図1Aは、1つまたは複数の開示された実施形態が実行されうる通信システム100の一例の図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであってもよい。通信システム100は、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、複数の無線ユーザがそのようなコンテンツにアクセスできるようにしてもよい。例えば、通信システム100は、符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用してもよい。
図1Aに示すように、通信システム100は、無線送受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、無線アクセスネットワーク(RAN)104、コアネットワーク106、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含んでもよいが、開示する実施形態が任意の数のWTRU、基地局、ネットワークおよび/またはネットワーク要素を企図することは理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境内で動作かつ/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであってもよい。例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信かつ/または受信するように構成可能であり、ユーザ機器(UE)、移動局、固定またはモバイルの加入者ユニット、ページャ、携帯電話、PDA、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、家庭用電化製品などが含まれうる。
通信システム100はまた、基地局114aおよび基地局114bを含んでもよい。基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dのうち少なくとも1つと無線でインタフェースして、コアネットワーク106、インターネット110および/またはネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークへのアクセスを容易にするように構成された、任意のタイプのデバイスであってもよい。例えば、基地局114a、114bは、無線基地局(BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、無線ルータなどであってもよい。基地局114a、114bは、それぞれ単一の要素として示されるが、基地局114a、114bが任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含みうることは理解されよう。
基地局114aはRAN104の一部でよく、RAN104は、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどの他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)をも含むことができる。セル(図示せず)と呼ばれることがある特定の地理的領域内の無線信号を送信および/または受信するように基地局114aおよび/または基地局114bを構成することができる。セルはさらに、セルセクタに分割することができる。例えば、基地局114aに関連するセルを3つのセクタに分割することができる。このため、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバ、すなわちセルの各セクタについて1つのトランシーバを含むことができる。別の実施形態では、基地局114aはMIMO技術を利用することができ、したがってセルの各セクタについて複数のトランシーバを使用することができる。
基地局114a、114bは、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができ、エアインタフェース116は、任意の適切な無線通信リンク(例えば、無線周波数(RF)、マイクロ波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光線など)でよい。任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用してエアインタフェース116を確立することができる。
より具体的には、上記のように、通信システム100は多元接続システムでよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を利用することができる。例えば、RAN104内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))を使用してエアインタフェース116を確立することのできるUTRA(Universal Mobile Telecommunications System (UMTS) Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、HSPA(High-Speed Packet Access)および/またはHSPA+(Evolved HSPA)などの通信プロトコルを含むことができる。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)および/または高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)を含むことができる。
別の実施形態では、基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、LTE(Long Term Evolution)および/またはLTE−Advanced(LTE-A)を使用してエアインタフェース116を確立することのできるE−UTRA(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実装することができる。
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.16(すなわち、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV−DO、IS−2000(Interim Standard 2000)、IS−95(Interim Standard 95)、IS−856(Interim Standard 856)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)、EDGE(Enhanced Data rates for GSM Evolution)、GERAN(GSM EDGE)などの無線技術を実装することができる。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、ホームノードB、ホームeノードBまたはアクセスポイントであってもよく、職場、自宅、車両、キャンパスなどの局所的なエリア内の無線接続性を容易にするための任意の適切なRATを利用することができる。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立することができる。別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立することができる。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、セルラーベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−Aなど)を利用してピコセルまたはフェムトセルを確立することができる。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有してもよい。このように、基地局114bは、コアネットワーク106を介してインターネット110にアクセスする必要がないことがある。
RAN104は、コアネットワーク106と通信していてもよく、コアネットワーク106は、音声、データ、アプリケーション、および/または、VoIP(voice over internet protocol)サービスを、WTRU102a、102b、102c、102dのうち1つまたは複数に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであってもよい。例えば、コアネットワーク106は、呼制御、課金サービス、モバイル位置情報サービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、かつ/または、ユーザ認証など、高レベルのセキュリティ機能を行うことができる。図1Aに図示しないが、RAN104および/またはコアネットワーク106は、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用する他のRANと、直接的または間接的に通信していてもよいことは理解されよう。例えば、E−UTRA無線技術を利用中でありうる、RAN104に接続されることに加えて、コアネットワーク106はまた、GSM無線技術を採用する別のRAN(図示せず)と通信していてもよい。
コアネットワーク106はまた、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110および/または他のネットワーク112にアクセスするための、ゲートウェイとしての機能を果たすこともできる。PSTN108は、一般電話サービス(POTS)を提供する、回線交換電話網を含んでもよい。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける、TCP、UDPおよびIPなどの共通の通信プロトコルを使用する、相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルなシステムを含みうる。ネットワーク112には、他のサービスプロバイダによって所有かつ/または運用される、有線または無線通信ネットワークが含まれうる。例えば、ネットワーク112には、1つまたは複数のRANに接続された別のコアネットワークが含まれてもよく、これらのRANは、RAN104と同じRATまたは異なるRATを採用してもよい。
通信システム100内のWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部は、マルチモード能力を含んでもよく、すなわち、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含んでもよい。例えば、図1Aに示すWTRU102cは、セルラーベースの無線技術を採用することがある基地局114aと、かつ、IEEE802無線技術を採用することがある基地局114bと、通信するように構成されてもよい。
図1Bは、WTRU102の一例のシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、プロセッサ118、トランシーバ120、送受信素子122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、GPSチップセット136および他の周辺機器138を含んでもよい。WTRU102は、一実施形態と矛盾しないままで、前述の要素の任意のサブコンビネーションを含んでもよいことは理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、また、DSPコア、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、状態マシンなどに関連した、1つまたは複数のマイクロプロセッサであってもよい。プロセッサ118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または、WTRU102が無線環境内で動作できるようにする任意の他の機能性を行うことができる。プロセッサ118は、トランシーバ120に結合されてもよく、トランシーバ120は、送受信素子122に結合されてもよい。図1Bは、プロセッサ118およびトランシーバ120を別々のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118およびトランシーバ120は、電子パッケージまたはチップ内で共に統合可能であることは理解されよう。
送受信素子122は、エアインタフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a)へ信号を送信し、または、基地局から信号を受信するように構成されてもよい。例えば、一実施形態では、送受信素子122は、RF信号を送受信するように構成されたアンテナであってもよい。もう1つの実施形態では、送受信素子122は、例えば、IR、UVまたは可視光信号を送受信するように構成されたエミッタ/検出器であってもよい。さらにもう1つの実施形態では、送受信素子122は、RFおよび光信号を共に送受信するように構成されてもよい。送受信素子122は、任意の組み合わせの無線信号を送受信するように構成されてもよいことは理解されよう。
加えて、送受信素子122は、図1Bで単一の素子として示されるが、WTRU102は、任意の数の送受信素子122を含んでもよい。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を採用してもよい。一実施形態では、WTRU102は、エアインタフェース116を介して無線信号を送受信するための、2つ以上の送受信素子122(例えば、複数のアンテナ)を含んでもよい。
トランシーバ120は、送受信素子122によって送信される信号を変調するように、かつ、送受信素子122によって受信される信号を復調するように構成されてもよい。上述のように、WTRU102は、マルチモード能力を有してもよい。トランシーバ120は、WTRU102が、例えば、UTRAおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信できるようにするための複数のトランシーバを含んでもよい。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニット、もしくは、有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット)に結合されてもよく、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサ118はまた、ユーザデータを、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、および/または、ディスプレイ/タッチパッド128に出力することもできる。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130および/またはリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。非リムーバブルメモリ130には、RAM、ROM、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリ記憶装置が含まれうる。リムーバブルメモリ132には、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどが含まれうる。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に位置していないメモリからの情報にアクセスし、そのメモリにデータを格納することができる。
プロセッサ118は、電源134から電力を受信することができ、WTRU102内の他のコンポーネントへの電力を分配かつ/または制御するように構成されてもよい。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスであってもよい。例えば、電源134には、1つまたは複数の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、燃料電池などが含まれうる。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136にも結合されてもよく、GPSチップセット136は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(例えば、経度および緯度)を提供するように構成されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えて、またはその代わりに、WTRU102は、エアインタフェース116を介して、基地局(例えば、基地局114a、114b)から位置情報を受信し、かつ/または、信号が2つ以上の近くの基地局から受信されるタイミングに基づいて、その位置を決定することができる。WTRU102は、一実施形態と矛盾しないままで、任意の適切な位置決定方法を通じて位置情報を獲得できることは理解されよう。
プロセッサ118は、他の周辺機器138にさらに結合されてもよく、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくは無線接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールが含まれうる。例えば、周辺機器138には、加速度計、eコンパス、衛星トランシーバ、デジタルカメラ(写真またはビデオ用)、USB(universal serial bus)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、デジタル音楽プレイヤ、メディアプレイヤ、ビデオゲームプレイヤモジュール、インターネットブラウザなどが含まれうる。
図1Cは、一実施形態によるRAN104およびコアネットワーク106のシステム図である。上述のように、RAN104は、UTRA無線技術を採用して、エアインタフェース116を介して、WTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104はまた、コアネットワーク106と通信していてもよい。図1Cに示すように、RAN104は、ノードB140a、140b、140cを含んでもよく、ノードB140a、140b、140cは、エアインタフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための、1つまたは複数のトランシーバをそれぞれ含んでもよい。ノードB140a、140b、140cは、RAN104内の特定のセル(図示せず)にそれぞれ関連付けられてもよい。RAN104はまた、RNC142a、142bを含んでもよい。RAN104は、一実施形態と矛盾しないままで、任意の数のノード−BおよびRNCを含んでもよいことは理解されよう。
図1Cに示すように、ノードB140a、140bは、RNC142aと通信していてもよい。加えて、ノードB140cは、RNC142bと通信していてもよい。ノードB140a、140b、140cは、Iubインタフェースを介して各RNC142a、142bと通信してもよい。RNC142a、142bは、Iurインタフェースを介して互いに通信していてもよい。RNC142a、142bの各々は、それが接続される先の各ノードB140a、140b、140cを制御するように構成されてもよい。加えて、RNC142a、142bの各々は、アウターループ電力制御、負荷制御、アドミッション制御、パケットスケジューリング、ハンドオーバ制御、マクロダイバーシティ、セキュリティ機能、データ暗号化などの他の機能性を実行またはサポートするように構成されてもよい。
図1Cに示すコアネットワーク106は、メディアゲートウェイ(MGW)144、移動交換局(MSC)146、サービングGPRSサポートノード(SGSN)148、および/またはゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)150を含んでもよい。前述の要素の各々は、コアネットワーク106の一部として示されるが、これらの要素のいずれか1つは、コアネットワークオペレータ以外のエンティティによって所有かつ/または操作されうることは理解されよう。
RAN104内のRNC142aは、IuCSインタフェースを介して、コアネットワーク106内のMSC146に接続されてもよい。MSC146は、MGW144に接続されてもよい。MSC146およびMGW144は、WTRU102a、102b、102cに、PSTN108など、回路交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の固定電話通信デバイスの間の通信を容易にすることができる。
RAN104内のRNC142aはまた、IuPSインタフェースを介して、コアネットワーク106内のSGSN148にも接続されてもよい。SGSN148は、GGSN150に接続されてもよい。SGSN148およびGGSN150は、WTRU102a、102b、102cに、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスの間の通信を容易にすることができる。
上述のように、コアネットワーク106はまた、ネットワーク112にも接続されてもよく、ネットワーク112には、他のサービスプロバイダによって所有かつ/または運用される、他の有線または無線通信ネットワークが含まれうる。
図2Aは、シングルキャリア動作(SC)のためのHS−DPCCHフォーマットの一例を示す。図示のように、ACK/NACKコードブックサイズは4であってもよく、A/N(4)と示すことができる。HS−DPCCHフォーマットは、(20,5)リードマラー符号によってエンコードされた5ビットのCQIテーブルを含んでもよく、CQI(20,5)と示すことができる。
図2Bは、MIMOを有するシングルキャリア動作(SC+MIMO)のためのHS−DPCCHフォーマットの一例を示す。図示のように、ACK/NACKコードブックサイズは8であってもよく、A/N(8)と示すことができる。タイプA送信では、HS−DPCCHフォーマットは、(20,10)リードマラー符号によってエンコードされた、8ビットのCQI+2ビットのPCIを含んでもよい。タイプB送信では、HS−DPCCHフォーマットは、(20,7)リードマラー符号によってエンコードされた5ビットのCQIテーブルを含んでもよい。図2Bに示すように、CQIテーブルのフォーマットは、CQI(20,7/10)と示すことができる。
図2Cは、デュアルキャリア動作(DC)のためのHS−DPCCHフォーマットの一例を示す。ACK/NACKコードブックサイズは10であってもよく、A/N(10)と示すことができる。HS−DPCCHフォーマットは、(20,10)リードマラー符号によってエンコードされた10ビットのCQIテーブルを含んでもよく、CQI(20,10)と示すことができる。
図2Dは、MIMOを有するデュアルキャリア動作(DC+MIMO)のためのHS−DPCCHフォーマットの一例を示す。ACK/NACKコードブックサイズは50であってもよく、A/N(50)と示すことができる。タイプA送信では、HS−DPCCHフォーマットは、(20,10)リードマラー符号によってエンコードされた、8ビットのCQI+2ビットのPCIのCQIテーブルを含んでもよい。タイプBでは、HS−DPCCHフォーマットは、(20,7)リードマラー符号によってエンコードされた、5ビットのCQI+2ビットのプリコーディング制御情報(PCI)のCQIテーブルを含んでもよい。図2Dに示すように、CQIテーブルのフォーマットは、CQI(20,7/10)と示すことができる。図2Dに示すように、キャリア1およびキャリア2のためのCQI/PCI情報を時間多重化することができる。
図3は、HS−DPCCHフォーマットを示す。図示のように、サブフレーム310は、3つのタイムスロット320、330および340を含んでもよい。HS−DPCCHは、256の拡散係数によるBPSK変調、および、単一のチャネライゼーションコードを使用して構成されてもよい。確認応答フィードバックを搬送するために割り振られたHARQ−ACKフィールド350は、10ビットを含みうるタイムスロット320などの1つのタイムスロットを取ることができる。CQI/PCIフィールド360には、合計20ビットを有する、タイムスロット330および340などの2つのタイムスロットが割り当てられてもよい。HARQ−ACKフィールド350は、MIMOにより、最大2つのHS−DSCHセルのためのフィードバックを搬送することができ、CQI/PCIフィールド360は、時分割多重化(TDM)方式で、各セル間で行き来するMIMOにより、最大2つのHS−DSCHセルのためのフィードバックを搬送することができる。HARQ−ACKおよびCQI/PCIフィールド350および360を、独立して符号化かつ送信することができる。
実施形態の例を、3GPP UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)との関連で説明する。UMTSとの関連での説明を簡単にするため、以下の定義が適用可能であってもよい。例えば、「Secondary_Cell_Enabled」は、WTRUがセカンダリサービングセルにより構成されるかどうかを記述することができる。「Secondary_Cell_Active」は、WTRUがアクティブなセカンダリサービングセルにより構成されるかどうかを記述することができる。WTRUが1つまたは複数のセカンダリサービングHS−DSCHセルにより構成される場合、Secondary_Cell_Enabledは1であってもよく、そうでない場合は、Secondary_Cell_Enabledは0であってもよく、Secondary_Cell_Activeは0であってもよい。Secondary_Cell_Enabledが1であり、かつ、セカンダリサービングHS−DSCHセルのうち少なくとも1つが(例えば、HS−SCCHオーダーを介して)アクティブ化される時、Secondary_Cell_Activeは1であってもよく、そうでない場合は、Secondary_Cell_Activeは0であってもよい。「Number_of_Secondary_Active_Cells」は、アクティブなセカンダリサービングセルの数を記述することができる。例えば、Secondary_Cell_Enabledが1であり、かつ、Secondary_Cell_Activeが1である場合、Number_of_Secondary_Active_Cellsは、1、2または3に等しくてもよく、アクティブ化されるHS−DSCHセルの数を示し、そうでない場合は、Number_of_Secondary_Active_Cellsは、0に設定されてもよい。
「HS−DSCHセル」という用語はまた、「セル」、「サービングセル」、「キャリア」および「ダウンリンクキャリア」と呼ばれることもあり、本明細書で入れ替え可能に使用されうる。さらに、HS−DSCHセルには、プライマリサービングHS−DSCHセル、および/または、セカンダリサービングHS−DSCHセルが含まれうる。「合成PCI/CQI」、「PCI/CQI」および「CQI」という用語は、本明細書で入れ替え可能に使用されうる。
WTRUが多重キャリア動作用に構成される時、HS−DPCCHサブフレーム構造は、長さ2ms(3×2560チップ)のものであってもよい。サブフレームは、各々の長さが2560チップである、3つのスロットを含んでもよい。HARQ−ACKは、HS−DPCCHサブフレームの第1のスロットにおいて搬送されてもよい。CQI、および、WTRUがMIMOモードで構成される場合、PCIは、HS−DPCCHサブフレームの第2のスロットおよび第3のスロット内で、合同で搬送されてもよい。
一実施形態では、HS−DPCCHスロットフォーマットは、3つ以上のサービングセルに対処することができる。例えば、単一のHS−DPCCHチャネライゼーションコードを使用して、3つ、4つまたはそれ以上のサービングHS−DSCHセルからのダウンリンクHS−DSCH送信に関連するフィードバックシグナリングを搬送することができる。
表1は、HS−DPCCHのためのスロットフォーマットの例を示す。図示のように、スロットフォーマット1は、1スロット当たり20ビットを搬送することができる。拡散係数は、128であってもよく、1アップリンクHS−DPCCHスロット当たり20ビットがありうる。スロットフォーマット1は、サブフレームが60ビットを搬送できること、チャネルビットレートが毎秒30キロビット(kbps)でありうること、タイムスロットが20ビットを搬送できること、および/または、1サブフレーム当たり3つのスロットがありうることを示すことができる。
図12は、フィードバック情報送信の一例を示す。図示のように、符号1210で、HS−DPCCHスロットフォーマットを決定することができる。例えば、この決定は、図1Bに関して上述されたプロセッサ118など、WTRUのプロセッサを介して行われてもよい。例えば、HS−DPCCHスロットフォーマットは、構成されたセカンダリセルの数、および/またはMIMOにより構成可能なセルの数に基づいて決定されてもよい。
一実施形態では、2つ以上のセカンダリセルが構成される場合、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット1を使用することができる。例えば、構成されたセカンダリセルの数が2に等しいか、または、パラメータSecondary_Cell_Enabledが2であり、かつ、MIMOが少なくとも1つのセル内で構成される場合、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット1を使用することができる。例えば、構成されたセカンダリセルの数が3に等しい場合、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット1を使用することができる。例えば、WTRUが2つ以上のセカンダリサービングセルにより構成され、かつ、1つのアクティブなセカンダリセルがあるか、または、パラメータSecondary_Cell_Active=1である場合、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット1を使用することができる。例えば、アクティブなセカンダリアクティブセルの数が1より大きいか、または、パラメータNumber_of_Secondary_Active_Cells>1である場合、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット1を使用することができる。
一実施形態では、2つに満たないセカンダリセルが構成される/使用可能にされる場合、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット0を使用することができる。例えば、3つ以上のセカンダリサービングセルが構成され、かつ、2つに満たないセカンダリサービングセルがアクティブである場合、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット0を使用することができる。
符号1220で、決定されたHS−DPCCHスロットフォーマットに従ってフィードバック情報を送信することができる。例えば、フィードバック情報は、図1Bに関して上述されたトランシーバ120などのWTRUのトランシーバを介して送信されてもよい。
一実施形態では、HS−DPCCHフレーム構造のための拡散係数を低減することができる。例えば、拡散係数は、256から128に低減されてもよい。表1に示すように、HS−DPCCHスロットフォーマット#1の拡散係数は128である。これにより、1サブフレーム当たりの送信されるビットの数を増し、3つ以上のサービングセルのためのフィードバック情報がサブフレーム内で送信可能となるようにすることができる。例えば、拡散係数を256から128に低減することができる時、HS−DPCCHのための使用可能なビットの数を、1サブフレームにつき倍にすることができる。同じBPSKエンコードを使用することができる。1つのスロットをHARQ−ACK専用にすることができ、2つのスロットをCQI/PCIに割り振ることができる。例えば、1サブフレーム当たり、HARQ−ACKフィールドは、20ビットを含んでもよく、CQI/PCIフィールドは、40ビットを含んでもよい。
一実施形態では、倍のビット数を有するフィードバックフィールドを合同でエンコードすることができる。単一の合成フィードバックコードブックを、表2に記載されたサイズで送信することができる。表2は、HS−DPCCHフィードバック送信のためのダウンリンク構成を示す。表2は、送信されるトランスポートブロックの総数の順で提示される。表2に示すように、設計の複雑さは、表のサイズがトランスポートブロックの数に応じて指数関数的に増大するにつれて、より相当なものとなる。
一実施形態では、フィードバックフィールドは、2つのフィードバックチャネルなど、複数のフィードバックチャネルに分割されうる。各フィードバックチャネルは、1つまたは複数のダウンリンクキャリア/サービングセルのための、ACK/NACKまたはCQI/PCIフィードバックのために生成された情報フィールドを含んでもよい。フィードバックチャネルはまた、「フィードバックグループ」、「フィードバック対」、「フィードバックメッセージ」または「フィードバックコードワード」を指すこともあり、これらの用語は本願において入れ替え可能に使用されうる。フィードバックグループは、1つまたは複数のサービングセルを含んでもよい。フィードバックチャネルは、フィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよく、または、搬送してもよい。一実施形態では、広範囲な最適コードブック探索を必要とすることなく、ACK/NACKまたはCQI/PCIフィードバックのための従来の符号化方式を再使用することができる。
一実施形態では、異なるフィードバックチャネルのためのフィードバック情報を合同で符号化(jointly coded)して、符号化利得を実現できるようにすることができる。一実施形態では、異なるフィードバックチャネルのためのフィードバック情報を、独立して符号化することができる。フィードバックチャネルの分離は、物理層マッピングで実行可能である。フィードバックチャネルからの符号化されたビットは、時分割多重化手法を使用して、HS−DPCCHシンボルへマップされうる。
フィードバックチャネル/グループは、複数のHARQ−ACKフィールドおよび複数のCQI/PCIフィードバックフィールドを有するHS−DPCCHサブフレームフォーマットを介して、分離されてもよい。例えば、HS−DPCCHサブフレームは、2つのHARQ−ACKフィールドおよび2つのCQI/PCIフィードバックフィールドを含んでもよい。各フィードバックチャネルのためのチャネル符号化は、各フィールドに独立して定義かつ適用されてもよい。符号化されたビットは、HS−DPCCHフレームフォーマットによって定義された順序でHS−DPCCHシンボルへマップされてもよい。
一実施形態では、フィードバックチャネルは、最大2つのダウンリンクHS−DSCHサービングセル/キャリアのための、ACK/NACKおよびCQI/PCIフィードバックフィールドを搬送することができる。各フィードバックフィールドは、合同で符号化されてもよい。例えば、フィードバックチャネルは、通常および/または合成HARQ−ACKコードワード、並びに、通常のCQIおよび/または合成PCI/CQIコードワードを搬送することができる。合成HARQ−ACKコードワードは、最大2つのサービングセルのためのフィードバック情報を搬送することができるHARQ−ACKコードワードを含んでもよい。合成PCI/CQIコードワードは、MIMOサポートを有する最大1つのセル、および、TDM方式で使用される時にMIMOサポートを有する2つのセルのためのフィードバックを搬送することができる。2つのフィードバックチャネルは、MIMOが構成されたサービングセルを含む、最大4つのダウンリンクHS−DSCHサービングセルをサポートすることができる。以下で、2つのフィードバックチャネル/フィードバックコードワード/フィードバックグループを、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2と示すことがある。
図13は、フィードバック情報送信の一例を示す。図示のように、符号1310で、サービングセルをフィードバックグループにグループ化することができる。例えば、サービングセルは、図1Bに関して上述されたプロセッサ118などのWTRUのプロセッサを介して、かつ/または、図1Bに関して上述されたトランシーバ120などのWTRUのトランシーバを介してグループ化されてもよい。
一実施形態では、複数のHS−DSCHサービングセルからのフィードバック情報は、フィードバック対またはフィードバックグループに編成されてもよい。例えば、サービングセルは、2つのフィードバックグループにグループ化されてもよい。フィードバックグループは、1つまたは複数のHS−DSCHサービングセルを含んでもよい。例えば、フィードバックグループは、最大2つのHS−DSCHサービングセルを含んでもよい。フィードバックグループは、まとめて処理されてもよい。例えば、HARQ−ACKフィードバックは、10ビットのフィールドにエンコードされてもよく、CQI/PCIフィードバックは、20ビットのバイナリフィールドにエンコードされてもよい。
例えば、サービングHS−DSCHセルおよび第1のセカンダリサービングHS−DSCHセルがグループ化されて、第1のフィードバックグループが形成されてもよく、第3のセカンダリサービングHS−DSCHセルおよび第4のセカンダリサービングHS−DSCHセルをグループ化して、第2のフィードバックグループを形成することができる。例えば、WTRUは、3つのキャリアにより構成されてもよく、例えば、2つのセカンダリサービングHS−DSCHセルが構成される。これらのフィードバックグループのうち一方は、2つのHS−DSCHセルを含んでもよく、他方のフィードバックグループは、残りのセルを含んでもよい。残りのセルは、サービングHS−DSCHセル、または、これらのセカンダリサービングHS−DSCHセルのうち1つを含んでもよい。
より小さい128の拡散係数を有するHS−DPCCHフレームフォーマットが分割されて、2つのフィードバックコードワードが送信されてもよい。フィードバックコードワードは、フィードバックグループまたはフィードバックチャネルのためのフィードバック情報を搬送することができる。フィードバックグループは、複数のHS−DSCHセルまたはキャリアのフィードバック情報をグループ化することによって、形成されてもよい。フィードバックコードワードは、30ビットを含んでもよい。
一実施形態では、HS−DPCCHフレームフォーマットは、フィールド毎の分割を介して分割されてもよい。HARQ−ACKフィールドおよびCQI/PCIフィールドなどの個々のフィードバックフィールドは、複数の部分に分割されてもよい。例えば、個々のフィードバックフィールドは、半分ずつに分割されてもよい。フィードバックコードワードは、各フィードバックグループに対応するHARQ−ACKフィールドの部分、および、各フィードバックグループに対応するCQI/PCIフィールドの部分を集めることによって、形成されてもよい。HARQ−ACKフィールドは、サブフレーム内のフィードバックコードワードの第1の部分にマップされてもよく、PCI/CQIフィールドは、フィードバックコードワードの第2の部分にマップされてもよい。
図4は、HS−DPCCHフレームフォーマットの一例を示す。図示のように、サブフレーム410は、3つのタイムスロット420、430および440を含んでもよい。例えば、タイムスロット420などの第1のタイムスロットは、HARQ−ACK情報を送信するために割り振られてもよい。第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロットは、CQI/PCI情報を送信するために割り振られてもよい。図示のように、タイムスロット420などのタイムスロットは、2つの部分450および460に区画されてもよい。コードワード1およびコードワード2は、サブフレーム410内で送信されてもよい。例えば、コードワード1は、第1のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよく、コードワード2は、第2のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよい。例えば、サービングHS−DSCHセルおよび第1のセカンダリサービングHS−DSCHセルのためのACK/NACKフィードバックは、コードワード1にグループ化され、10ビットのHARQ−ACKフィールドにエンコードされてもよい。図示のように、部分450が使用されて、コードワード1のHARQ−ACK情報が送信されてもよい。第2のセカンダリサービングHS−DSCHセルおよび第3のセカンダリサービングHS−DSCHセルのためのACK/NACKフィードバックは、コードワード2にグループ化され、もう1つの10ビットのHARQ−ACKフィールドにエンコードされてもよい。図示のように、部分460が使用されて、コードワード2のHARQ−ACK情報が送信されてもよい。例えば、サービングHS−DSCHセルおよび第1のセカンダリサービングHS−DSCHセルのためのCQI/PCIフィードバックは、コードワード1にグループ化され、20ビットのCQI/PCIフィールドにエンコードされてもよい。図示のように、タイムスロット430は、コードワード1のCQI/PCIフィードバック情報を送信するためにマップされてもよい。第2のセカンダリサービングHS−DSCHセルおよび第3のセカンダリサービングHS−DSCHセルのためのCQI/PCIフィードバックは、コードワード2にグループ化され、もう1つの20ビットのCQI/PCIフィールドにエンコードされてもよい。図示のように、タイムスロット440は、コードワード2のCQI/PCIフィードバック情報を送信するためにマップされてもよい。
一実施形態では、HS−DPCCHフレームフォーマットは、タイムスロット毎の分割を介して分割されてもよい。HS−DPCCHサブフレーム内のタイムスロットは、複数の部分に分割されてもよい。例えば、HS−DPCCHサブフレーム内の各タイムスロットは、半分ずつに分割されてもよい。フィードバックコードワードは、各タイムスロットの部分を集めることによって形成されてもよい。例えば、第1のフィードバックコードワードは、各タイムスロットの前半を集めることによって形成されてもよく、第2のフィードバックコードワードは、各タイムスロットの残りの半分を集めることによって形成されてもよい。フィードバックコードワードは、それぞれ10ビットの3つのパートに渡って分散された30ビットの集合サイズを有してもよい。例えば、各HS−DSCHセル、または、複数のHS−DSCHセルのグループに関連付けられたHARQ−ACKフィールドは、コードワードの第1の部分にマップされてもよく、PCI/CQIフィールドは次いで、コードワードの第2の部分および第3の部分にマップされてもよい。
図5は、HS−DPCCHフレームフォーマットの一例を示す。図示のように、コードワード1およびコードワード2は、3つのタイムスロット520、530および540を含みうるサブフレーム510内で送信されてもよい。例えば、各タイムスロットは、2つの部分に区画されてもよい。図示のように、タイムスロット520は2つの部分550および560に、タイムスロット530は部分570および580に、タイムスロット540は部分590および595に区画されてもよい。例えば、コードワード1は、第1のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよく、コードワード2は、第2のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよい。図示のように、コードワード1は、3つのパートであるパート1、パート2およびパート3に区画されてもよく、コードワード2は、3つのパートであるパート1、パート2およびパート3に区画されてもよい。各コードワードパートは、タイムスロット部分内で送信されてもよい。
一例では、HARQ−ACKフィールドは、フィードバックコードワード1のパート1にマップされてもよく、タイムスロット部分550内で送信されてもよい。PCI/CQIフィールドは、フィードバックコードワード1のパート2および3にマップされてもよく、タイムスロット部分570および590内で送信されてもよい。
一例では、HARQ−ACKフィールドは、フィードバックコードワード1のパート2にマップされてもよく、タイムスロット部分570内で送信されてもよい。PCI/CQIフィールドは、フィードバックコードワード1のパート1および3にマップされてもよく、タイムスロット部分550および590内で送信されてもよい。
図13へ戻ると、符号1320で、チャネル符号化を、フィードバックグループのためのフィードバック情報に適用することができる。例えば、チャネル符号化は、図1Bに関して上述されたプロセッサ118などのWTRUのプロセッサを介して、かつ/または、図1Bに関して上述されたトランシーバ120など、WTRUのトランシーバを介して適用されてもよい。
符号1330で、フィードバックグループのためのフィードバック情報を連結して、合成フィードバック情報を形成することができる。一実施形態では、複数のフィードバックグループの各々のフィールドのためのチャネル符号化は独立して行われてもよい。例えば、フィードバックグループのためのフィードバック情報は、図1Bに関して上述されたプロセッサ118などのWTRUのプロセッサを介して、かつ/または、図1Bに関して上述されたトランシーバ120などのWTRUのトランシーバを介して連結されてもよい。
表1に記載されたHS−DPCCHスロットフォーマット1が使用される時、複数のフィードバックグループに対応するフィードバック情報が連結されてもよい。フィードバックコードワードは、物理チャネルにマップされる前に連結されてもよい。一実施形態では、物理チャネルマッピングブロックまたはエンティティが、適切なチャネルマッピングが行われることを保証する場合、連結が行われないことがある。
図6は、HARQ−ACKメッセージのための符号化フローの一例を示す。例えば、符号化ユニットへのデータ入力ビットは、HS−DSCHセルのためのHARQ−ACKメッセージを含んでもよい。HS−DSCHセルのためのフィードバック情報データは、2つのセットなど、複数にグループ化されてもよく、別々のフィードバックコードワードを介して送信されてもよい。例えば、1つのセットは、最大2つのHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送してもよく、フィードバックコードワード内に含まれてもよい。
図6に示すように、第1のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACK610は、第1のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよく、第2のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACK620は、第2のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含む。第1のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACK610、および、第2のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACK620のためのチャネル符号化は、チャネル符号化ユニット/機能650およびチャネル符号化ユニット/機能660を介して、独立して、または別々に行われてもよい。チャネル符号化は、並列または順次に行われてもよく、時間多重化されてもよい。
図6に示すように、2つのチャネル符号化ユニット650および660の出力は、連結されてもよい。第1のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKメッセージ630、および、第2のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKメッセージ640が、連結ユニット670を介して連結されて、出力ビット675が形成されてもよい。例えば、第1のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKメッセージ630を、w1 0、w1 1、...、w1 9と示すことができ、第2のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKメッセージ640を、w2 0、w2 1、...、w2 9と示すことができる。ビットw1 0、w1 1、...、w1 9およびw2 0、w2 1、...、w2 9が連結されて、w0、w1、...、w19が形成されてもよい。図示のように、連結ユニットの出力ビット675は、物理チャネルマッピング機能680に供給されて、物理チャネル690にマップされてもよい。
図7は、CQIまたはPCI/CQIレポートのための符号化フローの一例を示す。例えば、符号化ユニットへのデータ入力ビットは、1つまたは複数のHS−DSCHセルのためのCQI、タイプA CQI/PCI、および/または、タイプB CQI/PCIを含んでもよい。例えば、フィードバックグループが、MIMOモードで構成されたHS−DSCHセルを含む場合、フィードバックグループのための測定指示は、プリコーディング制御指示(PCI)およびチャネル品質指示(CQI)を含んでもよい。HS−DSCHセルのためのフィードバック情報データは、2つのセットなど、複数にグループ化されてもよく、別々のフィードバックコードワードを介して送信されてもよい。例えば、1つのセットは、最大2つのHS−DSCHセルのためのCQI、タイプA CQI/PCI、および/または、タイプB CQI/PCIを搬送してもよく、フィードバックコードワード内に含まれてもよい。
図7に示すように、第1のフィードバックグループに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/またはCQI/PCIタイプB710は、第1のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよく、第2のフィードバックコードワードに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/または、CQI/PCIタイプB720は、第2のフィードバックグループのためのフィードバック情報を含んでもよい。第1のフィードバックグループに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/または、CQI/PCIタイプBレポート710、および、第2のフィードバックコードワードに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/または、CQI/PCIタイプBレポート720のためのチャネル符号化は、チャネル符号化ユニット/機能730およびチャネル符号化ユニット/機能740を介して、独立して、または別々に行われてもよい。チャネル符号化は、並列または順次に行われてもよく、時間多重化されてもよい。
図7に示すように、2つのチャネル符号化ユニット/機能730および740の出力は、連結されてもよい。第1のフィードバックグループに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/または、CQI/PCIタイプBレポート750、および、第2のフィードバックグループに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/または、CQI/PCIタイプBレポート760が、連結ユニット/機能770を介して連結されて、出力ビット780が形成されてもよい。例えば、単一のHS−DSCHセルが、所与のフィードバックグループに対応可能である場合、CQI情報ビットの総数は5であってもよく、そうでない場合は、CQI情報ビットの総数は10ビットであってもよい。例えば、第1のフィードバックグループに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/または、CQI/PCIタイプBレポート750を、b1 0、b1 1、...、b1 19と示すことができ、第2のフィードバックコードワードに関連付けられたCQI、CQI/PCIタイプA、および/または、CQI/PCIタイプBレポート760を、b2 0、b2 1、...、b2 19と示すことができる。ビットb1 0、b1 1、...、b1 19およびb2 0、b2 1、...、b2 19が連結されて、b0、b1、...、b39が形成されてもよい。図示のように、連結ユニットの出力ビット780は、物理チャネルマッピング機能790に供給されて、物理チャネル795にマップされてもよい。
例えば、フィードバックコードワードが、MIMOモードで構成されることがないデュアルHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送する時、入力ビット710は、第1のフィードバックグループのためのCQI、または、第1のフィードバックコードワードに関連付けられたCQIを含んでもよく、入力ビット720は、第2のフィードバックグループのためのCQI、または、第2のフィードバックコードワードに関連付けられたCQI720を含んでもよい。フィードバックコードワードが、デュアルHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送し、両方のセルがMIMOモードで構成される時、入力ビット710は、第1のフィードバックグループのためのCQI/PCIタイプAもしくはCQI/PCIタイプBレポート、または、第1のフィードバックコードワードに関連付けられたCQI/PCIタイプAもしくはCQI/PCIタイプBレポートを含んでもよい。入力ビット720は、第2のフィードバックグループのためのCQI/PCIタイプAもしくはCQI/PCIタイプBレポート、または、第2のフィードバックコードワードに関連付けられたCQI/PCIタイプAもしくはCQI/PCIタイプBレポートを含んでもよい。フィードバックチャネルが、1つがMIMOモードで構成されるデュアルHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送する時、入力ビット710は、MIMOにより構成されたフィードバックグループのためのCQI/PCIタイプAまたはCQI/PCIタイプBレポートを含んでもよく、入力ビット720は、MIMOにより構成されないフィードバックグループのためのCQIを含んでもよい。
HS−DPCCHが2つのフィードバックコードワードにより動作する時、HS−DPCCH連結機能は、2つのフィードバックコードワードからのチャネル符号化機能の出力、HARQ−ACKのためのw1 k、w2 kおよびCQI/PCIのためのb1 k、b2 kを連結してもよい。例えば、チャネル符号化機能の出力は以下のように連結されてもよい。
w0、w1、...、w9、w10、w11、...、w19=w1 0、w1 1、...、w1 9、w2 0、w2 1、...、w2 9
b1、...、b9、b10、...、b19、b20、...、b29、b30、...、b39=b1 0、b1 1、...、b1 19、b2 0、b2 1、...、b2 19。
連結機能の後、HS−DPCCH物理チャネルマッピング機能は、入力ビットwkを物理チャネルへ直接マップし、それらのビットをkについて昇順に、または降順に無線で送信できるようにすることができる。HS−DPCCH物理チャネルマッピング機能は、入力ビットbkを物理チャネルへ直接マップし、ビットをkについて昇順に、または降順に無線で送信できるようにすることができる。
一実施形態では、複数のキャリア/セルのためのフィードバック情報は、複数のフィードバックグループにグループ化されてもよい。例えば、フィードバック情報は、2つのフィードバックグループにグループ化されてもよい。各フィードバックグループは、対応するフィードバックコードワードに割り当てられてもよい。フィードバックコードワードがわずか2つのキャリア/セルのためのフィードバック情報を含む場合、HARQ−ACKまたはCQI/PCIのための標準の符号化方式が再使用可能である。表3は、再使用可能である符号化方式の例を列挙する。
表3に示すように、リリース8(デュアルキャリア)およびリリース9(MIMOを有するデュアルキャリア)符号化方式は、同時に2つのキャリアのためのフィードバックを提供することができる。デュアルキャリア、または、MIMOを有するデュアルキャリア符号化方式のためのフィードバックリソースは、本明細書で、フィードバックスロットと呼ばれることがある。
フィードバック情報の量は、キャリア構成の各々におけるトランスポートブロックの数によって決まることがあるので、表3の符号化方式は、異なる符号化レートを有することがあり、したがって、異なる符号化性能の結果となることがある。
一実施形態では、キャリアのためのフィードバック情報は、第1のフィードバックコードワードにマップされてもよい。フィードバック情報は最初に、第1のコードワードにマップされてもよい。第1のフィードバックコードワードが完全にデータで占められている場合、残りのキャリアのためのフィードバック情報は、第2のフィードバックコードワードにマップされてもよい。第2のフィードバックコードワードが、より多くのフィードバック情報を搬送するための容量を有する場合、第1のフィードバックコードにマップされたワードフィードバック情報、または、その一部は、第2のフィードバックコードワード内で繰り返されてもよい。
例えば、WTRUが1つまたは2つのアクティブなサービングセルにより構成される時、アクティブなサービングセルのためのフィードバック情報が繰り返されて、サブフレームが満たされてもよい。例えば、アクティブなキャリアのためのフィードバック情報は、第1のフィードバックコードワードに適合してもよい。フィードバック情報を、第2のフィードバックコードワードに複製して、アクティブなキャリアのためのフィードバック情報が繰り返し可能となるようにすることができる。これにより、送信の信頼性を向上させることができる。
例えば、2つのアクティブなキャリア(例えば、C1およびC3、または、C1およびC2、または、任意の他の組み合わせ)がある時、2つのアクティブ化されたキャリアのためのフィードバック情報は、第1のフィードバックコードワードに適合してもよい。2つのアクティブ化されたキャリアのためのフィードバック情報が繰り返されて、第2のフィードバックコードワードが満たされてもよい。
図8は、HS−DPCCHフレームフォーマットの一例を示す。図示のように、サブフレーム810は、タイムスロット1 820、タイムスロット2 830およびタイムスロット3 840を含んでもよい。タイムスロット1 820は、フィードバック情報のHARQ−ACKフィールドにマップされてもよく、タイムスロット2 830およびタイムスロット3 840は、フィードバック情報のCQIフィールドにマップされてもよい。例えば、サービングHS−DPCCHセルおよびセカンダリサービングHS−DPCCHセルなど、2つのキャリアまたは2つのサービングセルがアクティブであってもよい。これらの2つのセルをC1およびC2と示すことがある。一実施形態では、C1およびC2など、2つのアクティブなキャリア/セルは、フィードバックグループ内でグループ化されてもよく、2つのキャリア/セルのためのフィードバック情報は、フィードバックコードワード内に含まれてもよい。C1およびC2のためのHARQ−ACK情報が、合同でエンコードされ、繰り返されて、HS−DPCCHサブフレームのスロット1 820など、HARQ−ACKスロット全体が満たされてもよい。図8に示すように、タイムスロット1 820の部分822にマップされた、C1およびC2のためのHARQ−ACK情報が、タイムスロット1 820の部分826内で繰り返されてもよい。C1およびC2のためのCQI情報が繰り返されて、HS−DPCCHサブフレームのタイムスロット2 830およびタイムスロット3 840を含みうる2つのスロットCQIフィールドが満たされてもよい。図8に示すように、タイムスロット2 830にマップされたC1およびC2のためのCQI情報が、HS−DPCCHサブフレームのタイムスロット3 840内で繰り返されてもよい。
例えば、WTRUは、プライマリサービングセルおよび2つの構成されたセカンダリサービングセルなど、3つのサービングセルにより構成されてもよい。2つの使用可能にされたセカンダリサービングセルは、アクティブなセカンダリサービングセル、および、非アクティブ化されたセカンダリサービングセルを含んでもよい。WTRUは、プライマリサービングセルおよび3つの構成されたセカンダリサービングセルなど、4つのサービングセルにより構成されてもよい。3つの構成されたセカンダリサービングセルは、アクティブなセカンダリサービングセル、および、2つの非アクティブ化されたセカンダリサービングセルを含んでもよい。プライマリサービングセルのためのHARQ−ACK情報、および、アクティブなセカンダリサービングセルのためのHARQ−ACK情報は、合同でエンコードされてもよい。例えば、合同で符号化されたHARQフィードバック情報が形成されてもよい。合同で符号化されたHARQフィードバック情報は、HARQフィードバック送信のために割り振られたタイムスロットの一部分、例えば、タイムスロット1 820の部分822内で送信されてもよい。合同で符号化されたHARQフィードバック情報は、HARQフィードバック送信のために割り振られたタイムスロットの第2の部分、例えば、タイムスロット1 820の部分826内で繰り返されてもよい。例えば、合同で符号化されたHARQフィードバック情報が繰り返されて、サブフレーム810など、サブフレームのHARQフィールド全体が満たされてもよい。
例えば、WTRUは、プライマリサービングセルおよび2つまたは3つの構成されたセカンダリサービングセルなど、3つまたは4つのサービングセルにより構成されてもよい。構成されたセカンダリサービングセルは、少なくとも1つの非アクティブ化されたセカンダリサービングセルを含んでもよい。各アクティブなセルのためのCQI情報が繰り返されて、CQI送信のために割り振られたタイムスロットが満たされてもよい。例えば、各アクティブなセルのためのCQI情報が繰り返されて、HS−DPCCHサブフレーム内の2つのタイムスロットPCI/CQIフィールドを満たすことができるようにしてもよい。
一実施形態では、キャリアアクティブ化状況が変化して、アクティブなキャリアのためのフィードバック情報が繰り返されて、HS−DSCHサブフレームを満たすことができるようになる時、キャリアまたはセルからフィードバックグループへのマッピングが調整されてもよい。例えば、C1およびC2が最初にアクティブ化されてもよく、2つのキャリアがフィードバックグループ内でグループ化されてもよい。続いて、C2が非アクティブ化されてもよく、C3がアクティブ化されてもよい。C2がフィードバックグループから取られてもよく、C3がC1と共にグループ化されてもよい。すなわち、C1およびC3のためのフィードバック情報は、繰り返されてHS−DSCHサブフレームが満たされうる、同じフィードバックコードワード上になるように再マップされてもよい。
例えば、WTRUは、2つまたは3つのセカンダリサービングHS−DSCHセルにより構成されてもよい。1つのアクティブなセカンダリセルがある時、サービングHS−DSCHセルおよびアクティブなセカンダリサービングHS−DSCHセルのためのフィードバック情報は、合同でエンコードされ、繰り返されて、対応するフィードバック情報をHS−DSCHサブフレーム内で搬送することができるスロット全体が満たされてもよい。
一実施形態では、WTRUは、2つのセカンダリサービングHS−DSCHセル、または、3つのサービングHS−DSCHセルにより構成されてもよい。非アクティブ化されたセルのためのCQIまたはPCI/CQIフィールドは、DTXされてもよい。例えば、セカンダリサービングセルが非アクティブ化される時、そのセルのためのCQIレポートは送信されないことがある。
図9は、HS−DPCCHフレームフォーマットの一例を示す。図示のように、第1のサブフレーム910は、タイムスロット1 920、タイムスロット2 930およびタイムスロット3 940を含んでもよい。また、第2のサブフレーム915は、タイムスロット1 950、タイムスロット2 960およびタイムスロット3 970を含んでもよい。サブフレーム1 910のタイムスロット1 920、および、第2のサブフレーム915のタイムスロット1 950は、フィードバック情報のHARQ−ACKフィールドにマップされてもよい。サブフレーム1 910のタイムスロット2 930およびタイムスロット3 940、並びに、サブフレーム2 915のタイムスロット2 960およびタイムスロット3 970は、フィードバック情報のCQIフィールドにマップされてもよい。
例えば、サービングHS−DPCCHセル、および、2つのセカンダリサービングHS−DPCCHセルなど、3つのキャリアまたは3つのサービングセルがアクティブであってもよい。図9に示すように、これらの3つのセルを、C1、C2およびC3と示すことがある。一実施形態では、C1およびC2などの2つのアクティブなキャリア/セルは、フィードバックグループ1などのフィードバックグループにグループ化されてもよく、C3は、フィードバックグループ2などの第2のフィードバックグループに含まれてもよい。C1およびC2のためのHARQ−ACK情報は、合同でエンコードされてもよく、サブフレームのHARQ−ACKスロットの一部分にマップされてもよい。図9に示すように、C1およびC2のためのHARQ−ACK情報は、サブフレーム1 910のタイムスロット1 920の部分922、および、サブフレーム2 915のタイムスロット1 950の部分952にマップされてもよい。C3のためのHARQ−ACK情報は、サブフレーム1 910のタイムスロット1 920の部分926、および、サブフレーム2 915のタイムスロット1 950の部分956にマップされてもよい。
一実施形態では、C3など、別のセルと共にグループ化されないセルは、(20,5)または(20,10/7)リードマラー符号により個々にエンコードされてもよく、フィードバックグループ2などのフィードバックグループに割り振られたタイムスロット内で送信されてもよい。例えば、C3のためのCQIレポートは、タイムスロット3 940内で送信されてもよい。例えば、WTRUは、3つのセカンダリセルまたは4つのサービングセルにより構成されてもよく、1つのサービングセルが非アクティブ化される。そのセルのためのCQIレポートは、送信されないことがあり、または、DTXされてもよい。図9に示すように、サブフレーム2 915のスロット3 970は、非アクティブ化されたサービングセルにマップされてもよく、いかなるフィードバック情報をも送信しないことがある。
一実施形態では、CQIフィードバックサイクルは、2つ以上のサブフレームを含んでもよい。例えば、WTRUは、2つ、または、3つ以上のサブフレームに等しい(例えば、≧4ms)CQIフィードバックサイクルパラメータにより構成されてもよい。グループ化または対にされたCQIレポートは、時分割多重化(TDM)方式で送信されてもよい。例えば、各サービングHS−DSCHセルのためのCQIフィードバック情報は、個々にエンコードされてもよく、異なるサブフレーム内で送信されてもよい。
一実施形態では、サービングセルのためのCQI/PCIレポートは、個々にエンコードされてもよい。一実施形態では、WTRUが、これらのサービングセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない時、WTRUは、2つのCQIフィードバックレポートを合同でエンコードしてもよく、CQIレポートをサブフレーム内で送信してもよい。
一実施形態では、CQIレポーティングフォーマットは、これらのセルのいかなるMIMO構成状況によっても決まらないことがある。CQI/PCIレポートは、関連付けられたセルのMIMO構成状況に応じて、(20,7/10)または(20,5)リードマラー符号によってエンコードされてもよい。エンコードされたCQI/PCIレポートは、フィードバックグループ内でグループ化または対にされてもよい。例えば、2つのフィードバックコードワードがグループ内にあってもよく、これらのフィードバックコードワードは、連続サブフレームなどの異なるサブフレーム内で関連付けられたグループのために割り振られたタイムスロット内で、TDM方式で送信されてもよい。
例えば、図9に示すように、CQIフィードバックサイクルは、サブフレーム1 910およびサブフレーム2 915などの2つのサブフレームを含んでもよい。サブフレーム1 910のタイムスロット2 930およびタイムスロット3 940、並びに、サブフレーム2 915のタイムスロット2 960およびタイムスロット3 970は、フィードバック情報のCQIフィールドにマップされてもよい。図示のように、C1およびC2のためのCQIレポートは、サブフレーム1 910内で、それぞれタイムスロット2 930およびタイムスロット3 940内で送信されてもよい。C3のためのCQIレポートは、サブフレーム2 915内で、例えば、タイムスロット2 960内で送信されてもよい。
一実施形態では、フィードバックグループ内の各サービングセルのためのCQI情報は、独立してエンコードされてもよい。
表4は、HS−DPCCH CQIスロットのためのチャネル符号化方式および電力オフセット設定ルールを示す。表4で、「HS−DPCCHのCQIタイプ」を示す列は、CQIレポートをエンコードするためのチャネル符号化方式に関連する。2つのCQIタイプを含む表のセルは、CQI/PCIレポートがフィードバックグループ内の2つのサービングセルの各々毎に別々にエンコードされうることを示すことができる。例えば、「SC」は(20,5)リードマラー符号を示すことができ、「DC」は(20,10)符号を示すことができ、SC−MIMOは、タイプA CQIレポートでは(20,10)符号、または、タイプB CQIレポートでは(20,7)を示すことができる。
相対的電力オフセットが、HS−DPCCHにおける異なるフィードバック信号に適用され、HARQ確認応答およびCQIフィードバックのための性能要件のバランスを取ることができるようにしてもよい。例えば、ΔACK、ΔNACKおよびΔCQIなど、3つの電力オフセット値が、ネットワークによって構成され、ACK、NACK、およびCQIフィードバック信号にそれぞれ適用されてもよい。一実施形態では、従来の符号化方式が再使用可能である。
一実施形態では、ネットワークは、複数のフィードバックグループのための複数のセットの電力オフセット値を事前構成してもよく、1つのセットの電力オフセット値は、フィードバックグループに対応する。例えば、2つのセットの電力オフセットを、最初の無線リソース制御(RRC)接続における2つのフィードバックグループのためのΔACK1、ΔNACK1、ΔCQI1およびΔACK2、ΔNACK2、ΔCQI2と示すことができる。HS−DPCCHが送信される時、WTRUは、2つのセットの値を2つのフィードバックグループにそれぞれ適用してもよい。
一実施形態では、ネットワークは、1つのセットの電力オフセット値、例えば、最初のRRC接続におけるΔACK、ΔNACK、ΔCQIを構成してもよい。WTRUがこのセットのオフセット値を適用する時、WTRUは、より強い符号化性能を有するフィードバックチャネルに追加の電力縮小を追加してもよい。この追加の電力縮小の量は、規格内で事前定義されてもよく、または、キャリア/MIMO構成に応じて変わってもよい。例えば、この電力縮小は、ΔACK、ΔNACKおよびΔCQIのネットワーク信号で送られた(signaled)値を、送信器で適用された実際の電力スケーリングにマップする、量子化テーブル内の少数のエントリをステップダウンすることであってもよい。
一実施形態では、同じ電力オフセット値が複数のフィードバックグループに適用され、ハーフスロットACK/NACK送信によりアップリンクスロットの途中で送信電力が変化することを回避できるようにしてもよい。例えば、WTRUは、複数のフィードバックグループのためのHS−DPCCHフィールドの各々の電力オフセットを、独立して計算してもよい。WTRUは、最高の計算された電力設定値を複数のフィードバックグループに適用してもよい。例えば、HS−DPCCHフィールド毎に、WTRUは、2つのフィードバックグループについて計算された2つの電力オフセットのうち、より高い値を適用してもよい。WTRUは、計算された電力設定値の平均値を複数のフィードバックグループに適用してもよい。例えば、フィールドカテゴリ毎に、2つのフィードバックグループについて計算された2つの電力オフセットの平均が適用されてもよい。
例えば、2つのフィードバックグループのためのフィードバック情報が送信される時、HARQ−ACK1およびHARQ−ACK2と示すことができる、2つのHARQ−ACKフィールド、並びに、PCI/CQI1およびPCI/CQI2と示すことができる、2つのPCI/CQIフィールドがありうる。WTRUは、これらのフィールドの各々のための電力オフセットを、ΔACK1、ΔNACK1、ΔCQI1、ΔACK2、ΔNACK2、ΔCQI2、および/または、送信されている実際のフィードバックなど、信号で送られた値に基づいて計算してもよい。結果として生じるHARQ−ACK1およびHARQ−ACK2のための電力オフセットを、それぞれΔH-A1およびΔH-A2と示すことができ、結果として生じるPCI/CQI1およびPCI/CQI2のための電力オフセットを、ΔPC1およびΔPC2と示すことができる。
WTRUは、HS−DPCCHフィールドについて計算された複数の電力オフセット値のうち最大のものを決定し、最大の電力オフセット値を、複数のフィードバックグループのための対応するHS−DPCCHフィールドに適用してもよい。例えば、WTRUは、HARQ ACKについて計算された2つの値のうち、ΔH-A=max(ΔH-A1,ΔH-A2)と示すことができる最大のものを選択し、最大の電力オフセットΔH-Aを、2つのフィードバックグループのHARQ−ACKフィールドに適用してもよい。例えば、WTRUは、CQIについて計算された2つの値のうち、ΔPC=max(ΔPC1,ΔPC2)と示すことができる最大のものを選択してもよく、選択された最大の電力オフセット(ΔPC)を、2つのフィードバックグループのためのPCI/CQIフィールドに適用してもよい。
一実施形態では、電力オフセットは、フィードバックグループに適用されてもよい。例えば、フィードバックグループのための符号化性能は等しくないことがあり、フィードバックグループのための送信品質は一様でないことがある。この変動は、複数のキャリア動作のアップリンクカバレッジに影響を与えることがある。異なる電力オフセットを異なるフィードバックグループに適用することで、アップリンクカバレッジへの影響を緩和することができる。例えば、より高い送信電力が、比較的より弱い符号化性能を有するフィードバックグループに印加されてもよい。例えば、第1のフィードバックグループのためのPCI/CQIフィールドのための電力オフセットは、第2のフィードバックグループのためのPCI/CQIフィールドのための電力オフセットとは異なってもよい。
一実施形態では、ネットワークは、最初のRRC接続における、ΔACK、ΔNACKおよびΔCQIと示すことができる、1つのセットの電力オフセット値を構成してもよい。WTRUがこのセットのオフセット値を適用する時、WTRUは、より弱い符号化性能を有するフィードバックチャネルに追加の電力ブーストを追加してもよい。この追加の電力ブーストの量は、事前定義されてもよく、または、キャリア/MIMO構成に応じて変わってもよい。例えば、この電力ブーストは、ΔACK、ΔNACKおよびΔCQIのネットワーク信号で送られた値を、送信器で適用された実際の電力スケーリングにマップする、量子化テーブル内の少数のエントリをステップアップすることであってもよい。
例えば、フィードバックグループのためのHARQ ACK電力オフセット設定ルールは、以下のように実装可能である。フィードバックグループに対応するHS−DSCHセルのいずれもがMIMOモードで構成されない場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大値から変換された、量子化された振幅比に等しいことが可能である。フィードバックグループに対応する少なくとも1つのHS−DSCHセルがMIMOモードで構成される場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+2)および(ΔNACK+2)のうち最大値から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
表5は、HS−DPCCHのための電力オフセットの量子化を示す。表5に示すように、ΔACK、ΔNACKおよび/またはΔCQIのための信号で送られた値が10である時、量子化された振幅比Ahs=βhs/βcは、48/15に設定されうる。
一実施形態では、異なるフィードバックグループのためのPREまたはPOSTコードワードは、独立して送信されてもよい。PREまたはPOSTコードワード送信は、近隣のサブフレームに渡る特定のフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKメッセージの内容に基づいて決定されてもよい。
例えば、サブフレームn内である時、フィードバックグループ内の1つまたは複数のセルのためのHS−SCCH上で受信された情報が廃棄されない場合、HARQプリアンブルは、サブフレームn−1内のHARQ−ACKに割り振られたスロット内で送信されてもよい。HARQプリアンブルは、HS−DPCCHスロットフォーマット0ではPRE、または、HS−DPCCHスロットフォーマット1ではPRE/PREを含んでもよい。PRE/PREは、サブフレーム内で、HARQ−ACKに割り振られたタイムスロットの前半においてPREが送信され、HARQ−ACKに割り振られたタイムスロットの後半においてPREが送信されることを示すことができる。例えば、HARQプリアンブルは、ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがサブフレームn−1内で送信されることになっていない限り、サブフレームn−1内のHARQ−ACKに割り振られたスロット内で送信されてもよい。例えば、WTRUは、フィードバックグループのためのACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがサブフレームn−1内で送信されることになっていない限り、フィードバックグループのためのPRE/PREをサブフレームn−1内で送信してもよい。
例えば、WTRUは、DTXコードワードがサブフレーム内の各サービングセルのためにサブフレーム内で送信されることになっており、かつ、ACKおよびNACKのうち少なくとも1つが、nなど、後続のサブフレーム内で送信されることになっている時、サブフレームn−1など、サブフレーム内のHARQ−ACKに割り振られたスロット内で、PRE/PREを送信してもよい。WTRUは、サービングセルのためのHARQ−ACKメッセージがサブフレームn−1内でDTXされることになっており、かつ、少なくとも1つのサービングセルのためのHARQ−ACKメッセージが、nなど、後続のサブフレーム内でDTXされない時、サブフレームn−1など、サブフレーム内でPRE/PREを送信してもよい。
ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせが、フィードバックグループサブフレームn内でセルまたはセルの対のために送信される場合、WTRUは、ACKもしくはNACKもしくはPRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内でフィードバックグループのために送信されることになっていない限り、サブフレームn+2×N_acknack_transmit−1内でフィードバックグループのためのポストアンブルを送信してもよい。パラメータN_acknack_transmitは、ACK/NACKの反復係数(repetition factor)を含んでもよい。パラメータN_acknack_transmitは、システムにより構成されたパラメータであってもよい。
例えば、HARQが、サブフレームnでフィードバックグループのために送信される時、HARQポストアンブルは、サブフレームn+2×N_acknack_transmit−2内のHARQ−ACKに割り振られたスロット内で送信されてもよい。HARQポストアンブルは、HS−DPCCHスロットフォーマット0ではPOSTを含んでもよく、または、HS−DPCCHスロットフォーマット1ではPOST/POSTを含んでもよい。POST/POSTは、サブフレーム内で、HARQ−ACKに割り振られたタイムスロットの前半においてPOSTが送信され、HARQ−ACKに割り振られたタイムスロットの後半においてPOSTが送信されることを示すことができる。例えば、ACKもしくはNACKもしくはPREもしくはPRE/PRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内で送信されることになっていない限り、HARQポストアンブルは、サブフレームn+2×N_acknack_transmit−2内で送信されてもよい。例えば、HARQが送信され、フィードバックグループが送信され、サブフレームnであり、かつ、パラメータN_acknack_transmitが1より大きい時、HARQポストアンブルは、サブフレームn+2×N_acknack_transmit−2内で送信されてもよい。例えば、サービングセルのためのHARQ−ACKメッセージがDTXされることになっている時、POST/POSTは、サブフレーム内で送信されてもよい。WTRUは、DTXコードワードが、構成されたサービングセルの各々のためにサブフレーム内で送信されることになっている時、HARQポストアンブルPOST/POSTを、サブフレーム内のHARQ−ACKに割り振られたスロット内で送信してもよい。
図10は、PRE/POSTが満たされている、送信された信号の例を示す。図示のように、PRE/PREは、サブフレームn−1内で送信されてもよい。第1のフィードバックグループのためのPREは、サブフレームn−1の前半スロット1010内で送信されてもよく、第2のフィードバックグループのためのPREは、サブフレームn−1の後半スロット1020内で送信されてもよい。第1のフィードバックグループのためのPOSTは、サブフレームn+9など、サブフレームn+2×N_acknack_transmit−2の前半スロット1030内で送信されてもよく、第2のフィードバックグループのためのPOSTは、サブフレームn+9など、サブフレームn+2×N_acknack_transmit−2の後半スロット1040内で送信されてもよい。
その間に渡って不連続送信(DTX)検出を回避することができる、サブフレームの持続時間を決定することができる。この持続時間は、例えば、PRE/PREなど、HARQプリアンブル、および、POST/POSTなど、ポストアンブルの位置に基づいて決定することができる。図10に示すように、DTX検出は、PRE/PREとPOST/POSTの間で回避可能である。ノードB受信器におけるPREおよびPOSTの検出信頼性を、2つなど、複数のHARQ−ACKメッセージを介した反復送信により向上させることができる。
一実施形態では、PRE/POSTは、第1のHARQ−ACKメッセージ上で送信されてもよい。PRE/POSTは、前半スロットまたは後半スロットなど、タイムスロットの一部分における送信に限定されてもよく、この部分は、プライマリセルのためのACK/NACK情報を搬送してもよい。他方のハーフスロットなど、タイムスロットの残りの部分では、DCWが送信されてもよい。
図11は、PRE/POSTが満たされている、送信された信号のもう1つの例を示す。図示のように、PREは、サブフレームn−1の前半スロット1110上で送信されてもよく、DTXコードワード(DCW)は、サブフレームn−1の後半スロット1120内で送信されてもよい。例えば、DCWは、フィードバックコードワードのうち1つがDTXされる時、送信されてもよい。WTRUは、WTRUがそのコードワードに関連付けられたセル/キャリア上でデータを検出していない時、DCWを送信してもよい。例えば、DTXは、全てのフィードバックコードワードがDTXされる時、送信されてもよい。第1のフィードバックグループのためのPOSTは、サブフレームn+9など、サブフレームn+2×N_acknack_transmit−2の前半スロット1130内で送信されてもよく、DCWは、サブフレームn+9の後半スロット1140内で送信されてもよい。図11に示すように、DTX検出は、PRE/DCWとPOST/DCWの間で必要とされないことがある。
一実施形態では、フィードバックグループのためのCQIまたは合成PCI/CQIは、圧縮モードギャップ中に送信されないことがある。例えば、アップリンクギャップのパートが、圧縮モードギャップ中に、フィードバックグループのためのHS−DPCCH上でPCI/CQI情報レポートを搬送するスロットのパートと重なる場合、そのタイムスロット上のPCI/CQIレポートは送信されないことがある。そのフィードバックグループのためのPCI/CQI情報レポートは、DTXされてもよい。同じサブフレーム内で、第2のフィードバックグループのためのPCI/CQIレポートを搬送する別のタイムスロットが、アップリンクギャップと重ならない場合、第2のフィードバックグループのためのPCI/CQIレポートが送信されてもよい。一実施形態では、アップリンクギャップのパートが、圧縮モードギャップ中に、フィードバックグループのためのHS−DPCCH上でPCI/CQI情報レポートを搬送するスロットのパートと重なる場合、そのサブフレーム上のPCI/CQIレポートは送信されないことがある。
例えば、関連付けられた個別物理チャネル(DPCH)またはフラクショナル個別物理チャネル(F−DPCH)上の圧縮モード中に、HS−DPCCHの送信、並びに、HS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信について、WTRUについて以下が当てはまる。HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット1が使用される場合、そのスロット内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。例えば、表1に示されたHS−DPCCHスロットフォーマット0が使用される場合、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
例えば、WTRUが3つ以上のセカンダリサービングHS−DSCHセルにより構成される場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのタイムスロット内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。例えば、WTRUが2つに満たないセカンダリサービングHS−DSCHセルにより構成される場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
表5.1は、HS−DPCCHフィードバックのためのダウンリンク構成の例を示す。表5.1は、送信されるトランスポートブロックの総数に関して順に提示される。図示のように、表のサイズは、トランスポートブロックの数に応じて指数関数的に増大する。
HS−DPCCHフレームフォーマットは、図14に示すように、インターリーブ分割によって分割されてもよい。フィードバックチャネルは、ビットをインターリーブすることによって分割されてもよい。拡散係数128を有する合計60ビットのHS−DPCCHは、Nビットのブロックに均等に分割されてもよく、2つのフィードバックチャネルは次いで、インターリーブ方式で割り振られてもよい。この手法では、2つのHS−DPCCHのHARQ−ACK/NACKフィールドは、第1のタイムスロット中に、フィードバックチャネル1およびフィードバックチャネル2シンボルにマップされてもよく、HS−DPCCHのためのCQI/PCIは、第2のタイムスロットおよび第3のタイムスロット内のチャネル1およびチャネル2にそれぞれマップされてもよい。
一実施形態では、総数60ビットのHS−DPCCHは、複数のブロックに不均等に分割されてもよい。インターリーブ分割の一例を図15に示す。ここでは、各ブロックのサイズは事前定義され、信号で送られてもよく、または、一様でないパターンは、1スロット当たりなど、周期的であってもよい。任意選択で、一様でないパターンは、周期的でなくてもよい。
HS−DPCCHフレームフォーマットは、ハイブリッドの方法を使用して分割されてもよい。HARQ−ACK/NACKおよびCQI/PCIフィールドは、上記の異なる実装を使用して分割されてもよい。例えば、HARQ−ACK/NACKフィールドは、タイムスロット毎の分割実装に従って送信されてもよく、CQI/PCIフィールドは、インターリービング分割実装に従って送信されてもよい。図16は、HARQ−ACKおよびCQI/PCIフィールドのための記載された分割実装の混合された使用を示す。実装のもう1つの例を図17に示し、この実装では、HARQ−ACKフィールドがインターリービング分割実装を使用し、CQI/PCIフィールドがフィールド毎の実装を使用する。
図18は、MIMOのない3つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。一例では、3つのキャリアは、ダウンリンクデータ送信のために同時に構成されてもよく、これらのキャリアのいずれもMIMOにより構成されなくてもよい。図18に示すように、2つのキャリアのフィードバックが結合され、HS−DPCCH1などのフィードバックチャネル内で送信されてもよく、第3のキャリアは、HS−DPCCH2などの別のフィードバックチャネルに割り振られてもよい。例えば、フィードバック情報は、あらゆるサブフレーム上であらゆるキャリアのために送信されてもよい。CQIフィードバックサイクルは、1サブフレーム、例えば、2msに等しくてもよい。
図19は、冗長性を有する、MIMOのない3つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。冗長性により、あるキャリアのためのフィードバック情報は、2つ以上のフィードバックチャネル上で送信されてもよい。
キャリアC1のためのフィードバックスロットまたはリソースは、サービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよいが、キャリアC2およびキャリアC3のためのフィードバックスロットは、より高い層によって得られた構成メッセージ(RRCシグナリング)内でリストされる順序で、セカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。
一実施形態では、CQI/PCIフィールドは、図20に示すように、時分割多重化(TDM)方式で配置されてもよい。2つのキャリアからのフィードバックは、(20,5)リードマラー符号によって独立して符号化されてもよく、複数の、例えば連続する、サブフレーム内でマップされてもよい。CQIフィードバックサイクルは、2サブフレームであってもよい。一実施形態では、キャリアC3のためのCQIレポートは、第2のサブフレーム内で送信されないことがある。一実施形態では、C3のためのCQIレポートは、第2のサブフレーム内で繰り返されてもよい。
図21は、1つのキャリアがMIMOモードで構成される、3つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。例えば、3つのキャリアは、ダウンリンクデータ送信のために同時に構成されてもよく、1つのキャリアはMIMOにより構成されてもよい。例えば、キャリアC3は、MIMOキャリアであってもよい。キャリアC1のためのフィードバックスロットは、サービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよく、キャリアC2およびキャリアC3のためのフィードバックスロットは、それに対してMIMOが構成されない、および、それに対してMIMOが構成されてもよい、セカンダリサービングHS−DSCHセルに、それぞれ関連付けられてもよい。
図22は、2つのMIMOキャリアを有する3つのキャリアのための平衡負荷を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。例えば、3つのキャリアは、ダウンリンクデータ送信のために同時に構成されてもよく、MIMOが2つのキャリアにおいて構成される。例えば、キャリアC2およびキャリアC3は、MIMOキャリアであってもよい。
図23は、2つのMIMOキャリアを有する3つのキャリアのための不平衡負荷を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。
図24は、2つのMIMOキャリアを有する3つのキャリアのための冗長負荷を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。キャリアC1は、サービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよいのに対して、キャリアC2およびキャリアC3は、それらが構成される順序で、セカンダリサービングHS−DSCHに関連付けられてもよい。この順序は、例えば、無線リソース制御(RRC)メッセージ内で指示されてもよい。
図25は、MIMOで構成された3つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。例えば、3つのキャリアは、ダウンリンクデータ送信のために同時に構成されてもよく、これらの3つのキャリアは、MIMOで構成されてもよい。
図26は、128の拡散係数により全てがMIMOで構成された3つのキャリアのための冗長負荷を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。図示のように、2つのフィードバックチャネル/またはグループは、異なる陰影でマークが付けられ、フィードバックグループ1には薄い陰影、フィードバックグループ2には濃い陰影が付いている。
図27は、全てがMIMOで構成された3つのキャリアのための冗長負荷を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。C1は、サービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよいのに対して、C2およびC3は、それらが(例えば、RRCメッセージ内で)構成される順序で、セカンダリサービングHS−DSCHに関連付けられてもよい。例えば、フレームフォーマットを図9に示すように取り、拡散係数が128に設定されて、2つのフィードバックチャネル/グループが含まれるという状況下で、MIMOが構成された3つのキャリアのためのキャリアマッピングを図27に示す。図示のように、2つのフィードバックチャネル/またはグループは、異なる陰影でマークが付けられ、フィードバックグループ1には薄い陰影、フィードバックグループ2には濃い陰影が付いている。例えば、最小のCQIフィードバックサイクルは、4msであってもよい。4つのキャリアのためのCQIレポーティングは、2つに満たないサブフレーム内では完了されないことがある。
図28は、MIMOのない4つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。4つのキャリアが構成されてもよく、これらのキャリアのいずれもMIMOにより構成されなくてもよい。これらの4つのキャリアを、C1、C2、C3およびC4と示す。例えば、C1は、サービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよく、C2、C3およびC4は、例えば、RRCメッセージ内で、それらが構成される順序で、セカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。
図29は、1つのMIMOキャリアを有する4つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。4つのキャリアが構成されてもよく、MIMOが4つのキャリアのうち1つにより構成されてもよい。例えば、キャリアC4は、MIMOにより構成されたキャリアであってもよい。
図30は、1つのMIMOキャリアを有する4つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。例えば、(20,15)の符号化レートがタイプA CQIに対して適用されてもよく、または(20,12)がタイプB CQIに対して適用されてもよい。この符号化方式を、CQI(20,12/15)と示す。この符号化方式は、ダウンリンク送信に対する影響を最小限にするために、CQIフィードバックサイクルを縮小することができる。キャリアC1は、サービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよく、キャリアC4は、MIMOモードで構成されるセカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよく、キャリアC2およびキャリアC3は、例えば、それらがRRCメッセージ内で構成される順序で、他の2つのセカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。一例では、サービングHS−DSCHセルは、MIMOにより構成されたものであってもよく、サービングHS−DSCHセルは、C4に関連付けられてもよいが、C1、C2およびC3は、例えば、それらがRRCメッセージ内で構成される順序で、セカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。
図31は、2つのキャリアがMIMOにおけるものである、4つのキャリアのための平衡負荷(balanced loading)を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。例えば、キャリアC3およびC4は、MIMOキャリアであってもよい。
図32は、2つのキャリアがMIMOにおけるものである、4つのキャリアのための不平衡負荷を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。
図33は、2つのキャリアがMIMOにおけるものである、4つのキャリアのための不平衡負荷を有するHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。図示のように、CQIフィードバックサイクルは、これらのキャリアについて等しくてもよい。
図34は、単一のCQIフィードバックサイクルを有する、2つのキャリアがMIMOにおけるものである、4つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。例えば、(20,15)の符号化レートがタイプA CQIに対して適用されてもよく、または、(20,12)がタイプB CQIに対して適用されてもよい。この符号化方式を、CQI(20,12/15)と示す。
サービングHS−DSCHセルがMIMOで構成されない場合、サービングHS−DSCHセルは、C1に関連付けられてもよく、C2は、MIMOで構成されない他のHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。C3およびC4は、例えば、それらがより高い層によって構成される順序で、セカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。サービングHS−DSCHセルがMIMOモードで構成される場合、サービングHS−DSCHセルは、C3に関連付けられてもよい。C1およびC2は次いで、(例えば、それらが構成される順序で)MIMOで構成されない最初の2つのセカンダリHS−DSCHセルに関連付けられてもよく、C4は、MIMOで構成されたセカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。
図35は、3つのキャリアがMIMOにおけるものである、4つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。例えば、C2、C3、C4は、MIMOキャリアであってもよく、C1は、非MIMOキャリアであってもよい。この場合、サービングHS−DSCHセルがMIMOで構成されない場合、サービングHS−DSCHセルは、C1に関連付けられてもよい。キャリアC2、C3およびC4は、例えば、それらがより高い層によって構成される順序で、セカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。サービングHS−DSCHセルがMIMOモードで構成される場合、サービングHS−DSCHセルは、C2に関連付けられてもよい。C1は次いで、MIMOモードで構成されないセカンダリHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。キャリアC3およびC4は、例えば、それらがRRCメッセージ内で構成される順序で、MIMOで構成されたセカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。
図36は、全てのキャリアがMIMOにおけるものである、4つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。
図37は、全てのキャリアがMIMOにおけるものである、4つのキャリアのためのHS−DPCCHレイアウトの一例を示す。
例えば、拡散係数が128に設定されて、2つのフィードバックチャネルが含まれる。図9に示すフレームフォーマットにて、MIMOが全てのキャリアにおいて構成された4つのキャリアのためのキャリアマッピングを、図37に例示することができる。図示のように、2つのフィードバックチャネル/グループは、異なる陰影でマークが付けられ、例えば、フィードバックチャネル1には薄い陰影、フィードバックチャネル2には濃い陰影が付いている。例えば、4つのキャリアのためのCQIレポーティングは、2つに満たないサブフレーム内では完了されないことがある。最小のCQIフィードバックサイクルは、4msであってもよい。
上記の例において開示されたフィードバックレイアウトは、拡散係数を低減することによって生成されたデュアルチャネル/デュアルグループフォーマットとの関連で説明されるが、他の機構を実装して、追加のフィードバックチャネルを生成することができ、これらの機構には、限定されないが、追加のチャネライゼーションコードを使用して、同じアップリンク送信内で第2のフィードバックチャネルを作成すること、2つのキャリア上のアップリンクに渡る2つのフィードバックチャネルを使用すること、または、同じチャネライゼーションコードを使用しながら、同じアップリンクの同相および直交信号に渡る2つのフィードバックチャネルを使用することが含まれる。C1は、サービング高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)セルに関連付けられてもよく、キャリアC2、C3およびC4は、より高い層またはRRCシグナリングによって構成される順序で、セカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。
一実施形態では、レガシーコードブックコードが再使用可能である。一実施形態では、WTRUがキャリアからトランスポートブロックを検出することができない、不連続送信(DTX)状態のためのコードワードは、レガシーコードブックに存在しないことがある。HARQ−ACK/NACKスロットは、DTXモード(DTXされた)であってもよい。
例えば、POSTコードワードが送信されて、DTXが指示されてもよい。HARQ−ACKスロットは、フルスロットのためのDTXがある場合、DTXされてもよい。例えば、生成された新しいコードワードは、さらに2つのレガシーコードブックを結合することによって、生成することができる。例えば、表5.1に示されたケース8などの構成では、1028個の可能にされる状態がありうるが、2つのリリース9 DC−HSDPA MIMOコードブックの組み合わせは、最大48×48=2304個の異なるコードワードをサポートすることができる。レガシーコードブックの結合により、デコードの複雑さを低減することができる。
これらのコードワードのうちいくつかは、4C−HSDPAコードワードを生成する際に使用するために、有効なコードワードでないことがある。表5.1に示されたケース8を一例として使用すると、リリース9コードワードテーブルを、以下に示すような複数の小さいテーブルに分割することができる。表6は、WTRUがMIMOモードで構成され、かつ、Secondary_Cell_Activeが0でない場合の、HARQ−ACKのコードブックマッピングを示す。表6〜14はコードワードマッピングテーブルA〜Hを示す。キャリアのうち一方がMIMOなしで構成される、あるキャリア対では、テーブルE、G、H(または、逆に、テーブルD、F、H)は、それらを再ラベル付けする前に4C−HSDPAのための符号化に関与することができない無効なコードワードを含みうる、合計28個のエントリを有する。一実施形態では、4C−HSDPAコードワードのサブセットは、再ラベル付けを必要としないことがある。例えば、48×(48−28)=960個の4C−HSDPAコードワードは、再ラベル付けされないことがある。一実施形態では、4C−HSDPAコードワードのサブセットは、再解釈されてもよい。例えば、1028−960=68個のコードワードは、レガシーコードワードの意味を再解釈することによって必要とされる。4C−HSDPAのためのコードワードが、レガシーコードワードのうちいくつかを再ラベル付けすることによって、DTXを指示するように構築されてもよい。
これらの未使用コードワードを識別する利益の1つは、基地局およびWTRUが共に、基地局およびWTRUの両方に共通である無効なコードワードを知るように、設計ルールが定義される場合、デコードの複雑さを著しく低減することである。これは、基地局およびWTRUの両方が共通のセットの無効なコードワードを使用することを防ぐことによって、行うことができる。例えば、表5.1に示されたケース8による上記の例では、テーブルE、G、Hの使用は、(それらに基づいて、68個の4C−HSDPAコードワードを取った後)基地局およびWTRUの両方で許可されないことがある。
図38は、アクティブHS−DSCHセルのいずれもMIMOモードで構成されない、符号化フローの一例を示す。チャネル符号化は、並列または順次に行われてもよい。フィードバック情報は、別々に符号化されてもよく、時間多重化されてもよい。例えば、単一のHS−DSCHセルが所与のフィードバックチャネル/グループに割り振られる場合、CQI情報ビットの総数は5であってもよい。2つのHS−DSCHセルが所与のフィードバックチャネル/グループに割り振られる場合、CQI情報ビットの総数は10ビットであってもよい。チャネル符号化の後、第1のフィードバックチャネルおよびセカンダリフィードバックチャネルからのHARQ−ACKおよびCQIデータは共に、多重化され、物理チャネルマッピング機能へそれぞれ供給されてもよい。
一例では、フィードバックチャネルは、MIMOモードで構成されてもよい少なくとも1つのHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送してもよく、そのフィードバックチャネル上の測定指示は、プリコーディング制御指示(PCI)およびチャネル品質指示(CQI)を含んでもよい。フィードバックチャネルの両方が、MIMOモードにおける少なくとも1つのHS−DSCHセルを含む時、符号化フローの一例を図39に示す。図40は、一方のフィードバックチャネルが、MIMOモードで構成されるHS−DSCHセルをサポートする、符号化フローの一例を示す。
一実施形態では、多重化が含まれないことがある。例えば、物理チャネルマッピングブロックまたはエンティティが、適切なチャネルマッピングが行われることを保証する場合、図38〜40に示された、例示された多重化ブロックまたはエンティティが含まれないことがある。図41は、図33に例示された場合についての多重化のない同等の構造を例示する。同じ手法を図38〜40に例示された他の場合に対して使用することができる。
個々のフィードバックチャネル毎のチャネル符号化は、独立して行われてもよい。チャネル符号化は、標準仕様(参照により本明細書に組み込まれている、非特許文献2参照)で規定されたものと同じエンコード方式を、本明細書で規定された異なるケースに対してそれぞれ再使用することができる。
表15〜17は、チャネル符号化方式の例を示す。表15〜17では、チャネル符号化ケース「A」は、フィードバックチャネルが、MIMOモードで構成されないシングルHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送する時、そのチャネル符号化を、非特許文献2の4.7.2節に従って行うことができることを示すことができる。チャネル符号化ケース「B」は、フィードバックチャネルが、MIMOモードで構成されたシングルHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送する時、そのチャネル符号化を、非特許文献2の4.7.3節に従って行うことができることを示すことができる。チャネル符号化ケース「C」は、フィードバックチャネルが、いずれもMIMOモードで構成されないデュアルHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送する時、そのチャネル符号化を、非特許文献2の4.7.3A節に従って行うことができることを示すことができる。チャネル符号化ケース「D」は、フィードバックチャネルが、少なくとも1つがMIMOモードで構成されるデュアルHS−DSCHセルのためのフィードバック情報を搬送する時、そのチャネル符号化を、非特許文献2の4.7.3B節に従って行うことができることを示すことができる。
本明細書に記載の平衡の設計原理が適用される場合、フィードバックチャネルにおいて使用されたチャネル符号化方式を、表15に従って、多重セル送信の特定の構成に関連付けることができる。
本明細書に記載の不平衡の設計原理が適用される場合、フィードバックチャネルにおいて使用されたチャネル符号化方式を、表16に従って、多重セル送信の特定の構成に関連付けることができる。
以前の標準リリースからの符号化方式を使用することができる。例えば、ある符号化方式を、フィードバックチャネル内のキャリアのいずれもがMIMOモードで構成されない構成ケースに対して使用することができ、ある符号化方式を、フィードバックチャネル内の少なくとも1つキャリアがMIMOモードで構成される構成ケースに対して使用することができる。いくつかの構成におけるコードワードの実際の数が、使用されたコードブックにおけるものより少ない場合、ノードBは、よりよいデコード性能のために、コードブックのサブセットをデコードすることを検討してもよい。2つの符号化方式の使用例を、表17に示す。フィードバックチャネルの間にそれらのラベルによる違いはなく、したがって、これらのフィードバックチャネルは、符号化方式と関連付ける時、いかなる行においても入れ替え可能であることに留意されたい。CQI/PCI符号化方式が別の形式のエンコードを取る場合、表17がHARQ−ACKコードブックに適用されてもよい。表17は、2つのコードブックを使用することによってセル構成に関連付けられた、チャネル符号化方式を示す。
一実施形態では、電力オフセットが、HARQ ACKスロットについて決定されてもよい。3つまたは4つのキャリアがアクティブ化される4C−HSDPAシステムでは、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2 HARQ ACKスロットのための電力オフセッティングは、表18に示すルールに従ってもよい。電力オフセット設定は、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2で使用されたACK/NACKコードブックによって決まってもよい。
例えば、表18に示す電力オフセット設定ルールを適用して、HS−DPCCH1 HARQ ACKスロットのための電力オフセットAhs1を決定することができる。表18のルールを適用して、HS−DPCCH2 HARQ ACKスロットのための電力オフセットAhs2を決定することができる。電力オフセットAhs=max(Ahs1,Ahs2)が決定されてもよい。WTRUは、Ahsを、拡散係数128でのHS−DPCCH1およびHS−DPCCH2の連結でありうる、HS−DPCCH HARQ ACKスロットに適用してもよい。WTRUは、Ahsを、SF256でのHS−DPCCH1およびHS−DPCCH2の重ね合わせでありうる、HS−DPCCH HARQ ACKスロットに適用してもよい。一実施形態では、異なる電力オフセットが、2つのフィードバックチャネルに独立して適用されてもよい。
電力オフセットルールは、2つのHARQ−ACKコードワード、または、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2のHARQ−ACKに独立して適用されてもよい。これらの2つのうち最大の電力オフセットを、タイムスロット内で送信のために使用することができる。表18および19のルールは、HS−DPCCH内のHARQ−ACKフィールドの電力オフセットを設定するためのルールの例である。これにより、2つの異なる電力オフセットが第1のHARQ−ACKコードワードおよび第2のHARQ−ACKコードワード(または、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2のHARQ−ACK)に対して使用されることになる場合、WTRUがハーフスロットで送信電力を変更することを防ぐことができる。
一実施形態では、電力オフセット設定が動的に調整されてもよい。例えば、ルールの使用は、キャリアアクティブ化/非アクティブ化に基づいてもよい。電力オフセット設定は、フィードバックチャネルに関連付けられたアクティブなセルのMIMO構成状況に基づいて選択されてもよい。例えば、MIMOを有する1つのキャリアがフィードバックチャネル内で非アクティブ化され、同じフィードバックチャネル内の残りのキャリアがMIMOにより構成されない時、WTRUにおける他のキャリアがMIMOモードで構成されるかどうかにかかわらず、このフィードバックチャネルの電力オフセット設定は、より低い値に改変されてもよい。最大値を共通設定として使用すると、タイムスロットの途中での急な電力変化を回避することができる。
表18では、1A、2Aおよび3Aのためのルールは、表19で規定され、1B、2B、3Bのためのルールは、表20で規定される。
一実施形態では、1つまたは2つのキャリアがアクティブ化される場合、第1のフィードバックチャネル/グループからのフィードバック情報は、第2のフィードバックチャネルに複製されてもよい。同じレベルのHS−DPCCH送信信頼性を維持するために、より少ない電力が必要とされうる。一実施形態では、WTRUが2つのハーフスロットに渡ってHARQ−ACKを繰り返すように構成される時、表18のルールを使用することができる。これは、例えば、WTRUが、1つもしくは2つのアクティブ化されたセル、または、ゼロもしくは1つのセカンダリサービングHS−DSCHセルを有する時、起こりうる。電力オフセットは、量子化テーブル内で1ステップダウンだけ低減されてもよい。このステップダウンにより、WTRU側からより少ない送信電力を必要とすることがある反復の使用を補うことができる。
ルール1B、2Bおよび3Bは、Ahsが、対応する条件を有する表19における1A、2A、3Aからそれぞれ計算された後、Ahsから固定量の電力を調整する(例えば、3dBを低減する)ことによって、導出可能である。
WTRUが、反復を適用するように構成される時、ルール1B、2Bおよび3Bは、結果として生じるAhsを3dBだけ低減することによって、または、量子化テーブルからの固定数のステップダウンによって、実装可能である。例えば、WTRUが、2つに満たないセカンダリサービングHS−DSCHセルをアクティブで有する場合、Ahsは、固定されたXdB(例えば、3dB)でありうる固定値だけ、または、量子化テーブルのN(例えば、1もしくは2)ステップダウンから値を導出することによって、低減されてもよい。
一実施形態では、3つ以上のセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、フィードバックチャネル/グループ内のアクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール2Aに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール1Aに従って計算することができる。WTRUが、グループ内のセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール3Aに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付
けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール1Aに従って計算することができる。
一実施形態では、2つ、または、2つに満たないセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、フィードバックチャネル/グループ内のアクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール2Bに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール1Bに従って計算することができる。アクティブ化される2つ、および、2つに満たないセルがあり、かつ、WTRUが、グループ内のセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール3Bに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたHARQ−ACKのための電力オフセット設定を、ルール1Bに従って計算することができる。
2つのフィードバックチャネルのための共通設定を計算することができる。例えば、2つのフィードバックチャネルのうち最大の電力オフセット値が、HARQ−ACK送信に割り振られたタイムスロット(例えば、図9に示すようなサブフレーム内の第1のスロット)に適用されてもよい。最大値はサブフレーム毎に計算されてもよい。最大値は、テーブル内に格納された値のセットにより事前計算されてもよい。このセットの電力設定値を、HARQ−ACKスロットへのテーブルルックアップを用いて適用することができる。
例えば、HARQ ACK電力オフセットを以下のように決定することができる。プライマリキャリア/サービングセルを含むフィードバックグループでは、Ahs1を、HARQ確認応答を搬送するHS−DPCCHスロットのためのAhs値として示す。Secondary_Cell_Activeが0である場合、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがACKである場合、信号で送られた値ΔACKから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがNACKである場合、信号で送られた値ΔNACKから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがシングルトランスポートブロックの前のPRE、または、シングルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、信号で送られた値ΔACKおよびΔNACKのうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/ACKである場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがNACK/NACKである場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/NACK、NACK/ACK、デュアルトランスポートブロックの前のPRE、またはデュアルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
Secondary_Cell1_Activeが0でない場合、かつ、WTRUがMIMOモードで構成されない場合、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された、量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された、量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
Secondary_Cell1_Activeが0でない場合、かつ、WTRUがMIMOモードで構成される場合、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs1は、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
プライマリキャリア/サービングセルを含まないフィードバックグループでは、Ahs2を、HARQ確認応答を搬送するHS−DPCCHスロットのためのAhs値として示す。Secondary_Cell2_ActiveまたはSecondary_Cell3_Activeが0である場合、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがACKである場合、信号で送られた値ΔACKから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがNACKである場合、信号で送られた値ΔNACKから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがシングルトランスポートブロックの前のPRE、またはシングルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、信号で送られた値ΔACKおよびΔNACKのうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/ACKである場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがNACK/NACKである場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/NACK、NACK/ACK、デュアルトランスポートブロックの前のPRE、またはデュアルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
Secondary_Cell2_ActiveまたはSecondary_Cell3_Activeが0でない場合、かつ、WTRUがMIMOモードで構成されない場合、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
Secondary_Cell2_ActiveまたはSecondary_Cell3_Activeが0でない場合、かつWTRUがMIMOモードで構成される場合、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahs2は、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、またはPREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
一実施形態では、Ahsは、計算された値Ahs1およびAhs2のうち最大のものに等しいことが可能である。
一実施形態では、電力オフセット設定HARQ ACKは、シミュレーション結果に基づいてもよい。4C−HSDPAでは、WTRUにおいて構成/アクティブ化されたキャリアの数に基づいて、異なるHS−DPCCHチャネルフォーマットが使用されてもよい。電力オフセットは、MIMOが構成されるキャリアの数によって決まってもよい。HARQ ACKのための電力オフセットを評価するため、Pe_strと示されるストリーム毎、または、Pe_cwと示されるコードワード毎でありうる、特定の誤ったアラーム対象のための誤検出確率、および、Pr_RLCと示されるRLC再送信確率が、メトリックとして使用され、HARQ−ACKのための電力オフセットルールを設計する時、Pe_str、Pe_cwおよびPr_RLCのための性能目標は、それぞれ1%、1%および0.01%である。
アクティブ化されたキャリアの数、および、MIMOが構成されるキャリアの数などの異なる構成として、一致したコードブックのための性能目標をそれぞれ維持するために必要とされた最大電力オフセットが、加法性白色ガウス雑音(AWGN)チャネル内で実行するシミュレーションにより得られ、表21に要約される。シミュレーションで使用された特定の誤ったアラーム対象は、それぞれ0.01および0.1である。表21は、最大電力オフセットシミュレーション結果を示す。
HARQ確認応答を搬送するHS−DPCCHスロットのためのHS−DPCCH電力設定を、表21のシミュレーション結果に基づいて決定することができる。例えば、3つまたは4つのキャリアがアクティブ化される4C−HSDPAシステムについて、Secondary_Cell_Activeが1より大きい時、電力オフセット設定方式をHARQ ACKフィールドについて後述する。表21に示すように、Pe_strおよびPe_cwについて必要とされる最大電力オフセットは、類似している。
一実施形態では、電力オフセットルールは、ストリーム毎、Pe_strに基づいて、HARQ−ACKについて決定されてもよい。例えば、HS−DPCCHチャネルは、4C−HSDPA内で複数のDLデータストリームのためのフィードバックを搬送してもよく、例えば、4つのキャリアがMIMOにより構成され、ストリームの数が8である時、性能目標は、これらのストリームについて共に満たされうる。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、P_fa=0.01に基づいてもよい。一例では、誤ったアラームの確率P_fa=0.01、かつ、性能目標Pe_str=1%である。最も大きい電力を必要とする最悪の場合のシナリオを含む、可能なシナリオについてのHARQ−ACK性能を保証するため、HARQ−ACK電力オフセットは、表22に示された、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットより大きいように設定されてもよい。表22は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい時のHARQ−ACK電力オフセット設定である、電力オフセット設定方式の例を示す。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.01、および、性能目標Pe_str=1%に基づいてもよい。表23は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。HARQ−ACK電力オフセット設定は、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットに十分近くなるように選択されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.01、および、性能目標Pr_RLC=0.01%に基づいてもよい。表24は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。例えば、HARQ−ACK電力オフセットは、HARQ−ACK性能が保証可能となるように設定されてもよい。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットより大きくなるように設定されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.01、および、性能目標Pr_RLC=0.01%に基づいてもよい。表25は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。例えば、HARQ−ACK電力オフセットは、干渉レベルが増大される可能性がある時、HARQ−ACK性能が保証可能となるように設定されてもよい。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットに十分近くなるように選択可能であるように、設定されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.1、および、性能目標Pe_str=1%に基づいてもよい。表26は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットより大きくなるように設定されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.1、および、性能目標Pe_str=1%に基づいてもよい。表27は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットより大きくなるように設定されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.1、および、性能目標Pe_str=1%に基づいてもよい。表28は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。例えば、HARQ−ACK電力オフセットは、干渉レベルが増大される可能性がある時、HARQ−ACK性能が保証可能となるように設定されてもよい。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットに十分近くなるように設定されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.1、および、性能目標Pr_RLC=0.01%に基づいてもよい。表29は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。例えば、HARQ−ACK電力オフセットは、最も大きい電力が必要とされる時、HARQ−ACK性能が保証可能となるように設定されてもよい。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットよりも大きくなりうるように設定されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.1、および、性能目標Pr_RLC=0.01%に基づいてもよい。表30は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。例えば、HARQ−ACK電力オフセットは、最も大きい電力が必要とされる時、HARQ−ACK性能が保証可能となるように設定されてもよい。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットよりも大きくなりうるように設定されてもよい。
一実施形態では、HARQ−ACK電力オフセット設定方式は、誤ったアラームの確率P_fa=0.1、および、性能目標Pr_RLC=0.01%に基づいてもよい。表31は、Secondary_Cell_Activeが1より大きい、電力オフセット設定方式の例を示す。例えば、HARQ−ACK電力オフセットは、干渉レベルが増大される時、HARQ−ACK性能が保証可能となるように設定されてもよい。HARQ−ACK電力オフセットは、シミュレーションによって得られた、必要とされる最大電力オフセットに十分近くなりうるように設定されてもよい。
3つまたは4つのキャリアがアクティブ化される4C−HSDPAシステムでは、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2 CQIスロットのための電力オフセッティングは、表31に記載されたルールに従ってもよい。電力オフセッティングは、HS−DPCCH1およびHS−DPCCH2上で搬送されたCQIタイプによって決まってもよい。電力オフセッティングは、CQIレポーティングに適用されたエンコード方式に関連することがある。
一実施形態では、HS−DPCCH CQIスロットのための電力オフセットを、以下のように決定することができる。HS−DPCCH1 CQIスロットのための電力オフセットAhs1を、表32に記載されたルールに従って決定することができる。HS−DPCCH2 CQIスロットのための電力オフセットAhs2を、表32に記載されたルールに従って決定することができる。Ahs1とAhs2の間のより大きい方を、HS−DPCCH CQIスロットのための電力オフセットAhsとして使用してもよく、例えば、Ahs=max(Ahs1,Ahs2)である。HS−DPCCH CQIスロットは、拡散係数128でのHS−DPCCH1およびHS−DPCCH2の連結、または、SF256でのHS−DPCCH1およびHS−DPCCH2の重ね合わせを含んでもよい。
一実施形態では、異なる電力オフセットが、2つのフィードバックチャネルに独立して適用される。例えば、電力オフセットAhs1が決定されてもよく、HS−DPCCH1 PCI/CQIフィールドに適用されてもよく、電力オフセットAhs2が決定されてもよく、HS−DPCCH2 PCI/CQIフィールドに適用されてもよい。
一実施形態では、電力オフセット設定が動的に調整されてもよい。例えば、これらのルールの使用は、キャリアアクティブ化/非アクティブ化に基づいてもよい。例えば、これらのルールの使用は、セルの各々に対して使用されたチャネル符号化方式に基づいてもよい。フィードバックグループ/チャネルの中の最大電力オフセット値を共通設定として使用することで、フィードバックチャネル上で均一の電力設定を保つことができる。
例えば、電力オフセットは、サービングセル毎に独立して決定されてもよい。電力オフセットは、フィードバックグループ内またはフィードバックチャネル内について、独立して決定されてもよい。表32では、2つのCQIタイプを含む表のセルは、CQI/PCIレポートのための電力オフセットが、フィードバックグループ内の2つのサービングセルの各々毎に別々に決定されうることを、示すことができる。例えば、「1Cまたは3C」を含む表のセルは、ルール1CがタイプAのCQIレポートに適用可能であり、ルール3Cが、そのセルがMIMOモードで構成される場合はタイプB、または、そのセルがMIMOモードで構成されない場合は通常のCQIタイプの、CQIレポートに適用可能であることを示すことができる。
表32における、ルール1C、2Cおよび3Cが表33に記載され、ルール1D、2Dおよび3Dが表34に記載される。2つ以下のキャリアがアクティブである時、ルール1D、2Dおよび3Dが適用されてもよく、繰り返された送信が第2のフィードバックチャネル上で行われる。
例えば、WTRUが、HS−DPCCHの2つのスロットに渡ってPCI/CQIを繰り返すように構成される時、表34のルールを使用することができる。例えば、WTRUが、1つもしくは2つのアクティブ化されたセル、または、ゼロもしくは1つのセカンダリサービングHS−DSCHセルを有する時、PCI/CQIレポートが、2つのスロットに渡って繰り返されてもよい。一実施形態では、電力オフセットは、例えば、テーブル内で1ステップダウンだけ低減されて、WTRU側からより少ない送信電力を必要とすることがある反復の使用を補うようにしてもよい。
ルール1D、2Dおよび3Dは、Ahsが、対応する条件を有する表33における1C、2C、3Cからそれぞれ計算された後、Ahsから固定量の電力を調整する(例えば、3dBを低減する)ことによって導出可能である。
WTRUが、反復を適用するように構成される時、ルール1D、2Dおよび3Dは、結果として生じるAhsをXdBだけ低減することによって、または、量子化テーブルからの固定数のステップダウンによって、実装可能である。例えば、WTRUが、2つに満たないセカンダリサービングHS−DSCHセルをアクティブで有する場合、Ahsは、固定されたXdB(例えば、3dB)でありうる固定値だけ、または、量子化テーブルのN(例えば、1もしくは2)ステップダウンから値を導出することによって、低減されてもよい。
一実施形態では、3つ以上のセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、フィードバックチャネル/グループ内のアクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール2Cに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール3Cによって計算することができる。WTRUが、グループ内のセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、タイプAのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール1Cに従って計算することができ、タイプBのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール3Cによって計算することができる。
一実施形態では、2つ以下のセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、アクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール2Dに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール3Dに従って計算することができる。WTRUが、これらのセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、タイプAのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール1Dに従って計算することができ、タイプBのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール3Dに従って計算することができる。
表35は、CQI電力オフセット設定の実装の一例を示す。
表35における2つのCQIタイプを含むセルは、CQI/PCIレポートが2つのセルの各々毎に別々にエンコードかつ送信されうることを示すことができる。例えば、「1Cまたは3C」を含むセルは、ルール1CがタイプAのCQIレポートに適用可能であり、ルール3Cが、そのセルがMIMOモードで構成される場合はタイプB、または、そのセルがMIMOモードで構成されない場合は通常のCQIタイプの、CQIレポートに適用可能であることを示すことができる。
例えば、3つ以上のセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、アクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール2Cに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール3Cに従って計算することができる。WTRUが、グループ内のセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、タイプAのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール1Cに従って計算することができ、タイプBのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール3Cに従って計算することができる。
例えば、2つ以下のセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、アクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール2Dに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール3Dに従って計算することができる。WTRUが、これらのセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、タイプAのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール1Dに従って計算することができ、タイプBのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール3Dに従って計算することができる。
表36は、CQI電力オフセット設定の実装の一例を示す。これらのセルのためのCQI/PCIレポートは、3つ以上のキャリアがアクティブ化される時、TDM方式で個々にエンコードかつ送信されてもよい。
表36における2つのCQIタイプを含むセルは、CQI/PCIレポートが2つのセルの各々毎に別々にエンコードかつ送信されうることを示すことができる。例えば、「1Cまたは3C」を含むセルは、ルール1CがタイプAのCQIレポートに適用可能であり、ルール3Cが、そのセルがMIMOモードで構成される場合はタイプB、または、そのセルがMIMOモードで構成されない場合は通常のCQIタイプの、CQIレポートに適用可能であることを示すことができる。
表37は、CQI電力オフセット設定の実装の一例を示す。例えば、3つの非MIMOキャリアが構成されてもよい。
「HS−DPCCHのCQIタイプ」を示す列は、CQIレポートのエンコードのために使用されたチャネル符号化方式に関連することが可能である。例えば、SCは(20,5)リードマラー符号に関連することが可能であり、DCは(20,10)符号に関連することが可能であり、SC−MIMOは、タイプA CQIでは(20,10)符号、または、タイプB CQIレポートでは(20,7)符号に関連することが可能である。
一実施形態では、HS−DPCCH CQI送信は、4msの最小フィードバックサイクルおよび異なる処理利得を有して、4C−HSDPA内でキャリア毎であってもよい。例えば、拡散係数256は、MIMOが構成されない3Cに対して使用可能であり、拡散係数128は、4C−HSDPA内の残りの構成に対して使用可能である。CQIを搬送するHS−DPCCHスロットのためのHS−DPCCH電力オフセットを、表38に示すように決定することができる。
拡散係数128による処理利得の損失を控えめに補うために、表39に示すように、方式1:CQIを搬送するHS−DPCCHスロットのためのHS−DPCCH電力設定の、3行目および4行目のための電力オフセットステップに1を加算することによって、方式2を実装することができる。表39は、方式2:CQI電力オフセット設定を示す。
一実施形態では、CQI/PCIのための電力オフセットを以下のように行うことができる。例えば、3つ以上のセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、グループ内のアクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、全てのセルのためのCQIのための電力オフセット設定をルール3Cに従って計算することができる。WTRUが、グループ内のセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、タイプAのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール1Cに従って計算することができ、タイプBのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール3Cに従って計算することができる。
例えば、2つ以下のセルがアクティブ化されてもよい。WTRUが、アクティブなセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、2つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール2Dに従って計算することができ、1つのアクティブなセルをサポートするフィードバックグループに関連付けられたCQIのための電力オフセット設定を、ルール3Dに従って計算することができる。WTRUが、これらのセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、タイプAのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定を、ルール1Dに従って計算することができ、タイプBのCQIが送信される時、このグループのためのCQI/PCIスロットのための電力オフセット設定は、ルール3Dによって計算される。
例えば、DLキャリアの対は、プライマリキャリアを含んでもよい。CQIを搬送するHS−DPCCHスロットのためのAhsを以下のように決定することができる。タイプAのCQIが送信される時、Ahs1は、信号で送られた値ΔCQI+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合、WTRUがMIMOモードで構成されず、かつ、Secondary_Cell1_Activeが0でない場合、Ahs1は、信号で送られた値ΔCQI+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合、Ahs1は、信号で送られた値ΔCQIから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
DLキャリアの対の残りでは、CQIを搬送するHS−DPCCHスロットのためのAhsを、以下のように決定することができる。タイプAのCQIが送信される時、Ahs2は、信号で送られた値ΔCQI+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合、WTRUがMIMOモードで構成されず、かつ、Secondary_Cell2_Activeが0でなく、かつ、Secondary_Cell3_Activeが0でない場合、Ahs2は、信号で送られた値ΔCQI+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合、Ahs2は、信号で送られた値ΔCQIから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
一実施形態では、Ahsは、計算された値Ahs1およびAhs2のうち、最大のものに等しいことが可能である。
静的な拡散係数切り替えは、HS−DPCCHの拡散係数が、構成されたキャリアの数に基づくことを意味する。例えば、3つまたは4つのキャリアが構成される時、拡散係数128が使用可能であり、2つ以下のキャリアが構成される時、拡散係数256が使用可能である。
拡散係数128が、構成された3つまたは4つのキャリアの全ての場合に対して使用される場合、3つまたは4つのキャリアがアクティブ化される時の電力設定ルールは、上記のように従ってもよい。
例えば、2つまたは3つのキャリアが非アクティブ化されてもよい。コードワード反復は、電力オフセット設定が適用される前に行われてもよい。一実施形態では、表19および表32の電力オフセット設定ルールを適用することができ、3dB電力低減を適用することができる。一実施形態では、ネットワークは、(ΔACK,ΔNACK、ΔCQI)など、2つのセットの電力オフセット値を信号で送ってもよく、1つのセットは拡散係数128用、および、1つのセットは拡散係数256用である。表19および表32に記載された電力オフセット設定ルールを、拡散係数256のために信号で送られた(ΔACK,ΔNACK,ΔCQI)の値を使用して、適用することができる。
拡散係数256が、構成された2つ以下のキャリアの場合に対して使用される場合、電力設定ルールは、表19および表32に記載されたルールに従ってもよい。
一実施形態では、動的な拡散係数切り替えが構成されてもよい。例えば、HS−DPCCHの拡散係数は、アクティブ化されたキャリアの数に基づいて変更されてもよい。例えば、3つまたは4つのキャリアがアクティブ化される時、拡散係数128が使用可能であり、2つまたは3つのキャリアが非アクティブ化される時、WTRUは、例えば、HS−SCCHオーダーを使用して、拡散係数256へ切り替えてもよい。拡散係数128が使用される時、上記の電力オフセット設定ルールが適用可能である。拡散係数256が使用される時、表19および表32に記載されたルールが適用可能である。拡散係数切り替えが起こる時、さらなるΔSF電力ブーストまたは低減が使用されて、切り替え方向(拡散係数128へ、または、拡散係数256への切り替え)に応じて、Ahsの最終値が決定されてもよい。値ΔSFは、より高い層によって信号で送られてもよい。値ΔSFは、事前決定されてもよく、または、例えば、3dBなどの固定値であってもよい。
一実施形態では、電力オフセットは、アクティブ化/非アクティブ化オーダーに基づいて決定されてもよい。WTRUが3つ以上のセルにより構成される、MC−HSDPAシステムなど、マルチキャリアでは、HS−SCCHアクティブ化/非アクティブ化オーダーにより、HS−DPCCHフレームフォーマットが変化してもよい。例えば、HS−SCCHアクティブ化/非アクティブ化オーダーによって、アクティブなセルの数が2に非アクティブ化されるか、または、2からそれ以上のセルにアクティブ化される時、HARQ−ACKおよびCQI/PCIレポートの両方のためのHS−DPCCHフレームフォーマットが変化することがある。この変化は、反復モードの使用のためであることがある。1つまたは2つのセルがアクティブである場合の反復モード下の電力オフセットは、表18および表33に記載されたようなWTRU送信電力使用が最適化されうるように、それに応じて改変されてもよい。
HS−DPCCHフレームフォーマットの変化が起こる時、WTRUおよびノードBは、HS−DPCCHを一貫した方法で取り扱うことができるように、同期されてもよい。例えば、WTRUが、2つのセルに非アクティブ化するための、または、2つからそれ以上のセルにアクティブ化するための、正しいHS−SCCHオーダーを受信する時、HS−DPCCH内でレポートされたオーダーに対するACKの応答が、検出エラーにより、ノードBによって誤って受信される。この場合、ノードBは、アクティブなセルのための正しいHARQ−ACKおよびCQI/PCIレポートを受信し続けることが困難であることがあり、その理由は、ノードBがデコードのために使用するフレームフォーマットが、送信器から使用中であるものと一致しないことがあるからである。
このエラーイベントの発生の確率を低減するため、アクティブ化/非アクティブ化オーダーに対するACK応答を搬送する信号上の送信電力のブーストを使用することができる。例えば、ブーストがHARQ−ACKスロット全体に適用されて、2つのフィードバックチャネルのための均一の電力設定を維持できるようにしてもよい。例えば、ブーストは、それを介してACK応答が送信されるサブフレームの第1のタイムスロットに適用されてもよい。
一実施形態では、アクティブ化/非アクティブ化オーダーに対するACK応答を搬送するフィードバックチャネルのための電力オフセットを以下のように設定することができる。フィードバックチャネルが1つのセルをサポートする場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKである場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/ACKである場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/NACK、NACK/ACK、デュアルトランスポートブロックの前のPRE、または、デュアルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、(ΔACK+2)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合は、WTRUがMIMOモードで構成されない場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+2)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。WTRUがMIMOモードで構成される場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+2)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
一実施形態では、オーダーに対するACK応答を搬送するフィードバックチャネルのためのAhs値を、上記のように計算することができる。他のフィードバックチャネルのためのAhs値が計算されてもよい。2つのうちより大きいものが、HARQ−ACKスロットに適用される共通電力オフセット設定であってもよい。
この手法は、HS−SCCHアクティブ化/非アクティブ化オーダーに対する、または、1C/2Cから3C/4Cへ、3C/4Cから1C/2Cへの間の移行の結果となるこれらのオーダーに対する、ACK応答の場合に適用されてもよい。
一実施形態では、アクティブ化/非アクティブ化オーダーに対するACK応答を搬送するフィードバックチャネルのための電力オフセットを、以下のように設定することができる。2つのアクティブなセルへの非アクティブ化オーダーに対するACK応答のためのAhsを、以下のように決定することができる。フィードバックチャネルが1つのセルをサポートする場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKである場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された、量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/ACKである場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/NACK、NACK/ACK、デュアルトランスポートブロックの前のPRE、または、デュアルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、(ΔACK+2)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合は、WTRUがMIMOモードで構成されない場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+2)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合は、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+2)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
1つまたは2つから、3つ以上のアクティブなセルへの、アクティブ化オーダーに対するACK応答のためのAhsを、以下のように決定することができる。フィードバックチャネルが1つのセルをサポートする場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKである場合、信号で送られた値ΔACKから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/ACKである場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/NACK、NACK/ACK、デュアルトランスポートブロックの前のPRE、または、デュアルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、(ΔACK+1)およびΔNACKのうちより大きいものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合は、WTRUがMIMOモードで構成されない場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)およびΔNACKのうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合は、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)およびΔNACKのうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
アクティブ化/非アクティブ化オーダーに対する他のACK応答では、値Ahsを電力ブーストなしで計算することができる。
一実施形態では、オーダーに対するACK応答を搬送するフィードバックチャネルのためのAhsを、上記のように計算することができる。他のフィードバックチャネルのためのAhsが計算されてもよい。2つのうちより大きいものが、HARQ−ACKスロットに適用される共通電力オフセット設定であってもよい。
例えば、HS−SCCHアクティブ化/非アクティブ化オーダーに対する、または、1C/2Cから3C/4Cへ、3C/4Cから1C/2Cへの間の移行の結果となるオーダーに対する、ACK応答である時、同じルールを適用して、フィードバックチャネルのための電力オフセット設定を計算することができる。一定の、または事前決定された電力ブースト(例えば、2dB)が、結果として生じる倍率Ahsに適用されてもよい。
一実施形態では、電力ブーストは、2つのアクティブなキャリアに対する非アクティブ化オーダーが受信された後、短期間に渡って延長されてもよい。これにより、前のセクションに記載されたエラーイベントの影響を緩和することができ、その理由は、HS−DPCCH電力が既に反復モードで下方へ調整されて、WTRUでの送信電力使用が最適化されうるからである。N個のサブフレームのための非アクティブ化がなかったかのように、同じ電力オフセット設定が維持されて、エラーイベントの場合に適用されたフレームフォーマットが誤りである場合であっても、ノードBがHS−DPCCHを正しくデコード可能でありうるようにしてもよい。
例えば、基準時点が定義されてもよい。例えば、基準時間を、HS−SCCHオーダーを受信した後12.5(または、デュアルアップリンクキャリアが構成される場合、18.5スロット)として定義することができる。値Nは、ノードBがM回のHARQ送信に対する応答を受信できるようにすることを目標として、1回の受信(サブフレームで表されたRTT)のための往復時間の整数:N=M×RRTとして選択されてもよい。図42は、延長された電力ブースト期間の図を例示する。
例示のため、Ahs,xは、フィードバックチャネルxに関連付けられたHS−DPCCHのための量子化された振幅比を示すことができ、x=1,2である。HS−DPCCHがデュアルフィードバックチャネルモードで動作する時、ΔACK、ΔNACKおよびΔCQIのための値は、より高い層によって設定されてもよく、第1のおよび第2のフィードバックチャネル/グループについて、それぞれ量子化された振幅比Ahs,1およびAhs,2に変換されてもよい。
HARQ確認応答を搬送するHS−DPCCHスロットのため、および、HARQ確認応答を搬送する各フィードバックチャネルのためのAhsを、以下のように決定することができる。フィードバックチャネルが単一のHS−DSCHセルのためのHARQ確認応答情報を搬送する場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKである場合、信号で送られた値ΔACKから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがNACKである場合、信号で送られた値ΔNACKから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがシングルトランスポートブロックの前のPRE、または、シングルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、信号で送られた値ΔACKおよびΔNACKのうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/ACKである場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがNACK/NACKである場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACK/NACK、NACK/ACK、デュアルトランスポートブロックの前のPRE、または、デュアルトランスポートブロックの後のPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合は、フィードバックチャネルによってサポートされたHS−DSCHセルのいずれもがMIMOモードで構成されない場合、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合は、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、(ΔACK+1)および(ΔNACK+1)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのACKを含むが、NACKを含まない場合、信号で送られた値ΔACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージが少なくとも1つのNACKを含むが、ACKを含まない場合、信号で送られた値ΔNACK+2から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能であり、Ahsは、対応するHARQ−ACKメッセージがACKおよびNACKを共に含むか、または、PREもしくはPOSTである場合、ΔACK+2)および(ΔNACK+2)のうち最大のものから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
2つ以上のフィードバックチャネルが使用される場合、かつ、変換された量子化された振幅比が第1のフィードバックチャネルに関連付けられる場合、Ahs,1がAhsに等しいことが可能である。2つ以上のフィードバックチャネルが使用される場合、かつ、変換された、量子化された振幅比が第2のフィードバックチャネルに関連付けられる場合、Ahs,2がAhsに等しいことが可能である。
HS−DPCCHスロットが各フィードバックチャネル上でCQIを搬送する時、電力オフセットを以下のように決定することができる。タイプAのCQIが送信される時、Ahsは、信号で送られた値ΔCQI+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合、フィードバックチャネルによってサポートされたHS−DSCHセルのいずれもがMIMOモードで構成されない場合、Ahsは、信号で送られた値ΔCQI+1から変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。そうでない場合、Ahsは、信号で送られた値ΔCQIから変換された量子化された振幅比に等しいことが可能である。
2つ以上のフィードバックチャネルが使用される場合、かつ、変換された量子化された振幅比が第1のフィードバックチャネルに関連付けられる場合、Ahs,1がAhsに等しいことが可能である。2つ以上のフィードバックチャネルが使用される場合、かつ、変換された量子化された振幅比が第2のフィードバックチャネルに関連付けられる場合、Ahs,2がAhsに等しいことが可能である。
圧縮されていないフレームでは、個々のフィードバックチャネルの各々のための利得係数でありうる、βhs,1およびβhs,2を、以下に従って計算することができる。
βhs,1=βc・Ahs,1,
βhs,1=βc・Ahs,2
ただし、少なくとも1つのDPDCHが構成される場合、βc値は、より高い層によって信号で送られてもよく、または、計算されてもよい。DPDCHが構成されない場合、βc値は、非特許文献3の5.1.2.5C節に記載されたように設定されてもよい。
Ahs,1およびAhs,2のうちより大きいものを適用して、両方のフィードバックチャネルのために共通の利得係数を計算することができる。圧縮されていないフレームでは、以下に従って計算することができる利得係数を示すことができるβhsは、
βhs=βc・Ahsであり、
ただし、Ahsは、2つのフィードバックチャネルから得られたAhs,1およびAhs,2のうちより大きいものであってもよく、βc値は、少なくとも1つのDPDCHが構成される場合、より高い層によって信号で送られてもよく、または、計算されてもよい。DPDCHが構成されない場合、βc値は、非特許文献3の5.1.2.5C節に記載されたように設定されてもよい。
一実施形態では、異なるフィードバックチャネルのためのCQI/PCIスロットのため別々の電力設定を保ちながら、両方のフィードバックチャネルのためのHARQ−ACKスロットへの共通電力オフセット設定である。例えば、Ahs,1およびAhs,2を、HARQ−ACKフィードバックについて上記で記載されたルールに従って、個々に計算することができる。2つのうちより大きいものが、HARQ−ACKスロットのための電力オフセット設定Ahsとして選択されてもよい。CQI/PCIに割り振られたHS−DPCCHスロットでは、Ahs,1およびAhs,2を、CQI/PCIフィードバックについて上述されたルールに従って、個々に計算することができる。Ahs,1およびAhs,2を、第1および第2のフィードバックチャネルにそれぞれ割り振られたHS−DPCCHスロットに、個々に適用することができる。
キャリアアクティブ化状況が変化する、例えば、いくつかのキャリアまたはセルが、HS−SCCHアクティブ化/非アクティブ化オーダーによってアクティブ化または非アクティブ化される時、HS−DPCCHスロットの各々のための電力オフセット設定を再計算することができる。例えば、フィードバックチャネル内のセルの数が減少または増加されることがあり、使用中の符号化方式の変更につながることがある。CQIレポーティングのためのフィードバックチャネルの各々毎に異なる電力設定を可能にすることは、タイムスロット毎のAhsの動的な更新のために必要であることがある。
一実施形態では、Ahs,1およびAhs,2が、あらゆるタイムスロットについて計算されてもよく、タイムスロットがHARQ−ACK送信のために割り振られる場合、WTRUにおける最大値が識別されてもよい。一実施形態では、可能な電力設定値のセットをキャリアアクティブ化状況に基づいて事前計算することができる。事前計算された値は、WTRUがアクティブ化/非アクティブ化オーダーを受信する時にテーブルに格納されてもよい。この値のセットは、HS−SCCHスロット状況に従って、以下のサブフレーム内で、テーブルルックアップ方法によって、各タイムスロットに動的に適用される。事前計算のタイミングは、HS−SCCHアクティブ化/非アクティブ化オーダーがWTRUに配信された直後の、12スロット、または、デュアルアップリンクキャリアでは18スロットの間隔であってもよく、この間にダウンリンク送信アクティブ化は仮定されない。
フィードバックフィールドおよびまたはチャネルスロットは、ダウンリンクキャリアに関連付けられてもよい。WTRUは、2つまたは3つのセカンダリサービングHS−DSCHセルにより、RRCシグナリングを介して、ネットワークによって構成されてもよい。例示のため、サービングHS−DSCHセルをセル1と示すことがある。セカンダリサービングHS−DSCHセルには、RRCメッセージ内の関連付けられた情報要素の位置に従って、ラベルが付けられる。例えば、RRCメッセージ内で構成された第1のセカンダリサービングHS−DSCHセルには、セル2というラベルが付けられ、構成された第2および第3のセカンダリサービングHS−DSCHセルには、それぞれセル3およびセル4というラベルが付けられる。
例示のため、HARQ−ACKフィールドのためのフィードバックチャネルスロットを、Ffc,nと示すことができ、ただし、fc=1,2は、フィードバックチャネルインデックスであり、n=1,2は、フィードバックチャネル内のHARQ−ACKフィールドのインデックスである。例えば、セカンダリサービングHS−DSCHセルがアクティブであり、かつ、WTRUがMIMOモードで構成される時、HARQ−ACKフィールドのための2つのフィードバックスロットがありうる。第1のスロットは、インデックスn=1によって示され、サービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。第2のスロットは、インデックスn=2によって示すことができるセカンダリサービングHS−DSCHセルに関連付けられてもよい。1つのセカンダリサービングHS−DSCHセルがアクティブであり、かつ、WTRUがMIMOで構成される時、サービングHS−DSCHセルのためのフィードバックチャネルスロットを、F1,1によって示すことができ、セカンダリサービングHS−DSCHのためのフィードバックチャネルスロットを、F1,2によって示すことができる。
一実施形態では、構成されたHS−DSCHセルとフィードバックチャネルスロットの間の関連付けは、表40に例示されるような、RRCメッセージ内のHS−DSCHセルの構成順序に基づいてもよい。
一実施形態では、個々の各セカンダリHS−DSCHセルのアクティブ化/非アクティブ化状況にかかわらず、関連付けが固定されてもよい。一実施形態では、関連付けは動的であってもよく、各HS−DSCHセルのアクティブ化/非アクティブ化状況によって決まってもよい。例えば、関連付けは、構成順序によって決まってもよく、非アクティブ化されたHS−DSCHセルのためのエントリが、構成順序を保ちながら、リストから除去可能になるようにしてもよい。表41は、1つのHS−DSCHセルが非アクティブ化される時の関連付けの例を示す。
表42は、2つのキャリアまたはHS−DSCHセルが非アクティブ化される時の関連付けの例を示す。
2つのセカンダリサービングHS−DSCHセルが構成される時、セル1、セル2およびセル3は、フィードバックチャネルスロットに関連付けられてもよい。表43は、2つのセカンダリサービングHS−DSCHセルが構成される時の関連付けの例を示す。
一実施形態では、CQIレポートは、伝送時間間隔(TTI)毎のCQI送信パターンに基づいて生成かつ送信されてもよい。例えば、CQIレポートは、CQIフィードバックサイクルパラメータ、k、および、CQI反復係数パラメータ、N_cqi_transmitに従って、生成かつ送信されてもよい。CQIフィードバックサイクルパラメータ、k、および、反復係数パラメータ、N_cqi_transmitは、WTRUおよびノードB内のより高い層から構成されてもよい。
一実施形態では、CQIフィードバックサイクルは、キャリア固有に構成されてもよい。キャリアの各々のためのCQIフィードバックサイクルは、異なるCQI反復係数により、独立して構成されてもよい。独立した構成は、個々の各キャリア上で行われうる特定の性能最適化のための柔軟性を提供することができる。例えば、別々のパラメータが、セカンダリキャリア毎に構成されてもよい。k1、k2、k3を、それぞれのキャリア毎のCQIフィードバックサイクルパラメータとして示す。N_cqi_transmit_1、N_cqi_transmit_2、N_cqi_transmit_3を、それぞれのキャリア毎のCQI反復係数パラメータとして示す。これらのパラメータはWTRUおよびノードB内のより高い層から構成されてもよい。
これらのキャリアは、対にグループ化されてもよい。同じフィードバックチャネルを共有するキャリアの対毎に、CQI/PCIフィードバックが、第1のキャリアの反復係数によって表されたTTIの数に等しいことが可能である、2つのキャリアの間の一定の時間オフセットを有して送信されてもよい。例示のため、k、N_cqi_transmitを、この対内の第1のキャリアのためのパラメータ設定として、および、k1、N_cqi_transmit_1を、この対内の第2のキャリアのために示す。以下の公式を適用して、CQI送信パターンを決定することができる。グループ内の第1のキャリアのためのCQI/PCIは、以下の公式を満たすことができるサブフレーム内で送信されてもよい。
同じCQI/PCI情報が、次のN_cqi_transmit−1個の連続サブフレームに渡って繰り返されてもよい。グループ内の第2のキャリアのためのCQI/PCIは、以下の公式を満たすサブフレーム内で送信されてもよい。
同じCQI/PCI情報が、次のN_cqi_transmit_1−1個の連続サブフレームに渡って繰り返されてもよい。
以下の制約を、構成パラメータに課すことができる。
min(k’,k’1)≧(N_cqi_transmit+N_cqi_transmit_1)、式(3)
また、max(k,k1)は、min(k,k1)により除算可能であることが必要である。これにより、異なるCQIフィードバックサイクル設定による、2つのキャリアからのCQI/PCI情報の間の重複を回避することができる。
2つのフィードバックチャネル内のCQI/PCIの送信は、キャリア毎に規定された異なるフィードバックサイクルおよび反復係数パラメータを使用して、上記で記載されたルールに従って、独立して行うことができる。WTRUおよびeノードBは共に、同じルールに従って、送信におけるCQI/PCIの位置を計算するので、CQI/PCI情報へのキャリア関連付けを一意に識別することができる。
図43は、一対のキャリアのためのキャリア固有のフィードバックサイクルの一例を示す。各ブロックは、1つのサブフレーム内で送信されたCQI/PCI情報を表すことができる。使用されるパラメータには、k=8ms、k1=16ms、N_cqi_transmit=1、および、N_cqi_transmit_1=3が含まれうる。図43の破線のブロックは、第1のキャリアのためのCQI/PCIが、より長いフィードバックサイクルのために送信されないことがあることを、表すことができる。
3つのキャリアの場合、1つのフィードバックチャネルは、1つのキャリアのための情報を含んでもよい。2つのキャリアをサポートする他のフィードバックチャネルを、2つのキャリアのための情報を含むフィードバックチャネルに関して上述されたように取り扱うことができる。
一例では、WTRUは、MIMOモードで構成されなくてもよい。非特許文献4における6A.3節の規定を例外として、CQI/PCIは、以下のようにレポートされてもよい。WTRUは、サービングHS−DSCHセルのためのCQI値を、非特許文献4における6A.2.1節に定義されるように導出することができる。Secondary_Cell_Activeが1である場合、WTRUは、セカンダリサービングHS−DSCHセルのためのCQI値を、非特許文献4における6A.2.1節に定義されるように導出することができる。CQIレポートは、CQI値から構築されてもよい。サービングHS−DSCHおよびセカンダリサービングHS−DSCHセルからのCQI値は、2つのセットにグループ化されてもよい。
各セットのCQIは、2つのHS−DPCCHフィードバックチャネルのうち1つを通じて送信されてもよい。フィードバックチャネルの各々において、第1のHS−DSCHセルのためのCQIフィードバックサイクルおよび反復係数は、それぞれkおよびN_cqi_transmitであり、第2のHS−DSCHセルでは、それぞれk1およびN_cqi_transmit_1であると仮定する。例えば、k=0である時、WTRUは、CQIレポートを送信しないことがある。DTX_DRX_STATUSがTRUEでない時、k>0では、WTRUは、第1のHS−DSCHセルのCQIレポートを、関連付けられたアップリンクDPCCHフレームの開始後、m×256チップを開始する、各サブフレーム内で送信してもよく、mは以下を満たす。
ただし、CFNは、関連付けられたDPCHのための接続フレーム番号を示し、mの5つの可能な値のセットが計算される。DTX_DRX_STATUSがTRUEである時、k>0では、WTRUは、CQI送信パターンに基づいて、第1のHS−DSCHセルのCQIレポートを送信してもよい。CQI送信パターンは、そのHS−DPCCH不連続送信無線フレーム番号CFN_DRXおよびサブフレーム番号S_DRXが以下を証明する、HS−DPCCHサブフレームのセットである。
((5*CFN_DRX−WTRU_DTX_DRX_Offset+S_DRX)MOD k’)=0、k’=k/(2ms)である。
WTRUは、1)において導出された第1のHS−DSCHセルのCQIレポートの送信を、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次の(N_cqi_transmit−1)個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができる。
k1=0では、WTRUは、CQIレポートを送信しないことがある。DTX_DRX_STATUSがTRUEでない時、k1>0では、WTRUは、第2のHS−DSCHセルのCQIレポートを、関連付けられたアップリンクDPCCHフレームの開始後、m×256チップを開始する、各サブフレーム内で送信してもよく、mは以下を満たす。
ただし、CFNは、関連付けられたDPCHのための接続フレーム番号を示し、mの5つの可能な値のセットが計算される。DTX_DRX_STATUSがTRUEである時、k>0では、WTRUは、CQI送信パターンに基づいて、第2のHS−DSCHセルのCQIレポートを送信してもよい。CQI送信パターンは、そのHS−DPCCH不連続送信無線フレーム番号CFN_DRXおよびサブフレーム番号S_DRXが以下を証明する、HS−DPCCHサブフレームのセットであってもよい。
((5*CFN_DRX−UE_DTX_DRX_Offset+S_DRX)MOD k1’)=N_cqi_transmit、k’1=k1/(2ms)である。
WTRUは、1)において導出された第2のHS−DSCHセルのCQIレポートの送信を、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次の(N_cqi_transmit_1−1)個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができる。WTRUは、min(k’,k’1)≧(N_cqi_transmit+N_cqi_transmit_1)を満たさない場合をサポートしないことがある。
一実施形態では、WTRUは、上記のシナリオ以外の他のサブフレーム内でCQIを送信しないことがある。
他のフィードバックチャネルのためのCQIレポーティング手順は、上記で定義されたものと同じルールに従うことができるが、CQIフィードバックサイクルおよび反復係数パラメータがk2、k3、N_cqi_transmit_2、および、N_cqi_transmit_3として、異なって定義されることを除く。
CQI/PCIレポーティングは、WTRUがMIMOモードで構成される時、以下のように実装されてもよい。一実施形態では、CQIフィードバックサイクルは、グループ固有であってもよい。例えば、2つのセットのCQI構成パラメータが、フィードバックチャネルの各々について規定されてもよく、第1のフィードバックチャネルのためのk、N_cqi_transmit、および、第2のフィードバックチャネルのためのk1、N_cqi_transmit_1である。
キャリアを、それらのCQI情報をフィードバックチャネルにマップするためにグループ化する時、CQI送信は、以下のように行われてもよい。例えば、同じ帯域内のキャリアは、同じフィードバックチャネルを共有してもよい。例えば、MIMO構成されたキャリアが、フィードバックチャネル内でグループ化されてもよく、非MIMOキャリアが、フィードバックチャネル内でグループ化されてもよい。例えば、類似のサービス品質(QoS)要件を有するデータのキャリアは、同じフィードバックチャネルにグループ化されてもよい。これらのキャリアの中の様々なレベルの性能要件に、関連したフィードバックチャネルに割り当てられた異なるCQI構成パラメータによって対処することができる。
フィードバックチャネル毎に、CQI/PCIレポーティングルールが、そのフィードバックチャネルに対して定義されたパラメータセットを使用して、CQI/PCIフィードバックの送信に独立して適用されてもよい。フィードバックチャネル内の2つのキャリアのためのCQIの反復は、異なる方法で実装可能である。第1のキャリアのCQIが、N_cqi_transmit(または、N_cqi_transmit_1)個の連続サブフレーム内で繰り返され、その後に続いて、第2のキャリアのCQIを次のN_cqi_transmit(または、N_cqi_transmit_1)個のサブフレーム内で繰り返すことであってもよい。例えば、第1および第2のキャリアのCQIは、N_cqi_transmit(または、N_cqi_transmit_1)回に渡って繰り返されてもよい。例えば、第1のキャリアのCQIは、N個のサブフレームに渡って繰り返されてもよく、ただし、Nは、事前構成または事前定義されたパラメータであり、セカンダリキャリアのためのCQIは、N個のサブフレームに渡って繰り返されてもよい。この手順は、反復係数に達するまで継続してもよい。
例えば、WTRUは、MIMOモードで構成されなくてもよい。非特許文献4における6A.3節の規定を例外として、WTRUがMIMOモードで構成されない時、CQI/PCIは、以下のようにレポートされてもよい。WTRUは、サービングHS−DSCHセルのためのCQI値を導出することができる。Secondary_Cell_Activeが1である場合、WTRUは、セカンダリサービングHS−DSCHセルのためのCQI値を、6A.2.1節に定義されるように導出することができる。CQIレポートは、CQI値から構築される。サービングHS−DSCHおよびセカンダリサービングHS−DSCHセルからのCQI値は、2つのセットにグループ化されてもよい。各セットは、2つのHS−DPCCHフィードバックチャネルのうち1つを通じて送信されてもよい。
第1のフィードバックチャネル内のHS−DSCHセルでは、k=0では、WTRUは、CQIレポートを送信しないことがある。DTX_DRX_STATUSがTRUEでない時、k>0では、WTRUは、第1のHS−DSCHセルのCQIレポートを、関連付けられたアップリンクDPCCHフレームの開始後、m×256チップを開始する、各サブフレーム内で送信してもよく、mは以下を満たす。
ただし、CFNは、関連付けられたDPCHのための接続フレーム番号を示し、mの5つの可能な値のセットが計算可能である。DTX_DRX_STATUSがTRUEである時、k>0では、WTRUは、CQI送信パターンに基づいて、第1のHS−DSCHセルのCQIレポートを送信してもよい。CQI送信パターンは、そのHS−DPCCH不連続送信無線フレーム番号CFN_DRXおよびサブフレーム番号S_DRXが以下を証明する、HS−DPCCHサブフレームのセットであってもよい。
((5*CFN_DRX−UE_DTX_DRX_Offset+S_DRX)MOD k’)=0、k’=k/(2ms)である。
WTRUは、1)において導出された第1のHS−DSCHセルのCQIレポートの送信を、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次の(N_cqi_transmit−1)個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができる。WTRUは、1)において導出された第2のHS−DSCHセルのCQIレポートの送信を、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次のN_cqi_transmit個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができる。WTRUは、k’<N_cqi_transmitの場合をサポートしない。
他のフィードバックチャネルのためのCQIレポーティング手順は、上記のものに従うことができるが、CQIフィードバックサイクルおよび反復係数パラメータが、k1およびN_cqi_transmit_1によって構成されてもよいことを除く。上記のものは、WTRUがMIMOモードで構成される場合のCQIレポーティング手順に適用されてもよい。
一実施形態では、1つのセットのCQI構成パラメータが、キャリアに対して設定されてもよい。2つのキャリアのためのCQIが、フィードバックチャネル内で繰り返されてもよい。例えば、第1のキャリアのCQIが、N_cqi_transmit(または、N_cqi_transmit_1)個の連続サブフレーム内で繰り返され、その後に続いて、第2のキャリアのCQIを次のN_cqi_transmit(または、N_cqi_transmit_1)個のサブフレーム内で繰り返すことであってもよい。例えば、第1および第2のキャリアのCQIは、N_cqi_transmit(または、N_cqi_transmit_1)回に渡って繰り返されてもよい。例えば、第1のキャリアのCQIは、N個のサブフレームに渡って繰り返されてもよく、ただし、Nは、事前構成または事前定義されたパラメータである。セカンダリキャリアのためのCQIは、N個のサブフレームに渡って繰り返されてもよい。この繰り返しは、必要とされた反復係数に達するまで継続してもよい。
例えば、WTRUは、MIMOモードで構成されなくてもよい。非特許文献4における6A.3節の規定を例外として、WTRUがMIMOモードで構成されない時、CQI/PCIは、以下のようにレポートされてもよい。WTRUは、サービングHS−DSCHセルのためのCQI値を導出することができる。Secondary_Cell_Activeが1である場合、WTRUは、セカンダリサービングHS−DSCHセルのためのCQI値を導出することができる。CQIレポートは、CQI値から構築されてもよい。サービングHS−DSCHおよびセカンダリサービングHS−DSCHセルからのCQI値は、2つのセットにグループ化されてもよい。各セットは、2つのHS−DPCCHフィードバックチャネルのうち1つを通じて送信されてもよい。
フィードバックチャネルの各々において、k=0では、WTRUは、CQIレポートを送信しないことがある。k>0では、DTX_DRX_STATUSがTRUEでない時、WTRUは、第1のHS−DSCHセルのCQIレポートを、関連付けられたアップリンクDPCCHフレームの開始後、m×256チップを開始する、各サブフレーム内で送信してもよく、mは以下を満たす。
ただし、CFNは、関連付けられたDPCHのための接続フレーム番号を示し、mの5つの可能な値のセットが計算される。DTX_DRX_STATUSがTRUEである時、k>0では、WTRUは、CQI送信パターンに基づいて、第1のHS−DSCHセルのCQIレポートを送信してもよい。CQI送信パターンは、そのHS−DPCCH不連続送信無線フレーム番号CFN_DRXおよびサブフレーム番号S_DRXが以下を証明する、HS−DPCCHサブフレームのセットであってもよい。
((5*CFN_DRX−UE_DTX_DRX_Offset+S_DRX)MOD k’)=0、k’=k/(2ms)である。
WTRUは、1)において導出された第1のHS−DSCHセルのCQIレポートの送信を、[1]に定義されたように、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次の(N_cqi_transmit-1)個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができる。WTRUは、1)において導出された第2のHS−DSCHセルのCQIレポートの送信を、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次のN_cqi_transmit個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができる。WTRUは、k’<N_cqi_transmitの場合をサポートしない。
上記のものは、WTRUがMIMOモードで構成される場合のCQIレポーティング手順に適用されてもよい。
一実施形態では、CQIフィードバックサイクルは、2つ以上のサブフレームに渡ってもよい。WTRUが、2つ、または、3つ以上のサブフレームに等しい(例えば、≧4ms)CQIフィードバックサイクルパラメータにより構成される時、グループ化(または対にされた)CQIは、時分割多重化(TDM)方式でレポートされてもよい。例えば、各サービングHS−DSCHセルのためのCQIフィードバックは、個々にエンコードされ、異なるサブフレーム内で送信されてもよい。例えば、WTRUが、同じフィードバックチャネルによって関連付けられ、サポートされたセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、WTRUは、2つのCQIレポートを合同でエンコードさせ、1つのサブフレーム内で共に送信させてもよい。次のサブフレームは、いかなるCQIをも送信しないことがある。
一実施形態では、CQIレポーティングスロットフォーマットは、WTRUのMIMO構成状況に基づいてもよい。例えば、WTRUがMIMOモードで構成されない、例えば、多重キャリア動作において、構成されたHS−DSCHセルのいずれもがMIMOモードで構成されない場合、これらのセルからのCQIレポートは、対にグループ化されてもよい。CQIレポートの各対は、(20,10)リードマラー符号によって合同でエンコードされてもよい。結果として生じるコードワードは、ネットワークによって構成されたCQIフィードバックサイクルおよびCQI反復係数パラメータに関して、関連付けられたフィードバックグループに割り振られたタイムスロット内で送信されてもよい。3つのセルが構成される時、一対のCQIレポートは、合同で符号化され、フィードバックグループに割り振られたタイムスロット内で送信されてもよい。第3のセルのためのCQIレポートは、(20,5)リードマラー符号により個々にエンコードされてもよく、別のフィードバックグループに割り振られたタイムスロット内で送信されてもよい。
WTRUがMIMOモードで構成される場合、例えば、多重キャリア動作において、構成されたサービングHS−DSCHセルのいずれかがMIMOモードで構成される時、これらのセルのためのCQI/PCIレポートは、関連付けられたセルのMIMO構成状況に応じて、(20,7/10)または(20,5)リードマラー符号によって個々にエンコードされてもよい。結果として生じるコードワードは、セルに関して対にグループ化されてもよい。対にされたコードワードは、ネットワークによって構成されたCQIフィードバックサイクルおよびCQI反復係数パラメータに関して、関連付けられたフィードバックグループまたはフィードバックチャネルに割り振られたタイムスロット内の、2つの異なる(場合によっては、連続)サブフレーム内で、TDM方式で送信されてもよい。
図44〜48は、様々なキャリア構成のためのHS−DPCCHレイアウトの例を示す。例示のため、C1を、プライマリサービングHS−DSCHセルとして、C2、C3、C4を、第1、第2および第3のセカンダリサービングHS−DCSCHセルとして、それぞれ示す。図44〜48に示す例は、拡散係数128で実装される。2つのフィードバックグループに割り振られたタイムスロットは、表1に定義されたスロットフォーマットと連結されてもよい。
図44は、4つのセルが、いずれもMIMOモードで構成されることなく、構成される時の一例を示す。薄い陰影で示されるようなサブフレーム1のスロット2は、第1のフィードバックグループに対して割り振られてもよい。濃い陰影で示されるようなサブフレーム1のスロット3は、第2のフィードバックグループに対して割り振られてもよい。これらのセルのためのCQIレポートは、合同でエンコードされてもよい。例えば、C1およびC2のためのCQIレポートは、(20,10)リードマラー符号によって合同でエンコードされて、共通コードワードが形成される。C1/C2コードワードは、サブフレーム1のスロット2内で送信されてもよい。C3およびC4のためのCQIレポートは、同じチャネル符号化方式によって合同でエンコードされてもよい。C3/C4コードワードは、同じサブフレーム内のスロット3内で送信されてもよい。一実施形態では、C3/C4コードワードは、サブフレーム2のスロット3内、または、第2のフィードバックグループに割り振られたタイムスロット内の他のサブフレーム内で送信されてもよい。
図45は、4つのセルが構成され、プライマリサービングセルがMIMOモードで構成される時の、もう1つの例を示す。WTRUは、MIMOモードで検討されてもよい。これらのセルのためのCQIレポートは、個々にエンコードされてもよく、TDM方式で送信されてもよい。C1のためのCQIレポートは、PCI情報を含んでもよい。C1のためのCQI/PCIレポートは、タイプA CQIでは(20,10)、または、タイプB CQIでは(20,7)符号によってエンコードされてもよい。セルの残りのためのCQIレポートは、(20,5)符号によってエンコードされる。結果として生じるC1およびC2のコードワードは、共にグループ化されてもよく、TDMの方法で送信されてもよい。例えば、C1およびC2のコードワードは、図において薄い陰影でマークが付けられたような、フィードバックグループ1に割り振られたタイムスロット内で二者択一的に送信されてもよい。結果として生じるC3およびC4のコードワードは、グループ化されてもよく、図において濃い陰影でマークが付けられたような、フィードバックグループ2に割り振られたタイムスロット内で二者択一的に送信されてもよい。
図46は、3つのセルが構成され、これらのセルのいずれもがMIMOモードで構成されない時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。図47は、3つのセルが構成され、第2のセカンダリセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。図48は、3つのセルが構成され、これらの3つのセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。
一実施形態では、HARQ−ACKのためのチャネル符号化が、グループ毎に別々に定義されてもよい。例えば、WTRUが、グループ内のセルのいずれにおいてもMIMOモードで構成されない場合、グループ内で対にされるセルに関連付けられたHARQ−ACKのための符号化は、デュアルキャリア動作のためのコードブックA/N(10)を使用してもよい。グループ内の1つであるセルのためのHARQ−ACKのための符号化は、シングルキャリア動作のためのコードブックA/N(4)を使用してもよい。WTRUが、グループ内のセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、グループ内で対にされるセルに関連付けられたHARQ−ACKのための符号化は、デュアルキャリアMIMO動作のために使用されたコードブックA/N(50)を使用し、グループ内の単一のものであるセルに関連付けられたHARQ−ACKのための符号化は、シングルキャリアMIMO動作のために使用されたコードブックA/N(8)を使用してもよい。
グループ毎のPCI/CQIのためのチャネル符号化は、以下のように行われる。WTRUがこれらのセルのいずれか1つにおいてMIMOモードで構成される場合、それに対してWTRUがシングルキャリアMIMO動作のための(20,10/7)符号化方式を使用することができるセルに関連付けられた、合成PCI/CQIのための符号化、それに対してWTRUがMIMOモードで構成されないセルに関連付けられたCQIのための符号化は、シングルキャリア動作のための(20,5)符号化方式を使用してもよい。そうでない場合は、グループ内で対にされるセルに関連付けられたCQIのための符号化は、デュアルキャリア動作のための(20,10)符号化方式を使用してもよく、グループ内の1つであるセルのためのCQIのための符号化が規定され、シングルキャリア動作のための(20,5)符号化方式を使用してもよい。
非特許文献4の6A.3節の規定を例外として、WTRUがMIMOモードで構成されない時、CQI/PCIは以下のようにレポートされてもよい。WTRUは、サービングHS−DSCHセルのためのCQI値を導出することができる。Secondary_Cell_Activeが1である場合、WTRUは、セカンダリサービングHS−DSCHセルのためのCQI値を導出することができる。CQIレポートは、CQI値から構築される。
k=0では、WTRUは、CQIレポートを送信しないことがある。DTX_DRX_STATUSがTRUEでない時、k>0では、WTRUは、CQIレポートを、関連付けられたアップリンクDPCCHフレームの開始後、m×256チップを開始する、各サブフレーム内で送信してもよく、mは以下を満たす。
ただし、CFNは、関連付けられたDPCHのための接続フレーム番号を示し、mの5つの可能な値のセットが計算される。DTX_DRX_STATUSがTRUEである時、k>0では、WTRUは、CQI送信パターンに基づいて、CQIレポートを送信してもよい。CQI送信パターンは、そのHS−DPCCH不連続送信無線フレーム番号CFN_DRXおよびサブフレーム番号S_DRXが以下を証明する、HS−DPCCHサブフレームのセットである。
((5*CFN_DRX−UE_DTX_DRX_Offset+S_DRX)MOD k’)=0、k’=k/(2ms)である。
WTRUは、1)において導出されたCQIレポートの送信を、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次の(N_cqi_transmit-1)個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができ、WTRUは、k’<N_cqi_transmitの場合をサポートしない。WTRUは、他のサブフレーム内でCQIを送信しないことがある。
一実施形態では、WTRUがMIMOモードで構成される時、合成PCI/CQIレポーティングが送信されてもよい。非特許文献4における6A.3節の規定を例外として、WTRUがMIMOモードで構成されない時、CQI/PCIは、以下のようにレポートされてもよい。WTRUは、サービングHS−DSCHセルのためのPCI値を導出することができる。シングルストリーム制限が構成されない時、タイプAまたはタイプB CQI値がレポートされてもよい。シングルストリーム制限が構成される時、サービングHS−DSCHセルのためのタイプB CQI値がレポートされてもよい。
Secondary_Cell_Active_jが1であり、ただし、jは1、2または3に設定されうる場合、WTRUは、セカンダリサービングHS−DSCHセルjのためのPCI値を導出することができる。シングルストリーム制限が構成されない時、タイプAまたはタイプB CQI値がレポートされてもよい。シングルストリーム制限が構成される時、セカンダリサービングHS−DSCHセルjのためのタイプB CQI値がレポートされてもよい。
WTRUは、サービングHS−DSCHセル、および、Secondary_Cell_Active_2が以下のように1である場合、セカンダリサービングHS_DSCHセルのための、合成PCI/CQI値を送信してもよい。k=0では、WTRUは、合成PCI/CQI値を送信しないことがある。DTX_DRX_STATUSがTRUEでない時、k>0では(セクション6A.1を参照)、WTRUは、サービングHS_DSCHセルのための合成PCI/CQI値を、関連付けられたアップリンクDPCCHフレームの開始後、m×256チップを開始する、各サブフレーム内で送信してもよく、mは以下を満たす。
ただし、CFNは、関連付けられたDPCHのための接続フレーム番号を示し、mの5つの可能な値のセットが計算される。シングルストリーム制限が構成されず、かつ、関係
が当てはまる時、WTRUは、タイプA CQI値をレポートしてもよい。そうでない場合、WTRUは、タイプB CQI値をレポートしてもよい。
DTX_DRX_STATUSがTRUEである時、k>0では、WTRUは、CQI送信パターンに基づいて、サービングHS−DSCHセルのためのCQI値を送信してもよい。CQI送信パターンは、そのHS−DPCCH不連続送信無線フレーム番号CFN_DRXおよびサブフレーム番号S_DRXが以下を証明する、HS−DPCCHサブフレームのセットである。
((5*CFN_DRX−UE_DTX_DRX_Offset+S_DRX)mod k’)=0、k’=k/(2ms)である。
シングルストリーム制限が構成されず、かつ、関係
が当てはまる時、WTRUは、タイプA CQI値をレポートしてもよい。そうでない場合、WTRUは、タイプB CQI値をレポートしてもよい。
k>0では、導出されたPCI値は、CQI値と共に、合成PCI/CQI値として送信されてもよい。2560がM_cqiの整数の倍数でない場合、タイプAおよびタイプB CQIレポートのシーケンスは、CFNロールオーバーにより周期的でない可能性がある。WTRUは、上記で導出されたサービングHS−DSCHセルのための合成PCI/CQI値の送信を、CQIにそれぞれ割り振られたスロット内の次の(N_cqi_transmit-1)個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、繰り返すことができる。WTRUは、k’<N_cqi_transmitの場合をサポートしないことがある。WTRUは、他のサブフレーム内でサービングHS−DSCHセルのための合成PCI/CQIを送信しないことがある。
Secondary_Cell_Active_1が1である場合、WTRUは、サービングHS−DSCHセルのための送信の直後に、N_cqi_transmit個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、セカンダリサービングHS−DSCHセル1のための合成PCI/CQI値を送信してもよい。Secondary_Cell_Active_3が1である場合、WTRUはまた、セカンダリサービングHS−DSCHセル2のための送信の直後に、N_cqi_transmit個の連続HS−DPCCHサブフレームに渡って、セカンダリサービングHS−DSCHセル3のための合成PCI/CQI値をも送信してもよい。j=1、2、3の中のSecondary_Cell_Enabled_jのいずれかが1である場合、WTRUは、k’<2・N_cqi_transmitの場合をサポートしないことがある。
一実施形態では、CQIレポーティングスロットフォーマットは、フィードバックグループのMIMO構成状況に基づいてもよい。例えば、多重キャリアオプションのために構成されたサービングセルからのCQIレポートは、最初にフィードバックグループ内で対にされてもよく、特定のグループのためのCQIレポーティングフォーマットは、そのグループ内のセルのMIMO構成状況によって決まる。
フィードバックグループ内の構成されたサービングHS−DSCHセルのいずれもがMIMOモードで構成されない場合、関連付けられたCQIレポートは、(20,10)リードマラーエンコーダによって、合同でエンコードされてもよい。結果として生じるコードワードは、ネットワークによって構成されたCQIフィードバックサイクルおよびCQI反復係数パラメータに関して、関連付けられたフィードバックグループに割り振られたタイムスロット内で送信されてもよい。
フィードバックグループ内の構成されたサービングHS−DSCHセルのいずれかがMIMOモードで構成される場合、グループ内の両方のセルのためのCQI/PCIレポートは、関連付けられたセルのMIMO構成状況に応じて、(20,7/10)または(20,5)リードマラー符号によって、個々にエンコードされてもよい。結果として生じるコードワードは、ネットワークによって構成されたCQIフィードバックサイクルおよびCQI反復係数パラメータに関して、関連付けられたフィードバックグループに割り振られたタイムスロット内の、2つの異なる(例えば、連続)サブフレーム内で、TDM方式で送信されてもよい。
3つのセルが構成される時、グループ化されないセルのためのCQIレポートは、(20,5)または(20,10/7)リードマラー符号により、個々にエンコードされてもよく、このセルのためにのみ、別のフィードバックグループに割り振られたタイムスロット内で送信されてもよい。
図49〜51は、HS−DPCCHレイアウトの例を示す。これらのレイアウトの例は、拡散係数が128に設定される場合に適用されてもよい。2つのタイムスロットは、2つのフィードバックグループのためのCQIレポートを搬送するサブフレーム内で使用可能でありうる。
図49は、4つのセルが構成され、プライマリセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。図示のように、1つのフィードバックグループのためのCQIは、TDMで送信されてもよく、他のフィードバックグループは、合同でエンコードされてもよい。
図50は、4つのセルが構成され、プライマリセルおよび第2のセカンダリセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。例えば、両方のフィードバックグループは、MIMOが構成されたセルを含んでもよい。CQIレポートは、個々にエンコードされ、TDMで送信されてもよい。
図51は、3つのセルが構成され、第2のセカンダリセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。
一実施形態では、CQIレポーティングフォーマットは、これらのセルの任意のMIMO構成状況によって決まらなくてもよい。例えば、これらのセルのためのCQI/PCIレポートは、関連付けられたセルのMIMO構成状況に応じて、(20,7/10)または(20,5)リードマラー符号によって、個々にエンコードされてもよい。符号化されたCQI/PCIレポートは、フィードバックグループ内で対にされてもよい。グループ内の2つのコードワードは、異なるサブフレーム内の関連付けられたグループのために割り振られたタイムスロット内で、TDM方式で送信されてもよい。例えば、2つのコードワードは、連続サブフレーム内で送信されてもよい。
3つのセルが構成される場合、グループ化されないセルのためのCQIレポートは、(20,5)または(20,10/7)リードマラー符号により、個々にエンコードされ、このセルのためにのみ、フィードバックグループに割り振られたタイムスロット内で送信されてもよい。
図52〜54は、HS−DPCCHレイアウトの例を示す。図52〜54に示された例は、拡散係数が128である場合に適用されてもよい。2つのフィードバックグループを、CQI送信のためのサブフレーム内の2つのスロット内でマップすることができる。図52は、4つのセルが構成され、プライマリセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。図53は、4つのセルが構成され、プライマリセルおよび第2のセカンダリセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。図54は、3つのセルが構成され、第2のセカンダリセルがMIMOモードで構成される時の、サブフレームフォーマットの一例を示す。
上記の例は、例示のために提供され、したがって、それに対して関連するCQIレポーティングフォーマットが企図されると仮定される、異なるキャリア構成の結果として生じる全ての可能な組み合わせの網羅的なリストをカバーするように意図されない。
一実施形態では、フィードバックレポーティングは、圧縮モードギャップ中に送信されてもよい。圧縮モードギャップを使用して、(アップリンクおよびダウンリンクの両方のための)測定のための機会を提供することができる。アップリンク上では、圧縮モードギャップは、WTRUが周波数間測定を行うことができるように、ネットワークによって定義されてもよい。圧縮モードギャップ中に、WTRUは、無線周波数(RF)回路を調整し直して、異なる周波数上でリッスンし、測定することができる。
一実施形態では、WTRUは、HS−DPCCHの第1のスロット(HARQ−ACKを搬送するスロット)が、アップリンク送信ギャップと重なる時、HS−DPCCHの第1のスロットを送信しない(DTX)ことがある。HS−DPCCH内のCQIフィールドに割り振られた2つのスロットのパートが圧縮モードギャップと重なる時、WTRUは、CQI(または、そのサブフレーム上の合成PCI/CQI情報)を送信しないことがある。
関連付けられたDPCHまたはF−DPCH上の圧縮モード中に、HS−DPCCHの送信、および/または、HS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信について、WTRUについて以下が当てはまる。HARQ−ACKに割り振られたHS−DPCCHスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのHS−DPCCHスロット内のHS−DPCCH上でDTXを使用してもよい。HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
図55は、HS−DPCCH構造の例を例示する。例えば、各フィードバックチャネルのためのCQIまたは合成PCI/CQIは、(例えば、CQI AまたはCQI Bにおいて)1つのスロット内で搬送されてもよい。一実施形態では、圧縮モードギャップ中に、アップリンクギャップのパートが、単一のPCI/CQI情報レポートをHS−DPCCH上で搬送するスロットのパートと重なる場合、そのタイムスロット上のHS−DPCCHは送信されない(例えば、DTXされる)ことがある。PCI/CQIがHS−DPCCHの1つのスロット内に内蔵される時、CQIフィードバックフィールドのパートは、DTXされてもよい。一実施形態では、隣接したスロット内でPCI/CQIの反復がある時、CQIフィールドの電力設定を調整して、反復を仮定した信頼性を保証することができる。
例えば、関連付けられたDPCHまたはF−DPCH上の圧縮モード中に、HS−DPCCHの送信、並びに、HS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信について、WTRUについて以下が当てはまることがある。WTRUが、2つに満たないセカンダリサービングHS−DSCHセルにより構成される場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。WTRUが、2つ以上のセカンダリサービングHS−DSCHセルにより構成される場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのスロット内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
一実施形態では、条件がキャリアアクティブ化にリンクされてもよい。関連付けられたDPCHまたはF−DPCH上の圧縮モード中に、HS−DPCCHの送信、並びに、HS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信について、WTRUについて以下が当てはまることがある。WTRUが、アクティブ化された2つに満たないセカンダリサービングHS−DSCHセルを有する場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。WTRUが、アクティブ化された2つ以上のセカンダリサービングHS−DSCHセルを有する場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのスロット内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
一実施形態では、PCI/CQI情報は、異なるダウンリンクセルに関連する2つのスロット中に送信されてもよい。WTRUがPCI/CQIを繰り返し中である場合、PCI/CQIフィールド全体(例えば、HS−DPCCHフレームフォーマットの最後の2つのスロット)がDTXされてもよい。これにより、PCI/CQIを、ノードBで十分な信頼性を有して受信可能にすることができる。例えば、関連付けられたDPCHまたはF−DPCH上の圧縮モード中に、HS−DPCCHの送信、並びに、HS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信について、WTRUについて以下が当てはまる。WTRUが、アクティブ化された2つに満たないセカンダリサービングHS−DSCHセルを有する場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。WTRUが、アクティブ化された2つ以上のセカンダリサービングHS−DSCHセルを有する場合、かつ、HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのスロット内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
一実施形態では、WTRUが4つのセルにより構成される時、または、WTRUが3つのキャリアにより構成され、少なくとも1つのキャリアがMIMOモードで構成される時、WTRUは、CQIを個々に、HS−DPCCH CQIフィールドの各スロット内で送信してもよい。関連付けられたDPCHまたはF−DPCH上の圧縮モード中に、HS−DPCCHの送信、並びに、HS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信について、WTRUについて以下が当てはまることがある。HARQ−ACKに割り振られたHS−DPCCHスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのHS−DPCCHスロット内のHS−DPCCH上でDTXを使用してもよい。HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、次いで、Secondary_Cell_Enableが3であるか、または、Secondary_Cell_Enableが2であり、かつ、少なくとも1つのセルがMIMOモードで構成され、かつ、Secondary_Cell_Activeが2または3である場合、WTRUは、そのスロット内でCQIまたは合成PCI/CQIを送信しないことがあり、そうでない場合は、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
関連付けられたDPCHまたはF−DPCH上の圧縮モード中に、HS−DPCCHの送信、並びに、HS−SCCHおよびHS−PDSCHの受信について、WTRUについて以下が当てはまることがある。HARQ−ACKに割り振られたHS−DPCCHスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUは、そのHS−DPCCHスロット内のHS−DPCCH上でDTXを使用してもよい。
HS−DPCCHサブフレーム内で、CQI情報のために割り振られたスロットのパートが、関連付けられたDPCH上のアップリンク送信ギャップと重なる場合、WTRUがHS−DPCCHスロットフォーマット1を使用し、かつ、Secondary_Cell_Activeが2または3である場合、WTRUは、そのスロット内でCQIまたは合成PCI/CQIを送信しないことがある。そうでない場合は、WTRUは、そのサブフレーム内でCQIまたは合成PCI/CQI情報を送信しないことがある。
PRE/POSTコードワードが、HARQ_preamble_mode=1で、ネットワークによって使用可能にされる時、ノードBは、PREの後かつPOSTの前のサブフレームについて、ACK/NACKをDTX(すなわち、いかなる信号の送信もない)と区別しないことがある。PRE/POSTの使用により、ACK/NACK検出性能を向上させることができる。
一実施形態では、サブフレームnで、HS−SCCH上で受信された情報が廃棄されない場合、WTRUは、ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがサブフレームn−1内で送信されることになっていない限り、サブフレームn−1でPREを送信してもよい。ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがサブフレームn内で送信され、かつ、N_acknack_transmit=1である場合、WTRUは、ACKもしくはNACKもしくはPRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内で送信されることになっていない限り、POSTをサブフレームn+1内で送信してもよい。ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがサブフレームn内で送信され、かつ、N_acknack_transmit>1である場合、WTRUは、ACKもしくはNACKもしくはPRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内で送信されることになっていない限り、POSTをサブフレームn+2×N_acknack_transmit−2内で送信してもよい。
MC−HSDPA内で、2つのフィードバックチャネル(または、2つのHARQ−ACKメッセージ)をサブフレーム内の1つのHARQ−ACKスロット内に導入して、より多くのACK/NACK情報を搬送する必要性に対処することができる。DCWという名称のDTXコードワードをコードブック内に含めて、ハーフスロット送信を回避することができる。HARQ−ACKスロット内で信号を送信することのない真のDTXは、DTXがHARQ−ACKメッセージの両方においてレポートされる場合、起こりうる。1つのHARQ−ACKメッセージが、そのフィードバックチャネル内のセルサポートのためのDTX状態情報を搬送中である場合、DTXコードワードDCWが送信され、割り当てられたハーフスロット内の信号の送信がないことが回避可能となるようにしてもよい。
HARQ_preamble_modeおよびN_acknack_transmitなど、PRE/POST送信に関連することが可能である、2つのパラメータがありうる。HARQ_preamble_modeがネットワークによって1に設定される時、WTRUは、送信されているPRE/POSTがACK/NACK検出性能を最適化できるようにするモードに入ることができる。N_acknack_transmitは、それに渡ってACK/NACKメッセージを繰り返すことができる、サブフレームの数を制御することができるパラメータであってもよい。
一実施形態では、共通パラメータ設定が、それらのセルに対して使用されてもよい。例えば、上記のパラメータの1つのセットが、ネットワークによって構成されてもよく、全てのセルが同じ設定に従ってもよい。N_acknack_transmitによるACK/NACK情報の反復が、HARQ−ACKメッセージの両方のために(例えば、同じサブフレーム内で)同時に開始してもよい。異なるHARQ−ACKメッセージのため、または、差異セルのための反復を開始する時、いくつかのサブフレームがオフセットされてもよい。
実施形態の一例では、N_acknack_transmitは、同じフィードバックチャネル(または、HARQ−ACKメッセージ)内でサポートされるセルの対毎に構成されてもよく、または、セル毎に構成されてもよい。これにより、ACK/NACK送信において異なるレベルの保護を提供することができる。
一実施形態では、フィードバックチャネル内のPREまたはPOSTの送信は、他のフィードバックチャネルから独立してもよく、近隣のサブフレームに渡る、このフィードバックチャネル上で送信されたHARQ ACKメッセージの内容に基づいて、決定されてもよい。関連ルールを、以下のように定義することができる。
サブフレームnで、同じフィードバックチャネルによってサポートされるセルまたはセルの対のためにHS−SCCH上で受信された情報が廃棄されない場合、WTRUは、ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせが、サブフレームn−1内で、このフィードバックチャネル内で送信されることになっていない限り、PREをサブフレームn−1で、このフィードバックチャネル上で送信してもよい。
ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせが、サブフレームn内で、同じフィードバックチャネルによってサポートされるセルまたはセルの対のために送信され、かつ、N_acknack_transmit=1である場合、WTRUは、ACKもしくはNACKもしくはPRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内で、このフィードバックチャネル上で送信されることになっていない限り、POSTをサブフレームn+1内で、このフィードバックチャネル上で送信してもよい。
ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせが、サブフレームn内で、同じフィードバックチャネルによってサポートされるセルまたはセルの対のために送信され、かつ、N_acknack_transmit>1である場合、WTRUは、ACKもしくはNACKもしくはPRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内で、このフィードバックチャネル上で送信されることになっていない限り、POSTをサブフレームn+2×N_acknack_transmit−2内で、このフィードバックチャネル上で送信してもよい。
図56は、レポートされるACK/NACK情報の例を示し、図57は、この例のための実際の送信された信号を示す。図56は、WTRUが一連のサブフレームに渡ってノードBへ搬送することができる、ACK/NACK情報のセットを例示する。実際の送信された信号は、図57で生成される。複数のPREおよびPOSTから、ノードBは、どのサブフレームに渡って真のDTXの検出が必要とされないかを決定することができる。図57に示すように、真のDTXの検出は、サブフレームnからn+4まで必要とされないことがある。
図58は、レポートされるACK/NACK情報のもう1つの例を示し、図59は、この例のための実際の送信された信号を示す。図58は、WTRUが一連のサブフレームに渡ってノードBへ搬送することができる、ACK/NACK情報のセットを例示する。ノードBは、どのサブフレームに渡って真のDTXの検出を回避することができるかの判断を下すことができる。
一実施形態では、PREまたはPOSTの送信は、近隣のサブフレームに渡る、フィードバックチャネル上のACK/NACK情報に従って、合同で決定されてもよい。一実施形態では、PREまたはPOSTの送信は、アクティブなセルのためのACK/NACK情報に従って、合同で決定されてもよい。PREまたはPOSTは、同じサブフレームのHARQ−ACKスロット内のHARQ−ACKメッセージの両方において、同時に送信されてもよい。
サブフレームn内で、任意のセルからHS−SCCH上で受信された情報が廃棄されない場合、WTRUは、ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせが、サブフレームn−1内の任意のセルのために送信されることになっていない限り、PREをサブフレームn−1で、HARQ−ACKメッセージ上で送信してもよい。
ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせが、サブフレームn内の任意のセルのために送信される場合、WTRUは、ACKもしくはNACKもしくはPRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内の任意のセルのために送信されることになっていない限り、POSTをサブフレームn+2×N_acknack_transmit−1内の全てのHARQ−ACKメッセージ上で送信してもよい。
ACKもしくはNACK、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせが、サブフレームn内の任意のセルのために送信され、かつ、N_acknack_transmit>1である場合、WTRUは、ACKもしくはNACKもしくはPRE、または、ACKおよびNACKの任意の組み合わせがこのサブフレーム内の任意のセルのために送信されることになっていない限り、POSTをサブフレームn+2×N_acknack_transmit−2内の全てのHARQ−ACKメッセージ上で送信してもよい。
図60は、図58に記載された例のための、PRE/POSTが満たされている、実際の送信された信号を例示する。
図61は、第1のHARQ−ACKメッセージ上の送信PRE/POSTを示す。PRE/POSTは、前半スロットまたは後半スロット上の送信に限定されてもよく、これにより、プライマリセルのためのACK/NACK情報を搬送してもよい。PRE/POSTは、第1のHARQ−ACKメッセージ上の送信に限定されてもよい。他方のハーフスロット上で、DCWが送信されてもよい。
一実施形態では、コードブックを最適化することができる。例えば、コードブックのサイズを縮小して、マルチキャリア動作に関連付けられたフィードバックの量を低減できるようにしてもよい。例えば、同じフィードバックコードワードを多数の異なるイベントに関連付けることによって、コードブックのサイズを縮小してもよい。多対1のマッピングを通じて、受信側、例えば、この場合は基地局など、は、イベント間の区別ができないことがある。適切なセットの制限またはグループ化が使用される時、この曖昧さの影響が最小になりうる。
表44Aは、MIMOのない3つのキャリアのためのHARQ−ACK状態の組み合わせの例を示す。最適化のない最初の設計では、3つのキャリアを介した同時送信は、表44Aにリストされるように、コードブックのHARQ−ACK状態の総数が33−1=26に等しい結果となる。
一実施形態では、キャリアDTX制限を適用して、コードブックを最適化することができる。例えば、ある特定のキャリア上の不連続送信動作は、他の構成されたキャリアもまたDTX状態でない限り、可能にされないことがある。例えば、アンカーキャリアが、それを介したデータ送信がある場合により高い優先順位でスケジュールされる、この特定のキャリアとして選択されてもよい。WTRUが、他のキャリアのいずれかにおいて成功しながら、このキャリア上でHS−SCCHを検出することができない場合、WTRUは、それが実際にDTXされないことを知りながら、このキャリアのためのそのフィードバック内でDTXをNACKへマップしてもよい。
レポートされたHARQ−ACK状態の最適化されたセットの一例を表44Bに示す。例えば、状態の総数を、26から18へ減らすことができる。
表49は、4つの非MIMOキャリアのための、レポートされたHARQ−ACK状態の最適化されたセットの例を示す。最適化の前の元のコードブックサイズは80である。キャリアDTX制限最適化を適用すると、有効サイズを、表49に示すように、54に減らすことができる。
一実施形態では、順序付きのDTX制限を適用して、コードブックを最適化することができる。例えば、構成されたキャリアは、特定の順序で配置されてもよい。ネットワークが、ダウンリンクデータ送信のためのいくつかのキャリアをDTXすることを決定する時、低(または高)ランクのものを最初に順次選択してもよい。いくつかのキャリアは、低(または高)ランクのキャリアのDTX状況から暗示または推論されるように、WTRUによって、送信するように知られることがある。WTRUが、これらのキャリア上でHS−SCCHを検出することができない場合、WTRUは、それらが実際にDTXされないことを知りながら、これらのキャリアのためのフィードバック内でDTXをNACKで置き換えてもよい。
表44Cは、MIMOのない3つのキャリアのためのHARQ−ACK状態の、最適化されたセットの例を示す。結果として生じる、レポートされたHARQ−ACK状態の表を表44Cに示し、表のサイズは15である。
表50は、MIMOのない4つのキャリアのためのHARQ−ACK状態の、最適化されたセットの一例を示す。順序付きのDTX制限最適化を適用すると、コードブックサイズを、表50に示すように、30に減らすことができる。
一実施形態では、レポートされたHARQ−ACK状態は、表45で規定されるように、10ビットのバイナリコードワードによって直接エンコードされてもよい。表45で、2進数の各行は、c1からc26までのラベルが付けられるコードワードを表す。例えば、表44Aに記載されたHARQ−ACK状態は、ある組み合わせで、表45のバイナリコードワードにマップされてもよい。マッピングの一例を表46に示す。このマッピングにより、非特許文献1の規格との後方互換性を維持することができ、その理由は、c1からc8は実際に、その規格のレガシーコードブックと同一になるように、意図的に配置されるからである。
表47は、PREおよびPOST状態のためのバイナリコードワードマッピングによる、完全なHARQ−ACKコードブックの設計を示す。
一実施形態では、状態毎のDTX制限を適用して、コードブックを最適化することができる。構成されたキャリアのDTX状況の組み合わせに関連することが可能である、特定のキャリアDTX状態のセットが定義されてもよい。このセット内の状態のうち1つまたは複数は、ネットワークスケジューリング内で発生しないように制限されてもよい。いくつかのキャリア内のHS−SCCHの誤検出のために、このセットにおけるある組み合わせがUEで検出される場合、UEは、それらが実際にDTXされないことを知りながら、これらのキャリアのためのフィードバック内でDTXをNACKで置き換えてもよい。
一実施形態では、キャリアDTX制限最適化が、状態毎のDTX制限最適化と共に使用されてもよい。表51は、MIMOのない4つのキャリアのためのHARQ−ACK状態の、最適化されたセットの一例を示す。表51に示すように、点および網状の陰影でマークが付けられたHARQ−ACK状態を、元のテーブルから除去することができる。この手法は、PRE/POST状態を除いて、48以下のレポートされたHARQ−ACK状態の表サイズを有することによって、リリース9で規定されるように、MIMOと組み合わせたデュアルキャリア動作のためのエンコード方式を活用することができる。網状の陰影でマークが付けられた状態を、制限されたDTX状態、TX/DTX/TX/TXから得ることができる。例えば、他の3つのキャリアが送信中である時、第2のキャリアがDTXされてもよい。キャリアDTX制限最適化を使用して得られた、点でマークが付けられた状態である。
後述の設計のケースは例示的であり、全ての組み合わせの網羅的なリストを提供するようには意図されない。
例えば、低減された拡散係数128を、HS−DPCCHチャネルに対して使用して、HS−DPCCHスロット毎のデータビットの数を、256の拡散係数を有するデュアルキャリアHSDPAシステムと比較して、倍にすることができるようにしてもよい。4つのキャリアが構成される時、セカンダリキャリアが非アクティブ化されてもよく、HS−DPCCHは、128の拡散係数を使用してもよい。キャリアが多入力多出力(MIMO)で構成されるか、非MIMOモードで構成されるか、および、非MIMOキャリアの数は、HS−DPCCHチャネル符号化設計に影響を与えることがある。
例えば、これにより、各HS−DPCCHサブフレーム内で、1つのスロットまたは1つのサブスロットが未使用の結果となることがある。一実施形態では、反復符号化を行い、空きスロットが使用可能となるようにすることができる。図62は、エンコード処理の一例を示す。図62に示すように、同じ情報ビットが、2つの同じエンコーダを通過することができ、1つはスロットi用、他方はスロットi+1用である。しかし、デコードの複雑さを著しく増すことなく、単純な符号反復よりも効率的な解決法を研究することが望ましい。
図63は、エンコード処理の一例を示す。図示のように、エンコーダをスロットi+1で適用する前に、マッパは、得られた、スロットi+1のための符号化されたビットが、スロットiのための符号化されたビットと組み合わせて、ある基準を満たすことができるようにする方法で、情報ビットをマップしてもよい。例えば、情報ビットは、最適なデコード性能を達成できるようにマップされてもよい。スロットi+1におけるエンコーダは、スロットiに対して使用されたエンコーダと同じであってもよい。
図64は、エンコーダが(m,n)ブロック符号である時の、符号化方式の一例を示す。図63の2つの(m,n)ブロック符号化を、単一の(2m,n)ブロック符号化として扱うことができるので、マッパのための1つの設計基準は、(2m,n)ブロック符号の最小コードワード距離の最大化であってもよい。
図65は、HS−DPCCHレイアウトへの例を示す。4ミリ秒(ms)の最小CQIフィードバックサイクルの結果として、図65に示すように、CQIがエンコードされてもよい。例えば、ジョイントセルCQIエンコードおよび繰り返し(反復ありのシングルのデュアルセル(DC)CQI符号化)が実装されてもよい。例えば、セル毎の独立したCQIエンコード(デュアルのシングルセル(SC)CQI符号化)が実装されてもよい。
図66は、符号化方式の一例を示す。例えば、マッパの1つのタイプである、スクランブラが、この実装で使用される。
図67は、符号化方式の一例を示す。例えば、インターリーバを使用して、(20,10)ブロック符号を適用する前に、10ビット情報をマップすることができる。
図68は、反復符号化を介したこの方式の性能向上を示す。コンピュータ探索を使用すると、(40,10)コードワードの最小重みを最大化する、インターリーバ[10 9 8 5 3 7 6 2 1 4](例えば、入力[s1 s2 s3 s4 s5 s6 s7 s8 s9 s10]であれば、インターリーバ出力は、[s10 s9 s8 s5 s3 s7 s6 s2 s1 s4]となりうる)を、シミュレーションで使用することができる。
特徴および要素が特定の組み合わせで上述されるが、各特徴または要素を単独で、または、他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用できることは、当業者には理解されよう。加えて、本明細書に記載の方法は、コンピュータまたはプロセッサによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれた、コンピュータプログラム、ソフトウェアまたはファームウェアにおいて実装可能である。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線または無線接続を介して送信される)およびコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例には、限定されないが、ROM、RAM、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、並びに、CD−ROMディスクおよびDVDなどの光媒体が含まれる。ソフトウェアに関連したプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータにおいて使用するために、無線周波数トランシーバを実装するために使用可能である。