JP2014157857A - Resin multilayer substrate with built-in component and method of manufacturing the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、部品内蔵樹脂多層基板およびその製造方法に関するものである。 The present invention relates to a component-embedded resin multilayer substrate and a method for manufacturing the same.
従来、半導体素子などの電子部品の基板への実装方法および実装構造に関し、電子部品にピン形状の端子を形成し、受け側の基板には開口部を設け、開口部に端子を嵌め込むことで電子部品と基板とを接続する技術が提案されている(たとえば、特開2010−206038号公報(特許文献1)参照)。 Conventionally, with respect to a mounting method and a mounting structure of an electronic component such as a semiconductor element, a pin-shaped terminal is formed on the electronic component, an opening is provided in the receiving substrate, and the terminal is fitted into the opening. A technique for connecting an electronic component and a substrate has been proposed (see, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2010-206038 (Patent Document 1)).
上記文献では、半導体素子をパッケージ基板の表面上に実装する構造が例示されており、さらに、半導体素子とパッケージ基板とからなる電子部品を回路基板に実装する場合にも同様の構造が適用できることが記載されている。しかしながら、基板の表面に部品を搭載した複合基板を樹脂多層基板の表面上に実装しようとすると、樹脂多層基板の表面から複合基板が突出する厚みが大きくなり、結果として装置全体の厚みが大きくなる。したがって樹脂多層基板の特徴である薄い形状が損なわれてしまう問題が生じる。 The above document exemplifies a structure in which a semiconductor element is mounted on the surface of a package substrate. Further, the same structure can be applied when an electronic component composed of a semiconductor element and a package substrate is mounted on a circuit board. Have been described. However, when a composite substrate having components mounted on the surface of the substrate is to be mounted on the surface of the resin multilayer substrate, the thickness of the composite substrate protruding from the surface of the resin multilayer substrate increases, and as a result, the thickness of the entire apparatus increases. . Therefore, there arises a problem that the thin shape that is characteristic of the resin multilayer substrate is damaged.
そこで、本発明は、厚みを低減することができる部品内蔵樹脂多層基板およびその製造方法を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a component-embedded resin multilayer substrate that can reduce the thickness and a method for manufacturing the same.
上記目的を達成するため、本発明に基づく部品内蔵樹脂多層基板は、樹脂多層基板と、複合基板と、接続端子とを備えている。樹脂多層基板は、複数の樹脂層が積層されて形成されている。樹脂多層基板は、主表面を有している。樹脂多層基板の内部に導体パターンとビア導体とを含む配線が形成されており、主表面にキャビティが複数形成されている。複合基板は、コア基板と、複数の部品とを含んでいる。コア基板は、樹脂多層基板に対向する対向面を有している。複数の部品は、コア基板の対向面側に搭載されている。複数の部品は、キャビティ内に個々に収容されている。接続端子は、配線とコア基板とを電気的に接続している。 In order to achieve the above object, a component built-in resin multilayer substrate according to the present invention includes a resin multilayer substrate, a composite substrate, and a connection terminal. The resin multilayer substrate is formed by laminating a plurality of resin layers. The resin multilayer substrate has a main surface. A wiring including a conductor pattern and a via conductor is formed inside the resin multilayer substrate, and a plurality of cavities are formed on the main surface. The composite substrate includes a core substrate and a plurality of components. The core substrate has a facing surface facing the resin multilayer substrate. The plurality of components are mounted on the facing surface side of the core substrate. The plurality of parts are individually accommodated in the cavity. The connection terminal electrically connects the wiring and the core substrate.
本発明によれば、樹脂多層基板の表面に形成されたキャビティ内に部品が個々に収容されているので、部品内蔵樹脂多層基板の厚みを低減することができる。 According to the present invention, since the components are individually accommodated in the cavity formed on the surface of the resin multilayer substrate, the thickness of the component-embedded resin multilayer substrate can be reduced.
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1における部品内蔵樹脂多層基板101について説明する。部品内蔵樹脂多層基板101は、樹脂多層基板2と複合基板3とを備えている。樹脂多層基板2は、主表面4を有している。主表面4は、第1主表面4aと、第1主表面4aとは反対側の第2主表面4bとを有している。部品内蔵樹脂多層基板101は、樹脂多層基板2の主表面4の両方に複合基板3が実装されて形成されている。すなわち、複合基板3は、第1主表面4aと第2主表面4bとの両方に実装されている。
(Embodiment 1)
(Constitution)
A component built-in
樹脂多層基板2は、複数の樹脂層21が積層されて一体化されることによって形成されている。複数の樹脂層21が積層されている方向、すなわち図2に示す断面図中の上下方向を、樹脂多層基板2の厚み方向と称する。樹脂多層基板2の内部には、導電性の配線8が形成されている。配線8は、複数のビア導体6と、複数の導体パターン7とを含んでいる。ビア導体6は、樹脂層21の厚み方向に延在しており、樹脂層21を厚み方向に貫通して形成されている。導体パターン7は、樹脂層21の厚み方向と直交する面方向に延在しており、樹脂層21の主表面に配置されている。樹脂層21を厚み方向に貫通して形成されているビア導体6が、異なる樹脂層21に形成されている導体パターン7を電気的に接続しており、これにより配線8が形成されている。
The
図4を参照して、樹脂多層基板2の両側の主表面4には、複数のキャビティ22と、複数の主表面開口部としての開口部23とが形成されている。キャビティ22は、樹脂多層基板2の主表面4の一部が窪んだ形状に形成されている。キャビティ22は、主表面4に対し開口し、底面と内壁面とを有しており、その内部に中空の空間を規定している。開口部23は、樹脂多層基板2の主表面4の一部が窪んだ形状に形成されている。開口部23は、主表面4に対し開口し、底面と内壁面とを有しており、その内部に中空の空間を規定している。
Referring to FIG. 4, a plurality of
複合基板3は、コア基板31を含んでいる。コア基板31は、樹脂多層基板2に対向する対向面37と、対向面37と反対側の裏面38とを有している。コア基板31は平板状の外形を有しており、一対の主表面のうちの一方が対向面37として形成されており、他方が裏面38として形成されている。コア基板31の対向面37と裏面38とには、図示しない表面導体が設けられており、コア基板31の内部には、図示しない内部導体が設けられている。コア基板31の対向面37側には、複数の部品32が搭載されている。コア基板31の裏面38側には、第2の部品34が搭載されている。複合基板3は、コア基板31の対向面37に実装されている複数の部品と、コア基板31の裏面38に実装されている第2の部品34とを含んでいる。複数の部品32はそれぞれ、対向面37に設けられた表面導体に電気的に接続されている。
The
第2の部品34は、はんだボールなどの接合部材35によってコア基板31の裏面38に接合されており、裏面38に設けられた表面導体に電気的に接続されている。第2の部品34は、封止樹脂36で覆われることにより、応力または水分などの外部環境から保護されている。封止樹脂36を設けることにより、コア基板31と第2の部品34との密着が維持されており、また、複合基板3の実装時のピックアップ性が向上している。一方、コア基板31の対向面37側には、封止樹脂は設けられていない。複合基板3は、コア基板31の主表面の両方に部品が実装された両面実装型の基板であり、かつ、コア基板31の主表面の片方のみが樹脂で封止された片面封止型の基板である。
The
複合基板3はまた、接続端子9を備えている。接続端子9は、導電性の材料により形成されており、コア基板31の対向面37に固定されている。接続端子9は、コア基板31の厚み方向に延在している。図3を参照して、接続端子9はピン状の形状を有しており、複数の接続端子9がコア基板31の外周に沿って配列されている。コア基板31の対向面37側には、複数の部品32と、複数のピン形状の接続端子9と、半導体素子39とが配置されている。ピン形状の接続端子9が形成されている対向面37に、部品32が搭載されている。
The
接続端子9は、Cu、Cuに0.1%〜20%の割合でFeが混合された合金、Au、AgまたはAlなどの金属導体により形成される金属ピンを用いることができる。所望の直径を有し、円柱状または多角形状の断面形状を有する金属導体の線材が、所定の長さでせん断加工されることで、接続端子9は、円柱状または多角形状に形成されている。
The
図2および図4を参照して、複合基板3が樹脂多層基板2の主表面4に実装されている状態において、複数の部品32は、複数のキャビティ22内に個々に収容されている。また複数の接続端子9は、複数の開口部23内にそれぞれ配置されている。開口部23は、ピン形状の接続端子9を受け入れ可能な細孔形状に形成されている。樹脂多層基板2の主表面4には、部品32を埋設するためのキャビティ22と、ピン形状の接続端子9が挿入される開口部23とが形成されている。
With reference to FIGS. 2 and 4, in a state where
接続端子9を開口部23に挿入することにより、複合基板3は樹脂多層基板2の主表面4に実装される。接続端子9が対向面37から突出する高さは、部品32が対向面37から突出する高さよりも大きい。そのため、複合基板3を樹脂多層基板2に実装するときに、複数の接続端子9を各々対応する開口部23内に挿入することにより、部品32は各々対応するキャビティ22内に導かれる。このようにして部品32は、樹脂多層基板2に内蔵されている。
The
複合基板3が樹脂多層基板2に実装されている状態において、接続端子9の一方の端部は、コア基板31に固定されており、対向面37に形成された表面導体と電気的に接続されている。接続端子9の他方の端部は、配線8の一部を構成する導体パターン7に接触している。これにより接続端子9は、樹脂多層基板2側の電極である配線8と、複合基板3側の電極であるコア基板31とを、電気的に接続している。接続端子9は、コア基板31の厚み方向において、樹脂多層基板2の内部に形成された配線8にその先端が確実に到達し得る長さを有している。
In a state where the
(作用・効果)
本実施の形態では、樹脂多層基板2の主表面4には、主表面4が窪んだ形状の中空のキャビティ22が形成されており、複合基板3が樹脂多層基板2に実装されている状態において、部品32はキャビティ22内に収容されている。複合基板3は、その全体が樹脂多層基板2の主表面4から突出して実装されておらず、複合基板3の一部を構成する部品32は樹脂多層基板2に内蔵されている。これにより、部品内蔵樹脂多層基板101において複合基板3が樹脂多層基板2の主表面4から突出する厚みを小さくできるので、部品内蔵樹脂多層基板101の厚み方向の寸法を低減でき、低背化を達成することができる。
(Action / Effect)
In the present embodiment, the
部品32は、キャビティ22内において樹脂多層基板2によって取り囲まれており、樹脂多層基板2によって簡易的に封止されている。部品32は、樹脂多層基板2によって覆われて外部環境から保護されている。そのため、樹脂多層基板2に複合基板3を安定的に実装することができる。樹脂多層基板2が柔軟性および弾性を有しているために、部品32の保持力が高められているとともに、部品内蔵樹脂多層基板101の落下時などに部品32に加わる衝撃が緩和されるので耐衝撃性を向上することができる。
The
部品32が実装されているコア基板31の対向面37側には封止樹脂が設けられていない。複合基板3において、コア基板31と封止樹脂との界面に隙間ができると、半田スプラッシュによるショートの危険がある。特に複合基板3を小型化するに伴って、樹脂封止は一層困難になっている。しかしながら、本実施の形態の複合基板3では、対向面37側の封止樹脂が省略されているので、対向面37側で複合基板3と封止樹脂との間に間隙が形成されず、半田が間隙に入り込まないため、半田スプラッシュが発生することを確実に防止できる。したがって、複合基板3において半田スプラッシュが発生する不具合を抑制することができる。また、対向面37側に封止樹脂を設ける必要がないことにより、部品内蔵樹脂多層基板101の製造コストを一層低減することができる。
No sealing resin is provided on the facing
部品32は、積層セラミックコンデンサ、集積回路などの電子部品であって、電流が流れる際に発熱する。本実施の形態の部品32はコア基板31に搭載されており、部品32の全体が樹脂層21で囲われておらず、部品32の外周面のうち一面はコア基板31に接している。部品32で発生した熱は、部品32からコア基板31へ伝達され、コア基板31を経由して外部に伝達される。これにより、部品32からの放熱が効率よく行なわれる。部品32の放熱性を向上することができるので、部品32の過熱による不具合の発生を抑制することができる。
The
また、本実施の形態では、複合基板3にピン形状の接続端子9が設けられており、樹脂多層基板2の主表面4には開口部23が形成されており、複合基板3が樹脂多層基板2の主表面4に実装されている状態において、接続端子9は開口部23内に配置されている。
In the present embodiment, pin-shaped
この構成を採用することにより、配線8とコア基板31との電気的接続のためにビア導体を使用する構成と比較して、電気抵抗を低減することができる。樹脂多層基板2の厚み方向に金属ピンを延在させることにより、樹脂多層基板2に曲げ応力が作用するときにコア基板31に作用する曲げ応力を低減できるので、複合基板3と樹脂多層基板2との接続信頼性を向上することができる。
By adopting this configuration, the electrical resistance can be reduced as compared with a configuration in which a via conductor is used for electrical connection between the
複合基板3を樹脂多層基板2に実装するときに接続端子9を開口部23に挿入すれば、部品32を所定の位置(すなわちキャビティ22内)に配置することができる。したがって、樹脂多層基板2に対する複合基板3の位置ずれを防止でき、部品32を精度よく配置することができる。加えて、ピン形状の接続端子9を、ピン形状に対応する細孔形状の開口部23に挿入することで、複合基板3のコア基板31と樹脂多層基板2とが電気的に接続されている。このとき、先端面に半田を塗布した接続端子9を開口部23に挿入して先端面を配線8に接触させ、この状態で半田を溶かしその後冷却することにより、接続端子9が配線8に半田を介して金属間接合される。このようにして接続端子9と配線8とを固定すれば、接続端子9が開口部23から抜けることを抑制できるので、複合基板3を樹脂多層基板2により確実に実装することができる。
If the
また、本実施の形態では、樹脂多層基板2の第1主表面4aと第2主表面との両方に複合基板3が実装されている。この構成を採用することにより、樹脂多層基板2の両主表面4に部品32が実装されるので、樹脂多層基板2への部品32の実装密度を高めることができる。
In the present embodiment, the
また、本実施の形態では、複合基板3は、コア基板31の対向面37側に搭載された部品32と、コア基板31の裏面38側に搭載された第2の部品34を含む。この構成を採用することにより、コア基板31の両面に部品が搭載された複合基板3が樹脂多層基板2に実装されるので、樹脂多層基板2への部品の実装密度をより高めることができる。
In the present embodiment, the
(実施の形態2)
(構成)
図5〜図6を参照して、本発明に基づく実施の形態2における部品内蔵樹脂多層基板101について説明する。実施の形態2の部品内蔵樹脂多層基板101では、一方側の主表面4である第1主表面4aに実装された複合基板3と、他方側の主表面4である第2主表面4bに実装された複合基板3とは、樹脂多層基板2の厚み方向に重なる位置に配置されている。部品内蔵樹脂多層基板101を平面的に見て、図5中の上側の第1主表面4aに実装されている複合基板3と、図5中の下側の第2主表面4bに実装されている複合基板3とは、互いに重なって配置されている。
(Embodiment 2)
(Constitution)
A component built-in
図中上側の第1主表面4aに実装されている複合基板3から延びる接続端子9は、樹脂多層基板2の内部に形成されたビア導体6に突き通されている。ビア導体6はAgを主成分とする導電性ペースト、Sn−Ag系合金を主成分とする導電性ペースト、ビスマスを主成分とする導電性ペースト、錫系はんだ材料または銅などの導電性材料により形成されている。ビア導体6の形成材料は加熱すれば柔らかくなるので、接続端子9の形成材料がビア導体6の形成材料に比較して相対的に硬くなる。そのため、リフロー温度程度に加熱した状態で、接続端子9を開口部23に挿入し、さらに接続端子9を樹脂多層基板2の内部へ向かって押し進めることにより、ビア導体6は容易に変形する。これにより、接続端子9がビア導体6に突き刺さった図5に示す構造が得られる。接続端子9は、その先端面に加えて外周面が配線8に接触している。そのため、接続端子9を介した配線8とコア基板31との電気的接続を、より確実に形成することができる。
A
(作用・効果)
本実施の形態では、部品内蔵樹脂多層基板101を平面視した場合に、樹脂多層基板2の両主表面4に実装された複合基板3が互いに重なって配置されており、一対の複合基板3が樹脂多層基板2を挟んだ構造が形成されている。柔軟性を有している樹脂多層基板2に曲げ応力が作用するとき、樹脂多層基板2のうち複合基板3の設けられていない部分が曲がり、複合基板3で挟まれた部分は曲がりにくい。そのため、複合基板3に作用する曲げ応力をより低減することができる。
(Action / Effect)
In the present embodiment, when the component built-in
図2に断面を示す実施の形態1の部品内蔵樹脂多層基板101では、平面視した場合に、樹脂多層基板2の両主表面4に実装された複合基板3は互いに重ならない位置に配置されている。そのため、樹脂多層基板2に曲げ応力が作用するとき、複合基板3の設けられた部分にも変形が生じ易く、樹脂多層基板2内に挿通されている接続端子9に応力が作用しやすくなるので、接続端子9と樹脂多層基板2、またはコア基板31と接続端子9の密着力が必要であった。これに対し、実施の形態2のように複合基板3を樹脂多層基板2の厚み方向に重ねて配置することにより、コア基板31に働く曲げ応力が抑えられ、接続端子9とコア基板31との密着力の課題が解消される。したがって、部品内蔵樹脂多層基板101の配線の接続信頼性を向上することができる。
In the component-embedded
(実施の形態3)
(構成)
図7〜図8を参照して、本発明に基づく実施の形態3における部品内蔵樹脂多層基板101について説明する。実施の形態3の部品内蔵樹脂多層基板101では、実施の形態2と同様に、部品内蔵樹脂多層基板101を平面視した場合に、第1主表面4aに実装された複合基板3と第2主表面4bに実装された複合基板3とが互いに重なって配置されている。複合基板3によって挟まれた樹脂多層基板2の変形を抑制する観点からは、樹脂多層基板2の厚み方向において一対の複合基板3がほぼ完全に重なった、実施の形態2の配置が最も好ましい。ただし、樹脂多層基板2の両側の複合基板3が樹脂多層基板2の厚み方向において一部重なった図7に示す配置であっても、樹脂多層基板2の変形量を低減して複合基板3に作用する応力を低減できる効果を、同様に得ることができる。
(Embodiment 3)
(Constitution)
With reference to FIGS. 7 to 8, component built-in
実施の形態3の部品内蔵樹脂多層基板101は、接続端子9の構成において実施の形態1および2とは異なっている。具体的には、実施の形態3では、接続端子9は、樹脂多層基板2の厚み方向に延在し、ピン形状に形成されている。接続端子9は、樹脂多層基板2の内部に埋め込まれて固定されており、その端部が主表面4から突出して設けられている。接続端子9は、主表面4から突出する突出部9aを有している。突出部9aは、接続端子9の一部を構成している。
The component built-in
コア基板31の対向面37側には、対向面開口部としての開口部33が形成されている。開口部33は、コア基板31の対向面37の一部が窪んだ形状に形成されている。開口部33は、対向面37に対し開口し、底面と内壁面とを有しており、その内部に中空の空間を規定している。複合基板3が樹脂多層基板2に実装されている状態において、接続端子9の突出部9aは、開口部33内に配置されている。
On the facing
(作用・効果)
本実施の形態では、コア基板31の対向面37側に形成された開口部33に樹脂多層基板2の主表面4から突出する接続端子9の突出部9aが挿入され、コア基板31に搭載された部品32が樹脂多層基板2の主表面4に形成されたキャビティ22に埋設されることにより、複合基板3が樹脂多層基板2に実装されている。この構成を採用することにより、実施の形態1および2と同様に、接続端子9を介した配線8とコア基板31との電気的接続を確保することができる。加えて、ピン形状の接続端子9が樹脂多層基板2側に形成されていることにより、複合基板3側にピン形状の接続端子を設ける必要がなくなる。その結果、樹脂多層基板2に形成された接続端子9が複合基板3の接続端子と樹脂多層基板2の接続端子の機能とを兼ねているため、より低コストで接続端子9を形成することができる。したがって、部品内蔵樹脂多層基板101のさらなる低コスト化を達成することができる。
(Action / Effect)
In the present embodiment, the protruding
(実施の形態4)
(構成)
図9〜図10を参照して、本発明に基づく実施の形態4における部品内蔵樹脂多層基板101について説明する。実施の形態4の部品内蔵樹脂多層基板101では、実施の形態2と同じく、樹脂多層基板2の両方の主表面4に実装された一対の複合基板3が、樹脂多層基板2の厚み方向において、ほぼ完全に重なって配置されている。接続端子9が挿入される開口部23は、図10に示すように、樹脂多層基板2を厚み方向に貫通する貫通孔として形成されている。接続端子9を開口部23に挿入する前の状態で、配線8の一部を形成する導体パターン7は、開口部23の内部に突出して配置されており、これにより、開口部23に挿入された接続端子9は、配線8に確実に電気的に接続される。
(Embodiment 4)
(Constitution)
A component built-in
接続端子9は、図中下側の第2主表面4bに実装されている複合基板3に設けられており、コア基板31の対向面37に固定されている。図中上側の第1主表面4aに実装されている複合基板3のコア基板31の対向面37には、表面電極41が設けられている。樹脂多層基板2の両側の主表面4に複合基板3が実装されている状態において、接続端子9は、樹脂多層基板2の第2主表面4bから第1主表面4aに到達するように樹脂多層基板2を貫通している。このとき接続端子9の先端面は、表面電極41に接触している。接続端子9の外周面は、樹脂多層基板2の内部に形成された配線8に接触している。接続端子9は、第1主表面4aに実装された複合基板3のコア基板31と、第2主表面4bに実装された複合基板3のコア基板31とを電気的に接続している。接続端子9を介して、図中上側のコア基板31と、図中下側のコア基板31と、配線8とは、互いに電気的に接続されている。
The
(作用・効果)
本実施の形態では、樹脂多層基板2の両主表面4に複合基板3が実装されており、両側の複合基板3は樹脂多層基板2の厚み方向において重なって配置されている。ピン形状の接続端子9は、第2主表面4bに実装された複合基板3に設けられている。接続端子9の先端面は、第1主表面4aに実装された複合基板3のコア基板31に設けられた表面電極41に接触している。これにより接続端子9は、第2主表面4b側のコア基板31と、第1主表面4a側のコア基板31とを、電気的に接続している。
(Action / Effect)
In the present embodiment, the
この構成を採用することにより、実施の形態1〜3と同様に、接続端子9を介した配線8とコア基板31との電気的接続を確保することができる。加えて、ピン形状の接続端子9は、樹脂多層基板2の両主表面4に実装された一対の複合基板3のうち、一方の複合基板3にのみ設けられており、他方の複合基板3には接続端子9が設けられていない。これにより、部品内蔵樹脂多層基板101の必要とする部品点数を低減することができる。
By adopting this configuration, it is possible to ensure electrical connection between the
金属ピン形状の接続端子9が樹脂多層基板2を厚み方向に貫通して配置されているので、複合基板3によって挟まれた部分の樹脂多層基板2は、より変形しにくくなっている。そのため、樹脂多層基板2に曲げ応力が作用するときにコア基板31に作用する曲げ応力を、一層低減することができる。したがって、部品内蔵樹脂多層基板101の接続信頼性をさらに向上することができる。
Since the metal pin-shaped
(実施の形態5)
(構成)
図11を参照して、本発明に基づく実施の形態5における部品内蔵樹脂多層基板101について説明する。実施の形態5の部品内蔵樹脂多層基板101は、接続端子の構成において、上述した実施の形態1〜4とは異なっている。実施の形態1〜4の接続端子は、樹脂多層基板2の厚み方向に直線的に延びる棒状の形状を有している。これに対し、実施の形態5では、接続端子9は、第2主表面4b側の端部において拡径している形状を有している。そのため、図11に示す断面図では、接続端子9はT字を上下反転させた形状を有しており、T字の縦線が樹脂多層基板2の厚み方向に延在しており、T字の横線が接続端子9の第2主表面4b側の端部を形成している。接続端子9は、樹脂多層基板2の内部に埋設されており、端部が第1主表面4aにまで延在している。接続端子9の第1主表面4a側の端部は、コア基板31の対向面37に設けられた表面電極に電気的に接続されており、これにより複合基板3が樹脂多層基板2に実装されている。
(Embodiment 5)
(Constitution)
With reference to FIG. 11, component built-in
(作用・効果)
本実施の形態では、接続端子9の一方の端部は第1主表面4aに露出しており、かつ、接続端子9は、第1主表面4aから離れる側の端部においてその径が拡大した形状を有している。この構成を採用することにより、接続端子9は、その形状的に樹脂多層基板2に対する引っ掛かりを有しているため、樹脂多層基板2から抜けにくく構成されている。これにより、複合基板3と樹脂多層基板2との接続信頼性を一層向上することができる。
(Action / Effect)
In the present embodiment, one end of the
(実施の形態6)
(構成)
図12を参照して、本発明に基づく実施の形態6における部品内蔵樹脂多層基板101について説明する。実施の形態6の部品内蔵樹脂多層基板101は、接続端子の構成において、上述した実施の形態1〜5とは異なっている。具体的には、実施の形態6では、接続端子は、樹脂多層基板2の内部に埋設されている。ピン形状に形成された実施の形態1〜5の接続端子とは異なり、実施の形態6の接続端子は、樹脂層21を厚み方向に貫通するビア状に形成されている。つまり実施の形態6では、図12に示すビア導体6が、接続端子9として機能する。
(Embodiment 6)
(Constitution)
With reference to FIG. 12, a component built-in
樹脂多層基板2の内部に埋め込まれたビア導体6は、樹脂多層基板2の主表面4にまで延在して、ビア導体6の一部が主表面4に露出している。主表面4の、ビア導体6が露出している位置に複合基板3が実装されることにより、ビア導体6がコア基板31の対向面37に設けられた表面電極41に電気的に接続される。このようにして、接続端子を介してコア基板31が配線8と電気的に接続される。主表面4に露出しているビア導体6の先端面が主表面4と同一平面上に配置されているので、平板状のコア基板31を主表面4上に実装することにより、コア基板31とビア導体6とを容易に電気的に接続することができる。
The via
(作用・効果)
本実施の形態では、ビア状の接続端子が樹脂多層基板2に内蔵されており、接続端子は樹脂多層基板2の内部に埋設されている。接続端子の一部が樹脂多層基板2の主表面4にまで延在して、主表面4と同一平面上に配置されている。複合基板3を主表面4上に実装することにより、接続端子はコア基板31に設けられた表面電極41に接続している。この構成を採用することにより、実施の形態1〜3と同様に、接続端子を介した配線8とコア基板31との電気的接続を確保することができる。
(Action / Effect)
In the present embodiment, via-shaped connection terminals are built in the
ピン形状の接続端子を開口部23に挿入することによって配線8とコア基板31とを電気的に接続する実施の形態1,2の構成では、接続端子は樹脂多層基板2の内部において配線8と接合されることになる。この場合において、半田転写によって半田による接合を行なおうとすると、半田の付いたコア基板31を実装するときの半田自体の落下、接続端子の開口部23への挿入時の半田飛び散りなどの不具合が懸念され、半田による接合には困難が伴う。これに対し、実施の形態6の構成では、接続端子は樹脂多層基板2の内部に埋め込まれて形成されており、接続端子の先端が主表面4に露出しており、主表面4と接続端子の先端とは平坦な面を形成している。そのため、当該平坦な面に半田印刷で半田を形成し、その上に複合基板3を搭載することが可能になる。したがって、コア基板31と配線8とを半田を用いて容易に接合できるので、部品内蔵樹脂多層基板101の接続信頼性を一層向上することができる。
In the configurations of the first and second embodiments in which the
加えて、コア基板31の対向面37には部品32が搭載されており、部品32は対向面37に対して突出して設けられている。樹脂多層基板2の主表面4に複合基板3が実装されている状態において、対向面37は半田により樹脂多層基板2の主表面4に接合されており、このとき部品32は主表面4に形成されているキャビティ22の内部に収容されて樹脂多層基板2に内蔵されている。複合基板3に固定されている部品32が、樹脂多層基板2に対する引っ掛かりとして機能することにより、複合基板3は樹脂多層基板2からより外れにくくなっている。したがって、樹脂多層基板2に曲げ応力が作用するときに複合基板3と樹脂多層基板2との接続が外れることを抑制でき、部品内蔵樹脂多層基板101の接続信頼性をさらに向上することができる。
In addition, a
(製造方法)
図13〜図17を参照して、本発明に基づく実施の形態6における部品内蔵樹脂多層基板101の製造方法について説明する。本実施の形態における部品内蔵樹脂多層基板101の製造方法のフローチャートを図13に示す。
(Production method)
With reference to FIGS. 13-17, the manufacturing method of the component-embedded
本実施の形態における部品内蔵樹脂多層基板101の製造方法は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔が形成された孔空き樹脂シートを準備する工程S10と、貫通孔に接続端子を挿入する工程S20と、樹脂シートと、他の樹脂シートとを積層圧着し、樹脂多層基板2を形成する工程S30と、コア基板31とコア基板31に搭載された複数の部品32とを含む複合基板3を、部品32を個々に貫通孔に嵌入させて樹脂多層基板2に実装する工程S40とを備えている。本実施の形態における部品内蔵樹脂多層基板101の製造方法について、以下により詳細に説明する。
The manufacturing method of the component built-in
まず、導体箔付き樹脂シートを用意する。導体箔付き樹脂シートは、樹脂層21の片面に導体箔が付着した構造のシートである。樹脂層21は、たとえば熱可塑性樹脂製である。熱可塑性樹脂は、たとえばLCP(液晶ポリマー)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PEI(ポリエーテルイミド)、PPS(ポニフェニレンスルファイド)、熱可塑性PI(ポリイミド)などであってもよい。導体箔の材料は、Cu、Ag、Al、SUS、Ni、Auであってもよく、これらの金属のうちから選択された2以上の異なる金属の合金であってもよい。導体箔の厚みは、2μm以上50μm以下程度の回路形成が可能な厚みであればよく、たとえば導体箔は厚さ18μmの箔であってもよい。導体箔は、たとえば表面粗さRzが3μmとなるように表面が形成されている。
First, a resin sheet with a conductive foil is prepared. The resin sheet with conductive foil is a sheet having a structure in which the conductive foil is attached to one surface of the
複数枚の短冊状の導体箔付き樹脂シートを用意してから以下の導体パターンの形成作業などを進めてもよいが、他の方法として、大判の1枚の導体箔付き樹脂シートの中に、のちに複数の樹脂シートとして個別に切り出されるべき短冊状の領域が設定されたものを用意して、大判サイズのまま以下の導体パターンなどの形成作業を進め、その後に短冊状に切り出してもよい。ここでは、既に短冊状の導体箔付き樹脂シートに切り出されているものとして説明を続ける。 After preparing a plurality of strip-shaped resin sheets with conductive foil, the following conductive pattern formation work may proceed, but as another method, in one large-sized resin sheet with conductive foil, After preparing a plurality of resin sheets with strip-shaped areas to be cut out separately, the following conductor patterns may be formed in the large size, and then cut into strips. . Here, the description will be continued on the assumption that the strip-shaped resin sheet with conductor foil has already been cut out.
次に、導体箔付き樹脂シートの導体箔が付着する面とは反対側の樹脂層21側の表面に炭酸ガスレーザ光を照射することによって、樹脂層21を貫通するようにビア孔を形成する。ビア孔は、樹脂層21を貫通しているが導体箔は貫通していない。その後、必要に応じて、過マンガン酸などの薬液処理によりビア孔のスミアを除去する。こうして形成されたビア孔の一部がキャビティ22となり、ビア孔の他の一部が後工程で接続端子が挿入される端子形成孔24となる。ビア孔を形成するために炭酸ガスレーザ光と異なる種類のレーザ光を用いてもよい。ただし、樹脂層21は貫通するが導体箔は貫通しないレーザ光を用いることが好ましい。また、ビア孔を形成するために、たとえばパンチ加工などの、レーザ光照射以外の方法を採用してもよい。なお、キャビティ22に相当する貫通孔は、接続端子を挿入する工程の後に任意の加工法で形成されてもよい。
Next, a via hole is formed so as to penetrate the
次に、導体箔付き樹脂シートの導体箔の表面に、スクリーン印刷などの方法で、所望の回路パターンに対応するレジストパターンを印刷する。次に、レジストパターンをマスクとしてエッチングを行ない、導体箔のうちレジストパターンで被覆されていない部分を除去する。導体箔のうちエッチングの後に残った部分が導体パターン7となる。その後、洗浄液などを用いて、レジストパターンを除去する。
Next, a resist pattern corresponding to a desired circuit pattern is printed on the surface of the conductive foil of the resin sheet with conductive foil by a method such as screen printing. Next, etching is performed using the resist pattern as a mask, and a portion of the conductor foil not covered with the resist pattern is removed. A portion of the conductive foil remaining after the etching becomes the
このようにして、樹脂層21を厚み方向に貫通するビア孔が複数形成されており、かつ樹脂層21の一方の表面に所望の導体パターン7が形成されている、図14に示す孔空き樹脂シートが得られる。ここまでが工程S10に相当する。なお、ビア孔の形成と導体パターン7の形成との順序は、上述した順序に限定されず、導体パターン7を形成した後にビア孔を形成する順序としてもよい。
In this way, a plurality of via holes penetrating the
次に、工程S20として、樹脂層21に形成されたビア孔のうち、端子形成孔24に、スクリーン印刷などにより導電性ペーストを充填する。スクリーン印刷は、端子形成孔24の両側の開口のうち、導体パターン7が配置されていない側の面、すなわち図14における上側の面から行なわれる。実際には、スクリーン印刷を行なう際には、孔空き樹脂シートの姿勢を適宜変えてもよい。充填する導電性ペーストは、導電性を発揮するための主成分として銀または銅を含んでもよい。この導電性ペーストは、のちに積層した樹脂層を熱圧着する際の温度において導体パターン7の材料である金属との間で合金層を形成するような、金属粉を適量含むものであることが好ましい。この導電性ペーストは、主成分の他に、Ag,Cu,Niのうち少なくとも1種類と、Sn,Bi,Znのうち少なくとも1種類とを含むことが好ましい。
Next, as step S20, among the via holes formed in the
こうして導電性ペーストを充填したことにより、接続端子として機能するビア導体6が形成され、孔空き樹脂シートの貫通孔に接続端子が挿入された図15に示す構成が得られる。
By filling the conductive paste in this manner, the via
ここまで、ある1枚の樹脂層21における処理を例にとって説明したが、他の樹脂層21においても、同様に処理を行なって所望の領域に導体パターン7を適宜形成し、必要に応じてビア導体6を形成する。
Up to this point, the processing in one
次に、工程S30として、工程S10およびS20を経て作製された図15に示す孔空き樹脂シートと他の樹脂シートとを含む複数の樹脂層21を積層して、積層体を形成する。続いて、複数の樹脂層21の積層体に圧力および熱を加える。こうして、積層体に含まれていた複数の樹脂層21が互いに熱圧着し、その結果として、図16に示す樹脂多層基板2が形成される。積層体の上下面に離型材を重ね、そのさらに上下からプレス板で挟み込むことによって加熱および加圧してもよい。離型材を用いることによって、熱圧着後に得られる樹脂多層基板2をプレス板の間から取り出す作業を、円滑に行なうことができる。
Next, as step S30, a plurality of resin layers 21 including the perforated resin sheet shown in FIG. 15 and other resin sheets produced through steps S10 and S20 are laminated to form a laminate. Subsequently, pressure and heat are applied to the laminate of the plurality of resin layers 21. In this way, the plurality of resin layers 21 included in the laminate are thermocompression bonded together, and as a result, the
次に、複合基板3を準備する。複合基板3は以下の各工程によって製造される。まず、各種のチップ部品や集積回路などの電子部品である部品32が、コア基板31の一方主面である対向面37の所定位置に、はんだリフローや超音波振動接合などの一般的な表面実装技術により実装される。同様に、電子部品である第2の部品34が、コア基板31の他方主面である裏面38の所定位置に、接合部材35を用いて実装される。
Next, the
コア基板31は、複数のセラミックグリーンシートが積層されて焼成された多層セラミック基板である。セラミックグリーンシートは、アルミナおよびガラスなどの混合粉末が有機バインダおよび溶剤などと一緒に混合されたスラリーがシート化されたものである。セラミックグリーンシートの所定位置に、レーザー加工などによりビアホールが形成され、形成されたビアホールにAgやCuなどを含む導体ペーストが充填されて層間接続用のビア導体が形成され、導体ペーストによる印刷により種々の電極パターンが形成される。その後、各セラミックグリーンシートが積層、圧着されることによりセラミック積層体が形成されて、セラミック積層体が約1000℃前後の低い温度で、所謂、低温焼成されることにより、コア基板31が形成される。
The
このように、コア基板31には、内部配線、端子集合体および部品32が実装される実装用電極および外部接続用電極などの、種々の電極パターンが設けられている。コア基板31は、樹脂やポリマー材料などを用いた、プリント基板(PCB)、低温同時焼成セラミックス(LTCC)、アルミナ系基板、ガラス基板、複合材料基板、単層基板、多層基板などで形成することができ、複合基板3の使用目的に応じて、適宜最適な材質を選択してコア基板31を形成すればよい。
As described above, the
続いて、コア基板31の裏面38に封止樹脂36が充填され、コア基板31の裏面38に実装された第2の部品34が封止樹脂36により封止される。封止樹脂36は、エポキシ樹脂やフェノール樹脂、シアネート樹脂などの熱硬化性の樹脂に、酸化アルミニウムやシリカ(二酸化ケイ素)、二酸化チタンなどの無機フィラーが混合されて形成された複合樹脂により形成することができる。
Subsequently, the
たとえば、PETフィルム上に複合樹脂を成型して半硬化させた樹脂シートを用いて封止樹脂36を形成する場合には、所望の厚みを有するスペーサ(型)が周囲に配置された状態のコア基板31に樹脂シートを被せ、樹脂の厚みがスペーサの厚みになるように樹脂シートを加熱プレスした後、コア基板31をオーブンにより加熱して樹脂を硬化させる。これにより、所望の厚みを有する封止樹脂36を形成することができる。なお、封止樹脂36は、液状の樹脂を用いたポッティング技術やトランスファーモールド技術、コンプレッションモールド技術など、樹脂層を形成する一般的な成型技術を用いて形成すればよい。
For example, when the sealing
上記した工程に従って個別に複合基板3を製造してもよいが、複数の複合基板3の集合体を形成した後に、個々の複合基板3に個片化することにより複合基板3を製造してもよい。
Although the
このようにして製造された複合基板3を、工程S40として、樹脂多層基板2の主表面4に実装する。樹脂多層基板2の主表面4にはビア導体6が露出しており、主表面4とビア導体6とは平面を形成している。この平面上に半田を転写し、部品32を個々にキャビティ22に嵌入するようにして複合基板3を樹脂多層基板2の主表面4上に載置する。その状態で加熱して半田を溶かし、その後冷却することにより、複合基板3を樹脂多層基板2の主表面4に接合する。このようにして、複合基板3の樹脂多層基板2への実装が完了し、図12に示す部品内蔵樹脂多層基板101が得られる。
The
このようにして製造方法を実施することにより、部品32がキャビティ22内に収容されて厚みが低減した部品内蔵樹脂多層基板101を容易に得ることができる。樹脂多層基板2を使用して部品32が樹脂封止されていることにより、部品内蔵樹脂多層基板101の製造コストを低減することができる。複合基板3と樹脂多層基板2とは半田を用いて接合されているので、樹脂多層基板2に曲げ応力が作用した場合にも、複合基板3が樹脂多層基板2から外れることを抑制できる。したがって、部品内蔵樹脂多層基板101の接続信頼性を向上することができる。
By carrying out the manufacturing method in this manner, the component built-in
なお、これまでの説明においては、樹脂多層基板2の両主表面4に実装される複合基板3は、コア基板31の対向面37に部品32が実装され、裏面38には第2の部品34が実装されかつ封止樹脂36で封止された、同一の構成を有しているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。樹脂多層基板2の主表面4の一方と他方とに実装される複合基板3が異なる構成を有していてもよい。たとえば、一方の複合基板3のみが対向面37に実装された部品32を有していてもよく、任意の構成の複合基板3が樹脂多層基板2のいずれかの主表面4に実装されてもよい。
In the description so far, in the
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。 In addition, the said embodiment disclosed this time is an illustration in all the points, Comprising: It is not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and includes all modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
2 樹脂多層基板、3 複合基板、4 主表面、4a 第1主表面、4b 第2主表面、6 ビア導体、7 導体パターン、8 配線、9 接続端子、9a 突出部、21 樹脂層、22 キャビティ、23,33 開口部、24 端子形成孔、31 コア基板、32 部品、34 第2の部品、35 接合部材、36 封止樹脂、37 対向面、38 裏面、39 半導体素子、41 表面電極、101 部品内蔵樹脂多層基板。 2 resin multilayer substrate, 3 composite substrate, 4 main surface, 4a first main surface, 4b second main surface, 6 via conductor, 7 conductor pattern, 8 wiring, 9 connection terminal, 9a protrusion, 21 resin layer, 22 cavity , 23, 33 Opening, 24 Terminal formation hole, 31 Core substrate, 32 component, 34 Second component, 35 Bonding member, 36 Sealing resin, 37 Opposing surface, 38 Back surface, 39 Semiconductor element, 41 Surface electrode, 101 Component built-in resin multilayer board.
Claims (9)
前記樹脂多層基板に対向する対向面を有するコア基板と前記コア基板の前記対向面側に搭載された複数の部品とを含む複合基板とを備え、前記部品は前記キャビティ内に個々に収容されており、さらに、
前記配線と前記コア基板とを電気的に接続する接続端子を備える、部品内蔵樹脂多層基板。 A resin multilayer substrate formed by laminating a plurality of resin layers, having a main surface, in which wiring including a conductor pattern and a via conductor is formed, and a plurality of cavities are formed in the main surface; ,
A composite substrate including a core substrate having an opposing surface facing the resin multilayer substrate and a plurality of components mounted on the opposing surface side of the core substrate, wherein the components are individually accommodated in the cavity. In addition,
A component built-in resin multilayer board comprising a connection terminal for electrically connecting the wiring and the core board.
前記樹脂多層基板の前記主表面には主表面開口部が形成されており、
前記接続端子は前記主表面開口部内に配置されている、請求項1に記載の部品内蔵樹脂多層基板。 The connection terminal extends in the thickness direction of the core substrate and is fixed to the facing surface,
A main surface opening is formed on the main surface of the resin multilayer substrate,
The component built-in resin multilayer board according to claim 1, wherein the connection terminal is disposed in the main surface opening.
前記接続端子は、前記主表面から突出する突出部を有し、
前記コア基板の前記対向面側には対向面開口部が形成されており、
前記突出部は前記対向面開口部内に配置されている、請求項1に記載の部品内蔵樹脂多層基板。 The connection terminal extends in the thickness direction of the resin multilayer substrate, and is fixed to the resin multilayer substrate,
The connection terminal has a protruding portion protruding from the main surface,
An opposed surface opening is formed on the opposed surface side of the core substrate,
The component built-in resin multilayer board according to claim 1, wherein the protruding portion is disposed in the facing surface opening.
前記第1主表面と前記第2主表面との両方に前記複合基板が実装されている、請求項1から4のいずれかに記載の部品内蔵樹脂多層基板。 The main surface has a first main surface and a second main surface opposite to the first main surface;
The component built-in resin multilayer substrate according to claim 1, wherein the composite substrate is mounted on both the first main surface and the second main surface.
前記複合基板は、前記コア基板の前記裏面側に搭載された第2の部品を含む、請求項1から7のいずれかに記載の部品内蔵樹脂多層基板。 The core substrate has a back surface opposite to the facing surface,
The component composite resin multilayer substrate according to claim 1, wherein the composite substrate includes a second component mounted on the back surface side of the core substrate.
前記樹脂シートと、他の樹脂シートとを積層し、樹脂多層基板を形成する工程と、
コア基板と前記コア基板に搭載された複数の部品とを含む複合基板を、前記部品を個々に前記貫通孔に嵌入させて前記樹脂多層基板に実装する工程とを備える、部品内蔵樹脂多層基板の製造方法。 Preparing a resin sheet in which a plurality of through holes penetrating in the thickness direction is formed;
Laminating the resin sheet and another resin sheet to form a resin multilayer substrate;
A composite substrate including a core substrate and a plurality of components mounted on the core substrate, wherein the component is individually fitted into the through hole and mounted on the resin multilayer substrate. Production method.
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