JP2014161214A - 共通モード電流を低減させる方法 - Google Patents

共通モード電流を低減させる方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電気回路の外部にある電気エネルギー源と、電気回路の電気エネルギー蓄積ユニットとの間で電気エネルギーが交換される際に、この電気回路の内部接地とアースとの間に流れる共通モード電流を低減する。
【解決手段】電気回路4の電気エネルギー蓄積ユニットと、電気回路4の外部にある電気エネルギー源とが電気エネルギーを交換する際に、電気回路4の内部接地とアースとの間を流れる共通モード電流iを低減するための方法に関し、この方法では、電子素子21を使用して、前記電気回路4の電気配線5に接続された少なくとも1つのインピーダンス28を介して接続された点26に、1つの電気量Vs、Isを印加する。印加される前記電気量Vs、Isによって、共通モード電流iを低減させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気回路における共通モード電流を低減させるための方法に関する。本発明の目的は、電気回路の外部にある電気エネルギー源と、電気回路の電気エネルギー蓄積ユニットとの間で電気エネルギーが交換される際に、この電気回路の内部接地とアースとの間に流れる共通モード電流を低減させることである。電気エネルギー源は、例えば、電気ネットワーク(限定的ではない)に属し、この電気ネットワークでは、一般的に、中性点は、直接アースに接続されている。
電気ネットワークは、AC電圧ネットワーク(多相または単相)であり、この電圧は、整流されて、電気回路の電気エネルギー蓄積ユニット(例えば電池)に供給される。
本発明が解決しようとする問題を、非限定的実施例をあげて説明する。電気回路は、例えば、車両に搭載されて、車両の推進用電気モータを備えることができる。車両はシャーシを備えている。
電気エネルギー蓄積ユニットが電気ネットワークによって再充電されるときには、シャーシはアースに接続される。電気回路とシャーシとの間には、寄生素子、または実際の素子が存在するため、共通モード電流が回路からシャーシに流れ、アースを介して、電気ネットワークに戻って行く可能性がある。
このような共通モード電流は、地上に立って、車両のシャーシに接しているユーザにとって、危険な存在である。
共通モード電流の値を制限するための規格も存在する。このような規格は、整流器の下流にある回路の部分とシャーシとの間で許容される共通モード電流の値を制限している。欧州規格では、周波数50Hzにおける共通モード電流の最大値を、3.5mAに制限している。
これらの規格を遵守するために、整流器の下流にある電気回路の部分とシャーシとの間に、分離変成器を設けることが知られている。しかし、このような変圧器は、高価になる可能性があり、車両等の限られた空間の中に、それを組み込むことは、困難なことである。
また、制御可能なスイッチを有する素子を使用して電流を整流することも知られている。この制御可能なスイッチを有する素子は、PFC(力率補正器)素子と呼ばれ、スイッチを制御するための特定の方策を実行する。しかしこのような方策は、スイッチの過熱につながり、非常に複雑になる可能性がある.
高周波領域では、非特許文献1は、電気ネットワークに直列に電圧を印加することにより、高周波における共通モード電流を低減させることができる能動フィルタを開示している。
また、特許文献1により、環境電磁工学(EMC)の分野で、高周波における共通モード電流を低減させようとする能動フィルタが知られている。
米国特許第US2004/0004514号明細書 米国特許第2010/0295508号明細書 国際特許出願第WO2010/057892号明細書
"A simplified active input EMI filter of common-mode voltage cancellation for induction motor drive"(誘導電動機駆動に対する共通モード電圧のキャンセルを行う、簡略化されたアクティブ入力EMIフィルタ)」
本発明は、上記の解決策の欠点を改善し、電気回路とアースとの間の共通モード電流を低減させることを目的としている。
本発明の1つの態様においては、共通モード電流の低減に対する方法を使用することにより、この点を達成することができる。この態様においては、電気回路の外部にある電気エネルギー源と、前記電気回路の電気エネルギー蓄積ユニットとの間で電気エネルギーが交換されるときに、電気回路の内部接地とアースとの間を流れる共通モード電流を低減させることができる。この方法においては、1つの電子素子を使用して、少なくとも1つのインピーダンス(例えば、キャパシタ)を介して接続された注入点において、電気回路の配線に、1つの電気量を印加する。この電気配線を介して、電気エネルギーの交換が実行される。この印加された電気量によって、共通モード電流(特に、回路の内部接地とアースとの間を流れる共通モード電流)を低減させることができる。
電気エネルギー源は、電気ネットワークの一部を形成することができ、印加される電気量によって、電気ネットワークの周波数における共通モード電流を低減させることができる。印加される電気量によって、電気ネットワークのこの周波数の最初の10個の高調波における共通モード電流を低減させることもできる。
少なくとも1つのインピーダンスを介して電気配線に接続される点を、以下においては、「注入点」と呼ぶことにする。従って、
‐ 「注入点の上流」とは、「電気ネットワークと、注入点に接続された1つまたは複数のインピーダンスとの間に配置されている電気配線の部分(すなわち、前記インピーダンスの上流)を意味する。また、
‐ 「注入点の下流」とは、注入点に接続された1つまたは複数のインピーダンスと、電気エネルギー蓄積ユニットとの間に配置されている電気配線の部分(すなわち、前記インピーダンスの下流)を意味する。
注入点は、少なくとも1つのキャパシタを介して電気配線に接続することができる。各キャパシタの容量は、1μF程度であってよい。
変形例として、注入点は、少なくとも1つのコイル、または少なくとも1つの抵抗、または変成器を介して、または、これらの素子の組み合わせを介して、電気配線に接続することができる。
電子素子によって注入点に印加される電気量は、次に示すものとすることができる。
‐ 電圧。この場合には、電子素子によって、注入点とアースとの間に印加される。
‐ 電流。この場合には、注入点とアースとの間に流れる。
この方法が、ネットワークの電気エネルギー源から電気回路の電気エネルギー蓄積ユニットへの充電に対応する場合には、電子素子によって印加される電気量は、注入点の下流の電気配線の中を流れる共通モード電流に対抗する電流の発生を誘起することができる。
電子素子が、注入点で電流を印加する場合には、上述の生成される電流は、この電流である。
電子素子が、注入点で電圧を印加する場合には、この電圧の印加は、上記電流の発生を引き起こす。
電子素子によって印加される電気量によって生成される電流は、注入点の下流の電気配線の中を流れる共通モード電流の値以下の値を有することができる。生成されるこの電流は、絶対値として、注入点の下流の電気配線の中を流れる共通モード電流の、例えば、少なくとも50%、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、また更に、95%以上の値を有している。
生成される電流の値が、注入点の下流の電気配線における共通モード電流の値に近いほど、注入点の上流側の電気配線(特に、電気ネットワーク)の中を流れる共通モード電流の、それだけ多くの量を低減することができる。これは、接点の法則により導き出すことができる。従って、電子素子が前記電気量を印加することによって生成される電流は、注入点の下流の電気配線の中を流れる共通モード電流に極力近い値を有するイメージ電流である。
電気配線は、単相であってもよい。この場合には、前記注入点は、
‐ 注入点と電気配線の位相端子との間に挿入された、少なくとも1つのインピーダンスを介して、電気配線の位相端子に、また、
‐ 注入点と、電気配線の中性点との間に挿入された、少なくとも1つのインピーダンスを介して、電気配線の中性点に、接続することができる。
単相電気配線の変形例の場合には、注入点は、それぞれ、電気配線の位相端子、または中性点だけに、それぞれ、中性点または位相端子に接続していない1つのインピーダンスを介して、接続することができる。
1つの変形例では、電気配線は、3相であることができる。この場合には、注入点は、それぞれ、少なくとも1つのインピーダンスを介して、各位相端子に接続することができる。
3相電気配線の変形例の場合においては、注入点は、電気配線の特定の位相に接続されてはいない。
より一般的には、電気配線は、多相であってもよく、相の数は、3以外であってもよい。
前記電気量は、少なくとも、共通モード電流(特に注入点の上流で測定された)を表す信号の関数として、電子素子によって印加することができる。換言すれば、電子素子は、前記電気量を、少なくとも、共通モード電流を表す信号の関数として生成することができ、共通モード電流は、電気配線の1つまたは複数の点で測定することができる。
本発明の第1の例示的実施形態においては、前記電気量は、共通モード電流(例えば、注入点の上流側で測定した)を表す信号だけの関数として、電子素子によって印加することができる。換言すれば、電子素子は、共通モード電流を表すこの信号だけの関数として、前記電気量を生成することができ、共通モード電流は、電気配線の1つまたは複数の点で(例えば、注入点の上流の1点で)測定することができる。
前記電気量が、電気配線の単一の点において測定された共通モード電流を表す信号の関数のみとして生成される場合には、電子素子は、単一の利得を有するループと考えることができる。
電気量が電圧である場合の、本発明の第2の例示的実施形態においては、前記電気量は、
‐ 共通モード電流(例えば、注入点の上流において測定された)を表す信号と、
‐ 前記注入点とアースとの間を流れる電流を表す信号と
の関数として、電子素子によって印加される。
換言すれば、電子素子は、電気配線の1つまたは複数の点(特に、注入点の上流)で測定された共通モード電流を表す信号、および注入点とアースとの間を流れる電流を表す信号の関数として、前記電気量を生成することができる。
本発明のこの第2の例示的実施形態においては、共通モード電流を表す信号が、1つの点だけで測定される場合には、電子素子は、2つの利得を有するループと考えることができる。
従って、電子素子は、
‐ 共通モード電流(特に、注入点の上流で測定された)を表す信号を入力として受信する第1のサブコンポーネントと、
‐ 前記注入点とアースとの間を流れる電流を表す信号を入力として受信する第2のサブコンポーネントとを備えることができる。各サブコンポーネントの出力は、ともに加えられて、電子素子によって印加される前記電気量を生成する。
第1のサブコンポーネントは、第1の実施形態における電子素子と同一であってよい。変形例として、第1のサブコンポーネントは、第1の実施形態における電子素子が有する利得よりも大きい値の利得を有することができる。
第2のサブコンポーネントは、第2の利得を有し、この第2の利得によって、高周波および低周波で第1のサブコンポーネントにより誘起される発振を除去することにより、高周波および低周波での安定性を向上させることができる。従って、この第2のサブコンポーネントは、前記電気量の印加によって生成される電流を、第1のサブコンポーネントの利得と、測定された共通モード電流との積の値にロックすることができる。
本発明のこの第2の例示的実施形態の1つの変形においては、共通モード電流は、電気配線の異なる2点で測定することができ、電子素子によって印加される電気量は、
‐ 電気ネットワークの電気エネルギー源と電気配線を前記注入点に接続している1つまたは複数のインピーダンスとの間の電気配線の上(すなわち、注入点の上流)で測定された共通モード電流を表す信号と、
‐ 注入点に接続された1つまたは複数のインピーダンスと電気回路との間の電気配線の上(すなわち、注入点の下流)で測定された共通モード電流を表す信号と、
‐ 前記注入点とアースとの間で流れる電流(すなわち、電子素子が印加する電気量によって生成される電流)を表す信号との関数として求めることができる。
換言すれば、共通モード電流を表す2つの異なる測定を使用して、前記電気量を生成させることができる。
注入点の下流側において共通モード電流を測定することにより、フィードフォワードを実現することができる。
この変形例においては、電子素子は、2つフィードフォワード利得を有するループを実現することができる。この電子素子は、
‐ 前記注入点に接続された1つまたは複数のインピーダンスの上流で測定された共通モード電流を表す信号を入力として受信する、第1のサブコンポーネントと、
‐ 前記注入点とアースとの間を流れる電流を表す信号と、第3のサブサブコンポーネントの出力との両方を入力として受信する(これら2つの信号は、第2のサブコンポーネントによる処理の前に、互いに減算することにより比較される)、第2のサブサブコンポーネントと、
‐ 注入点に接続された1つまたは複数のインピーダンスの下流で測定された共通モード電流を表す信号を入力として受信する、第3のサブサブコンポーネントとを有する。第3のサブサブコンポーネントの出力は、第2のサブサブコンポーネントの入力の1つである。第3のサブサブコンポーネントは、増幅器(特に単1利得の増幅器)として機能することができる。
本発明の第2の例示的実施形態の変形(前記電気量は、電流である)においては、前記電気量は、
‐ 注入点の上流における共通モード電流を表す信号と、
‐ 注入点の下流における共通モード電流を表す信号との関数として、電子素子によって印加される。
電子素子は、2つの利得を有するループと考えることができる。
従って、電子素子は、
‐ 注入点の上流における共通モード電流を表す信号を入力として受信する、第1のサブコンポーネントと、
‐ 注入点の下流における共通モード電流を表す信号を入力として受信する第3のサブコンポーネントの出力を入力として受信する、第2サブコンポーネントとを備えることができる。
第1および第2のサブコンポーネントの出力は、互いに加えられて、電子素子が印加する前記電気量が生成される。
第1のサブコンポーネントは、第1の実施形態における電子素子と同一であってもよい。変形例として、第1サブコンポーネントは、第1の実施形態における電子素子が有する利得よりも大きい値の利得を有することができる。
第2のサブコンポーネントは、第2の利得を有することができ、第2のサブコンポーネントによって、第1サブコンポーネントにより誘起される高周波および低周波の発振を除去することにより、高周波および低周波数における安定性を向上させることができる。従って、第2のサブコンポーネントは、注入点に印加される電流を、第1のサブコンポーネントによって与えられる利得と測定された共通モード電流との積に等しい値にロックすることができる。
電気量が電圧である場合の本発明の第3の例示的実施形態においては、電気量は、
‐ 共通モード電流(特に、注入点の上流で測定された)を表す信号と、
‐ 前記注入点とアースとの間を流れる電流を表す信号と、
‐ 電磁干渉フィルタのキャパシタに流れる電流を表す信号との関数として、電子素子によって印加される。
電磁干渉フィルタは、電気配線を注入点に接続している1つまたは複数のインピーダンスと、電気エネルギー蓄積ユニットとの間(すなわち、注入点の下流)に配置されている。
換言すれば、電子素子は、
‐ 電気配線の1つまたは複数の点(特に、注入点の上流)で測定された共通モード電流を表す信号と、
‐ 注入点とアースとの間を流れる電流を表す信号と、
‐ 電磁干渉フィルタの中を流れる電流を表す信号との関数として、前記電気量を生成することができる。
電磁干渉フィルタ(一般的に、EMIフィルタ、またはEMCフィルタとも呼ばれる)は、「Yキャパシタ」と呼ばれるキャパシタを備えている。Yキャパシタの中のキャパシタは、他のキャパシタによって接続されている電気配線の各導体をアースに接続することができ、この第3の実施形態に対して使用される、電磁干渉フィルタの中を流れる電流は、これらYキャパシタの中の1つのキャパシタを流れる電流である。
本発明のこの第3の例示的実施形態においては、共通モード電流を表す信号が、電気配線の1点(特に注入点の上流)だけで測定される場合には、電子素子を、追加的な2つのフィードフォワード利得を有するループと考えることができる。
本発明の第2の例示的実施形態と同様に、電子素子は、2つのフィードフォワード利得を有するループを形成しており、この電子素子は、
‐ 注入点に接続された1つまたは複数のインピーダンスの上流で測定された共通モード電流を表す信号を入力として受信する、第1のサブコンポーネントと、
‐ 注入点とアースとの間を流れる電流を表す信号と、第3のサブコンポーネントの出力との両方を入力として受信する(第2のサブコンポーネントへ入力する前に、両信号の減算が実行される)、第2のサブコンポーネントと、
‐ 電磁干渉フィルタの中を流れる前記電流を表す信号を入力として受信し、出力が第2のサブコンポーネントの入力の1つである、第3のサブコンポーネントとを有することができる。
第3のサブコンポーネントは、フィードフォワード専用とすることができ、第2のサブコンポーネントを使用して、開ループモードで共通モード電流をチェックすることができる。従って、第1のサブコンポーネントによって、第2、および第3のサブコンポーネントによって処理した後の残留誤差を除去することができる。この残留誤差は、例えば、
‐ 電気配線とアースとの間に電磁干渉フィルタが存在によって生ずるインピーダンスの値と、
‐ 電気回路の接地とアースとの間に存在する浮遊容量のインピーダンスの値と、
‐ アースインピーダンスの値とに関する、正確でない認識によって生じる。
本発明の第3の例示的実施形態の変形(前記電気量は電流である)においては、前記電気量は、
‐ 注入点の上流における共通モード電流を表す信号と、
‐ 電磁干渉フィルタのキャパシタに流れる電流を表す信号との関数として、電子素子によって印加される。
電磁干渉フィルタは、電気配線を注入点に接続している1つ、または複数のインピーダンスと電気エネルギー蓄積ユニットとの間(すなわち、注入点の下流)に配置されている。
換言すれば、電子素子は、
‐ 注入点の上流で測定された共通モード電流を表す信号と、
‐ 電磁干渉フィルタの中を流れる電流を表す信号との関数として、前記電気量を生成することができる。
電子素子は、2の利得を有するループと考えることができる。
本発明の第2の例示的実施形態と同様に、電子素子は、2つの利得を有するループを形成することができ、この電子素子は、
‐ 注入点に接続された1つまたは複数のインピーダンスの上流で測定された共通モード電流を表す信号を入力として受信する第1のサブコンポーネントと、
‐ 入力が電磁干渉フィルタの中を流れる前記電流を表す信号である、第3サブコンポーネントの出力を入力として受信する第2のサブコンポーネントとを有することができる。
上記の全てにおいて、共通モード電流は、
‐ 電気配線の各導体、または
‐ 測定導体が周囲に巻かれた磁気コアを使用して、電気配線の上で測定することができる。
磁気コアは、例えば、ナノ結晶、またはフェライト磁気コアである。従って、共通モード電流を表す信号は、電圧である。しかし、他の信号(共通モード電流自体の測定値を含む)であってもよい。
電気エネルギー源と電気回路との間での電気エネルギーの交換が、3相信号の形で実行される場合には、各相を流れる電流を表す信号を測定することができ、これらの信号の各々は、ベクトル的に加えて、共通モード電流を表す信号を得ることができる。
従って、本発明により、印加されるべき電気量の値を、動的に求めて、共通モード電流を低減させることができる。
電子素子は、注入点の上流における共通モード電流の値(電子素子が入力信号として受信する信号に対応)を、所定の設定値(ゼロ、または規格によって許容される最大値より低い値)にロックするように構成することができる。
その後、本発明による方法では、能動フィルタを使用して、注入点の上流における共通モード電流の値をロックする(ゼロにロックすることが望ましい)ことを提案している。これは、特許文献2で開示されている解決策とは異なっている。特許文献2では、注入点の下流における共通モード電流と等しい値の電流を注入することが記載されている。この場合には、接点の法則によって、注入点の上流を流れる共通モード電流、従って、電気ネットワークの電気エネルギー源の中の共通モード電流は、ゼロになる。従って、特許文献2によって開示されている解決策では、注入点の上流における共通モード電流を、直接にゼロにロックするのではなく、注入点の下流における共通モード電流に働きかけることにより、間接的に操作する。
電子素子は、電気ネットワークの周波数のところだけで、共通モード電流の能動フィルタを形成することができ、電気ネットワークの周波数は、一般的に、50Hzまたは60Hzである。
変形例として、電子素子は、
‐ 電気ネットワークの周波数における共通モード電流だけと、
‐ 電気ネットワークの周波数におけるこの共通モード電流の最初の10次高調波までだけを、フィルタリングするように構成することができる。
電気ネットワークが50Hzの電圧を供給している場合には、電子素子は、50〜500Hzの周波数に対する共通モード電流をフィルタリングすることができる。
電子素子は、5〜1.1kHzに対して、dB表示で正の利得を有することができる。電子素子は、電界効果トランジスタを有することはできない。電子素子は、例えば、バイポーラトランジスタ(特に450Vの程度の電圧Vceに耐えるような寸法の)を備えている。
電子素子は、ジャイレーターとして動作することができる。
上記のすべての例において、電子素子は、注入点とアースとの間に、単一の電圧を印加することができる。
変形例として、上記のすべての例において、
‐ 注入点と電子素子の内部接地との間に、第1の電圧と、
‐ アースと電子素子の内部接地との間に、第1の電圧と反対符号を有する第2の電圧とを印加することにより、注入点とアースとの間に、前記電圧を印加することができる。
これにより、第1の電圧と第2電圧との差が、前記印加される電圧と等しくなるようにすることができる。
従って、2つの増幅器を使用して前記印加電圧を生成することができる。この方法では、各増幅器を、1つ1つが印加電圧の生成を保証できる増幅器を製作する場合に必要な電子素子を使用する場合と比較して、安価な電子素子を使用して形成することができる。
電気回路の内部接地と電子素子の内部接地とは、互いに接続することができない。それらは、同じ電位にはない。
電気回路は、整流段を備えることができる。整流段は、電気エネルギー源による電気エネルギー蓄積ユニットへの充電中に供給される交流電圧を整流する。整流段は、正出力端子と負出力端子とを有している。電気回路の内部接地は、この整流段の負または正の出力端子により形成することができる。
整流段は、整流電圧の値を、この整流段の下流の素子に適合させるように構成することができるが、そうでなくてもよい。整流段は、例えば、PFC素子(特に、ブリッジレスPFC素子)である。
本発明の例示的実施形態においては、電気エネルギー蓄積ユニットは、整流段の正および負の出力端子の間に接続される。既に述べたように、このエネルギー蓄積ユニットが電気エネルギー源によって充電されるときには、上記の方法が実施される。
電気エネルギー蓄積ユニットは、例えば、1つまたは複数の電池によって形成される。複数の電池によって形成される場合には、電池を、直列、および/または並列にして組み込むことができる。
エネルギー蓄積ユニットが充電されるときには、エネルギー蓄積ユニットの端子の電圧は、150〜450Vであってよい。エネルギー蓄積ユニットによって消費される電力は、100W以上になる可能性がある。例えば、電気ネットワークが、単相である場合には、20kW 以上にもなり、3相の場合には、更にそれ以上にもなる。
電気エネルギー蓄積ユニットは、電気またはハイブリッド推進車両に搭載され、車両の電気推進モータに電力を供給するようになっている。より一般的には、電気回路は、この車両に搭載することができる。
電気回路は、電気モータのステータの巻線によって形成されるインダクタを備えることができる。
電子素子は、車両に搭載することができ、または車両の外側に設置することもできる。また、例えば、電気ネットワーに電気回路のコネクタを接続して、電気ネットワークの充電端子に組み込むことができる。その充電端子に電気回路のコネクタを接続し、その充電端子を介して、電気エネルギー源と電気回路との間で電気エネルギーの転送を行うことができる。
電気回路の内部接地と、電気エネルギーを交換するように電気回路が接続されている電気ネットワークとの間には、電気絶縁を設ける必要がなければ、有利である。
前記電気回路とアースとの間に0〜350nF(例えば、70〜350nF)の浮遊容量がある場合でも、電子素子が存在することによって、電気回路は、電気回路とアースとの間に、いずれの電気絶縁を有する必要はない。
本発明の別の態様においては、本発明の別の主題は、上記した方法を実施するための電子素子に関する。
更に別の態様においては、本発明の別の主題は、電気回路であって、
‐ AC入力電圧を整流するための整流段であって、正出力端子と負出力端子とを有し、前記電気回路は、前記出力端子のいずれかによって形成された内部接地を有する、整流段と、
‐ 電気エネルギー源に接続するようになっている電気配線であって、これにより、前記電気エネルギー源と前記回路との間で電気エネルギーを交換することができ、前記整流段に直接または間接的に接続されている、電気配線と、
‐ 一方が電気配線に、他方がアースに接続されるようになっている電子素子であって、少なくとも1つのインピーダンス(例えば、キャパシタ)を介して接続された注入点において、電気配線に電気量を印加し、これにより、前記電気エネルギー源と前記回路との間で電気エネルギーが交換されるときに、前記電気回路の内部接地とアースとの間を流れる共通モード電流を低減することができる、電子素子とを備えている。
この電気回路は、ハイブリッドまたは電気推進を有する車両に搭載することができる。変形例として、電気回路は、任意の他の電気機器(例えば、電気モータ(同期または非同期)に対する電力供給システム)、に属することもできる。
このアセンブリは、電気絶縁が高価である任意のシステム(例えば、100W以上の電力を消費するバッテリ充電器)、に組み込むことができる。
本発明の方法に関して上記した特徴は、個別に、または組み合わせて、上記の回路に組み込むことができる。
上記で述べた全ての場合において、共通モード電流を表す信号が、単一の点で測定される場合には、この点は、注入点の上流側の電気配線上に位置することができる。そして、注入点の上流における共通モード電流は、電子素子によって、所定の値(例えばゼロ)に、ロックすることができる。
本発明の特徴は、以下に示す非限定的な例示的実施形態に関する説明を読み、かつ添付の図面を検討することにより、更に明確に理解しうると思う。
本発明を実施することができるアセンブリを示す図である。 図1に示すアセンブリに等価の共通モードモデルを示す図である。 本発明の第1の実施形態における電子素子が導入された、図1に示すアセンブリと同様の図である。 本発明の第2の例示的実施形態における電子素子の変形を示す、図3と同様の図である。 本発明の第2の例示的な実施形態における電子素子の変形を示す、図3と同様の図である。 図4に示す電子素子の電気回路図である。 図4に示す電子素子の伝達関数のボード線図である。 本発明の第3の例示的実施形態における電子素子を示す、図3〜図5と同様の図である。 図3と同様の図であるが、電子素子は、電圧源ではなく、電流源を形成していることが図3とは異なっている。 図5と同様の図であるが、電子素子は、電圧源ではなく、電流源を形成していることが図5とは異なっている。 図8と同様の図であるが、電子素子は、電圧源ではなく、電流源を形成していることが図8とは異なっている。
図1は、本発明を実施することができるアセンブリ1を示す。
このアセンブリ1は、コネクタ3を介して電気回路4に接続しうるようになっている電気ネットワークの電気エネルギー源2を備えている。この例における電気回路4は、ハイブリッドまたは電気推進車両に搭載され、この車両の電気推進回路の一部を形成しているものである。
電気回路4の電気エネルギー蓄積ユニット(図示せず)が充電されるべきときには、電気エネルギー源2は、例えば、AC電圧を電気回路4に印加する。この例では、電気ネットワークは3相であり、電気エネルギー源の端子は、実効値230Vを有する。この例では、この電圧の周波数は、50Hzである。電気ネットワークの中性点Nは、アースに接続され、寄生インピーダンス6が、中性点Nとアースとの間に挿入されている。
電気回路4は、
‐ 電気回路4の残りの部分にコネクタ3を接続する電気配線5と、
‐ インダクタ7と、
‐ 電気エネルギー源2によって供給される交流電圧を整流する整流段8(その出力端子9,10には、DC電流が流れている)とを備えている。
整流段8は、例えば、トランジスタ等の制御可能なスイッチを備えている。整流段8は、例えば、PFC素子であり、PFC素子は、AC電圧を、電気回路4の負荷に整合した電圧値に整流する整流器として、当業者には公知であり、これは、力率および高調波電流の発生に関する現行の基準を満足している。
整流段8の出力端子9と10との間には、キャパシタ11が接続されている。電気エネルギー蓄積ユニット(例えば、電池)は、このキャパシタ11と並列に接続することができる。この電池は、例えば100Wよりも大きい電力(電気ネットワークが単相である場合には、例えば、3kW程度の電力、電気ネットワークが3相である場合には、例えば20kW程度の電力)を吸収する。
アセンブリ1はまた、金属製のシャーシ12を備えている。シャーシアース障害の場合には、シャーシは、インピーダンス16を介してアースに接続されていることがある。
シャーシが、車両の一部を構成し、ユーザが片方を車体に触れ、片方を大地に触れた場合には、このインピーダンス16は、ユーザの体の抵抗に相当する。
アセンブリ1が、電気またはハイブリッド推進車両に搭載されている場合には、インダクタ7は、例えば、推進用電気モータのステータの各相の巻線に対応している。従って、巻線7は、特許文献3の教示に従って、電気ネットワークに接続することができる。
容量15は、技術的理由によって追加される浮遊インピーダンス、および/または実際のインピーダンスをモデル化している。このインピーダンスは、キャパシタタイプ(特に、回路4の端子10とシャーシ12との間の)の電子素子を形成している。図3に示すように、回路4の端子9とシャーシ12との間には、別の容量が存在する可能性がある。
回路4の端子10は、ここでは、整流器段8の負出力端子であり、電気回路4は、内部接地13を有する。内部接地13は、ここでは、端子10によって形成されている。キャパシタ15が存在することによって、共通モード電流iは、回路4からシャーシ12に流れ、それがアースに流れて、電気ネットワークに戻って行く可能性がある。
電気ネットワークの電気エネルギー源2が、多相交流電圧を供給している場合には、整流器段8のスイッチの作動シーケンスの間に、端子10は、電気ネットワークの中性点と、電気ネットワークの1つの位相とに、交互に接続される。単相電気ネットワークの場合には、端子10は、電気ネットワークの中性点または位相とに、選択的に接続される。
従って、端子10と、アースに接続されたシャーシ12との間に、電圧Eが印加され、この電圧とキャパシタ15とによって、電流が、端子10からアースへ流れる。
従って、端子10の上流にある電気回路4の一部と電気ネットワークとは、仮想電圧源20と考えることができ、この仮想電圧源20は、端子10とシャーシ12との間に、
‐ ゼロ電圧Eと、
‐ 電気ネットワークによって電気回路4に供給される電圧のイメージし電圧Eと
を、交互に印加することになる。
その結果、共通モード電流iは、キャパシタ15、インピーダンス16、および6を通って流れ、その後に電気ネットワークに戻る。このようにして、図2における共通モード等価モデルが得られる。
本発明の例示的実施形態を、図3を参照して説明する。図3では、電気配線5は、単相であり、位相を形成する導体17と、中性点Nを形成する別の導体18を備えている。
しかし、本発明は、単相線に限定されるものではない。
図1に示されているアセンブリと比較して、図3に示すアセンブリ1は、電磁干渉フィルタ19を備えている。電磁干渉フィルタ19は、電気回路4の中に組み込まれ、キャパシタ22を備えている。キャパシタ22は、ここでは、キャパシタ24を介して、電気配線5の各導体17、18に接続されているアースと点23との間に組み込まれたYキャパシタであり、キャパシタ24は、ここでは、Xキャパシタである。
図3から分かるように、電子素子21は、電気回路4に組み込まれている。この電子素子21は、ここでは、点26とアースとの間の電圧が電圧Vsになるように、点26で電圧を印加するように構成されている。しかし、本発明は、電圧を印加する電子素子に限定されるものではない。これに関しては、後に説明する。
この電子素子21は、電気ネットワークによって供給される電圧の周波数と等しい周波数の電圧を印加するように構成された能動フィルタである。この電圧から、電圧Vsが導出され、この電圧Vsは、点26とアースとの間に印加され、仮想電圧源20によって印加される電圧と反対方向である。その結果、インピーダンス6および16に印加される電圧は、低減され(例えば、キャンセルされ)、これらのインピーダンス6、16を通過する電流は、低減される(例えば、キャンセルされる)。
上述した例においては、点26は、それぞれのキャパシタ28を介して、電気配線5の各導体17および18に接続されている。各キャパシタ28は、例えば、1μF程度の容量を有している。電子素子21によって印加され、そこから電圧Vsが導出される電圧は、この例では、点26の上流にある電気配線5の上で測定される共通モード電流iを表す信号だけに基づいて生成される。
この例では、電子素子21は、電気配線5に沿って流れる共通モード電流iを測定するための測定システム23に関連付けられている。単相電気配線5の場合には、この測定システム23は、例えば、磁気コア(ナノ結晶、または、それ以外のもの)を使用して、相を形成する導体17の電流を表す信号と、中性点を形成する導体18における電流を表す信号とを測定することができる。電流値を示すこれらの信号に基づく計算によって、共通モード電流iを表す信号値を求めることができる。この情報に基づいて、電子素子21は、電圧を生成し、この電圧から電圧Vsが導出され、電圧Vsは、点26とアースとの間に印加される。
図3に示されるように、電子素子21は、全体的に、増幅器G1として機能する。
また、電子素子が存在することにより、電気配線5の中を流れる共通モード電流iの値は、次式によって与えられる。
Figure 2014161214
ここで、
‐ Zinjは、電圧Vsの存在によって点26とアースとの間に存在するインピーダンスを表し、
‐ Zyは、キャパシタ22、および浮遊容量または容量15の存在によって各導体17、18とアースとの間に存在するインピーダンスを表し、
‐ Vacは、電気エネルギー源2の端子における電圧を表す。
次に、本発明の第2の例示的実施形態における電子素子21につき、図4および図5を参照して説明する。
図4および図5においては、電子素子は、図3に示すものとは異なっている。図3においては、
電子素子は、単一の利得を有するループと考えることができ、このループで電圧が生成され、この電圧から、共通モード電流iを表す信号だけに基づいて、電圧Vsが導出されるようになっている。しかし本発明の第2の例示的実施形態においては、電子素子は、電気配線5の中を流れる共通モード電流iを表す信号と、点26とアースとの間を流れる電流Isを表す信号とに基づいて、電圧Vsを生成する。この電流Isは、「電子素子21の出力電流」と呼ぶことができる。第2の測定システム45は、点26とアースとの間に配置され、第2の測定システム45によって、この出力電流を表す信号を取得することができる。
ここでは、電子素子21は、模式的に、2つの利得を有するループを形成していると考えることができる。これらは、
‐ システム23により測定された、電気配線5の中を流れる共通モード電流iを表す信号を増幅する増幅器G1のように作動する、第1のサブコンポーネント60と、
‐ 点26とアースとの間を流れる出力電流Isを表す信号を増幅する増幅器G2のように作動する、第2のサブコンポーネント61とである。
前と同様の記号を使用すると、図4における電子素子21が使用されている場合の共通モード電流iの値を示す式は、次のようになる。
Figure 2014161214
増幅器G2を形成する第2のサブサブコンポーネント61の機能は、高周波および低周波で発生する発振を除去することによって、高周波および低周波における電子素子21の動作を安定化させることである。
図4に示す電子素子は、その入力の1つで、電気配線5の上のただ1つの点で測定された共通モード電流iを表す信号を受信する。ここでは、この測定は、点26の上流(すなわち、コネクタ3とキャパシタ28との間)のシステム23によって実行される。
本発明の第2の例示的実施例の変形例においては、図5に示すように、電子素子21は、電圧を生成することができ、この電圧から、共通モード電流iを表す2つの異なる測定に基づいて、出力電圧Vsが導出される。これらの測定は、電気配線5の上の異なる2つの点で実行される。従って、第1の測定システム23は、電気配線5の上で、図3および図4と同様に、点26の上流に配置され、第1のサブコンポーネント60の入力を形成する信号を供給する。一方、第2の測定システム23は、第1の測定システム23と同様(ナノ結晶磁気コアを使用)、または異なって、点26の下流に配置することができる。
第2の測定システム23は、例えば、キャパシタ28と整流段8との間の電気配線5上に配置される。この測定システム23は、全体として増幅器G3を形成している第3のサブコンポーネント62の入力として、キャパシタ28の下流における共通モード電流を表す信号を供給する。第3サブコンポーネント62の出力は、測定システム45によって供給される信号と比較され、この比較の結果は、第2のサブコンポーネント61に対する真の入力を形成することができる。
第3のサブコンポーネント62の増幅器G3は、単一利得増幅器であることができ、電子素子21にフィードフォワード制御を追加することができる。
次に、図4に示す電子素子21の非限定的な例示的電気回路図に関し、図6を参照して説明する。
電子素子21は、入力段30を備えている。入力段30は、測定システム23の磁気コアの周囲に巻かれた導体31によって測定された電圧を入力として受信する。この入力電圧は、電気配線5における共通モード電流iの値を表している。
入力段30の役割は、高周波をフィルタリングしながら、上記のように測定された電圧を増幅することである。
入力段30の出力は、段32を駆動し、段32は、段30からの信号と、電子素子21の出力電流を表す信号とを加算する。この段32は、出力電流Isを、第1サブコンポーネント60の利得G1と測定システム23によって測定された共通モード電流との積の値にロックすることができる。
段32の出力は、バンドパス増幅器を構成する段33を駆動する。この段33の機能は、低周波および高周波をカットし、この例で電子素子21によって形成されているループの総合利得を増加させることである。
段33の出力は、高電圧出力段34(ここで説明している例では、2つの増幅器35および36)を駆動する。
これらの増幅器35および36は、測定システム23によって実行される測定に基づいて得られた信号から、電圧を生成する。2つの増幅器35および36は、同一であっても、同一でなくてもよく、または同一の電圧を生成してよいし、またはしなくてもよい。第1および第2電圧は、ともに、例えば、約300Vの振幅を有する。
図から分かるように、第1の増幅器35は、インバータ40を備えている。
図6に示す2つの増幅器35および36に関して、第1の電圧は、第2の増幅器36により、点26と電子素子21の内部接地42との間に印加される。一方、反対符号の第2の電圧が、第1の増幅器35によって、アースと電子素子21の内部接地42との間に印加される。これら2つの電圧の差は、電子素子21によって印加される点26とアースとの間に印加される電圧に対応し、共通モード電流iを低減させ、さらには、キャンセルさせる。
図示していない別の例では、単1の増幅器段34を使用して、電圧Vsを発生させる段34を形成することができる。
図7は、図6を参照して説明した電子素子21のボード(Bode)線図を示す。
dBでの利得は、約5Hz〜1kHzの周波数において正であることが観測される。また、電子素子は、50Hz〜60Hz(すなわち、実質的に電気ネットワークの周波数)において利得31dBを示し、利得(dBで表示)がキャンセルされた時には、低い位相ステップを示すことが観察される。この例では、5Hz付近では、位相余裕は115°であるのに対し、約1kHz付近では、位相ステップは−105°である。
次に、図8を参照して、本発明の第3の例示的実施形態による電子素子21について説明する。図5を参照して説明した、本発明の第2の例示的実施形態と同様に、この第3の例示的実施形態においては、電圧Vsは、3つの入力に基づいて生成された、電子素子21によって印加される電圧に基いている。
この例においては、第1の入力は、電気配線の上のキャパシタ28の上流で測定された
共通モード電流iを表す信号であり、第2の入力は、点26とアースとの間を流れる出力電流Isの値(図5に示す例と同様)である。
図5の例とは異なり、第3の入力は、ここでは、電磁干渉フィルタ19のキャパシタ22の1つの中を流れる電流を表す信号の値によって生成される。
この第3の入力は、キャパシタ22と直列に接続されている測定システム47を使用して取得され、この第3の入力は、フィードフォワード制御を可能にする第3のサブコンポーネント62によって処理される。
この第3のサブコンポーネント62の出力は、測定システム45によって測定された出力電流を表す信号と比較され、この比較の結果は、第2のサブコンポーネント61に対する入力として受信される。
上記したのと同じ表記記号を使用すると、図8に示す電子素子21がある場合に、電気エネルギー源2によって供給される電圧Vacの関数として表される共通モード電流の値は、次式によって与えられる。
Figure 2014161214
ここで、
‐ Cyf2は、図8における測定システム47と直列に接続されたキャパシタ22の容量であり、
‐ Cyf1は、図8における測定システム47と並列に接続されたキャパシタ22の容量であり、
‐ Corは、第3のサブコンポーネント62の伝達関数である。
第3のサブコンポーネント62の伝達関数が、
Figure 2014161214
で与えられる場合には、図8に示す電子素子21の存在下で、電気エネルギー源2によって供給される電圧の関数として表される共通モード電流iは、次式によって求められる。
Figure 2014161214
従って、図8における電子素子21においては、
‐ 第3のサブコンポーネント62によるフィードフォワードと、第2のサブコンポーネント61による利得G2とを有する開ループモード制御を実現し、共通モード電流iを除去することができる。また、
‐ 利得G1を有する第1のサブコンポーネント60による制御によって、不正確さ(例えば、ZyおよびZybat(図1のインピーダンス6、および16のそれぞれの合計に対応するアースインピーダンスの値)、更には、第3のサブコンポーネント62の伝達関数の値の不正確さ)に関係する残留誤差を除去することができる。
図3〜図8は、電子素子21に関する図である。電子素子21は、点26において、ある電気量(電圧)を注入する素子である。すなわち、電子素子21は、電圧源のとして動作する。
図9〜図11に示される実施形態においては、電子素子21は、点26において電流を注入するように構成することができる。この電子素子21は、電流源として動作する。
図9は、図3に示す本発明の第1の例示的実施形態の変形例を示す。この場合には、電子素子21が、電圧ではなく、電流を印加するという点で、図3とは異なっている。
図10は、図5に示す本発明の第2の例示的実施形態の変形例を示す。この場合には、次に示す点だけが、図5とは異なっている。
‐ 電子素子21は、電圧ではなく、電流を注入する。
‐ 第2のサブコンポーネント61は、第3のサブコンポーネント62の出力だけを入力とする。
すなわち、電流Isを生成する電子素子は、Isではなく、注入点26の上流および下流の共通モード電流を入力とする。
図11は、図8に示す本発明の第3の例示的実施形態の変形例を示す。この場合には、次に示す点だけが図8とは異なっている。
‐ 電子素子21は、電圧ではなく、電流を注入する。
‐ 第2のサブコンポーネント61は、第3のサブコンポーネント62の出力だけを入力する。すなわち、電子素子21によって行われるIsの生成は、入力として、同じIsが使用されるのではなく、注入点26の上流の共通モード電流、およびフィルタ19のキャパシタ22を流れる電流が使用される。
図10および図11の例における第3のサブコンポーネント62によって、フィードフォワードを実現することができる。
本発明は、車両に搭載される回路以外の回路4にも適用することができる。
特に断りのない限り、「1つを備える」という表現は、「少なくとも1つを備える」を意味するものと理解されるべきである。
1 アセンブリ
2 電気エネルギー源
3 コネクタ
4 電気回路
5 電気配線
6 寄生インピーダンス
7 インダクタ
8 整流段
9、10 出力端子
11 キャパシタ
12 シャーシ
13 内部接地
15 キャパシタ
16 インピーダンス
17、18 導体
19 電磁干渉フィルタ
20 仮想電圧源
21 電子素子
22 キャパシタ
23 測定システム
24 キャパシタ
26 注入点
28 キャパシタ
30 入力段
31 導体
32、33 段
34 高電圧出力段
35、36 増幅器
40 インバータ
42 内部接地
45 第2の測定システム
47 測定システム
60 第1のサブコンポーネント
61 第2のサブコンポーネント
62 第3のサブコンポーネント
62 第3のサブコンポーネント
N 中性点

Claims (18)

  1. 電気回路(4)の電気エネルギー蓄積ユニットと、前記電気回路(4)の外部にある電気エネルギー源(2)との間で電気エネルギーが交換されるときに、電気回路(4)の内部接地(13)とアースとの間を流れる共通モード電流(i)を低減させる方法であって、
    電子素子(21)を使用して、
    少なくとも1つのインピーダンス(28)を介して接続される注入点(26)において、前記回路(4)の電気配線(5)に1つの電気量(Vs、Is)を印加し、前記回路(4)を介して、前記電気エネルギーが交換され、印加される前記電気量(Vs、Is)によって、前記回路(4)の内部接地とアースとの間を流れる共通モード電流(i)を低減させ、
    かつ前記1つの電気量(Vs、Is)は、少なくとも、前記ネットワークの電気エネルギー源(2)と、電気配線(5)を前記注入点(26)に接続している1つまたは複数のインピーダンス(28)との間の電気配線(5)上で測定される共通モード電流(i)を表す信号の関数として、電子素子(21)によって印加されることを特徴とする方法。
  2. 電気配線(5)は単相であり、電子素子(21)は、前記電気量(Vs、Is)を、注入点(26)で印加し、かつ電子素子(21)は、
    − 前記注入点(26)と位相(17)との間に挿入された少なくとも1つのインピーダンス(28)を介して、電気配線(5)の前記位相(17)と、
    − 前記注入点(26)と中性点(18)との間に挿入された、少なくとも1つのインピーダンス(28)を介して、電気配線(5)の前記中性点(18)とに接続されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 電気配線(5)は、3相であり、電子素子(21)は、少なくとも1つの、それぞれのインピーダンス(28)を介して電気配線(5)の各位相に接続されている注入点(26)において、前記電気量(Vs、Is)を印加することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記電気量(Vs、Is)は、前記ネットワークの電気エネルギー源(2)と、電気配線(5)を前記注入点(26)に接続している、1つまたは複数のインピーダンス(28)との間の電気配線(5)の上で測定された共通モード電流(i)を表す信号だけの関数として、電子素子(21)によって印加することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記電気量(Vs、Is)は、
    ‐ 前記ネットワークの電気エネルギー源(2)と、電気配線(5)を前記注入点(26)に接続している、1つまたは複数のインピーダンス(28)との間の電気配線(5)の上で測定された共通モード電流(i)を表す信号と、
    ‐ 前記注入点(26)とアースとの間を流れる電流(Is)を表す信号との関数として、電子素子(21)によって印加することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 電子素子(21)は、
    ‐ 前記ネットワークの電気エネルギー源(2)と、電気配線(5)を前記注入点(26)に接続している1つまたは複数のインピーダンス(28)との間の電気配線(5)の上で測定された共通モード電流(i)を表す信号を入力として受信する、第1サブコンポーネント(60)と、
    ‐ 前記注入点(26)とアースとの間を流れる電流(Is)を入力として受信する、第2のサブコンポーネント(61)とを備え、
    各サブコンポーネント(60、61)の出力は、互いに加算されて、電子素子(21)によって印加される電気量(Vs、Is)が生成されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記電気量(Vs、Is)は、
    ‐ 電気エネルギー源(2)と、電気配線(5)を前記注入点(26)に接続している1つまたは複数のインピーダンス(28)との間の電気配線(5)の上で測定された共通モード電流(i)を表す信号と、
    ‐ 前記注入点(26)と前記電気エネルギー蓄積ユニットとの間の電気配線(5)の上で測定された共通モード電流(i)を表す信号と、
    ‐ 前記注入点(26)とアースとの間を流れる電流(Is)を表す信号との関数として、電子素子(21)によって印加されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  8. 前記電気量(Vs、Is)は、
    ‐ 前記ネットワークの電気エネルギー源(2)と、電気配線(5)を前記注入点(26)に接続している1つまたは複数のインピーダンス(28)との間の電気配線(5)の上で測定された共通モード電流(i)を表す信号と、
    ‐ 前記注入点(26)とアースとの間を流れる電流(Is)を表す信号と、
    ‐ 前記1つまたは複数のインピーダンス(28)と、前記電気エネルギー蓄積ユニットとの間に配置された電磁干渉フィルタ(19)のキャパシタ(22)の中を流れる電流を表す信号との関数として、電子素子(21)によって印加されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  9. 電子素子(21)は、共通モード電流(i)を表す信号を入力として受信し、共通モード電流(i)の値を、所定の設定値(例えばゼロ)にロックするように構成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記電気量は、注入点(26)に印加される電圧であり、前記電圧から、前記注入点(26)とアースとの間に印加される電圧(Vs)が導出されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記電圧(Vs)は、
    − 前記注入点(26)と電子素子(21)の内部接地(13)との間に第1の電圧と、
    − アースと電子素子(21)の内部接地(13)との間に、第1の電圧と反対符号を有する第2の電圧とを印加することにより、1つまたは複数のインピーダンス(28)を介して電気配線(5)に接続されている注入点(26)とアースとの間に印加され、これにより、第1の電圧と第2の電圧との差は、電子素子(21)による前記電圧の印加によって生ずる電圧(Vs)に等しくなるようにすることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 電子素子(21)は、電界効果トランジスタを有しないことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 電気エネルギー源(2)の端子における電圧は、周波数が50Hzまたは60HzのAC電圧であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 電子素子(21)は、前記ネットワークの周波数だけにおける共通モード電流に対する能動フィルタを形成するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 電子素子は、
    − 前記ネットワークの周波数における共通モード電流と、
    − この共通モード電流の、前記ネットワークの周波数の最初の10の高調波のみとを、フィルタリングするように構成されていることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記共通モード電流は、
    − 電気配線(5)の各導体、または
    − 測定導体
    が周囲に巻かれた磁気コアを使用して、電気配線(5)の上で測定されることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法を実施するための電子素子(21)。
  18. ‐ AC入力電圧を整流するための整流段(8)であって、正出力端子(9)と負出力端子(10)とを有し、前記電気回路は、前記出力端子(9、10)のいずれかによって形成された内部接地(13)を有する、整流段と、
    ‐ 電気ネットワークに接続するようになっている電気配線(5)であって、これにより、前記ネットワークの電気エネルギー源(2)と前記回路(4)との間で電気エネルギーを交換することができ、前記電気配線(5)は、前記整流段(8)に接続されている、電気配線と、
    ‐ 一方が電気配線(5)に接続され、他方がアースに接続されるようになっている電子素子(21)であって、
    少なくとも1つのインピーダンス(28)を介して接続された点(26)において、電気配線(5)に電気量(Vs、Is)を印加し、これにより、電気回路(4)と電気エネルギー源(2)との間で電気エネルギーが交換されるときに、前記回路の内部接地(13)とアースとの間を流れる共通モード電流(i)を低減することができる、電子素子と
    を備え、
    前記電気量(Vs、Is)は、少なくとも、前記ネットワークの電気エネルギー源(2)と、電気配線(5)を前記注入点(26)に接続している1つまたは複数のインピーダンス(28)との間の電気配線(5)の上で測定された共通モード電流(i)を表す信号の関数として、電子素子(21)によって印加されるようになっていることを特徴とする電気回路(4)。
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