JP2014159220A - シート装置及び車両用シート装置 - Google Patents

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弘樹 木野
Toshiro Maeda
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Abstract

【課題】異なる移動機構による移動動作を組み合わせてシートを移動させる場合に、いずれかの移動動作が急停止することによって乗員に与える違和感を抑制するシート装置を提供する。
【解決手段】シート装置1は、第1の方向へシート2を移動可能な第1の移動機構4と、第1の方向と共通の方向成分を含む第2の方向へシート2を移動可能な第2の移動機構3と、第1及び第2の移動機構をそれぞれ個別に設定された目標位置まで移動動作させるよう制御する制御部であって、シート2が第1の移動動作における目標位置及び第2の移動動作における目標位置のどちらに先に到達するかを判断する先行移動判断部と、先行移動判断部によって先に到達すると判断された方の移動動作を減速させ、又は先行移動判断部によって後に到達すると判断された方の移動動作を加速させる速度処理部とを含む制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はシート装置及びそれを用いた車両用シート装置に関する。
近年、例えば車両用のシート装置において、シートに対する乗員の乗降性を向上するために、乗員の降車動作の直前又は乗車動作の直後にシート位置を移動させる構成が提案されている。例えば、特許文献1は、乗員の降車動作を予測及び検出する手段と、シート座面高さを調整する手段とを備えた車両用シート装置において、乗員の降車動作に合わせてシート座面高さを上昇させる構成を開示する。
また、特許文献2は、乗員の降車動作の開始を検知する手段と、シートを車両前後に移動させるシートスライド機構と、シートスライド機構の作動を制御する制御手段とを備えた車両用シート制御装置において、乗員の降車動作に合わせてシートを記憶位置までスライドさせる構成を開示する。ここで、乗員乗降時におけるシート移動動作について、リフタ動作によるシート昇降動作とスライド動作によるシートスライド動作だけでは充分に快適な乗降性を得にくい場合があるため、両者を組み合わせることが検討される。
特許4737216号公報 実開平6−74464号公報
しかし、リフタ動作とスライド動作を組み合わせようとすると、以下の問題が発生する。リフタ動作によるシート移動における移動方向は、必ずしも上下方向成分だけで構成されるとは限らず、前後方向成分と上下方向成分の合成方向である場合がある。そして、このリフタ動作に伴う前後方向へのシート移動とスライド動作による前後方向へのシート移動のどちらか一方が急停止すると、前後方向の移動速度に急激な変化が生じ、この速度の段階的な変化が乗員に違和感を与える。詳細を後述するように、スライド動作とリフタ動作のいずれか一方が突然終了した場合、上記の移動速度の段差によって乗員に急激なブレーキ感又は加速感を与えてしまう。この問題は、リフタ動作とスライド動作の組合せに限らず、シートが異なる移動機構の併用により移動される場合に、両機構による移動方向が共通する移動方向成分を含む場合に発生し得る。
そこで、本発明は、異なる移動機構による移動動作を組み合わせてシートを移動させる場合に、いずれかの移動動作が急停止することによって乗員に与えるブレーキ感又は加速感を抑制するシート装置を提供することを課題とする。
本発明のシート装置は、第1の方向へシートを移動可能な第1の移動機構と、第1の方向と共通の方向成分を含む第2の方向へシートを移動可能な第2の移動機構と、第1及び第2の移動機構をそれぞれ個別に設定された目標位置まで移動動作させるよう制御する制御部であって、シートが第1の移動動作における目標位置及び第2の移動動作における目標位置のどちらに先に到達するかを判断する先行移動判断部と、先行移動判断部によって先に到達すると判断された方の移動動作を減速させ、又は先行移動判断部によって後に到達すると判断された方の移動動作を加速させる速度処理部とを含む制御部とを備える。
本発明のシート装置によると、異なる移動機構を組み合わせたシート移動動作において、いずれかの移動動作が急停止することによって乗員に与える違和感を抑制し、快適な乗降性を実現することが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるシート装置を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるシート装置を説明する図である。 本発明の第1の実施形態によるシート装置を説明するタイムチャートである。 本発明の第1の実施形態によるシート装置の制御部を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるシート装置の制御を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるシート装置を説明するタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態によるシート装置の制御を示すフローチャートである。 本発明の一変形例によるシート装置を説明する図である。
実施形態1.
図1に本発明の第1の実施形態によるシート装置を示す。シート装置1は、シート2、リフタ機構3(第2の移動機構)、スライド機構4(第1の移動機構)及び制御部5を備える。本実施形態では、シート装置として車両用のシート装置を想定している。なお、図面は本発明を分かり易くするために模式的に作成されたものであり、全ての要素を図示しているわけではなく、また寸法通りではない。また、以降の説明において、車両前後方向について、シートクッション21に対してシートバック22が配置される方向を後方、その逆を前方というものとする。また、車両上下方向について、シートクッション21に対してフロアFLが位置する方向を下方、その逆を上方というものとする。また、降車時とは、乗員がシート2を離れる直前を含む時間帯のことをいい、乗車時とは、乗員がシート2に着座した直後を含む時間帯のことをいうものとする。
リフタ機構3は支持部材31及び32並びにリフタモータ33を備える。支持部材31及び32は、それぞれ車幅方向の枢動軸31a及び32aを軸として上部軸31b及び32b側が枢動可能となるように配置される。上部軸31b及び32bがそれぞれ枢動軸31a及び32bの上方に配置されて支持部材31及び32がフロアFLに対して略垂直となる場合に、シート2は最上位置となる。一方、支持部材31及び32が後方側に倒れて上部軸31b及び32bがそれぞれ枢動軸31a及び32bの後方側に配置される場合に、シート2は最下位置となる。支持部材31及び32の枢動動作はリフタモータ33により制御され、リフトモータ33の出力は制御部5からの駆動信号によりPWM制御される。これにより、リフタ機構3によるシート2の移動速度はリニアに制御される。
スライド機構4は、フロアFL上に配設されたレール41、及びスライドモータ42を備え、シート2をレール41上で車両前後方向に摺動させる。本実施形態では、リフタ機構3のシート支持部材31及び32がレール41上を摺動するように構成される。スライドモータ42の出力は制御部5からの駆動信号によりPWM制御され、スライド機構4によるシート2の移動速度はリニアに制御される。
本実施形態では、乗員の降車時にはシート2が移動開始位置から下方かつ後方に移動され、乗員の乗車時にはシート2が移動開始位置から上方かつ前方に移動されることを前提とする。即ち、乗員降車時には、リフタ機構3が後方かつ下方への下降動作を行うとともにスライド機構4が後方へのスライド動作を行い、乗員乗車時には、リフタ機構3が前方かつ上方への上昇動作を行うとともにスライド機構4が前方へのスライド動作を行う。
ここで、図2を参照して、リフタ機構3又はスライド機構4のいずれか一方が先に急停止した場合の、乗員降車時のシート2の移動速度について説明する。なお、図2においては、後方及び下方が正方向であり、前方及び上方が負方向である。スライド動作によるシート移動は後方に水平速度成分VSbackを有する。一方、シート2は、リフタ動作によって、概略として前・上位置から後・下位置、即ち、後方と下方への合成方向に移動する。従って、リフタ動作によるシート移動速度は後方への水平速度成分VLbackと下方への垂直速度成分VLdownからなる。
ここで、リフタ動作がスライド動作よりも先に急停止すると、水平速度成分は(VSback+VLback)からVSbackに急激に変化することになる。また、スライド動作がリフタ動作より先に急停止すると、水平速度成分は(VSback+VLback)からVLbackに急激に変化する。上記のような段差を有する速度変化があった場合、乗員はその慣性力によってシートバック側に付勢され、これがブレーキ感となってしまう。
また、乗員乗車時には、リフタ動作がスライド動作よりも先に急停止すると、水平速度成分は(−VSback−VLback)から−VSbackに急激に変化することになる。また、スライド動作がリフタ動作より先に急停止すると、水平速度成分は(−VSback−VLback)から−VLbackに急激に変化する。上記のような速度変化があった場合、乗員はシートバック側から付勢され、これがブレーキ感となってしまう。
そこで、本実施形態では、上記の段差的な速度変化に起因するブレーキ感を防止するために、リフタ動作とスライド動作が実質的に同時に終了するように構成される。
図3に制御部5のブロック図を示す。制御部5は、CPU501、メモリ502、意思検出部503、リフタ駆動部504、スライド駆動部505、先行移動判断部510及び減速処理部520(速度処理部)を備え、これらはバス530によって相互に接続されている。CPU501は各部間の信号のやりとりを制御するプロセッサであり、メモリ502はプログラム及びデータを記憶するメモリである。
意思検出部503は車両に対する乗員の降車意思又は乗車意思を検出する。意思検出部503は、エンジンが停止されたことを検出した場合に乗員に降車意思があるものと判断する。なお、降車意思は、エンジン停止に限らず、シートベルトの係止が解除されたこと、シートベルトのリトラクタがシートベルトを巻回したこと、降車を選択する専用のボタン等がある場合はそのボタンが押下されたこと等により検出及び判断されるようにしてもよい。また、意思検出部503は、車両外部からドアロックが解除されたことを検出した場合に乗員に乗車意思があるものと判断することができる。また、乗車意思は、ドアロック解除に限らず、車両外部で識別された乗員が車両の所定範囲内に進入したこと、乗員が車両の一部に接触したこと等により検出及び判断されるようにしてもよい。意思検出部503は乗員の降車意思又は乗車意思を検出すると、降車準備信号又は乗車準備信号を出力する。
リフタ駆動部504及びスライド駆動部505はそれぞれ、CPU501からの指令によりリフタモータ33及びスライドモータ42の回転速度を制御する。これにより、シート2のリフタ機構3のリフタ動作による移動速度及びスライド機構4のスライド動作による移動速度が制御される。以下に説明する制御動作におけるリフタ機構3及びスライド機構4の動作は、意思検出部503からの降車準備信号又は乗車準備信号によって開始される。
先行移動判断部510は、シート2が、リフタ機構3による移動動作の到達目標位置(以下、「リフタ目標位置」という)及びスライド機構4による移動動作の到達目標位置(以下、「スライド目標位置」)のどちらに先に到達しそうかを判断する。先行移動判断部510は、リフタ位置検出部511、リフタ速度検出部512、リフタ時間予測部513、スライド位置検出部514、スライド速度検出部515、スライド時間予測部516及び比較部517を備える。
リフタ位置検出部511はリフタモータ33の現在駆動位置を検出する。リフタモータ33の現在駆動位置はリフタ動作におけるシート2の現在位置に対応する。リフタモータ33の現在駆動位置は、過去のリフタ動作を通じてメモリ502に記憶されている駆動開始位置と、リフタ駆動部504からの駆動信号で指定されるモータ回転量から算出される。あるいは、リフタモータ33の現在駆動位置は、過去のリフタ動作を通じてメモリ502に記憶されている駆動開始位置と、リフタモータ33に取り付けられたセンサ等によって検出されるモータ回転量から算出されるようにしてもよい。
リフタ速度検出部512はリフタモータ33の回転速度を検出する。リフタモータ33の回転速度はリフタ動作におけるシート2の移動速度に対応する。リフタモータ33の回転速度は、リフタモータ33の回転に同期するパルスを出力するセンサによって検出してもよいし、リフタ駆動部504からの駆動信号における電流リップルを成形する回路によって検出してもよい。
リフタ時間予測部513は、まず、リフタ位置検出部511によって検出された現在駆動位置と、メモリ502に記憶されたリフタモータ33の目標駆動位置との差分からリフタモータ33の必要回転量を求める。このリフタモータ33の目標駆動位置は、リフタ目標位置に対応する。リフタ時間予測部513は、上記のリフタモータ33の必要回転量と、リフタ速度検出部512によって検出されたリフタモータ33の回転速度とに基づいて、リフタ動作に要する所要時間(以下、「リフタ予測時間」という)を予測する。
スライド位置検出部514はスライドモータ42の現在駆動位置を検出する。スライドモータ42の現在駆動位置はスライド動作におけるシート2の現在位置に対応する。スライドモータ42の現在駆動位置は、過去のスライド動作を通じてメモリ502に記憶されている駆動開始位置と、スライド駆動部505からの駆動信号で指定されるモータ回転量から算出される。あるいは、スライドモータ42の現在駆動位置は、過去のリフタ動作を通じてメモリ502に記憶されている駆動開始位置と、スライドモータ42に取り付けられたセンサ等によって検出されるモータ回転量から算出されるようにしてもよい。
スライド速度検出部515はスライドモータ42の回転速度を検出する。スライドモータ42の回転速度はスライド動作におけるシート2のスライド速度に対応する。スライドモータ42の回転速度は、スライドモータ42の回転に同期するパルスを出力するセンサによって検出されてもよいし、スライド駆動部505からの駆動信号における電流リップルを成形する回路によって検出されてもよい。
スライド時間予測部516は、まず、スライド位置検出部514によって検出された現在駆動位置と、メモリ502に記憶されたスライドモータ42の目標駆動位置との差分からスライドモータ42の必要回転量を求める。このスライドモータ42の目標駆動位置は、スライド目標位置に対応する。スライド時間予測部516は、上記のスライドモータ42の必要回転量と、スライド速度検出部515によって検出されたスライドモータ42の回転速度とに基づいて、スライド動作に要する所要時間(以下、「スライド予測時間」という)を予測する。
比較部517は、リフタ時間予測部513によって予測されたリフタ予測時間とスライド時間予測部516によって予測されたスライド予測時間とを比較し、リフタ予測時間とスライド予測時間のどちらが短いか、及びその時間の差分を示す判定信号を出力する。
減速処理部520は、判定信号が、リフタ予測時間がスライド予測時間よりも短いこと、即ち、シート2がスライド目標位置よりも先にリフタ目標位置に到達することを示す場合に、リフタ駆動部504にリフタモータ33を減速させる。一方、減速処理部520は、判定信号が、スライド予測時間がリフタ予測時間よりも短いこと、即ち、シート2がリフタ目標位置よりも先にスライド目標位置に到達することを示す場合に、スライド駆動部505にスライドモータ42を減速させる。ここで、減速処理部520は、判定信号が示す差分に基づいて、リフタ予測時間とスライド予測時間が等しくなるように上記の減速処理を行い、結果として、シート2をリフタ目標位置及びスライド目標位置に実質的に同時に到達させることができる。
なお、上記の説明では乗員降車時の動作について説明したが、乗員乗車時、即ち、リフタ機構3が上昇動作を行うとともにスライド機構4が前方へのスライド動作を行い、シート2が移動開始位置から上方かつ前方に移動される場合においても、同様に適用できる。
図4は上記動作を行った場合のシート2の移動速度を示すタイミングチャートである。図4の横軸は時間を、縦軸は両移動動作における後方速度成分及びその合成の後方速度成分を示す。時刻t1において、リフタ機構3及びスライド機構4がそれぞれの初期速度(例えば、最大速度)で動作を開始する。時刻t1の直後に先行移動判断部510によってリフタ予測時間とスライド予測時間が演算される。そして、減速処理部520によって、いずれか短い方(一方)の予測時間が長い方(他方)の予測時間と等しくなるようにリフタ移動速度又はスライド移動速度が減速される。時刻t1´の時点で、この減速処理が完了する。ここで、時刻t1と時刻t1´の間は実質的に瞬時であり、また、減速量も(最大速度からの停止に比べて)充分に小さい。従って、時刻t1から時刻t1´間の速度変化は乗員には実質的に体感されない。その後、t2において、シート2はリフタ目標位置及びスライド目標位置に到達する。なお、時刻t1´とt2の間、他方の移動動作は初期速度に維持される。
図5はシート装置1の乗員降車時の制御を示すフローチャートである。
ステップS5において、意思検出部503が乗員の降車意思を検出する。乗員の降車意思が検出された場合(ステップS5、Yes)、意思検出部503は降車準備信号を出力し、処理はステップS10に進む。
ステップS10において、CPU501は、降車準備信号を受けると、リフタ駆動部504及びスライド駆動部505に、リフタ機構3のリフタモータ33及びスライド機構4のスライドモータ42をそれぞれ初期回転速度(例えば、最大速度)で駆動開始させる。
ステップS15において、先行移動判断部510に関して上述したように、リフタ時間予測部513がリフタ予測時間tを演算し、スライド時間予測部516がスライド予測時間tを演算する。
ステップS20において、比較部517はリフタ予測時間tとスライド予測時間tとが等しいか否かを判断する。リフタ予測時間tとスライド予測時間tとが等しい場合(ステップS20、Yes)には、問題となる前後方向の速度段差が発生しないので、制御部5はリフタ機構3による移動速度及びスライド機構4による移動速度のいずれも変更することなくステップS40に移行する。リフタ予測時間tとスライド予測時間tとが等しくない場合(ステップS20、No)、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、減速処理部520はリフタ予測時間tとスライド予測時間tを比較する。リフタ予測時間tがスライド予測時間tよりも短い場合(ステップS25、Yes)、処理はステップS30に進み、スライド予測時間tがリフタ予測時間tよりも短い場合(ステップS25、No)、処理はステップS35に進む。
ステップS30において、減速処理部520はリフタ駆動部504にリフタモータ33を減速させ、処理はステップS20に戻る。なお、スライドモータ42の速度は維持される。
ステップS35において、減速処理部520はスライド駆動部505にスライドモータ42を減速させ、処理はステップS20に戻る。なお、リフタモータ33の速度は維持される。
即ち、スライド予測時間tとリフタ予測時間tが等しくなるまで、リフタ速度又はスライド速度のいずれか一方が減速される。
ステップS40において、CPU501は、シート2が目標位置に到達したか否かを判断する。即ち、CPU501は、リフタ位置検出部511及びスライド位置検出部514の検出結果に基づいて、リフタ機構3による移動及びスライド機構4による移動がそれぞれリフタ目標位置及びスライド目標位置に到達したか否かを判断する。シート2が目標位置に到達した場合(ステップS40、Yes)、処理はステップS45に進む。
ステップS45において、CPU501はリフタ駆動部504及びスライド駆動部505にそれぞれリフタモータ33及びスライドモータ42を停止させ、処理は終了する。このように、フロー中にリフタ動作又はスライド動作の一方が停止する動作は発生しない。
なお、上記フローは乗員降車時のものであるが、乗員乗車時にも適用できる。この場合、ステップS10において、意思検出部503は乗員の降車意思ではなく乗車意思を判断することになる。また、フローチャートには現れないが、乗員降車時の上記フローにおいては、リフタ機構3は後方かつ下方への下降動作を行うとともにスライド機構4は後方へのスライド動作を行うのに対し、乗員乗車時のフローにおいては、リフタ機構3は前方かつ上方への上昇動作を行いスライド機構4は前方へのスライド動作を行う。
このように、本実施形態によると、リフタ動作とスライド動作が同時に終了するように構成されるので、いずれか一方の移動動作が急停止することによる段差的な速度変化が防止され、快適な乗降性が実現される。
実施形態2.
上記第1の実施形態では、移動動作の初期段階でリフタ予測時間とスライド予測時間を等しくして、リフタ動作とスライド動作を同時に終了させる構成を示した。これに対して、本実施形態では、移動動作の中途段階で、リフタ動作とスライド動作のいずれか先に終了しそうな動作を徐々に減速して終了させる構成を示す。なお、本実施形態のシート装置の構成は制御部5の一部を除いて第1の実施形態のものと同様である。従って、両者が相違する部分を中心に、以下に本実施形態の構成を説明する。
概略として、制御部5の先行移動判断部510は、リフタ動作におけるシート現在位置がリフタ目標位置から所定範囲内となったこと、及びスライド動作におけるシート現在位置がスライド目標位置から所定範囲内となったことのうちの先に起こる事象を検出する。即ち、先行移動判断部510は、シート2がリフタ目標位置とスライド目標位置のどちらに先に到達しそうかを予測する。そして、リフタ動作におけるシート現在位置がリフタ目標位置から所定範囲内となったこと、即ち、シート2がリフタ目標位置に到達しそうなことが検出された場合には、スライド機構4による移動速度を維持しつつリフタ機構3による移動速度を徐々に低下させる。逆に、スライド動作におけるシート現在位置がスライド目標位置から所定範囲内となったこと、即ち、シート2がスライド目標位置に到着しそうなことが検出された場合には、リフタ機構3による移動速度を維持しつつスライド機構4による移動速度を徐々に低下させる。
図6は上記動作を行った場合のシート2の移動速度を示すタイミングチャートである。図6の横軸は時間を、縦軸は両移動動作による後方速度成分及びその合成の後方速度成分を示す。時刻t1において、リフタ機構3及びスライド機構4がそれぞれの初期速度(例えば、最大速度)で動作を開始する。時刻t2において、リフタ機構3の動作におけるシート位置及びスライド機構4の動作におけるシート位置のいずれか一方が目標位置の所定範囲内に入る。時刻t2以降において、当該一方の移動動作が徐々に減速されていき、時刻t3にその目標位置で停止する。なお、時刻t2と時刻t3の間においては、他方の移動動作は初期速度に維持される。ここで、時刻t3において、当該一方の機構における目標位置到達時の移動速度が非常に小さくなるように減速処理が行われることが好ましい。これにより、当該一方の機構が停止することによるシート2における速度変化の段差がなくなる。時刻t3以降は、他方の移動動作のみが継続される。その後、時刻t4において、他方の移動動作がその目標位置で停止する。
本実施形態における制御部5の構成は図2に示した第1の実施形態のものと概略同様である。但し、本実施形態では、到達予測部510において、リフタ位置検出部511、スライド位置検出部514及び比較部517が使用され、リフタ速度検出部512、リフタ時間予測部513、スライド速度検出部515及びスライド時間予測部516は使用されない。
リフタ位置検出部511及びスライド位置検出部514は、第1の実施形態と同様の動作により、それぞれリフタモータ33の現在駆動位置及びスライドモータ42の現在駆動位置を検出する。リフタモータ33の現在駆動位置はリフタ動作におけるシート2の現在位置に対応し、スライドモータ42の現在駆動位置はスライド動作におけるシート2の現在位置に対応する。
比較部517は、リフタモータ33について、リフタ位置検出部511によって検出される現在駆動位置と、メモリ502に記憶された目標駆動位置(リフタ目標位置に対応)との差分からリフタ必要回転量を求める。また、比較部517は、スライドモータ42について、スライド位置検出部514によって検出される現在駆動位置と、メモリ502に記憶された目標駆動位置(スライド目標位置に対応)との差分からスライド必要回転量を求める。そして、比較部517はリフタ必要回転量と閾値(所定範囲に対応)を比較するとともに、スライド必要回転量と閾値(所定範囲に対応)を比較し、どちらが先に閾値を下回ったかを判別する。これにより、比較部517は、シート現在位置がリフタ目標位置から所定範囲内となったこと、及びシート現在位置がスライド目標位置から所定範囲内となったことのうちの先に起こる方を示す判別信号を出力する。
減速処理部520は、判別信号が、シート現在位置がリフタ目標位置から所定範囲内となったことを示す場合にはリフタ機構3の移動動作を徐々に減速させる。このとき、スライド機構4による移動動作は初期速度に維持される。一方、減速処理部520は、判別信号が、スライド現在位置がスライド目標位置から所定範囲内となったことを示す場合にはスライド機構4における移動動作を徐々に減速させる。このとき、リフタ機構3による移動動作は初期速度に維持される。いずれの場合も、上記減速処理は、移動動作が目標位置に到達する時点で速度が非常に低くなるように行われる。
図7は本実施形態によるシート装置1の乗員降車時の制御を示すフローチャートである。
ステップS50において、意思検出部503が乗員の降車意思を検出する。乗員の降車意思が検出された場合(ステップS50、Yes)、意思検出部503は降車準備信号を出力し、処理はステップS55に進む。
ステップS55において、CPU501は、降車準備信号を受けて、リフタ駆動部504及びスライド駆動部505に、リフタ機構3のリフタモータ33及びスライド機構4のスライドモータ42をそれぞれ初期回転速度(例えば、最大速度)で駆動開始させる。
ステップS60において、先行移動判断部510について上述したように、比較部517はリフタ動作におけるシート位置がリフタ目標位置の所定範囲内にあるか否かを判断する。リフタ動作におけるシート位置がリフタ目標位置の所定範囲内にある場合(ステップS60、Yes)、処理はステップS62に進み、それ以外の場合(ステップS60、No)、処理はステップS80に進む。
ステップS80において、先行移動判断部510について上述したように、比較部517はスライド動作におけるシート位置がスライド目標位置の所定範囲内にあるか否かを判断する。スライド動作におけるシート位置がスライド目標位置の所定範囲内にある場合(ステップS80、Yes)、処理はステップS82に進み、それ以外の場合(ステップS80、No)、処理はステップS60に戻る。
ステップS60においてシート位置がリフタ目標位置の所定範囲内に入ったと判断されると、以下のステップS62〜S72が行われる。ステップS62において、減速処理部520がリフタ動作を所定量だけ減速させる。このリフタ動作の減速は、ステップS64においてシート位置がリフタ目標位置に到達したことが判断されるまで実行される。ステップS64においてシート位置がリフタ目標位置に到達したことが判断されると(ステップS64、Yes)、処理はステップS70に進む。
ステップS70において、CPU501は、スライド機構4によって初期速度で移動しているシート位置がスライド目標位置に到達したか否かを判断する。シート位置がスライド目標位置に到達した場合(ステップS70、Yes)、ステップS72において、CPU501がスライド駆動部505にスライド動作を停止させ、処理が終了する。
ステップS80においてシート位置がスライド目標位置の所定範囲内に入ったと判断されると、以下のステップS82〜S92が行われる。ステップS82において、減速処理部520がスライド動作を所定量だけ減速させる。このスライド動作の減速は、ステップS84においてシート位置がスライド目標位置に到達したことが判断されるまで実行される。ステップS84においてシート位置がスライド目標位置に到達したことが判断されると(ステップS84、Yes)、処理はステップS90に進む。
ステップS90において、CPU501は、リフタ機構3によって初期速度で移動しているシート位置がリフタ目標位置に到達したか否かを判断する。シート位置がリフタ目標位置に到達した場合(ステップS90、Yes)、ステップS92においてCPU501がリフタ駆動部504にリフタ動作を停止させ、処理が終了する。
このように、本実施形態によると、リフタ動作とスライド動作のいずれか先に終了しそうな動作を徐々に減速して終了させるように構成されるので、いずれか一方が急停止することによる段差的な速度変化が抑制され、快適な乗降性が実現される。
以上のように、本発明の構成によると、リフタ動作とスライド動作のいずれか先に終了しそうな方を、後に終了しそうな方に合わせて減速する構成としたので、乗員は速度変化の段差を体感することなく快適な乗降性を得ることができる。なお、上記に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は以下のように種々の変形が可能である。
・移動方向の変形
上記各実施形態においては、乗員の降車時にはシート2が下降され、乗員の乗車時にはシート2が上昇されることを前提としたが、本発明は乗員の降車時及び乗車時のリフタ動作の移動方向が上記各実施形態の場合と逆であっても適用可能である。即ち、乗員の降車時にはシート2が上昇され、乗員の乗車時にはシート2が下降されるようにしてもよい。より具体的には、乗員降車時には、リフタ機構3が前方かつ上方への移動動作を行うとともにスライド機構4が後方へのスライド動作を行い、乗員乗車時には、リフタ機構3が後方かつ下方への移動動作を行うとともにスライド機構4が前方へのスライド動作を行う。
図8を参照して、本変形例において、一方の移動動作が急停止する場合の乗員降車時のシート2の移動速度について説明する。なお、図8においては、後方及び下方が正方向であり、前方及び上方が負方向である。スライド動作によるシート移動は後方に水平速度成分VSbackを有する。一方、シート2は、リフタ動作によって、概略として後・下位置から前・上位置、即ち、前方と上方への合成方向に移動する。従って、リフタ動作によるシート移動速度は前方への水平速度成分−VLbackと上方への垂直速度成分VLupからなる。従って、リフタ動作とスライド動作による水平成分の合成速度は(VSback−VLback)となる。なお、本発明を限定する意図ではなく、通常は(VSback−VLback)>0となるものとする。
ここで、リフタ動作がスライド動作よりも先に停止すると、水平速度成分は(VSback−VLback)からVSbackに急激に変化し、乗員には後方への加速感を与えることになる。また、スライド動作がリフタ動作より先に停止すると、水平速度成分は(VSback−VLback)から方向転換して−VLbackに急激に変化し、乗員は、前方へ押し返されるような加速感を受ける。
また、乗員乗車時には、リフタ動作がスライド動作よりも先に停止すると、水平速度成分は(−VSback+VLback)から−VSbackに急激に変化し、乗員には前方への加速感を与えることになる。また、スライド動作がリフタ動作より先に停止すると、水平速度成分は(−VSback+VLback)からVLbackに急激に変化し、乗員には後方への加速感を与えることになる。
そこで、第1の実施形態と同様に、動作初期段階でリフタ予測時間とスライド予測時間を等しくして、リフタ動作とスライド動作を同時に終了させることにより、上記の段差的な速度変化に起因する加速感を防止できる。
また、第2の実施形態と同様に、動作中途段階で、リフタ動作とスライド動作のいずれか先に終了しそうな動作を減速して終了させることによっても、上記の段差的な速度変化に起因する加速感を防止できる。
・速度変化の変形
上記各実施形態では、減速されない移動動作については初期移動速度が維持されるものを示したが、一方の機構による移動動作が減速される間に他方の機構による移動動作が加速されるようにしてもよい。即ち、目標位置に後から到達すると判断された方の移動動作が加速制御されるようにしてもよい。具体的には、例えば、リフタ機構3によるリフタ動作が減速されるのと併せてスライド機構4によるスライド動作が加速されるようにしてもよいし、スライド機構4によるスライド動作が減速されるのと併せてリフタ機構3によるリフタ動作が加速されるようにしてもよい。あるいは、リフタ機構3によるリフタ動作が初期移動速度で等速移動される一方でスライド機構4によるスライド動作が加速されるようにしてもよいし、スライド機構4によるスライド動作が初期移動速度で等速移動される一方でリフタ機構3によるリフタ動作が加速されるようにしてもよい。これにより、乗員は前後方向の速度変化を感じることなく乗降できる。但し、いずれか一方が加速されることを考慮して予め各機構による移動速度を最大速度よりも低下させておく必要がある。なお、本変形例においては、減速処理部520の代わりに加速処理又は減速速処理が可能な速度処理部が適用される。
・移動部位の変形
上記各実施形態及び変形例においては、制御部5がリフタ機構3によるリフタ動作とスライド機構4によるスライド動作を制御する構成を示したが、制御対象はこれに限られない。例えば、リフタ機構によるリフタ動作、スライド機構によるスライド動作、リクライニング機構によるリクライニング動作、ティルト機構によるティルト動作、回転機構による回転動作等のうちの2以上の組合せについて本発明は適用可能である。また、上記実施形態及び変形例においては、前後方向(水平方向)の移動速度成分における速度段差を防止する構成を示したが、移動動作の組合せによっては他の方向の移動速度成分における速度段差を防止することもできる。例えば、リフタ動作とリクライニング動作の組合せの場合、上下方向の移動速度成分における速度段差を防止することができる。
より具体的には、リクライニング動作においては、シートバック22が、降車時にはリクライニング位置から起立位置に移動され、乗車時には起立位置からリクライニング位置に移動される。但し、乗降性が担保されるのであれば上記と逆方向の移動が行われてもよい。このリクライニング動作において、シートバック22の任意の位置(例えばヘッドレストの部分)が前後方向と上下方向の合成方向に移動する。また、ティルト動作においては、シートクッション21が傾く動作により、特に、シートバック22の任意の位置(例えばヘッドレストの部分)が前後方向と上下方向の合成方向に移動する。乗降時にどの方向に傾くかは適宜設定により定められる。また、回転動作においては、シート2が降車時には格納位置から車室外に向けて振り出され、乗車時には振出位置から車室内に格納される。この回転動作において、シート2は前後方向と左右方向の合成方向に移動することになる。例えば、回転動作とスライド動作が組み合わされた場合、両動作は前後方向に共通の移動方向成分を有することになる。このように、リフタ動作、スライド動作、リクライニング動作、ティルト動作及び回転動作のいずれかが組み合わされる場合、それらの移動方向は前後方向又は上下方向に共通成分を有することになる。従って、本発明の構成を用いることによって、この共通成分の方向について、速度変化の段差が抑制される。
上記の移動動作のうちの3以上の移動動作の組合せについて第1の実施形態が適用される場合には、制御部5は、各移動動作の目標位置までの到達予測時間を求め、最も到達予測時間が長い移動動作以外の移動動作を減速させ、全ての到達予測時間が等しくなるようにすればよい。
上記の移動動作のうちの3以上の移動動作の組合せについて第2の実施形態が適用される場合には、制御部5は、最も遅く目標位置の所定範囲内に入る移動動作以外の移動動作について、各移動動作におけるシート位置が目標位置の所定範囲内に入る毎に該当する移動動作を減速させるようにすればよい。
・用途の変形
上記各実施形態及び変形例においては、シート装置として車両シート装置を例として説明を行った。本発明のシート装置は車両用だけでなく、航空機用シート、船舶用シート、医療用シート、理容店用シート等(リフタ動作とリクライニング動作の組合せ等)のように、2以上の移動機構によってシートの一部又は全部が、共通する移動方向成分を持つ方向にそれぞれ移動されるシート装置に適用可能である。
1 シート装置
2 シート
3 リフタ機構
4 スライド機構
5 制御部
503 意思検出部
510 先行移動判断部
520 減速処理部(速度処理部)

Claims (6)

  1. シート装置であって、
    第1の方向へシートを移動可能な第1の移動機構と、
    前記第1の方向と共通の方向成分を含む第2の方向へ前記シートを移動可能な第2の移動機構と、
    前記第1及び第2の移動機構をそれぞれ個別に設定された目標位置まで移動動作させるよう制御する制御部であって、前記シートが前記第1の移動動作における目標位置及び前記第2の移動動作における目標位置のどちらに先に到達するかを判断する先行移動判断部と、該先行移動判断部によって先に到達すると判断された方の移動動作を減速させ、又は前記先行移動判断部によって後に到達すると判断された方の移動動作を加速させる速度処理部とを含む制御部と
    を備えたシート装置。
  2. 請求項1に記載のシート装置において、前記第1の移動機構がシートを着座状態における前後方向に移動させるスライド機構であり、前記第2の移動機構が、一端が前記シートに回動可能に連結され他端が前記シートが載置されるフロアに回動可能に連結された支持部材の回動起動を利用して前記シートを昇降させるリフタ機構であり、前記共通の方向成分が前記シートの前後方向成分である、シート装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシート装置において、
    前記先行移動判断部が、前記シートが移動開始位置から前記第1の移動動作における目標位置に到達するまでの第1の所要時間と前記シートが移動開始位置から前記第2の移動動作における目標位置に到達するまでの第2の所要時間とを比較するように構成され、
    前記速度処理部が前記第1の所要時間と前記第2の所要時間とが等しくなるように前記第1の移動動作及び前記第2の移動動作の一方の移動動作を減速させるように構成されたシート装置。
  4. 請求項1又は2に記載のシート装置において、
    前記先行移動判断部が、前記第1の移動動作における現在位置が前記第1の移動動作における目標位置から所定範囲内となったことを検出した場合には、前記速度処理部が前記第1の移動動作を徐々に減速し、又は前記第2の移動動作を徐々に加速し、
    前記先行移動判断部が、前記第2の移動動作における現在位置が前記第2の移動動作における目標位置から所定範囲内となったことを検出した場合には、前記速度処理部が前記第2の移動動作を徐々に減速し、又は前記第1の移動動作を徐々に加速するように構成されたシート装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のシート装置において、前記速度処理部が前記第1の移動動作及び前記第2の移動動作の一方の移動動作を減速又は加速させる際に他方の移動動作の移動速度を最大速度に維持するように構成されたシート装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のシート装置を備えた車両用シート装置であって、前記制御部がさらに、車両に対する乗員の降車意思又は乗車意思を検出する意思検出部を備え、該意思検出部が前記降車意思又は乗車意思を検出したことに応じて前記第1の移動動作及び前記第2の移動動作が開始されるように構成された車両用シート装置。
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