JP2014155976A - 研削盤および研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックオフ動作の開始時に応じたバックオフ量を決定することで、研削時間を短縮しつつ、高精度に研削することができる研削盤および研削方法を提供する。
【解決手段】クーラントを供給しながら砥石車による研削を行う研削盤において、バックオフ動作の開始時T2sの被加工物の位相θ2sにおけるクーラント動圧による被加工物の撓み量εb(θ2s)を取得し、撓み量εb(θ2s)に基づいてバックオフ量を決定する。そして、バックオフ動作において、決定されたバックオフ量分だけ砥石車を後退させる。
【選択図】図17

Description

本発明は、研削盤および研削方法に関するものである。
被加工物を砥石車により荒研削する場合、発熱を抑制するためにクーラントを供給しながら行う。一方、仕上研削においては、高精度を得るために、クーラントの供給量を小流量にする。つまり、クーラントの供給量を変化させると、クーラント動圧が変化する。そこで、特許文献1には、クーラントを大流量から小流量に切り替える前に、非研削状態でバックオフ動作を行っている。バックオフ量は、一定値としている。また、被加工物の研削方法として、荒研削の後に被加工物に対して砥石車を後退させながら研削する後退研削を行い、後退研削の後に仕上研削を行うことについて、特許文献2,3に記載されている。
特開2011−31366号公報 特開2011−93017号公報 特開2011−140089号公報
ここで、仕上研削における切込速度は、荒研削に比べて非常に小さい。そのため、バックオフ量を大きくしすぎると、仕上研削を行う際に空研削状態が長くなり、研削時間が長くなる原因となる。一方、バックオフ量を小さくしすぎると、クーラント動圧の低下に伴い被加工物の撓み量が小さくなることで、仕上研削開始時に切込を発生するおそれがある。そのため、バックオフ量を適切値とすることが求められる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、バックオフ動作の開始時に応じたバックオフ量を決定することで、研削時間を短縮しつつ、高精度に研削することができる研削盤および研削方法を提供することを目的とする。
被加工物の位相θに応じて被加工物の撓み量ε(θ)が異なることに着目し、バックオフ動作の開始時T2sにおける被加工物の撓み量ε(θ2s)に基づいてバックオフ量を決定することとした。
(研削盤)
(請求項1)本手段に係る研削盤は、クーラントの供給量を大流量とする第一研削を行い、前記第一研削に続いて非研削状態でバックオフ動作を行い、前記バックオフ動作に続いて前記クーラントの供給量を小流量とする第二研削を行う研削盤であって、被加工物の剛性K、クーラント動圧Fp、研削能率Z、研削幅の少なくとも一つが、前記被加工物の位相θに応じて異なることにより、前記第一研削の際に前記被加工物が砥石車から受ける切込方向の押付力F(θ)が位相θに応じて異なり、その結果前記第一研削の際に研削抵抗Fnおよびクーラント動圧Fpによる前記被加工物の撓み量ε(θ)が位相θに応じて異なる場合に、前記バックオフ動作の開始時T2sの前記被加工物の位相θ2sにおいて前記被加工物の撓み量ε(θ2s)を取得する手段と、前記撓み量ε(θ2s)に基づいてバックオフ量を決定する手段と、前記バックオフ動作において、前記バックオフ量を後退させる手段とを備える。
以下に、本手段に係る研削盤の好ましい態様を記載する。
(請求項2)前記バックオフ量を決定する手段は、前記被加工物の位相θ2sにおける前記撓み量ε(θ2s)、または、前記撓み量ε(θ2s)に一定値を加算した値を前記バックオフ量とするとよい。
(請求項3)前記撓み量を取得する手段は、前記バックオフ動作の開始時T2sから終了時T2eまでの間において各位相θに応じた前記被加工物の撓み量ε(θ2s−θ2e)を算出する手段であり、前記バックオフ量を決定する手段は、前記撓み量ε(θ2s−θ2e)の最大値ε_max、または、前記最大値ε_maxに一定値を加算した値を前記バックオフ量としてもよい。
(請求項4)前記被加工物の研削面には研削されない凹所を有する場合に適用するとよい。
(請求項5)前記第一研削は、砥石車を被加工物へ相対的に前進させる第一前進研削を行い、前記第一前進研削に続いて砥石車を被加工物から相対的に後退させて研削抵抗Fnをゼロにする後退研削を行い、前記バックオフ動作は、前記研削抵抗Fnをゼロとしたまま、前記後退研削に続いて前記砥石車をさらに後退させ、前記被加工物の撓み量ε(θ2s)は、前記クーラントによる前記被加工物の撓み量εb(θ2s)である場合に適用するとよい。
(研削方法)
本発明は、上述した研削盤の他に、研削方法としても把握することができる。
(請求項6)本手段に係る研削方法は、クーラントの供給量を大流量とする第一研削を行い、前記第一研削に続いて非研削状態でバックオフ動作を行い、前記バックオフ動作に続いて前記クーラントの供給量を小流量とする第二研削を行う研削方法であって、被加工物の剛性K、クーラント動圧Fp、研削能率Z、研削幅の少なくとも一つが、前記被加工物の位相θに応じて異なることにより、前記第一研削の際に前記被加工物が砥石車から受ける切込方向の押付力F(θ)が位相θに応じて異なり、その結果前記第一研削の際に研削抵抗Fnおよびクーラント動圧Fpによる前記被加工物の撓み量ε(θ)が位相θに応じて異なる場合に、前記バックオフ動作の開始時T2sの前記被加工物の位相θ2sにおいて前記被加工物の撓み量ε(θ2s)を取得する工程と、前記撓み量ε(θ2s)に基づいてバックオフ量を決定する工程と、前記バックオフ動作において、前記バックオフ量を後退させる工程とを備える。
(請求項1,6)本手段によれば、バックオフ量を、バックオフ動作の開始時T2sにおける被加工物の撓み量ε(θ2s)に基づいて決定している。これにより、バックオフ量を少なくしたとしても、第二研削の開始時において切込が発生することも防止できる。バックオフ量を少なくすることができるため、第二研削における空研削状態を少なくでき、結果として研削時間を短縮できる。
ここで、本手段に係る研削方法は、上述した研削盤に関する他の態様を同様に適用することができ、以下に記載するそれぞれの効果と同様の効果を奏する。
(請求項2)これにより、容易にバックオフ量を決定でき、この場合に確実に上記効果を奏する。
(請求項3)バックオフ動作の速度と被加工物の周速度との関係によっては、撓み量ε(θ2s)より最大値ε_maxが大きい場合に、バックオフ動作の最中に確実に切込が生じないようにできる。その結果、確実に上記効果を奏する。
(請求項4)研削面に凹所を有する場合には、仕上研削において、クーラントの供給量を小流量にすることが、高精度化に重要となる。従って、高精度を図るために、クーラントの供給量を大流量から小流量へ切り替えることが必要となる。この場合に、上記を適用することで、より効果的となる。
(請求項5)後退研削を行うことで、後退研削の終了時において被加工物の形状精度を高くすることができる。そして、後退研削に続いてバックオフ動作を行うことにより、バックオフ量をより小さくできる。
本発明の実施形態における研削盤の平面図である。 クランクシャフトWの位相θが0°の場合に、クランクシャフトWの回転中心Oと、クランクピンWaのピン中心Owと、砥石車15との位置関係を示す図である。ただし、クランクシャフトWが撓んでいないとして図示する。 クランクシャフトWの位相θが90°の場合に、クランクシャフトWの回転中心Oと、クランクピンWaのピン中心Owと、砥石車15との位置関係を示す図である。 クランクシャフトWの位相θが180°の場合に、クランクシャフトWの回転中心Oと、クランクピンWaのピン中心Owと、砥石車15との位置関係を示す図である。 クランクシャフトWの位相θが270°の場合に、クランクシャフトWの回転中心Oと、クランクピンWaのピン中心Owと、砥石車15との位置関係を示す図である。 上段に、砥石車15のX軸位置、クランクシャフトWの外径Dt、下段に、クーラントの供給量Qについての時間変化を示すグラフである。 図3の荒前進研削の開始時T0sにおけるクランクピンWaと砥石車15を示す。 図3の後退研削の開始時T1s(=T0e)におけるクランクピンWaと砥石車15を示す。 図3の後退研削の終了時T1e(=バックオフ動作の開始時T2s)におけるクランクピンWaと砥石車15を示す。 図3のバックオフ動作の途中(T2sとT2eの間)におけるクランクピンWaと砥石車15を示す。 図3のバックオフ動作の終了時T2e(=T3s)におけるクランクピンWaと砥石車15を示す。 後退研削(T1s〜T1e)において、研削抵抗Fnによる撓み量εa(θ)の算出手順を示すブロック図である。 研削能率Zrealと、クランクピンWaが砥石車15から受ける切込方向の実際の押付力Frealとの関係を示すグラフである。 クランクシャフトWの回転位相θに応じた研削点速度v(θ)を示すグラフである。 クランクシャフトWの回転位相θに応じた理論的な研削能率Zlogical(θ)を示すグラフである。 クランクシャフトWの回転位相θに応じた研削抵抗Fn(θ)を示すグラフである。 クランクシャフトWの回転位相θに応じた、研削抵抗Fn(θ)によるクランクピンWaの撓み量εa(θ)を示すグラフである。 研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ)を用いた後退研削の制御手順を示すブロック図である。 後退制御の間(T1s〜T1e)において、砥石車15の位置に関する第一例を示すグラフである。 後退制御の間(T1s〜T1e)において、砥石車15の位置に関する第二例を示すグラフである。 クランクシャフトWの回転位相θに応じたクーラント動圧Fp(θ)を示すグラフである。 クーラント動圧Fp(θ)による撓み量εb(θ)を用いたバックオフ動作の制御手順を示すブロック図である。 クランクシャフトWの回転位相θに応じた、クーラント動圧FpによるクランクピンWaの撓み量εb(θ)に関する第一例を示すグラフである。 バックオフ動作の間(T2s〜T2e)において、砥石車15の位置に関する第一例を示すグラフである。 クランクシャフトWの回転位相θに応じた、クーラント動圧FpによるクランクピンWaの撓み量εb(θ)に関する第二例を示すグラフである。 バックオフ動作の間(T2s〜T2e)において、砥石車15の位置に関する第二例を示すグラフである。
以下に、本発明に係る研削盤および研削方法を適用した実施形態について説明する。
(1.研削盤の構成)
本実施形態の研削盤の一例として、砥石台トラバース型円筒研削盤を例に挙げて説明する。当該研削盤の加工対象の被加工物は、クランクシャフトWを例に挙げ、その研削部位は、クランクピン(偏心ピン)Waとする。また、被加工物の研削面であるクランクピンWaには、油穴などの凹所A(図2Cに示す)が形成されている。例えば、当該油穴は、径方向に貫通形成される。
当該研削盤について、図1を参照して説明する。研削盤1は、以下のように構成される。床上にベッド11が固定され、ベッド11には、クランクシャフトWを回転可能に両端支持する主軸12および心押装置13が取り付けられる。クランクシャフトWは、ジャーナル中心に回転するように、主軸12および心押装置13に支持される。つまり、研削部位であるクランクピンWaは、回転中心から偏心した位置を中心とした円形状をなす。
さらに、ベッド11上には、Z軸方向およびX軸方向に移動可能な砥石台14が設けられる。この砥石台14には、砥石車15が回転可能に支持されると共に、クーラントを研削点に向かって供給するためのクーラントノズル19(図2Aに示す)が設けられている。また、主軸12には、主軸12に加わるX軸方向成分の力(切込方向の押付力)Fを計測する力センサ16が設けられる。さらに、ベッド11には、被加工物Wの径を計測する定寸装置17が設けられる。さらに、研削盤1には、主軸12および砥石車15を回転しかつ被加工物Wに対する砥石車15の位置を制御する制御装置18が設けられる。
(2.クランクピンと砥石車との位置の説明)
上述したように、研削部位であるクランクピンWaは、回転中心から偏心した位置を中心とした円形状である。そこで、図2A〜図2Dを参照して、クランクシャフトWの回転中心O、および、クランクシャフトWの回転位相θ(以下、位相θと称する)に応じたピン中心Owの位置について説明する。ただし、図2A〜図2Dにおいては、クランクシャフトWが撓み変形していないものとして図示する。図2A〜図2Dにおいては、クーラントノズル19および研削点Pを図示する。
位相θが0°のときは、図2Aに示すように、ピン中心Owは、回転中心Oに対して砥石車15とは反対側(砥石車15による切込方向)に位置する。クーラントは、砥石車15の上側から研削点Pに向かって供給される。位相θが90°のときは、図2Bに示すように、ピン中心Owは回転中心Oに対して下方に位置する。位相θが180°のときは、図2Cに示すように、ピン中心Owは回転中心Oに対して砥石車15側(反切込方向)に位置する。位相θが270°のときは、図2Dに示すように、ピン中心Owは回転中心Oに対して上方に位置する。
(3.研削方法の概要)
次に、本実施形態における研削方法の概要について、図3および図4A〜図4Eを参照して説明する。ここで、図4A〜図4Eにおいて、Osは、クランクシャフトWが撓んでいないと仮定した場合のピン中心Ow(仮ピン中心と称する)である。Orは、実際のピン中心Ow(実ピン中心と称する)である。すなわち、図4A〜図4Eに示すように、クランクシャフトWが撓んでいる状態において、OwとOrはずれている。
本実施形態においては、荒前進研削工程(第一研削、第一前進研削)→後退研削工程(第一研削)→バックオフ動作→仕上前進研削工程(第二研削、第二前進研削)→スパークアウト工程の順に実行する。また、各研削工程においては、常にクーラントを供給する。ここで、荒前進研削工程および後退研削工程の際には、クーラントの供給量Qを大流量Qmaxとし、仕上前進研削工程およびスパークアウト工程の際には、クーラントの供給量Qを小流量Qminとする。以下に、詳細に説明する。
まず、制御装置18がクランクシャフトWに対して砥石車15をX軸方向に前進させることで、荒研削を開始する(荒前進研削工程)(図3のT0s〜T0e)。さらに、荒研削時には、制御装置18によって、研削点Pに供給されるクーラントの供給量Qが大流量Qmaxとなるように制御される。
荒前進研削工程では、図3の上段のT0s〜T0eに示すように、砥石車15のX軸マイナス方向へ一定速度で前進する。つまり、荒前進研削工程では、砥石車15をクランクピンWaに押し付ける方向へ相対移動させる。ここで、荒前進研削工程では、研削能率Z(単位時間単位幅当たりの研削量)を大きくするために、仕上前進研削工程よりも移動速度を大きくする。つまり、図3のT0s〜T0eの砥石車15のX軸位置の時間変化が大きい。
そして、図3の荒前進研削工程の開始時T0sでは、図4Aに示すように、実ピン中心Orは、仮ピン中心Osに対し、クーラント動圧Fpによる撓み量εbだけずれている。この状態から砥石車15をクランクピンWaへ押し付けると、クランクピンWaがさらに撓みながら、クランクピンWaが研削される。図3の荒前進研削工程の終了時T0eに至るまでの間、研削抵抗Fnが大きくなる。つまり、クランクピンWaが砥石車15から受ける押付力Fには、クーラント動圧Fpと研削抵抗Fnとの合計が作用する。そして、終了時T0eにおける撓み量εは、図4Bに示すように、研削抵抗Fnによる撓み量εaとクーラント動圧Fpによる撓み量εbとの合計値となる。
荒研削を行っている間、定寸装置17によって計測されるクランクピンWaの外径Dtが、予め設定された値Dthに達したか否かを判定する。クランクピンWaの外径Dtが設定値Dthに達すると、荒前進研削工程から後退研削工程に切り替える。後退研削とは、砥石車15をクランクピンWaから引き離す方向(X軸プラス方向)へ相対移動させて、研削抵抗FnによるクランクピンWaの撓み量εaを減少させながら行う研削である。
後退研削の開始時T1s(=T0e)の時には、図4Bに示すように、クランクピンWaの外周面の半径は、クランクピンWaの位相に応じて異なる。これは、砥石車15を前進しながらクランクピンWaを回転させているためである。そして、クランクピンWaの外周面の半径の差は、クランクピンWaの位相に対してほぼ線形の関係にある。そこで、後退研削工程において、砥石車15を後退させながら、位相に応じた半径差を解消するように当該部分を削り取るようにする。
具体的には、後退研削工程において、クランクピンWaを例えば1回転させたときに、研削抵抗Fnがゼロになるように、クランクピンWaの位相に応じた目標の研削抵抗を決定し制御する。なお、クランクピンWaを2回転以上の間、後退研削を行うようにしてもよい。後退研削の終了時T1eには、図4Cに示すように、クランクピンWaの外周面の半径差が解消される。このとき、研削抵抗Fnがゼロとなるため、クランクピンWaの撓み量εは、クーラント動圧Fpによる撓み量εbに一致する。
後退研削を終了すると、研削抵抗Fnをゼロとしたまま、非研削状態でバックオフ動作を行う(図3のT2s〜T2e)。バックオフ動作とは、後退研削の終了時よりも砥石車15をさらに後退させて、図4Dに示すように、砥石車15をクランクピンWaから離れさせるようにする動作である。バックオフ動作を行っている際、または、バックオフ動作を終了した時点において、クーラントの供給量Qを小流量Qminに切り替える。そうすると、図4Eに示すように、クーラント動圧Fpが小さくなり、クーラント動圧Fpによる撓み量εbも小さくなる。
バックオフ動作の後であって、かつ、クーラントの供給量Qが小流量Qminに切り替えられた後には、仕上前進工程(図3のT3s〜T3e)を行う。仕上前進工程では、制御装置18は、クランクピンWaに対して砥石車15を前進(X軸マイナス方向へ移動)させることで、仕上前進研削を開始する。仕上前進工程では、図3に示すように、荒前進研削工程における砥石車15の移動速度(切込速度)より遅くする。従って、仕上前進工程では、クランクピンWaに研削焼けを生じないようにできる。さらに、クーラントの供給量Qを小流量Qminにすることで、油穴などの凹所Aによる研削精度への悪影響を抑制できる。
仕上前進研削を行っている間、定寸装置17によって計測されるクランクピンWaの外径Dtが仕上径Dfに達すると、仕上前進研削工程からスパークアウト工程に切り替える。スパークアウトは、砥石車15をクランクピンWaに対する切込量をゼロの状態として行う。つまり、スパークアウトにおいては、仕上前進研削において研削残しの分を研削することになる。そして、このスパークアウトは、予め設定されたクランクピンWaの回転数だけ行う。図3においては、T4s〜T4eである。
(4.後退研削の詳細)
後退研削(図3のT1s〜T1e)においては、砥石車15を後退させながら、荒前進研削工程における半径差の部分を削り取る。ここで、クランクピンWaを研削する場合には、クランクシャフトWの位相θに応じて、クランクシャフトWの剛性K(θ)、クーラント動圧Fp(θ)、研削能率Z(θ)が異なる。そのため、研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ)が位相θに応じて変化する。この撓み量εa(θ)を用いて、後退研削を制御する。
研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ)の算出手順について、図5のブロック図および図6〜図10を参照して説明する。まず、クランクピンWaが砥石車15から受ける切込方向の押付力Fは、式(1)に示すように、研削抵抗Fnとクーラント動圧Fpの加算値である。また、研削抵抗Fnは、式(2)に示すように、研削能率Z、砥石車15の切れ味係数α、および、研削幅に相当する係数H(以下、「研削幅係数H」と称する)の乗算により表される。研削幅係数Hは、例えば、最小幅を1とした場合の比を表す。すなわち、研削幅が全周に亘って同一の場合には、Hは1となる。
[数1]
F = Fn + Fp ・・・ (1)
[数2]
Fn = Z × α × H ・・・ (2)
そこで、図5に示すように、荒前進研削工程の際に、実際の切込量dを元に実際の研削能率Zrealを取得すると共に(図5の符号111)、力センサ16の検出値を元に実際の押付力Frealを取得する(図5の符号112)。また、研削幅係数Hは、クランクピンWaおよび砥石車15の形状から導き出すことができる。切込量dは、研削条件から導き出すことができる。なお、切込量dは、定寸装置17の信号を用いて演算により求めてもよい。
式(1)(2)の関係より、図6において、研削能率Zrealを横軸とし、押付力Fを縦軸とした場合に、傾きが切れ味係数αと研削幅係数Hの乗算値となる。すなわち、図6の傾きを求めて、研削幅係数Hで除算することにより、切れ味係数αを算出できる。(図5の符号113)。切れ味係数αは、砥石車15によるクランクピンWaへの切込方向の押付力Fと研削能率Zとの関係を示す。切れ味係数αは、砥石車15の砥粒の状態によって変化する。そこで、クランクシャフトWを多数研削する際において、適宜、荒前進研削工程にて計測することで、切れ味係数αを更新する。
ここで、図2A〜図2Dに示すように、研削点Pは、位相θによって回転中心Oからの距離が異なる。そのため、図7に示すように、研削点速度v(θ)は、位相θに応じて変化する。この研削点速度v(θ)は、クランクシャフトWの形状および研削条件から幾何学的に算出できる(図5の符号114)。
続いて、研削点速度v(θ)を用いて、理論的な研削能率Zlogical(θ)を算出する(図5の符号115)。研削能率Z(θ)は、式(3)にて表される。式(3)において、dは、切込量である。γは、凹所Aによる影響分である。研削能率Z(θ)は、図8に示すように、位相θに応じて変化する。図8において、位相θが180°付近において、研削能率Z(θ)が急に低下している部分は、凹所Aの影響分γによる。
[数3]
Z(θ) = d × v(θ) + γ ・・・ (3)
そして、研削抵抗Fn(θ)は、切れ味係数α、理論的な研削能率Zlogical(θ)および研削幅係数Hより、式(4)に従って算出する(図5の符号116)。式(4)は、式(2)を位相θの関数にしただけである。研削抵抗Fn(θ)は、図9に示すように、位相θに応じて変化する。
[数4]
Fn(θ) = Z(θ) × α × H ・・・ (4)
続いて、クランクシャフトWの形状から、クランクピンWa部分の剛性K(θ)を算出する(図5の符号117)。これは、剛性K(θ)は、実測値に基づいて算出することもできるし、解析により取得することもできる。研削抵抗Fn(θ)および剛性K(θ)を用いて、研削抵抗Fn(θ)によるクランクピンWaの撓み量εa(θ)を式(5)に従って算出する(図5の符号118)。研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ)は、図10に示すように、位相θに応じて変化する。
[数5]
εa(θ) = Fn (θ) / K(θ) ・・・ (5)
次に、研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ)を用いた後退研削の制御について、第一例について図10〜図12を参照し、第二例について図10,図11および図13を参照して説明する。
まず、第一例について説明する。後退研削の開始時T1s(図1に示す)において、クランクシャフトWの位相θ1sを取得する。位相θと研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ)との関係は図10に示すとおりであることから、位相θ1sにおける撓み量はεa(θ1s)となる。そこで、撓み量εa(θ1s)を取得できる(図11の符号121)。
続いて、取得された撓み量εa(θ1s)から後退研削における後退量を決定する(図11の符号122)。第一例では、撓み量εa(θ1s)を後退量とする。この後退量は、クランクシャフトWが1回転する間に後退させる量である。ただし、ここでは1回転とするが、複数回転としてもよい。さらに、後退研削の最中は、図12に示すように、後退研削の終了時T1eにおいて研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ1e)がゼロとなるまでの間、砥石車15を等速で後退させるように制御する(図11の符号123)。第一例によれば、等速に後退させているため、容易に制御できる。この場合であっても、十分に高精度にできる。
第二例について説明する。後退研削の開始時T1sから終了時T1eまでの間において、各位相θに応じた研削抵抗Fn(θ)による撓み量εa(θ1s−θ1e)を算出する(図11の符号121)。続いて、開始時T1sにおける撓み量はεa(θ1s)を、クランクシャフトWが1回転する間の後退量とする(図11の符号122)。
そして、図10および図13に示すように、後退研削の開始時T1sにおける撓み量εa(θ1s)から、後退研削の終了時T1eにおいて撓み量εa(θ1e)がゼロとなるまでの間、砥石車15の位置が撓み量εa(θ1s−θ1e)に応じた位置となるように変速させながら後退させる(図11の符号123)。つまり、図10において撓み量εa(θ1s)との差分Δεを、第一例の図12の後退量に加算することで、途中の後退量が決定される。第二例によれば、砥石車15の位置を撓み量εa(θ1s−θ1e)に応じた位置となるように変速させながら後退させることで、より高精度にできる。
クランクピンWaの位相θに応じてクランクピンWaの撓み量ε(θ)が異なる場合、荒前進研削における削り残し量は、撓み量ε(θ)に依存する。特に、研削抵抗Fnによる撓み量εa(θ)に依存する。そこで、上述したように、後退研削の後退量を、後退研削の開始時T1sにおける研削抵抗FnによるクランクピンWaの撓み量εa(θ1s)に基づいて決定している。これにより、後退研削により、高精度に研削することができる。
(5.バックオフ動作の詳細)
バックオフ動作(図3のT2s〜T2e)においては、砥石車15をさらに後退させる。バックオフ動作は、クーラントの供給量Qを大流量Qmaxから小流量Qminへ切り替えた場合にも、砥石車15によりクランクピンWaに対して切込が発生しないようにするためである。ここで、バックオフ動作において、クランクピンWaには研削抵抗Fnは作用しておらず、クーラント動圧Fpが作用している。従って、クランクピンWaは、クーラント動圧Fpによって撓んでいる。
そして、上述したように、クランクピンWaの剛性K(θ)は位相θに応じて異なる。さらに、クーラント動圧Fp(θ)も、図14に示すように、位相θに応じて変化する。クーラント動圧Fp(θ)は、クーラントノズル19からの距離が遠いほど小さくなり、図2A〜図2Dによれば図14のようになることが分かる。例えば、位相θが90°のときに、クーラントノズル19が最も研削点Pから遠いため、クーラント動圧Fpが最も小さい。
このとき、クーラント動圧Fp(θ)が位相θに応じて異なるため、クーラント動圧Fp(θ)による撓み量εb(θ)も位相θに応じて異なる。そこで、この撓み量εb(θ)を用いて、バックオフ動作の制御を行う。
次に、撓み量εb(θ)を用いたバックオフ動作の制御について、第一例について図15〜図17を参照して説明し、第二例について図15、図18〜図19を参照して説明する。
まず、第一例について説明する。バックオフ動作の開始時T2s(図3に示す)において、クランクシャフトWの位相θ2sを取得する。位相θとクーラント動圧Fp(θ)による撓み量εb(θ)との関係は、図16のようになる。そこで、撓み量εb(θ2s)を取得できる(図15の符号211)。
続いて、取得された撓み量εb(θ2s)からバックオフ量を決定する(図15の符号212)。第一例では、位相θ2sにおける撓み量εb(θ2s)に一定値δを加算した値(ε(θ2s)+δ)をバックオフ量とする。なお、撓み量εb(θ2s)そのものをバックオフ量とすることもできる。また、バックオフ速度は、予め決められた早送り速度である。
そして、決定されたバックオフ量分だけ砥石車15を早送りで後退させるように制御する(図15の符号213)。バックオフ動作の開始時T2sから終了時T2eにおいて、砥石車15の位置は、図17に示すようになる。
第二例について説明する。図18のハッチングにて示すように、バックオフ動作の開始時T2sから終了時T2eまでの間において、各位相θに応じたクーラント動圧Fp(θ)による撓み量εb(θ2s−θ2e)を算出する(図15の符号211)。そして、撓み量εb(θ2s−θ2e)の最大値ε_maxに一定値δを加算した値(ε_max+δ)をバックオフ量とする。なお、撓み量ε_maxそのものをバックオフ量とすることもできる。そして、決定されたバックオフ量分だけ砥石車15を早送りで後退させるように制御する(図15の符号213)。バックオフ動作の開始時T2sから終了時T2eにおいて、砥石車15の位置は、図19に示すようになる。
上記によれば、バックオフ量を、バックオフ動作の開始時T2sにおけるクランクピンWaの撓み量ε(θ2s)に基づいて決定している。特に、バックオフ動作の開始時T2sにおいては、既に研削抵抗Fnがゼロであるため、バックオフ量を、開始時T2sにおけるクーラント動圧Fpによる撓み量εb(θ2s)に基づいて決定している。これにより、バックオフ量を少なくしたとしても、仕上前進研削の開始時T3sにおいて切込が発生することも防止できる。そして、従来と比べて、バックオフ量を少なくすることができるため、仕上前進研削における空研削状態を少なくでき、結果として研削時間を短縮できる。
また、上記第一例を適用する場合には、容易にバックオフ量を決定でき、この場合に確実に上記効果を奏する。
一方、第二例を適用する場合には、バックオフ動作の速度とクランクピンWaの周速度との関係によっては、撓み量εb(θ2s)より最大値εb_maxが大きい場合に、バックオフ動作の最中に確実に切込が生じないようにできる。その結果、確実に上記効果を奏する。
上記実施形態においては、研削幅係数Hを一定として説明したが、研削幅係数Hを位相θに応じて変化させる場合にも、位相θに応じて撓み量εが変化する。この場合にも、上記の考え方を同様に適用することができ、同様の効果を奏する。
1:研削盤、 15:砥石車、 A:凹所、 P:研削点、 Q:クーラントの供給量、 Qmax:大流量、 Qmin:小流量

Claims (6)

  1. クーラントの供給量を大流量とする第一研削を行い、前記第一研削に続いて非研削状態でバックオフ動作を行い、前記バックオフ動作に続いて前記クーラントの供給量を小流量とする第二研削を行う研削盤であって、
    被加工物の剛性K、クーラント動圧Fp、研削能率Z、研削幅の少なくとも一つが、前記被加工物の位相θに応じて異なることにより、前記第一研削の際に前記被加工物が砥石車から受ける切込方向の押付力F(θ)が位相θに応じて異なり、その結果前記第一研削の際に研削抵抗Fnおよびクーラント動圧Fpによる前記被加工物の撓み量ε(θ)が位相θに応じて異なる場合に、
    前記バックオフ動作の開始時T2sの前記被加工物の位相θ2sにおいて前記被加工物の撓み量ε(θ2s)を取得する手段と、
    前記撓み量ε(θ2s)に基づいてバックオフ量を決定する手段と、
    前記バックオフ動作において、前記バックオフ量を後退させる手段と、
    を備える研削盤。
  2. 前記バックオフ量を決定する手段は、前記被加工物の位相θ2sにおける前記撓み量ε(θ2s)、または、前記撓み量ε(θ2s)に一定値を加算した値を前記バックオフ量とする、請求項1の研削盤。
  3. 前記撓み量を取得する手段は、
    前記バックオフ動作の開始時T2sから終了時T2eまでの間において各位相θに応じた前記被加工物の撓み量ε(θ2s−θ2e)を算出する手段であり、
    前記バックオフ量を決定する手段は、前記撓み量ε(θ2s−θ2e)の最大値ε_max、または、前記最大値ε_maxに一定値を加算した値を前記バックオフ量とする、請求項1の研削盤。
  4. 前記被加工物の研削面には研削されない凹所を有する、請求項1〜3の何れか一項の研削盤。
  5. 前記第一研削は、砥石車を被加工物へ相対的に前進させる第一前進研削を行い、前記第一前進研削に続いて砥石車を被加工物から相対的に後退させて研削抵抗Fnをゼロにする後退研削を行い、
    前記バックオフ動作は、前記研削抵抗Fnをゼロとしたまま、前記後退研削に続いて前記砥石車をさらに後退させ、
    前記被加工物の撓み量ε(θ2s)は、前記クーラントによる前記被加工物の撓み量εb(θ2s)である、請求項1〜4の何れか一項の研削盤。
  6. クーラントの供給量を大流量とする第一研削を行い、前記第一研削に続いて非研削状態でバックオフ動作を行い、前記バックオフ動作に続いて前記クーラントの供給量を小流量とする第二研削を行う研削方法であって、
    被加工物の剛性K、クーラント動圧Fp、研削能率Z、研削幅の少なくとも一つが、前記被加工物の位相θに応じて異なることにより、前記第一研削の際に前記被加工物が砥石車から受ける切込方向の押付力F(θ)が位相θに応じて異なり、その結果前記第一研削の際に研削抵抗Fnおよびクーラント動圧Fpによる前記被加工物の撓み量ε(θ)が位相θに応じて異なる場合に、
    前記バックオフ動作の開始時T2sの前記被加工物の位相θ2sにおいて前記被加工物の撓み量ε(θ2s)を取得する工程と、
    前記撓み量ε(θ2s)に基づいてバックオフ量を決定する工程と、
    前記バックオフ動作において、前記バックオフ量を後退させる工程と、
    を備える研削方法。
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