコンピュータプログラム等)を一時的に記憶するRAMが搭載されている。以下、各基板の概略構成及び各基板・装置間の電気的な接続態様について概説する。
まず、主制御基板Aは、遊技周辺機器(主遊技周辺機器100、補助遊技周辺機器400)、図示略する駆動ソレノイド(前述した、大入賞口電動役物ソレノイド312a、情報表示LED(不図示)等、遊技の進行に必須となる入出力装置と電気的に接続され、各入力装置からの入力信号に基づいて遊技の進行を制御している。更に、主制御基板Aは、賞球払出制御基板3000と、副制御基板B(サブメイン制御部2000・サブサブ制御部2500)とも電気的に接続されており、遊技進行に基づいて、賞球払出等に関する情報(コマンド)を賞球払出制御基板3000に、演出・遊技の進行状態等に関する情報(コマンド)を副制御基板Bにそれぞれ送信可能に構成されている。尚、主制御基板Aは、外部接続端子(不図示)を介してホールコンピュータH等と接続可能となっており、外部接続端子を介してホールコンピュータHと配線接続することで、主制御基板Aから外部の装置に対して遊技関連情報を出力できるよう構成されている。
また、本実施形態では、図3の矢印表記の通り、主制御基板Aと賞球払出制御基板3000とは、双方向通信が可能となるよう構成されている一方、主制御基板Aとサブメイン制御部2000とは、主制御基板Aからサブメイン制御部2000への一方向通信が可能となるよう構成されている(通信方法は、シリアル通信、パラレル通信のいずれを用いてもよい)。尚、制御基板間(制御装置間)の通信については一方向通信でも双方向通信でもよい。
次に、賞球払出制御基板3000は、遊技球の払出を実行する賞球払出装置3200と、遊技者によって操作可能な装置であって遊技球の貸出要求を受付けて賞球払出制御基板3000に伝達する遊技球貸出装置Rとに接続されている。また、本実施形態では、賞球払出制御基板3000内に、発射装置42の制御回路部が併設されており、賞球払出制御基板40と発射装置42(発射ハンドル・発射モータ・球送り装置等)とも接続されている。尚、本実施形態では、遊技球貸出装置Rを別体として遊技機に隣接する形態を採用しているが、遊技機と一体としてもよく、その場合には、賞球払出制御基板3000により貸出制御及び電子マネー等貸出用の記録媒体の管理制御等を統括して行ってもよい。
次に、副制御基板Bは、前述したように装飾図柄等を表示する演出表示装置2550と、スピーカ24と、遊技効果ランプ26と、その他演出用の駆動装置(不図示)と接続されている。本実施形態では、前述の通り、副制御基板B内にサブメイン制御部2000とサブサブ制御部2500とを有しており、サブメイン制御部2000によりスピーカ24から出力させる音声の制御、遊技効果(電飾)ランプ26の点灯制御並びに、演出表示装置2550上で表示する表示内容の決定制御が行われ、サブサブ制御部2500により、演出表示装置2550上の表示制御(実体的な表示制御)が行われるように構成されている。尚、本実施形態では、サブメイン制御部2000とサブサブ制御部2500とを、副制御基板Bにて一体化されるよう構成されているが、これに限定されるわけではない(別基板として構成してもよいが、一体化するよう構成することでスペースメリットや配線等にノイズが混入してしまう事態を低減できるといったメリットが生ずる)。また、両制御部での作業分担についても、例えばサブサブ制御部2500により音声制御を実行させる(VDPに音声制御回路が一体化されたものを採用する場合に好適)等、適宜変更できる。また、賞球として物理的な賞球を付与せずに電子的な価値を付与してもよい。
次に、図4のブロック図を参照しながら、本実施形態に係るぱちんこ遊技機の各種機能について説明する。はじめに、主制御基板Aは、遊技に係る遊技周辺機器(主遊技周辺機器100、補助遊技周辺機器400)、演出に係るサブメイン制御部2000(副遊技制御手段2000)、主制御基板Aからの払出指示に基づき所定数の賞球の払出制御を行う賞球払出制御基板3000と、情報伝達可能に接続されている。また、サブメイン制御部2000(副遊技制御手段2000)は、画像演出を実行するサブサブ制御部2500(演出表示手段2500)、各種遊技効果ランプ26(例えばサイドランプ)やスピーカ24等とも電気的に接続されている。更に、賞球払出制御基板3000は、ステッピングモータやスプロケット等を備えた賞球払出装置3200と電気的に接続されている。尚、主制御基板A、サブメイン制御部2000(副遊技制御手段2000)、サブサブ制御部2500(演出表示手段2500)、賞球払出制御基板3000等は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子等から構成される。尚、以下で主制御基板Aに含まれるとする各手段を周辺機器(例えば、遊技周辺機器)に搭載される形で構成してもよい。例えば、周辺機器(例えば、遊技周辺機器)に含まれるとする各手段を主制御基板Aに搭載される形で構成してもよい。以下、上記各手段(装置)の詳細を説明する。
まず、主制御基板Aは、主遊技(主遊技、特別遊技)・補助遊技・一般遊技に関する主たる制御を司る遊技制御手段1000と、遊技周辺機器側及び副制御基板B側に各種遊技情報{例えば、停止図柄情報、停止図柄の属性情報{例えば、最大ラウンド数、確率変動遊技への移行を伴う大当り、時間短縮遊技への移行を伴う大当り、等}、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)、特別遊技の開始信号・状態情報・終了信号、保留情報等}を送信するための情報送信制御手段1300(及び未送信コマンドを蓄積するコマンド送信用バッファ1301)と、各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出制御基板3000を制御する賞球払出決定手段1400と、を有している。
ここで、遊技制御手段1000は、各入球口(始動口等)への遊技球の流入を判定するための入球判定手段1010と、各乱数の取得可否を判定し、当該判定結果に基づき当該各乱数を取得するための乱数取得判定実行手段1020と、変動表示中における各始動口への入球を保留球として上限個数以内で一時記憶するための保留制御手段1030と、後述する主遊技側乱数・補助遊技側乱数に基づき、当該遊技に係る内容を決定する遊技内容決定手段1100と、各図柄の変動及び停止表示する制御を行うための表示制御手段1200と、主遊技始動口110の主遊技電動役物112の開閉決定に直接関連する各種処理を行うための主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210と、通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技に関する制御を司る特別遊技制御手段1220と、主遊技並びに補助遊技に関し、現在の遊技状態をどの遊技状態に移行させるかの決定と、当該決定に基づき遊技状態を移行させる処理を行うための特定遊技制御手段1240と、現在及び過去の遊技状態[例えば、主遊技に関する状態{通常遊技状態、特定遊技状態(確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態)、特別遊技状態}、補助遊技に関する状態(易開放状態、非易開放状態)、主遊技図柄や補助遊技図柄に係る停止図柄及び変動態様情報、各種フラグのオンオフ状況、特別遊技中の遊技状態(例えばラウンド数や入賞個数情報)]等を一時記憶するための遊技状態一時記憶手段1250と、を有している。以下、各手段について詳述する。
まず、入球判定手段1010は、主遊技始動口110に遊技球が入球したか否かを判定する主遊技始動口入球判定手段1011と、補助遊技始動口410に遊技球が流入したか否かを判定する補助遊技入球口入球判定手段1013と、大入賞口310に遊技球が入球したか否かを判定する大入賞口入球判定手段1014と、特定入球口332に遊技球が入球したか否かを判定する特定入球口入球判定手段1015と、を有している。
次に、乱数取得判定実行手段1020は、主遊技始動口110への遊技球の入球に基づき主遊技側乱数を取得するか否かを判定すると共に、判定結果に応じて当該乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、主遊技図柄決定乱数等)を取得する主遊技乱数取得判定実行手段1021と、補助遊技側選乱数の取得の可否を判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を取得するための補助遊技乱数取得判定実行手段1023と、を有している。
ここで、上記を含め本特許請求の範囲及び本明細書における「乱数」は、例えば、乱数の種類(例えば、当選乱数や変動態様決定乱数)により割り振られた「0」〜「65535」や「0」〜「255」といった所定範囲からランダムに選択された値である。また、乱数としては、数学的に発生させる乱数でなくともよく、ハードウエア乱数やソフトウエア乱数等により発生させる擬似乱数でもよい。例えば、乱数にある夫々の値の発現方式が、乱数の数列に沿って順々に値を発現させる方式(プラスワン方式)、乱数の数列の最終値が発現したときの次の値(初期値)を偶然性のある値によって定める方式(初期値更新方式)、これらの組み合わせ等を挙げることができる。
次に、保留制御手段1030は、保留消化及び変動開始に係る処理を制御する保留消化制御手段1031と、主遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した当該主遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき前記乱数を図柄変動許可が下りるまで主遊技図柄保留情報一時記憶手段1032aに保留するための主遊技図柄保留手段1032と、補助遊技図柄変動許可が下りていない状況で取得した補助遊技側乱数を一時記憶するか否かを判定し、当該判定結果に基づき当該乱数を図柄変動許可が下りるまで補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1034aに保留するための補助遊技図柄保留手段1034と、を有している。
ここで、保留消化制御手段1031は、変動を開始する条件を充足したか否かを判定する変動開始条件充足判定手段1031aを有している。
次に、主遊技図柄保留手段1032及び補助遊技図柄保留手段1034は、最大4個まで記憶可能な、前記乱数を保留順序と結合した形で一時記憶するための、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1032a及び補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1034aを夫々有している。
次に、遊技内容決定手段1100は、特別遊技の当否及び主遊技電動役物112の開放可否を抽選する当否抽選手段1110と、変動固定時間を決定するための変動固定制御手段1120と、各図柄の停止図柄を決定するための図柄内容決定手段1130と、各乱数に基づき、各図柄の変動態様(変動時間等)を決定するための変動態様決定手段1140と、を有している。ここで、当否抽選手段1110は、当否抽選の結果、当りである場合に特別遊技への移行決定をする(例えば、内部的に当りフラグをオンにする)特別遊技移行決定手段1114と、主遊技図柄に関しての当否抽選を行う主遊技当否抽選手段1111と、補助遊技図柄に関しての当否抽選を行う補助遊技当否抽選手段1113とを、有している。ここで、主遊技当否抽選手段1111及び補助遊技当否抽選手段1113は、主遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される主遊技用当否抽選テーブル1111aと、補助遊技図柄に関しての当否抽選を行う際に参照される補助遊技用当否抽選テーブル1113aを夫々有している。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。
次に、変動固定制御手段1120は、変動固定時間を計時し、ゼロクリア可能な変動固定時間タイマ1121を有している。
次に、図柄内容決定手段1130は、取得した遊技内容決定乱数(主遊技乱数)に基づき、主遊技図柄の停止図柄を決定する主遊技図柄決定手段1131と、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の停止図柄を決定する補助遊技図柄決定手段1133と、を有している。
ここで、主遊技図柄決定手段1131は、主遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される主遊技図柄決定用抽選テーブル1131aを有しており、当該主遊技図柄決定用抽選テーブル1131aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル)。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技変動態様決定手段1133は、補助遊技図柄に係る停止図柄を決定する際に参照される補助遊技図柄決定用抽選テーブル1133aを有しており、当該補助遊技図柄決定用抽選テーブル1133aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、変動態様決定手段1140は、取得した遊技内容決定乱数(主遊技乱数)に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間等)を決定する主遊技変動態様決定手段1141と、取得した補助遊技図柄当選乱数に基づき補助遊技図柄の変動態様(変動時間等)を決定する補助遊技変動態様決定手段1143と、を有している。
ここで、主遊技変動態様決定手段1141は、主遊技図柄に係る変動態様を決定する際に参照される主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141aを有しており、当該主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141aは、当否結果・遊技状態に応じて異なる各種抽選テーブルを備えている(例えば、遊技状態に関しては、通常遊技→主遊技通常遊技状態用抽選テーブル、確率変動遊技→主遊技確率変動遊技状態用抽選テーブル、時間短縮遊技→主遊技時間短縮遊技状態用抽選テーブル)。尚、詳細なテーブル構成の一例については後述する。更に、補助遊技変動態様決定手段1143は、補助遊技図柄に係る変動態様を決定する際に参照される補助遊技図柄決定用抽選テーブル1143aを有しており、当該補助遊技変動態様決定用抽選テーブル1143aは、遊技状態に応じて異なる各種当選テーブルを備えている(通常遊技→補助遊技通常用抽選テーブル、確率変動遊技及び時間短縮遊技→補助遊技時間短縮用抽選テーブル)。
次に、表示制御手段1200は、主遊技図柄表示装置120の主遊技図柄表示部121上で、所定時間主遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う主遊技図柄制御手段1201と、補助遊技図柄表示装置420の補助遊技図柄表示部421上で、所定時間補助遊技図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う補助遊技図柄制御手段1203とを有している。
ここで、主遊技図柄制御手段1201は、決定された変動態様に係る変動時間を管理するための主遊技図柄変動時間管理手段1202と、を有している。また、主遊技図柄変動時間管理手段1202は、ゼロクリア可能な主遊技図柄変動管理用タイマ1202a(デクリメントカウンタ)を更に有している。更に、補助遊技図柄制御手段1203は、補助遊技図柄表示装置420の補助遊技図柄表示部421上での補助遊技図柄の変動時間を管理するための補助遊技図柄変動時間管理手段1204を有している。また、補助遊技図柄変動時間管理手段1204は、時間を計測可能な補助遊技図柄変動管理用タイマ1204aを更に備えている。
次に、主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210は、主遊技始動口110の電動役物112を開閉する処理を行うための条件を充足しているか否かを判定するための主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段1211と、主遊技始動口110の電動役物112の駆動(開放)時間を計測する主遊技始動口電動役物開放タイマ1212とを有している。
次に、特別遊技制御手段1220は、特別遊技に移行するための条件を充足しているか否かを判定する条件判定手段1221と、特別遊技移行条件を充足している場合、当該特別遊技の内容(具体的には、開状態となる大入賞口、ラウンド数、ラウンド間時間等)を決定し、特別遊技関連情報一時記憶手段1253内にセットする特別遊技内容決定手段1222と、大入賞口310を所定条件で開状態にする特別遊技(大当り)を実行するための特別遊技実行手段1223と、特別遊技に関する各種処理の時間管理(例えば、大入賞口310の開閉時間)を行うための特別遊技時間管理手段1224と、を有している。ここで、特別遊技実行手段1223は、大入賞口電動役物312を開閉させる大入賞口電動役物開閉制御手段1223aと、大入賞口310への入賞球を計測する入賞球カウンタ1223bを有している。特別遊技時間管理手段1224は、ラウンド時間を管理する特別遊技用タイマ1224aを更に有している。また、特別遊技内容決定手段1222は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253にセットされるべき前記特別遊技の内容を特定する際に参照される特別遊技内容参照テーブル1222aを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。
次に、特定遊技制御手段1240は、時間短縮遊技状態の終了条件を充足しているか否かを判定する時短終了条件判定手段1242を有している。ここで、時短終了条件判定手段1242は、時短回数をカウント可能な時短回数カウンタ1242aを有している。ここで、「特定遊技」とは、例えば、特別遊技への抽選確率が通常遊技時よりも高い確率変動遊技や、主遊技図柄の変動時間が通常遊技時よりも相対的に短い時間短縮遊技を指す。
ここで、本実施形態においては、時間短縮遊技中には、非時間短縮遊技中と比較して、主遊技図柄の変動時間が相対的に短縮される(時間短縮機能)。更に、補助遊技図柄の変動時間も相対的に短縮されると共に、主遊技始動口110の主遊技電動役物112の開放延長時間が相対的に延長される(開放時間延長機能)。また、本実施形態における時間短縮遊技は、主遊技図柄の変動回数が所定回数を超えた場合に終了する(時短回数制限無しの確率変動遊技を除く)。即ち、時短回数は、主遊技図柄の変動(停止)毎に減算されるよう構成されている。尚、上記の時短終了条件判定手段1242は、例えば、図柄変動の度に所定確率で特定遊技(例えば確率変動遊技や時間短縮遊技)から通常遊技への移行抽選を行う機能を有していてもよい(いわゆる、転落抽選機能を有するぱちんこ遊技機の場合)し、主遊技図柄の変動回数が所定回数を超えた場合に確率変動遊技が終了する機能を有していてもよい(いわゆる、ST機能を有するぱちんこ遊技機の場合)。
次に、遊技状態一時記憶手段1250は、主遊技(主遊技図柄の変動から停止に至るまでの遊技)における現在の遊技状態を一時記憶するための主遊技状態一時記憶手段1251と、補助遊技における現在の遊技状態を一時記憶するための補助遊技状態一時記憶手段1252と、特別遊技における現在の遊技状態(例えば、ラウンド数、任意のラウンドにおける遊技球の入賞個数、特別遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特別遊技関連情報一時記憶手段1253と、特定遊技における現在の遊技状態(例えば、時短の残り回数、特定遊技に関する各種フラグのオンオフ等)を一時記憶するための特定遊技関連情報一時記憶手段1254と、を有している。
ここで、主遊技状態一時記憶手段1251は、現在変動中の主遊技図柄(変動開始条件が成立した主遊技図柄)に係る停止図柄及び変動態様情報を一時記憶するための主遊技図柄情報一時記憶手段1251aを有している。また、主遊技状態一時記憶手段1251は、変動中フラグ及び変動固定中フラグのオン・オフを一時記憶するフラグエリアを有している。
また、補助遊技状態一時記憶手段1252は、現在変動中の補助遊技図柄(変動開始条件が成立した補助遊技図柄)に係る停止図柄等の情報を一時記憶するための補助遊技図柄情報一時記憶手段1252aを有している。また、補助遊技状態一時記憶手段1252は、電動役物開放中フラグ、補助遊技図柄変動中フラグ及び補助遊技時短フラグのオン・オフを一時記憶するフラグエリアを有している。
次に、特別遊技関連情報一時記憶手段1253は、条件装置作動フラグ、特別遊技移行許可フラグ、特別遊技実行フラグ及びラウンド継続フラグのオン・オフを一時記憶するフラグエリアを有している。
次に、特定遊技関連情報一時記憶手段1254は、主遊技確変フラグ及び主遊技時短フラグのオン・オフを一時記憶するフラグエリアを有している。
次に、遊技周辺機器について説明する。尚、一部の周辺機器については既に詳細構成を述べたので、残る構成について簡潔に説明する。まず、遊技周辺機器は、主遊技側の周辺機器である主遊技周辺機器100と、補助遊技に関する補助遊技周辺機器400と、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000、サブサブ制御部2500(及び演出表示装置2550)等、を有している。ここで、サブメイン制御部2000により制御される演出は、主遊技図柄の変動と時間的に同期の取れた形での装飾図柄の変動を含め、遊技の結果に影響を与えない情報のみの表示に係るものである。以下、これらの周辺機器を順番に説明する。
まず、主遊技周辺機器100は、特別遊技移行の契機となる主遊技始動口110と、主遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な主遊技図柄表示装置120と、通常遊技の際には閉状態にあり、特別遊技(大当り)の際には所定条件下で開状態となる大入賞口310と、特別遊技実行の契機となる特定入球口332を有している。
ここで、特定入球口332は特定入球口332に遊技球が入球したことを検出するための特定入球口入球検出装置332aを有している。
次に、補助遊技周辺機器400は、主遊技始動口110の主遊技電動役物112の開放の契機となる補助遊技始動口410と、補助遊技図柄の停止表示及び変動表示が可能な補助遊技図柄表示装置420とを有している。
次に、演出表示制御手段(サブメイン制御部)2000は、主制御基板A側からの各種情報を受信するための表示情報受信手段2100と、演出表示に係る演出内容の決定処理及び表示制御処理を司る演出表示制御手段2200と、サブサブ制御部2500側との情報送受信を制御する情報送受信制御手段2400と、を有している。以下、上記各手段を詳述する。
まず、表示情報受信手段2100は、主制御基板A側からの主遊技に関する図柄情報や表示指示情報を一時記憶するためのメイン側情報一時記憶手段2110を有している。
次に、演出表示制御手段2200は、装飾図柄の変動態様や停止図柄の決定処理及び表示制御処理を司る装飾図柄表示制御手段2210と、装飾図柄の保留個数管理や保留表示処理を司る装図保留情報表示制御手段2220と、背景画像の決定処理及び表示制御処理を司る背景演出表示制御手段2230と、予告演出内容の決定処理及び表示制御処理を司る予告演出表示制御手段2240と、リーチ演出内容の決定処理及び表示制御処理を司るリーチ演出表示制御手段2250と、を有している。
ここで、装飾図柄表示制御手段2210は、主制御基板A側からの情報に基づいて、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する装図表示内容決定手段2211と、装飾図柄の図柄変動に係る各種情報(変動態様情報、停止図柄情報、各種フラグ等)を一時記憶するための装図表示関連情報一時記憶手段2212と、装飾図柄の変動時間を計時するための装図変動時間管理タイマ2213と、を有している。ここで、装図表示内容決定手段2211は、装飾図柄の停止図柄及び変動態様を決定する際に参照される装図変動内容決定用抽選(参照)テーブル2211aを更に有している(テーブルの詳細については不図示)。また、装図表示関連情報一時記憶手段2212は、図柄内容決定許可フラグ、図柄内容決定フラグ及び図柄変動中フラグのオン・オフを一時記憶するフラグエリアを有している。
次に、装図保留情報表示制御手段2220は、装飾図柄に係る保留に関する情報を一時記憶するための装図保留情報一時記憶手段2221を有している。
次に、背景演出表示制御手段2230は、主制御基板A側からの情報に基づいて、背景演出の表示内容を決定する背景演出表示内容決定手段2231と、背景演出表示に係る情報を一時記憶するための背景演出関連情報一時記憶手段2232と、を有している。また、背景演出関連情報一時記憶手段2232は、特別遊技中フラグのオン・オフを一時記憶するフラグエリアを有している。
次に、予告演出表示制御手段2240は、主制御基板A側からの情報に基づいて、予告演出の表示内容や表示タイミング等を決定する予告演出表示内容決定手段2241と、予告演出表示に係る情報を一時記憶するための予告演出関連情報一時記憶手段2242と、を有している。
次に、リーチ演出表示制御手段2250は、主制御基板A側からの情報に基づいて、リーチ演出の表示内容や表示タイミング等を決定するリーチ演出表示内容決定手段2251と、リーチ演出表示に係る情報を一時記憶するためのリーチ演出関連情報一時記憶手段2252と、を有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)2500は、サブメイン制御部2000側との情報送受信を制御する副情報送受信制御手段2510と、演出表示装置2550上の表示領域2551へ画像を表示する画像表示制御手段2520と、を有している。ここで、画像表示制御手段2520は、サブメイン制御部2000側から受信したコマンドや各種画像表示に係る情報を一時記憶するための画像表示関連情報一時記憶手段2521を更に有している。
また、演出表示手段(サブサブ制御部)2500は、演出表示手段(サブサブ制御部)2500からの情報に基づいて演出に係る画像を表示する演出表示装置2550と電気的に接続されている。ここで、演出表示装置2550は、画像を表示する表示領域2551を有している。
ここで、表示領域2551は、装飾図柄を変動表示するための装飾図柄表示領域2551aと、主遊技保留情報を表示する保留表示部2551bと、を有している。
尚、主遊技図柄表示装置120及び補助遊技図柄表示装置420が、主制御基板Aと情報伝達可能に接続されており、残る演出表示手段(サブサブ制御部)2500が、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000と情報伝達可能に接続されている。即ち、主遊技図柄表示装置120及び補助遊技図柄表示装置420は、主制御基板Aにより制御され、演出表示手段(サブサブ制御部)2500は、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000により制御されることを意味する。尚、主制御基板Aと片方向通信(一方向通信)により制御される他の周辺機器を介して、別の周辺機器を制御するように構成してもよい。
次に、図5は、主制御基板Aが行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。遊技機の電源投入後、同図(a)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源投入後、初期設定を行った後(不図示)、ステップ3002で、主制御基板Aは、RAMクリアボタンの入力ポートを確認し、電源供給ユニットEのリセットボタン(RAMクリアボタン)が操作されたか否か、即ち、遊技場の管理者等によって意図的にRAMの内容をクリアさせる操作が行われたか否かを判定する。ステップ3002でYesの場合、ステップ3004で、主制御基板Aは、主制御基板A側のRAM内容(例えば、遊技状態一時記憶手段1250内の情報等)をすべてクリアする。次に、ステップ3006で、情報送信制御手段1300は、主制御基板AのRAMをクリアしたことを示すラムクリア情報(コマンド)をサブメイン制御部2000側に送信し(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)、ステップ3014の処理に移行する。
他方、ステップ3002でNoの場合は、ステップ3008で、主制御基板Aは、主制御基板AにおけるRAM領域の内容をチェックする(例えば、電断時に記録されたチェックサムとRAM領域に保存されている情報量との比較を行う)。次に、ステップ3010で、主制御基板Aは、当該チェック結果に基づきRAMの内容が正常でないか否か(正確に電断時の情報がRAMにバックアップされていないか否か)を判定する。ステップ3010でYes、即ちRAMにバックアップされていたデータが異常な場合には、ステップ3004の処理(前述したRAMクリア処理)に移行する。他方、ステップ3010でNo、即ちRAMにバックアップされていたデータが正常な場合、ステップ3011で、主制御基板Aは、主制御基板AにおけるRAM内に記憶(バックアップ)されている電断時の各種情報コマンドを取得し、ステップ3012で、取得した各種情報コマンドをサブメイン制御部2000側に送信(当該タイミングにて送信してもよいし、当該タイミングではコマンドをセットしておき後述する制御コマンド送信処理にて送信するよう構成してもよい)し、ステップ3014の処理に移行する。次に、ステップ3014で、主制御基板Aは、同図のステップ1000によって示される主制御基板A側のメイン処理に係る実行定時割り込み(例えば、約4ms毎のハードウェア割り込みを契機とする)を許可し(その結果、当該実行定時割り込みタイミング到達時には、同図のステップ1000が実行されることとなる)、ステップ3020の処理に移行する。尚、ステップ3020に移行後は、次の定時割り込みタイミングに到達するまで、主制御基板Aは、各種乱数更新処理(例えば、乱数カウンタのインクリメント処理)を繰り返し実行することとなる。
次に、タイマ割り込み処理について説明する。主制御基板Aは、定時割り込みタイミングに到達した場合に発生する割り込み要求に基づいて、同図(b)の処理を実行する。即ち、定時割り込み周期Tの到達時(本例では、約4ms毎のハードウェア割り込み)を契機として、ステップ1100で、主制御基板Aは、後述の補助遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1200で、主制御基板Aは、後述の電動役物駆動判定処理を実行する。次に、ステップ1300で、主制御基板Aは、後述の主遊技内容決定乱数取得処理を実行する。次に、ステップ1400で、主制御基板Aは、後述の主遊技図柄表示処理を実行する。次に、ステップ1500で、主制御基板Aは、後述の特別遊技作動条件判定処理を実行する。次に、ステップ1600で、主制御基板Aは、後述の特別遊技制御処理を実行する。次に、ステップ1700で、主制御基板A(特に賞球払出決定手段1400)は、遊技球が入賞した入賞口に基づき、賞球払出制御処理(賞球払出装置3200の駆動制御等を賞球払出制御基板3000に実行させ、その結果を管理するための処理等)を実行する。次に、ステップ1800で、主制御基板Aは、外部信号の出力処理(外部端子板、ホールコンピュータH等への情報出力)を実行する。次に、ステップ1900で、主制御基板Aは、制御コマンド送信処理(前述の各処理でセットされたコマンドをサブメイン制御部側に送信する)を実行し、本割り込み処理の実行直前に実行されていた処理に復帰する。
次に、NMI割り込み処理について説明する。前述の通り、主制御基板Aは、リセットICからの電断信号がCPUのNMI端子に入力されるように構成されており、遊技機における電源断時において、同図(c)の処理が実行される。即ち、遊技機の電源断時(本例では、NMI割り込み時)において、ステップ3604で、主制御基板Aは、RAM領域の情報に基づき電断時情報(例えば、チェックサム)をセットする。次に、ステップ3606で、主制御基板Aは、RAM領域への書き込みを禁止すると共に、タイマ割り込み処理を禁止し、電源断待ちループ処理に移行する。
次に、図6は、図5におけるステップ1100のサブルーチンに係る、補助遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1102で、補助遊技始動口入球判定手段1013は、補助遊技始動口410に遊技球が入球(流入、ゲートの場合は通過)したか否かを判定する。ステップ1102でYesの場合、ステップ1104で、補助遊技乱数取得判定実行手段1023は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1034aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1104でYesの場合、ステップ1106で、補助遊技乱数取得判定実行手段1023は、補助遊技内容決定乱数(例えば、補助遊技図柄当選乱数)を取得する。次に、ステップ1108で、補助遊技図柄保留手段1034は、何個目の保留であるかという情報と共に、当該乱数を補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1034aにセットする形で保留球を1加算し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1102及びステップ1104でNoの場合も、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図7は、図5におけるステップ1200のサブルーチンに係る、電動役物駆動判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1202で、主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210は、補助遊技状態一時記憶手段1252のフラグエリアを参照して、電動役物開放中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1202でYesの場合、ステップ1204で、補助遊技図柄制御手段1203は、補助遊技状態一時記憶手段1252を参照し、補助遊技図柄変動中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1204でYesの場合、ステップ1206で、補助遊技図柄保留手段1034は、補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1034aにアクセスし、補助遊技図柄に関する保留球があるか否かを判定する。ステップ1206でYesの場合、ステップ1216で、補助遊技図柄決定手段1133は、補助遊技状態一時記憶手段1252を参照して補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)を取得すると共に、補助遊技図柄決定用抽選テーブル1133aを参照し、当該取得した補助遊技側の遊技状態及び当該保留球に基づく補助遊技図柄乱数に基づき停止図柄を決定(例えば、補助遊技時短フラグがオンである場合には、オフである場合と比して高確率で当選図柄を選択)して補助遊技図柄情報一時記憶手段1252aに一時記憶する。
次に、ステップ1218で、補助遊技図柄変動時間管理手段1204は、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、補助遊技図柄変動管理用タイマ1202aに補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には5秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には30秒)をセットする。次に、ステップ1220で、補助遊技図柄制御手段1203は、補助遊技状態一時記憶手段1252中の補助遊技図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ1222で、補助遊技図柄保留手段1034は、補助遊技図柄に関する当該保留球を1減算した上で補助遊技図柄保留情報一時記憶手段1034aに記録されている保留情報を更新すると共に、補助遊技図柄制御手段1203は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1204aをスタートした後、補助遊技図柄表示部421上で補助遊技図柄の変動表示を開始する。
次に、ステップ1224で、補助遊技図柄変動時間管理手段1204は、補助遊技図柄変動管理用タイマ1202aを参照して、補助遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1224でYesの場合、ステップ1226で、補助遊技図柄制御手段1203は、補助遊技図柄情報一時記憶手段1252aを参照して補助遊技図柄の停止図柄を取得すると共に、当該取得した補助遊技図柄の停止図柄を補助遊技図柄表示部421上で確定表示する。次に、ステップ1228で、補助遊技図柄制御手段1203は、補助遊技状態一時記憶手段1252中の補助遊技図柄変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1230で、主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段1211は、当該補助遊技図柄の停止図柄が「当り」であるか否かを判定する。ステップ1230でYesの場合、ステップ1232で、主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210は、補助遊技側の遊技状態(補助遊技時短フラグのフラグ状態)に基づき、主遊技始動口電動役物開放タイマ1212に電動役物の開放時間に係る所定時間(例えば、補助遊技時短フラグがオンの場合には6秒、補助遊技時短フラグがオフの場合には0.5秒)をセットする。
次に、ステップ1234で、主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210は、補助遊技状態一時記憶手段1252中の電動役物開放中フラグをオンにする。次に、ステップ1236で、主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210は、主遊技始動口110の主遊技電動役物112を開放する。次に、ステップ1238で、主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210は、主遊技始動口電動役物開放タイマ1212を参照して、電動役物の開放時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1238でYesの場合、ステップ1240及びステップ1242で、主遊技始動口電動役物開閉制御手段1210は、主遊技始動口110の主遊技電動役物112を閉鎖すると共に、補助遊技状態一時記憶手段1252中の電動役物開放中フラグをオフにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
尚、ステップ1202でNoの場合にはステップ1238に移行し、ステップ1204でNoの場合にはステップ1224に移行し、ステップ1206、ステップ1224、ステップ1230及びステップ1238でNoの場合には本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
また、本フローチャートでは、便宜上、ステップ1226での停止図柄表示後、すぐに次のステップに移行しているが、これには限定されない。その場合には、500ms程度の停止表示固定時間を経てから次の処理に移行するよう構成してもよい(例えば、停止表示固定中フラグ及びタイマを利用して分岐処理を行うことによりこの処理を達成可能である)。
次に、図8は、図5におけるステップ1300のサブルーチンに係る、主遊技内容決定乱数取得処理のフローチャートである。まず、ステップ1302で、主遊技始動口入球判定手段1011は、主遊技始動口110の入球検出装置111から主遊技始動口入球情報を受信したか否かを判定する。ステップ1302でYesの場合、ステップ1304で、主遊技乱数取得判定実行手段1021は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1032aを参照し、主遊技に関する保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ1304でYesの場合、ステップ1306で、主遊技乱数取得判定実行手段1021は、主遊技内容決定乱数を取得する。なお、本実施例では、主遊技内容決定乱数として、当否を決定するための当否抽選乱数、当り時の図柄を決定するための図柄抽選乱数、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定するための変動態様抽選乱数の3つの乱数を取得している。ちなみに、これら3つの乱数は夫々更新周期・乱数範囲の異なる乱数生成手段から生成され、本タイミングで一連的に取得するようになっている。次に、ステップ1312で、主遊技図柄保留手段1032は、当該主遊技内容決定乱数を主遊技図柄保留情報一時記憶手段1032aに記憶する。次に、ステップ1313で、主遊技乱数取得判定実行手段1021は、主遊技乱数が取得された旨の情報(保留発生コマンド)を、サブメイン制御部2000へ送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1302及びステップ1304でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
尚、本実施形態では、ステップ1313にてサブメイン制御部2000へ送信する情報として、乱数が取得された旨の情報を送信しているが、当該乱数値の情報や主遊技図柄の保留数を付帯して送信してもよく、これらの情報により乱数が取得された旨の情報として代用することも可能である。
次に、図9は、図5におけるステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。まず、ステップ1403で、保留消化制御手段1031は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ここで、この変動開始条件は、特別遊技中(又は条件装置作動中)でない、且つ、図柄変動中でない、且つ、主遊技図柄の保留が存在すること等が条件となる。
ステップ1403でYesの場合、ステップ1405及びステップ1406で、保留消化制御手段1031は、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1032aに一時記憶されている、今回の図柄変動に係る主遊技内容決定乱数を読み出すと共に、主遊技図柄保留情報一時記憶手段1032aから削除し、当該一時記憶されている残りの情報をシフトする(保留消化処理)。次に、ステップ1410−1で、主遊技当否抽選手段1111は、各遊技状態に対応する主遊技用当否抽選テーブル1111aを参照し、主遊技内容決定乱数(特に、当選抽選乱数)に基づき、主遊技図柄当否抽選を実行する。
ここで、図10(主遊技テーブル1)は、主遊技用当否抽選テーブル1111aの一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、確率変動遊技状態時における大当り当選確率は、非確率変動遊技状態時における大当り当選確率よりも高確率となるよう構成されている。尚、当選確率はあくまでも一例であり、これには何ら限定されない。また、本実施形態においては、遊技状態を移行させ得ない当り(いわゆる小当り)については例示していないが、小当りが発生(小当りに当選)するよう構成してもよい。
次に、ステップ1410−2で、主遊技図柄決定手段1131は、主遊技図柄決定用抽選テーブル1131aを参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び主遊技内容決定乱数(特に、図柄抽選乱数)に基づいて主遊技図柄に関する停止図柄を決定し、これらを主遊技図柄情報一時記憶手段1251aに一時記憶する。
ここで、図10(主遊技テーブル2)は、主遊技図柄決定用抽選テーブル1131aの一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、大当りに当選した場合、複数の主遊技図柄候補(本例では、「4A・5A・7A」)の内から一つの主遊技図柄が大当り図柄として決定されるよう構成されている。尚、当該主遊技図柄を参照して決定される特別遊技のラウンド数は、4A、5Aが8R、7Aが16Rとなっている。尚、乱数値や停止図柄の種類についても、あくまで一例であり、これには限定されない{例えば、ハズレ図柄は一種類の図柄であることには限定されず、複数種類の図柄を設けるよう構成してもよく、特定の図柄が停止表示された場合には当該特定の図柄が停止表示される前とは、主遊技図柄の変動態様の種類及び/又は選択率が異なる状態(限定頻度状態)へ移行するよう構成してもよい}。
次に、ステップ1410−3で、主遊技変動態様決定手段1141は、主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141aを参照し、主遊技図柄当否抽選結果及び主遊技内容決定乱数(特に、変動態様抽選乱数)に基づいて主遊技図柄の変動態様を決定し、これらを主遊技図柄情報一時記憶手段1251aに一時記憶して、ステップ1415に移行する。
ここで、図10(主遊技テーブル3)は、主遊技変動態様決定用抽選テーブル1141aの一例である。本例に示されるように、本実施形態においては、主遊技図柄の当否抽選結果に基づき、主遊技図柄の変動態様(変動時間)が決定されるよう構成されている。即ち、主遊技図柄の当否抽選結果が当りの場合には相対的に変動時間が長時間となる変動態様が決定され易いよう構成されている。尚、本例はあくまでも一例であり、停止図柄の種類や選択率等には何ら限定されない。また、本実施形態では、説明の便宜上、保留球数に応じて異なるテーブルを有するよう構成しなかったが、保留球数に応じて異なるテーブルを有するように構成してもよいことはいうまでもない。
次に、ステップ1415で、主遊技図柄制御手段1201は、主遊技図柄情報一時記憶手段1251aに一時記憶された主遊技図柄に係るコマンド(停止図柄情報、停止図柄の属性情報、変動態様情報等)及び現在の遊技状態に係るコマンド(図柄変動表示開始指示コマンド)を、サブメイン制御部2000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)する。次に、ステップ1416で、主遊技図柄変動時間管理手段1202は、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間を主遊技図柄変動管理用タイマ1202aにセットする。次に、ステップ1417で、主遊技図柄制御手段1201は、主遊技図柄表示装置120の主遊技図柄表示部121上で、主遊技図柄情報一時記憶手段1251aに記憶された変動態様に従い、主遊技図柄の変動表示を開始する。次に、ステップ1418で、主遊技図柄制御手段1201は、主遊技状態一時記憶手段1251中の変動中フラグをオンにする。
尚、ステップ1403でNoの場合には、ステップ1419で、主遊技図柄制御手段1201は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリアを参照し、変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1419でYesの場合、ステップ1420で、特定入球口入球判定手段1015は、特定入球口入球検出装置332aが遊技球を検出しているか否かを判定する。ステップ1420でYesの場合、ステップ1424に移行する。他方、ステップ1420でNoの場合、ステップ1423に移行する。
次に、ステップ1423で、主遊技図柄変動時間管理手段1202は、主遊技図柄変動管理用タイマ1202aを参照し、主遊技図柄の変動時間に係る所定時間に到達したか否かを判定する。ステップ1423でYesの場合、ステップ1424で、主遊技図柄制御手段1201は、図柄変動が終了する旨の情報(図柄確定表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)する。次に、ステップ1425で、主遊技図柄制御手段1201は、主遊技図柄表示装置120の主遊技図柄表示部121上での主遊技図柄の変動表示を停止し、主遊技図柄情報一時記憶手段1251aに記憶されている停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ1426で、主遊技図柄制御手段1201は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリア内にある、変動中フラグをオフにする。次に、ステップ1427で、変動固定制御手段1120は、変動固定時間タイマ1121に、変動固定時間(本例では、4ms)をセットしてスタートさせる。
次に、ステップ1428で、変動固定制御手段1120は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリア内にある、変動固定中フラグをオンにし、ステップ1430に移行する。次に、ステップ1430で、変動固定制御手段1120は、変動固定時間タイマ1121のタイマ値を参照し、変動固定時間が終了したか否かを判定する。ステップ1430でYesの場合、ステップ1431で、変動固定制御手段1120は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリア内にある、変動固定中フラグをオフにする。次に、ステップ1432で、特別遊技移行決定手段1114は、当該主遊技図柄の停止図柄が大当り図柄であるか否かを判定する。ステップ1432でYesの場合、ステップ1433で、特別遊技移行決定手段1114は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオンにする。他方、ステップ1432でNoの場合には、ステップ1433をスキップする。
次に、ステップ1450で、特定遊技制御手段1240は、後述の特定遊技終了判定処理を実行し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1423でNoの場合及びステップ1430でNoの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1419でNoの場合、ステップ1429で、変動固定制御手段1120は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリアを参照し、変動固定中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1429でYesの場合、ステップ1430に移行する。他方、ステップ1429でNoの場合、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図11は、図9におけるステップ1450のサブルーチンに係る、特定遊技終了判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1452で、特定遊技制御手段1240は、特定遊技関連情報一時記憶手段1254のフラグエリアを参照し、主遊技確変フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ1452でYesの場合、ステップ1454で、特定遊技制御手段1240は、時短回数カウンタ1242aを参照し、当該カウンタ値(残り時短回数)が0よりも大きいか否かを判定する。ステップ1454でYesの場合、ステップ1456で、特定遊技制御手段1240は、時短回数カウンタ1242aのカウンタ値を1減算する。次に、ステップ1458で、特定遊技制御手段1240は、時短回数カウンタ1242aを参照し、当該カウンタ値(残り時短回数)が0であるか否かを判定する。ステップ1458でYesの場合、ステップ1460で、特定遊技制御手段1240は、特定遊技関連情報一時記憶手段1254のフラグエリア内にある、主遊技時短フラグをオフにする。次に、ステップ1462で、特定遊技制御手段1240は、補助遊技状態一時記憶手段1252のフラグエリア内にある、補助遊技時短フラグをオフにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1452、ステップ1454及びステップ1458でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図12は、図5におけるステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。まず、ステップ1502で、条件判定手段1221は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリアを参照し、条件装置作動フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1502でYesの場合、ステップ1504で、特定入球口入球判定手段1015は、特定入球口入球検出装置332aが遊技球を検出しているか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1514で、特別遊技制御手段1220は、特定遊技関連情報一時記憶手段1254のフラグエリア内にある、特定遊技フラグ(主遊技確変フラグ・主遊技時短フラグ・補助遊技時短フラグ)をオフにする。次に、ステップ1518で、特定遊技制御手段1254は、時短回数カウンタ1242aの値をクリアする。次に、ステップ1520で、特別遊技制御手段1220は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリア内にある、特別遊技移行許可フラグをオンにする。次に、ステップ1522で、特別遊技制御手段1220は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリア内にある、条件装置作動フラグをオフにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1504でNoの場合、ステップ1506で、特別遊技制御手段1220は、サブ側への特定入球口入球操作表示開始指示コマンド(特定入球口332へ遊技球を入球させるよう遊技者に報知する表示を実行するためのコマンド)をコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1502でNoの場合も、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図13は、図5におけるステップ1600のサブルーチンに係る、特別遊技制御処理のフローチャートである。まず、ステップ1602で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリアを参照し、特別遊技移行許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1602でYesの場合、ステップ1604及びステップ1606で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253内の特別遊技移行許可フラグをオフにすると共に特別遊技実行フラグをオンにする。次に、ステップ1607で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253内のラウンド数カウンタ(不図示)に初期値(本例では、1)をセットする。次に、ステップ1608で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技を開始する旨の情報(特別遊技開始表示指示コマンド)を、サブメイン制御部側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)し、ステップ1612に移行する。他方、ステップ1602でNoの場合、ステップ1610で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリアを参照し、特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1610でYesの場合には、ステップ1612に移行する。尚、ステップ1610でNoの場合には、特別遊技実行手段1223は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、ステップ1612で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリアを参照し、ラウンド継続フラグがオフであるか否か、換言すれば、各ラウンドの開始直前である否かを判定する。ステップ1612でYesの場合、即ち、各ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ1614で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253にセットした開放パターン(例えば、開放し続ける開放パターン、開閉を行うパターン)をセットする。次に、ステップ1616で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技制御手段1220内の入賞球カウンタ1223bをゼロクリアする。次に、ステップ1618で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253内のラウンド継続フラグをオンにする。次に、ステップ1620で、特別遊技実行手段1223は、大入賞口310の大入賞口電動役物312を駆動して大入賞口310を開放し、特別遊技用タイマ1224a(特に開放時間タイマ)に所定時間(例えば30秒)をセットしてスタートする。次に、ステップ1622で、特別遊技実行手段1223は、現在の特別遊技中に係る遊技状態コマンド(例えば、現在のラウンド数や遊技球の入賞個数等)を、サブメイン制御部2000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)し、ステップ1624に移行する。他方、ステップ1612でNoの場合、即ち、大入賞口310が開放中である場合、ステップ1614〜ステップ1620の処理を行うことなく、ステップ1622に移行する。
次に、ステップ1624で、特別遊技実行手段1223は、入賞球カウンタ1223bを参照し、当該ラウンドで大入賞口310に所定個数(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ1624でYesの場合には、ステップ1628に移行する。他方、ステップ1624でNoの場合、ステップ1626で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技用タイマ1224a(特に開放時間タイマ)を参照して大入賞口開放に係る所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ1626でYesの場合にも、ステップ1628に移行し、ステップ1626でNoの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、ステップ1628で、特別遊技実行手段1223は、大入賞口310の大入賞口電動役物312の駆動を停止して大入賞口310を閉鎖する。次に、ステップ1630で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技用タイマ1224a(特に開放時間タイマ)をリセットする。次に、ステップ1632で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリア内にある、ラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ1633で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253内のラウンド数カウンタ(不図示)のカウンタ値に1を加算する。次に、ステップ1634で、特別遊技実行手段1223は、最終ラウンドが終了したか否か(例えば、特別遊技関連情報一時記憶手段1253内のラウンド数カウンタ値が最大ラウンド数を超過したか否か)を判定する。ステップ1634でYesの場合、ステップ1636で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技関連情報一時記憶手段1253のフラグエリア内にある、特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ1638で、特別遊技実行手段1223は、特別遊技を終了する旨の情報(特別遊技終了表示指示コマンド)を、サブメイン制御部2000側に送信するためのコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)する。次に、ステップ9000で、特定遊技制御手段1240は、後述する特別遊技終了後の遊技状態決定処理を実行し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ1634でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図14は、図13におけるステップ9000のサブルーチンに係る、特別遊技終了後の遊技状態決定処理のフローチャートである。まず、ステップ9002で、特定遊技制御手段1240は、現在停止中の図柄が特定図柄(特別遊技後の遊技状態が確率変動遊技状態となる図柄であって、本例では5A・7A)であるか否かを判定する。ステップ9002でYesの場合、ステップ9004で、特定遊技制御手段1240は、特定遊技関連情報一時記憶手段1254のフラグエリア内にある、主遊技確変フラグをオンにし、ステップ9006に移行する。他方、ステップ9002でNoの場合、ステップ9010で、特定遊技制御手段1240は、時短回数カウンタ1242aに所定回数(本例では、50)をセットし、ステップ9006に移行する。次に、ステップ9006で、特定遊技制御手段1240は、特定遊技関連情報一時記憶手段1254のフラグエリア内にある、主遊技時短フラグをオンにする。次に、ステップ9008で、特定遊技制御手段1240は、補助遊技状態一時記憶手段1252のフラグエリア内にある、補助遊技時短フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図15〜図19を参照して、サブメイン制御部2000側で実行される制御処理を説明する。まず、図15は、本実施形態に係るぱちんこ遊技機における、副制御基板B側(特に、サブメイン制御部2000側)のメインフローチャートである。ここで、同図(a)の処理は、遊技機への電源投入時等のリセット後に実行されるサブメイン制御部2000側での処理(ステップ4000)である。即ち、遊技機への電源投入時において、サブメイン制御部2000は、メイン側(主制御基板1000側)から受信した情報に基づき、初期処理を実行する(例えば、RAMクリア情報を受信した場合→サブ側のRAMを初期化、各種情報コマンドを受信した場合→電断時の演出関連情報をサブ側のRAMに再セット)。その後、サブメイン制御部2000の繰り返し処理ルーチンであるステップ5000を繰り返し実行するループ処理に移行する。ここで、ステップ5000が実行された場合、同図(b)の処理に示されるように、まず、ステップ5600で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000は、後述する保留情報管理処理を実行する。次に、ステップ5700で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000は、後述する装飾図柄表示内容決定処理を実行する。次に、ステップ5800で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000は、後述する装飾図柄表示制御処理を実行する。次に、ステップ6000で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000は、後述する特別遊技関連表示制御処理を実行する。次に、ステップ7000で、副遊技制御手段(サブメイン制御部)2000は、表示コマンド送信制御処理(これら一連のサブルーチンでセットされたコマンドをサブサブ制御部側に送信する)を実行し、本繰り返し処理ルーチンを終了する。
以上のように、サブメイン制御部2000は、リセット後、サブメイン側ルーチン(S5000〜S7000)をループ処理する形態を採用している。また、同図(c)の処理は、サブメイン制御部2000の割り込み処理であり、前述した主制御基板AにおけるSTB信号線からの信号がサブメイン制御部2000のCPUの一端子(本例では、NMI端子)に接続されていた場合における処理フロー(ステップ4700)である。即ち、サブメイン制御部2000のCPUにおいてNMI割り込みが発生した場合(STB信号線がオンとなった場合)、ステップ4800で、サブメイン制御部2000は、主制御基板A側からのコマンド入力ポート(前述したデータ信号線の入力ポート)を確認する。次に、ステップ4900で、サブメイン制御部2000は、当該確認結果に基づき、サブメイン制御部2000側のRAM(例えば、メイン側情報一時記憶手段2110)に、主制御基板A側から送信されたコマンドを一時記憶し、本割り込み処理直前に実行されていた処理へ復帰する。
次に、図16は、図15におけるステップ5600のサブルーチンに係る、保留情報管理処理のフローチャートである。まず、ステップ5602で、装図保留情報表示制御手段2220は、メイン側情報一時記憶手段2110を参照し、主制御基板A側から新たな保留発生コマンド(主遊技図柄に係る保留情報)を受信したか否かを判定する。ステップ5602でYesの場合、ステップ5604で、装図保留情報表示制御手段2220は、装図保留情報一時記憶手段2221内の装図保留カウンタ(本例では、最大4個)に「1」を加算する。次に、ステップ5606で、装図保留情報表示制御手段2220は、主制御基板A側から送信された保留発生コマンドに基づき、保留情報(特に、主遊技図柄抽選に係る乱数値)を、装図保留情報一時記憶手段2221に一時記憶し、ステップ5620に移行する。他方、ステップ5602でNoの場合、ステップ5610で、装図保留情報表示制御手段2220は、メイン側情報一時記憶手段2110を参照し、主制御基板A側から図柄変動表示開始指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ5610でYesの場合、ステップ5612で、装図保留情報表示制御手段2220は、装図保留情報一時記憶手段2221内の装図保留カウンタから「1」を減算する。次に、ステップ5614で、装図保留情報表示制御手段2220は、当該図柄変動に係る保留情報を、装図保留情報一時記憶手段2221から削除すると共に、残りの保留情報をシフトする。次に、ステップ5616で、装図保留情報表示制御手段2220は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリア内にある、図柄内容決定許可フラグをオンにし、ステップ5620に移行する。次に、ステップ5620で、装図保留情報表示制御手段2220は、演出表示手段2500を駆使して演出表示装置2550上(特に、保留表示部2551b)に、装図保留情報一時記憶手段2221内の装図保留カウンタ値と同数の保留表示ランプを点灯表示し、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ5610でNoの場合には、ステップ5620に移行する。
次に、図17は、図15におけるステップ5700のサブルーチンに係る、装飾図柄表示内容決定処理のフローチャートである。まず、ステップ5702で、装図表示内容決定手段2211は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリアを参照し、図柄内容決定許可フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5702でYesの場合、ステップ5704で、装図表示内容決定手段2211は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリア内にある、図柄内容決定許可フラグをオフにする。次に、ステップ5706で、装図表示内容決定手段2211(及び予告演出表示内容決定手段2241、リーチ演出表示内容決定手段2251)は、メイン側情報一時記憶手段2110内に一時記憶された図柄情報(主遊技図柄に係る停止図柄・変動態様)と、装図変動内容決定用抽選テーブル2211aとを参照して、装飾図柄の停止図柄{例えば、主遊技図柄に係る停止図柄が大当り図柄である場合には、「7・7・7」等のゾロ目、ハズレ図柄である場合には、「1・3・5」等のバラケ目}及び変動態様{例えば、主遊技図柄に係る変動態様が短時間変動である場合には、非リーチ、長時間変動である場合には、ノーマルリーチやスーパーリーチ等}を決定し、装図表示関連情報一時記憶手段2212(及び予告演出関連情報一時記憶手段2242、リーチ演出関連情報一時記憶手段2252)に一時記憶する。
次に、ステップ5708で、装図表示内容決定手段2211は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリア内にある、図柄内容決定フラグをオンにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ5702でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図18は、図15におけるステップ5800のサブルーチンに係る、装飾図柄表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ5802で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリアを参照し、図柄内容決定フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5802でYesの場合、ステップ5804で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリア内にある、図柄内容決定フラグをオフにする。次に、ステップ5806で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリア内にある、図柄変動中フラグをオンにする。次に、ステップ5809で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図変動時間管理タイマ2213をスタートし、ステップ5810に移行する。尚、ステップ5802でNoの場合にも、ステップ5810に移行する。
次に、ステップ5810で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリア内にある、図柄変動中フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ5810でYesの場合、ステップ5811で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図変動時間管理タイマ2213のタイマ値を確認する。次に、ステップ5814で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図変動時間管理タイマ2213と装図表示関連情報一時記憶手段2212に一時記憶された変動態様と、に基づき、装飾図柄の変動開始タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5814でYesの場合、ステップ5815で、装飾図柄表示制御手段2210は、装飾図柄の変動表示コマンドをセット(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理にてサブサブ制御部2500側に送信される)し、ステップ5830に移行する。
他方、ステップ5814でNoの場合、ステップ5816で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図変動時間管理タイマ2213と装図表示関連情報一時記憶手段2212に一時記憶された変動態様に基づき、装飾図柄の停止表示タイミング(仮停止表示タイミング)に到達したか否かを判定する。ステップ5816でYesの場合、ステップ5818で、装飾図柄表示制御手段2210は、装飾図柄の停止表示コマンド(仮停止表示コマンド)をセット(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理にてサブサブ制御部2500側に送信される)し、ステップ5830に移行する。
他方、ステップ5816でNoの場合、ステップ5820で、予告演出表示制御手段2240(及びリーチ演出表示制御手段2250)は、装図変動時間管理タイマ2213と予告演出関連情報一時記憶手段2242(及びリーチ演出関連情報一時記憶手段2252)に一時記憶された変動態様に基づき、予告画像やリーチ画像の表示タイミングに到達したか否かを判定する。ステップ5820でYesの場合、ステップ5822で、予告演出表示制御手段2240(及びリーチ演出表示制御手段2250)は、当該予告画像やリーチ画像に係る画像表示コマンドをセット(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理にてサブサブ制御部2500側に送信される)し、ステップ5830に移行する。尚、ステップ5820でNoの場合には、ステップ5830に移行する。
次に、ステップ5830で、装飾図柄表示制御手段2210は、主遊技図柄が停止表示されたか否かを判定する(例えば、メイン側情報一時記憶手段2110を参照し、主制御基板A側から主遊技図柄が停止表示される旨の情報を受信したか否かを判定する)。ステップ5830でYesの場合、ステップ5831で、装飾図柄表示制御手段2210は、装飾図柄の停止表示コマンド(確定表示コマンド)をセット(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理にてサブサブ制御部2500側に送信される)する。次に、ステップ5832で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図変動時間管理タイマ2213を停止すると共にリセット(ゼロクリア)する。次に、ステップ5834で、装飾図柄表示制御手段2210は、装図表示関連情報一時記憶手段2212のフラグエリア内にある、図柄変動中フラグをオフにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ5810又はステップ5830でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
次に、図19は、図17におけるステップ6000のサブルーチンに係る、特別遊技関連表示制御処理のフローチャートである。まず、ステップ6002で、背景演出表示制御手段2230は、背景演出関連情報一時記憶手段2232のフラグエリアを参照し、特別遊技中フラグがオフであるか否かを判定する。ステップ6002でYesの場合、ステップ6004で、背景演出表示制御手段2230は、メイン側情報一時記憶手段2110を参照し、メイン側から特定入球口入球操作表示開始指示コマンド(特定入球口332へ入球させるよう遊技者に報知する表示を実行するためのコマンド)を受信したか否かを判定する。ステップ6004でYesの場合、ステップ6006で、背景演出表示制御手段2230は、メイン側情報一時記憶手段2110を参照し、遊技球を特定入球口332へ入球させるよう表示するコマンドをセット(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理にて、サブサブ制御部2500に送信)(例えば、「特定入球口に入球すると特別遊技が開始されます」と表示)し、ステップ6012に移行する。他方、ステップ6004でNoの場合も、ステップ6012に移行する。
次に、ステップ6012で、背景演出表示制御手段2230は、メイン側情報一時記憶手段2110を参照し、主制御基板A側(メイン側)から特別遊技開始表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6012でYesの場合、ステップ6014及びステップ6016で、背景演出表示制御手段2230は、背景演出関連情報一時記憶手段2232のフラグエリア内にある、特別遊技中フラグをオンにすると共に、演出表示装置2550上で大当り開始表示を行い(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)、ステップ6018に移行する。尚、ステップ6002でNoの場合にも、ステップ6018に移行する。
次に、ステップ6018で、背景演出表示制御手段2230は、主制御基板A側(メイン側)から逐次送信されている遊技情報に基づき、演出表示装置2550上にてラウンド数と入賞個数を逐次表示するコマンドをセット(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理にて、サブサブ制御部2500に送信)する(遊技性や大当りの種類等に基づき、必要に応じて適宜実行すればよい)。次に、ステップ6020で、背景演出表示制御手段2230は、メイン側情報一時記憶手段2110を参照し、メイン側から特別遊技終了表示指示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ6020でYesの場合、ステップ6022で、背景演出表示制御手段2230は、演出表示装置2550上で、大当り終了表示に係るコマンドをセット(ステップ7000の表示コマンド送信制御処理にて、サブサブ制御部2500に送信)する(大当りの種類に基づき適宜表示を行う)。次に、ステップ6024で、背景演出表示制御手段2230は、背景演出関連情報一時記憶手段2232のフラグエリア内にある、特別遊技中フラグをオフにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。尚、ステップ6012又はステップ6020でNoの場合にも、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
(作用)
次に、図20を参照しながら、本実施形態における作用について説明する。はじめに、同図は、本実施形態における、変動時間短縮及び特別遊技開始に係る作用図であり、大当りに係る主遊技図柄の変動中に変動時間の短縮が実行され、特別遊技が開始される場合について例示している。
まず、図中1のタイミングにおいて、主制御基板A側(メイン側、主遊技側)における、ある大当り図柄(本例では、「7A」図柄)の変動中に、遊技球が特定入球口332へ入球し、特定入球口入球検出装置332aが遊技球の検出を開始する。次に、図中2のタイミングにおいて、主遊技側でのタイマ割り込み処理(本例では、4ms毎の周期的な割り込み)が実行される。ここで、本タイミングにおいては、主遊技側での当該タイマ割り込み時において、特定入球口入球検出装置332aが遊技球の入球を検出していることに起因して、主遊技側では当該変動中の主遊技図柄を強制停止させると共に、当該主遊技図柄の変動固定表示を開始する(所定の変動固定時間に亘って主遊技図柄の停止図柄を表示し続ける)。
次に、図中3のタイミングにおいて、主遊技側での新たなタイマ割り込み処理が実行される。ここで、本タイミングにおいては、所定の変動固定時間に亘った主遊技図柄の変動固定表示が終了する一方、未だ特定入球口入球検出装置332aが遊技球の入球を検出し続けていることに起因して、特別遊技が開始される。即ち、同図に示されているように、図中2のタイミングでの主遊技図柄の停止及び図中3のタイミングでの特別遊技の開始に係る一連の制御処理は、1球の遊技球(1回の特定入球口332への入球)に基づき実行されていることとなる。そして、図中4のタイミングにおいて、遊技球が特定入球口入球検出装置332aを通過し終え、特定入球口入球検出装置332aは非検出状態になる。
尚、同図右上にあるイメージ図は、特定入球口入球検出イメージ図である。同イメージ図は、遊技球が特定入球口332を通過する際、特定入球口入球検出装置332aが入球の検出を開始してから終了するまでを図示している。ここで、特定入球口入球検出装置投光部は特定入球口入球検出装置受光部へ光を送り、当該受光部が光を検知している場合には非検出状態、光を検知していない場合には、検出状態となるよう構成されており、遊技球が特定入球口入球検出装置投光部からの光の遮蔽を開始(検出状態となる)してから、特定入球口入球検出装置受光部が光を検知する(非検出状態となる)までに、約10ms〜30ms経過することとなる。よって、この検出状態となっている期間を利用して、図中2〜3において示した一連の処理が実行可能となる範囲内において、主遊技側でのタイマ割り込み間隔や前述した変動固定時間等は、適宜変更しても問題ないことになる。
以上のように構成することで、本実施形態によれば、主遊技図柄の変動中に、遊技球を特定入球口332へ入球させることにより、当該変動中の主遊技図柄が強制停止される(又は変動時間が短縮される)よう構成されているため、遊技者が自身の趣向に合わせて、遊技球を特定入球口332に入球させるか否か(変動時間を短縮させるか否か)を選択することができる。また、変動中の主遊技図柄が大当りに係る図柄の場合は、特定入球口332への1球の遊技球の入球が、当該変動中の主遊技図柄の停止と、特別遊技の開始と、の双方の契機となるよう構成されているため、変動中の主遊技図柄が大当りに係る変動の場合には、特定入球口332への遊技球の入球により、当該変動中の主遊技図柄が変動を停止した後、即座に特別遊技が開始されるという新たな遊技性の創出が可能となる。
(変更例1)
尚、本実施形態においては、主遊技図柄の変動中に特定入球口332へ遊技球を入球させることにより、当該変動中の主遊技図柄が強制停止するよう構成したが、ハズレに係る変動中に特定入球口332へ遊技球を入球させた場合においては、当該入球を契機として特別遊技を開始させる必要がないため、当該変動中の主遊技図柄を強制停止させる必要性が低い(1回の特定入球口332への入球を契機として、主遊技図柄を強制停止→特別遊技を開始との一連の制御処理を実行する必要性がない)。そこで、このような特性を活かして、より遊技の興趣性を高めるための構成一例を、本実施形態からの変更例1とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
まず、図21は、本実施形態からの変更例1における、図9のステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ1422(変1)〜ステップ1425(変1)についてであり、その目的は、ハズレに係る主遊技図柄の図柄変動中である場合には、特定入球口332へ遊技球が入球した際に、主遊技図柄を強制停止させるのではなく、ある程度の変動時間を残した上で当該図柄変動を継続して実行する(換言すれば、変動時間を短縮する)ことである。即ち、ステップ1422(変1)で、主遊技図柄制御手段1201は、主遊技図柄情報一時記憶手段1251aを参照し、当該図柄変動中の主遊技図柄が大当りに係る図柄にて停止表示される予定であるか否かを判定する。ステップ1422(変1)でYesの場合には、ステップ1427に移行する。他方、ステップ1422(変1)でNoの場合、ステップ1424(変1)で、主遊技図柄変動時間管理手段1202は、変動時間更新テーブルを参照し、主遊技図柄の変動態様及び特定入球口332への遊技球の入球タイミングに基づき、更新後の主遊技図柄変動管理用タイマ1202aのタイマ値を決定し、当該タイマ値を主遊技図柄変動管理用タイマ1202aに再セットする。次に、ステップ1425(変1)で、主遊技図柄変動時間管理手段1202は、サブ側への変動時間更新コマンド(サブ側の装図変動時間管理タイマ2213のタイマ値を更新するためのコマンド)をコマンド送信用バッファ1301にセット(ステップ1900の制御コマンド送信処理にて、サブメイン制御部2000側に送信される)し、ステップ1426に移行する。
ここで、図22は、本実施形態からの変更例1における、変動時間更新テーブルの一例である。同テーブルに示されるように、ハズレに係る主遊技図柄の図柄変動中にて特定入球口332へ遊技球が入球した場合、当該図柄変動時において予め決定された変動態様及び特定入球口332への遊技球の入球時の残り変動時間(主遊技図柄変動管理用タイマ1202aのタイマ値)によって、主遊技図柄変動管理用タイマ1202aに再セットされる値が決定されるよう構成されている。例えば、当該図柄変動時において予め決定された変動態様=「A1(10秒)」であった場合、当該図柄変動中にて特定入球口332へ遊技球が入球した際の残り変動時間が「1秒以上」であった場合には、変動時間として「1秒」が再セットされる一方、当該図柄変動中にて特定入球口332へ遊技球が入球した際の残り変動時間が「1秒未満」であった場合には、変動時間が再セットされないよう構成されている。また、変動時間更新テーブルの一例として示した表欄外にて、変動時間の更新(短縮)が実行された場合の演出表示について例示しておく。例えば、当該図柄変動時において予め決定された変動態様=「A0(5秒)」(装飾図柄は、非リーチ変動に決定)の場合において、残り変動時間が1秒に短縮された場合(図柄変動開始から変動時間が4秒以上経過するまでの間に、特定入球口332へ遊技球が入球した場合)には、当該変動中の装飾図柄(左図柄・中図柄・右図柄)のすべてが仮停止表示される演出が実行される。また、例えば、当該図柄変動時において予め決定された変動態様=「A2(30秒)」(装飾図柄は、ノーマルリーチ変動に決定)の場合において、残り変動時間が3秒に短縮された場合(図柄変動開始から変動時間が27秒以上経過するまでの間に、特定入球口332へ遊技球が入球した場合)には、当該変動中の装飾図柄(左図柄、右図柄)を仮停止表示し、残る装飾図柄(中図柄)が停止動作する様子を表示した上で(換言すれば、当該ノーマルリーチ変動の結果報知を行う演出を行った上で)、当該変動中の装飾図柄のすべてが仮停止表示される演出が実行される。また、例えば、当該図柄変動時において予め決定された変動態様=「A3(60秒)」(キャラクターバトル演出実行)の場合において、残り変動時間が5秒に短縮された場合(図柄変動開始から変動時間が55秒以上経過するまでの間に、特定入球口332へ遊技球が入球した場合)には、当該実行中のキャラクターバトル演出の最終結果(例えば、ハズレである旨を意味する味方キャラクターが倒れる演出)を表示した上で、当該変動中の装飾図柄のすべてが仮停止表示される演出が実行される、といった演出内容を例示することができる。
以上のように変更することで、本実施形態からの変更例1においては、ハズレに係る主遊技図柄の変動中に、遊技球を特定入球口332に入球させることによって(主遊技図柄を強制停止させるのではなく)変動時間が短縮されるよう構成されており、残り変動時間として所定の時間(本例では、1〜5秒)残存し得るよう構成されているため、遊技者にとっては、当該図柄変動時における遊技結果(特に、装飾図柄の停止図柄或いはストーリー性のある演出の最終結果となるストーリーの結末)を視認し易くなると共に、当該所定の時間に亘って演出を続行できるため、遊技の興趣性を向上させることができることとなる。
尚、本実施形態からの変更例1において、残り変動時間として所定の時間(本例では、1〜5秒)残存し得るよう構成するに際しては、当該所定の時間をランダムに(主遊技図柄の変動態様とは独立した形で)決定するよう構成してもよく、その場合には、遊技球が特定入球口332に入球したことを契機として当該ランダムに決定するための乱数を取得するよう構成してもよい。尚、このように構成するに際して、ストーリー性のある演出が実行中である場合(例えば、前述したキャラクターバトル演出実行中である場合)、当該ストーリー性が損なわれないよう構成しておくことが望ましい。より具体的には、例えば、図柄変動時において予め決定された変動態様=「A3(60秒)」(キャラクターバトル演出実行)の場合において、残り20秒、残り10秒、残り5秒、といったように、残り変動時間における残存ポイントのいずれかに短縮するよう構成しておき、それに応じる形で、キャラクターバトル演出のスキップポイント(残り20秒:敵キャラクター攻撃開始表示、残り10秒:味方キャラクター攻撃開始表示、残り5秒:バトル結果表示)のいずれかにスキップするよう構成しておくことで、ストーリー途中に割り込んで(キリの悪い場面へ)スキップしてしまうことにより遊技者の演出内容把握を妨げてしまう事態を防止することが可能となる。
尚、本実施形態からの変更例1のように構成した場合、遊技球を特定入球口332に入球させた際に(主遊技図柄を強制停止させるのではなく)変動時間が短縮された場合には、ハズレに係る図柄変動であることが確定的となってしまうため、更に遊技の興趣性を向上させるための施策を盛り込んでおくことが好適となる。例えば、特定のハズレ図柄(例えば、ハズレ時の1/100程度で選択される図柄)が選択された場合におけるハズレに係る図柄変動時にて変動時間が短縮された場合、前述した変動固定時間を長時間(例えば、5秒)とし、当該変動固定時間中において、大当り発生への復活演出(最終結果はハズレ)を実行するよう構成する一方、大当りに係る図柄変動時にて変動時間がカットされた場合(強制停止された場合)には、一旦ハズレである旨を報知した上で大当り開始デモ期間中において大当り発生への復活演出(最終結果は大当り)を実行するよう構成することを一例として挙げることができる。このように構成することで、遊技球を特定入球口332に入球させた際に変動時間が短縮された場合であっても、以降の演出によって大当り発生が報知される可能性が残されているため、更に遊技の興趣性を向上させることが可能となる。
尚、本実施形態からの変更例1においては、ハズレに係る主遊技図柄の図柄変動中において、遊技球を特定入球口332に入球させた際に変動時間が短縮され得るよう構成したが、大当りに係る主遊技図柄の図柄変動中においても、遊技球を特定入球口332に入球させた際に変動時間が短縮され得るよう構成してもよい。但し、このように構成した場合、大当りに係る主遊技図柄の図柄変動中に、遊技球を特定入球口332へ入球させ主遊技図柄の変動時間を短縮させた際には、当該主遊技図柄の停止後(特別遊技への移行権利獲得後)において再度(新たに)遊技球を特定入球口332へ入球させなければ特別遊技が開始されない構成となり易いことを補足しておく(このような問題点の解決方法については第二実施形態にて後述する)。
(第二実施形態)
尚、本実施形態(変更例も含む)においては、大当りに係る主遊技図柄の図柄変動中に、1球の遊技球を特定入球口332へ入球させることで、当該主遊技図柄の強制停止及び特別遊技開始との一連の制御処理が実行されるよう構成しており、特に、本実施形態(変更例も含む)においては、特定入球口入球検出装置332aが1球の遊技球を検出し続けている期間を利用して、当該一連の制御処理を完了させるよう構成されている。しかしながら、このような手法とは異なる手法であって、当該期間を利用することなく、大当りに係る主遊技図柄の図柄変動中に、1球の遊技球を特定入球口332へ入球させることで、当該主遊技図柄の強制停止及び特別遊技開始との一連の制御処理が実行されるよう構成することも可能である。そこで、そのような構成の一例を、第二実施形態とし、以下、本実施形態からの変更点についてのみ詳述する。
まず、図23は、第2実施形態における、図9のステップ1400のサブルーチンに係る、主遊技図柄表示処理のフローチャートである。本実施形態からの変更点は、ステップ1421(第2)及びステップ1434(第2)についてであり、その目的は、主遊技図柄の図柄変動中に、1球の遊技球が特定入球口332へ入球した場合、当該事象の発生を内部的なフラグを用いて保持しておくよう構成することである。即ち、ステップ1420でYesの場合、換言すれば、主遊技図柄の変動中に、特定入球口332への入球が検出された場合、ステップ1421(第2)で、特定入球口入球判定手段1015は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリア内にある、特定入球口入球済フラグをオンにし、ステップ1422に移行する。また、ステップ1432でNoの場合、即ち、停止した図柄がハズレに係る図柄の場合、ステップ1434(第2)で、特定入球口入球判定手段1015は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリア内にある、特定入球口入球済フラグをオフにし、ステップ1450に移行する(既に特定入球口入球済フラグがオフの場合は、オフの状態を維持する)。
次に、図24は、第2実施形態における、図12のステップ1500のサブルーチンに係る、特別遊技作動条件判定処理のフローチャートである。はじめに、本実施形態からの変更点は、ステップ1504(第2)、ステップ1508(第2)及びステップ1524(第2)についてであり、その目的は、大当りに係る主遊技図柄の図柄変動終了時において、前述した内部的なフラグによって、遊技球が特定入球口332へ入球した事象の発生が保持されている場合には、当該保持されていることをもって、特別遊技を開始するよう構成することである。即ち、ステップ1502でYesの場合、ステップ1504(第2)で、特別遊技制御手段1220は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリアを参照し、特定入球口入球済フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1504でYesの場合、ステップ1514に移行し、ステップ1504でNoの場合には、ステップ1506に移行する。また、ステップ1508(第2)で、特定入球口入球判定手段1015は、特定入球口入球検出装置332aが遊技球を検出しているか否かを判定する。ステップ1508でYesの場合、ステップ1514に移行し、ステップ1508でNoの場合には、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。また、ステップ1524(第2)で、特別遊技制御手段1220は、主遊技状態一時記憶手段1251のフラグエリア内にある、特定入球口入球済フラグをオフにし、本サブルーチンの呼び出し元に復帰する。
以上のように構成することで、第二実施形態においては、主遊技図柄の図柄変動中に、1球の遊技球が特定入球口332へ入球した場合、当該事象の発生を内部的なフラグを用いて保持しておくと共に、大当りに係る主遊技図柄の図柄変動終了時において、当該内部的なフラグによって、遊技球が特定入球口332へ入球した事象の発生が保持されている場合には、当該保持されていることをもって、特別遊技を開始するよう構成されているので、特定入球口入球検出装置332aが1球の遊技球を検出し続けている期間を利用することなく(当該期間外となった以降であっても)、大当りに係る主遊技図柄の図柄変動中に、1球の遊技球を特定入球口332へ入球させることで、当該主遊技図柄の強制停止及び特別遊技開始との一連の制御処理が実行されるよう構成することが可能となる。よって、本実施形態からの変更例1と同様の手法をもって、大当りに係る主遊技図柄の変動中に、遊技球を特定入球口332に入球させることによって(主遊技図柄を強制停止させるのではなく)変動時間が短縮されるよう構成し、残り変動時間として所定の時間(本例では、1〜5秒)残存し得るよう構成しても何らの問題も発生しなくなるのである(勿論、変動固定時間の確保も容易となるし、変動時間が短縮された場合にはハズレに係る図柄変動であることが確定的となってしまうといった問題点も解決容易となる)。
尚、本例では例示していないが、主遊技図柄の当否抽選において「小当り」に当選し得るよう構成してもよい。ここで、「小当り」については本願出願時点で周知であるが、主遊技図柄が停止表示された後、遊技球を特定入球口332に入球させなくとも大入賞口310を開放させ得る当りであると定義することができる。この場合、遊技者が小当りに係る主遊技図柄の図柄変動中に特定入球口332へ遊技球を入球させた場合、当該主遊技図柄を強制停止することのみで、大入賞口電動役物312が開放することとなる。他方、「小当り」には、大入賞口電動役物312の開放時間が大当りと比較して短時間となり易いという特徴がある。よって、「小当り」によって効率的に賞球を得るよう構成するためには、大入賞口310を特定入球口332の直下に隣接設置し、特定入球口332に入球した遊技球が、(主遊技図柄の強制停止に起因して)開放された大入賞口310にそのまま入球するよう構成しておくことが好適となる。
尚、以上に示した構成においては、特定の変動態様(例えば、大当りの期待度が高い変動態様)が選択された時に、特定入球口332を狙って遊技球を発射するよう遊技者に促す演出を実行し得るよう構成してもよい(そのように構成した場合、当該演出によって、遊技者に対して大当りの期待感を煽ることができる)。
また、大当りに係る主遊技図柄の停止後に特別遊技への移行権利を獲得し、特定入球口332への遊技球の入球が検出されるまでは、特別遊技は開始されず、特別遊技への移行権利は失われないよう構成されているが、これには限定されず、当該移行権利の獲得後、所定の条件(例えば、所定時間経過)を満たした場合に、特別遊技への移行権利が失われるよう構成してもよい(1回の特定入球口332への入球を契機として、主遊技図柄を強制停止→特別遊技を開始との一連の制御処理を実行する意義が高まる)。
尚、本例では、特定入球口332を遊技領域30上に独立して設けたが、これには限定されず、例えば、他の入球口(始動口)と一体として設けてもよく(兼用してもよく)、特に、主遊技始動口110と特定入球口332とを一体として設けた場合(主遊技始動口110に変動時間の短縮機能を持たせた場合)には、主遊技始動口110へある遊技球が入球した際に、主遊技図柄の変動開始→主遊技図柄の強制停止→(大当りの場合には)特別遊技の開始、との一連の制御処理を、当該ある遊技球の入球によって完了させるよう構成することも可能となる。
A 主制御基板、1000 遊技制御手段
1010 入球判定手段、1011 主遊技始動口入球判定手段
1013 補助遊技始動口入球判定手段、1014 大入賞口入球判定手段
1015 特定入球口入球判定手段、1020 乱数取得判定実行手段
1021 主遊技乱数取得判定実行手段、1023 補助遊技乱数取得判定実行手段
1030 保留制御手段、1031 保留消化制御手段
1031a 変動開始条件充足判定手段、1032 主遊技図柄保留手段
1032a 主遊技図柄保留情報一時記憶手段、1034 補助遊技図柄保留手段
1034a 補助遊技図柄保留情報一時記憶手段、1100 遊技内容決定手段
1110 当否抽選手段、1111 主遊技当否抽選手段
1111a 主遊技用当否抽選テーブル、1113 補助遊技当否抽選手段
1113a 補助遊技用当否抽選テーブル、1114 特別遊技移行決定手段
1120 変動固定制御手段、1121 変動固定時間タイマ
1130 図柄内容決定手段、1131 主遊技図柄決定手段
1131a 主遊技図柄決定用抽選テーブル、1133 補助遊技図柄決定手段
1133a 補助遊技図柄決定用抽選テーブル、1140 変動態様決定手段
1141 主遊技変動態様決定手段、1141a 主遊技変動態様決定用抽選テーブル
1143 補助遊技変動態様決定手段、1143a 補助遊技変動態様決定用抽選テーブル
1200 表示制御手段、1201 主遊技図柄制御手段
1202 主遊技図柄変動時間管理手段、1202a 主遊技図柄変動管理用タイマ
1203 補助遊技図柄制御手段、1204 補助遊技図柄変動時間管理手段
1204a 補助遊技図柄変動管理用タイマ、1210 主遊技始動口電動役物開閉制御手段
1211 主遊技始動口電動役物開閉条件判定手段、1212 主遊技始動口電動役物開放タイマ
1220 特別遊技制御手段、1221 条件判定手段
1222 特別遊技内容決定手段、1222a 特別遊技内容参照テーブル
1223 特別遊技実行手段、1223a 大入賞口電動役物開閉制御手段
1223b 入賞球カウンタ、1224 特別遊技時間管理手段
1224a 特別遊技用タイマ、1240 特定遊技制御手段
1242 時短終了条件判定手段、1242a 時短回数カウンタ
1250 遊技状態一時記憶手段、1251 主遊技状態一時記憶手段
1251a 主遊技図柄情報一時記憶手段、1252 補助遊技状態一時記憶手段
1252a 補助遊技図柄情報一時記憶手段、1253 特別遊技関連情報一時記憶手段
1254 特定遊技関連情報一時記憶手段
1300 情報送信制御手段、1301 コマンド送信用バッファ
1400 賞球払出決定手段
100 主遊技周辺機器、110 主遊技始動口
111 入球検出装置、112 主遊技電動役物
120 主遊技図柄表示装置、121 主遊技図柄表示部
122 主遊技図柄保留表示部、310 大入賞口
311 入賞検出装置、312 大入賞口電動役物
332 特定入球口、332a 特定入球口入球検出装置
400 補助遊技周辺機器、410 補助遊技始動口
411 補助遊技始動口入球検出装置、420 補助遊技図柄表示装置
421 補助遊技図柄表示部、422 補助遊技図柄保留表示部
B 副制御基板、2000 演出表示制御手段(サブメイン制御部)
2100 表示情報受信手段、2110 メイン側情報一時記憶手段
2200 演出表示制御手段、2210 装飾図柄表示制御手段
2211 装図表示内容決定手段、2211a 装図変動内容決定用抽選テーブル
2212 装図表示関連情報一時記憶手段、2213 装図変動時間管理タイマ
2220 装図保留情報表示制御手段、2221 装図保留情報一時記憶手段
2230 背景演出表示制御手段、2231 背景演出表示内容決定手段
2232 背景演出関連情報一時記憶手段、2240 予告演出表示制御手段
2241 予告演出表示内容決定手段、2242 予告演出関連情報一時記憶手段
2250 リーチ演出表示制御手段、2251 リーチ演出表示内容決定手段
2252 リーチ演出関連情報一時記憶手段、2400 情報送受信制御手段
2500 演出表示手段(サブサブ制御部)、2510 副情報送受信制御手段
2520 画像表示制御手段、2521 画像表示関連情報一時記憶手段
2550 演出表示装置、2551 表示領域
2551a 装飾図柄表示領域、2551b 保留表示部
3000 賞球払出制御基板
3200 賞球払出装置

Claims (2)

  1. 遊技球が入球可能な複数の入球口と、
    前記複数の入球口の内の予め定められた入球口である特定入球口と、
    前記複数の入球口の内の予め定められた入球口である始動口と、
    始動口への遊技球の入球に基づき、遊技内容を決定するための乱数を取得する乱数取得手段と、
    乱数取得手段が取得した前記乱数に基づき、当否判定を実行する当否判定手段と、
    前記当否判定の実行後、当該当否判定の実行に起因した当否結果報知遊技を所定期間に亘って実行する当否結果報知遊技実行手段と、
    前記当否判定の結果が当選である場合における当該当選に係る当否結果報知遊技が終了した後、遊技者にとって有利となる特別遊技状態への移行権利を付与し得る特別遊技状態移行権利付与手段と、
    特別遊技状態への移行権利が未行使である場合、遊技球が特定入球口へ入球したことに起因して、特別遊技状態に移行させる特別遊技状態移行権利行使手段と
    を備え、
    当否結果報知遊技が実行されている場合において、遊技球が特定入球口に入球した場合には、当該実行されている当否結果報知遊技に係る前記所定期間が満了するまでの残り期間を短縮する又は当該実行されている当否結果報知遊技を強制的に終了させるよう構成されている
    ことを特徴とするぱちんこ遊技機。
  2. 前記当否判定の結果が当選である場合における当該当選に係る当否結果報知遊技が実行されている場合において、ある遊技球が特定入球口へ入球した場合には、当該ある遊技球の入球に起因して当該実行されている当否結果報知遊技を強制的に終了させると共に当該ある遊技球の入球に起因して特別遊技状態に移行させるよう構成されている、請求項1記載のぱちんこ遊技機。
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