JP2014160815A - ロータリーソレノイド - Google Patents

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Abstract

【課題】低出力レベルで数億サイクルの寿命を実現するように構成された安価な直接回転運動式ソレノイドを提供する。
【解決手段】ロータリーソレノイド20は、コア22、シャフト24、回転子23、及び2つの端部キャップ28,30を備える。コアは2つ磁極面32A、32Bのそれぞれで終端する2つの電磁石磁極35A、35Bを備える。回転子は、シャフトに取り付けられる。2つの端部キャップは、コアに取り付けられ、シャフトは、端部キャップを貫通し、2つの電磁石磁極の励磁により磁極面に対して回転運動する。少なくとも一方、好ましくは両方の端部キャップは、カバー部材及び軸方向壁部を備える。カバー部材は、シャフトが貫通する開口部を備える。軸方向壁部は、カバー部材から軸線の方向に延び、2つの磁極面をカバー部材の開口部と整列させて2つの磁極面を回転子の外径と自動整列させるための特徴部を提供するように構成される。
【選択図】図6

Description

本技術はソレノイドに関し、詳細にはロータリーソレノイドに関する。
典型的な高出力かつ長寿命のロータリーソレノイドは、多くの精密な構成要素、高価な軸受、及び複雑な製造方法という理由により高価である。長寿命のロータリーソレノイドは、金属構造全体が熱を周辺環境に伝達するので1億サイクル以上の寿命を実現し、高出力レベルを維持することができる。ソレノイドの用途によっては、これらのロータリーソレノイドが高価であることが許容されるが、さらに、サイクル寿命が短く出力が小さい安価なロータリーソレノイドが望まれる大きな市場分野が存在する。このシナリオを達成する一つの選択肢は、非常に安価なリニアソレノイド汎用品を選択し、そのリニアソレノイドを、直線運動を回転運動に変換する機構と組み合わせることである。しかしながら、この組み合わせによるアプローチは、一般的に組立体全体が要求以上に高価であり、多くの品質問題に影響されやすい。
低出力レベルで数億サイクルの寿命を実現するように構成された安価な直接回転運動式ソレノイドが必要とされている。
本発明の1つの態様おいて、本明細書で開示する技術は、ロータリーソレノイドを製作する方法に関する。全体的な様式において、本方法は、固定子の2つの嵌合コアハーフ部材を、この2つの嵌合コアハーフ部材の2つの磁極面それぞれが2つの嵌合コアハーフ部材間に位置決めされた精密直径ピンに対してポジティブストップに圧入されるまで、一緒に嵌合させて、2つの嵌合コアハーフ部材をポジティブストップにおいて連結させる段階を含む。本方法はさらに、精密直径ピンを取り外して、2つの磁極面それぞれの間で所定距離を有する軸方向伸長空間を提供する段階を備える。本方法はさらに、軸方向伸長空間に回転子を挿入する段階を備える。本方法はさらに、2つの嵌合コアハーフ部材及び回転子を2つの対向する端部キャップ間で嵌合させる段階を備える。2つの嵌合コアハーフ部材及び回転子を2つの対向する端部キャップ間で嵌合させる段階は、好ましくは、2つの対向する端部キャップに設けられた磁極面整列特徴部と2つの磁極面とを整列させ、それにより2つの磁極面を回転子に対して所定位置に支持する段階を含む。
本発明の1つの態様おいて、本明細書で開示する技術は、コア、シャフト、回転子、及び2つの端部キャップを備えるロータリーソレノイドに関する。コアは、2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備える。回転子はシャフトに取り付けられる。2つの端部キャップは、コアに取り付けられ、シャフトは、端部キャップを貫通し、2つの電磁石磁極の励磁により磁極面に対して回転運動する。少なくとも一方、好ましくは両方の端部キャップは、カバー部材と、軸方向壁部とを備える。カバー部材は、シャフトが貫通する開口部を備える。軸方向壁部は、カバー部材から軸線の方向に延び、2つの磁極面をカバー部材の開口部と整列させて2つの磁極面を回転子の外径と自動整列させるための特徴部を提供するように構成される。さらに、例示的な実施形態において、壁部は、回転子に対する移動終端停止面及びシャフト用の軸受面を提供するように構成される。
別の態様において、本明細書で開示する技術は、コア、軸線を規定するシャフト、回転子、及び2つの端部キャップを備えるロータリーソレノイドに関する。コアは2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備える。回転子はシャフトに取り付けられる。2つの端部キャップは、コアに取り付けられ、シャフトは、端部キャップを貫通し、2つの電磁石磁極の励磁により磁極面に対して回転運動する。少なくとも一方、好ましくは両方の端部キャップは、カバー部材と軸方向壁部とを備える。カバー部材はシャフトが貫通する開口部を備える。軸方向壁部は、カバー部材から軸線の方向に延び、回転子に対する1つ又はそれ以上の移動終端停止面を提供するように構成される。
例示的な実施形態において、ロータリーソレノイドは、第1の端部キャップ及び第2の端部キャップの両方を備える。第1の端部キャップは、シャフトが貫通する第1の端部キャップ開口部を含む第1の端部キャップカバー部材と、第1の端部キャップ壁部とを備える。第1の端部キャップ壁部は、第1の端部キャップカバー部材から軸線の方向に延び、第1の端部キャップ特徴部(2つの磁極面を第1の端部キャップカバー部材の開口部と整列させて2つの磁極面を回転子の外径と自動整列させる)を提供し、回転子に対する両方の移動終端停止面を提供するように構成される。第2の端部キャップは、第2の端部キャップカバー部材と、第2の端部キャップ軸方向壁部とを備える。第2の端部キャップ壁部は、シャフトが貫通する第2の端部キャップ開口部を備える。第2の端部キャップ壁部は、第2の端部キャップカバー部材から軸線の方向に延び、第2の端部キャップ特徴部(2つの磁極面を第2の端部キャップカバー部材の開口部と整列させて2つの磁極面を回転子の外径と自動整列させる)提供し、回転子に対する両方の第2の移動終端停止面を提供するように構成される。
例示的な実施形態において、2つの磁極面を第1の端部キャップカバー部材の開口部と整列させる第1の端部キャップ特徴部、及び2つの磁極面を第2の端部キャップカバー部材の開口部と整列させる第2の端部キャップ特徴部は、窓部を形成し、この窓部に2つの磁極面の少なくとも一部分が配置され、この窓部を通して2つの磁極面の少なくとも一部分が前記回転子に露出される。
例示的な実施形態において、2つの端部キャップの少なくとも一方はプラスチック材料を備え、少なくとも1つの端部キャップの開口部はシャフト用のプラスチック軸受として機能する。
例示的な実施形態において、端部キャップの少なくとも一方は、シャフトを支持する玉軸受を収容するために形成されたチャンネルを備える。
例示的な実施形態において、カバー部材、及び2つの端部キャップの少なくとも一方の壁部は、プラスチックで一体的に形成される。
例示的な実施形態において、2つの端部キャップの少なくとも一方のカバー部材は金属製であり、少なくとも1つのキャップの壁部は、カバー部材の内面に取り付けられたプラスチック製壁部挿入部材を備え、プラスチック製壁部挿入部材は、シャフト用の軸受面及び回転子用のスラストリング面を提供する第2の開口部を備える。
別の態様において、本明細書で開示する技術は、2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備えるコアと、ストッパ部材を有するシャフトと、シャフトに取り付けられた回転子と、コアに取り付けられ2つの電磁石磁極の励磁により磁極面に対して回転運動するようにシャフトが貫通する2つの端部キャップとを備え、端部キャップの少なくとも一方は、シャフトが貫通しストッパ部材を有する開口部を含むカバー部材と、少なくとも1つの端部キャップ上に取り付けられるように設けられストッパ部材に対する補強キャップ移動停止面を規定する補強端部キャップとを備える。
別の態様において、本明細書で開示する技術は、コア、シャフト、回転子、及び2つの端部キャップを備える。コアは、2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備える。回転子はシャフトに取り付けられる。2つの端部キャップは、コアに取り付けられ、シャフトは、端部キャップを貫通し、2つの電磁石磁極の励磁により磁極面に対して回転運動する。2つの端部キャップの一方はアンカー特徴部を備える。ねじりバネが、2つの磁極が励磁されていない場合にシャフトを定位置に戻すように構成される。ねじりバネは、ねじりバネの第1の端部及び第2の端部で終端する巻線を備え、ねじりバネの第1の端部は、アンカー特徴部と係合するように構成される。バネホルダがシャフトに取り付けられる。バネホルダはさらに、ねじりバネの巻線が少なくとも一巻き巻かれたバネホルダ本体を備える。バネホルダはさらに、ねじりバネの第2の端部を支持するための設定ポイントを備え、バネホルダ本体は、ねじりバネが、設定された後に軸線の方向に沿って外れることを防止するための少なくとも1つの拡張ローブ部とともに構成される。
別の態様において、本明細書で開示する技術は、コア、回転子組立体、及び2つの端部キャップを備えるロータリーソレノイドに関する。コアは、2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備える。回転子組立体は、シャフトと、シャフトによって支持され2つの磁極面間に収容されるように構成された磁気回転子と、磁気回転子をシャフト上に支持するように構成されたリテーナとを備える。2つの端部キャップは、コアに取り付けられ、シャフトは、端部キャップを貫通し2つの電磁石磁極の励磁により磁極面に対して回転運動する。
例示的な実施形態において、シャフトは階段状部分を備え、磁気回転子は、磁気回転子が階段状部分に当接するようにしてシャフトを受け取るように構成された貫通穴を備え、磁気回転子リテーナは、シャフトの外側に嵌合して磁気回転子がシャフトに対して回転運動することを防止するように構成される。
本明細書で開示する技術の前述の及びその他の目的、特徴、及び利点は、添付図面において様々な図面にわたって同様の要素を同様の符号で示す好ましい実施形態の詳細な説明から明らかになる。図面は、必ずしも縮尺通りではなく、むしろ本明細書で開示する技術の原理を示すために強調されている。
例示的な実施形態によるロータリーソレノイドを左前方から見た斜視図である。 図1の実施例によるロータリーソレノイドを90度回転しさらに4つのファスナを示す斜視図である。 図2のロータリーソレノイドの側面図である。 図2のロータリーソレノイドを下方から見た斜視図である。 図2のロータリーソレノイドの平面図である。 図1のロータリーソレノイドの分解斜視図である。 図1のロータリーソレノイドの回転子組立体を側方から見た斜視図である。 図1のロータリーソレノイドの一部分を上方及び側方から見た斜視図である。 図1のロータリーソレノイドの組立方法を示す線図である。 図1のロータリーソレノイドのスリップジョイント部を拡大して示す線図である。 図1のロータリーソレノイドの上端部端部キャップの下面図である。 図1のロータリーソレノイドの上端部端部キャップの下面図であり、さらにソレノイドコアの配置を示す図である。 図1のロータリーソレノイドの底部端部キャップを上方から見た斜視図である。 図13の底部端部キャップの内部構造を示すためにその一部分が切り取られた底部端部キャップを側方から見た斜視図である。 図1の種類のロータリーソレノイドを上方から見た斜視図であり、反時計方向運動の方向を示し、さらに他方の端部キャップ上の取付フランジに対して90度回転した端部キャップ上の1組の取付フランジ及び2つのファスナを示す図である。 図1の種類のロータリーソレノイドを下方から見た斜視図であり、時計方向運動の方向を示し、さらに他方の端部キャップ上の取付フランジに対して90度回転した端部キャップ上の1組の取付フランジ及び2つのファスナを示す。 図1のロータリーソレノイドが備えるバネホルダ及びねじりバネの側面図である。 図17のバネホルダを上方から見た斜視図である。 変更を加えた例示的な実施形態による図1のロータリーソレノイドの上端部端部キャップを下方から見た斜視図である。 別の変更を加えた例示的な実施形態による図1のロータリーソレノイドの上端部端部キャップの組立方法を下方から見た斜視図である。 図20の組み立てられた端部キャップの下面図である。 図20の組み立てられた端部キャップの平面図である。 図20の組み立てられた端部キャップを側方及び下方から見た斜視図である。 図20の組み立てられた端部キャップの断面を側方から見た斜視図である。 ロータリーソレノイドのコア製作の組立方法又は工程の実施例による、例示的で代表的な選択された操作又は段階を示すフローチャートである。 図21の操作を含むロータリーソレノイド製作の方法又は工程を示すフローチャートである。 回転子が磁石を備えるように構成されたロータリーソレノイドの回転子組立体を側方から見た斜視図である。 外側キャップ又は補強端部キャップを含むロータリーソレノイドの組立方法を下方から見た斜視図である。 別の例示的な実施形態による完全に組み立てられたロータリーソレノイドを上方から見た斜視図である。 上端部端部キャップ、底部端部キャップ、ねじりバネ、バネリテーナ、及び導線が取り除かれた図24Aのロータリーソレノイドを上方から見た斜視図である。 図24Aの例示的な実施形態によるロータリーソレノイドの分解斜視図である。
以下の説明において、本明細書で開示する技術を完全に理解できるように、限定ではなく説明の目的で具体的なアーキテクチャ、インターフェース、技法などの具体的な詳細を説明する。しかしながら、これらの具体的な詳細とは別の実施形態において本明細書で開示する技術を実施できることは、当業者には明白である。すなわち、当業者は、本明細書には明確に説明も図示もされていない本明細書で開示される技術の原理を具体化し本明細書の精神及び範囲に含まれる様々な構成を考案することができる。幾つかの事例では、本明細書で開示する技術の説明が必要以上に詳しい説明によって不明瞭とならないように、公知の装置、回路、及び方法の詳細な説明は省略される。本明細書で開示する技術の原理、態様、及び実施形態を記載する全ての記述は、その具体的な実施例と同様にそれらの構造的及び機能的な均等物を包含することを意図する。追加的に、このような均等物は、最新の公知の均等物、並びに将来における均等物、すなわち、構造と無関係に同じ機能を実現するように開発される任意の要素を含むことを意図する。
図1から図6は、容易に組み立てられるロータリーソレノイド20の例示的な実施形態を異なる観点及び視野から示す。図6に最も明瞭に示されるであろうが、ロータリーソレノイド20の基本的な全体形態は、ソレノイドコア22と、回転子組立体23(さらに、回転子軸25の周りで回転するシャフト24及び回転子26を備える)と、2つの端部キャップ28及び30(例えば上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30)とを備える。本明細書全体にわたって使用されるように、「軸方向の」、「軸」、又は「軸方向に」は、シャフト24の回転子軸25に言及する。
コア22は、2つの磁極面32A及び32Bでそれぞれ終端する2つの電磁石磁極を備える。詳細には、コア22は、2つの嵌合コアハーフ部材22A及び22Bを備え、これらの部材は、2つの磁極面32A及び32Bそれぞれの間で所定の距離を規定するようにして連結関係となるように圧入される。コアハーフ部材22A及び22Bは、好ましくは、中実スチール又は積層の何れかとしてスチールで形成される。例示的な実施形態では、2つのコアハーフ部材の各々は、回転子軸25に垂直な平面内において、実質的に「E」字形状を有し、3つの平行な分岐セグメント34、35、及び36を備える。3つの平行な分岐セグメント34、35、及び36は各々、これらが結合されるコア本体セグメント37に対して垂直である。
各コアハーフ部材22A、22Bについて、中央の分岐セグメント(セグメント35)が磁極を形成し、それ自体の周りにコイル組立体38のコイル部分が巻かれる。図6及び図8に示し、図10にさらに詳細に示すように、分岐セグメントのうち中央でない又は最遠の外側分岐セグメント(セグメント34及び36)は、別のコアハーフ部材とスリップジョイント嵌合(タン部と溝との嵌合)するように構成される。例えば、コアハーフ部材22Aの外側セグメント34Aには、回転子軸25と平行な方向に延びる溝40Aが形成される。さらに、コアハーフ部材22Bの嵌合外側セグメント34Bには、タン部42が形成され、タン部42は、回転子軸25と平行な方向に延び、嵌合コアハーフ部材22Aの対応する溝40A内にスリップジョイント(圧入)嵌合する寸法とされる。他の外側セグメント36A及び36Bに関しては、実質的に同様又は類似の種類のスリップジョイント(圧入)が存在し、他の外側セグメント36A及び36Bの何れか一方に溝が、他方にタン部が形成され、好ましくは、図6及び図8に例示するように、各嵌合コアハーフ部材22は、溝が形成された1つの外側セグメント及びタン部が形成された1つの外側セグメントを有する。別の連結構成も可能であることが、当業者に理解される。
図6に示すように、コイル組立体38は、コア嵌合ハーフ部材22Aの中央コアセグメント35Aを取り囲むコイルハーフ巻線38Aと、コアの嵌合ハーフ部材22Bの中央コアセグメント35Bを取り囲むコイルハーフ巻線38Bとを備える。コイル組立体38は、2つの巻線コイル38A及び38Bを備え、これら2つの巻線コイル38A及び38Bは互いに電気的に接続されるので、電流が両コイル38A及び38Bを通って流れる経路は1つしか存在しない。この理由により、コイル巻線38A及び38Bは、コイルハーフ巻線とも呼ばれる。磁極面32A及び32Bは、電流がコイルハーフ巻線38A及び38Bそれぞれを通して流れる際に電磁石になる。巻線38A及び38Bは、支持され、例えばボビン44の周りに巻かれ、詳細には、それぞれの中央コアセグメント35A及び35Bにそれぞれ嵌合するような寸法とされたボビンハーフセグメント44A及び44Bの周りに巻かれる。コイル巻線38A、コイル巻線38Bそれぞれに電流を流すための導線46A、46Bが設けられる。各コイル巻線38A及び38Bには1本の導線のみが取り付けられ、最終的に電流はコイル組立体全体を通して直列に流れる。コイルハーフ巻線38A及び38Bそれぞれを有するボビンハーフセグメント44A及び44Bは、間隔を介して支持され、それらのそれぞれの導線46A、46Bは、ボビンコネクタ部材48で支持される。好ましくは、ボビンハーフセグメント44A、44B、及びボビンコネクタ部材48は、一体的に成形/形成される。
前述し図7に詳細に示すように、回転子組立体23は、シャフト24、及びシャフト24により支持された(例えば取り付けられた)回転子26を備える。図7の例示的な実施形態において、好ましくは、回転子26は、スチール(中実スチール又は積層)を備える。回転子26は2つの磁極面32A及び32Bの間で収容されるように構成される。例えば図8に例示する具体的な例示的な実施形態では、回転子26は、回転子軸25に対して互いに180度の角度に方向付けられた2つの拡張部又は回転子ローブ部52を有する。ローブ部52の終端面54は、2つの磁極面32A、32Bの構造と実質的に同様の半円筒形構造を有する。回転子26はシャフト24の外側に圧入される回転子中心開口部56を有する。
2つの端部キャップ、例えば上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30は、コア22に取り付けられる。シャフト24は、端部キャップ28、30を貫通し、2つの電磁石磁極、例えばコアセグメント35A、35Bの励磁により回転子組立体23が磁極面32A、32Bに対して回転する。
端部キャップの少なくとも一方、好ましくは両方は、カバー部材及び軸方向に延びる2つの壁部を備える。上端部端部キャップ28は、第1の端部キャップとしても呼称され、それ自体は、例えば図11に示すように第1の端部キャップカバー壁部又は部材60を備える。第1の端部キャップカバー壁部60は、中央に第1の端部キャップ開口部62が形成された内面61(図11参照)を有する。シャフト24は、第1の端部キャップ開口部62を貫通する。さらに、上端部又は第1の端部キャップ28は、第1の端部キャップカバー壁部60から直交して回転子軸25方向に延びる少なくとも1つの第1の端部キャップ軸方向磁極面収容壁部64を備える。第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部64は、2つの磁極面窓部65A、65Bを備え、この磁極面窓部内に2つの磁極面32A及び32Bの少なくとも一部分が配置され、組立時、この磁極面窓部を通して2つの磁極面32A及び32Bの少なくとも一部分が回転子26に露出される。2つの磁極面窓部65を設けたことにより、第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部64は別々の壁部として視認され、この理由により第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部64は、1つ又は複数の第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部64として言及される場合がある。
第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部64は、第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66を提供する。第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66A1及び66A2は、磁極面32Aを磁極面窓部65A内に整列させ位置決めする役割を果たす。同様に、第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66B1及び66B2は、磁極面32Bを磁極面窓部65B内に整列させ位置決めする役割を果たす。磁極面整列特徴部66A2及び66B2は、それぞれの磁極面32A、32Bの軸方向に延びる第1の縁部を受け止める又は支持するための切欠き又は溝を備える。第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66A2及び66B2の各々は、準「V」字形状切欠きを備え、V字の一方の脚部はコアセグメント35の側面に当接するように方向付けられ、V字の他方の脚部は磁極面32の第1の軸方向縁部を受け止めるように準円筒形表面として構成される。準円筒形状のV字形表面の端部は、磁極面窓部65に対する第1の軸方向境界部を形成する。一方、磁極面整列特徴部66A1及び66B1は、磁極面32A、32Bそれぞれの第2又は反対側の軸方向に延びる縁部が当接できる肩部を備え、磁極面窓部65に対する第2の軸方向境界部を形成する。第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66は、2つの磁極面32A、32Bを第1の端部キャップカバー壁部60の開口部62と整列させるように位置決め及び構成され、それ自体は、2つの磁極面32A、32Bを、回転子26の外径、例えばローブ部52の終端面54と自動整列させる役割を果たす。
さらに、第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部64は、第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66以外のその他の特徴部を提供し、これらには移動終端停止面68が含まれる。回転子26の各ローブ部52に対する移動終端停止面68の1つは、磁極面の軸方向縁部を少なくとも部分的に隠すように位置決めされた第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部64の突起部回転子方向面である。移動終端停止面68を形成する突起部の実質的隣接面は、少なくとも部分的に第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66を規定する。回転子26のローブ部52に対する両方の移動終端停止面68は、ローブ部52側面の実質的に全体、例えばローブ部52の終端面54以外の表面に当接するように構成される。
さらに、上端部又は第1の端部キャップ28は、第1の端部キャップカバー壁部60から直交して回転子軸25の方向に延びる第1の端部キャップ軸受壁部70を備える。軸受壁部70は、円筒形状で、回転子軸25に中心合わせされ、磁極面収容壁部64と実質的に同心である。軸受壁部70は、軸方向に延び、第1の端部キャップ開口部62の内面と実質的に同一平面にある内側軸受面を有する。従って、軸受壁部70は、磁極面収容壁部64よりも回転子軸25から短い距離にある。軸受壁部70の内面はラジアルシャフト軸受面を提供する。軸受壁部70は、その軸方向終端部において回転子スラストリング面72を設ける。回転子スラスト面としても呼称される回転子スラストリング面72は、回転子26の終端面73(図6及び図7を参照)と係合し、回転子組立体23が軸方向に遠方に移動しすぎることを防止する。軸受壁部70のラジアルシャフト軸受面及びスラスト面72は、図20に示す実施形態の類似の特徴部及びスラスト面72を例示する図20Dを参照することによりさらに理解される。
第2の端部キャップとしても呼称される底部端部キャップ30は、回転子軸25の方向により長く延びることを除いて、上端部端部キャップ28に類似した構造を有する。底部端部キャップ30は、第2の端部キャップカバー壁部又は部材80(例えば図3及び図4を参照)を備える。第2の端部キャップカバー壁部80(図13及び図14を参照)は、中央に第2の端部キャップ開口部82が形成された内面81(図6及び図13を参照)を有する。第2の端部キャップ開口部82は、シャフト24の基部端が貫通するように寸法及び位置決めされる。軸方向に延びる中空円筒形シャフト支持基部83が、第2の端部キャップ開口部82の周りの内面81に形成され、半径方向においてシャフト24用のラジアル軸受支持体を提供する。
さらに、底部端部キャップ30は、第2の端部キャップカバー壁部80から直交して回転子軸25の方向に延びる第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84を備える。第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84は、2つの磁極面窓部85A、85Bを備え、この磁極面窓部内に2つの磁極面32A及び32Bの少なくとも一部分が配置され、この磁極面窓部を通して2つの磁極面32A及び32Bの少なくとも一部分が回転子26に露出される。上端部端部キャップ28の場合と同様に、2つの磁極面窓部85を設けることにより、第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84は別々の壁部として視認され、この理由により第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84は、1つ又は複数の第1の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84と呼称される場合がある。
第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84は、第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86を提供する。第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86A1及び86A2は、磁極面32Aを磁極面窓部85A内に整列させる役割を果たし、第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86B1及び86B2は、磁極面32Bを磁極面窓部85B内に整列させる及び位置決めする役割を果たす。磁極面整列特徴部86A2及び86B2は、それぞれの磁極面32A、32Bの軸方向に延びる第1の縁部を受け止める又は支持するための切欠き又は溝を備える。上端部端部キャップ28と同様に、第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86A2及び86B2の各々は、準「V」字形状切欠きを備え、V字の一方の脚部はコアセグメント35の側面に当接するように方向付けられ、V字の他方の脚部は磁極面32の第1の軸方向縁部を受け止めるように準円筒形表面として構成される。準円筒形状のV字形表面の端部は、磁極面窓部85Aに対する第1の軸方向境界部を形成する。一方、磁極面整列特徴部86A1及び86B1は、それぞれの磁極面32A、32Bの第2又は反対側の軸方向に延びる縁部が当接できる肩部を備え、磁極面窓部85A、85Bに対する第2の軸方向境界部を形成する。第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86は、2つの磁極面32A、32Bを第2の端部キャップカバー壁部80の開口部82と整列させるように位置決め及び構成され、それ自体は、2つの磁極面32A、32Bを、回転子26の外径、例えばローブ部52の終端面54と自動整列させる役割を果たす。
さらに、上端部端部キャップ28と同様に、第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84は、第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86以外に移動終端停止面88を含む他の特徴部を提供する。回転子26の各ローブ部52に対する移動終端停止面88の1つは、磁極面の軸方向縁部を少なくとも部分的に隠すように位置決めされた第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84の突起部回転子方向面である。移動終端停止面88を形成する突起部の実質的な隣接面は、少なくとも部分的に第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86を規定する。回転子26のローブ部52に対する両方の移動終端停止面88は、ローブ部52の側面の実質的に全体、例えばローブ部52の終端面54以外の表面に当接するように構成される。
さらに、底部又は第2の端部キャップ30は、第2の端部キャップカバー壁部80から直交して回転子軸25の方向に延びシャフト支持基部83としても呼称される第2の端部キャップ軸受壁部90を備える。軸受壁部90は円筒形で、回転子軸25に中心合わせされ、磁極面収容壁部84と実質的に同心である。軸受壁部90は軸方向に延び、第2の端部キャップ開口部82の内面と実質的に同一平面にある内側軸受面を有する。従って、軸受壁部90は、磁極面収容壁部84よりも回転子軸25から短い距離にある。軸受壁部90の内面はラジアルシャフト軸受面を提供する。
このように上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30は、ロータリーソレノイド20全体の組立時に整列する類似の特徴部を有する。即ち、シャフト24(回転子26の軸受)がシャフト支持基部83に固定される場合、コア22は、第2の端部キャップの軸方向磁極面収容壁部84に嵌合しその周りに取り付けられ、上端部端部キャップ28は、コア22及び底部端部キャップ30の上方に位置決めされ(シャフト24が上端部端部キャップ28を貫通する状態)、上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30の内部の特徴部は整列する。例えば、底部端部キャップ30の2つの磁極面窓部85A、85Bは、上端部端部キャップ28の2つの磁極面窓部65A、65Bと連携して合成窓部を形成し、この合成窓部を通して2つの磁極面32A、32Bを回転子組立体23に方向付けて支持することができる。コア22は、底部端部キャップ30と上端部端部キャップ28との間で、例えば締り嵌め又は圧入によって支持される。第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66及び第2の端部キャップの磁極面整列特徴部86は、端部キャップ28及び30それぞれの移動終端停止面68及び移動終端停止面88の整列と同様に整列し、例えば自動整列目的を含むそれらの意図された目的を達成するために合同して作用する合成整列特徴部を形成するように連携する。
例えば図13にさらに示すように、底部端部キャップ30は、コア格納空間又は容積を規定し軸方向に延びる周辺壁部又はシェル100を備える。軸方向伸長外周壁部100は、それと第2の端部キャップカバー壁部80との共通部分の近くに、回転子軸25に対して180度で位置決めされた2つのソレノイド取付フランジ104を備える。各ソレノイド取付フランジ104は、ロータリーソレノイド20を周囲の支持体又は使用構造体に取り付け可能なファスナ108等を通すソレノイド取付開口部106を備える。底部端部キャップ30の軸方向に延びる周辺壁部100は、その上端部又は遠位端部の近くに、キャップ閉鎖ダボ又はその他のファスナ112が貫通可能に形成された4つのキャップ閉鎖フランジ110を備える。上端部端部キャップ28は、4つの相補的キャップ閉鎖フランジ113を備え、これらの相補的キャップ閉鎖フランジは、上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30がこれらを貫通するシャフト24と整列する場合、キャップ閉鎖フランジ112を受け取るように位置決めされる。上端部端部キャップ28はさらに、ソレノイド取付開口部116を各々支持するソレノイド取付フランジ114を備え、このソレノイド取付開口部116を通して、ファスナ118又はそれと同様のものは、ロータリーソレノイド20を周囲の支持体又は使用構造体に取り付けることができる。
例示的な実施形態では、2つの端部キャップの少なくとも一方(例えば上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30)はプラスチック材料を備え、少なくとも1つの端部キャップ28、30の開口部62、82は、それぞれ、シャフト用のプラスチック軸受として機能する。例えば、上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30の一方又は両方に関して、カバー壁部及び軸方向壁部はプラスチックで一体的に形成することができる。この点に関して、Delrin、Celcon、Uitraform、Duracon等の登録商標の、(例えば)アセタール(単独重合体及び共重合体の両方)のような摩擦係数が小さい全てのプラスチックが適する。
図19に示す上端部端部キャップ28(19)の別の例示的な実施形態において、上端部端部キャップ及び底部端部キャップの一方又は両方は、それぞれの開口部の位置に、シャフトを支持する玉軸受120を収容するためのチャンネル又はその他の手段を備える。換言すれば、両方の端部キャップにおける一体的なプラスチック軸受は、シャフトを支持する玉軸受に置き換えることができる。この適応は、図19に示すように、軸受を受け取る軸受ポケットをプラスチック又はダイカスト製端部キャップに成形することにより容易に実現できる。軸受ポケットは、端部キャップ内に成形されコアを配置する重要な特徴部を分裂させないようにする。
さらに、図19は、相補的キャップ閉鎖フランジ113が他の実施形態とは異なる数及び位置に形成可能であることを示す。例示的な実施形態において、ファスナは、ソレノイドをホスト又は使用装置に取り付けるためにソレノイド本体のフランジ又はその他の位置に設けられた中空のリベット又はアイレットに挿入することができる。
上端部端部キャップ28(20)に関して図20及び図20Aから20Dに示すさらに別の例示的な実施形態において、上端部端部キャップ及び底部端部キャップの一方又は両方は、放熱目的の金属材料を備えるように構成された端部キャップのカバー壁部(図20ではカバー壁部60(20)で表わされる)を有することができる。図20の実施形態では、好ましくはプラスチックから成る軸受挿入体122は、カバー部材60(20)の内面61(20)に取り付けられる。軸受挿入体122は、その他の実施形態で類似の符号が付与された要素と同様に、磁極面収容壁部64(20)及び軸受壁部70(20)を提供する役割を果たし、カバー部材60(20)の内面61(20)に取り付けられる。軸方向磁極面収容壁部として機能するプラスチック軸受挿入体122は、実質的に中空で円筒形のカラー部124を備え、その内部軸方向壁部はシャフト24用の軸受壁部70(20)を提供する。軸方向磁極面収容壁部64(20)として機能するプラスチック軸受挿入体122の内面61(20)への取り付けはダボ又はファスナ126を介して行い、このダボ又はファスナ126は、内面61(20)から軸方向に延び、軸方向磁極面収容壁部として機能するプラスチック軸受挿入体122の相手チャンネルに嵌合する。さらに、図20Dは、端部キャップが上端部又は第1の端部キャップである場合の回転子リング軸受スラスト面72(20)を示す。前述したように、回転子リング軸受スラスト面72(20)は回転子の終端面73と係合し、回転子組立体が軸方向に移動しすぎることを防止する。さらに、図20Dは、軸受壁部70(20)のバネリテーナスラストリング面74(20)を示す。バネリテーナスラストリング面74(20)は、バネリテーナ又はバネホルダ134の下面に接触する。バネリテーナ134はシャフト24に圧入される。バネリテーナ134の下面は、作動時、必要に応じてバネリテーナスラストリング面74(20)に接触する。バネリテーナスラストリング面74(20)は、シャフト/回転子組立体が回転軸に沿って他の方向に移動しすぎることを防止する。バネリテーナスラストリング面74(20)は、図20Dの断面図において下向きの2つの小さな「三角形」として視認される。
ヒートシンクとして作動する金属製構成要素は、それらの取付面に効率的に熱を伝える。全金属製ロータリーソレノイドの電力定格は、プラスチック製端部キャップで製作されたユニットの電力定格よりも大きい。このような大きい電力定格が望まれる場合、図20に示すように、ソレノイド基礎設計を容易に改良して、金属端部キャップがユニットからその取付面への熱移動を大幅に強化し、そのことによって電力定格を増加させることができる。ダイカスト製金属端部キャップは、熱移動を高めるがシャフト用の軸受面が非常に低品質である。この欠点は、前述した整列特徴部、軸受特徴部、及び移動終端停止特徴部の全てを提供するようにして軸受挿入体122を各ダイカスト端部キャップに挿入することによって容易に克服することができる。さらに、顧客がより大きな出力及びより長い寿命のユニットを望む場合、軸受挿入体122は、玉軸受を組み込むためのスペースを有する。
2つの端部キャップ28、30の一方、好ましくは上端部端部キャップ28は、バネアンカー130を備える。例えば、図5及び図6に例示するように、バネアンカー130は、キャップカバー壁部60の外面に形成されたピン又は突起部とすることができる。ねじりバネ132の第1の端部は、バネアンカー130と係合するように構成される。例えば図17及び図18に示すバネホルダ134は、上端部端部キャップ28の開口部62から突出するシャフト24に取り付けられる。バネホルダ134はシャフト24のローレットに圧入されるので、バネホルダ134がシャフト24とともに回転する。バネホルダ134は、バネホルダ本体136を備え、ねじりバネ132の巻線が、このバネホルダ本体の周りで少なくとも1巻きを構成する。バネホルダ134はさらに、ねじりバネ132の第2の端部を支持するためのバネホルダ設定ポイント138を備える。バネホルダ本体136には、ねじりバネ132が、設定された後に軸線25の方向に沿って外れることを防止するための1つ又はそれ以上の拡張ローブ部140が設けられる。例示した実施形態では、このような拡張ローブ部140が3個設けられる。
ねじりバネ132は、2つの磁極が励磁されていない場合にシャフト24を定位置に戻すように構成される。ねじりバネ132は、ねじりバネの第1の端部で終端するバネ巻線を備え、この端部はバネアンカー130と係合し、ねじりバネ132はさらに、ねじりバネの第2の端部を備え、この第2の端部はバネホルダ設定ポイント138で支持される。
ここで前述の実施形態の様々な態様及び特徴を詳述及び/又は強調する。このような実施例の第1の態様は、コア22を組み立てる方法又は工程に関する。典型的なエアギャップ構造ロータリーソレノイドは、積層スタックで製作された又は金属製中実部品から組み立てられた単一部品コアを有する。一般的に、回転子はコアの内側円形開口部を通して回転するが、この開口部は組立技術により各コアに応じて寸法的に変化し、公差累積問題の原因となる可能性があり、さらにエアギャップの変動により性能変動が引き起こされる。対照的に、本明細書に開示する技術のツーピース型スリップジョイントコア22は、2つの嵌合ハーフコア部材22A及び22Bからコア22を形成し、これら2つの嵌合ハーフコア部材22A及び22Bを回転子組立体23と整列させることによって、従来技術の問題及び課題を排除する。
上記の点に関し、図21は、例示的なコア組立方法/工程による例示的で代表的な操作又は段階を示す。操作21−1は、精密直径ゲージピンを2つのコアハーフ部材22A、22Bそれぞれの2つの磁極面32A及び32B間に挿入する段階を含む。操作21−2は、図9に矢印「圧入力」で示すように、2つのコアハーフ部材(事実上同一の部品22A、22B)を一緒に所定の距離/方向に圧入する段階を含む。2つのコアハーフ部材22A、22Bが一緒に圧入されると、それらの2つのスリップジョイント形状が整列する(例えば、タン部42が溝40に圧入される)。その後、コアハーフ部材は、精密直径ゲージピンに対してポジティブストップに圧入される。2つのスリップジョイント部の圧入により2つのコアハーフ部材22A、22Bが一緒に固定される。精密ゲージピンが取り外される際に(操作21−3)、コアハーフ磁極面32Aとコアハーフ磁極面32Bとの間の距離に関する単一で再現可能な寸法が実現される。この操作は、全てのコアに関してその組立時に繰り返し可能で、前述した公差累積問題を排除する。圧入操作のもう一つの利点は、圧入には数百ポンドの力を必要とするので、(例えば、力の結果として)各コアハーフ部材の磁極面上のハイスポットのような表面の全ての歪みが「滑らかになり」、エアギャップ(磁極面と回転子26との間に存在)用の非常に均一な磁極面半径方向形状がもたらされ、これによりソレノイド繰り返し性能が高まることである。
図21Aは、図21の例示的な操作例を含みコア組立を含むロータリーソレノイド組立体の例示的な工程を、本明細書の他の箇所で説明した他の操作と組み合わせて示す。操作21A−1は、操作21−1及び21−2の実行を含み、それ自体は、固定子の2つの嵌合コアハーフ部材を、この2つの嵌合コアハーフ部材の2つのそれぞれの磁極面が2つの嵌合コアハーフ部材間に位置決めされた精密直径ピンに対してポジティブストップに圧入されるまで一緒に嵌合させ、2つの嵌合コアハーフ部材をポジティブストップにおいて連結させる段階を含む。操作21A−2(操作21−3と同様)は、精密直径ピンを取り外して2つのそれぞれの磁極面32A、32B間に所定距離を有する軸方向伸長空間を提供する段階を含む。操作21A−3は、固定子組立体(2つの嵌合コアハーフ部材22A、22Bを備える)を上端部端部キャップ28に圧入する段階を含む。このとき、第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66A1及び66A2は、磁極面32Aを磁極面窓部65Aに整列させる役割を果たし、第1の端部キャップの磁極面整列特徴部66B1及び66B2は、磁極面32Bを磁極面窓部65Bに整列させて位置決めする役割を果たす。操作21A−4は、2つのそれぞれの磁極面32A、32Bの間の軸方向伸長空間内に第1の端部キャップ開口部62を通して回転子26を含む回転子組立体23を挿入する段階を含む。このようにして、回転子組立体23のシャフト24は、次の操作が行なわれる間に上端部端部キャップ28の軸受壁部70に位置決めされて所定の位置に支持される。バネホルダ134を使用する例示的な実施形態に関して、操作21A−5(フローチャートには示さない)は、回転子シャフト24の先端部が第1の端部キャップ開口部62から突出するようにして、バネホルダ134をこの回転子シャフト24の先端部に嵌合又は圧入させる段階を含む。バネホルダ134は、使用される際に、回転子組立体23の正確で最終的な軸方向位置決めを提供する。操作21A−6(フローチャートには示さない)は、底部端部キャップ30を固定子組立体(例えば2つの嵌合コアハーフ部材22A、22B)に取り付ける段階を含む。底部端部キャップ30を固定子組立体に嵌合させる場合、底部端部キャップの磁極面整列特徴部86A1及び86A2は、磁極面32Aを磁極面窓部85Aと整列させる役割を果たし、底部端部キャップの磁極面整列特徴部86B1及び86B2は、磁極面32Bを磁極面窓部85Bと整列させて位置決めする役割を果たす。この時点で、2つの嵌合コアハーフ部材22A、22B及び回転子26の少なくとも一部分は、回転子組立体23の終端部がシャフト支持基部83に位置決めされ2つの嵌合コアハーフ部材22A、22B間の軸方向伸長空間内で回転可能な状態で、2つの対向する端部キャップ28、30間で軸方向に正確に位置決めされる。2つの対向する端部キャップに設けられた磁極面整列特徴部を備える2つの磁極面は、2つの磁極面32A、32Bが回転子26に対して所定位置に保たれるように整列する。
本明細書に開示する技術の第2の例示的な態様は、本明細書で説明されるソレノイド端部キャップの幾つかの特徴に関する。全ロータリーソレノイドに関して、シャフトが通過するソレノイド構成要素は、磁極の数と無関係にシャフト回転子組立体を、コアの磁極面と同心に保つ必要がある。端部キャップを位置決めするための好ましいコア特徴部はコアの磁極又は磁極面であるが、これらの特徴部は、磁極に位置決められたボビン及び巻線により一般的にアクセス不可能である。その結果、現行の設計は、コアの外側形状等の他のコア特徴部、又は両方の端部キャップ、従ってシャフト回転子組立体をコア内に位置決めするためにコアに特別に追加された位置決め用特徴部を選択する。特徴部及び部品による結果として生じる公差累積は必要以上に大きく、公差累積を補償するためには必要以上のエアギャップが必要とされることになる。これらの条件は、エアギャップがその組立に伴って変化するので、性能低下、及び性能変動を引き起こす。公差累積問題は、サイクル寿命を延ばすために軸受ポケットを各金属製端部キャップに機械加工しそのポケットに軸受を圧入する場合に悪化する。
本明細書で開示する技術により設計された端部キャップは、説明した問題の多くを解決し、追加的な利点を包含する。本明細書で開示する技術による端部キャップは各端部キャップで成形される特徴部を備え、これらは、コアを低重要度のコア特徴部上ではなくその磁極面上に直接位置決めすることにより公差累積を大幅に低減させる。これらの位置決め特徴部は、例えばシャフトがユニットを通過する穴部のような端部キャップ貫通穴又は開口部を成形するのと同時に、端部キャップで成形されるので、これら全ての特徴部は同じ中心線上で成形され、回転子は、所定の精密ゲージピンで事前に設定された磁極面開口部と同心となることができる。前述の位置決め特徴部は、例えば、上端部端部キャップ28の磁極面整列特徴部66及び底部端部キャップ30の磁極面整列特徴部86を含む。
Delrinのようなプラスチック材料又はその他の摩擦係数が低い材料から端部キャップ28、30を成形することにより、それぞれの開口部又は出口穴62、82がシャフト24用のラジアル軸受支持体をもたらし、ユニットの各端部において別個の軸受構成要素が不要となる。
さらに、回転子スラスト面72及び移動終端停止面68は、第1の端部キャップ28に成形することができ、移動終端停止面88は、第2の端部キャップ30に成形することができる。このように、各端部キャップ構成要素は、以下のタスク、すなわち、コア22を固定し位置決めするタスク、コア22内に回転子26を同心的に位置決めするタスク、回転子組立体23用のラジアル面及び(第1の端部キャップの場合)スラスト面を提供するタスク、及び回転子26の両方向の移動において個別化された一組の移動終端停止面を設けるタスクを実現する。
一般的なロータリーソレノイドは、ユニットの一端に圧入されるスタッドボルト、又はネジ部品を受け取るネジ穴を有する。幾つかの場合では、ネジ穴は、これが、外部に位置決めされた戻りバネ及びバネリテーナの妨げとならないように両方の端部キャップに設けることができ、或いは外部の移動終端停止面を位置決め及び固定するために使用することができる。これらの解決法の全てにおいて、幾つかの事例で電磁石磁束経路の一部分として機能する金属製端部キャップが必要とされる。これらの解決法はさらに、特徴部の穴開け、ネジ切り、及び/又は圧入を行う二次的操作を必要とし、それによりユニットの全体的なコストが増加する。取付方法がソレノイドの片側に限定される場合、シャフトを両方向(時計方向及び反時計方向)に回転させるためには、異なる位置にある内部移動終端停止特徴部を備える2つの別個のボビンが必要となる場合があり、これによりコストが増加し、動力供給時に回転方向を具体的に特定する二次的部品番号の使用が必要とされる。
図15及び図16に示す取付方法は、1つの最終組立体(及び部品番号)で単純に一部分の向きを変えることによって時計方向及び反時計方向の両回転が自由に得られることを示す。このアプローチによれば、端部キャップの追加的な特徴部の穴開け、ネジ切り及び/又は圧入を行う二次的操作は全て不要となる。両方の端部キャップは電磁石磁束経路の一部分ではなくプラスチック又はダイカスト金属の何れかで成形されるので、何れかの端部キャップ用工具において数に制限がないフランジ取付方法を用いることできる。
本明細書で開示する技術の別の好都合な態様は、その戻りバネの構造及び作動に関する。典型的なロータリーソレノイドは、ユニットの動力がない場合にクロックバネを使用してシャフト回転子組立体を「定」位置に戻すトルクを機械的に供給する。一般的に、クロックバネの一端は、シャフト上に圧延された特徴部によって支持され、他端は、端部キャップに固定された金属製バネホルダの多数の留め具の1つに選択的に位置決めされる。操作者は、クロックバネを設定するために、バネを手動で適切な回転回数「クロック」し、バネをホルダ留め具に設定し、その後正確な設定値を保証するためにバネのトルク値を検査する必要がある。バネの設定が正確でない場合、バネは、ホルダ留め具との係合が解除され、バネホルダ上の適切な留め具に調整され、再度検査される必要がある。この長く複雑な工程により、ソレノイドの作業時間が増加し、クロックバネ及びバネホルダの両方に関して高価な構成要素を必要とする。
本明細書で開示する技術は例えばバネホルダ134を特徴とする。バネホルダ134は、プラスチックで成形され、単純にシャフト24上のローレットに圧入され、シャフト24及びバネホルダ134の両方の部品コストが低減される。プラスチック製バネホルダ134は、バネを設定するための単一の特徴部138を備え、これにより現在のところクロックバネを用いて行われている設定工程、検査工程、及び再設定工程が不必要となる。さらに、本明細書で開示する技術による標準的なねじりバネ132の巻線は、完全な一巻よりも少なくて済み、組立時間を短縮させ、バネ132がバネホルダ134に容易に取り付けられる。組立時、ねじりバネ132は、最初3つのローブ部140を介して配置されるが、バネ132は、巻かれて設定されると内径が減少するのでバネホルダ134から外れることができず、すなわちバネ132は所定の位置に支持されるだけでなく、設定されるとバネホルダ134から決して外れないように支持することができる。
基本的なロータリーソレノイド20の回転子組立体23は、45度の可動域内で回転する。用途によっては、回転運動を2つの状態の1つに維持することが必要となる。ロータリーソレノイドの設計者は、この要求に対して、磁石をシャフトに取り付け、その後磁石を「回転子」とする方法に決定することによって対処してきた。幾つかの事例では、磁石がシャフトにオーバモールドされ、別の事例では、様々な構成要素の複雑なクラッジ及び接着剤が使用される。対照的に、図22は、磁気回転子26(22)をシャフト24に取り付けるための非常に直接的で費用効果が高い解決法を示す。図22に示すような双安定磁気ラッチングの実施形態では、回転子組立体23(22)は90度の可動域内で回転する。
図22の回転子組立体23(22)は、シャフト24、シャフト24で支持された(例えば取り付けられた)磁気回転子26(22)、及び磁気回転子リテーナ50を備える。磁気回転子26(22)は、2つの磁極面32A及び32Bの間に収容されるように構成される。磁気回転子26(22)は、互いに対して180度の角度で方向付けられた2つの拡張部分又は回転子ローブ部52(22)を有する。ローブ部52の終端面54(22)は、2つの磁極面32A、32Bの構造と実質的に同様の半円筒形構造を有する。シャフト24は直径が異なるセグメントを備える。シャフト24の基部は、シャフト呼び径セグメント24Aを備える。磁気回転子26(22)が取り付けられるシャフト24の位置24Bにおいて直径が階段状に減少し、シャフト磁石固定セグメント24Cが形成される。図22に示すように、シャフト24は、セグメント24D、24Eのような、さらに別の直径漸進的減少部分を有する。
磁気回転子26(22)は回転子中央開口部56(22)を有し、この回転子中央開口部は、回転子軸25の方向に延び、シャフト磁石固定セグメント24Cの外側に嵌合するサイズであり、シャフト呼び径セグメント24Aよりも小さい直径を有し、それにより、磁気回転子26(22)は、階段状部分24Bに位置決めされ又は着座する。磁気回転子リテーナ50は、概して円形状又は円盤状であり、その下面に、切除され又は別の方法で形成された回転子収容チャンネル58を備える。磁気回転子リテーナ50は、シャフト24の階段状部分24Dに圧入される軸方向中央開口部を有する。回転子収容チャンネル58は、磁気回転子リテーナ50の下面に従属する弦状リテーナ肩部59によって規定される。回転子収容チャンネル58は、磁気回転子26(22)の上端部の外側に嵌合するようなサイズ及び構成であり、弦状リテーナ肩部59が磁気回転子26(22)をシャフト24に固定し、これによって、磁気回転子26(22)が、回転子軸25に対してシャフト24の回転と一致して回転する。
従って、前述の説明から理解できるように、実施例の実施において、回転子シャフト24は少なくとも1つの階段状部分(例えば24B)を備える。磁気回転子26(22)は、シャフト24を受け取るように構成された貫通穴又は開口部56(22)を備え、磁気回転子26(22)はシャフト階段状部分24Bに当接する。回転子リテーナ50は、シャフト24の外側に圧入され、磁気回転子26(22)のシャフト24に対する回転が防止されるように、例えば磁気回転子26(22)が確実にシャフト24とともに回転子軸25の周りで回転するように構成される。
貫通穴56(22)を備える磁気回転子26(22)は、シャフト24の階段状部分24Bに接触する位置までシャフト24に配置される。その後、磁気回転子リテーナ50は、シャフト24上のローレットに圧入されて回転が防止される。磁気回転子リテーナ50のリテーナ肩部59の2つの平坦面が磁気回転子26(22)の2つの平坦部(例えば平坦面)と係合する場合、磁気回転子26(22)は、シャフトの回転と一緒に回転する。図22に示す組立シーケンスは、接着剤、複雑な構成要素、及び高価なオーバモールディング工具が必要とされないので、迅速に効率的に行うことができる。
幾つかの二位置磁気ラッチングソレノイドが克服すべき課題は、ユニットに加わる非常に大きな移動終端衝撃荷重である。場合によっては、前述の2つの端部キャップに位置決められたプラスチック製内部停止部を交換して、移動終端衝撃荷重を良好に受けることができる。このようにして、ユニットの「外部に」別の移動終端停止機構を組み込むことができる。ロータリーソレノイドの設計者の中には、回転特徴部をシャフトに追加し、変位を所定角度に制限するための端部キャップに金属製構成要素を追加することによってこの課題を克服する設計者がいる。幾つかのロータリーソレノイドは、衝撃荷重を低減するためのバンパを含む。金属製構成要素及び関連するファスナは、ソレノイドのコスト及び組立時間を大幅に増加させる。
図23はロータリーソレノイドを示し、シャフト24は、端部キャップの少なくとも一方(例えば、上端部端部キャップ28及び/又は底部端部キャップ30)を超えて延び、回転子26と一緒に回転するストッパ部材150を支持する。内在する端部キャップの一方の上に取り付けられた外側キャップ又は補強端部キャップ152が設けられる。補強端部キャップ152は、ストッパ部材150に対する1つ又はそれ以上の補強移動停止面154、例えば図23に示す4つのこのような補強移動停止面154を規定する。
図23に示すアプローチは、移動終端停止部154がプラスチック成形された外側キャップの一部分として組み込まれるので、費用効率が優れている。回転構成要素は、移動終端停止面154が、その各停止面154が衝撃荷重の半分を吸収することで移動終端衝撃荷重を吸収することができるように、性質が正反対である。外側キャップ152は、ユニット全体を一緒に支持する既存の工程でソレノイドに固定できるので、追加的なファスナを必要としない。移動終端停止機構全体は、プラスチック製外側キャップ152で覆うことができる。この保護機能により、ソレノイドのこの部分に破片が蓄積されることが防止され、さらにソレノイド作動時、この領域に人の指が挟まり締め付けられることを防止する安全カバーが提供される。
本明細書で開示する技術の様々な特徴を組み合わせることにより、基本的構造として製作される非常に低コストのロータリーソレノイドが可能となり、すなわち各ユニットに関して個別に適応させる工程が不要となり、その結果、構成要素をそのまま単純に結合させることが容易である。より長い寿命又はより大きい出力が必要とされる用途では、特徴部を組み込んでその用途に適合させることが容易である。基礎設計は、用途が保証される限り、二位置磁気ラッチングソレノイドに再構成することができる
さらに、本明細書で開示する技術は、強化された軸受システムと、基礎設計のサイクル寿命及び電力定格を高めるための材料変更とを含む基礎設計を、どのようにして変更/改良できるかを説明する。さらに、基礎ロータリーソレノイドは、両方向に回転する二位置磁気ラッチングソレノイドに改造することができる。
本明細書で開示する技術による利点及び恩恵は下記事項を含むが、これらに限定されない。
コア磁極面32A、32Bは、ボビンを通して突出し、それらの磁極面の内径を、シャフト24がそれを通して突出する端部キャップ28、30の穴62、82と整列させる、すなわち磁極面32A、32Bを回転子26の外径と自動整列させる。
ソレノイドハウジング(又は端部キャップ等)は、典型的に金属で製作され、ユニットを機能させるための電磁束を伝導するのに役立つ。従って、シャフトがハウジングから突出する場合、ユニットの寿命を延ばすためには別の軸受が必要とされる。磁束を伝導しない(EM磁束がコアに限定される)プラスチック製端部キャップ設計(上端部端部キャップ28及び底部端部キャップ30)では、本明細書で開示する技術において説明されるように、プラスチック軸受は、部品を不要にして端部キャップに一体的に成形される(本明細書に示すように、ラジアル玉軸受を端部キャップに挿入することによって寿命サイクルが長いユニットが実現でき、これは標準的な工程である)。
プラスチック製バネリテーナ又はバネホルダ134は、バネ132を支持(及び固定)するための本来の能力を有する。バネ132は、バネリテーナ134のローブ部140の外側に容易に取り付けられるが、バネ132は、その設定取付位置にクロックすることにより設定されると、バネ132の内径がバネリテーナローブ部140の外径よりも小さくなるので、製品寿命中にバネ132が外れることはない。
一般的に、磁石をシャフトに固定するために磁石をシャフトに圧入すると磁石に亀裂が生じる可能性があるので、磁石は、所定の位置にプラスチックでオーバモールド又は接着される。本明細書で開示する技術の1つの態様として、磁気回転子26(22)は、プラスチック製圧入磁石リテーナ50を使用してシャフトの階段状部分に固定される。
各コアハーフ部材の滑り嵌合するタン部及び溝の機能は、取り外し可能な精密ゲージピンによって規定される圧入寸法と組み合わされて、寸法に関する公差累積問題を排除する。コア磁極面がプラスチック位置決め特徴部に着座すると、軸受貫通孔への自動整列が行われる。
前記の説明は多くの特定性を包むが、これらは、本明細書で開示する技術の範囲を限定せず、本明細書で開示する技術の現在のところ好ましい幾つかの実施形態を単に例示すると解釈されたい。従って、本明細書で開示する技術の範囲は、添付の特許請求の範囲及びそれらの法律上の均等物により決定されるべきである。従って、本明細書で開示する技術の範囲は当業者にとって明らかな他の実施形態を完全に包含すること、及び、従って本明細書で開示する技術の範囲は添付の特許請求の範囲以外では限定されず、特許請求の範囲では単数形で記載された要素への言及がそのように明記されていない限り「唯1つ」ではなく「1つ又はそれ以上」を意味することを意図していることに留意されたい。当業者にとって公知である、前述の好ましい実施形態の要素の構造的、化学的、及び機能的な全ての均等物は、引用により本明細書に明示的に組み込まれ、本特許請求の範囲に包含されることが意図されている。加えて、装置又は方法が本特許請求の範囲に包含されるためには、装置又は方法が本明細書で開示する技術によって解決されることが求められるようなあらゆる問題に対処する必要はない。さらに、本開示における要素、構成要素、又は方法段階は、それらが特許請求の範囲に明記されているかどうかにかかわらず、公開されることを意図していない。
22 ソレノイドコア
22A、22B コアハーフ部材
23 回転子組立体
24 シャフト
28、30 端部キャップ
32A、32B 磁極面
60 カバー壁部
62 開口部

Claims (15)

  1. 固定子の2つの嵌合コアハーフ部材を、該2つの嵌合コアハーフ部材の2つの磁極面それぞれが2つの嵌合コアハーフ部材間に位置決めされた精密直径ピンに対してポジティブストップに圧入されるまで、一緒に嵌合させて、前記2つの嵌合コアハーフ部材を前記ポジティブストップにおいて連結させる段階と、
    前記精密直径ピンを取り外して、前記2つの磁極面それぞれの間で所定距離を有する軸方向伸長空間を提供する段階と、
    前記軸方向伸長空間に回転子を挿入する段階と、
    2つの嵌合コアハーフ部材及び回転子を前記2つの対向する端部キャップ間で嵌合させる段階と、
    を備える、ロータリーソレノイド組立方法。
  2. 2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備えるコアと、
    シャフトと、
    前記シャフトに取り付けた回転子と、
    前記コアに取り付けられ、前記2つの電磁石磁極の励磁により前記磁極面に対して回転運動するようにシャフトが貫通する2つの端部キャップと、
    を備えるロータリーソレノイドであって、
    前記端部キャップの少なくとも一方は、
    前記シャフトが貫通する開口部を備えるカバー部材と、
    前記カバー部材から軸線の方向に延び、前記2つの磁極面を前記カバー部材の開口部と整列させて前記2つの磁極面を前記回転子の外径と自動整列させるための特徴部を提供するように構成された軸方向壁部とを備える、
    ロータリーソレノイド。
  3. 2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備えるコアと、
    軸線を規定するシャフトと、
    前記シャフトに取り付けられた回転子と、
    前記コアに取り付けられ、前記2つの電磁石磁極の励磁により前記磁極面に対して回転運動するようにシャフトが貫通する2つの端部キャップと、
    を備えるロータリーソレノイドであって、
    前記端部キャップの少なくとも一方は、
    前記シャフトが貫通する開口部を備えるカバー部材と、
    前記カバー部材から軸線の方向に延び、前記回転子に対する移動終端停止面を提供するように構成された軸方向壁部と、
    を備える、ロータリーソレノイド。
  4. 前記軸方向壁部は、前記回転子のための2つの移動終端停止面を提供する、請求項3に記載のロータリーソレノイド。
  5. 前記軸方向壁部は、前記シャフト用の軸受面を提供するように構成される、請求項3に記載のロータリーソレノイド。
  6. 前記2つの端部キャップは第1の端部キャップ及び第2の端部キャップを備え、
    前記第1の端部キャップは、
    前記シャフトが貫通する第1の端部キャップ開口部を有する第1の端部キャップカバー部材と、
    前記第1の端部キャップカバー部材から前記軸線の方向に延びる第1の端部キャップ軸方向壁部と、
    を備え、該第1の端部キャップ軸方向壁部は、
    前記2つの磁極面を前記第1の端部キャップカバー部材の開口部と整列させて、前記2つの磁極面を前記回転子の外径と自動整列させる第1の端部キャップ特徴部と、
    前記回転子に対する第1の移動終端停止面と、
    前記シャフト用の第1の軸受面と、
    を含み、
    前記第2の端部キャップは、
    前記シャフトが貫通する第2の端部キャップ開口部を有する第2の端部キャップカバー部材と、
    前記第2の端部キャップカバー部材から前記軸線の方向に延びる第2の端部キャップ軸方向壁部と、
    を備え、該第2の端部キャップ軸方向壁部は、
    前記2つの磁極面を前記第2の端部キャップカバー部材の開口部と整列させて、前記2つの磁極面を前記回転子の外径と自動整列させる第2の端部キャップ特徴部と、
    前記回転子に対する第2の移動終端停止面と、
    前記シャフト用の第2の軸受面と、
    を含む、請求項2又は3に記載のロータリーソレノイド。
  7. 前記2つの磁極面を前記第1の端部キャップカバー部材の開口部と整列させる前記第1の端部キャップ特徴部、及び前記2つの磁極面を前記第2の端部キャップカバー部材の開口部と整列させる前記第2の端部キャップ特徴部は、窓部を形成し、該窓部に前記2つの磁極面の少なくとも一部分が配置され、前記窓部を通して前記2つの磁極面の少なくとも一部分が前記回転子に露出される、請求項6に記載のロータリーソレノイド。
  8. 前記2つの端部キャップの少なくとも一方は、プラスチック材料を備え、前記少なくとも1つの端部キャップの開口部は、シャフト用のプラスチック軸受として機能する、請求項2又は3に記載のロータリーソレノイド。
  9. 前記端部キャップの少なくとも一方は、前記シャフトを支持する玉軸受を収容するために形成されたチャンネルを備える、請求項2又は3に記載のロータリーソレノイド。
  10. 前記カバー部材、及び前記2つの端部キャップの少なくとも一方の壁部は、プラスチックで一体的に形成される、請求項2又は3に記載のロータリーソレノイド。
  11. 前記2つの端部キャップの少なくとも一方のカバー部材は金属製であり、前記少なくとも1つのキャップの壁部は、前記カバー部材の内面に取り付けられたプラスチック製壁部挿入部材を備え、該プラスチック製壁部挿入部材は、前記シャフト用の軸受面及び前記回転子用のスラストリング面を提供する第2の開口部を備える、請求項2又は3に記載のロータリーソレノイド。
  12. 2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備えるコアと、
    ストッパ部材を有するシャフトと、
    前記シャフトに取り付けた回転子と、
    前記コアに取り付けられ、前記2つの電磁石磁極の励磁により前記磁極面に対して回転運動するようにシャフトが貫通する2つの端部キャップと、
    を備えるロータリーソレノイドであって、
    前記端部キャップの少なくとも一方は、
    前記ストッパ部材を有する開口部を通過するシャフトが貫通する開口部を含むカバー部材と、
    前記少なくとも1つの端部キャップ上に取り付けられるように設けられ、前記ストッパ部材に対する補強キャップ移動停止面を規定する補強端部キャップと、
    を備えるロータリーソレノイド。
  13. 2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を含むコアと、
    シャフトと、
    前記シャフトに取り付けられた回転子と、
    前記コアに取り付けられ、前記2つの電磁石磁極の励磁により前記磁極面に対して回転運動するようにシャフトが貫通する2つの端部キャップと、
    を備えるロータリーソレノイドであって、
    前記2つの端部キャップの一方は、
    アンカー特徴部と、
    前記アンカー特徴部と係合するように構成された第1の端部と第2の端部とで終端する巻線を含み、前記2つの磁極が励磁されていない場合に前記シャフトを定位置に戻すように構成されたねじりバネと、
    前記ねじりバネの巻線が少なくとも一巻き巻かれたバネホルダ本体を含み、前記シャフトに取り付けられたバネホルダと、
    を備え、前記バネホルダはさらに、前記ねじりバネの第2の端部を支持するための設定ポイントを含み、バネホルダ本体は、前記ねじりバネが設定された後に前記ねじりバネが軸線の方向に沿って外れることを防止するための少なくとも1つの拡張ローブ部とともに構成される、
    ロータリーソレノイド。
  14. 2つの磁極面それぞれで終端する2つの電磁石磁極を備えるコアと、
    回転子組立体と、
    を備えるロータリーソレノイドであって、
    前記回転子組立体は、
    シャフトと、
    前記シャフトによって支持され、前記2つの磁極面間に収容するように構成された磁気回転子と、
    前記磁気回転子を前記シャフトに支持するように構成されたリテーナと、
    を備え、前記ロータリーソレノイドはさらに、
    前記コアに取り付けられ、前記2つの電磁石磁極の励磁により前記磁極面に対して回転運動するようにシャフトが貫通する2つの端部キャップを備える、ロータリーソレノイド。
  15. 前記シャフトは階段状部分を備え、
    前記磁気回転子は、前記磁気回転子が前記階段状部分に当接するようにして前記シャフトを受け取るように構成された貫通穴を備え、
    前記回転子リテーナは、前記シャフトの外側に嵌合して前記磁気回転子が前記シャフトに対して回転運動することを防止するように構成される、請求項14に記載のロータリーソレノイド。
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