JP2014162076A - 液体吐出ヘッド、および記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部にインクが浸入する可能性を低減することができる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液体吐出ヘッド2は、複数の吐出孔、複数の吐出孔と連通する複数の加圧室、および複数の加圧室に対応して設けられた複数の加圧部を有するヘッド本体13と、ヘッド本体13上に設けられ、ヘッド本体13を保護するカバー部材40と、カバー部材40上に設けられた位置決め部材70と、を備え、カバー部材40は、第1カバー部材42と、第1カバー部材42上に設けられた第2カバー部材44とを有しており、第1カバー部材42と第2カバー部材44とが嵌合部46にて嵌め合わされており、嵌合部46がヘッド本体13と位置決め部材70とで挟持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体吐出ヘッド、および記録装置に関する。
近年、インクジェットプリンタあるいはインクジェットプロッタなどの、インクジェット記録方式を利用した記録装置が、一般消費者向けのプリンタだけでなく、例えば電子回路の形成、液晶ディスプレイ用のカラーフィルタの製造、有機ELディスプレイの製造といった工業用途にも広く利用されている。
このようなインクジェット方式の記録装置は、液体吐出ヘッドと、記録媒体を液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、液体吐出ヘッドを制御する制御部とを備え、この液体吐出ヘッドを駆動することにより印刷が行われている。
液体吐出ヘッドは、複数の吐出孔、複数の吐出孔と連通する複数の加圧室、および複数の加圧室に対応して設けられた複数の加圧部を有するヘッド本体と、ヘッド本体上に設けられ、該ヘッド本体を保護するカバー部材とを備えている(例えば、特許文献1参照)。また、液体吐出ヘッドは電気信号を供給するためのフレキシブル配線板を有しており、フレキシブル配線板は、カバー部材に設けられた貫通孔を通過してコネクタに接続されている。
特開2011−206945号公報
上記の液体吐出ヘッドは、カバー部材が箱形状に形成されており、フレキシブル配線板が貫通孔を通過しにくい可能性がある。そのため、第1カバー部材と、第2カバー部材とを有するとともに、第1カバー部材と第2カバー部材とが貫通孔を形成し、第1カバー部材と第2カバー部材とが嵌合部にて接続されているカバー部材を利用することが考えられる。しかしながら、この液体吐出ヘッドは、カバー部材の嵌合部から液体吐出ヘッドの内部に、例えば霧状のインクが入り込む可能性がある。それにより、侵入したインクに起因して液体吐出ヘッドに不具合が生じる可能性がある。
本発明の液体吐出ヘッドは、複数の吐出孔、複数の該吐出孔と連通する複数の加圧室、および複数の該加圧室に対応して設けられた複数の加圧部を有するヘッド本体と、該ヘッド本体上に設けられ、該ヘッド本体を保護するカバー部材と、該カバー部材上に設けられた位置決め部材とを備えている。また、前記カバー部材は、第1カバー部材と、該第1カバー部材上に設けられた第2カバー部材とを有しており、前記第1カバー部材と前記第2カバー部材とが嵌合部にて嵌め合わされており、該嵌合部が前記ヘッド本体と前記位置決め部材とで挟持されている。
また、本発明の記録装置は、上記の液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドを制御する制御部とを備えている。
本発明の液体吐出ヘッドによれば、内部にインクが浸入する可能性を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドの分解斜視図である。 図1の液体吐出ヘッドを構成する流路部材および圧電アクチュエータの平面図である。 図2の一点鎖線に囲まれた領域の拡大図である。 図2の一点鎖線に囲まれた領域の拡大図であり、説明のため一部の流路を省略した図である。 図3のI−I線縦断面図である。 図1に示すカバー部材の斜視図である。 (a)は位置決め部材の平面図、(b)は図1に示す液体吐出ヘッドの側面図である。 図1に示すカバー部材の嵌合部を拡大して示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 図1に示す液体吐出ヘッドの断面図である。 図1の液体吐出ヘッドの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッドを搭載した記録装置であるプリンタの概略構成図である。 本発明の他の実施形態に係るカバー部材を示し、(a)は分解斜視図であり、(b)は斜視図である。 (a)は図12に示すカバー部材の嵌合部の拡大斜視図であり、(b)は(a)の断面図である。(c)は他の実施形態に係るカバー部材の嵌合部の拡大斜視図であり、(d)は(c)の断面図である。(e)は他の実施形態の嵌合部の断面図であり、(f)は他の実施形態の嵌合部の断面図である。 さらに他の実施形態に係るカバー部材の嵌合部を示し、(a)は拡大斜視図、(b)は嵌合部の拡大平面図、(c)は嵌合部の断面図である。 さらに他の実施形態に係るカバー部材と位置合わせ部材を示し、(a)は分解斜視図、(b)はカバー部材と位置合わせ部材とを組み合わせた拡大斜視図である。
<第1実施形態>
図1〜10を用いて液体吐出ヘッド2の説明をする。
図1に示すように、液体吐出ヘッド2は、ヘッド本体13と、カバー部材40と、位置決め部材70と、基板94とを有している。
ヘッド本体13は、液体を吐出する機能を有しており、吐出孔8(図5参照)を有している。また、流路部材4と、流路部材4上に設けられた複数の圧電アクチュエータ21と、流路部材4上に設けられた分岐流路部材60とを有している。各圧電アクチュエータ21にはフレキシブル配線板92が接続されており、フレキシブル配線板92上にドライバIC55が設けられている。ヘッド本体上13上に配置された分岐流路部材60は、供給された液体を流路部材4に向けて分岐する機能を有している。なお、図1では、液体が流入する液体導入孔は省略している。
カバー部材40は、流路部材4上に設けられており、第1カバー部材42と第2カバー部材44とにより構成されている。カバー部材40は、ヘッド本体13を保護する機能と、位置決め部材70を保持する機能を有している。第1カバー部材42は4つの切欠部42aと、中央部にリザーバ流路41となる開口と、底面に分岐流路部材60を収容する凹
部(不図示)とを有している。第2カバー部材44は中央部に大きな開口44aを有している。
そして、図6に示すように、第2カバー部材44の開口44aに第1カバー部材42が配置され、第1カバー部材42と第2カバー部材44とは嵌合部46にて接合されている。そのため、カバー部材42は、第1カバー部材42の4つの切欠部42aと、第2カバー部材44の貫通孔44aとにより貫通孔が設けられている。この4つの貫通孔には、ヘッド本体13から延びるフレキシブル配線板92が挿通されている。
位置決め部材70は、カバー部材40上に設けられている。位置決め部材70は、位置決め部71と、螺子止め用の螺子72(図7参照)が挿入される開口75と、開口75が設けられた支持部73とを有している。位置決め部材70は、中央部に大きな開口部70aが設けられており、開口部70aを取り囲むように枠状部72bが設けられている。
基板94は、位置決め部材70上に設けられており、位置決め部材70の開口部70a
内に配置されている。基板94上には、コンデンサあるいはマイクロプロセッサ等の種々の電子部品および配線が設けられている。基板94上に設けられた配線は、コネクタ95に電気的に接続されており、フレキシブル配線板92の一端がコネクタ95に収容されることにより、電気的に接続されている。
制御部100(図11参照)から信号ケーブル(不図示)を介して基板94に送られた駆動信号は、コネクタ95を介してフレキシブル配線板92に送られる。フレキシブル配線板92に実装されたドライバIC55は、駆動信号を処理し、処理後の駆動信号はフレキシブル配線板92を通じて、圧電アクチュエータ基板21の液体吐出素子である加圧部50(図5参照)を駆動し、流路部材4内部の液体を加圧することにより、液滴が吐出される。なお、基板94は、例えば、吐出信号を複数のドライバIC55に分岐し、あるいは吐出信号の整流など行なってもよいが、基板94を設けず、制御部100からの信号ケーブルを直接フレキシブル配線板92に接続するようにしてもよい。
フレキシブル配線板92は可撓性を有する帯状のもので、内部に金属の配線を有し、配線の一部は、フレキシブル配線板92の表面に露出しており、露出した配線により、コネクタ95、ドライバIC55および圧電アクチュエータ基板21と電気的に接続される。フレキシブル配線板92は、例えば、フレキシブルフラットケーブル、あるいはフレキシブルプリント配線板(FPC)を例示することができる。
図2〜5を用いてヘッド本体13を構成する各部材について説明する。図2は、ヘッド本体13のうち流路部材4および圧電アクチュエータ21を示す平面図である。図3は、図2の一点鎖線で囲まれた領域の拡大平面図であり、ヘッド本体13の一部である。図4は、図3と同じ位置の拡大透視図で、吐出孔8の位置が分かりやすいように、一部の流路を省略して描いている。なお、図3,4において、図面を分かりやすくするために、圧電アクチュエータ基板21の下方にあって破線で描くべき加圧室10(加圧室群9)、しぼり12および吐出孔8を実線で描いている。図5は図3のI−I線に沿った縦断面図である。
ヘッド本体13は、平板状の流路部材4と、流路部材4上に設けられた、加圧部50(図5参照)を含む圧電アクチュエータ基板21と、流路部材4上に設けられた分岐流路部材60とを有している。圧電アクチュエータ基板21は台形形状をなしており、台形の1対の平行対向辺が流路部材4の長手方向に平行になるように流路部材4の上面に配置されている。
また、流路部材4の長手方向に平行な2本の仮想直線のそれぞれに沿って2つずつ、つまり合計4つの圧電アクチュエータ基板21が、全体として千鳥状に流路部材4上に配列されている。流路部材4上で隣り合う圧電アクチュエータ基板21の斜辺同士は、流路部材4の短手方向について部分的にオーバーラップしている。オーバーラップしている部分の圧電アクチェータユニットを駆動することにより印刷される領域では、2つの圧電アクチュエータ基板21により吐出された液滴が混在して着弾することになる。
流路部材4の内部にはマニホールド5が形成されている。マニホールド5は流路部材4の長手方向に沿って延び細長い形状を有しており、流路部材4の上面にはマニホールド5の開口5bが形成されている。開口5bは、流路部材4の長手方向に平行な2本の直線(仮想線)のそれぞれに沿って5個ずつ、合計10個形成されている。開口5bは、4つの圧電アクチュエータ基板21が配置された領域を避ける位置に形成されている。マニホールド5には開口5bを通じて液体タンク(不図示)から液体が供給されている。
流路部材4内に形成されたマニホールド5は、複数本に分岐している。なお。分岐した部分のマニホールド5を副マニホールド5aということがあり、開口5bから副マニホールド5aまでのマニホールド5を液体供給路5cと称する場合がある。開口5bに繋がる液体供給路5cは、圧電アクチュエータ基板21の斜辺に沿うように延在しており、流路部材4の長手方向と交差して配置されている。2つの圧電アクチュエータ基板21に挟まれた領域では、1つのマニホールド5が、隣り合う圧電アクチュエータ基板21に共有されており、副マニホールド5aがマニホールド5の両側から分岐している。これらの副マニホールド5aは、流路部材4の内部の各圧電アクチュエータ基板21に対向する領域に互いに隣り合うヘッド本体13の長手方向に延在している。すなわち、副マニホールド5aの両端は、液体供給路5cに繋がっている。
流路部材4は、複数の加圧室10がマトリクス状(すなわち、2次元的かつ規則的)に形成されている4つの加圧室群9を有している。加圧室10は、角部にアールが施されたほぼ菱形の平面形状を有する中空の領域である。加圧室10は流路部材4の上面に開口するように形成されている。これらの加圧室10は、流路部材4の上面における圧電アクチュエータ基板21に対向する領域のほぼ全面にわたって配列されている。したがって、各加圧室群9は、圧電アクチュエータ基板21と略同一の大きさおよび形状の領域を占有している。また、各加圧室10の開口は、流路部材4の上面に圧電アクチュエータ基板21が接着されることで閉塞されている。
本実施形態では、図3に示されているように、マニホールド5は、流路部材4の短手方向に互いに平行に並んだ4列のE1〜E4の副マニホールド5aに分岐している。各副マニホールド5aに繋がった加圧室10は、等間隔に流路部材4の長手方向に並ぶ加圧室10の列を構成し、その列は、短手方向に互いに平行に4列配列されている。副マニホールド5aに繋がった加圧室10の並ぶ列は、副マニホールド5aの両側に2列ずつ配列されている。
全体では、マニホールド5から繋がる加圧室10は、等間隔に流路部材4の長手方向に並ぶ加圧室10の列を構成し、その列は、短手方向に互いに平行に16列配列されている。各加圧室列に含まれる加圧室10の数は、加圧部である変位素子50の外形形状に対応して、その長辺側から短辺側に向かって次第に少なくなるように配置されている。吐出孔8もこれと同様に配置されている。これによって、全体として長手方向に600dpiの解像度で画像形成が可能となっている。
つまり、流路部材4の長手方向に平行な仮想直線に対して直交するように吐出孔8を投影すると、図4に示した仮想直線のRの範囲に、各副マニホールド5a繋がっている4つ
の吐出孔8、つまり全部で16個の吐出孔8が600dpiの等間隔になっている。また、各副マニホールド5aには平均すれば150dpiに相当する間隔で個別流路32が接続されている。これは、600dpi分の吐出孔8を4つ列の副マニホールド5aに分けて繋ぐ設計をする際に、各副マニホールド5aに繋がる個別流路32が等しい間隔で繋がるとは限らないため、マニホールド5aの延在方向、すなわち主走査方向に平均170μm(150dpiならば25.4mm/150=169μm間隔である)以下の間隔で個別流路32が形成されている。
圧電アクチュエータ基板21の上面における各加圧室10に対向する位置には後述する個別電極35がそれぞれ形成されている。個別電極35は加圧室10より一回り小さく、加圧室10とほぼ相似な形状を有しており、圧電アクチュエータ基板21の上面における加圧室10と対向する領域内に収まるように配置されている。
流路部材4の下面の液体吐出面4aには多数の吐出孔8が形成されている。これらの吐出孔8は、流路部材4の下面側に配置された副マニホールド5aと対向する領域を避けた位置に配置されている。
また、これらの吐出孔8は、流路部材4の下面側における圧電アクチュエータ基板21と対向する領域内に配置されている。これらの吐出孔8は、1つの群として圧電アクチュエータ基板21とほぼ同一の大きさおよび形状の領域を占有しており、対応する圧電アクチュエータ基板21の変位素子50を変位させることにより吐出孔8から液滴が吐出できる。吐出孔8は、流路部材4の長手方向に平行な複数の直線に沿って等間隔に配列されている。
ヘッド本体13に含まれる流路部材4は、複数のプレートが積層された積層構造を有している。これらのプレートは、流路部材4の上面から順に、キャビティプレート22、ベースプレート23、アパーチャ(しぼり)プレート24、サプライプレート25、26、マニホールドプレート27,28,29、カバープレート30およびノズルプレート31である。これらのプレートには多数の孔が形成されている。各プレートは、これらの孔が互いに連通して個別流路32および副マニホールド5aを構成するように、位置合わせして積層されている。
ヘッド本体13は、図5に示されているように、加圧室10は流路部材4の上面に、副マニホールド5aは内部の下面側に、吐出孔8は下面に、個別流路32を構成する各部分が異なる位置に互いに近接して配設され、加圧室10を介して副マニホールド5aと吐出孔8とが繋がる構成を有している。
各プレートに形成された孔について説明する。これらの孔には、次のようなものがある。
第1に、キャビティプレート22に形成された加圧室10である。
第2に、加圧室10の一端から副マニホールド5aへと繋がる流路を構成する連通孔である。この連通孔は、ベースプレート23(詳細には加圧室10の入り口)からサプライプレート25(詳細には副マニホールド5aの出口)までの各プレートに形成されている。なお、この連通孔には、アパーチャプレート24に形成されたしぼり12と、サプライプレート25、26に形成された個別供給流路6とが含まれている。
第3に、加圧室10の他端から吐出孔8へと連通する流路を構成する連通孔であり、この連通孔は、以下の記載においてディセンダ(部分流路)と呼称される。ディセンダは、
ベースプレート23(詳細には加圧室10の出口)からノズルプレート31(詳細には吐出孔8)までの各プレートに形成されている。
第4に、副マニホールド5aを構成する連通孔である。この連通孔は、マニホールドプレート27〜29に形成されている。
このような連通孔が相互に繋がり、副マニホールド5aからの液体の流入口(副マニホールド5aの出口)から吐出孔8に至る個別流路32を構成している。副マニホールド5aに供給された液体は、以下の経路で吐出孔8から吐出される。まず、副マニホールド5aから上方向に向かって、個別供給流路6を通り、しぼり12の一端部に至る。次に、しぼり12の延在方向に沿って水平に進み、しぼり12の他端部に至る。そこから上方に向かって、加圧室10の一端部に至る。さらに、加圧室10の延在方向に沿って水平に進み、加圧室10の他端部に至る。そこから少しずつ水平方向に移動しながら、主に下方に向かい、下面に開口した吐出孔8へと進む。
圧電アクチュエータ基板21は、図5に示されるように、2枚の圧電セラミック層21a,21bからなる積層構造を有している。これらの圧電セラミック層21a,21bはそれぞれ20μm程度の厚さを有している。圧電アクチュエータ基板21全体の厚さは40μm程度である。圧電セラミック層21a,21bのいずれの層も複数の加圧室10を跨ぐように延在している(図3参照)。これらの圧電セラミック層21a,21bは、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料により形成することができる。
圧電アクチュエータ基板21は、Ag−Pd系などの金属材料からなる共通電極34およびとAu系などの金属材料からなる個別電極35を有している。個別電極35は上述のように圧電アクチュエータ基板21の上面における加圧室10と対向する位置に配置されている。個別電極35の一端は、加圧室10と対向する領域外に引き出されて接続電極36が形成されている。この接続電極36は例えばガラスフリットを含む銀−パラジウムからなり、厚さが15μm程度で凸状に形成されている。また、接続電極36は、フレキシブル配線板92に設けられた電極と電気的に接合されている。詳細は後述するが、個別電極35には、制御部100(図10参照)からフレキシブル配線板92を通じて駆動信号が供給される。駆動信号は、印刷媒体Pの搬送速度と同期して一定の周期で供給される。
共通電極34は、圧電セラミック層21aと圧電セラミック層21bとの間の領域に面方向のほぼ全面にわたって形成されている。すなわち、共通電極34は、圧電アクチュエータ基板21に対向する領域内の全ての加圧室10を覆うように延在している。共通電極34の厚さは2μm程度である。共通電極34は図示しない領域において接地され、グランド電位に保持されている。本実施形態では、圧電セラミック層21b上において、個別電極35からなる電極群を避ける位置に個別電極35とは異なる表面電極(不図示)が形成されている。表面電極は、圧電セラミック層21bの内部に形成されたスルーホールを介して共通電極34と電気的に接続されているとともに、多数の個別電極35と同様に、フレキシブル配線板92上の別の電極と接続されている。
図5に示されるように、共通電極34と個別電極35とは、最上層の圧電セラミック層21bのみを挟むように配置されている。圧電セラミック層21bにおける個別電極35と共通電極34とに挟まれた領域は活性部と呼称され、活性部に対応する圧電セラミックスには分極が施されている。本実施形態の圧電アクチュエータ基板21においては、最上層の圧電セラミック層21bのみが活性部を含んでおり、圧電セラミック21aは活性部を含んでおらず、振動板として働く。圧電アクチュエータ基板21はいわゆるユニモルフタイプの構成を有している。
なお、後述のように、個別電極35に選択的に所定の駆動信号が供給されることにより、個別電極35に対応する加圧室10内の液体に圧力が加えられる。これによって、個別流路32を通じて、対応する液体吐出口8から液滴が吐出される。すなわち、圧電アクチュエータ基板21における各加圧室10に対向する部分は、各加圧室10および液体吐出口8に対応する個別の加圧部50に相当する。つまり、2枚の圧電セラミック層からなる積層体中には、図5に示されているような構造を単位構造とする加圧部50が加圧室10毎に、加圧室10の直上に位置する振動板21a、共通電極34、圧電セラミック層21b、個別電極35により作り込まれており、圧電アクチュエータ基板21には加圧部50が複数含まれている。なお、本実施形態において1回の吐出動作によって液体吐出口8から吐出される液体の量は5〜7pl(ピコリットル)程度である。
多数の個別電極35は、個別に電位を制御することができるように、それぞれがフレキシブル配線板92および配線を介して、個別に制御部100に電気的に接続されている。
本実施形態における圧電アクチュエータ基板21においては、個別電極35を共通電極34と異なる電位にして圧電セラミック層21bに対してその分極方向に電界を印加したとき、この電界が印加された部分が、圧電効果により歪む活性部として働く。この時圧電セラミック層21bは、積層方向に伸長または収縮し、圧電横効果により積層方向と垂直な方向すなわち面方向には収縮または伸長しようとする。一方、残りの圧電セラミック層21aは、個別電極35と共通電極34とに挟まれた領域を持たない非活性層であるので、自発的に変形しない。つまり、圧電アクチュエータ基板21は、上側の圧電セラミック層21bを、活性部を含む層とし、かつ下側の圧電セラミック層21aを非活性層とした、いわゆるユニモルフタイプの構成となっている。
この構成において、電界と分極とが同方向となるように、制御部100により個別電極35を共通電極34に対して正または負の所定電位とすると、圧電セラミック層21bの電極に挟まれた部分(活性部)が、面方向に収縮する。一方、非活性層の圧電セラミック層21aは電界の影響を受けないため、自発的には縮むことがなく活性部の変形を規制しようとする。この結果、圧電セラミック層21bと圧電セラミック層21aとの間で分極方向への歪みに差が生じて、圧電セラミック層21bは加圧室10側へ凸となるように変形(ユニモルフ変形)する。
本実施の形態における実際の駆動手順は、予め個別電極35を共通電極34より高い電位とする第1の電圧V1(V)(ボルト、以下で省略することがある)にしておき、吐出要求がある毎に個別電極35を共通電極34とを一旦、第1の電圧V1よりも低い第2の電圧を加えて低電位、例えば同じ電位にし、その後所定のタイミングで再び高電位とする。これにより、個別電極35が低電位になるタイミングで、圧電セラミック層21a,21bが元の形状に戻り、加圧室10の容積が初期状態(両電極の電位が異なる状態)と比較して増加する。このとき、加圧室10内に負圧が与えられ、液体がマニホールド5側から加圧室10内に吸い込まれる。
その後再び個別電極35を高電位にしたタイミングで、圧電セラミック層21a,21bが加圧室10側へ凸となるように変形し、加圧室10の容積減少により加圧室10内の圧力が正圧となり液体への圧力が上昇し、液滴が吐出される。つまり、液滴を吐出させるため、高電位を基準とするパルスを含む駆動信号を個別電極35に供給することになる。このパルス幅は、加圧室10内において圧力波がマニホールド5から吐出孔8まで伝播する時間長さであるAL(Acoustic Length)が理想的である。これによると、加圧室10
内部が負圧状態から正圧状態に反転するときに両者の圧力が合成され、より強い圧力で液滴を吐出させることができる。
また、階調印刷においては、吐出孔8から連続して吐出される液滴の数、つまり液滴吐出回数で調整される液滴量(体積)で階調表現が行われる。このため、指定された階調表現に対応する回数の液滴吐出を、指定されたドット領域に対応する吐出孔8から連続して行なう。一般に、液体吐出を連続して行なう場合は、液滴を吐出させるために供給するパルスとパルスとの間隔をALとすることが好ましい。これにより、先に吐出された液滴を吐出させるときに発生した圧力の残余圧力波と、後に吐出させる液滴を吐出させるときに発生する圧力の圧力波との周期が一致し、これらが重畳して液滴を吐出するための圧力を増幅させることができる。なお、この場合後から吐出される液滴の速度が速くなると考えられるが、その方が複数の液滴の着弾点が近くなり好ましい。
図6〜8を用いて、カバー部材40および位置決め部材70について説明する。
カバー部材40は、第1カバー部材42と第2カバー部材44とを備えている。第1カバー部材42は第2カバー部材44の開口44aの内部に配置されている。第1カバー部
材42の凹部(不図示)には分岐流路部材60が収容されている。カバー部材40は、下方に設けられた圧電アクチュエータ21と、圧電アクチュエータ21およびフレキシブル配線板92の電気的接続部とを保護するとともに、位置決め部材70の変形を抑えるように機能している。
第1カバー部材42は、立方体形状をなしており、側面に4つの切欠部42aを有して
いる。また、短手方向の中央部にリザーバ流路41と液体導入孔41bと液体導出孔41aとを備えている。液体導入孔41bは長手方向の端部に設けられており、液体導出孔41aは、長手方向の中央部に設けられている。そのため、リザーバ流路41は、長手方向の端部から中央部に延びるように設けられている。
第2カバー部材44は、中央部に大きな開口44aを有しており、開口44aは貫通している。そのため、第2カバー部材44は、枠形状をなしている。第2カバー部材44は、長手方向における両端部に、カバー部材40を固定するための螺子72が嵌め合わされる螺子穴44dを有している。
そして、第1カバー部材42と第2カバー部材44とは、嵌合部46にて嵌め合わされている。図8(a),(b)に示すように、嵌合部46は、第1カバー部材42と、第2カバー部材44とにより形成されており、より具体的には、第1カバー部材42の第1凸部42bと、第2カバー部材44の第2凸部44bとにより形成されている。第1凸部42bは第2カバー部材44の第2凸部44bに隣り合うように配置され、第2凸部44bは第1カバー部材42の第1凸部42bに隣り合うように配置されている。このようにして、嵌合部46にて第1カバー部材42と第2カバー部材44とが嵌め合わされている。なお、図示していないが、嵌合部46は、エポキシ系の樹脂等の接着剤により接着されていることが好ましい。
位置決め部材70は、中央部大きな開口部70aと、開口部70aを取り囲むように枠状部70bとを有している。そのため、位置決め部材70aは、平面視して、枠形状をなしている。位置決め部材70aは、長手方向の両端部に支持部74を有しており、支持部74から位置決め部71がそれぞれ突出している。支持部74には、開口(不図示)が設けられており、開口に螺子72が嵌めこまれている。この螺子72は、位置決め部材70の開口と第2カバー部材44の螺子穴44dとに挿入されており、先端が流路部材4に埋め込まれている。それにより、位置決め部材70側から螺子72により、カバー部材40と流路部材4とが接合されている。このように、位置決め部材70と流路部材4とが螺子止め固定されていることにより、位置決め部材70と、流路部材4が備える吐出孔8との
位置精度を高くすることができる。なお、図示していないが、流路部材4と分岐流路部材60とは、エポキシ系の樹脂等の接着剤により接着されている。
螺子72により一体化された液体吐出ヘッド2は、位置決め部材70により位置決めされ、プリンタ(不図示)に搭載される。位置決めは、プリンタに立設して設けられた2つの位置決めピン73に位置決め部71を当接させることにより行われる。まず、プリンタの一方の位置決めピン73に、位置決め部材7の一方の位置決め部71を図7(a)に示すように当接させる。次に、当接させた位置決めピン73を中心に液体吐出ヘッド2を回転させ、他方の位置決め部71を他方の位置決めピン73に当接させる。このようにして、位置決めを行うことで液体吐出ヘッド2が搬送方向に対して傾くことなくプリンタに搭載することができる。
また、位置決め部材70は、プリンタに取り付けられる際に位置決めに用いられる、長手方向の両端部分が、一体化されつながった構造になっている。そのため、両端部分のそれぞれを別部材とするよりも、外部から加わった力に対して位置ずれしにくい構成となっている。また、一体化されているため、組立がしやすい構成となっている。
図7,8を用いて、カバー部材40の嵌合部46とヘッド本体13と位置決め部材70との位置関係について説明する。
図7(b),8に示すように、嵌合部46の上方には位置決め部材70の枠状部70bが配置されている。また、嵌合部46の下方には流路部材4が配置されており、嵌合部46の下方にヘッド本体13が配置されることとなる。
それにより、嵌合部46が、ヘッド本体13と位置決め部材70により挟持されることとなる。上述したように、ヘッド本体13の流路部材4と位置決め部材70とは、螺子72により螺子止めされている。そのため、嵌合部46が、上方向および下方向から押圧されることとなる。より具体的には、位置決め部材70の枠状部70bと、流路部材4とにより押圧されることとなる。その結果、嵌合部46が強固に接合されることとなる。それゆえ、嵌合部46から霧状のインクが侵入する可能性を低減することができ、液体吐出ヘッド2が破損する可能性を低減することができる。
また、図示しないが、枠状部70bの剛性を高めるために、枠状部70bにフランジを設けてもよい。それにより、枠状部70bの剛性を高めることができ、嵌合部46を上方から強固に押圧することができる。
また、第1凸部42bが第2カバー部材44に隣り合うように配置され、第2凸部44bが第1カバー部材42に隣り合うように配置されていることから、第1カバー部材42と第2カバー部材44との接触面積を増大させることができる。その結果、霧状のインクが侵入した場合においても、カバー部材40の内部に侵入するまでの経路(以下、インク侵入経路と称する)を長くすることができ、霧状のインクがカバー部材40の内部に侵入する可能性を低減することができる。
また、図8(b)に示すように、第2凸部44bが第1凸部42bよりも外側に配置されている。そのため、侵入したインクがカバー部材40の内部に向かう間に、インク侵入経路が少なくとも一度上方に向かう構成となる。その結果、嵌合部46に侵入したインクは、上方へ向かうインク侵入経路の中で、重力による作用をうけることとなる。それにより、侵入したインクは、インク侵入経路において、侵入を妨げられることとなり、侵入したインクがカバー部材40の内部に侵入する可能性を低減することができる。
なお、位置決め部材70とカバー部材40と分岐流路部材60とを螺子72により螺子止め固定した例を示したがこれに限定されるものではない。例えば、位置決め部材70と分岐流路部材60とを螺子72により螺子止め固定してもよい。位置決め部材70と分岐流路部材60とを螺子止め固定した場合においても、分岐流路部材60と流路部材4とが接着剤により固定されており、嵌合部46の上方に位置する位置決め部材70と、下方に位置する流路部材4とにより、嵌合部46に押圧力を加えることができる。なお、位置決め部材70と流路部材4とを螺子止め固定する場合、分岐流路部材60をカバー部材40により囲まれるように配置してもよい。また、分岐流路部材60と流路部材4とを螺子止め固定してもよい。
以下、図9を用いて、リザーバ流路41および分岐流路61について説明する。
ヘッド本体13は、流路部材4の上に分岐流路部材本体60aが積層されており、その上にプレート60bを介して、カバー部材本体40aが積層されている。カバー部材本体40aは、下面に凹部40cを有しており、分岐流路部材60が凹部40cに収容されている。分岐流路部材本体60aの凹部63には加圧部を含む圧電アクチュエータ21が収められている。分岐流路部材本体60aには分岐流路61が設けられており、カバー部材本体40aにはリザーバ流路41が設けられている。
カバー部材40は、リザーバ流路41となる溝が形成されたカバー部材本体40aと、カバー部材本体40aを覆い隠すプレート40bと、分岐流路部材60を収容する凹部40cにより形成されている。なお、図9以外においては、プレート40bおよび凹部40cについては省略して示している。分岐流路部材60は、分岐流路61となる溝が形成された分岐流路部材本体60aと、分岐流路部材本体60aを覆い隠すプレート60bとにより形成されている。
カバー部材40は、カバー部材本体40aの一方側にて、リザーバ流路41と対向してプレート40bが配置され、リザーバ流路41を形成しており、カバー部材本体40aの他方側にて、分岐流路部材60のプレート60bが配置されている。プレート60bの反対側には分岐流路部材本体60aが設けられており、分岐流路部材本体60aに設けられた溝とプレート60bにより分岐流路61が形成されている。分岐流路部材本体60aの反対側には、圧電アクチュエータ基板21が配置された流路部材4が設けられている。
リザーバ流路41の液体導入孔41bは外部液体タンク(図示せず)に繋がっており、リザーバ流路41の液体導入孔41bから入った液体は、リザーバ流路41の液体導出孔41aを通り、分岐流路61の液体導入孔61bからリザーバ流路61に入り、途中で分岐する複数の流路にそれぞれ流れ、分岐流路61の液体導出孔61aを通り、複数のマニホールドの開口5bから共通流路であるマニホールド5に流れ込む。
分岐流路61の液体導入孔61bは、長手方向の中央部に形成されているため、複数の部分で繋がるマニホールド5までの流路長を比較的近くすることができるので、液体の供給を安定化させることができる。ここでいう中央部とは吐出孔が開口している領域の長手方向の長さLx(m、以下単位を省略することがある)とした際、その中央からの長手方向のズレがLx/10以下である範囲のことである。なお、短手方向においても中心に近い方が好ましく、吐出孔開口領域の短手方向の長さLyに対して、短手方向のズレがLy/4以下であることが好ましい。
リザーバ流路41の内壁の一部は弾性変形可能な材質のダンパ(不図示)になっている。ダンパは弾性変形することでリザーバ流路41の体積を変化させることができ、液体吐出量が急激に多くなった場合などに、安定して液体が供給できるようになる。なお、リザ
ーバ流路41を流れる液体を温めるためにヒータ(不図示)を設けてもよい。また、リザーバ流路41の中にフィルタ(不図示)を設けて、液体の中に含まれる異物が分岐流路部材60に入る可能性を低減することが好ましく、異物が詰まることによって起こる不吐出を抑制できる。
カバー部材本体40a、および分岐流路部材本体60aは、金属または合金の部材を用いて形成することができる。また、樹脂によりこれらの部材を作製することもできる。樹脂により形成することで、リザーバ流路41および分岐流路61が複雑な形状であった場合においても、安価に作成することができる。プレート40b,60aも金属または合金の部材、あるいは樹脂により形成することができる。これらの部材は接着剤により接着すればよい。
なお、カバー部材40にリザーバ流路41を設けたがこれに限定されるものではない。外部からチューブにより直接、分岐流路部材60の液体導入孔61bに供給してもよい。また、カバー部材40とは別にリザーバ流路41を有するリザーバ流路部材を設けてもよい。
液体吐出ヘッド2は、図10に示すように、筐体90により覆われている。筐体90は金属製であり、一部に駆動信号が伝達される信号ケーブル(不図示)が通る孔90cが設けられている。図10の例では、筐体90の上面の一部に孔90cが設けられており、孔90cは制御部100と繋がる駆動信号が伝達される信号ケーブルが通っており、樹脂製の蓋体などで塞がれている。カバー部材40の端部には液体導入孔41bが設けられており、液体導入孔41bを介してカバー部材40に液体が供給される。図示していないが、ドライバIC55は、金属製の筐体90に押し当てられており、発生した熱は主に筐体90に伝わり、さらに筐体90全体に速く広がり、外部に放熱される。なお、筐体90は必ずしも設ける必要はない。
図11は、本発明の一実施形態に係る液体吐出ヘッド2を備える記録装置であるカラーインクジェットプリンタの概略構成図である。カラーインクジェットプリンタ1(以下、プリンタ1とする)は、4つの液体吐出ヘッド2を有している。これらの液体吐出ヘッド2は、印刷用紙Pの搬送方向に沿って並べられ、プリンタ1に固定されている。液体吐出ヘッド2は、図11の手前から奥へ向かう方向に細長い形状を有している。この長い方向を長手方向と呼ぶことがある。
プリンタ1には、印刷用紙Pの搬送経路に沿って、給紙ユニット114、搬送ユニット120および紙受け部116が順に設けられている。また、プリンタ1には、液体吐出ヘッド2あるいは給紙ユニット114などのプリンタ1の各部における動作を制御するための制御部100が設けられている。
給紙ユニット114は、複数枚の印刷用紙Pを収容することができる用紙収容ケース115と、給紙ローラ145とを有している。給紙ローラ145は、用紙収容ケース115に積層して収容された印刷用紙Pのうち、最も上にある印刷用紙Pを1枚ずつ送り出すことができる。
給紙ユニット114と搬送ユニット120との間には、印刷用紙Pの搬送経路に沿って、二対の送りローラ118a,118b、ならびに、119a,119bが配置されている。給紙ユニット114から送り出された印刷用紙Pは、これらの送りローラ118a,118bによってガイドされて、さらに搬送ユニット120へと送り出される。
搬送ユニット120は、エンドレスの搬送ベルト111と2つのベルトローラ106,
107を有している。搬送ベルト111は、ベルトローラ106,107に巻き掛けられている。搬送ベルト111は、2つのベルトローラ106,107に巻き掛けられたとき所定の張力で張られるような長さに調整されている。これによって、搬送ベルト111は、2つのベルトローラ106,107の共通接線をそれぞれ含む互いに平行な2つの平面に沿って、弛むことなく張られている。これら2つの平面のうち、液体吐出ヘッド2に近い方の平面が、印刷用紙Pを搬送する搬送面127である。
ベルトローラ106には、図11に示されるように、搬送モータ174が接続されている。搬送モータ174は、ベルトローラ106を矢印Aの方向に回転させることができる。また、ベルトローラ107は、搬送ベルト111に連動して回転することができる。したがって、搬送モータ174を駆動してベルトローラ106を回転させることにより、搬送ベルト111は、矢印Aの方向に沿って移動する。
ベルトローラ107の近傍には、ニップローラ138とニップ受けローラ139とが、搬送ベルト111を挟むように配置されている。ニップローラ138は、図示しないバネによって下方に付勢されている。ニップローラ138の下方のニップ受けローラ139は、下方に付勢されたニップローラ138を、搬送ベルト111を介して受け止めている。2つのニップローラは回転可能に設置されており、搬送ベルト111に連動して回転する。
給紙ユニット114から搬送ユニット120へと送り出された印刷用紙Pは、ニップローラ138と搬送ベルト111との間に挟み込まれる。これによって、印刷用紙Pは、搬送ベルト111の搬送面127に押し付けられ、搬送面127上に固着する。そして、印刷用紙Pは、搬送ベルト111の回転に従って、液体吐出ヘッド2が設置されている方向へと搬送される。なお、搬送ベルト111の外周面113に粘着性のシリコンゴムによる処理を施してもよい。これにより、印刷用紙Pを搬送面127に確実に固着させることができる。
4つの液体吐出ヘッド2は、搬送ベルト111による搬送方向に沿って互いに近接して配置されている。各液体吐出ヘッド2は、下端にヘッド本体13を有している。ヘッド本体13の下面には、液体を吐出する多数の吐出孔8が設けられている吐出孔面4aとなっている(図5参照)。
1つの液体吐出ヘッド2に設けられた吐出孔8からは、同じ色の液体(インク)が吐出されるようになっている。各液体吐出ヘッド2の吐出孔8は一方方向(印刷用紙Pと平行で印刷用紙P搬送方向に直交する方向であり、液体吐出ヘッド2の長手方向)に等間隔で配置されているため、一方方向に隙間なく印刷することができる。各液体吐出ヘッド2から吐出される液体の色は、それぞれ、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)およびブラック(K)である。各液体吐出ヘッド2は、ヘッド本体13の下面の吐出孔開口平面4a(図5参照)と搬送ベルト111の搬送面127との間にわずかな隙間をおいて配置されている。
搬送ベルト111によって搬送された印刷用紙Pは、液体吐出ヘッド2と搬送ベルト111との間の隙間を通過する。その際に、液体吐出ヘッド2を構成するヘッド本体13から印刷用紙Pの上面に向けて液滴が吐出される。これにより、印刷用紙Pの上面には、制御部100によって記憶された画像データに基づくカラー画像が形成される。
搬送ユニット120と紙受け部116との間には、剥離プレート140と二対の送りローラ121a,121b,122a,122bとが配置されている。カラー画像が印刷された印刷用紙Pは、搬送ベルト111によって剥離プレート140へと搬送される。この
とき、印刷用紙Pは、剥離プレート140の右端によって、搬送面127から剥離される。そして、印刷用紙Pは、送りローラ121a,121b,122a,122bによって、紙受け部116に送り出される。このように、印刷済みの印刷用紙Pが順次紙受け部116に送られ、紙受け部116に重ねられる。
なお、印刷用紙Pの搬送方向について最も上流側にある液体吐出ヘッド2とニップローラ138との間には、紙面センサ133が設置されている。紙面センサ133は、発光素子および受光素子によって構成され、搬送経路上の印刷用紙Pの先端位置を検出することができる。紙面センサ133による検出結果は制御部100に送られる。制御部100は、紙面センサ133から送られた検出結果により、印刷用紙Pの搬送と画像の印刷とが同期するように、液体吐出ヘッド2や搬送モータ174等を制御することができる。
<第2の実施形態>
図12,13を用いて他の実施形態に係る液体吐出ヘッド2の説明をする。第2の実施形態に係る液体吐出ヘッド2を構成するカバー部材40は、第1カバー部材42および第2カバー部材44の形状が第1の実施形態とは異なっている。
第1カバー部材42は、中央部に大きな切欠部42aを有しており、この切欠部42aは貫通しており貫通孔を形成している。そのため、第1カバー部材42は枠状形状をなしている。切欠部42aの内部には、第2カバー部材44に設けられたリザーバ流路41が配置されている。また、切欠部42aには、第1カバー部材42の下方に位置する分岐流路部材(不図示)も収容されている。
第2カバー部材44は、リザーバ流路41が形成されており、長手方向における両端部に螺子穴44dが設けられている。また、リザーバ流路41とは異なる端部に、基板保持部44eが設けられている。この基板保持部44eとリザーバ流路41を構成する壁面とにより、基板94(図1参照)を第2カバー部材44が保持している。
第1カバー部材42と第2カバー部材44とは、嵌合部46にて嵌め合わされている。図13(a)に示すように、嵌合部46は、第1カバー部材42と、第1凸部42bと、第2カバー部材44と、第2凸部44bとにより構成されている。第1凸部42bの先端は第2カバー部材44に当接され、第2凸部44bの先端は第1カバー部材42に当接されている。そして、第1凸部42bと第2凸部44bとが空間を空けて隣り合っており、嵌合部46は内部に隙間部48を有する構成となる。
このように、嵌合部46は、内部に隙間部48を有することから、霧状のインクが、嵌合部46に侵入した場合においても、侵入したインクを隙間部48に収容することができ、隙間部48より内部にインクが侵入する可能性を低減することができる。
なお、隙間部28が、断面視して矩形状をなしている例を示したがこれに限定されるものではない。例えばテーパ形状をなしていてもよい。この場合、第1凸部42bを先端に向かうにつれて細くなるテーパ形状とすることにより、第1カバー部材42と第2カバー部材44とを嵌め合わせた際にテーパ形状の隙間部48を形成することができる。
図13(c)〜(f)を用いて嵌合部46の変形例について説明する。
図13(c),(d)は、嵌合部46が第1凸部42bおよび第2凸部44bにより形成されていない例を示す。嵌合部46は、長手方向に延びる第1カバー部材42と第2カバー部材44とにより形成されている。この場合においても、嵌合部46の上方に位置決め部材70の枠状部70bが配置され、嵌合部46の下方に分岐流路部材60が配置され
ることにより、嵌合部46を上下方向から押圧することができ、嵌合部46に霧状のインクが侵入する可能性を低減することができる。
また、図13(e)に示すように、嵌合部46を構成する一部の壁面の表面粗さを粗くしてもよい。嵌合部46において、第1凸部42bおよび第2凸部44bは、互いに対向する第1対向面46aを有しており、第1凸部42bおよび第2カバー部材44は、互いに対向する第2対向面46bを有しており、第2凸部44bおよび第1カバー部材42は、互いに対向する第3対向面46cを有している。そして、第1対向面46aの表面粗さは、第2対向面46bの表面粗さ、および第3対向面46cの表面粗さよりも粗い構成となっている。
そのため、嵌合部46の入口である第3対向面46c、および嵌合部46の出口である第2対向面46bでは、表面粗さが平らであることに起因して、第2対向面46bおよび第3対向面46cに隙間が生じにくく、霧状のインクが侵入する可能性、および、嵌合部46に侵入したインクがカバー部材46の内部に侵入する可能性を低減することができる。
また、嵌合部46の内部にある第1対向面46aの表面粗さが粗いことに起因して、嵌合部46の内部にインクが侵入した場合においても、第1対向面46aにインクが付着してメニスカス形状を形成するため、インクの侵入を抑えることができる。
第1対向面46aの表面粗さを第2対向面46bの表面粗さ、および第3対向面46cの表面粗さよりも粗くするためには、例えば、第1対向面46aを、やすりにより機械的に研磨すればよい。また、第1対向面46aを、薬剤により表面を粗くして化学的に研磨してもよい。
なお、第1対向面46aの表面粗さを粗くした例を示したが、隙間部48を構成する壁面の全ての表面粗さを粗くしてもよい。また、第1対向面46aの表面粗さを第2対向面46bおよび第3対向面46cよりも粗くした例を示したが、第1対向面46aの表面粗さは、第2対向面46bまたは第3対向面46のどちらか一方よりも粗くすればよい。
さらにまた、図13(f)に示すように、第1凸部42bが、第2凸部44bよりも外側に配置されていてもよい。この場合においても、インク侵入経路を長くすることができ、侵入したインクが、カバー部材40の内部にまで到達する可能性を低減することができる。
<第3の実施形態>
図14を用いて第3の実施形態について説明する。図14(a),(b)に示すように、第1カバー部材42および第2カバー部材44は、一方方向である長手方向に延在しており、第1凸部42bおよび第2凸部44bも長手方向に延在している。さらに、平面視して第1凸部42bおよび第2凸部44bは複数の凹凸46dを有している。
第1凸部42bに設けられた凹凸46dと、第2凸部44bに設けられた凹凸46dとは互いに逆向きに設けられている。つまり、第1凸部42bと第2凸部44bとが嵌め合わされる位置において、嵌合部46は、平面視して、第1凸部42bでは凹をなし、第2凸部44bでは凸をなしている。そのため、第1凸部42bの複数の凹凸46dと、第2凸部44bの複数の凹凸46dとが嵌め合わされている。
そのため、嵌合部46において、第1カバー部材42と第2カバー部材44との接触面積を増加させることができる。その結果、嵌合部46にインクが侵入した場合においても
、侵入したインクが、嵌合部46において、第1カバー部材42の表面および第2カバー部材44の表面に付着する可能性を高めることができる。それにより、インクの侵入の進行を抑えることができ、カバー部材40の内部にインクが侵入する可能性を低減することができる。
また、嵌合部46において、第1カバー部材42と第2カバー部材44との接触面積が増加することにともなって、嵌合部46における接合強度を向上させることができる。
なお、第3の実施形態では、屈曲した凹凸46dを設けた例を示したが、湾曲した凹凸46dを設けてもよい。
<第4の実施形態>
図15を用いて第4の実施形態について説明する。
第2カバー部材44は、長手方向の両端部に、位置決め部材70の位置決め部71を支持するための支持部49が設けられている。その他の点は第2の実施形態と同様であり説明を省略する。
位置決め部材70は、両端部に位置決め部71が設けられている。位置決め部71は、位置決め部材70の支持部71から外側に向けて突出している。第2カバー部材44の支持部49は、長手方向の両端部に設けられており、位置決め部材70の位置決め部71に向けて突出している。具体的には、位置決め部材70の支持部74の下方に設けられており、平面視して略同形状をなしている。
第2カバー部材44は支持部49を備えていることから、支持部49が強固に位置決め部材70の支持部74を保持することができる。それにより、液体吐出ヘッドの位置決めを行う際に、位置決め部71が強固に保持されることとなり、液体吐出ヘッドの正確な位置決めを行うことができる。
また、第2カバー部材44の支持部49の平面視形状が、位置決め部材70の支持部74の平面視形状と略同形状であることから、位置決めする際の位置決めピン73(図7差参照)と支持部49とが接触する可能性を低減することができ、液体吐出ヘッドを正確に位置決めすることができる。
なお、支持部49を第2カバー部材44に設けた例を示したが、第1カバー部材42に設けてもよい。また、支持部49が、位置決め部材70の支持部74と、平面視して略同形状の例を示したが、支持部49が位置決め部71と接触しない限りどのような形状を有していてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態である液体吐出ヘッド2を用いたプリンタ1を示したが、これに限定されるものではなく、他の実施形態に係る液体吐出ヘッドを用いてもよい。また、複数の実施形態である液体吐出ヘッドを組み合わせてもよい。
また、加圧部50として圧電アクチュエータ21を用いた圧電素子の例を示したが、これに限られるものでなく、加圧室10中の液体を加圧できるものなら他のものでよく、例えば、加圧室10中の液体を加熱して沸騰させて圧力を生じさせるものや、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いたものでも良い。
1・・・プリンタ
2・・・液体吐出ヘッド
4・・・流路部材
5・・・マニホールド(共通流路)
5a・・・副マニホールド
5b・・・マニホールドの開口(液体導入孔)
5c・・・液体供給路
6・・・個別供給流路
8・・・吐出孔
9・・・加圧室群
10・・・加圧室
11・・・加圧室列
12・・・しぼり
13・・・ヘッド本体
15・・・吐出孔列
21・・・圧電アクチュエータ基板
21a・・・圧電セラミック層(振動板)
21b・・・圧電セラミック層
22〜31・・・プレート
32・・・個別流路
34・・・共通電極
35・・・個別電極
36・・・接続電極
40・・・カバー部材
40a・・・カバー部材本体
40b・・・蓋部材
40c・・・凹部
41・・・リザーバ流路
41a・・・リザーバ流路の液体導出孔
41b・・・リザーバ流路の液体導入孔
42・・・第1カバー部材
42a・・・切欠部
42b・・・第1凸部
44・・・第2カバー部材
44a・・・開口
44b・・・第2凸部
44c・・・第2壁面
44d・・・螺子穴
44e・・・基板保持部
46・・・嵌合部
46a・・・第1対向面
46b・・・第2対向面
46c・・・第3対向面
46d・・・凹凸
48・・・隙間部
49・・・支持部
50・・・変位素子(加圧部)
55・・・ドライバIC
60・・・分岐流路部材
60a〜60c・・・プレート
61・・・分岐流路
61a・・・分岐流路の液体導出孔
61b・・・分岐流路の液体導入孔
63・・・圧電アクチュエータが収納される凹部
70・・・位置決め部材
70a・・・開口部
70b・・・枠状部
71・・・位置決め部
72・・・螺子
73・・・位置決めピン
74・・・支持部
75・・・開口
90・・・筐体
90c・・・孔
92・・・フレキシブル配線板
94・・・基板
95・・・コネクタ

Claims (8)

  1. 複数の吐出孔、複数の該吐出孔と連通する複数の加圧室、および複数の該加圧室に対応して設けられた複数の加圧部を有するヘッド本体と、
    該ヘッド本体上に設けられ、該ヘッド本体を保護するカバー部材と、
    該カバー部材上に設けられた位置決め部材と、を備え、
    前記カバー部材は、第1カバー部材と、該第1カバー部材上に設けられた第2カバー部材とを有しており、
    前記第1カバー部材と前記第2カバー部材とが嵌合部にて嵌め合わされており、
    該嵌合部が前記ヘッド本体と前記位置決め部材とで挟持されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記第1カバー部材が前記第2カバー部材に向けて突出した第1凸部を有し、
    前記第2カバー部材が前記第1カバー部材に向けて突出した第2凸部を有し、
    前記嵌合部は、前記第1凸部と前記第2凸部とが隣り合って構成されている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記第2凸部が、前記第1凸部よりも外側に配置されている、請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記第1凸部および前記第2凸部は、互いに対向する第1対向面を有しており、
    前記第1凸部および前記第2カバー部材は、互いに対向する第2対向面を有しており、
    前記第2凸部および前記第1カバー部材は、互いに対向する第3対向面を有しており、
    前記第1対向面の表面粗さは、前記第2対向面の表面粗さ、および、前記第3対向面の表面粗さよりも粗い、請求項2または3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記第1凸部および前記第2凸部は、一方方向に長く延在しており、かつ平面視して、複数の凹凸を有しており、
    前記第1凸部の複数の前記凹凸と、前記第2凸部の複数の前記凹凸とが嵌め合わされている、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記嵌合部は、内部に隙間部を有する、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記位置決め部材が、両端部に位置決め部を有しており、
    前記カバー部材は、前記位置決め部材の前記位置決め部に向けて突出する支持部を有する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドと、
    記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、
    前記液体吐出ヘッドを制御する制御部と、を備えることを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106881964A (zh) * 2017-04-25 2017-06-23 仁怀市云侠网络科技有限公司 一种打印机罩壳

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