JP2014158512A - X線撮影装置 - Google Patents

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圭一 丹野
Isao Nakanishi
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Abstract

【課題】被検体の被曝線量をより正確に測定することが可能なX線撮影装置を提供する。
【解決手段】記憶部95から、コリメータリーフの開口量と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データと、X線照射野に配置された患者の体厚と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データと、X線照射野のうちの患者の体が占める面積と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データとが読み出される。線量計92により測定されたX線量は、相関データを利用して補正される。
【選択図】図6

Description

この発明は、X線管と、前記X線管から照射され被検体を通過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管から照射されるX線照射野を規制する複数のコリメータリーフを有するコリメータ部と、を備えたX線撮影装置に関する。
このようなX線撮影装置においては、患者の被曝線量を計測するために、線量計が使用される。特許文献1には、従来技術として面積線量計をコリメータの被検者側の全面に配設したX線撮影装置が開示され、また、発明の実施形態として敷物形線量計を被検者の下に引いた構成を有するX線透視撮影装置が開示されている。
特開2012−75666号公報
特許文献1に記載されたX線撮影装置において線量計で測定されるX線量は、X線管から線量計に照射された一次X線だけではなく、被検体である患者から発生する散乱X線(二次X線)をも含むX線量となっている。このため、線量計では実際に患者が被曝するX線量以上の値が計測されることになり、患者の被曝線量を正確に計測することができないという問題が生ずる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、被検体の被曝線量をより正確に測定することが可能なX線撮影装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、X線管と、前記X線管から照射され被検体を通過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管から照射されるX線照射野を規制する複数のコリメータリーフを有するコリメータ機構と、を備えたX線撮影装置において、前記X線管と前記被検体との間に配設され、前記被検体に照射されるX線量を測定する線量計と、前記コリメータリーフの開口量と前記被検体で散乱されて前記線量計に入射するX線量との関係を示す相関データと、前記X線照射野に配置された前記被検体の体厚と前記被検体で散乱されて前記線量計に入射するX線量との関係を示す相関データと、前記X線照射野のうちの前記被検体が占める面積と前記被検体で散乱されて前記線量計に入射するX線量との関係を示す相関データとを記憶する記憶部と、前記線量計により測定した前記被検体に照射されるX線量の測定値を、前記コリメータリーフの開口量、前記X線照射野に配置された前記被検体の体厚および前記X線照射野のうちの前記被検体が占める面積と、前記記憶部に記憶した各相関データとにより補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記補正手段により補正したX線量の測定値を表示する表示部を備える。
請求項1に記載の発明によれば、線量計により測定したX線量の測定値を相関データを利用して補正することから、被検体からの散乱X線の影響を防止して、被検体の被曝線量をより正確に測定することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、被検体の正確な被曝量を目視により確認することが可能となる。
この発明に係るX線撮影装置の概要図であり、天板13が臥位位置に配置されたときの正面図である。 この発明に係るX線撮影装置の概要図であり、天板13が立位位置に配置されたときの正面図である。 この発明に係るX線撮影装置の概要図であり、天板13が立位位置に配置されたときの右側面図である。 コリメータ機構91および線量計92を備えたコリメータ部11の概要図である。 コリメータ機構91におけるコリメータリーフ101、102、103、104の配置を示す斜視図である。 この発明に係るX線撮影装置の制御系を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図3は、この発明に係るX線撮影装置の概要図である。なお、図1は、天板13が臥位位置に配置されたときの正面図である。また、図2は、天板13が立位位置に配置されたときの正面図である。さらに、図3は、天板13が立位位置に配置されたときの右側面図である。
このX線撮影装置は、X線透視撮影台と呼称されるものであり、被検体としての患者を載置するための天板13と、この天板13に連結されたスライドアーム15と、このスライドアーム15の先端に配設されたX線管10と、コリメータ部11と、天板13に対してX線管10と逆側に配設されたイメージインテンシファイア(I.I.)やフラットパネルディテクタ(FPD)などのX線検出器12とを備える。スライドアーム15には、必要に応じ患者の診断部位を圧迫するための圧迫筒機構20が配設されている。また、天板13には、踏み台30と、握り棒40とが固定されている。
これらの天板13、スライドアーム15およびX線管10などは、図示しないモータを内蔵した回転機構16の作用により、図1に示す、天板13が水平方向となる臥位位置と、図2および図3に示す、天板13が鉛直方向となる立位位置との間を回動可能となっている。また、回転機構16自体は、ベースプレート18上に立設された主支柱17に対して昇降可能となっている。
天板13が臥位位置にあるときには、臥位状態の患者に対して透視あるいは撮影が行われる。このときには、患者は天板13上に載置される。また、天板13が立位位置にあるときには、立位状態の患者に対して透視あるいは撮影が行われる。また、天板13の角度を変更しながら透視あるいは撮影を行うときには、患者は天板13に固定された踏み台30上に起立する。そして、患者を天板13と踏み台30に乗せたままの状態で、天板13の角度が変更される。この際、患者は、天板13上に配設された一対の握り棒40を把持して、自分の身体を支える。
図4は、コリメータ機構91および線量計92を備えたコリメータ部11の概要図である。また、図5は、コリメータ機構91におけるコリメータリーフ101、102、103、104の配置を示す斜視図である。
コリメータ部11は、X線管10から照射されたX線照射野Eを規制するためのコリメータ機構91と、X線管10と患者との間に配設され患者に照射されるX線量を測定するための線量計92とを備える。また、コリメータ機構91は、4枚のコリメータリーフ101、102、103、104を備える(図4においてはコリメータリーフ101、102のみを図示)。コリメータリーフ101とコリメータリーフ102とは、図示しない単一のモータにより、X線管10から照射されるX線の軸線を中心として、互いに近接または離隔するように、同期して逆方向に移動する。同様に、コリメータリーフ103とコリメータリーフ104とは、図示しない単一のモータにより、X線管10から照射されるX線の軸線を中心として、互いに近接または離隔するように、同期して逆方向に移動する。
図6は、この発明に係るX線撮影装置の制御系を示すブロック図である。
このX線撮影装置は、装置全体を制御する制御部90を備える。この制御部90は、上述したX線管10、X線検出器12、コリメータ機構91および線量計92と接続されている。また、この制御部90は、X線撮影装置における各部を移動させるための駆動系19と接続されている。また、この制御部90は、各種の表示を実行するための液晶表示板等からなる表示部93と、入出力を行うためのキーボード等からなる入力部94とも接続されている。さらに、この制御部90は、線量計92の測定値を補正するための後述する相関データを記憶した記憶部95と接続されている。
以下、コリメータリーフ101、102、103、104の開口量、X線照射野Eに配置された患者の体厚、および、X線照射野Eのうちの患者の体が占める面積と、患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係について説明する。
図4に示すように、X線管10から照射されたX線は、コリメータリーフ101、102、103、104により形成された開口部および線量計92を通過した後に、患者に照射される。そして、患者に照射されるX線量は、このときに線量計92により測定される。一方、患者に照射されたX線は、患者の体内で散乱される。そして、患者により後方散乱したX線が、再度、線量計92に入射する。このため、線量計92で測定したX線量は、X線管10から線量計92を介して患者に照射された一次X線だけではなく、患者から発生する散乱X線(二次X線)をも含むX線量となる。このため、線量計92では実際に患者が被曝するX線量以上の値が計測されることになり、患者の被曝線量を正確に計測することができないという問題が生ずる。
そして、このような線量計92に入射する散乱X線の線量は、コリメータリーフ101、102、103、104の開口量が多いほど多く、X線照射野Eに配置された患者の体厚が厚いほど多く、X線照射野Eのうちの患者の体が占める面積が大きいほど多いことが知られている。
記憶部95には、コリメータリーフ101、102、103、104の開口量と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データと、X線照射野Eに配置された患者の体厚と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データと、X線照射野Eのうちの患者の体が占める面積と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データとが記憶されている。
なお、これらの相関データは、予め、実験的に求められる。これらの相関データは、テーブルの形式で記憶部95に記憶されてもよく、また、関係式として記憶部95に記憶されてもよい。ここで、これらの相関データが、テーブルとして記憶される場合には、異なる条件におけるデータがテーブル化され、それらの間の数値については補間演算がなされる。また、これらの相関データが関係式として記憶される場合には、関係式を利用した演算結果が互いに乗算される。そして、これらの相関データを利用することにより、線量計92で計測されたX線量を補正することができ、正確な患者の被曝線量を演算することが可能となる。
このX線撮影装置によりX線撮影を実行する場合には、最初に、X線照射野Eに配置された患者の体厚と、X線照射野Eのうちの患者の体が占める面積とを特定する。X線照射野Eに配置された患者の体厚は、メジャー等を利用して測定してもよく、目視により特定してもよい。この場合には、患者の体厚は、入力部94を利用して入力される。また、距離計をコリメータ部11等に付設し、この距離計を利用して患者の体厚を測定するようにしてもよい。X線照射野Eのうちの患者の体が占める面積も、メジャー等を利用して測定してもよく、目視により特定してもよい。この場合にも、患者の体が占める面積は、入力部94を利用して入力される。また、カメラをコリメータ部11等に付設し、このカメラを利用して患者の体が占める面積を測定するようにしてもよい。
以上の準備が完了すれば、X線撮影を行う。X線撮影時には、X線管10より照射されたX線量が線量計92により測定される。この線量計92は、面積線量計であり、そこを通過するX線量の総量が測定される。そして、X線撮影時のX線管10と患者との距離を考慮して、このX線量を患者への入射皮膚線量に換算する。この換算後のX線量は、表示部93に表示される。
また、これと並行して、記憶部95から、コリメータリーフ101、102、103、104の開口量と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データと、X線照射野Eに配置された患者の体厚と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データと、X線照射野Eのうちの患者の体が占める面積と患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量との関係を示す相関データとが読み出される。このときには、制御部90が認識しているX線撮影時のコリメータリーフ101、102、103、104の開口量と、先に特定したX線照射野Eに配置された患者の体厚と、X線照射野Eのうちの患者の体が占める面積との情報に基づいて、その条件で撮影を実行した場合の患者の体において散乱されて線量計92に入射するX線量に基づいて、相関データから、線量計92により測定されたX線量の補正値が特定される。
そして、特定された補正値に基づいて、線量計92により測定されたX線量が補正され、患者への入射皮膚線量に換算後のX線量が、表示部93に表示される。このときには、先に表示した換算後のX線量を補正してもよく、線量計92により測定されたX線量を補正した後に、補正後のX線量を患者への入射皮膚線量に換算してもよい。
以上のように、この発明に係るX線撮影装置によれば、線量計92によるX線量の測定値を予め求めておいた複数の相関データにより補正する構成を採用することにより、患者の体からの散乱X線の影響を防止して、患者への真の被曝線量を正確に測定することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、この発明をX線透視撮影台と呼称されるX線撮影装置に適用した場合について説明したが、この発明は、透視または一般撮影を行うその他各種のX線撮影装置に適用することが可能である。
10 X線管
11 コリメータ部
12 X線検出器
13 天板
15 スライドアーム
16 回転機構
17 主支柱
18 ベースプレート
20 圧迫筒機構
91 コリメータ機構
92 線量計
93 表示部
94 入力部
95 記憶部
101 コリメータリーフ
102 コリメータリーフ
103 コリメータリーフ
104 コリメータリーフ
E X線照射野

Claims (2)

  1. X線管と、前記X線管から照射され被検体を通過したX線を検出するX線検出器と、前記X線管から照射されるX線照射野を規制する複数のコリメータリーフを有するコリメータ機構と、を備えたX線撮影装置において、
    前記X線管と前記被検体との間に配設され、前記被検体に照射されるX線量を測定する線量計と、
    前記コリメータリーフの開口量と前記被検体で散乱されて前記線量計に入射するX線量との関係を示す相関データと、前記X線照射野に配置された前記被検体の体厚と前記被検体で散乱されて前記線量計に入射するX線量との関係を示す相関データと、前記X線照射野のうちの前記被検体が占める面積と前記被検体で散乱されて前記線量計に入射するX線量との関係を示す相関データとを記憶する記憶部と、
    前記線量計により測定した前記被検体に照射されるX線量の測定値を、前記コリメータリーフの開口量、前記X線照射野に配置された前記被検体の体厚および前記X線照射野のうちの前記被検体が占める面積と、前記記憶部に記憶した各相関データとにより補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、
    前記補正手段により補正したX線量の測定値を表示する表示部を備えるX線撮影装置。
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