JP2014165024A - 導光機構 - Google Patents

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Yoshiharu Tsukahara
吉晴 塚原
Satoshi Kuwabara
敏 桑原
Naoki Hayashi
直紀 林
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Abstract

【課題】部品点数を削減できるとともに装置の薄型化が図れ、さらには発光素子から照射される光を効率よく照射対象物に導くことができる導光機構を提供すること。
【解決手段】回路基板150の表面に発光素子180を取り付ける。発光素子180の上部に上ケース(ケース)50を設置する。上ケース50の下面に発光素子180を囲む側壁61a〜61dを設けることで発光素子180の上部と側部を覆う発光素子収納部70を形成する。発光素子収納部70の天井面に、発光素子180から照射された光を照明体250に向けて反射する光反射面71を設ける。光反射面71は、発光素子180から光反射面71に照射される光の中心点A1から見て、光反射面71上を照明体250から遠ざかる方向に沿う長さ寸法L1を、その反対方向に沿う長さ寸法L2よりも短くする。
【選択図】図8

Description

本発明は、基板上に設置した発光素子から略真上方向に照射される光を効率よく反射して照射対象物に導くことができる導光機構に関するものである。
従来、例えば特許文献1の図面に示す回転式電子部品(1)の内部には、発光素子(70)が内蔵されている。発光素子(70)は金属棒からなる一対の端子(リード端子)(71)を有し、これら端子(71)を回路基板(60)に設けた発光素子取付孔(63)に挿入して半田付けし、端子(71)の根元部分を折り曲げ、これによって発光素子(70)を回路基板(60)の表面に沿うように配置している。そして発光素子(70)から照射された光は、回路基板(60)の上部に配置した導光板(40)に入射してその光乱反射部(43)に導かれ、照射対象物である回転つまみ(180)のつまみ操作部(183)をその裏面側から照らし出す。
特開2010−009937号公報
しかしながら上記回転式電子部品(1)の場合、発光素子(70)から照射対象物であるつまみ操作部(183)まで光を導くための導光板(40)を用いているので、部品点数が多くなるという問題があった。また導光板(40)を設置することで、装置の薄型化も阻害されるという問題もあった。また上記回転式電子部品(1)の場合、回路基板(60)の上面に比較的広いスペースがあるので、発光素子(70)の端子(71)を回路基板(60)表面に沿わせるように設置できたが、発光素子を設置する場所によっては端子(71)を沿わせるように設置するスペースがない場合もあった。
上記欠点を解決するには、発光素子としてチップ型の発光素子を使用し、これを照明したい照明対象物近傍に設置すればよい。発光素子の中には、これを回路基板上に取り付けたとき、回路基板表面の真上方向に光を照射する真上方向タイプと、回路基板表面に沿う方向に光を照射する横方向タイプとがあるが、チップ型発光素子として横方向タイプのものを用いれば、このチップ型発光素子から発射される光を直接照射対象物に照射でき、上記リード端子付きの発光素子の欠点を解消できることとなる。
しかしながら横方向タイプのチップ型発光素子は、真上方向タイプのチップ型発光素子に比べ、選択できる発光色が少なく、また一般に温度特性が劣っていて半田リフローに対応できる種類が少ないという問題があった。
一方真上方向タイプのチップ型発光素子は、真上に照射された光を回路基板に沿う方向に屈曲させるための導光板等を設置しなければならず、リード端子付きの発光素子の場合と同様に部品点数が増加し、また装置の薄型化が図れないという問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、部品点数を削減できるとともに装置の薄型化も図れ、さらには発光素子から照射される光を効率よく照射対象物に導くことができる導光機構を提供することにある。
本発明にかかる導光機構は、基板の表面に発光素子を取り付け、この発光素子から前記基板の表面に対して略真上方向に発射された光を反射させ、反射させた光の前方に配置した照射対象物に入射させる導光機構であって、前記発光素子の上部にケースを設置し、このケースに前記発光素子を囲む側壁を設けることで発光素子の上部と側部を覆う発光素子収納部を形成し、前記発光素子収納部の天井面に、前記発光素子から照射された光を前記照射対象物に向けて反射させる光反射面を設けて構成される。
このように構成すれば、基板の表面に対して略真上方向に光を発射するタイプの発光素子を用いても、その光を、導光板等の部品を用いることなく、真上以外の所望の方向に向けることが可能となる。従って部品点数を削減でき、装置の薄型化が図れる。また導光板等の内部を通過させずに直接光を所望の方向に向けることができるので、光を効率よく照射対象物に導くことができる。
また発光素子の上部と側部をケースが覆い、下部には基板が設置されているので、発光素子収納部は発光素子の周囲全体を囲み、従って光が外部に漏れることを防止できる。
ここで前記光反射面は、前記発光素子からこの光反射面に照射された光の中心点から見て、この光反射面上を前記照射対象物から遠ざかる方向に沿う長さ寸法が、その反対方向に沿う長さ寸法よりも短くなるように形成するのが好ましい。
これによって光反射面が発光素子に近づき過ぎることを防止できる。言い換えれば装置の薄型化を図ることができる。
また光反射面で反射された反射光が再び発光素子に向かい、照射対象物に発光素子の影を映し出して照射対象物を均一に照光できないという不都合も解消することができる。つまり照射対象物を均一に照光することができる。
また前記照射対象物は前記基板の側縁部の面にその一部が対向する位置に設置され、一方前記基板の側縁部の前記照射対象物に対向する部分には、前記光反射面で反射された光を導入して前記照射対象物の前記側縁部の面に対向する部分に入射させる光導入用凹部が設けられることが好ましい。
これによって照射対象物が基板表面から上方に突出する高さ寸法を低くでき、装置の薄型化を図ることができる。同時に基板の側縁部に光導入用凹部を設けたので、照射対象物の前記側縁部の面に対向する部分にも容易に光を入射させることができる。
また前記ケースは、前記基板の上部から前記基板の側縁部を覆うように設けられ、且つ側縁部を覆う側の面に前記照射対象物が取り付けられ、前記ケースの前記照射対象物を取り付けたその下部からは、前記基板の裏面側に至ることで基板の側縁部を介して基板の裏面側から光が漏れるのを防止する光漏れ防止部を突設するのが好ましい。
これによって、基板の側縁部を介して基板の裏面側に光が漏れることを効果的に防止することができる。
また前記ケースは、不透光性の合成樹脂を成形することによって構成されており、一方前記光反射面は鏡面状又は梨地状に形成されていることが好ましい。
これによって、ケース自体を通して光が外部に漏れることがなくなる。また光反射面はケース自体を構成する不透光性の合成樹脂の表面を鏡面状又は梨地状に形成することで形成できるので、別途光反射面用の部材の塗布や反射用のシートの貼り付け等をする必要はなく、従って部品点数や製造コストが増加することなく、光反射面を容易且つ安価に形成することができる。
本発明にかかる導光機構によれば、部品点数を削減できるとともに装置の薄型化が図れ、さらに発光素子から照射される光を効率よく照射対象物に導くことができる。
導光機構100を用いて構成された回転式電子部品1の斜視図である。 回転式電子部品1の分解斜視図である。 上ケース50の光通過部59近傍部分を下面側から見た要部拡大斜視図である。 外装ケース200と照射対象物(照明体)250を後方側から見た分解斜視図である。 図1のA−A断面概略図である。 図1のB−B断面概略図である。 図1のC−C断面概略図である。 導光機構100における光の状態説明図である。 参考例に係る導光機構100−2の概略図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に係る導光機構100を用いて構成された回転式電子部品1の斜視図、図2は回転式電子部品1の分解斜視図である。これらの図に示すように回転式電子部品1は、上下ケース50,10内に回転式電子部品1を構成する各種部品を収納し、さらにその前面に外装ケース200を取り付けて構成されている。なお以下の説明において、「上」とは上下ケース50,10内に収納した基板(以下「回路基板」という)150の表面からこの回路基板150の表面に取り付けられる発光素子180を見る方向をいい、「下」とはその反対方向をいい、「前方」とは回路基板150から外装ケース200を見る方向をいい、「後方」とはその反対方向をいうものとする。
図1,図2に示すように回転式電子部品1は、下ケース10と上ケース50の間に、回転つまみ100や、回路基板150等を収納し、さらに上下ケース50,10の前方に外装ケース200を取り付けて構成されている。
下ケース10は不透光性(この例では黒色または黒色に近い色彩)の合成樹脂の成形品であり、上方と前方が解放された略矩形箱型に成形されている。下ケース10の左右の側壁近傍の前方と後方の4か所(図2では3か所のみ示す)にはそれぞれ上方向に突出する基板係止爪23が形成され、下記する回路基板150を係止している。また左右の側壁の所定の2か所ずつ(図2では3か所のみ示す)には上ケース係止孔25が形成されている。
回路基板150は硬質基板の上下面に図示しない回路パターンを形成し、また各種電子部品を取り付けて構成されており、前記下ケース10内の上下方向の中間位置(上部に近い位置)に水平に収納・設置される。回路基板150の上面(表面)の略中央には、リード端子付きの発光素子170が設置されている。発光素子170はそのリード端子171の先端を回路基板150に取り付け、取り付けたリード端子171の先端近傍部分を折り曲げることで、回路基板150の表面に沿うように設置され、さらに回路基板150の外装ケース200側の側縁部(外周縁部)152に設けた略V字状の発光素子収納凹部151の根元部分内にその一部が位置するように設置されている。発光素子170はその一部が発光素子収納凹部151内に位置することで、厚みの薄型化が図られている。回路基板150の表面(上面)の外装ケース200側の一方の角部近傍には、本実施形態に用いるチップ型の発光素子180が取り付けられている。また回路基板150の外装ケース200を取り付ける側の側縁部152の発光素子180の近傍位置には、略矩形状に凹む光導入用凹部153が形成されている。
回転つまみ100は回路基板150と下ケース10の間に回動可能に設置され、その一部が下ケース10の前面から外方に露出している。そしてこの回転つまみ100に取り付けた図示しない摺動子が回路基板150の裏面(下面)に形成した摺接パターンに摺接することでその電気的出力が変化する。回転つまみ100の上面側は凹部101となっており、前記発光素子170から照射された光をその内部に導入し、回転つまみ100のつまみ操作面105をその裏面側から照射し、透光性の部材で構成されている照光体103を明るく照らし出す。
上ケース50は不透光性(この例では黒色または黒色に近い色彩)の合成樹脂の成形品であり、下方と前方が解放された略矩形箱型に形成されている。上ケース50の左右両側部の前記下ケース10の各上ケース係止孔25に対向する位置には、下方向に向かって突出する係止爪51(図2では手前側の2つのみ示す)が形成されている。上ケース50の左右両側部の前方の開口に近い位置には小突起状の外装ケース係止部53(図2では手前側の1つのみ示す)が形成されている。また上ケース50の前面は解放されているが、回転つまみ100を露出する部分と、下記する本実施形態の導光機構とを仕切る位置には、下方向に向かって垂下する平板状の仕切り部55が設けられており、仕切られたそれぞれ両側の部分を、つまみ挿通部57、光通過部59としている。
図3は上ケース50の光通過部59側の部分を下面側から見た要部拡大斜視図である。同図に示すように上ケース50の下面の前記光通過部59の後方には、上ケース50の下面(天井面)から下方向に向けて略矩形状に突出して略矩形状の凹部からなる発光素子収納部70を形成する側壁61a,61b,61c,61dが設けられている。側壁61a,61bは発光素子収納部70を形成するために設けられたものであるが、側壁61c,61dは上ケース50の外周側壁(仕切り部55を含む)をそのまま用いている。また上ケース50の下面の側壁61aの外側位置には、前記仕切り部55の背面側から後方に向かって延びる平板状の光遮断部63が形成されている。光遮断部63は仕切り部55の背面側から前記側壁61aから離れるように傾斜して後方に延びた後、側壁61aと同一方向を向くように屈曲している。光遮断部63の下方向に向かう長さは、前記側壁61a,61bの下方向に向かう長さよりも長く形成されている。
発光素子収納部70の天井面(上ケース50の下面)には、前記発光素子180から照射された光を下記する照射対象物(以下この実施形態では「照明体」という)250に向けて反射させる光反射面71が設けられている。光反射面71は平面状で、天井面に対して傾斜する傾斜面となっており、前記光通過部59から後方に向けて下降していくように傾斜している。
図4は外装ケース200とこれに取り付けられる照明体250を後方側から見た分解斜視図である。同図及び図1,図2に示すように、照明体250は透明(この例では無色透明)な合成樹脂の成形品であり、略矩形板状の照明体本体部(照射対象物本体部)251と、照明体本体部251の前面の中央から略矩形状に突出する表示部253と、照明体本体部251の後面の中央から球面状に突出する集光部255と、照明体本体部251の上辺中央から上方向に突出する位置決め用の突起257と、照明体本体部251の一側面中央から側部方向に突出する突起部259とを具備して構成されている。また照明体本体部251の上下辺のそれぞれ左右一箇所ずつには、前後方向に延びる小さい三角柱形状の圧入係止部261が設けられている。
一方、外装ケース200は不透光性(この例では黒色または黒色に近い色彩)の合成樹脂の成形品であり、後方が解放された略矩形箱型に形成されている。外装ケース200の前面の中央下部には横長で略矩形状のつまみ露出部201が形成されている。また外装ケース200の左右両側壁には、前記上ケース50の各外装ケース係止部53に係止される小孔からなる係止部205が形成されている。
外装ケース200の前面の一側部側(正面から見て左側)の中央上部(前記上ケース50の光通過部59に対向する位置)には、横長の開口からなる照射対象物挿入孔207が形成されている。この照射対象物挿入孔207は前記照明体250の表示部253がほぼぴったり挿入される寸法形状に形成されている。照射対象物挿入孔207の裏面側の周囲には、前記照明体250の照明体本体部251を略ぴったり挿入する寸法形状の収納凹部209が設けられている。また収納凹部209の下側には、略水平に突出する略矩形状の光漏れ防止部211が設けられている。光漏れ防止部211の上面の根元側(外装ケース200の裏面側)には、凸形状に厚みを厚くする肉厚部213が設けられ、これによって、肉厚部213とそれ以外の部分(先端側の部分)の間に段差部215を設けている。肉厚部213の内、後方に向かって凸状に突出している中央部分は、前記回路基板150の光導入用凹部153に略ぴったり係合する寸法形状の凹部挿入部217となっている。
回転式電子部品1を組み立てるには、予め図2に示すように下ケース50内に回転つまみ100や回路基板150等を収納し、回路基板150を基板係止爪23によって係止する。
一方、外装ケース200の照射対象物挿入孔207に、その後面側から照明体250の表示部253を挿入する。このとき照明体250の照明体本体部251は外装ケース200の収納凹部209内に収納され、上下の圧入係止部261は収納凹部209内の上下の面に食い込んで固定される。
そして前記下ケース10の上に上ケース50を被せ、上ケース50の各係止爪51を下ケース10の各ケース係止孔25にスナップイン形式で係合し、これによって上下ケース50,10を一体化する。
次に外装ケース200を上下ケース50,10の前方に被せて挿入し、上ケース50の各外装ケース係止部53を外装ケース200の各係止部205にスナップイン形式で係止する。このとき回転つまみ100のつまみ操作面105の一部は外装ケース200のつまみ露出部201から露出する。またこのとき照明体250の左右両側部分の後面部分は、上ケース50の光通過部59の左右両側の前面に当接し、照明体250が収納凹部209から抜け出るのを防止している。
これによって回転式電子部品1が完成する。なお上下ケース50,10と外装ケース200を合わせて「ケース」という。また上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。
以上のようにして組み立てられた回転式電子部品1において、回転つまみ100を回転すると、回転つまみ100に取り付けた図示しない摺動子が、回路基板150に形成した図示しない摺接パターン上を摺動し、その電気的出力が変化する。
ここで発光素子170を点灯すると、その光の一部は回転つまみ100の凹部101内に導入され、回転つまみ100のつまみ操作面105をその裏面側から照明し、透光性の部材で構成されている照光体103が明るく照らし出される。
一方発光素子180を点灯すると、照明体250が明るく照らし出される。この部分は本実施形態にかかる導光機構の要部なので、以下に詳述する。図5は図1のA−A断面概略図、図6は図1のB−B断面概略図、図7は図1のC−C断面概略図である。
これらの図に示すように、発光素子180の上部に設置された上ケース50に、発光素子180を囲む側壁61a,61b,61c,61dを設けることで発光素子の上部と側部を覆う発光素子収納部70が形成されている。また発光素子収納部70の下面は回路基板150によって覆われている。また回路基板150の光導入用凹部153を設けた部分の下側には外装ケース200の光漏れ防止部211が位置し、光漏れ防止部211の凹部挿入部217が光導入用凹部153内に係合している。つまり光漏れ防止部211の段差部215に沿うように回路基板150の光導入用凹部153とその両側の側縁部152が位置している(図5に示すように肉厚部213は回路基板150の下面側には位置しない)。
そして発光素子180から回路基板150の表面に対して真上方向に照射された光は、発光素子収納部70の天井面に設けた光反射面71によって反射され、照明体250に向かう。そして照明体250に入射した光はこれを透過し、表示部253から外部に放射され、この表示部253を明るく照らし出す。光反射面71で反射された光は拡散していく光であるが、照明体250の集光部255によって集光する方向に屈折されてその拡散が防止されるので、効率的に表示部253を照明できる。
ここでさらにこの実施形態に係る導光機構を詳しく説明する。即ち、この導光機構は、前記発光素子収納部70の天井面に、発光素子180から照射された光を照明体250に向けて反射させる光反射面71を設けたので、回路基板150の表面に対して略真上方向に光を発射するタイプの発光素子180を用いても、その光を、導光板等の部品を別途用いることなく、真上以外の所望の方向に向けることが可能となる。従って部品点数が削減でき、回転式電子部品1の薄型化が図れる。また導光板等の内部を通過させずに直接所望の方向に向けることができるので、光が減衰せず、光を効率よく照明体250に導くことができる。
またこの導光機構においては、回路基板150の側縁部152の面に照明体250の一部(下部)が対向するように照明体250を設置しているので、照明体250が回路基板150表面から上方に突出する高さ寸法を低くでき、装置が薄型化できる。一方回路基板150の側縁部152の照明体250に対向する部分には、光反射面71で反射された光を導入して照明体250の前記側縁部152の面に対向する部分(下部の部分)に入射させる光導入用凹部153を設けているので、照明体250の側縁部152の面に対向する部分にも光を入射させることができ、光を効率的に照明体250に入射させることができる。つまりこの導光機構によれば、装置の薄型化を図りつつ、同時に照明体250に十分な光を入射させることができる。さらに光導入用凹部153は照明体250との離間距離を保つ効果も有する。言い換えれば、光導入用凹部153を設けることで、照明体250(特に突出している集光部255の部分)をより回路基板150側に接近して設置でき、これによっても装置の小型化を図ることができる。
一方、発光素子180の上部に上ケース(ケース)50を設置し、この上ケース50に前記発光素子180を囲む側壁61a,61b,61c,61dを設けることで発光素子180の上部と側部を覆い、さらに下部には回路基板150が設置されているので、発光素子収納部70は発光素子180の周囲全体を囲む。従って光が外部に漏れることを防止できる。光が外部に漏れると、回転式電子部品1の光らせたくない部分も光ってしまうので問題となるが、この問題を解決できる。
またこの導光機構においては、上下ケース50,10と外装ケース200(即ちケース)を不透光性の合成樹脂の成形によって構成しているので、ケース自体を通して光が外部に漏れることも防止できる。
さらにこの回転式電子部品1は、そのケース(上ケース50及び外装ケース200)が回路基板150の上部から回路基板150の側縁部152を覆うように設けられ、且つ側縁部152を覆う側の面(外装ケース200)に照明体250を取り付ける構造であるが、さらに前記ケース(外装ケース200)の前記照明体250を取り付けたその下部から回路基板250の裏面側に至る光漏れ防止部211を突設しているので、回路基板150のケース(外装ケース200)に対向する側縁部152を介して回路基板150の裏面側に光が漏れることを効果的に防止することができる。
特にこの回転式電子部品1においては、光漏れ防止部211の上面に段差部215を設け、この段差部215に回路基板150の側縁部152の下側角部を係合しているので、光漏れをさらに効果的に防止することができる。
ところで図8に示すように、光反射面71は、発光素子180からこの光反射面71に照射された光の中心点A1から見て、この光反射面71上を照明体250から遠ざかる方向(図5の左方向)に沿う長さ寸法L1が、その反対方向(図5の右方向)に沿う長さ寸法L2よりも短く形成されているが、これは以下の2つの理由による。なお前記中心点A1は、発光素子180から照射される光の中心軸(一般に光が最も強い部分)Y1が光反射面71に当る点をいう。
即ち第1の理由は、もし図8に二点鎖線P1で示すように、光反射面71を照明体250から遠ざかる方向に向けて延設したとすると、上ケース50の天井面が低くなる。このため天井面が発光素子180に近づき過ぎ、組み立て誤差などによっては光反射面71が発光素子180に当接する恐れが生じる。そこで図8に二点鎖線P1で示す部分の光反射面71を削除し、これによって光反射面71が発光素子180に近づき過ぎることを防止したのである。言い換えればこれによって上ケース50と回路基板150間の隙間を小さくでき、装置の薄型化を図ることができる。
また第2の理由は、図8に二点鎖線P1で示すように、光反射面71を照明体250から遠ざかる方向に延設したとすると、図8に点線で示すように、延設した光反射面71で反射された反射光S1は再び発光素子180に向かい、逆に照明体250に発光素子180の影を強調して映し出してしまい、これによって照明体250を均一に照光できなくする恐れが生じる。つまり照明体250に入射される光に光ムラが生じ、明るい部分と暗い部分が生じて均一な照明が阻害されてしまう。そこで図8に二点鎖線P1で示す部分の光反射面71を削除し、上記不都合を解消し、照明体250を均一に照光できるようにしたのである。つまり光反射面71は、発光素子180(その光源)から直線状に放射された光が反射されて発光素子180に直接戻る位置には設けられていない。なお、発光素子180から照射される光には指向性があるので、例えば発光素子180から真後ろ方向(照明体250の真反対方向)に向かう光はほとんどなく、従って真後ろ方向にある側壁61bで反射された光が発光素子180の影を照明体250に映し出すことはない。
また光反射面71は上ケース50を構成する合成樹脂自体の表面を鏡面状に形成することで構成されている。このため別途光反射面71用の部材の塗布や反射用のシートの貼り付け等をする必要はなく、従って部品点数や製造コストが増加することなく、光反射面71を容易且つ安価に形成することができる。光反射面71を鏡面状に形成するには、上ケース50を成形する金型の光反射面71に当接する面を鏡面状に仕上げておけばよい。一方、光反射面71を鏡面状に形成すると、照明体250の各部に照射される光に場所に応じた強弱が生じ、表示部253全体を均一に光らせることができず、ムラが生じてしまう場合があるが、このような場合は光反射面71を梨地状に形成しても良い。この場合も金型の光反射面71に当接する面を梨地状に仕上げておけばよい。このように構成すれば、光反射面71での反射が乱反射となり、照明体250の各部に照射される光が均一化され、照明体250の表示部253全体を均一に光らせることができる。もちろん場合によっては、別途光反射面71用の部材を塗布(例えばメタリック塗装)したり、金属蒸着したシート(例えばアルミ蒸着した合成樹脂フイルム)を貼り付ける等することによって光反射面71を形成しても良い。
ところで図7に示すように、光反射面71は、回路基板150の表面に対して若干傾斜している。これは図7に示すように、発光素子180の位置が、照明体250の中心位置(集光部255の中心位置O)から水平方向にずれている(図7では左側にずれている)ので、光反射面71で反射された光の中心軸Y1が前記中心位置Oに向かうように反射させるためである。
また図7に示すように、上ケース50に設けた光遮断部63は、回路基板150の側縁部152(発光素子収納凹部151を形成する部分)に接近して設置され、この側縁部152を通過してさらにその下方まで延びている。これによって発光素子180の光が発光素子170側に漏れたり、逆に発光素子170の光が発光素子180側に漏れることをさらに確実に防止している。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記実施形態では発光素子としてチップ型の発光素子を用いたが、本発明はこれに限られず、リード端子を有する発光素子を用いても良い。即ちリード端子を有する発光素子であっても、基板に対して略真上方向に光を発射するように基板に取り付ける場合は、本発明を適用できる。
また上記例では照射対象物として、外装ケース200に取り付けられて直接外部を照明する照明体250を用いたが、本発明はこれに限られず、光を導入して他の場所に導く照射対象物であれば、他の各種照射対象物であっても同様に適用できる。また上記例ではケースを上下ケース50,10及び外装ケース200の3つの部品によって構成したが、この例の場合、下ケース10は導光機構に直接関与していないので、導光機構の構成上は不要である。また上ケース50と外装ケース200は一体成形しても良いし、逆に3つ以上に分割されていても良い。また上記例では光反射面を平面で構成したが、必要に応じて湾曲面で構成しても良い。
ところで上述した、「光反射面71が、発光素子180からこの光反射面71に照射された光の中心点A1から見て、この光反射面71上を照明体250から遠ざかる方向に沿う長さ寸法L1が、その反対方向に沿う長さ寸法L2よりも短く形成されている」という思想は、横方向タイプ(水平照射型)の発光素子にも適用できるので、以下説明する。図9は参考例に係る導光機構100−2の概略図である。図9は、導光機構100−2を水平面で切断して真上から見る概略断面図である。
同図に示すように導光機構100−2は、回路基板150−2上に取り付けられた水平照射型でチップ型の発光素子180−2の周囲を、ケース200−2で囲み、ケース200−2の側壁の一部に照明体(照射対象物)250−2を設置して構成されている。さらに言えば、導光機構100−2は、回路基板150−2の表面に取り付けた発光素子180−2から回路基板150−2の表面に対して略平行に発射された光を反射させ、反射させた光の前方に配置した照明体250−2に入射させる構成であり、この発光素子180−2の周囲をケースで覆っている。このような構成は、例えば発光素子180−2と照明体250−2の間に障害物があって直接光を照射できないような場合に用いられる。
そして図示するように、その光反射面71−2は、発光素子180−2からこの光反射面71−2に照射された光の中心点A1−2から見て、この光反射面71−2上を照明体250−2から遠ざかる方向(図9の下方向)に沿う長さ寸法L1−2が、その反対方向(図9の上方向)に沿う長さ寸法L2−2よりも短くなるように形成されている。なお中心点A1−2が、発光素子180−2から照射される光の中心軸(一般に光が最も強い部分)Y1−2が光反射面71−2に当る点をいうことは前記実施形態の場合と同じである。
そしてこのように構成しても、前記実施形態で説明したのと同様に、発光素子180−2を光反射面71−2に接近して設置できて、ケース200−2と発光素子180−2間の隙間を小さくでき、装置の小型化を図ることができる。また光反射面71−2で反射された反射光が再び発光素子180−2に向かい、照明体250−2に発光素子180−2の影を強調して映し出してしまい、これによって照明体250−2を均一に照光できなくする恐れも防止できる。
1 回転式電子部品
10 下ケース(ケース)
50 上ケース(ケース)
57 つまみ挿通部
59 光通過部
61a,61b,61c,61d 側壁
70 発光素子収納部
71 光反射面
A1 光の中心点
100 導光機構
150 回路基板(基板)
152 側縁部
153 光導入用凹部
180 発光素子
200 外装ケース(ケース)
207 照射対象物挿入孔
209 収納凹部
211 光漏れ防止部
215 段差部
217 凹部挿入部
250 照明体(照射対象物)

Claims (5)

  1. 基板の表面に発光素子を取り付け、この発光素子から前記基板の表面に対して略真上方向に発射された光を反射させ、反射させた光の前方に配置した照射対象物に入射させる導光機構であって、
    前記発光素子の上部にケースを設置し、このケースに前記発光素子を囲む側壁を設けることで発光素子の上部と側部を覆う発光素子収納部を形成し、
    前記発光素子収納部の天井面に、前記発光素子から照射された光を前記照射対象物に向けて反射させる光反射面を設けたことを特徴とする導光機構。
  2. 請求項1に記載の導光機構であって、
    前記光反射面は、前記発光素子からこの光反射面に照射された光の中心点から見て、この光反射面上を前記照射対象物から遠ざかる方向に沿う長さ寸法が、その反対方向に沿う長さ寸法よりも短く形成されていることを特徴とする導光機構。
  3. 請求項1に記載の導光機構であって、
    前記照射対象物は前記基板の側縁部の面にその一部が対向する位置に設置され、
    一方前記基板の側縁部の前記照射対象物に対向する部分には、前記光反射面で反射された光を導入して前記照射対象物の前記側縁部の面に対向する部分に入射させる光導入用凹部が設けられていることを特徴とする導光機構。
  4. 請求項1に記載の導光機構であって、
    前記ケースは、前記基板の上部から前記基板の側縁部を覆うように設けられ、且つ側縁部を覆う側の面に前記照射対象物が取り付けられ、
    前記ケースの前記照射対象物を取り付けたその下部からは、前記基板の裏面側に至ることで基板の側縁部を介して基板の裏面側から光が漏れるのを防止する光漏れ防止部を突設したことを特徴とする導光機構。
  5. 請求項1に記載の導光機構であって、
    前記ケースは、不透光性の合成樹脂を成形することによって構成されており、一方前記光反射面は鏡面状又は梨地状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の導光機構。
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