JP6877830B2 - 眼科装置 - Google Patents
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Description
また、実施形態に係る眼科装置の第2態様は、第1態様において、前記データ取得部の移動量に基づいて、前記特定部により特定された前記特徴位置を補正する補正部を含み、前記算出部は、前記補正部により補正された前記2以上の特徴位置の分布の統計値を算出してもよい。
また、実施形態に係る眼科装置の第3態様は、第1態様又は第2態様において、前記決定部は、前記算出部により新たな統計値が算出されたとき、前記新たな統計値を用いて前記被検眼に対する前記データ取得部の新たな移動目標位置を決定してもよい。
また、実施形態に係る眼科装置の第4態様は、第1態様〜第3態様のいずれかにおいて、被検者の顔を支持する支持部と、前記データ取得部と前記支持部とを相対的に、かつ、3次元的に移動する駆動部と、前記移動目標位置に基づいて前記駆動部を制御することで、前記データ取得部と前記支持部とを相対移動させる制御部と、を含んでもよい。
また、実施形態に係る眼科装置の第5態様は、第1態様〜第3態様のいずれかにおいて、操作部と、被検者の顔を支持する支持部と、前記データ取得部と前記支持部とを相対的に、かつ、3次元的に移動する駆動部と、前記撮影部により得られた前記被検眼の画像に前記移動目標位置を表す画像を表示手段に重畳表示させ、前記操作部に対する操作内容に応じて前記駆動部を制御して前記データ取得部と前記支持部とを相対移動させる制御部と、を含んでもよい。
また、実施形態に係る眼科装置の第6態様は、第1態様〜第5態様のいずれかにおいて、前記特定部は、前記撮影部により互いに異なる撮影タイミングで得られた複数の撮影画像それぞれの特徴位置を特定し、前記算出部は、前記特定部により特定された複数の特徴位置の移動平均を求め、前記決定部は、前記移動平均に基づいて前記移動目標位置を決定してもよい。
また、実施形態に係る眼科装置の第7態様は、第1態様〜第5態様のいずれかにおいて、前記特定部は、前記撮影部により互いに異なる撮影タイミングで得られた複数の撮影画像それぞれの特徴位置を特定し、前記算出部は、前記特定部により特定された前記複数の撮影画像における複数の特徴位置の最頻値を求め、前記決定部は、前記最頻値に基づいて前記移動目標位置を決定してもよい。
また、実施形態に係る眼科装置の第8態様は、第1態様〜第7態様のいずれかにおいて、前記特徴位置は、前記被検眼の瞳孔の中心、角膜の中心、又は角膜頂点に相当する位置であってよい。
また、実施形態に係る眼科装置の第9態様は、第1態様〜第8態様のいずれかにおいて、前記撮影部により得られた撮影画像に、前記決定部により決定された前記移動目標位置を表す画像を重畳させて表示手段に表示させる手段を含んでよい。
なお、上記した複数の態様に係る構成を任意に組み合わせることが可能である。
図1及び図2に、実施形態に係る眼科装置の構成例に示す。実施形態に係る眼科装置1は、被検眼Eのデータを取得する機能、つまり被検眼Eを撮影する機能及び/又は被検眼Eの特性を測定する機能を備える。
プロセッサ10は、各種の情報処理を実行する。本明細書において「プロセッサ」は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、プログラマブル論理デバイス(例えば、SPLD(Simple Programmable Logic Device)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array))等の回路を意味する。
制御部11は、眼科装置1の各部の制御を実行する。特に、制御部11は、光学ユニット20、第1駆動機構80A、及び第2駆動機構80Bを制御する。マニュアルアライメントの場合、制御部11は、ユーザによるユーザインターフェイス部90に対する操作を受け、第1駆動機構80A及び第2駆動機構80Bの少なくとも一方を制御することで、光学ユニット20と被検眼Eとを相対移動させる。オートアライメントの場合、制御部11は、光学ユニット20と被検眼Eとの相対位置に基づいて第1駆動機構80A及び第2駆動機構80Bの少なくとも一方を制御することで、光学ユニット20と被検眼Eとを相対移動させる。測定光学系30と前眼部カメラ60との相対位置を検出可能である場合、制御部11は、測定光学系30と被検眼Eとを相対移動させることが可能である。制御部11により実行可能な制御については後述する。
記憶部12は、各種のデータを記憶する。記憶部12に記憶されるデータとしては、測定光学系30により取得されたデータ(測定データ、撮影データ等)や、被検者及び被検眼に関する情報などがある。記憶部12には、眼科装置1を動作させるための各種のコンピュータプログラムやデータが記憶されていてよい。記憶部12には、後述の処理において使用・参照される各種のデータが記憶される。記憶部12は、前述の記憶回路や記憶装置を含む。
データ処理部13は各種のデータ処理を実行する。特に、データ処理部13は、前眼部カメラ60により取得された画像を解析する。データ処理部13には、解析部131が設けられている。図2に示すように、解析部131は、特徴位置特定部1311と、補正部1312と、統計値算出部1313と、決定部1314とを含む。これらの動作については後述する。
光学ユニット20には、図1に示す構成に加え、被検眼Eを正面から撮影するための光学系(観察光学系、撮影光学系等)やアライメント光学系が設けられてもよい。また、測定光学系30のフォーカシングを行うための構成などが設けられていてもよい。更に、光学ユニット20は、被検眼Eの前眼部Eaを照明するための光源(前眼部照明光源)を備えてもよい。
測定光学系30は、被検眼Eの特性を測定するための構成を備える。測定光学系30は、眼科装置1が提供する機能(測定機能、撮影機能等)に応じた構成を備える。例えば、測定光学系30には、光源、光学素子(光学部材、光学デバイス)、アクチュエータ、機構、回路、表示デバイス、受光素子、イメージセンサなどが設けられる。測定光学系30の構成は従来の眼科装置のそれと同様であってよい。測定光学系30の少なくとも一部は、光路の外部に配置されてもよい。例えば、角膜曲率を測定するためのケラトメータ機能が設けられている場合、リング状光束又は同心円状光束を角膜に投影するための光源(ケラトリング光源)が被検眼Eの直前位置に配置される。例えば、被検眼Eの断層像や眼内距離を取得するための光干渉断層計の機能が設けられている場合、干渉光学系の焦点位置を変更するために対物レンズ40と被検眼Eとの間に挿脱可能な前置レンズが設けられる。
前眼部カメラ60は、被検眼Eの前眼部Eaを撮影する。前眼部カメラ60は、前述したように、測定光学系30の光軸外において互いに異なる位置に2台以上設けられている。各前眼部カメラ60は、例えば、所定のフレームレートで動画撮影を行うビデオカメラである。2以上の前眼部カメラ60は、前眼部を異なる方向から実質的に同時に撮影する。
顔支持部70は、被検者の顔を支持するための部材を含む。例えば、顔支持部70は、被検者の額が当接される額当てと、被検者の顎が載置される顎受けとを含む。なお、顔支持部70は、額当て及び顎受けのいずれか一方のみを備えてもよく、これら以外の部材を備えてもよい。
第1駆動機構80Aは、制御部11による制御を受けて光学ユニット20を移動する。第1駆動機構80Aは、光学ユニット20を3次元的に移動可能である。第1駆動機構80Aは、例えば、従来と同様に、光学ユニット20をX方向に移動させるための機構と、Y方向に移動させるための機構と、Z方向に移動させるための機構とを含む。第1駆動機構80Aは、X方向、Y方向及びZ方向に移動させるための機構を駆動する複数のステッピングモータ等(駆動手段)を含む。例えば、制御部11は、ステッピングモータに対して所定のパルス数の駆動信号を供給することで、当該パルス数に対応した移動量だけ光学ユニット20を移動させることができる。また、第1駆動機構80Aは、光学ユニット20の光軸を含む平面(水平面、垂直面等)内にて光学ユニット20を回動させる回動機構を含んでもよい。
ユーザインターフェイス部90は、情報の表示、情報の入力、操作指示の入力など、眼科装置1とそのユーザとの間で情報をやりとりするための機能を提供する。ユーザインターフェイス部90は、出力機能と入力機能とを提供する。出力機能を提供する構成の例として、フラットパネルディスプレイ等の表示装置や、音声出力装置や、印刷出力装置や、記録媒体への書き込みを行うデータライタなどがある。入力機能を提供する構成の例として、操作レバー、ボタン、キー、ポインティングデバイス、マイクロフォン、データライタなどがある。ユーザインターフェイス部90は、タッチパネルディスプレイのような出力機能と入力機能とが一体化されたデバイスを含んでよい。また、ユーザインターフェイス部90は、情報の入出力を行うためのグラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を含んでよい。
データ処理部13は、取得された画像に対して各種の画像処理や解析処理を施す。例えば、データ処理部13は、画像の輝度補正や分散補正等の各種補正処理を実行する。前述のように、データ処理部13には、解析部131が設けられている。
解析部131は、2以上の前眼部カメラ60により実質的に同時に得られた2以上の撮影画像を解析することで、被検眼Eの特徴部位に相当する特徴位置を求める。この実施形態では、解析部131は、被検眼Eの瞳孔の中心に相当する特徴位置を求める。この実施形態では、求められた複数の特徴位置の統計値に基づいて光学ユニット20の移動目標位置が決定され、決定された移動目標位置に基づいて第1駆動機構80A等の制御が行われる。このような移動目標位置の決定処理を実行するための構成の一例として、解析部131には、特徴位置特定部1311と、補正部1312と、統計値算出部1313と、決定部1314とが設けられている。
特徴位置特定部1311は、前眼部カメラ60により得られた各撮影画像を解析することで、前眼部Eaの所定の特徴部位に相当する当該撮影画像中の位置(特徴位置と呼ぶ)を特定する。所定の特徴部位としては、例えば被検眼Eの瞳孔の中心、角膜の中心、又は角膜頂点が用いられる。以下、被検眼Eの瞳孔の中心を特定する処理の具体例を説明する。
Z方向の分解能(奥行き分解能):ΔZ=H×H×Δp/(B×f)
補正部1312は、光学ユニット20の移動量に基づいて、特徴位置特定部1311により特定された特徴位置を補正する。この移動量は、例えば、制御部11による第1駆動機構80A又は第2駆動機構80Bに対する制御内容を表す情報から特定される。また、この移動量は、図示しない光学ユニット20の位置を検出するセンサーの検出結果を用いて光学ユニット20の移動量が特定されてもよい。
統計値算出部1313は、前眼部カメラ60により実質的に同時に得られた2以上の撮影画像について、特徴位置特定部1311により特定されたタイミングの異なる2以上の特徴位置の分布の統計値を算出する。統計値算出部1313は、特徴位置特定部1311により特定された2以上の特徴位置に対して補正部1312により補正された2以上の特徴位置の分布の統計値を算出することが可能である。統計値には、移動平均や最頻値などがある。移動平均は、少なくとも直近の4つの特徴位置から算出されてよい。最頻値は、3以上の特徴位置から算出されてよい。以下の実施形態では、統計値算出部1313は、直近の4つの特徴位置から移動平均を算出するものとする。
決定部1314は、統計値算出部1313により算出された移動平均(統計値)に基づいて被検眼Eに対する光学ユニット20の移動目標位置を決定する。決定部1314は、統計値算出部1313により新たな移動平均が算出されたとき、当該新たな移動平均を用いて被検眼Eに対する光学ユニット20の新たな移動目標位置を決定することが可能である。
眼科装置1の動作について説明する。
図5及び図6に、眼科装置1の第1動作例のフロー図を示す。
ユーザによりユーザインターフェイス部90に対して測定開始の指示操作が行われると、眼科装置1はオートアライメントを開始する。オートアライメントの開始指示は、制御部11により自動で行われてもよい。
オートアライメントの開始指示がなされると、制御部11は前眼部カメラ60A及び60Bによる前眼部Eaの撮影をそれぞれ開始させる。この撮影は、前眼部Eaを撮影対象とする動画撮影である。各前眼部カメラ60A及び60Bは所定のフレームレートで動画撮影を行う。ここで、前眼部カメラ60A及び60Bによる撮影タイミングが制御部11によって同期されていてもよい。各前眼部カメラ60A及び60Bは、取得されたフレームをリアルタイムで順次に制御部11に送る。制御部11は、双方の前眼部カメラ60A及び60Bにより得られたフレームを、撮影タイミングに応じて対応付ける。つまり、制御部11は、双方の前眼部カメラ60A及び60Bにより実質的に同時に取得されたフレーム同士を対応付ける。この対応付けは、例えば、上記の同期制御に基づいて、または、前眼部カメラ60A及び60Bからのフレームの入力タイミングに基づいて実行される。制御部11は、対応付けられた一対のフレームを解析部131に送る。
解析部131は、各フレームを解析する。すなわち、特徴位置特定部1311は、各フレームを解析してS2において取得された前眼部像中の前眼部Eaの瞳孔に相当する瞳孔領域を特定するための処理を実行する。
制御部11は、特徴位置特定部1311により特徴領域が検出されたか否かを判定する。例えば、制御部11は、フレーム内の輝度差が小さいため特徴位置特定部1311により瞳孔領域の検出が不可能であると判断されるとき、特徴位置特定部1311により特徴領域が検出されなかったと判定する。S3において、前眼部カメラ60A及び60Bにより取得された一対のフレームのうち少なくとも1つにおいて瞳孔領域が検出されなかったとき(S4:N)、眼科装置1の動作はS5に移行する。S3において、前眼部カメラ60A及び60Bにより取得された双方のフレームにおいて瞳孔領域が検出されたとき(S4:Y)、眼科装置1の動作はS6に移行する。
S3において、前眼部カメラ60A及び60Bにより取得された一対のフレームのうち少なくとも1つにおいて瞳孔領域が検出されなかったとき(S4:N)、眼科装置1では、マニュアルアライメントが行われる。制御部11は、S2において取得された前眼部像において瞳孔領域が検出されなかったことを示す情報をユーザインターフェイス部90に表示させる。また、制御部11は、第1駆動機構80A及び第2駆動機構80Bの少なくとも一方を制御することにより、前眼部カメラ60により前眼部Eaの瞳孔を撮影できるように光学ユニット20と被検眼Eとを相対移動させる。
S3において、前眼部カメラ60A及び60Bにより取得された双方のフレームにおいて瞳孔領域が検出されたとき(S4:Y)、制御部11は、瞳孔領域における瞳孔中心を特徴位置特定部1311に特定させる。
制御部11は、前回の瞳孔中心の特定時における光学ユニット20の位置から当該光学ユニット20が移動されたか否かを判定する。制御部11は、第1駆動機構80A又は第2駆動機構80Bに対する制御内容から光学ユニット20が移動されたか否かを判定することができる。また、制御部11は、図示しない光学ユニット20の位置を検出するセンサーの検出結果を用いて光学ユニット20が移動されたか否かを判定するようにしてもよい。
S7において光学ユニット20が移動されたと判定されたとき(S7:Y)、制御部11は、前回の瞳孔中心の特定時における光学ユニット20の位置からの当該光学ユニット20の移動量に基づいて、式(1)〜式(3)に示すように、S6において特定された瞳孔中心の位置を補正部1312に補正させる。
S8に続いて、又はS7において光学ユニット20が移動されなかったと判定されたとき(S7:N)、制御部11は、新たに前眼部像を取得するか否かを判定する。例えば、直近の4回分の特徴位置の特定結果が得られていないとき、制御部11は、新たに前眼部像を取得すると判定する。既に、直近の4回分の特徴位置の特定結果が得られているとき、制御部11は、新たに前眼部像を取得しないと判定する。
S9において新たに前眼部像を取得しないと判定されたとき(S9:N)、制御部11は、直近の4つの瞳孔中心の位置に基づいて、式(1)〜式(3)に示すように瞳孔中心の位置の移動平均(統計値)を統計値算出部1313に算出させる。
制御部11は、S10において算出された移動平均が所定のアライメント基準位置を基準としたアライメント完了範囲内にあるか否かを判定する。S10において算出された移動平均がアライメント完了範囲内にあると判定されたとき(S11:Y)、眼科装置1の動作はS12に移行する。S10において算出された移動平均が所定のアライメント完了範囲内にないと判定されたとき(S11:N)、眼科装置1の動作はS13に移行する。
S11において、算出された移動平均がアライメント完了範囲内にあると判定されたとき(S11:Y)、制御部11は、測定光学系30を制御することにより被検眼Eの特性の測定データを取得する。以上で、眼科装置1の動作は終了である(エンド)。
S11において、算出された移動平均がアライメント完了範囲内にないと判定されたとき(S11:N)、制御部11は、S10において算出された瞳孔中心の位置の移動平均を移動目標位置として決定部1314に決定させる。
制御部11は、S13において決定された移動目標位置に基づいて第1駆動機構80Aを制御することにより、光学ユニット20と被検眼Eとを相対移動させる。
続いて、制御部11は、光学ユニット20の移動量を記憶部12に保存する。眼科装置1の動作はS2に移行する。
マニュアルアライメントを行う場合に、前眼部カメラ60により得られた前眼部像に、決定部1314により決定された移動目標位置を表す画像を重畳させてユーザインターフェイス部90に表示させることが可能である。
実施形態に係る眼科装置の作用及び効果について説明する。
10 プロセッサ
11 制御部
12 記憶部
13 データ処理部
20 光学ユニット
30 測定光学系
40 対物レンズ
60 前眼部カメラ
70 顔支持部
80A 第1駆動機構
80B 第2駆動機構
90 ユーザインターフェイス部
131 解析部
1311 特徴位置特定部
1312 補正部
1313 統計値算出部
1314 決定部
E 被検眼
Ea 前眼部
Claims (9)
- 被検眼に対して移動可能であり、前記被検眼のデータを取得するためのデータ取得部と、
前記被検眼を繰り返し撮影する撮影部と、
前記撮影部により得られた撮影画像に基づいて前記被検眼の特徴位置を特定する特定部と、
前記撮影部により互いに異なる撮影タイミングで得られた2以上の前記撮影画像について前記特定部により特定された2以上の前記特徴位置の分布の統計値を算出する算出部と、
前記算出部により算出された前記統計値に基づいて前記被検眼に対する前記データ取得部の移動目標位置を決定する決定部と、
を含み、
前記算出部は、前記データ取得部の移動後に特定された直近の特徴位置の数が所定の数未満のとき、当該直近の特徴位置に基づいて前記統計値を算出し、前記データ取得部の移動後に特定された直近の特徴位置の数が所定の数以上のとき、直近の前記所定の数の特徴位置に基づいて前記統計値を算出する、眼科装置。 - 前記データ取得部の移動量に基づいて、前記特定部により特定された前記特徴位置を補正する補正部を含み、
前記算出部は、前記補正部により補正された前記2以上の特徴位置の分布の統計値を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。 - 前記決定部は、前記算出部により新たな統計値が算出されたとき、前記新たな統計値を用いて前記被検眼に対する前記データ取得部の新たな移動目標位置を決定する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科装置。 - 被検者の顔を支持する支持部と、
前記データ取得部と前記支持部とを相対的に、かつ、3次元的に移動する駆動部と、
前記移動目標位置に基づいて前記駆動部を制御することで、前記データ取得部と前記支持部とを相対移動させる制御部と、
を含む
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 操作部と、
被検者の顔を支持する支持部と、
前記データ取得部と前記支持部とを相対的に、かつ、3次元的に移動する駆動部と、
前記撮影部により得られた前記被検眼の画像に前記移動目標位置を表す画像を表示手段に重畳表示させ、前記操作部に対する操作内容に応じて前記駆動部を制御して前記データ取得部と前記支持部とを相対移動させる制御部と、
を含む
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 前記特定部は、前記撮影部により互いに異なる撮影タイミングで得られた複数の撮影画像それぞれの特徴位置を特定し、
前記算出部は、前記特定部により特定された複数の特徴位置の移動平均を求め、
前記決定部は、前記移動平均に基づいて前記移動目標位置を決定する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 前記特定部は、前記撮影部により互いに異なる撮影タイミングで得られた複数の撮影画像それぞれの特徴位置を特定し、
前記算出部は、前記特定部により特定された前記複数の撮影画像における複数の特徴位置の最頻値を求め、
前記決定部は、前記最頻値に基づいて前記移動目標位置を決定する
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 前記特徴位置は、前記被検眼の瞳孔の中心、角膜の中心、又は角膜頂点に相当する位置である
ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 前記撮影部により得られた撮影画像に、前記決定部により決定された前記移動目標位置を表す画像を重畳させて表示手段に表示させる手段を含む
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の眼科装置。
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