JP2014163831A - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転角度検出装置において、回転角度の検出精度を向上させることにある。
【解決手段】第1群の集磁部24aが各N極に対面し、第2群の集磁部24bが各S極に対面しているとき、磁束の経路(磁路)は、磁石のN極、第1群の集磁部24a、それら集磁部24aに連結される磁束導材23a、磁気センサ13a、磁束導材23b、第2群の集磁部24b及び磁石のS極となる。また、第1群の集磁部24aが各S極に対面し、第2群の集磁部24bが各N極に対面しているとき、磁路は、磁石のN極、第2群の集磁部24b、それら集磁部24bに連結される磁束導材23b、磁気センサ13a、磁束導材23a、第1群の集磁部24a及び磁石のS極となる。このように磁気センサ13a上に磁路を形成することができる。同様に磁気ヨーク20bは磁気センサ13b上に磁路を形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、回転角度検出装置に関する。
従来からステアリングシャフト等の回転軸の回転角度を検出する回転角度検出装置が存在する。
詳しくは、回転角度検出装置は、測定対象となる回転軸に取り付けられる磁石と、その磁石の外周面又は端面側に対向する位置に設置される磁気センサとを備える。磁石は、所定のピッチでN極及びS極が着磁されるとともに、回転軸と一体で磁気センサに対して軸回転する。磁気センサは回転軸の回転に伴う磁石が形成する磁場の変化を検出する。このため、磁気センサの検出結果に基づき、回転軸の回転角度を検出することができる(例えば特許文献1参照)。
特開2004−138606号公報
上記構成においては、回転軸のずれにより磁気センサ及び磁石間の距離が変化することで、回転軸の回転角度と磁気センサの検出結果との関係にずれが生じることがある。この結果、回転角度検出装置の検出精度が低下するおそれがある。
また、磁石における着磁ピッチ又は磁束密度のばらつきによっても、同様に回転角度検出装置の検出精度が低下するおそれがある。さらに、磁石及び磁気センサの組み付け位置のばらつきによっても同様に回転角度検出装置の検出精度が低下するおそれがある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回転角度の検出精度を向上させた回転角度検出装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する回転角度検出装置は、測定対象となる軸に取り付けられるとともに周方向に沿ってN極及びS極が同一の着磁ピッチ間隔で交互に着磁された磁石と、前記磁石の外周面に沿って一定距離間隔で配置される前記軸の径方向の磁束を集磁する集磁部を有する磁気ヨークと、前記軸及び前記磁石の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気センサと、前記磁気センサの検出結果に基づき前記軸の回転角度を演算する回転角度演算部と、を備えた回転角度検出装置において、前記磁気ヨークは、前記磁石の各N極に対面可能に配列される複数の集磁部からなる第1群の集磁部と、前記第1群の集磁部が各N極に対面するとき、前記磁石の各S極に対面するように配列される複数の集磁部からなる第2群の集磁部と、前記各群の集磁部にそれぞれ連結されるとともに、各群の集磁部が集磁した磁束を前記磁気センサに導く磁束導材とを備えている。
この構成によれば、第1群の集磁部が各N極に対面するとき、第2群の集磁部が各S極に対面する。各群の集磁部がそれぞれ集磁した磁束は磁束導材を通じて磁気センサに導かれる。
このため、第1群の集磁部が各N極に対面し、第2群の集磁部が各S極に対面しているとき、磁束の経路(磁路)は、磁石のN極、第1群の集磁部、それら集磁部に連結される磁束導材、磁気センサ、第2群の集磁部に連結される磁束導材、第2群の集磁部及び磁石のS極となる。また、第1群の集磁部が各S極に対面し、第2群の集磁部が各N極に対面しているとき、磁路は、磁石のN極、第2群の集磁部、それら集磁部に連結される磁束導材、磁気センサ、第1群の集磁部に連結される磁束導材、第1群の集磁部及び磁石のS極となる。
何れの場合も、磁気センサ上に磁路を形成することができる。これにより、例えば、軸のずれ、磁石における着磁ピッチ又は磁束密度のばらつきに伴う磁気センサ周辺の磁場変化を抑制することができる。よって、回転角度検出装置における回転角度の検出精度を向上させることができる。
上記回転角度検出装置について、前記磁石に2つの前記磁気ヨークが設けられていて、前記2つの磁気ヨークは、前記磁石の外周面の一部に沿って円弧状に、かつ同一高さに配置されることが好ましい。
この構成によれば、両磁気ヨークは、磁石の外周面の一部に沿って円弧状に、かつ同一高さに配置される。よって、両磁気ヨークを軸方向に沿って配列する必要がなく、回転角度検出装置を軸方向にコンパクトに構成することができる。
上記回転角度検出装置について、前記磁石、前記磁気ヨーク及び前記磁気センサにて回転角度検出部が構成され、さらにトーションバーと、前記トーションバーの両端に回転軸として設けられる第1及び第2のシャフトと、前記両回転角度検出部を通じて検出される回転角度の差に基づき前記回転軸に加えられるトルクを演算するトルク演算部と、を備えたことが好ましい。
この構成によれば、2つの回転角度検出部を通じて検出される回転角度の差に基づきトルクを演算することができる。
上記回転角度検出装置について、前記両回転角度検出部における磁石はそれぞれ異なる極数にて構成され、前記回転角度演算部は前記両回転角度検出部を通じて検出される角度に基づき前記回転軸の回転角度を演算することが好ましい。
この構成によれば、両回転角度検出部における磁石はそれぞれ異なる極数にて構成されている。このため、回転軸の回転時における一方の回転角度検出部において検出される角度の周期と、他方の回転角度検出部において検出される角度の周期とが異なる。このため、より広い角度範囲において回転軸の回転角度を特定することができる。
上記回転角度検出装置について、前記磁石の周方向に沿って交互にN極及びS極が配置され、前記磁石の軸方向に沿ってN極及びS極の2つの磁極が配置されることが好ましい。
この構成によれば、磁石及び磁気ヨークの周方向の長さに対して磁気ヨークを通じて効率よく磁力を磁気センサに加えることができる。
本発明によれば、回転角度検出装置において、回転角度の検出精度を向上させることができる。
第1の実施形態における回転角度検出装置の側面図。 図1のA−A線断面図。 図1の部分拡大図。 第2の実施形態における回転角度検出装置の側面図。 図4のB−B線断面図。 第3の実施形態における回転角度検出装置の側面図。 第4の実施形態における回転角度検出装置の側面図。 第4の実施形態における両磁気センサの検出結果から特定される角度を示したグラフ。 第5の実施形態における回転角度検出装置の側面図。 他の実施形態における回転角度検出装置の側面図。
(第1の実施形態)
以下、回転角度検出装置の一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、回転角度検出装置10はステアリングシャフト5の回転角度を通じて、ステアリングシャフト5に連結されるステアリング(図示略)の回転角度(操舵角)を検出するものである。
詳しくは、回転角度検出装置10は、磁石12と、2つの磁気ヨーク20a,20bと、2つの磁気センサ13a,13bと、角度演算部15とを備える。
磁石12は円柱状のステアリングシャフト5の外周に装着可能に円環状に形成されている。この磁石12は、ステアリングシャフト5と一体回転可能にステアリングシャフト5の外周に固定される。
図2に示すように、磁石12は、周方向に沿ってN極及びS極が交互に着磁されている。本例では、磁石12は各極の着磁ピッチが同一角度α(α=30°)となるように形成されている。
図1に示すように、2つの磁気ヨーク20a,20bは磁性体で形成されるとともに、磁石12の外周に固定されている。各磁気ヨーク20a,20bは、磁束導材23a,23bと、第1群の集磁部24aと、第2群の集磁部24bとを備える。
両磁気ヨーク20a,20bは互いに同一の形状で形成される。ここでは、第1の磁気ヨーク20aについてのみ代表して説明する。
磁束導材23a,23bは、磁石12の外周を囲むように円環線状に形成されるとともに、互いに上下方向(軸方向)に離間して配置される。磁束導材23a,23bはその端部が、磁石12の側方に位置する磁気センサ13aを挟むように形成されている。
第1の磁束導材23aには一定角度βごとに下側に突出した板状の集磁部24aが形成されている。これら集磁部24aが第1群の集磁部24aを構成する。この一定角度βは上記角度αの2倍となる。各集磁部24aは図中下側に向かうにつれて図中左右方向の幅Wが小さくなる二等辺三角形状に形成されている。
第2の磁束導材23bには一定角度βごとに上側に突出した板状の集磁部24bが形成されている。これら集磁部24bが第2群の集磁部24bを構成する。各集磁部24bは図中上側に向かうにつれて図中左右方向の幅Wが小さくなる二等辺三角形状に形成されている。各磁気センサ13a,13bは例えばホールICである。
第1群の集磁部24a及び第2群の集磁部24bはほぼ同一高さに位置するとともに、互いに一定角度αだけずれた位置関係となっている。従って、磁石12の周方向に沿って両集磁部24a,24bは交互に配置される。両磁気ヨーク20a,20bは互いに一定角度γだけずれた位置に設けられている。
上記2つの磁気ヨーク20a,20bは、磁石12の径方向における磁束を集める。
また、図3に拡大して示すように、磁束の経路は、磁気ヨーク20aにおいて磁石12のN極、そのN極に対応する第1群の集磁部24a、磁束導材23a、磁気センサ13a、磁束導材23b、磁石12のS極に対応する第2群の集磁部24b及び磁石12のS極となる。よって、磁気センサ13a上に磁路を形成することができる。
磁気ヨーク20bは、上記磁気ヨーク20aと構成は同一であるものの、上記磁気ヨーク20aに対して一定角度γだけ磁石12の周方向に回転した位置に固定される。磁気ヨーク20bに対応して磁気センサ13bが設けられている。
つぎに、回転角度検出装置10の作用について説明する。
ステアリングシャフト5の回転に伴って磁石12が両磁気ヨーク20a,20bに対して軸回転する。各磁気センサ13a,13bは、磁石12のS極及びN極に対する集磁部24a,24bの位置に応じた信号(電圧)を出力する。具体的には、第1群の集磁部24aが各N極に対面するとき、第2群の集磁部24bが各S極に対面する。
このとき、図3に示すように、磁束の経路(磁路)は、磁石12のN極、第1群の集磁部24a、それら集磁部24aに連結される磁束導材23a、磁気センサ13a、磁束導材23b、第2群の集磁部24b及び磁石12のS極となる。また、第1群の集磁部24aが各S極に対面し、第2群の集磁部24bが各N極に対面しているとき、磁路は、磁石12のN極、第2群の集磁部24b、それら集磁部24bに連結される磁束導材23b、磁気センサ13a、磁束導材23a、第1群の集磁部24a及び磁石12のS極となる。何れの場合であっても、磁気センサ13a上に磁路を形成することができる。同様に磁気ヨーク20bは磁気センサ13b上に磁路を形成する。
また、上記のように、両磁気ヨーク20a,20bは互いに一定角度γだけずれた位置に設けられているため、両磁気センサ13a,13bは互いに位相がずれた信号を角度演算部15(回転角度演算部)に出力する。従って、第1の磁気センサ13aはSin波の信号Ssinを出力し、第2の磁気センサ13bはCos波の信号Scosを出力する。角度演算部15は両信号Ssin,Scosに基づきステアリングシャフト5の回転角度を検出する。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1群の集磁部24aが各N極に対面し、第2群の集磁部24bが各S極に対面しているとき、磁束の経路(磁路)は、磁石12のN極、第1群の集磁部24a、それら集磁部24aに連結される磁束導材23a、磁気センサ13a、磁束導材23b、第2群の集磁部24b及び磁石12のS極となる。
また、第1群の集磁部24aが各S極に対面し、第2群の集磁部24bが各N極に対面しているとき、磁路は、磁石12のN極、第2群の集磁部24b、それら集磁部24bに連結される磁束導材23b、磁気センサ13a、磁束導材23a、第1群の集磁部24a及び磁石12のS極となる。このように磁気センサ13a上に磁路を形成することができる。同様に磁気ヨーク20bは磁気センサ13b上に磁路を形成する。
何れの場合も、磁気センサ13a,13b上に磁路を形成することができる。これにより、例えば、軸のずれ、磁石12における着磁ピッチ又は磁束密度のばらつき、磁石12及び磁気センサ13a,13bの組み付け位置のばらつきが生じた場合における磁気センサ13a,13b周辺の磁場変化を抑制することができる。よって、回転角度検出装置10における回転角度の検出精度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
つぎに、回転角度検出装置の第2の実施形態について図4及び図5を参照して説明する。以下、上記実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に示すように、本実施形態における磁気ヨーク30a,30bは、第1の実施形態の磁気ヨーク20a,20bと異なって磁石12の全周でなく、磁石12の周囲の一部を覆う円弧状に形成される。この点を除いて磁気ヨーク30a,30bの構成(集磁部24a,24b等)は、第1の実施形態の磁気ヨーク20a,20bと同様である。
図5に示すように、両磁気ヨーク30a,30bは磁石12の外周における一定角度cに亘って形成されている。両磁気ヨーク30a,30bの一定角度cは重ならないように設定されている。図4に示すように、両磁気ヨーク30a,30bは同一高さに設置される。
本実施形態における回転角度検出装置10の作用は第1の実施形態と同様である。
以上、説明した実施形態によれば、特に以下の効果を奏することができる。
(2)両磁気ヨーク30a,30bは、磁石12の外周面の一部に沿って円弧状に、かつ同一高さに配置される。よって、両磁気ヨーク30a,30bをステアリングシャフト5の軸方向に沿って配列する必要がなく、回転角度検出装置10を軸方向(図4の上下方向)にコンパクトに構成することができる。また、磁石12も軸方向にコンパクトに構成することができる。
(第3の実施形態)
つぎに、回転角度検出装置の第3の実施形態について図6を参照して説明する。以下、上記実施形態との相違点を中心に説明する。
図6に示すように、ステアリングシャフト5として、第1及び第2のシャフト部41,42が構成される。第1のシャフト部41がステアリング側となる。両シャフト部41,42の間には、ねじり変形可能なトーションバー45が設けられる。
第1の実施形態における磁石12及び両磁気ヨーク20a,20bにて回転角度検出部31a,31bが構成されるとする。回転角度検出部31a,31bは、各シャフト部41,42に対応して設けられる。
各回転角度検出部31a,31bは、第1の実施形態と同様に作用することでそれぞれが自身に対応するシャフト部41,42の回転角度を検出する。
回転角度検出部31aの角度演算部15aはIN角度(ステアリングの操舵角)を検出し、そのIN角度をトルク演算部35に出力する。また、回転角度検出部31bの角度演算部15bはOUT角度を検出し、そのOUT角度をトルク演算部35に出力する。
トルク演算部35は、IN角度及びOUT角度の差に基づきトーションバー45のねじれ角度、ひいてはステアリングシャフト5に加わるトルクを演算する。
以上、説明した実施形態によれば、特に以下の効果を奏することができる。
(3)回転角度検出部31a,31bを各シャフト部41,42に対応して設ける。そして、トルク演算部35は、回転角度検出部31aを通じて検出したIN角度と、回転角度検出部31bを通じて検出したOUT角度との差に基づきステアリングシャフト5に加わるトルクを演算する。
(第4の実施形態)
つぎに、回転角度検出装置の第4の実施形態について図7及び図8を参照して説明する。以下、上記実施形態との相違点を中心に説明する。
図7に示すように、本実施形態においては、回転角度検出部31aに対応する磁石12aの極数と、回転角度検出部31bに対応する磁石12bの極数とが異なるように設定されている。磁石12aの極数は磁石12bの極数より多い。集磁部24a,24bは磁石12a,12bの極数に応じた数だけ形成されている。
本構成においては、図8に示すように、ステアリングシャフト5の回転時における回転角度検出部31aの磁気センサ13a,13bの検出結果から特定される角度の周期T1は、回転角度検出部31bの磁気センサ13a,13bの検出結果から特定される角度の周期T2より小さくなる。このため、角度演算部15は、両回転角度検出部31a,31bにおいて特定される角度を比較することで操舵角を0°〜360°の範囲で特定することができる。
以上、説明した実施形態によれば、特に以下の効果を奏することができる。
(4)両磁石12a,12bは異なる極数にて構成され、集磁部24a,24bも磁石12a,12bの極数に応じた数に構成されている。この構成では、一方の回転角度検出部31aにおいて検出される角度の周期T1と、他方の回転角度検出部31bにおいて検出される角度の周期T2とを異ならせることができる。このため、より広い角度範囲においてステアリングの操舵角を特定することができる。
(第5の実施形態)
つぎに、回転角度検出装置の第5の実施形態について図9を参照して説明する。以下、上記実施形態との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、磁石12には、ステアリングシャフト5の周方向(図中左右方向)に沿ってN極及びS極が交互に着磁されている。また、この磁石12には、ステアリングシャフト5の軸方向(図中上下方向)に沿って異なる2つの磁極が着磁されている。また、磁気ヨーク30a,30bの集磁部24a,24bは磁石12の各磁極に対応する位置に設けられている。
本構成においては、図9の矢印に示すように、磁束は上下方向に対応するN極及びS極間で磁気ヨーク30a,30bにより磁気センサ13aを経て閉じるように形成される。これにより、磁気ヨーク30a,30bは磁石12の周方向の長さに対して効率よく磁力を磁気センサ13aに加えることができる。従って、磁石12及び磁気ヨーク30a,30bの周方向の長さを低減することもできる。
また、本実施形態を上記第2の実施形態(図4及び図5)に適用した場合でも、第1の実施形態と同等の磁気センサ13a,13bへ加わる磁力を確保することができる。
以上、説明した実施形態によれば、特に以下の効果を奏することができる。
(5)磁石12がステアリングシャフト5の軸方向(図中上下方向)及び周方向(図中左右方向)に沿って交互にN極及びS極が配置されている。また、磁気ヨーク30a,30bの集磁部24a,24bは磁石12の各磁極に対応して位置している。これにより、磁石12及び磁気ヨーク30a,30bの周方向の長さに対して効率よく磁力を磁気センサ13a,13bに加えることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記各実施形態においては、各磁気センサ13a,13bとしてホールICが例示されていたが、その他の磁気センサ、例えば磁気抵抗効果素子、コイル等であってもよい。
・磁石12の着磁方法は上記各実施形態に限らず、例えば図10に示すように、磁石12をスキュー(斜め)に着磁してもよい。この構成においては、磁石12の上下方向の長さをコンパクトとしつつ、第1の実施形態と同様の作用を得ることができる。
・上記各実施形態においては、回転角度検出装置10はステアリングの操舵角を検出可能であったが、その他の回転軸の回転角度を検出してもよい。
5…ステアリングシャフト、10…回転角度検出装置、12,12a,12b…磁石、13a…第1の磁気センサ、13b…第2の磁気センサ、15,15a,15b…角度演算部、20a…第1の磁気ヨーク、20b…第2の磁気ヨーク、30a,30b…磁気ヨーク、23a…第1の磁束導材、23b…第2の磁束導材、24a…第1群の集磁部、24b…第2群の集磁部、31a,31b…回転角度検出部、35…トルク演算部、41…第1のシャフト部、42…第2のシャフト部、45…トーションバー。

Claims (5)

  1. 測定対象となる軸に取り付けられるとともに周方向に沿ってN極及びS極が同一の着磁ピッチ間隔で交互に着磁された磁石と、
    前記磁石の外周面に沿って一定距離間隔で配置される前記軸の径方向の磁束を集磁する集磁部を有する磁気ヨークと、
    前記軸及び前記磁石の回転に伴う磁界の変化を検出する磁気センサと、
    前記磁気センサの検出結果に基づき前記軸の回転角度を演算する回転角度演算部と、を備えた回転角度検出装置において、
    前記磁気ヨークは、
    前記磁石の各N極に対面可能に配列される複数の集磁部からなる第1群の集磁部と、
    前記第1群の集磁部が各N極に対面するとき、前記磁石の各S極に対面するように配列される複数の集磁部からなる第2群の集磁部と、
    前記各群の集磁部にそれぞれ連結されるとともに、各群の集磁部が集磁した磁束を前記磁気センサに導く磁束導材とを備えた
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 請求項1に記載の回転角検出装置において、
    前記磁石に2つの前記磁気ヨークが設けられていて、
    前記2つの磁気ヨークは、前記磁石の外周面の一部に沿って円弧状に、かつ同一高さに配置される
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の回転角度検出装置において、
    前記磁石、前記磁気ヨーク及び前記磁気センサにて回転角度検出部が構成され、
    さらにトーションバーと、
    前記トーションバーの両端に回転軸として設けられる第1及び第2のシャフトと、
    前記両回転角度検出部を通じて検出される回転角度の差に基づき前記回転軸に加えられるトルクを演算するトルク演算部と、を備えた
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  4. 請求項3に記載の回転角度検出装置において、
    前記両回転角度検出部における磁石はそれぞれ異なる極数にて構成され、
    前記回転角度演算部は前記両回転角度検出部を通じて検出される角度に基づき前記回転軸の回転角度を演算する
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転角度検出装置において、
    前記磁石の周方向に沿って交互にN極及びS極が配置され、
    前記磁石の軸方向に沿ってN極及びS極の2つの磁極が配置される
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
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