JP2014163669A - 計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直接計量装置に触れることなく容易に設定操作を行うことが可能な計量装置を提供する。
【解決手段】計量皿(載置部)に載置された被計量物の重量を計量する計量装置であって、利用者による操作を検出する太陽電池(非接触式の検出手段)と、太陽電池による検出に基づいて設定操作を行うCPU33(制御手段)と、を具備し、CPU33は、太陽電池により検出されるパターンが、予め設定された所定のパターンと一致した場合にのみ、前記設定操作を行うものとした。
【選択図】図4

Description

本発明は、載置部に載置された被計量物の重量を計量する計量装置の技術に関する。
従来、載置部に載置された被計量物の重量を計量する計量装置の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載の計量装置は、被計量物が載置される計量皿(載置部)と、当該計量皿に加わる荷重を検出するロードセル等が内包された本体部と、を具備する。また、本体部の前面には表示部やキースイッチ(操作キー)が設けられる。
このような計量装置において、利用者は操作キーを押圧して操作することにより、ゼロ点の調整、被計量物の目標重量(上下限値)の設定、及び風袋引きの設定等の設定操作を行うことができる。
しかしながら、通常このような計量装置の操作キーは、本体部前面の限られた範囲内に複数設けられている。このため、当該操作キーを押して操作しようとすると、誤操作(押し間違え)が発生したり、当該誤操作を防止するために注意深く操作キーを操作する必要があるなど、利用者による設定操作が行い難い点で不利であった。
特に、食品を手で扱う厨房などでは、利用者は衛生確保のために手袋を着用して当該計量装置を使用する場合があるため、設定操作がより一層行い難くなる。
また、このような厨房などでは、手袋を着用しているとはいえ、直接計量装置に触れない方が衛生上好ましい。
特開2012−125676号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、直接計量装置に触れることなく容易に設定操作を行うことが可能な計量装置を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、載置部に載置された被計量物の重量を計量する計量装置であって、利用者による操作を検出する非接触式の検出手段と、前記非接触式の検出手段による検出に基づいて設定操作を行う制御手段と、を具備するものである。
請求項2においては、前記制御手段は、予め設定された所定のパターンが前記非接触式の検出手段により検出された場合に、前記設定操作を行うものである。
請求項3においては、前記設定操作には、前記被計量物の重量を計量する計量モード及び各種の設定を行う設定モードを含む、少なくとも2つのモードを切り替える操作、ゼロ点を調整する操作、前記被計量物の目標重量を設定する操作、又は風袋引きを設定する操作のうち、少なくとも1つの操作が含まれるものである。
請求項4においては、前記非接触式の検出手段として、電力供給源として用いられる太陽電池を用いるものである。
本発明は、直接計量装置に触れることなく容易に設定操作を行うことができる、という効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る計量装置を示した斜視図。 同じく、側面断面図。 計量装置の電力供給に関する構成を示した回路図。 計量装置の制御に関する構成を示したブロック図。 (a)設定モードへ切り替える操作の検出パターンを示したタイムチャート。(b)項目送り操作の検出パターンを示したタイムチャート。 設定モードの各項目の階層構造を示した図。 (a)数値を増加させる操作の検出パターンを示したタイムチャート。(b)数値を減少させる操作の検出パターンを示したタイムチャート。
以下では、図中に示した矢印に従って、前後方向、上下方向及び左右方向をそれぞれ定義する。
まず、図1及び図2を用いて、本発明に係る計量装置の一実施形態に係る計量装置1の概略構成について説明する。
計量装置1は、被計量物の重量を計量するものである。計量装置1は、主として本体部10及び計量皿20を具備する。
本体部10は、計量装置1の主たる構造体となるものである。本体部10は、主として筐体11、乾電池12、太陽電池13、ロードセル14、操作キー15、表示部16及び制御基板17を具備する。
筐体11は、略箱状に形成される部材である。筐体11の前面は、後上方から前下方に向けて傾斜するように形成される。
乾電池12は、計量装置1の主たる電源となるものである。乾電池12は、筐体11内の前部に配置される。乾電池12は、筐体11の下部(底面)から交換可能となるように構成される。
太陽電池13は、本発明に係る検出手段の一実施形態であり、計量装置1の補助電源(乾電池12の残量が減った際に用いられる電源)となるものである。太陽電池13は、筐体11の前面の左右両端部近傍にそれぞれ配置される。
ロードセル14は、荷重を検出するセンサである。ロードセル14は、主として起歪体14a及び受け部14bを具備する。
起歪体14aは、外力によってひずみを発生させるための部材である。起歪体14aは、長手方向を前後方向に向けた略直方体状に形成されると共に、その前後中途部は中空状に形成される。起歪体14aは、筐体11内の後部に配置され、当該起歪体14aの後端下部が筐体11に固定される。起歪体14aには、当該起歪体14aのひずみを検出するための歪ゲージ(不図示)が適宜設けられる。
受け部14bは、起歪体14aの前端上部に固定される部分である。受け部14bは、起歪体14aから上方に向けて突設される。受け部14bの上端部は、筐体11の上面に形成された開口部を介して、当該筐体11の外部(上方)まで延設される。
このように構成されたロードセル14において、受け部14bに荷重が加わることによって生じた起歪体14aのひずみを、前記歪ゲージによって検出することで、当該荷重を検出することができる。
操作キー15は、計量装置1に関する操作を行うための操作手段である。操作キー15は、筐体11の前面の左右両端部近傍に適宜の数だけ配置される。
表示部16は、計量装置1に関する各種の情報を表示するものである。表示部16は、筐体11の前面の左右略中央部に配置される。
制御基板17は、計量装置1に関する各種の演算や記憶等の制御を行うためのものである。制御基板17には、後述するCPU33やメモリ34等が配置される。制御基板17は、筐体11内の前部(当該筐体11の前面のすぐ背後)に配置される。
計量皿20は、本発明に係る載置部の一実施形態であり、略矩形板状の部材である。計量皿20は本体部10の上方に配置される。計量皿20の下面略中央部は、ロードセル14の受け部14bの上端部に固定されて支持される。これによって、計量皿20に載置される被計量物の荷重が、ロードセル14の受け部14bに加えられることになる。
次に、図3を用いて、計量装置1の電力供給に関する構成について説明する。
計量装置1は、電力供給に関する構成として、乾電池12、DC/DCコンバータ21、第一ダイオード22、レギュレータ23、太陽電池13、第二ダイオード24、第一端子25及び第二端子26を具備する。
前述の乾電池12からの電力は、DC/DCコンバータ21において適宜変圧され、第一ダイオード22を介してレギュレータ23に供給可能とされる。
また、前述の太陽電池13からの電力は、第二ダイオード24を介してレギュレータ23に供給可能とされる。
この際、第一ダイオード22及び第二ダイオード24によって、乾電池12及び太陽電池13のうち、電圧の高い方の電力がレギュレータ23へと供給される。より詳細には、通常は乾電池12からの電力がレギュレータ23へと供給される。乾電池12の残量が減って当該乾電池12からの電圧が太陽電池13からの電圧を下回ると、太陽電池13からの電力がレギュレータ23へと供給される。このように、太陽電池13は、乾電池12の残量が残りわずかとなった際の補助的な電力供給源として利用される。
レギュレータ23へと供給された電力は、当該レギュレータ23において一定の電圧に変圧された後、計量装置1の各部へと適宜供給される。
また、乾電池12とDC/DCコンバータ21との間には第一端子25が設けられると共に、太陽電池13と第二ダイオード24との間には第二端子26が設けられる。
次に、図4を用いて、計量装置1の制御に関する構成について説明する。
計量装置1は、制御に関する構成として、ロードセル14、増幅回路31、A/Dコンバータ32、CPU33、メモリ34、表示部16、操作キー15、第一端子25、第一電圧検出IC35、第二端子26及び第二電圧検出IC36を具備する。
ロードセル14からのアナログ信号は、増幅回路31において増幅された後、A/Dコンバータ32においてデジタル信号へと変換される。当該変換されたデジタル信号は、CPU33に入力される。
CPU33は、本発明に係る制御手段の一実施形態であり、メモリ34に記憶された制御プログラムに従って、受信したデジタル信号からロードセル14に加えられた荷重(ひいては、計量皿20に載置された被計量物の重量)を算出する。CPU33は、当該算出された値を表示部16に表示させることができる。当該表示は所定の時間間隔(利用者が読み取ることができる程度の時間間隔)ごとに更新され、利用者は被計量物の重量を確認することができる。
また、CPU33は、上記被計量物の重量だけでなく、その他各種の情報を表示部16に表示させることができる。
また、操作キー15からの操作信号はCPU33に入力され、CPU33は当該操作信号に基づいて所定の操作(設定等)を行う。
また、第一電圧検出IC35は、第一端子25を介して乾電池12(図3参照)からの電圧を検出し、当該検出信号をCPU33に送信する。
また、第二電圧検出IC36は、第二端子26を介して太陽電池13(図3参照)からの電圧を検出し、当該検出信号をCPU33に送信する。
次に、図5から図7までを用いて、計量装置1の設定操作の方法について説明する。
ここで、計量装置1の設定操作とは、下記で例示するように、利用者の指示(太陽電池13を用いた操作)に従って、CPU33が計量装置1に関する各種の設定を行うことを意味する。
計量装置1は、「計量モード」及び「設定モード」の2つのモードを有する。「計量モード」とは、計量装置1が被計量物の重量を計量するモードである。また「設定モード」とは、計量装置1に関する各種の設定を行うモードである。
まず、図5を用いて、計量モードから設定モードへの切り替え操作について説明する。
利用者によって特定の操作キー15が操作されると、計量装置1の電源がオン(入)に切り替えられる。これによって、計量装置1は利用可能な状態となる。電源がオンに切り替えられた時点では、計量装置1のモードは計量モードとなっている。当該計量モードにおいては、予め定められた設定状態(初期設定状態)で被計量物の重量を計量することができる。
この計量モードにおいて、利用者は太陽電池13を用いて所定の操作を行うことによって、計量装置1を設定モードに切り替えることができる。以下、具体的に説明する。
図5(a)に示すように、計量装置1が利用される場所(例えば、厨房等)に設置されている状態において、通常は太陽電池13からの電圧がV1であるものとする。
なお、ここでいう「通常」とは、計量装置1の周囲の環境が通常であることを意味する。より具体的には、計量装置1が配置された場所の照明環境が通常利用されている状態であり、かつ太陽電池13に照射される光を一時的に遮るような障害物も特にない状態を意味する。
利用者が計量装置1の太陽電池13を直接触れることなく手で覆い、当該太陽電池13に照射される光を遮ると、太陽電池13からの電圧は低下する。本実施形態においては、当該電圧は、閾値Vtよりも低いV2まで低下するものとする。
ここで、閾値Vtは、利用者による操作の有無を判定するために設けられる値であり、通常時における太陽電池13からの電圧V1に対して所定の割合の値となるように設定される。本実施形態においては、VtはV1の50(%)の値であるものとする。
利用者がそのまま太陽電池13を手で覆い続けると、太陽電池13からの電圧もV2のまま保持される。CPU33は、太陽電池13からの電圧がVtを下回った時(T1)から、5秒間継続して当該電圧がVtを下回っていることを検出した時点(T2)で、計量装置1のモードを計量モードから設定モードに切り替える。
CPU33は、計量装置1のモードを設定モードに切り替えると共に、その旨を表示部16に表示させる。これによって、利用者は計量装置1が設定モードに切り替えられたことを認識することができる。その後利用者が太陽電池13を覆っていた手をどかし、太陽電池13からの電圧が再びV1まで上昇したとしても、計量装置1は設定モードを維持する。
このように、ある特定の操作(上記例においては、設定モードに切り替える操作)を行うために要求される太陽電池13による検出のパターンは、予め設定され、メモリ34に記憶されている。利用者は、太陽電池13に照射されている光を、予め設定された所定のパターン(すなわち、太陽電池13からの電圧がVtを下回った状態で5秒間維持されるパターン)に従って遮ることによって、計量装置1を設定モードに切り替えることができる。
次に、図5から図7までを用いて、設定モードの詳細について説明する。
設定モードでは、図6に示すように、主に目標重量(上下限)の設定(項目1)、ゼロ点調整(項目2)、風袋引きの設定(項目3)及びその他の設定(項目4)を行うことができる。以下では、まずこれらの項目の選択方法を説明し、各項目の詳細については後述する。
計量装置1が設定モードに切り替えられると、CPU33は、「目標重量(上下限)の設定」(項目1)という文字を表示部16に表示させる。この状態で、利用者が太陽電池13を用いて所定の操作(決定操作)を行うと、CPU33は当該項目1を選択(決定)し、目標重量(上下限)の設定を開始する。また、利用者が太陽電池13を用いて所定の操作(項目送り操作)を行うと、CPU33は次の項目(すなわち、「ゼロ点調整」(項目2))を表示部16に表示させる。
ここで「決定操作」とは、図5(a)に示すパターンと略同様に、太陽電池13を手で覆い、当該太陽電池13からの電圧を閾値Vtよりも低い値(例えばV2)まで低下させた状態を約5秒間(本実施形態においては5秒以上10秒未満とする)継続させた後、当該太陽電池13を覆っていた手をどかして太陽電池13からの電圧を再びV1まで上昇させる、というパターンの操作とする。
また「項目送り操作」とは、図5(b)に示すように、太陽電池13を手で覆い、当該太陽電池13からの電圧を閾値Vtよりも低い値(例えばV2)まで低下させた状態を約2秒間(本実施形態においては2秒以上5秒未満とする)継続させた後、当該太陽電池13を覆っていた手をどかして太陽電池13からの電圧を再びV1まで上昇させる、というパターンの操作とする。
表示部16に「ゼロ点調整」(項目2)が表示された状態で、利用者が前記決定操作を行うと、CPU33は当該項目2を選択し、ゼロ点調整を開始する。また、利用者が前記項目送り操作を行うと、CPU33は次の項目(すなわち、「風袋引きの設定」(項目3))を表示部16に表示させる。
同様に、利用者が前記項目送り操作を行うごとに、CPU33は、項目1、項目2、項目3、項目4(「その他の設定」)、項目5(「設定モード終了」)の順に表示部16に表示させる。また、表示部16に項目5が表示された状態で、利用者が前記項目送り操作を行うと、CPU33は再び項目1を表示部16に表示させる。
このように、CPU33は、項目1から項目5までの項目を1つの階層(階層1)とし、利用者が前記項目送り操作を行うごとに階層1内の項目を順に表示部16に表示させる。
次に、「目標重量(上下限)の設定」(項目1)の詳細について説明する。
項目1が選択されると、CPU33は、目標重量(上下限)の設定を開始する。ここで、目標重量(上下限)の設定とは、被計量物の重量の目標となる値(目標重量)を設定することであり、より詳細には、被計量物の目標重量の許容範囲(上限値及び下限値)を設定することである。
項目1が選択されると、CPU33は、まず被計量物の目標重量の上限値の設定を開始する。この場合、CPU33はその旨及び「0」という数値を表示部16に表示させる。
この状態で、利用者が太陽電池13を手で覆い、当該太陽電池13からの電圧を閾値Vtよりも低い値(例えばV2)まで低下させた状態を2秒間継続させると、CPU33は表示部16に表示させた数値を増加させ始める(図7(a)参照)。
CPU33は、太陽電池13からの電圧が閾値Vtを下回った状態で時間が経過するごとに、数値の増加速度(単位時間あたりの数値の増加量)を上昇させる。これによって、大きな値まで数値を素早く増加させることができる。また、利用者が太陽電池13を覆っていた手をどかして太陽電池13からの電圧を再びVtよりも高い値まで上昇させると、CPU33はその時点で前記数値の増加を停止させる。
一方、利用者が太陽電池13を手で覆い、当該太陽電池13からの電圧を閾値Vtよりも低い値(例えばV2)まで低下させた状態を約1秒間(本実施形態においては2秒未満とする)継続させた後、手をどかして太陽電池13からの電圧をVtよりも高い値まで約1秒間上昇させ、再度太陽電池13からの電圧を閾値Vtよりも低い値まで低下させると、CPU33は表示部16に表示させた数値を減少させ始める(図7(b)参照)。利用者が太陽電池13を覆っていた手をどかして太陽電池13からの電圧を再びVtよりも高い値まで上昇させると、CPU33はその時点で前記数値の減少を停止させる。
利用者が太陽電池13を手で覆うことなく、当該太陽電池13からの電圧が閾値Vtより高い値(V1)のまま約5秒間経過すると、CPU33はその時点で表示部16に表示されている数値を、被計量物の目標重量の上限値として設定する。
その後CPU33は、被計量物の目標重量の下限値の設定を開始する。この場合、CPU33はその旨及び「0」という数値を表示部16に表示させる。当該下限値の設定も、上限値の設定と同様の操作で行われる。
このようにして被計量物の目標重量の許容範囲が設定されると、CPU33は計量装置1を設定モードから計量モードに切り替える。この状態で被計量物を計量皿20に載置すると、CPU33は当該被計量物の重量を表示部16に表示すると共に、当該重量が目標重量よりも高い(過量)か低い(軽量)かという情報を表示部16に併せて表示する。利用者は、当該情報を認識することにより、直感的に被計量物の重量を目標重量の許容範囲内となるように調節することができる。
次に、「ゼロ点調整」(項目2)の詳細について説明する。
図6に示す項目2が選択されると、CPU33は、その時点でロードセル14に加えられている荷重が「0」であるものとし、計量装置1を設定モードから計量モードに切り替える。従ってCPU33は、計量モードに切り替えた時点で表示部16に「0」という数値を表示する。このように、ゼロ点調整を行うことで、その時点での荷重が「0」であるものとして計量を行うことが可能となる。
次に、「風袋引きの設定」(項目3)の詳細について説明する。
項目3が選択されると、CPU33は、風袋引きの設定を開始する。ここで、風袋引きの設定とは、風袋引き(被計量物の容器の重量を差し引いて、当該被計量物の正味の重量を計量すること)の際に差し引かれる重量を設定することである。
項目3が選択されると、CPU33は、その旨を表示部16に表示させる。CPU33は、当該表示を行った時点から予め定められた時間(例えば、10秒)が経過した時点でロードセル14に加えられている荷重(重量)が被計量物の容器の重量であるものとして、当該重量をメモリ34に記憶する。従って利用者は、この10秒の間に差し引きたい物(被計量物の容器)を計量皿20に載置し、当該容器の重量をメモリ34に記憶させる。
CPU33は、上記記憶を行った後、計量装置1を設定モードから計量モードに切り替える。この計量モードにおいては、CPU33は上記記憶された重量を差し引いた重量を表示部16に表示する。これによって、当該表示部16には被計量物の容器の重量が差し引かれた正味の重量が表示されることになり、被計量物の計量を行い易くすることができる。
次に、「その他の設定」(項目4)の詳細について説明する。
項目4が選択されると、CPU33は、階層1よりもさらに深い階層(階層2)の項目4−1(「オートオフ時間の設定」)に移行し、当該「オートオフ時間の設定」という文字を表示部16に表示させる。
階層2において、CPU33は前述の階層1と同様に、利用者が前記項目送り操作を行うごとに階層2内の項目(項目4−1、項目4−2(「表示部の明るさの設定」)、項目4−3(「ブザーの設定」)及び項目4−4(「1つ前の階層に戻る」))を順に表示部16に表示させる。
また、利用者が前記決定操作を行うと、CPU33はその時点で表示部16に表示されている項目を選択し、当該項目(設定)を開始する。
ここで、「オートオフ時間の設定」(項目4−1)とは、計量装置1のオートオフ機能(一定時間継続して操作されない場合に自動的に電源を切る機能)が実行されるまでの時間の設定である。
「表示部の明るさの設定」(項目4−2)とは、表示部16の明るさの設定(調節)である。
「ブザーの設定」(項目4−3)とは、計量装置1が有するブザー(不図示)を使用するか否かの設定である。
上記項目4−1から項目4−3においては、詳細な説明は省略するが、階層1の各項目と同様に利用者が予め定められた所定のパターンで太陽電池13を操作(手で覆ったり、その手をどかしたり)することによって、それぞれの項目の設定を行うことができる。
また、上記項目4−4が選択されると、CPU33は1つ前の階層(階層1)に移行し、再び項目1を表示部16に表示させる。このように、利用者は階層1の項目4又は階層2の項目4−4を選択することによって、階層1と階層2の間を任意に移行することができる。
次に、階層1の「設定モード終了」(項目5)の詳細について説明する。
項目5が選択されると、CPU33は、計量装置1のモードを設定モードから計量モードに切り替える。すなわち、利用者は項目5を選択することで、設定モードを終了させて被計量物の重量を計量することが可能となる。
以上の如く、本実施形態に係る計量装置1は、計量皿20(載置部)に載置された被計量物の重量を計量する計量装置1であって、利用者による操作を検出する太陽電池13(非接触式の検出手段)と、太陽電池13による検出に基づいて設定操作を行うCPU33(制御手段)と、を具備するものである。
このように構成することにより、利用者は直接計量装置1に触れることなく容易に設定操作を行うことができる。すなわち、限られた範囲に複数配置された操作キーを押圧して設定操作する場合に比べて、誤操作の発生を抑制することができる。また、直接計量装置1に触れる必要がないため、厨房などの手で食品を扱う場所では、当該計量装置1を衛生的に利用することができる。
また、CPU33は、予め設定された所定のパターンが太陽電池13により検出された場合に、前記設定操作を行うものである。
このように、所定のパターンを設定しておくことによって、太陽電池13による誤操作を防止することができる。
特に、自然に発生し難いパターンを設定しておくことで、誤操作をより効果的に防止することができる。例えば、太陽電池13からの電圧がVtを下回った状態を所定時間以上維持するようなパターン(例えば、図5(a)参照)を予め設定しておくことによって、計量装置1付近を人が通過する際に瞬間的に太陽電池13に照射される光を遮ってしまう場合に誤操作が発生するのを防止することができる。また、太陽電池13からの電圧がVtを下回る状態と上回る状態とを組み合わせたより複雑なパターン(例えば、図7(b)参照)を予め設定しておくことによって、より効果的に太陽電池13による誤操作を防止することができる。
また、前記設定操作には、前記被計量物の重量を計量する計量モード及び各種の設定を行う設定モードの2つのモードを切り替える操作、ゼロ点を調整する操作、前記被計量物の目標重量を設定する操作、及び風袋引きを設定する操作が含まれるものである。
このように、誤操作の発生し易いと考えられる複雑な設定操作を太陽電池13を用いて行うことによって、より効果的に誤操作の発生を抑制することができる。
また、計量装置1は、非接触式の検出手段として、電力供給源として用いられる太陽電池13を用いるものである。
このように構成することにより、太陽電池13によって非接触式の検出手段と電力供給源とを兼用することができ、部品点数及び部品コストの削減を図ることができる。特に本実施形態に係る太陽電池13は補助的な電力供給源であるため、通常時(乾電池12の残量が十分である場合)に当該太陽電池13に照射される光を遮っても、計量装置1の動作に悪影響を及ぼすことがない。
なお、本実施形態においては、図1及び図2に示したように、厨房等で利用される比較的小型の計量装置1を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、種々の計量装置(非接触式の検出手段を用いて操作可能な電子秤)に適用することが可能である。
また、本実施形態においては、非接触式の検出手段として太陽電池13を用いるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、赤外線センサ、超音波センサ、近接センサ等の各種の非接触式センサや、音声入力手段など、直接接触することなく利用者の操作を検出することができるものを用いることが可能である。
また、本実施形態においては、計量装置1は2つのモード(計量モード及び設定モード)を有するものとしたが、3つ以上のモードを有するものであっても良い。
また、本実施形態においては、設定モードにおいて各種項目(項目1から項目4まで、並びに項目4−1から項目4−3まで)を設定するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、計量モードにおいて所定のパターンで太陽電池13に照射される光を遮ることによって、モードを切り替えることなく、直接上記各種項目を設定する構成とすることも可能である。
また、本実施形態においては、特定の操作キー15を操作することによって計量装置1の電源がオンに切り替えられるものとしたが、当該電源をオン(又はオフ(切))に切り替えるための操作を太陽電池13を用いて行う構成とすることも可能である。
また、閾値Vtは通常時の電圧V1に対して所定の割合(本実施形態においては、50(%))に設定されるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、通常時の電圧V1よりも一定の値だけ小さい値に設定することや、通常時の電圧V1にかかわらず一定の値に設定することも可能である。
また、本実施形態においては、計量装置1の設定に関する項目として階層1(項目1から項目5まで)及び階層2(項目4−1から項目4−4まで)の各項目を例示したが、本発明はこれに限るものではなく、任意の項目を任意の順に設けることが可能である。また、階層の深さも本実施形態の如く2段階(階層1及び階層2)に限るものではなく、3段階以上の階層の深さとすることも可能である。
また、本実施形態においては、筐体11の前面の左右両端部近傍にそれぞれ配置された2つの太陽電池13からの電圧をまとめて1つの第二電圧検出ICで検出するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、2つの太陽電池13それぞれの電圧を個別に検出する構成とすることも可能である。この場合、2つの太陽電池13の電圧を組み合わせた検出のパターンを設定することも可能である。
また、計量装置1に、太陽電池13以外にも非接触式の検出手段を設けて、これら複数の検出手段を組み合わせた検出のパターンを設定することも可能である。
また、太陽電池13と接触式の検出手段(例えば、操作キー15)とを組み合わせて計量装置1の設定操作を行う構成とすることも可能である。
さらに、当該接触式の検出手段として、被計量物が載置される計量皿20を用いる構成とすることも可能である。すなわち、計量皿20を押し下げたり引き上げたりする操作と、太陽電池13を用いた操作と、を組み合わせることも可能である。このように、計量皿20を当該接触式の検出手段としても兼用することで、別途検出手段を設ける必要がなく、部品コストの削減を図ることができると共に、計量皿20は比較的大きく操作し易いため、操作性の向上を図ることができる。
なお、計量皿20を接触式の検出手段として用いる場合、通常の被計量物の計量作業と、計量装置1の設定操作と、を区別するために、計量皿20を予め定められた操作パターンで操作(押し下げたり引き上げたりする操作)した場合にのみ計量装置1の設定操作が可能となる等の、誤作動防止の機能を設けることが望ましい。
また、本実施形態においては、計量装置1は操作キー15を有する構成としたが、全ての操作を太陽電池13を用いて行うものとして、当該操作キー15を廃止することも可能である。
また、本実施形態では、利用者が太陽電池13を予め設定された所定のパターンに従って操作する(光を遮る)ことで、各種の設定操作を行うことができるものとしたが、当該所定のパターンは厳密なものではなく、ある程度の許容範囲を有するように設定されることが望ましい。
例えば、太陽電池13からの電圧が閾値Vtを下回った状態で5秒間だけ維持するものと設定するのではなく、5秒以上10秒未満の間維持するものと設定する。この場合、利用者が太陽電池13に照射される光を遮り、電圧が閾値Vtを下回ってから5秒以上10秒未満の間に再び電圧を閾値Vtより大きい値まで増加させた場合、CPU33は当該検出のパターンが予め設定された所定のパターンと一致したものとして、設定操作を行う。このように、ある程度の許容範囲(上記の例では5秒以上10秒未満の時間範囲)を設けることで、利用者による操作が容易となる。
1 計量装置
10 本体部
12 乾電池
13 太陽電池(非接触式の検出手段)
14 ロードセル
16 表示部
17 制御基板
20 計量皿(載置部)
33 CPU(制御手段)
35 第一電圧検出IC
36 第二電圧検出IC

Claims (4)

  1. 載置部に載置された被計量物の重量を計量する計量装置であって、
    利用者による操作を検出する非接触式の検出手段と、
    前記非接触式の検出手段による検出に基づいて設定操作を行う制御手段と、
    を具備することを特徴とする計量装置。
  2. 前記制御手段は、
    予め設定された所定のパターンが前記非接触式の検出手段により検出された場合に、前記設定操作を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記設定操作には、
    前記被計量物の重量を計量する計量モード及び各種の設定を行う設定モードを含む、少なくとも2つのモードを切り替える操作、
    ゼロ点を調整する操作、
    前記被計量物の目標重量を設定する操作、
    又は風袋引きを設定する操作のうち、
    少なくとも1つの操作が含まれることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の計量装置。
  4. 前記非接触式の検出手段として、
    電力供給源として用いられる太陽電池を用いることを特徴とする、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の計量装置。
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