JP2014160412A - 閲覧装置及び閲覧システム - Google Patents
閲覧装置及び閲覧システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014160412A JP2014160412A JP2013031321A JP2013031321A JP2014160412A JP 2014160412 A JP2014160412 A JP 2014160412A JP 2013031321 A JP2013031321 A JP 2013031321A JP 2013031321 A JP2013031321 A JP 2013031321A JP 2014160412 A JP2014160412 A JP 2014160412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- imaging
- browsing
- user
- document
- content
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】液晶表示装置32は、コンテンツを表示する。CCDカメラ40は、液晶表示装置32に近い例えば使用者の指又は使用者が持つスタイラスを撮影する。また、CCDカメラ40は、液晶表示装置32から遠い例えば使用者の視線を撮影する。
【選択図】図2
Description
特許文献2は、カメラにより撮影された画像をもとに、ユーザの前記コンテンツに対する注視点を検出する注視点検出手段と、前記注視点が前記特定のエリアに含まれる場合、前記特定のエリアと対応付けられた処理により、前記コンテンツの表示対象とする範囲を変更する変更手段とを具備する情報表示装置を開示する。
特許文献3は、映像提示手段に対してユーザに待ち受け情報を提示するように指示を行う待ち受け情報提示手段と、前記ユーザを含む画像を撮像する撮像手段と、前記画像内のユーザの特定部位を検出する特定部位検出手段と、前記映像提示手段に対して前記特定部位に詳細情報を提示するように指示を行う詳細情報提示手段とを有することを特徴とする情報提示装置を開示する。
をさらに有する請求項1に記載の閲覧装置である。
まず、第1の実施形態を説明する。
図1及び図2には、第1の実施形態に係るタブレット装置10(閲覧装置)が示されている。
ここで、図1においては後述する半透明鏡50が取り外された状態のタブレット装置10を示しており、図2においては後述する半透明鏡50が装着された状態のタブレット装置10を示している。
また、図3には、半透明鏡50が示されている。半透明鏡50は、円錐形状の一部を外周形状として有する反射部52と、反射部52を支持する支持部60とを有する。詳しくは後述する。
なお、以下の各実施形態において、使用者の閲覧の対象となるものは文書であるとしたが、使用者の閲覧の対象となるものは、文書に限定されず、文書、画像、音声、映像、各種情報等を包含するコンテンツであってもよい(他の実施形態においても同様)。
ここで、コンテンツとは、使用者の閲覧の対象となる各種情報であって、スキャン等及び電子的に生成される等の何らかの電子的な処理によって、電子化(デジタル化)され得るもの、既に電子化されたもの、及び紙媒体等の電子化されていないものをいう。
コンテンツは、例えば、文字及び(静止)画像で構成される文書、画像、音声、及び、動画像を含む映像等を含む。
また、文書は、紙媒体に印刷等されたもの、及び、電子化されている文書ファイル(文書データ)等を含む。音声は、テープに録音されたもの、及び、電子化されている音声ファイル等を含む。映像は、ビデオテープに録画されたもの、及び、電子化されている映像ファイル等を含む。
また、コンテンツを電子化して得られたデータ、又は既に電子化されているコンテンツを示すデータを、コンテンツデータと称することがある。
タブレット装置本体12の上向きの面には装着用開口部14が形成されていて、装着用開口部14に嵌め込むようにして、画面を表示する表示部として用いられている液晶表示装置32が装着されている。
使用者が閲覧しているコンテンツが液晶表示装置32に表示され、タッチパネル30のコンテンツに重なる位置を使用者が操作することで、コンテンツに関する操作をするための入力がなされる。
より具体的には、例えばタッチパネル30の表示されているコンテンツに重なる位置を、使用者が使用者自身の指又はタッチペン等の操作用のスタイラス(不図示)で触れることで入力操作がなされるようになっている。
制御部100は、後述する撮影対象の位置を演算する位置演算部として用いられているとともに、後述する撮影対象の動作を演算する動作演算部として用いられている。
また、制御部100は、演算された撮影対象の位置及び動作の少なくともいずれか一方に基づいて液晶表示装置32の表示を制御する表示制御部として用いられている。
インターフェイス回路160は、タッチパネル30と制御部100とに接続されていて、インターフェイス回路160を介してタッチパネル30から制御部100への入力がなされる。
ここで、同一平面上とは、略同一平面上にあることを意味し、例えば液晶表示装置32の画面と垂直な方向において、タブレット装置本体12の厚さTの範囲内において上下した位置も含むものとする。
また、CCDカメラ40は、タブレット装置本体12に形成された撮影用開口部16を介して入射してきた光を撮影することができるように、タブレット装置本体12の上向きの面に取り付けられている。
そして、液晶表示装置32の表示画面は撮影が可能な角度の範囲外となり、CCDカメラ40を通常に用いた場合には、CCDカメラ40を用いて液晶表示装置32の表示面を撮影することはできない。
さらに、半透明鏡50は、液晶表示装置32に表示された文書を閲覧する使用者の顔(使用者の視線)をCCDカメラ40が撮影できるよう、半透明になっている。
つまり、1つのCCDカメラ40が、半透明鏡50に反射された撮影対象だけでなく、半透明鏡50の向こう側にある撮影対象も、同時に撮影し得るようになっている。
言い換えれば、1つのCCDカメラ40が、半透明鏡50の反射光及び透過光の両方を、同時に結像し得るようになっている。
反射部52は、外周部で光を反射する部材であり、外周部の形状が、例えば曲面形状となっている。
ここで、曲面形状の例としては、例えば、球面形状と非球面形状とを挙げることができ、非球面形状との例としては、例えば双曲面等を挙げることができ、楕円放物面の一部、回転放物面の一部等を挙げることができる。
また、反射部52の表面形状は、例えば、表面における互いに交わる二方向において、少なくともいずれかの方向において湾曲している形状となっている。
上述のように、反射部52としては、外周部の形状が様々な形状のものを用いることができるものの、CCDカメラ40で、液晶表示装置32の表示画面の全範囲を撮影できるような外周形状を用いることが望ましい。
また、図2に二点鎖線bに示すように、半透明鏡50をタブレット装置本体12に取り付けた状態において、液晶表示装置32の表示画面の近傍を、CCDカメラ40で撮影することができる。
さらに、図2に二点鎖線cで示すように、半透明鏡50をタブレット装置本体12に取り付けた状態において、液晶表示装置32の表示画面から離れた位置にある例えば使用者の顔を、CCDカメラ40で撮影することができる。
レンズ54は、例えば円錐形状に形成された反射部52の底面(上側面)に設けられている。
レンズ54は、例えば凹面形状になっており、CCDカメラ40が液晶表示装置32の表示画面から離れた位置にある撮影対象(例えば使用者の顔)を撮影する場合(つまり透過光を結像する場合)に、その撮影対象に焦点が合うようになっている。
つまり、CCDカメラ40が結像する際、半透明鏡50の透過光と反射光とで、焦点の位置が異なる(透過光の方が遠い)ようになっている。
偏光素子56は、制御部100の制御によって、光を透過及び遮断する。
偏光素子56が光を遮断している場合、CCDカメラ40は、反射部52を反射した液晶表示装置32の表示画面及び表示画面の近傍を撮影できるが、液晶表示装置32の表示画面から離れた位置にある例えば使用者の顔を撮影することはできない。
一方、偏光素子56が光を透過している場合、CCDカメラ40は、反射部52を反射した液晶表示装置32の表示画面及び表示画面の近傍を撮影し、さらに、液晶表示装置32の表示画面から離れた位置にある例えば使用者の顔を撮影できる。
より具体的には、例えばタブレット装置本体12の被装着部18に支持部60を嵌め込むようにして、支持部60を用いて半透明鏡50をタブレット装置本体12に装着することができ、被装着部18から支持部60を取り外すことで、半透明鏡50をタブレット装置本体12から取り外すことができるようになっている。
図4(A)は、撮影対象を例示し、図4(B)は、CCDカメラ40によって結像された像を例示する。
図4においては、簡単のため、撮影対象として、使用者の眼球Aと指Bとが示されている。
図4(A)に例示するように、眼球Aはタッチパネル30から離れており、指Bはタッチパネル30の近傍にあるが、図4(B)に例示するように、CCDカメラ40は、半透明鏡40を介して、眼球A及び指Bを、同時に撮影する。
図5に示すように、制御部100は、CPU等の演算部102及びメモリ等の記憶部104を有する。
また、制御部100に、先述のCCDカメラ40と、電源スイッチ34と、液晶表示装置32と、タッチパネル30と、ネットワークを介して通信を行う通信装置170が連結されている。
そして、制御部100には、CCDカメラ40、電源スイッチ34、及びタッチパネル30からの入力がなされ、制御部100によりCCDカメラ40、液晶表示装置32、タッチパネル30、及び通信装置170が制御される。
つまり、タブレット装置10は、情報処理および他の処理装置又は端末との通信が可能なコンピュータとしてのハードウェア構成部分を有している、情報処理装置である。
また、制御部100は、CCDカメラ40からの入力データを用いて、CCDカメラ40で撮影された液晶表示装置32の表示画面に対する使用者の指やスタイラス等の撮影対象の動作を演算することができる。
より具体的には、制御部100は、例えば液晶表示装置32に、使用者の指やスタイラスが接近した場合に、その近傍の液晶表示装置32の表示画面の位置に、強調表示を追加する(例えば色を変化させる等)ことができる。
さらに、制御部100は、使用者の視線を検知して、その視線に対応する液晶表示装置32の表示画面の位置に、強調表示を追加する(例えば色を変化させる等)ことができる。
閲覧プログラム20は、たとえば、記録媒体(図示せず)又は通信装置170を介してタブレット装置10に供給され、記憶部104にロードされ、制御部100にインストールされたOS(図示せず)上で、タブレット装置10の演算部102及び記憶部104等のハードウェア資源を具体的に利用して実行される(他の実施形態においても同様)。
図6に示すように、閲覧プログラム20は、文書データ取得部202と、文書表示処理部210と、操作受付部212と、撮像データ取得許可部220と、撮像データ取得部222と、顔認識部224と、視線検知部226と、指位置検知部228と、閲覧履歴生成部240と、閲覧履歴記憶部250とから構成される。
具体的には、例えば、文書データ取得部202は、記録媒体又は記憶部104等に記憶された文書データを取得し、又は、ネットワークを介してサーバ(図示せず)からダウンロードすることによって文書データを取得し、又は、読取装置(図示せず)が紙媒体に形成された文書を読み取ることによって得られた文書データを取得する。
操作受付部212は、使用者がタッチパネル30に対して行った操作を示す情報(操作情報)を受け付けて、文書表示処理部210に対して出力する。
このとき、操作受付部212は、操作情報を、その操作に対応する文書の位置と対応付ける。
具体的には、使用者が、指又はスタイラス等をタッチパネル30に接触させて操作を行った場合、操作受付部212は、その接触された位置が、液晶表示装置32に表示されている文書のどの位置に対応するかを判断する。
具体的には、使用者が、文書データが表示された画面をスクロールするような操作をした場合、文書表示処理部210は、表示される文書の位置を変更する。
また、使用者が、文書が表示された画面を拡大(又は縮小)するような操作をした場合、文書表示処理部210は、表示される文書を拡大(又は縮小)させるように表示をさせる。
一方、操作受付部212が、タップ操作等の文書の表示を変化させない操作を受け付けた場合、文書表示処理部210は、液晶表示装置32における文書表示を変化させず、操作された位置に強調表示(色を追加する等)をさせる。
使用者がタッチパネル30を用いて、撮像データを取得することを許可する旨の操作をした場合、撮像データ取得許可部220は、CCDカメラ40に対し、撮影をするように制御し、撮像データ取得部222に対し、CCDカメラ40から撮像データを取得するように制御する。
なお、撮像データ取得許可部220は、使用者が文書の閲覧を開始するとき、及び、すでに文書を閲覧し撮像データを取得しているときのいずれにおいても、使用者に対し撮像データの取得許可を確認させるようにしてもよい。
さらに、撮像データ取得部222は、半透明鏡50の反射光と透過光とを区別し、透過光に対応する撮像データを顔認識部224に対して出力し、反射光に対応する撮像データを指位置検知部228に対して出力する。
次に、撮像データ取得部222は、偏光素子54を制御して光を遮断させ、その際にCCDカメラ40によって結像された撮像データを取得する。
液晶表示装置32から離れた位置の撮影対象(例えば使用者の顔)は、光が透過された際の撮像データには示されているが、光が遮断された際の撮像データには示されていない。
したがって、撮像データ取得部222は、光が透過された際の撮像データと光が遮断された際の撮像データとの差分の撮像データを、顔認識部224に対して出力する。
一方、撮像データ取得部222は、光が透過された際の撮像データと光が遮断された際の撮像データとの両方に示された像の撮像データを、指位置検知部228に対して出力する。
具体的には、顔認識部224は、例えば肌色認識処理及びパターン認識等を行って、撮像データ中の顔に該当する部分を抽出する。
さらに、顔認識部224は、例えばアフィン変換処理等を行うことによって、顔の向きを補正し、顔データを生成して、視線検知部226に対して出力する。
具体的には、視線検知部226は、顔データの目に該当する部分を、例えばパターン認識等で認識する。
また、視線検知部226は、眼球の黒部分(黒目)と白部分(白目)とを認識し、黒目の位置及び形状から、例えばパターン認識等によって、液晶表示装置32のどの位置(領域)に視線が向いているかを認識する。
さらに、視線検知部226は、液晶表示装置32上で視線が向いている領域を示す位置情報(視線位置情報)を、閲覧履歴生成部240に対して出力する。
例えば、視線が向いている領域が矩形の領域の場合、その視線位置情報は、画面上の左上の座標及び右下の座標を示す。
また、視線が向いている領域が一点を示す場合、その視線位置情報は、画面上のその点に対応する座標を示す。
具体的には、指位置検知部228は、例えば肌色認識処理及びパターン認識等を行って、撮像データ中の指に該当する部分を抽出する。
また、指位置検知部228は、指(又はスタイラス等)の先端が、液晶表示装置32のどの位置(領域)に向いているかを認識する。
具体的には、指位置検知部228は、指(又はスタイラス等)の像を直線近似し、その直線と液晶表示装置32とが交差する位置を検出する。
さらに、指位置検知部228は、液晶表示装置32上で指(又はスタイラス等)の先端が向いている領域を示す位置情報(指位置情報)を、閲覧履歴生成部240に対して出力する。
また、指位置検知部228は、指(又はスタイラス等)の先端とタッチパネル30との間隔が予め定められた範囲(例えば0.5mm〜5cm)にある場合に、指(又はスタイラス等)の位置を認識するようにしてもよい。
指位置検知部228は、指(又はスタイラス等)がタッチパネル30に接触している場合に指(又はスタイラス等)の位置を認識しないが、その場合であっても認識するようにしてもよい。
文書表示処理210は、視線位置情報及び指位置情報に対応する位置に強調表示をさせるように、液晶表示装置32を制御する。
なお、閲覧履歴生成部240は、タブレット装置10と例えばネットワークを介して接続されたサーバ(図示せず)に対して閲覧履歴を送信し、そのサーバが、閲覧履歴を管理するようにしてもよい。
図7(A)に例示するように、閲覧履歴は、時刻と、文書を閲覧している使用者の使用者識別情報(又はタブレット装置10の識別情報)と、その時刻に閲覧されている文書の文書識別情報と、その時刻に液晶表示装置32に表示されている文書の位置を示す文書位置情報と、その時刻に使用者がタッチパネル30に対して行った操作を示す操作情報と、その時刻にCCDカメラ40に検知された動作を示す動作情報とを含む。
なお、文書がページごとに区切られている場合、文書位置情報は、表示されているページのページ番号を含んでもよい。
図7(B)に例示するように、操作情報は、操作の種類を示す操作種類情報と、その操作がなされた文書上の位置を示す文書上操作位置情報とを含む。
操作種類情報は、例えば、表示された文書を移動させるスクロール操作、表示された文書を拡大/縮小させる拡大/縮小操作、表示された文書を回転させる回転操作、タップ操作、長押し操作等を示す。
閲覧履歴生成部240は、液晶表示装置32に表示されている文書の位置情報と、タッチパネル30上の操作位置とを対応付けて、その操作が文書上のどの位置に対してなされたかを判断して、文書上操作位置情報を生成する。
図7(C)に例示するように、動作情報は、使用者の視線が文書上のどの位置を向いているかを示す文書上視線位置情報と、使用者の指(又はスタイラス等)の先端が文書上のどの位置を向いているかを示す文書上指位置情報とを含む。
閲覧履歴生成部240は、液晶表示装置32に表示されている文書の位置情報と、液晶表示装置32上の位置を示した視線位置情報とを対応付けて、使用者の視線が文書上のどの位置に対して向いているかを判断して、文書上視線位置情報を生成する。
同様に、閲覧履歴生成部240は、液晶表示装置32に表示されている文書の位置情報と、液晶表示装置32上の位置を示した指位置情報とを対応付けて、使用者の指(又はスタイラス等)が文書上のどの位置に対して向いているかを判断して、文書上指位置情報を生成する。
なお、文書がページごとに区切られている場合、文書位置情報、文書上操作位置情報、文書上視線位置情報及び文書上指位置情報は、表示されているページのページ番号を含んでもよい。
なお、閲覧履歴生成部240は、例えばイベントトリガ(文書位置情報、操作情報又は動作情報が変化した場合)により閲覧履歴を生成してもよい。
例えば、閲覧履歴生成部240は、液晶表示装置32に表示されている文書の位置が移動した場合、タッチパネル30が新たな操作を受け付けた場合、視線検知部226が使用者の視線が動いたことを検出した場合、指位置検知部228が使用者の指又はスタイラス等が動いたことを検出した場合等に、閲覧履歴を生成してもよい。
図8には、本発明の第2の実施形態に係るタブレット装置10が示されている。
先述の第1の実施形態に係るタブレット装置10は、半透明鏡50を1つ有し、半透明鏡50がタブレット装置本体12の被装着部18に取り付けられていた。
これに対して、この第2の実施形態に係るタブレット装置10においては、タブレット装置本体12が複数の被装着部18を有し、これらの複数の被装着部18に複数の半透明鏡50が装着される。
より具体的には、この第2の実施形態に係るタブレット装置10においては、タブレット装置本体12が2つの被装着部18を有し、2つの装着部のそれぞれに対して各1つの合計2つの半透明鏡50が取り付けられる。
また、この第2の実施形態においては、制御部100が、2つの半透明鏡50のそれぞれに反射された光の視差に基づいての演算をすることで、例えば図2に二点鎖線bで示す範囲内にある撮影対象の立体画像を撮影することができるようになっている。
図9には、第3の実施形態に係るタブレット装置10に用いられる半透明鏡50が示されている。なお、第3の実施形態においては、半透明鏡50以外の構成は、第1の実施形態と同様である。
先述の第1の実施形態に係るタブレット装置10においては、半透明鏡50として、反射面を1つ有する鏡が用いられていた(図3参照)。
これに対して、第3の実施形態に係るタブレット装置10においては、一般に多面鏡と称されていて、図9に示すように2つの反射面にあたる反射部52a,52bを有する半透明鏡50が用いられている。
反射部52a,52bの形状は、それぞれが非球面である。
これに対して、この第3の実施形態においては、先述の第2の実施形態と同様に立体画像を撮影することができるものの、半透明鏡50そのものの数は1つであり、2つの半透明鏡50を用いることに替えて、1つの半透明鏡50の2つ反射部(反射面)を用いて立体画像を撮影することができるようなっている。
すなわち、この第3の実施形態においては、制御部100(図5参照)が、反射部52a,52bのそれぞれに反射された光の視差に基づいての演算をすることで、例えば図2に二点鎖線bで示す範囲内にある撮影対象の立体画像を撮影することができるようになっている。
図10には、第4の実施形態に係る閲覧装置10Aが示されている。
閲覧装置10Aは、紙媒体に印刷された文書を閲覧するための装置である。
なお、以下の各図において、実質的に同じ構成部分および処理には同じ番号が付される。
閲覧装置10Aは、撮像装置であるCCDカメラ40と、反射部52及び支持部60を有する半透明鏡50と、使用者が文書Dを閲覧する際に文書Dを載せるための文書台90と、制御部100と、ユーザインターフェース装置(UI装置)110とを有する。
CCDカメラ40は、例えば支持部60の脚部等に設けられており、他の実施形態と同様に、半透明鏡50の反射光及び透過光の両方を、同時に結像し得るようになっており、半透明鏡50を介して、文書台90に置かれた文書Dの近傍の撮影対象、及び、文書Dから離れた位置にある撮影対象を撮影できるようになっている。
UI装置110は、例えば表示装置と入力装置とが組み合わされたタッチパネル等のGUI(Graphical User Interface)であるが、これに限定されない。
図11に示すように、閲覧プログラム20Aは、撮像データ取得許可部220と、撮像データ取得部222と、顔認識部224と、視線検知部226と、指位置検知部228と、文書認識部260と、文書座標割当部262と、閲覧履歴生成部260と、閲覧履歴記憶部250とから構成される。
具体的には、文書認識部260は、例えば図4(B)に例示したタッチパネル30のような湾曲した形状の撮影対象を文書Dと認識し、文書Dに対応する撮像データを抽出して、文書座標割当部262に対して出力する。
文書座標割当部262は、文書Dに対応する撮像データに対し、文書D上の位置を示す座標を割り当てる。
具体的には、文書座標割当部262は、文書Dに対応する撮像データの湾曲を補正して、文書D上に、仮想の位置座標を割り当てて、その座標を示す位置情報を、閲覧履歴生成部260に対して出力する。
閲覧履歴生成部260は、図7(A)の文書位置情報及び操作情報を除いた閲覧履歴を生成する。
閲覧履歴生成部260は、文書座標割当部262によって割り当てられた文書の位置座標と、文書D上の位置を示した視線位置情報とを対応付けて、使用者の視線が文書上のどの位置に対して向いているかを判断して、文書上視線位置情報を生成する。
同様に、閲覧履歴生成部240は、文書座標割当部262によって割り当てられた文書の位置座標と、文書D上の位置を示した指位置情報とを対応付けて、使用者の指(又はスタイラス等)が文書上のどの位置に対して向いているかを判断して、文書上指位置情報を生成する。
上述した実施形態においては、液晶表示装置32(又は文書D)から離れた位置にある撮影対象を、使用者の視線であるとしたが、視線に限定されず、例えば、マイクロサッカード等の眼球運動、使用者の表情、口の動き、首の動き(頷き動作)等の動作でもよい。
この場合、例えば、使用者の指が文書中のどの位置を指している場合に使用者がどのような動作をしたかが、履歴として記憶される。
この場合、閲覧装置は、撮像データ(又は視線位置情報及び指位置情報)を管理装置に送信し、管理装置が送信された情報を受信するようにしてもよい。
この場合、顔認識部及び指位置検出部は、使用者の顔及び指の両方が撮影された撮像データから、例えばパターン認識を行って、顔及び指を認識するようにしてもよい。
18・・・被装着部,
28・・・液晶表示装置,
30・・・タッチパネル,
40・・・CCDカメラ,
50・・・半透明鏡,
52・・・反射部,
60・・・支持部,
100・・・制御部,
20・・・閲覧プログラム,
202・・・文書データ取得部,
210・・・文書表示処理部,
212・・・操作受付部,
220・・・撮像データ取得許可部,
222・・・撮像データ取得部,
224・・・顔認識部,
226・・・視線検知部,
228・・・指位置検知部,
240・・・閲覧履歴生成部,
250・・・閲覧履歴記憶部,
Claims (13)
- コンテンツを表示する表示装置と、
使用者がコンテンツを閲覧する際に動作するものであり、前記表示装置と同じ面に配置され、使用者に関するもので互いに距離が異なる複数の撮影対象を撮影する撮像装置と
を有する閲覧装置。 - 前記撮像装置は、前記複数の撮影対象のうち第1の撮影対象の像を反射させ、前記複数の撮影対象のうち第2の撮影対象の像を透過させるように配置されている半透明鏡をさらに有する請求項1に記載の閲覧装置。
- 複数の撮影対象それぞれに対応する、前記表示装置によって表示されたコンテンツの位置を検知する検知手段をさらに有する請求項1に記載の閲覧装置。
- 前記撮像装置によって撮影された複数の撮影対象と対応付けて、使用者のコンテンツに対する閲覧履歴を生成する閲覧履歴生成手段をさらに有する請求項1に記載の閲覧装置。
- 前記第2の撮像対象は、使用者の視線である請求項2に記載の閲覧装置。
- 前記第1の撮像対象は、使用者の指又は使用者が持つスタイラスである請求項2に記載の閲覧装置。
- 前記撮像装置が前記複数の撮影対象のうち第1の撮影対象を撮影できるように配置され、曲面を有する半透明鏡をさらに有する請求項1に記載の閲覧装置。
- 前記撮像装置が前記複数の撮影対象のうち第1の撮影対象を撮影できるように配置され、2つの反射面を有する半透明鏡をさらに有する請求項1に記載の閲覧装置。
- 前記撮像装置が前記複数の撮影対象のうち第1の撮影対象を撮影できるように配置され、透過光と反射光とで焦点の位置が異なる半透明鏡をさらに有し、
前記撮像装置は、前記半透明鏡に反射した前記第1の撮影対象の像と、前記複数の撮影対象のうち前記半透明鏡を透過した第2の撮影対象の像とを撮影する請求項1に記載の閲覧装置。 - 前記撮像装置が前記複数の撮影対象のうち第1の撮影対象を撮影できるように配置され、透過光を遮断又は透過させる偏光素子を有する半透明鏡をさらに有する請求項1に記載の閲覧装置。
- 使用者に対して前記撮像装置が撮像することを許可するか否かを確認する許可手段をさらに有し、前記撮像装置は、前記許可手段によって使用者が許可した場合に、撮影を行う
請求項1に記載の閲覧装置。 - 閲覧対象のコンテンツと、使用者がコンテンツを閲覧する際に動作する、使用者に関するもので互いに距離が異なる複数の撮影対象とを撮影する撮像装置と、
前記撮像装置がコンテンツを撮影できるように配置され、かつ前記複数の撮影対象のうち第1の撮影対象の像を反射させ、前記複数の撮影対象のうち第2の撮影対象の像を透過させるように配置されている半透明鏡とを有する閲覧装置。 - 使用者がコンテンツを閲覧する際に使用される閲覧装置と、
使用者のコンテンツの閲覧履歴を管理する管理装置と
を有し、
前記閲覧装置は、
使用者がコンテンツを閲覧する際に動作する、使用者に関するもので互いに距離が異なる複数の撮影対象を撮影する撮像装置と
前記撮像装置によって得られたデータに関する情報を送信する送信手段と
を有し、
前記管理装置は、
前記送信手段によって送信された情報を受信する受信手段と、
前記撮像装置によって撮影された複数の撮影対象と対応付けて、使用者のコンテンツに対する閲覧履歴を生成する閲覧履歴生成手段と
を有する閲覧システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013031321A JP5939469B2 (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 閲覧装置及び閲覧システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013031321A JP5939469B2 (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 閲覧装置及び閲覧システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014160412A true JP2014160412A (ja) | 2014-09-04 |
JP5939469B2 JP5939469B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=51612051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013031321A Active JP5939469B2 (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 閲覧装置及び閲覧システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5939469B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016062144A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | グリッドマーク株式会社 | 情報処理装置 |
CN110501299A (zh) * | 2019-09-03 | 2019-11-26 | 苏州微纳激光光子技术有限公司 | 一种自动对光长光程有毒有害气体监测系统及其监测方法 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01286592A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 視線一致テレビ電話装置 |
JPH086708A (ja) * | 1994-04-22 | 1996-01-12 | Canon Inc | 表示装置 |
JP2003308167A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報入出力装置と方法 |
JP2005072773A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Sony Corp | モード切替制御方法及び電子機器 |
JP2005184106A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Fujinon Corp | 資料提示装置 |
JP2006323769A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Tokai Univ | 対面入力装置 |
JP2010160274A (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 画像表示装置及び画像表示方法 |
JP2011138421A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-07-14 | Mic Ware:Kk | 地図表示装置、地図表示方法、およびプログラム |
WO2012169422A1 (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-13 | オリンパス株式会社 | アタッチメント |
-
2013
- 2013-02-20 JP JP2013031321A patent/JP5939469B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01286592A (ja) * | 1988-05-12 | 1989-11-17 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 視線一致テレビ電話装置 |
JPH086708A (ja) * | 1994-04-22 | 1996-01-12 | Canon Inc | 表示装置 |
JP2003308167A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-31 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報入出力装置と方法 |
JP2005072773A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Sony Corp | モード切替制御方法及び電子機器 |
JP2005184106A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Fujinon Corp | 資料提示装置 |
JP2006323769A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Tokai Univ | 対面入力装置 |
JP2010160274A (ja) * | 2009-01-07 | 2010-07-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 画像表示装置及び画像表示方法 |
JP2011138421A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-07-14 | Mic Ware:Kk | 地図表示装置、地図表示方法、およびプログラム |
WO2012169422A1 (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-13 | オリンパス株式会社 | アタッチメント |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016062144A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | グリッドマーク株式会社 | 情報処理装置 |
CN110501299A (zh) * | 2019-09-03 | 2019-11-26 | 苏州微纳激光光子技术有限公司 | 一种自动对光长光程有毒有害气体监测系统及其监测方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5939469B2 (ja) | 2016-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102098277B1 (ko) | 시선 추적을 이용한 시인성 개선 방법, 저장 매체 및 전자 장치 | |
US9651782B2 (en) | Wearable tracking device | |
US10757335B2 (en) | Mobile terminal | |
US9442571B2 (en) | Control method for generating control instruction based on motion parameter of hand and electronic device using the control method | |
TW583589B (en) | Passive optical mouse using image sensor with optical dual mode capability | |
US20170230621A1 (en) | Device for and method of corneal imaging | |
TWI559174B (zh) | 以手勢爲基礎之三維影像操控技術 | |
US20100100853A1 (en) | Motion controlled user interface | |
JP6344530B2 (ja) | 入力装置、入力方法、及びプログラム | |
JP6381361B2 (ja) | データ処理装置、データ処理システム、データ処理装置の制御方法、並びにプログラム | |
JP2002318652A (ja) | 仮想入力装置およびプログラム | |
KR102159767B1 (ko) | 시선 추적을 이용한 시인성 개선 방법, 저장 매체 및 전자 장치 | |
JP2016103137A (ja) | ユーザインタフェース装置、画像処理装置及び制御用プログラム | |
JP2018112894A (ja) | システムおよび制御方法 | |
JP5939469B2 (ja) | 閲覧装置及び閲覧システム | |
JP2018018308A (ja) | 情報処理装置、及びその制御方法ならびにコンピュータプログラム | |
US20190324548A1 (en) | Gesture-based designation of regions of interest in images | |
KR102312601B1 (ko) | 시선 추적을 이용한 시인성 개선 방법, 저장 매체 및 전자 장치 | |
JP6686319B2 (ja) | 画像投影装置及び画像表示システム | |
KR20160055407A (ko) | 홀로그래피 터치 방법 및 프로젝터 터치 방법 | |
EP3382505B1 (en) | Improved method and system for vr interaction | |
JP2013206405A (ja) | 連絡操作支援システム、連絡操作支援装置および連絡操作方法 | |
KR20210125465A (ko) | 시선 추적을 이용한 시인성 개선 방법, 저장 매체 및 전자 장치 | |
JP6393114B2 (ja) | 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法および撮像装置 | |
KR20160002620U (ko) | 홀로그래피 터치 방법 및 프로젝터 터치 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160422 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160505 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5939469 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |