JP2014166609A - 水素水供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】提供された水素水に実際に水素が含有していることを目視にて確認することができる水素水供給装置を提供すること。
【解決手段】本発明では、水道水に水素を含有させた水素水を供給するための水素水供給装置(1)において、水素水を供給するための水素水供給源(2)と開閉バルブ(4)との間に減圧手段(3)を設けて、水素水を減圧手段(3)で減圧してから供給することで水素の細泡を含有させた水素水を開閉バルブ(4)から提供するように構成することにした。特に、本発明では、大気圧よりも高い圧力で水道水に水素を飽和状態に溶解させて水素水を生成するとともに、減圧手段(3)で水素水を大気圧よりも低い圧力に減圧することにした。
【選択図】図1
【解決手段】本発明では、水道水に水素を含有させた水素水を供給するための水素水供給装置(1)において、水素水を供給するための水素水供給源(2)と開閉バルブ(4)との間に減圧手段(3)を設けて、水素水を減圧手段(3)で減圧してから供給することで水素の細泡を含有させた水素水を開閉バルブ(4)から提供するように構成することにした。特に、本発明では、大気圧よりも高い圧力で水道水に水素を飽和状態に溶解させて水素水を生成するとともに、減圧手段(3)で水素水を大気圧よりも低い圧力に減圧することにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、水道水に水素を含有させた水素水を供給するための水素水供給装置に関するものである。
従来より、水素を含有させた水素水は、活性酸素を還元させることなどによって人体に好影響を及ぼす作用を有することが確認されている。
この水素水を水道水から生成して供給するようにした装置として、水素水供給装置が利用されている。
従来の水素水供給装置では、水道水を供給する水道水供給管に電気分解器を接続し、電気分解器の陰極側の水道水を水素水として貯留タンクに貯留し、貯留タンクに開閉バルブを接続し、開閉バルブを開放させることで貯留タンクから水素水をコップ等に供給するように構成している(たとえば、特許文献1参照。)。
ところが、上記従来の水素水供給装置では、無色透明の水道水に無色透明の水素が溶解した状態で水素水となっていることから、水素水供給装置から無色透明の水素水が提供される。
そのため、水素水供給装置から供給された無色透明の液体に、水素が本当に或いはどの程度含有されているか否かを目視によって認識することができないものであった。
そこで、請求項1に係る本発明では、水道水に水素を含有させた水素水を供給するための水素水供給装置において、水素水を供給するための水素水供給源と開閉バルブとの間に減圧手段を設けて、水素水を減圧手段で減圧してから供給することで水素の細泡を含有させた水素水を開閉バルブから提供するように構成することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、大気圧よりも高い圧力で水道水に水素を飽和状態に溶解させて水素水を生成するとともに、前記減圧手段で水素水を大気圧よりも低い圧力に減圧することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、水道水に水素を含有させた水素水を供給するための水素水供給装置において、水素水を供給するための水素水供給源と開閉バルブとの間に減圧手段を設けて、水素水を減圧手段で減圧してから供給することで水素の細泡を含有させた水素水を開閉バルブから提供するように構成することにしているために、目視によって水素水に水素が含有されていることを容易に確認することができる。
特に、大気圧よりも高い圧力で水道水に水素を飽和状態に溶解させて水素水を生成するとともに、減圧手段で水素水を大気圧よりも低い圧力に減圧することにした場合には、より確実に水素を細泡状に析出させることができる。
以下に、本発明に係る水素水供給装置の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。なお、本発明に係る水素水供給装置は、水道水に水素を含有(溶解)させることで水素水を生成し、その水素水を供給するための装置である。
〔実施例1〕
図1に示すように、実施例1に係る水素水供給装置1は、水素水を供給するための水素水供給源2に減圧手段3としてのベンチュリー管を接続し、減圧手段3に開閉バルブ4を接続し、開閉バルブ4に水素水供給管5を接続している。
図1に示すように、実施例1に係る水素水供給装置1は、水素水を供給するための水素水供給源2に減圧手段3としてのベンチュリー管を接続し、減圧手段3に開閉バルブ4を接続し、開閉バルブ4に水素水供給管5を接続している。
水素水供給源2は、水道水を供給するための水道水供給源6に加圧ポンプ7を接続し、加圧ポンプ7に混合器8を接続している。
混合器8には、水素を供給するための水素供給器9と減圧手段3とを接続している。
加圧ポンプ7と水素供給器9は、制御装置10に接続されており、制御装置10で駆動制御される。
水素水供給装置1は、以上に説明したように構成しており、水道水供給源6から供給される水道水が加圧ポンプ7で加圧されて混合器8へと流れ、一方、水素供給器9から混合器8に水素が供給され、混合器8において水道水と水素とが混合されて水素が水道水に溶解して水素水が生成される。
その際に、水素水供給装置1は、加圧ポンプ7で水道水を大気圧よりも高い圧力に加圧して混合器8に供給し、大気圧よりも高い圧力において水道水に水素を飽和状態となるまで溶解させるようにしている。
そして、上記水素水供給装置1では、開閉バルブ4を開放すると、水素水供給源2で生成した水素水が水素水供給管5から供給される。
その際に、水素水供給装置1は、水素水を減圧手段3で大気圧よりも低い圧力まで減圧してから水素水供給管5に供給する。これにより、大気圧よりも高い圧力で飽和状態となるまで水素が溶解していた水素水は、大気圧よりも低い圧力まで減圧されることで溶解していた水素が析出して、細泡状の水素を含有した状態となって水素水供給管5から提供されることになる。
以上に説明したように、上記水素水供給装置1は、水素水を供給するための水素水供給源2と開閉バルブ4との間に減圧手段3を設けて、水素水を減圧手段3で減圧してから供給することで水素の細泡を含有させた水素水を開閉バルブ4から提供するように構成している。
そのため、上記構成の水素水供給装置1では、開閉バルブ4から供給された水素水を目視するだけで水素水に水素が含有されていることを容易に確認することができる。これにより、水素水供給装置1に対する利用者の安心感を増大させることができるとともに、水素水供給装置1の故障等に対して迅速に対応することができる。
また、上記水素水供給装置1は、大気圧よりも高い圧力で水道水に水素を飽和状態に溶解させて水素水を生成するとともに、減圧手段3で水素水を大気圧よりも低い圧力に減圧する構成としている。
そのため、上記構成の水素水供給装置1では、より確実に水素を細泡状に析出させることができる。
〔実施例2〕
図2に示すように、実施例2に係る水素水供給装置1'は、水道水を供給するための水道水供給源12に水道水供給管13をフィルター14とフローメーター15を介して接続し、水道水供給管13の端部に分配器16を接続し、分配器16に第1の分岐管17と第2の分岐管18とを接続している。なお、フローメーター15は、制御装置19に接続されており、制御装置19で通過流量を検知される。
図2に示すように、実施例2に係る水素水供給装置1'は、水道水を供給するための水道水供給源12に水道水供給管13をフィルター14とフローメーター15を介して接続し、水道水供給管13の端部に分配器16を接続し、分配器16に第1の分岐管17と第2の分岐管18とを接続している。なお、フローメーター15は、制御装置19に接続されており、制御装置19で通過流量を検知される。
また、水素水供給装置1'は、第1の分岐管17に水素水を貯留するための貯留タンク20をフロートバルブ21を介して接続する一方、第2の分岐管18に水道水を電気分解して水素を生成する水素生成器22を接続している。
貯留タンク20には、下部に水素水を供給するための水素水供給管23を減圧手段24としてのベンチュリー管と開閉バルブ25とを介して接続するとともに、底部に循環流路26を形成し、循環流路26に加圧ポンプ27と混合器28とを上流側から順に介設している。なお、加圧ポンプ27は、制御装置19に接続されており、制御装置19で駆動制御される。
水素生成器22は、生成した気体状の水素を供給するための水素供給管29を循環流路26の混合器28に開閉弁30を介して接続するとともに、水素の生成に用いた水道水を排出する排水管31を接続している。なお、開閉弁30は、制御装置19に接続されており、制御装置19で開閉制御される。
なお、この水素水供給装置1'では、水道水供給源12から貯留タンク20に至るまでの構成が水素水を供給するための水素水供給源11として機能することになる。
水素水供給装置1'は、以上に説明したように構成しており、上記水素水供給装置1'では、水道水供給源12から供給される水道水の一部が、第1の分岐管17から貯留タンク20に流れて、貯留タンク20に貯留され、一方、残りの水道水が、第2の分岐管18から水素生成器22に流れて、水素生成器22で電気分解され水素が生成される。生成された水素は、水素供給管29から循環流路26の混合器28に供給される。
また、上記水素水供給装置1'では、貯留タンク20に貯留された水道水が、加圧ポンプ27によって循環流路26を循環され、その途中において、水素生成器22で水道水を電気分解することで生成した水素だけを混合器28から循環流路26を循環する水道水に混入され、水道水に水素が溶解することで水素水となって貯留タンク20に貯留される。
その際に、水素水供給装置1'は、加圧ポンプ27で水道水を大気圧よりも高い圧力に加圧して混合器28に供給し、大気圧よりも高い圧力において水道水に水素を飽和状態となるまで溶解させるようにしている。
そして、上記水素水供給装置1'では、開閉バルブ25を開放すると、貯留タンク20に貯留した水素水が水素水供給管23から供給される。
その際に、水素水供給装置1'は、大気圧で貯留タンク20に貯留しておいた水素水を減圧手段24で大気圧よりも低い圧力まで減圧してから水素水供給管23に供給する。これにより、大気圧よりも高い圧力で飽和状態となるまで水素が溶解していた水素水は、大気圧よりも低い圧力まで減圧されることで溶解していた水素が析出して、細泡状の水素を含有した状態となって水素水供給管23から提供されることになる。
また、上記水素水供給装置1'では、水素水供給管23から水素水が供給されると、貯留タンク20に貯留された水素水が減少し、それに伴ってフロートバルブ21が開弁状態となり、水道水供給管13から新たに水道水が貯留タンク20に補充されるとともに、水素生成器22にも水道水が供給される。
水素水供給装置1'は、水道水が貯留タンク20や水素生成器22に供給されたことをフローメーター15で検出し、水素生成器22及び加圧ポンプ27を所定時間駆動する。これにより、水素生成器22で水道水が電気分解され、生成した水素だけが混合器28から循環流路26を循環する水道水(水素水)に再び混入される。なお、水素生成器22で水素とともに生成される酸素は排気している。
以上に説明したように、上記水素水供給装置1'は、水素水を貯留するための貯留タンク20に水素水を供給するための開閉バルブ25を減圧手段24を介して接続して、貯留タンク20に貯留した水素水を減圧手段24で減圧してから供給することで水素の細泡を含有させた水素水を開閉バルブ25から提供するように構成している。
そのため、上記構成の水素水供給装置1'では、開閉バルブ25から供給された水素水を目視するだけで水素水に水素が含有されていることを容易に確認することができる。これにより、水素水供給装置1'に対する利用者の安心感を増大させることができるとともに、水素水供給装置1'の故障等に対して迅速に対応することができる。
また、上記水素水供給装置1'は、大気圧よりも高い圧力で水素を飽和状態に溶解させた水素水を貯留タンク20で貯留し、減圧手段24で水素水を大気圧よりも低い圧力に減圧する構成としている。
そのため、上記構成の水素水供給装置1'では、より確実に水素を細泡状に析出させることができる。
1,1' 水素水供給装置 2 水素水供給源
3 減圧手段 4 開閉バルブ
5 水素水供給管 6 水道水供給源
7 加圧ポンプ 8 混合器
9 水素供給器 10 制御装置
11 水素水供給源 12 水道水供給源
13 水道水供給管 14 フィルター
15 フローメーター 16 分配器
17 第1の分岐管 18 第2の分岐管
19 制御装置 20 貯留タンク
21 フロートバルブ 22 水素生成器
23 水素水供給管 24 減圧手段
25 開閉バルブ 26 循環流路
27 加圧ポンプ 28 混合器
29 水素供給管 30 開閉弁
31 排水管
3 減圧手段 4 開閉バルブ
5 水素水供給管 6 水道水供給源
7 加圧ポンプ 8 混合器
9 水素供給器 10 制御装置
11 水素水供給源 12 水道水供給源
13 水道水供給管 14 フィルター
15 フローメーター 16 分配器
17 第1の分岐管 18 第2の分岐管
19 制御装置 20 貯留タンク
21 フロートバルブ 22 水素生成器
23 水素水供給管 24 減圧手段
25 開閉バルブ 26 循環流路
27 加圧ポンプ 28 混合器
29 水素供給管 30 開閉弁
31 排水管
Claims (2)
- 水道水に水素を含有させた水素水を供給するための水素水供給装置において、
水素水を供給するための水素水供給源と開閉バルブとの間に減圧手段を設けて、水素水を減圧手段で減圧してから供給することで水素の細泡を含有させた水素水を開閉バルブから提供するように構成したことを特徴とする水素水供給装置。 - 大気圧よりも高い圧力で水道水に水素を飽和状態に溶解させて水素水を生成するとともに、前記減圧手段で水素水を大気圧よりも低い圧力に減圧することを特徴とする請求項1に記載の水素水供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013039086A JP2014166609A (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | 水素水供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013039086A JP2014166609A (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | 水素水供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014166609A true JP2014166609A (ja) | 2014-09-11 |
Family
ID=51616619
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013039086A Pending JP2014166609A (ja) | 2013-02-28 | 2013-02-28 | 水素水供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014166609A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017023893A (ja) * | 2015-07-16 | 2017-02-02 | 株式会社スイソサム | 水素水供給装置 |
KR101736273B1 (ko) * | 2016-02-24 | 2017-05-17 | 주식회사 에이치티시 | 수소수 제조장치 |
-
2013
- 2013-02-28 JP JP2013039086A patent/JP2014166609A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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