JP2014162213A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出部を支持する支持部の大きさの増大を抑制しつつ、液体を加熱するための発熱体を設けた印刷装置において印刷品質を向上させること。
【解決手段】印刷装置は、同一の第一平面上に配列された、液体を吐出可能な複数の吐出口を有する吐出部50と、1以上の吐出部50を支持する支持部4と、支持部4に支持され、液体が供給されうる中空状の経路であって、吐出部と離間して配置され、且つ、屈曲した部位を有する屈曲部43と、吐出部50及び屈曲部43の延設方向の各々と交差する方向に伸び、且つ、吐出部50及び屈曲部43を接続する、屈曲部の延設方向の経路の長さよりも経路の長さが短い接続部44とを有する経路40と、屈曲部に沿って配置され、液体を加熱しうる発熱体61及び62とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、印刷データに基づいて印刷を行う印刷装置に関する。
一般に、インクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)のヘッドには、プリンタのカートリッジ装着部に装着されたインクカートリッジから、インク供給用チューブを介してインクが供給される。インクは、インク経路を移動する過程で、加熱されたり、冷却されたりする。例えば、駆動回路の発熱量に起因して、インクが加熱されることがある。しかしながら、インクは、温度が変化すると粘度等の特性が変化することがある。インクの特性が変化すると、印刷品質が低下することがある。これに対し、インクタンクからインク色別に吐出部に供給されるインクの温度のばらつきを抑制し、吐出特性のばらつきを防止するプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のプリンタでは、駆動回路が発する熱を複数のインクタンクに対してそれぞれ伝達するように駆動回路を配置する。
特開2007−90627号公報
プリンタの用途に応じて複数種類のインクが開発されている。複数種類のインクの中には、粘度が比較的高いものがある。また、プリンタを使用する環境によっては、環境温度が想定していた温度よりも低いために、インクの粘度が想定していた粘度よりも高くなる可能性がある。インクの粘度が比較的高い場合、インクをノズルからうまくインクが吐出できなかったり、インクの粘度が比較的低い場合、吐出するインクの液滴体積が大きくなり、想定していたインクの着弾量よりも多くなり、印刷品質が低下する可能性があった。液体の温度が低温時の液体が吐出口から吐出されにくい場合の粘度は、ヘッドの性能にもよるが、例えば、約8から9(mPa・s)程度である。液体の温度が常温である時の通常の粘度は、例えば、約3から4(mPa・s)程度である。液体の温度が高温時の吐出口から吐出される液体の体積が、想定した体積よりも大きくなる場合の粘度は、例えば約2(mPa・s)程度である。インクの粘度を調整するために、例えば、上記特許文献ではヘッドを駆動するための駆動回路を利用して、駆動回路が発する熱を複数のインクタンクに対して伝達している。それ以外に、インクを加熱するための発熱体を別に設置することが考えられる。しかしながら、ピエゾ素子によってノズルからインクを吐出する構成である場合、ノズルが配列された面の付近に発熱体を配置した場合、発熱体の熱によりピエゾ素子に悪影響が生じる可能性があるので、ノズルが配列された面には発熱量の大きなヒータを配置できない。一方で、ノズルを搭載するキャリッジを安定して搬送する観点から、発熱体を設置することによりキャリッジの安定性が低下したり、キャリッジの大きさが増大したりすることは好ましくない。
本発明は、吐出部を支持する支持部の安定性が低下したり、支持部の大きさが増大するのを抑制しつつ、液体を加熱するための発熱体を設けた印刷装置において印刷品質を向上させることを目的とする。
本発明の一態様に係る印刷装置は、同一の第一平面上に配列された、液体を吐出可能な複数の吐出口を有する吐出部と、1以上の前記吐出部を支持する支持部と、前記支持部に支持され、前記液体が供給されうる中空状の経路であって、前記吐出部と離間して配置され、且つ、屈曲した部位を有する屈曲部と、前記吐出部及び前記屈曲部の延設方向の各々と交差する方向に伸び、且つ、前記吐出部及び前記屈曲部を接続する、前記屈曲部の延設方向の経路の長さよりも経路の長さが短い接続部とを有する経路と、前記屈曲部に沿って配置され、前記液体を加熱しうる発熱体とを備える。
本態様の印刷装置では、屈曲部に沿って発熱体が配置されている。印刷装置は、液体を加熱可能な部位の容量を、屈曲部の長さ及び屈曲部の断面積を変えることによって容易に調整可能である。したがって印刷装置は、経路上の液体を加熱する部分の容量を確保することと、支持部の体積の増大を抑制することとの両立を図ることが可能である。また、印刷装置は、発熱体によって加熱される部分の容量が同じである場合には、吐出部の延設面に垂直な方向(以下、単に垂直方向という)に伸びる経路上に発熱体が配置される場合に比べ、垂直方向の長さが短くてすむ。支持部は、支持部の垂直方向の長さが短い方が、支持部の垂直方向の長さが長い場合に比べ、重心をとりやすい。印刷装置は、吐出部に供給される液体を加熱可能な経路を支持部が支持した場合にも、支持部の重心を安定させることができる。したがって、印刷装置は、支持部の重心が不安定な場合に比べ、印刷品質を向上することができる。
本態様の印刷装置において、前記屈曲部は、前記接続部と、前記吐出部との接続部位から離間する方向である離間方向に延びる第一延伸部と、前記第一延伸部と接続され、前記第一延伸部との接続部位から前記離間方向とは反対の方向に延びる第二延伸部とを備え、前記発熱体は、前記屈曲部の前記吐出部側の面である吐出部側面と、前記屈曲部の前記吐出部側面とは反対側の面である反対側面との各々に配置されてもよい。
この場合の印刷装置では、第一延伸部と第二延伸部とは反対方向に伸び、屈曲して接続されている。このため印刷装置は、発熱体によって加熱される部分の容量が同じである場合には、屈曲部が占めるスペースを低減することができる。印刷装置は、屈曲部の吐出部側側面と、反対側側面との双方から液体を加熱可能である。印刷装置は、片方側から加熱する場合に比べ、屈曲部の大きさを変えることなく加熱面積を向上することができる。
本態様の印刷装置において、前記支持部を搬送方向に搬送する搬送手段を更に備え、前記吐出部は、前記第一平面上に、前記搬送方向に所定の間隔で平行に複数配列され、前記経路は、所定の幅を有し、前記複数の吐出部の各々に対応して複数設けられ、複数の前記経路の前記第二延伸部の各々は、前記接続部の延設方向と交差する同一の第二平面上にあり、且つ、前記吐出部側面を構成し、前記複数の経路の前記第一延伸部の各々は、前記第二平面と離間した同一の第三平面上にあり、且つ、前記反対側面を構成し、前記発熱体は、前記複数の経路の前記第一延伸部の各々の前記反対側面に沿って配置される所定の幅を有するシート状の第一発熱体と、前記複数の経路の前記第二延伸部の各々の前記吐出部側面に沿って配置される所定の幅を有するシート状の第二発熱体とを備えてもよい。
この場合の印刷装置では、発熱体はシート状であるため、他の形態の発熱体に比べ、設置スペースが小さくてすむ。このため印刷装置は、支持部の設計の自由度を向上させることができる。支持部が搬送されるタイプの印刷装置では、支持部が搬送されないタイプの印刷装置に比べ、支持部の重心が不安定になることが印刷品質を損なわせる可能性が高い。これに対し、印刷装置は、吐出部に供給される液体を加熱可能な経路を支持部が支持した場合にも、支持部の重心を安定させることができる。したがって、印刷装置は、支持部の重心が不安定な場合に比べ、印刷品質を向上することができる。
本態様の印刷装置において、前記吐出部に装着可能な装着部と、前記吐出部を前記装着部に対して相対的に移動させることによって、前記装着部が前記吐出部に装着された状態と、前記装着部が前記吐出部に装着されていない状態とを切り替え可能な切替手段と、前記装着部が前記吐出部に装着された状態で、1以上の前記吐出口から前記液体を吸引可能な吸引手段と、前記吸引手段によって前記1以上の吐出口から前記液体を吸引させる場合、前記装着部が前記吐出部に装着され、前記発熱体が前記屈曲部を介して前記液体を加熱した状態で、前記吸引手段を駆動制御して、第一圧力で前記液体を吸引した後に、前記第一圧力よりも大きい圧力である第二圧力で前記液体を吸引する制御手段とを備えてもよい。
この場合の印刷装置は、吸引手段を駆動させて、経路内の気泡を第一圧力で吸引して吐出口付近まで移動させる。発熱体による加熱によって容積が大きくなった気泡は、第一圧力では吐出口から排出されない可能性がある。これに対し、印刷装置は、第一圧力よりも大きな第二圧力で吸引することによって、より確実に気泡を吐出口から排出させることができる。印刷装置は、気泡が吐出口から排出される可能性を高めることによって、気泡による印刷品質の低下を抑制することができる。
本態様の印刷装置において、前記制御手段は、前記吸引手段によって前記1以上の吐出口から前記液体を吸引させる場合、前記装着部が前記吐出部に装着され、前記発熱体が前記屈曲部を介して前記液体を加熱した状態で、前記第一圧力で第一時間吸引した後に、前記第二圧力で前記第一時間よりも短い第二時間吸引してもよい。
この場合の印刷装置は、吸引手段によって吸引される液体の量を少なくすることと、吐出部内の異物及び気泡等を除去するメンテナンスを適切に行うこととの両立を図ることができる。印刷装置は、気泡が吐出口から排出される可能性を高めることによって、気泡による印刷品質の低下を抑制することができる。
印刷装置1の斜視図である。 ヘッドホルダ4及びバッファタンク7の断面図である。 図2の断面図の部分斜視図である。 印刷装置1におけるインクの流路の説明図である。 ヘッドユニット5の底面図である。 印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 パージ処理のフローチャートである。 屈曲部43において気泡を移動させる過程の説明図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成等は、単なる説明例である。
まず、図1から図5を参照して、印刷装置1の概略構成について説明する。なお、図1の上方、下方、右下方、左上方、右上方、及び左下方が、各々、印刷装置1の上方、下方、前方、後方、右方、及び左方である。
図1に示すように、印刷装置1は、Tシャツ等の布帛に液体を吐出可能な、インクジェットプリンタである。本実施形態では、液体は、インクであり、印刷装置1は、互いに異なる4種のインク(例えば、ブラックインク、イエローインク、マゼンダインク及びシアンインク)を用いて布帛に印刷可能であるとする。印刷装置1は、ベース2,ガイドレール3,ヘッドホルダ4,ヘッドユニット5,バッファタンク7,操作部8,プラテン装置10,及びメンテナンス機構20を主に備える。ベース2は、平板状の土台である。ガイドレール3は、ベース2の上方において、左右方向に架設されている。
ヘッドホルダ4は、底面にヘッドユニット5を支持する支持体である。図2に示すように、ヘッドホルダ4は、上方が開放された樹脂製の略箱形状である。ヘッドホルダ4は、ヘッドホルダ4の前側に設けられた支持部39において搬送方向に搬送可能にガイドレール3に支持されている。本実施形態の搬送方向は、左右方向である。ヘッドホルダ4は、モータ124(図6参照)によって駆動される駆動機構によって、ガイドレール3に沿って左右方向に搬送される。
ヘッドホルダ4は更に、経路部40を支持する。経路部40は、インクをヘッドユニット5が備えるヘッド50に供給する際の流路をなす中空状の部材である。経路部40は、バッファタンク7と、ヘッド50に設けられた吐出口59とをつなぐ空間を形成している。経路部40は、複数のヘッド50の各々に対応して複数設けられている。図4に模式的に示すように、本実施形態の経路部40の数は4である。4つの経路部40は、左右方向に列設され、前面が平面となるように一体に形成されている。図2に示すように、各経路部40の一端は、バッファタンク7のインク流出部72と接続されている。経路部40の他端は、ヘッドユニット5のヘッド50と接続されている。
各経路部40は、熱伝導率が比較的高い金属であるSUS製の屈曲部43及び接続部44を備える。屈曲部43は、ヘッドユニット5と離間して配置され、且つ、屈曲した部位を有する。具体的には、屈曲部43は、ヘッドユニット5の延設面55に対して略平行(本実施形態では水平方向)に延設された、第一延伸部41及び第二延伸部42と、第一延伸部41及び第二延伸部42を接続する屈曲した部位47を有している。即ち、第一延伸部41は、バッファタンク7のインク流出部72と接続された部位から、離間方向に延びる。離間方向とは、接続部44と、ヘッドユニット5との接続部位45から離間する方向である。本実施形態の離間方向は、後方である(図2参照)。第一延伸部41の後方下端は、第二延伸部42の後方上端と接続されている。第二延伸部42は、第一延伸部41と接続された部位47から、離間方向とは反対の方向、即ち、前方に延設され、接続部44と接続されている。第二延伸部42と接続部44との接続部位48は、開口49の下方にある。図3に部分的に示すように、4つの経路部40に対応する4つの屈曲部43は、左右方向に列設され、上面及び下面が平面となるように一体に形成されている。
印刷装置1は、第一延伸部41の上面に、第一発熱体61を備える。第一発熱体61は、第一延伸部41の平面状の上面の略全体を密着して覆うシート状のポリイミドヒータである。ポリイミドヒータでは、絶縁体(ポリイミドフィルム)の厚みが1mm以下と非常に薄く、設置スペースを最小限とすることができる。ポリイミドヒータは、熱容量が比較的小さく、加熱対象となるインクの昇温レスポンスが比較的速い。印刷装置1は、第二延伸部42の下面に、第二発熱体62を備える。第二発熱体62は、第二延伸部42の平面状の下面の略全体を密着して覆うシート状のポリイミドヒータである。第一発熱体61及び第二発熱体62は、経路部40を通過するインクを所定範囲の温度(例えば、35度から40度、又は40から45度)になるように加熱することで、インクの粘度を印刷に適した粘度に調整可能である。所定範囲の温度は、印刷装置1の使用環境、インクの種類、及び印刷仕上がり等を考慮して定められればよい。第一発熱体61及び第二発熱体62は、複数の吐出口59に通じる共通の経路部40を介して、インクに熱を伝達する。
本実施形態では、インクを加熱するための発熱体を設置して、発熱体によってインクを加熱できるインク流路の容量を確保することと、経路部40の前後方向の長さを抑制することとの双方を考慮し、屈曲部43を設けている。即ち、屈曲部43はヘッドユニット5において、第一延伸部41及び第二延伸部42が前後方向に延設されることで、仮に、第一延伸部41及び第二延伸部42がヘッドユニット5上で上下方向に延設される場合と比較して、ヘッドユニット5の重心を大きく崩すことがない。更に、第一延伸部41と第二延伸部42を上下方向に重なるように、言い換えると、平面視で略同じ位置で形成され、かつ、第一延伸部41と第二延伸部42を屈曲された部位47により接続することで、ヘッドユニット5上における第一延伸部41と第二延伸部42を設置するためのスペースを水平方向においても小さくすることができ、ヘッドユニット5が大型化して重心が不安定になることを防止できる。更に、屈曲部43を設けることによって、第一発熱体61及び第二発熱体62によってインクを加熱できるインクの流路の容量(本実施形態では屈曲部43の容量)を確保することができる。屈曲部43の第一延伸部41及び第二延伸部42の前後方向の長さの和は、接続部44の上下方向の長さよりも長い。接続部44は、ヘッドユニット5及び屈曲部43の延設方向である前後方向と交差する上下方向に伸び、且つ、ヘッドユニット5と屈曲部43とを接続する。本実施形態の接続部44は、ヘッド50の延設面に対して垂直に形成されている。接続部44の接続部位45近傍には、インクに含まれる気泡が、ヘッド50に侵入することを防ぐための電鋳フィルター(図示略)が設けられている。図3に部分的に示すように、4つの経路部40に対応する4つの接続部44は、左右方向に列設され、前面及び背面が平面となるように、一体に形成されている。
屈曲部43において加熱されたインクは、屈曲部43からヘッド50までに至る間に熱が奪われる。このため、接続部44の長さは短い方が好ましい。本実施形態の印刷装置1では、4つの屈曲部43から対応するヘッド50までの距離は、互いに同じである。4つの屈曲部43から対応するヘッド50までの距離が互いに異なる場合に比べ、互いに異なるヘッド50間で異なる温度のインクが吐出されることを回避することができる。一方、ヘッド50の周囲には、集積回路部65及び66が配置される。このため、集積回路部65及び66の動作の安定性の観点から、ヘッド50の周囲には、集積回路65,66に影響を及ぼすような発熱量の比較的大きな発熱体を配置することは好ましくない。これに対し、本実施形態では、屈曲部43は、ヘッド50と略平行に接続部44を介してヘッド50と離間して配置されている。このため、ヘッド50に供給されるインクを加熱するための第一発熱体61及び第二発熱体62が集積回路部65及び66に与える影響を抑制できる。
ヘッドホルダ4には更に、集積回路部65,66及びヒートシンク67が設けられている。集積回路部65,66は、図示外のフラットフレキシブルケーブルを介して印刷装置1の主制御回路100(図6参照)と接続されている。ヒートシンク67は、ヘッドユニット5に略平行に2つ折り状に延設された金属製の板である。ヒートシンク67の下面には、集積回路部65及び66が配置されている。ヒートシンク67は、集積回路部65及び66の駆動によって発生した熱を放熱可能である。
ヘッドユニット5は、図5に示す4つのヘッド51,52,53,及び54を備える。本実施形態ではヘッド51,52,53,及び54には、各々、ブラックインク、イエローインク、マゼンダインク及びシアンインクが供給されるものとする。以下では、ヘッド51,52,53,及び54を総称する場合、又は何れかを特定しない場合には、ヘッド50という。
図5に示すように、各ヘッド50は、底面に複数個の微細なノズルの吐出口59を備える。各ヘッド50の複数個の吐出口59は、左右方向に2列に配列されている。実際には各ヘッド50には128個のノズルが設けられているが、図5では、図の簡略化のため、実際の個数よりも少ない数の吐出口59が図示されている。複数の吐出口59の各々は、略水平な同一平面上にある。詳細は図示しないが、各ヘッド50にインクが供給された場合のインクは、印刷時に、ヘッド50内の吐出チャンネルに設けられた圧電素子の駆動によって、ノズルの吐出口59から下向きに吐出される。
図2から図4に示すように、バッファタンク7は、メインタンク6から供給されるインクを貯留可能な部位である。メインタンク6は、図1では図示されていないが、ベース2の右方に配置され、ヘッド50に供給されるインクを収容する。メインタンク6は、複数のヘッド50の各々に対応して4つ設けられている。バッファタンク7の上面には、ジョイント73が取り付けられている。ジョイント73には、互いに異なる色のインクを各メインタンク6から供給する4本のチューブ74が接続されている。バッファタンク7は、チューブ74を介して供給されたインクを貯留する4つの貯留室71と、各貯留室71内のインクをヘッド50側に流出させるための4つのインク流出部72とを有する。経路部40と、バッファタンク7とが接続されると、インク流出部72は経路部40の第一延伸部41の前方上端に形成された開口49内に位置して下方に露出するようになっている。
図1に示すように、操作部8は、ベース2の上面の右前部に設けられている。操作部8は、ディスプレイ81及び操作ボタン82を備える。ディスプレイ81は、各種情報を表示する。操作ボタン82は、ユーザが印刷装置1の各種動作に関する指示を入力する際に操作される。
プラテン装置10は、ベース2とガイドレール3との上下方向における間に設けられている。プラテン装置10は、一対のガイドレール11,プラテン12,トレイ13,及び枠14を備える。一対のガイドレール11は、前後方向に延びる。ガイドレール11はプラテン12,トレイ13及び枠14を前後方向に搬送可能に支持する。プラテン12は、平面視五角形の板状に形成されている。プラテン12の上面には、例えばTシャツ等の布帛が印刷対象物として載置される。プラテン12は、モータ125(図6参照)によって駆動する駆動機構によって、ガイドレール11に沿って前後方向に搬送される。トレイ13は、平面視長方形状であり、プラテン12の下方に設けられている。トレイ13は、プラテン12に載置されたTシャツのそで等が下方に落ちることを防止する。枠14は、プラテン12の上方に設けられ、トレイ13の外周縁と略同一形状に形成されている。枠14は印刷対象物をプラテン12に固定する。
メンテナンス機構20は、ヘッド50をメンテナンス、特に、ヘッド50のパージを行うための機構である。パージとは、吸引によってヘッド50から強制的に異物及び気泡等を含むインクを排出させる動作である。メンテナンス機構20は、ガイドレール3の右端下方に設けられている。
図4に模式的に示すように、メンテナンス機構20は、キャップ支持部230,キャップ231,232,233,及び234(231から234)、排出路240,分岐排出路バルブ251,252,253,及び254(251から254)、吸引ポンプ255,廃液タンク9,並びに大気開放バルブ256を備える。排出路240は、分岐排出路241,242,243,及び244(241から244)と、主排出路245とを備える。
キャップ231から234は、4つのヘッド51から54に各々対応して設けられ、キャップ支持部230によって一体的に支持されている。キャップ支持部230は、キャップモータ21(図6参照)により駆動されるキャップ移動機構(図示略)によって上下動可能に構成されており、後述するCPU101によって移動制御される。パージ時にガイドレール3の右端にヘッドユニット5が位置する状態でキャップ支持部230が図4に示すように上方に移動されると、キャップ231から234は、吐出口59(図5参照)が設けられたヘッド51から54の底面に密着して各々をキャッピングする。この時のキャップ支持部230の位置をパージ位置という。パージ時以外には、キャップ支持部230は、パージ時及び待機時はパージ位置に移動され、それ以外の時は、キャップ231から234がヘッドユニット5から離間する待機位置に維持される。
分岐排出路241から244は、各々、キャップ231から234の内部に開口するように一端がキャップ231から234に接続され、他端が主排出路245に接続されている。主排出路245は、分岐排出路241から244が接続されているのとは反対側の一端が廃液タンク9に接続されている。
分岐排出路241から244の途中には、各々、分岐排出路241から244を個別に開閉可能に構成された分岐排出路バルブ251から254が設けられている。主排出路245の途中には、ヘッド50から排出路240を介してインクを吸引し、廃液タンク9へ送る吸引ポンプ255が設けられている。主排出路245と分岐排出路241から244との接続部と、吸引ポンプ255との間には、主排出路245の内部と外部とを連通状態及び遮断状態の間で切り替え可能に構成された大気開放バルブ256が設けられている。本実施形態では、分岐排出路バルブ251から254及び大気開放バルブ256には、後述するCPU101によって開閉制御される電磁弁が採用されている。
印刷装置1の動作に応じて、各種バルブ(流路バルブ221から224,分岐排出路バルブ251から254,及び大気開放バルブ256)が開閉制御されることで、インクが流れる流路が変更される。
ヘッド51から54を用いた印刷時には、キャップ支持部230は待機位置にあり、排出路240にインクは排出されない。何れかのヘッド50に対してメンテナンス機構20を用いてパージが行われる時には、キャップ支持部230がパージ位置に移動され、分岐排出路バルブ251から254,及び大気開放バルブ256が適切なタイミングで開閉される。これにより、インクはヘッド50から分岐排出路241から244の何れかと主排出路245を通って廃液タンク9に排出される。これらの処理の詳細については後述する。
図6を参照して、印刷装置1の電気的構成について説明する。印刷装置1には、印刷装置1全体の制御を司る主制御回路100,印刷機構制御回路120,操作部制御回路131,メンテナンス機構制御回路140及び発熱体制御回路150が設けられている。
主制御回路100は、CPU101と、CPU101に各々バス105を介して接続されたROM102,RAM103,及びフラッシュROM104を備える。ROM102は、CPU101が実行する各種の制御プログラム等を記憶する。RAM103は、各種データを一時的に記憶する。フラッシュROM104は、データの書き込み及び消去が可能な不揮発性メモリである。CPU101には、バス105を介して、印刷機構制御回路120,操作部制御回路131,メンテナンス機構制御回路140,及び発熱体制御回路150が接続されている。更に、バス105には、通信処理部107が接続されている。印刷装置1には、通信処理部107を介して、印刷データを作成し、印刷装置1に送信する外部機器108が接続可能である。外部機器108は、例えば、パーソナルコンピュータ等の汎用の情報処理装置である。
印刷機構制御回路120は、ヘッド50,ヘッドホルダ4,及びプラテン装置10等を含む印刷機構の制御を行う。印刷機構制御回路120は、ヘッド50,モータ124,及びモータ125に各々接続された駆動回路121,122,及び123を備える。CPU101は、駆動回路121を介してヘッド50の各吐出チャンネルに設けられた圧電素子(図示略)を駆動制御する。CPU101は、駆動回路122を介してモータ124を駆動制御することで、ヘッドホルダ4を左右方向に搬送制御する。CPU101は、駆動回路123を介してモータ125を駆動制御することで、プラテン12等を前後方向に搬送制御する。
操作部制御回路131は、操作部8に接続され、操作部8の制御を行う。CPU101は、操作部制御回路131を介して操作ボタン82からの入力を受け付けるとともに、ディスプレイ81に画像を表示させる。
メンテナンス機構制御回路140は、メンテナンス機構20の制御を行う。メンテナンス機構制御回路140は、キャップモータ21及び吸引ポンプモータ22に各々接続された駆動回路141及び142を備える。メンテナンス機構制御回路140は、流路バルブ221から224,分岐排出路バルブ251から254,大気開放バルブ256に各々接続された制御回路143,144,及び145を備える。
CPU101は、駆動回路141を介してキャップモータ21を駆動制御することでキャップ移動機構を駆動し、キャップ支持部230を上下動させる。CPU101は、駆動回路142を介して吸引ポンプモータ22を駆動制御する。CPU101は、制御回路143を介して流路バルブ221から224の各々を開閉制御する。CPU101は、制御回路144を介して分岐排出路バルブ251から254の各々を開閉制御する。CPU101は、制御回路145を介して大気開放バルブ256を開閉制御する。
発熱体制御回路150は、第一発熱体61及び第二発熱体62の各々が備えるサーミスタの出力に基づき、インクの温度が予め設定された温度(例えば、35度から40度、又は40度から45度)になるように公知のPWM制御を行う。発熱体制御回路150は、第一発熱体61及び第二発熱体62に各々接続された制御回路151及び152を備える。
印刷装置1において、印刷処理実行の指示が入力された場合の動作を簡単に説明する。印刷処理実行の指示は、例えば、操作部8から入力される。印刷処理実行の指示が入力された場合、CPU101は、通信処理部107を介して外部機器108から送信され、RAM103に記憶されている印刷データに基づいて印刷処理を行う。具体的には、CPU101はまず、駆動回路122,123を駆動してヘッドホルダ4及びプラテン12等を初期位置に搬送させる。CPU101は、印刷データに基づいて駆動回路121から123を制御し、ヘッド50が搭載されたヘッドホルダ4を左右方向に走査しながら吐出口59からインクを吐出させた後、プラテン12を前後方向に走査する処理を繰り返すことで、プラテン12上に載置された印刷媒体上に印刷を行う。このとき、CPU101は、制御回路151及び152を制御し、第一発熱体61及び第二発熱体62の温度が所定範囲の温度になるように加熱する。これにより、インクの粘度が比較的高い場合であっても、インクは、加熱によって粘度が低減し、印刷に適した粘度に調整される。したがって印刷装置1は、インクを加熱しない場合に比べ、印刷品質を向上させることができる。
図7を参照して、印刷装置1で行われるパージ処理について説明する。印刷装置1の電源がオンにされた後、パージ処理の開始の指示を取得した場合、CPU101は、ROM102に記憶された制御プログラムを読み出す。パージ処理の開始の指示は、例えば、印刷装置1が初めて使用される際に入力される。CPU101は、制御プログラムに含まれるコンピュータ読取り可能な指示に従って、図7に示すパージ処理を実行する。前提として、ヘッド50,経路部40,貯留室71及びチューブ74内にはインクが充填されていないものとする。本実施形態の印刷装置1は、ヘッド51に対するパージ処理と、ヘッド52から54に対するパージ処理とを別々に実行する。即ち、本実施形態の印刷装置1はブラックインクが供給されるヘッド51に対するパージ処理と、カラーインクが供給されるヘッド52から54に対するパージ処理とを別々に実行する。一例として、ヘッド51に対するパージ処理について説明する。
パージ処理では、CPU101はまず、チューブ74,貯留室71,経路部40及びヘッド50にインクを供給し、インクに含まれる気泡を、ヘッド50側に移動させるための処理を実行する。具体的にはCPU101は、制御回路145を制御して、大気開放バルブ256を開放する(S1)。これにより、排出路240は、その内部と外部とが連通した状態となる。CPU101は、駆動回路141を制御して、キャップモータ21を駆動させ(S2)、キャップ支持部230をパージ位置にない場合はパージ位置(図4参照)へ上昇させた後、駆動回路141を制御して、キャップモータ21を停止させる(S3)。この操作によって、キャップ231から234が下方からヘッド51から54の各々に当接して密着し、キャッピングされる。
CPU101は、制御回路145を制御して、大気開放バルブ256を閉鎖する(S4)。これにより、排出路240は、その内部と外部とが遮断された状態となる。CPU101は、制御回路143を介して流路バルブ221から224を制御して、パージ対象とされたヘッド51に対応する流路バルブ221を開放し、その他の3つの流路バルブ222から224を閉鎖する(S5)。CPU101は、制御回路144を介して分岐排出路バルブ251から254を制御して、パージ対象とされたヘッド51に対応する分岐排出路バルブ251を開放し、その他の3つの分岐排出路バルブ252から254を閉鎖する(S6)。これにより、ヘッド51をキャッピングするキャップ231が排出路240と連通する。続いて、CPU101は、駆動回路143を制御して、あらかじめ定められた回転数(第一回転数)で吸引ポンプ255の駆動を開始する(S7)。CPU101は、制御回路151及び制御回路152を制御して第一発熱体61及び第二発熱体62による加熱を開始する(S8)。パージ対象がヘッド51の場合、ヘッド51に対応する流路バルブ221と分岐排出路バルブ251のみが開放され、他は閉鎖された状態で、吸引ポンプ255が駆動されることによって第一圧力で吸引される。第一圧力は、例えば、−20から−30(kPa)である。これにより、チューブ74,貯留室71,経路部40及びヘッド51にインクが供給される。ヘッド51に達したインクは、吐出口59から吸引される。吸引されたインクは、分岐排出路241及び主排出路245を通って廃液タンク9に回収される。吸引ポンプ255が第一圧力で吸引している場合、インクは屈曲部43において加熱されながら流路内を比較的ゆっくりと移動する。ここでの流路は、メインタンク6からヘッド50までに至る間に通過するチューブ74,貯留室71,及び経路部40を指す。
ここで本実施形態の印刷装置1は、インクの粘度を調整するために屈曲部43を設け、屈曲部43を第一発熱体61及び第二発熱体62によって加熱可能としている。屈曲部43と接続部44との接続部位は、ネジ止めによって封止されているが、完全な気密状態で接続されてはいないので気泡が侵入する可能性がある。同様に、バッファタンク7と屈曲部43との接続部位は、ネジ止めによって封止されているが、完全に気密ではないので気泡が侵入する可能性がある。屈曲部43に設けられた第一発熱体61と第二発熱体62とにより、屈曲部43を通過するインクを加熱することで、インクに含まれる気泡の大きさが大きくなる。気泡の大きさが大きくなると、気泡の大きさが小さい場合に比べ、インクの流れに対する抵抗が大きくなるので、気泡はインクとともに移動しやすくなる。図8に模式的に示すように、第一延伸部41と第二延伸部42とが接続した部位47は、熱せられたインクが第二延伸部42から第一延伸部41へ上方へ移動するインクの流れと、インクの吐出やパージ等による第一延伸部41から第二延伸部42への下方へ移動するインクの流れとの間で多少なりとも対流が起こる。このため、インクに含まれる気泡は部位47に留まらず、第二延伸部42に移動する。第二延伸部42の下面には第二発熱体62が配置されているので、第二延伸部42においても、気泡の大きさは大きくなり、インクとともに移動されやすくなる。このとき、印刷装置は、屈曲部43を加熱しながらパージ処理を実行すれば、更に、気泡を吐出口59に移動することを促進することができる。このため、屈曲部43との接続部位から気泡が侵入することに起因して印刷装置の印刷品質が低減することをより確実に回避することができる。
CPU101は吸引ポンプ255の駆動開始と共に、タイマ(図示略)を用いて経過時間の計測を開始する。CPU101は、吸引ポンプ255の駆動開始から第一時間T1が経過しない場合(S9:NO)は、吸引を継続する。第一時間T1は、予め定められ、フラッシュROM104に記憶されていてもよいし、ユーザによって設定されてもよい。前述の通り、第一圧力で吸引を実行するのは、チューブ74,貯留室71,経路部40及びヘッド50にインクを供給し、インクに含まれる気泡を、ヘッド50側に移動させるためである。したがって、第一時間T1は、インクがヘッド50に到達することを考慮して適宜定められればよい。第一時間T1は、例えば、4から6分の範囲の値である。
第一時間T1が経過すると(S9:YES)、CPU101は、タイマをリセットし、駆動回路142を制御して吸引ポンプ255の駆動を停止して(S10)、ヘッド50に対するパージを終了する。CPU101は、制御回路151及び制御回路152を制御して第一発熱体61及び第二発熱体62による加熱を停止する(S11)。CPU101は、駆動回路141を制御して、キャップモータ21を駆動させて(S12)キャップ支持部230をパージ位置から待機位置へ下降させた後、キャップモータ21を停止させる(S13)。S12及びS13の処理によって、キャップ231から234はヘッド51から54の各々と離間し、アンキャッピングされる。
CPU101は、図示しないワイパによる払拭動作に適した払拭位置にヘッドホルダ4を移動させる。CPU101は、図示しない払拭機構を制御して、ワイパをヘッド51に接触させつつ、ヘッド51に沿って左右方向に移動させる(S14)。これにより、ヘッド51の下面に付着した余分なインクが除去されると共に、吐出口59に形成されるメニスカスが整えられる。
次にCPU101は、吐出口59付近に移動した気泡を、吐出口59の外側に排出させるための処理を実行する。具体的には、CPU101は、S1からS3の処理と同様に、大気開放バルブ256及びキャップモータ21を駆動制御する(S21からS23)。S21からS23の処理によって、キャップ231から234は下方からヘッド51から54の各々に当接し、キャッピングされる。CPU101は、制御回路145を制御して、大気開放バルブ256を閉鎖する(S24)。これにより、排出路240は、その内部と外部とが遮断された状態となる。CPU101は、S5及びS6の処理と同様にS25及びS26の処理を実行する。CPU101は、駆動回路143を制御して、第一回転数よりも大きな回転数(第二回転数)で吸引ポンプ255の駆動を開始する(S27)。CPU101は、制御回路151及び制御回路152を制御して第一発熱体61及び第二発熱体62による加熱を開始する(S28)。パージ対象がヘッド51の場合、ヘッド51に対応する流路バルブ221と分岐排出路バルブ251のみが開放され、他は閉鎖された状態で、吸引ポンプ255によって、ヘッド51から、異物及び気泡等を含むインクが屈曲部43において加熱されながら第二圧力で吸引される。第二圧力は、第一圧力よりも大きい。なお、ここで第二圧力は、第一圧力よりも大きいというのは、圧力の数値の大小ではなく、吸引する力(圧力の絶対値)が大きいことを意味している。第二圧力は、例えば、−80から−90(kPa)である。
ここで、ヘッド50内部の気泡の流れについて説明する。例えば、図4に模式的に示す気泡Aのように、S7からS11の処理では屈曲部43内部の気泡が第一発熱体61と第二発熱体62により熱せられながら大きくなり、インクの流れに沿ってヘッド50へ移動される。例えば、第一延伸部41と第二延伸部42の直径が約1mm程度、ヘッド50内部の吐出口59までの図4の流路57の直径が約0.1mm,吐出口59の直径が0.02mm程度の大きさの関係であり、気泡の大きさが0.02mm程度の大きさであるとすると、第一延伸部41,第二延伸部42及び流路57内部は、比較的、インクの流れに沿って気泡が移動しやすいと考えられる。しかしながら、特に、吐出口59の径が小さいために、気泡が熱せられて吐出口59に到達したときに、吐出口59に対する気泡の大きさが大きくなればなるほど、吐出口59に対する気泡の大きさが小さい場合に比べ、吐出口59から気泡が抜けにくくなる。S27からS30の処理では、S2の第一圧力よりも、より吸引する力が大きな第二圧力で吸引することで、ヘッド50内に留まっていた比較的大きな気泡を、吐出口59の外部に排出することができる。吸引されたインクは、分岐排出路241及び主排出路245を通る。
CPU101は吸引ポンプ255の駆動開始と共に、タイマ(図示略)を用いて経過時間の計測を開始する。CPU101は、吸引ポンプ255の駆動開始から第二時間T2が経過しない間は(S29:NO)、吸引を継続する。第二時間T2は、第一時間T1よりも短い値に予め定められ、フラッシュROM104に記憶されていてもよいし、ユーザによって設定されてもよい。第二時間T2は、例えば、第一時間T1の半分の値であり、前述の例では2から3分の範囲の値である。ここで、第1圧力よりも吸引する力が大きい第2圧力における吸引時間(吸引ポンプモータ22の駆動時間)を第一時間T1よりも短い第二時間T2とすることで、吐出口59から排出するインク量を軽減することができる。第二時間T2が経過すると(S29:YES)、CPU101は、タイマをリセットし、吸引ポンプ255の駆動を停止して(S30)、ヘッド50に対するパージを終了する。CPU101は、制御回路151及び制御回路152を制御して第一発熱体61及び第二発熱体62による加熱を停止する(S31)。CPU101は、S12及びS13と同様に駆動回路141制御する(S32,S33)。S32及びS33の処理によって、キャップ231から234はヘッド51から54の各々と離間し、アンキャッピングされる。アンキャッピングする。
CPU101は、S14と同様な処理を実行し(S34)、ヘッド51の下面に付着した余分なインクが除去すると共に、吐出口59に形成されるメニスカスが整えられる。CPU101は、制御回路145を制御して、大気開放バルブ256を開放する(S35)。これにより、排出路240は、その内部と外部とが連通した状態となる。CPU101は、駆動回路141を制御してキャップモータ21を駆動させ(S36)、キャップ支持部230をパージ位置にない場合はパージ位置(図4参照)へ上昇させた後、駆動回路141を制御してキャップモータ21を停止させる(S37)。S36及びS37の処理によってキャップ231から234は下方からヘッド51から54の各々に当接し、キャッピングされる。CPU101は、以上でパージ処理を終了させる。なお、カラーインクが供給されるヘッド52から54に対するパージ処理は、上記と同様に実行される。
印刷装置1は、吐出口59,ヘッド50,ヘッドホルダ4は、本発明の吐出口、吐出部、支持部に相当する。第一延伸部41,第二延伸部42,屈曲部43,接続部44,及び経路部40は、各々、第一延伸部、第二延伸部、屈曲部、接続部、及び経路に相当する。屈曲部43の上面及び下面は、本発明の反対側面及び吐出部側面に相当する。第一発熱体61,第二発熱体62は、本発明の発熱体に相当する。モータ124は、本発明の搬送手段に相当する。キャップ231から234は、装着部に相当する。キャップモータ21は、本発明の切替手段に相当する。吸引ポンプ255は、本発明の吸引手段に相当する。パージ処理を実行するCPU101は、本発明の制御手段として機能する。
印刷装置1では、屈曲部43が有する第一延伸部41と第二延伸部42に沿って第一発熱体61及び第二発熱体62が配置されている。印刷装置1は、インクを加熱可能な部位の容量を、屈曲部43の長さ及び屈曲部43の断面積を変えることによって容易に調整可能である。したがって印刷装置1は、経路部40を通過するインクを加熱する部分の容量を確保することと、ヘッドホルダ4の体積の増大を抑制することとの両立を図ることが可能である。また、印刷装置1は、発熱体によって加熱される部分の容量が同じである場合には、接続部44のように、ヘッド50の延設面に垂直な方向に伸びる部位に発熱体が配置される場合に比べ、ヘッドホルダ4の上下方向の長さが短くてすむ。ヘッドホルダ4が搬送されるタイプの印刷装置1では、ヘッドホルダが搬送されないタイプの印刷装置に比べ、ヘッドホルダ4の重心が不安定になると、ヘッド50が安定して支持されずに想定した着弾位置にインクを吐出できない等して印刷品質を損なわせる可能性が高い。これに対し、ヘッドホルダ4は、上下方向の長さが短い方が、上下方向の長さが長い場合に比べ、重心をとりやすい。印刷装置1は、ヘッド50に供給されるインクを加熱可能な経路部40をヘッドホルダ4によって支持させた場合にも、ヘッドホルダ4の重心を安定させることができる。したがって、印刷装置1は、ヘッドホルダ4の重心が不安定な場合に比べ、印刷品質を向上することができる。
屈曲部43は、第一延伸部41と、第二延伸部42とを備える。第一延伸部41は、バッファタンク7との接続部位から後方に伸びる。第二延伸部42は、第一延伸部41と接続し、第一延伸部41との接続部位から前方に伸びる。第一延伸部41と、第二延伸部42では、インクの進行方向が反対方向となる。また、第一延伸部41と第二延伸部42を上下方向に重なるように、言い換えると、平面視で略同じ位置で形成され、かつ、第一延伸部41と第二延伸部42を屈曲された部位47により接続する。このような構成によって印刷装置1は、インクが加熱される部分の容量が同じである場合には、ヘッドユニット5上における第一延伸部41と第二延伸部42を設置するためのスペースを水平方向においても小さくすることができ、屈曲部43が占めるスペースを低減することができる。印刷装置1は、屈曲部43のヘッド50側となる下面と、上面との双方からインクを加熱可能である。印刷装置1は、片方側から加熱する場合に比べ、屈曲部43の大きさを変えることなく加熱面積を向上することができる。本実施形態の4つの経路部40は、左右方向に平行に配置され、SUSによって一体に形成されている。このため印刷装置1は、経路部40が間隔を開けて個別に設けられる場合に比べ、屈曲部43の加熱効率が高い。第一発熱体61及び第二発熱体62はシート状であるため、他の形態の発熱体に比べ、設置スペースが小さくてすむ。このため印刷装置1は、ヘッドホルダ4の設計の自由度を向上させることができる。
印刷装置1は、パージ処理において、吸引ポンプ255を駆動させて、経路部40内の気泡を第一圧力で吸引して吐出口59付近まで移動させる。第一発熱体61及び第二発熱体62によって加熱されたインクでは、気泡の大きさが大きくなる。印刷装置1は、インクを加熱することによって大きくなった気泡を、印刷装置1は、第一圧力で吸引した後、第一圧力よりも大きな吸引力である第二圧力で吸引することによって、第一圧力で吸引した場合にはヘッド50の外部に排出できなかった気泡を、より確実に気泡を吐出口59から排出させることができる。印刷装置1は、気泡が吐出口59から排出される可能性を高めることによって、インクを吐出するきに気泡によってインクが想定していた液滴体積で吐出されない等による印刷品質の低下を抑制することができる。印刷装置1は、最初から吐出口59から気泡を排出するための大きな吸引力で吸引して気泡を吐出口59に移動させる場合よりも、吸引ポンプ255によって吸引されるインクの量を少なくすることと、ヘッド50内の異物及び気泡等を除去するメンテナンスを適切に行うこととの両立を図ることができる。
(A)印刷装置1の構成は適宜変更されてよい。例えば、印刷装置1に供給可能な液体は、上記に例示したインクの他、ホワイト、ゴールド及びシルバー等の他の色のインクであってもよいし、抜染用の処理剤等のインク以外の液体であってもよい。他の例では、ヘッドホルダ4は、搬送可能であったが、ヘッドホルダ4は、印刷対象物に対して相対的に搬送されればよい。このため、例えば、ヘッドホルダ4の位置は固定され、印刷対象物がプラテン装置10によってヘッドホルダ4に対して相対的に搬送されてもよい。他の例では、ヘッドユニット5は、4つのヘッドを備えていたが、ヘッドユニットが備えるヘッドの数は適宜変更されてよい。
(B)経路部40の構成は適宜変更されてよい。屈曲部は、屈曲した部位を有する中空状の部材であればよく、その形状は適宜変更されてよい。例えば、屈曲部は、ヘッド50の延設面と平行な同一面に、第一延伸部と、第二延伸部とが各々設けられてもよい。他の例では、経路部40は、例えば、本実施形態の屈曲部43を2個以上上下方向に列設されて、蛇行したインク流路を形成してもよい。
(C)発熱体の配置、形状、個数及び材質は適宜変更されてよい。例えば、発熱体は、板状の発熱体であってもよい。他の例では、発熱体は、屈曲部43の上面及び下面に加え、背面にも設けられてもよい。他の例では、発熱体は、1つの経路部に、1つ配置されてもよい。他の例では、集積回路部65及び66等の電気機器が発熱体としての機能を有してもよい。熱効率の観点からは、発熱体は、屈曲部に密着していることが好ましいが、液体を加熱できるならば、多少離れていてもよい。
(D)図7のパージ処理を実行させるための指令を含むプログラム及び各種設定値は、印刷装置1がプログラムを実行するまでに、印刷装置1が備える記憶機器に記憶されればよい。したがって、プログラム及び設定値の取得方法、取得経路及びプログラムを記憶する機器の各々は適宜変更されてよい。印刷装置1が備えるプロセッサが実行するプログラム及び設定値は、ケーブル又は無線通信を介して、他の装置から受信し、フラッシュメモリ等の記憶装置に記憶されてもよい。他の装置は、例えば、PC,及びネットワーク網を介して接続されるサーバを含む。
(E)図7のパージ処理の各ステップは、CPU101によって実行される例に限定されず、一部又は全部が他の電子機器(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。また、上記処理の各ステップは、複数の電子機器(例えば、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。また上記実施形態のパージ処理の各ステップは、必要に応じて順序の変更、ステップの省略、及び追加が可能である。更に、印刷装置1が備えるCPU101からの指令に基づき、印刷装置1上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施形態の機能が実現される場合も本発明の範囲に含まれる。例えば、印刷装置1が実行するパージ処理において、以下の変形が適宜加えられてもよい。
(E−1)印刷装置1が、公知の排気ユニット及び排気キャップ(例えば、特開2010−30254号公報参照)を備える場合、S5及びSS6の間に、排気パージが実行されてもよい。この場合排気パージでは、排気キャップを上方へ移動させて排気ユニットの下面に密着させる。排気流路を開放させる。その状態で、吸引ポンプ255を排気キャップに連通させてから、吸引ポンプ255に吸引動作を実行させる。これにより、排気キャップと排気ユニットの下面により形成された密閉空間内の圧力を低下させて、貯留室71内の空気を排気流路から排気キャップへ排出させる(排気パージ)。排気パージによって、貯留室71にインクが充填される。この排気パージの実行時には、キャップ231から234もヘッド50に密着させて、吐出口59を覆うようにしておくことが好ましい。これにより、排気パージによって貯留室71内の圧力が低下したときに、ヘッドのインクのメニスカスが破壊されてしまうのを防止できる。
(E−2)パージ処理は、ヘッド50毎に実行されてもよいし、全てのヘッド50に対して一度に実行されてもよい。第一圧力、第二圧力、第一時間、及び第二時間は、適宜変更されてよい。また、発熱体の加熱の開始、停止の制御を行うタイミングは、上述したパージ処理における実施形態の例に限られない。パージ処理の間、発熱体の加熱を継続して行っていてもよい。その他、パージ処理とは別に発熱体の開始、停止の制御を行っていてもよい。
(E−3)パージ処理では、吸引ポンプを駆動することによって、インクを吸引していたが、吸引ポンプの回転方向を逆に駆動させて正圧を加えてもよい。この場合、印刷装置は、ヘッド50をキャッピングするための保存キャップと、流路のいずれかの位置に正圧ポンプとを独立して備える。そして、保存キャップによって、パージ対象となるヘッド50をキャッピングしながら、正圧を印加してもよい。
1 印刷装置
4 ヘッドホルダ
6 メインタンク
21 キャップモータ
40 経路部
41 第一延伸部
42 第二延伸部
43 屈曲部
44 接続部
45 接続部位
51,52,53,54 ヘッド
59 吐出口
61 第一発熱体
62 第二発熱体
101 CPU
102 ROM
103 RAM
124 モータ
151,152 駆動回路
241,242,243,244 キャップ
255 吸引ポンプ

Claims (5)

  1. 同一の第一平面上に配列された、液体を吐出可能な複数の吐出口を有する吐出部と、
    1以上の前記吐出部を支持する支持部と、
    前記支持部に支持され、前記液体が供給されうる中空状の経路であって、前記吐出部と離間して配置され、且つ、屈曲した部位を有する屈曲部と、前記吐出部及び前記屈曲部の延設方向の各々と交差する方向に伸び、且つ、前記吐出部及び前記屈曲部を接続する、前記屈曲部の延設方向の経路の長さよりも経路の長さが短い接続部とを有する経路と、
    前記屈曲部に沿って配置され、前記液体を加熱しうる発熱体と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記屈曲部は、
    前記接続部と、前記吐出部との接続部位から離間する方向である離間方向に延びる第一延伸部と、
    前記第一延伸部と接続され、前記第一延伸部との接続部位から前記離間方向とは反対の方向に延びる第二延伸部と
    を備え、
    前記発熱体は、前記屈曲部の前記吐出部側の面である吐出部側面と、前記屈曲部の前記吐出部側面とは反対側の面である反対側面との各々に配置されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記支持部を搬送方向に搬送する搬送手段を更に備え、
    前記吐出部は、前記第一平面上に、前記搬送方向に所定の間隔で平行に複数配列され、
    前記経路は、所定の幅を有し、前記複数の吐出部の各々に対応して複数設けられ、
    複数の前記経路の前記第二延伸部の各々は、前記接続部の延設方向と交差する同一の第二平面上にあり、且つ、前記吐出部側面を構成し、
    前記複数の経路の前記第一延伸部の各々は、前記第二平面と離間した同一の第三平面上にあり、且つ、前記反対側面を構成し、
    前記発熱体は、
    前記複数の経路の前記第一延伸部の各々の前記反対側面に沿って配置される所定の幅を有するシート状の第一発熱体と、
    前記複数の経路の前記第二延伸部の各々の前記吐出部側面に沿って配置される所定の幅を有するシート状の第二発熱体と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記吐出部に装着可能な装着部と、
    前記吐出部を前記装着部に対して相対的に移動させることによって、前記装着部が前記吐出部に装着された状態と、前記装着部が前記吐出部に装着されていない状態とを切り替え可能な切替手段と、
    前記装着部が前記吐出部に装着された状態で、1以上の前記吐出口から前記液体を吸引可能な吸引手段と、
    前記吸引手段によって前記1以上の吐出口から前記液体を吸引させる場合、前記装着部が前記吐出部に装着され、前記発熱体が前記屈曲部を介して前記液体を加熱した状態で、前記吸引手段を駆動制御して、第一圧力で前記液体を吸引した後に、前記第一圧力よりも大きい圧力である第二圧力で前記液体を吸引する制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の印刷装置。
  5. 前記制御手段は、前記吸引手段によって前記1以上の吐出口から前記液体を吸引させる場合、前記装着部が前記吐出部に装着され、前記発熱体が前記屈曲部を介して前記液体を加熱した状態で、前記第一圧力で第一時間吸引した後に、前記第二圧力で前記第一時間よりも短い第二時間吸引することを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
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