JP2014166839A - 副室付きカーテンエアバッグ - Google Patents

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JP2014166839A JP2013040006A JP2013040006A JP2014166839A JP 2014166839 A JP2014166839 A JP 2014166839A JP 2013040006 A JP2013040006 A JP 2013040006A JP 2013040006 A JP2013040006 A JP 2013040006A JP 2014166839 A JP2014166839 A JP 2014166839A
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Yasuhiro Uchida
康洋 内田
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

【課題】 乗員が何らかの理由により標準的なタイミングでカーテンエアバッグに当ってこない場合にも好適に対応することができ、様々な状況下でのエアバッグ膨張展開が可能なカーテンエアバッグの提供を目的としている。
【解決手段】 インフレータからのガスによってカーテン状に展開させるカーテンエアバッグ装置において、対向する一対のパネル部を有して袋状をなすエアバッグ1には、インフレータから最初にガスが供給される主室2と、主室2が一定の内圧に達すると主室2からガスが流入する副室3、3´を設けており、主室2と副室3、3´とを連通させるガス通路5の主室2に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第1接合部4が設けられ、前記ガス通路5の副室3、3´に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第2接合部4´が設けられ、第2接合部4´は第1接合部4よりも接合強度を小とする副室付きカーテンエアバッグ。
【選択図】図1

Description

本発明は車両等に搭載され衝突時等に膨張展開するカーテンエアバッグ装置に関するものである。
今日、エアバッグ装置は種々の車両に搭載され、運転席用エアバッグ、助手席用エアバッグ、サイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグ、さらに車外用エアバッグなど、搭載される位置、対象とする衝突モードなども多様化して様々な状況下での乗員の保護を目的とするようになってきている。
近年では、車両が他の車両に側方から衝突されたり、車道を外れて路肩を転がり落ちるなどによって横転した場合に、乗員の身体が車両室内に当っても衝撃を緩和できるように、サイドカーテンエアバッグの内部に膨張のためのガスを一定時間、例えば横転を想定して数秒間、所定の圧力を保つように、袋体を形成する基布の通気度を下げ、さらに排気穴を設けないエアバッグもある。
従来技術としては、車室内の側面に沿って膨張可能な頭部保護エアバッグにおいて、ガスが導入されることにより膨張するクッション室と、該クッション室内のガス圧が所定圧以上となったときに該クッション室からガスが導入される内圧コントロールチャンバとを備えた頭部保護エアバッグ(例えば、特許文献1参照)が存在している。
特開2008−56242号公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1〜図10を参照)
上記従来技術では、エアバッグ展開時に、主室の圧力が一定圧を超えると副室A、Bへのガス通路が解放され、ガスを副室A、Bへ供給するようになっている。
しかしながら、この構造では、主室の圧力が一定値になるまで、主室のみがガスの注入を受けて、主室の容積の範囲で急峻な内部圧力上昇を生ずる。
車両が他の車両に側方から衝突されたとき(ファーストインパクト)の時には、乗員の身体が高圧で比較的硬い気室により受け止められることになる。理想的には、ファーストインパクト時に、バッグを十分に衝撃吸収可能であって適度な硬さになっているような内圧特性を得ておくのがよい。
次に、副室へのガス通路が開放されると、ガスが入る部分の容積が主室と副室の容積の総和になり、この変化は一時に急激なものであって、図4を参照すれば明らかなように、内圧が急に下がった値で安定することになる。ファーストインパクト後に車両が横転して、乗員の身体が車両室内と接触する場合(セカンドインパクト)には、副室にもガスが入って内圧が下がった状態のエアバッグが乗員の身体と車両室内の間に入って衝撃を緩和する。このときには、乗員の身体と車両室内とが当接する程度までエアバッグの内圧が下がらないような圧力特性が必要になる。
本発明は、上記課題を解決可能な副室付きカーテンエアバッグを提供することを目的としている。
本発明の第1の発明は、請求項1に記載された通りの副室付きカーテンエアバッグであり、次のようなものである。
折り畳んだエアバッグをルーフサイドレール部に装着して、インフレータが作動してガスを前記エアバッグに導入してカーテン状に展開させるカーテンエアバッグ装置において、対向する一対のパネル部を有して袋状をなすカーテンエアバッグには、インフレータから最初にガスが供給される主室と、主室が一定の内圧に達すると主室からガスが流入する副室を設けており、主室と副室とを連通させるガス通路の主室に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第1接合部が設けられ、前記ガス通路の副室に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第2接合部が設けられ、第2接合部は第1接合部よりも接合強度を小とする構成である。
本発明の第2の発明は、請求項2に記載された通りの副室付きカーテンエアバッグであり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記ガス通路に設けた第1接合部、及び第2接合部は、それぞれ複数の接着部よりなり、第1接合部は、第2接合部より、大なる接着面積を有している構成である。
本発明に係る副室付きカーテンエアバッグは、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)接合部の接着剤の場所・量を変えることにより、主室の内圧を任意に制御することが可能である。
(2)主室の内圧を従来よりも長く保持することができるため、乗員が何らかの理由により標準的なタイミングでカーテンエアバッグに当ってこない場合にも好適に対応することができる。
(3)乗員がカーテンエアバッグに当り、主室内圧が上昇した場合には、従来と変わらない速度での内圧低下が可能である。
本発明の副室付きカーテンエアバッグの一実施例を示す展開時形状図である。 本発明の副室付きカーテンエアバッグのエアバッグ展開時の主室内圧の状態を示す波形グラフである。 従来技術の副室付きカーテンエアバッグの一実施例を示す展開時形状図である。 従来技術の副室付きカーテンエアバッグのエアバッグ展開時の主室内圧の状態を示す波形グラフである。
折り畳んだエアバッグをルーフサイドレール部に装着して、インフレータが作動してガスを前記エアバッグに導入してカーテン状に展開させるカーテンエアバッグ装置において、対向する一対のパネル部を有して袋状をなすカーテンエアバッグには、インフレータから最初にガスが供給される主室と、主室が一定の内圧に達すると主室からガスが流入する副室を設けており、主室と副室とを連通させるガス通路の主室に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第1接合部が設けられ、前記ガス通路の副室に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第2接合部が設けられ、第2接合部は第1接合部よりも接合強度を小とする副室付きカーテンエアバッグである。
本発明の副室付きカーテンエアバッグの一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の副室付きカーテンエアバッグの特徴は、図1からも理解できるように、副室を設けたカーテンエアバッグ1の主室2と副室3、3´との間に第1及び第2接合部4、4´(接着剤)を設けたものである。本実施例では、二つの副室3、3´の内部に接着部6をドット状に複数塗布したものを示している。
接着部6は、副室3、3´のガス通路5に近い付近(第1接合部4)は多く塗布され、接着力を上げることにより、ガスが副室3、3´へ流れ込む量を規制している。これは、カーテンエアバッグ1の主室2から副室3、3´への排気孔が小さい状態と同じ状況を作っており、副室3、3´へのガスの流入を制御することができるため、エアバッグ展開時にインフレータから吹き出し、主室2を膨張させて乗員を保護する際、乗員が遅れてカーテンエアバッグ1に接触する際や、短時間の間に複数回カーテンエアバッグ1に接触する際などに乗員の保護を好適に行うことができるものである。
また、副室3、3´の内部である部位(第2接合部4´)は、前記第1接合部4より接着部6が少なく塗布され、接着力が下げられることにより、ガスの副室3、3´への流れ込む量が第1接合部4より多くなっている。これは、カーテンエアバッグ1の主室2から副室3、3´への排気孔が先程より大きくなっている状態と同じ状況を作っている。
つまり、カーテンエアバッグ1が膨張展開する際、先ずインフレータからガスが主室2に一気に流れ込む。そして乗員への衝撃を好適に吸収する。図3、図4に示すように従来技術では、この後主室2の内圧の上昇に伴い、主室2と副室3、3´との隔壁が破れると、一気に副室3、3´にガスが流れ込み、主室の内圧は、一定の圧力に下がる(図4参照)。
しかしながら、本発明では、副室3、3´のガス通路5の部分(第1接合部4)の接着部6を多く(接着面積を多くする)、内側(第2接合部4´)では少なく塗布する(接着面積を少なくする)ことにより、副室3、3´へと流れ込むガスの量を始めは多く塗布された第1接合部4によって、流れ込む量は、各接着部6の間から流れ込む量だけのために少なく、徐々にガスの圧力によって接着部6が外れていき、さらに副室3、3´の内側の第2接合部4´の接着部6は塗布密度を減らしているために、流れ込む量を多くすることができ、結果、主室2の内圧が高い状況を自由に変化させることができ、様々な状況下での乗員の保護に適したカーテンエアバッグ1の膨張展開を提供することができるものである(図2参照)。
また、前記実施例では副室3、3´の接合部の部位を第1接合部4では接着剤塗布密度を高く、第2接合部4´では接着剤塗布密度を低くした例を説明したが、第1接合部4、第2接合部4´の密度を逆にしたもの(第1接合部4は接着部6の密度を低く、第2接合部4´は接着部6の密度を高く)や、密度の高い部位→密度の低い部位→密度の高い部位と設定したりと、様々な設定の仕方が考えられるものである。
なお、図示したドットの形状は、丸状であるが丸状に限らず、三角や四角等の様々な形状が考えられるものである。
また、上記実施例では接着部6は、接着剤を採用したが、縫着によっても同様の効果を得ることは可能である。
各種車両に取り付けられるカーテンエアバッグに利用するだけでなく、各種エアバッグにも利用することができる。
1・・・・カーテンエアバッグ
2・・・・主室
3・・・・副室
3´・・・・副室
4・・・・第1接合部
4´・・・・第2接合部
5・・・・ガス通路
6・・・・接着部

Claims (2)

  1. 折り畳んだエアバッグをルーフサイドレール部に装着して、インフレータが作動してガスを前記エアバッグに導入してカーテン状に展開させるカーテンエアバッグ装置において、対向する一対のパネル部を有して袋状をなすカーテンエアバッグには、インフレータから最初にガスが供給される主室と、主室が一定の内圧に達すると主室からガスが流入する副室を設けており、主室と副室とを連通させるガス通路の主室に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第1接合部が設けられ、前記ガス通路の副室に近い側には、一対のパネル部を開放可能に互いに接合する第2接合部が設けられ、第2接合部は第1接合部よりも接合強度を小とすることを特徴とする副室付きカーテンエアバッグ。
  2. 前記ガス通路に設けた第1接合部、及び第2接合部は、それぞれ複数の接着部よりなり、第1接合部は、第2接合部より、大なる接着面積を有していることを特徴とする請求項1に記載副室付きカーテンエアバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019084837A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 オートリブ ディベロップメント エービー カーテンエアバッグ装置

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