JP2014158432A - 脱穀装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下方向の回転軸回りに回転駆動する扱胴と、扱胴の軸方向に沿って並列される扱歯を備えた脱穀装置において、扱歯の回転によって扱室内に発生するエアを安定的に所定方向に流動させることにより、脱穀性能を向上させた脱穀装置を提供することを課題としている。
【解決手段】上下方向の回転軸31回りに回転駆動される扱胴6と、株元側を保持して搬送する搬送体4とを備え、該扱胴6の回転軸31方向に沿って並列されて櫛状をなす複数の扱歯32Aを扱胴6の外周面側に設け、扱歯32Aの搬送体4側での移動方向が搬送体4による穀稈の搬送方向に対して反対方向となるように扱胴6の回転方向を設定した脱穀装置において、扱室2内における扱胴6を挟んだ搬送体4の反対側に、扱歯32A先端の回転軌跡に沿う案内面50a,50b,50cを有するガイド部材50を設け、該ガイド部材50により扱歯32Aの回転に伴って発生するエアを導風した。
【選択図】図3

Description

本発明は、上下方向の軸回りに回転駆動される扱胴を備えた脱穀装置に関する。
扱室内で軸回りに回転駆動される扱胴と、扱室の左右一方側から穂先を扱胴側に向けた状態で穀稈を搬送する搬送体とを備えた脱穀装置が従来公知であるが、特に、該扱胴を、自身の回転軸が鉛直方向を向くように支持し、該回転軸の軸方向に沿って並列されることにより櫛状をなす複数の扱歯を扱胴の外周面側に設け、扱歯の搬送体側での移動方向が搬送体による穀稈の搬送方向に対して反対方向となるように回転方向を設定した扱胴によって脱穀処理することにより、脱穀性能を向上させた特許文献1に記載の脱穀装置が従来公知である。
特開2011−97857号公報
上記文献の脱穀装置では、扱胴の回転駆動に伴う上記櫛状の扱歯の回転によって、扱室内に扱胴の回転方向に沿うエアが起風されるが、このエアが扱室内の壁面等によって乱れることにより、脱穀処理された処理物や藁屑等の流れに支障をきたし、脱穀性能が低下する。
本発明では、上下方向の回転軸回りに回転駆動する扱胴と、扱胴の軸方向に沿って並列される扱歯を備えた脱穀装置において、扱歯の回転によって扱室内に発生するエアを安定的に所定方向に流動させることにより、脱穀性能を向上させた脱穀装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明は、第1に、扱室2内で上下方向の回転軸31回りに回転駆動される扱胴6と、穂先が扱胴6側に向けられた状態で穀稈の株元側を保持して搬送する搬送体4とを備え、該扱胴6の回転軸31方向に沿って並列されることにより櫛状をなす複数の扱歯32Aを扱胴6の外周面側に設け、扱歯32Aの搬送体4側での移動方向が搬送体4による穀稈の搬送方向に対して反対方向となるように扱胴6の回転方向を設定した脱穀装置において、扱室2内における扱胴6を挟んだ搬送体4の反対側に、扱歯32A先端の回転軌跡に沿う案内面50a,50b,50cを有するガイド部材50を設け、該ガイド部材50により扱歯32Aの回転に伴って発生するエアを導風することを特徴としている。
第2に、扱室2の搬送終端側に開口部49を形成し、前記案内面50a,50b,50cに沿って流動するエアを開口部49に案内するガイド体51を設けたことを特徴としている。
第3に、前記ガイド部材50は、扱歯32Aの回転軌跡との間に平面視で所定距離を設けて配置されたことを特徴としている。
第4に、扱胴6で脱穀処理された処理物の落下を促進する落下促進手段46,47,48,71,72,74を前記案内面50a,50b,50cに設けたことを特徴としている。
上記構成によれば、扱歯を備えた扱胴の回転駆動により発生したエアをガイド部材の案内面に沿って所定方向に導風することによって、発生したエアを扱室内で乱すことなく安定して流動させ、これによって脱穀性能を向上させることができる。
また、扱室の搬送終端側に開口部を形成し、前記案内面に沿って流動するエアを開口部に案内するガイド体を設けたものによれば、扱歯の回転により発生したエアが扱室の開口部から扱室外に流出するため、扱室内で脱穀処理された処理物がエアにより扱胴の周囲で連れ回ることを防止できる。
また、前記ガイド部材は、扱歯の回転軌跡との間に平面視で所定距離を設けて配置されたものによれば、扱歯によって脱穀された処理物を効率的に落とすことができる。
なお、扱胴で脱穀処理された処理物の落下を促進する落下促進手段を前記案内面に設けたものによれば、脱穀処理された処理物が下方に落下する前に、扱室内で連れ回りして機外に飛ばされることを防止できる。
本発明を適用した脱穀装置の側面図である。 本発明を適用した脱穀装置の要部側断面図である。 本発明を適用した脱穀装置の要部平面図である。 本発明を適用した脱穀装置の要部正面図である。 2番ラセンの構成を示した側面図である。 ガイド機構の他実施例の構成を示す脱穀部の要部平面図である。 (A),(B)はガイド機構の他実施例の構成を示す脱穀部の要部平面図及び要部側面図である。 ガイド機構の他実施例の構成を示す脱穀部の要部平面図である。
以下、図示する例に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1乃至4は、本発明を適用した脱穀装置の側面図、要部側断面図、要部平面図、要部正面図である。図示する脱穀装置1は、コンバインの走行機体における前進方向左(以下、単に左)側に設置され、走行機体の前方に昇降自在に連結された前処理部によって刈取られた圃場の穀稈を脱穀処理するように構成されている。
脱穀装置1は、円柱状の扱胴が上下方向の軸回りに回転駆動可能に支持された扱室2と、扱室2の下方に配置されて扱室2から落下してくる処理物の選別を行う選別室3と、走行機体の前端側において穀稈の株元を受取って後方搬送するフィードチェーン(搬送体)4と、を備えている。
そして、上述のコンバインの前処理部で刈取られて走行機体の前端側まで搬送された穀稈は、フィードチェーン4に渡され、株元が挟持され且つ穂先が扱室に挿入された状態で、後方搬送される。このフィードチェーン4によって後方搬送される穀稈は、扱室2内で回転駆動される扱胴6による扱降し処理によって脱穀処理され、排藁となって走行機体の後端側のカッタ部7で切断処理された後に機外に排出される他、扱降ろされた処理物は、選別室3に落下する。選別室3内に落下した処理物は、籾等の穀粒と、それ以外の藁屑等とに選別され、藁屑等は機外に排出され、穀粒は走行機体の右側に設置されたグレンタンク内に収容される。
前記選別室3は、平行状態で対向する左右一対の板状のサイドフレーム8,8間に形成されており、この選別室3内には、処理物を選別する前後方向の選別体9と、選別室3内に後方斜め上方の選別風を起風する唐箕ファン11と、選別室3内の前後方向中央部付近に配された左右方向の1番ラセン12と、該1番ラセン12の後方に配置された2番ラセン13と、が設けられている。ちなみに、サイドフレーム8は、脱穀装置の枠体の一部を構成しており、選別室3の後方は、上記藁屑等を機外に排出するために開口している。ちなみに、該選別体9は、前後方向に揺動可能に支持することにより、揺動選別可能に構成しても良い。
上方の扱室2から落下してくる処理物は、選別風の影響を殆ど受けずに1番ラセン12側に落下する穀粒である1番物と、選別風の影響を若干受けて2番ラセン13側に落下する2番物と、選別風の影響を受けて選別室3の後部上側に吹上げられる上述の藁屑等と、に風選される。ちなみに、上記構成から、選別室3内の後端部上方側は藁屑等が吹上げられる排塵部となる。
ちなみに、該2番ラセン13に落下した2番物は、図5の2番ラセンを示す側面図に示されるように、軸回りに設けた突起部16による単粒化処理によって2番物の枝梗等が処理され、単粒化処理後に選別された穀粒はグレンタンクへと送られる。
該2番ラセンは、図5に示すように、2番ラセン13の前方上方側を覆う前方仕切り板17と、2番ラセン13の後方上側を覆う後方仕切板18とが設けられており、各仕切り板17,18の上端側は2番ラセン13側に向けて折曲げられた屈曲部17a,18aがそれぞれ形成されている。該構成により、2番ラセン13の突起部16により単粒化処理される穂切れ粒や籾屑等が2番ラセン13の外に飛び出すことを効率的に防止できる。
前記フィードチェーン4は、前後方向に長い環状をなして上側で後方移動し、下側で前方移動するように構成されており、このフィードチェーン4の上方側には前後方向の挟持体20が配置されている。この挟持体20は、上下動が許容され且つフィードチェーン4側に弾力的に付勢された状態で支持されており、フィードチェーン4と挟持体20との間に株元が挟持された状態で、穀稈は扱室2に沿って後方搬送される。
すなわち、フィードチェーン4と挟持体20との間に穀稈の搬送経路が形成され、この搬送経路は略水平方向に延びた状態、さらに具体的には搬送方向である後方に向かって若干上方傾斜した状態になる。上記構成によれば、扱歯が穀稈の搬送方向に対して略平行な方向に沿って後方搬送されるため、扱歯が穀稈の搬送方向に対して交差方向に移動する場合と比較して、穀稈の搬送がよりスムーズになり、脱穀性能が向上する。
ちなみに、フィードチェーン4と扱胴6との間には、フィードチェーン4と平行に延設されて穀稈の後方搬送を補助する補助搬送体19が設けられている。該補助搬送体19は、前後方向に長い環状をなして下側で後方移動するとともに、前記搬送経路上の穀稈の上方側から穀稈側に突出するタイン21が所定間隔で設けられており、該タイン21は穀稈を支持しつつフィードチェーン4の駆動に応じて後方移動されるように構成されている。
該補助搬送体19により、後方搬送される穀稈を扱胴6に近い位置で支持するとともに、補助搬送体19のタイン21により穀稈を係止しつつ搬送とすることで、少々の逃げの自由度を確保しながら搬送することにより穀稈の折れを防止できる。また、フィードチェーン4と補助搬送体19の2つで穀稈を支持することにより脱穀作業時に穀稈の姿勢が乱れることも防止できる。
さらに、該補助搬送体19の後端側には、後方斜め下方に傾斜させた棒状の補助ガイド部材22が取付けられている(図1参照)。該補助ガイド部材22によれば、脱穀処理された後の排藁が補助搬送体19のタイン21に巻付いたり、選別室3内に侵入したりすることを防止し、該排藁をスムーズにフィードチェーン4後方のカッタ部7に案内できる。
前記扱室2は、上述の扱胴の前方をカバーする前壁24と、後方をカバーする後壁26と、上方をカバーする天板25と、フィードチェーンと反対側の側方(右側)をカバーする側壁28等とによって形成されており、この扱室2の下方側は選別室3と連通するように開放されている。また、扱室2のフィードチェーン4側側方は株元がフィードチェーン4によって挟持された穀稈の穂先側が挿入可能なように開口されている。
前壁24の上下方向中央部には左右方向の供給口が形成され、該供給口を介して、フィードチェーン4に株元側が挟持された穀稈の穂先側が扱室2内に供給される他、後壁26にはフィードチェーン4側端部から扱胴6側に向けて、後方搬送された穀稈が通過するための排稈口27が凹設されている。該排稈口27を介して、脱穀処理された後の排藁がフィードチェーン4により扱室2外に排出され、前記カッタ部7へと搬送される。
なお、該排稈口27の上下端には、前記補助搬送装置19のタイン21を通過させるための凹部27a,27aが形成されており、補助搬送装置19が扱室2の前方から後方に亘って配置可能に構成されている。
また、扱室2の扱胴6を挟んでフィードチェーン4の反対側(図示する例では右側)の側壁28側には、扱胴6の回転駆動によって回転方向に流動するエアを安定させるとともに、脱穀処理された処理物の落下を促すガイド機構が設けられている。ガイド機構の詳しい構成については後述する。
さらに、扱室2の扱胴6下方側には、脱穀処理した際に発生した切れ藁等が選別室3の選別上手側に落下することを防止する藁落下防止機構が設けられている。該藁落下防止機構の詳細については後述する。
この他、扱室2の扱胴後方側には、前後方向の丸棒からなる排藁ガイド部材29が設けられており、該排藁ガイド部材29は、左右方向がフィードチェーン4寄りに配されるとともに、搬送経路の傾斜に沿って搬送方向(後方)に向かってに若干上方傾斜させて設けられている。該構成によって、扱室2内で脱穀処理されてフィードチェーン4により後方搬送される排藁の中途部が、排藁ガイド部材29によって下側から支持されるため、排藁の搬送がスムーズになって、選別室3内への藁屑や排藁が進入することが防止できる。
前記扱胴6は、扱室2内において軸心に配置された回転軸31を略鉛直方向に向けた状態で軸回りに回転可能に軸支されている。そして、回転軸31にエンジン動力を伝動することにより、扱胴6がフィードチェーン4側で穀稈の搬送方向と逆方向となるよう(図3における時計回り)に回転駆動され、穀稈の扱降し処理が行われる。
また、扱胴6の外周には外方にVの字状に突出する扱歯32Aが複数設けられている。該扱歯32Aは複数が隣接状態で回転軸31に平行な上下方向に並列配置されることによって、楔状の山と谷とが交互に配された櫛状の扱歯列32が構成されており、この扱歯列32は、扱胴6の周方向に所定間隔毎に万遍なく設置されている。
なお、この扱歯列32は一体的に形成しても良いし、扱歯32A毎に別体で形成しても良いが、図示する例では一体成形されており、隣接する対の扱歯32A同士によって形成される谷の各底部分には、該底部分の間隔を広げるように円弧状の切欠き部32Bが形成されている。これに加えて、複数の各扱歯32Aは、扱胴6の回転駆動時に突出端が平面視で同一の回転軌跡を描くように構成されている。
さらに具体的には、各扱歯列32は、扱胴6外周の下端から上方に向かって、扱胴6の中途部(扱胴の上部側3分の1程度)まで延設されている。言い換えると、扱胴6下端から正面視で排稈口27の上端位置まで扱歯列32が延設されており(図4参照)、該排稈口27の上端よりも上方側には扱歯は配列されないように構成されている。ちなみに、前記補助搬送体19で搬送される穀稈を上方側から押えることにより、穀稈が扱歯列32よりも上方位置となることを防止している。
なお、扱室2の天板25上には伝動ケース36が固設され、扱室2内における伝動ケース36の真下位置には脱穀装置1の枠体に固着された支持ブラケット37が配置されており、この伝動ケース36内のベアリング38に回転軸31の上部を、支持ブラケット37に設置されたベアリング39に回転軸31の下部を、それぞれ軸回りに回転自在に支持することにより、上述の回転軸31が軸回りに回転自在に支持されている。
この伝動ケース36には、回転軸31の上端部に取付けられて回転軸31と一体回転する従動ベベルギヤ41と、該従動ベベルギヤ41と常時噛合う主動ベベルギヤ42と、が内装されており、主動ベベルギヤ42は、一端側が伝動ケース36から突出する左右方向の駆動軸43の他端部に取付固定され、該駆動軸43と一体回転するように構成されている。
駆動軸43の上記一端部は、上記側壁28の上端側に近接しており、駆動軸43と一体回転する駆動プーリ44が取付けられている。この駆動プーリ44には、上記側壁28に略隣接するように配置されたエンジンからの動力がベルト伝動され、これによって回転軸31にエンジン動力が伝動される。
次に、図2乃至4に基づき、前記ガイド機構の構成について説明する。
ガイド機構は、扱室2の扱胴6を挟んでフィードチェーン4の反対側の側壁28側に設けられて、平面視で扱胴に沿って屈曲形成されたガイド部材50と、該ガイド部材に取付けられた複数のガイド板(落下促進手段)46,47,48と、該ガイド部材50によって案内されたエアを扱室2の後壁26から排出する排出口(開口部)49と、流動してきたエアや藁屑等を排出口49にガイドするガイド体51とを備えている。
前記ガイド部材50は、平面視で扱胴の形状に沿って円弧状に屈曲形成されて前記側壁28に取付けられた板状部材であって、図示する例では、平面視で扱胴の右方側で側壁28に沿って形成された中央案内面50bと、該中央案内面50b前端より前方に向けて扱室2内側に屈曲形成された前方案内面50aと、該中央案内面50b後端より後方に向けて扱室2内側に屈曲形成された後方案内面50cとから構成されている。これにより、前方案内面50a、中央案内面50b、後方案内面50cにより、平面視で扱胴右方側に沿った円弧状に屈曲された案内面が形成される。ちなみに、ガイド部材50は、各案内面50a,50b,50cをそれぞれ別体で形成しても良いし、平面視で連続した円弧状の滑らかな屈曲面により各案内面50a,50b,50cを一体的に形成しても良い。
また、該案内面50a,50b,50cは、扱歯32A先端の回転軌跡との間に、平面視で扱歯32Aの突出幅と同程度か、これよりも短い所定距離を設けて配置されている。より具体的には、扱歯32Aの突出幅を1とすると、上記所定距離は0.5〜1程度となるように構成されている。該構成で、扱歯32Aと案内面との間の距離を適切に保たれることにより、脱穀処理の効率が向上する。
前記ガイド板46,47,48は、前記前方案内面50a側に取付けられ且つ後方に向かって下方傾斜した第1ガイド板46と、前記中央案内面50b側に取付けられ且つ後方に向かって下方傾斜した第2ガイド板47と、前記後方案内面50c側に取付けられ且つ後方に向かって下方傾斜した第3ガイド板48とから構成されており、それぞれが平面視で前記案内面50a,50b,50cから扱胴6側に向けて延設されるとともに、扱歯32A先端の回転軌跡に沿うように取付けられている。
また、図示する例では、第1ガイド板46及び第2ガイド板47は、それぞれ上下方向に5つ設置されている。そして、第3ガイド板48は、第1ガイド板46及び第2ガイド板47よりも長いガイド面48aと取付面48bとからなる断面L字状に形成されるとともに、上下方向に3つ並べて設置されており、それぞれに上下角度が調整できる調整機構52を備えている。
該調整機構52は、第3ガイド板48の前端側が回動支点となるように扱室2側に取付けられるとともに、第3ガイド板48の後端側が扱室2側に穿設した円弧状の調整孔53に上下回動可能なようにピン固定等によって取付けられている。該構成によれば、後方に向かって下方傾斜するように取付けられた第3ガイド板48の傾斜角度を状況に応じて調整することができる(図2,4参照)。
前記排出口49は、扱室2の後壁26であって且つ前記排稈口27の右方側(ガイド板側)に設けられており、扱室2の上下方向に亘って形成された方形状の風抜き孔である。
前記ガイド体51は、排出口49の排稈口27側(左側)端部に設けられるとともに、排出口49の上下に亘って延設された板状部材であって、排出口49から前後方向にそれぞれ突設形成されている。具体的には、扱室2内側に延設されたガイド体51の前端側は、平面視でガイド板46側(右方側)に向けて屈曲形成されるとともに、扱歯先端の回転軌跡に接触しないように構成されている。
上述のガイド機構のガイド部材50によれば、扱胴6の回転駆動に伴って扱歯列32が回転することによって起風される扱胴6の回転方向に流動するエアが、扱胴6に沿って屈曲形成されたガイド部材50の案内面50a,50b,50cに沿って扱胴後方に向かって流動し、扱室2後端に流動したエアは、前記ガイド体51によって排出口49から扱室2外に排出されるようにガイドされる。
したがって、扱胴6の回転駆動によって扱室2内を流動するエアが順次扱室2外へと安定的にガイドされるため、流動するエアが扱室2内で乱れて処理物が扱室2外に飛散することを防止できる。すなわち、各案内面50a,50b,50cが形成されたガイド部材50は、扱胴の回転方向に沿って流動するエアをガイドする導風板として機能している。
また、前記ガイド板46,47,48によれば、フィードチェーン4によって扱室2内に搬送されてきた穀稈を、特に扱胴6前部側の扱歯32Aによって扱降し処理した時に、脱穀処理された処理物が、穀稈から脱穀された勢いで各ガイド板46,47,48側に弾き飛ばされた場合においても、該処理物が後方に向かって下方傾斜した各ガイド板46,47,48にガイドされることによって処理物の勢いが殺されるとともに下方の選別室3への落下が促される。すなわち、各ガイド板46,47,48は、処理物を選別室3側への落下を促進する送塵ガイドとして機能している。
このとき、第3ガイド板48は、調整機構52によって下方傾斜の傾きを調整することができるため、処理物の落下の促進具合を調整できる。
次に、図2乃至4に基づき、前記藁落下防止機構の構成について説明する。
藁落下防止機構は、扱胴2の回転軸31の下端側で扱胴2を回転可能に支持する左右方向に延設された支持フレーム56と、該支持フレーム56上に支持されるとともに平面視で扱胴2前部側に向けて設けたパンチングメタル(落下防止部材)57と、支持フレーム56上に支持されるとともに平面視で扱胴2後部側に向けて設けた傾斜板58と、扱胴2下端とパンチングメタル57との間設けられて扱胴2の回転軸31と一体回転する除去体59とから構成されている。
前記パンチングメタル57は、板状部材に漏下孔(選別孔)57aが複数穿設されたものであって、板状のパンチングメタル57の一端側が、前記支持フレーム56と該支持フレーム56に沿った長手状の前側保持部材61とよって挟持されることによって、扱胴2中央から前方側に向けて取付けられている(図3参照)。言い換えると、該パンチングメタル57は、選別室3の前部側である選別上手側、具体的には、第1ラセン12の前方上方側を覆うように構成されている(図2参照)。
該パンチングメタル57に形成された漏下孔57aは、板状部材に形成した円形状の打抜き孔であって、搬送中の穀稈から落下した切れ藁等は下方に落とさず且つ脱穀処理された処理物は選別室2側に落下させる大きさに形成されている。また、漏下孔57aはパンチングメタル57の全体に万遍なく同じ大きさで形成されており、該パンチングメタル57によれば、円形状の打抜き孔によりパンチングメタル57上においてはどこでも略同じ漏下性能を発揮できるように構成されている。
なお、該パンチングメタル57は網状部材であっても良い。さらに、藁の選別室への落下を防止する目的であれば、選別は悪くなるが、落下防止部材をパンチングメタル57に代えて漏下孔57aのない板状部材としても良い。
また、該パンチングメタル57は、扱室2の左右壁の下端側から選別室3に向けて内側に傾斜した一対のガイド面62,62と、扱室3の前壁24の下端側から選別室3に向けて後方傾斜したガイド面63が形成される高さ位置に略水平となるように配置されており、該パンチングメタル57の前端側と、ガイド面63との間には処理物等が落下する隙間が形成されている。
前記傾斜板58は、一端側が前記支持フレーム56と該支持フレーム56に沿った長手状の後側保持部材64によって挟持されることによって、扱胴2中央から後方に向かって略水平方向に延設されるように取付けられている。そして、該傾斜板58の中途部が下方に向かって屈曲形成されることにより、傾斜板58の後部側が後方に向かって下方傾斜した傾斜面58aとなる。具体的には、該傾斜板58の中途部は、平面視で扱胴6の回転軌跡よりも前方位置で下方へ向けて屈曲形成されている(図2及び図3参照)。
これにより、傾斜板の傾斜面58aと扱室後壁26側との間には、選別室3の後部側と連通する連通口66が形成されており、該連通口を形成する傾斜面58aから後方に向かって前記選別体9が配置されている。言い換えると、選別室における選別下手側となる、一番ラセン12と二番ラセン13の間であって選別体9の上方側に、前記連通口66が形成されている(図2参照)。また、該連通口66は、傾斜板58を平面視で扱胴6の回転軌跡よりも前方位置で屈曲させることにより広く形成されるとともに、平面視で扱胴6及び扱歯32Aの回転軌跡とラップするため、扱胴6の回転によって連れ回る処理物をより確実に連通口66へ落下させることができる。
前記除去体59は、扱胴6の下端側で、中心側が扱胴6の回転軸31と一体回転するように取付けられた棒状部材であって、該棒状部材の下側(パンチングメタル57側)にはブラシ部67が設けられている。該構成により、同一平面である略水平上に設けられた前記パンチングメタル57と、傾斜板58の屈曲部前側の上面側で除去体59が扱胴6とともに一体回転することにより、ブラシ部67が板状の前記パンチングメタル57の上面側及び傾斜板58の屈曲部前側の上面側を掃くことができる。
上述の藁落下防止機構によれば、穀稈を脱穀処理した際に、櫛状の扱歯によって切断されて穀稈から離脱した切れ藁等である穀粒以外の非選別物が、パンチングメタル57上で受止められるため、該非選別物である切れ藁等が選別室3の選別上手側(前部側)に落下して選別室が詰ったり選別効率が低下したりすることを防止できる。また、該パンチングメタル57に形成された多数の漏下孔57aにより、パンチングメタル57上から切れ藁等が落下するのを防止しつつ、穀粒等の処理物は選別室3側に落下させることができるため、選別効率が向上する。
また、パンチングメタル57上に落下した穂切れ粒等の未処理物を含む切れ藁等は、扱胴6と一体回転する除去体59のブラシ部67によって連通口66に向けて掃出されるため、パンチングメタル57及び傾斜板58上に切れ藁等が詰ることを防止できるとともに、該ブラシ部67によって、パンチングメタル57上の穀粒等の処理物がパンチングメタル57側に押付けられることにより、処理物を単粒化させつつ漏下孔57aから落下させることができるため、選別効率もより向上する。言い換えると、パンチングメタル57に落下した穂切れ粒等の未処理物は、パンチングメタル57上でブラシ部67により単粒化された処理物のみが選別室2側に落下し、パンチングメタル57上の未処理物は、単粒化するまで扱胴回りを連通口66に向けて移送されることになる。これにより、単粒化処理性能が安定且つ良好になった。
さらに、該構成によれば、除去体59を回転駆動させるための伝動構成を別途形成する必要がないため、回転駆動する前記除去体59を容易且つ安価に設けることができる。
なお、該ブラシ部67は、パンチングメタル57及び傾斜板58上の切れ藁等を掃出せる構成であれば良いため、上記ブラシ部67に代えて、ゴム板や鉄板スクレーパでも良い。さらに、上記ブラシ部67は、パンチングメタル57上の藁を掃くことができれば、パンチングメタル57の上面側と接触していても、非接触であっても良い。
次に、図6に基づき、前記ガイド機構の他例について、上述の点と異なる点を説明する。図6は、ガイド機構の他実施例の構成を示す脱穀部の要部平面図である。図より、扱胴6に沿って円弧状に形成されるガイド部材50の案内面に、表面が波状に形成された緩衝部(落下促進手段)71を設けた。該緩衝部71は、側壁28に沿って排出口49側まで円弧状に延設しても良い。
該構成によれば、図6に示されるように、フィードチェーン4により搬送された穀稈が扱胴前側で扱歯によって脱穀処理された際に、処理物が扱胴6の回転方向(扱胴右前方側)に勢い良く飛ばされた場合であっても、該処理物を上記のような波状の緩衝部71に衝突させることによって、処理物の勢いを弱めて落下を促進し、処理物をスムーズに選別室3側へ案内することができる。
次に、図7に基づき、ガイド機構の他例について、上述の点と異なる点を説明する。図7(A),(B)は、ガイド機構の他実施例の構成を示す脱穀部の要部平面図、要部側面図である。図より、落下促進手段を備えたガイド機構として、扱胴6に沿って円弧状に形成された前記ガイド部材50の案内面に、扱胴6に沿って平面視で円弧状に形成され且つ扱胴の右側側方から後方に向けて下方に屈曲形成された帯状の整流板72を設け、該整流板72の後端側と対向する位置に処理物を選別室3側に案内する仕切部73を設けた。このとき、整流板72の後端と仕切部73との間に排出口49が配置されるように構成されている。
該構成によれば、扱歯32Aで脱穀処理されて弾き飛ばされた処理物が整流板72に沿ってガイドされるため、扱室2内での処理物の流れが良くなるとともに、整流板72によって扱室2後方までガイドされた処理物は仕切部73に衝突して勢いが弱められて選別室3に向けて落下する。したがって、脱穀処理で飛ばされた処理物が扱室外に飛散することを防止できる。
次に、図8に基づき、ガイド機構の他実施例について、上述の点と異なる点を説明する。図8は、ガイド機構の他実施例の構成を示す脱穀部の要部平面図である。図示するように、処理物の落下を促進する落下促進手段を構成するガイド機構として、弾力のある緩衝材であるラバー体74を扱胴の周囲を覆うように設けた。該ラバー体74によれば、脱穀処理時に弾き飛ばされる処理物の勢いを無くし、穀粒等が損傷することを防止できる。
2 扱室
4 フィードチェーン(搬送体)
6 扱胴
31 回転軸
32A 扱歯
46 第1ガイド板(落下促進手段)
47 第2ガイド板(落下促進手段)
48 第3ガイド板(落下促進手段)
50a 案内面
50b 案内面
50c 案内面
49 排出口(開口部)
51 ガイド体
71 緩衝部(落下促進手段)
72 整流板(落下促進手段)
74 ラバー体(落下促進手段)

Claims (4)

  1. 扱室(2)内で上下方向の回転軸(31)回りに回転駆動される扱胴(6)と、穂先が扱胴(6)側に向けられた状態で穀稈の株元側を保持して搬送する搬送体(4)とを備え、該扱胴(6)の回転軸(31)方向に沿って並列されることにより櫛状をなす複数の扱歯(32A)を扱胴(6)の外周面側に設け、扱歯(32A)の搬送体(4)側での移動方向が搬送体(4)による穀稈の搬送方向に対して反対方向となるように扱胴(6)の回転方向を設定した脱穀装置において、扱室(2)内における扱胴(6)を挟んだ搬送体(4)の反対側に、扱歯(32A)先端の回転軌跡に沿う案内面(50a,50b,50c)を有するガイド部材(50)を設け、該ガイド部材(50)により扱歯(32A)の回転に伴って発生するエアを導風する脱穀装置。
  2. 扱室(2)の搬送終端側に開口部(49)を形成し、前記案内面(50a,50b,50c)に沿って流動するエアを開口部(49)に案内するガイド体(51)を設けた請求項1に記載の脱穀装置。
  3. 前記ガイド部材(50)は、扱歯(32A)の回転軌跡との間に平面視で所定距離を設けて配置された請求項1又は2の何れかに記載の脱穀装置。
  4. 扱胴(6)で脱穀処理された処理物の落下を促進する落下促進手段(46,47,48,71,72,74)を前記案内面(50a,50b,50c)に設けた請求項1乃至3の何れかに記載の脱穀装置。
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