JP2014158447A - 固体燃料製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】木質系バイオマスに接種する菌種を工夫することで、木質系バイオマスの機械的な強度を低下させることができ、粉砕に要するコストを低減する。
【解決手段】固体燃料製造方法は、木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程(接種工程S130)を含み、当該木質系バイオマスの粉砕を容易にする。また、木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程を遂行した後、褐色腐朽菌を接種する前の木質系バイオマスに対する、当該褐色腐朽菌を接種した後の当該木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定する工程(判定工程S140)と、閾値C未満となったと判定すると、木質系バイオマスに接種された褐色腐朽菌の増殖を抑制、または、停止させる工程(腐朽抑制・停止工程S150)と、を含んでもよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、木質系バイオマスを用いた固体燃料を製造する固体燃料製造方法に関する。
粒径が1mm未満といった粉末の石炭を浮遊燃焼させる微粉炭ボイラは、瀝青炭、半無煙炭、無煙炭といった高品位の石炭のみならず、泥炭、亜炭、褐炭、亜瀝青炭といった低品位の石炭を燃焼させることができるため、広く利用されている。微粉炭ボイラは、堅型ミルと、燃焼装置とを含んで構成され、当該堅型ミルにおいて石炭が擂り潰されて(圧潰されて)粉末となり、その後、粉末の石炭が燃焼装置に導入されて燃焼される。
近年、固体燃料として、安価に入手できる原木(生木)等の木質系バイオマスが注目されており、上記微粉炭ボイラの固体燃料としても利用され始めている。しかし、木質系バイオマスは、石炭と比較して繊維物質が多く、堅型ミルでは、繊維物質を切断できないため粉砕が困難である。具体的に説明すると、堅型ミルでの木質系バイオマスの粉砕効率は、石炭の1/7〜1/10程度に低下してしまう。
そこで、従来、まず、回転刃を有するカッターを用いて木質系バイオマスを粉砕し(木質系バイオマスの繊維物質を切断し)、粉砕した木質系バイオマスを成型してペレット(団塊状原料)を製造する。そして、ペレットを堅型ミルで擂り潰して粉末の固体燃料とし、燃焼装置に導入している。
このように、微粉炭ボイラの固体燃料として木質系バイオマスを利用する場合、少なくとも2つの粉砕機(カッターおよび堅型ミル)で処理する必要があり、粉砕に要するエネルギーや手間、コストがかかっていた。そこで、水蒸気爆発によって木質系バイオマスを粉砕する技術等が開発されている(例えば、特許文献1)。
また、木質系バイオマスからバイオエタノールや飼料、パルプを製造する際の前処理として、白色腐朽菌を培養して、滅菌水で洗浄し、その後、木質系バイオマスに接種することで、木質系バイオマスのリグニン(繊維物質)を分解する技術が開示されている(例えば、特許文献2)。さらに、木質系バイオマスからバイオエタノールや飼料、パルプを製造する際の前処理として、木質系バイオマスに白色腐朽菌と、白色腐朽菌の栄養源とを接種して、木質系バイオマスのリグニンを分解する技術が開示されている(例えば、特許文献3、4)。
特許第3401554号公報 特開2008−6372号公報 特開2008−206401号公報 特開2008−237164号公報
しかし、上述した特許文献1の技術では、水蒸気爆発を起こすための設備が別途必要となり、粉砕に要するコストを削減するのは困難である。
また、上述した特許文献2の技術においては、白色腐朽菌を木質系バイオマスに接種させる前に、滅菌水で洗浄する必要があるため、滅菌水に要するコストや手間がかかってしまう。
また、特許文献3、4の技術では、白色腐朽菌を増殖させるために、木質系バイオマスに栄養源を接種しているが、白色腐朽菌とともに栄養源を接種すると、木質系バイオマスにおいて、白色腐朽菌以外の菌が増殖し、白色腐朽菌の繁殖が阻害されてしまうおそれがある。したがって、白色腐朽菌以外の菌の増殖を抑えるために、木質系バイオマスを殺菌しなければならず、その殺菌に要するコストが膨大となってしまう。
さらに、白色腐朽菌は、培養条件が厳しく、水分や温度を厳密に管理する必要があるため、作業者に煩雑な処理を強いたり、水分や温度を管理するための設備が必要となったりするため、管理に要するコストがかかってしまうという課題があった。
そこで、本発明は、木質系バイオマスに接種する菌種を工夫することで、木質系バイオマスの機械的な強度を低下させることができ、粉砕に要するコストを低減することが可能な固体燃料製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の固体燃料製造方法は、木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程を含み、当該木質系バイオマスの粉砕を容易にすることを特徴とする。
また、木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程を遂行した後、褐色腐朽菌を接種する前の木質系バイオマスに対する、当該褐色腐朽菌を接種した後の当該木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値未満となったか否かを判定する工程と、閾値未満となったと判定すると、木質系バイオマスに接種された褐色腐朽菌の増殖を抑制、または、停止させる工程と、を含むとしてもよい。
また、木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程の前に、褐色腐朽菌を培養する工程と、培養した褐色腐朽菌から当該褐色腐朽菌の栄養源を除去する工程と、を遂行するとしてもよい。
また、褐色腐朽菌を培養する工程は、培養液中で当該褐色腐朽菌の菌糸を凝集させて凝集体を生成させる工程であり、栄養源を除去する工程は、培養液から凝集体を取り出す工程であるとしてもよい。
また、褐色腐朽菌を培養する工程は、ゲル状の培地で当該褐色腐朽菌を培養し、当該培養した褐色腐朽菌を木片に付着させる工程であり、栄養源を除去する工程は、褐色腐朽菌が付着した木片を培地から取り出す工程であるとしてもよい。
また、褐色腐朽菌を培養する工程は、培養液中で当該褐色腐朽菌を培養するとともに、当該培養液中に木片を導入することで、当該木片に当該褐色腐朽菌を付着させる工程であり、栄養源を除去する工程は、褐色腐朽菌が付着した木片を培養液から取り出す工程であるとしてもよい。
また、培養した褐色腐朽菌を木片に付着させる前に、当該木片から褐色腐朽菌の増殖を阻害する阻害物質を除去する工程を遂行するとしてもよい。
本発明によれば、木質系バイオマスに接種する菌種を工夫することで、木質系バイオマスの機械的な強度を低下させることができ、粉砕に要するコストを低減することが可能となる。
微粉炭ボイラを構成する堅型ミルを説明するための図である。 固体燃料製造方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。 褐色腐朽菌を液体の培養液で培養する第1の方法を説明するための図である。 褐色腐朽菌を液体の培養液で培養する第2の方法を説明するための図である。 褐色腐朽菌をゲル状の培地で培養する方法を説明するための図である。 接種工程を説明するための図である。 実施例のイドタケを示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、微粉炭ボイラを構成する堅型ミル100を説明するための図である。図1に示すように、堅型ミル100は、基台102に設けられたハウジング110と、粉砕テーブル122と、駆動部124と、加圧ローラユニット140と、固体燃料供給部150と、分級機160と、リジェクトシュート170とを含んで構成される。また、本実施形態の図1では、垂直に交わるX軸、Y軸、Z軸を図示の通り定義している。図1中、空気の流れを実線の矢印で、固体燃料の流れを破線の矢印で示す。
ハウジング110は、中空構造であり、密閉された空間を形成する。ハウジング110によって形成される空間の下部には、粉砕テーブル122が設けられており、粉砕テーブル122は、モータ等で構成される駆動部124によって回転駆動される。
粉砕テーブル122の上面には、鉛直断面(図1中XZ断面)が円弧形状の凹溝126aを有する複数のテーブルセグメント126が設けられている。テーブルセグメント126は、粉砕テーブル122において、粉砕テーブル122の回転軸を中心としてリング状に設けられている。ハウジング110によって形成された空間のうち、粉砕テーブル122の下方には、空気室130が形成され、粉砕テーブル122の上方には分級室132が形成される。
ハウジング110の下部には、空気供給口112が設けられ、不図示の送風機から空気供給口112を介して空気室130に空気が供給される。また、粉砕テーブル122の周囲には、空気室130と分級室132とを連通して、空気を分級室132に導く吹出口130aが形成される。
加圧ローラユニット140は、ハウジング110に支持されており、加圧ローラ142と、駆動部144とを含んで構成される。本実施形態において、加圧ローラユニット140は、粉砕テーブル122の回転軸から放射状に複数(ここでは、120°間隔で3つ)設けられており、加圧ローラ142がテーブルセグメント126の凹溝126aに当接する寸法関係を維持している。また、加圧ローラ142は、水平支持軸142aを中心に揺動自在となっている。駆動部144は、油圧シリンダ等のアクチュエータで構成され、加圧ローラ142を凹溝126aに押圧する。
固体燃料供給部150は、分級室132内を鉛直方向(図1中Z軸方向)に延伸した筒形状のシュートである。固体燃料供給部150の下端は、粉砕テーブル122の回転軸の上方に位置している。固体燃料供給部150の上端から固体燃料が供給されると、固体燃料は、粉砕テーブル122の回転軸(中央)に落下するようになっている。
分級機160は、回転管162と、駆動部164と、支持部166と、ブレード168とを含んで構成される。回転管162は、固体燃料供給部150の外周に回転自在に嵌合されており、モータ等で構成された駆動部164によって回転駆動される。また、回転管162には、支持部166を介してブレード168が接続される。ブレード168は、短冊形状に形成され、回転管162の円周方向に沿って所定間隔を空けて設けられるとともに、ブレード168の下端から上端に向うに従って回転管162から離隔するように傾斜して接続される。ブレード168は、テーブルセグメント126および加圧ローラ142によって、粉砕された固体燃料を分級する。ブレード168による分級処理については、後に詳述する。
リジェクトシュート170は、円錐形状であり、ブレード168の下方に設けられる。なお、リジェクトシュート170の下端部は円筒形状となっており、その下端は開放されている。また、リジェクトシュート170には、固体燃料供給部150が挿通されており、リジェクトシュート170の下端と、固体燃料供給部150の下端との間には、開口172が形成されることとなる。
続いて、堅型ミル100における固体燃料と空気の流れについて説明する。粉砕テーブル122が、駆動部124によって回転され、空気供給口112を介して200℃程度の空気が空気室130に導入された状態で、固体燃料供給部150から塊状の固体燃料が投入される。塊状の固体燃料は、固体燃料供給部150の下端から粉砕テーブル122の中央に落下し、粉砕テーブル122上に供給される。粉砕テーブル122上に落下した固体燃料は、粉砕テーブル122の回転による遠心力で外周方向に移動し、加圧ローラ142に噛込まれて粉砕され粉砕固体燃料となる。粉砕固体燃料は、遠心力によって粉砕テーブル122の外周方向にさらに移動する。
空気供給口112を介して空気室130に導入された空気は、吹出口130aを介して分級室132に吹き上がるため、遠心力によってテーブルセグメント126を乗越えた粉砕固体燃料は、吹出口130aを介して吹き上げられた空気とともに分級室132の外周部(ハウジング110の内周面)を旋回しながら上昇する。このようにして、上昇した粉砕固体燃料のうち、相対的に粒径が大きい粗粉は上昇途中で自重により粉砕テーブル122上に落下したり、リジェクトシュート170の下面に衝突して粉砕テーブル122上に落下したりする。一方、相対的に粒径の小さい微粉は、空気とともに微粉流となって、ハウジング110とリジェクトシュート170との間に形成された開口174を介して上昇し、分級機160に導入される。
分級機160に流入した微粉は、駆動部164によって回転するブレード168を通過する際に、所定の粒径以上の微粉がブレード168と衝突して弾かれるとともに、所定の粒径未満の微粉は、ブレード168に衝突することなく上昇し、微粉送出口114を介して、微粉炭ボイラを構成する燃焼装置に導入される。そして、ブレード168によって弾かれた微粉は落下して、リジェクトシュート170の斜面(上面)に沿って滑落し、開口172を介して、粉砕テーブル122の中央に落下する。落下した微粉は、加圧ローラ142によって再度粉砕される。
このように、固体燃料供給部150を介して導入された固体燃料は、テーブルセグメント126および加圧ローラ142によって、擂り潰されて(圧潰されて)粉末となる。石炭は繊維物質がほとんど含まれないため、固体燃料として石炭を利用する場合には、堅型ミル100によって微粉炭を製造することは容易である。しかし、固体燃料として木質系バイオマスを利用する場合、堅型ミル100のテーブルセグメント126および加圧ローラ142では木質系バイオマスが有する繊維物質を切断できず、粉砕が困難となる。
そこで、本実施形態では、堅型ミル100によっても容易に粉砕可能な木質系バイオマスの固体燃料を製造する固体燃料製造方法について説明する。
図2は、本実施形態にかかる固体燃料製造方法の処理の流れを説明するためのフローチャートである。図2に示すように、本実施形態にかかる固体燃料製造方法は、褐色腐朽菌培養工程S110と、栄養源除去工程S120と、接種工程S130と、判定工程S140と、腐朽抑制・停止工程S150とを含む。以下、各工程について詳述する。
(褐色腐朽菌培養工程S110)
褐色腐朽菌培養工程S110は、褐色腐朽菌を培養する工程である。褐色腐朽菌の培養は、液体の培養液で培養する方法と、ゲル状の培地で培養する方法とに大別される。
(液体の培養液で培養する方法1)
図3は、褐色腐朽菌BFを液体の培養液Mで培養する第1の方法を説明するための図である。図3(a)に示すように、褐色腐朽菌BFを培養する際には、培養装置200を用いる。培養装置200は、収容槽212および蓋214で構成される培養容器210と、収容槽212内に酸素を含む気体(例えば、空気)を導入するバブリング220とを含んで構成される。培養液Mとともに褐色腐朽菌BFを収容槽212に収容し、バブリング220によって空気をバブリングすることで、褐色腐朽菌BFを培養する(増殖させる)ことができる。
そして、褐色腐朽菌BFの培養中に培養液Mを攪拌することにより、図3(b)に示すように、培養液M中で褐色腐朽菌BFの菌糸を凝集させて、褐色腐朽菌BFの凝集体BFP(例えば、粒径1mm〜10mm程度)を生成することができる。
(液体の培養液で培養する方法2)
図4は、褐色腐朽菌BFを液体の培養液Mで培養する第2の方法を説明するための図である。上記図3(a)で示したように、褐色腐朽菌BFを培養液Mで培養すると、褐色腐朽菌BFの菌糸が培養液M中に分散されることとなる。褐色腐朽菌BFのうち、菌種によっては、上記凝集体BFPを形成しない褐色腐朽菌BFもあるため、培養液Mから褐色腐朽菌BFのみを取り出すのは困難である。そこで、図4に示すように、褐色腐朽菌BFが分散された培養液M中に木片250(例えば、1mm〜10mm角程度の木片)を導入することで、当該木片250に褐色腐朽菌BFを付着させる。
なお、木片250には、褐色腐朽菌BFの増殖(繁殖)を阻害する物質(以下、「阻害物質」と称する)が含まれていることがある。そこで、木片250を培養液Mに導入する前に、阻害物質を除去する、または、阻害物質の阻害機能を低下もしくは停止させる処理(阻害物質除去処理)を行うとよい。
具体的に説明すると、木片250を水に浸漬して、木片250に含まれる阻害物質を水に溶出させたり、木片250を加熱して木片250に含まれる阻害物質の阻害機能を低下もしくは停止させたりする。ここで、木片250を浸漬する水の温度に限定はないが、例えば、5℃〜121℃である。本実施形態では、木片250をそのままオートクレーブ(例えば、121℃、2気圧)にかけたり、木片250を水に浸漬した状態でオートクレーブ(例えば、121℃、2気圧)にかけたりすることで、阻害物質を除去している。
このように、阻害物質除去処理を行うことにより、褐色腐朽菌BFの増殖を阻害することなく、木片250に褐色腐朽菌BFを付着させることが可能となる。
(ゲル状の培地で培養する方法)
図5は、褐色腐朽菌BFをゲル状の培地Aで培養する方法を説明するための図である。図5(a)に示すように、褐色腐朽菌BFを培養する際には、培養装置300を用いる。培養装置300は、収容槽312および蓋314で構成される培養容器310を含んで構成される。培養装置300で褐色腐朽菌BFを培養する場合、まず、収容槽312にゲル状の培地Aを収容する。そして、培地Aの上に褐色腐朽菌BFを蒔いて、予め定められた時間放置することで、褐色腐朽菌BFを培養することができる。
また、上述した液体の培養液Mで培養する方法2と同様に、培地A上で増殖した褐色腐朽菌BFのみを取り出すのは困難であるため、図5(b)に示すように、培地A上で成長した褐色腐朽菌BFの上に木片250(例えば、1mm〜10mm角程度の木片)を導入することで、当該木片250に褐色腐朽菌BFを付着させる。なお、当該木片250についても、褐色腐朽菌BF上に導入する前に、上記阻害物質除去処理を遂行するとよい。
(栄養源除去工程S120)
栄養源除去工程S120は、培養した褐色腐朽菌BFから当該褐色腐朽菌BFの栄養源を除去する工程である。褐色腐朽菌培養工程S110において、褐色腐朽菌BFを培養する際に利用した培養液Mや培地Aには、褐色腐朽菌BFの栄養源(例えば、窒素化合物、リン化合物、カリウム塩、鉄化合物、硫黄化合物等)が多く含まれている。ここで、栄養源(培養液M、培地A)とともに褐色腐朽菌BFを木質系バイオマスに接種する(後述する接種工程S130)と、栄養源によって、褐色腐朽菌BF以外の菌が増殖し、木質系バイオマスにおいて、褐色腐朽菌BFの増殖が阻害され、木質系バイオマスの劣化が抑制されてしまうおそれがある。
そこで、接種工程S130を遂行する前に、当該栄養源除去工程S120を遂行する。具体的に説明すると、液体の培養液Mで培養する方法1で褐色腐朽菌BFを培養した場合、培養液Mごと凝集体BFPを篩(例えば、目開き1mm程度の篩)にかけることで、凝集体BFPのみを分離することができる。また、液体の培養液Mで培養する方法2で褐色腐朽菌BFを培養した場合、培養液Mごと木片250を篩(例えば、目開き1mm程度の篩)にかけることで、褐色腐朽菌BFが付着した木片250のみを分離することができる。さらに、ゲル状の培地Aで培養する方法で褐色腐朽菌BFを培養した場合、木片250のみを収容槽312から取り出すことで、褐色腐朽菌BFが付着した木片250のみを分離することができる。
このようにして、培養した褐色腐朽菌BFから当該褐色腐朽菌BFの栄養源を除去することで、接種工程S130において、褐色腐朽菌BF以外の菌が増殖する事態を抑制することができ、木質系バイオマスにおいて効率よく褐色腐朽菌BFを増殖させることが可能となる。
(接種工程S130)
接種工程S130は、木質系バイオマスに褐色腐朽菌BFを接種する工程である。図6は、接種工程S130を説明するための図である。図6(a)に示すように、木質系バイオマスが原木WWである場合、原木WWに、凝集体BFPや木片250を埋め込める程度の深さを有する穴WWHを開けて、穴WWHに褐色腐朽菌BFを埋め込む。液体の培養液Mで培養する方法1で褐色腐朽菌BFを培養した場合には、凝集体BFP、もしくは、凝集体BFPと木片250の混合物を埋め込むとよい。なお、当該木片250についても、穴WWHに埋め込む前に、上記阻害物質除去処理を遂行するとよい。また、液体の培養液Mで培養する方法2、または、ゲル状の培地Aで培養する方法で褐色腐朽菌BFを培養した場合には、褐色腐朽菌BFが付着した木片250を埋め込むとよい。
また、図6(b)に示すように、木質系バイオマスが、木片(チップ)WCである場合、収容容器410に収容した木片WC(例えば、3cm〜30cm角の木片、好ましくは長手方向が10cm程度の木片)に、凝集体BFPや、褐色腐朽菌BFが付着した木片250を混合するとよい。なお、収容容器410には、複数の孔が形成された多孔板412が、その下方に空隙を有する状態で水平方向に亘って設けられており、多孔板412の上方に木片WCが収容されるようになっている。そして、収容容器410に設けられた通気口414から空気が導入されることにより、木片WCと混合された褐色腐朽菌BFに空気が接触し、褐色腐朽菌BFを効率よく増殖させることができる。
褐色腐朽菌BFは白色腐朽菌と異なり、リグニンではなくセルロースとヘミセルロースの分解力が相対的に大きいため、白色腐朽菌と比較して、木材の機械的な強度を低下させる能力が高い。例えば、相対湿度65%において、木材に褐色腐朽菌BFを接種させた場合と、木材に白色腐朽菌を接種させた場合とを比較すると、褐色腐朽菌BFを接種させた方が、より著しく木材の機械的な強度が低下したという報告がある(出典:Winandy & Morrell, 1993)。
そこで、褐色腐朽菌BFを木質系バイオマスに接種させることで、木質系バイオマスの繊維物質を構成するセルロースやヘミセルロースを分解(低分子化)することができる。これにより、木質系バイオマスの機械的な強度を低下させる(劣化させる)ことができ、木質系バイオマスの粉砕性を向上させることが可能となる。
また、褐色腐朽菌BFは、白色腐朽菌と異なり、栄養源を接種せずとも、木材の機械的な強度を低下させたという報告がある(出典:滝内ら,2007)。つまり、褐色腐朽菌BFは、木質系バイオマス以外の栄養源がなくとも増殖することができるため、別途の栄養源の添加を要さずに木質系バイオマスにおいて増殖させることが可能である。したがって、他の菌(例えば、白色腐朽菌)を木質系バイオマスに接種する場合と比較して、他の菌の繁殖を防止しやすく、また、栄養源に要するコストを削減したり、作業者の手間を省いたりすることができる。
さらに、褐色腐朽菌BFは、乾燥に強くdry rotと呼ばれる(出典:De Belie et al., 2000)。例えば、相対湿度55%において、木材に褐色腐朽菌BFを接種させると、木材中のセルロースが減少したという報告がある(出典:Monrrey et al., 2010)。一方、木材に白色腐朽菌を接種した場合、相対湿度が70%未満で木材を腐朽させたという報告は見当たらない。つまり、褐色腐朽菌BFは、乾燥に強いため、水の添加を要さずに木質系バイオマスにおいて増殖させることが可能である。したがって、他の菌(例えば、白色腐朽菌)を木質系バイオマスに接種する場合と比較して、水分管理に要するコストを削減したり、作業者の手間を省いたりすることができる。
ここで、褐色腐朽菌BFは、例えば、イドタケ、オオウズラタケ、ナミダタケ、サルノコシカケ、マツオウジ、チョークアナタケ、キカイガラタケ、イチョウタケの群から選択される1または複数であり、好ましくは、イドタケ、オオウズラタケ、ナミダタケの群から選択される1または複数の菌である。
イドタケは、入手が容易であり、かつ、病原性を有さない。また、イドタケは、大量培養が容易であり、さらに、木質系バイオマスの劣化速度が他の褐色腐朽菌よりも大きいため、効率よく木質系バイオマスを劣化させることが可能となる。
オオウズラタケは、木材劣化の指標菌となる菌であり、入手が容易であり、病原性を有さず、かつ、大量培養が容易である。
ナミダタケは、入手が容易であり、病原性を有さず、さらに、増殖の最適温度が20℃と低温に強い菌である。したがって、ナミダタケは、木質系バイオマスの劣化を屋外や寒冷地で行う場合、効率よく褐色腐朽菌BFを増殖させることが可能となる。
(判定工程S140)
判定工程S140は、褐色腐朽菌BFを接種する前の木質系バイオマスに対する、褐色腐朽菌BFを接種した後の木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定する工程である。褐色腐朽菌BFの増殖に伴って、木質系バイオマス中の熱量(カロリー)が褐色腐朽菌BFによって消費され、木質系バイオマスの熱量が減少することとなる。上述したように微粉炭ボイラの固体燃料として木質系バイオマスを利用する場合、熱量が減少しすぎると、固体燃料としての利用価値が低減してしまう。
そこで、褐色腐朽菌BFを接種する前の木質系バイオマスに対する、褐色腐朽菌BFを接種した後の木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定し、閾値C未満となった場合、後述する腐朽抑制・停止工程S150を遂行する。ここで、予め定められた閾値Cは、木質系バイオマスの劣化が進んで粉砕が向上し、かつ、木質系バイオマスが固体燃料として利用できる程度の総熱量比である。判定工程S140は、例えば下記5つの方法で遂行する。
(判定方法1)
褐色腐朽菌BFを接種する木質系バイオマスが原木WWである場合、原木WWの表面に褐色腐朽菌BFの子実体(キノコ)が形成されたか否かで、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定する。
(判定方法2)
褐色腐朽菌BFを接種する木質系バイオマスが原木WWである場合、原木WWの断面の態様と、原木WWの総熱量比との相関を示すデータ(例えば、原木WWの断面の態様を映像化)を予め蓄積しておき、原木WWの断面の態様に基づいて、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定する。
(判定方法3)
褐色腐朽菌BFを接種してからの経過時間と、木質系バイオマスの総熱量比との相関を示すデータを予め蓄積しておき、経過時間に基づいて、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定する。
(判定方法4)
木質系バイオマスの質量変化に基づいて、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定する。例えば、褐色腐朽菌BFの接種前と比較して、木質系バイオマスの質量が20%減少したら、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったと判定する。
(判定方法5)
褐色腐朽菌BFは、増殖が進むにつれて二酸化炭素(CO)を放出する。そこで、二酸化炭素の放出量と、木質系バイオマスの総熱量比との相関を示すデータを予め蓄積しておき、木質系バイオマスから放出された二酸化炭素量をモニタリングすることで、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったか否かを判定する。
(腐朽抑制・停止工程S150)
腐朽抑制・停止工程S150は、判定工程S140において、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったと判定されると、木質系バイオマスに接種された褐色腐朽菌BFの増殖を抑制、または、停止させる工程である。
腐朽抑制・停止工程S150は、例えば、木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値C未満となったと判定されると、褐色腐朽菌BFが接種された木質系バイオマスを固体燃料として直ちに利用(堅型ミル100に投入)したり、褐色腐朽菌BFが接種された木質系バイオマスを冷却したりする。
このように、判定工程S140および腐朽抑制・停止工程S150を遂行することにより、木質系バイオマスの粉砕性を向上させるとともに、固体燃料としての熱量を確保することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかる固体燃料製造方法によれば、褐色腐朽菌BFを接種するだけといった簡易な構成で、白色腐朽菌の適用が困難な条件下でも、木質系バイオマスの機械的な強度を低下させることができる。したがって、堅型ミル100において容易に粉砕することが可能となるため、前処理としてのカッターの利用を省略することが可能となる。また、堅型ミル100に投入する前にカッターの利用が必要な場合であっても、粉砕に要するエネルギーを低減することができる。
(実施例)
褐色腐朽菌BFとしてイドタケを培養液M中で培養した。図7は、実施例のイドタケを示す図である。イドタケの培養中に培養液Mを攪拌することにより、図7に示すように、培養液M中でイドタケの菌糸を凝集させて、凝集体BFP(粒径3mm〜10mm程度)を生成できることが確認された。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態において、褐色腐朽菌培養工程S110、栄養源除去工程S120を遂行しているが、褐色腐朽菌培養工程S110、栄養源除去工程S120は必須の工程ではない。例えば、褐色腐朽菌BFを購入して接種工程S130を遂行してもよい。
また、上述した実施形態において、判定工程S140、腐朽抑制・停止工程S150を遂行しているが、判定工程S140、腐朽抑制・停止工程S150は必須の工程ではない。例えば、判定工程S140を遂行せずに、作業者が劣化した木質系バイオマスを適宜、固体燃料として利用してもよい。
また、上述した実施形態の栄養源除去工程S120において、培養液Mや培地Aから凝集体BFPや、褐色腐朽菌BFが付着した木片250を分離した後、当該凝集体BFPや、褐色腐朽菌BFが付着した木片250を水で洗浄してもよい。
また、上述した実施形態の褐色腐朽菌培養工程S110における液体の培養液で培養する方法1、2では、酸素を含む気体を培養液Mにバブリングすることで、酸素を褐色腐朽菌BFに接触させる構成について説明した。しかし、酸素を褐色腐朽菌BFに接触させることができれば、構成に限定はなく、例えば、培養液Mの表面から酸素を含む気体を溶解させる(取り込む)ように構成してもよい。この場合、培養装置は、例えば、培養容器210を振とうさせる機構を備えていてもよいし、培養液Mを攪拌する機構(例えば、マグネチックスターラー)を備えていてもよい。
なお、本明細書の固体燃料製造方法の各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的に処理してもよい。
本発明は、木質系バイオマスを用いた固体燃料を製造する固体燃料製造方法に利用することができる。
S110 …褐色腐朽菌培養工程
S120 …栄養源除去工程
S130 …接種工程
S140 …判定工程
S150 …腐朽抑制・停止工程

Claims (7)

  1. 木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程を含み、
    当該木質系バイオマスの粉砕を容易にすることを特徴とする固体燃料製造方法。
  2. 前記木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程を遂行した後、
    前記褐色腐朽菌を接種する前の前記木質系バイオマスに対する、当該褐色腐朽菌を接種した後の当該木質系バイオマスの総熱量比が予め定められた閾値未満となったか否かを判定する工程と、
    前記閾値未満となったと判定すると、前記木質系バイオマスに接種された褐色腐朽菌の増殖を抑制、または、停止させる工程と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の固体燃料製造方法。
  3. 前記木質系バイオマスに褐色腐朽菌を接種する工程の前に、
    前記褐色腐朽菌を培養する工程と、
    培養した前記褐色腐朽菌から当該褐色腐朽菌の栄養源を除去する工程と、
    を遂行することを特徴とする請求項1または2に記載の固体燃料製造方法。
  4. 前記褐色腐朽菌を培養する工程は、培養液中で当該褐色腐朽菌の菌糸を凝集させて凝集体を生成させる工程であり、
    前記栄養源を除去する工程は、前記培養液から前記凝集体を取り出す工程であることを特徴とする請求項3に記載の固体燃料製造方法。
  5. 前記褐色腐朽菌を培養する工程は、ゲル状の培地で当該褐色腐朽菌を培養し、当該培養した褐色腐朽菌を木片に付着させる工程であり、
    前記栄養源を除去する工程は、前記褐色腐朽菌が付着した木片を前記培地から取り出す工程であることを特徴とする請求項3に記載の固体燃料製造方法。
  6. 前記褐色腐朽菌を培養する工程は、培養液中で当該褐色腐朽菌を培養するとともに、当該培養液中に木片を導入することで、当該木片に当該褐色腐朽菌を付着させる工程であり、
    前記栄養源を除去する工程は、前記褐色腐朽菌が付着した木片を前記培養液から取り出す工程であることを特徴とする請求項3に記載の固体燃料製造方法。
  7. 前記培養した褐色腐朽菌を木片に付着させる前に、当該木片から褐色腐朽菌の増殖を阻害する阻害物質を除去する工程を遂行することを特徴とする請求項5または6に記載の固体燃料製造方法。
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