JP2014161920A - 工具箱及び重量変化判定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】重量の測定精度を向上させて、工具類の置き忘れや、お客様先の備品類の誤った持ち帰りを防ぐことができる工具箱を提供すること。
【解決手段】ケース2と、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサ10と、前記複数の重量センサ上に設置された中敷板3と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置12と、を備え、前記制御装置は、前記複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部12aと、算出された重量を記憶する記憶部12bと、を有し、前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する。
【選択図】図2
【解決手段】ケース2と、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサ10と、前記複数の重量センサ上に設置された中敷板3と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置12と、を備え、前記制御装置は、前記複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部12aと、算出された重量を記憶する記憶部12bと、を有し、前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、工具箱及び重量変化判定方法に関する。
従年、お客様先で、パソコンやコンピュータ、情報通信機器等のメンテナンス(保守、修理、予防処置、定期保守等)作業を行う際、必要な工具類(工具箱に入るもの全てを含む)を工具箱に入れ、お客様先へ移動し、作業を実施していた。作業が終了すると、使用した工具類を工具箱に戻し帰社していた。ところが、作業に没頭するあまり、使用した工具類をお客様先に置き忘れしたり、お客様先の備品類を誤って工具箱に入れて持ち帰ることがあった。置き忘れした工具類をお客様先に取りに戻ったり、誤って工具箱に入れて持ち帰ったお客様先の備品類を返却しに行ったりして、無駄が発生することがあった。場合によっては、お客様先のコンピュータ内部に工具類を置き忘れすると、故障の原因になる可能性もある。
そこで、このような工具類の置き忘れや、お客様先の備品類の誤った持ち帰りを防ぐツールとして、従来においては、例えば、外箱および内箱から成る二重構造であって、上記の外箱と内箱との間に内箱および内箱に収納された工具の重量を検出する重量検知手段を設けた工具箱がある(例えば、特許文献1参照)。
以下の分析は、本願発明者により与えられる。
しかしながら、従来の工具箱では、重量検知手段が内箱を底面中央の一箇所で支える構造となっているので、内箱の中の工具の片寄った配置により、重量検知手段の重量検出値が小さくなり、重量の測定精度が低下してしまう。
本発明の主な課題は、重量の測定精度を向上させて、工具類の置き忘れや、お客様先の備品類の誤った持ち帰りを防ぐことができる工具箱及び重量変化判定方法を提供することである。
本発明の第1の視点においては、工具箱において、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、前記ケース内にて前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部と、算出された重量を記憶する記憶部と、を有し、前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする。
本発明の第2の視点においては、工具箱において、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の支点部材と、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の重量センサと、前記ケース内にて前記1又は複数の支点部材及び前記1又は複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部と、算出された重量を記憶する記憶部と、を有し、前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする。
本発明の第3の視点においては、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、前記ケース内にて前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備える工具箱を用いて、前記中敷板上の物品の重量の変化を判定する重量変化判定方法であって、前記制御装置において、前記複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、算出された前記合計値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出する工程と、前記制御装置において、第1時点で算出された第1重量と、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、工具箱に工具類を入れて客先等へ持ち込み、作業終了後、工具箱を持ち帰る際、作業前と作業後の工具箱の中身の違いを、判別し、告知することにより、工具類の置き忘れ(工具箱へのしまい忘れ、お客様先への置き忘れ)や、お客様先の備品類の誤った持ち帰りを防止することができる。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る工具箱について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図2は、本発明の実施形態1に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
本発明の実施形態1に係る工具箱について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図2は、本発明の実施形態1に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
工具箱1は、ケース2内に工具類5を入れてお客様先へ持ち込み、作業終了後、持ち帰る際、お客様先での工具類5の置き忘れがないか(ケース2内の工具類5が揃っているか、工具類5のしまい忘れがないか)、お客様先の備品類の誤った持ち帰りがないか、確認することができる機能を有する工具箱である。工具箱1は、複数の重量センサ10を用いて、ケース2内の中敷板3上のものの重量を測定し、正確な総重量を算出し、作業前(持ち込み時)と作業後(持ち帰り時)の中敷板3上のものの重量の差から、工具類5の置き忘れや、備品類の誤った持ち帰りの有無を判断する機能を有する。そのような機能を実現するために、工具箱1は、ケース2と、中敷板3と、重量センサ10と、重量センサアンプ11と、制御装置12と、を有する。なお、工具類5は、工具だけでなく工具箱1に入るもの全てを含むものとする。
ケース2は、工具類5を収容する箱体である。ケース2は、下ケース2aと上ケース2bとに別れており、下ケース2aと上ケース2bとがヒンジ2cを介して回動可能に接続された構成となっている。下ケース2aは、上ケース2b側が開口したケースである。下ケース2aの内側の底面上には、支点となる複数の重量センサ10を介して中敷板3が配置されている。上ケース2bは、下ケース2a側が開口したケースである。上ケース2bには、複数の重量センサアンプ11、及び、制御装置12が実装されている。上ケース2bの外側の面には、制御装置12の表示部12dが見えるように配置されている。
中敷板3は、ケース2内の工具類5を乗せるための板状の部材である。中敷板3は、下ケース2aの内側の底面上にて、支点となる複数の重量センサ10を介して設置されている。中敷板3は、所定以上の剛性を有し、中敷板3上に乗っているものの重量によって所定以上撓まないように材質、厚さなどが設定される。中敷板3は、剛性不足の撓みにより重量センサ10と接触する部分以外の部分が下ケース2aの底面に接さず、正確な重量計測に影響を与えないものであればよい。
重量センサ10は、重量を検出するセンサである。重量センサ10は、中敷板3とケース2の内側の底面との間にて、2箇所以上(図1では3箇所)設置されている。ここで、面は3点あれば面が決定するので、重量センサ10は、3箇所に設置されていてもよく、中敷板3の四隅の4箇所に設置されていてもよい。重量センサ10は、中敷板3を支持する支点を兼ねる。重量センサ10は、自身の上に配置されたものの重量に相当する信号を出力する。重量センサ10は、対応する重量センサアンプ11と電気的に接続されている。重量センサ10には、例えば、ロードセル、圧電素子、その他の重量や圧力を検出することが可能なセンサを用いることができる。重量センサ10には、弾性体の伸縮率を計測して、弾性体(圧縮ばね、引張ばねのどちらでも可)のばね係数から重量を求めるものを用いることができる。
重量センサアンプ11は、重量センサ10からの電気信号(微弱な起電力や電圧)を増幅し、重量値を表す信号にする増幅器である。重量センサアンプ11は、対応する重量センサ10と電気的に接続されており、制御装置12に電気的に接続されている。重量センサアンプ11は、重量値を表す信号を制御装置12に向けて出力する。
制御装置12は、所定のプログラムを実行することによって所定の情報処理を行うコンピュータ機能を有する装置である。制御装置12は、複数の重量センサアンプ11と電気的に接続されている。制御装置12は、制御部12aと、記憶部12bと、入力部12cと、表示部12dと、を有する。
制御部12aは、所定の情報処理を行う機能部である。制御部12aは、重量センサアンプ11、記憶部12b、入力部12c、及び、表示部12dと電気的に接続されている。制御部12aは、入力部12cからの指示により、中敷板3上の物品の重量の測定、演算を実施する。制御部12aは、作業前に測定、演算された第1重量を記憶部12bに記憶させる。制御部12aは、作業前(持ち込み時)に測定、算出された中敷板3上の工具類5の重量(第1重量;記憶部12bに記憶されたもの)と、作業後(持ち帰り時)に測定、算出された中敷板3上の物品の重量(第2重量)とを比較し、比較結果に基づいて、工具類の置き忘れや、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する機能を有する。制御部12aは、表示部12dにて入力画面、判定画面等の画面を表示させる機能を有する。
記憶部12bは、重量などの所定の情報を記憶する機能部である。
入力部12cは、所定の情報を入力、選択するための機能部である。入力部12cには、例えば、キーボタン、タッチパネル等を用いることができる。入力部12cは、ユーザの操作により、中敷板3上の物品の重量の測定、演算を、制御部12aに対して指示する。入力部12cは、ユーザの操作により、記憶部12bに記憶された第1重量(作業前に測定、算出された中敷板3上の工具類5の重量)と、第2重量(作業後に測定、算出された中敷板3上の物品の重量)との比較を、制御部12aに対して指示する。
表示部12dは、所定の情報を表示する機能部である。表示部12dは、制御部12aにより、例えば、比較結果、判定結果(工具類の置き忘れや、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無)等を表示する。表示部12dには、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(electroluminescence)等のディスプレイを用いることができる。なお、表示部12dは、LED(Light Emitting Diode)でもよく、LEDの点灯/消灯で判定結果等がわかるようにしてもよい。また、表示部12dの代わりに、又は、併用して、所定の情報を告知する手段として、所定の情報を音声で知らせるスピーカや、所定の情報を所定の端末等に送信する送信部を用いてもよい。
以上のような工具箱1において、中敷板3上の工具類5の重量の測定、演算は、例えば、複数個ある各重量センサ10で部分重量を測定し、各重量センサ10で測定された部分重量の合計(中敷板3及び物品の重量)から中敷板3の重量を差し引いて演算される。このような測定、演算は、電源を入れているときは、常時測定していてもよい。
次に、本発明の実施形態1に係る工具箱の動作について図面を用いて説明する。図3は、本発明の実施形態1に係る工具箱の動作を模式的に示したフローチャート図である。
まず、作業前に、ユーザの操作により、入力部12cから中敷板3上の工具類5の重量の測定、演算を、制御部12aに対して指示することで、制御部12aは、各重量センサ10を用いて作業前の中敷板3上の工具類5の重量(第1重量)を測定、演算し、演算された第1重量を記憶部12bに記憶させる(ステップA1)。
作業後、持ち帰る際に、ユーザの操作により、入力部12cから中敷板3上の工具類5の重量の測定、演算を、制御部12aに対して指示することで、制御部12aは、各重量センサ10を用いて作業後の中敷板3上の工具類5の重量(第2重量)を測定、演算する(ステップA2)。
次に、ユーザの操作により、入力部12cからの第1重量と第2重量との比較を、制御部12aに対して指示することで(当該指示を省略しても可)、制御部12aは、記憶部12bに記憶された第1重量と、算出された第2重量とが同じである(又は、誤差が所定の範囲内)か否かを判定する(ステップA3)。第1重量と第2重量とが同じでない場合(ステップA3のNO)、ステップA5に進む。
第1重量と第2重量とが同じである場合(ステップA3のYES)、制御部12aは、工具類の置き忘れなし、かつ、お客様先の備品類の誤った持ち帰りがないと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップA4)、終了する。
第1重量と第2重量とが同じでない場合(ステップA3のNO)、制御部12aは、第2重量が第1重量より小さいか否かを判定する(ステップA5)。
第2重量が第1重量より小さい場合(ステップA5のYES)、制御部12aは、工具類5の置き忘れありと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップA6)、終了する。
第2重量が第1重量より大きい場合(ステップA5のNO)、制御部12aは、お客様先の備品類の誤った持ち帰りありと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップA7)、終了する。
実施形態1によれば、作業前の予め決められた工具類5が収容された工具箱1から作業のために工具類5を取り出し、作業後に工具類5を工具箱1に戻すが、その際、工具類5の置き忘れ(工具類5の工具箱1へのしまい忘れ、お客様先への置き忘れ)や、お客様先の備品類の誤った持ち帰りを防止することができる。その理由は、作業前の所定の工具類5が入っているときの第1重量を予め測定しておき、その後、作業等で工具箱1から工具類5を取り出し収納した後に第2重量を測定し、両方の重量を比較し、違いを検出し、告知(表示等)することができるためである。
また、実施形態1によれば、2つ以上の重量センサ10をケース2内の底面に配置することによって、ケース2内の重量の片寄に起因する重量の測定誤差は、引用文献1に記載された発明のように1箇所のみに重量センサを設ける場合と比較して小さい。それは、1箇所の支点のみに重量センサを設けると、重量センサが設置されていない領域で重量の一部を受け、重量の検出値が小さくなってしまうからである。2箇所以上設けることにより、この誤差を減らすことができ、3箇所以上設け、重量検出手段が設置されていない箇所が、重量の一部を受けることのないように、重量センサ10を配置すると、上記の誤差はなくなる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2に係る工具箱について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図5は、本発明の実施形態2に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
本発明の実施形態2に係る工具箱について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図5は、本発明の実施形態2に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態2は、実施形態1の変形例であり、中敷板3を支持する複数個所の支点の全部ではなく一部(図4では3つの支点のうち2つ。1つでも可)を重量センサ10とし、残りの支点(図4では1つ)を支点部材4としたものである。支点部材4は、中敷板3とケース2の内側の底面との間に配された、中敷板3の支点となるブロック状の部材である。その他の構成、動作は、実施形態1と同様である。
以上のような工具箱1において、中敷板3上の工具類5の重量の測定、算出は、例えば、複数個ある各重量センサ10で部分重量を測定し、各重量センサ10で測定された部分重量の平均値(重量センサ10が1つの場合はその測定値)に支点の個数をかけた乗算値から中敷板3の重量を差し引いて算出される。例えば、支点が3箇所あり、3箇所の支点のうち1箇所が重量センサ10である場合、1つの重量センサ10当たり全体重量(中敷板3及び物品の全体重量)の3分の1がかかるため、全体重量は重量センサ10で検出された部分重量の3倍と算出できる。また、図4のように支点が3箇所あり、3箇所の支点のうち2箇所が重量センサ10である場合、1つの重量センサ10当たり全体重量(中敷板3及び物品の全体重量)の3分の1がかかるため、全体重量は2箇所の重量センサ10で検出された部分重量の平均値の3倍とすることで算出できる。複数個所の支点のうち2箇所以上に重量センサ10を配置することにより、ケース2内の工具類5の重量が均一に掛かっていない場合であっても、1つの重量センサより正確に全体重量を推定できる。つまり、各支点や重量センサ10にかかる重量のばらつきを、2つ以上の重量センサ10で平均化するからである。
実施形態2によれば、実施形態1と同様な効果を奏するとともに、重量センサ10及び重量センサアンプ11の数を削減できるので、実施形態1よりもコストダウンすることができる。
[実施形態3]
本発明の実施形態3に係る工具箱について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態3に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図7は、本発明の実施形態3に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
本発明の実施形態3に係る工具箱について図面を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態3に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図7は、本発明の実施形態3に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態3は、実施形態2の変形例であり、重量センサ10で重量を測定、算出するのに加え、光学手段(図6の20、21、22)を用いて、ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分した部分空間間の重量比を測定、算出し、算出された重量及び重量比に基づいて中敷板3上の工具類5の重量を算出するようにしたものである。
実施形態3に係る工具箱1では、実施形態2に係る工具箱(図4の1)と同様に、ケース2と、中敷板3と、支点部材4と、重量センサ10と、重量センサアンプ11と、制御装置12と、を備えるとともに、さらに、光学手段として、光源20と、受光素子21と、受光素子アンプ22と、を備えている。図6では、ケース2内の中敷板3上の空間において、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間と、の2つの部分空間に区分されている。
光源20は、光を出力する出力部である。光源20には、例えば、LED等のように、発光源から出た光を平行に出力するレンズを有するものを用いることができる。光源20は、制御装置12に電気的に接続されている。光源20は、下ケース2aの内側の壁面の所定の位置(ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分した所定の部分空間を向く位置)に設置されている。光源20は、下ケース2aの内側の対向する壁面に設置された受光素子21へ光を送る。光源20は、下ケース2aの内側の壁面の複数箇所に設置され、図6では、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間を向く位置と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間を向く位置との2箇所に設置されている。
受光素子21は、対応する光源20から出力された光を受けて電気信号に変換するセンサ部である。受光素子21は、受光素子アンプ22と電気的に接続されている。受光素子21は、下ケース2aの内側の壁面の所定の位置(ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分した所定の部分空間を向く位置)に設置されている。受光素子21は、下ケース2aの内側の対向する壁面に設置された光源20からの光を受ける。受光素子21は、光源20に対応して、下ケース2aの内側の壁面の複数箇所に設置され、図6では、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間を向く位置と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間を向く位置との2箇所に設置されている。
なお、光源20及び受光素子21の高さは、工具箱1に、標準的な、あるいは、規定の工具類5が所定数入れられた場合、工具類5の上面より低いことが望ましい。
受光素子アンプ22は、対応する受光素子21からの電気信号を増幅し、充填率(ケース2内の中敷板3上の区分された部分空間の充填率)を表す信号にする増幅器である。受光素子アンプ22は、対応する受光素子21と電気的に接続されており、制御装置12に電気的に接続されている。なお、受光素子アンプ22は、重量センサアンプ11と合体し、一つのアンプで、多チャンネルで使用してもよい。なお、制御装置12の制御部12aは、受光素子アンプ22からの信号を用いて情報処理する機能を有する。
その他の構成は、実施形態2と同様である。
以上のような工具箱1において、中敷板3上の工具類5の重量の測定、算出は、例えば、各重量センサ10で部分重量(ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分した部分空間のうち所定の部分空間の中敷板3及び物品の重量)を測定し、各重量センサ10で測定された部分重量の合計値(重量センサ10が1つの場合は測定された部分重量)を算出し、各受光素子21で対応する光源20からの光を受光することにより光量(ケース2内の中敷板3上の区分された部分空間の充填率(空隙率としても可)を折り込んだ減衰した光量)を測定し、各受光素子21で測定された光量に基づいて中敷板3上の空間を複数に区分した各部分空間間の重量比(=充填率比)を算出し、算出された部分重量の合計値と重量比に基づいて中敷板3及び工具類5の重量を算出し、中敷板3の重量を差し引いて算出される。なお、受光素子21で受光した光量が大きい場合は、充填率が小さい(空隙率が大きい)、すなわち、工具類5が少ないことを意味し、光量が小さい場合は、充填率が大きい(空隙率が小さい)、すなわち、工具類5が多いことを意味する。また、各部分空間間の重量比の算出では、予め、実験的に光量比と重量比との対応関係を求めて、記憶部12bにこの対応関係を記憶しておき、記憶された対応関係を用いて算出してもよく、また、実験から求めた実験式で算出できる、実験で求めた計測値間の表を予め作成し、表に無い測定値間の値は、補間や按分、で値を求めるようにしてもよい。
例えば、ケース2内の中敷板3上の空間を、図6のように、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間と、の2つの部分空間に区分したときに、各部分空間に対応する受光素子21で測定された光量(光が工具類5に当たって減衰した光量)から第1部分空間の充填率と第2部分空間の充填率との比(充填率比=重量比)を算出し、第1部分空間と第2部分空間との重量比が1:2となった場合、第1部分空間の部分重量(各重量センサ10で測定された部分重量の合計値)の2倍の部分重量が第2部分空間に存在することになるので、中敷板3及び工具類5の重量は第1部分空間の部分重量(各重量センサ10で測定された重量の合計値)を3倍にすることで算出でき、算出された中敷板3及び工具類5の重量から中敷板3の重量(定数)を差し引くことで中敷板3上の工具類5の重量を算出できる。
次に、本発明の実施形態3に係る工具箱の動作について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施形態3に係る工具箱の動作を模式的に示したフローチャート図である。
まず、作業前に、ユーザの操作により、入力部12cから中敷板3上の工具類5の重量の測定、演算を、制御部12aに対して指示することで、制御部12aは、各重量センサ10を用いて作業前の第1部分空間(図6のケース2内の中敷板3上の空間を2つに区分した部分空間のうち2つの重量センサ10が配された側の部分空間)での部分重量(第1部分重量;2つの各重量センサ10での部分重量の合計値)を測定、演算する(ステップB1)。
次に、制御部12aは、第1部分空間及び第2部分空間(図6のケース2内の中敷板3上の空間を2つに区分した部分空間のうち2つの支点部材4が配された側の部分空間)の各部分空間に対応する受光素子21で測定された光量を用いて、作業前の第1部分空間の充填率と第2部分空間の充填率との比(充填率比=重量比;第1重量比)を測定、算出する(ステップB2)。
次に、制御部12aは、算出された第1部分重量及び第1重量比に基づいて中敷板3上の工具類5の重量(第1重量)を算出し、演算された第1重量を記憶部12bに記憶させる(ステップB3)。
作業後に、持ち帰る際に、ユーザの操作により、入力部12cから中敷板3上の工具類5の重量の測定、演算を、制御部12aに対して指示することで、制御部12aは、各重量センサ10を用いて作業後の第1部分空間での部分重量(第2部分重量;2つの各重量センサ10での部分重量の合計値)を測定、演算する(ステップB4)。
次に、制御部12aは、第1部分空間及び第2部分空間の各部分空間に対応する受光素子21で測定された光量を用いて、作業後の第1部分空間の充填率と第2部分空間の充填率との比(充填率比=重量比;第2重量比)を測定、算出する(ステップB5)。
次に、制御部12aは、算出された第2部分重量及び第2重量比に基づいて中敷板3上の工具類5の重量(第2重量)を算出する(ステップB6)。
次に、ユーザの操作により、入力部12cからの第1重量と第2重量との比較を、制御部12aに対して指示することで(当該指示を省略しても可)、制御部12aは、記憶部12bに記憶された第1重量と、算出された第2重量とが同じである(又は、誤差が所定の範囲内)か否かを判定する(ステップB7)。第1重量と第2重量とが同じでない場合(ステップB7のNO)、ステップB9に進む。
第1重量と第2重量とが同じである場合(ステップB7のYES)、制御部12aは、工具類の置き忘れなし、かつ、お客様先の備品類の誤った持ち帰りがないと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップB8)、終了する。
第1重量と第2重量とが同じでない場合(ステップB7のNO)、制御部12aは、第2重量が第1重量より小さいか否かを判定する(ステップB9)。
第2重量が第1重量より小さい場合(ステップB9のYES)、制御部12aは、工具類5の置き忘れありと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップB10)、終了する。
第2重量が第1重量より大きい場合(ステップB9のNO)、制御部12aは、お客様先の備品類の誤った持ち帰りありと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップB11)、終了する。
実施形態3によれば、実施形態2と同様な効果を奏するとともに、工具箱1内で工具類5の重量分布に偏りがあった場合でも、中敷板3の複数の支点のうち一部のみ重量センサ10としても、例えば、図6のように長方形上の4隅の内の2つが重量センサ10であった場合でも、より正確に、中敷板3上の工具類5の重量を測定、算出できる。
[実施形態4]
本発明の実施形態4に係る工具箱について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施形態4に係る工具箱の動作を模式的に示したフローチャート図である。
本発明の実施形態4に係る工具箱について図面を用いて説明する。図9は、本発明の実施形態4に係る工具箱の動作を模式的に示したフローチャート図である。
実施形態4は、実施形態3の変形例であり、光学手段(図6の20、21、22)を用いて、ケース2内の中敷板3上の空間における工具類5の充填率(空隙率でも可)を測定、算出し、作業前の第1充填率と作業後の第2充填率とを比較して、工具類5の置き忘れの有無や、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定できるようにしたものである。なお、実施形態4に係る工具箱の構成は、実施形態3に係る工具箱の構成(図6、図7参照)と同様である。実施形態4に係る工具箱の動作は、実施形態3に係る工具箱の動作(図8参照)に加え、以下のような動作を行う。なお、実施形態4に係る工具箱の構成については、図7を参照されたい。
まず、作業前に、ユーザの操作により、入力部12cからケース2内の中敷板3上の空間における工具類5の充填率の測定、演算を、制御部12aに対して指示することで、制御部12aは、各光学手段(図7の20、21、22)を用いて作業前のケース2内の中敷板3上の空間における工具類5の充填率(第1充填率)を測定、演算し、演算された第1充填率を記憶部12bに記憶させる(ステップC1)。
作業後、持ち帰る際に、ユーザの操作により、入力部12cからケース2内の中敷板3上の空間における工具類5の充填率の測定、演算を、制御部12aに対して指示することで、制御部12aは、各光学手段(図7の20、21、22)を用いて作業後のケース2内の中敷板3上の空間における工具類5の充填率(第2充填率)を測定、演算する(ステップC2)。
次に、ユーザの操作により、入力部12cからの第1充填率と第2充填率との比較を、制御部12aに対して指示することで(当該指示を省略しても可)、制御部12aは、記憶部12bに記憶された第1充填率と、算出された第2充填率とが同じ(誤差が所定の範囲内)であるか否かを判定する(ステップC3)。第1充填率と第2充填率とが同じでない場合(ステップC3のNO)、ステップC5に進む。なお、ステップC3では、充填率の許容誤差の範囲を重量の許容誤差の範囲よりも広く設定する。
第1充填率と第2充填率とが同じである場合(ステップC3のYES)、制御部12aは、工具類の置き忘れなし、かつ、お客様先の備品類の誤った持ち帰りがないと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップC4)、終了する。
第1充填率と第2充填率とが同じでない場合(ステップC3のNO)、制御部12aは、第2重量が第1重量より小さいか否かを判定する(ステップC5)。
第2充填率が第1充填率より小さい場合(ステップC5のYES)、制御部12aは、工具類5の置き忘れありと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップC6)、終了する。
第2充填率が第1充填率より大きい場合(ステップC5のNO)、制御部12aは、お客様先の備品類の誤った持ち帰りありと判定し、その判定内容を表示部12dに表示させ(ステップC7)、終了する。
なお、実施形態4は、実施形態1、2に応用してもよい。
実施形態4によれば、実施形態3と同様な効果を奏する。
[実施形態5]
本発明の実施形態5に係る工具箱について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施形態5に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図11は、本発明の実施形態6に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
本発明の実施形態5に係る工具箱について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施形態5に係る工具箱の構成を模式的に示した斜視図である。図11は、本発明の実施形態6に係る工具箱の構成を模式的に示したブロック図である。
実施形態5は、実施形態3、4の変形例であり、重量比や充填率(空隙率でも可)を測定、算出するための手段として光学手段(図7の20、21、22)を用いる代わりに音響手段(図10の30、31、32)を用いたものである。
実施形態5に係る工具箱1では、実施形態3に係る工具箱(図6の1)と同様に、ケース2と、中敷板3と、支点部材4と、重量センサ10と、重量センサアンプ11と、制御装置12と、を備えるとともに、さらに、音響手段として、スピーカ30と、マイク31と、マイクアンプ32と、を備えている。図10では、ケース2内の中敷板3上の空間において、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間と、の2つの部分空間に区分されている。
スピーカ30は、音を出力する出力部である。スピーカ30には、例えば、音を鳴動させる発信機を用いることができる。スピーカ30は、制御装置12に電気的に接続されている。スピーカ30は、下ケース2aの内側の壁面の所定の位置(ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分した所定の部分空間を向く位置)に設置されている。スピーカ30は、下ケース2aの内側の対向する壁面に設置されたマイク31へ音を送る。スピーカ30は、下ケース2aの内側の壁面の複数箇所に設置され、図6では、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間を向く位置と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間を向く位置との2箇所に設置されている。
マイク31は、対応するスピーカ30から出力された音を受けて電気信号に変換するセンサ部である。マイク31は、マイクアンプ32と電気的に接続されている。マイク31は、下ケース2aの内側の壁面の所定の位置(ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分した所定の部分空間を向く位置)に設置されている。マイク31は、下ケース2aの内側の対向する壁面に設置されたスピーカ30からの音を受ける。マイク31は、受音した電気信号の出力値を時間平均する回路、あるいは、デジタル化して平均をとる回路を有することが好ましい。マイク31は、スピーカ30に対応して、下ケース2aの内側の壁面の複数箇所に設置され、図6では、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間を向く位置と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間を向く位置との2箇所に設置されている。
なお、光源20及び受光素子21の高さは、工具箱1に、標準的な、あるいは、規定の工具類5が所定数入れられた場合、工具類5の上面より低いことが望ましい。
マイクアンプ32は、対応する受光素子21からの電気信号を増幅し、充填率(ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分された部分空間の充填率)を表す信号にする増幅器である。マイクアンプ32は、対応するマイク31と電気的に接続されており、制御装置12に電気的に接続されている。なお、マイクアンプ32は、重量センサアンプ11と合体し、一つのアンプで、多チャンネルで使用してもよい。なお、制御装置12の制御部12aは、マイクアンプ32からの信号を用いて情報処理する機能を有する。
その他の構成及び動作は、実施形態3、4と同様である。
以上のような工具箱1において、中敷板3上の工具類5の重量の測定、算出は、例えば、各重量センサ10で部分重量(ケース2内の中敷板3上の空間を複数に区分した部分空間のうち所定の部分空間の中敷板3及び物品の重量)を測定し、各重量センサ10で測定された部分重量の合計値(重量センサ10が1つの場合は測定された部分重量)を算出し、各マイク31で対応するスピーカ30からの音を受けることにより音量(ケース2内の中敷板3上の区分された部分空間の充填率(空隙率としても可)を折り込んだ減衰した音量)を測定し、各マイク31で測定された音量に基づいて中敷板3上の空間を複数に区分した各部分空間間の重量比(=充填率比)を算出し、算出された部分重量の合計値と重量比に基づいて中敷板3及び工具類5の重量を算出し、中敷板3の重量を差し引いて算出される。なお、マイク31で受音した音量が大きい場合は、充填率が小さい(空隙率が大きい)、すなわち、工具類5が少ないことを意味し、音量が小さい場合は、充填率が大きい(空隙率が小さい)、すなわち、工具類5が多いことを意味する。また、各部分空間間の重量比の算出では、予め、実験的に音量比と重量比との対応関係を求めて、記憶部12bにこの対応関係を記憶しておき、記憶された対応関係を用いて算出してもよく、また、実験から求めた実験式で算出できる、実験で求めた計測値間の表を予め作成し、表に無い測定値間の値は、補間や按分、で値を求めるようにしてもよい。
例えば、ケース2内の中敷板3上の空間を、図10のように、2つの重量センサ10が配された側の第1部分空間と、2つの支点部材4が配された側の第2部分空間と、の2つの部分空間に区分したときに、各部分空間に対応するマイク31で測定された音量から第1部分空間の充填率と第2部分空間の充填率との比(充填率比=重量比)を算出し、第1部分空間と第2部分空間との重量比が1:2となった場合、第1部分空間の部分重量(各重量センサ10で測定された部分重量の合計値)の2倍の部分重量が第2部分空間に存在することになるので、中敷板3及び工具類5の重量は第1部分空間の部分重量(各重量センサ10で測定された重量の合計値)を3倍にすることで算出でき、算出された中敷板3及び工具類5の重量から中敷板3の重量(定数)を差し引くことで中敷板3上の工具類5の重量を算出できる。
また、以上のような工具箱1において、マイク31でスピーカ30からの音の減衰量から、工具箱1内の工具類5の埋まっている率(充填率)を算出することができる。
実施形態5によれば、実施形態3、4と同様な効果を奏する。
なお、本出願において図面参照符号を付している場合は、それらは、専ら理解を助けるためのものであり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
なお、本発明の全開示(請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
(付記)
本発明の第1の視点においては、工具箱において、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、前記ケース内にて前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部と、算出された重量を記憶する記憶部と、を有し、前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする。
本発明の第1の視点においては、工具箱において、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、前記ケース内にて前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部と、算出された重量を記憶する記憶部と、を有し、前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする。
本発明の前記工具箱において、前記制御部は、前記複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、算出された前記合計値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記ケースに実装されるとともに、前記ケース内の前記中敷板上の空間に向けて光又は音を出力する1又は複数の出力部と、前記ケースに実装されるとともに、前記出力部と対向して設けられ、かつ、前記出力部から前記空間を通過した光又は音を受ける1又は複数のセンサ部と、を備え、前記制御部は、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量に基づいて前記ケース内の前記中敷板上の空間の物品の充填率又は空隙率を算出し、前記第1時点で算出された第1充填率又は第1空隙率を前記記憶部に記憶させ、前記第2時点で算出された第2充填率又は第2空隙率と前記第1充填率又は前記第1空隙率とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することが好ましい。
本発明の第2の視点においては、工具箱において、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の支点部材と、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の重量センサと、前記ケース内にて前記1又は複数の支点部材及び前記1又は複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部と、算出された重量を記憶する記憶部と、を有し、前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする。
本発明の前記工具箱において、前記重量センサは、複数あり、前記制御部は、前記複数の重量センサで測定された部分重量の平均値を算出し、算出された前記平均値に、前記複数の重量センサと前記1又は複数の支点部材との合計個数をかけた乗算値を算出し、算出された前記乗算値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記重量センサは、1つあり、前記制御部は、前記1の重量センサで測定された部分重量に、前記1の重量センサと前記1又は複数の支点部材との合計個数をかけた乗算値を算出し、算出された前記乗算値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記ケースに実装されるとともに、前記ケース内の前記中敷板上の空間を複数に区分した部分空間ごとに設けられ、かつ、前記部分空間に向けて光又は音を出力する複数の出力部と、前記ケースに実装されるとともに、前記部分空間ごとに前記出力部と対向して設けられ、かつ、前記出力部から前記部分空間を通過した光又は音を受ける複数のセンサ部と、を備え、前記制御部は、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量、及び、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記部分空間は、前記1又は複数の重量センサが配された側の第1部分空間と、前記1又は複数の支点部材が配された側の第2部分空間と、の2つに区分され、前記複数の出力部、及び、前記複数のセンサ部は、それぞれ2つあるとともに、前記第1部分空間及び前記第2部分空間のそれぞれに対応して設けられ、前記制御部は、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量に基づいて前記第1部分空間と前記第2部分空間との間の重量比を算出し、算出された前記合計値及び前記重量比に基づいて重量値を算出し、算出された前記重量値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記制御部は、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量に基づいて前記ケース内の前記中敷板上の空間の物品の充填率又は空隙率を算出し、前記第1時点で算出された第1充填率又は第1空隙率を前記記憶部に記憶させ、前記第2時点で算出された第2充填率又は第2空隙率と前記第1充填率又は前記第1空隙率とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記制御部は、前記第2重量が前記第1重量よりも小さくなったときに工具類の置き忘れのありと判定し、前記第2重量が前記第1重量よりも小さくなったときにお客様先の備品類の誤った持ち帰りありと判定することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記制御部は、前記第2充填率が前記第1充填率より小さくなったとき、又は、前記第2空隙率が前記第1空隙率より大きくなったときに工具類の置き忘れのありと判定し、前記第2充填率が前記第1充填率より大きくなったとき、又は、前記第2空隙率が前記第1空隙率より小さくなったときにお客様先の備品類の誤った持ち帰りありと判定することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記制御装置は、前記制御部で判定された結果を表示する告知する告知部を有することが好ましい。
本発明の前記工具箱において、前記制御装置は、ユーザの操作を受けて前記第1重量及び前記第2重量の算出及び比較を前記制御部に向けて指示する入力部を有することが好ましい。
本発明の第3の視点においては、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、前記ケース内にて前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備える工具箱を用いて、前記中敷板上の物品の重量の変化を判定する重量変化判定方法であって、前記制御装置において、前記複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、算出された前記合計値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出する工程と、前記制御装置において、第1時点で算出された第1重量と、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第4の視点においては、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の支点部材と、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、前記ケース内にて前記1又は複数の支点部材及び前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備える工具箱を用いて、前記中敷板上の物品の重量の変化を判定する重量変化判定方法であって、前記制御装置において、前記複数の重量センサで測定された部分重量の平均値を算出し、算出された前記平均値に、前記複数の重量センサと前記1又は複数の支点部材との合計個数をかけた乗算値を算出し、算出された前記乗算値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出する工程と、前記制御装置において、第1時点で算出された第1重量と、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第5の視点においては、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の支点部材と、前記ケース内側の底面上に設置された1の重量センサと、前記ケース内にて前記1又は複数の支点部材及び前記1の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備える工具箱を用いて、前記中敷板上の物品の重量の変化を判定する重量変化判定方法であって、前記制御装置において、前記1の重量センサで測定された部分重量に、前記1の重量センサと前記1又は複数の支点部材との合計個数をかけた乗算値を算出し、算出された前記乗算値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出する工程と、前記制御装置において、第1時点で算出された第1重量と、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第6の視点においては、ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の支点部材と、前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の重量センサと、前記ケース内にて前記1又は複数の支点部材及び前記1又は複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、前記ケースに実装されるとともに、前記ケース内の前記中敷板上の空間を複数に区分した部分空間ごとに設けられ、かつ、前記部分空間に向けて光又は音を出力する複数の出力部と、前記ケースに実装されるとともに、前記部分空間ごとに前記出力部と対向して設けられ、かつ、前記出力部から前記部分空間を通過した光又は音を受ける複数のセンサ部と、を備える工具箱を用いて、前記中敷板上の物品の重量の変化を判定する重量変化判定方法であって、前記部分空間は、前記1又は複数の重量センサが配された側の第1部分空間と、前記1又は複数の支点部材が配された側の第2部分空間と、の2つに区分され、前記複数の出力部、及び、前記複数のセンサ部は、それぞれ2つあるとともに、前記第1部分空間及び前記第2部分空間のそれぞれに対応して設けられ、前記制御装置において、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量に基づいて前記第1部分空間と前記第2部分空間との間の重量比を算出し、算出された前記合計値及び前記重量比に基づいて重量値を算出し、算出された前記重量値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出する工程と、前記制御装置において、第1時点で算出された第1重量と、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する工程と、を含むことを特徴とする。
1 工具箱
2 ケース
2a 下ケース
2b 上ケース
2c ヒンジ
3 中敷板
4 支点部材
5 工具類
10 重量センサ
11 重量センサアンプ
12 制御装置
12a 制御部
12b 記憶部
12c 入力部
12d 表示部(告知部)
20 光源(出力部)
21 受光素子(センサ部)
22 受光素子アンプ
30 スピーカ(出力部)
31 マイク(センサ部)
32 マイクアンプ
2 ケース
2a 下ケース
2b 上ケース
2c ヒンジ
3 中敷板
4 支点部材
5 工具類
10 重量センサ
11 重量センサアンプ
12 制御装置
12a 制御部
12b 記憶部
12c 入力部
12d 表示部(告知部)
20 光源(出力部)
21 受光素子(センサ部)
22 受光素子アンプ
30 スピーカ(出力部)
31 マイク(センサ部)
32 マイクアンプ
Claims (10)
- ケースと、
前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、
前記ケース内にて前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、
前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部と、算出された重量を記憶する記憶部と、を有し、
前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする工具箱。 - 前記制御部は、前記複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、算出された前記合計値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することを特徴とする請求項1記載の工具箱。
- 前記ケースに実装されるとともに、前記ケース内の前記中敷板上の空間に向けて光又は音を出力する1又は複数の出力部と、
前記ケースに実装されるとともに、前記出力部と対向して設けられ、かつ、前記出力部から前記空間を通過した光又は音を受ける1又は複数のセンサ部と、
を備え、
前記制御部は、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量に基づいて前記ケース内の前記中敷板上の空間の物品の充填率又は空隙率を算出し、前記第1時点で算出された第1充填率又は第1空隙率を前記記憶部に記憶させ、前記第2時点で算出された第2充填率又は第2空隙率と前記第1充填率又は前記第1空隙率とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする請求項1又は2記載の工具箱。 - ケースと、
前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の支点部材と、
前記ケース内側の底面上に設置された1又は複数の重量センサと、
前記ケース内にて前記1又は複数の支点部材及び前記1又は複数の重量センサ上に設置された中敷板と、
前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出する制御部と、算出された重量を記憶する記憶部と、を有し、
前記制御部は、第1時点で算出された第1重量を前記記憶部に記憶させ、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量と前記第1重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする工具箱。 - 前記重量センサは、複数あり、
前記制御部は、前記複数の重量センサで測定された部分重量の平均値を算出し、算出された前記平均値に、前記複数の重量センサと前記1又は複数の支点部材との合計個数をかけた乗算値を算出し、算出された前記乗算値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することを特徴とする請求項4記載の工具箱。 - 前記重量センサは、1つあり、
前記制御部は、前記1の重量センサで測定された部分重量に、前記1の重量センサと前記1又は複数の支点部材との合計個数をかけた乗算値を算出し、算出された前記乗算値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することを特徴とする請求項4記載の工具箱。 - 前記ケースに実装されるとともに、前記ケース内の前記中敷板上の空間を複数に区分した部分空間ごとに設けられ、かつ、前記部分空間に向けて光又は音を出力する複数の出力部と、
前記ケースに実装されるとともに、前記部分空間ごとに前記出力部と対向して設けられ、かつ、前記出力部から前記部分空間を通過した光又は音を受ける複数のセンサ部と、
を備え、
前記制御部は、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量、及び、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量を用いて前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を測定、算出することを特徴とする請求項4記載の工具箱。 - 前記部分空間は、前記1又は複数の重量センサが配された側の第1部分空間と、前記1又は複数の支点部材が配された側の第2部分空間と、の2つに区分され、
前記複数の出力部、及び、前記複数のセンサ部は、それぞれ2つあるとともに、前記第1部分空間及び前記第2部分空間のそれぞれに対応して設けられ、
前記制御部は、前記1又は複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量に基づいて前記第1部分空間と前記第2部分空間との間の重量比を算出し、算出された前記合計値及び前記重量比に基づいて重量値を算出し、算出された前記重量値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出することを特徴とする請求項7記載の工具箱。 - 前記制御部は、前記複数のセンサ部で測定された光量又は音量に基づいて前記ケース内の前記中敷板上の空間の物品の充填率又は空隙率を算出し、前記第1時点で算出された第1充填率又は第1空隙率を前記記憶部に記憶させ、前記第2時点で算出された第2充填率又は第2空隙率と前記第1充填率又は前記第1空隙率とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定することを特徴とする請求項7記載の工具箱。
- ケースと、前記ケース内側の底面上に設置された複数の重量センサと、前記ケース内にて前記複数の重量センサ上に設置された中敷板と、前記ケースに実装されるとともに、前記重量センサと電気的に接続された制御装置と、を備える工具箱を用いて、前記中敷板上の物品の重量の変化を判定する重量変化判定方法であって、
前記制御装置において、前記複数の重量センサで測定された部分重量の合計値を算出し、算出された前記合計値から前記中敷板の重量を差し引くことにより前記ケース内の前記中敷板上の物品の重量を算出する工程と、
前記制御装置において、第1時点で算出された第1重量と、前記第1時点より後の第2時点で算出された第2重量とを比較することにより、工具類の置き忘れの有無、又は、お客様先の備品類の誤った持ち帰りの有無を判定する工程と、
を含むことを特徴とする重量変化判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013031879A JP2014161920A (ja) | 2013-02-21 | 2013-02-21 | 工具箱及び重量変化判定方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=51613056
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2014161920A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104552204A (zh) * | 2014-12-25 | 2015-04-29 | 贵州天能电力高科技有限公司 | 一种稳固型智能工装手推车 |
CN105127968A (zh) * | 2015-10-10 | 2015-12-09 | 国家电网公司 | 一种改进结构的配网抢修箱 |
JP2018161694A (ja) * | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 株式会社ディスコ | 工具検出器 |
CN111496755A (zh) * | 2020-04-20 | 2020-08-07 | 国网安徽省电力有限公司全椒县供电公司 | 一种电力抢修智能柜 |
-
2013
- 2013-02-21 JP JP2013031879A patent/JP2014161920A/ja active Pending
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