JP2014161439A - 眼底情報取得装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】高品質の眼底情報を取得できるようにする。
【解決手段】固視標提示部が、連続的に移動する固視標を提示し、眼底画像取得部が、連続的に移動する固視標を被験者が固視する状態で、被験者の被検眼の眼底の画像を取得し、眼底情報取得部が、取得された眼底の画像から、眼底情報を取得する。眼底情報は、例えば、広視野眼底画像、超解像眼底画像、3次元形状、または3次元眼底画像とすることができる。本技術は、眼底画像を提示する眼底情報取得装置に適用することができる。
【選択図】図4
【解決手段】固視標提示部が、連続的に移動する固視標を提示し、眼底画像取得部が、連続的に移動する固視標を被験者が固視する状態で、被験者の被検眼の眼底の画像を取得し、眼底情報取得部が、取得された眼底の画像から、眼底情報を取得する。眼底情報は、例えば、広視野眼底画像、超解像眼底画像、3次元形状、または3次元眼底画像とすることができる。本技術は、眼底画像を提示する眼底情報取得装置に適用することができる。
【選択図】図4
Description
本技術は眼底情報取得装置および方法、並びにプログラムに関し、高品質の眼底の情報を取得できるようにした眼底情報取得装置および方法、並びにプログラムに関する。
眼底の診断には、疾病に応じて眼底に関する情報で必須のものがある。また、より詳細な情報があった方が、より診断の精度が向上し、診断の時間短縮に繋がる。
例えば一般的な眼底撮影を行う際に、一度の撮影で得られる画像の視野は広範囲の眼底の観察が必要な診断の際には十分ではない。これを解決するために複数回の撮影により得られた静止画像を繋ぎ合わせ、広視野の眼底画像を取得することが広く行われている。
例えば特許文献1には、このような広視野の画像を得るために、固視標の位置を記憶した順に撮影毎に変更することが提案されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、撮影範囲に重なりの少ない数枚の画像を繋ぎ合わせることで広視野の画像が取得される。その結果、画像の繋ぎ目が目立ち、得られる画質は必ずしも高いとは言えない。
図1は、従来の広視野眼底画像の例を示す図である。図1の眼底の画像には、視神経乳頭部1、黄斑部2、および血管3が現れている。この画像は、10回の静止画撮影により得られた10個の静止画像を繋ぎ合わせたものである。繋ぎ合わされた部分は、境界4として現れている。境界4で囲まれている範囲の画像が1フレームの画像である。1枚のフレームの所定の範囲の画像5−i(i=1乃至10)が隣接する他の1枚のフレームの所定の範囲の画像5−j(j=1乃至10≠i)と繋ぎ合わされている。つまり、各フレームの画像は、基本的に重ならないように繋ぎ合わされている。
図2は、画像の繋ぎ合わせを模式的に説明する図である。この図2を参照して画像の繋ぎ合わせについて説明する。図2に示されるように、1枚のフレームの所定の範囲の画像5−1は、他の1枚のフレームの所定の範囲の画像5−2と、図中の点線で示す境界の部分までが用いられるように繋ぎ合わされる。同様に、1枚のフレームの所定の範囲の画像5−2は、他の1枚のフレームの所定の範囲の画像5−1および他の1枚のフレームの所定の範囲の画像5−3と、図中の点線で示す境界の部分までが用いられるように繋ぎ合わされる。1枚のフレームの所定の範囲の画像5−3についても同様に繋ぎ合わされる。この境界部分での画素値の変化のために繋ぎ目が図1の境界4として目立つことになる。
図3は、固視標11の配置を説明する図である。図3の例においては、離散的に配置されている3個のLED(Light Emitting Diode)のそれぞれにより構成される固視標11−1乃至11−3が異なるタイミングで個別に点灯される。例えば被験者が固視標11−1を固視しているとき撮像された静止画像から画像5−1が取得される。同様に、被験者が固視標11−2を固視しているとき撮像された静止画像から画像5−2が取得され、被験者が固視標11−3を固視しているとき撮像された静止画像から画像5−3が取得される。
このように、離散的に配置された固視標11−1乃至11−3を被験者に固視させることで取得された画像5−1乃至5−3の端部を相互に繋ぎ合わせても、図1に示されるように、繋ぎ合わせて得られた画像はその境界4の近傍で画素値が変化するため、画像が見難くなっている。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、高品質の眼底の情報を取得できるようにするものである。
本技術の側面は、連続的に移動する固視標を提示する固視標提示部と、連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得部と、取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得部とを備える眼底情報取得装置である。
前記眼底画像取得部は、前記眼底の動画像を取得することができる。
前記固視標提示部は、前記固視標として点滅する内部固視標を提示することができる。
前記眼底情報取得部は、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの画像を対象画像として選別し、選別した前記対象画像から前記眼底情報を取得することができる。
連続的に移動する前記固視標を前記被験者が固視する状態で取得される前記被検眼の眼底の画像を提示する眼底画像提示部をさらに備えることができる。
眼底画像提示部は、前記固視標が消灯している期間においては、前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示し、前記固視標が点灯している期間においては、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示することができる。
前記眼底情報取得部は、広視野の前記眼底画像を取得することができる。
前記眼底情報取得部は、超解像の前記眼底画像を取得することができる。
前記眼底情報取得部は、前記眼底の3次元形状を取得することができる。
前記眼底情報取得部は、3次元の前記眼底画像を取得することができる。
前記眼底画像取得部は、赤外光の前記眼底の動画像と可視光の静止画像を取得し、前記眼底情報取得部は、前記赤外光の眼底の動画像から前記眼底の3次元形状を取得し、前記可視光の静止画像を位置合わせして前記3次元形状にマッピングし、可視光の3次元の前記眼底画像を取得することができる。
本技術の側面においては、固視標提示部が、連続的に移動する固視標を提示し、眼底画像取得部が、連続的に移動する固視標を被験者が固視する状態で、被験者の被検眼の眼底の画像を取得し、眼底情報取得部が、取得された眼底の画像から、眼底情報を取得する。
本技術の側面の方法およびプログラムは、上述した本技術の側面の眼底情報取得装置に対応する方法およびプログラムである。
以上のように、本技術の側面によれば、特に高品質の眼底の情報を取得することができる。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<第1の実施の形態:広視野眼底画像の取得>
1.眼底情報取得装置の構成
2.固視標提示部
3.広視野眼底画像取得処理
<第2の実施の形態:超解像眼底画像の取得>
4. 超解像の眼底画像
5.眼底情報取得部の他の構成
6.超解像処理部の構成
7.眼底画像生成処理
<第3の実施の形態:3次元形状の取得>
8.3次元形状の取得
<第4の実施の形態:3次元眼底画像の取得>
9.3次元眼底画像
<第5の実施の形態:眼底画像提示部を有する構成>
10.眼底情報取得装置の他の構成
<第6の実施の形態:赤外光による動画像の取得>
11.赤外光による動画像と可視光による静止画像の取得
12.本技術のプログラムへの適用
13.その他の構成
<第1の実施の形態:広視野眼底画像の取得>
1.眼底情報取得装置の構成
2.固視標提示部
3.広視野眼底画像取得処理
<第2の実施の形態:超解像眼底画像の取得>
4. 超解像の眼底画像
5.眼底情報取得部の他の構成
6.超解像処理部の構成
7.眼底画像生成処理
<第3の実施の形態:3次元形状の取得>
8.3次元形状の取得
<第4の実施の形態:3次元眼底画像の取得>
9.3次元眼底画像
<第5の実施の形態:眼底画像提示部を有する構成>
10.眼底情報取得装置の他の構成
<第6の実施の形態:赤外光による動画像の取得>
11.赤外光による動画像と可視光による静止画像の取得
12.本技術のプログラムへの適用
13.その他の構成
<第1の実施の形態:広視野眼底画像の取得>
[眼底情報取得装置の構成]
[眼底情報取得装置の構成]
図4は、本技術の眼底情報取得装置21の構成例を示すブロック図である。この眼底情報取得装置21は、眼底画像取得部31、制御部32、眼底情報取得部33、固視標制御部34、固視標提示部35、および記憶部36を有している。
眼底画像取得部31は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等を有し、人の被検眼41の眼底を撮像する。制御部32は、例えばCPU(Central Processing Unit)などにより構成され、眼底画像取得部31、眼底情報取得部33、固視標制御部34等の動作を制御する。眼底情報取得部33は、例えばDSP(Digital Signal Processor)等により構成され、眼底情報を取得し、図示せぬ記録部等に出力する。
固視標制御部34は制御部32による制御の下、固視標提示部35の動作を制御する。固視標提示部35は、被験者に固視標を提示する。固視標は、被験眼21の視点を導き、それにより眼底における所望の位置の画像取得を実現するためのものである。記憶部36は、制御部32、眼底情報取得部33のプログラム、データ等を記憶する。
図5は、眼底情報取得部33の機能的構成例を示すブロック図である。この眼底情報取得部33は、選別部81、取得部82、生成部83、および出力部84を有している。
選別部81は、眼底画像取得部31から供給された画像から、処理対象フレームの画像を取得する。取得部82は、処理対象フレームの画像における眼底の位置関係から、眼底の3次元形状等を取得する。生成部83は、広視野眼底画像、3次元形状、超解像眼底画像、3次元眼底画像等の眼底情報を生成する。出力部84は、生成された眼底情報を出力する。
[固視標提示部]
本技術では、固視標提示部35として、固視標を一定範囲内の任意の位置に、連続的にその位置を変化させつつ提示可能なものが用いられる。例えば液晶ディスプレイ、有機EL (Electro Luminescence)ディスプレイ等のディスプレイ上の輝点を固視標として提示することができる。
本技術においては、固視標として、内部固視標と外部固視標のいずれをも用いることができる。図6は、内部固視標を提示する固視標提示部35Aの構成例を示す図である。なお、正確には、図6の構成要素の一部は、眼底画像取得部31を構成する。
図6の例では光学系全体が、照明光学系、撮影光学系、および固視標光学系により構成されている。
照明光学系は、光源62、リング絞り63、レンズ64、孔あきミラー52、対物レンズ51から構成される。光源62は、可視光を発生する可視光光源62−1と、赤外光を発生する赤外光光源62−2により構成されており、必要に応じて、その一方が使用される。撮影光学系は、対物レンズ51、孔あきミラー52、フォーカスレンズ53、撮影レンズ54、ハーフミラー55、フィールドレンズ56、視野絞り57、結像レンズ58、および撮像素子59により構成される。固視標光学系は、固視標提示素子61、結像レンズ60、ハーフミラー55、撮影レンズ54、フォーカスレンズ53、孔あきミラー52、対物レンズ51から構成される。
固視標提示素子61は、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の、輝点を連続的に移動表示することができるディスプレイにより構成される。固視標提示素子61の所定の位置に表示された固視標としての輝点の画像は、結像レンズ60、ハーフミラー55、撮影レンズ54、フォーカスレンズ53、孔あきミラー52、および対物レンズ51を介して被検眼41に供給され、被検眼41により観察される。
可視光光源62−1から出射された可視光または赤外光光源62−2から出射された赤外光は、リング絞り63、レンズ64を介して孔あきミラー52に入射し、そこで反射された光は対物レンズ51を介して被検眼41を照明する。
被検眼41からの反射光は、対物レンズ51、穴あきミラー52の孔、フォーカスレンズ53、撮影レンズ54、ハーフミラー55、フィールドレンズ56、視野絞り57、結像レンズ58を介して撮像素子59に入射する。
固視標提示素子61上の固視標(後述する図9の固視標151)の表示位置を適宜変化させると、被験者は固視標を固視するので、被験者の被検眼41の位置を所望の位置に変化させることができる。これにより、撮像素子59により被検眼41の任意の位置の眼底画像を得ることができる。
図7は、フレーム選別を説明するタイミングチャートである。固視標が被検眼41に映った状態の眼底が撮影されると、撮影された眼底画像が固視標の光の反射により劣化することになる。そこで、図7に示されるように、固視標を点滅させることができる。図7の例では、固視標は、動画像の連続するフレームの画像のうち、番号0乃至5の6フレーム、および番号12乃至17の6フレームのタイミングでは点灯され、被検眼41を所定の位置に案内する。しかし、固視標は、番号6乃至11の6フレームのタイミングでは消灯される。つまり固視標は、6フレーム単位で繰り返し点滅される。
固視標が消灯しているタイミングのフレーム(図7の例では、番号6乃至11の6フレーム)の画像のみが眼底画像として取得される。つまり、固視標が点灯しているタイミングのフレーム(図7の例では、番号0乃至5の6フレーム、および番号12乃至17の6フレーム)の画像は眼底画像として利用されない。
例えばNTSC(National Television System Committee)方式の画像の場合、1秒間のフレーム数は30枚である。固視標をフレームに同期して点滅させたとすると、固視標は、1秒間のうち、6×3/30秒間だけ点灯され、6×2/30秒間だけ消灯される。または固視標は、1秒間のうち、6×2/30秒間だけ点灯され、6×3/30秒間だけ消灯される。
前者の場合、固視標は、1秒間のうち、3回点灯され、2回消灯される。1秒間に撮影して得られる画像のフレーム数は12枚である。後者の場合、固視標は、1秒間のうち、2回点灯され、3回消灯される。1秒間に撮影して得られる画像のフレーム数は18枚である。
さらに点滅周期を5フレームとすれば、固視標は、1秒間のうち、5×3/30秒間だけ点灯され、5×3/30秒間だけ消灯される。すなわち、固視標は、1秒間のうち、3回点灯され、3回消灯される。1秒間に撮影して得られる画像のフレーム数は15枚である。
このように1秒間における消灯時間が短いので、被験者には、固視標は連続して移動しているものと認識され、消灯期間中に被検眼41の案内が中断され、被検眼41が案内前の元の位置に戻ってしまうようなことが防止される。その結果、消灯期間中に、前後の点灯期間における位置を補間するような連続した位置の被検眼41の眼底を撮影することができる。
また、図3に示されるように、被験者に離散的に配置された固視標11−1乃至11−3を固視させる場合、撮影も離散的に行われることになる。すなわち、例えば固視標11−1を点灯させ、被験者に固視標11−1を固視させ、固視位置が安定した状態になったとき、眼底の静止画像の撮影が行なわれる。固視標11−1に基づく撮影が完了すると、次に、固視標11−1に代えて固視標11−2が点灯され、被験者に新たな固視標11−2を固視させ、固視位置が安定した状態になったとき、眼底の静止画像の撮影が行われる。このように、固視標11を1つ点灯させる毎に撮影を行うといった操作が断続的に繰り返される。その結果、被験者が固視標11を固視する動作もその都度中断され、被験者は新たな固視標11が点灯される毎に、一旦中断した固視を再開しなければならず、被験者に与える負荷が大きかった。
これに対して本技術では、固視標151が連続的に提示271されるので、被験者は撮影のタイミングを意識することなく、固視標151を連続的に追跡していればよい。その結果、図3に示されるように、固視標11を離散的に配置する場合(すなわち、断続的に提示する場合)に比べて、被験者に与える負荷が小さくなる。
なお、後述する図11のステップS1等における処理対象フレームの選別処理においては、この消灯期間中のフレームの画像を選別することができる。選別するフレーム数は、各消灯期間中の全てのフレームとしてもよいし、それ以下の任意の枚数としてもよい。
図8は、外部固視標を提示する固視標提示部35Bを有する眼底情報取得装置21の外観の構成例を示す図である。この眼底情報取得装置21においては、ベース101の上に架台102が配置され、さらに架台102の上に本体103が配置されている。本体103の前面に対向するように、支柱106が配置されている。支柱106には、額当て105と顎受け104が設けられ、被験者がその額と顎を乗せたとき、本体103の鏡筒107に収容されている撮影用のレンズを介して被験者の被検眼を撮影できるようになっている。本体103には、図6の内部固視標を提示する固視標提示部35Aと同様に、照明光学系と撮影光学系が内蔵されている。
支柱106にはまた、固視標提示部35Bが取り付けられている。固視標提示部35Bは、鏡筒107の左側と右側のいずれにも配置できるようになされている。被験者は固視標提示部35Bが有する固視標提示素子としてのディスプレイ(図示せず)に表示された固視標を撮影対象となっていない方の目で固視する。人の左右の目は、同期して動くので、固視標を固視する目が固視標の動きに伴って移動すると、他方の撮影対象の目(すなわち被検眼41)も同じ方向に移動する。これにより、被検眼41を所定の位置に移動、配置させることができる。
図8に示されるように外部固視標が使用される場合、被検眼41に固視標が映ることはないので、図7に示されるようなフレームを選択する処理は不要となる。
なお、固視標提示部35Bが有する固視標提示素子も、図6の固視標提示素子61と同様に、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等により構成される。もちろん固視標提示部35Bが有する固視標提示素子や図6の固視標提示素子61は、固視標の位置を連続的に変化させることができる提示素子であればよい。そこで、ディスプレイを用いるのではなく、固視標として機能するLED(Light- Emitting Diode)のような発光体を機械的に連続的に移動する機構を設けるようにしてもよい。
図4に示す眼底情報取得装置21の全体の動作につき説明すると次のようになる。固視標制御部34は固視標提示部35を制御し、固視標を例えば図9に示されるように、所定の軌跡に沿って連続的に移動させる。眼底画像取得部31は固視標により誘導される被検眼41の眼底を動画像で撮影する。
図9は、広視野眼底画像を取得する場合の固視標の動きを説明する図であり、図10は、眼底画像の変化を説明する図である。図9Aは、固視標151を螺旋状の奇跡152に沿って内側から外側に向かって連続的に移動させる例を示している。図9Bは、固視標151を、正弦波状の奇跡153に沿って連続的に移動させる例を示している。
例えば図9Aに示されるように、固視標151を内側から外側に螺旋状の軌跡152に沿って連続的に移動させた場合、撮影される眼底画像200は図10に示されるように変化する。図10には、動画像の連続するフレームF1,F2,F3,・・・の眼底画像200が示されている。各フレームF1,F2,F3,・・・の眼底画像200においては、黄斑部201と視神経乳頭部202の位置が上方向または下方向に順次変化し、徐々に外側に移動している。このような動画像が眼底画像取得部31により取得され、眼底情報取得部33に供給される。なお、図10は原理を表しており、実際には、連続する各フレームにおける黄斑部201と視神経乳頭部202の位置の変化はもっと少ない。
眼底情報取得部33は、眼底画像取得部31で撮影された動画像をもとに、所望の眼底情報を取得し、これを出力する。出力された眼底情報は、記憶部36に記憶されたり、図示せぬモニタに提示される。制御部32はこれら一連の動作が連携して行われるように装置全体を制御する。
次に、眼底情報取得部33が眼底情報として、広視野眼底画像、超解像眼底画像、3次元形状、および3次元眼底画像を取得する処理について以下に順次説明する。
[広視野眼底画像取得処理]
図11は、眼底情報取得部33が実行する広視野眼底画像取得処理を説明するフローチャートである。ステップS1において選別部81は、眼底画像取得部31から入力される動画像から、処理対象フレームを選別する。この処理対象フレームの選別は、必要に応じて実行される。例えば光源として可視光光源62−1を用いて、内部固視標が提示される場合、上述した図7のタイミングチャートに示されるようにフレームの選別を行うことができる。つまり、連続するフレームの画像の中から、固視標151が消灯している期間のフレームの画像が選別される。
図8を参照して説明した外部固視標が用いられる場合には、全てのタイミングのフレームを利用することができるので、選別処理は不要となる。また、図6に示されるように、内部固視標を用いる場合においても、光源62として赤外光光源62−2を用い、撮像素子59として赤外光を受光する素子を使用し、赤外光透過フィルタ(すなわち可視光遮断フィルタ)を撮像素子59の前に配置すれば、選別処理は不要となる。
次にステップS2において、生成部83は、広視野眼底画像を生成する。すなわち、ステップS1の処理で選別された処理対象のフレームの画像を相互に位置合わせし、眼底の同じ部分が複数の画像に含まれる場合にはそれらの画像の各画素を加重加算(例えば平均)することで広視野の眼底画像が生成される。ステップS3において出力部84は、ステップS2の処理で生成された広視野の眼底画像を出力する。このパノラマ画像が例えば、医師がモニタするディスプレイに供給され、表示されたり、記録部に記録される。
視野の広い眼底画像を生成するには、眼底の広い範囲の撮影が必要になる。従って視点を誘導するための固視標も、例えば図9に示されるように、広い範囲で動かすことが必要となる。これにより、図12に示されるように、繋ぎ目の境界が目立たない高画質な画像を生成し、提示することができる。図12は、広視野眼底画像の例を示す図である。
図1に示されるように、従来技術では少数の画像をもとに合成を行うために、繋ぎ目の目立つ画像となることが多かった。これに対して、本技術を用いた場合には、多数の画像をもとに画素単位で画像が合成されるため、図12に示されるように繋ぎ目の境界が目立たない高画質な広視野眼底画像を取得することができる。
図13は、画像の合成を説明する図である。図13に示されるように、本技術においては、連続する多数のフレームの画像が対応する画素ごとに加重加算されるので、繋ぎ目の境界が目立たない高画質な画像を得ることができる。なお、図13において、点線281で示す円形の範囲が、1枚のフレームから抽出される画像である。その中に、多数のブロック画像が含まれていることが分かる。
さらに図14は、画像の合成を模式的に説明する図である。図14Aは、各フレームの画像の合成を説明する斜視図であり、図14Bは、側面図である。図14Aに示されるように、本技術においては、連続する各フレームの画像から、それぞれ所定の範囲(図14の例の場合、所定の半径の円形の範囲)の画像271−1乃至271−4が抽出される。画像271−1乃至271−4のそれぞれは、図13に円形の点線281で示される範囲の画像である。ここでは4枚の画像271−1乃至271−4のみが示されているが、実際にはもっと多くの数のフレームの画像が抽出される。これらは例えば図9Aまたは図9Bに示される軌跡152,153に沿って固視標151が連続的に移動された場合に取得される連続するフレームの画像から抽出された画像である。
第1のフレームの所定の範囲の画像271−1と次のフレームの所定の範囲の画像271−2の撮像範囲は若干ずれている。しかし、画像271−i(i=1,2,3,・・・)は動画像の連続するフレームの画像であるので、撮像範囲の中心から所定の長さの半径の円内の領域の大半は重複している。図14Bに示されるように、ブロックマッチング等により各フレームの画像の対応する部分が検出され、それらが重なるように加重加算される。その結果、最終的に1枚として提示される画像の大半の部分は加重加算された画素からなる画像となり、境界はほとんど目立たなくなる。
<第2の実施の形態:超解像眼底画像の取得>
[超解像の眼底画像]
[超解像の眼底画像]
次に、取得する情報が超解像の眼底画像である場合について説明する。複数枚超解像の技術を用いると鮮鋭感の向上した画像を取得できることが知られている。この場合、眼底画像上の一点とこれを撮像する眼底画像取得部31における撮像素子の画素との位置関係が、画素間隔以下の部分で複数画像において多様な位置関係となっている必要がある。眼底上の同じ点がこのように画素に対して多くの位置関係を持っていることが望ましいこと、また必ずしも眼底の広視野の情報が必要ではないことから、例えば固視標の動きとしては図15に示されるように、広視野の眼底画像取得の場合(すなわち図9に示される場合)と比較して、狭い範囲のものを用いる。
図15は、超解像の眼底画像を取得する場合の固視標の動きを説明する図である。図15Aは、固視標151を螺旋状の奇跡301に沿って内側から外側に移動させる例を示している。図15Bは、固視標151を、正弦波状の奇跡302に沿って移動させる例を示している。図15を図9と比較して明らかなように、図15の場合の方が、奇跡の範囲が狭くなっている。
図16は、超解像眼底画像取得処理を説明するフローチャートである。この図16を参照して超解像眼底画像取得処理を説明する。
ステップS51において選別部81は、眼底画像取得部31から入力される動画像の中から処理対象フレームを選別する。この選別は、図11のステップS1における場合と同様に、必要に応じて実行される。次にステップS52において生成部83は、ステップS51の処理で選別された処理対象のフレームの画像を相互に位置合わせした上で重ね合わせることにより、超解像眼底画像を生成する。ステップS53において出力部84は、ステップS52の処理で生成された超解像眼底画像を出力する。
[眼底情報取得部の他の構成]
超解像眼底画像を取得する場合の処理について、さらに詳細に説明する。眼底情報取得部33は、具体的には例えば図17に示されるように構成することができる。図17は、超解像眼底画像を取得する場合の眼底情報取得部33の機能的構成例を示すブロック図である。
眼底情報取得部33は、眼底画像取得部31から供給される複数のフレームからなる眼底の動画像を用いて、1枚の、より高画質な眼底画像を生成し、それを出力する。
図17に示されるように、眼底情報取得部33は、入力画像バッファ311、超解像処理部312、SR(Super Resolution:超解像)画像バッファ313、および演算部314を有する。
入力画像バッファ311は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ、若しくは、RAM(Random Access Memory)等の任意の記憶媒体を有する。入力画像バッファ311は、眼底画像取得部31から供給される、動画像を入力画像として保持し、その各フレームを、所定のタイミングでLR(Low Resolution)画像として超解像処理部312に供給する。
[超解像処理部の構成]
超解像処理部312は、例えば、特開2009−093676号公報に記載の超解像処理器と同様の超解像処理を行う。すなわち、超解像処理部312は、入力画像バッファ311から供給されるLR画像と、SR画像バッファ313から供給される、過去に生成したSR画像とを用いて、新たなSR画像を生成するためのフィードバック値を算出して出力する超解像処理を再帰的に繰り返す。超解像処理部312は、超解像処理結果として、算出したフィードバック値を演算部314に供給する。
SR画像バッファ313は、例えばハードディスク、フラッシュメモリ、若しくは、RAM等の任意の記憶媒体を有し、生成されたSR画像を保持し、そのSR画像を所定のタイミングで超解像処理部312や演算部314に供給する。
演算部314は、超解像処理部312から供給されるフィードバック値を、SR画像バッファ313から供給される、過去に生成したSR画像に加算することにより、新たなSR画像を生成する。演算部314は、生成した、新たなSR画像をSR画像バッファ313に供給して保持させ、そのSR画像を次の超解像処理(すなわち新たなSR画像の生成)に利用させる。また、演算部314は、生成したSR画像を外部の装置等に出力する。
図17に示されるように、超解像処理部312は、動きベクトル検出部321、動き補償部322、ダウンサンプリングフィルタ323、演算部324、アップサンプリングフィルタ325、および逆方向動き補償部326を有する。
SR画像バッファ313から読み出されたSR画像は、動きベクトル検出部321と動き補償部322に供給され、入力画像バッファ311から読み出されたLR画像は、動きベクトル検出部321と演算部324に供給される。
動きベクトル検出部321は、入力されたSR画像とLR画像に基づいて、SR画像を基準とした動きベクトルを検出し、検出した動きベクトルを動き補償部322と逆方向動き補償部326に供給する。
動き補償部322は、動きベクトル検出部321から供給された動きベクトルに基づいてSR画像に動き補償を施し、動き補償を施して得られた画像をダウンサンプリングフィルタ323に供給する。動き補償を施して得られた画像に写る対象の位置は、LR画像に写る対象の位置に近い位置になる。
ダウンサンプリングフィルタ323は、動き補償部322から供給された画像をダウンサンプリングすることによってLR画像と同じ解像度の画像を生成し、生成した画像を演算部324に供給する。
このように、SR画像とLR画像から動きベクトルが求められ、求められた動きベクトルによって動き補償して得られた画像がLR画像と同じ解像度の画像とされる。このことは、撮像して得られる眼底画像(すなわちLR画像)を、SR画像バッファ313に記憶されているSR画像に基づいてシミュレートすることに相当する。
演算部324は、LR画像と、そのようにしてシミュレートされた画像の差分を表す差分画像を生成し、生成した差分画像をアップサンプリングフィルタ325に供給する。
アップサンプリングフィルタ325は、演算部324から供給された差分画像をアップサンプリングすることによってSR画像と同じ解像度の画像を生成し、生成した画像を逆方向動き補償部326に出力する。
逆方向動き補償部326は、動きベクトル検出部321から供給された動きベクトルに基づいて、アップサンプリングフィルタ325から供給された画像に逆方向の動き補償を施す。逆方向の動き補償を施して得られた画像を表すフィードバック値は演算部314に供給される。逆方向の動き補償を施して得られた画像に写る対象の位置は、SR画像バッファ313に記憶されているSR画像に写る対象の位置に近い位置になる。
眼底情報取得部33は、超解像処理部312を用いてこのような超解像処理を入力画像バッファ311に保持させた複数のフレーム(すなわちLR画像)のそれぞれについて行い、最終的に1枚の、より高画質なSR画像を生成する。
[眼底画像生成処理]
図18は、超解像眼底画像生成処理を説明するフローチャートである。次にこの図18のフローチャートを参照して、眼底情報取得部33により実行される超解像眼底画像生成処理の例を説明する。なお、この例ではフレームの選別を行わない場合について説明を行う。
図18は、超解像眼底画像生成処理を説明するフローチャートである。次にこの図18のフローチャートを参照して、眼底情報取得部33により実行される超解像眼底画像生成処理の例を説明する。なお、この例ではフレームの選別を行わない場合について説明を行う。
ステップS101において、眼底情報取得部33は、撮影により得られた動画像を撮像画像として入力画像バッファ311に記憶させる。ステップS102において、眼底情報取得部33は、任意の方法で最初のSR画像である初期画像を生成し、それをSR画像バッファ313に記憶させる。例えば、眼底情報取得部33は、最初に得られた撮像画像のフレーム(すなわちLR画像)をSR画像と同じ解像度の画像にアップサンプリングすることによって初期画像を生成する。
ステップS103において、入力画像バッファ311は、保持している未処理の撮像画像(すなわちLR画像)を1枚(すなわち1フレーム)選択し、それを超解像処理部312に供給する。動きベクトル検出部321は、ステップS104において、SR画像とLR画像とから動きベクトルを検出する。その動きベクトルを用いて、動き補償部322は、ステップS105において、SR画像に動き補償を施す。
ステップS106において、ダウンサンプリングフィルタ323は、動き補償を施したSR画像をLR画像と同じ解像度にダウンサンプリングする。ステップS107において、演算部324は、SR画像のダウンサンプリング結果と入力LR画像との差分画像を求める。
ステップS108において、アップサンプリングフィルタ325は、その差分画像をアップサンプリングする。ステップS109において、逆方向動き補償部326は、ステップS104の処理により検出された動きベクトルを用いて、差分画像のアップサンプリング結果に逆方向の動き補償を施す。
ステップS110において、演算部314は、ステップS109の処理により算出された差分画像のアップリング結果であるフィードバック値を、SR画像バッファ313により保持される過去に生成されたSR画像に加算する。眼底情報取得部33は、ステップS111において、新たに生成されたSR画像を出力するとともに、SR画像バッファ313に記憶させる。
ステップS112において、入力画像バッファ311は、全ての撮像画像(すなわちLR画像)を処理したか否かを判定し、未処理の撮像画像(すなわちLR画像)が存在すると判定された場合、処理をステップS103に戻し、新たな撮像画像を処理対象として選択し、その撮像画像について、それ以降の処理を繰り返させる。
ステップS112において、眼底画像取得部31より供給された動画像(撮像画像)の全てが処理され、1枚の、より高画質な眼底画像が得られたと判定された場合、入力画像バッファ311は、超解像眼底画像生成処理を終了する。
このようにすることにより、眼底情報取得部33は、より高画質な眼底画像を得ることが出来る。
以上の超解像処理は、任意の単位で行うことができる。例えば、撮像画像全体で行うようにしてもよいし、マクロブロックと称される所定の大きさの部分画像毎に行うようにしてもよい。
<第3の実施の形態:3次元形状の取得>
[3次元形状の取得]
[3次元形状の取得]
次に、取得する情報が眼底の3次元形状である場合について説明する。3次元形状の取得には、眼底から見た時にある程度異なる角度からの眼底の撮影が必要となる。そこで、例えば固視標の動きとしては、図19に示すような、広視野の眼底画像取得の場合と超解像の眼底画像取得の場合の中間的な範囲の動きが用いられる。図19は、固視標の動きを説明する図である。図19を、図9および図15と比較して、次のことが明らかである。すなわち、図19の螺旋状の軌跡651と正弦波状の軌跡652は、図9の広視野の眼底画像取得の場合の軌跡152,153より狭く、図15の超解像の眼底画像取得の場合の軌跡301,302より広くなっている。
図20は、眼底の3次元形状取得処理を説明するフローチャートである。図20を参照して、眼底の3次元形状を取得する際の眼底情報取得部33の処理を説明する。
ステップS201において選別部81は、入力される動画像から処理対象フレームを選別する。この選別も図11のステップS1における場合と同様に必要に応じて行なわれる。次にステップS202において取得部82は、ステップS201の処理で選別された処理対象のフレームの画像における眼底の相互の位置関係から、眼底の3次元形状を取得する。
3次元形状の取得には、例えばStructure from Motion(SFM)の手法を用いることができる。SFMは特定対象をカメラを移動しながら撮影し、撮影結果の動画像をもとにその特定対象の形状を推定する手法である。SFMの実現方法としてTomasi-Kanadeの因子分解法が知られている。この方法では、撮影されたF枚の時系列画像に対してP組の対応点が取得され、対応点群から2F×Pの行列が作成される。この行列は、その階数が3以下であることを利用して、特徴点の3次元位置を表す行列とカメラ位置を表す行列に分解される。
本技術で撮影する眼底の動画像はカメラを動かして撮影するものではないが、ほぼ剛体と見なせる被検眼41を種々の方向に向けさせながら眼底が撮影される。結果として被検眼41を固定してカメラを動かした場合と同様の眼底画像が得られるので、SFMを適用することが可能になる。SFMの具体的な手法としては種々のものが提案されているが、例えば以下に示すような論文のものがある。
C. Tomasi and T. Kanade, Shape and Motion from Image Streams under Orthography: a Factorization Method, International Journal of Computer Vision, 9:2, 137-154, 1992.
C. J. Poelman and T. Kanade, A Paraperspective FactorizationMethod for Shape and Motion Recovery, IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol. 19, No. 3, 1997.
C. J. Poelman and T. Kanade, A Paraperspective FactorizationMethod for Shape and Motion Recovery, IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol. 19, No. 3, 1997.
ステップS203において出力部84は、ステップS202の処理で取得された眼底の3次元形状を出力する。
以上の処理により、例えば図21に示されるような眼底の3次元形状が得られる。図21は、眼底の3次元形状の断面の例を示す図である。図21の例においては、視神経乳頭部202の近傍の断面が示されている。視神経乳頭部202の形状は例えば緑内障の診断に有用である。
<第4の実施の形態:3次元眼底画像の取得>
[3次元眼底画像]
[3次元眼底画像]
次に、取得する情報が3次元の眼底画像である場合について説明する。この場合の固視標の動きは眼底の3次元形状取得の場合(すなわち図19)と同様である。
図22は、3次元眼底画像取得処理を説明するフローチャートである。以下、図22を参照して、3次元の眼底画像を取得する際の眼底情報取得部33における処理を説明する。
ステップS301において選別部81は、入力される動画像から処理対象フレームを選別する。この選別も図11のステップS1における選別処理と同様に、必要に応じて実行される。ステップS302において取得部82は、ステップS301の処理で選別された処理対象のフレームの画像における眼底の相互の位置関係から、眼底の3次元形状を取得する。
ステップS303において生成部83は、ステップS302の処理で取得された3次元形状に対して、既に求めた、対応する眼底の位置の情報に従って眼底画像のマッピングを行い、3次元眼底画像を生成する。この際、マッピング対象の眼底画像は選別したフレームのうちの1つでもよいし、同じ眼底位置の画像が複数のフレームで撮れている場合には、加重加算により生成した眼底画像を用いてもよい。ステップS304において出力部84は、ステップS303の処理で生成された3次元の眼底画像を出力する。
図23は、3次元眼底画像の例を示す図である。この図23は、ステップS304の処理で出力される画像の例を表している。曲面671に眼底画像が表示されている。
以上説明したように、取得される情報によらず、眼底情報取得部33における処理の最初のステップにおいてフレーム画像が選別される。外部固視標が用いられる場合には、入力される動画像の全てのフレームを用いることが可能である。また、内部固視標が用いられる場合でも、前記のように眼底画像取得部31で取得する動画像が赤外光の動画像であり、固視標の影響を受けないように撮影光に赤外透過フィルタをかけて動画像が取得される場合には、入力される動画像の全てのフレームを用いることが可能である。
これに対し、内部固視標が用いられ、取得される動画像が可視光の動画像である場合には、撮影光に赤外透過フィルタ(つまり、可視光遮断フィルタ)をかけることはできない。何故ならば撮影対象である可視光が撮像素子に到達しなくなるからである。そこで、内部固視標を用い、かつ取得される動画像が可視光の動画像である場合には、例えば上述した図7に示されるように、内部固視標を点滅させ、固視標の消灯時に撮像されるフレームのみを選別することで、固視標点灯の影響を受けない動画像を取得することができる。消灯時に撮像されたフレームであるか否かは、固視標制御の情報から判定することができる。また、判定を撮影結果の画像の参照により画像処理で行うようにしてもよい。すなわち固視標が映っていないフレームの画像を検出し、抽出するようにしてもよい。
<第5の実施の形態:眼底画像提示部を有する構成>
[眼底情報取得装置の他の構成]
[眼底情報取得装置の他の構成]
図24は、眼底情報取得装置701の構成例を示すブロック図である。この図24には、眼底画像提示部721が追加された眼底画像取得装置701が示されている。すなわち、この構成では、撮影中の眼底画像の提示を行うための眼底画像提示部711が要素として加えられている。その他の構成は、図4における場合と同様である。
図24の眼底情報取得装置701においては、眼底画像取得部31により撮影された動画像が眼底画像提示部711の画像モニタ721に表示される。撮影者はこの画像モニタ721を見て、撮影画像を確認しながら撮影作業を進めることができる。
内部固視標を用いた可視光の動画撮影を行う場合には、例えば眼底画像提示部711における画像モニタ721に眼底画像取得部31から入力される画像をそのまま全て表示することもできる。しかし、例えば固視標を点滅させながら撮影を行う場合には、固視標点灯時の画像を画像モニタ721に表示すると、撮影者に負担がかかる。そこで、この負担を低減するために、図25に示されるようにフレーム選別を行い、選別対象のフレームの画像のみ画像モニタ721に提示し、更新するようにしてもよい。
図25は、撮影画像提示処理を説明するフローチャートである。ステップS351において選別部81は、全てのフレームの入力が完了したかを判定する。全てのフレームの入力が完了した場合、処理は終了する。まだ全てのフレームの入力が完了していない場合、ステップS352において選別部81は、新たなフレームの入力を待機する。
新たなフレームが入力されると、ステップS353において選別部81は、新たに入力されたフレームは選別対象フレームであるかを判定する。例えば図7を参照して説明したように、固視標消灯時のフレームが、選別対象フレームとされる。新たに入力されたフレームが選別対象フレームでない場合、処理はステップS351に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
新たに入力されたフレームが選別対象フレームである場合、ステップS354において選別部81は、提示画像を更新する。つまり、画像モニタ721に提示される画像が新たなフレームの画像に更新される。換言すれば、新たに選別対象フレームの画像が入力されるまで、それより前に入力された選別対象フレームの画像(すなわち、固視標が消灯されている期間の最後のフレームの画像)が更新されることなく、そのまま提示された状態となる。固視標が点灯される直前のフレームの画像が提示され続けるので、画像モニタ721を視認している撮影者が、不要な画像を視認するおそれがなくなる。その結果、撮影者に対してよけいな負担がかかることが防止される。その後、処理はステップS351に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
<第6の実施の形態:赤外光による動画像の取得>
[赤外光による動画像と可視光による静止画像の取得]
[赤外光による動画像と可視光による静止画像の取得]
3次元の可視光眼底画像を取得する場合、眼底画像取得部31において赤外光により動画像を先に取得し、その後、可視光により静止画像を取得することができる。赤外光の動画像をもとに取得した眼底の3次元形状に対して、可視光の静止画像を位置合わせの上でマッピングすることにより3次元の可視光眼底画像を取得することができる。
可視光による静止画像の撮影を先に行う場合、次の赤外光撮影の際の縮瞳を防ぐために、撮影に先立って散瞳剤の点眼が必要となる。これに対して、赤外光により動画像を先に撮影し、その後に、可視光による静止画像を撮影するようにすれば、被検眼41に対する可視光の照射を静止画像取得時のみにすることができる。その結果、無散瞳の眼底カメラと同様に、散瞳剤の点眼が不要となり、被験者の負担を軽減することができる。
赤外光の動画像と可視光の静止画像を取得する撮影は、図6と同じ構成の固視標提示部35Aにより実現することができるが、その際の撮像部分としては、図26に示す構成が考えられる。図26は、赤外光による動画像と可視光による静止画像を撮像する撮像素子を説明する図である。図26の撮像素子751は、図26Aに示されるように、赤外光と可視光の両方を受光する。そこで、図26Bに示されるように、受光素子751は、図中、R,G,Bの文字を付して示される可視光を受光する受光部と、IRの文字を付して示される赤外光を受光する受光部が配置されている。すなわち、撮像素子751の各画素に対するカラーフィルタとして、赤、緑、および青の可視光を透過するフィルタと、赤外光を透過するフィルタの4種類が用いられる。
IRフィルタの付された画素群をもとに赤外光の動画像が取得され、R,G,Bフィルタの付された画素群をもとに可視光の静止画像が取得される。この実施の形態では撮影光路に対する変更は不必要である。
さらに赤外光の動画像と可視光の静止画像を取得するための別の実施の形態として、図27に示されるものが考えられる。図27は、赤外光による動画像と可視光による静止画像の撮像を説明する図である。この実施の形態においては、可視光を受光する撮像素子761と赤外光を受光する撮像素子762の2つが用意される。そして撮影光路中に、回動ミラー763が配置される。
被検眼41からの可視光を受光する場合、回動ミラー763は、図中、波線で示される位置に回動される。その結果、可視光は撮像素子761にのみ入射する。これに対して、被検眼41からの赤外光を受光する場合、回動ミラー763は、図中、実線で示される位置に回動される。その結果、赤外光は回動ミラー763により反射され、撮像素子762にのみ入射する。
赤外光の動画像をもとに取得した眼底の3次元形状に対して、可視光の静止画像を位置合わせの上でマッピングすることにより3次元の可視光眼底画像を取得する場合の処理について図28を参照して説明する。図28は、3次元眼底画像取得処理を説明するフローチャートである。
ステップS401において取得部82は、眼底画像取得部31から入力される赤外光の動画像の各フレームにおける眼底の位置関係から、眼底の3次元形状を取得する。ステップS402において生成部83は、ステップS401の処理で取得された3次元形状に、可視光による静止画像を位置あわせの上マッピングし、3次元画像を生成する。ステップS403において出力部84は、ステップS402の処理で生成された3次元眼底画像を出力する。
以上のように、本技術によれば、簡便かつ撮影者にとって快適に、高画質な広視野眼底画像、超解像眼底画像、眼底の3次元形状、3次元眼底画像を取得することができる。また、3次元の可視光眼底画像を取得する際の被験者の負担を軽減することができる。
[本技術のプログラムへの適用]
[本技術のプログラムへの適用]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることができる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVDを含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディアにより構成される。あるいは、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているフラッシュROMや、ハードディスクなどの記憶部36で構成することができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
[その他の構成]
本技術は、以下のような構成もとることができる。
(1)連続的に移動する固視標を提示する固視標提示部と、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得部と、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得部と
を備える眼底情報取得装置。
(2)前記眼底画像取得部は、前記眼底の動画像を取得する
前記(1)に記載の眼底情報取得装置。
(3)前記固視標提示部は、前記固視標として点滅する内部固視標を提示する
前記(1)または(2)に記載の眼底情報取得装置。
(4)前記眼底情報取得部は、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの画像を対象画像として選別し、選別した前記対象画像から前記眼底情報を取得する
前記(3)に記載の眼底情報取得装置。
(5)連続的に移動する前記固視標を前記被験者が固視する状態で取得される前記被検眼の眼底の画像を提示する眼底画像提示部をさらに備える
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(6)眼底画像提示部は、前記固視標が消灯している期間においては、前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示し、前記固視標が点灯している期間においては、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示する
前記(5)に記載の眼底情報取得装置。
(7)前記眼底情報取得部は、広視野の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(8)前記眼底情報取得部は、超解像の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(9)前記眼底情報取得部は、前記眼底の3次元形状を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(10)前記眼底情報取得部は、3次元の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(11)前記眼底画像取得部は、赤外光の前記眼底の動画像と可視光の静止画像を取得し、
前記眼底情報取得部は、前記赤外光の眼底の動画像から前記眼底の3次元形状を取得し、前記可視光の静止画像を位置合わせして前記3次元形状にマッピングし、可視光の3次元の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(12)連続的に移動する固視標を提示する固視標提示ステップと、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得ステップと、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得ステップと
を含む眼底情報取得方法。
(13)連続的に移動する固視標を提示する固視標提示ステップと、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得ステップと、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
(1)連続的に移動する固視標を提示する固視標提示部と、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得部と、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得部と
を備える眼底情報取得装置。
(2)前記眼底画像取得部は、前記眼底の動画像を取得する
前記(1)に記載の眼底情報取得装置。
(3)前記固視標提示部は、前記固視標として点滅する内部固視標を提示する
前記(1)または(2)に記載の眼底情報取得装置。
(4)前記眼底情報取得部は、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの画像を対象画像として選別し、選別した前記対象画像から前記眼底情報を取得する
前記(3)に記載の眼底情報取得装置。
(5)連続的に移動する前記固視標を前記被験者が固視する状態で取得される前記被検眼の眼底の画像を提示する眼底画像提示部をさらに備える
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(6)眼底画像提示部は、前記固視標が消灯している期間においては、前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示し、前記固視標が点灯している期間においては、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示する
前記(5)に記載の眼底情報取得装置。
(7)前記眼底情報取得部は、広視野の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(8)前記眼底情報取得部は、超解像の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(9)前記眼底情報取得部は、前記眼底の3次元形状を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(10)前記眼底情報取得部は、3次元の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(11)前記眼底画像取得部は、赤外光の前記眼底の動画像と可視光の静止画像を取得し、
前記眼底情報取得部は、前記赤外光の眼底の動画像から前記眼底の3次元形状を取得し、前記可視光の静止画像を位置合わせして前記3次元形状にマッピングし、可視光の3次元の前記眼底画像を取得する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の眼底情報取得装置。
(12)連続的に移動する固視標を提示する固視標提示ステップと、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得ステップと、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得ステップと
を含む眼底情報取得方法。
(13)連続的に移動する固視標を提示する固視標提示ステップと、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得ステップと、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
21 眼底情報取得装置, 31 眼底画像取得部, 32 制御部, 33 眼底情報取得部, 34 固視標制御部, 35 固視標提示部, 36 記憶部
Claims (13)
- 連続的に移動する固視標を提示する固視標提示部と、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得部と、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得部と
を備える眼底情報取得装置。 - 前記眼底画像取得部は、前記眼底の動画像を取得する
請求項1に記載の眼底情報取得装置。 - 前記固視標提示部は、前記固視標として点滅する内部固視標を提示する
請求項2に記載の眼底情報取得装置。 - 前記眼底情報取得部は、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの画像を対象画像として選別し、選別した前記対象画像から前記眼底情報を取得する
請求項3に記載の眼底情報取得装置。 - 連続的に移動する前記固視標を前記被験者が固視する状態で取得される前記被検眼の眼底の画像を提示する眼底画像提示部をさらに備える
請求項4に記載の眼底情報取得装置。 - 眼底画像提示部は、前記固視標が消灯している期間においては、前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示し、前記固視標が点灯している期間においては、前記固視標が消灯している期間の前記動画像のフレームの前記眼底画像を提示する
請求項5に記載の眼底情報取得装置。 - 前記眼底情報取得部は、広視野の前記眼底画像を取得する
請求項6に記載の眼底情報取得装置。 - 前記眼底情報取得部は、超解像の前記眼底画像を取得する
請求項6に記載の眼底情報取得装置。 - 前記眼底情報取得部は、前記眼底の3次元形状を取得する
請求項6に記載の眼底情報取得装置。 - 前記眼底情報取得部は、3次元の前記眼底画像を取得する
請求項6に記載の眼底情報取得装置。 - 前記眼底画像取得部は、赤外光の前記眼底の動画像と可視光の静止画像を取得し、
前記眼底情報取得部は、前記赤外光の眼底の動画像から前記眼底の3次元形状を取得し、前記可視光の静止画像を位置合わせして前記3次元形状にマッピングし、可視光の3次元の前記眼底画像を取得する
請求項10に記載の眼底情報取得装置。 - 連続的に移動する固視標を提示する固視標提示ステップと、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得ステップと、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得ステップと
を含む眼底情報取得方法。 - 連続的に移動する固視標を提示する固視標提示ステップと、
連続的に移動する前記固視標を被験者が固視する状態で、前記被験者の被検眼の眼底の画像を取得する眼底画像取得ステップと、
取得された前記眼底の画像から、眼底情報を取得する眼底情報取得ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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